JP6858606B2 - 密閉形電動圧縮機 - Google Patents

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Description

本発明は、空気調和機や冷凍機などの冷凍サイクル装置に用いられる密閉形スクロール圧縮機などの密閉形電動圧縮機に係り、特に電動機の冷却に関する。
従来、空気調和機や冷凍機などの冷凍サイクル装置に用いられる密閉形電動圧縮機においては、高圧力比条件で運転される場合など、負荷が大きく冷媒循環量が少なくなる運転条件では、電動機の固定子巻線温度が上昇する。固定子巻線温度が上昇すると、圧縮機の構成部品の耐熱温度に対する裕度も少なくなることから、信頼性が低下する。
この対策としては、電動機のトルクアップを図ることが考えられ、このため鉄心(電磁鋼板)の積層枚数を増やして積み厚をアップするなどの対策が行われている。しかし、この対策では、前記積厚アップによりコストアップし、且つ大型化する等の課題がある。
この課題を解決する手段として、電動機の固定子に冷媒ガスを積極的に導いて固定子の冷却効果を高めることが特開2004−316500号公報(特許文献1)に記載されている。この特許文献1のものでは、固定子外周に冷媒通路を設け、吐出室に吐出された冷媒ガスをフレーム外周に設けた冷媒通路を通して電動機室側に導き、更に排油ガイドを介して前記固定子外周の冷媒通路に導くことで、電動機の冷却効果を高めるようにしている。また、前記排油ガイドを、固定子の両端に設けられた樹脂製インシュレータの外周部分から、断面円弧状の排油ガイド部を上方に延長させて構成することも記載されている。
特開2004−316500号公報
上記特許文献1に記載のものでは、樹脂製のインシュレータにより排油ガイドを構成することなどが記載され、冷媒ガスを電動機の下部まで導き、電動機の冷却を促進させるようにしている。
しかし、この構造では、電動機下部のコイルエンド部は冷却されるものの、電動機上部のコイルエンド部については、冷却され難く電動機の巻線温度の上昇を十分に抑制することはできないという課題がある。
一方、列車などの空調用に使用される密閉形電動圧縮機の場合、圧縮機の単体販売となることが多く、この場合、圧縮機単体での規格認証を求められることが多い。このため、CE(欧州における製品の適合規格)やUL(アメリカの認証機関が策定する製品安全規格)などの規格を満たすように圧縮機を製造する場合が多い。
これらの規格を満たすため、温度と電流を検出して自動で圧縮機を停止させるモータプロテクタを圧縮機に付設することが多いが、このモータプロテクタは、温度条件及び電流条件が低いほど種類が多いため、選定しやすい。また、モータプロテクタの小型化を図ることも可能になるため、価格メリットもある。従って、電動機の巻線温度の上昇を抑制することができれば、モータプロテクタの選定上有利となる。
本発明の目的は、電動機の巻線温度の上昇を抑制することのできる密閉形電動圧縮機を得ることにある。
上記目的を達成するために本発明は、密閉容器内に、フレームを有する圧縮機構部と、この圧縮機構部を、回転軸を介して駆動する電動機を有する駆動部とを備える密閉形電動圧縮機において、前記フレームの外周面に軸方向の流路を形成するように設けられた複数のフレーム外周通路と、前記電動機の固定子の外周面に軸方向の流路を形成するように設けられた複数の固定子外周通路と、前記フレーム外周通路と前記固定子外周通路との間に設けられ、前記固定子のコイルエンド部の内周面側から前記フレーム外周通路側に延びる案内部を有する案内部材とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、電動機の巻線温度の上昇を抑制することのできる密閉形電動圧縮機を得ることができる効果がある。
本発明の密閉形電動圧縮機の実施例1を示す縦断面図。 図1の密閉形電動圧縮機をA−A方向から見た概略断面図。 図1に示す旋回スクロールの底面図。 図1の密閉形電動圧縮機をB−B方向から見た概略断面図。 図1に示す圧縮機構部側の案内部材を示す縦断面図。 図5Aに示す案内部材の平面図。 図1に示す油溜り側の案内部材を示す縦断面図。 図6Aに示す案内部材の平面図。 図4に示す上側のコイルエンド部(上側の固定子端面)側における冷媒ガスの流れを説明する図。 図1の密閉形電動圧縮機をC−C方向から見た概略断面図で、下側のコイルエンド部(下側の固定子端面)側における冷媒ガスの流れを説明する図。
以下、本発明の密閉形電動圧縮機の具体的実施例を図面に基づき説明する。各図において、同一符号を付した部分は同一或いは相当する部分を示している。
密閉形電動圧縮機として密閉形スクロール圧縮機に本発明を適用した実施例1を図1〜図8を用いて説明する。
まず、図1〜図6を用いて本実施例1における密閉形スクロール圧縮機の構成を説明する。図1は本実施例1における密閉形スクロール圧縮機を示す縦断面図、図2は図1の密閉形スクロール圧縮機をA−A方向から見た概略断面図、図3は図1に示す旋回スクロールの底面図、図4は図1の密閉形スクロール圧縮機をB−B方向から見た概略断面図、図5Aは図1に示す圧縮機構部側の案内部材を示す縦断面図、図5Bは図5Aに示す案内部材の平面図、図6Aは図1に示す油溜り側の案内部材を示す縦断面図、図6Bは図6Aに示す案内部材の平面図である。
図1に示す本実施例1におけるスクロール圧縮機1は冷凍空調用の密閉形スクロール圧縮機であり、作動流体は冷凍サイクルを流れる冷媒ガスである。
前記スクロール圧縮機1は、作動流体(冷媒ガス)を圧縮する圧縮機構部2と、この圧縮機構部2を、回転軸300を介して駆動する駆動部3を、円筒状の密閉容器700内に収納して構成されている。本実施例のスクロール圧縮機は、密閉容器700内に上から順に、前記圧縮機構部2と前記駆動部3が配設され、前記駆動部3の下部には油溜り730が形成された縦型の密閉形スクロール圧縮機としている。
前記密閉容器700は、上キャップ710及び下キャップ720を有し、これら上キャップ710及び下キャップ720は、前記密閉容器700の中央筒部704に対して外側に被せるように嵌合され、その嵌合部が溶接トーチにより斜め下方及び斜め上方から加熱されて溶着されている。前記密閉容器700の下キャップ720底面には脚部721が取付けられている。また、前記下キャップ720の内側には、マグネット722が取付けられていて、圧縮機内の粉塵を回収する役目を果たしている。
前記圧縮機構部2は、固定スクロール100、旋回スクロール200及びフレーム400を基本要素として構成されている。前記固定スクロール100及び前記フレーム400は鋳鉄などを材料として、また前記旋回スクロール200は、鋳鉄やアルミニュームなどを材料として、各構成部分を加工することにより形成されている。
前記固定スクロール100は、台板101と、この台板101の下側に垂直に立設された渦巻体である固定ラップ(スクロールラップ)102と、前記台板101の外周側に設けた吸入口103と、前記台板の中央側に設けた吐出口104とを有している。また、前記固定スクロール100は、周方向に均等に配置された複数のボルト405により前記フレーム400に固定されている。
前記旋回スクロール200は、台板201と、この台板201の上側に垂直に立設された旋回ラップ(スクロールラップ)202と、旋回スクロールの背面側(反ラップ側)に垂直に突出するように形成された旋回ボス部203と、この旋回ボス部203に圧入して配設された旋回軸受(すべり軸受)210と、前記台板201に形成された背圧穴(図示せず)を有している。
また、前記旋回スクロール200は、前記固定スクロール100と前記フレーム400の間に配置され、該旋回スクロール200の台板201は、前記固定スクロール100と前記フレーム400の台座430(図2参照)との間に挟み込まれるように設けられている。更に、固定スクロール100と旋回スクロール200は、互いに前記ラップ102,202を内側に向けて噛み合い、圧縮機130を形成するように構成されている。
前記旋回スクロール200の背面と前記フレーム400との間には、前記旋回スクロール200の自転を防止して旋回運動をさせるためのオルダム継手(自転防止機構)500が配設されている。このオルダム継手500と前記駆動部3により、前記旋回スクロール200は旋回駆動される。
前記駆動部3は、固定子601及び回転子602を備える電動機600と、前記回転子602の中心に挿入固定され、前記回転子602と共に一体的に回転する回転軸300などにより構成されている。前記回転軸300の下端には、前記油溜り730の油を吸い上げるための給油ポンプ900が圧入されて設けられている。
前記回転軸300は、その上端側に偏心して形成され、前記旋回スクロール200背面側の前記旋回軸受210に挿入される偏心ピン部301と、この偏心ピン部301の下部側の主軸部302と、下端側の副軸受支持部303で構成されている。前記主軸部302と前記副軸受支持部303とは、同一軸心に形成され、前記偏心ピン部301に対して主軸部分を構成している。
前記主軸部302の上端側(電動機600の上側)は、前記フレーム400に設けた主軸受401に支持され、前記副軸受支持部303は、前記電動機600下側の前記密閉容器700に固定された下フレーム801に、副軸受ハウジング802を介して設けた副軸受803により支持されている。
これら主軸受401及び副軸受803は転がり軸受で構成され、前記回転軸300を回転自在に支持する回転軸支持部を構成している。前記偏心ピン部301は、前記旋回軸受210に、軸方向(スラスト方向)に移動可能で且つ回転自在に挿入して係合されている。
前記副軸受ハウジング802は、前記下フレーム801にボルト805を介して固定されている。前記副軸受803は、前記副軸受ハウジング802に上方から挿入され、この副軸受803の上方にはハウジングカバー804が取付けられている。
前記給油ポンプ900は、前記回転軸300の下端に装着された遠心形ポンプであり、前記油溜め730に貯留された潤滑油を、給油穴901を介して強制的に吸込み、回転軸300内に軸方向に形成されている油通路311を介して、前記副軸受803、前記旋回軸受210及び前記主軸受401に供給するように構成されている。
また、前記油通路311から供給された油は、前記固定スクロール100と前記旋回スクロール200との摺動部にも供給される。前記油通路311は、前記回転軸300を軸方向に貫通するように設けられ、回転軸300の軸心に対して同心の下部給油穴311aと、回転軸300の軸心に対して偏心した上部給油穴311bとを有している。前記副軸受803には、前記下部給油穴311aに連通する横穴312を介して給油される。
前記フレーム400は、前記密閉容器700の内周面に溶接740により、周方向の複数箇所で固定されている。また、前記フレーム400は、前記主軸受401を支持する軸受支持部401aと、この軸受支持部401aの上部から外方に延び、圧縮機構部2を支持する圧縮機構支持部401bを有する。前記圧縮機構支持部401bは、その下面全体が平坦状に形成され、前記密閉容器700を貫通して取り付けられた吐出管701よりも上方に位置している。前記吐出管701は、前記電動機600よりも上部の前記密閉容器700に取り付けられ、前記圧縮機構部2で圧縮された冷媒ガスを冷凍サイクルに吐出するためのものである。前記圧縮機構支持部401bの外周面は前記密閉容器700に前記溶接740により取り付けられている。
また、前記フレーム400には、図2に示すように、前記旋回スクロール200を支持するための前記台座430と、この台座430形成され、前記オルダム継手500に設けられた一対のキー部と係合して、前記キー部が摺動する一対のキー溝431が設けられている。この一対のキー溝431は、前記オルダム継手500をフレーム400に対して、例えば左右方向に往復直線運動させるように形成されている。
前記旋回ボス部203の下面に対向するフレーム400の部分にはシールリング溝が形成されており、このシールリング溝にはシールリング410が収容されている。また、前記フレーム400、前記旋回スクロール200の背面側及び前記固定スクロール100により囲まれた背圧室411が形成されており、この背圧室411は吸込圧力と吐出圧力の間の圧力(中間圧力)となるように構成され、この背圧室411の背圧により、前記旋回スクロール200に適切な押付力(背圧)を与えるようにしている。
即ち、前記旋回ボス部203内はほぼ吐出圧力になるように構成されており、この旋回ボス部203内空間と前記背圧室411とは前記シールリング410を介して仕切られている。また、図3に示すように、前記旋回ボス部203の下端面には、周方向に複数個の給油ポケット(窪み)205が設けられており、旋回スクロール200が旋回運動することにより、この給油ポケット205が前記シールリング410の外側と内側を往復し、旋回軸受210と主軸受401の間にある油の一部を背圧室411に搬送するように構成されている。更に、前記旋回スクロール200の台板201には、前記圧縮室130と前記背圧室411とを連通させる背圧穴(図示せず)が形成されている。これらの構成により、前記背圧室411の圧力は、吸入圧力と吐出圧力の間の圧力に保たれている。
前記背圧室411に搬送された前記油は、前記オルダム継手500の摺動面に給油された後、前記固定スクロール100の鏡板面105と前記旋回スクロール200の台板201の摺動面に給油され、その後、前記圧縮室130側に流出する。また、前記旋回スクロール200は、前記背圧室411の中間圧力と、前記シールリング410の内側に作用する吐出圧力との合力により、前記固定スクロール100に押し付けられる。
なお、図3において、210は旋回スクロール200の前記旋回ボス部203の内面に圧入されている前記旋回軸受、221は旋回スクロール200の台板201背面に形成された一対のキー溝である。これら一対のキー溝221に前記オルダム継手500の旋回スクロール側に形成されている一対のキー部が係合して摺動するように構成されている。
前記シールリング410の内径は、前記主軸受401の外径より小さくなっているが、この構成を採用するため、前記主軸受401を前記フレーム400における駆動部3側から該フレーム400へ挿入する構成とし、この主軸受401をフレームカバー403で固定する構成としている。前記フレームカバー403にはスラスト軸受402が設けられている。前記フレームカバー403は前記フレーム400とは別体に製作され、前記フレーム400にボルト406により固定されている。
このように前記フレームカバー403をボルト固定とすることにより、前記フレームカバー403と前記フレーム400との間隙をシールすることができ、前記主軸受401に給油する給油経路からの油漏れを抑制することができる。なお、前記フレームカバー403は、前記フレーム400の内側に挿入されて前記主軸受401を押さえる部分と、前記フレーム400における駆動部3側の端面に当接して固定される部分により構成されている。
図1に示す407はバランスウェイトで、このバランスウエイト407は、前記主軸受401よりも電動機600側に位置するように、前記回転軸300に固定されている。このバランスウェイト407は、本実施例では、前記回転軸300とは別体に製作されて前記回転軸300に圧入固定されているが、前記バランスウェイト407を前記回転軸300と一体に形成するようにしても良い。
前記バランスウェイト407の最大外径部は、前記固定子601における上側のコイルエンド部601a及び下側のコイルエンド部601bの内径よりも小径となっていて、前記上側のコイルエンド部601a側へ突出するように構成されている。これにより、前記回転軸300の回転バランスを確保することができる。
なお、図1に示す408は前記主軸受401に供給された潤滑油を前記油溜り730に戻すための排油パイプ、711は固定スクロール100の前記吸入口103に、冷凍サイクルからの冷媒ガスを導入するための吸入管である。
前記密閉容器700の側面には、ハーメ端子702及び端子カバー703が設けられ、前記駆動部3を構成する電動機600に電力を供給できるようにしている。前記ハーメ端子702は、前記密閉容器700を貫通して設けられ、前記圧縮機構部2を構成しているフレーム400と、前記電動機600の間に配置されている。前記電動機600を構成する固定子601は、鉄心と、この鉄心の両端部に設けられた樹脂製の絶縁材で構成されたインシュレータと、これら鉄心及びインシュレータに巻かれたコイルを備えている。また、前記コイルは、上側の前記コイルエンド部601a(圧縮機構部2側)と、下側の前記コイルエンド部601b(反圧縮機構部側、または油溜り730側)を有している。
本実施例の密閉形スクロール圧縮機は、三相交流電源の商用電源で駆動される一定速型のスクロール圧縮機であり、前記上側のコイルエンド部601a上には、モータプロテクタ25が設置されている。モータプロテクタ25は、固定子のスター結線の中性点に結線され、温度と電流によって、開閉するバイメタルによって、電流を遮断する構造となっている。また、前記プロテクタ25は、電流を遮断した後に所定の復帰温度になると、自動復帰する動作原理になっている。
前記フレーム400の外周側には、図1,図2に示すように、前記密閉容器700との間で軸方向の流路を形成するように、複数のフレーム外周通路421及び422が設けられている。また、図1,図4に示すように、前記電動機600の固定子601は、前記フレーム外周通路421,422からの冷媒流に対向する固定子端面612を有し、この固定子610の外周側には、前記密閉容器700との間で軸方向の流路を形成するように、複数の固定子外周通路610及び611が設けられている。
上記図2と図4を比較して前記フレーム外周通路421,422と前記固定子外周通路610,611との位置関係を説明する。これらの図を比較してわかるように、前記フレーム外周通路421が形成されている位置に対応する前記固定子610の固定子端面612には、前記固定子外周通路610及び611の何れも形成されていない。即ち、前記フレーム外周通路421は前記固定子外周通路610及び611の何れとも軸方向に対向しない位置に形成されている。
一方、前記フレーム外周通路422は周方向に3箇所設けられているが、これらが形成されている位置に対応して、前記固定子610の外周面(固定子端面を含む)には周方向に3箇所、前記固定子外周通路611が形成されている。
即ち、固定子外周通路611は、フレーム外周通路422と軸方向に対向する位置(周方向に同じ位置)に形成され、フレーム外周通路421に対しては、前記固定子外周通路610及び611の何れもが軸方向に対向する位置(周方向に同じ位置)には形成されないように構成している。なお、前記固定子外周通路610は、前記フレーム外周通路421,422の何れとも軸方向に対して対向する位置(周方向に同じ位置)にならない位置に形成されている。
また、図1に示すように、前記フレーム外周通路421,422と前記固定子外周通路610,611との間には、絶縁材で構成された樹脂製の案内部材620が設けられ、この案内部材620には、前記固定子601のコイルエンド部601aの内周面側から前記フレーム外周通路421,422側に延びる案内部620aが設けられている。具体的には、前記案内部材620は、前記固定子601の上側に取付けられ、前記案内部620aは、前記上側(圧縮機構部側)のコイルエンド部601aの内周面を上方に延びた後、上側コイルエンド部601aの上部(端部)から径方向外側に広がり、前記フレーム400の軸受支持部401a外周面に向かうように形成することで、前記フレーム外周通路421,422側に向かうように構成されている。
前記案内部材620は、固定子601の上側の固定子端面612に組み付けられており、前記フレーム外周通路421,422から流出した冷媒ガスを上側のコイルエンド部601aの部分に案内するもので、図5A、図5Bに示すように、案内部材620の前記案内部620aは、上端の径が大きく、下端の径が小さい形状となっている。
なお、本実施例においては、前記案内部材620は前記インシュレータと一体成形で製作されており、図5A、図5Bに示すように、前記案内部材620にはインシュレータ部620bが形成され、このインシュレータ部620bは圧縮機構部2側のインシュレータを構成している。
更に、図1に示すように、前記固定子601の下側(反圧縮機構部側)にも絶縁材で構成された樹脂製の案内部材621が設けられている。この案内部材621には、前記固定子601の下側のコイルエンド部601bの内周面側からコイルエンド部の端部(下端部)との間に隙間622を形成しつつ密閉容器700の内周面側に延びる案内部621aが設けられている。具体的には、前記案内部材621は、下側のコイルエンド部601bに取り付けられ、前記下側のコイルエンド部601bの内周面を下方に延びた後、コイルエンド部601bの下端位置よりも下部で前記副軸受ハウジング802よりも上部の位置から外径方向外側に曲がり、前記コイルエンド部601bの外周位置よりも外径側の密閉容器700内周面側まで延びている。
前記案内部材621は、固定子601の下側の固定子端面613(図8参照)に組み付けられ、図6A及び図6Bに示すように、断面形状がコの字状に形成され、図1に示すように、前記下側のコイルエンド部601bの部分を覆う構造となっている。下側のコイルエンド部601bの端部と前記案内部材621下部の前記案内部621aとの間には前記隙間622が形成され、前記固定子外周通路610,611を通って電動機600下部に流出する冷媒ガスを、下側のコイルエンド部601bに案内し、この下側のコイルエンド部601bを冷却するように構成されている。
なお、本実施例においては、前記案内部材621も前記インシュレータと一体成形で製作されており、図6A、図6Bに示すように、前記案内部材621にはインシュレータ部621bが形成され、このインシュレータ部621bは反圧縮機構部2側のインシュレータを構成している。
このように、本実施例においては、前記電動機600の固定子601の両端面612,613に絶縁材で構成された樹脂製の前記インシュレータ部620b,621bが設けられており、これらのインシュレータ部620b,621bは、電動機の固定子に設けるインシュレータの機能も備えるように構成している。従って、電動機の固定子に設けるインシュレータを設ける場合には、このインシュレータに前記案内部材620,621を一体に形成するようにすると良い。
次に、本実施例1における密閉形スクロール圧縮機の動作を説明する。
前記圧縮機構部2は、前記電動機600の回転子602に連結された回転軸300の回転により、前記偏心ピン部301が偏心回転する。これにより、前記旋回スクロール200が前記オルダム継手500により、前記固定スクロール100に対し自転せずに旋回運動を行う。
前記旋回スクロール200の旋回動作に伴い、作動ガスとしての冷媒ガスは前記吸入管711及び吸入口103を介して、固定ラップ102と旋回ラップ202で形成される圧縮室130に導入される。この圧縮室130は、前記旋回スクロール200の旋回運動に伴い、中央部側へ移動しながらその容積が減少する。これにより前記冷媒ガスの圧縮動作が行われる。
圧縮された冷媒ガスは前記固定スクロール100の中央部に設けられた吐出口104から密閉容器700内上部の吐出空間712に吐出され、その後、この吐出された冷媒ガスは、前記フレーム400と密閉容器700との間に形成されたフレーム外周通路421,422を通り、前記駆動部3側に流れる。
これにより、前記密閉容器700内の空間は吐出圧力に保たれる。また、前記吐出空間712に吐出された冷媒ガスは、圧縮機構部2や電動機600の周囲を通過した後、吐出管701から密閉容器700外の冷凍サイクルに放出される。
なお、前記圧縮機構部2で圧縮される冷媒ガスとしては、R407C、R134a、R410A、R32などの冷媒が用いられる。
次に、上述したスクロール圧縮機1における給油経路について説明する。
電動機600が駆動され、回転軸300が回転されると、給油ポンプ900により、油溜り730の油が昇圧されて回転軸300内に形成されている油通路311に供給される。前記油通路311に送られた油の一部は、横穴312を通って副軸受803に流れた後、前記油溜り730に戻る。前記油通路311を通って偏心ピン部301の上部に到達した油は、旋回軸受210を潤滑した後、主軸受401へ流れる。主軸受401を潤滑した油は、そのほとんどが排油パイプ408を通り、前記油溜り730に戻る。
旋回スクロール200の旋回ボス部203の端面には、前述した給油ポケット205が設けられているので、旋回スクロール200が旋回運動すると、前記給油ポケット205はシールリング410を跨いで、該シールリング410の内側と外側を往復する。これにより、前記旋回軸受210と前記主軸受401の間にある油の一部は、前記給油ポケット205を介して背圧室411に搬送される。
前記背圧室411に搬送された油は、オルダム継手500の摺動面を潤滑した後、その一部は、前記固定スクロール100の鏡板面105と前記旋回スクロール200の台板201との摺動面に流れて該摺動面を潤滑し、その後、前記摺動面の微小隙間を通って圧縮室130に流入する。
また、前記背圧室411に搬送された油の残りは、背圧穴(図示せず)を通って、前記圧縮室130に流入する。圧縮室130に流入した油は、圧縮された冷媒ガスと共に吐出口104から吐出され、密閉容器700内で冷媒ガスから分離されて前記油溜り730に戻る。
次に、固定スクロール100の吐出口104から吐出される冷媒ガスの流れについて、図7及び図8も用いて説明する。図7は図4に示す上側のコイルエンド部(上側の固定子端面)側における冷媒ガスの流れを説明する図、図8は図1の密閉形電動圧縮機をC−C方向から見た概略断面図で、下側のコイルエンド部(下側の固定子端面)側における冷媒ガスの流れを説明する図である。
図1に示すように、前記吐出口104から吐出空間712に吐出された冷媒ガスは、図1に白抜き矢印で示すように、前記フレーム外周通路421,422を通り、前記駆動部3側に流れる。
図2に示すフレーム外周通路421,422と、図4に示す固定子外周通路610,611との周方向の位置関係は、前記フレーム外周通路422が前記固定子外周通路611と軸方向に対向する位置(周方向に同じ位置)に形成され、前記フレーム外周通路421は前記固定子外周通路610及び611の何れとも軸方向に対向する位置(周方向に同じ位置)には形成されていない。
従って、前記フレーム外周通路422を通過して駆動部3側に流入した冷媒ガスは、その多くが前記固定子外周通路611に流入し、図1の白抜き矢印で示すように、下側のコイルエンド部601b側に流れる。また、前記フレーム外周通路421を通過して駆動部3側に流入した冷媒ガスは、その多くが前記案内部材620に案内されて上側のコイルエンド部601a(上側の固定子端面612側)に流れる。
上側のコイルエンド部601a側の冷媒ガスの流れについて説明する。
前記フレーム外周通路421を通過して駆動部3側に流入した冷媒ガスの多くは、前記案内部材620に案内されて、密閉容器700と案内部材620の間の領域を、図1の白抜き矢印で示すように広がりながら流れる。
この冷媒ガスの流れの一部は上側の固定子端面612に衝突し、また残りのほとんどは、上側のコイルエンド部601aに衝突する。前記固定子端面612に衝突した冷媒ガスは、図7に斜線の矢印で示すように、該固定子端面612を周方向に流れ、固定子外周通路610や611に到達すると、これらの固定子外周通路610,611を通って、下側のコイルエンド部601b側へ流れる。
また、上側のコイルエンド部601aに衝突した冷媒ガスも、図7に示すように、密閉容器700と案内部材620の間の領域を周方向に流れ、コイルエンド部601aを冷却しながら、固定子外周通路610,611に到達すると、これらの固定子外周通路610,611を通って下側のコイルエンド部601b側へ流れる。
前記フレーム外周通路422と前記固定子外周通路611とは軸方向に対向する位置、即ち周方向にほぼ同じ位置に形成されているので、前記フレーム外周通路422を通過して駆動部3側に流入した冷媒ガスは、その多くが前記固定子外周通路611に流入して白抜き矢印で示すように、下側のコイルエンド部601b側に流れる。
即ち、前記フレーム外周通路422から駆動部3側に流入した冷媒ガスは、密閉容器700と前記案内部材620の間の領域を広がりながら流れるものの、その多くは固定子外周通路611に流入し、下側のコイルエンド部601b側に流れる。
なお、前記フレーム外周通路422からの一部の冷媒ガスは、上側のコイルエンド部601aに衝突するが、コイルエンド部601aに衝突した前記冷媒ガスは、図7に示すように、案内部材620と密閉容器700の間の空間を周方向に流れる。この冷媒ガスは、上側のコイルエンド部601aを冷却しながら、固定子外周通路610,611に到達すると、これらの固定子外周通路を通って下側のコイルエンド部601b側へ流れる。
次に、前記固定子外周通路610,611を通ってコイルエンド部601b側に導かれた冷媒ガスの流れを説明する。
コイルエンド部601b側へ流れた冷媒ガスは、固定子601の下側に設けた前記案内部材621によって、図1に示す白抜き矢印及び図8に示す斜線の矢印に示すように、一部の冷媒ガスが周方向に向きを変え、下側のコイルエンド部601bを冷却しながら流れる。その後、この冷媒ガスは、前記案内部材621と密閉容器700の間の隙間から流出し、下キャップ720に設けた油溜り730側へ流れたり、前記固定子601と前記回転子602との間の隙間を通って上昇し、前記吐出管701から冷凍サイクルに放出される。
なお、下側の前記コイルエンド部601bのコイル温度は上側のコイルエンド部601の温度よりも高くなり易いので、本実施例では、下側のコイルエンド部601bの冷却を優先させる構成としている。即ち、本実施例では、軸方向に対向する位置(周方向に同じ位置)に形成されているフレーム外周通路422と固定子外周通路611の数を、軸方向に対向する位置(周方向に同じ位置)に形成されていないフレーム外周通路421と固定子外周通路610の数よりも多くなるように構成している。
具体的には、図2及び図4に示すように、軸方向に対向する位置(周方向に同じ位置)に形成されているフレーム外周通路422と固定子外周通路611の数はそれぞれ3個であるのに対し、軸方向に対向しない位置、即ち、軸方向に対向する位置(周方向に同じ位置)には形成されていないフレーム外周通路421と固定子外周通路610の数はそれぞれ1個となっている。
このように構成することにより、コイル温度が高くなり易い下側のコイルエンド部601bを効果的に冷却することができる。
以上に説明したように、本実施例によれば、固定子の上側及び下側のコイルエンド部に、冷媒ガスを積極的に循環させることができるので、電動機の上部及び下部の冷却を促進でき、電動機の冷却性能を向上して、電動機の巻線温度上昇を抑制することができる。
また、圧縮機にモータプロテクタを付設する場合、モータプロテクタの温度条件及び電流条件が低くなるので、市販されているモータプロテクタの種類が多く、より適切で安価なものの選定が容易に可能になる。
従って、本実施例によれば、電動機の巻線温度の上昇を抑制することができ、信頼性に優れた密閉形電動圧縮機を得ることができる。
なお、上述した本発明の実施例1では、三相交流電源として商用電源を用い、且つモータプロテクタを具備する一定速型の密閉形スクロール圧縮機に本発明を適用した場合について説明したが、本発明は、モータプロテクタ25を具備する形式の密閉形スクロール圧縮機には限定されず、モータプロテクタ25を具備しない、例えば三相交流電源としてインバータを用いたインバータ駆動の密閉形スクロール圧縮機等にも同様に適用できるものである。インバータ駆動の密閉形電動圧縮機においては、小型、高速化が進められており、電動機のコイル温度も上昇する傾向がある。従って、このようなインバータ駆動の密閉形電動圧縮機に上述した本発明の実施例を適用すれば、上述した実施例1と同様な効果を得ることができる。
また、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記実施例では縦型の密閉形スクロール圧縮機に本発明を適用した例を説明したが、本発明は、縦型の密閉形スクロール圧縮機に限定されるものではなく、横型の密閉形スクロール圧縮機などにも同様に適用できるものである。更に、本発明はスクロール圧縮機に限定されるものでもなく、ロータリー圧縮機などの密閉形電動圧縮機にも同様に適用でき、同様の効果を得ることができるものである。
また、上記した実施例は本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
1:スクロール圧縮機、2:圧縮機構部、3:駆動部、25:モータプロテクタ、
100:固定スクロール、101:台板、102:固定ラップ、103:吸入口、
104:吐出口、105:鏡板面、130:圧縮室、
200:旋回スクロール、201:台板、202:旋回ラップ、203:旋回ボス部、
205:給油ポケット、210:旋回軸受(すべり軸受)、221:キー溝、
300:回転軸、301:偏心ピン部、302:主軸部、303:副軸受支持部、
311:油通路、311a:下部給油穴、311b:上部給油穴、
312:横穴、400:フレーム、401:主軸受(転がり軸受)、
401a:軸受支持部、401b:圧縮機構支持部、
402:スラスト軸受、403:フレームカバー、
405,406,805:ボルト、407:バランスウェイト、
408:排油パイプ、410:シールリング、411:背圧室、
421,422:フレーム外周通路、431:キー溝、
500:オルダム継手、600:電動機、601:固定子、
601a,601b:コイルエンド部、
602:回転子、610,611:固定子外周通路、612,613:固定子端面、
620,621:案内部材、622:隙間、
620a,621a:案内部、620b,621b:インシュレータ部、
700:密閉容器、701:吐出管、702:ハーメ端子、703:端子カバー、
704:中央筒部、710:上キャップ、711:吸入管、712:吐出空間、
720:下キャップ、
721:脚部、722:マグネット、730:油溜り、740:溶接部、
801:下フレーム、802:副軸受ハウジング、803:副軸受(転がり軸受)、
804:ハウジングカバー、
900:ポンプ部、901:給油穴。

Claims (7)

  1. 密閉容器内に、フレームを有する圧縮機構部と、この圧縮機構部を、回転軸を介して駆動する電動機を有する駆動部とを備える密閉形電動圧縮機において、
    前記フレームの外周面に軸方向の流路を形成するように設けられた複数のフレーム外周通路と、
    前記電動機の固定子の外周面に軸方向の流路を形成するように設けられた複数の固定子外周通路と、
    前記フレーム外周通路と前記固定子外周通路との間に設けられ、前記固定子のコイルエンドの内周面側から前記フレーム外周通路側に延びる案内部を有する案内部材とを備え
    前記案内部材は、絶縁材で構成され、前記案内部は、圧縮機構部側のコイルエンドの内周面を圧縮機構部側に延びた後、コイルエンドの端部から径方向外側に広がり、前記フレームに設けられている軸受支持部の外周面に向かうように形成することで、前記フレーム外周通路側に向かうように構成されており、
    前記案内部材は、固定子の固定子端面に組み付けられ、前記フレーム外周通路から流出した冷媒ガスをコイルエンドの部分に案内するものであり、前記案内部材の前記案内部は、上端の径が大きく下端の径が小さい形状に形成されていることを特徴とする密閉形電動圧縮機。
  2. 請求項に記載の密閉形電動圧縮機において、前記固定子の両端部には樹脂製のインシュレータが設けられ、前記案内部材は圧縮機構部側の前記インシュレータと一体成形で構成されていることを特徴とする密閉形電動圧縮機。
  3. 密閉容器内に、フレームを有する圧縮機構部と、この圧縮機構部を、回転軸を介して駆動する電動機を有する駆動部とを備える密閉形電動圧縮機において、
    前記フレームの外周面に軸方向の流路を形成するように設けられた複数のフレーム外周通路と、
    前記電動機の固定子の外周面に軸方向の流路を形成するように設けられた複数の固定子外周通路と、
    前記フレーム外周通路と前記固定子外周通路との間に設けられ、前記固定子のコイルエンドの内周面側から前記フレーム外周通路側に延びる案内部を有する案内部材とを備え、
    前記固定子の反圧縮機構部側にも、該固定子のコイルエンドの内周面側からコイルエンドの端部との間に隙間を形成して密閉容器内周面側に延びる案内部を有し、絶縁材で構成された案内部材が設けられており、
    前記固定子の反圧縮機構部側に設けられた前記案内部材は、前記固定子外周通路から流出した冷媒ガスを反圧縮機構部側のコイルエンド部に案内するもので、断面形状がコの字状に形成され、反圧縮機構部側のコイルエンド部の部分を覆う構造となっていることを特徴とする密閉形電動圧縮機。
  4. 請求項に記載の密閉形電動圧縮機において、前記固定子の両端部には樹脂製のインシュレータが設けられ、前記固定子の反圧縮機構部側に設けられた前記案内部材は反圧縮機構部側の前記インシュレータと一体成形で構成されていることを特徴とする密閉形電動圧縮機。
  5. 請求項1に記載の密閉形電動圧縮機において、前記複数のフレーム外周通路少なくとも一つは、前記複数の固定子外周通路の何れとも軸方向に対向しない位置に形成され、且つ前記複数のフレーム外周通路少なくとも一つは、前記複数の固定子外周通路の少なくとも一つと軸方向に対向する位置に形成されていることを特徴とする密閉形電動圧縮機。
  6. 請求項に記載の密閉形電動圧縮機において、軸方向に対向する位置に形成されているフレーム外周通路と固定子外周通路の数を、軸方向に対向しない位置に形成されているフレーム外周通路と固定子外周通路の数よりも多くなるように構成していることを特徴とする密閉形電動圧縮機。
  7. 請求項1に記載の密閉形電動圧縮機おいて、前記密閉形電動圧縮機は、前記電動機が三相交流電源の商用電源で駆動される一定速型のスクロール圧縮機であり、前記電動機の固定子のコイルエンドにはモータプロテクタが設置されていることを特徴とする密閉形電動圧縮機。
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