JP6858203B2 - 近距離無線通信nfcベースの取引方式およびデバイス - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、電子ハードウェアに関し、より詳細には、NFCに基づいて取引を実行するハンドヘルド端末に関する。
現在、振替取引に使用することができるアプリケーションには、金融取引専用の複数の支払クライアント、たとえば、Alipay、Baidu Wallet、Jingdong Wallet、PayPal、Google Wallet、およびPPmoneyなどの、第三者機関または金融機関によって開発されたアプリケーションが存在する。
従来技術では、モバイル端末のユーザが支払クライアントを使用して対面振替を実行する場合、料金受取人および料金支払人は、最初に使用されるべき支払クライアントを交渉し、次いで、以下の方式のうちのいずれか1つで振替を実行する。第1の方式は、料金受取人と料金支払人の両方が同じ支払クライアントを開始し、次いで、コード走査方式または音波方式で振替を実行することである。第2の方式は、一方が相手方の料金受取口座または支払口座を照会し、次いで、支払または料金受取のために料金受取口座または支払口座を支払クライアントに手動で入力することである。
2つ以上の支払クライアントがモバイル端末にインストールされ、モバイル端末ユーザによって使用されるので、振替取引が実行される必要があるたびに、料金受取人および料金支払人は使用されるべき支払クライアントを口頭で交渉し、次いで、手動で携帯電話上で支払クライアントを個別に開始する。この操作は簡略化されない。加えて、取引のための支払クライアントを選択した後、対応する口座残高が不十分であるとき、ユーザは別の支払クライアントを選択する必要があるという問題が存在する。
これに鑑みて、本発明の実施形態は、近距離無線通信NFCベースの取引方式および装置を提供し、その結果、複数の取引方式を有する2つの端末は、照合によって使用されるべき取引方式を迅速に取得することができ、取引の成功率が向上する。したがって、NFCベースの取引プロセスは簡単かつ便利である。
一態様によれば、本発明の一実施形態は、
第1の端末により、第1の取引方式リストを取得するために、第1の端末の元の第1の取引方式リストを選別し、現在利用できない取引方式を削除するステップであって、元の第1の取引方式リストが第1の端末によってサポートされる少なくとも1つの第1の端末取引方式を含む、ステップと、
第1の端末により、第2の端末と取引方式交渉を実行するために、NFC接続を使用して第2の端末に第1の取引方式リストおよび第1のアカウントリストを送信するステップであって、第1のアカウントリストが第1の取引方式リスト内の第1の端末取引方式に対応する少なくとも1つの第1の端末アカウントを含む、ステップと
を含む、近距離無線通信NFCベースの取引方法を提供する。
この実装形態では、第1の端末によってサポートされる第1の端末取引方式を選別した後、第1の端末は、選別によって取得された第1の端末取引方式を取引用に第2の端末に提供し、それにより、取引の成功率が向上し、取引失敗が発生した後に別の取引方式で取引が再び実行されるケースが削減または回避される。
可能な実装形態では、第1の端末が元の第1の取引方式リストを選別する前に、第1の端末は、第1の端末にインストールされた支払クライアントに応じて元の第1の取引方式リストを生成する。この実装形態では、元の第1の取引方式リストが生成された後、特に第1の端末が料金受取人として働くとき、支払クライアントは直ちに削除されてもよく、第1の端末のメモリ空間を占有しない。
さらに、第1の端末取引方式は、第1の端末にインストールされた支払クライアントに応じて第1の端末によって生成された識別情報である。識別情報は、第1の端末と第2の端末の両方によって識別することができる共通情報であってもよく、対応する支払クライアントを識別して取引を完了するために使用されてもよい。この実装形態では、送信されるデータ量を削減することができ、相互作用効率を改善することができる。
可能な実装形態では、第1の端末は、第1の取引方式リストに従って第1のアカウントリストを生成する。第1の取引方式リスト内のすべての取引方式は、第1の端末によって使用することができる。この場合、第1のアカウントリストが生成され、その結果、対応する第1の端末アカウントが各々の第1の端末取引方式で利用可能である。取引は、第1の取引方式リストおよび第1のアカウントリストが第2の端末に送信された後、成功裏に完了することができる。
可能な実装形態では、選別条件は、以下の条件:第1の端末取引方式に対応する口座残高が十分であるかどうか、第1の端末取引方式が別の認可された支払口座に結び付けられているかどうか、第1の端末取引方式に対応する支払クライアントがログインされているか、もしくはログインに使用されるアカウントおよびパスワードを記憶しているかどうか、またはログインに使用されるアカウントおよびパスワードに対応する支払クライアントがアンインストールされているかどうかのうちの1つまたは複数であってもよい。
可能な実装形態では、第1の端末は、ユーザの個人情報を保護し、セキュリティを向上させるために、第1のアカウントリストを暗号化し、支払クライアントに対応するユーザ情報のエイリアスを生成する。
可能な実装形態では、第1の端末は、取引方式交渉中に優先的に使用される取引方式を決定するために、第1の取引方式リストをソートする。すなわち、複数の取引方式が利用可能であるとき、使用されるべき取引方式がソーティングに従って決定されてもよい。
可能な実装形態では、ソーティングは、以下の条件:ユーザによって自動設定または手動設定された優先順位の順番、使用確率、ユーザ嗜好、口座残高、または現在の取引金額と各支払クライアントが以前に使用されたときに毎回生成された金額データとの間の照合結果のうちの1つまたは複数に従って実行されてもよい。
別の態様によれば、本発明の一実施形態は、
第2の端末により、第2の取引方式リストを取得するために、第2の端末の元の第2の取引方式リストを選別し、現在利用できない取引方式を削除するステップであって、元の第2の取引方式リストが第2の端末によってサポートされる少なくとも1つの第2の端末取引方式を含み、第2の端末が第2のアカウントリストをさらに含み、第2のアカウントリストが、第2の取引方式リスト内の第2の端末取引方式に対応する少なくとも1つの第2の端末アカウントを含む、ステップと、
第2の端末により、NFC接続を使用して第1の端末から第1の取引方式リストおよび対応する第1のアカウントリストを受信するステップであって、第1の取引方式リストが第1の端末によってサポートされる少なくとも1つの第1の端末取引方式を含み、第1のアカウントリストが第1の端末取引方式に対応する少なくとも1つの第1の端末アカウントを含む、ステップと、
第2の端末により、第1の端末と第2の端末の両方によってサポートされる少なくとも1つの一致した取引方式を取得するために、第1の取引方式リストと第2の取引方式リストとの間の照合を実行するステップと、
第2の端末により、一致した取引方式に対応するサーバに取引要求を送信するステップであって、取引要求が、一致した取引方式に対応する第1の端末アカウントおよび第2の端末アカウント、ならびに取引金額を含む、ステップと
を含む、近距離無線通信NFCベースの取引方法を提供する。
この実施形態では、第2の端末は、取引を完了するために必要な第1の端末によってサポートされる取引方式および対応するアカウントを取得するために、一度だけ第1の端末と対話する必要がある。次いで、第2の端末は、取引方式照合を実行する前に、選別によって利用可能な取引方式を取得する。これにより、取引の成功率を向上させ、良好なユーザ体験を届けることができる。
可能な実装形態では、第1の取引方式リストに含まれる第1の端末取引方式は、選別によって第1の端末によって取得され、第1の端末によって現在使用できる取引方式である。
可能な実装形態では、代替として、第2の端末により、元の第2の取引方式リストを選別するステップは、第1の取引方式リストおよび対応する第1のアカウントリストが受信された後に実行されてもよい。
可能な実装形態では、方法は、
第2の端末が照合によって複数の一致した取引方式を取得するとき、第2の端末により、対応する第1の端末アカウント、対応する第2の端末アカウント、および一致した取引方式に対応するサーバを特定するために、複数の一致した取引方式から一致した取引方式を選択するステップ
をさらに含む。
可能な実装形態では、一致した取引方式を取得した後、第2の端末は、ユーザによって入力された取引金額および/または取引タイプを受信するために、一致した取引方式に対応する支払クライアントを自動的に開始する。
可能な実装形態では、方法は、
取引方式照合が実行される前に、第2の端末により、取引金額を受信するステップであって、取引金額が、ユーザによって手動で入力されてもよく、自動的に取得されてもよく、第1の端末から受信されてもよい、ステップ
をさらに含む。
前述の第1の端末によって実行されるステップまたは特徴は、技術的な解決策の衝突を引き起こすことなく第2の端末に適用されてもよく、本明細書では詳細は記載されないことに留意されたい。
さらに別の態様によれば、本発明の一実施形態は、近距離無線通信NFCベースの取引方法を提供する。前述の方法との類似点は本明細書では記載されず、第2の端末が、最初に第1の端末から第1の取引方式リストを受信し、第1の取引方式リストと第2の取引方式リストとの間の照合を実行し、次いで、一致した取引方式を取得した後、一致した取引方式に対応する第1の端末アカウントを第1の端末に要求することに違いがある。
さらに別の態様によれば、本発明の一実施形態は、近距離無線通信NFCベースの取引方法を提供する。前述の方法との類似点は本明細書では記載されず、第2の端末が、最初に第1の端末から第1の端末取引方式および第1の端末取引方式に対応する第1の端末アカウントを受信し、受信された第1の端末取引方式リストと第2の取引方式リストとの間の照合を実行し、次いで、一致した取引方式を取得せずに、別の第1の端末取引方式を含む第1の取引方式リストを第1の端末に要求して、第1の取引方式リストと第2の取引方式リストとの間の照合を実行し、次いで、一致した取引方式を取得した後、一致した取引方式に対応する第1の端末アカウントを第1の端末に要求することに違いがある。
別の態様によれば、本発明の一実施形態はデバイスを提供し、デバイスは、取引を完了するために、NFC接続を使用して前述の取引方式の選別および取引方式の交渉を実現するために使用することができる機能を含む。機能は、ハードウェアを使用することによって実現されてもよいし、ハードウェアによって対応するソフトウェアを実行することによって実現されてもよい。ハードウェアまたはソフトウェアは、前述の機能に対応する1つまたは複数のモジュールを含む。モジュールは、ハードウェアおよび/またはソフトウェアであってもよい。
可能な実装形態では、デバイスは、NFCユニット、メモリ、プロセッサ、および通信ユニットを含む。NFCユニットは、デバイス間の通信を実行して取引方式交渉を完了する。メモリは、取引方式リストおよび対応するアカウントリストを記憶する。プロセッサは、メモリから取引方式リストを読み出して選別し、様々なデバイスの取引方式を照合し、通信ユニットを使用して取引方式に対応するサーバに対する取引要求を開始する。
さらに別の態様によれば、本発明の一実施形態は、前述の実装形態を実現するために使用されるコンピュータソフトウェア命令を記憶するように構成された記憶媒体を提供する。
前述の解決策を使用することにより、本発明の実施形態では、2つの端末間の取引方式交渉は、NFC接続を使用して迅速かつ効率的に実現することができ、取引を完了することができる。
本発明の可能な実装形態による、取引方法の概略図である。 本発明の別の可能な実装形態による、取引方法の概略図である。 本発明のさらに別の可能な実装形態による、取引方法の概略図である。 本発明のさらに別の可能な実装形態による、取引方法の概略図である。 本発明のさらに別の可能な実装形態による、取引方法の概略図である。 本発明のさらに別の可能な実装形態による、取引方法の概略図である。 本発明のさらに別の可能な実装形態による、取引方法の概略図である。 本発明のさらに別の可能な実装形態による、取引方法の概略図である。 本発明のさらに別の可能な実装形態による、取引方法の概略図である。 本発明の可能な実装形態による、取引方法の実現フローチャートである。 本発明の可能な実装形態による、端末の部分構造のブロック図である。 本発明の可能な実装形態による、NFC機能を有するデバイス(略してNFCデバイス)の部分構造のブロック図である。 本発明の可能な実装形態による、NFCコントローラ(NFC controller、略してNFCC)の部分構造のブロック図である。 本発明の可能な実装形態による、取引方法の実現フローチャートである。 本発明の可能な実装形態による、第1の端末と第2の端末との間で交換されるメッセージのフォーマットの構造図である。 本発明の別の可能な実装形態による、第1の端末と第2の端末との間で交換されるメッセージのフォーマットの構造図である。
図1は、本発明の可能な実装形態による、取引方法の概略図である。図1に示されたように、第1の端末10および第2の端末20は、最初に取引方式の交渉を実行し、取引方式を決定した後、第1の端末10および第2の端末20のうちの1つは、使用されるべき取引方式に対応するサーバ30に対する取引要求を開始する。
可能な実装形態では、第1の端末10および第2の端末20は、近距離無線通信NFC接続を使用して交渉を実行する。すなわち、交渉には、以下の情報交換または伝送が含まれる。第1の端末10および第2の端末20は、QRコード(登録商標)方式、音波方式、赤外線方式、Bluetooth(登録商標)方式、またはWi−Fi方式などの、別の有線方式またはワイヤレス方式で通信を実行してもよいことに留意されたい。加えて、ワイヤレス通信方式では、限定はしないが、GSM(登録商標)(Global System of Mobile communication、モバイル通信用グローバルシステム)、GPRS(General Packet Radio Service、汎用パケット無線サービス)、CDMA(Code Division Multiple Access、符号分割多元接続)、WCDMA(登録商標)(Wideband Code Division Multiple Access、広帯域符号分割多元接続)、LTE(Long Term Evolution、ロングタームエボリューション)、電子メール、およびSMS(Short Messaging Service、ショートメッセージングサービス)を含む、任意の通信規格または通信プロトコルが使用されてもよい。
近距離無線通信(NFC、Near Field Communication)は、磁界誘導によって電子デバイス間の短距離通信を実現するために使用されるワイヤレス接続技術である。近距離無線通信の動作周波数は13.56MHzであり、近距離無線通信の有効通信範囲は0cm〜20cmであり、標準値は4cmである。2つのNFC端末(すなわち、NFC機能を有する端末、たとえばNFC携帯電話)は、接触または接近することによって迅速かつ安全なデータ交換を実現することができる。
NFC端末は、(NFC通信において担う役割の観点から)3つのモード:カードエミュレーション(CE、Card Emulation)モード、リーダ/ライタ(R/W、Reader/Writer)モード、およびピアツーピア(P2P、Peer−to−Peer)モードで動作することができる。
CEモード:NFC機能を有するデバイスは、非接触カードまたはNFCタグ(Tag)にエミュレートされる。CEモードは、銀行カード、交通カード、会員カード、クーポン、または身分証明書などのモバイル支払いのシナリオおよび識別認証のシナリオに適用される。このモードでは、バッテリが切れたときでも、または電源が切られた後でも、モバイルデバイスはまだカードとして使用することができる。
R/Wモード:NFC機能を有する携帯電話は、カードリーダとして使用され、NFCタグまたはカードからデータを読み取ることができる。R/Wモードは、銀行カードのPOSマシンまたはバスのPOSマシンなどのモバイル支払いのシナリオ、およびリーダ/ライタタグのシナリオに適用される。
P2Pモード:NFC機能を有する2つの端末は、それらの間のピアツーピア通信リンクを確立し、次いで、データ交換を実行することができる。P2Pモードは、接触カード共有、ウェブページ共有、またはNFCペアリングBluetooth(登録商標)/Wi−Fiなどのシナリオに適用される。
可能な実装形態では、第1の端末10は少なくとも1つの取引方式をサポートする。たとえば、第1の端末10は、以下の情報:取引方式1、第1の端末10に対応するアカウント11、取引方式2、第1の端末10に対応するアカウント12、取引方式3、および第1の端末10に対応するアカウント13を含んでもよい。第2の端末20は少なくとも1つの取引方式をサポートする。たとえば、第2の端末20は、以下の情報:取引方式2、第2の端末20に対応するアカウント22、取引方式3、第2の端末20に対応するアカウント23、取引方式4、および第2の端末20に対応するアカウント24を含んでもよい。第1の端末10および/または第2の端末20は、異なる数の取引方式を含んでもよいことが容易に理解されよう。
可能な実装形態では、第1の端末10または第2の端末20によってサポートされる取引方式は、第1の端末10または第2の端末20にインストールされた支払クライアント、たとえば、Alipay、Tenpay、Baidu Wallet、Jingdong Wallet、PayPal、Google Wallet、PPmoney、およびApple Payなどの、第三者機関または金融機関によって開発されたアプリケーションである。支払クライアントは、預金カード、クレジットカード、およびギフトカードなどのカード型アプリケーションをさらに含んでもよい。
可能な実装形態では、アカウントは、支払クライアントのログインアカウント名、支払クライアントのログインアカウントを識別するために使用される情報(たとえば、支払クライアントのサーバは支払クライアントによって割り当てられた識別子である)、携帯電話番号、電子メールアドレス、銀行カード番号、または信頼できる(端末ハードウェアを識別するために使用される情報などの)ハードウェア識別番号などの、取引方式に対応するユーザ情報であってもよく、1回以上使用されるデジタルトークンなどの暗号化エイリアスであってもよく、ユーザが(たとえば、QRコード(登録商標)方式、バーコード方式、または音波方式で)支払クライアント上の振替機能を選択した後にローカルまたはサーバ上で生成された(料金の受取もしくは支払に使用されるQRコード(登録商標)もしくはバーコードに含まれる情報、または料金の受取もしくは支払に使用される音波に含まれる情報などの)取引情報であってもよい。取引方式に対応するサーバがアカウントに対応する情報を識別することができるならば、暗号化はローカルまたはサーバ上で実行されてもよい。
可能な実装形態では、銀行カード情報は、受取人端末によってあらかじめ記憶されるか、または支払アプリケーションに結び付けられてもよく、(端末SEに記憶されたカードエミュレーションアプリケーションなどの)別のアプリケーションまたは(NFC接続を使用して読み取られるか、もしくは撮影によって取得されてもよい物理的な銀行カードなどの)外部物理カードから受取人端末によって取得されてもよく、ユーザによって手動で入力されてもよい。
可能な実装形態では、取引のために第1の端末10および第2の端末20によって使用される取引方式は、2つの異なる支払クライアントによって実行されてもよい。たとえば、第1の端末10は銀行Aの支払クライアントを有し、第2の端末20は銀行Bの支払クライアントを有する。2つのクライアントは、Unionpay、Visa、またはMastercardなどのチャネルを使用して銀行間振替をサポートする。
可能な実装形態では、第1の端末10および/または第2の端末20は、サポートされる取引方式のそれぞれのリストおよび/または取引方式に対応するアカウントのそれぞれのリストをあらかじめ記憶するか、または取引方式交渉を実行するときに、サポートされる取引方式のそれぞれのリストおよび/または取引方式に対応するアカウントのそれぞれのリストを生成する。
可能な実装形態では、対話を実行し、取引方式の交渉が必要であることを識別するとき(たとえば、第1の端末10は、NFC接続を使用して、第2の端末20によって送信され、現在の取引方式の交渉を実行するように第1の端末に要求するために使用される情報を受信し、情報は、たとえば、リーダ/ライタモードで送信され、タグを読み取るために使用されるコマンド、またはピアツーピアモードで送信され、現在の取引要求を開始するために使用されるリクエストである)、第1の端末10および/または第2の端末20は、サポートされる取引方式のそれぞれのリストおよび/または取引方式に対応するアカウントのそれらのリストを、これらのリストが相手方に送信される前に生成もしくは更新されるか、または取引方式の照合が実行されるならば、生成または更新することができる。
あるいは、第1の端末10および/もしくは第2の端末20によってサポートされる取引方式のそれぞれのリスト、ならびに/または取引方式に対応するアカウントのそれぞれのリストは、外部から、たとえばクラウドサーバから取得されてもよい。このようにして、対応する支払クライアントは、ユーザによって現在使用されている端末にインストールされなくてもよく、端末が置き換えられてもよい。この場合、取引方式のリストおよび/または取引方式に対応するアカウントのリストは、ダウンロードによって得されてもよい。
可能な実装形態では、ユーザが支払クライアントを使用してアカウントを登録した後、第1の端末10および/または第2の端末20は、ユーザのアカウントを記憶してもよく、登録されたアカウントを示す状態情報を記憶してもよい。同様に、支払クライアントがログイン状態または非ログイン状態にあるとき、ログイン状態または非ログイン状態を示す情報が記憶されてもよく、その結果、システムは使用中に記憶領域からこれらの取引方式の状態情報を取得することができる。
可能な実装形態では、交渉されるべき取引方式は、第1の端末10および/または第2の端末20の支払クライアントの識別情報であってもよい。第1の端末10および/または第2の端末20は、識別情報の内容を識別することによって取引方式を迅速に決定することができる。
可能な実装形態では、取引方式の交渉を実行する前に、第1の端末10および/または第2の端末20は、サポートされるそれぞれの取引方式をソートする。ソーティングは、優先順位の順番に従って実行されてもよく、優先順位は自動的に設定されてもよいし、ユーザによって手動で設定されてもよい。あるいは、ソーティングは、使用確率に従って、たとえば、支払クライアントの人気に従って実行される。第1の支払クライアントのユーザの数が第2の支払クライアントのユーザの数よりも多いと仮定すると、第1の支払クライアントは第2の支払クライアントの前にソートされてもよい。あるいは、ソーティングは、ユーザ嗜好に従って、たとえば、ユーザの使用習慣の知的分析によって、かつユーザの使用頻度に従って実行される。あるいは、ソーティングは口座残高に従って実行される。たとえば、最大の残高を有する取引方式が先頭にソートされる。あるいは、ソーティングは、現在の取引金額と各取引クライアントが以前に使用されたときに毎回生成された金額データとの間の照合結果などに従って実行されてもよい。たとえば、現在の取引金額がRMB500であり、第1の支払クライアントが以前に使用されたときに毎回生成された取引金額がRMB200からRMB1000の範囲であり、第2の支払クライアントが以前に使用されたときに毎回生成された取引金額がRMB0からRMB300の範囲であり、この場合、第1の支払クライアントは第2の支払クライアントの前にソートされてもよい。第1の端末10および第2の端末20は、取引方式のソーティングに従って優先的に使用されるべき取引方式を個別に決定する。
「取引方式の交渉を実行する前」という記述には、限定はしないが、相手方に取引方式を送信する前(たとえば、第1の端末10が第2の端末20に第1の端末10の少なくとも1つの取引方式を送信する前)、または取引方式の照合を実行する前(たとえば、第2の端末20が第1の端末10によって送信された少なくとも1つの取引方式を受信した後、第2の端末20が取引方式の照合を実行する前)が含まれる。
可能な実装形態では、取引方式の交渉を実行する前に、第1の端末10および/または第2の端末20は、サポートされるそれぞれの取引方式を選別し、現在利用できない取引方式を削除する。たとえば、
支払人端末は、ユーザによって入力されるか、もしくは自動的に生成された取引金額を受信するか、または相手方によって送信された取引金額を受信し、取引方式に対応するアカウントに関連付けられた口座残高を現在の取引金額と比較し、残高が十分であるかどうかに応じて、取引方式が利用可能であるどうかを判定する。あるいは、取引金額が取得される前に、口座残高が適切な金額未満であると支払人端末が判断したとき、たとえば、口座残高が0であるとき、取引方式が利用できないと判定される。判定は以下のように実行されてもよい。端末が記憶された口座残高に従って判定を実行するか、もしくは取引方式に対応するサーバが口座残高を取得した後に端末がローカルに判定を実行する、または、端末が取引方式に対応するサーバに取引金額を送信し、サーバ側で判定を実行する。
あるいは、残高が不十分であるとき、取引方式が別の認可された支払口座、たとえば、銀行アプリケーションに関連付けられた複数の銀行カード、Alipayのアドオン支払などの委託された支払口座、またはBaidu Walletに関連付けられた銀行預金カードに結び付けられているかどうかに応じて、支払人端末は取引方式が利用可能であるかどうかを判定する。判定は、取引金額が取得される前に実行されてもよく、取引金額が取得された後に直ちに実行されてもよい。
あるいは、支払クライアントがログインしたかどうか、ログインに使用されたアカウントおよびパスワードが記憶されているかどうかなどに応じて、支払人端末は取引方式が利用可能であるかどうかを判定する。たとえば、(ログインパスワードなどの)ログインに使用されたアカウントおよびパスワードが記憶されていないと判断されると、取引方式が利用できないと見なされてもよく、そうでない場合、取引方式が利用可能であると見なされる。
あるいは、ログインに使用され記憶されているアカウントおよびパスワードに対応する支払クライアントがアンインストールされたかどうかに応じて、支払人端末は取引方式が利用可能であるかどうかを判定する。たとえば、ログインに使用され記憶されているアカウントおよびパスワードに対応する支払クライアントがアンインストールされたと判断されると、取引方式が利用できないと見なされてもよく、そうでない場合、取引方式が利用可能であると見なされる。
前述の可能な実装形態では、料金受取人も同様の選別を実行することができる。
可能な実装形態では、第1の端末10および/または第2の端末20は、支払クライアントの口座残高が現在の振替支払を完了するのに十分であるかどうか、または各支払クライアントが預金カードに結び付けられているかどうかを判定するように、各々の登録および/またはログインされた支払クライアントに個別に要求することができる。別の実装形態では、各支払クライアントが預金カードに結び付けられた後、預金カードが結び付けられていることを示すために使用される状態情報がシステムに記憶されるか、または預金カードが結び付けられているかもしくは結び付けられていないを示すために使用される状態情報がシステムに記憶され、その結果、システムは使用中に記憶領域から状態情報を取得することができる。
可能な実装形態では、第1の端末10は、最初に取引方式1および対応するアカウント12を第2の端末20に送信して、取引方式1が利用可能であるかどうかを交渉する。
この実装形態では、第1の端末10は、最初に先頭にソートされた取引方式1および対応するアカウント11を第2の端末20に送信する、すなわち、第1の端末10によって最も期待される取引方式を第2の端末20に送信する。第2の端末20も取引方式1をサポートする場合、取引方式1で取引が実行される、すなわち、第2の端末20は、取引方式1に対応するサーバに取引要求を出すために、取引方式1に対応する支払クライアントを自動的に開始することができる。確かに、取引方式1に対応する支払クライアントが第2の端末20で開始された後、ユーザは、別の動作、たとえば、(取引金額などの)取引に関する他の情報を入力すること、取引役割を選択すること、対応する取引アカウント21を選択すること、または(第2の端末が料金支払人である場合)取引パスワードを入力することを実行することが可能になる。この実装形態では少量のデータしか送信されず、これは便利かつ効率的である。
可能な実装形態では、取引方式1は、第1の端末10によって現在開始されている支払クライアントである。たとえば、第1の端末10のユーザがAlipayを使用して取引を実行することを最も期待する場合、ユーザはAlipayクライアントを開始し、NFC接続を使用して第2の端末20と対話する。これにより、直観的な操作体験が与えられる。
第2の端末20によって返された結果が、取引方式1が利用できない、または第2の端末20が取引方式1をサポートしないことを示す場合、第1の端末10は残りの取引方式を第2の端末20に送信する。この実施形態では、残りの取引方式は取引方式2および取引方式3である。
可能な実装形態では、取引方式2および取引方式3などの複数の取引方式は、リスト形式で送信されてもよく、1つずつ送信されてもよい。
第2の端末20は、第1の端末10によって送信された取引方式と第2の端末20によってサポートされる取引方式との間の照合を実行し、取引方式2および取引方式3が利用可能であると判断し、取引方式2および取引方式3から利用可能な取引方式を選択し、選択された利用可能な取引方式を第1の端末10に返す。この実施形態では、選択された利用可能な取引方式は取引方式2である。
可能な実装形態では、利用可能な取引方式は、ユーザによって手動で選択されてもよく、端末によって自動的に選択されてもよい。たとえば、すべての利用可能な取引方式がUI上に列挙され、ユーザがクリックすることによって使用されるべき取引方式を選択するか、または、端末が取引方式のソーティングに従って使用されるべき取引方式を自動的に選択する。
可能な実装形態では、第2の端末20は、取引方式2と取引方式3の両方が利用可能であることを示すメッセージを第1の端末10に返してもよく、その結果、第1の端末10は使用されるべき取引方式を選択することができる。
第2の端末20によって送信され、取引方式2が使用されることを示すメッセージを受信した後、第1の端末10は、取引方式2に対応するアカウント12を第2の端末20に送信する。
可能な実装形態では、代替として、第2の端末20が取引方式2と取引方式3の両方が利用可能であることを示すメッセージを第1の端末10に返した後、第1の端末10は、アカウント12とアカウント13の両方を第2の端末20に送信してもよい。
第2の端末20は、取引方式2に対応するサーバ30に対する取引要求を開始する。
可能な実装形態では、第2の端末20は、本明細書で言及された様々な有線またはワイヤレスの通信技術を使用することにより、取引方式2に対応するサーバ30に対する取引要求を開始することができる。
可能な実装形態では、取引要求は、第1の端末10のアカウント12、第2の端末20のアカウント22、および取引金額を含む。
可能な実装形態では、第2の端末20が料金支払人として働くとき、取引要求は、アカウント22に対応する(支払パスワードなどの)取引パスワード、または第2の端末20に対して識別および許可確認を実行するために取引方式2に対応するサーバ30によって使用できる他の情報をさらに含んでもよい。あるいは、第1の端末10が料金受取人として働くとき、取引要求は、アカウント12に対応する取引パスワード、または第1の端末10に対して識別および許可確認を実行するために取引方式2に対応するサーバ30によって使用できる他の情報をさらに含んでもよい。アカウント12に対応する取引パスワード、または第1の端末10に対して識別および許可確認を実行するために取引方式2に対応するサーバ30によって使用できる他の情報は、第1の端末10によって第2の端末20に送信される。
可能な実装形態では、取引要求は、他の情報、たとえば、ユーザが料金支払人または料金受取人として働くことを識別するために使用されるユーザ識別子をさらに含んでもよい。あるいは、第2の端末20によって開始された取引要求が支払であるか料金受取であるかは、取引金額が正であるか負であるかを判定することによって判定することができる。
第1の端末10と第2の端末20との間の前述の取引は、個々のユーザ間の振替取引であってもよく、消費者と業者との間の買物取引などであってもよい。消費者と業者との間の買物取引のシナリオでは、業者を表す第1の端末10または第2の端末20は、スマートフォンであってもよく、現金化に使用されるPOSマシンであってもよく、パーソナルコンピュータPCまたはタブレットコンピュータなどの、オンラインショッピング中に業者のウェブサイトを閲覧するために消費者によって使用される端末であってもよい。
以下では、具体的なシナリオに基づいて、携帯電話ユーザがPCを使用してオンラインショッピングを実行するときに業者への支払を完了するプロセスを記載する。
シナリオ1:
1.(Taobao、Tmall、Jingdong Mallなどの)オンラインショッピングモールを開いて日用品を購入した後、PC上で支払を決定する。
2.ユーザがオンラインショッピングモールの支払ページ上で支払を実行するために(Alipayなどの)支払クライアントのNFCバンプ支払機能を選択した後、PCは、(PCのNFC誘導領域などの)PCの指定された場所に携帯電話を置くようにユーザに指示する。
3.ユーザがPCの指定された場所に携帯電話を置いた後、携帯電話はAlipayクライアントを開始し、パスワードを入力するか、または動かさずに指紋を押すようにユーザに指示する。ユーザがプロンプトに従って操作を実行した後、Alipayアカウント情報および支払パスワードが、PC上のアカウント入力領域およびパスワード入力領域に表示され(たとえば、実際の数字または文字を隠す形で表示される)、その結果、ユーザはAlipayを使用してPC上で支払操作を完了する。
ユーザによる携帯電話の支払クライアントにパスワードまたは指紋を入力する操作はオプションである。
シナリオ2:
1〜2.前述のシナリオ1の操作ステップ1および2と同じである。
3.ユーザがPCの指定された場所に携帯電話を置いた後、PCは、オンラインショッピングモール(すなわち、業者)上で生成された(注文番号および/または業者の料金受取口座などの)注文情報を携帯電話に送信し、その結果、ユーザは、Alipayクライアントを使用して携帯電話上で支払動作を実行する(たとえば、携帯電話は、Alipayサーバに注文番号を送信して注文照会を実行し、支払は確認が実行された後業者に対して実行されてもよい)。
シナリオ1では、携帯電話は、NFC接続を使用して支払に使用されるアカウント情報をPCに送信し、PCは支払サーバに取引要求を出す。しかしながら、シナリオ2では、PCは、オンラインショッピングモール上で生成された(業者の注文番号および/または業者の料金受取口座などの情報を含んでもよい)注文情報を携帯電話に送信し、携帯電話は支払サーバに取引要求を出す。
図14は、シナリオ1向けに提供される可能な実装形態に対応する実現フローチャートである。図14に示されように、第1の端末10はPCであってもよく、第2の端末20は携帯電話であってもよい。NFC接続を使用して第1の端末10によって第2の端末20に送信される支払認可要求は、(Alipayクライアント識別子などの)支払クライアント識別情報を搬送することができる。このようにして、第2の端末20は、支払クライアントを自動的に開始または呼び出すために、第2の端末20によってサポートされる取引方式内の識別情報に従って、Alipayクライアントが存在すると判断することができる。支払認可要求は、現在の取引で生成された(Alipayサーバを使用してオンラインショッピングモールで生成された取引番号などの)支払取引番号をさらに搬送することができる。このようにして、第2の端末20は、認証のためにAlipayサーバに支払取引番号を送信することができる。認証に成功した場合、支払取引番号が信頼できると判断され、その結果、Alipayアカウントおよび対応する支払パスワードを第1の端末10にフィードバックするように、第2の端末20がトリガされる。第1の端末10によって返されたユーザの支払口座および支払パスワードを取得した後、第2の端末20は、支払ページ上の(アカウント入力領域およびパスワード入力領域などの)指定された領域に支払口座および支払パスワードを直接入力する。ユーザが確認を実行した後、支払口座および支払パスワードが認証のために支払サーバに送信される。認証に成功した場合、支払サーバは、そのアカウントに対応する口座残高から金額を差し引き、業者のアカウントに金額を振り替える。
オンラインショッピングモールの支払ページで支払方式を選択するとき、ユーザは、NFCバンプ支払機能を使用して支払を実行するように選択してもよいことに留意されたい。この場合、図14に示された支払認可要求は、(Alipayクライアント識別子、PayPal識別子、およびGoogle Wallet識別子などの)少なくとも複数の支払クライアント識別情報を搬送することができる。このようにして、第2の端末20は、支払クライアントを決定し、次いで支払を完了ために、第2の端末20によってサポートされる支払クライアントと、第1の端末10によって送信されたこれらの支払クライアントとの間の照合を実行し、第2の端末20と第1の端末10の両方によってサポートされる支払クライアントを識別することができる。具体的な実装形態については、以下の実施形態を参照されたい。詳細は本明細書には記載されない。
可能な実装形態では、取引要求の内容は、システムによって自動的に生成されてもよく、ユーザによって手動で入力されてもよい。
可能な実装形態では、アカウント12を受信した後、第2の端末20は、取引方式2に対応する支払クライアントを自動的に開始するかまたは呼び出し、取引方式2に対応するサーバ30に対する取引要求を開始する。
ユーザの通常の使用に影響を与えることなく、取引方式2に対応するサーバ30に対する取引要求を開始するために、支払クライアントはバックグラウンドで呼び出されてもよいことに留意されたい。
あるいは、ユーザによって選択または入力された具体的な取引情報、たとえば、支払クライアントに結び付けられた複数の銀行カードから選択された使用されるべきカード、取引金額、取引タイプが料金受取か支払か、または取引パスワードは、取引方式2に対応する支払クライアントが自動的に開始または呼び出された後に受信されてもよい。
可能な実装形態では、取引要求は第2の端末20によって開始され、したがって、取引方式および第1の端末10のアカウントに対応する支払クライアントは、第1の端末にインストールされなくてもよい。取引方式およびアカウントが第2の端末20に提供することができれば、取引交渉プロセスは完了されてもよい。
可能な実装形態では、取引金額は、ユーザによって手動で入力されてもよく、第2の端末20によって自動的に取得されてもよく、第1の端末10から受信されてもよい。たとえば、第2の端末20がキャッシュレジスタに接続されたPOSマシンであるとき、取引金額はキャッシュレジスタから第2の端末20によって取得され、ユーザによって手動で入力される必要はない。
可能な実装形態では、第1の端末10および第2の端末20が取引方式の交渉を実行する前に、ユーザによって手動で入力された取引金額が受信されてもよく、第2の端末20が取引金額を自動的に取得してもよい。たとえば、第2の端末20のUIは取引インターフェースを提供する。第1の端末10および第2の端末20のユーザが取引金額が正しいことを確認したことを示すメッセージを受信した後、第1の端末10および第2の端末20は、NFC接続を使用して取引方式の交渉を実行する。
可能な実装形態では、NFC接続を使用して交渉プロセスが実行される前に、実行されるべき取引に応じて、第1の端末10は料金受取人として構成され、かつ/または第2の端末20は料金支払人として構成される。すなわち、支払人端末にインストールされた支払クライアントは、NFC接続を使用して交渉プロセスが実行された後(たとえば、第1の端末10または第2の端末20が使用されるべき取引方式を決定した後)に自動的に開始されるか、または呼び出される。
可能な実装形態では、第2の端末20によって送信された取引要求を受信した後、取引方式2に対応するサーバ30は、第1の端末10に確認要求を送信することができる。第1の端末10から送信された確認指示を受信した後、取引方式2に対応するサーバ30は取引を実行する。
この実装形態では、端末は、取引上でユーザによって実行された確認を受信し、それにより、セキュリティが向上する。詳細には、料金受取人として働く第2の端末20によって開始された取引要求が料金受取要求であるとき、料金支払人として使用される第1の端末10は、ユーザの資産の安全性を保証するために確認を実行する。
可能な実装形態では、確認指示は、アカウント12に対応するパスワード、または取引方式2に対応するサーバ30によって第1の端末10に対して識別を実行するために使用できる他の情報をさらに含む。
場合によっては、取引確認プロセスは本発明のすべての実施形態に適用されてもよく、他の添付図面は描かれていないことに留意されたい。
可能な実装形態では、残高不足または許可制限などの理由で取引が失敗した場合、取引方式2に対応するサーバ30は、取引が失敗したことを示すメッセージを第2の端末20に送信する。第2の端末20は、残りの利用可能な取引方式を第1の端末10に送信し、この実施形態では、残りの利用可能な取引方式は取引方式3である。第1の端末10は、取引方式3に対応するアカウント13を第2の端末20に返す。第2の端末20は、取引方式3に対応するサーバに対する取引要求を開始する。
可能な実装形態では、取引要求は、第1の端末10のアカウント13、第2の端末20のアカウント23、および取引金額を含む。
可能な実装形態では、取引方式2に対応するサーバ30はさらに、取引失敗を示すメッセージを第1の端末10に送信する。
可能な実装形態では、第1の端末10と第2の端末20との間の交渉のプロセス内のいずれか1つまたは複数のステップで送信される情報は、自動的に送信されてもよく、相手方から受信された要求に応答して返されてもよい。
可能な実装形態では、方法は、第2の端末20により、第1の端末10に取引要求を送信するステップと、第1の端末10により、交渉によって選択された取引方式に対応するサーバ30に取引要求を転送するステップとをさらに含む。
図2は、本発明の別の可能な実装形態による、取引方法の概略図である。図2に示されたように、この実装形態と図1に示された実装形態との間の類似点は記載されない。図1とは異なり、利用可能な取引方式が取引方式2および取引方式3であることを識別した後、第2の端末20は、取引方式2が選択されたことを示すメッセージおよび対応するアカウント22の両方を第1の端末10に送信する。第1の端末10は、取引方式2に対応するサーバ30に対する取引要求を開始する。
本出願に記載された同時送信は、複数の情報がパッケージ化され一緒に送信されるか、または複数の情報が1つずつ送信されることを示してもよいことに留意されたい。
図3は、本発明のさらに別の可能な実装形態による、取引方法の概略図である。図3に示されたように、この実装形態と図1に示された実装形態との間の類似点は記載されない。図1とは異なり、取引方式1が利用できないと判断した後、第2の端末20は、第2の端末20によってサポートされる取引方式のリストを第1の端末10に返す。取引方式には、取引方式2、取引方式3、および取引方式4が含まれる。
可能な実装形態では、取引方式1が利用できないと判断した後、第2の端末20は、第2の端末20によってサポートされる取引方式のリストを第1の端末10に返す。取引方式には、取引方式2、取引方式3、または取引方式4のうちのいずれか1つまたは複数が含まれてもよい。
この実装形態では、第1の端末10は、2つの端末によってサポートされる取引方式のリストの中で、利用可能な取引方式に対する照合を実行する。第1の端末10は、利用可能な取引方式が取引方式2および取引方式3であることを識別し、取引方式2が使用に選択されたことを示すメッセージを第2の端末20に返す。
使用されるべき取引方式が取引方式2であることを示すメッセージを受信した後、第2の端末20は、第2の端末20に対応する取引方式2のアカウント22を第1の端末10に送信する。
第1の端末10は、取引方式2に対応するサーバ30に対する取引要求を開始する。
図4は、本発明のさらに別の可能な実装形態による、取引方法の概略図である。図4に示されたように、この実装形態と図3に示された実装形態との間の類似点は記載されない。図3とは異なり、利用可能な取引方式が取引方式2および取引方式3であることを識別した後、第1の端末10は、取引方式2が選択されたことを示すメッセージおよび対応するアカウント12の両方を第2の端末20に送信する。第2の端末20は、取引方式2に対応するサーバ30に対する取引要求を開始する。
図5は、本発明のさらに別の可能な実装形態による、取引方法の概略図である。図5に示されたように、この実装形態と図1に示された実装形態との間の類似点は記載されない。図1とは異なり、第1の端末10は、迅速な照合を実現するように試みるために、最初に最も期待される取引方式1およびアカウント11を第2の端末20に送信しない。代わりに、第1の端末10は、サポートされるすべての取引方式(取引方式1、取引方式2、および取引方式3)を第2の端末20に送信する。
第2の端末20は、第1の端末10によってサポートされる取引方式と第2の端末20によってサポートされる取引方式との間の照合を実行する、すなわち、いずれかの取引方式が第2の端末と第1の端末の両方によってサポートされるかどうかを判定する。利用可能な取引方式が取引方式2および取引方式3であることを識別した後、第2の端末20は、取引方式2が選択されたことを示すメッセージを第1の端末10に送信する。
第1の端末10は、取引方式2に対応するアカウント12を第2の端末20に送信する。
第2の端末20は、取引方式2に対応するサーバ30に対する取引要求を開始する。
この実装形態では、第2の端末20が照合によって利用可能な取引方式を取得した後、第1の端末10は、ユーザ情報の機密性を保ち、セキュリティを向上させるために、第2の端末20にアカウント送信する。
図6は、本発明のさらに別の可能な実装形態による、取引方法の概略図である。図6に示されたように、この実装形態と図5に示された実装形態との間の類似点は記載されない。図5とは異なり、第2の端末20は、第1の端末10によってサポートされる取引方式と第2の端末20によってサポートされる取引方式との間の照合を実行する。利用可能な取引方式が取引方式2および取引方式3であることを識別した後、第2の端末20は、取引方式2が選択されたことを示すメッセージおよび対応するアカウント22の両方を第1の端末10に送信する。
第1の端末10は、取引方式2に対応するサーバ30に対する取引要求を開始する。
図7は、本発明のさらに別の可能な実装形態による、取引方法の概略図である。図7に示されたように、この実装形態と図5に示された実装形態との間の類似点は記載されない。図5とは異なり、第1の端末10は、サポートされるすべての取引方式(取引方式1、取引方式2、および取引方式3)、ならびに取引方式1に対応するアカウント11を第2の端末20に送信する。
この実施形態では、照合により第2の端末20によって取得された利用可能な取引方式が取引方式1を含む場合、第2の端末20は取引方式1に対応するサーバに対する取引要求を開始し、それにより、支払効率が向上する。照合により第2の端末20によって取得された利用可能な取引方式が取引方式1を含まない場合、第2の端末20は、別の一致した取引方式、すなわち、双方の端末によってサポートされる取引方式、たとえば、取引方式2または取引方式3を選択してもよい。
照合により第2の端末20によって取得された利用可能な取引方式が取引方式1を含まないとき、たとえば、照合によって取得された利用可能な取引方式が取引方式2および取引方式3であるとき、第2の端末20は取引方式2が選択されたことを示すメッセージを第1の端末10に送信する。
第1の端末10は、取引方式2に対応するアカウント12を第2の端末20に送信する。
第2の端末20は、取引方式2に対応するサーバ30に対する取引要求を開始する。
図8は、本発明のさらに別の可能な実装形態による、取引方法の概略図である。図8に示されたように、この実装形態と図7に示された実装形態との間の類似点は記載されない。図7とは異なり、第2の端末20は、第1の端末10によってサポートされる取引方式と第2の端末20によってサポートされる取引方式との間の照合を実行する。利用可能な取引方式が取引方式2および取引方式3であることを識別した後、第2の端末20は、選択された取引方式2および対応するアカウント22の両方を第1の端末10に送信する。
第1の端末10は、取引方式2に対応するサーバ30に対する取引要求を開始する。
図9は、本発明のさらに別の可能な実装形態による、取引方法の概略図である。図9に示されたように、この実装形態と図1に示された実装形態との間の類似点は記載されない。図1とは異なり、第1の端末10は、サポートされるすべての取引方式(取引方式1、取引方式2、および取引方式3)、ならびに取引方式1、取引方式2、および取引方式3にそれぞれ対応するアカウント11、アカウント12、およびアカウント13を第2の端末20に送信する。
第2の端末20は、第1の端末10によってサポートされる取引方式と第2の端末20によってサポートされる取引方式との間の照合を実行する。利用可能な取引方式が取引方式2および取引方式3であることを識別した後、第2の端末20によって選択された取引方式は取引方式2である。
第2の端末20は、取引方式2に対応するサーバ30に対する取引要求を開始する。
この実施形態では、第1の端末10と第2の端末20との間で、一度だけ対話が実行される必要がある。第1の端末10によってサポートされるすべての取引方式およびすべての取引方式に対応するアカウントを第1の端末10から取得した後、第2の端末20は、照合によって利用可能な取引方式を取得し、利用可能な取引方式から取引方式を選択し、選択された取引方式に対応するサーバに、第1の端末10および第2の端末20によって選択された取引方式のアカウントと取引金額の両方を送信する。
本出願の複数の実施形態は互いに組み合わされてもよいことに留意されたい。照合によって1つまたは複数の取引方式を取得する(すなわち、NFC通信を実行する2つの端末が両方とも1つまたは複数の取引方式をサポートする)とき、照合を実行する端末は、使用されるべき取引方式を選択し、次いで、他の端末に対応するアカウントを送信し、他の端末のアカウントを取得するように他の端末に要求することができる。あるいは、照合を実行する端末は、照合によって取得された利用可能な取引方式を他の端末に送信してもよく、照合によって取得された利用可能な取引方式および取引方式に対応するアカウントを他の端末に送信してもよく、次いで、他の端末は使用されるべき取引方式を選択する。複数の取引方式および/または取引方式に対応する複数のアカウントが送信される必要があるとき、複数の取引方式および/またはアカウントのすべてまたは一部を送信することができる。
図10は、本発明の可能な実装形態による、取引方法の実現フローチャートである。図10に示されたように、第1の端末10および第2の端末20は、取引方式リストおよび対応するアカウントリストを個別に生成し、取引方式リストおよび対応するアカウントリストを記憶し、取引方式リストから利用可能な取引方式を選別して利用可能な取引方式を取得し、次いで、利用可能な取引方式リストの中で利用可能な取引方式をソートする。次いで、第1の端末10は、利用可能な取引方式リストおよび利用可能な取引方式リスト内の各利用可能な取引方式に対応するアカウントリストを第2の端末20に送信する。第2の端末20は、2つの端末の利用可能な取引方式リストに対する照合を実行して、少なくとも1つの一致した取引方式を取得する。第2の端末20は、少なくとも1つの一致した取引方式から使用されるべき取引方式を選択し、使用されるべき取引方式に対応するサーバに取引要求を送信する。
本発明のこの実施形態では、取引方式とアカウントは1対1の対応関係であってもよいし、1対1の対応関係でなくてもよい。たとえば、複数の取引方式が1つのアカウントに対応する。アカウントが携帯電話番号または電子メールアドレスであることが一例として使用される。携帯電話番号または電子メールアドレスは、AlipayおよびPayPalなどの複数の取引方式に対応するように、Alipayアカウント、PayPalアカウントを登録するために使用されてもよい。あるいは、アカウントが銀行カード番号であることが一例として使用される。銀行カード番号は、AlipayおよびPayPalなどの複数の取引方式に対応するように、Alipayアカウント、PayPalアカウントなどに結び付けられてもよい。
本発明のこの実施形態では、端末によって使用されるアカウント情報が銀行カード情報を含む場合、現在の取引を実行するための第1の取引方式として支払クライアントが決定された後、第1の取引方式に対応するサーバに取引要求を出す端末は、最初に、第1の取引方式が銀行カードを使用することによる取引をサポートする(たとえば、銀行カードアカウントへのお金の振替をサポートするか、または銀行カードアカウントを使用することによる支払もしくは料金受取をサポートする)と判断する必要がある。さらに、アカウント情報として銀行カード情報を使用する端末がサーバに取引要求を出す端末である場合、端末は、第1の取引方式が銀行カードを使用することによる取引をサポートすると判断し、アカウント情報として銀行カード情報を使用する端末がサーバに取引要求を出す端末ではない場合、アカウント情報として銀行カード情報を使用する端末は、銀行カード情報を他の端末に送信する前に、第1の取引方式が銀行カードを使用することによる取引をサポートすると判断し、かつ/またはサーバに取引要求を出す端末は、他の端末によって送信された銀行カード情報を受信した後、第1の取引方式が銀行カードを使用することによる取引をサポートすると判断する。たとえば、受取人端末は、料金受取に使用された銀行カード情報(カード番号およびオプションの名前)を支払人端末に送信することができる。支払人端末が第1の取引方式を使用することを決定するか、または他の端末が第1の取引方式を使用するように支払人端末に指示した後、支払人端末は、自動的にまたはユーザ操作(たとえば、クリックによって支払クライアントを選択すること)に基づいて、支払クライアントによって提供されるユーザインターフェースUI上の対応する入力ボックスに銀行カード情報を入力し、料金支払人が確認を実行した後に振替を完了することができる。別の例については、本明細書では詳細は記載されない。本発明のこの実施形態は制限を課さない。
加えて、本発明のこの実施形態は、ユーザが銀行カードボーナスポイント、(Alipay会員カードボーナスポイントなどの)会員カードボーナスポイント、(クーポン、バウチャ、またはチケットなどの)電子チケットなどを振り替えるシナリオにさらに適用されてもよい。たとえば、ボーナスポイントの振替が実行されるとき、それは振り替えられるべきボーナスポイントの数が取引金額として使用されてもよく、取引金額の追加情報として使用されてもよい。(Alipayサーバを使用して購入またはダウンロードされたクーポンなどの)クーポンが振り替えられるとき、(消費コードなどの)クーポンに関する情報がアカウント情報として使用されてもよく、アカウント情報の追加情報として使用されてもよい。実装形態では、2つの端末がNFC接続を使用してメッセージ交換を実行するとき、資金、またはボーナスポイント、またはクーポンが現在の取引で振り替えられるべきかどうかを示すために、追加情報が交換メッセージに追加されてもよい。本発明のこの実施形態はそれに対して制限を課さない。
図15は、本発明の可能な実装形態による、第1の端末10と第2の端末20との間で交換されるメッセージの構造図である。第1の端末10と第2の端末20との間で交換される取引メッセージは、(NFCデータ交換フォーマットレコード、すなわち、NDEF Recordなどの)メッセージヘッダを含んでもよく、(NFCデータ交換フォーマットレコード、すなわち、NDEF Recordなどの)複数のメッセージフィールドをさらに含んでもよい。メッセージヘッダは、現在の取引においてメッセージ送信者を識別するために使用される(料金支払人の識別子または料金受取人の識別子などの)役割識別子を搬送することができる。NDEF Recordは、図1〜図10の取引方式の数を示す情報を搬送するかまたは含むために使用され、取引方式の(支払アプリケーション識別子などの)識別情報、さらに取引方式に対応する(支払アプリケーションアカウントなどの)アカウント情報を識別するために使用される。図15では、M個の支払アプリケーション識別子およびM個の対応するアカウントが搬送されることが一例として使用される。Mは0より大きい整数である。破線によってマークされたNDEF Recordはオプションである。対応する意味は、端末(たとえば、第1の端末10)が、メッセージフォーマットを使用してM個の支払アプリケーション識別子(M≧1)を他の端末(たとえば第2の端末20)に送信することができるか、メッセージフォーマットを使用してM個の支払アプリケーション識別子およびM個の支払アプリケーション識別子に対応するM個の支払アプリケーションアカウント(M≧1)を他の端末に送信することができるか、またはメッセージフォーマットを使用してM個の支払アプリケーション識別子およびN個の取引方式に対応するN個の支払アプリケーションアカウント(M≧1、およびN<M)を他の端末に送信することができることである。
図16は、本発明の可能な実装形態による、第1の端末10と第2の端末20との間で交換されるメッセージの別の構造図である。図に示された取引メッセージは、複数のNDEF Recordによって形成される。第1のNDEF Recordは図15のメッセージヘッダであってもよく、第2のNDEF RecordはM個のポインタを含んでもよい。各ポインタは、支払アプリケーション識別子(および支払アプリケーション識別子に対応する支払アプリケーションアカウント)を搬送するために使用される後続のNDEF Recordを指すことができる。したがって、端末(具体的には、NFCアンテナを使用して、前述のフォーマットのメッセージを送受信することができる端末のNFCユニットまたはNFC機能モジュール)が、取引メッセージを受信した後に構文解析を実行するとき、端末は、各ポインタを使用して取引方式に関連する情報を見つけることができ、その結果、端末は取引方式の照合動作を実行することができる。
図15および図16は、本発明のこの実施形態において、第1の端末10と第2の端末20との間で交換されるメッセージのフォーマットを設計する一例にすぎない。本発明のこの実施形態は、別の設計方式に制限を課さない。たとえば、役割識別子は追加情報として使用され、後続の追加フィールドに含まれ、またはプロトコルバージョン情報はメッセージヘッダに含まれる。
本発明のこの実施形態では、NFC接続を使用して第1の端末10と第2の端末20との間で交換されるメッセージは、第1の端末10によって第2の端末20に送信されるメッセージであってもよく、第2の端末20によって第1の端末10に送信されるメッセージであってもよい。メッセージは、リーダ/ライタR/WモードまたはピアツーピアP2Pモードで送信されてもよい。たとえば、第2の端末10はR/Wモードで動作し、第1の端末10によって記憶されたNFCタグ内の情報を読み取るために、第1の端末10に読取りコマンドread commandを送信する(すなわち、第1の端末10は、NFCタグとして第2の端末20にNFCタグ内の情報を返す)。別の例を挙げると、第1の端末10はP2Pモードで動作し、第2の端末に要求メッセージを送信し、要求メッセージは、図1〜図10のいずれかの実施形態に記載されたように、取引方式および/または対応するアカウント情報を搬送することができる。次いで、第2の端末は、P2Pモードで第2の端末に応答メッセージをフィードバックし、応答メッセージは、図1〜図10のいずれかの実施形態に記載されたように、使用されるべき取引方式を決定するために使用される情報、および対応するアカウント情報または他の情報を搬送することができる。このモードでは、第1の端末10によって第2の端末20に送信された要求メッセージ、または第2の端末20によって第1の端末にフィードバックされた応答メッセージは、少なくとも1つの情報プロトコルデータユニットIPDUにカプセル化され(IPDUは、NFC Forumによって策定され、情報を搬送するために使用される論理リンク制御プロトコルLLCPで定義されたデータユニットである)、LLCPデータリンク接続(LLCP Data Link Connection)を使用して送信されてもよい。詳細については、LLCPプロトコルを参照されたい。確かに、本発明のこの実施形態は、メッセージの具体的な伝送方式に対して制限を課さない。
本発明のこの実施形態では、第1の端末10または第2の端末20が相手方によって送信されたメッセージを受信した後、すなわち、NFCユニットまたはNFC機能モジュールがNFCアンテナを使用して相手方によって送信されたメッセージを受信した後、NFCユニットまたはNFC機能モジュールは、メッセージ内の情報の一部またはすべての情報を構文解析することができる。たとえば、図15または図16のメッセージヘッダが構文解析され、構文解析された役割識別子が料金支払人であると仮定する。端末は、前述の実施形態に記載されたように、取引方式が別の認可されたアカウントに結び付けられているかどうか、または口座残高が十分であるかどうかを判定し、判定結果に応じて、取引方式に対して選別およびソートなどの動作を実行するようにトリガされてもよい。図15または図16の支払アプリケーション識別情報が構文解析され、構文解析された支払アプリケーション識別情報がAlipayクライアント識別子であると仮定する。端末は、前述の実施形態に記載されたように、端末によってサポートされる取引方式(すなわち、支払クライアント)がAlipayクライアントを有するかどうかを判定するようにトリガされてもよく、端末は、判定結果に応じて、動作を実行する、たとえば、双方によって一致した支払クライアントを開始または呼び出すようにトリガされる。確かに、部分的な情報、たとえばメッセージ内で搬送されたアカウント情報、取引金額、または(取引明細情報:支払、料金受取、借入、返済、および委託支払などの)サービスに関する他の追加情報は、NFCユニットまたはNFC機能モジュールによって構文解析されなくてもよい。
本発明の可能な実装形態は、近距離無線通信NFCベースの取引方式を提供し、方法は、
第2の端末20により、NFC接続を使用して、第1の端末10によって送信された交渉メッセージ(たとえば、図15または図16の交渉メッセージ)を受信するステップであって、交渉メッセージが少なくとも第1の識別子リストおよび第1のアカウントリストを含み、第1の識別子リストが、第1の端末10によってサポートされる少なくとも1つの取引方式を識別するようにM個の識別情報を含み、第1のアカウントリストが、M個の識別情報の中のN個の識別情報に対応するN個のアカウント情報を含み、M≧1およびN≦Mである、ステップ
を含む。
本発明の可能な実装形態によれば、下記に示されたように、交渉メッセージ内の識別情報量の値Mおよびアカウント情報量の値Nを決定することによって具体的な処理が決定される:
M≧1およびN=1であるとき、第2の端末は、現在の取引を完了するために、第1のプリセットルール(たとえば、図1、図2、図3、図4、図7、もしくは図8の方式)に従って第1の取引方式を決定する、または
M≧1およびN=0であるとき、第2の端末は、現在の取引を完了するために、第2のプリセットルール(たとえば、図5もしくは図6の方式)に従って第1の取引方式を決定する、または
M>1およびN>1であるとき、第2の端末は、現在の取引を完了するために、第3のプリセットルール(たとえば、図9の方式)に従って第1の取引方式を決定する。
本発明の可能な実装形態によれば、交渉メッセージがアカウント情報を含むかどうかを判定するステップは、以下のステップ:
Nが0であるかどうかを判定するステップと、
Nが0である場合、第1の端末10もしくは第2の端末20により、第1の取引方式に対応するサーバに取引要求を送信して現在の取引を完了するために、第2のプリセットルール(たとえば、図5もしくは図6の方式)に従って第1の取引方式を決定するステップ、またはNが0でない場合、別の方式で処理を実行する、たとえば、最初に優先順位情報もしくは他の情報に応じて1つのアカウント情報を決定し、次いで第1の識別子リストがアカウント情報に対応する識別情報を含むかどうかを判定するステップと、
はいである場合、識別情報が第1の取引方式であると判断するステップ、またはいいえである場合、別のアカウント情報を決定し、1つのアカウント情報およびアカウント情報に対応する識別情報が見つかるまで、類推によりその動作を続けるステップであって、その結果、第1の端末が第1の取引方式に対応するサーバに要求を直接出す、ステップと
を含んでもよい。アカウント情報およびアカウント情報に対応する識別情報が最終的に見つからない場合、双方によってサポートされる識別情報の中の1つの識別情報が第1の取引方式として決定され、第2の端末20は第1の端末10に対応するアカウント情報を要求してもよく、その結果、第2の端末20はサーバに要求を直接出すか、または第2の端末20は第2の端末20のアカウントを第1の端末10に通知し、その結果、第1の端末がサーバに要求を出す。
本発明のこの実施形態では、ユーザの対面振替の問題を解決するために、より知的な方法が提供される。これは、携帯電話上のすべての支払クライアントの現在の状態(たとえば、登録/ログイン状態、口座残高状態/預金カード結束状態)に応じて利用可能な支払クライアントを決定し、双方に利用可能な支払クライアントを自動的に照合し、使用されるべき支払クライアントを自動的に呼び出すことができる。したがって、双方は具体的な支払クライアントを交渉する必要はなく、双方はクライアントを能動的に開始する必要はなく、ユーザは相手方のアカウントを手動で入力する必要はなく、それにより、ユーザ体験が向上する。
本発明のこの実施形態における第1の端末10および第2の端末20は、NFC機能をサポートする端末であってもよい。端末には、携帯電話、(スマートウォッチまたはスマートバンドなどの)ウェアラブルデバイス、タブレットコンピュータ、パーソナルコンピュータ(PC、Personal Computer)、PDA(Personal Digital Assistant、携帯情報端末)、POS(Point of Sales、販売時点管理)、車載コンピュータなどが含まれてもよい。
本発明のこの実施形態における取引方式に対応する支払クライアントまたはサーバは、限定はしないが、Alipay、WeChat Pay、またはPayPalなどの第三者機関によって提供されるサーバ、Unionpayまたは銀行機関によって提供されるサーバ、携帯電話などの端末製造業者によって提供されるサーバ、携帯電話などの端末製造業者によって提供されるサーバ、およびこれらのサーバの任意の1つまたは複数の組合せを含む、主にユーザの資金を管理するように構成された金融サーバであってもよい。
端末が携帯電話であることが一例として使用される。図11は、本発明の一実施形態に関連する携帯電話100の部分構造のブロック図を示す。図11を参照すると、携帯電話100は、RF(Radio Frequency、無線周波数)回路110、NFCユニット101、メモリ120、別の入力デバイス130、ディスプレイスクリーン140、センサ150、オーディオ周波数回路160、I/Oサブシステム170、プロセッサ180、および電源190などの構成要素を含む。当業者なら、図11に示された携帯電話の構造は携帯電話に対する制限を構成しないことを理解することができる。図に示された構成要素よりも多いかまたは少ない構成要素が含まれてもよく、いくつかの構成要素が組み合わされてもよく、いくつかの構成要素が分割されてもよく、構成要素の配置が異なっていてもよい。当業者なら、ディスプレイスクリーン140はユーザインターフェース(UI、User Interface)に属し、携帯電話100は図に示されたユーザインターフェースよりも多いかまたは少ないユーザインターフェースを含んでもよいことを理解することができる。
以下で、図11を参照して、携帯電話100の構成要素を詳細に記載する。
RF回路110は、情報送受信プロセスまたは呼プロセスにおいて信号を受信および送信する、詳細には、基地局のダウンリンク情報を受信した後、処理のためにプロセッサ180にダウンリンク情報を送信し、基地局に設計されたアップリンクデータを送信するように構成されてもよい。一般に、RF回路には、限定はしないが、アンテナ、少なくとも1つの増幅器、トランシーバ、カプラ、LNA(Low Noise Amplifier、低雑音増幅器)、デュプレクサなどが含まれる。加えて、RF回路110は、ワイヤレス通信によってネットワークおよび別のデバイスと通信することができる。限定はしないが、GSM(登録商標)(Global System of Mobile communication、モバイル通信用グローバルシステム)、GPRS(General Packet Radio Service、汎用パケット無線サービス)、CDMA(Code Division Multiple Access、符号分割多元接続)、WCDMA(登録商標)(Wideband Code Division Multiple Access、広帯域符号分割多元接続)、LTE(Long Term Evolution、ロングタームエボリューション)、電子メール、SMS(Short Messaging Service、ショートメッセージングサービス)などを含む、任意の通信規格または通信プロトコルがワイヤレス通信に使用されてもよい。
NFCユニット101は、別のNFCデバイスと通信するように構成される。
メモリ120は、ソフトウェアプログラムおよびソフトウェアモジュールを記憶するように構成されてもよい。メモリ120に記憶されたソフトウェアプログラムおよびソフトウェアモジュールを実行することにより、プロセッサ180は、携帯電話100の様々な機能アプリケーションを実行し、データ処理を実施する。メモリ120は、主に、プログラム記憶領域およびデータ記憶領域を含んでもよい。プログラム記憶領域は、オペレーティングシステム、(音声再生機能または画像再生機能などの)少なくとも1つの機能によって必要とされるアプリケーションプログラムなどを記憶することができ、データ記憶領域は、携帯電話100の使用に応じて作成された(オーディオデータまたは電話帳などの)データなどを記憶することができる。加えて、メモリ120は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、少なくとも1つの磁気ディスクストレージデバイス、フラッシュメモリデバイスなどの不揮発性メモリ、または別の揮発性半導体ストレージデバイスを含んでもよい。
第1の端末10および/または第2の端末20は、メモリ120の中に、サポートされる取引方式のそれぞれのリスト、および/または取引方式に対応するアカウントのそれぞれのリスト、および/または取引方式の交渉前にユーザによって入力され、表示された取引インターフェースによって受信された取引情報を記憶することができる。
別の入力ユニット130は、入力された数字または文字の情報を受け取り、携帯電話100のユーザ設定および機能制御に関連するキー信号入力を生成するように構成されてもよい。具体的には、別の入力デバイス130には、限定はしないが、物理キーボード、(音量制御ボタンもしくは電源オン/オフボタンなどの)機能ボタン、トラックボール、マウス、ジョイスティック、または光学式マウス(光学式マウスは、視覚出力を表示しないタッチセンサ式表面、もしくはタッチスクリーンによって形成されたタッチセンサ式表面の拡張である)のうちの1つまたは複数が含まれてもよい。別の入力デバイス130およびI/Oサブシステム170は、別の入力デバイスコントローラ171に接続され、別の入力デバイスコントローラ171の制御下で、プロセッサ180との信号交換を実行する。
ディスプレイスクリーン140は、ユーザによって入力された情報またはユーザに提供された情報、および携帯電話100の様々なメニューを表示するように構成されてもよく、ユーザ入力を受け取ってもよい。具体的には、ディスプレイスクリーン140はディスプレイパネル141およびタッチパネル142を含んでもよい。ディスプレイパネル141は、LCD(Liquid Crystal Display、液晶ディスプレイ)またはOLED(Organic Light−Emitting Diode、有機発光ダイオード)の形態で構成されてもよい。タッチパネル142はタッチスクリーン、タッチセンサ式スクリーンなどとも呼ばれ、タッチパネル142の上もしくはその近くでユーザによって行われる接触操作もしくは非接触操作(たとえば、指もしくはスタイラスなどの任意の適切な物体もしくはアクセサリを使用して、タッチパネル142の上もしくはその近くでユーザによって行われる操作)、または動き検知操作を収集することができる。操作は、シングルポイント制御操作またはマルチポイント制御操作などの操作タイプを含み、事前設定されたプログラムに従って対応する接続装置を駆動することができる。場合によっては、タッチパネル142は、2つの部分:タッチ検出装置およびタッチコントローラを含んでもよい。タッチ検出装置は、ユーザのタッチ位置およびタッチジェスチャを検出し、タッチ操作によって起こされた信号を検出し、タッチコントローラに信号を転送する。タッチコントローラは、タッチ検出装置からタッチ情報を受け取り、タッチ情報をプロセッサによって処理できる情報に変換し、次いでプロセッサ180に情報を送り、プロセッサ180から送られたコマンドを受け取り実行することができる。加えて、タッチパネル142は、抵抗型、容量型、赤外線型、および表面弾性波型などの複数のタイプに実装されてもよく、タッチパネル142は、任意の将来技術を使用しれ実装されてもよい。さらに、タッチパネル142はディスプレイパネル141を覆ってもよい。ユーザは、ディスプレイパネル141に表示される内容(表示内容には、限定はしないが、ソフトキーボード、バーチャルマウス、バーチャルキー、およびアイコンなどが含まれる)に応じて、ディスプレイパネル141によって覆われたタッチパネル142の上またはその近く
で操作を行うことができる。タッチパネルの上またはその近くで行われたタッチ操作を検出した後、タッチパネル142は、タッチイベントタイプを特定してユーザ入力を特定するために、I/Oサブシステム170を使用してプロセッサ180にタッチ操作を転送する。次いで、プロセッサ180は、I/Oサブシステム170を使用して、タッチイベントタイプおよびユーザ入力に応じて、対応する視覚出力をディスプレイパネル141上に提供する。図11のタッチパネル142およびディスプレイパネル141は、携帯電話100の入力機能および入力機能を実現する2つの独立した部品として使用されるが、いくつかの実施形態では、タッチパネル142およびディスプレイパネル141は、携帯電話100の入力機能および出力機能を実現するために一体化されてもよい。
携帯電話100は、光センサ、動きセンサ、または別のセンサなどの少なくとも1つのセンサ150をさらに含んでもよい。具体的には、光センサには、周囲光センサおよび近接センサが含まれてもよい。周囲光センサは、環境光の明るさまたは暗さに応じてディスプレイパネル141の輝度を調整することができ、近接センサは、携帯電話100が耳に近づくとディスプレイパネル141および/またはバックライトをオフにすることができる。動きセンサの一タイプとして、加速度センサは、各方向(一般に、3軸)の加速度値を検出し、加速度センサが静止しているときには重力の値および方向を検出することができ、携帯電話の姿勢を識別するアプリケーション(たとえば、横向き画面と縦向き画面との間の切替え、関連ゲーム、および磁力計の姿勢較正)、(歩数計またはノックなどの)振動認識に関連する機能などに適用されてもよい。ジャイロスコープ、気圧計、湿度計、温度計、または赤外線センサなどの他のセンサも携帯電話100に配置されてもよく、詳細は本明細書に記載されない。
オーディオ周波数回路160、ラウドスピーカ161、およびマイクロフォン162は、ユーザと携帯電話100との間のオーディオインターフェースを提供することができる。オーディオ周波数回路160は、オーディオデータ変換によって取得された受信信号をラウドスピーカ161に送り、ラウドスピーカ161は、信号を出力用の音声信号に変換する。一方、マイクロフォン162は、収集された音声信号を信号に変換し、オーディオ周波数回路160は、音声信号を受け取り、音声信号をオーディオデータに変換し、次いで、たとえば、別の携帯電話にオーディオデータを送信するか、またはさらなる処理用にオーディオデータをメモリ120に出力するために、RF回路108にオーディオデータを出力する。
I/Oサブシステム170は、外部入出力デバイスを制御するように構成され、別の入力デバイスコントローラ171、センサコントローラ172、およびディスプレイコントローラ173を含んでもよい。場合によっては、1つまたは複数の他の入力制御デバイスコントローラ171は、別の入力デバイス130から信号を受信し、かつ/または別の入力デバイス130に信号を送信する。別の入力デバイス130には、物理ボタン(押しボタン、ロッカーボタンなど)、ダイアルパッド、スライダスイッチ、ジョイスティック、クリックスクロールホイール、および光学式マウス(光学式マウスは、視覚出力を表示しないタッチセンサ式表面、またはタッチスクリーンによって形成されたタッチセンサ式表面の拡張である)が含まれてもよい。別の入力制御デバイスコントローラ171は、前述のデバイスのうちのいずれか1つまたは複数に接続されてもよい。I/Oサブシステム170内のディスプレイコントローラ173は、ディスプレイスクリーン140から信号を受信し、かつ/またはディスプレイスクリーン140に信号を送信する。ディスプレイスクリーン140がユーザ入力を検出した後、ディスプレイコントローラ173は、検出されたユーザ入力を、ディスプレイスクリーン140に表示されたユーザインターフェースオブジェクトとの対話に変換する、すなわち、人間と機械の対話を実現する。センサコントローラ172は、1つもしくは複数のセンサ150から信号を受信し、かつ/または1つもしくは複数のセンサ150に信号を送信することができる。
プロセッサ180は、携帯電話100の制御センタであり、様々なインターフェースおよびラインを使用して携帯電話全体のすべての部分を接続する。メモリ120に記憶されたソフトウェアプログラムおよび/またはモジュールを起動または実行し、メモリ120に記憶されたデータを呼び出すことにより、プロセッサは、携帯電話に対する全体的な監視を実行するために、携帯電話100の様々な機能を実行し、データを処理する。場合によっては、プロセッサ180は、1つまたは複数の処理ユニットを含んでもよい。好ましくは、アプリケーションプロセッサおよびモデムプロセッサは、プロセッサ180に統合されてもよい。アプリケーションプロセッサは、主に、オペレーティングシステム、ユーザインターフェース、アプリケーションプログラムなどを処理する。モデムプロセッサは、主に、ワイヤレス通信を処理する。代替として、前述のモデムプロセッサはプロセッサ180に統合されていなくてもよいことが理解されよう。
携帯電話100は、各構成要素に電力を供給する(バッテリなどの)電源190をさらに含む。好ましくは、電源は、電源管理システムを使用してプロセッサ180に論理的に接続されてもよい。このようにして、充電、放電、および消費電力の管理などの機能は、電源管理システムを使用して実現される。
図に示されていないが、携帯電話100は、カメラ、ブルートゥース(登録商標)モジュールなどをさらに含んでもよい。詳細は本明細書には記載されない。
図12は、本発明の可能な実装形態による、NFC機能を有するデバイス(略してNFCデバイス)の部分構造のブロック図を示す。図12に示されたように、NFC機能を有するデバイス(以下、略してNFCデバイス)は、主に、以下の3つの機能エンティティ:デバイスホスト(device host、略してDH)、NFCコントローラ(NFC controller、略してNFCC)、およびNFC実行環境(NFC Execution Environment、略してNFCEE)によって形成される。DHは、初期化、構成、および電源管理などのNFCC管理を担当する。NFCCは、無線周波数インターフェースおよびアンテナを使用してデータの物理伝送を担当する。NFCEEは、NFCアプリケーションに安全な実行環境を提供することができ、アプリケーションを安全に記憶および実行して、鍵または証明書などのアプリケーションに関連するデータが改ざんまたは不正アクセスされないことを保証することができ、機密データにアクセスするためのルールをさらに記憶することができるなどである。NFC制御インターフェース(NFC control interface、略してNCI)は、DHとNFCCとの間の通信に使用される論理インターフェースを定義する。DHは、NCIプロトコルを使用してNFCCと通信することができる。加えて、NFCCは、ホストコントローラインターフェース(host controller interface、略してHCI)または単線プロトコル(single wire protocol、略してSWP)などの通信プロトコルを使用してNFCEEと通信することができる。
実際のデバイスでは、DHは、通常、デバイスのCPUである。
図13は、本発明の可能な実装形態による、NFCコントローラ(NFC controller、略してNFCC)の部分構造のブロック図を示す。図13に示されたように、NFCCは、一般に専用のNFCチップであり、NFCチップは、1つの処理ユニット、NFC無線周波数送信機、およびNFC無線周波数受信機を一体化する。加えて、前述の処理ユニットによって実行されるべきプログラムコードを記憶するために、NFCチップには通常メモリが統合される。NFCC内のNFC無線周波数送信機およびNFC無線周波数受信機ならびにNFCアンテナは、NFCデバイスにNFC無線周波数インターフェースを提供する。
NFCEEは、複数の方式で実際のデバイス上に実装されてもよい。たとえば、NFCEEの機能は、特定のハードウェアモジュールなどの特定のハードウェアを使用して実装されてもよい。ハードウェアモジュールは、NFCデバイスの回路基板上に固められてもよい。たとえば、組込み型ユニバーサル集積回路カード(embeded Universal Integrated Circuit Card、eUICC)は、加入者識別モジュール(Subscriber Identity Module、SIM)、ユニバーサル集積回路カード(Universal Integrated Circuit Card、UICC)、およびセキュアデジタル(Secure Digital、SD)カードを用いて一体化されてもよい。NFCEEを実装する別の方式は、NFCC上のNFCEEの機能、すなわち、NDEF−NFCCを実装することである。加えて、NFCEEは、DH上で動作するソフトウェア、たとえば、ホストベースのカードエミュレーション(host−based card emulation、HCE)環境を使用して実装されてもよい。
NFCEEには、デバイスホスト近距離無線通信実行環境(Device Host−NFCEE、略してDH−NFCEE)、および複数の異なる物理キャリア(たとえば、前述のUICCまたはSD)に基づくNFCEEが含まれる。複数の異なるNFCEEが同じNFC端末上に配置されてもよく、異なる非接触アプリケーションが異なるNFCEE内で構成されてもよい。
本発明のこの実施形態で使用されるすべてのDH、NFCC、およびNFCEEは、NFCフォーラムによって策定されたNCI仕様で使用される用語である。DHはさらに、欧州電気通信標準化機構(英語フルネーム:European Telecommunication Standards Institute、略してETSI)によって策定されたHCI仕様の端末ホスト(英語:Terminal Host)に対応してもよい。加えて、グローバルプラットフォーム(英語フルネーム:Global Platform、略してGP)によって策定された仕様の管理エンティティ(英語フルネーム:Managing Entity、略してME)が端末ホスト上に実装されている場合、DHは、管理ホスト(英語フルネーム:Managing Host、略してMH)と呼ばれる場合もある。NFCCはさらに、HCI仕様の非接触フロントエンド(英語フルネーム:Contactless Front−end、略してCLF)に対応してもよい。この場合、HCI仕様のホストコントローラ(英語:Host Controller)がNFCC上に実装される。NFCEEはさらに、UICC、eSE、もしくはSDカードなどのHCI仕様のホスト、GPによって策定された仕様の安全要素(英語フルネーム:Secure Element、略してSE)、またはカードエミュレーション環境(英語フルネーム:Card Emulation Environment、略してCEE)に対応してもよい。
本発明のこの実施形態におけるNFCアプリケーションは、通常、NFCEEにインストールされ、NFCCによって提供されるNFCインターフェースを使用してカードリーダとのトランザクションを実行することができるアプリケーションである。たとえば、携帯電話のユニバーサル集積回路カード(英語:Universal Integrated Circuit Card、略称UICC)にインストールされたバスカードアプリケーションと、電子キャッシュカードアプリケーションの両方は、NFCアプリケーションである。NFCアプリケーションは、異なる標準化団体によって策定された仕様において異なる名称を有する。たとえば、NFCアプリケーションは、GPによって策定された仕様では非接触アプリケーション(英語:Contactless Application、略してCL App)と呼ばれ、NFCフォーラムによって策定された関連仕様ではNFCサービス(NFC Service)と呼ばれる。
前述の実施形態の説明により、当業者は、本発明がハードウェア、ファームウェア、またはそれらの組合せによって実装されてもよいことを明確に理解することができる。本発明がソフトウェアによって実装されると、前述の機能は、コンピュータ可読媒体内に記憶されるか、またはコンピュータ可読媒体内で1つもしくは複数の命令もしくはコードとして伝送されてもよい。コンピュータ可読媒体には、コンピュータ記憶媒体および通信媒体が含まれ、通信媒体には、コンピュータプログラムが1つの場所から別の場所に伝送されることを可能にする任意の媒体が含まれる。記憶媒体は、コンピュータにアクセス可能な任意の利用可能な媒体であってもよい。以下に例を提供するが、限定を課すものではない:コンピュータ可読媒体には、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROM、または別の光ディスクストレージもしくはディスク記憶媒体、または別の磁気ストレージデバイス、または命令もしくはデータ構造の形態で予想されるプログラムコードを搬送もしくは記憶することができ、コンピュータによってアクセスすることができる任意の他の媒体が含まれてもよい。加えて、いかなる接続もコンピュータ可読媒体として適切に定義されてもよい。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバ/ケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用することにより、ウェブサイト、サーバ、または別のリモートソースから伝送される場合、同軸ケーブル、光ファイバ/ケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、それらが属する媒体の固定に含まれる。たとえば、本発明で使用されるディスク(Disk)およびディスク(disc)には、コンパクトディスク(CD)、レーザーディスク(登録商標)、光ディスク、デジタル多用途ディスク(DVD)、フロッピーディスク、およびブルーレイディスクが含まれ、ディスク(Disk)は一般に磁気的手段によってデータをコピーし、ディスク(disc)はレーザ手段によって光学的にデータをコピーする。前述の組合せも、コンピュータ可読媒体の保護範囲内に含まれるべきである。
要約すると、上述されたものは、本発明の技術的解決策の例示的な実施形態にすぎず、本発明の保護範囲を限定するものではない。本発明の趣旨および原理から逸脱することなく行われるいかなる修正、均等な置換、および改善も、本発明の保護範囲内に入るべきである。
1 取引方式
2 取引方式
3 取引方式
4 取引方式
10 第1の端末
11 アカウント
12 アカウント
13 アカウント
20 第2の端末
22 アカウント
23 アカウント
24 アカウント
30 サーバ
100 携帯電話
101 NFCユニット
110 RF回路
120 メモリ
130 別の入力デバイス
140 ディスプレイスクリーン
141 ディスプレイパネル
142 タッチパネル
150 センサ
160 オーディオ周波数回路
161 ラウドスピーカ
162 マイクロフォン
170 I/Oサブシステム
171 別の入力デバイスコントローラ、入力制御デバイスコントローラ
172 センサコントローラ
173 ディスプレイコントローラ
180 プロセッサ
190 電源

Claims (17)

  1. 近距離無線通信NFCベースの取引方法であって、前記方法が
    第1の端末によりNFC接続を使用して、第2の端末によって送信された交渉メッセージを受信するステップであって、前記交渉メッセージがM個のレコードを具備し、前記M個のレコードの各レコードが前記第2の端末によってサポートされる1の取引方法を示す、ステップと、
    前記第1の端末により、前記M個のレコードからN個の一致したレコードを決定するステップであって、M≧1、N≧1、Mが整数であり、Nが整数であり、かつ、N≦Mである、ステップと、
    前記第1の端末により、前記N個の一致したレコードから第1のレコードを選択するステップと、
    前記第1の端末により、前記第1の取引方法の識別子を前記第2の端末へ送信するステップと、
    前記第1の端末により、前記第1の取引方法を前記第2の端末との取引のために利用するステップであって、前記第1の取引方法が前記第1のレコードによって示される取引方法である、ステップと、
    を備える方法であって、
    前記M個のレコードの前記各レコードが前記第2の端末によってサポートされる前記1の取引方法の識別子を備え、
    前記第1の端末により、前記M個のレコードからN個の一致したレコードを決定する前記ステップが、
    前記第1の端末により、前記M個のレコードの各識別子が前記第1の端末によってサポートされる取引方法に一致するか否かに従って前記M個のレコードから前記N個の一致したレコードを決定するステップ
    を備える、
    方法。
  2. 前記第1の端末により、前記第1のレコードを選択する前記ステップが、
    N>1であるとき、前記N個の一致したレコードの順番に従って前記第1の端末により第1のレコードを選択するステップ
    を備える、請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1の端末により、前記第1のレコードを選択する前記ステップが、
    前記第1の端末により、前記第1のレコードを表示するステップと、
    ユーザの操作に応答して、前記第1の端末により、前記第1のレコードを選択するステップと、
    を備える、請求項1に記載の方法。
  4. 前記第1の端末により、前記第1の取引方法を前記第2の端末へ送信する前記ステップが、
    前記第1の端末により、前記第1の取引方法の前記識別子と前記第1の取引方法のアカウント情報を前記第2の端末へ送信するステップ
    を備える、請求項1に記載の方法。
  5. 前記第1の取引方法のアカウント情報が前記交渉メッセージに含まれない場合に、 前記第1の端末により、前記第1の取引方法を前記第2の端末へ送信する前記ステップの後で、
    前記第1の端末により、前記第2の端末によって送信された前記第1の取引方法の、そして、前記第2の端末の前記アカウント情報を、受信するステップ
    を備える、請求項1に記載の方法。
  6. 前記第1の端末により、前記第1の取引方法を前記第2の端末との取引のために利用する前記ステップが、
    前記第1の端末により、前記第1の端末と前記第2の端末との間の前記取引を行うため、サーバと通信するステップ
    を備える、請求項1から5の何れかに記載の方法。
  7. 前記第1の端末により、前記第1の取引方法を前記第2の端末との取引のために利用する前記ステップが、
    前記第2の端末により、前記第1の端末と前記第2の端末との間の前記取引を行うため、サーバと通信するステップ
    を備える、請求項1から5の何れかに記載の方法。
  8. 前記第1の端末が支払人であるか、もしくは、前記第2の端末が支払人である、請求項1から6の何れかに記載の方法。
  9. 少なくとも1つのプロセッサと、
    少なくとも1つのメモリとを含む端末であって、前記少なくとも1つのメモリが、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行されたときに、端末装置に、少なくとも、以下の、
    第1の端末によりNFC接続を使用して、第2の端末によって送信された交渉メッセージを受信するステップであって、前記交渉メッセージがM個のレコードを具備し、前記M個のレコードの各レコードが前記第2の端末によってサポートされる1の取引方法を示す、ステップと、
    前記第1の端末により、前記M個のレコードからN個の一致したレコードを決定するステップであって、M≧1、N≧1、Mが整数であり、Nが整数であり、かつ、N≦Mである、ステップと、
    前記第1の端末により、前記N個の一致したレコードから第1のレコードを選択するステップと、
    前記第1の端末により、前記第1の取引方法の識別子を前記第2の端末へ送信するステップと、
    前記第1の端末により、前記第1の取引方法を前記第2の端末との取引のために利用するステップであって、前記第1の取引方法が前記第1のレコードによって示される取引方法である、ステップと、
    を行わせる命令を含むものである、端末であって、
    前記M個のレコードの前記各レコードが前記第2の端末によってサポートされる前記1の取引方法の識別子を備え、
    前記第1の端末により、前記M個のレコードからN個の一致したレコードを決定する前記ステップの前記命令が、
    前記第1の端末により、前記M個のレコードの各識別子が前記第1の端末によってサポートされる取引方法に一致するか否かに従って前記M個のレコードから前記N個の一致したレコードを決定するステップ
    を備える、
    端末。
  10. 前記第1の端末により、前記第1のレコードを選択するステップが、
    N>1であるとき、前記N個の一致したレコードの順番に従って前記第1の端末により第1のレコードを選択するステップ
    を備える、請求項9に記載の端末。
  11. 前記第1の端末により、前記第1のレコードを選択する前記ステップが、
    前記第1の端末により、前記第1のレコードを表示するステップと、
    ユーザの操作に応答して、前記第1の端末により、前記第1のレコードを選択するステップと、
    を備える、請求項9に記載の端末。
  12. 前記第1の端末により、前記第1の取引方法を前記第2の端末へ送信する前記ステップの前記命令が、
    前記第1の端末により、前記第1の取引方法の前記識別子と前記第1の取引方法のアカウント情報を前記第2の端末へ送信するステップ
    を備える、請求項9に記載の端末。
  13. 前記命令がさらに、
    前記第1の取引方法のアカウント情報が前記交渉メッセージに含まれない場合に、 前記第1の端末により、前記第1の取引方法を前記第2の端末へ送信する前記ステップの後で、
    前記第1の端末により、前記第2の端末によって送信された前記第1の取引方法の、そして、前記第2の端末の前記アカウント情報を、受信するステップを備える
    を備える、請求項9に記載の端末。
  14. 前記第1の端末により、前記第1の取引方法を前記第2の端末との取引のために利用する前記ステップが、
    前記第1の端末により、前記第1の端末と前記第2の端末との間の前記取引を行うため、サーバと通信するステップ
    を備える、請求項9から13の何れかに記載の端末。
  15. 前記第1の端末により、前記第1の取引方法を前記第2の端末との取引のために利用する前記ステップが、
    前記第2の端末により、前記第1の端末と前記第2の端末との間の前記取引を行うため、サーバと通信するステップ
    を備える、請求項9から13の何れかに記載の端末。
  16. 前記第1の端末が支払人であるか、もしくは、前記第2の端末が支払人である、請求項9から15の何れかに記載の端末。
  17. コンピュータに請求項1から8の何れかに記載の方法を実行させるプログラム。
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