JP6858155B2 - 流路継手構造 - Google Patents

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Description

本発明は、流路継手構造に関する。
半導体製造、医療・医薬品製造、及び食品加工・化学工業等の各種技術分野の製造工程で取り扱われる薬液、高純度液、超純水、或いは洗浄液等の流体の配管経路では、ポンプ、バルブ、アキュムレータ、フィルタ、流量計、圧力センサ、及び配管ブロック等の2つの流体デバイスに形成された流路孔同士を接続する接続構造として、流体の漏洩を防止するガスケットを備えた流路継手構造が採用されている。
この流路継手構造のガスケットは、その軸方向両側に一対の円筒状の圧入部を備えている。これらの圧入部が、両流体デバイスの流路孔の接続端部に形成された円筒状のシール溝にそれぞれ圧入されることにより、流体の漏洩を防止するシールとして機能する(特許文献1のFIG14B参照)。
国際公開第2017/176815号
前記流路継手構造では、例えばメンテナンス作業時に、両流体デバイスのうち一方の流体デバイスのみをガスケットから取り外す場合がある。この場合には、他方の流体デバイスを片方の手で押さえた状態で、前記一方の流体デバイスをもう片方の手で把持して軸方向外側に引っ張ることで、当該一方の流体デバイスのみをガスケットから取り外すことができる。しかし、前記一方の流体デバイスを軸方向外側に引っ張ると、ガスケットが前記一方の流体デバイスと共に前記他方の流体デバイスから外れてしまうことがあった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、ガスケットにより接続された2つの流体デバイスのうち、所望の流体デバイスのみをガスケットから取り外せるようにすることを目的とする。
(1)本発明の流路継手構造は、2つの流体デバイスにそれぞれ形成された流路孔同士を接続する流路継手構造であって、前記両流体デバイスの端面のそれぞれにおいて前記流路孔よりも径方向外側に形成された一対の筒状のシール溝と、前記両流体デバイスのシール溝にそれぞれ圧入される一対の筒状の圧入部を軸方向両側に有するガスケットと、を備え、前記一対のシール溝および前記一対の圧入部は、次式の関係を満たすように形成されている、流路継手構造。
(t1−w1)>(t2−w2)
ただし、上記式の各変数の定義は次の通りである。
t1:一方の圧入部の径方向の厚み
t2:他方の圧入部の径方向の厚み
w1:前記一方の圧入部が圧入される一方のシール溝の径方向の溝幅
w2:前記他方の圧入部が圧入される他方のシール溝の径方向の溝幅
この流路継手構造によれば、一方のシール溝に対する一方の圧入部の圧入度合(t1−w1)よりも、他方のシール溝に対する他方の圧入部の圧入度合(t2−w2)の方が弱くなる。これにより、前記一方のシール溝が形成された流体デバイスよりも、前記他方のシール溝が形成された流体デバイスの方が、ガスケットから外れ易くなる。したがって、ガスケットから取り外したい流体デバイスに前記他方のシール溝を形成することで、当該流体デバイスのみをガスケットから取り外すことができる。
(2)前記一対のシール溝は、w1=w2の関係をさらに満たすように形成されているのが好ましい。
この場合、一対のシール溝の溝幅w1,w2が同一寸法になるため、各流体デバイスのシール溝を容易に形成することができる。
(3)前記一対の圧入部は、t1=t2の関係をさらに満たすように形成されていてもよい。
この場合、一対の圧入部の厚みt1,t2が同一寸法になるため、ガスケットの各圧入部を容易に形成することができる。
(4)前記一対のシール溝はw1≠w2の関係をさらに満たすように形成され、かつ前記一対の圧入部はt1≠t2の関係をさらに満たすように形成されていてもよい。
この場合、一対のシール溝の溝幅w1,w2が互いに異なる寸法になり、かつ一対の圧入部の厚みt1,t2が互いに異なる寸法になるため、一方または他方のシール溝に対して、一方の圧入部を圧入するときの圧入感覚と、他方の圧入部を圧入するときの圧入感覚との違いが分かり易くなる。したがって、流路継手構造を組み付ける際に、前記一方のシール溝に誤って前記他方の圧入部を圧入するときに、または前記他方のシール溝に誤って前記一方の圧入部を圧入するときに、その圧入感覚の違いによって誤って圧入していることに気づき易くなる。
(5)前記シール溝の外周面及び内周面のうち一方の周面は、円周面と、当該円周面よりも軸方向外側に形成され前記圧入部の圧入をガイドするテーパ状のガイド周面と、を有し、前記一対のシール溝における前記円周面の直径が、互いに異なる寸法に設定されているのが好ましい。
この場合、シール溝の外周面および内周面のうち、ガイド周面を有する一方の周面における円周面の直径が互いに異なる寸法に設定されることによって、一対のシール溝の溝幅w1,w2が互いに異なる寸法になる。このため、一対のシール溝の溝幅w1,w2を互いに異なる寸法にするために、例えば一方のシール溝における溝幅の寸法を狭くする場合には、ガイド周面側となる前記一方の周面における円周面の直径を調整することになる。このように調整することで、前記一方のシール溝の溝幅が狭くなっても、ガスケットの圧入部を、前記一方のシール溝のガイド周面によって、容易に当該シール溝に圧入することができる。
(6)本発明のガスケットは、2つの流体デバイスにそれぞれ形成された流路孔同士を接続するために、前記両流体デバイスの端面のそれぞれにおいて前記流路孔よりも径方向外側に形成された筒状のシール溝に圧入される一対の筒状の圧入部を軸方向両側に備えたガスケットであって、前記一対の圧入部のうち、一方の圧入部の径方向の厚みt1が、他方の圧入部の径方向の厚みt2よりも厚く形成されている。
このガスケットによれば、一方の圧入部の径方向の厚みt1が、他方の圧入部の径方向の厚みt2よりも厚く形成されている。このため、前記一方の圧入部が圧入される一方のシール溝の径方向の溝幅w1と、前記他方の圧入部が圧入される他方のシール溝の径方向の溝幅w2とを同一寸法に設定することで、一方のシール溝に対する一方の圧入部の圧入度合(t1−w1)よりも、他方のシール溝に対する他方の圧入部の圧入度合(t2−w2)の方が弱くなる。これにより、前記一方のシール溝が形成された流体デバイスよりも、前記他方のシール溝が形成された流体デバイスの方が、ガスケットから外れ易くなる。したがって、ガスケットから取り外したい流体デバイスに前記他方のシール溝を形成することで、当該流体デバイスのみをガスケットから取り外すことができる。
本発明によれば、ガスケットにより接続された2つの流体デバイスのうち、所望の流体デバイスのみをガスケットから取り外すことができる。
本発明の一実施形態に係る流路継手構造の一例を示す断面斜視図である。 前記流路継手構造の拡大断面図である。 前記流路継手構造の分解拡大断面図である。 前記流路継手構造の分解拡大側面図である。
次に、本発明の好ましい実施形態について添付図面を参照しながら説明する。
[流路継手構造]
図1は、本発明の一実施形態に係る流路継手構造の一例を示す断面斜視図である。図1において、本実施形態の流路継手構造1は、例えば、半導体製造装置で使用される薬液が流れる配管経路において、互いに重ね合わさる2つの配管ブロック(流体デバイス)11,12にそれぞれ形成された流路孔13,14同士を接続する接続構造として使用される。
図1の例では、ベースブロックからなる大型の第1配管ブロック11上に、流量計や圧力センサ等に接続される複数の小型の第2配管ブロック12,12を重ね合わせて前記配管経路を構成する際に、第1配管ブロック11の上面の2箇所で開口する円形の流路孔13と、各第2配管ブロック12,12の下面で開口する円形の流路孔14,14とをそれぞれ流路継手構造1を用いて接続している。本実施形態では、第1配管ブロック11の流路孔13および第2配管ブロック12,12の流路孔14,14は、いずれも同一径に形成されている。
なお、本実施形態の流路継手構造1は、配管ブロック11,12の流路孔13,14同士を接続する接続構造として使用しているが、ポンプ、バルブ、アキュムレータ、フィルタ等の他の流体デバイスの流路孔同士を接続する接続構造にも適用することができる。
図2は、流路継手構造1の拡大断面図である。図3は、流路継手構造1の分解拡大断面図である。なお、図2及び図3では、説明の便宜上、配管ブロック11,12同士を横向きに配置している(図4も同様)。
図2及び図3において、流路継手構造1は、2つの配管ブロック11,12の流路孔13,14同士を接続するためのガスケット2と、第1配管ブロック11の流路孔13の接続端部に形成された径内側シール溝3Aと、第2配管ブロック12の流路孔13の接続端部に形成された径内側シール溝3Bと、第1配管ブロック11の前記接続端部側の端面11aにおいて流路孔13よりも径方向外側に形成された径外側シール溝(シール溝)4Aと、第2配管ブロック12の前記接続端部側の端面12aにおいて流路孔14よりも径方向外側に形成された径外側シール溝(シール溝)4Bと、を備えている。
[径内側シール溝および径外側シール溝]
図3において、第1配管ブロック11の径内側シール溝3Aは、流路孔13の接続端部の周面において、軸方向内側から軸方向外端へ向かうにつれて徐々に拡径するように切り欠かれたテーパ溝とされている。同様に、第2配管ブロック12の径内側シール溝3Bは、流路孔14の接続端部の周面において、軸方向内側から軸方向外端へ向かうにつれて徐々に拡径するように切り欠かれたテーパ溝とされている。
第1配管ブロック11の径外側シール溝4A及び第2配管ブロック12の径外側シール溝4Bは、それぞれ円筒状に形成されている。各径外側シール溝4A,4Bの内周面41は、断面視において、軸方向に真っすぐ延びる円周面41aと、この円周面41aよりも軸方向外側に形成されたテーパ状のガイド周面41bとを有している。
ガイド周面41bの軸方向内端は、円周面41aの軸方向外端に接続されている。そして、ガイド周面41bは、軸方向内端から軸方向外端(図3中の円周面41aから後述するガスケット2側)へ向かうにつれて徐々に縮径するように形成されている。これにより、ガイド周面41bは、径外側シール溝4A(4B)にガスケット2の径外側圧入部23A(23B)を圧入するときに、その圧入をガイドするようになっている。
各径外側シール溝4A,4Bの外周面42の全体は、断面視において軸方向に真っすぐ延びる円周面とされている。なお、流路継手構造1は、一対の径内側シール溝3A,3Bおよび一対の径外側シール溝4A,4Bのうち、少なくとも一対の径外側シール溝4A,4Bを備えていればよい。
[ガスケット]
図2及び図3において、ガスケット2は、本体部21(図中のクロスハッチングで示す部分)と、第1配管ブロック11の径内側シール溝3Aに圧入される径内側圧入部22Aと、第2配管ブロック12の径内側シール溝3Bに圧入される径内側圧入部22Bと、第1配管ブロック11の径外側シール溝4Aに圧入される径外側圧入部(圧入部)23Aと、第2配管ブロック12の径外側シール溝4Bに圧入される径外側圧入部(圧入部)23Bと、を備えている。なお、ガスケット2は、一対の径内側圧入部22A,22Bおよび一対の径外側圧入部23A,23Bのうち、少なくとも一対の径外側圧入部23A,23Bを備えていればよい。
本体部21は、ガスケット2の軸方向中央部において環状に形成されており、ガスケット2の径方向(図中の上下方向)の厚みが厚くなる厚肉部とされている。図2に示す状態において、本体部21は、両配管ブロック11,12の端面11a,12a間に配置されており、両端面11a,12a間には、本体部21の径方向外側に隙間Sが形成されている。
一対の径内側圧入部22A,22Bは、本体部21の軸方向両端部それぞれの径内側から軸方向外側に突出して環状に形成される断面視三角形状の部分である。
各径内側圧入部22A,22Bの内周面は、本体部21の内周面と略同一径に形成され、且つ流路孔13,14と略同一径に形成されている。
従って、本体部21の内周面と、一対の径内側圧入部22A,22Bの内周面と、流路孔13,14の周面とは、断面視において略面一に形成されている。これにより、本体部21および一対の径内側圧入部22A,22Bの内側には、流路孔13,14同士を接続し、軸方向から見たときの形状が円形の接続流路24が形成されている。このように、流路孔13,14とガスケット2の内周面とに段差が生じないので、流路孔13,14内を流れる流体が滞留することを防止できる。
各径内側圧入部22A,22Bの外周面は、その軸方向外端から軸方向内端へ向かうにつれて徐々に拡径するテーパ周面221とされている。一対の径内側圧入部22A,22Bのテーパ周面221は、第1及び第2配管ブロック11,12の径内側シール溝3A,3Bの周面にそれぞれ密着してシール機能を発揮するシール周面とされている。これにより、ガスケット2の一対の径内側圧入部22A,22Bは、第1及び第2配管ブロック11,12の径内側シール溝3A,3Bにそれぞれ圧入されることにより、流路孔13,14に最も近いシール(一次シール)として機能し、流路孔13,14内の流体が外部に漏洩するのを防止する。
一対の径外側圧入部23A,23Bは、本体部21の軸方向両端部それぞれの径外側から軸方向外側に突出して円筒状に形成されている。各径外側圧入部23A,23Bの軸方向の長さは、対応する径外側シール溝4A,4Bの軸方向の長さ(溝深さ)よりも僅かに短く形成されている。
各径外側圧入部23A,23Bの内周面231の一部(図中の2点鎖線で示す仮想線よりも軸方向外側の部分)は、対応する径外側シール溝4A,4Bの円周面41aに密着してシール機能を発揮するシール周面231aとされている。各径外側圧入部23A,23Bの内周面231の他部(図中の2点鎖線で示す仮想線よりも軸方向内側の部分)は、対応する径外側シール溝4A,4Bのガイド周面41bに対して所定の隙間をあけて対向し、シール機能をほとんど発揮しない非シール周面231bとされている。なお、前記2点鎖線で示す仮想線は、各径外側シール溝4A,4Bの内周面41における円周面41aとガイド周面41bとの境界を通過するように、ガスケット2の径方向に延びる仮想線である(図2参照)。
各径外側圧入部23A,23Bの外周面232の一部(図中の2点鎖線で示す仮想線よりも軸方向外側の部分)は、対応する径外側シール溝4A,4Bの外周面42に密着してシール機能を発揮するシール周面232aとされている。各径外側圧入部23A,23Bの外周面232の他部(図中の2点鎖線で示す仮想線よりも軸方向内側の部分)は、シール機能をほとんど発揮しない非シール周面232bとされている。これにより、ガスケット2の一対の径外側圧入部23A,23Bは、第1及び第2配管ブロック11,12の径外側シール溝4A,4Bにそれぞれ圧入されることにより、流路孔13,14内の流体が外部に漏洩するのを防止する二次シールとして機能する。
なお、本実施形態の径外側圧入部23A,23Bは、円筒状に形成されているが、多角筒状に形成されていてもよい。この場合には、径外側圧入部23A,23Bの形状に合わせて径外側シール溝4A,4Bも多角筒状に形成すればよい。
[シール溝と圧入部の寸法関係]
上記のように構成された流路継手構造1では、例えばメンテナンス作業時に、図2に示す状態から、両配管ブロック11,12のうち一方の配管ブロックのみをガスケット2から取り外せるようになっている。換言すれば、図2に示す状態から、両配管ブロック11,12のうち一方の配管ブロックのみにガスケット2を留まらせることができるようになっている。本実施形態では、第1配管ブロック11及び第2配管ブロック12のどちらを取り外してもよいが、一例として第2配管ブロック12のみをガスケット2から取り外す場合について、以下説明する。
図3において、両配管ブロック11,12の一対の径外側シール溝4A,4B、およびガスケット2の一対の径外側圧入部23A,23Bは、第2配管ブロック12のみをガスケット2から取り外すことができるように、下記の式(1)の関係を満たすように形成されている。
(t1−w1)>(t2−w2) ・・・(1)
ただし、上記式(1)の各変数の定義は次の通りである。
t1:径外側圧入部23Aの径方向の厚み
t2:径外側圧入部23Bの径方向の厚み
w1:径外側シール溝4Aの径方向の溝幅
w2:径外側シール溝4Bの径方向の溝幅
本実施形態では、上記式(1)に加えて、一対の径外側シール溝4A,4Bは、w1≠w2の関係をさらに満たすように形成され、かつ一対の径外側圧入部23A,23Bは、t1≠t2の関係をさらに満たすように形成されている。
そして、一対の径外側シール溝4A,4Bがw1≠w2の関係を満たすように、径外側シール溝4Aの内周面41における円周面41aの直径d1と、径外側シール溝4Bの内周面41における円周面41aの直径d2とが互いに異なる寸法に設定されている。
なお、上記t1,t2,w1,w2の定義は、第2配管ブロック12のみをガスケット2から取り外す場合の定義である。従って、第1配管ブロック11のみをガスケット2から取り外す場合、t1,t2,w1,w2の定義は以下のようになる。
t1:径外側圧入部23Bの径方向の厚み
t2:径外側圧入部23Aの径方向の厚み
w1:シール溝4Bの径方向の溝幅
w2:シール溝4Aの径方向の溝幅
[目印]
図4は、流路継手構造1の分解拡大側面図である。図4に示すように、本実施形態では、両配管ブロック11,12の外側面及びガスケット2の外周面に、配管ブロック11,12に対するガスケット2の接続方向を示す目印6が付されている。本実施形態の目印6は、第1配管ブロック11の外側面に付された目印61と、第2配管ブロック12の外側面に付された目印62と、ガスケット2の径外側圧入部23Aの外周面に付された目印63と、ガスケット2の径外側圧入部23Bの外周面に付された目印64とによって構成されている。
第1配管ブロック11の目印61、及びガスケット2の径外側圧入部23A側の目印63は、互いに同じ形状のマーク(図例では△形状のマーク)とされている。
第2配管ブロック12の目印62、及びガスケット2の径外側圧入部23B側の目印64は、前記目印61,63とは異なる形状とされ、かつ互いに同じ形状のマーク(図例では○形状のマーク)とされている。
これにより、両配管ブロック11,12に対してガスケット2を接続する際には、図4に示すように、互いに同じ形状のマークが軸方向に隣り合うようにガスケット2を配置することで、ガスケット2を、その接続方向を間違えることなく両配管ブロック11,12に接続することができる。また、両配管ブロック11,12には、互いに異なる形状の目印61,64が付されているので、メンテナンス作業等の際にガスケット2から取り外す配管ブロック(本実施形態では第2配管ブロック12)を間違えることもない。
なお、図4で示す各目印61〜64は、あくまで例示であって、本例で示すものに限定されるものではない。
[効果]
以上、本実施形態の流路継手構造1によれば、両配管ブロック11,12の一対の径外側シール溝4A,4B、およびガスケット2の一対の径外側圧入部23A,23Bは、上記式(1)の関係を満たすように形成されている。このため、径外側シール溝4Aに対する径外側圧入部23Aの圧入度合(t1−w1)よりも、径外側シール溝4Bに対する径外側圧入部23Bの圧入度合(t2−w2)の方が弱くなる。これにより、径外側シール溝4Aが形成された第1配管ブロック11よりも、径外側シール溝4Bが形成された第2配管ブロック12の方が、ガスケット2から外れ易くなるため、メンテナンス作業等の際に第2配管ブロック12のみをガスケット2から取り外すことができる。
また、一対の径外側シール溝4A,4Bの溝幅w1,w2が互いに異なる寸法になり、かつ一対の径外側圧入部23A,23Bの厚みt1,t2が互いに異なる寸法になるため、径外側シール溝4A又は径外側シール溝4Bに対して、一方の径外側圧入部23Aを圧入するときの圧入感覚と、他方の径外側圧入部23Bを圧入するときの圧入感覚との違いが分かり易くなる。したがって、流路継手構造1を組み付ける場合、径外側シール溝4Aに誤って径外側圧入部23Bを圧入するときに、または径外側シール溝4Bに誤って径外側圧入部23Aを圧入するときに、その圧入感覚の違いによって誤って圧入していることに気づき易くなる。
[変形例]
上記実施形態における一対の径外側シール溝4A,4Bは、w1≠w2の関係を満たすように形成されているが、変形例の一つ目としては、これに替えてw1=w2の関係を満たすように形成されていてもよい。この場合、一対の径外側シール溝4A,4Bの溝幅w1,w2が同一寸法になるため、各配管ブロック11,12の径外側シール溝4A,4Bを容易に形成することができる。
なお、w1=w2の場合、一対の径外側圧入部23A,23Bは、上記式(1)の関係を満たすために、t1>t2の関係を満たすように形成されていればよい。つまり、径外側圧入部23Aの厚みt1を、径外側圧入部23Bの厚みt2よりも厚く形成すればよい。
上記実施形態における一対の径外側圧入部23A,23Bは、t1≠t2の関係を満たすように形成されているが、変形例の二つ目としては、これに替えてt1=t2の関係を満たすように形成されていてもよい。これにより、一対の径外側圧入部23A,23Bの厚みt1,t2が同一寸法になるため、ガスケット2の各径外側圧入部23A,23Bを容易に形成することができる。
なお、t1=t2の場合、一対の径外側シール溝4A,4Bは、上記式(1)の関係を満たすために、w1>w2の関係を満たすように形成されていればよい。つまり、径外側シール溝4Aの溝幅w1を、径外側シール溝4Bの溝幅w2よりも幅広に形成すればよい。さらに、t1=t2の場合、ガスケット2を配管ブロック11,12に接続する際の方向性が生じず、両配管ブロック11,12に対するガスケット2の接続方向を示す必要がないので、ガスケット2の目印63,64(図4参照)は不要となる。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味、及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
例えば、上記実施形態では、半導体分野で用いられる流路継手構造1を例に説明したが、その分野はこれに限定されることなく、液晶・有機EL分野、医療・医薬分野、または、自動車関連分野においても使用され得る。
1 流路継手構造
2 ガスケット
4A 径外側シール溝(シール溝)
4B 径外側シール溝(シール溝)
11 第1配管ブロック(流体デバイス)
11a 端面
12 第2配管ブロック(流体デバイス)
12a 端面
13 流路孔
14 流路孔
23A 径外側圧入部(圧入部)
23B 径外側圧入部(圧入部)
41a 円周面
41b ガイド周面

Claims (2)

  1. 2つの流体デバイスにそれぞれ形成された流路孔同士を接続する流路継手構造であって、
    前記両流体デバイスの端面のそれぞれにおいて前記流路孔よりも径方向外側に形成された一対の筒状のシール溝と、
    前記両流体デバイスのシール溝にそれぞれ圧入される一対の筒状の圧入部を軸方向両側に有するガスケットと、を備え、
    前記一対のシール溝および前記一対の圧入部は、次式の関係を満たすように形成され、
    前記一対の圧入部は、t1=t2の関係をさらに満たすように形成されており
    前記シール溝の外周面及び内周面のうち一方の周面は、円周面と、当該円周面よりも軸方向外側に形成され前記圧入部の圧入をガイドするテーパ状のガイド周面と、を有し、
    前記一対のシール溝における前記円周面の直径が、互いに異なる寸法に設定されている、流路継手構造。
    (t1−w1)>(t2−w2)
    ただし、上記式の各変数の定義は次の通りである。
    t1:一方の圧入部の径方向の厚み
    t2:他方の圧入部の径方向の厚み
    w1:前記一方の圧入部が圧入される一方のシール溝の径方向の溝幅
    w2:前記他方の圧入部が圧入される他方のシール溝の径方向の溝幅
  2. 2つの流体デバイスにそれぞれ形成された流路孔同士を接続する流路継手構造であって、
    前記両流体デバイスの端面のそれぞれにおいて前記流路孔よりも径方向外側に形成された一対の筒状のシール溝と、
    前記両流体デバイスのシール溝にそれぞれ圧入される一対の筒状の圧入部を軸方向両側に有するガスケットと、を備え、
    前記一対のシール溝および前記一対の圧入部は、次式の関係を満たすように形成され、
    前記一対のシール溝はw1≠w2の関係をさらに満たすように形成され、かつ前記一対の圧入部はt1≠t2の関係をさらに満たすように形成されており
    前記シール溝の外周面及び内周面のうち一方の周面は、円周面と、当該円周面よりも軸方向外側に形成され前記圧入部の圧入をガイドするテーパ状のガイド周面と、を有し、
    前記一対のシール溝における前記円周面の直径が、互いに異なる寸法に設定されている、流路継手構造。
    (t1−w1)>(t2−w2)
    ただし、上記式の各変数の定義は次の通りである。
    t1:一方の圧入部の径方向の厚み
    t2:他方の圧入部の径方向の厚み
    w1:前記一方の圧入部が圧入される一方のシール溝の径方向の溝幅
    w2:前記他方の圧入部が圧入される他方のシール溝の径方向の溝幅
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