JP6858155B2 - 流路継手構造 - Google Patents
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Description
この流路継手構造のガスケットは、その軸方向両側に一対の円筒状の圧入部を備えている。これらの圧入部が、両流体デバイスの流路孔の接続端部に形成された円筒状のシール溝にそれぞれ圧入されることにより、流体の漏洩を防止するシールとして機能する(特許文献1のFIG14B参照)。
(t1−w1)>(t2−w2)
ただし、上記式の各変数の定義は次の通りである。
t1:一方の圧入部の径方向の厚み
t2:他方の圧入部の径方向の厚み
w1:前記一方の圧入部が圧入される一方のシール溝の径方向の溝幅
w2:前記他方の圧入部が圧入される他方のシール溝の径方向の溝幅
この場合、一対のシール溝の溝幅w1,w2が同一寸法になるため、各流体デバイスのシール溝を容易に形成することができる。
この場合、一対の圧入部の厚みt1,t2が同一寸法になるため、ガスケットの各圧入部を容易に形成することができる。
この場合、一対のシール溝の溝幅w1,w2が互いに異なる寸法になり、かつ一対の圧入部の厚みt1,t2が互いに異なる寸法になるため、一方または他方のシール溝に対して、一方の圧入部を圧入するときの圧入感覚と、他方の圧入部を圧入するときの圧入感覚との違いが分かり易くなる。したがって、流路継手構造を組み付ける際に、前記一方のシール溝に誤って前記他方の圧入部を圧入するときに、または前記他方のシール溝に誤って前記一方の圧入部を圧入するときに、その圧入感覚の違いによって誤って圧入していることに気づき易くなる。
この場合、シール溝の外周面および内周面のうち、ガイド周面を有する一方の周面における円周面の直径が互いに異なる寸法に設定されることによって、一対のシール溝の溝幅w1,w2が互いに異なる寸法になる。このため、一対のシール溝の溝幅w1,w2を互いに異なる寸法にするために、例えば一方のシール溝における溝幅の寸法を狭くする場合には、ガイド周面側となる前記一方の周面における円周面の直径を調整することになる。このように調整することで、前記一方のシール溝の溝幅が狭くなっても、ガスケットの圧入部を、前記一方のシール溝のガイド周面によって、容易に当該シール溝に圧入することができる。
[流路継手構造]
図1は、本発明の一実施形態に係る流路継手構造の一例を示す断面斜視図である。図1において、本実施形態の流路継手構造1は、例えば、半導体製造装置で使用される薬液が流れる配管経路において、互いに重ね合わさる2つの配管ブロック(流体デバイス)11,12にそれぞれ形成された流路孔13,14同士を接続する接続構造として使用される。
図2及び図3において、流路継手構造1は、2つの配管ブロック11,12の流路孔13,14同士を接続するためのガスケット2と、第1配管ブロック11の流路孔13の接続端部に形成された径内側シール溝3Aと、第2配管ブロック12の流路孔13の接続端部に形成された径内側シール溝3Bと、第1配管ブロック11の前記接続端部側の端面11aにおいて流路孔13よりも径方向外側に形成された径外側シール溝(シール溝)4Aと、第2配管ブロック12の前記接続端部側の端面12aにおいて流路孔14よりも径方向外側に形成された径外側シール溝(シール溝)4Bと、を備えている。
図3において、第1配管ブロック11の径内側シール溝3Aは、流路孔13の接続端部の周面において、軸方向内側から軸方向外端へ向かうにつれて徐々に拡径するように切り欠かれたテーパ溝とされている。同様に、第2配管ブロック12の径内側シール溝3Bは、流路孔14の接続端部の周面において、軸方向内側から軸方向外端へ向かうにつれて徐々に拡径するように切り欠かれたテーパ溝とされている。
図2及び図3において、ガスケット2は、本体部21(図中のクロスハッチングで示す部分)と、第1配管ブロック11の径内側シール溝3Aに圧入される径内側圧入部22Aと、第2配管ブロック12の径内側シール溝3Bに圧入される径内側圧入部22Bと、第1配管ブロック11の径外側シール溝4Aに圧入される径外側圧入部(圧入部)23Aと、第2配管ブロック12の径外側シール溝4Bに圧入される径外側圧入部(圧入部)23Bと、を備えている。なお、ガスケット2は、一対の径内側圧入部22A,22Bおよび一対の径外側圧入部23A,23Bのうち、少なくとも一対の径外側圧入部23A,23Bを備えていればよい。
各径内側圧入部22A,22Bの内周面は、本体部21の内周面と略同一径に形成され、且つ流路孔13,14と略同一径に形成されている。
上記のように構成された流路継手構造1では、例えばメンテナンス作業時に、図2に示す状態から、両配管ブロック11,12のうち一方の配管ブロックのみをガスケット2から取り外せるようになっている。換言すれば、図2に示す状態から、両配管ブロック11,12のうち一方の配管ブロックのみにガスケット2を留まらせることができるようになっている。本実施形態では、第1配管ブロック11及び第2配管ブロック12のどちらを取り外してもよいが、一例として第2配管ブロック12のみをガスケット2から取り外す場合について、以下説明する。
(t1−w1)>(t2−w2) ・・・(1)
ただし、上記式(1)の各変数の定義は次の通りである。
t1:径外側圧入部23Aの径方向の厚み
t2:径外側圧入部23Bの径方向の厚み
w1:径外側シール溝4Aの径方向の溝幅
w2:径外側シール溝4Bの径方向の溝幅
そして、一対の径外側シール溝4A,4Bがw1≠w2の関係を満たすように、径外側シール溝4Aの内周面41における円周面41aの直径d1と、径外側シール溝4Bの内周面41における円周面41aの直径d2とが互いに異なる寸法に設定されている。
t1:径外側圧入部23Bの径方向の厚み
t2:径外側圧入部23Aの径方向の厚み
w1:シール溝4Bの径方向の溝幅
w2:シール溝4Aの径方向の溝幅
図4は、流路継手構造1の分解拡大側面図である。図4に示すように、本実施形態では、両配管ブロック11,12の外側面及びガスケット2の外周面に、配管ブロック11,12に対するガスケット2の接続方向を示す目印6が付されている。本実施形態の目印6は、第1配管ブロック11の外側面に付された目印61と、第2配管ブロック12の外側面に付された目印62と、ガスケット2の径外側圧入部23Aの外周面に付された目印63と、ガスケット2の径外側圧入部23Bの外周面に付された目印64とによって構成されている。
第2配管ブロック12の目印62、及びガスケット2の径外側圧入部23B側の目印64は、前記目印61,63とは異なる形状とされ、かつ互いに同じ形状のマーク(図例では○形状のマーク)とされている。
なお、図4で示す各目印61〜64は、あくまで例示であって、本例で示すものに限定されるものではない。
以上、本実施形態の流路継手構造1によれば、両配管ブロック11,12の一対の径外側シール溝4A,4B、およびガスケット2の一対の径外側圧入部23A,23Bは、上記式(1)の関係を満たすように形成されている。このため、径外側シール溝4Aに対する径外側圧入部23Aの圧入度合(t1−w1)よりも、径外側シール溝4Bに対する径外側圧入部23Bの圧入度合(t2−w2)の方が弱くなる。これにより、径外側シール溝4Aが形成された第1配管ブロック11よりも、径外側シール溝4Bが形成された第2配管ブロック12の方が、ガスケット2から外れ易くなるため、メンテナンス作業等の際に第2配管ブロック12のみをガスケット2から取り外すことができる。
上記実施形態における一対の径外側シール溝4A,4Bは、w1≠w2の関係を満たすように形成されているが、変形例の一つ目としては、これに替えてw1=w2の関係を満たすように形成されていてもよい。この場合、一対の径外側シール溝4A,4Bの溝幅w1,w2が同一寸法になるため、各配管ブロック11,12の径外側シール溝4A,4Bを容易に形成することができる。
例えば、上記実施形態では、半導体分野で用いられる流路継手構造1を例に説明したが、その分野はこれに限定されることなく、液晶・有機EL分野、医療・医薬分野、または、自動車関連分野においても使用され得る。
2 ガスケット
4A 径外側シール溝(シール溝)
4B 径外側シール溝(シール溝)
11 第1配管ブロック(流体デバイス)
11a 端面
12 第2配管ブロック(流体デバイス)
12a 端面
13 流路孔
14 流路孔
23A 径外側圧入部(圧入部)
23B 径外側圧入部(圧入部)
41a 円周面
41b ガイド周面
Claims (2)
- 2つの流体デバイスにそれぞれ形成された流路孔同士を接続する流路継手構造であって、
前記両流体デバイスの端面のそれぞれにおいて前記流路孔よりも径方向外側に形成された一対の筒状のシール溝と、
前記両流体デバイスのシール溝にそれぞれ圧入される一対の筒状の圧入部を軸方向両側に有するガスケットと、を備え、
前記一対のシール溝および前記一対の圧入部は、次式の関係を満たすように形成され、
前記一対の圧入部は、t1=t2の関係をさらに満たすように形成されており、
前記シール溝の外周面及び内周面のうち一方の周面は、円周面と、当該円周面よりも軸方向外側に形成され前記圧入部の圧入をガイドするテーパ状のガイド周面と、を有し、
前記一対のシール溝における前記円周面の直径が、互いに異なる寸法に設定されている、流路継手構造。
(t1−w1)>(t2−w2)
ただし、上記式の各変数の定義は次の通りである。
t1:一方の圧入部の径方向の厚み
t2:他方の圧入部の径方向の厚み
w1:前記一方の圧入部が圧入される一方のシール溝の径方向の溝幅
w2:前記他方の圧入部が圧入される他方のシール溝の径方向の溝幅 - 2つの流体デバイスにそれぞれ形成された流路孔同士を接続する流路継手構造であって、
前記両流体デバイスの端面のそれぞれにおいて前記流路孔よりも径方向外側に形成された一対の筒状のシール溝と、
前記両流体デバイスのシール溝にそれぞれ圧入される一対の筒状の圧入部を軸方向両側に有するガスケットと、を備え、
前記一対のシール溝および前記一対の圧入部は、次式の関係を満たすように形成され、
前記一対のシール溝はw1≠w2の関係をさらに満たすように形成され、かつ前記一対の圧入部はt1≠t2の関係をさらに満たすように形成されており、
前記シール溝の外周面及び内周面のうち一方の周面は、円周面と、当該円周面よりも軸方向外側に形成され前記圧入部の圧入をガイドするテーパ状のガイド周面と、を有し、
前記一対のシール溝における前記円周面の直径が、互いに異なる寸法に設定されている、流路継手構造。
(t1−w1)>(t2−w2)
ただし、上記式の各変数の定義は次の通りである。
t1:一方の圧入部の径方向の厚み
t2:他方の圧入部の径方向の厚み
w1:前記一方の圧入部が圧入される一方のシール溝の径方向の溝幅
w2:前記他方の圧入部が圧入される他方のシール溝の径方向の溝幅
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018067559A JP6858155B2 (ja) | 2018-03-30 | 2018-03-30 | 流路継手構造 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018067559A Active JP6858155B2 (ja) | 2018-03-30 | 2018-03-30 | 流路継手構造 |
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2018
- 2018-03-30 JP JP2018067559A patent/JP6858155B2/ja active Active
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