JP6857945B2 - ワーク移載方法 - Google Patents

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本発明は、搬入ラインから中間ラインにワークを移載して所定の工程を施した後、ワークを中間ラインから搬出ラインに移載するワーク移載方法に関する。
例えば自動車の組立工程では、塗装工程を経た車体からドアを取り外し、車体及びドアを別経路で搬送しながらそれぞれに各種部品を組み付けた後、再びドアを車体に取り付けることが行われている。車体から取り外されたドアは、ハンガーコンベアで搬送され、艤装ラインに移載されて各種部品が組み付けられた後、再びハンガーコンベアに移載されて車体への取り付けエリアまで搬送される。
上記のような組立設備では、車体から取り外したドアを、ドア搬送ライン(ハンガーコンベア)やドア艤装ラインに移載する必要がある。例えば下記の特許文献1では、車体から取り外したドアを、ロボットアームでハンガーコンベアに移載することが行われている。具体的には、ロボットアームの支持部でドアの下部を保持しながらハンガーキャリアに移載している。
特開2007−145561号公報
しかし、上記のように、ロボットアームでワークの下部のみを支持した状態では、ワークの支持が不安定となるため、ハンガーキャリアへのワークの移載をスムーズに行うことができないおそれがある。
例えば、ロボットアームで、ワークの下部だけでなく、ワークの上下方向中間部を保持するようにすれば、ワークを安定的に保持することができる。しかし、この場合、ロボットアームのハンド部に、ワークの下部を保持する保持部と、ワークの上下方向中間部を保持する保持部とを設ける必要があるため、ハンド部が大型化する。このため、ワークを他の搬送装置に移載する際に、ロボットアームのハンド部が他の搬送装置に干渉し、移載作業に支障を来たすおそれがある。
そこで、本発明は、異なるラインの搬送装置の間でロボットを用いてワークを移載するにあたり、ワークを安定的に保持して移載をスムーズに行うと共に、ロボットのハンド部と搬送装置との干渉を回避することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は、移載ロボットにより、ハンガーコンベアと他の搬送装置との間でワークを移載するワーク移載方法であって、前記移載ロボットのハンド部に治具を取り付けた状態で、前記治具と前記ハンガーコンベアとの間でワークを移載する工程と、前記治具及びワークを前記搬送装置に搭載した状態で、前記移載ロボットのハンド部と前記治具とを着脱することにより、前記移載ロボットと前記搬送装置との間で前記治具及びワークを一体的に移載する工程とを備えたワーク移載方法を提供する。
このように、本発明のワーク搬送方法では、ハンガーコンベアと移載ロボットとの間でのワークの移載は、移載ロボットのハンド部に治具を取り付けた状態で行う。この場合、ワークは治具に搭載されるため、治具に、ワークの所望の部位を保持する保持部を設けておくことで、ワークを安定的に保持することができる。
一方、他の搬送装置と移載ロボットとの間でのワークの移載は、移載ロボットのハンド部と治具とを着脱することにより、治具及びこれに搭載したワークを一体化した状態で行う。この場合、治具をワークから分離する必要がないため、保持部を設けることで治具が大型化した場合であっても、治具が他の搬送装置と干渉する事態を回避できる。
上記のワーク搬送方法は、搬入ラインの搬送装置(例えばハンガーキャリア)から中間ラインの搬送装置にワークを移載して所定の工程を施した後、中間ラインの搬送装置から搬出ラインの搬送装置(例えばハンガーキャリア)にワークを移載する場合に適用することができる。この場合、搬入ラインの搬送装置から中間ラインの搬送装置にワークを移載する工程は、前記搬入ラインの搬送装置から、搬入ロボットのハンド部に取り付けた治具にワークを移載する工程と、前記搬入ロボットにより前記治具及びワークを前記中間ラインの搬送装置まで搬送し、前記搬入ロボットのハンド部から前記治具を取り外すことにより、前記中間ラインの搬送装置に前記治具及びワークを一体的に移載する工程とを有する。一方、中間ラインの搬送装置から搬出ラインの搬送装置にワークを移載する工程は、前記中間ラインの搬送装置に搭載された前記治具に搬出ロボットのハンド部を取り付けることにより、前記搬出ロボットで前記治具及びワークを一体的に保持する工程と、前記搬出ロボットで前記治具及びワークを前記搬出ラインの搬送装置まで搬送し、前記搬出ロボットのハンド部に取り付けた前記治具から前記搬出ラインの搬送装置にワークを移載する工程とを有する。
上記のワーク搬送方法において、搬出ロボットで中間ラインの搬送装置から搬出ラインの搬送装置にワークを移載した後、搬出ロボットのハンド部から治具を取り外して仮置台に載置し、仮置台に載置された治具に搬入ロボットのハンド部を取り付けて、搬入ラインの搬送装置から中間ラインの搬送装置にワークを移載することが好ましい。これにより、搬出ロボットで保持した治具を仮置台に載置する工程や、搬入ロボットで仮置台の治具を保持する工程を行っている間に、中間ラインの搬送装置を搬出ロボットの前から搬入ロボットの前まで搬送することができるため、移載のサイクルタイムを短縮できる。
以上のように、本発明のワーク搬送方法では、異なるラインの搬送装置の間でのワークの移載を、移載ロボットのハンド部に取り付けた治具を用いて行うことで、ワークを安定的に保持して移載をスムーズに行うことができる。また、移載ロボットと中間ラインの搬送装置との間のワークの移載を、治具とワークとを一体化した状態で行うことで、治具と搬送装置とが干渉する事態を回避することができる。
自動車のドアの組立設備の平面図である。 上記組立設備の側面図である。 (A)はハンガーの側面図、(B)は同正面図である。 (A)は治具の側面図、(B)は同正面図、(C)は同平面図である。 (A)は移載ロボットのハンド部の平面図、(B)は同側面図である。 移載ロボットで保持した治具をワーク(ハンガー及びドア)に下方からアクセスする様子を示す正面図である。 移載ロボットで保持した治具でワークを保持する様子を示す正面図である。 移載の各工程のサイクルタイムを示す表である。 他の実施形態に係る組立設備の側面図である。 図9の組立設備における移載の各工程のサイクルタイムを示す表である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1に、自動車のドアの組立設備を示す。この組立設備は、ドアに各種部品を組み付ける中間ラインとしてのドア艤装ラインL1と、各種部品が取り付けられる前のドアをドア艤装ラインL1に搬入する搬入ラインL2と、各種部品が取り付けられたドアをドア艤装ラインL1から搬出する搬出ラインL3とを備える。尚、以下の説明では、各ラインの搬送方向を「搬送方向」、搬送方向と直交する水平方向を「幅方向」と言う。
ドア艤装ラインL1は、ドアを搬送する搬送装置を有し、搬送装置で搬送されるドアに対して作業者が各種部品を組み付ける。搬送装置は、ドア(ワーク)が載置される載置面を有する。本実施形態では、搬送装置として、複数の台車201を備える。台車201は、例えば無人搬送車(AGV)であり、床面に貼られた磁気テープに沿ってロープ状に走行する。尚、ドア艤装ラインL1の搬送装置は、台車201(AGV)に限らず、フロアコンベア等であってもよい。
本実施形態では、搬入ラインL2及び搬出ラインL3にハンガーコンベアが設けられ、図示例では、搬入ラインL2及び搬出ラインL3に共通のハンガーコンベア100が設けられる。すなわち、ハンガーコンベア100から、部品組付け前のドアをドア艤装ラインL1に移載し、ドア艤装ラインL1でドアに各種部品を組み付けた後、部品組付け後のドアをドア艤装ラインL1からハンガーコンベア100に移載する。尚、搬入ラインL2及び搬出ラインL3を別々のハンガーコンベアで構成してもよい。
ハンガーコンベア100は、図2に示すように、レール101と、レールに沿って走行する搬送装置としてのハンガーキャリア102とを備える。ハンガーキャリア102はフック102aを備え、このフック102aにハンガーW1の上部を引っ掛けることで、ハンガーW1及びこれに搭載されたドアW2(以下、これらをまとめてワークWと言う。)が吊り下げ保持される。
ハンガーW1は、図3(A)(B)に示すように、ハンガーキャリア102のフック102aに係止される上部フレームW11と、幅方向に離間して設けられた一対の下部フレームW12と、上部フレームW11と下部フレームW12とを連結する一対の連結フレームW13と、一対の連結フレームW13の上下方向中間部同士を水平方向に連結する中間フレームW14とを備える。下部フレームW12には、ドアW2の下部を支持する支持部W15が取り付けられる。本実施形態では、図3(B)に示すように、下部フレームW12の幅方向両側に支持部W15が設けられ、各支持部W15にそれぞれドアW2の下部が載置される。支持部W15は、上面にV溝が設けられ、これによりドアW2の下部が幅方向で位置決めされる。ドアW2の上下方向中間部は、図示しない保持手段でハンガーW1に保持されている。
上記のドアの組立設備には、ハンガーコンベア100とドア艤装ラインL1との間でワークWを移載する移載ロボットが設けられる。本実施形態では、図1に示すように、ハンガーコンベア100(搬入ラインL2)からドア艤装ラインL1にワークWを移載する搬入ロボット11と、ドア艤装ラインL1からハンガーコンベア(搬出ラインL3)にワークWを移載する搬出ロボット12とが設けられる。搬入ロボット11と搬出ロボット12との間には、ワークWの移載時に用いる治具40を載置するための仮置台30が設けられる。
治具40は、図4(A)〜(C)に示すように、矩形状のベース41と、ベース41から上方に延びる支柱42と、支柱の上部に設けられた保持部43とを備える。支柱42は、搬送方向に離隔した2箇所に設けられる。保持部43は、幅方向中央に設けられた凹部43aと、凹部43aの上端に連続し、上方に行くにつれて幅方向外側に傾斜した一対の内側ガイド面43bと、保持部43の幅方向外側の側面に設けられ、上方に行くにつれて幅方向内側に傾斜した一対の外側ガイド面43cとを備える。ベース41には、上下方向に貫通した固定穴44が設けられる。ベース41の上面には、ハンガーW1を下方から支持する支持部45が設けられる。
本実施形態では、搬入ロボット11及び搬出ロボット12が同じ構成を有し、何れも多関節アーム21と、その先端に設けられたハンド部22とを有する(図2参照)。ハンド部22は、治具40を下方から支持する支持部と、治具40を幅方向に位置決めする位置決め部と、治具40をハンド部22に固定する固定手段とを有する。本実施形態では、図5(A)(B)に示すように、支持部として、治具40のベース41を水平方向に自由移動可能な状態で支持するボールベアリング22aが設けられる。位置決め部としては、例えば、治具40のベース41に幅方向一方側から当接する固定当接部22bと、治具40のベース41に幅方向他方側から当接する可動当接部22cとが設けられる。可動当接部22cは、駆動部としてのシリンダ22dにより幅方向に駆動される。固定手段としては、例えば、係止部材22eと、駆動する駆動部としてのシリンダ22fとが設けられる。シリンダ22fは、係止部材22eを、90°回転させると共に、上下方向(ベース41と直交する方向)に駆動する。
以下、上記のドアの組立設備におけるワークWの搬送方法を説明する。
まず、搬入ロボット11のハンド部22に、仮置台30に載置された治具40を取り付ける。図2に示すように、仮置台30の搬送方向中間部には凹部31が形成されているため、仮置台30に載置された治具40のベース41の下方に空間G1が設けられる。この空間G1に、搬入ロボット11のハンド部22を配置し、ハンド部22を上昇させて治具40を持ち上げる。これにより、図5(A)(B)に示すように、ハンド部22のボールベアリング22aで治具40のベース41が下方から支持される。このとき、ハンド部22の係止部材22eが、治具40のベース41の固定穴44に挿入され、係止部材22eがベース41の上方に配される。この状態で、シリンダ22dを引き込むことにより、可動当接部22cと固定当接部22bとで治具40のベース41を幅方向両側から挟持し、治具40をハンド部22に対して幅方向で位置決めする。その後、シリンダ22fにより、係止部材22eを90°回転させると共に{図5(A)の点線参照}、係止部材22eを下方に引き下げることにより、治具40のベース41を上方から押さえてハンド部22に固定する。
次に、搬入ロボット11のハンド部22に取り付けた治具40を、ハンガーコンベア100で搬送されるワークWまで移動させ、ハンガーキャリア102から治具40にワークWを移載する(図1及び図2の矢印A1参照)。具体的には、図6に示すように、ハンド部22に取り付けた治具40を、ハンガーコンベア100で搬送されるワークWの下方から上昇させる。このとき、治具40の保持部43に設けられた外側ガイド面43cが、ハンガーW1の一対の下部フレームW12に内側から当接することで、治具40に対してハンガーW1が幅方向で位置決めされる。その後、さらに治具40を上昇させることにより、図7に示すように、治具40の保持部43の凹部43aに、ハンガーW1の中間フレームW14が嵌まり込むと共に、治具40の支持部45が、ハンガーW1の下部フレームW12を下方から支持する。このように、ワークWの下部(下部フレームW12)を保持するだけでなく、ワークWの上下方向中間部(中間フレームW14)を治具40で幅方向に保持することで、ワークWを安定した状態で保持することができる。この状態で、ハンド部22、治具40、及びワークWを一体的に上昇させて、ワークWをハンガーキャリア102のフック102a(図3参照)から取り外す。以上により、ハンガーコンベア100から搬入ロボット11にワークWが移載される。
次に、搬入ロボット11のハンド部22で保持した治具40及びワークWを、ドア艤装ラインL1の台車201に移載する(図1及び図2の矢印A2参照)。台車201は、搬送方向中間部に凹部201aを有する。このため、台車201の上にワークWを載置すると、治具40の下方に空間G2が形成され、この空間G2に、搬入ロボット11のハンド部22が収容される(図2参照)。その後、ハンド部22のシリンダ22dで可動当接部22cを後退させると共に、シリンダ22fで係止部材22eを上昇及び90°回転させて{図5(A)の実線参照}、ハンド部22と治具40との固定を解除する。この状態で、ハンド部22を降下させて治具40から分離する。以上により、搬入ロボット11からドア艤装ラインL1の台車201にワークWが移載される。
次に、ドア艤装ラインL1において、台車201でワークWをループ状に搬送しながら、ドアW2に対して各種部品が組み付けられる。そして、所定の部品が組み付けられたドアW2を、ハンガーW1及び治具40と一体化した状態のまま、搬出ロボット12で保持する。具体的には、搬出ロボット12のハンド部22を、台車201に載置された治具40の下方の空間G2に配置して上昇させることで、ハンド部22で、治具40及びワークWを一体的に僅かに持ちあげる。この状態で、ハンド部22の可動当接部22cと固定当接部22bとで治具40のベース41を幅方向両側から挟持することにより、ハンド部22上でワークWを幅方向で位置決めすると共に、係止部材22eを90°回転させてから下方に引き下げることにより、治具40をハンド部22に取り付ける。尚、ハンド部22と治具40との取り付け方法は、上記の搬入ロボット11により治具40を保持する際の手順と同じであるため、詳細な説明は省略する。
次に、搬出ロボット12のハンド部22で保持した治具40及びワークWを、ハンガーコンベア100のハンガーキャリア102に移載する(図1及び図2の矢印B1参照)。具体的には、ハンガーW1の上部フレームW11を、ハンガーキャリア102のフック102aに引っ掛ける。その後、ハンド部22に取り付けた治具40を降下させることで、治具40がワークWから分離される。
次に、搬出ロボット12のハンド部22に取り付けた治具40を、仮置台30に載置する(図1及び図2の矢印B2参照)。具体的には、図2に示すように、仮置台30の上に治具40のベース41を載置する。このとき、治具40を保持するハンド部22は、ベース41の下方に設けられた空間G1に配置される。その後、ハンド部22のシリンダ22dで可動当接部22cを後退させると共に、シリンダ22fで係止部材22eを上昇及び90°回転させて{図5(A)の実線参照}、ハンド部22と治具40との固定を解除する。この状態で、ハンド部22を降下させて治具40から分離する。その後、仮置台30に載置された治具40は、再び搬入ロボット11で保持されて、ハンガーコンベア100からドア艤装ラインL1へのワークWの移載に使用される。以上を繰り返すことにより、ドアW2の組立工程が順次行われる。
以上のように、移載ロボット(搬入ロボット11及び搬出ロボット12)でワークWを保持してハンガーコンベア100と台車201との間で搬送する際、治具40を用いてワークWを保持することにより、ワークWの下部が支持されるだけでなく、ワークWの上下方向中間部が保持部43により幅方向で位置決めされるため、ワークWを安定的に保持することができる。特に、搬出ロボット12で、台車201からハンガーコンベア100へワークWを移載する際、ワークWを上下方向の複数箇所で保持することで、ワークWの上端(ハンガーW1の上部フレームW11)の位置を安定させることができるため、ハンガーW1の上部フレームW11をハンガーキャリア102のフック102aにスムーズに引っ掛けることができる。
例えば、保持部43や支柱42を有する治具40が移載ロボットのハンド部22に一体的に設けられていると、ハンド部22が大型になる。このため、台車201にワークWを搭載する際や、台車201からワークWを取り上げる際に、ハンド部22に設けられた支柱42等がワークWや台車201等と干渉するおそれがある。そこで、本発明では、上記のように、保持部43や支柱42を有する治具40と移載ロボットのハンド部22とを着脱することにより、移載ロボットと台車201との間で、治具40及びワークWを一体化した状態で移載するようにした。この場合、支柱42や保持部43を有する治具40をワークWから分離する必要がないため、ハンド部22の取り回しが容易になり、移載作業をスムーズに行うことができる。
上記のように、搬出ロボット12から取り外した治具40は、搬入ロボット11が保持して使用する。このため、搬出ロボット12と搬入ロボット11とが離れていると、搬出ロボット12から取り外した治具40を搬入ロボット11まで搬送する作業が必要となる。本実施形態では、ドア艤装ラインL1をループ状に配することで、搬入ロボット11と搬出ロボット12とを近接して配置することができるため、搬出ロボット12から搬入ロボット11に治具40を搬送する作業が不要となり、工数、設備スペース、及び治具40の総数を削減することが可能となる。
上記のワーク移載方法では、搬出ロボット12で台車201のワークWを持ち上げた後、台車201を搬入ロボット11の前まで移動させる(図2の矢印C参照)。この場合、図8に示すように、搬出ロボット12で治具40を仮置台30に載置する工程(同B2参照)や、搬入ロボット11で仮置台30の治具40を保持してハンガーコンベア100のワークWを受け取る工程(同A1参照)を行っている間に、台車201を搬出ロボット12の前から搬入ロボット11の前まで移動させることができる。
これに対し、図9に示す実施形態では、搬出ロボット12でワークWを台車からハンガーコンベア100に移載した後(図9の矢印B1参照)、搬出ロボット12で治具40をハンガーコンベア100から台車201に戻す(同矢印B2’参照)。そして、治具40を搭載した台車201が搬入ロボット11の前まで走行し(同矢印C’参照)、搬入ロボット11で台車201上の治具40を保持してハンガーコンベア100のワークWを受け取り(同矢印A1’参照)、搬入ロボット11でワークWをハンガーコンベア100から台車201に移載する(同矢印A2参照)。このように、治具40を仮置台30(図2参照)に載置するのではなく、台車201に戻すことにより、仮置台30が不要となるため、設備スペースを縮小できる。
ただし、この場合、図10に示すように、台車201で治具40を搬送している間は、搬出ロボット12で治具40を台車201に戻す工程B2や、搬入ロボット11で台車201上の治具を保持する工程A1を行うことはできないため、図8に示す実施形態と比べてサイクルタイムが長くなる。従って、サイクルタイムを重視する場合は、図2に示すように治具40を載置する仮置台30を設け、設備スペースを重視する場合は、図9に示すように仮置台30を省略し、治具40を台車201で搬送すればよい。
本発明は、上記の実施形態に限られない。以下、本発明の他の実施形態を説明するが、上記の実施形態と同様の点については説明を省略する。
上記の実施形態では、2台の移載ロボット(搬入ロボット11及び搬出ロボット12)を用いた場合を示したが、これに限らず、1台の移載ロボットでワークWの搬入及び搬出を行ってもよい。この場合、ドア艤装ラインL1を経たワークWを台車201からハンガーコンベア100に移載した後、治具40を保持したまま、ドア艤装ラインL1に搬入する次のワークWをハンガーコンベア100から台車201に移載することができるため、サイクルタイムがさらに短縮される。
また、上記の実施形態では、ハンガーコンベア100からドア艤装ラインL1の台車201へのワークWの搬入、及び、ドア艤装ラインL1の台車201からハンガーコンベア100のワークWの搬出の双方に、本発明を適用した場合を示したが、これに限らず、ドア艤装ラインL1へのワークWの搬入及びドア艤装ラインL1からのワークWの搬出のうちの一方のみに本発明を適用し、他方には他の移載手段(例えば、作業者による移載や、ドロップリフトによる移載等)を適用してもよい。
また、中間ラインは、ドア艤装ラインL1に限らず、搬入されたワークに対して何らかの工程を施すラインであればよい。
11 搬入ロボット(移載ロボット)
12 搬出ロボット(移載ロボット)
21 多関節アーム
22 ハンド部
30 仮置台
40 治具
100 ハンガーコンベア
101 レール
102 ハンガーキャリア(搬送装置)
201 台車(搬送装置)
L1 ドア艤装ライン(中間ライン)
L2 搬入ライン
L3 搬出ライン
W ワーク
W1 ハンガー
W2 ドア

Claims (2)

  1. 搬入ラインの搬送装置から中間ラインの搬送装置にワークを移載して所定の工程を施した後、前記中間ラインの搬送装置から搬出ラインの搬送装置にワークを移載するワーク移載方法であって、
    前記搬入ラインの搬送装置から、搬入ロボットのハンド部に取り付けた治具にワークを移載する工程と、前記搬入ロボットにより前記治具及びワークを前記中間ラインの搬送装置まで搬送し、前記搬入ロボットのハンド部から前記治具を取り外すことにより、前記中間ラインの搬送装置に前記治具及びワークを一体的に移載する工程と、
    前記中間ラインの搬送装置に搭載された前記治具に搬出ロボットのハンド部を取り付けることにより、前記搬出ロボットで前記治具及びワークを一体的に保持する工程と、前記搬出ロボットで前記治具及びワークを前記搬出ラインの搬送装置まで搬送し、前記搬出ロボットのハンド部に取り付けた前記治具から前記搬出ラインの搬送装置にワークを移載する工程とを有するワーク移載方法。
  2. 前記搬出ロボットで前記中間ラインの搬送装置から前記搬出ラインの搬送装置にワークを移載した後、前記搬出ロボットのハンド部から前記治具を取り外して仮置台に載置し、前記仮置台に載置された前記治具に前記搬入ロボットのハンド部を取り付けて、前記搬入ラインの搬送装置から前記中間ラインの搬送装置にワークを移載する請求項1記載のワーク移載方法。
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