JP6857816B2 - 風向変更装置 - Google Patents

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Description

本発明は、建物の室内の空気を換気や循環させるために天井板等に設けられる風向変更装置に関する。
従来、この種の風向変更装置として、風向を変更するための風向板が室内側に露出するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
以下、特許文献1記載の風向変更装置について、図4Aおよび図4Bを参照しながら説明する。
図4Aに示すように、従来の風向変更装置101は、空気調和機や換気システムなどの機器本体部102の室内側気流吐出口103に設置されている。機器本体部102には、気流104が流入する気流吸込口105が設けられている。機器本体部102の内部には、気流吸込口105と室内側気流吐出口103とを連通する通風路106が形成されている。
風向変更装置101は、2枚の風向板107を備えており、一方の風向板107には回転軸108が設けられている。回転軸108が設けられた風向板107は、回転軸108を中心に回転する構造となっている。さらに、2枚の風向板107は常に平行状態を保つ構造となっている。
気流吸込口105から機器本体部102に流入した気流104は、通風路106を通り風向変更装置101に到達する。風向変更装置101に到達した気流104は、回転軸108を中心に任意の角度に調整された風向板107により向きを調整され、吐出気流109となって室内空間110へと吐出される。なお、任意の角度に調整された例を図4Bに示している。
特開2015−31452号公報
このような従来の風向変更装置においては、室内側気流吐出口103の周囲で風向板107が回動する。そのため、例えば風向板107を回動させ、それによって風向を変更しながら吐出気流109を吐出する場合は、風向板107の回動が使用者にとって目障りとなるという課題を有していた。
また、一般的に知られているように、気流は物体の表面に沿って流れるというコアンダ効果の影響を受ける。つまり風速の速い気流の風向を変更しようとした場合、風速に比例して物体の表面を長く確保する必要がある。
しかし、従来の風向変更装置においては、速い気流の風向を変えようとした場合、風向板107が大型化し、室内空間110への風向板107の露出面積が増え、室内空間110に影が生じ、美観を損ねるという課題を有していた。
また、風向板107の大型化に伴い室内側気流吐出口103の開口面積も大きくなり、吐出気流109の風速の低下や騒音の増加といった課題とも有していた。
そこで本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、美観性を損なうことなく風速の速い気流の風向を調整することを目的とする。
本発明に係る風向変更装置は、吸込口と、矩形形状を有する吐出口とを有する本体部と、前記本体部内にて前記吸込口と前記吐出口とを連通する通風路と、前記通風路の内部に設けられ、前記吐出口から吹き出す風の風向を変更する風路変更部と、を備え、前記風路変更部は、 前記吐出口の矩形形状における第1の長辺と平行に一辺が配置され、前記一辺に対向する他辺が前記一辺よりも前記吸込口側に配置された第1の風向板と、前記第1の長辺に対向する前記吐出口の矩形形状における第2の長辺と平行に一辺が配置され、前記第1の風向板と平行に設けられた第2の風向板と、前記第1の風向板と前記第2の風向板とを両壁として形成された風向板通風路と、前記第1の長辺と平行に設けられ、前記風向板通風路の前記吐出口に対する角度を変更する、少なくとも1つの回転軸と、前記回転軸を回転駆動する駆動部と、を備え、前記本体部は、前記吐出口の長手方向に垂直な面による断面が前記設置面を底面としたアーチ形状を有し、前記吸込口は、前記アーチ形状における頂部に設けられ、前記吐出口は、前記設置面の短手方向における中央部に設けられた風向変更装置等とし、この構成により所期の目的を達成するものである。
本発明によれば、美観性を損なうことなく風速の速い気流の風向を調整することができる。
本発明の実施の形態1に係る風向変更装置を説明するための斜視図 実施の形態1に係る風向変更装置の鉛直下方吐出時の状態を説明するための断面図 実施の形態1に係る風向変更装置の斜め下方吐出時の状態を説明するための断面図 実施の形態2に係る風向変更装置の鉛直下方吐出時の状態を説明するための断面図 実施の形態2に係る風向変更装置の斜め下方吐出時の状態を説明するための断面図 従来の風向変更装置の鉛直下方吐出時の状態を説明するための断面図 従来の風向変更装置の斜め下方吐出時の状態を説明するための断面図
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。また、全図面を通して、同一の部位については同一の符号を付して二度目以降の説明を省略している。
(実施の形態1)
本実施の形態1に係る風向変更装置1の構成について、図1を参照しながら説明する。なお図1は、風向変更装置1を説明するための斜視図である。
風向変更装置1は、例えば室内に対して室外の外気を供給する際の、室内側の空気吹出口として機能する。風向変更装置1は、設置面15と本体部2とを備える。
設置面15は、矩形形状を有し、例えば天井板の背面である天井背面32や壁板の背面に、面を合わせて設置される。本実施の形態では、天井板に配置した例を示している。設置面15は、短手方向34における中央部に吐出口3を備える。言い換えると、吐出口3の周囲に設置面15が位置する。
吐出口3は、矩形形状を有する開口として設けられており、設置面15の長手方向33における両端近傍までに及ぶ。つまり吐出口3の長辺の長さは、設置面15の長手方向33の長さとほぼ同一である。吐出口3は、短手方向の長さが例えば設置面15の短手方向34の長さに対して3分の1とし、設置面15の短手方向34における中央部に設けられる。
本体部2は、吐出口3の長さ方向(長手方向33)に垂直な面35による断面視において、設置面15を底面としたアーチ形状を有する。本体部2は、長手方向33の端部に側壁36を有する。本体部2は、設置面15に対向する天面の中央部、すなわちアーチ形状における頂部に吸込口5を備える。
側壁36は、前述のアーチ形状と同一形状の面を有する板状の壁である。側壁36は、本体部2の内部空間の空気を側面から逃がさないために設けられている。
吸込口5は、矩形形状を有する開口として設けられており、長手方向33における長さ及び短手方向34における長さは、吐出口3と一致する。言い換えると、吐出口3と吸込口5とは同一形状で対向する位置に設けられている。吸込口5は、吸込口接続ダクト30が接続されている。
本体部2と設置面15とにより、風向変更装置1の内部(本体部2内)に空間を形成しており、当該空間が吸込口5と吐出口3とを連通する通風路6として機能する。
吸込口接続ダクト30は、気流の流れ方向における下流側端部が吸込口5と同一形状を有する。吸込口接続ダクト30は、気流の流れ方向における上流側端部31が例えば屋外開口、空気調和装置、或いは換気システム等と接続されている。なお、上流側端部31の形状については、接続する装置に適応する形状であれば良い。吸込口接続ダクト30は、吸込口5の上部で短手方向34に向けて屈曲されている。
風向変更装置1は、吸込口接続ダクト30を介して流入、或いは供給された気流4を、吸込口5、吐出口3を介して例えば室内空間14に吹き出す。風向変更装置1は、吐出口3から気流を吹き出す際には、室内空間14でパーツを駆動することなく吐出口3から吹き出す気流の方向を変更することができる。以下、気流方向を変更するための構造について図2Aおよび図2Bを参照しながら説明する。なお図2Aは、風向変更装置1の鉛直下方吐出時の状態を説明するための断面図であり、図2Bは、風向変更装置1の斜め下方吐出時の状態を説明するための断面図である。図2Aおよび図2Bに示す各断面は、風向変更装置を吐出口3の長さ方向に垂直な面35で切断した断面である。
風向変更装置1は、風路変更部16を備える。
風路変更部16は、本体部2内の空間、すなわち通風路6上に配置される。言い換えると、風路変更部16は、設置面15よりも吸込口5側に位置している。風路変更部16は、第1の風向板7Aと第1の回転軸8Aと第2の風向板7Bと第2の回転軸8Bと駆動部20とを備える。
第1の風向板7Aは、矩形板状であり、一辺が吐出口3の第1の長辺22Aと平行に、かつ第1の長辺22Aに沿って配置されている。具体的には、対向する2つの長辺のうち下流側の一辺、すなわち下流側長辺17Aが、吐出口3の矩形形状における第1の長辺22Aと平行に、かつ第1の長辺22Aに沿って、配置されている。ここで「沿って」とは、第1の風向板7Aの回転駆動時に第1の長辺22Aを構成する設置面15に接触しない程度に近接していることを意味する。第1の風向板7Aの長辺の長さは、吐出口3の長手方向33の長さと一致する。第1の風向板7Aは、2つの長辺のうち、一辺に対向する他辺、すなわち下流側長辺17Aに対向する上流側長辺18Aが、下流側長辺17Aよりも吸込口5側に配置される。ここで、本実施の形態では、吐出口3と吸込口5とは同一形状で対向する位置に設けられているため、吐出口3と吸込口5とは上下方向で一致する。よって、第1の風向板7Aの上流側長辺18Aは、吸込口5の端部の第1の長辺19Aに沿って配置される。
第1の回転軸8Aは、第1の風向板7Aの吐出口3側の端部9であって、第1の風向板7Aの長手方向33における両端部に設けられている。さらに、第1の回転軸8Aは、風向変更装置1の長辺、すなわち吐出口3の第1の長辺22Aと平行に設けられている。なお第1の回転軸8Aが設けられている箇所は、厳密に風向板の端部である必要は無く、端部近傍であれば許容される。第1の回転軸8Aを回転中心として回転駆動させることで、通風路6内において、第1の風向板7Aを吐出口3に対して短手方向34に自在に傾斜させることができる。
第2の風向板7Bは、矩形板状であり、一辺が、吐出口3の第2の長辺22Bと平行に、かつ第2の長辺22Bに沿って配置されている。具体的には、対向する2つの長辺のうち下流側の一辺、すなわち下流側長辺17Bが、吐出口3の第2の長辺22Bと平行に、かつ第2の長辺22Bに沿って配置されている。なお、第2の長辺22Bは、吐出口3を構成する第1の長辺22Aに対向する長辺である。第2の風向板7Bの長辺の長さは、吐出口3の長手方向33の長さと一致する。第2の風向板7Bは、2つの長辺のうち、一辺に対向する他辺、すなわち下流側長辺17Bに対向する上流側長辺18Bが、下流側長辺17Bよりも吸込口5側に配置される。さらに具体的には、第2の風向板7Bの上流側長辺18Bは、吸込口5の端部の第2の長辺19Bに沿って配置される。
第2の回転軸8Bは、第2の風向板7Bの吐出口3側の端部9であって、第2の風向板7Bの長手方向33における両端部に設けられている。さらに、第2の回転軸8Bは、風向変更装置1の長辺、すなわち吐出口3の第2の長辺22Bと平行に設けられている。なお第2の回転軸8Bが設けられている箇所は、厳密に風向板の端部である必要は無く、端部近傍であれば許容される。第2の回転軸8Bを回転中心として回転駆動させることで、通風路6内において、第2の風向板7Bを吐出口3に対して短手方向34に自在に傾斜させることができる。また、第2の風向板7Bは、第1の風向板7Aに対して独立で自在に傾斜させることができる。
風向変更装置1が鉛直下方に送風を行う場合において、第1の風向板7Aと第2の風向板7Bは、互いに対向する平面が平行となり、かつ、設置面15に対して垂直となるように、角度が調整される。
第1の風向板7Aと第2の風向板7Bは、互いに対向する平面を内壁として、風向板通風路11を形成する。
風向板通風路11は、通風路6の内部に設けられる風路であり、吐出口3に対して傾斜を持たせることにより、吐出口3から吐き出す吐出気流13の方向を変更することができる。
駆動部20は、通風路6内であって、例えば第1の風向板7Aおよび第2の風向板7Bよりもさらに長手方向33外側に設けられている。駆動部20は、例えば給電により動作するステッピングモーターであり、第1の回転軸8Aおよび第2の回転軸8Bのそれぞれと独立して接続されている。そのため、第1の回転軸8Aと、第2の回転軸8Bとを独立して回転駆動することができる。なお、駆動部20は、第1の回転軸8Aおよび第2の回転軸8Bと直結されている必要は無く、例えば第1の風向板7Aおよび第2の風向板7Bにおける、風向板通風路11とは逆の位置、すなわち風向板通風路11の外周側に配置してもよい。この場合、駆動部20は、第1の風向板7Aや第2の風向板7Bの外周側平面を引き寄せ、或いは押し出すことで、間接的に第1の回転軸8Aや第2の回転軸8Bを回転駆動させることができる。駆動部20は、例えば図示しない制御装置からステッピングモーターの角度を調節する旨の命令を受信することにより、ステッピングモーターの角度を変更することで第1の風向板7Aおよび第2の風向板7Bの角度を決定する。
また、第1の風向板7Aには、第1の誘導板12Aが延設されている。
第1の誘導板12Aは、第1の風向板7Aの他辺、すなわち吸込口側の端部10側の長辺(上流側長辺18A)を起点として、風向板通風路11の外側に向けて延設された曲板である。ここで第1の風向板7Aにおける、風向板通風路11の外側とは、図2Aにおける左側を意味する。曲板としての第1の誘導板12Aは、その曲率が本体部2のアーチ形状と同一である。つまり、第1の風向板7Aが第1の回転軸8Aを中心として回転駆動した場合、第1の誘導板12Aの上面は本体部2の内壁と対向し、かつ近接しながらアーチ形状に沿って移動する。第1の誘導板12Aの長辺の長さは、吐出口3の長手方向33の長さと一致する。第1の誘導板12Aが延設される方向は、風向板通風路11が吐出口3に対して垂直ではない際に、風向板通風路11の外側に位置する方向である。すなわち、風向板通風路11が吐出口3に対して鋭角を有する際に、第1の誘導板12Aが吸込口5の第1の長辺19Aに向かう方向である。風向板通風路11の延設方向への長さは、例えば図2Bに示すように、第1の誘導板12Aが吐出口3に対して設計上の限界角度で傾斜した際に、延設先端部が吸込口5の第1の長辺19Aに近接する長さである。ここで近接するとは、非常に近い状態を言い、第1の誘導板12Aの機能の目的に基づけば、気流が漏れない程度の距離が好ましく、近接ではなく接続としてもよい。
また、第2の風向板7Bには、誘導板12Bが延設されている。
第2の誘導板12Bは、第2の風向板7Bの他辺、すなわち吸込口側の端部10側の長辺(上流側長辺18B)を起点として、風向板通風路11の外側に向けて延設された曲板である。ここで第2の風向板7Bにおける、風向板通風路11の外側とは、図2Aにおける右側を意味する。その他、誘導板12Bは、誘導板12Aと同一形状であるため詳細な記載は省略する。
以上が、本実施の形態に係る風向変更装置1の構成である。
続いて、風向変更装置1の動作について説明する。
吐出口3から鉛直下方に気流を送る場合には、図2Aに示すように、第1の風向板7A、第2の風向板7Bともに吐出口3に対して垂直に固定する。これにより、吸込口接続ダクト30の内部を通過して吸込口5から風向変更装置1の通風路6に進入した気流4は、風向を変えることなく風向板通風路11の方向に沿ってそのまま鉛直下方に導かれ、吐出口3から室内空間14に吹き出される。
吐出口3に対して所定の角度をつけて気流を送る場合には、回転軸8A,回転軸8Bを介して例えば図2Bに示すように、第1の風向板7A、第2の風向板7Bを共に短手方向34における一方(図2(b)では右側)に傾ける。傾ける際には、第1の風向板7Aと第2の風向板7Bの平行を維持したまま回転駆動する。この状態では、吸込口5から通風路6に進入した気流4は、風向板通風路11の傾斜に沿って導かれ、吐出口3から図2Bの左下方に吐き出される。
この際、吸込口5の第1の長辺19Aに差しかかった気流4は、吸込口5から進入して直ぐに誘導板12Aの曲面に沿って、スムーズに風向板通風路11に導かれるため、滞留などにより気流速度を落とすことがない。また、第1の風向板7Aが回転した際に、誘導板12Aの曲板形状と本体部2のアーチ形状との関係により、誘導板12Aと本体部2の内面同士で生じる隙間への気流の流入を抑制することができ、通風路6での気流の乱れによる圧力損失を低減することができる。
また、風向板通風路11の傾斜により、吸込口5から吐出口3に至る経路が長くなる。このため、壁面がコアンダ効果の影響を気流に与える距離も長くなり、大型化することなくスムーズに吐出気流13の方向を変更することができる。
また、第1の風向板7Aと第2の風向板7Bとを平行に保ったまま回転駆動することで、吐き出される気流の進行方向へのばらつきを抑制することができる。
また、風向変更装置1は、風路変更部16を全て通風路6の内部、言い換えると吐出口3よりも吸込口5側に備えて実現されている。このため、吐出口3の周囲で第1の風向板7Aおよび第2の風向板7Bが回転駆動することがなく、使用者にとって目障りとならないため、美観を損ねることがない。
なお、図2Bには、第1の風向板7A、第2の風向板7Bともに傾斜させているが、例えば第1の風向板7Aは傾斜させず、第2の風向板7Bのみを一方(図2Bの右側)に傾斜させても良い。この場合には、鉛直下方に向けた要素が増加するため、鉛直下方から左下方の広範囲に及ぶ緩やかな送風が可能となる。
以上は鉛直下方及び左下方への送風であるが、右下方への送風については、第1の風向板7Aと第2の風向板7Bの動作を入れ替えるのみで実現するので詳細は省略する。
(実施の形態2)
続いて、本実施の形態2に係る風向変更装置1bの構成について、図3Aおよび図3Bを参照しながら説明する。なお図3Aは、風向変更装置1bの鉛直下方吐出時の状態を説明するための断面図であり、図3Bは、風向変更装置1bの斜め下方吐出時の状態を説明するための断面図である。本実施の形態2においては、実施の形態1とは異なる部分について説明し、共通の構成については共通の名称及び番号を付して詳細は省略する。
風向変更装置1bは、設置面15と本体部2bとを備える。
設置面15は、吐出口3bを備える。
吐出口3bは、矩形形状を有する開口として設けられており、設置面15の長手方向33における両端近傍までに及ぶ。つまり吐出口3bの長辺の長さは、設置面15の長手方向の長さとほぼ同一である。吐出口3bは、短手方向の長さが例えば設置面15の短手方向の長さに対して3分の1とし、設置面15の短手方向における中央部に設けられる。
本体部2bは、吐出口3bの長さ方向に垂直な面による断面視において、設置面15を底面としたアーチ形状を有する。但し、実施の形態1とは異なり、図3Aにおける左側の小アーチ形状に対して右側の大アーチ形状が吐出口3bからの距離が長く、吸込口接続ダクト30の上端側と接続している。本体部2bは、長手方向の端部に側壁36を有する。本体部2bは、小アーチ形状における天面の中央部から、断面視において、本体部2bの大アーチ形状を形成する内壁の片側端部43に至る吸込口5bを備える。
吸込口5bは、矩形形状を有する開口として設けられており、長手方向における長さは吐出口3bと一致する。但し、短手方向の長さは実施の形態1よりも長く、設置面15の短手方向に対して3分の2程度の長さを占める。吸込口5bは、吸込口接続ダクト30が接続されている。
本体部2bと設置面15とにより、風向変更装置1bの内部に、吸込口5bと吐出口3bとを連通する通風路6が形成されている。
風向変更装置1bは、吸込口接続ダクト30を介して流入、或いは供給された気流4を、吸込口5b、吐出口3bを介して例えば室内空間14に吹き出す。風向変更装置1bは、吐出口3bから気流を吹き出す際には、室内空間14でパーツを駆動することなく吐出口3bから吹き出す気流の方向を変更することができる。以下、気流方向を変更するための構造について説明する。
風向変更装置1bは、風路変更部16bを備える。
風路変更部16bは、本体部2内の空間、すなわち通風路6上に配置される。言い換えると、風路変更部16は、設置面15よりも吸込口5b側に位置している。風路変更部16は、第1の風向板40Aと回転軸44と第2の風向板40Bと駆動部20bとを備える。
第1の風向板40Aは、矩形板状であり、一辺が吐出口3bの第1の長辺46Aと平行に、かつ第1の長辺46Aから所定の距離をあけて配置されている。具体的には、対向する2つの長辺のうち下流側の一辺、すなわち下流側長辺41Aが、吐出口3の矩形形状における第1の長辺46Aと平行に、かつ第1の長辺46Aから所定の距離をあけて配置されている。ここで所定の距離とは、具体的には吐出部3Bから小アーチ形状の頂部までの高さに対して5%〜50%程度の距離である。第1の風向板40Aの長辺の長さは、吐出口3bの長手方向33の長さと一致する。第1の風向板40Aは、2つの長辺のうち、一辺に対向する他辺、すなわち下流側長辺41Aに対向する上流側長辺42Aが、下流側長辺41Aよりも吸込口5b側に配置される。そして第1の風向板40Aの上流側長辺42Aは、吸込口5bの端部の第1の長辺19Aに沿って配置される。
図3Bに示すように、吐出口3bの矩形形状における第1の長辺46Aは、風向板通風路11が吐出口3bに対して設計上の限界角度で傾斜した際の第1の風向板40Aを、吐出口3b側に延長した平面上に配置されている。
回転軸44は、第1の風向板40Aの吐出口3b側の端部9であって、第1の風向板40Aの長手方向における両端部に設けられている。さらに、回転軸44は、風向変更装置1の長辺、すなわち吐出口3bの第1の長辺46Aと平行に設けられている。回転軸44を回転中心として回転駆動させることで、通風路6内において、第1の風向板40Aを吐出口3bに対して短手方向に自在に傾斜させることができる。
第2の風向板40Bは、矩形板状であり、一辺が、吐出口3bの第2の長辺46Bに平行に、かつ第2の長辺46Bから所定の距離をあけて配置されている。具体的には、対向する2つの長辺のうち下流側の一辺、すなわち下流側長辺41Bが、吐出口3bの第2の長辺46Bと平行に、かつ第2の長辺46Bに沿って配置されている。なお、第2の長辺46Bは、吐出口3bを構成する第1の長辺46Aに対向する長辺である。第2の風向板40Bの長辺の長さは、吐出口3bの長手方向33の長さと一致する。第2の風向板40Bは、2つの長辺のうち、一辺に対向する他辺、すなわち下流側長辺41Bに対向する上流側長辺42Bが、下流側長辺41Bよりも吸込口5b側に配置される。
第1の風向板40Aと第2の風向板40Bとは、互いの距離を一定に固定する一対の固定部(不図示)を備えている。
各固定部は、第1の風向板40Aの長手方向の端部と、第2の風向板40Bの長手方向の端部とを接続している。つまり、第1の風向板40Aと第2の風向板40Bと一対の固定部とで角筒形状を構成する。この角筒形状によって、第1の風向板40Aと第2の風向板40Bとが平行関係を維持し、かつ距離を一定に維持した状態で回転軸44を軸中心として回転駆動する。
風向変更装置1が鉛直下方に送風を行う場合において、第1の風向板40Aと第2の風向板40Bは、互いに対向する平面が平行となり、かつ、設置面15に対して垂直となるように、角度が調整される。
第1の風向板40Aと第2の風向板40Bは、互いに対向する平面を内壁として、風向板通風路11を形成する。
風向板通風路11は、通風路6の内部に設けられる風路であり、吐出口3bに対して傾斜を持たせることにより、吐出口3bから吐き出す吐出気流13の方向を変更することができる。
駆動部20bは、回転軸44に接続することにより、回転軸44を回転駆動することができる。
また、第1の風向板40Aには、第1の誘導板12Aが延設されている。
第1の誘導板12Aは、実施の形態1と同様であるため説明を省略する。
また、第2の風向板40Bには、吸込口外誘導板45が延設されている。
吸込口外誘導板45は、第2の風向板40Bの他辺、すなわち吸込口側の端部10側の長辺(上流側長辺42B)を起点として、第2の風向板40Bの短手方向に、吸込口5bの外側に向けて延設された板であり、先端部に大アーチ形状の内壁と曲率を同一とした曲部を備える。ここで吸込口5bの外側とは、図3Aにおける吸込口5bの上方を意味する。第1の風向板40Aが回転軸44を中心として回転駆動した場合、吸込口外誘導板45の曲部は、本体部2の大アーチ形状における内壁と対向し、かつ近接しながら大アーチ形状に沿って移動する。吸込口外誘導板45は、吸込口5bの外部を流れる風を風向板通風路11に導くことができる。
さらに、風路変更部16bは、第1の吐出気流ガイド47Aと、第2の吐出気流ガイド47Bとを備える。
第1の吐出気流ガイド47Aは、第1の風向板40Aの下流側長辺41A、つまり吐出口3b側の端部9から、吐出口3bの第1の長辺46Aまで空気を導く。第1の吐出気流ガイド47Aは、吐出口3bに対して風向板通風路11が垂直の場合には、風向板通風路11の下流側にて通風路6内への気流の進入を抑制する。また、吐出口3bに対して風向板通風路11が鋭角を有する場合(図3B)には、第1の吐出気流ガイド47Aは、第1の風向板40Aの下流側長辺41Aから吐出口3bの第1の長辺46Aまで空気を導く。
第2の吐出気流ガイド47Bは、第2の風向板40Bの下流側長辺41B、つまり吐出口3b側の端部9から、吐出口3bの第2の長辺46Bまで空気を導く。第2の吐出気流ガイド47Bは、吐出口3bに対して風向板通風路11が垂直の場合には、風向板通風路11の下流側にて通風路6内への気流の進入を抑制する。また、吐出口3bに対して風向板通風路11が鋭角を有する場合(図3B)には、第2の吐出気流ガイド47Bは、第2の風向板40Bの下流側長辺41Bから吐出口3bの第2の長辺46Bまで空気を導く。
以上が、本実施の形態に係る風向変更装置1bの構成である。
続いて、風向変更装置1bの動作について説明する。
吐出口3bから鉛直下方に気流を送る場合には、図3Aに示すように、第1の風向板40A、第2の風向板40Bともに吐出口3bに対して垂直に固定する。これにより、吸込口接続ダクト30の内部を通過して吸込口5bから風向変更装置1bの通風路6に進入した気流4は、風向を変えることなく風向板通風路11の方向に沿ってそのまま鉛直下方に導かれ、吐出口3bから室内空間14に吹き出される。
吐出口3に対して所定の角度をつけて気流を送る場合には、回転軸44を介して例えば図3Bに示すように、第1の風向板40Aを短手方向における一方(図3Bでは右側)に傾ける。吐出口3bの矩形形状における第1の長辺46Aは、風向板通風路11が吐出口3bに対して設計上の限界角度で傾斜した際の第1の風向板40Aを吐出口3b側に延長した平面上に、配置されている。この状態では、吸込口5bから通風路6に進入した気流4は、風向板通風路11の傾斜に沿って導かれ、吐出口3bから図3Bの左下方に吐き出される。
この際、吸込口5bの第1の長辺19Aに差しかかった気流4は、吸込口5bから進入して直ぐに誘導板12Aの曲面に沿って、スムーズに風向板通風路11に導かれる。また、吸込口5bの上方に差しかかった気流4は、吸込口外誘導板45の曲部に沿ってスムーズに風向板通風路11に導かれる。さらに、風向板通風路11に導かれた気流4は、限界角度で傾斜した第1の風向板40Aに沿ってスムーズに、第1の風向板40Aを吐出口3b側に延長した平面上の吐出口3bに導かれる。このため、滞留などにより気流速度を落とすことがない。
また、回転軸44を1つにしたことで第1の風向板40Aと第2の風向板40Bを等間隔に保ったまま回転させることができ、風向板通風路11の風路断面積を小さくすることなく風向を変更することができる。つまり、実施の形態1に示した風向変更装置1よりも風向板通風路11の風路断面積縮小による圧力損失を低減できることとなる。
また、第1の風向板40Aが回転した際に、第1の誘導板12Aの曲板形状と本体部2bの小アーチ形状との関係、及び吸込口外誘導板45の曲部の形状と大アーチ形状との関係により、第1の誘導板12Aと本体部2bの内面同士で生じる隙間及び吸込口外誘導板45と本体部2bの内面同士で生じる隙間への気流の流入を抑制することがでる。つまり、実施の形態1に示した風向変更装置1よりもさらに通風路6での気流の乱れによる圧力損失を低減することができる。
また、第1の風向板40Aを限界角度で傾斜したとき、第1の風向板40Aを吐出口3b側に延長した平面上に、吐出口3bの第1の長辺46Aが配置されているため、吐出気流13が設置面15に衝突せず、気流の乱れを抑制することができる。
また、風向板通風路11の傾斜により、吸込口5bから吐出口3bに至る経路が長くなる。このため、壁面がコアンダ効果の影響を気流に与える距離も長くなり、大型化することなくスムーズに吐出気流13の方向を変更することができる。
また、風向変更装置1bは、風路変更部16bを全て通風路6の内部、言い換えると吐出口3bよりも吸込口5b側に備えて実現されている。このため、吐出口3bの周囲で第1の風向板40Aおよび第2の風向板40Bが回転駆動することがなく、使用者にとって目障りとならないため、美観を損ねることがない。
本発明に係る風向調整装置は、風速の速い気流の風向を調整しつつ本体部の美観を保つことを可能とするものであり、吐出口での風向調整を必要とする空気調和機や換気システム等にも適用できる。
1,1b 風向変更装置
2,2b 本体部
3,3b 吐出口
4 気流
5,5b 吸込口
6 通風路
7A,40A 第1の風向板
7B,40B 第2の風向板
8A,8B,44 回転軸
9 吐出口側の端部
10 吸込口側の端部
11 風向板通風路
12A,12B 誘導板
13 吐出気流
14 室内空間
15 設置面
16,16b 風路変更部
17A,41A 下流側長辺(第1の風向板の一辺)
17B,41B 下流側長辺(第2の風向板の一辺)
18A,42A 上流側長辺(第1の風向板の他辺)
18B,42B 上流側長辺(第2の風向板の他辺)
19A 第1の長辺
19B 第2の長辺
20,20b 駆動部
22A,46A 第1の長辺(吐出口の第1の長辺)
22B,46B 第2の長辺(吐出口の第2の長辺)
30 吸込口接続ダクト
31 上流側端部
32 天井背面
33 長手方向
34 短手方向
35 面
36 側壁
43 片側端部
45 吸込口外誘導板
47A 第1の吐出気流ガイド
47B 第2の吐出気流ガイド

Claims (10)

  1. 吸込口と、矩形形状を有する吐出口とを有する本体部と、
    前記本体部内にて前記吸込口と前記吐出口とを連通する通風路と、
    前記通風路の内部に設けられ、前記吐出口から吹き出す風の風向を変更する風路変更部と、を備え、
    前記風路変更部は、
    前記吐出口の矩形形状における第1の長辺と平行に一辺が配置され、前記一辺に対向する他辺が前記一辺よりも前記吸込口側に配置された第1の風向板と、
    前記第1の長辺に対向する前記吐出口の矩形形状における第2の長辺と平行に一辺が配置され、前記第1の風向板と平行に設けられた第2の風向板と、
    前記第1の風向板と前記第2の風向板とを両壁として形成された風向板通風路と、
    前記第1の長辺と平行に設けられ、前記風向板通風路の前記吐出口に対する角度を変更する、少なくとも1つの回転軸と、
    前記回転軸を回転駆動する駆動部と、を備え
    前記本体部は、
    前記吐出口の長手方向に垂直な面による断面が前記設置面を底面としたアーチ形状を有し、
    前記吸込口は、
    前記アーチ形状における頂部に設けられ、
    前記吐出口は、
    前記設置面の短手方向における中央部に設けられた風向変更装置。
  2. 吸込口と、矩形形状を有する吐出口とを有する本体部と、
    前記本体部内にて前記吸込口と前記吐出口とを連通する通風路と、
    前記通風路の内部に設けられ、前記吐出口から吹き出す風の風向を変更する風路変更部と、を備え、
    前記風路変更部は、
    前記吐出口の矩形形状における第1の長辺と平行に一辺が配置され、前記一辺に対向する他辺が前記一辺よりも前記吸込口側に配置された第1の風向板と、
    前記第1の長辺に対向する前記吐出口の矩形形状における第2の長辺と平行に一辺が配置され、前記第1の風向板と平行に設けられた第2の風向板と、
    前記第1の風向板と前記第2の風向板とを両壁として形成された風向板通風路と、
    前記第1の長辺と平行に設けられ、前記風向板通風路の前記吐出口に対する角度を変更する、少なくとも1つの回転軸と、
    前記回転軸を回転駆動する駆動部と、を備え
    前記本体部は、前記吐出口の周囲に設置面を有し、
    前記第1の風向板と前記第2の風向板は、前記回転軸の回動駆動に関わらず、それぞれの前記吐出口側の端部が前記設置面よりも前記吸込口側に位置し、
    前記第1の風向板は、
    当該第1の風向板の前記一辺が前記吐出口の矩形形状における前記第1の長辺から所定の距離をあけて配置され、
    前記第2の風向板は、
    当該第2の風向板の前記一辺が前記吐出口の矩形形状における前記第2の長辺から前記所定の距離をあけて配置され、
    前記回転軸は、
    前記第1の風向板における前記吐出口側の端部に設けられ、
    前記第1の風向板と前記第2の風向板とは、
    互いの距離を一定に固定する固定部で接続され、
    前記駆動部は、
    前記第1の風向板と前記第2の風向板との距離を一定に維持した状態で前記回転軸を回転駆動する風向変更装置。
  3. 前記第1の風向板は、
    当該第1の風向板の前記一辺が前記吐出口の矩形形状における前記第1の長辺に沿って配置され、
    前記第2の風向板は、
    当該第2の風向板の前記一辺が前記吐出口の矩形形状における前記第2の長辺に沿って配置され、
    前記回転軸は、
    前記第1の風向板における前記吐出口側の端部と、前記第2の風向板における前記吐出口側の端部とにそれぞれ設けられ、
    前記駆動部は、
    前記第1の風向板に設けられた回転軸と、前記第2の風向板に設けられた回転軸とをそれぞれ独立して回転駆動する請求項2に記載の風向変更装置。
  4. 前記第1の風向板は、
    当該第1の風向板の前記一辺が前記吐出口の矩形形状における前記第1の長辺に沿って配置され、
    前記第2の風向板は、
    当該第2の風向板の前記一辺が前記吐出口の矩形形状における前記第2の長辺に沿って配置され、
    前記回転軸は、
    前記第1の風向板における前記吐出口側の端部と、前記第2の風向板における前記吐出口側の端部とにそれぞれ設けられ、
    前記駆動部は、
    前記第1の風向板と前記第2の風向板とを平行に維持した状態で、前記第1の風向板に設けられた回転軸と、前記第2の風向板に設けられた回転軸とを回転駆動する請求項2記載の風向変更装置。
  5. 前記第1の風向板の前記吸込口側の端部には、前記風向板風路の外側に位置する誘導板が延設されており、
    前記誘導板は、前記風向板通風路が前記吐出口に対して鋭角を有する際に、前記吸込口の端部と接続する請求項2に記載の風向変更装置。
  6. 前記第2の風向板の前記吸込口側の端部には、前記吸込口の外部を流れる風を前記風向板通風路内に導く吸込口外誘導板が、前記吸込口を越えて延設されている請求項2または5に記載の風向変更装置。
  7. 前記第1の風向板の前記吐出口側の端部から前記吐出口の矩形形状における前記第1の長辺まで空気を導く第1の吐出気流ガイドを備えた請求項2、5、6のいずれかに記載の風向変更装置。
  8. 前記第2の風向板の前記吐出口側の端部から前記吐出口の矩形形状における前記第2の長辺まで空気を導く第2の吐出気流ガイドを備えた請求項2、5、6、7のいずれかに記載の風向変更装置。
  9. 前記風向板通風路が前記吐出口に対して設計上の限界角度で傾斜した際の前記第1の風向板を前記吐出口側に延長した平面上に、前記吐出口の矩形形状における前記第1の長辺が配置されている請求項2、5、6、7、8、9のいずれかに記載の風向変更装置。
  10. 吸込口と、矩形形状を有する吐出口とを有する本体部と、
    前記本体部内にて前記吸込口と前記吐出口とを連通する通風路と、
    前記通風路の内部に設けられ、前記吐出口から吹き出す風の風向を変更する風路変更部と、を備え、
    前記風路変更部は、
    前記吐出口の矩形形状における第1の長辺と平行に一辺が配置され、前記一辺に対向する他辺が前記一辺よりも前記吸込口側に配置された第1の風向板と、
    前記第1の長辺に対向する前記吐出口の矩形形状における第2の長辺と平行に一辺が配置され、前記第1の風向板と平行に設けられた第2の風向板と、
    前記第1の風向板と前記第2の風向板とを両壁として形成された風向板通風路と、
    前記第1の長辺と平行に設けられ、前記風向板通風路の前記吐出口に対する角度を変更する、少なくとも1つの回転軸と、
    前記回転軸を回転駆動する駆動部と、を備え、
    前記第1の風向板と前記第2の風向板の少なくとも一方の前記吸込口側の端部には、前記風向板風路の外側に位置する誘導板が延設されており、
    前記誘導板は、
    前記風向板通風路が前記吐出口に対して鋭角を有する際に、前記吸込口の端部と近接することで前記本体部内であって前記風向板通風路外への気流の漏れを抑制し、前記吸込口から前記吐出口に至る経路を延長する風向変更装置。
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