JP6853567B2 - 照明装置 - Google Patents
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Description
特許文献の図8に記載の照明装置は、光源としてのLED素子(6)を備える光源部と、光源部を表側に搭載し且つ裏側がLED素子(6)からの熱を放出する放熱部(2)と、放熱部(2)の表側に固定され且つ光源部の光出射側を覆う透光性カバー部(8)と、光源部の光出射側に配され且つ内側に反射面を有する筒状の反射部(3)とを備える。
本発明は、揺らぎの少ない照明装置を提供することを目的とする。
実施形態の一態様に係る照明装置は、光源としての発光素子を備える光源部と、前記光源部を表側に搭載し且つ裏側が前記発光素子からの熱を放出する放熱部と、前記放熱部の表側に配され且つ前記光源部の光出射側を覆う透光性カバー部と、前記光源部の光出射側に配され且つ内側に反射面を有する筒状の反射部とを備え、前記反射部は前記放熱部と離間している。
実施形態の別態様に係る照明装置において、前記光源部は前記発光素子を複数個実装する基板を備え、前記透光性カバー部は、前記基板における発光素子実装領域の外側に当接する当接部と、前記当接部の内周縁から前記光源部の光出射方向にドーム状に膨らんで前記光源部の光出射側を覆う光源カバー部とを有し、前記反射部は、表裏両側が開口した筒状のフレーム部の内側に支持されている。これにより、反射部を簡単な構成で支持できる。
実施形態の別態様に係る照明装置において、前記透光性カバー部は、前記当接部における前記光源カバー部と反対側に張り出す張出部分で前記放熱部に固定され、前記フレーム部は、前記透光性カバー部の外周側で前記放熱部に当接する状態で、前記放熱部に固定されている。これにより、発光部を遮ることなく、フレームを固定できる。
実施形態の別態様に係る照明装置において、前記透光性カバー部は凸状のマイクロレンズ部を前記光源部の光出射側を覆う部分に有する。これにより、照射面の照度を均一化できる。
実施形態の別態様に係る照明装置において、前記透光性カバー部は凹状のマイクロレンズ部を前記光源部の光出射側を覆う部分に有する。これにより、照射面の照度を均一化できる。
実施形態の別態様に係る照明装置において、前記反射面は、光出射方向の中心軸を光軸としたとき前記光源部から前記光軸が延伸する光軸方向に離れるにしたがって拡開し、前記光軸に向かってドーム状に突出する多数の凸部を周方向及び前記光軸方向に有する。これにより、グレアを防止できる。
1.概要
実施形態に係る照明装置1は、天井壁等の設置面の開口に嵌合する状態で使用する、所謂、ダウンライトである。
照明装置1は設置面に対して直交する方向を照射する装置である。設置面が天井壁の場合、照射方向は下方となる。ここで、光の出射方向である光主射方向を表側とし、設置面側を裏側とする。
照明装置1は、図2〜図4に示すように、光源部2、放熱部3、透光性カバー部4、反射部5を備える。ここでの照明装置1はさらにフレーム部6を備える。以下、図3及び図4を用いて、その概略を説明する。
本実施形態では、光源部2はLEDモジュール20により、放熱部3は放熱体30により、透光性カバー部4はカバー体40により、反射部5は反射体50により、フレーム部6はフレーム体60によりそれぞれ構成されている。
以下、各部の詳細について説明する。
主に図5を用いて説明する。
光源部2は、複数個のLED素子21を基板23に備えるLEDモジュール20により構成される。LEDモジュール20は、給電ケーブル90と接続する2個のコネクタ25を基板23に備える。なお、給電ケーブル90は、例えば、設置面の裏側に配された電源ユニット(図示省略)に接続されている。
LED素子21は、定格点灯時の1個の消費電力が0.1[W]以上1[W]以下に設定された、所謂、「Mid Power」タイプである。「Mid Power」タイプは光−電力の変換効率が高いという特長があり、LED素子21からの発熱がすくないことから放熱部3(ヒートシンク)を小型化できる利点がある。
LED素子21は、横・縦比が2:1の矩形状に近い状態で配されると共に矩形状の外側にも配されている。基板23の裏面は平坦面である。なお、LED素子21を矩形状に配することにより、リング状や放射状にLED素子を配置するよりも、配線設計を容易にできる。
張出部29bにはLEDモジュール20を放熱体30のベース31に搭載する(取り付ける)ための取付機構を有する。ここでは、LEDモジュール20の放熱体30への取り付けに取付具の一例であるねじ91(図3及び図4参照)を利用し、取付機構は貫通孔23aにより構成される。張出部29cには2個のコネクタ25が設けられている。
主に図6を用いて説明する。
放熱部3はベース31とフィン33とを一体に有する放熱体30により構成される。なお、放熱体30は例えばアルミニウム材により構成されている。
ベース31は円板状をしている(図3及び図4参照)。ベース31の表面は平坦状をしている。これにより基板23の裏面との接触面積を確保できる。
ベース31はLEDモジュール20を取り付けるための取付機構を有している。取り付けには上述のようにねじ91(図3及び図4参照)を利用している。ベース31はねじ91用のねじ穴31aを複数個(例えば4個)有している。
ベース31はカバー体40用の仮止め機構を有している。ここでの仮止めにはカバー体40のピン部分43c(図7及び図8参照)が利用される。ベース31はピン部分43cが挿入(嵌合)される穴31bを複数個(例えば3個)有している。
ベース31はカバー体40、フレーム体60を固定するための固定機構を有している。ここでは、カバー体40、フレーム体60が一体で固定され、フレーム体60が固定具により固定される。固定具としてねじ93(図3及び図4参照)が利用されている。ベース31はねじ93用の貫通孔31cを複数個(例えば3個)有している。
ベース31は給電ケーブル90をLEDモジュール20側に導入するための欠け部分31dと溝部分31eを有している。欠け部分31dは周縁から中心に向かって延伸する。溝部分31eは欠け部分31dから周方向に沿って円弧状に設けられている。なお、溝部分31eの深さは給電ケーブル90の表側部分が入る程度である。
フィン33はベース31の裏面から裏側に板状に延伸する。フィン33は、裏側から見たとき、ベース31の中央を中心として径方向に延伸する。フィン33は、ベース31の中央側に設けられた複数の中央側延伸板35と、中央側延伸板35の外側に設けられた複数の外側延伸板37とから構成される。中央側延伸板35はベース31の中心部分で連結されている。なお、フィン33によりヒートシンクが構成される。
外側延伸板37における径方向の両端部は、裏側から見たとき、板部分の厚みよりも大きい円形状をしている。外側延伸板37における径方向の中間部分は厚みが大小に変化する波状をしている。
主に図7及び図8を用いて説明する。
透光性カバー部4は透光性樹脂からなるカバー体40により構成される。カバー体40は、基板23の実装領域28の外側に当接する環状の当接部41と、当接部41の内側に配されLEDモジュール20の実装領域28を覆う光源カバー部42とを有する。なお、光源カバー部42は当接部41の内周縁からLEDモジュール20の光出射方向にドーム状に膨らむ。
カバー体40は基板23の周縁に沿って裏側に延伸する延伸部43を有している。カバー体40は基板23に取り付けられているコネクタ25や給電ケーブル90を覆うコネクタカバー部45を有している。
当接部41は、基板23の実装領域28の外側に位置する円環部分41aと、円環部分41aから径方向の外方に張り出す張出部分41b,41cとを有する。つまり、当接部41は、コネクタカバー部45を除いて、基板23の非実装領域29の形状と設計上略一致する。
張出部分41bは円環部分41aの周方向に間隔を置いて4個ある。カバー体40は、基板23を放熱体30に取り付けるねじ91(図3及び図4参照)の頭部を収容する収容部47を張出部分41bに有する。収容部47は張出部分41bから表側に半球状に膨出する。張出部分41cは、基板23の張出部29cに対応して、円環部分41aからコネクタ25の配置位置の手前まで延伸している。
光源カバー部42は照射面の照度を均一化するための機構を有している。具体的には、表側に突出する多数の凸部分42aが形成されている。凸部分42aはLEDモジュール20の光軸方向(LED素子21の主出射方向と平行な方向である)に曲面状(ドーム状)又は多角形状に突出するマイクロレンズである。多数の凸部分42aは周期性を有するパターンで設けられている。ここでの凸部分42aは光源カバー部42の表面にある。凸部分42aは、表側(LED素子21の主出射方向)から見たときに、正六角形をし、平面充填されるパターンで設けられている。ここでは、1個の凸部分42aは直径2.3[mm]の円に内接する大きさである。凸部分42aの高さは0.2[mm]としている。
延伸部43はLEDモジュール20を収容するように延伸する。具体的には、放熱体30に取り付けられたLEDモジュール20を覆う状態で、延伸部43の裏側端がベース31に当接する(図2、図14及び図15参照)。延伸部43の内周面は基板23の周端面(主面と直交する面)と近接対向する。延伸部43の延伸長さ(高さ)は基板23の厚みより少し大きい。
ピン部分43cは放熱体30のベース31の穴31b(図6参照)に挿入される。ピン部分43cは周方向に間隔を置いて複数個、例えば3個設けられている。
カバー体40は放熱体30に取り付けられた基板23に対して位置合せする位置合せ機構を有している。位置合せ機構は、例えば、延伸部43の内周面から円環部分41aの中心に向かって延伸するリブ部分43dにより構成されている。リブ部分43dは基板23の欠け部23b(図5参照)に嵌合する。なお、リブ部分43dはカバー体40の中心を挟んで対向する2か所に設けられている。
主に図9を用いて説明する。
反射部5は表側拡がりの筒状をする筒部51を有する反射体50により構成される。ここでは、筒部51は円筒状をしている。筒部51の内周面51a(図3及び図4参照)にはグレア防止のために高反射率の白色塗料が塗布されており、内周面51aは拡散面であるとともに高反射率の反射面となっている。なお、反射体50は樹脂材料により構成されている。反射体50は筒部51の表側端に径方向外方へ張り出す外鍔部53を有している。
ここでの突出部57は筒部51の裏側端よりも裏側に位置する。
反射体50が装置として組み立てられると、反射体50の筒部51の裏側端は、カバー体40に接触することなく、光源カバー部42の外周縁に近接する。つまり、筒部51の裏側端はカバー体40における当接部41の円環部分41aと対向する。
主に図10及び図11を用いて説明する。
フレーム部6は、略まっすぐな筒状をする筒部61を有するフレーム体60により構成される。ここでは、筒部61は円筒状をしている。フレーム体60はカバー体40を取り付けた状態で放熱体30に固定される。フレーム体60は樹脂材料により構成されている。
フレーム体60は筒部61の表側端に径方向の外方向延伸する外鍔部63を有している。フレーム体60は筒部61の裏側端に中心に向かって延伸する内鍔部65を有する。なお、外鍔部63は設置面の開口縁を隠す機能を有する。
フレーム体60は、図1及び図2に示すように、照明装置1を設置面の開口に取り付けるための板ばね体8を支持する支持機構69を筒部61の外周に有している。ここでは周方向に間隔を置いて複数個、例えば3個ある。支持機構69は、板ばね体8の支持部81の幅方向の端面に沿って表裏方向に延伸する一対の縦大リブ61aと、一対の縦大リブ61a間に設けられた複数本の縦小リブ61bとを有している。板ばね体8の支持部81は一対の縦大リブ61a間に配され、複数本の縦小リブ61bにより裏側から支持される。
筒部61は裏側端面から裏側に延伸する延伸板部分61cを有している。延伸板部分61cは放熱体30のベース31の欠け部分31dに挿入される。これにより欠け部分31dを通過する給電ケーブル90を外側から保護できる。また。延伸板部分61cによりベース31に対して位置決めできる。
内鍔部65は内周面から延伸する板状部分65aを有している。板状部分65aの延伸量は、場所によって異なり、図13に示すようにカバー体40の周縁形状に対応している。つまり、板状部分65aの内周縁形状はカバー体40の周縁形状と相似する。そして、板状部分65aの内周縁により囲まれた領域にカバー体40が配される。
筒部61の裏側端は、カバー体40における光源カバー部42の中心から最も離れた部位(コネクタカバー部45)までの距離よりも大きい長さを直径としている。このため、張出部分41cに対応する筒部61の内周部分には内鍔部65が存在せず、コネクタカバー部45の外周面が筒部61の内周面に対向する。
支持部66はカバー体40と当接する突部分66bを延伸部分66aに有している。突部分66bは延伸部分66aの周方向に間隔をおいた部位から裏側に突出する。
内鍔部65は一対の縦大リブ61aの裏側端(正確には裏側端から少し内側に入った部位である)と対向板部分65bとを連結する一対の横リブ65hを板状部分65aに有する。一対の横リブ65h間の内寸は板ばね体8の固定部83の幅方向の外寸に一致している(図13参照)。なお、一対の横リブ65h間に位置する対向板部分65bとボス65gの高さは、一対の横リブ65h間に配された板ばね体8と当接するように構成されている。
2つの係合片67bのうち、少なくとも1つの係合片67bには裏側に突出する突起67dが設けられている。突起67dは、反射体50の係合片56が係合時の回転方向と反対方向に回転するのを防止する。なお、係合時の回転の際、反射体50の係合片56は弾性変形する。
ケーブル固定具7は給電ケーブル90を放熱体30のベース31に固定する。ケーブル固定具7は、固定具本体部71と、固定具本体部71から延伸する孔付板部73と、固定具本体部71から延伸し且つ屈曲自在に設けられて孔付板部73と当接する当接板部75とを有している。
固定具本体部71は「Z」字に湾曲する給電ケーブル90を覆う。なお、給電ケーブル90を「Z」字に湾曲させることで、作業時に給電ケーブルに作用するテンションをケーブル固定具7で吸収させることができる。つまり、作業時のテンションによりLEDモジュール20から外れるのを防止している。
固定具本体部71は一端が塞がった筒状を半割したような形状をしている。給電ケーブル90は、固定具本体部71の多端側で裏側に湾曲し、固定具本体部71の一端側で表側に屈曲している。なお、給電ケーブル90は固定具本体部71の一端側で屈曲した後、ベース31の欠け部分31dから基板23側に導入される。
固定具本体部71は位置決め用の突起71bを複数個(2個)有している。2個の突起71bは放熱部3のベース31の欠け31dに嵌る。
照明装置1の組み立てについて説明する。なお、ここでの組み立ては一例であり、他の方法でも組み立て可能である。
まず、LEDモジュール20を放熱体30のベースにねじ91により取り付け、給電ケーブル90とLEDモジュール20のコネクタ25とを接続し、基板23の形状に位置合わせしてカバー体40をベース31に仮固定する。この状態が図13における「A」である。
この際、カバー体40は放熱体30にねじ等により固定していないが、カバー体40の光源カバー部42の外側部分が反射体50の筒部51の裏側端よりも大きいため、落下することはない。なお、カバー体40はフレーム体60の支持部66により支持されているので落下することはない。
反射体50はフレーム体60に対して回転させることにより係合されるが、係合状態を解除する方向への回転は、カバー体40がフレーム体60に嵌合しているため、規制される。このように、照明装置1は少ない工数で組み立てられ、しかも、係合・嵌合を利用して各部材が外れ難い構造とされている。
カバー体40の光源カバー部42はLEDモジュール20の実装領域28を覆い、反射体50の裏側開口が光源カバー部42の外側に位置する。このため、LED素子21から発せられた光の取り出し効率を高めることができる。
フレーム部6は、筒部61の裏側端がベース31の表面の周縁部に当接する状態で、放熱部3に固定されている。これにより、フレーム部6の表裏方向の長さを短くできる。
図14及び図15を用いて説明する。
LEDモジュール20は、基板23が放熱体30のベース31に密着するように、ベース31に取り付けられている。カバー体40は、図15に示すように、ベース31に対してピン部分43cを利用してベース31に仮固定されていると共にフレーム体60の支持部66により表側から支持(挟持)されている。反射体50は、反射体50の筒部51の裏面がカバー体40に接触することなく、フレーム体60に取り付けられている。
このため、LED発光中の熱は、カバー体40を経由して反射体50に伝わることはない。
LEDモジュール20には1個の消費電力が0.1[W]以上1[W]以下に設定された電力変換効率が高い、所謂、「Mid Power」のLED素子21を用いているので、LED素子21からの発熱が少なく、放熱部3を小型化できる。ここでは、フレーム体60の下端から放熱体30の上端までの照明装置1の全高が、設置面へ取り付ける際に、外鍔部63と板ばね体8とを除く、設置面の開口から裏側に向けて挿入される照明装置1の最大幅(直径)より小さい。照明装置の全高が低くなると設置面の開口への取り付け作業が容易となる。
反射体50は3つの係合片56を介してフレーム体60に取付けられている。このため、フレーム体60から係合片56を経由して伝わる熱量を少なくできる。反射体50の筒部51の裏側端は、フレーム体60の筒部61の裏側端よりも表側に位置し、放熱部3のベース31の表面が平坦であることから、反射体50が放熱部3に接触することはない。
反射体50は筒部51の表側端の外鍔部53の外周面でフレーム体60の外鍔部63と当接する。このように、当接位置がフレーム体60における放熱体30と反対側であるため、フレーム体60の外鍔部63から反射体50に伝わる熱量は少ない。
また、実施形態や変形例に記載していていない例や、要旨を逸脱しない範囲の設計変更があっても本発明に含まれる。
1.光源部
光源部2は、発光素子としてLED素子21を備えていたが、例えば、有機発光素子のような他の発光素子を備えてもよい。
複数個のLED素子21は矩形状に似た形状に配されていたが、他の形状に配されてもよい。例えば、多重の同心円状や管状(放射状)に配されてもよいし、正方形状、長方形状のマトリクス状に配されてもよい。
放熱部3はベース31とフィン33とを例えば冷間鍛造で一体化されていたが、例えば、ベースとフィンとを別体とし、両者を結合するようにしてもよい。放熱部のフィンの形状、個数、配置等は発光素子から発せられる熱量によって適宜決定されるものである。例えば、発光素子の数が少ない場合には、フィンの個数を少なくしてもよいし、長さを短くしてもよい。さらに、フィンを薄肉の金属板で構成してもよい。この場合、ベースを薄肉の金属板で構成してもよい。
放熱体は、裏側から見たときに、円形状をしているが、正方形状等の他の形状であってもよい。
透光性カバー部4は、カバー体40で構成したが、例えば、光源カバー部42に相当する光源カバー体と当接部41及び延伸部43に相当する環状体とを別体としてもよい。この場合、両者を結合してもよいし、環状体がフレーム部により表側から支持され、光源カバー体が環状体により表側から支持されてもよい。カバー体を支持する外周体がねじ等の固定具を利用して放熱部に固定されてもよい。
透光性カバー部4はベース31の中央側で放熱部3に固定されているが、透光性カバー部をベース全面を覆うようなサイズとしてもよい。
カバー体40はピン部分43cにより放熱体30に仮固定されているが、例えばねじ等の固定具を利用して放熱部に固定されてもよい。この場合、フレーム体60の支持部66はなくてもよいし、あってもよい。
カバー体40の張出部分41b,41cは基板23の形状(張出部29b,29c)に合せて設けられていたが、例えば、基板を張出部のない円形状にして張出部分を有しないカバー体としてもよい。
光源カバー部42の凸部分42aは表側から見たときに六角形状をするマイクロレンズにより構成されている。しかしながら、凸部分は、曲面状(ドーム状)、三角錐、円錐等のマイクロレンズにより構成されてもよい。また、マイクロレンズは凸形状ではなく、凹形状の曲面(お皿型)、三角錐、円錐等でもよい。マイクロレンズは、光源カバー部の裏面にのみ設けられてもよいし、光源カバー部の表裏両面に設けられてもよい。
照射面の照度をより均一にするために、マイクロレンズの隣接間距離は、光源部のLED素子の隣接間距離より短いことが望ましい。
光源カバー部42は表側にドーム状に膨出している。光源カバー部の表面及び裏面は光拡散機能を有していないが、光拡散機能を有してもよい。この際、マイクロレンズを有してもよいし、有しなくてもよい。
反射部5は白色塗料を利用した反射面を反射体50に有しているが、他の形態の反射面を有してもよい。他の形態の反射面を有する例について図16を用いて説明する。なお、実施形態と同じ構成のものは同じ符号を用い、その説明は省略する。
他の形態の反射体150を有する照明装置101は、光源部(不図示)2、放熱部3、透光性カバー部4、反射部105、フレーム部106を備え、板バネ108を利用して設置面の開口に取り付けられる。光源部2はLEDモジュール20により、放熱部3は放熱体30により、透光性カバー部4はカバー体40により、それぞれ構成されている。
反射部105は反射体150により構成され、反射体150は筒部151を備える。反射体150は、筒部151の表裏方向の寸法と内周面の反射面とが実施形態の筒部51と異なる。フレーム部106はフレーム体160により構成され、実施形態のフレーム体60の筒部61と表示方向の寸法が異なる。
筒部151はグレア防止機構として中心軸に向かって突出する多数の突部151aを内周面に有する。突部151aは表裏方向及び周方向に規則正しく設けられている。突部151aの形状は、周方向に同じで表裏方向で異なってもよいし、周方向と表裏方向で同じであってもよいし、周方向と表裏方向で異なってもよい。
突部151aはドーム状に突出する。反射体150は樹脂材料により構成され、内周面がメッキ加工されている。つまり、内周面は多数の突部151aを有するメッキ層となっている。
フレーム体60は樹脂材料により構成されているが、例えば、金属で構成してもよいし、例えば、筒部61を金属筒で構成し、内鍔部65を樹脂材料で構成してもよい。この場合、一体成形により一体化してもよい。
フレーム体60は、板ばね体8の固定部83がベース31に当接するように、ボス65gを有しているが、板ばね体を表裏方向に移動可能な状態で固定するようにしてもよい。なお、板ばね体をベースと密着する状態で固定すると、放熱部の熱を板ばね体から放出できる。
2 光源部
3 放熱部
4 透光性カバー部
5 反射部
6 フレーム部
21 LED素子
23 基板
41 当接部
41b 張出部
41c 張出部
42 透光性カバー部
43 延伸部
51 筒部
51a 内周面(反射面)
56 係合部
61 筒部
65 内鍔部
Claims (4)
- 光源としての発光素子を備え、前記発光素子を複数個実装する基板を備える光源部と、
前記光源部を表側に搭載し且つ裏側が前記発光素子からの熱を放出し、ベース部を有する放熱部と、
前記ベース部の表側に配され且つ前記光源部の光出射側を覆う透光性カバー部と、
前記光源部の光出射側に配され且つ内側に反射面を有する筒状の反射部と、
前記反射部を内側に支持し、表裏両側が開口した筒状のフレーム部と
を備え、
前記反射部は前記放熱部と離間しており、
前記透光性カバー部は、前記基板における発光素子実装領域の外側に当接する当接部と、前記当接部の内周縁から前記光源部の光出射方向にドーム状に膨らんで前記光源部の光出射側を覆う光源カバー部とを有し、
前記ベース部は、前記光源部と接続する給電ケーブルを導入するための欠け部分を有し、
前記給電ケーブルは、ケーブル固定具によって前記ベース部に固定され、
前記ケーブル固定具は、筒状を半割したような形状の固定具本体部を有し、
前記給電ケーブルは、前記固定具本体部の他端側で前記裏側に湾曲し、前記固定具本体部の一端側で前記表側に屈曲し、前記欠け部から前記基板側に導入する
照明装置。 - 前記透光性カバー部は凸状のマイクロレンズ部を前記光源部の光出射側を覆う部分に有する
請求項1に記載の照明装置。 - 前記透光性カバー部は凹状のマイクロレンズ部を前記光源部の光出射側を覆う部分に有する
請求項1に記載の照明装置。 - 前記反射面は、光出射方向の中心軸を光軸としたとき前記光源部から前記光軸が延伸する光軸方向に離れるにしたがって拡開し、前記光軸に向かってドーム状に突出する多数の凸部を周方向及び前記光軸方向に有する
請求項1から3の何れか1項に記載の照明装置。
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JP2016225448A JP6853567B2 (ja) | 2016-11-18 | 2016-11-18 | 照明装置 |
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JP2016225448A JP6853567B2 (ja) | 2016-11-18 | 2016-11-18 | 照明装置 |
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-
2016
- 2016-11-18 JP JP2016225448A patent/JP6853567B2/ja active Active
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