JP6853099B2 - 気密端子 - Google Patents

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Description

本発明は電気・電子装置に用いられる気密端子に関する。
電子回路を構成する受動部品にアルミ電解コンデンサがある。アルミ電解コンデンサは、陽極用高純度アルミニウム箔表面に形成された酸化被膜を誘電体として、陰極用アルミニウム箔、電解液、コンデンサ紙から構成されている。特に陽極箔と陰極箔を対向させ、両極間にコンデンサ紙を挿み込んで円筒状に巻き込んだものを素子と呼ぶ。この状態では静電容量が僅少であるため、コンデンサ紙に電解液を含浸させて電解紙とすると陽極箔表面と陰極箔表面が電気的につながり、陽極箔表面のアルミニウム酸化皮膜を誘電体とする大きな静電容量を有するコンデンサ素子が得られる。この電解液は真の陰極の役割を果たしており、電解液の極性溶媒がドライアップしてしまうとアルミ電解コンデンサは寿命となる。一般にアルミ電解コンデンサは、電子回路を構成する部品のうち最も寿命が短い部類に属するため、近年、その長寿命化が図られている。
また、最近のアルミ電解コンデンサは、電気機械装置の狭隘な隙間に実装されることが多く、従来の円筒ケース型のアルミ電解コンデンサに加えて、高さの低い平板型をしたアルミ電解コンデンサなど非円筒型の異形パッケージ形状のものが増えて来ている。これらの非円筒型パッケージ形状のものは、ケース底部の形状が方形や楕円形となるので、従来のように円板状ゴムパッキンを円筒ケースに挿着しケース端部円周を均等にかしめシールすることが困難となって来ている。
このため特許文献1や特許文献2に記載のように、アルミ電解コンデンサのパッケージを気密端子にしたものがある。これらの気密端子は、アルミ電解コンデンサのパッケージを気密構造にすることで電解液のドライアップを防ぎ電解コンデンサの長寿命化に寄与するものである。気密端子を用いることでケース封止に圧入封止や抵抗溶接が利用できケース形状に左右されないパッケージングが可能となっている。
特開2016−207822号公報 WO2016/195027A1号公報
アルミ電解コンデンサに定格を上回る過電圧が印加されたときには、コンデンサ素子に含有された電解液の温度が上がり蒸気化することがある。その際、パッケージの内圧は上昇するので、さらに内圧が上がるとパッケージが爆発したり端子に取付けた円筒ケースが飛ばされたりして危険である。このためアルミ電解コンデンサの円筒ケース頂部や封口部材に切欠きなどの弱点部を設けて、パッケージの内圧が異常上昇した場合には、弱点部(破圧弁ともいう)が壊れてパッケージ外部に電解液蒸気を放出させてパッケージが爆発しないようにしている。しかしながら、従来の気密端子を用いたアルミ電解コンデンサでは、気密端子の鋼製アイレットに阻まれて端子側に破圧弁を設けることができず、専ら円筒アルミケースの頂部に破圧弁を設けた形態のみが可能であった。本発明の目的は、アルミ電解コンデンサの端子部に破圧弁を設けた気密端子を実現することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、金属構造材とこの金属構造材の少なくともケース内面を耐蝕金属材で覆った複合材ベースと、少なくともケース内面が耐蝕金属材で構成され複合材ベースの通孔に挿通した複合材リードと、この複合材リードと複合材ベースが絶縁ガラスによって気密封着されており、複合材ベースは、耐蝕金属材のみで構成された弱点部からなる破圧弁を設けた気密端子を提供する。少なくとも複合材ベースのパッケージ内側表面と複合材リードのインナーリードは耐蝕金属材からなり、複合材ベースは鉄基合金材に耐蝕金属材が被覆されている。複合材ベースに設けた破圧弁は、金属構造材の鉄基合金材を有さず耐蝕金属材のみで構成された弱点部からなる。本発明の複合材ベースは、弱点部の縁辺部において金属構造材の縁に突起を設けて縁辺部の耐蝕金属材の厚みを局部的に薄くし弱点部の破砕を補助してもよい。また弱点部の耐蝕金属材の少なくとも片面に切欠きを設けて弱点部の破砕を補助させてもよい。鉄基合金材の表面に施される耐蝕金属材の被覆手段は、鉄基合金材に電解液に対して充分な耐蝕性を有する比較的薄い被膜が形成できれば、どのような手段を用いてもよい。好適には、例えばアルミクラッド皮膜などがある。
本発明によりアルミ電解コンデンサ用の気密端子に破圧弁を設けることができる。
本発明に係る気密端子10を示し、(a)は平面図を、(b)は(a)のD−Dに沿って切断した正面断面図を、(c)は下面図を示す。 本発明に係る気密端子20を示し、(a)は平面図を、(b)は(a)のD−Dに沿って切断した正面断面図を、(c)は下面図を示す。
以下、本発明の気密端子について、図面を参照しながら説明する。
本発明に係る気密端子10は、図1に示すように、鉄基合金製の金属構造材11−1にアルミニウム被膜の耐蝕金属材11−2を施した複合材ベース11と、この複合材ベース11に設けた通孔に挿通した金属構造材12−1の片端にアルミニウムの耐蝕金属材12−2を接合した複合材リード12と、複合材リード12および複合材ベース11を気密封着した絶縁ガラス13とを備え、複合材ベース11は、耐蝕金属材11−2のアルミニウム被膜のみで構成された弱点部14からなる破圧弁15を設けた気密端子10である。複合材ベース11は少なくともパッケージ内部のベース表面が耐蝕金属材11−2のアルミニウム材で構成されている。複合材リード12は少なくともパッケージ内部のインナーリード12−2の表面がアルミニウム材で構成され、かつパッケージ外部に露出するアウターリード12−1は鉄基合金材で構成されている。金属構造材11−1またはアウターリード12−1の鉄基合金材は、例えば、鋼、ステンレス鋼、低炭素鋼、コバール合金、鉄ニッケル合金、鉄クロム合金の群から選択された鉄合金が好適に利用できる。絶縁ガラス13は、例えばビスマス含有ガラスなどの低融点ガラスなどが利用できる。
本発明に係る別形態の気密端子20は、図2に示すように、鉄基合金製の金属構造材21−1にアルミニウム被膜の耐蝕金属材21−2を施した複合材ベース21と、この複合材ベース21に設けた通孔に挿通した鉄基合金材の片端にアルミニウムの耐蝕金属材を接合した複合材リード22と、複合材リード22および複合材ベース21を気密封着した絶縁ガラス23とを備え、複合材ベース21は、耐蝕金属材21−2のアルミニウム被膜のみで構成された弱点部24からなる破圧弁25を設け、破圧弁25を構成する弱点部24は、弱点部24の縁辺部すなわち弱点部24を囲んだ金属構造材21−1の縁にバリ状の突起26を設けて縁辺部の耐蝕金属材の厚みを局部的に薄くし弱点部の破砕を補助させた気密端子20である。複合材ベース21は、弱点部24の縁辺部において、金属構造材21−1の縁に突起26を設けて縁辺部の耐蝕金属材21−2の厚みを局部的に薄くし弱点部の破砕を補助している。複合材ベース21は少なくともパッケージ内部のベース表面が耐蝕金属材21−2のアルミニウム材で構成されている。複合材リード22は少なくともパッケージ内部のインナーリード22−2の表面がアルミニウム材で構成され、かつパッケージ外部に露出するアウターリード22−1は鉄基合金材で構成されている。金属構造材21−1またはアウターリード22−1の鉄基合金材は、例えば、鋼、ステンレス鋼、低炭素鋼、コバール合金、鉄ニッケル合金、鉄クロム合金の群から選択された鉄合金が好適に利用できる。絶縁ガラス23は、電気絶縁性を具備していれば何れの材料を使用しても良く、例えば、ソーダバリウムガラスやホウ珪酸ガラスなどが利用できる。
本発明に係る気密端子の破圧弁は、上記に加えて弱点部の耐蝕金属材の少なくとも片側表面に断面が凹状の切欠きを設けて弱点部の破砕を補助させてもよい。
本発明に係る気密端子は、電気・電子装置に用いられるアルミ電解コンデンサのパッケージに利用できる。
10,20・・・気密端子、
11,21・・・複合材ベース、
11−1, 21−1・・・金属構造材、
11−2, 21−2・・・耐蝕金属材、
12,22・・・複合材リード、
12−1, 22−1・・・アウターリード(金属構造材)、
12−2, 22−2・・・インナーリード(耐蝕金属材)、
13,23・・・絶縁ガラス、
14,24・・・弱点部、
15,25・・・破圧弁、
26・・・突起。

Claims (2)

  1. 金属構造材と前記金属構造材の少なくともケース内面を耐蝕金属材で覆った複合材ベースと、少なくとも前記ケース内面が前記耐蝕金属材で構成され前記複合材ベースの通孔に挿通した複合材リードと、この複合材リードと前記複合材ベースが絶縁ガラスによって気密封着されており、前記複合材ベースは、前記耐蝕金属材のみで構成された弱点部からなる破圧弁を備え、
    前記複合材ベースは、前記弱点部の縁辺部において前記金属構造材の縁に突起を設けて前記縁辺部の前記耐蝕金属材の厚みを局部的に薄くし前記弱点部の破砕を補助したことを特徴とする気密端子。
  2. 前記破圧弁は、前記弱点部の前記耐蝕金属材の少なくとも片面に切欠きを設けて弱点部の破砕を補助させことを特徴とする請求項に記載の気密端子。
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