JP6852981B2 - 水中油型乳化組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、水中油型乳化組成物に関する。
油溶性カミツレ抽出物は、光老化抑制作用、コラーゲン産生促進作用、養毛作用、ATP産生促進作用、皮膚バリア機能改善作用、細胞分化促進作用、コラーゲンゲル収縮促進作用、毛穴収縮作用等の多くの生理作用を有することから、数多くの化粧品に配合されている(例えば、特許文献1〜4)。
特開平8-73324号公報 特開平8-92056号公報 特開平10-72336号公報 特開2007-161666号公報
しかしながら、近年の健康意識・美意識の高まりから、使用者の要求特性が高まり、従来油溶性カミツレの抽出物を配合した化粧料に対して、より使用感が良好なものが望まれるようになった。また、配合によっては、油溶性カミツレ抽出物に由来する臭いが感じられ、特に高温保管後に強く感じられる傾向があることがわかった。また、低温又は高温における経時安定性が劣ったりする場合があり、それらの改善をする必要がでてきた。
したがって、本発明は、油溶性カミツレ抽出物を含有し、当該抽出物に由来する臭いが抑制され、経時安定性、使用感にも優れる水中油型乳化組成物に関する。
本発明者らは、油溶性カミツレ抽出物と共に、油溶性ショ糖脂肪酸エステル及びステロイド化合物を併用し、更に油性成分として一定比率の液状極性油及び液状炭化水素を使用することによって、前記要求を同時に満たす水中油型乳化組成物が得られることを見出した。
本発明は、下記成分(A)〜(E)を含有し、成分(D)に対する成分(E)の含有質量比[(E)/(D)]が、0.15以上1.55以下である水中油型乳化組成物を提供するものである。
(A) 油溶性カミツレ抽出物
(B) HLBが8以下であるショ糖脂肪酸エステル(ただし、ショ糖脂肪酸エステルを2種以上用いる場合、各ショ糖脂肪酸エステルのHLB値をその含有質量比率に基づいて加重平均して求められる混合HLB値が8以下である)
(C) ステロイド骨格を有する融点100℃以上の化合物
(D) 35℃で液状の極性油
(E) 35℃で液状の炭化水素
本発明は、含有する油溶性カミツレ抽出物に由来する臭いが抑制され、経時安定性に優れ、肌収まりが良好であり、使用感に優れた水中油型乳化組成物である。
〔成分(A):油溶性カミツレ抽出物〕
成分(A)の油溶性カミツレ抽出物は、キク科植物であるカミツレ〔Matricaria chamomilla L. (Compositae)〕の花を、親油性有機溶剤で抽出することにより得られる。用いられる溶剤としては、溶解度パラメータ(SP値)が15〜21の範囲にある油剤が好ましく、例えばミリスチン酸イソプロピル(SP値17.0)、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール(SP値17.7)、流動パラフィン(SP値16.4)、スクワラン(SP値16.2)及びこれらの2種以上の混合溶剤が挙げられる。また、これらはヒマシ油、パーシック油、大豆油、ヒマワリ油等の植物由来の油等であっても良い。一般に、抽出に用いる油剤によって、抽出物に含まれる成分の種類と量が異なる。本発明においては、スクワランを用いた抽出物が、より優れた光老化抑制作用等の生理作用効果を発現させる観点から好ましい。ここで、SP値とは物質間の相溶性の尺度をいい、特開平10-194920号公報に記載の方法に従って、Hansenの3次元溶解度パラメーターを計算することにより求めることができる。
油溶性カミツレ抽出物は、例えば、特開平10-194920号公報記載の方法により、カミツレから親油性有機溶剤を用いて抽出することにより製造できる。具体的には、抽出は、粉砕した乾燥カミツレ花に、カミツレ花に対して1〜100質量倍の親油性有機溶剤を加え、10〜90℃で1〜96時間攪拌することにより行われる。温度は、油剤の種類により適宜設定することができる。
本発明において成分(A)の油溶性カミツレ抽出物は、製造時に他の油性成分との混和性を向上させるため、前記抽出溶媒中に乾燥固形分が溶解した溶液の形態であってもよい。この場合、油溶性カミツレ抽出物中の乾燥固形分は、好ましくは0.01質量%以上、より好ましくは0.05質量%以上、更に好ましくは0.08質量%以上、更に好ましくは0.1質量%以上、更に好ましくは0.2質量%以上であり、また、好ましくは5質量%以下、より好ましくは2質量%以下、更に好ましくは1質量%以下、更に好ましくは0.8質量%以下、更に好ましくは0.7質量%以下である。
ここで乾燥固形分量とは、抽出物を乾燥して溶媒を除去した固形分量であり、親油性有機溶剤量が判明している場合は親油性有機溶剤量を除いた残量である。
かかる油溶性カミツレ抽出物には、カマズレン、ウンベリフェロン、7-メトキシクマリン、マトリシン、マトリカリン、タラキサステロール、ウペオール、アピイン、下記式で表されるスピロエーテル化合物等が含まれている。
Figure 0006852981
これら含有成分の中でも、スピロエーテル化合物の含有量が、光老化抑制作用等の生理作用効果を発現させると考えられる。本発明において、油溶性カミツレ抽出物中のスピロエーテル化合物量は、光老化抑制作用等の生理作用効果を発現させ、経時安定性を向上させる観点から、好ましくは10ppm以上、より好ましくは100ppm以上、更に好ましくは200ppm以上、更に好ましくは300ppm以上、更に好ましくは360ppm以上であり、また、好ましくは500ppm以下、より好ましくは480ppm以下、更に好ましくは450ppm以下、更に好ましくは440ppm以下、更に好ましくは420ppm以下である。また、油溶性カミツレ抽出物は、1種以上を用いることができるが、2種以上を用いる場合には、全抽出物中のスピロエーテル化合物の総量が上記範囲内となることが好ましい。
水中油型乳化組成物中における成分(A)の乾燥固形分としての含有量は、光老化抑制作用等の生理作用効果を発現させ、臭いの抑制、経時安定性を向上させる観点から、好ましくは0.00004質量%以上、より好ましくは0.0002質量%以上、更に好ましくは0.00032質量%以上、更に好ましくは0.0004質量%以上、更に好ましくは0.0008質量%以上であり、また、好ましくは0.02質量%以下、より好ましくは0.008質量%以下、更に好ましくは0.004質量%以下、更に好ましくは0.0032質量%以下、更に好ましくは0.0028質量%以下である。
更に、同様の観点より、水中油型乳化組成物中における前記スピロエーテル化合物としての含有量は、好ましくは0.0375ppm以上、より好ましくは0.1875ppm以上、更に好ましくは0.3ppm以上、更に好ましくは0.375ppm以上、更に好ましくは0.75ppm以上であり、また、好ましくは18.75ppm以下、より好ましくは7.5ppm以下、更に好ましくは3.75ppm以下、更に好ましくは3ppm以下、更に好ましくは2.625ppm以下である。
〔成分(B):HLBが8以下であるショ糖脂肪酸エステル〕
成分(B)のHLBが8以下であるショ糖脂肪酸エステルは、食品、化粧料原料に一般に用いられるHLBが8以下のショ糖脂肪酸エステルであれば特に制限されないが、脂肪酸の平均置換度が2以上であるショ糖脂肪酸エステルが好ましい。置換度が2以上であるショ糖脂肪酸エステルとは、ショ糖の水酸基の水素原子が2つ以上脂肪酸アシル基で置換されたエステルであり、前記の観点から、脂肪酸の平均置換度が2〜6のショ糖脂肪酸エステルがより好ましい。
ショ糖脂肪酸エステルの脂肪酸部の炭素数は、油成分との親和性を向上させ、臭いを抑制し、経時安定性を向上させる観点から、好ましくは12以上、より好ましくは14以上、更に好ましくは16以上であり、また、好ましくは22以下、より好ましくは20以下、更に好ましくは18以下である。
ショ糖脂肪酸エステルのHLBは、経時安定性を向上させ、臭いを抑制し、肌収まりを向上させる点から、好ましくは1以上、より好ましくは3以上、更に好ましくは4以上であり、また、好ましくは7以下である。
ここで、HLB値とは、油−水系で界面活性剤の両液体に対する相対的親和力の比を表す指標であり、グリフィン(Griffin)の定義による、25℃におけるHLB値を意味する。グリフィンによるHLB値は、J. Soc. Cosm. Chem., 1954, 5:249-256において定義されている。
なお、ショ糖脂肪酸エステルを2種以上用いる場合、2種以上のショ糖脂肪酸エステルから構成されるHLB(以下、混合HLBと記す)は、各ショ糖脂肪酸エステルのHLB値をその含有質量比率に基づいて加重平均したものであり、次式で求められる。
混合HLB値=Σ (HLBx × Wx)/ΣWx
(HLBxは、ショ糖脂肪酸エステルXのHLB値を示す。Wxは、ショ糖脂肪酸エステルXの質量(g)を示す。)
ショ糖脂肪酸エステルを2種以上用いる場合、それらの混合HLBは、前記の観点から、好ましくは1以上、より好ましくは3以上、更に好ましくは4以上であり、また、好ましくは7以下である。
前記混合HLBの範囲内であれば、HLBが8超のショ糖脂肪酸エステルを少量用いることが可能であるが、水中油型乳化組成物を安定に形成し、経時安定性を向上させる観点から、HLBが8以下のショ糖脂肪酸エステルに対して、HLBが8超のショ糖脂肪酸エステルの質量含有比は、0.25以下が好ましく、0.15以下が好ましく、0.05以下が更に好ましい。
成分(B)のショ糖脂肪酸エステルの具体例としては、ジラウリン酸スクロース、トリステアリン酸スクロース、ジステアリン酸スクロース、ヘキサエルカ酸スクロース、ペンタエルカ酸スクロース、トリベヘン酸スクロースが挙げられ、いずれかを単独で、又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。これらのうち、経時安定性を向上させ、臭いを抑制し、肌収まりを向上させる観点から、トリステアリン酸スクロース及びジステアリン酸スクロースから選択される1種又は2種がより好ましい。また、ショ糖脂肪酸エステルとしてジステアリン酸スクロースを含むことが更に好ましい。
市販品としては、サーフホープ SE COSME C-1802、サーフホープ SE COSME C-1803、サーフホープ SE COSME C-1805(三菱化学フード社製)、コスメライク S-50、コスメライク B-30、コスメライク L-50(第一工業製薬社製)等がある。
水中油型乳化組成物中における成分(B)の含有量は、乳化安定性、肌収まりの良さの点から、好ましくは0.1質量%以上、より好ましくは0.2質量%以上、更に好ましくは0.5質量%以上であり、また、好ましくは5質量%以下、より好ましくは3質量%以下、更に好ましくは1.5質量%以下である。
〔成分(C):ステロイド骨格を有する融点100℃以上の化合物〕
成分(C)のステロイド骨格を有する融点100℃以上の化合物としては、具体的には、コレステロール(融点149℃)、コレスタノール(融点141℃)、ラノステロール(融点139℃)、ブラシカステロール(融点157℃)、フィトステロール(β-シトステロール(融点140℃)、カンペステロール(融点157℃)、スティグマステロール(融点170℃)からなる混合物でその含有質量比率は2:1:1である)、γ-オリザノール(融点136℃)等のステロール類のほか、エストロン(融点260℃)、エストラジオール(融点174〜180℃)、エストリオール(融点284℃)等のエストロゲン類が挙げられる。これらの化合物は、いずれかを単独で、又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。また、これらのステロイド骨格を有する化合物を含有する動植物油等の混合物も使用することができる。ここで、本発明において上記成分(C)の融点は、医薬部外品原料規格2006、融点測定法、第1法により測定する。
これらのうち、経時安定性を向上させ、臭いを抑制する観点から、コレステロール、フィトステロール、γ−オリザノールから選択される1種又は2種以上が好ましく、コレステロール及びフィトステロールから選択される1種又は2種がより好ましい。
水中油型乳化組成物中における成分(C)の含有量は、経時安定性を向上させ、肌収まりを向上させる観点から、好ましくは0.005質量%以上、より好ましくは0.008質量%以上、更に好ましくは0.02質量%以上、更に好ましくは0.08質量%以上、更に好ましくは0.2質量%以上であり、また、好ましくは3質量%以下、より好ましくは2質量%以下、更に好ましくは1.5質量%以下、更に好ましくは1.2質量%以下、更に好ましくは0.8質量%以下である。
なお、前記ステロイド骨格を有する化合物を含有する混合物を使用する場合には、混合物中に含まれるステロイド骨格を有する融点100℃以上の化合物として、前記含有量の範囲となればよい。
また、成分(B)に対する成分(C)の質量比[(C)/(B)]は、経時安定性を向上させ、肌収まりを向上させる観点から、好ましくは0.005以上、より好ましくは0.01以上、更に好ましくは0.02以上、更に好ましくは0.08以上、更に好ましくは0.2以上であり、また、好ましくは1.5以下、より好ましくは1.2以下、更に好ましくは1以下、更に好ましくは0.9以下、更に好ましくは0.8以下である。
〔成分(D):35℃で液状の極性油〕
成分(D)の35℃で液状の極性油としては、本発明においては、35℃で液状であり、水への溶解度(1013.25hPa、20℃)が2g/100gH2O未満の極性を有する物質である。これらの極性油としては、エステル油、エーテル油、脂肪酸、高級アルコール等が挙げられる。ここで、35℃で液状とは、35℃における粘度が10000mPa・s以下であることをいう。粘度は、B型粘度計(ビスメトロン粘度計:型式VS-A1(芝浦システム社製)を用いて、1気圧下、35℃の条件にて、スピンドル番号3、12rpm(回転/分)、30秒で測定される。
エステル油としては、経時安定性、肌収まりを向上させ、臭いを抑制する観点から、直鎖又は分岐鎖の脂肪酸と、直鎖又は分岐鎖のアルコール又は多価アルコールからなるエステルが挙げられる。
このうち、前記の観点から、エステル油を形成する脂肪酸としては、炭素数8〜22の脂肪族モノ又はジカルボン酸が好ましく、エステル油を形成するアルコールとしては炭素数3〜18のアルコール、エステル油を形成する多価アルコールとしては炭素数3〜5の2〜5価の多価アルコールが好ましい。
エステル油として具体的には、ミリスチン酸イソプロピル、オクタン酸セチル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、オレイン酸デシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、乳酸ミリスチル、酢酸ラノリン、ステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソセチル、ジ2-エチルヘキサン酸エチレングリコール、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、モノイソステアリン酸N-アルキルグリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、リンゴ酸ジイソステアリル、ジ2-ヘプチルウンデカン酸グリセリン、トリ2-エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、テトラ2-エチルヘキサン酸ペンタエリスリット、トリ2-エチルヘキサン酸グリセリル、トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン、セチル2-エチルヘキサノエート、2-エチルヘキシルパルミテート、ナフタレンジカルボン酸ジエチルヘキシル、安息香酸(炭素数12〜15)アルキル、セテアリルイソノナノエート、トリ(カプリル酸・カプリン酸)グリセリル、(ジカプリル酸/カプリン酸)ブチレングリコール、トリイソステアリン酸グリセリル、トリ2-ヘプチルウンデカン酸グリセリル、トリヤシ油脂肪酸グリセリル、ヒマシ油脂肪酸メチルエステル、オレイン酸オレイル、パルミチン酸2-ヘプチルウンデシル、アジピン酸ジイソブチル、N-ラウロイル-L-グルタミン酸-2-オクチルドデシルエステル、アジピン酸ジ2-ヘプチルウンデシル、エチルラウレート、セバシン酸ジエチルヘキシル、ミリスチン酸2-エチルヘキシル、ミリスチン酸2-ヘキシルデシル、パルミチン酸2-ヘキシルデシル、アジピン酸2-ヘキシルデシル、セバシン酸ジイソプロピル、パラメトキシケイ皮酸2-エチルヘキシル、ジピバリン酸トリプロピレングリコール等が挙げられる。
これらのうち、水中油型乳化系を形成し、経時安定性、肌収まりを向上させる観点から、セバシン酸ジイソプロピル、パラメトキシケイ皮酸2-エチルヘキシル、トリ(カプリル酸・カプリン酸)グリセリル、ミリスチン酸2-エチルヘキシル、トリイソステアリン酸グリセリル、トリ2-ヘプチルウンデカン酸グリセリル及びトリヤシ油脂肪酸グリセリルから選択される1種又は2種以上が好ましく、トリ(カプリル酸・カプリン酸)グリセリル、ミリスチン酸2-エチルヘキシル、セバシン酸ジイソプロピル及びパラメトキシケイ皮酸2-エチルヘキシルから選択される1種又は2種以上がより好ましく、トリ(カプリル酸・カプリン酸)グリセリル、ミリスチン酸2-エチルヘキシル及びパラメトキシケイ皮酸2-エチルヘキシルから選択される1種又は2種以上が更に好ましい。
エステル油は動植物油由来であってもよく、その動植物の産地や種類、抽出部位や圧搾部位、抽出方法や圧搾方法等は特に限定なく使用できる。動植物由来のエステル油としては、例えばオリーブ油、マカデミアナッツ油、メドウフォーム油、ヒマシ油、紅花油、ヒマワリ油、アボカド油、キャノーラ油、キョウニン油、米胚芽油、米糠油、シアバターなどが挙げられる。これらのうち、経時安定性、肌収まり向上させる観点から、オリーブ油、メドウフォーム油、マカデミアナッツ油、米糠油及びシアバターから選択される1種又は2種以上が好ましく、マカデミアナッツ油、米糠油及びシアバターから選択される1種又は2種以上がより好ましく、マカデミアナッツ油及びシアバターから選択される1種又は2種が更に好ましい。
エーテル油としては、ジアルキルエーテルが挙げられ、具体的には、ジヘキシルエーテル、ジカプリリルエーテル、セチル-1,3-ジメチルブチルエーテル等が挙げられる。これらの中では、経時安定性、肌収まり向上させる観点から、ジカプリリルエーテル及びセチル-1,3-ジメチルブチルエーテルから選択される1種又は2種が好ましい。また、エーテル油としてセチル-1,3-ジメチルブチルエーテルを含むことがより好ましい。
脂肪酸としては、具体的にはカプリン酸、カプリン酸、オレイン酸、イソステアリン酸、ウンデシレン酸等が挙げられる。これらのうち、経時安定性、肌収まりを向上させる観点から、好ましくは炭素数8〜11の直鎖又は分岐の飽和脂肪酸、炭素数8〜20の不飽和脂肪酸及び炭素数12〜20の分岐飽和脂肪酸から選択される1種又は2種以上であり、より好ましくは炭素数14〜20の不飽和脂肪酸及び炭素数14〜20の分岐飽和脂肪酸から選択される1種又は2種以上が好ましい。また、脂肪酸として炭素数14〜20の分岐飽和脂肪酸を含むことが好ましい。
具体的には、オレイン酸及びイソステアリン酸から選択される1種又2種が好ましい。また、脂肪酸としてイソステアリン酸を含むことがより好ましい。
高級アルコールとしては、具体的にはオクチルアルコール、デシルアルコール、ラウリルアルコール、オレイルアルコール、イソステアリルアルコール等が挙げられる。これらのうち、経時安定性、肌収まりを向上させる観点から、好ましくは炭素数8〜13の直鎖又は分岐の飽和高級アルコール、炭素数8〜20の不飽和高級アルコール及び炭素数14〜20の分岐飽和高級アルコールから選択される1種又は2種以上であり、より好ましくは炭素数14〜20の不飽和高級アルコール及び炭素数14〜20の分岐飽和高級アルコールから選択される1種又2種以上である。また、高級アルコールとして炭素数14〜20の分岐飽和高級アルコールを含むことが好ましい。
具体的には、オレイルアルコール及びイソステアリルアルコールから選択される1種又は2種が好ましい。また、高級アルコールとしてイソステアリルアルコールを含むことが好ましい。
成分(D)の極性油としては、臭いの抑制、経時安定性、肌収まりを向上させる観点から、IOB値が0.05以上であることが好ましく、0.1以上であることがより好ましい。また、IOB値は、1.5以下であることが好ましく、0.8以下であることがより好ましく、0.5以下であることが更に好ましく、0.4以下であることが更に好ましい。
なお、IOB値とは、Inorganic/Organic Balance(無機性/有機性比)の略であって、無機性値の有機性値に対する比率を表す値であり、有機化合物の極性の度合いを示す指標となるものである。IOB値は、具体的には、「IOB値=無機性値/有機性値」として表される。ここで、「無機性値」、「有機性値」のそれぞれについては、例えば、分子中の炭素原子1個について「有機性値」が20、同水酸基1個について「無機性値」が100といったように、各種原子又は官能基に応じた「無機性値」、「有機性値」が設定されており、有機化合物中の全ての原子及び官能基の「無機性値」、「有機性値」を積算することによって、当該有機化合物のIOB値を算出することができる(例えば、藤田著、「化学の領域」第11巻、第10号、第719頁〜第725頁、1957年参照)。
これら25℃で液状の極性油は、いずれかを単独で、又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。水中油型乳化組成物中における成分(D)の含有量は、肌収まりを向上させ、べたつきを抑制し、延展性を高め、臭いを抑制し、経時安定性を向上させる観点から、好ましくは2質量%以上、より好ましくは3質量%以上、更に好ましくは4.5質量%以上、更に好ましくは5.5質量%以上であり、また、好ましくは15質量%以下、より好ましくは10質量%以下、更に好ましくは7.5質量%以下、更に好ましくは6.5質量%以下である。
〔成分(E):35℃で液状の炭化水素〕
成分(E)の35℃で液状の炭化水素としては、本発明においては、35℃で液状の無極性の物質である。ここで、35℃で液状とは、35℃における粘度が10000mPa・s以下であることをいう。粘度は、B型粘度計(ビスメトロン粘度計:型式VS-A1(芝浦システム社製)を用いて、1気圧下、35℃の条件にて、スピンドル番号3、12rpm(回転/分)、30秒で測定される。
このような液状の炭化水素としては、通常化粧料に用いられるものであれば制限されず、例えば、α-オレフィンオリゴマー、流動パラフィン、軽質イソパラフィン、軽質流動イソパラフィン、流動イソパラフィン(流動ポリイソブチレン)、重質流動イソパラフィン、スクワラン、スクワレン等の直鎖又は分岐の炭化水素油が挙げられる。これら液状の炭化水素は、いずれかを単独で、又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。これらのうち、肌収まりを向上させ、経時安定性を向上させる観点から、α-オレフィンオリゴマー、軽質イソパラフィン、軽質流動イソパラフィン、流動イソパラフィン、重質流動パラフィン、流動パラフィン及びスクワランから選択される1種又は2種以上が好ましく、α-オレフィンオリゴマー、軽質イソパラフィン、軽質流動イソパラフィン、流動イソパラフィン、流動パラフィン及びスクワランから選択される1種又は2種以上がより好ましく、α-オレフィンオリゴマー、軽質イソパラフィン、軽質流動イソパラフィン、流動イソパラフィン及びスクワランから選択される1種又は2種以上が更に好ましい。
水中油型乳化組成物中における成分(E)の含有量は、肌収まりを向上させ、臭いを抑制し、経時安定性を向上させる観点から、好ましくは0.1質量%以上、より好ましくは0.5質量%以上、更に好ましくは0.8質量%以上、更に好ましくは1.5質量%以上であり、また、好ましくは10質量%以下、より好ましくは5質量%以下、更に好ましくは3.5質量%以下、更に好ましくは2.5質量%以下である。
また、成分(D)に対する成分(E)の質量比[(E)/(D)]は、肌収まりを向上させ、臭いを抑制し、経時安定性を向上させる観点から、0.15以上であって、好ましくは0.18以上、より好ましくは0.2以上、更に好ましくは0.25以上、更に好ましくは0.3以上であり、また、1.55以下であって、好ましくは1.52以下、より好ましくは1以下、更に好ましくは0.8以下、更に好ましくは0.6以下である。
更に、水中油型乳化組成物中における成分(D)及び(E)の合計含有量は、肌収まりを向上させ、保湿感を向上させ、臭いを抑制し、経時安定性を向上させる観点から、好ましくは2質量%以上、より好ましくは3質量%以上、更に好ましくは6質量%以上であり、また、好ましくは20質量%以下、より好ましくは15質量%以下、更に好ましくは10質量%以下である。
〔成分(F):35℃で固形状の炭素数14以上24以下の高級アルコール〕
本発明の水中油型乳化組成物には、更に成分(F)として、35℃で固形状の炭素数14以上24以下の高級アルコールを含有させることができる。ここで、35℃で固形状とは、35℃における粘度が10000mPa・s超であることをいう。
このような高級アルコールとしては、経時安定性及び保湿効果の向上の観点から、式ROH(Rは炭素数14〜24の直鎖のアルキル基)で表されるアルコールが好ましい。成分(F)は、経時安定性の向上、塗布する際の延展性、肌収まり、保湿効果を向上させる観点から、炭素数が好ましくは16以上24以下、より好ましくは18以上24以下、更に好ましくは20以上24以下である。
具体的には、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、アラキルアルコール、ベヘニルアルコール、カルナービルアルコール等が挙げられ、いずれかを単独で、又は2種以上を適宜組み合わせて用いることができる。これらのうち、前記の観点から、セチルアルコール、ステアリルアルコール、アラキルアルコール及びベヘニルアルコールから選択される1種又は2種以上が好ましく、ステアリルアルコール及びベヘニルアルコールから選択される1種又は2種がより好ましい。また、成分(F)としてベヘニルアルコールを含むことが好ましい。
水中油型乳化組成物中における成分(F)の含有量は、肌馴染みを向上させ、肌収まりを向上させる観点から、好ましくは0.5質量%以上、より好ましくは1質量%以上、更に好ましくは1.5質量%以上であり、また、好ましくは5質量%以下、より好ましくは3質量%以下、更に好ましくは2.5質量%以下である。
〔成分(G):水〕
本発明の水中油型乳化組成物には、成分(G)として水を含有する。水中油型乳化組成物中における成分(G)の含有量は、水中油型乳化系を形成し、べたつきを低減し、肌収まりを向上させる観点から、50質量%以上が好ましく、60質量%以上がより好ましく、70質量%以上がさらに好ましく、また90質量%以下が好ましく、85質量%以下が好ましく、80質量%以下がより好ましい。具体的には、好ましくは50〜90質量%であり、より好ましくは60〜85質量%であり、更に好ましくは70〜80質量%である。
〔他の任意成分ほか〕
本発明の水中油型乳化組成物には、成分(B)以外の界面活性剤、水溶性高分子、多価アルコール、成分(D)以外の紫外線吸収剤、金属イオン封鎖剤、中和剤、pH調整剤、酸化防止剤、抗菌剤、防腐剤、制汗剤、薬剤、香料、各種の抽出液等の通常化粧料に用いられる各種の原料を含有することができる。なお、これらの各剤は、各剤としての用途に限られず、目的に応じて他の用途、例えば、制汗剤を香料として使用したり、他の用途との併用として、例えば、制汗剤と香料としての効果を奏するものとして使用することができる。
成分(B)以外の界面活性剤としては、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、成分(B)以外の非イオン界面活性剤、及び両性界面活性剤等、公知のものが使用できるが、皮膚刺激が生じる、水中油型乳化組成物の経時安定性が低下する場合があるため、水中油型乳化組成物中における成分(B)以外の界面活性剤の含有量は、1質量%以下が好ましく、0.5質量%がより好ましく、0.1質量%が更に好ましく、実質的に含有しないことが更に好ましい。
成分(B)以外の界面活性剤としては、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、成分(B)以外の非イオン界面活性剤、両性界面活性剤等、公知のものが使用できるが、皮膚刺激が生じる、水中油型乳化組成物の経時安定性が低下する場合があるため、アニオン界面活性剤及びカチオン界面活性剤の水中油型乳化組成物中における含有量は、0.5質量%以下が好ましく、0.1質量%以下がより好ましく、アニオン界面活性剤及びカチオン界面活性剤を実質的に含有しないことが更に好ましい。
成分(B)以外の非イオン界面活性剤としては、例えばポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリエチレングリコール脂肪酸エスエル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル等が挙げられる。
これらの中でも、経時安定性をより向上させる観点から、グリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル及びプロピレングリコール脂肪酸エステルから選ばれる1種又は2種以上が好ましく、グリセリン脂肪酸エステル及びソルビタン脂肪酸エステルから選択される1種又は2種がより好ましい。
成分(B)以外の非イオン界面活性剤のHLB値、又は2種以上の成分(B)以外の非イオン界面活性剤を含有する場合にはそれらの混合HLB値は、前記の観点から、好ましくは1以上、より好ましくは3以上、更に好ましくは4以上であり、また、好ましくは10以下であり、より好ましくは8.5以下であり、更に好ましくは7以下である。
水中油型乳化組成物中における成分(B)以外の非イオン界面活性剤の含有量は、べたつきを低減し、経時安定性を向上させる観点から、好ましくは0.01質量%以上、より好ましくは0.05質量%以上、更に好ましくは0.1質量%以上であり、また、好ましくは2質量%以下、より好ましくは1質量%以下、更に好ましくは0.5質量%以下である。
また、成分(B)に対する成分(B)以外の非イオン界面活性剤の含有質量比は、肌収まりの良さと経時安定性の向上を両立させる観点から、0.8以下が好ましく、0.6以下がより好ましく、0.4以下が更に好ましい。
水溶性高分子としては、水溶性のカチオン性高分子、アニオン性高分子、非イオン性高分子、及び、両性高分子又は双極性高分子等が挙げられる。
カチオン性高分子としては、具体的には、塩化O-[2-ヒドロキシ-3-(トリメチルアンモニオ)プロピル]基を有するヒドロキシエチルセルロース(ポリクオタニウム-10)、(ビニルピロリドン-ジメチルアミノメチルエチルメタクリレート共重合体ジエチル硫酸塩(ポリクオタニウム-11)、塩化メチルビニルイミダゾリウム・ビニルピロリドン共重合体等が挙げられる。
アニオン性高分子としては、具体的には、カルボキシビニルポリマー、カルボキシメチルセルロース、カラゲーナン、キサンタンガム、ポリスチレンスルホネート、寒天、ガッチガム、カラヤガム、ペクチン、アルギネート塩、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体、(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー、ヒアルロン酸又はそのアルカリ金属塩が挙げられる。
非イオン性高分子としては、具体的には、セルロースエーテル(ヒドロキシブチルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロール、エチルヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース等)、プロピレングリコールアルギネート、ポリアクリルアミド、ポリ(エチレンオキシド)、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、アミロース、ヒドロキシエチルアミロース及びこれらの混合物等が挙げられる。
両性高分子又は双極性高分子としては、具体的には、オクチルアクリルアミド/アクリレート/ブチルアミノエチルメタクリレートコポリマー、ポリクオタニウム-47、ポリクオタニウム-43等が挙げられる。
これらは、単独で又は2種以上を適宜組み合わせて使用することができる。べたつきを抑え、経時安定性を向上させる観点から、カルボキシビニルポリマー、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体、キサンタンガム、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリアクリルアミド、(アクリル酸Na/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー及びヒアルロン酸又はそのアルカリ金属塩から選択される1種又は2種以上が好ましく、カルボキシビニルポリマー、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体及びキサンタンガムから選択される1種又は2種以上がより好ましく、カルボキシビニルポリマー及びアクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体から選択される1種又は2種とキサンタンガムを併用するものが更に好ましい。
水中油型乳化組成物中における水溶性高分子の含有量は、前記の観点から、0.01質量%以上が好ましく、0.05質量%以上がより好ましく、0.08質量%以上が更に好ましく、また、3質量%以下が好ましく、1質量%以下がより好ましく、0.5質量%以下が更に好ましい。
多価アルコールとしては、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、イソプレングリコール、1,3-ブチレングリコール等のグリコール類;グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン;ソルビトール、マルチトール等の糖類が挙げられる。これらの多価アルコールは、単独で又は2種以上を適宜組み合わせて使用することができる。
これらのうち、きしみ、べたつきを抑え、肌馴染みが良好で、経時安定性を向上させる観点から、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、ソルビトール、マルチトールが好ましく、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、ソルビトール、マルチトールがより好ましく、ジプロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、ソルビトール、マルチトールが更に好ましい。
水中油型乳化組成物中における多価アルコールの含有量は、前記の観点から、1質量%以上が好ましく、1.5質量%以上がより好ましく、また、10質量%以下が好ましく、8質量%以下がより好ましい。
成分(D)以外の紫外線吸収剤としては、ジメトキシベンジリデンジオキソイミダゾリジンプロピオン酸2-エチルヘキシル、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシルエステル、2,4-ビス[[4-(2-エチルヘキシルオキシ)-2-ヒドロキシ]-フェニル]-6-(4-メトキシフェニル)-1,3,5-トリアジン、2,4,6-トリス[4-(2-エチルヘキシルオキシカルボニル)アニリノ]-1,3,5-トリアジン、4-tert-ブチル-4'-メトキシジベンゾイルメタン等を挙げることができる。これらのうち、臭いが少なく、耐水性、使用感の点から、ジメトキシベンジリデンジオキソイミダゾリジンプロピオン酸2-エチルヘキシル、ジエチルアミノヒドロキシベンゾイル安息香酸ヘキシルエステル、2,4-ビス[[4-(2-エチルヘキシルオキシ)-2-ヒドロキシ]-フェニル]-6-(4-メトキシフェニル)-1,3,5-トリアジン、2,4,6-トリス[4-(2-エチルヘキシルオキシカルボニル)アニリノ]-1,3,5-トリアジン、4-tert-ブチル-4'-メトキシジベンゾイルメタンをより好ましく用いることができる。これらの紫外線吸収剤は、1種又は2種以上を用いることができる。
薬剤としては、ビタミンA油、レチノール、パルミチン酸レチノール、イノシット、塩酸ピリドキシン、ニコチン酸ベンジル、ニコチン酸アミド、ニコチン酸dl-α-トコフェロール、ビタミンD2(エルゴカシフェロール)、dl-α-トコフェロール、酢酸dl-α-トコフェロール、パントテン酸、ビオチン等のビタミン類;アルギニン、アスパラギン酸、トラネキサム酸、シスチン、システイン、メチオニン、セリン、ロイシン、トリプトファン等のアミノ酸;アラントイン、アズレン等の抗炎症剤;アルブチン等の美白剤;酸化亜鉛、タンニン酸等の収斂剤;L-メントール、カンフル等の清涼剤やイオウ等が挙げられる。
また、上記薬剤は、遊離の状態で使用されるほか、造塩可能なものは酸又は塩基の塩の型で、またカルボン酸基を有するものはそのエステルの形で使用することができる。
各種の抽出液としては、ドクダミエキス、オウバクエキス、メリロートエキス、オドリコソウエキス、カンゾウエキス、シャクヤクエキス、サボンソウエキス、ヘチマエキス、キナエキス、ユキノシタエキス、クララエキス、コウホネエキス、ウイキョウエキス、サクラソウエキス、バラエキス、ジオウエキス、レモンエキス、シコンエキス、アロエエキス、ショウブ根エキス、ユーカリエキス、スギナエキス、セージエキス、タイムエキス、茶エキス、海藻エキス、キューカンバーエキス、チョウジエキス、キイチゴエキス、メリッサエキス、ニンジンエキス、カロットエキス、マロニエエキス、モモエキス、桃葉エキス、クワエキス、ヤグリマギクエキス、ハマメリス抽出液、プラセンタエキス、胸腺抽出物、シルク抽出液等が挙げられる。
更に、本発明の水中油型乳化組成物には、必要に応じて適当な香料、色素等を乳化安定性の損なわない範囲で添加できる。
本発明の水中油型乳化組成物の用途は任意であるが、化粧料、医薬品、医薬部外品等に好適に用いることができる。具体的には、シャンプー、リンス、コンディショナーなどの毛髪化粧料;洗顔料、クレンジング化粧料、ローション、乳液、美容クリーム、下地化粧料、日焼け止め化粧料、パック、マッサージ化粧料などの皮膚化粧料;各種薬剤を含有する軟膏、クリーム等の外用医薬品として好適に利用できる。特に、本発明の水中油型乳化組成物は、べたつき感やぬるつき感がないため、皮膚化粧料として好適に利用でき、好ましくは頭皮を除く皮膚、より好ましくは顔、身体、手足等のいずれかに塗布することにより、使用することができる。
本発明の水中油型乳化組成物の剤形は任意であり、液状、エマルション、ジェル状、スプレー状、ムース状等のものとして調製される。
<製造方法>
本発明の水中油型乳化組成物は、形態に応じて所定の手順により製造することができる。例えば、本発明の水中油型乳化組成物の製造方法は、成分(A)〜(G)を共に混合する工程を含んでもよい。
また、本発明の水中油型乳化組成物の製造方法は、成分(B)及び成分(G)を含む水相を、好ましくは50〜90℃、より好ましくは55〜85℃に加熱し、撹拌する工程1と、
成分(A)、成分(C)、成分(D)、成分(E)及び成分(F)を含む油相を、好ましくは50〜90℃、より好ましくは55〜85℃に加熱し、撹拌する工程2と、
工程1の調製物と、工程2の調製物とを混合させる工程3を含んでいても良い。
実施例1〜23及び比較例1〜8
表1〜3に示す処方に従い、水中油型乳化組成物を調製した。なお、実施例15及び16は参考例であって、特許請求の範囲に包含されるものではない。
(製造方法)
1.成分16〜28を80℃に加熱し、80℃の加熱下で均一に混合攪拌する
2.成分1〜15を80℃に加熱し、80℃の加熱下で均一に混合攪拌する。
3.工程1の調製物に、工程2の調製物を添加し、80℃の加熱下でホモミキサー(5000rpm、5分)を用いて乳化させる。
4.加熱をやめ、50℃まで冷却した後、成分29〜31を工程3の調製物に添加し、ホモミキサー(3500rpm、2分)で均一に分散させる。
5.室温(25℃)まで冷却する
これらの水中油型乳化組成物について、(1)製剤の経時安定性試験(高温及び低温)、(2)官能性試験を実施し、それぞれ評価した。結果は表1〜3に併せて示した。
(1)経時安定性試験
表1〜3に記載の水中油型乳化組成物を100mLガラス瓶に80mL入れて密封し、それぞれの試料を45℃の恒温槽に3ヶ月間保管した。調製直後の状態を基準として、3ヶ月後の外観の変化について、目視により下記基準に基づいて判定した。
○ :問題なし
△ :極めて軽微な分離(離油、離水等)が見られる
× :明らかな分離(離油、離水等)が見られる
同様に、表1〜3に記載の水中油型乳化組成物を100mLガラス瓶に80mL入れて密封し、それぞれの試料を−10℃の恒温槽に3ヶ月間保管した。調製直後の状態を基準として、3ヶ月後の外観の変化について、目視により下記基準に基づいて判定した。
○ :問題なし
△ :極めて軽微な過剰固化・結晶析出が見られる
× :明らかな過剰固化・結晶析出が見られる
(2)官能性試験
10名の評価パネラーが、「臭いのなさ」及び「塗布後の肌収まりの良さ」について評価した。評価結果は、10名の評価パネラーの平均点で示す。
(臭いのなさ)
表1〜3に記載した調製直後の試料の臭いを確認し、成分(A)に由来する臭いが感じられるもの(下記評価基準2、1に該当するもの)を除き、100mLガラス瓶に80mL入れて密封し、それぞれの試料を45℃の恒温槽に3ヶ月保管した。その後、開封して試料の臭いの有無を確認し、下記評価基準に基づき、評価を行った。なお、調製直後の試料において、成分(A)に由来する臭いが感じられたものは評価を行わず、「−」と表示する。
(評価基準)
3:成分(A)に由来する臭いをまったく感じない
2:成分(A)に由来する臭いと判別できる弱い臭い感じる
1:強い成分(A)に由来する臭いを感じる
(塗布後の肌収まりの良さ)
表1〜3に記載の調製直後の試料2gを手の甲に均一に塗布し、以下の評価基準により塗布後の肌収まりについて評価を行った。
(評価基準)
5:肌収まりが非常に良い
4:肌収まりが良い
3:肌おさまりがやや良い
2:肌収まりが悪い
1:肌収まりが非常に悪い
Figure 0006852981
Figure 0006852981
Figure 0006852981
*1:スクワラン抽出物、乾燥固形分0.4質量%、スピロエーテル化合物370ppm含有
*2:Mファインオイル CCT-1、ミヨシ油脂社製
*3:パールリーム EX、日油社製
*4:コスメライク S-50、第一工業製薬社製
*5:シンタレンL、和光純薬社製
*6:ALARIANE(アラリアエスクレンタエキス)、Biotech Marine社製
なお、以上の実施例及び比較例で用いた香料は、以下のフローラル系調合香料処方である。なお、成分名中に記載される1%DPG、5%DPG、10%DPGとは、香料の有効成分含量がそれぞれ1質量%、5質量%、10質量%のジプロピレングリコール溶液であることを示す。
フローラル系調合香料処方
(成分) 含有量(質量%)
ベルガモットオイル(天然香料) 2.0
リナリールアセテート 1.5
メチルアンスラニレート 0.2
ペチグレインオイル(天然香料) 0.5
オーランチオール 10%DPG(ヒドロキシシトロネラールとメチルアンスラニレートとのシッフ塩基) 1.0
アミルアリルグリコレート 1%DPG 0.5
ガルバナムオイル 1%DPG(天然香料) 0.1
ブラックカラントバズアブソリュート 10%DPG(天然香料) 1.5
タジェットオイル 10%DPG(天然香料) 0.8
イランイランオイルエキストラ(天然香料) 2.0
ベンジールアセテート 5.0
メチルジヒドロジャスモネート 13.0
シスジャスモン 10%DPG 1.0
ジャスミンアブソリュート(天然香料) 0.5
インドール 5%DPG 0.5
アルファヘキシルシンナミックアルデヒド 1.5
L-シトロネロール 0.5
ローズオイル(天然香料) 0.5
ローズアブソリュート(天然香料) 0.5
ダマセノン 1%DPG 0.5
L-ローズオキサイド 1%DPG 0.5
ジメチルベンジルカーボニルアセテート 1.0
ヒドロキシシトロネラール 3.0
リラール(化合物名:4-(4-ヒドロキシ-4-メチルペンチル)-3-シクロヘキセン-1-カーボキシアルデヒド) 3.5
シクラメンアルデヒド(化合物名:2-メチル-3-(4-イソプロピルフェニル)-プロパノール) 0.5
アルファイソメチルヨノン(化合物名:5-(2,2,6-トリメチル-2-シクロヘキセニル)-3-メチル-3-ブテン-2-オン) 4.0
オリスコンクリート 10%DPG(天然香料) 0.8
メチルオイゲノール 0.5
イソEスーパー(化合物名:7-アセチル-1,2,3,4,5,6,7,8-オクタハイドロ-1,1,6,7-テトラメチルナフタレン) 2.5
ベルトフィックスクール(化合物名:4-アセチル-トリメチル-6,8α-エタノ-1,2,3,5,6,7,8,8α-オクタヒドロナフタレノン) 4.0
ベチバーアセテート 2.0
サンダルウッドオイル(天然香料) 1.5
バグダノール 10%DPG(化合物名:2-エチル-4-(2,2,3-トリメチル-3-シクロペンテン-1-イル)-2-ブテン-1-オール) 1.0
パチュリーオイル 10%DPG(天然香料) 0.2
エベルニール 10%DPG(化合物名:メチル-2,4-ジヒドロキシ-3,6-ジメチルベンゾエート) 1.5
ガラクソリッド 50%ベンジールベンゾエート(化合物名:4,6,6,7,8,8-ヘキサメチル-1,3,4,6,7,8-ヘキサヒロドシクロペンタベンゾピラン) 10.0
シクロペンタデカノリッド 4.0
ヘリオトロピン 0.5
クマリン 0.5
バニリン 10%DPG 0.5
エチルバニリン 10%DPG 2.5
ラズベリーケトン 10%DPG(化合物名:4-(4-ヒドロフェニル)-2-ブタノン) 0.5
ガンマウンデカラクトン 10%DPG 1.5
ガンマデカラクトン 10%DPG 1.5
ラブダナム アブソリュート 10%DPG(天然香料) 0.5
ジプロピレングリコール 残量
以下、本発明の処方例を示す。いずれも実施例と同等の効果を奏するものである。
処方例1(美容液)
(成分) 含有量(質量%)
1.油溶性カミツレ抽出物(*1) 0.5
2.コレステロール 0.1
3.メドウフォーム油 2.0
4.シア脂 0.3
5.重質流動イソパラフィン(*7) 0.2
6.流動イソパラフィン(*8) 0.3
7.ベヘニルアルコール 0.2
8.ショ糖脂肪酸エステル(*4) 0.3
9.エデト酸二ナトリウム 0.01
10.キサンタンガム 0.03
11.濃グリセリン 5.0
12.ジグリセリン 1.0
13.クロルフェネシン 0.1
14.カルボキシビニルポリマー(*5) 0.1
15.ヒアルロン酸ナトリウム(*9) 0.01
16.水酸化カリウム 適量
17.水 残量
18.エタノール 5.0
19.(HDI/トリメチロールヘキシルラクトン)クロスポリマー(*10) 0.5
20.アラリアエスクレンタエキス(*6) 0.1
*1、*4、*5、*6は表1、表2と同様
*7:パールリーム18、日油社製
*8:カーネーション70、Sonneborn社製
*9:ヒアルロン酸FCH-120、キッコーマンバイオケミファ社製
*10:プラスティックパウダー D-400、東色ピグメント社製
(製造方法)
1.成分1〜7の油相を80℃で加熱し、攪拌する。
2.成分8〜17の水相を80℃で加熱し、攪拌する。
3.水相に油相を添加し、ホモミキサー(5000rpm、3分間)を用いて混合した後、冷却する。
4.40℃まで冷却した後、予め成分18及び成分19を混合したもの並びに成分20を添加し、ホモミキサー(3500rpm、1分間)を用いて混合する。
5.分散後、再度冷却を開始し、30℃まで冷却して完成とする。
処方例2(クリーム)
(成分) 含有量(質量%)
1.油溶性カミツレ抽出物(*1) 0.5
2.フィトステロール 0.2
3.マカデミアナッツ油 5.0
4.米糠油 5.0
5.ミリスチン酸オクチルドデシル 1.0
6.α−オレフィンオリゴマー 2.0
7.ベヘニルアルコール 3.0
8.ジメチコン(6cs)(*11) 1.0
9.ジメチコン(100cs)(*12) 0.5
10.グリチルレチン酸ステアリル 0.2
11.ショ糖脂肪酸エステル(*4) 3.5
12.エデト酸二ナトリウム 0.02
13.キサンタンガム 0.15
14.カルボキシビニルポリマー(*5) 0.12
15.濃グリセリン 3.0
16.マルチトール液(マルチトール75%水溶液) 2.0
17.ソルビトール液(ソルビトール70%水溶液) 3.0
18.クロルフェネシン 0.1
19.フェノキシエタノール 0.3
20.水酸化カリウム 適量
21.水 残量
22.海藻エキス(*6) 0.3
*1、*4、*5は表1、表2と同様
*11:KF-96A-6cs(動粘度6mm2/s、25℃)、信越化学工業社製
*12:KF-96A-100cs(動粘度100mm2/s、25℃)、信越化学工業社製
(製造方法)
1.成分1〜10の油相を80℃で加熱し、攪拌する。
2.成分11〜21の水相を80℃で加熱し、攪拌する。
3.水相に油相を添加し、ホモミキサー(6000rpm、5分間)を用いて混合した後、冷却する。
4.40℃まで冷却した後、成分22を添加し、ホモミキサー(5000rpm、1分間)を用いて混合する。
5.分散後、再度冷却を開始し、30℃まで冷却して完成とする。

Claims (5)

  1. 下記成分(A)〜(E)を含有し、成分(D)に対する成分(E)の含有質量比[(E)/(D)]が、0.15以上1以下である水中油型乳化組成物。
    (A) 油溶性カミツレ抽出物
    (B) HLBが8以下であるショ糖脂肪酸エステル(ただし、ショ糖脂肪酸エステルを2種以上用いる場合、各ショ糖脂肪酸エステルのHLB値をその含有質量比率に基づいて加重平均して求められる混合HLB値が8以下である)
    (C) コレステロール及びフィトステロールから選ばれる1種又は2種
    (D) 35℃で液状の極性油
    (E) 35℃で液状の炭化水素
  2. 成分(D)及び成分(E)の水中油型乳化組成物中の合計含有量が20質量%以下である請求項1に記載の水中油型乳化組成物。
  3. 成分(D)に対する成分(E)の含有質量比[(E)/(D)]が、0.3以上1以下である請求項1又は2に記載の水中油型乳化組成物。
  4. 成分(B)に対する成分(C)の含有質量比[(C)/(B)]が、0.005以上1.5以下である請求項1〜3のいずれか1項に記載の水中油型乳化組成物。
  5. 乾燥固形分としての成分(A)の含有量が、0.00004質量%以上0.02質量%以下である請求項1〜4のいずれか1項に記載の水中油型乳化組成物。
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