JP6851638B2 - 画素回路及び撮像素子 - Google Patents

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Description

本発明の一側面は、画素回路及び撮像素子に関する。
従来、光の飛行時間を計測することで距離計測が可能なTOF(Time Of Flight)法を用いて距離画像を取得するCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等の撮像素子が実現されている。これらの撮像素子では、光源の発光タイミングに同期してロックイン検出を行う間接法(下記特許文献1参照)を用いることが、距離画像の距離分解能を向上させる上で有利である。間接法では、電荷(信号電子)が十分に蓄積されている場合、光ショットノイズにより距離分解能(距離精度)が決定される。このため、蓄積された電荷が多いほど距離分解能が高い。
国際公開第2014/181619号
ところで、距離演算を成立させるためには、撮像素子の各画素に蓄積される電荷が飽和する前に、各画素から電荷が電気信号として読み出される必要がある。ここで、各画素に電荷が蓄積される単位時間当たりの量は各画素における受光強度に依存する。このため、受光強度の高い画素では、受光強度の低い画素と比較して、より早く電荷が飽和する。従って、距離分解能を向上させるために受光強度の高い画素において電荷が飽和するタイミングで各画素から電荷を読み出そうとすると、受光強度の低い画素では十分に電荷が蓄積される前に電荷が読み出されることとなる。その結果、受光強度の低い画素では、距離分解能が低下する虞がある。
本発明の一側面は、上記課題に鑑みて為されたものであり、受光強度によらず画素全体で高い距離分解能を実現することができる画素回路及び撮像素子を提供することを目的とする。
本発明の一側面に係る画素回路は、入射光を電荷に変換する受光部と、電荷を蓄積する複数の電荷蓄積部と、電荷が生成された期間に応じて複数の電荷蓄積部の何れかを選択し、当該電荷蓄積部に電荷を振り分ける電荷振分部と、複数の電荷蓄積部に蓄積された電荷のうちの少なくとも1つに基づく電圧と所定の参照電圧とを比較し、比較結果に応じて電荷の複数の電荷蓄積部への蓄積を停止させる比較部と、電荷の電荷蓄積部への蓄積が停止した場合に、複数の電荷蓄積部に蓄積されたそれぞれの電荷を電気信号として読み出す電荷読出部と、を備える。
このような画素回路によれば、受光部において生成された電荷が各電荷蓄積部に振り分けられて蓄積され、電荷の少なくとも1つに基づく電圧と参照電圧とが比較される。このため、まず、受光強度の高い画素回路に蓄積される電荷が飽和することが検知されると、当該画素回路において電荷蓄積部への電荷の蓄積が停止される。その後、受光強度の低い画素回路に蓄積される電荷が飽和することが検知されると、当該画素回路において電荷蓄積部への電荷の蓄積が停止される。このため、各画素回路において、各電荷蓄積部に蓄積された電荷が電気信号として読み出される際には、十分に電荷が蓄積されている。よって、受光強度によらず画素全体で高い距離分解能を実現することができる。
本発明の一側面に係る撮像素子は、1次元又は2次元に配列された上記画素回路を備える。
本発明の一側面によれば、受光強度によらず画素全体で高い距離分解能を実現することができる。
図1は、一実施形態に係る撮像素子を具備するカメラ装置を含んだ測定システムの概略構成を示す図である。 図2は、図1の撮像素子の概略構成を示すブロック図である。 図3は、図2の画素回路の構成を示す回路図である。 図4は、図2のタイミング発生回路によって制御された発光タイミング及び画素回路における電荷蓄積タイミングを示すタイミングチャートである。 図5は、変形例に係る画素回路の構成を示す回路図である。 図6は、変形例に係る画素回路の構成を示す回路図である。 図7は、変形例に係る画素回路の構成を示す回路図である。 図8は、変形例に係る画素回路の構成を示す回路図である。
以下、図面を参照しつつ本発明に係る画素回路及び撮像素子の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明においては同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。また、各図面は説明用のために作成されたものであり、説明の対象部位を特に強調するように描かれている。そのため、図面における各部材の寸法比率は、必ずしも実際のものとは一致しない。
図1は、一実施形態に係る撮像素子2を具備するカメラ装置1を含んだ測定システム100の概略構成を示す図である。測定システム100は、TOF法を用いて対象物Saまでの距離を測定するために用いられる。測定システム100は、対象物Saに向けて光を照射するレーザ光源3と、対象物Saからの反射光を検出して距離を算出するカメラ装置1とを含んで構成されている。カメラ装置1は、距離画像を取得する撮像素子2を具備している。レーザ光源3は、カメラ装置1の受光部の応答時間よりも十分短いパルス幅のパルス光を照射可能な光源装置であり、例えば、中心波長445nm、パルス幅100psecのパルス光を照射可能に構成されている。なお、レーザ光源3の照射する光の中心波長及びパルス幅は上記値には限定されず、様々な値に設定され得る。
図2は、図1の撮像素子2の概略構成を示すブロック図である。撮像素子2は、同図に示すように、画素アレイ部5と周辺回路部6,7,8,9,10とが同一の半導体チップ上に集積化されて構成されている。回路部11は、カメラ装置1の内部において、半導体チップの外部に、撮像素子2とは別回路として設けられている。なお、回路部11は、画素アレイ部5及び周辺回路部6,7,8,9,10とともに同一の半導体チップ上に集積化されていてもよい。
画素アレイ部5には、2次元マトリクス状(2次元)に多数の画素回路Xij(iは1〜mの整数、jは1〜nの整数)が配列されており、方形状の撮像領域を構成している。そして、この画素アレイ部5の周辺部には、複数の画素回路Xijの水平方向の画素行に沿って水平走査回路6が設けられると共に、複数の画素回路Xijの垂直方向の画素列に沿って垂直走査回路7が設けられている。これらの水平走査回路6及び垂直走査回路7にはタイミング発生回路8が接続されている。
タイミング発生回路8、水平走査回路6及び垂直走査回路7によって画素アレイ部5内の画素回路Xijが順次走査され、電荷の読み出しや初期化が実行される。すなわち、画素アレイ部5を垂直走査回路7によって各画素行単位で垂直方向に走査することにより、走査された画素列に含まれる各画素回路Xijに蓄積された電荷を、画素列毎に設けられた垂直信号線によって電気信号として読み出す構成となっている。各画素列からの電荷の読み出しは、垂直信号線毎に設けられたノイズキャンセル回路9及び出力バッファ回路10を経由して出力することにより行われる。さらに、各画素列からの電荷の読み出し時には、水平走査回路6によって画素回路Xijの水平方向の走査が行われる。タイミング発生回路8は、上述したような画素アレイ部5の画素回路Xijの垂直走査及び水平走査のタイミングの制御を行う。また、タイミング発生回路8は、測定システム100に設けられたレーザ光源3がパルス光を発するタイミング(発光タイミング)の制御、及びその発光タイミングを基準にした各画素回路Xijにおける電荷蓄積及び電荷排出のタイミングの制御を行う。
図3は、図2の画素回路Xijの構成を示す回路図である。同図に示すように、画素回路Xijは、フォトダイオード(受光部)20と、複数の電荷蓄積部21と、電荷振分部22と、比較部23と、電荷読出部24と、を備える。
フォトダイオード20は、入射光を電荷に変換する。具体的に、フォトダイオード20は、レーザ光源3から照射されて対象物Saによって反射されたパルス光の入射に応じて電荷を生成する。フォトダイオード20は、入射光の受光強度に応じた量の電荷を生成する。このため、対象物Saの反射率が高い部位で反射されたパルス光が入射する画素回路Xijでは、フォトダイオード20への入射光の受光強度が高いため、単位時間当たりに生成される電荷の量は多い。一方、対象物Saの反射率が低い部位で反射されたパルス光が入射する画素回路Xijでは、フォトダイオード20への入射光の受光強度が低いため、単位時間当たりに生成される電荷の量は少ない。
各電荷蓄積部21は、フォトダイオード20によって生成された電荷を蓄積する。本実施形態では、電荷蓄積部21として、第1電荷蓄積部21a、第2電荷蓄積部21b、第3電荷蓄積部21cの3つが設けられている。第1電荷蓄積部21aは、コンデンサ25aを有し、コンデンサ25aに電荷を蓄積する。第2電荷蓄積部21bは、コンデンサ25bを有し、コンデンサ25bに電荷を蓄積する。第3電荷蓄積部21cは、コンデンサ25cを有し、コンデンサ25cに電荷を蓄積する。コンデンサ25a,25b,25cの電気容量は互いに等しく、このため、各電荷蓄積部21に蓄電可能な最大の電荷は互いに等しい。各電荷蓄積部21の各コンデンサ25a,25b,25cは、その一端が共通のスイッチ26を介して接地され、その他端が後述する電荷振分部22を介してフォトダイオード20のカソードに接続されている。各電荷蓄積部21に蓄積された電荷を読み出す読み出し動作の際にスイッチ26を導通することで、一般的な読み出し動作の場合と同様の構成で読み出し動作を実行することができる。
電荷振分部22は、フォトダイオード20によって電荷が生成された期間に応じて、第1電荷蓄積部21a、第2電荷蓄積部21b、第3電荷蓄積部21cの内の何れかの電荷蓄積部21を選択し、当該電荷蓄積部21に電荷を振り分ける。電荷振分部22は、フォトダイオード20と第1電荷蓄積部21aとの間を電気的に接続又は分離可能な第1振分スイッチ27aと、フォトダイオード20と第2電荷蓄積部21bとの間を電気的に接続又は分離可能な第2振分スイッチ27bと、フォトダイオード20と第3電荷蓄積部21cとの間を電気的に接続又は分離可能な第3振分スイッチ27cと、フォトダイオード20によって生成された電荷を排出するための部位である電荷排出部28と、フォトダイオード20と電荷排出部28とを電気的に接続又は分離可能な排出スイッチ29と、オペアンプ40,41を含んで構成されるドライバ回路42と、を有する。
排出スイッチ29は、フォトダイオード20と電荷排出部28との間に形成される転送チャネルの電位を制御して、フォトダイオード20から電荷排出部28への電荷の排出を制御するためのゲート電極によって構成されている。排出スイッチ29は、排出制御信号GDによって制御される。排出スイッチ29を構成するゲート電極にロー電圧の排出制御信号GDが印加されると、フォトダイオード20と電荷排出部28との間の転送チャネルが遮断され、入射光の入射に伴って生成される電荷の全てが、第1電荷蓄積部21a、第2電荷蓄積部21b、第3電荷蓄積部21cの内の何れかの電荷蓄積部21に転送される。
各電荷蓄積部21の内の電荷が蓄積される電荷蓄積部21は、タイミング発生回路8から第1振分スイッチ27a、第2振分スイッチ27b、第3振分スイッチ27cにそれぞれ入力されるゲート制御信号G1,G2,G3によって選択される。オペアンプ40を介して第1振分スイッチ27aにゲート制御信号G1が入力されると、フォトダイオード20で生成された電荷の全てが第1電荷蓄積部21aに転送されて蓄積される。オペアンプ40を介して第2振分スイッチ27bにゲート制御信号G2が入力されると、フォトダイオード20で生成された電荷の全てが第2電荷蓄積部21bに転送されて蓄積される。オペアンプ40を介して第3振分スイッチ27cにゲート制御信号G3が入力されると、フォトダイオード20で生成された電荷の全てが第3電荷蓄積部21cに転送されて蓄積される。
一方、オペアンプ41を介して排出スイッチ29にハイ電圧の排出制御信号GDが印加されると、フォトダイオード20と電荷排出部28との間の転送チャネルが導通され、入射光の入射に伴って生成される電荷の全てが、電荷排出部28に転送されて排出される。
比較部23は、各電荷蓄積部21に蓄積された電荷に基づく電圧と所定の参照電圧Vとを比較し、比較結果に応じて電荷の各電荷蓄積部21への蓄積を停止させる。具体的に、比較部23は、複数の電荷蓄積部21の内の少なくとも1つの電荷蓄積部21に蓄積された電荷によって生じる電圧が参照電圧Vに達した場合に、全ての電荷蓄積部21への電荷の蓄積を停止させる。
詳細には、比較部23は、第1電荷蓄積部21aのコンデンサ25aの他端に電気的に接続された第1比較器30aと、第2電荷蓄積部21bのコンデンサ25bの他端に電気的に接続された第2比較器30bと、第3電荷蓄積部21cのコンデンサ25cの他端に電気的に接続された第3比較器30cと、OR回路31と、記憶部32と、を有する。第1比較器30a、第2比較器30b、第3比較器30cは、各電荷蓄積部21に蓄積された電荷に基づく電圧と所定の参照電圧Vとの比較結果を示す判定信号をOR回路31に出力する。
第1比較器30aには、第1電荷蓄積部21aに蓄積された電荷に比例するコンデンサ25aの両端の電圧V、及び、参照電圧Vが入力される。第1比較器30aは、電圧Vと参照電圧Vとを比較し、電圧Vが参照電圧Vに達した場合に、OR回路31に対してハイ電圧を出力する。第2比較器30bには、第2電荷蓄積部21bに蓄積された電荷に比例するコンデンサ25bの両端の電圧V、及び、参照電圧Vが入力される。第2比較器30bは、電圧Vと参照電圧Vとを比較し、電圧Vが参照電圧Vに達した場合に、OR回路31に対してハイ電圧を出力する。第3比較器30cには、第3電荷蓄積部21cに蓄積された電荷に比例するコンデンサ25cの両端の電圧V、及び、参照電圧Vが入力される。第3比較器30cは、電圧Vと参照電圧Vとを比較し、電圧Vが参照電圧Vに達した場合に、OR回路31に対してハイ電圧を出力する。
OR回路31には、第1比較器30a、第2比較器30b、第3比較器30cから判定信号が入力される。OR回路31は、各判定信号の内の少なくとも1つの出力値がハイ電圧である場合に(すなわち、電圧V,V,Vの内の少なくとも1つの電圧が参照電圧Vに達した場合に)、各電荷の第1電荷蓄積部21a、第2電荷蓄積部21b、第3電荷蓄積部21cへの蓄積を停止させる停止信号をハイ電圧として電荷振分部22に送信する。
具体的に、OR回路31は、排出スイッチ29にハイ電圧の排出制御信号GDを印加させるための停止信号を電荷振分部22のドライバ回路42に送信する。ドライバ回路42のオペアンプ40は、OR回路31からハイ電圧の停止信号が入力されると、タイミング発生回路8から入力されるゲート制御信号G1,G2,G3を強制的にロー電圧に設定して第1振分スイッチ27a、第2振分スイッチ27b、第3振分スイッチ27cにそれぞれ入力する。その結果、第1振分スイッチ27a、第2振分スイッチ27b、第3振分スイッチ27cは、ロー電圧のゲート制御信号G1,G2,G3が印加されることにより遮断される。一方、ドライバ回路42のオペアンプ41は、OR回路31からハイ電圧の停止信号が入力されると、タイミング発生回路8から入力される排出制御信号GDを強制的にハイ電圧に設定して排出スイッチ29に入力する。その結果、排出スイッチ29は、ハイ電圧の排出制御信号GDが印加されることにより転送チャネルが導通される。以上により、フォトダイオード20への入射光の入射に伴って生成される電荷の全てが、電荷排出部28に転送されて排出される。このように、比較部23は、第1電荷蓄積部21a、第2電荷蓄積部21b、第3電荷蓄積部21cの何れにも電荷を振り分けないように電荷振分部22を制御することによって、各電荷の電荷蓄積部21への蓄積を停止させる。
記憶部32は、その入力がOR回路31の出力に接続され、電圧V,V,Vの内のいずれかの電圧が参照電圧Vに達したか否かを示す判定信号をバッファリング(保持)する。また、記憶部32は、その出力が電荷振分部22のドライバ回路42に接続され、判定信号を、電荷の各電荷蓄積部21への蓄積を停止させる停止信号として出力する。
電荷読出部24は、電荷の各電荷蓄積部21への蓄積が停止した場合に、各電荷蓄積部21に蓄積された電荷を電気信号として読み出す。具体的には、図2に示すように、垂直走査回路7から各画素回路Xijに与えられる画素列の選択用制御信号S(i)がハイ電圧に設定されると、各電荷蓄積部21に蓄積された電荷が電気信号として垂直信号線に出力される。また、垂直走査回路7から各画素回路Xijに与えられるリセット用制御信号R(i)がハイ電圧に設定されると、各電荷蓄積部21に蓄積された電荷が外部に吐き出されて、電荷蓄積部21がリセット(初期化)される。
算出回路11は、タイミング発生回路8によるタイミング制御により電荷読出部24が画素回路Xijから読み出した電荷に基づいて、対象物Saまでの距離を算出する。これにより、撮像素子2は、対象物Saの距離画像を取得する。
撮像素子2による対象物Saの距離画像を取得する動作について説明する。図4は、図2のタイミング発生回路8によって制御された発光タイミング及び画素回路Xijにおける電荷蓄積タイミングを示すタイミングチャートである。特に、図4の(a)は、レーザ光源3から照射されるパルス光の時間波形、図4の(b)は、画素回路Xijによって受光される反射光の時間波形、図4の(c)は、画素回路Xijの反射光に対する応答特性である光電流Iphの時間波形、図4の(d)は、画素回路Xijの電荷振分部22に印加されるゲート制御信号G1,G2,G3の時間波形である。
まず、タイミング発生回路8により所定周波数で繰り返し発光するように発光タイミングが決定される。そして、その発光タイミングでレーザ光源3からパルス光が照射されるように、タイミング発生回路8からトリガー信号が供給される。それに応じて、発光タイミング後に対象物Saまでの距離に対応した時間差Tで画素回路Xijに反射光が入射することになる。ここで画素回路Xijに入射する反射光のパルス幅は、画素回路Xijの受光部の応答時間よりも十分短い値(例えば、パルス幅100psec以下)に設定されている。その結果、画素回路Xijの受光部における入射光に対する応答波形はインパルス応答とほぼ等しくなる。すなわち、発光タイミングを基準とした反射光の入射時刻Tから受光部の応答時間Tで極大値Iまで立ち上がり、その後応答時間Tで立ち下がるような単一の三角波に近い応答波形となる。従って、応答波形の全幅に対応する時間は2Tとなる。
このような画素回路Xijの応答波形に対応して、タイミング発生回路8により、発光タイミングを基準にして3種類の位相差を有する電圧であるゲート制御信号G1,G2,G3を繰り返し生成するように制御される。具体的には、ゲート制御信号G1は、発光タイミングから時間2Tが経過するまでの期間だけハイ電圧となるような矩形パルス波に設定される。また、ゲート制御信号G2は、発光タイミング後の時間2Tが経過したタイミングから時間2Tが経過するまでの期間だけハイ電圧となるような矩形パルス波に設定される。また、ゲート制御信号G3は、発光タイミング後の時間4Tが経過したタイミングから時間2Tが経過するまでの期間だけハイ電圧となるような矩形パルス波に設定される。本実施形態では、応答波形は、発光タイミング後の時間4Tが経過するタイミングまでの間にのみ存在する。すなわち、発光タイミング後の時間4Tが経過するタイミングまでの間において、画素回路Xijに反射光が入射して応答波形が極大値Iまで立ち上がり、その後、0まで立ち下がる。
このようにして、タイミング発生回路8により、発光タイミング後に繰り返しゲート制御信号G1,G2,G3が印加されるように制御される。ゲート制御信号G1がハイ電圧となる期間にフォトダイオード20によって生成された電荷は、第1電荷蓄積部21aに蓄積される。また、ゲート制御信号G2がハイ電圧となる期間にフォトダイオード20によって生成された電荷は、第2電荷蓄積部21bに蓄積される。また、ゲート制御信号G3がハイ電圧となる期間にフォトダイオード20によって生成された電荷は、第3電荷蓄積部21cに蓄積される。
ここで、応答波形は、ゲート制御信号G3がハイ電圧となる期間には存在しない。このため、ゲート制御信号G3がハイ電圧となる期間には、反射光がフォトダイオード20に入射することよって生成された電荷以外の背景成分による電荷のみが第3電荷蓄積部21cに蓄積されることとなる。
第1比較器30aは、第1電荷蓄積部21aに蓄積された電荷に基づく電圧Vと参照電圧Vとを比較し、電圧Vが参照電圧Vに達した場合に、OR回路31にハイ電圧を出力する。第2比較器30bは、第2電荷蓄積部21bに蓄積された電荷に基づく電圧Vと参照電圧Vとを比較し、電圧Vが参照電圧Vに達した場合に、OR回路31にハイ電圧を出力する。第3比較器30cは、第3電荷蓄積部21cに蓄積された電荷に基づく電圧Vと参照電圧Vとを比較し、電圧Vが参照電圧Vに達した場合に、OR回路31にハイ電圧を出力する。
OR回路31は、第1比較器30a、第2比較器30b、第3比較器30cの各出力値の内の少なくとも1つの出力値がハイ電圧である場合に(すなわち、電圧V,V,Vの内の少なくとも1つの電圧が参照電圧Vに達した場合に)、排出スイッチ29を構成するゲート電極にハイ電圧の排出制御信号GDを印加させるための停止信号を電荷振分部22に送信する。これにより、フォトダイオード20への入射光の入射に伴って生成される電荷の全てが、電荷排出部28に転送されて排出される。このように、比較部23は、第1電荷蓄積部21a、第2電荷蓄積部21b、第3電荷蓄積部21cの何れにも電荷を振り分けないように電荷振分部22を制御することによって、各電荷の電荷蓄積部21への蓄積を停止させる。
また、第1比較器30a、第2比較器30b、第3比較器30cの各出力値の内の少なくとも1つの出力値がハイ電圧である場合に(すなわち、電圧V,V,Vの内の少なくとも1つの電圧が参照電圧Vに達した場合に)、記憶部32は、電圧V,V,Vの内の少なくとも1つの電圧が参照電圧Vに達したことを示す判定信号をバッファリング(保持)する。そして、記憶部32は、判定信号を、電荷の各電荷蓄積部21への蓄積を停止させる停止信号として電荷振分部22のドライバ回路42に出力する。これにより、例えば、比較部23における電荷の検出誤差等によって電圧V,V,Vが参照電圧Vに達した後に、再度、参照電圧Vより低く判定されることが防止される。
電荷振分部22は、OR回路31から停止信号を受信すると、ゲート制御信号G1,G2,G3がハイ電圧とならないように制御されると共に、排出制御信号GDがハイ電圧となるように制御される。これにより、フォトダイオード20への入射光の入射に伴って生成される電荷の全てが電荷排出部28に転送されて排出されるため、各電荷の電荷蓄積部21への蓄積が停止する。
電荷読出部24は、出力(読み出し)が行われる画素回路Xijを切り替えるためのスイッチ(不図示)を含む。電荷読出部24は、選択用制御信号S(i)が印加されると、第1電荷蓄積部21a、第2電荷蓄積部21b、第3電荷蓄積部21cに蓄積された各電荷を電気信号として読み出すように制御される。また、各電荷蓄積部21に蓄積された電荷が電気信号として読み出された後に、第1電荷蓄積部21aに電気的に接続されたリセットゲート電極GR1、第2電荷蓄積部21bに電気的に接続されたリセットゲート電極GR2、第3電荷蓄積部21cに電気的に接続されたリセットゲート電極GR3のそれぞれにハイ電圧のリセット用制御信号R(i)が印加されると、各電荷蓄積部21が初期化され、この初期化された状態における電圧値が読み出される。
その後、算出回路11は、第1電荷蓄積部21aから電気信号として読み出された電荷と、第2電荷蓄積部21bから電気信号として読み出された電荷との比に基づいて、画素回路Xijと対象物Saとの距離を算出する。画素回路Xijと対象物Saとの距離が近いほど、パルス光の飛行時間(T)が短くなることから、第2電荷蓄積部21bに蓄積される電荷に対して第1電荷蓄積部21aに蓄積される電荷が多くなる。逆に、画素回路Xijと対象物Saとの距離が遠いほど、パルス光の飛行時間(T)が長くなることから、第2電荷蓄積部21bに蓄積される電荷に対して第1電荷蓄積部21aに蓄積される電荷が少なくなる。
算出回路11は、第1電荷蓄積部21a及び第2電荷蓄積部21bに蓄積されたそれぞれの電荷から、第3電荷蓄積部21cに蓄積された電荷を差し引いて、画素回路Xijと対象物Saとの距離を算出する。これにより、反射光がフォトダイオード20に入射することよって生成された電荷以外の背景成分による電荷の影響が排除される。
以上説明した画素回路Xijによれば、フォトダイオード20において生成された電荷が第1電荷蓄積部21a、第2電荷蓄積部21b、第3電荷蓄積部21cに振り分けられて蓄積され、これらの電荷の少なくとも1つに基づく電圧V,V,Vと参照電圧Vとが比較される。このため、まず、受光強度の高い画素回路Xijに蓄積される電荷が飽和することが検知されると、当該画素回路Xijにおいて電荷蓄積部21への電荷の蓄積が停止される。その後、受光強度の低い画素回路Xijに蓄積される電荷が飽和することが検知されると、当該画素回路Xijにおいて電荷蓄積部21への電荷の蓄積が停止される。このため、各画素回路Xijにおいて、各電荷蓄積部21に蓄積された電荷が電気信号として読み出される際には、十分に電荷が蓄積されている。よって、受光強度によらず画素全体で高い距離分解能を実現することができる。
ここで、比較部23は、第1電荷蓄積部21a、第2電荷蓄積部21b、第3電荷蓄積部21cに蓄積された電荷によって生じる電圧の何れかが参照電圧Vに達した場合に、電荷の各電荷蓄積部21への蓄積を一度に停止させる。このため、各電荷蓄積部21において電荷が飽和するタイミングが個別に検知される。従って、1つの電荷蓄積部21に蓄積可能な最大の電荷に基づく電圧に対応させて参照電圧Vを設定することができるため、画素全体で一層高い距離分解能を実現することができる。
また、比較部23は、第1電荷蓄積部21a、第2電荷蓄積部21b、第3電荷蓄積部21cの何れにも電荷を振り分けないように電荷振分部22を制御することによって、電荷の各電荷蓄積部21への蓄積を一度に停止させる。このため、電荷振分部22を利用して電荷の各電荷蓄積部21への蓄積を停止させることができるため、装置構成を簡素化することができる。
また、比較部23は、電圧V,V,Vと参照電圧Vとの比較結果を示す判定信号を保持し、判定信号を、電荷の各電荷蓄積部21への蓄積を停止させる信号として出力する記憶部32を更に有する。このため、電圧V,V,Vが参照電圧Vに達した後に、比較部23における電荷の検出誤差等によって電圧V,V,Vが参照電圧Vより低いと判定されることが防止される。従って、電荷の電荷蓄積部21への蓄積の停止及び再開が繰り返されることによる誤動作を抑制することができる。
また、撮像素子2は、2次元に配列された上記画素回路Xijを備える。このため、上記効果を好適に奏することができる。
以下、図5〜図8を参照して、本実施形態の変形例について説明する。図5〜図8は、変形例に係る画素回路Xijの構成を示す回路図である。
[変形例1]
図5に示すように、変形例1に係る画素回路Xijは、上記実施形態と比較して、時間計測部38を更に備える点で主に異なっている。時間計測部38は、タイミング発生回路8からゲート電極に入力されるゲート制御信号G1,G2,G3が入力され、ゲート制御信号G1,G2,G3のクロック数をカウントすることによって、電荷の電荷蓄積部21への蓄積が行われる時間を計測する。時間計測部38は、計測した時間を算出回路11に出力する。
これにより、算出回路11は、各電荷蓄積部21において電荷が飽和するまでに要した時間に基づいて、単位時間当たりに蓄積した電荷を算出することができる。従って、距離画像に加えて、光強度画像を取得することができる。
[変形例2]
図6に示すように、変形例2に係る画素回路Xijは、上記実施形態と比較して、比較部23の構成が主に異なっている。変形例2において、比較部23は、第1電荷蓄積部21a、第2電荷蓄積部21b、第3電荷蓄積部21cに蓄積された電荷の積算値によって生じる電圧Vが参照電圧Vに達した場合に、電荷の各電荷蓄積部21への蓄積を一度に停止させる。
比較部23は、第1比較器30a、第2比較器30b、第3比較器30c及びOR回路31に代えて、積分回路33及び第4比較器30dを有する。積分回路33は、リセットスイッチ34、積分コンデンサ35、オペアンプ36を含む。積分回路33では、第1電荷蓄積部21a、第2電荷蓄積部21b、第3電荷蓄積部21cに蓄積された電荷が積分コンデンサ35に蓄積され、電荷の積算値によって生じる電圧V(例えば、電圧V,V,Vの総和に対して、コンデンサ25a,25b,25cと積分コンデンサ35との容量比で決まる増幅率を掛け合わせた電圧)がオペアンプ36から出力される。ここで、リセットスイッチ34がレーザ光源3の発光タイミングに同期してONにされると、積分コンデンサ35に蓄積された電荷が放電されて電圧Vがリセットされる。その後、リセットスイッチがOFFにされると、積分コンデンサ35への電荷の蓄積が開始される。
第4比較器30dは、オペアンプ36から入力される電圧Vと参照電圧Vとを比較し、電圧Vが参照電圧Vに達した場合に、排出スイッチ29にハイ電圧の排出制御信号GDを印加させるための停止信号を電荷振分部22に送信する。これにより、フォトダイオード20への入射光の入射に伴って生成される電荷の全てが、電荷排出部28に転送されて排出される。このように、比較部23は、第1電荷蓄積部21a、第2電荷蓄積部21b、第3電荷蓄積部21cの何れにも電荷を振り分けないように電荷振分部22を制御することによって、各電荷の電荷蓄積部21への蓄積を停止させる。
このように、変形例1に係る画素回路Xijでは、比較部23は、第1電荷蓄積部21a、第2電荷蓄積部21b、第3電荷蓄積部21cに蓄積された電荷の積算値によって生じる電圧Vが参照電圧Vに達した場合に、電荷の各電荷蓄積部21への蓄積を一度に停止させる。このため、各電荷蓄積部21において電荷が飽和するタイミングを個別に検知する必要がないため、装置構成を簡素化することができる。
[変形例3]
図7に示すように、変形例3に係る画素回路Xijは、上記変形例2と比較して、分離スイッチ37a、37b、37c、及び、反転アンプ39を更に備える点で主に異なっている。分離スイッチ37aは、フォトダイオード20と第1電荷蓄積部21aとを電気的に接続又は分離可能である。分離スイッチ37bは、フォトダイオード20と第2電荷蓄積部21bとを電気的に接続又は分離可能である。分離スイッチ37cは、フォトダイオード20と第3電荷蓄積部21cとを電気的に接続又は分離可能である。反転アンプ39は、OR回路31から入力されるハイ電圧の停止信号を反転させて分離スイッチ37a、37b、37cにそれぞれ入力する。その結果、分離スイッチ37a、37b、37cは、ロー電圧の停止信号が印加されて遮断される。このような構成により、比較部23は、フォトダイオード20と第1電荷蓄積部21a、第2電荷蓄積部21b、第3電荷蓄積部21cとを電気的に分離するように分離スイッチ37a、37b、37cを制御することによって、電荷の各電荷蓄積部21への蓄積を停止させる。
これにより、例えば電荷振分部22を制御することによって電荷の各電荷蓄積部21への蓄積を停止させる場合と比較して、電荷振分部22とは別体の分離スイッチ37a、37b、37cを制御することから電荷振分部22を制御するドライバ回路42が不要となり、画素構成を簡素化することができる。
[変形例4]
図8に示すように、変形例4に係る画素回路Xijは、上記実施形態と比較して、比較部23において、電荷読出部24の後段における電圧が参照電圧Vと比較される点で主に異なっている。具体的な構成として、第1比較器30aは、第1電荷蓄積部21aのコンデンサ25aの他端に電荷読出部24のスイッチドキャパシタアンプ、或いは、ソースフォロワ等のアンプを介して電気的に接続されている。第2比較器30bは、第2電荷蓄積部21bのコンデンサ25bの他端に電荷読出部24のスイッチドキャパシタアンプ、或いは、ソースフォロワ等のアンプを介して電気的に接続されている。第3比較器30cは、第3電荷蓄積部21cのコンデンサ25cの他端に電荷読出部24のスイッチドキャパシタアンプ、或いは、ソースフォロワ等のアンプを介して電気的に接続されている。
このような構成により、第1比較器30aには、第1電荷蓄積部21aに蓄積された電荷に比例するコンデンサ25aの両端の電圧に基づく電圧V、及び、参照電圧Vが入力される。第1比較器30aは、電圧Vと参照電圧Vとを比較し、電圧Vが参照電圧Vに達した場合に、OR回路31に対してハイ電圧を出力する。第2比較器30bには、第2電荷蓄積部21bに蓄積された電荷に比例するコンデンサ25bの両端の電圧に基づく電圧V、及び、参照電圧Vが入力される。第2比較器30bは、電圧Vと参照電圧Vとを比較し、電圧Vが参照電圧Vに達した場合に、OR回路31に対してハイ電圧を出力する。第3比較器30cには、第3電荷蓄積部21cに蓄積された電荷に比例するコンデンサ25cの両端の電圧に基づく電圧V、及び、参照電圧Vが入力される。第3比較器30cは、電圧Vと参照電圧Vとを比較し、電圧Vが参照電圧Vに達した場合に、OR回路31に対してハイ電圧を出力する。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではない。例えば、撮像素子2は、1次元に配列された画素回路Xijを備えていてもよい。
また、第3電荷蓄積部21cは、背景成分による電荷が蓄積されるものではなく、ゲート制御信号G3がハイ電圧となる期間(すなわち、発光タイミング後の時間4Tが経過したタイミングから時間2Tが経過するまでの期間)においても、反射光がフォトダイオード20に入射することよって生成された電荷が蓄積されるものであってもよい。この場合、算出回路11は、第1電荷蓄積部21a、第2電荷蓄積部21b、第3電荷蓄積部21cに蓄積されたそれぞれの電荷に基づいて、画素回路Xijと対象物Saとの距離を算出する。これにより、測定可能な画素回路Xijと対象物Saとの距離を長くすることができる。
ここで、本発明の一側面に係る画素回路では、比較部は、複数の電荷蓄積部に蓄積された電荷によって生じる電圧の何れかが参照電圧に達した場合に、電荷の複数の電荷蓄積部への蓄積を一度に停止させてもよい。この場合、各電荷蓄積部において電荷が飽和するタイミングが個別に検知される。従って、1つの電荷蓄積部に蓄積可能な最大の電荷に基づく電圧に対応させて参照電圧を設定することができるため、画素全体で一層高い距離分解能を実現することができる。
また、本発明の一側面に係る画素回路では、比較部は、複数の電荷蓄積部に蓄積された電荷の積算値によって生じる電圧が参照電圧に達した場合に、電荷の複数の電荷蓄積部への蓄積を一度に停止させてもよい。この場合、各電荷蓄積部において電荷が飽和するタイミングを個別に検知する必要がないため、装置構成を簡素化することができる。
また、本発明の一側面に係る画素回路では、比較部は、複数の電荷蓄積部の何れにも電荷を振り分けないように電荷振分部を制御することによって、電荷の複数の電荷蓄積部への蓄積を一度に停止させてもよい。この場合、電荷振分部を利用して電荷の複数の電荷蓄積部への蓄積を停止させることができるため、装置構成を簡素化することができる。
また、本発明の一側面に係る画素回路では、受光部と複数の電荷蓄積部とを電気的に接続又は分離可能な分離スイッチを更に備え、比較部は、受光部と複数の電荷蓄積部とを電気的に分離するように分離スイッチを制御することによって、電荷の複数の電荷蓄積部への蓄積を停止させてもよい。この場合、例えば電荷振分部を制御することによって電荷の複数の電荷蓄積部への蓄積を停止させる場合と比較して、電荷振分部とは別体の分離スイッチを制御することから電荷振分部を制御する機構が不要となり、画素構成を簡素化することができる。
また、本発明の一側面に係る画素回路では、電荷の電荷蓄積部への蓄積が行われる時間を計測する時間計測部を更に備えてもよい。この場合、各電荷蓄積部において電荷が飽和するまでに要した時間を計測することにより、単位時間当たりに蓄積した電荷を算出することができる。従って、距離画像に加えて、光強度画像を取得することができる。
また、本発明の一側面に係る画素回路では、比較部は、前記比較結果を示す判定信号を保持し、前記判定信号を、前記電荷の前記複数の電荷蓄積部への蓄積を停止させる信号として出力する記憶部を更に有してもよい。この場合、電圧が参照電圧に達した後に、比較部における電荷の検出誤差等によってその電圧が参照電圧より低いと判定されることが防止される。従って、電荷の電荷蓄積部への蓄積の停止及び再開が繰り返されることによる誤動作を抑制することができる。
2…撮像素子、20…フォトダイオード(受光部)、21…電荷蓄積部、22…電荷振分部、23…比較部、24…電荷読出部、32…記憶部、37a,37b,37c…分離スイッチ、38…時間計測部、Xij…画素回路。

Claims (8)

  1. 入射光を電荷に変換する受光部と、
    前記電荷を蓄積する複数の電荷蓄積部と、
    前記電荷が生成された期間に応じて前記複数の電荷蓄積部の何れかを選択し、当該電荷蓄積部に前記電荷を振り分ける電荷振分部と、
    前記複数の電荷蓄積部に蓄積された前記電荷のうちの少なくとも1つに基づく電圧と所定の参照電圧とを比較し、比較結果に応じて前記電荷の前記複数の電荷蓄積部への蓄積を停止させる比較部と、
    前記電荷の前記電荷蓄積部への蓄積が停止した場合に、前記複数の電荷蓄積部に蓄積されたそれぞれの前記電荷を電気信号として読み出す電荷読出部と、を備える、画素回路。
  2. 前記比較部は、前記複数の電荷蓄積部に蓄積された前記電荷によって生じる電圧の何れかが前記参照電圧に達した場合に、前記電荷の前記複数の電荷蓄積部への蓄積を一度に停止させる、請求項1記載の画素回路。
  3. 前記比較部は、前記複数の電荷蓄積部に蓄積された前記電荷の積算値によって生じる電圧が前記参照電圧に達した場合に、前記電荷の前記複数の電荷蓄積部への蓄積を一度に停止させる、請求項1記載の画素回路。
  4. 前記比較部は、前記複数の電荷蓄積部の何れにも前記電荷を振り分けないように前記電荷振分部を制御することによって、前記電荷の前記複数の電荷蓄積部への蓄積を一度に停止させる、請求項1〜3の何れか一項記載の画素回路。
  5. 前記受光部と前記複数の電荷蓄積部とを電気的に接続又は分離可能な分離スイッチを更に備え、
    前記比較部は、前記受光部と前記複数の電荷蓄積部とを電気的に分離するように前記分離スイッチを制御することによって、前記電荷の前記複数の電荷蓄積部への蓄積を停止させる、請求項1〜3の何れか一項記載の画素回路。
  6. 前記電荷の前記電荷蓄積部への蓄積が行われる時間を計測する時間計測部を更に備える、請求項1〜5の何れか一項記載の画素回路。
  7. 前記比較部は、前記比較結果を示す判定信号を保持し、前記判定信号を、前記電荷の前記複数の電荷蓄積部への蓄積を停止させる信号として出力する記憶部を更に有する、請求項1〜6の何れか一項記載の画素回路。
  8. 1次元又は2次元に配列された請求項1〜7の何れか一項記載の画素回路を備える、撮像素子。
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