JP6851503B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫 Download PDF

Info

Publication number
JP6851503B2
JP6851503B2 JP2019561400A JP2019561400A JP6851503B2 JP 6851503 B2 JP6851503 B2 JP 6851503B2 JP 2019561400 A JP2019561400 A JP 2019561400A JP 2019561400 A JP2019561400 A JP 2019561400A JP 6851503 B2 JP6851503 B2 JP 6851503B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heater
refrigerator
partition plate
sheet metal
door
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019561400A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2019130384A1 (ja
Inventor
荒木 正雄
正雄 荒木
花輪 純
純 花輪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Publication of JPWO2019130384A1 publication Critical patent/JPWO2019130384A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6851503B2 publication Critical patent/JP6851503B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D21/00Defrosting; Preventing frosting; Removing condensed or defrost water
    • F25D21/04Preventing the formation of frost or condensate
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D23/00General constructional features
    • F25D23/02Doors; Covers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Refrigerator Housings (AREA)

Description

本発明は、蔵庫、特に蔵庫の扉に設けられる仕切板の構造に関するものである。
近年、冷凍冷蔵庫の最適な運転を実現させるために、冷凍冷蔵庫が設置される環境に合わせて室温センサ及び湿度センサなどの検知装置が搭載される冷凍冷蔵庫が増えてきている。そして、冷凍冷蔵庫を構成する箱体の熱漏洩量が決まっているため、圧縮機速度あるいは庫内冷却用ファン速度を可変させるインバータ制御装置を搭載して周囲温度に合わせて冷凍能力を調整する冷凍冷蔵庫がある。また、冷蔵室の扉が左右に分割されている冷凍冷蔵庫には、左右の扉の間にヒータを備えた仕切板を設け、周囲の室温及び湿度に合わせて仕切板の表面温度を調節するために、ヒータへの通電を時間割合で変化させて省エネ性を高めるような冷凍冷蔵庫などがある。
このとき、冷蔵室の扉に取り付けられる仕切板内のヒータの発熱量は、その庫外側表面及び仕切板周囲に位置する冷蔵室扉のガスケットなどに露付きが発生しないようにヒータの抵抗値及び配設パターンが設定されている。例えば、加熱手段として発熱量が異なる複数の部位を1本のヒータとしたもので、回転仕切体の長手方向において、両端部より中央部の発熱量を大きくした冷蔵庫が提案されている(特許文献1参照)。また、仕切板内に配設されるヒータの配設パターンを長手方向にジグザグ具合で調整し、ヒータの上部領域での発熱量を上部領域以外の領域よりも小さく設定する冷蔵庫が提案されている(特許文献2参照)。
特許第5919582号公報 特開2015−148366号公報
従来の冷蔵庫では、冷蔵室の扉に設けられた仕切板だけでなく、冷蔵庫の庫外表面に露付きが発生してしまうと、最初は露の大きさが小さくても時間が経過するにつれ次第に露の粒径が大きくなり、表面張力と重力とのバランスにより最終的に露は滴下してしまう。落下した露が床面にまで到達して溜まってしまうと床面を腐らせてしまう場合がある。そのため、どのような環境条件においても冷蔵庫には露付きが発生しないことが望ましい。
仕切板内のヒータの発熱量を大きくしておけば冷蔵庫への露付きの懸念は払拭されるが、冷蔵庫の省エネ性に劣ってしまう場合がある。このようなことから仕切板内のヒータの設計において、露付きが発生しないように、かつ、省エネ性を高めるように仕切板及びヒータの仕様に関して様々な提案がなされている。たとえば、仕切板の発熱密度を変更させた冷蔵庫、あるいは、周囲温度センサ及び湿度センサを搭載し、周囲の温度及び湿度に応じた通電制御を行っている冷蔵庫がある。
また、仕切板は通常、左右の冷蔵室扉のどちらか一方に取り付けられ、その上部と下部とがヒンジで固定され、冷蔵室上部のガイド(突起)により、冷蔵室扉を開閉するときに回動する構造が採用されている。このとき仕切板を回動させるために、冷蔵室の内面壁よりも仕切板の長手方向の長さを短くし、冷蔵室の内面壁と仕切板との間にある程度の隙間を持たせて仕切板が設置される。そして、冷蔵室の内面壁と仕切板との間の隙間を塞ぐために左右の冷蔵室扉のガスケットの上下部分にシールを付け、冷蔵室扉が閉まった状態ではその左右のガスケットのシールが重なり合うようにして隙間を塞いでいる。そのため、上下のシール部分の庫内側は、直接冷蔵室の冷気にさらされ、仕切板の表面よりも比較的温度が低下しやすいために露付き発生の懸念がある。仕切板の上下部分と冷蔵庫本体との隙間を塞ぐガスケットのシールの温度を高くすることが露付きに対して信頼性の高いものとなるため、仕切板内部に設置するヒータの発熱密度とシール部分の温度とを考慮に入れて仕切板を設計しなければならない。ここで、仕切板内に配設されるヒータは、アルミ箔に両面テープで固定されるものもあり、その長手方向の上下端ではヒータ線が曲折していることから反発力が強く、ヒータが仕切板内で貼り付けられていても通電の繰り返しで剥がれて浮き上がる場合がある。ヒータが仕切板から剥がれて浮き上がると、シール部への発熱が弱くなってしまい冷蔵庫の露付きの可能性が高くなってしまう場合がある。
本発明は、上記のような課題を解決するためのものであり、仕切板内のヒータの上端と下端とが浮き上がることのない蔵庫を提供することを目的とする。
本発明に係る蔵庫は、貯蔵室を有する冷蔵庫本体と、冷蔵庫本体の前面に設けられ、貯蔵室を開放し閉鎖する複数の扉と、隣り合った複数の扉同士の境界に位置する隙間を閉塞する仕切板と、隣り合った複数の扉に設けられ、仕切板の上下端部と冷蔵庫本体との間に生じる隙間を覆うシール材と、を備え、仕切板は、シール材と対向し、かつ、隣り合った複数の扉の裏面側に対向する表面板金と、表面板金の延設方向に沿って配設され、表面板金を加熱するヒータと、ヒータを収容する表面枠型部材と、を有し、ヒータは、仕切板の上端部と下端部とにおいてヒータ線がそれぞれ曲折する上端曲折部と下端曲折部とを有し、表面枠型部材は、長尺状に形成された矩形の枠体であり、長手方向の壁部を構成する2つの長辺部を有すると共に、仕切板の上端部と下端部とにおいてヒータ押さえ部をそれぞれ有し、上端曲折部と下端曲折部とは、表面板金とヒータ押さえ部との間に配置されており、ヒータ押さえ部は、表面枠型部材の上端部又は下端部において、2つの長辺部の間に架け渡された橋架部と、架部貯蔵室側が開口するように形成されており、表面板金と表面枠型部材とを固定する固定部材を収容する収容部と、を有するものである。
本発明によれば、ヒータを収容する表面枠型部材が、上端部と下端部においてヒータ押さえ部をそれぞれ有し、ヒータ線の上端曲折部と下端曲折部とが、表面板金とヒータ押さえ部材との間に配置されているものである。そのため、冷凍冷蔵庫は、ヒータの背後に配置されたヒータ押さえ部材が、表面板金と表面枠型部材との間のヒータの移動を規制し、仕切板に配設されたヒータの上端と下端とが浮き上がることを抑止することができる。
本発明の実施の形態1に係る冷凍冷蔵庫の正面図である。 図1の冷凍冷蔵庫のA部を示す拡大斜視図である。 図1の冷凍冷蔵庫のB−B線断面図である。 図1の冷凍冷蔵庫のC−C線断面図である。 本発明の実施の形態1に係る冷凍冷蔵庫に用いる仕切板の分解図である。 図5のヒータの構造を示す模式図である。 本発明の実施の形態1に係る冷凍冷蔵庫に用いる仕切板の内部構造を示す上部斜視図である。
以下、本発明の実施の形態に係る冷凍冷蔵庫100について図面等を参照しながら説明する。なお、図1を含む以下の図面では、各構成部材の相対的な寸法の関係及び形状等が実際のものとは異なる場合がある。また、以下の図面において、同一の符号を付したものは、同一又はこれに相当するものであり、このことは明細書の全文において共通することとする。また、理解を容易にするために方向を表す用語(例えば「上」、「下」、「右」、「左」、「前」、「後」など)を適宜用いるが、それらの表記は、説明の便宜上、そのように記載しているだけであって、装置あるいは部品の配置及び向きを限定するものではない。
実施の形態1.
(冷凍冷蔵庫100)
図1は、本発明の実施の形態1に係る冷凍冷蔵庫100の正面図である。図1に示すX軸は、冷凍冷蔵庫100の幅方向を示し、Z軸は冷凍冷蔵庫100の上下方向を示すものである。より詳細には、X軸においてX1側を左側、X2側を右側、Z軸においてZ1側を上側、Z2側を下側として冷凍冷蔵庫100を説明する。また、明細書中における各構成部材同士の位置関係(例えば、上下関係等)は、原則として、冷凍冷蔵庫100を使用可能な状態に設置したときのものである。
図1に示す冷凍冷蔵庫100は、間冷式の冷蔵庫であり、鋼板製の外箱と、及び、前面側に開口部を形成する樹脂製の内箱とから構成される冷蔵庫本体50を備える。冷蔵庫本体50は、外箱と内箱との間に断熱材が発泡充填されている。また、冷蔵庫本体50の内部の収容空間は、複数の貯蔵室を有する。冷蔵庫本体50は、図1に記載のように複数の貯蔵室に区分けされており、冷蔵室1、製氷室2、小型冷凍室3、冷凍室4および野菜室5の5種の貯蔵室が形成されている。冷凍冷蔵庫100は、冷蔵室1、製氷室2、小型冷凍室3、冷凍室4および野菜室5が、それぞれ仕切部材によって区画されており、断熱されている。冷凍冷蔵庫100は、冷蔵庫本体50の上部から冷蔵室1、製氷室2及び小型冷凍室3、冷凍室4、野菜室5の順番に配置されている。しかし、冷凍冷蔵庫100は、冷蔵室1に、冷蔵室左扉7と、冷蔵室右扉8とが左右に分割されて配置され、その間に仕切板9がある構成であれば、貯蔵室の配置は任意である。例えば、冷凍冷蔵庫100は、冷凍室4の位置に野菜室5が配置されてもよく、野菜室5の位置に冷凍室4が設けられてもよい。また、冷凍冷蔵庫100は、冷蔵室左扉7の上側ヒンジ部に周囲温度センサ及び周囲湿度センサ(図示せず)を搭載しているが、温度及び湿度などの周囲環境が検出できるのであれば周囲温度センサ及び周囲湿度センサの設置場所は問わない。
各貯蔵室の内部は、収納する食品及び用途によって異なる温度帯に設定されている。冷蔵室1は、冷蔵温度帯(例えば、約3〜5℃)に設定され、食品などの被冷却物を収納する貯蔵室である。製氷室2は、室内に製氷機が設けられ、その製氷機によって製造された氷を保存する貯蔵室である。小型冷凍室3は、例えば、用途に応じて温度帯を切り換えることができる貯蔵室である。冷凍室4は、0℃未満の冷凍温度帯(例えば、−18℃以下)に設定され、貯蔵品を冷凍し収納する貯蔵室である。野菜室5は、冷蔵室1よりも設定温度が高い冷蔵温度帯(例えば、約3〜7℃)に設定され、特に野菜を冷蔵するのに適している貯蔵室である。
冷凍冷蔵庫100は、冷蔵庫本体50の前面に設けられ、冷蔵庫本体50の貯蔵室を開放し又は閉鎖する複数の箱状の扉を有している。具体的には、冷蔵室1、製氷室2、小型冷凍室3、冷凍室4および野菜室5の各貯蔵室において、それぞれ冷蔵室左扉7及び冷蔵室右扉8、製氷室扉10、小型冷凍室扉11、冷凍室扉12並びに野菜室扉13が、各貯蔵室の開口部を開閉するように設けられている。これらの扉を開閉することで冷蔵室1、製氷室2、小型冷凍室3、冷凍室4および野菜室5の各貯蔵室は外部空間に開放され又は外部空間と遮断される。冷蔵室左扉7および冷蔵室右扉8は、観音開き式の回転式扉であり、製氷室扉10、小型冷凍室扉11、冷凍室扉12および野菜室扉13は引出し式の扉である。
(冷蔵室左扉7及び冷蔵室右扉8)
冷蔵室左扉7および冷蔵室右扉8について更に詳細に説明する。冷蔵庫本体50には、冷蔵室左扉7を開閉自在に軸支するヒンジ14が設けられており、このヒンジ14によって、冷蔵庫本体50と冷蔵室左扉7とが接続されている。同様に、冷蔵庫本体50には、冷蔵室右扉8を開閉自在に軸支するヒンジ14が設けられており、このヒンジ14によって、冷蔵庫本体50と冷蔵室右扉8とが接続されている。使用者は、冷蔵室左扉7及び冷蔵室右扉8の下部に設けられたハンドル(図示せず)を引く、又は押すことにより、冷蔵室左扉7及び冷蔵室右扉8を開閉することができる。
図2は、図1の冷凍冷蔵庫100のA部を示す拡大斜視図である。図3は、図1の冷凍冷蔵庫100のB−B線断面図である。図2は、冷凍冷蔵庫100の冷蔵室左扉7を閉じ、冷蔵室右扉8を開けたときの冷蔵室1の上部を表したものである。図2に示すY軸は、冷凍冷蔵庫100の奥行方向を示すものである。より詳細には、Y軸においてY1側を前側、Y2側を後側又は奥側として冷凍冷蔵庫100を説明する。図3は、冷蔵室左扉7を閉じたときの仕切板9の上部の断面を示している(冷蔵室扉は図示せず)。冷蔵室左扉7及び冷蔵室右扉8の冷蔵室1側の壁部には、マグネットを内封したガスケット16が取り付けられている。冷蔵室左扉7及び冷蔵室右扉8が閉じられている際には、表面板金22と冷蔵室左扉7及び冷蔵室右扉8との間には、夫々ガスケット16が配置されている。ガスケット16は、冷蔵室左扉7及び冷蔵室右扉8を閉めているときには、冷蔵庫本体50の前側フランジ部50aの板金部及び仕切板9の表面板金22と密着する。これらのガスケット16は、冷蔵室1から冷凍冷蔵庫100の外部に、冷気が漏れることを抑制するものである。
(左上シール材17及び右上シール材18)
冷蔵室左扉7のガスケット16は、冷蔵室右扉8と対向する側面の上端部において冷蔵室右扉8側に突出する平板状の左上シール材17を有している。左上シール材17は、冷蔵室左扉7を閉じているときには、後述する仕切板9の前側に位置し、冷蔵室1側の面が仕切板9及び前側フランジ部50aと当接し、庫外側の面が後述する右上シール材18と当接する。なお、この際に左上シール材17が当接する前側フランジ部50aは、冷蔵室1の上部を構成する部分である。あるいは、冷蔵室左扉7を閉じているときには、左上シール材17は、後述する仕切板9の前側に位置し、冷蔵室1側の面が、後述する右上シール材18と当接する。
冷蔵室右扉8のガスケット16は、冷蔵室左扉7と対向する側面の上端部において冷蔵室左扉7側に突出する平板状の右上シール材18を有している。なお、図2には、冷蔵室右扉8を閉じているときの右上シール材18が一点鎖線で示されている。冷蔵室右扉8を閉じているときには、右上シール材18は、後述する仕切板9の前側に位置し、冷蔵室1側の面が、左上シール材17と当接する。あるいは、右上シール材18は、冷蔵室右扉8を閉じているときには、後述する仕切板9の前側に位置し、冷蔵室1側の面が仕切板9及び前側フランジ部50aと当接し、庫外側の面が左上シール材17と当接する。なお、この際に右上シール材18が当接する前側フランジ部50aは、冷蔵室1の上部を構成する部分である。
左上シール材17及び右上シール材18は、冷蔵室左扉7及び冷蔵室右扉8が閉じられているときには互いに重なり合うように配置されて後述するガイドパーツ51と仕切板9との間にできる隙間Gを塞ぐ。左上シール材17及び右上シール材18は、隣り合った冷蔵室左扉7及び冷蔵室右扉8に設けられ、仕切板9の上端部と冷蔵庫本体50との間に生じる隙間Gを覆い、冷蔵室1の冷気を庫外と遮断している。
(左下シール材19及び右下シール材20)
図4は、図1の冷凍冷蔵庫100のC−C線断面図である。図4は、冷蔵室左扉7を閉じたときの仕切板9の下部の断面を示している。仕切板9の上端側と同様に、冷蔵室左扉7のガスケット16は、冷蔵室右扉8と対向する側面の下端部において冷蔵室右扉8側に突出する平板状の左下シール材19を有している。左下シール材19は、冷蔵室左扉7を閉じているときには、仕切板9の前側に位置し、冷蔵室1側の面が仕切板9及び前側フランジ部50aと当接し、庫外側の面が後述する右下シール材20と当接する。なお、この際に左下シール材19が当接する前側フランジ部50aは、冷蔵室1の下部を構成する部分である。あるいは、冷蔵室左扉7を閉じているときには、左下シール材19は、仕切板9の前側に位置し、冷蔵室1側の面が、後述する右下シール材20と当接する。
冷蔵室右扉8のガスケット16は、冷蔵室左扉7と対向する側面の下端部において冷蔵室左扉7側に突出する平板状の右下シール材20を有している。冷蔵室右扉8を閉じているときには、右下シール材20は、仕切板9の前側に位置し、冷蔵室1側の面が、左下シール材19と当接する。あるいは、右下シール材20は、冷蔵室右扉8を閉じているときには、仕切板9の前側に位置し、冷蔵室1側の面が仕切板9及び前側フランジ部50aと当接し、庫外側の面が左下シール材19と当接する。なお、この際に右下シール材20が当接する前側フランジ部50aは、冷蔵室1の下部を構成する部分である。
左下シール材19及び右下シール材20は、冷蔵室左扉7及び冷蔵室右扉8が閉じられているときには互いに重なり合うように配置されて、仕切板9と冷蔵室1の床面1aとの間にできる隙間Hを塞ぐ。仕切板9の下部には、仕切板9の回動を誘導する突起などはないが、仕切板9のスムーズな回動をさせるため、仕切板9と冷蔵室1の床面1aとの間に隙間Hが形成されている。左下シール材19及び右下シール材20は、隣り合った冷蔵室左扉7及び冷蔵室右扉8に設けられ、仕切板9の下端部と冷蔵庫本体50との間に生じる隙間Hを覆い、冷蔵室1の冷気を庫外と遮断している。
(仕切板9)
冷凍冷蔵庫100は、冷蔵室左扉7と冷蔵室右扉8との間に仕切板9を有する。図1〜図4を用いて仕切板9について説明する。仕切板9は、図1に示すように、隣り合った扉同士の境界に位置する隙間を閉塞する。仕切板9は、冷蔵室左扉7と冷蔵室右扉8との間の隙間を埋め、冷蔵室1からの冷気漏れ、及び、結露を抑えるものである。仕切板9は、長尺状であって、冷蔵室左扉7を構成する内板の長手方向(Z軸方向)に沿って配置され、内板の上下部分に回動自在にヒンジ固定(図示せず)されている。仕切板9の長手方向(Z方向)の全長は、図3及び図4に示すように、その上部に設置されるガイドパーツ51から冷蔵室1の床面1aまでの距離よりも小さい。仕切板9は、冷蔵庫本体50のガイドパーツ51と仕切板9の上端部との間に隙間Gを形成し、及び、冷蔵室1の床面1aと仕切板9の下端部との間に隙間Hを形成して冷蔵室左扉7に取り付けられている。仕切板9の上下に設けられた隙間G及び隙間Hは、仕切板9がスムーズに回動出来る程度に、それぞれ2〜5mmの間隔で設定されている。なお、仕切板9は、図2に示すように冷蔵室左扉7に仕取り付けられているが、仕切板9は、冷蔵室左扉7ではなく冷蔵室右扉8に取り付けられてもよい。
仕切板9は、図2及び図3に示すように、冷蔵室左扉7を閉じると、冷蔵庫本体50の前側フランジ部50aに固定されているガイドパーツ51の突起部52が、仕切板9の上端に取り付けられた上側ガイド部材15に形成された溝部15aに挿入される。突起部52は、冷蔵庫本体50のガイドパーツ51から下方に突出するように設けられている。
図5は、本発明の実施の形態1に係る冷凍冷蔵庫100に用いる仕切板9の分解図である。なお、図5において、X軸で表す仕切板9の幅方向、Y軸で表す仕切板9の奥行方向、Z軸で表す仕切板9の高さ方向は、冷蔵室左扉7及び冷蔵室右扉8が閉じられた際の、仕切板9の配置に基づくものである。図2〜図5を用いて仕切板9の構造を更に説明する。仕切板9は、表面板金22と、ヒータ23と、表面枠型部材24と、断熱材25と、背面部材26と、を有する。そして、冷凍冷蔵庫100は、これらが冷凍冷蔵庫100の筐体外側から庫内側に向かってこの順序に積層されて配置される。仕切板9は、内側にヒータ23が貼り付けられた表面板金22が、表面枠型部材24に形成されたツメと嵌合させられ、表面枠型部材24と背面部材26との間に断熱材25を配置して、背面部材26にツメ嵌合させ合体させられる。また、仕切板9は、上側ガイド部材15と、下側カバー部材27と、上側ヒンジ部材28と、下側ヒンジ部材29とを有する。背面部材26には、上側ヒンジ部材28と、下側ヒンジ部材29と、上側ガイド部材15と、下側カバー部材27とが取り付けられる。仕切板9は、一方の端部において、上側ガイド部材15及び上側ヒンジ部材28が取り付けられており、他方の端部において、下側カバー部材27及び下側ヒンジ部材29が取り付けられている。仕切板9は、上側ヒンジ部材28また下側ヒンジ部材29がネジによって冷蔵室左扉7の内板に固定される。なお、仕切板9は、積層方向(Y軸方向)において、表面板金22が、冷蔵室1からもっとも遠く、また、背面部材26が、冷蔵室1からもっとも近くなるように、冷蔵室左扉7又は冷蔵室右扉8に取り付けられる。
仕切板9は、仕切板9が設けられた冷蔵室左扉7が開く際には、下側ヒンジ部材29に取り付けられたバネ32によって冷蔵室左扉7の内板に沿うように仕切板9が回動し、背面部材26と冷蔵室左扉7の内板とが対向する。あるいは、仕切板9が設けられた冷蔵室右扉8が開く際には、下側ヒンジ部材29に取り付けられたバネ32によって冷蔵室右扉8の内板に沿うように仕切板9が回動し、背面部材26と冷蔵室右扉8の内板とが対向する。
仕切板9は、仕切板9が設けられた冷蔵室左扉7が閉じる際には、上側ガイド部材15が、溝部15aに挿入されたガイドパーツ51の突起部52によって案内されるので、冷蔵室左扉7の内板とのヒンジ固定を中心として回動する。あるいは、仕切板9は、仕切板9が設けられた冷蔵室右扉8が閉じる際には、上側ガイド部材15が、溝部15aに挿入されたガイドパーツ51の突起部52によって案内されるので、冷蔵室右扉8の内板とのヒンジ固定を中心として回動する。仕切板9は、冷蔵室左扉7及び冷蔵室右扉8が閉じている際には、冷蔵室左扉7及び冷蔵室右扉8と、冷蔵庫本体50との間に配置され、冷蔵室左扉7及び冷蔵室右扉8の間の隙間を塞ぐ。この際、仕切板9は、表面板金22が、筐体外側に面しており、ガスケット16と当接し、背面部材26が冷蔵室1の庫内側に面している。
(表面板金22)
表面板金22は、例えば一方向(Z軸方向)に延びる板状の金属であり、幅方向(X軸方向)の中心が、冷蔵室左扉7及び冷蔵室右扉8同士の境界に設けられた隙間の中心と一致している。冷蔵室左扉7及び冷蔵室右扉8が閉じられている際には、表面板金22は、左上シール材17又は右上シール材18と対向し、かつ、隣り合った冷蔵室左扉7及び冷蔵室右扉8の裏面側に対向する。さらに、冷蔵室左扉7及び冷蔵室右扉8が閉じられている際には、表面板金22は、左下シール材19又は右下シール材20と対向し、かつ、隣り合った冷蔵室左扉7及び冷蔵室右扉8の裏面側に対向する。表面板金22は、ヒータ23による熱を、冷蔵室左扉7、冷蔵室右扉8、ガスケット16、左上シール材17、右上シール材18、左下シール材19及び右下シール材20に伝達するものである。表面板金22が、ヒータ23の発する熱を伝導することにより、仕切板9、冷蔵室左扉7、冷蔵室右扉8、ガスケット16、左上シール材17、右上シール材18、左下シール材19及び右下シール材20の露付きが抑制される。また、表面板金22は、後述するヒータ23におけるアルミニウム箔23bの強度を向上させる機能も備えている。更に、前述の如く、表面板金22は、冷蔵室左扉7及び冷蔵室右扉8が閉じられている際に、ガスケット16に密着している。これにより、冷凍冷蔵庫100の内部から冷凍冷蔵庫100の外部に、冷気が漏れることが抑制される。また、前述の如く、仕切板9は、積層方向(Y軸方向)において、表面板金22が、冷蔵室1からもっとも遠くなるように、冷蔵室左扉7又は冷蔵室右扉8に取り付けられる。このように、表面板金22が冷蔵室1から離間することによって、表面板金22に伝わったヒータ23の熱が、冷蔵室1に伝わり難くなり、冷蔵室1の庫内温度の上昇が抑制される。
表面板金22は、矩形板状の基部22aと、基部22aの長手方向の両端部に設けられた固定部22bと、基部22aの短手方向(X軸方向)における両側部に設けられたフランジ部22cと、を有する。また、表面板金22は、基部22aの短手方向(X軸方向)における一方の側(X1)のフランジ部22cに設けられた複数の係合部22dと、他方の側(X2)のフランジ部22cに設けられた複数の切起こし部22eとを備えている。
固定部22bは、基部22aの長手方向(Z軸方向)における両端部から、冷蔵室1に向けて徐々に幅が狭くなりつつ延びる逆台形状をなしている。この固定部22bの中央には、固定孔22b1が形成されている。図5に示すように、上側ガイド部材15及び下側カバー部材27に挿通されたネジ21が、この固定孔22b1に挿通されてねじ止めされることで、背面部材26と共に表面板金22が、上側ガイド部材15及び下側カバー部材27と結合される。フランジ部22cは、基部22aの両側部から冷蔵室1に向かう方向(Y軸方向)に延びるものである。
係合部22dは、基部22aの幅方向(X軸方向)における一方の側(X1)のフランジ部22cの端部から冷蔵室1に向かう方向に対し垂直の方向のうち、基部22aの幅方向(X軸方向)に延びるものである。すなわち、係合部22dは、冷凍冷蔵庫100の冷蔵室左扉7が閉じた状態においては、冷凍冷蔵庫100の左側方を向いている。係合部22dは、表面板金22と表面枠型部材24とを係合する際に使用されるものである。なお、図5において、係合部22dは、基部22aの幅方向(X軸方向)における一方の側(X1)のフランジ部22cに3個設けられているが、2個以下でもよいし、4個以上でもよい。また、フランジ部22cの端部における全体から延びる1個の係合部22dとしてもよい。このように、表面板金22は、仕切板9の幅方向(X軸方向)における少なくとも一方の側において係合部22dを有している。
切起こし部22eは、基部22aの幅方向(X軸方向)における他方の側(X2)のフランジ部22cの端部から冷蔵室1に向かう方向(Y軸方向)に切り起こされたものである。切起こし部22eは、係合部22dと共に、表面板金22と表面枠型部材24とを係合する際に使用されるものである。この切起こし部22eには、切起こし孔22e1が形成されており、切起こし孔22e1を利用して、表面板金22と表面枠型部材24とが係合される。なお、図5において、切起こし部22eは、基部22aの幅方向(X軸方向)における他方の側(X2)のフランジ部22cに4個設けられているが、3個以下でもよいし、5個以上でもよい。また、フランジ部22cの端部における全体から延びる1個の切起こし部22eとしてもよい。係合部22dと切起こし部22eとは、基部22aの幅方向(X軸方向)において交互に配置されている。これにより、表面板金22と表面枠型部材24とが係合される際、係合する部分における力が分散される。なお、係合部22dと切起こし部22eとは、基部22aの幅方向(X軸方向)において同じ位置に配置されてもよいし、また、それらの位置は適宜変更することができる。また、係合部22dと切起こし部22eとの数は、異なっていてもよい。なお、表面板金22において、切起こし部22eの代わりに、係合部22dが設けられてもよい。即ち、表面板金22は、仕切板9の幅方向(X軸方向)における両方の側において係合部22dを有するように構成してもよい。
(ヒータ23)
図6は、図5のヒータ23の構造を示す模式図である。図7は、本発明の実施の形態1に係る冷凍冷蔵庫100に用いる仕切板9の内部構造を示す上部斜視図である。ヒータ23は、表面板金22の延設方向に沿って配設され、表面板金22を加熱する。ヒータ23は、仕切板9の表面板金22の冷蔵室1側に貼り付けられている。ヒータ23は、図6に示すように、ニクロム線等のヒータ線23aが、一方向(Z軸方向)に延在した厚さ50μm程度のアルミニウム箔23bの全体に渡って載置されたものである。アルミニウム箔23b及びヒータ線23aは、両面テープ23cによって、表面板金22に貼り付けられる。このヒータ23による熱が、表面板金22によって、冷蔵室左扉7、冷蔵室右扉8、ガスケット16、左上シール材17、右上シール材18、左下シール材19及び右下シール材20に伝達される。ヒータ23は、検出部35によって検出された周囲温度、湿度等に基づき、制御部36によって通電時間が制御され、例えば10秒のうち5秒通電などの制御が行われて発熱する。
ヒータ線23aは、一本の線状構造であり、ヒータ23の長手方向の中央では、蛇行した状態で配置されている。また、ヒータ線23aは、ヒータ23の長手方向の両端部において、ヒータ線23aの端部が、ヒータ23の反対側の端部の方向に向かうように180°曲折されている。ヒータ23は、仕切板9の上端部と下端部とにおいてヒータ線23aがそれぞれ曲折する上端曲折部33と下端曲折部34とを有する。上端曲折部33は、表面板金22とヒータ押さえ部40との間に配置されている。また、下端曲折部34は、表面板金22とヒータ押さえ部41との間に配置されている。ヒータ23の上端部に位置するヒータ線23aの上端曲折部33と、ヒータ23の下端部に位置するヒータ線23aの下端曲折部34とは、ヒータ線23aの曲折による反発力がヒータ線23aの他の箇所より強い。また、ヒータ23の上端部に位置する上端曲折部33と、ヒータ23の下端部に位置する下端曲折部34とは、ヒータ23への通電及び非通電によるヒートサイクルにより表面板金22に対する接着力の低下が生じやすい。そのため、ヒータ23の上端部に位置する上端曲折部33と、ヒータ23の下端部に位置する下端曲折部34とは、ヒータ線23aの他の箇所よりも表面板金22から剥がれやすい傾向にある。
(表面枠型部材24)
表面枠型部材24は、図5に示すように、長尺状に形成された矩形の枠体である。表面枠型部材24は、長手方向の壁部を構成する2つの長辺部24aと、2つの長辺部24aの間に架け渡され、短手方向の壁部を構成する複数の短辺部24bを有する。表面枠型部材24は、各短辺部24bの間と、2つの長辺部24aの間とで囲まれた部分は、貫通した開口が形成されている。表面枠型部材24は、例えば、樹脂から形成されている。表面枠型部材24と表面板金22との間には、ヒータ23が配置され、表面枠型部材24は、ヒータ線23aを、枠体内に収容する。この表面枠型部材24は、表面板金22よりも冷蔵室1側に配置されている。表面枠型部材24の上端部には、ヒータ押さえ部40が設けられ、表面枠型部材24の下端部には、ヒータ押さえ部41が設けられている。
(ヒータ押さえ部40及びヒータ押さえ部41)
図7に示す仕切板9は、後述する断熱材25を組み込む前までの組立途中の仕切板9である。なお、図7において、X軸で表す仕切板9の幅方向、Y軸で表す仕切板9の奥行方向、Z軸で表す仕切板9の高さ方向は、冷蔵室左扉7及び冷蔵室右扉8が閉じられた際の、仕切板9の配置に基づくものである。図3、図4、図5及び図7を用いて、仕切板9に使用されるヒータ押さえ部40及びヒータ押さえ部41を説明する。なお、ヒータ23の下端曲折部34の構造はヒータ23の上端曲折部33と同じ構造である。また、仕切板9の下端部に使用されるヒータ押さえ部41の構造は、ヒータ23の上端部に使用されるヒータ押さえ部40の構造と同じ構造である。そのため、図7では、仕切板9の上端部の構造のみ示しているが、特に説明のない場合には、仕切板9の上端部のヒータ押さえ部40及び上端曲折部33の説明は、仕切板9の下端部のヒータ押さえ部41及び下端曲折部34にも適用される。
ヒータ押さえ部40は、橋架部40aと、収容部40bとを有する。橋架部40aは、表面枠型部材24の上端部又は下端部において、2つの長辺部24aの間に架け渡された板材である。橋架部40aは、2つの長辺部24aと一体に形成されている。
収容部40bは、表面枠型部材24の短手方向において橋架部40aの中央に形成されており、冷蔵室1側が開口している直方体状に形成された箱状部材である。収容部40bは、側壁40b1と、底壁40b2とを有する。収容部40bの側壁40b1は、橋架部40aと一体に形成されている。収容部40bの側壁40b1は、筒状に構成されており、冷蔵室1側の一端は開口しており、表面板金22側の他端には底壁40b2が形成されている。側壁40b1は、冷蔵室1側からの平面視で、略矩形状に構成されている。側壁40b1のうち、表面枠型部材24の長手方向の端面を構成する端壁部40b11には、ネジ穴40b3が形成されている。表面枠型部材24の上端部に形成されたネジ穴40b3にネジ21が挿入され、表面枠型部材24が上側ガイド部材15と共締めされることで、表面枠型部材24と背面部材26とが断熱材25を収容して固定される。また、表面枠型部材24の上端部に形成されたネジ穴40b3にネジ21が挿入され、表面枠型部材24が上側ガイド部材15と共締めされることで、表面枠型部材24と表面板金22とがヒータ23を収容して固定される。同様に、表面枠型部材24の下端部に形成されたネジ穴40b3にネジ21が挿入され、表面枠型部材24が下側カバー部材27と共締めされることで、表面枠型部材24と背面部材26とが断熱材25を収容して固定される。また、表面枠型部材24の下端部に形成されたネジ穴40b3にネジ21が挿入され、表面枠型部材24が下側カバー部材27と共締めされることで、表面枠型部材24と表面板金22とがヒータ23を収容して固定される。上側ガイド部材15をネジ21で表面板金22に固定する際に、ネジ穴40b3に挿入されたネジ21の軸は、収容部40b内に配置されている。同様に、下側カバー部材27をネジ21で表面板金22に固定する際に、ネジ穴40b3に挿入されたネジ21の軸は、収容部40b内に配置されている。すなわち、上側ガイド部材15及び下側カバー部材27をネジ21で表面板金22に固定する際に、表面板金22と表面枠型部材24とを固定するネジ21の軸と、ヒータ23との間には、収容部40bの底壁40b2が配置されている。
収容部40bの底壁40b2は、平板状に形成されており、橋架部40aから表面板金22側に突出している。仕切板9において、底壁40b2と、表面板金22との間の距離は、橋架部40aと、表面板金22との間の距離よりも狭い。表面枠型部材24と、表面板金22との間にヒータ23が配置されると、ヒータ押さえ部40において、底壁40b2と表面板金22との間には、ヒータ23の上端曲折部33が配置される。底壁40b2と、表面板金22との間にヒータ23が配置された場合には、底壁40b2と表面板金22との間の距離は、ヒータ23の上端曲折部33の厚さと略同じであることが望ましい。上端曲折部33の表面板金22からの浮き上がりを防止するためである。収容部40bは、底壁40b2と側壁40b1との間に面取部40b4が形成されている。底壁40b2と、側壁40b1との間が面取りされていることで、収容部40bと上端曲折部33との接触に伴う収容部40bの角部によるヒータ線23aへの圧力が集中することを避けることができる。
同様に、表面枠型部材24と、表面板金22との間にヒータ23が配置されると、ヒータ押さえ部41において、底壁40b2と表面板金22との間には、ヒータ23の下端曲折部34が配置される。底壁40b2と、表面板金22との間にヒータ23が配置された場合には、底壁40b2と表面板金22との間の距離は、ヒータ23の下端曲折部34の厚さと略同じであることが望ましい。下端曲折部34の表面板金22からの浮き上がりを防止するためである。収容部40bは、底壁40b2と側壁40b1との間に面取部40b4が形成されている。底壁40b2と、側壁40b1との間が、面取りされていることで、収容部40bと下端曲折部34との接触に伴う収容部40bの角部によるヒータ線23aへの圧力が集中することを避けることができる。
(断熱材25)
図5に戻り、断熱材25は、ヒータ23によって発生する熱が、冷蔵室1に伝達されることを抑制するものである。断熱材25は、長尺に形成されており、一方向(Z軸方向)に延びるように形成されている。断熱材25は、例えば発泡スチロールから形成されている。断熱材25は、図5に示すように、表面枠型部材24と、背面部材26との間に配置されている。
(背面部材26)
図5に示す背面部材26は、枠状をなしている。背面部材26は、長尺に形成されており、一方向(Z軸方向)に延びるものである。背面部材26は、面部材で箱状に形成されており、断熱材25と対向する面が開口しており、その内部に断熱材25が収納される。また、背面部材26は、表面板金22、ヒータ23、表面枠型部材24及び断熱材25を保持するものである。背面部材26は、例えば樹脂から形成されている。
(上側ガイド部材15及び下側カバー部材27)
図5に示す上側ガイド部材15及び下側カバー部材27は、仕切板9の両端部を覆うものであり、背面部材26に取り付けられることにより、上側ヒンジ部材28及び下側ヒンジ部材29を保持する。なお、上側ガイド部材15は、図2に示す溝部15aを備えており、この溝部15aが、冷蔵庫本体50のガイドパーツ51の突起部52に沿って滑動することによって、仕切板9の滑らかな回転動作が行われる。
(上側ヒンジ部材28及び下側ヒンジ部材29)
図5に示す、上側ヒンジ部材28及び下側ヒンジ部材29は、仕切板9が冷蔵室左扉7に設けられている場合には、冷蔵室左扉7の開閉動作に連動して、仕切板9を回転させるものであると共に、冷蔵室左扉7に仕切板9を取り付けるための機能を備えている。これらの上側ヒンジ部材28及び下側ヒンジ部材29は、背面部材26の軸受け部分に挿入される。また、バネ32は、仕切板9を冷蔵室左扉7の内板の側に付勢するものであり、これにより、冷蔵室左扉7が開いた状態においては、仕切板9は冷蔵室左扉7の内板の側に回転して折り畳まれる。また、上側ヒンジ部材28及び下側ヒンジ部材29は、仕切板9が冷蔵室右扉8に設けられている場合には、冷蔵室右扉8の開閉動作に連動して、仕切板9を回転させるものであると共に、冷蔵室右扉8に仕切板9を取り付けるための機能を備えている。これらの上側ヒンジ部材28及び下側ヒンジ部材29は、背面部材26の軸受け部分に挿入される。また、バネ32は、仕切板9を冷蔵室右扉8の内板の側に付勢するものであり、これにより、冷蔵室右扉8が開いた状態においては、仕切板9は冷蔵室右扉8の内板の側に回転して折り畳まれる。
以上のように、冷凍冷蔵庫100は、仕切板9においてヒータ23を収容する表面枠型部材24が、上端部及び下端部において、ヒータ押さえ部40及びヒータ押さえ部41を有する。仕切板9の組立の際に、作業者が急いで組み立ててしまい、特にヒータ23のアルミ端の上下の部分で上端曲折部33及び下端曲折部34の表面枠型部材24による押さえが甘くなる場合がある。しかし、冷凍冷蔵庫100は、上端曲折部33が、表面板金22とヒータ押さえ部40との間に配置されている。冷凍冷蔵庫100は、図3に示すように表面枠型部材24の上端に設けられたヒータ押さえ部40がヒータ23の上端曲折部33の背後にあり、表面板金22と表面枠型部材24との間のヒータ23の移動を規制する。そのため、冷凍冷蔵庫100は、仕切板9に配設されたヒータ23の上端曲折部33の浮き上がりを防止することができる。同様に、冷凍冷蔵庫100は、下端曲折部34が、表面板金22とヒータ押さえ部41との間に配置されている。冷凍冷蔵庫100は、図4に示すように表面枠型部材24の下端に設けられたヒータ押さえ部41がヒータ23の下端曲折部34の背後にあり、表面板金22と表面枠型部材24との間のヒータ23の移動を規制する。そのため、冷凍冷蔵庫100は、仕切板9に配設されたヒータ23の下端曲折部34の浮き上がりを防止することができる。その結果、冷凍冷蔵庫100は、ヒータ23の表面板金22への貼り付けのバラツキによる発熱量のバラツキは小さいものとなり、仕切板9は上端から下端において全ての部分で安定した温度となる。また、ヒータ23の背面にヒータ押さえ部40及びヒータ押さえ部41が配置されているため表面板金22からヒータ23の上端曲折部33及び下端曲折部34が浮かないため表面板金22は、経時的にも安定した温度となる。
また、冷凍冷蔵庫100は、ヒータ押さえ部40及びヒータ押さえ部41が、橋架部40aと、収容部40bとを有する。そのため、冷凍冷蔵庫100は、仕切板9の最終的な組立において、収容部40bにネジ21を収容することができる。冷凍冷蔵庫100は、収容部40bにネジ21を収容することができることで、表面板金22と、ヒータ23と、表面枠型部材24と、断熱材25と、背面部材26とを一体化すると共に、上端曲折部33及び下端曲折部34の移動を規制することができる。
また、冷凍冷蔵庫100は、底壁40b2が、平板状に形成されており、橋架部40aから表面板金22側に突出している。そのため、冷凍冷蔵庫100は、平面でヒータ線23aと対向することができ、ヒータ線23aの一部にヒータ押さえ部40及びヒータ押さえ部41の圧力が集中することを避けることができる。
また、冷凍冷蔵庫100は、仕切板9の最終的な組立において、上側ガイド部材15及び下側カバー部材27をネジ21で表面板金22に固定する際に、ネジ穴40b3に挿入されたネジ21の軸は、収容部40b内に配置されている。そして、冷凍冷蔵庫100は、表面板金22と表面枠型部材24とを固定するネジ21と、ヒータ23との間には、底壁40b2が配置されている。そのため、ヒータ押さえ部40及びヒータ押さえ部41が、上側ガイド部材15及び下側カバー部材27をネジ21で表面板金22に固定する際に、ネジ21によるヒータ23への傷付きを防止することができる。
また、冷凍冷蔵庫100は、側壁40b1と底壁40b2との間に面取部40b4が形成されている。冷凍冷蔵庫100は、底壁40b2と、側壁40b1との間が面取りされていることで、収容部40bと上端曲折部33との接触に伴う収容部40bの角部によるヒータ線23aへの圧力が集中することを避けることができる。
なお、本発明の実施の形態は、上記実施の形態1に限定されず、種々の変更を加えることができる。例えば、上記の実施の形態1では、収容部40bは、冷蔵室1側が開口している直方体状の箱状部材であるが、収容部40bは、当該構成に限定するものではなく、有底の円筒形状、あるいは、多角柱状に形成されてもよい。また、橋架部40aは、表面枠型部材24の上端部又は下端部において、2つの長辺部24aの間に架け渡された板材であるが、橋架部40aは、当該構成に限定するもではなく、例えば、棒材であってもよい。
1 冷蔵室、1a 床面、2 製氷室、3 小型冷凍室、4 冷凍室、5 野菜室、7 冷蔵室左扉、8 冷蔵室右扉、9 仕切板、10 製氷室扉、11 小型冷凍室扉、12 冷凍室扉、13 野菜室扉、14 ヒンジ、15 上側ガイド部材、15a 溝部、16 ガスケット、17 左上シール材、18 右上シール材、19 左下シール材、20 右下シール材、21 ネジ、22 表面板金、22a 基部、22b 固定部、22b1 固定孔、22c フランジ部、22d 係合部、22e 切起こし部、22e1 切起こし孔、23 ヒータ、23a ヒータ線、23b アルミニウム箔、23c 両面テープ、24 表面枠型部材、24a 長辺部、24b 短辺部、25 断熱材、26 背面部材、27 下側カバー部材、28 上側ヒンジ部材、29 下側ヒンジ部材、32 バネ、33 上端曲折部、34 下端曲折部、35 検出部、36 制御部、40 ヒータ押さえ部、40a 橋架部、40b 収容部、40b1 側壁、40b11 端壁部、40b2 底壁、40b3 ネジ穴、40b4 面取部、41 ヒータ押さえ部、50 冷蔵庫本体、50a 前側フランジ部、51 ガイドパーツ、52 突起部、100 冷凍冷蔵庫。

Claims (7)

  1. 貯蔵室を有する冷蔵庫本体と、
    前記冷蔵庫本体の前面に設けられ、前記貯蔵室を開放し閉鎖する複数の扉と、
    隣り合った複数の前記扉同士の境界に位置する隙間を閉塞する仕切板と、
    前記隣り合った複数の前記扉に設けられ、前記仕切板の上下端部と前記冷蔵庫本体との間に生じる隙間を覆うシール材と、
    を備え、
    前記仕切板は、
    前記シール材と対向し、かつ、前記隣り合った複数の前記扉の裏面側に対向する表面板金と、
    前記表面板金の延設方向に沿って配設され、前記表面板金を加熱するヒータと、
    前記ヒータを収容する表面枠型部材と、
    を有し、
    前記ヒータは、前記仕切板の上端部と下端部とにおいてヒータ線がそれぞれ曲折する上端曲折部と下端曲折部とを有し、
    前記表面枠型部材は、
    長尺状に形成された矩形の枠体であり、長手方向の壁部を構成する2つの長辺部を有すると共に、前記仕切板の上端部と下端部とにおいてヒータ押さえ部をそれぞれ有し、
    前記上端曲折部と前記下端曲折部とは、前記表面板金と前記ヒータ押さえ部との間に配置されており、
    前記ヒータ押さえ部は、
    前記表面枠型部材の上端部又は下端部において、前記2つの長辺部の間に架け渡された橋架部と、
    記橋架部前記貯蔵室側が開口するように形成されており、前記表面板金と前記表面枠型部材とを固定する固定部材を収容する収容部と、
    を有する蔵庫。
  2. 前記収容部は、側壁と、底壁とを有し、
    前記側壁は、前記橋架部と一体に形成されていると共に、筒状に構成されており、前記貯蔵室側の一端は開口を形成しており、前記表面板金の他端には前記底壁が形成されており、
    前記底壁は、平板状に形成されており、前記橋架部から前記表面板金側に突出している請求項1に記載の蔵庫。
  3. 前記側壁と前記底壁との間に面取部が形成されている請求項に記載の蔵庫。
  4. 前記固定部材がネジである請求項1〜3のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
  5. 前記ネジと、前記ヒータとの間には、前記底壁が配置されている請求項2に従属する請求項4又は請求項3に従属する請求項4に記載の蔵庫。
  6. 前記収容部は前記表面枠型部材の短手方向において前記橋架部の中央に前記貯蔵室側が開口するように直方体状に形成されている請求項1〜5のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
  7. 前記貯蔵室が冷蔵室であり、前記複数の扉が冷蔵室左扉及び冷蔵室右扉である請求項1〜6のいずれか1項に記載の冷蔵庫。
JP2019561400A 2017-12-25 2017-12-25 冷蔵庫 Active JP6851503B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2017/046395 WO2019130384A1 (ja) 2017-12-25 2017-12-25 冷凍冷蔵庫

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2019130384A1 JPWO2019130384A1 (ja) 2020-08-20
JP6851503B2 true JP6851503B2 (ja) 2021-03-31

Family

ID=67063284

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019561400A Active JP6851503B2 (ja) 2017-12-25 2017-12-25 冷蔵庫

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6851503B2 (ja)
WO (1) WO2019130384A1 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4155589B2 (ja) * 2006-08-28 2008-09-24 日立アプライアンス株式会社 冷蔵庫
JP5753379B2 (ja) * 2010-12-25 2015-07-22 ハイアールアジア株式会社 冷却貯蔵庫の扉装置
JP2014137192A (ja) * 2013-01-17 2014-07-28 Toshiba Corp 冷蔵庫
JP6382637B2 (ja) * 2014-08-22 2018-08-29 東芝ライフスタイル株式会社 冷蔵庫
JP2016200309A (ja) * 2015-04-08 2016-12-01 日立アプライアンス株式会社 冷蔵庫
JP5934953B1 (ja) * 2015-04-24 2016-06-15 パナソニックIpマネジメント株式会社 冷蔵庫

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2019130384A1 (ja) 2020-08-20
WO2019130384A1 (ja) 2019-07-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11226151B2 (en) Refrigerator
KR102186861B1 (ko) 냉장고
JP5269720B2 (ja) 冷蔵庫
US11060788B2 (en) Household refrigeration appliance with a door stop bar having a heating line thermally coupled thereto by a heat conducting transmission medium
JP5198104B2 (ja) 冷蔵庫
JP5812833B2 (ja) 冷蔵庫
JP6851503B2 (ja) 冷蔵庫
JP7514978B2 (ja) 冷蔵庫
JP2007155250A (ja) 冷蔵庫用載置棚及びそれを用いた冷蔵庫
JP5491823B2 (ja) 冷却貯蔵庫の機械室構造
TW201730491A (zh) 冰箱
JP6334418B2 (ja) 冷蔵庫
JP7493150B2 (ja) 冷蔵庫
JP7183448B2 (ja) 冷蔵庫
JP5871744B2 (ja) 冷蔵庫の扉およびこの扉を備えた冷蔵庫
JP6719646B2 (ja) 冷蔵庫
JP2010216764A (ja) 冷却庫のヒンジ部材取付構造
JP2008107045A (ja) 冷蔵庫
JP2019113201A (ja) 冷蔵庫
JP2005188840A (ja) 冷蔵庫
JP7079063B2 (ja) 冷蔵庫
JP7222724B2 (ja) 冷蔵庫
JP6847064B2 (ja) 冷蔵庫
WO2022190362A1 (ja) 冷蔵庫
WO2021186613A1 (ja) 冷蔵庫

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200210

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200210

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201110

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201228

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210209

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210309

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6851503

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250