JP6851165B2 - 水受け装置、水受け装置取り付け方法、及び、水受け装置取り付け構造 - Google Patents

水受け装置、水受け装置取り付け方法、及び、水受け装置取り付け構造 Download PDF

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Description

この発明は、浴槽の側壁に形成される貫通孔からの漏水を受け止めるための水受け装置、水受け装置取り付け方法、及び、水受け装置取り付け構造に関するものである。
従来より、例えば工場又は施工現場で浴槽の側壁に取り付けられ、浴槽の側壁に形成される貫通孔からの漏水を受け止めるように構成された、上面が開放された箱型の水受けが知られている。このような水受けにおいては、施工現場で水受けを接着により浴槽側壁に取り付ける場合は、接着が完全に硬化する前に、浴槽の立て起こしや他の工事を実施する際に、水受けへのぶつかり等の衝撃が加わって水受けが浴槽から落下、破損又は位置ずれするおそれなどがある。また、工場で水受けを浴槽側壁に取り付ける場合、安定した施工や十分な接着の硬化時間の確保が可能であるものの、その後の輸送時において水受けが浴槽側壁から大きく出っ張った状態となるので、輸送時のぶつかり等で水受けが落下又は破損するおそれなどがある。
このような問題に着目した技術として、工場で浴槽の側壁に土台(受材)が取り付けられ、施工現場で土台に水受け本体(水受け)が取り付けられ、浴槽の側壁に形成される貫通孔からの漏水を水受け本体によって受け止めるようにされた、構造がある(例えば、特許文献1)。特許文献1では、水受け本体は、土台に締結されることによって、あるいは、浴槽に近づく方向に土台に装着されると土台の左右両側の規制片によって弾性的に保持されることによって、土台に取り付けられる。
特開2000-88357号公報
しかし、特許文献1のような水受け装置では、例えば水受け本体を土台に取り付ける際等の施工性が十分に良好ではなく、また、例えば輸送時や施工時等に受けうる衝撃に対して土台又は水受け本体が破損したり外れたり所期した位置から位置ずれしたりし易い、などといった問題があった。
この発明は、上述した課題を解決するためのものであり、水受け装置の施工性を向上でき、水受け装置の破損、外れ及び位置ずれを抑制できる、水受け装置、水受け装置取り付け方法、及び、水受け装置取り付け構造を、提供することを目的とするものである。
本発明の水受け装置は、浴槽の側壁に形成される貫通孔からの漏水を受け止めるための水受け装置であって、前記浴槽の前記側壁の側壁外面に取り付けられる土台と、上側が開放した水受け空間を区画し、前記土台に係合可能に構成された、水受け本体と、を備え、前記土台は、前記浴槽の前記側壁外面に取り付けられる平板状の取付部と、前記取付部から、前記取付部に対して前記浴槽とは反対側に連続する、土台係合部と、を有し、前記水受け本体は、前記土台係合部に上側から係合できるように構成された本体係合部を有している。
本発明の水受け装置によれば、水受け装置の施工性を向上でき、水受け装置の破損、外れ及び位置ずれを抑制できる。
本発明の水受け装置において、前記土台係合部は、上側を向いたフック状に構成され、前記本体係合部は、下側が開放された溝を区画していると、好適である。
この構成によれば、水受け装置の施工性を向上でき、水受け装置の破損、外れ及び位置ずれを抑制できる。
本発明の水受け装置において、前記水受け本体は、前記水受け本体が前記土台に係合した状態において、前記土台の上側で前記浴槽側に突出する、浴槽接触部を有しており、前記水受け本体が前記土台に係合した状態において、前記浴槽接触部の前記浴槽側の面は、前記取付部の前記浴槽側の面と面一となることで、前記浴槽の前記側壁外面に接触し得るようにされていると、好適である。
この構成によれば、漏水をより確実に受け止めることができる。
本発明の水受け装置において、前記土台が前記浴槽の前記側壁外面に取り付けられ、かつ、前記水受け本体が前記土台に係合した状態において、前記浴槽の前記側壁外面のうち、前記土台に対向する側壁外面部分は、鉛直方向に対して傾斜しており、前記水受け本体の上側開放端面は略水平であると、好適である。
この構成によれば、水受け本体の上側開放端面の面積を一定で考えたときに、水受け本体の上側開放端面が略水平でない場合に比べて、水受け容量をより大きく確保できるので、漏水をより確実に受け止めることができる。
本発明の水受け装置において、前記土台が前記浴槽の前記側壁外面に取り付けられ、かつ、前記水受け本体が前記土台に係合した状態において、前記浴槽の前記側壁の壁厚方向に沿う鉛直断面を観たときに、前記水受け本体の前記水受け空間は、前記水受け本体の上側開放端面からの深さが一定である、深さ一定部と、前記深さ一定部における前記浴槽から遠いほうの端部から連続するとともに、前記浴槽から遠ざかるにつれて徐々に前記上側開放端面からの深さが浅くなる、深さ漸減部と、を有していると、好適である。
この構成によれば、水受け容量の低下を抑制しつつ、水受け装置を外れにくくすることができる。
本発明の水受け装置において、前記水受け本体が前記土台に係合した状態において、前記本体係合部と前記土台係合部との間には隙間が形成されるようにされており、これにより、接着剤が前記隙間に入り込むことができるようにされていると、好適である。
この構成によれば、例えば、本体係合部及び土台係合部の少なくとも一方に接着剤を塗布してから両者を係合させれば、接着剤が本体係合部と土台係合部との間の隙間に入り込むことができるので、水受け本体の土台への接続強度、ひいては水受け装置と浴槽との接続強度を、向上できる。
本発明の水受け装置において、前記土台の前記取付部は、前記取付部を貫通する開口を有しており、前記水受け本体が前記土台に係合した状態において、前記水受け本体の一部は、前記取付部の前記開口と対向すると、好適である。
この構成によれば、例えば、水受け本体、土台、及び浴槽の少なくともいずれかにおける上記開口の近傍部分に接着剤を塗布してから水受け本体を土台に係合させれば、接着剤が開口内に入り込んで水受け本体、土台、及び浴槽どうしを接着させることができるので、水受け装置と浴槽との接続強度を向上できる。
本発明の水受け装置において、前記水受け本体は、前記水受け本体の左右両側に、排水通路を有していると、好適である。
この構成によれば、施工現場において両側の排水通路のうち使い勝手のよい方の排水通路のみを選択して使用することができる。
本発明の水受け装置において、前記土台係合部及び前記本体係合部のうち少なくとも一方は、前記水受け本体が前記土台に係合した状態において、前記本体係合部が前記土台係合部に対して前記水受け本体の左右方向に移動するのを規制できるように構成されていると、好適である。
この構成によれば、水受け本体が土台に対して左右方向に位置ずれしにくくなる。
本発明の水受け装置において、前記浴槽の前記側壁に形成される前記貫通孔は、前記水受け装置の上側に形成されて、追焚き循環金具が取り付けられるためのものであるとよい。
本発明の水受け装置取り付け方法は、上記の水受け装置を、前記浴槽の前記側壁の側壁外面に取り付けるための、水受け装置取り付け方法であって、前記浴槽の施工現場への納入前において、前記土台の前記取付部を、前記浴槽の前記側壁外面に取り付ける、工程と、前記浴槽の施工現場において、前記本体係合部を前記土台係合部に上側から係合させることによって、前記水受け本体を前記土台に取り付ける、工程と、を含む。
本発明の水受け装置取り付け方法によれば、水受け装置の施工性を向上でき、水受け装置の破損、外れ及び位置ずれを抑制できる。
本発明の水受け装置取り付け構造は、浴槽の側壁と、前記浴槽の前記側壁に取り付けられているとともに、前記浴槽の前記側壁に形成される貫通孔からの漏水を受け止めるように構成された、水受け装置と、を備えた、水受け装置取り付け構造であって、前記浴槽の前記側壁のうち、前記水受け装置に対向する側壁部分は、外面が平坦面であり、内面が曲面である。
本発明の水受け装置取り付け構造によれば、例えば、水受け装置の各部品をあらゆる型の浴槽に兼用させることができるようになる。
この発明によれば、水受け装置の施工性を向上でき、水受け装置の破損、外れ及び位置ずれを抑制できる、水受け装置、水受け装置取り付け方法、及び、水受け装置取り付け構造を、提供することができる。
本発明の一実施形態に係る水受け装置を備えたユニットバスを、一部切り欠き断面により示す、斜視図である。 図1の水受け装置を、土台が浴槽に取り付けられた状態で示す、分解斜視図である。 図3(a)は、図1の水受け装置を、浴槽への取り付け状態で、図1のA−A線に沿う断面により示す、水平断面図であり、図3(b)は、図1の水受け装置を、浴槽への取り付け状態で、図1のB−B線に沿う断面により示す、鉛直断面図である。 図4(a)は、図1の水受け装置を上側から観たときの斜視図であり、図4(b)は、図1の水受け装置を下側から観たときの斜視図である。 図5(a)は、本発明の水受け装置の一変形例を浴槽への取り付け状態で示す鉛直断面図であり、図5(b)は、本発明の水受け装置の別の変形例を浴槽への取り付け状態で示す鉛直断面図である。
以下に、図面を参照しつつ、この発明に係る水受け装置、水受け装置取り付け方法、及び、水受け装置取り付け構造の実施形態を例示説明する。
図1〜図4は、本発明の水受け装置、水受け装置取り付け方法、及び、水受け装置取り付け構造の一実施形態を説明するための図である。
図1は、本実施形態の水受け装置40を備えたユニットバス1を示している。ユニットバス1は、本実施形態の水受け装置40と、浴槽10と、洗い場(床パネル)20と、図示しない壁パネル及び天井パネルと、を備えており、浴室全体を構成している。本例において、浴槽10及び洗い場20どうしはエプロン30により連結されている。浴槽10及び洗い場20は、一体に構成されてもよいし、別体に構成されてもよい。本例において、ユニットバス1は、浴槽10の下側に水受けパンを備えない洗い場付浴槽である。
浴槽10の側壁100(浴槽10の底壁から上側に延在する環状部分。以下、「浴槽側壁100」ともいう。)には、側壁100を貫通する貫通孔111が形成されている。そして、追焚き循環アダプタ(追焚き循環金具)50が、貫通孔111を介して、浴槽側壁100に取り付けられている。図1の例では、浴槽10の側壁100のうち、洗い場20側から見て左側の側壁部分100Lに、追焚き循環アダプタ50が配設されている。追焚き循環アダプタ50は、吸い込み用の配管と吐き出し用の配管とを介して、浴室外部に設置された追焚き釜(図示省略)に接続されている。水受け装置40は、貫通孔111及び追焚き循環アダプタ50の下側において、浴槽側壁100に取り付けられている。
このように追焚き用の配管を浴槽10の側壁100に設ける場合、貫通孔111の近傍から、漏水が発生する場合がある。浴槽10の下側に水受けパンを備えない洗い場付浴槽では、貫通孔111近傍からの漏水がユニットバスの外部に流れ出るおそれがあり、その場合、床下の湿度が上がったり、床下の部材(根太等)が濡れたり、あるいは、その漏水が下の階に伝わったりするなど、様々な弊害が出るおそれがある。水受け装置40は、貫通孔111の近傍から浴槽側壁100を伝って流れ落ちる漏水を受け止めて、漏水がスラブ2側に流れ落ちるのを防止するためのものである。水受け装置40によって受け止められた漏水は、水受け装置40に接続されたホース60を通って、エプロン32に設けられた貫通孔32へと流れ、そこから洗い場20に排出される。
エプロン30には、追焚き循環アダプタ18等を点検するための点検口31が設けられている。この点検口31は、通常時にはカバー(図示省略)で覆われるが、例えば追焚き循環アダプタ50の施工時や点検時等に、開放される。図1の例では、水受け装置40が、洗い場20側から点検口31を通して見える位置にある。
図2に示すように、水受け装置40は、浴槽側壁100の外面110a(以下、「側壁外面110a」ともいう。)に取り付けられる土台41と、上側が開放した漏水を受け止めるための水受け空間Sを区画する、水受け本体42と、を備えている。水受け本体42は、土台41に取り付け可能に構成されている。
本実施形態では、土台41は、施工現場に浴槽10が納入(搬入)される前の段階(例えば、浴槽10の製造段階)で、浴槽側壁100の側壁外面110aに取り付けられる。土台41を浴槽側壁100に取り付ける方法は、浴槽10に孔を空けなくて済むような、両面テープ又は接着剤による接着が好ましいが、ネジによる締結等の他の方法でもよい。その後、浴槽10は、土台41が取り付けられた状態で施工現場に輸送される。施工現場では、水受け本体42が土台41に取り付けられる。
このように、本実施形態では、水受け装置40を土台41と水受け本体42とに分割して構成し、施工現場への納入前の段階で土台の取り付けを行い、施工現場で水受け本体42の取り付けを行うようにしている。施工現場において水受け本体42を土台41に取り付ける作業は、例えば、ユニットバス1の施工士によって行われる。水受け装置40の上側での貫通孔111の形成や追焚き循環アダプタ50の施工は、例えば、水受け装置40の施工完了後に、追焚き業者又は配管業者によって行われる。図2では、貫通孔111を破線により示している。
仮に、水受け装置40を水受け本体42のみで構成し、浴槽10の施工現場で水受け装置40を接着により浴槽側壁100に取り付ける場合は、接着が完全に硬化する前に、浴槽10の立て起こしや他の工事を実施する際に、水受け装置40にぶつかり等の衝撃が加わって水受け装置40が浴槽10から落下又は破損するおそれがあり、また、作業環境の悪い中で、安定した施工がしづらく、水受け装置40が浴槽10上の所期した位置から位置ずれするおそれがある、といった問題がある。また、仮に、水受け装置40を水受け装置40のみで構成し、浴槽10の施工現場への納入前の段階で水受け装置40を浴槽側壁100に取り付ける場合、安定した施工や十分な接着の硬化時間の確保が可能であるものの、その後の輸送時において水受け装置40が浴槽側壁100から大きく出っ張った状態となるので、輸送時のぶつかり等で水受け装置40が落下又は破損するおそれがあり、また、輸送時に浴槽10どうしを重ねることが難しくなるので、輸送効率が低下する、といった問題がある。
本実施形態では、水受け装置40を土台41と水受け本体42とに分割して構成したので、施工現場への納入前の段階で土台41の取り付けを行い、施工現場で水受け本体42の取り付けを行うようにすれば、水受け本体42よりも薄く構成される土台41が、浴槽側壁100からの出っ張りが少ない状態で輸送されるので、輸送時に土台41が落下又は破損するおそれが低く、また、輸送時に浴槽10どうしを重ねることも容易となるので、輸送効率に悪影響を与えることがない。また、施工現場では、既に土台41が浴槽側壁100にしっかりと固定された状態にあるので、土台41が落下又は位置ずれするおそれがない。そのため、土台41を浴槽側壁100上の所期したとおりの位置に設置できるので、例えば浴槽10をこれ以上動かさない状況になってから、水受け本体42を土台41に取り付けるだけで、水受け装置40を位置ずれや破損なく施工することが可能となる。
図2に示すように、水受け本体42は、土台41に係合可能に構成されている。水受け本体42は、土台41に係合されることにより、土台41に取り付けられる。
土台41は、例えば、一枚の金属板に切削加工や折り曲げ加工を施して形成される。土台41は、浴槽10の側壁外面110aに取り付けられる、平板状の取付部411と、取付部411から、取付部411に対して浴槽10とは反対側に連続する、土台係合部414と、を有している。取付部411と土台係合部414とは一体に構成されている。取付部411は、浴槽10の側壁外面110aに対して平行に指向された状態で、例えば両面テープを介して、側壁外面110aに対向し、これに固定される。土台係合部414は、本例において、上側を向いたフック状(L字状)に構成されており、具体的には、取付部411から連続して、例えば取付部411に対して略垂直に、浴槽10から離れるほうへ延在する、連結部412と、連結部412における浴槽10から遠いほうの端部から上側へ延在しそこで終端する突起部413と、を有している。
図2及び図3に示すように、水受け本体42は、上側が開放された箱状に構成されており、土台41を介して浴槽側壁100に対向配置される背壁425と、水受け装置40の左右両側のサイド壁427と、背壁425よりも浴槽側壁100から離れた位置で、背壁425と対向する前壁426とを、有している。背壁425、一対のサイド壁427、前壁426により、上側が開放された水受け空間Sが区画されている。水受け本体42は、背壁425の下側部分に、本体係合部423を有している。本体係合部423は、土台係合部414に、上側から係合できるように構成されている。より具体的には、図3(b)に示すように、浴槽側壁100の壁厚方向(ひいては、取付部411の板厚方向)に沿う鉛直断面を観たときに、本体係合部423は、本例において、下側が開放された逆U字状に構成されており、その内部に、下側が開放された溝部423bを区画している。本体係合部423がフック状の土台係合部414に上側から掛けられることで、本体係合部423の溝部423bに土台係合部414の突起部413が差し込まれ、これにより、本体係合部423が土台係合部414に係合する。
このように、本実施形態では、本体係合部423が土台係合部414に上側から係合されることにより、水受け本体42が土台41に取り付けられるように構成されているので、例えば特許文献1のように水受け本体42が土台41にネジにより締結される場合や、水受け本体42が浴槽10に近づく方向に土台41に装着される場合などに比べて、施工現場において狭い作業環境の中で水受け本体42を土台41に取り付ける作業がし易くなる。また、施工現場において、別の作業をするために、一時的に水受け本体42を土台41から取り外す際にも、取り外す作業がし易くなる。このように、水受け装置40の施工性を向上できる。
また、本実施形態では、土台41を全体的に薄くできるので、土台41を浴槽10に取り付けた状態で輸送する際に、土台41が外部からの衝撃に対して外れにくく、また、浴槽10どうしを重ね合わせた状態での輸送がし易くなる。また、土台41の構造をシンプルにできるので、土台41の製造が簡単となる。また、土台41の取付部411が平板状であるので、広い接触面積をもって、取付部411を浴槽側壁100に固定できる点でも、土台41を浴槽10から外れにくくすることができる。
なお、本例とは逆に、土台係合部414が、上側が開放されたU字状に構成されて、その内部に、上側が開放された溝部を区画し、本体係合部423が、下側を向いたフック状(逆L字状)又は下側に延在する突起状に構成されることにより、本体係合部423が土台係合部414に上側から係合可能に構成されてもよい。ただし、本例のように土台係合部414がフック状に構成される場合のほうが、土台41を薄く構成でき、また、土台41の構造をシンプルにできるので、好適である。
図2〜図4に示すように、本例において、水受け本体42の背壁425は、水受け本体42が土台41に係合した状態において、土台41の上側で浴槽10側に突出する、浴槽接触部421を有している。図3に示すように、水受け本体42が土台41に係合した状態において、浴槽接触部421の浴槽側の面は、取付部411の浴槽側の面と面一となることで、浴槽10の側壁外面110aに接触し得るようにされている。これにより、水受け装置40の上側に形成される貫通孔111から側壁外面110aを伝って流れ落ちてくる漏水が水受け本体42の背壁425と側壁外面110aとの間を通ってスラブ2側に流れ落ちるのを抑制し、漏水が水受け本体42の背壁425より水受け空間S側に流れるようにすることができる。このため、漏水を、水受け装置40によって、より確実に受け止めることができる。
図3(b)に示すように、本例では、水受け本体42が土台41に係合した状態において、本体係合部423と土台係合部414とは、緩い嵌合状態となるものであり、言い換えれば、本体係合部423と土台係合部414との間に遊び(隙間)があるようにされている。より具体的に、本例では、浴槽側壁100の厚み方向(ひいては、取付部411の厚み方向)に沿う鉛直断面を観たときに、本体係合部423の溝部423bの溝幅が、土台係合部414の突起部413の板厚よりも、わずかに大きくされている。このため、突起部413が溝部423bに差し込まれた状態では、突起部413と溝部423bとの間に隙間が形成される。このようにすることで、例えば、水受け本体42を土台41に係合させる直前に、本体係合部423及び土台係合部414のうち少なくとも一方(例えば、土台係合部414の連結部412の上)にコーキング剤等の接着剤70を塗布し、それから本体係合部423を土台係合部414に係合させれば、本体係合部423と土台係合部414との間の隙間に接着剤70が入り込むことができるので、本体係合部423と土台係合部414とを接着剤70によって接着させることが可能となる。これにより、水受け本体42の土台41への接続強度、ひいては水受け装置40と浴槽10との接続強度を、向上できる。
なお、本体係合部423と土台係合部414とが、遊びのない、ぴったりとした嵌合状態となるように設計することも可能ではあるが、その場合、製造上生じうる誤差によって、本体係合部423及び土台係合部414どうしが嵌らなくなるおそれもある。本例のようにすれば、本体係合部423及び土台係合部414どうしが嵌らなくなるおそれを回避しつつ、接着剤70を用いることで、外部からの衝撃等によって水受け本体42が土台41から外れたり土台41から位置ずれしたりするのを、さらに効果的に抑制できる。
図2及び図3(b)に示すように、本例において、土台41の取付部411は、取付部411を貫通する開口411aを有している。本例では、取付部411の開口411aは、連結部412の上側に配置されている。水受け本体42が土台41に係合した状態において、水受け本体42の背壁425の一部は、取付部411の開口411aを覆うように、開口411aと対向する。このため、水受け本体42の背壁425の一部は、取付部411の開口411aを介して、浴槽側壁100と対向することとなる。このようにすることで、例えば、水受け本体42を土台41に係合させる直前に、土台41のうち開口411a近傍の部分、浴槽側壁100のうち開口411aに対向する部分、ならびに、水受け本体42の背壁425のうち開口411a及びその近傍に対向する部分のうち、少なくともいずれか一つ(例えば、土台41の連結部412の上)にコーキング剤等の接着剤70を塗布し、それから本体係合部423を土台係合部414に係合させれば、接着剤70が開口411a内に入り込むことができるので、開口411aを介して、水受け本体42、土台41、及び浴槽10どうしを接着剤70により接着させることが可能となる。これにより、水受け装置40と浴槽10との接続強度を向上できる。このため、外部からの衝撃による水受け装置40の破損、外れ及び位置ずれを、さらに効果的に抑制できる。また、この場合、仮に、浴槽10の施工現場への納入前に土台41を浴槽側壁100に取り付ける際に、土台41の取り付け強度を、その後の輸送時及び施工時に受け得る衝撃に耐えられるに必要最低限にとどめておいたとしても、施工現場において水受け本体42を土台41に取り付ける際に、接着剤70によって土台41と浴槽側壁100とがさらに強固に接着固定されることとなるので、最終的な接着強度は十分となる。
本例では、土台係合部414及び本体係合部423のうち少なくとも一方は、水受け本体42が土台41に係合した状態において、本体係合部423が土台係合部414に対して水受け本体42の左右方向に移動するのを規制できるように構成されている。
なお、水受け本体42又は水受け装置40の「左右方向」とは、水受け本体装置40又は水受け装置40から、浴槽10とは反対側を観たときの、左右方向を指す。水受け本体42又は水受け装置40の「前方向」、「後方向」とは、水受け本体42又は水受け装置40から、浴槽10とは反対側に向かう方向、浴槽10に向かう方向を、それぞれ指す。
より具体的に、本例では、図4(b)に示すように、本体係合部423の溝部423bと土台係合部414の突起部413とが、それぞれ、左右方向に直線状に延在しており、本体係合部423の溝部423b内には、その左右両側に、上下に延在するリブ状の横ずれ規制部423aが設けられている。これら一対の横ずれ規制部423aどうしの左右方向距離は、土台係合部414の突起部413の左右方向幅よりも若干長くされている。そして、本体係合部423が土台係合部414に係合した状態では、突起部413が一対の横ずれ規制部423aどうしの間に位置するようにすれば、突起部413の左右方向の移動が一対の横ずれ規制部423aによって規制される。よって、水受け本体42が土台41に対して左右方向に位置ずれしにくくなる。
なお、横ずれ規制部423aを設ける代わりに、本体係合部423の溝部423bと土台係合部414の突起部413とを、それぞれ、浴槽10から離れる方向(水受け装置40の前方)又は浴槽10に近づく方向(水受け装置40の後方)に向かって凸の湾曲状又は屈曲状に延在させるようにしても、本体係合部423が土台係合部414に対して水受け本体42の左右方向に移動するのを規制できる。ただし、製造し易さの観点からは、本例のように溝部423bに横ずれ規制部423aを設ける構成のほうがよい。
ところで、近年の浴槽のデザインの傾向としては、均一な肉厚をもって成形される浴槽側壁100の内面及び外面が、曲面の部分を多く有するものが、見られるようになってきている。そのような浴槽の曲面の部分の形状は、浴槽の型ごとに異なっているのが現状である。水受け装置40によって貫通孔111からの漏水を確実に受け止めるためには、水受け装置40が浴槽側壁100に密着している必要があるが、浴槽の側壁外面の形状が異なれば、それに合わせて水受け装置40の形状も変える必要がある。
そこで、浴槽10の形状の設計を、浴槽側壁100のうち、少なくとも水受け装置40に対向することとなる側壁部分で、浴槽側壁100の肉厚を調整して、内面100bが曲面であっても、外面110aを平坦面にするとよい。例えば、本例では、図1及び図3に示すように、浴槽側壁100のうち、水受け装置40及び追焚き循環アダプタ50の取り付け位置及びその近傍に対応する側壁部分110のみで、浴槽側壁100の肉厚が他の部分のように均一ではなく、内面110bが鉛直断面及び水平断面で観たときに湾曲した曲面であり、外面110aが平坦面である。そして、本例のように、水受け装置40の浴槽10側の面の形状を平坦にすることで、水受け装置40を、この側壁部分110の平坦な外面110aに密着させることができる。あらゆる型の浴槽10の形状の設計を上述のようにすれば、水受け装置40の形状を浴槽10の型によって変える必要がないので、水受け装置40をあらゆる型の浴槽10に兼用できるようになる。
なお、浴槽側壁100のうち、外面110aが平坦面で内面110bが曲面であるような側壁部分110の外面110aは、小さすぎると水受け装置40や追焚き循環アダプタ50の施工性が低下するおそれがあり、大きすぎると浴槽10の成形に必要な材料が増えて、コスト増大に繋がるおそれがある。
このような観点から、外面110aが平坦面で内面110bが曲面であるような側壁部分110の外面110aは、図3(a)のような水平断面において外面110aに沿って測ったときの外面110aの延在長さが、例えば150〜300mmであると好適であり、例えば約250mmであるとよい。
また、外面110aが平坦面で内面110bが曲面であるような側壁部分110の外面110aは、図3(b)のような壁厚方向に沿う鉛直断面において外面110aに沿って測ったときの外面110aの延在長さが、例えば90〜300mmであると好適であり、例えば約250mmであるとよい。特に、図3(b)のような壁厚方向に沿う鉛直断面において外面110aに沿って測ったときの外面110aの延在長さが、約150〜300mm(例えば約250mm)である場合は、水受け装置40の上側において追焚き循環アダプタ50の設置位置も平坦にすることができる。一方、水受け装置40の設置位置のみで平坦とする場合は、図3(b)のような壁厚方向に沿う鉛直断面において外面110aに沿って測ったときの外面110aの延在長さは、約90〜110mm(例えば約100mm)とするとよい。
図1に示すように、本例では、浴槽10の側壁100が、上側に向かうにつれて徐々に浴槽10の中心から離れるように、延在している。これに伴い、図3(b)に示すように、浴槽10の側壁外面のうち、土台41の取り付け位置に対向する側壁外面部分110aが、本例では上側に向かうにつれて徐々に浴槽10の中心から離れる向きに、鉛直方向に対して傾斜した、平坦面からなる。本例では、このような側壁外面部分110aに水受け装置40を取り付けたときに、水受け本体2の上側開放端面422が略水平となるようにされている。具体的には、水受け本体42が土台41に係合した状態において、水受け本体2の上側開放端面422が略水平となるように指向させたとき、土台41の取付部411は、鉛直方向に対して傾斜しており、その鉛直方向に対する鋭角側の傾斜角度は、土台41の取り付け位置に対応する側壁外面部分110aの鉛直方向に対する鋭角側の傾斜角度と、略同一にされている。これにより、土台41が浴槽10の側壁外面110aに取り付けられ、かつ、水受け本体42が土台41に係合した状態において、土台41の取付部411は、土台41に対向する側壁外面部分110aに平行に、鉛直方向に対して傾斜し、水受け本体42の上側開放端面422は略水平となる。このようにすることにより、水受け本体42の上側開放端面の面積を一定で考えたときに、例えば水受け本体2の上側開放端面422が略水平でない場合に比べて、水受け容量をより大きく確保できるので、貫通孔111からの漏水をより確実に受け止めることができる。
なお、図5(a)に変形例を示すように、浴槽側壁100のうち、土台41の取り付け位置に対応する側壁外面部分110aは、鉛直方向に沿って延在していてもよい。その場合も、土台41が浴槽10の側壁外面110aに取り付けられ水受け本体42が土台41に係合した状態において、取付部411はこの側壁外面部分110aに平行であるとともに、水受け本体2の上側開放端面422が略水平となるようにされるとよい。
図3(b)に示すように、本例において、水受け本体42の内側に区画される水受け空間Sは、浴槽側壁100の壁厚方向(ひいては、取付部411の板厚方向)に沿う鉛直断面を観たときに、概略的に、上底が下底よりも長く、下底が浴槽10側に片寄ったような、略台形状をなしている。より具体的には、土台41が浴槽10の側壁外面110aに取り付けられ、かつ、水受け本体42が土台41に係合した状態において、浴槽側壁100の壁厚方向(ひいては、取付部411の板厚方向)に沿う鉛直断面を観たときに、水受け空間Sは、浴槽10から遠ざかる間、水受け本体42の上側開放端面422からの深さが一定である、深さ一定部S1と、深さ一定部S1における浴槽10から遠いほうの端部から連続するとともに、浴槽10から遠ざかるにつれて徐々に上側開放端面422からの深さが浅くなる、深さ漸減部S2と、を有している。深さ一定部S1の下端は、上側開放端面422に平行に延在する底壁428によって区画され、深さ漸減部S2の下端は、浴槽10から遠ざかるにつれて徐々に上側に向かって延びる前壁426によって区画される。このような構成とすることで、例えば、水受け空間Sの前後方向の長さを一定として考えたときに、仮に水受け空間Sがその前後方向のほぼ全長にわたって深さ一定部S1からなる場合(ひいては、鉛直断面における水受け空間Sが略四角形状である場合)に比べて、水受け容量は少し低下するが、例えば水受け本体42内に溜まった水の荷重やぶつかり等の衝撃によって、水受け本体42の浴槽10側の端部の周りで水受け本体42に下向きに働くモーメントを、小さくできるので、その分、水受け本体42や土台41の外れをより抑制できる。また、例えば、水受け空間Sの前後方向の長さを一定として考えたときに、仮に水受け空間Sが、図5(b)に示すような、その前後方向のほぼ全長にわたって深さ漸減部S2からなる場合(ひいては、鉛直断面における水受け空間Sが略三角形状である場合)に比べて、下向きの外力によるモーメントが少し大きくなるが、水受け容量を増大できる。このように、水受け空間Sが、深さ一定部S1と、その浴槽10から遠い側の深さ漸減部S2とを有することにより、水受け本体42の浴槽10側の端部の周りで水受け本体42に下向きに働くモーメントを十分に小さくでき、ひいては、水受け装置40を浴槽10から外れにくくできるとともに、水受け容量を十分に確保できる。
ただし、水受け本体42は、水受け空間Sがその前後方向のほぼ全長にわたって深さ一定部S1からなる(ひいては、鉛直断面における水受け空間Sが略四角形状である)ものでもよい。あるいは、水受け本体42は、図5(b)に示すような、その前後方向のほぼ全長にわたって深さ漸減部S2からなる(ひいては、鉛直断面における水受け空間Sが略三角形状である)ものでもよい。なお、図5(b)の例では、水受け本体42は、底壁428を有していない。
また、図3(b)、図5(a)、図5(b)に示すように、水受け空間Sが深さ漸減部S2を有する場合、深さ漸減部S2の下端(ひいては水受け本体42の前壁426)は、実線で示すように、浴槽10から遠ざかるにつれて徐々に上側に向かうように、まっすぐに延びてもよいし、あるいは、二点鎖線で示すように、下側に凸の湾曲形状に沿って、浴槽10から遠ざかるにつれて徐々に上側に向かって延びてもよい。後者の場合、水受け容量をさらに増大できる。
図3及び図4に示すように、本例において、水受け本体42は、水受け本体42の左右両側に、水受け空間Sから連続する排水通路424a有している。各排水通路424aは、それぞれ、排水口424の内部に区画されている。本例において、両側の排水口424は、予め、末端部が塞がった状態とされており、ひいては、排水通路424aが、排水口424の内部で終端した状態とされている。水受け装置40は、点検口31の位置によっては、浴槽側壁100のうち、洗い場20側から観て、本例のように左側の側壁部分100Lに配置される場合と、エプロン31に近接対向する側壁部分100Fに配置される場合と、右側の側壁部分100Rに配置される場合と、がある。水受け本体42が左右両側に排出口424を有することによって、施工現場において、浴槽10に対する水受け装置40の配置などに応じて、一対の排水口424のうち、使い勝手のよいほうの排水口424を選択してホース60に接続することができる。この際、使用するほうの排水口424の末端部をドリル等で開口させ、これにより、当該排水口424の排水通路424aを水受け本体42の外部に連通させてから、当該排水口424をホース60に接続する。
図3及び図5の例のように、水受け本体42の背壁425及び前壁426のうち少なくとも一方が鉛直方向に交わる方向に延在している場合、水受け本体42の背壁425及び前壁426がリバーシブルではなく、すなわち、前壁426が浴槽10側となるように水受け本体42を浴槽10に取り付けることができないので、左右両側に排水通路424aがあることは、特に有利である。
なお、両側の排水口424は、予め、末端部が開口した状態とされ、ひいては、予め、排水通路424aが、水受け本体42の外部に連通された状態とされてもよい。その場合、施工現場において、使用しないほうの排水口424の末端部をキャップ等で塞ぐようにするとよい。
なお、水受け装置40は、浴槽10の下側に水受けパンを備えない洗い場付浴槽の浴槽10以外にも、浴槽の下側に水受け構造体の無いような任意の浴槽に取り付けられると好適である。
本発明による水受け装置、水受け装置取り付け方法、及び、水受け装置取り付け構造は、例えば洗い場付浴槽に利用できる。
1:ユニットバス、 2:スラブ、 10:浴槽、 20:洗い場、 30:エプロン、 31:点検口、 32:貫通孔、 40:水受け装置、 41:土台、 42:水受け本体、 50:追焚き循環アダプタ、 60:ホース、 70:接着剤、 100:浴槽の側壁、100L、100R、100F、110:浴槽の側壁部分、 110a:外面、 110b:内面、 111:貫通孔、 411:取付部、 411a:開口、 412:連結部、 413:突起部、 414:土台係合部、 421:浴槽接触部、 422:上側開放端面、 423:本体係合部、 423a:横ずれ規制部、 423b:溝部、 424:排水口、 424a:排水通路、 425:背壁、 426:前壁、 427:サイド壁、 428:底壁、 S:水受け空間、 S1:深さ一定部、 S2:深さ漸減部

Claims (8)

  1. 浴槽の側壁に形成される貫通孔からの漏水を受け止めるための水受け装置であって、
    前記浴槽の前記側壁の側壁外面に取り付けられる土台と、
    上側が開放した水受け空間を区画し、前記土台に係合可能に構成された、水受け本体と、
    を備え、
    前記土台は、
    前記浴槽の前記側壁外面に取り付けられる平板状の取付部と、
    前記取付部から、前記取付部に対して前記浴槽とは反対側に連続する、土台係合部と、
    を有し、
    前記水受け本体は、前記土台係合部に上側から係合できるように構成された本体係合部を有しており、
    前記水受け本体は、前記水受け本体が前記土台に係合した状態において、前記土台の上側で前記浴槽側に突出する、浴槽接触部を有しており、
    前記水受け本体が前記土台に係合した状態において、前記浴槽接触部の前記浴槽側の面は、前記取付部の前記浴槽側の面と面一となることで、前記浴槽の前記側壁外面に接触し得るようにされている、水受け装置。
  2. 浴槽の側壁に形成される貫通孔からの漏水を受け止めるための水受け装置であって、
    前記浴槽の前記側壁の側壁外面に取り付けられる土台と、
    上側が開放した水受け空間を区画し、前記土台に係合可能に構成された、水受け本体と、
    を備え、
    前記土台は、
    前記浴槽の前記側壁外面に取り付けられる平板状の取付部と、
    前記取付部から、前記取付部に対して前記浴槽とは反対側に連続する、土台係合部と、
    を有し、
    前記水受け本体は、前記土台係合部に上側から係合できるように構成された本体係合部を有しており、
    前記土台の前記取付部は、前記取付部を貫通する開口を有しており、
    前記水受け本体が前記土台に係合した状態において、前記水受け本体の一部は、前記取付部の前記開口と対向する、水受け装置。
  3. 前記土台係合部は、上側を向いたフック状に構成され、
    前記本体係合部は、下側が開放された溝を区画している、請求項1又は2に記載の水受け装置。
  4. 前記土台が前記浴槽の前記側壁外面に取り付けられ、かつ、前記水受け本体が前記土台に係合した状態において、前記浴槽の前記側壁外面のうち、前記土台に対向する側壁外面部分は、鉛直方向に対して傾斜しており、前記水受け本体の上側開放端面は水平である、請求項1〜のいずれか一項に記載の水受け装置。
  5. 前記水受け本体は、前記水受け本体の左右両側に、排水通路を有している、請求項1〜のいずれか一項に記載の水受け装置。
  6. 前記土台係合部及び前記本体係合部のうち少なくとも一方は、前記水受け本体が前記土台に係合した状態において、前記本体係合部が前記土台係合部に対して前記水受け本体の左右方向に移動するのを規制できるように構成されている、請求項1〜のいずれか一項に記載の水受け装置。
  7. 前記浴槽の前記側壁に形成される前記貫通孔は、前記水受け装置の上側に形成されて、追焚き循環金具が取り付けられるためのものである、請求項1〜のいずれか一項に記載の水受け装置。
  8. 請求項に記載の水受け装置を、前記浴槽の前記側壁の側壁外面に取り付けるための、水受け装置取り付け方法であって、
    前記浴槽の施工現場への納入前において、前記土台の前記取付部を、前記浴槽の前記側壁外面に取り付ける、工程と、
    前記浴槽の施工現場において、前記土台のうち前記開口近傍の部分、前記浴槽の前記側壁のうち前記開口に対向する部分、ならびに、前記水受け本体の背壁のうち前記開口及びその近傍に対向する部分のうち、少なくともいずれか一つに接着剤を塗布し、その後、前記本体係合部を前記土台係合部に上側から係合させることによって、前記水受け本体を前記土台に取り付ける、工程と、
    を含む、水受け装置取り付け方法。
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