JP6850419B2 - リチウムイオン二次電池 - Google Patents

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Description

本発明は、リチウムイオン二次電池に関する。詳しくは、複数の極板が積層されて構成された電極体を備えるリチウムイオン二次電池に関する。
近年、リチウムイオン二次電池は、車両搭載用電源、あるいはパソコンおよび携帯端末の電源として好ましく用いられている。この種のリチウムイオン二次電池の一つとして、正負の電極がセパレータを介して交互に積層された電極体を備える電池構造が知られている。例えば、特許文献1には、集電タブ付きの極板を多数枚備えた極板群を有するリチウムイオン二次電池が開示されている。同公報では、極板群の複数枚のタブが、極板群の積層方向に並ぶ複数のタブ束を構成するように束ねられている。そして、外部端子と電気的に接続する集電端子の導体ブロック上に該タブ束が溶接されている。
特開2015−103318号公報
しかしながら、特許文献1のように構成されたリチウムイオン二次電池においては、集電端子に対して極板群が相対的に移動すると、タブと集電端子との接続部分に応力が集中して一部の極板のタブが切断される可能性がある。一部の極板のタブが切断されると、該極板が電気的に孤立して外部端子との導通がとれない状態となり得る。その結果、孤立した極板の周囲でリチウムが析出する虞がある。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたものであり、その主な目的は、積層電極体を構成する一部の極板のタブが切断された場合でも、該極板が電気的に孤立することに起因するリチウムの析出を抑制し得るリチウムイオン二次電池を提供することである。
本発明によって提供されるリチウムイオン二次電池は、複数の極板が積層方向に積層されて構成された積層電極体と、前記積層電極体に電気的に接続された集電端子とを備える。前記複数の極板は、該極板の一辺から突設された第1タブであって、前記積層方向に寄せ集められて相互に接合されるとともに、前記集電端子と接合されていない全集箔用タブをそれぞれ備えている。そして、前記複数の極板のうち前記積層方向の中央側に配置された極板は、該極板の一辺から突設された第2タブであって、前記積層方向に寄せ集められて相互に接合されるとともに、前記集電端子と接合された集電端子接合用タブを備えている。
かかる構成によれば、集電端子に対して電極体が相対的に動いて一部の極板の集電端子接合用タブが切断された場合でも、全集箔用タブによって全ての極板が電気的に接続されているので、該タブが切断された極板が電気的に孤立しない。このことにより、該極板が電気的に孤立することに起因するリチウムの析出を抑制することができる。
一実施形態に係る電極体を構成する正極、負極、およびセパレータを説明するための図である。 一実施形態に係る電極体を構成する正極、負極、およびセパレータを説明するための図である。 集電端子が接合された電極体を模式的に示す斜視図である。 集電端子が接合された電極体を模式的に示す斜視図である。
以下、図面を参照しながら、本発明による実施の形態を説明する。なお、本明細書において特に言及している事項以外の事柄であって本発明の実施に必要な事柄(例えば、本発明を特徴付けない電極体の一般的な構成および製造プロセス)は、当該分野における従来技術に基づく当業者の設計事項として把握され得る。本発明は、本明細書に開示されている内容と当該分野における技術常識とに基づいて実施することができる。また、以下の図面においては、同じ作用を奏する部材・部位には同じ符号を付して説明している。また、各図における寸法関係(長さ、幅、厚さ等)は実際の寸法関係を反映するものではない。
なお、本明細書において「リチウムイオン二次電池」とは、電荷担体としてリチウムイオンを利用し、正負極間におけるリチウムイオンに伴う電荷の移動により充放電が実現される二次電池をいう。
図1および図2は、一実施形態に係るリチウムイオン二次電池100が備える電極体10を説明するための図である。なお、図面中の符号Wは電池の幅方向を示し、符号Dは電池の厚み方向を示し、符号Hは電池の高さ方向を示している。ただし、これらは説明の便宜上の方向に過ぎず、リチウムイオン二次電池100の設置態様を何ら限定するものではない。
リチウムイオン二次電池100は、図1および図2に示すように、積層電極体10と、集電端子70、72(図3)と、図示しない電解質と、図示しない電池ケースとを備えている。
電池ケースは、積層電極体10と電解質と集電端子70、72とを収容する容器である。本実施形態において、電池ケースは、有底角型(直方体形状)の外形を有している。電池ケースは、上端に開口部を有する扁平な有底のケース本体と、ケース本体の開口部を塞ぐ蓋体とを備えている。電池ケースの材質は、例えば、アルミニウムやスチール等の金属材料である。
電池ケースの上面、すなわち蓋体には、外部接続用の正極端子と負極端子とが突出している。正極端子は、電極体10の正極板20と電気的に接続されている。負極端子は、電極体10の負極板30と電気的に接続されている。
電池ケースの内部には、積層電極体10と電解質と集電端子70、72とが収容されている。積層電極体10は、積層型の電極体である。積層電極体10は、矩形状の正極板20と矩形状の負極板30とを、それぞれ複数枚備えている。正極板20と負極板30とは、セパレータ40を介して絶縁された状態で積み重ねられている。具体的には、正極板20と負極板30とがセパレータ40を介して積層方向(ここでは厚み方向D)に交互に繰り返し複数積層されて構成されている。ここで、図1は、複数の正極板20および負極板30のうち積層方向Dの中央側に配置された正極板20および負極板30を示している。また、図2は、複数の正極板20および負極板30のうち積層方向Dの両端側に配置された正極板20および負極板30を示している。積層方向Dの中央側に配置された正極板20および負極板30の枚数は、例えば2〜10枚(典型的には2〜5枚)であり得る。
正極板20は、正極集電体22と、その表面に形成された正極活物質層24とを備えている。正極集電体22には、例えば、正極に適する金属箔が好適に使用され得る。この実施形態では、正極集電体22として、アルミニウム箔が用いられている。図示例では、正極活物質層24は、正極集電体22の両面に保持されている。また、幅方向Wにおいて、正極活物質層24は正極集電体22の全幅と同じ幅で形成されている。
正極活物質層24には、正極活物質や導電材やバインダが含まれている。正極活物質には、従来からリチウムイオン二次電池に用いられる物質の一種または二種以上を特に限定なく使用することができる。一例として、LiNi1/3Co1/3Mn1/3(リチウムニッケルコバルトマンガン複合酸化物)、LiNiO(リチウムニッケル複合酸化物)、LiCoO(リチウムコバルト複合酸化物)等の一般式LiMeO(Meは、Ni,Co,Mn等の遷移金属元素の少なくとも一種を含む。)で表される層状構造のリチウム遷移金属複合酸化物が用いられる。正極活物質層24は、上述した正極活物質の他に、アセチレンブラック(AB)等の導電材や、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、スチレンブタジエンラバー(SBR)等のバインダを含有することができる。
正極板20は、正極活物質層24が形成されておらず、正極活物質層24が形成されている部分よりも上向きに突出した突出部分26を有している。この突出部分26は、正極活物質層24が形成されていないため、正極集電体22が露出している。この突出部分26により、第1タブ26および第2タブ28が形成されている。第1タブ26および第2タブ28は、正極板20の一辺から突設されている。第1タブ26は、全集箔用のタブである。全集箔用タブ26は、複数の正極板20のうち積層方向Dの中央側に配置された正極板20と、積層方向Dの両端側に配置された正極板20との双方、すなわち積層電極体1を構成する全ての正極板20に形成されている(図1および図2参照)。一方、第2タブ28は、集電端子接合用のタブである。集電端子接合用タブ28は、複数の正極板20のうち積層方向Dの中央側に配置された正極板20にのみ形成されている(図1参照)。この実施形態では、集電端子接合用タブ28は、全集箔用タブ26よりも幅方向Wの中央側に配置されている。
負極板30は、負極集電体32と、その表面に形成された負極活物質層34とを備えている。負極集電体32には、例えば、負極に適する金属箔が好適に使用され得る。この実施形態では、負極集電体32として、銅箔が用いられている。図示例では、負極活物質層34は、負極集電体32の両面に保持されている。また、幅方向Wにおいて、負極活物質層34は負極集電体32の全幅と同じ幅で形成されている。
負極活物質層34には、負極活物質や増粘剤やバインダなどが含まれている。負極活物質としては、従来からリチウムイオン二次電池に用いられる物質の一種または二種以上を特に限定なく使用することができる。一例として、グラファイトカーボン、アモルファスカーボンなどの炭素系材料、リチウム遷移金属酸化物、リチウム遷移金属窒化物などが挙げられる。また、かかる負極活物質の他に、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、スチレンブタジエンラバー(SBR)等のバインダや、カルボキシメチルセルロース(CMC)等の増粘剤を添加することができる。
負極板30は、負極活物質層34が形成されておらず、負極活物質層34が形成されている部分よりも上向きに突出した突出部分36を有している。この突出部分36は、負極活物質層34が形成されていないため、負極集電体32が露出している。この突出部分36により、第1タブ36および第2タブ38が形成されている。第1タブ36および第2タブ38は、負極板30の一辺から突設されている。第1タブ36は、全集箔用のタブである。全集箔用タブ36は、複数の負極板30のうち積層方向Dの中央側に配置された負極板30と、積層方向Dの両端側に配置された負極板30との双方、すなわち積層電極体1を構成する全ての負極板30に形成されている(図1および図2参照)。一方、第2タブ38は、集電端子接合用のタブである。集電端子接合用タブ38は、複数の負極板30のうち積層方向Dの中央側に配置された負極板30にのみ形成されている(図1参照)。この実施形態では、集電端子接合用タブ38は、全集箔用タブ36よりも幅方向Wの中央側に配置されている。
セパレータ40は、正極板20と負極板30とを隔てる部材である。この例では、セパレータ40は、微小な孔を複数有する所定幅のシート材で構成されている。セパレータ40には、例えば、多孔質ポリオレフィン系樹脂で構成された単層構造のセパレータ或いは積層構造のセパレータを用いることができる。
積層電極体10は、前述のように、複数枚の正極板20、複数枚の負極板30および複数枚のセパレータ40を積層して形成されている。積層電極体10は、正極活物質層24と負極活物質層34とがセパレータ40を介して重なり合う積層部を有している。この積層部は、正極活物質層24と負極活物質層34との間でセパレータ40を介して電荷担体(ここではリチウムイオン)の授受が行われる部分であり、電池の充放電に寄与する部分である。
図3および図4は、集電端子70、72が接合された積層電極体10を模式的に示す斜視図である。図3および図4に示すように、繰り返し積層された複数の正極板20の全集箔用タブ26が積層電極体10の積層方向(ここでは厚み方向D)に積み重ねられ、積層部の端面(ここでは上面)から突出している。複数の全集箔用タブ26は、これらが積層方向Dに積み重ねられることにより、タブ26群を構成している。かかるタブ26群は、積層方向Dの中央側に寄せ集められて互いに接合(例えば溶接)されている。これにより電極体10を構成する全ての正極板20がタブ26群を通じて相互に電気的に接続されている。また、タブ26群は、集電端子70とは接合されておらず、集電端子70と電気的に接続されていない。この実施形態では、寄せ集められた全集箔用タブ26の先端部分26aが、タブ26の突出方向と垂直な方向(ここでは厚み方向D)に折り返されている。一方、積層方向Dの中央側に配置された正極板20においては、複数の集電端子接合用タブ28が積層方向Dに積み重ねられることにより、タブ28群を構成している。このタブ28群は、積層方向Dの中央側に寄せ集められて集電端子70と接合(例えば溶接)されている。これにより、積層方向Dの中央側に配置された正極板20は集電端子70および正極端子と電気的に接続されている。また、積層方向Dの両端側に配置された正極板20は、タブ28群およびタブ26群を介して集電端子70および正極端子と電気的に接続されている。
正極側と同様に、繰り返し積層された複数の負極板30の全集箔用タブ36が電極体10の積層方向(ここでは厚み方向D)にそれぞれ積み重ねられ、積層部の端面(ここでは上面)から突出している。複数の全集箔用タブ36は、これらが積層方向Dに積み重ねられることにより、タブ36群を構成している。かかるタブ36群は、積層方向Dの中央側に寄せ集められて互いに接合(例えば溶接)されている。これにより電極体10を構成する全ての負極板30がタブ36群を通じて相互に電気的に接続されている。また、タブ36群は、集電端子72とは接合されておらず、集電端子72と電気的に接続されていない。この実施形態では、寄せ集められた全集箔用タブ36の先端部分36aが、タブ36の突出方向と垂直な方向(ここでは厚み方向D)に折り返されている。一方、積層方向Dの中央側に配置された負極板30においては、複数の集電端子接合用タブ38が積層方向Dに積み重ねられることにより、タブ38群を構成している。このタブ38群は、積層方向Dの中央側に寄せ集められて集電端子72と接合(例えば溶接)されている。これにより、積層方向Dの中央側に配置された負極板30は集電端子72および負極端子と電気的に接続されている。また、積層方向Dの両端側に配置された負極板30は、タブ38群およびタブ36群を介して集電端子72および負極端子と電気的に接続されている。
以上のように、リチウムイオン二次電池100は、図1〜図4に示すように、複数の正極板20および負極板30が積層方向Dに積層されて構成された積層電極体10と、積層電極体10に電気的に接続された集電端子70、72とを備えている。複数の正極板20および負極板30は、該極板20、30の一辺から突設された第1タブ26、36であって、積層方向Dに寄せ集められて相互に接合されるとともに、集電端子70、72と接合されていない全集箔用タブ26、36をそれぞれ備えている。また、複数の正極板20および負極板30のうち積層方向Dの中央側に配置された極板20、30は、該極板20、30の一辺から突設された第2タブ28、38であって、積層方向Dに寄せ集められて相互に接合されるとともに、集電端子70、72と接合された集電端子接合用タブ28、38を備えている。かかる構成によると、集電端子70、72に対して積層電極体10が相対的に動いて一部の正極板20および負極板30の集電端子接合用タブ28、38が切断された場合でも、全集箔用タブ26、36によって全ての正極板20および全ての負極板30が電気的に接続されているので、該タブ28、38が切断された正極板20および負極板30が電気的に孤立しない。このことにより、該正極板20および負極板30が電気的に孤立することに起因するリチウムの析出を抑制することができる。
また、本実施形態によると、集電端子接合用タブ28、38群と、全集箔用タブ26、36群との2箇所で正極板20および負極板30が相互に束ねられているので、電極体10自体の強度が従来に比して向上する。そのため、極板20、30の積層ズレによる短絡を抑制することができる。また、積層電極体10を電池ケースに収容する際の作業性(例えば保持性)が良好になる。
また、本リチウムイオン二次電池100によると、複数の極板20、30のうち積層方向Dの中央側に配置された極板20、30にのみ集電端子接合用タブ28、38を設けて集電端子70、72と接合しているので、全ての極板20、30に集電端子接合用タブ28、38を設ける場合に比べて、寄せ集められたタブ28、38群のサイズを小さくすることができる。例えば、タブ28、38群を幅方向Wから見たときの側面(三角部分)の高さ方向Hのサイズが従来に比して小さくなり、集電に必要なスペースを低減することができる。これによって、電池ケース内において充放電に寄与する電極体10(積層部)の占有率を高めることが可能となる。その結果、電池ケース内の充放電に寄与しないスペース(デッドスペース)を削減して、高エネルギー密度化を実現することができる。また、集電端子接合用タブ28、38を全ての極板20、30に設ける従来の態様では、該タブ28、38を積層方向Dの中央側に寄せ集める際に、積層方向Dの両端側の極板が中央側の極板よりも大きく引っ張られるため、極板の積層ズレが生じがちであるが、上記態様によると、中央側の極板のみ寄せ集められるので、そのような不都合が緩和され得る。
また、本実施形態によると、寄せ集められた全集箔用タブ26、36の先端部分が、タブ26、36の突出方向と垂直な方向(ここでは厚み方向D)に折り返されているので、全集箔用タブ26、36群の高さ方向Hのサイズを小さくすることができ、集電に必要なスペースを低減することができる。これによって、電池ケース内において充放電に寄与する電極体10(積層部)の占有率を高めることが可能となる。その結果、電池ケース内の充放電に寄与しないスペース(デッドスペース)を削減して、高エネルギー密度化を実現することができる。
以上、本発明を詳細に説明したが、上記実施形態および実施例は例示にすぎず、ここで開示される発明には上述の具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
例えば、上記した実施形態では、全集箔用タブ26、36および集電端子接合用タブ28、38が正極板20および負極板30にそれぞれ一箇所ずつ設けられている場合を例示したが、各タブの数はこれに限定されない。複数の全集箔用タブ26、36および集電端子接合用タブ28、38を正極板20および負極板30にそれぞれ形成してもよい。また、上記した実施形態では、複数の極板のうち積層方向Dの中央側に配置された極板20、30にのみ集電端子接合用タブ28、38を設ける場合を例示したが、これに限定されない。集電端子接合用タブ28、38は、積層方向Dの中央側に配置された極板20、30に加えて、積層方向Dの両端側に配置された極板20、30に設けてもよい。ただし、上述した実施形態の如く、積層方向Dの中央側に配置された極板20、30のみに集電端子接合用タブ28、38を形成した方が、寄せ集められたタブ28、38群のサイズを小さくして集電に必要なスペースを低減することができる。
リチウムイオン二次電池100は各種用途に利用可能であるが、タブが切断されてもリチウムの析出が生じにくいことを特徴とする。したがって、このような特徴を活かして、例えば車両に搭載されるモーター用の動力源(駆動用電源)として好適に用いることができる。車両の種類は特に限定されないが、典型的には自動車、例えばプラグインハイブリッド自動車(PHV)、ハイブリッド自動車(HV)、電気自動車(EV)等が挙げられる。
10 積層電極体
20 正極板
26、36 全集箔用タブ
28、38 集電端子接合用タブ
30 負極板
70、72 集電端子
100 リチウムイオン二次電池

Claims (2)

  1. 複数の極板が積層方向に積層されて構成された積層電極体と、
    前記積層電極体に電気的に接続された集電端子と
    を備え、
    前記複数の極板は、該極板の一辺から突設された第1タブであって、前記積層方向に寄せ集められて相互に接合されるとともに、前記集電端子と接合されていない全集箔用タブをそれぞれ備えており、
    前記複数の極板のうち前記積層方向の中央側に配置された複数の極板は、該極板の一辺から突設された第2タブであって、前記積層方向に寄せ集められて相互に接合されるとともに、前記集電端子と接合された集電端子接合用タブを備えており、
    前記複数の極板のうち前記積層方向の中央側に配置された複数の極板以外の該積層方向の両端側に配置された複数の極板には、前記集電端子接合用タブは備えられていない、リチウムイオン二次電池。
  2. 前記積層方向に寄せ集められて相互に接合された前記全集箔用タブの先端部分は、該積層方向に折り返されている、請求項1に記載のリチウムイオン二次電池。
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