JP6849244B1 - Chipping device - Google Patents
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Abstract
【課題】作業者の作業負担の軽減を図るとともに、より効率的に斫り処理を進めることができる、斫り装置を提供する。【解決手段】本発明の斫り装置1は、コンクリート構造物2の上面2Uに前後方向に移動可能にセットされるガイド部3と、ガイド部3に設けられた操作軸4まわりに揺動可能に構成されて、ガイド部3から片持ち状に伸びる操作部5と、操作部5に固定されて、コンクリート構造物2の上面2Uに対する斫り処理を担う処理部6とを備える。この斫り装置1は、コンクリート構造物2に沿って、ガイド部3と共に処理部6を前後方向に移動させることができる前後操作と、処理部6を左右方向に移動させることができる回転操作と、処理部6を上下方向に移動させることができる上下操作の計3つの操作を行うことができるように構成されている。【選択図】図1PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a chipping device capable of reducing the work load of a worker and proceeding with a chipping process more efficiently. SOLUTION: The chipping device 1 of the present invention can swing around a guide portion 3 movably set on an upper surface 2U of a concrete structure 2 in the front-rear direction and an operation shaft 4 provided on the guide portion 3. It is provided with an operation unit 5 extending from the guide unit 3 in a cantilever shape, and a processing unit 6 fixed to the operation unit 5 and performing a chipping process on the upper surface 2U of the concrete structure 2. The chipping device 1 has a front-rear operation in which the processing unit 6 can be moved in the front-rear direction together with the guide unit 3 and a rotation operation in which the processing unit 6 can be moved in the left-right direction along the concrete structure 2. , The processing unit 6 is configured to be able to perform a total of three operations, that is, a vertical operation capable of moving the processing unit 6 in the vertical direction. [Selection diagram] Fig. 1
Description
この発明は、コンクリート構造物の上面に対して斫り処理を行うための斫り装置に関する。 The present invention relates to a chipping device for performing a chipping treatment on the upper surface of a concrete structure.
例えばコンクリート壁の補修工事に先立って、上面の劣化部分をハンマーやウォータージェットなどを使って斫り処理を行うことは周知の技術である。また、この種の斫り処置を行うための斫り装置は、例えば特許文献1〜3などに公知である。
For example, it is a well-known technique to use a hammer, a water jet, or the like to scrape the deteriorated portion of the upper surface prior to the repair work of the concrete wall. Further, a chipping device for performing this type of chipping treatment is known in, for example,
本発明者は、長年に亘ってコンクリート構造物の斫り業務に携わっている。通常の手動によるエアーハンマーを使ったコンクリート構造物の上面に対する斫り作業では、作業者はエアーハンマーを手で確りと掴んだうえで、エアーハンマーの打撃面(斫りビットの先端)を当該構造物の上面に押し付けることで、その表面を削って斫っている。しかし、エアーハンマーの衝撃を身体で受け止めながら、当該構造物の上面に対して斫り処理を実行することは作業者に大変な重労働を強いるものであり、作業者の作業負担はあまりに大きい。また、エアーハンマーの衝撃は極めて大きいため、作業者は腰の部分にハンマーを構えて、腰を入れて斫りビットの先端をコンクリートの上面に押し付ける必要がある。このためコンクリート構造物の上面の隅々に対して斫り処理を実行するためには、作業者が構造物の上面に乗り、腰や胸が処理部分に正対する姿勢を取ったうえで、腰や胸の正面にエアーハンマーを構えて、少しずつ身体の位置とエアーハンマーの位置を変えながら、斫りビットの先端を構造物の上面に押し付けてやる必要があり、作業効率良く斫り処理を進めることは不可能である。 The present inventor has been involved in the chipping work of concrete structures for many years. In the normal manual scraping work on the upper surface of a concrete structure using an air hammer, the operator firmly grasps the air hammer by hand and then touches the striking surface (tip of the scraping bit) of the air hammer to the structure. By pressing it against the upper surface of an object, the surface is scraped and scraped. However, performing a chipping treatment on the upper surface of the structure while receiving the impact of the air hammer with the body imposes a great deal of hard work on the worker, and the work load on the worker is too great. In addition, since the impact of the air hammer is extremely large, the operator needs to hold the hammer on the waist and put the waist down to press the tip of the chipping bit against the upper surface of the concrete. For this reason, in order to perform a chipping treatment on every corner of the upper surface of a concrete structure, the operator must ride on the upper surface of the structure and take a posture in which the waist and chest face the treated portion, and then the waist. It is necessary to hold the air hammer in front of the chest and gradually change the position of the body and the position of the air hammer while pressing the tip of the chipping bit against the upper surface of the structure, so that the chipping process can be performed efficiently. It is impossible to proceed.
因みに、例えば特許文献1のように、台車上にハンマーを備える斫り装置を用いれば、作業者の作業負担は小さく、より効率的に斫り処理を実行できると期待できる。しかし、本願発明の斫り対象となるコンクリート構造物の上面の幅寸法は、せいぜい1メートル程度であるため、そこに特許文献1のような斫り装置の台車をセットしたうえで、当該構造物の上面で台車を動かしながら、上面の隅々まで斫り処理を行うことは不可能であり、特許文献1の斫り装置を用いてコンクリート構造物の上面に対して斫り処理を行うことはナンセンスであると言わざるを得ない。
Incidentally, if a chipping device provided with a hammer on the carriage is used, for example, as in
本発明は、以上のような従来のコンクリート構造物の上面に対する斫り処理の抱える問題を解決するためになされたものであり、作業者の作業負担の軽減を図るとともに、より効率的に斫り処理を進めることができる、斫り装置を提供することを目的とする。 The present invention has been made to solve the problem of the chipping treatment on the upper surface of the conventional concrete structure as described above, and it aims to reduce the work load of the operator and scrapes more efficiently. It is an object of the present invention to provide a chipping device capable of proceeding with processing.
本発明は、前後方向に長いコンクリート構造物2の上面2Uに対して斫り処理を実行するための斫り装置1を対象とする。この斫り装置1は、コンクリート構造物2の上面2Uに前後方向に移動可能にセットされるガイド部3と、ガイド部3に設けられた操作軸4まわりに揺動可能に構成されて、ガイド部3から片持ち状に伸びる操作部5と、操作部5に固定されて、コンクリート構造物2の上面2Uに対する斫り処理を担う処理部6とを備える。そして、作業者が操作部5を前後方向に移動させることで、コンクリート構造物2に沿ってガイド部3と共に処理部6を前後方向に移動させることができる前後操作と、作業者が操作部5を操作軸4まわりに揺動させることで、処理部6を左右方向に移動させることができる回転操作と、作業者が操作部5を上下方向に移動させることで、処理部6を上下方向に移動させることができる上下操作の計3つの操作を行うことができるように構成されていることを特徴とする。なお、本発明における「上下操作」とは、例えば処理部6を上下方向に移動させるための軸部(連結軸41参照)を備えており、当該軸部を中心にして処理部6を上下方向に移動させることができるような「操作」に限られず、ガイド部3の全体を上げ下げすることで処理部6を上下方向に移動させるような「操作」や、操作軸4と操作部5の間の上下方向のがたつきを利用して、処理部6を上下方向に移動させるような「操作」をも含む概念である。
The present invention is intended for a
ガイド部3は、コンクリート構造物2の幅方向である左右方向に伸びる架台10と、架台10に設けられてコンクリート構造物2の上面2Uに沿って移動可能に構成された左右一対の上ランナー11Aと、架台10の両端に設けられてコンクリート構造物2の側面2R・2Lに沿って移動可能に構成された横ランナー11Bとを含むものとできる。左右一対の上ランナー11Aは、架台10に対して左右方向に間隔を空けて設けられて左右一対の上ランナー11Aどうしの左右方向の対向間隔距離が変更可能に構成されている。
The
架台10は、入れ子構造の外フレーム12と内フレーム13と、外フレーム12から引き出された内フレーム13を固定するロック構造14とを含む。外フレーム12の端部に左右の一方側の上ランナー11Aと横ランナー11Bが固定され、内フレーム13の端部に左右の他方側の上ランナー11Aと横ランナー11Bとが固定されている。そして外フレーム12から内フレーム13を引き出すことで、架台10の左右の幅寸法を変更して、上ランナー11Aの左右方向の対向間隔距離を変更することができるように構成されている。
The
架台10における操作軸4の配置位置が左右方向に変更可能に構成されている。
The arrangement position of the
操作部5は、操作軸4に連結された揺動腕40と、揺動腕40の後端部に水平軸41を介して連結されて、該揺動腕40に対して上方向にのみ揺動可能に構成された操作腕42と、操作腕42の後端部に設けられた操作ハンドル44とを含む。操作腕42の中途部に処理部6が固定されている。
The
操作部5は、操作軸4に連結された揺動腕40と、揺動腕40の後端部に水平軸41を介して連結されて、該揺動腕40に対して上方向にのみ揺動可能に構成された操作腕42と、操作腕42の中途部に設けられた操作ハンドル44とを含む。操作腕42の後端部に処理部6が固定されている。
The
操作ハンドル44が、操作腕42の中途部、或いは後端部に設けられた縦軸のハンドル軸75を介して回動可能に構成されている。
The
操作部5に対して処理部6が着脱可能に構成されている。処理部6は、圧縮空気式の斫りハンマー、電動式の斫りハンマー、および高圧流体噴射式のウォータージェットハンマーのいずれか一つとすることができる。
The
本発明の斫り装置1では、処理部6を前後方向に移動させることができる前後操作と、処理部6を左右方向に移動させることができる回転操作と、処理部6を上下方向に移動させることができる上下操作の計3つの操作を行うことができるようにした。以上のような構成からなる本発明の斫り装置1によれば、例えば、操作部5を前後および左右方向に操作して、処理部6をコンクリート構造物2の上面2Uで前後および左右方向に移動させながら、適宜に操作部5を下方向に操作することで、処理部6をコンクリート構造物2の上面2Uに押し当てて、斫り処理を実行することができる。また、所定位置における斫り処理が終了したときには、操作部5を上方向に操作して、処理部6をコンクリート構造物2の上面2Uから離間させることで、スムーズに処理部6を移動させることができる。
In the
そのうえで本発明の斫り装置1においては、ガイド部3から後方に向かって片持ち状に伸びる操作部5に処理部6を保持させたので、当該ガイド部3を構成する上ランナー11Aにより処理部6の荷重の大半を受け止めさせることができる。したがって本発明の斫り装置1を用いれば、より軽い力でコンクリート構造物2上で処理部6を移動させることが可能となり、作業者が処理部6を掴んでコンクリート構造物2上で移動させていた従来作業に比べて、作業者の作業負担を大幅に削減することができる。また、従来作業に比べて、より迅速に処理部6を移動させることができるので、本発明の斫り装置1を用いれば、斫り作業の作業効率の格段の向上を図ることができる。
Then, in the
ガイド部3が、架台10に設けられてコンクリート構造物2の上面2Uに沿って移動可能に構成された上ランナー11Aを含むものとなっていると、この上ランナー11Aで処理部6や操作部5の荷重の大半が受け止められるので、より軽い力で斫り装置1を移動させることが可能となり、作業者の作業負担を大幅に軽減できる。処理部6をよりスムーズに移動させることが可能となり、作業効率の格段の向上を図ることもできる。ガイド部3が、架台10の両端に設けられてコンクリート構造物2の側面2R・2Lに沿って移動可能に構成された横ランナー11B・11Bを含むものとなっていると、これら横ランナー11B・11Bでコンクリート構造物2を挟持状に保持することで、ガイド部3が左右方向に位置ずれすることを防ぐことができる。このようにガイド部3の位置ずれを防止できると、コンクリート構造物2の上面2Uの所望位置に的確に処理部6を接触させることができるので、より確実に斫り作業を進めることができる。斫り作業時にガイド部3がコンクリート構造物2の上面2Uからズレ落ちることも防ぐことができるので、より安全に斫り作業を進めることができる。上ランナー11Aの左右方向の対向間隔距離が変更可能に構成されていると、長短様々な幅寸法を有するコンクリート構造物2に対して、ガイド部3をセットすることが可能となる。したがって、長短様々な幅寸法を有するコンクリート構造物2に対して、斫り処理を実行することが可能となり、実用利便性に優れた斫り装置1を得ることができる。
When the
具体的には、架台10が、入れ子構造の外フレーム12と内フレーム13と、外フレーム12から引き出された内フレーム13を固定するロック構造14とを含むものとし、外フレーム12の端部に左右の一方側の上ランナー11Aと横ランナー11Bが固定され、内フレーム13の端部に左右の他方側の上ランナー11Aと横ランナー11Bとが固定され、外フレーム12から内フレーム13を引き出すことで、架台10の左右の幅寸法を変更して、上ランナー11Aの左右方向の対向間隔距離を変更することができるように構成することができる。このように、架台10が入れ子構造の外フレーム12と内フレーム13とで構成されていると、外フレーム12からの内フレーム13の引き出し量等を変更することだけで、上ランナー11Aの左右方向の対向間隔距離を簡単に変更することができる。以上より、よりスムーズに上ランナー11Aの左右方向の対向間隔距離の変更作業を進めて、ガイド部3のコンクリート構造物2へのセットが容易となるので、実用利便性に優れた斫り装置1を得ることができる。
Specifically, the
架台10における操作軸4の配置位置が左右方向に変更可能に構成されていると、コンクリート構造物2の上面2Uの左右方向の幅寸法内に操作軸4を配置すること、或いはコンクリート構造物2の上面2Uの左右方向の略中央に操作軸4を配置することが可能となる(図4参照)。したがって、長短様々な幅寸法を有するコンクリート構造物2に対しても、確実に斫り処理を実行することが可能となる。
If the arrangement position of the
操作部5は、操作軸4に連結された揺動腕40と、揺動腕40の後端部に水平軸41を介して連結されて、該揺動腕40に対して上方向にのみ揺動可能に構成された操作腕42と、操作腕42の後端部に設けられた操作ハンドル44とを含むものとし、操作腕42の中途部に処理部6が固定されている構成を採ることができる。これによれば、前方から順にガイド部3、処理部6、操作ハンドル44が配されることとなり、ガイド部3を支点とし、操作ハンドル44を力点とし、処理部6を作用点として、てこの原理により、力点である操作ハンドル44と作用点である処理部6との長さ距離だけ、より小さな力で処理部6を押し下げ操作すると共に、より小さな力で処理部6の衝撃を抑え込むことが可能となる。以上より、作業者が処理部6を掴み、身体で処理部6の衝撃を受け止めていた従来作業に比べて、格段に作業者の作業負担の軽減を図ることができる。なお、揺動腕40に対して操作腕42が上方向のみならず、下方向にも揺動可能に構成されている場合には、操作ハンドル44の押し下げ操作に伴う操作力を処理部6に的確に伝えることができず、効率的に斫り処理を進めることが不可能となる。
The
操作部5が、操作軸4に連結された揺動腕40と、揺動腕40の後端部に水平軸41を介して連結されて、該揺動腕40に対して上方向にのみ揺動可能に構成された操作腕42と、操作腕42の中途部に設けられた操作ハンドル44とを含むものとし、操作腕42の後端部に処理部6が固定されている構成を採ることもできる。これによれば、前方から順にガイド部3、操作ハンドル44、処理部6が配されることとなり、作業者の身体の近い位置に処理部6を位置させることができるので、処理部6による処理状況を目視で確認しながら、斫り処理を実行することが容易となる。小さな操作ハンドル44の操作量で、処理部6を大きく動かすことができるので、より迅速に処理部6を動かすことが可能となり、作業効率の向上を図ることもできる。なお、揺動腕40に対して操作腕42が上方向のみならず、下方向にも揺動可能である場合には、操作ハンドル44の押し下げ操作に伴う操作力を処理部6に的確に伝えることができず、効率的に斫り処理を進めることが不可能である。
The
操作ハンドル44が、操作腕42の中途部、或いは後端部に設けられた縦軸のハンドル軸75を介して回動可能に構成されていると、操作腕42が前後方向に向く状態のみならず、操作軸4を中心に操作腕42を大きく回転操作させたときにも、操作ハンドル44を左右方向に維持することができる(図1参照)。これによれば、操作腕42の揺動姿勢とは無関係に、作業者は身体を前方向(正面)に向けたままで、操作ハンドル44を操作することができるので、処理部6の回転操作時における作業者の立ち位置の移動を少なくして、作業者の作業負担を抑えることができる。
If the
操作部5に対して処理部6が着脱可能に構成されていると、斫り対象であるコンクリート構造物2の上面2Uの状況に応じて、最適な処理能力(打撃能力等)を備える処理部6を選択して、これを操作部5に装着して斫り処理を実行することができる。したがって、より的確に斫り処理を実行することができる。
When the
(実施例1) 図1から図11に、本発明に係る斫り装置の実施例1を示す。本発明における前後、左右、上下は、図1から図3に示す交差矢印と、矢印の近傍の前後、左右、上下の表記に従う。斫り装置1は、コンクリート構造物の上面を削り取る「斫り処理」を行うためのものであり、図1および図2において符号2は、斫り処理の対象となるコンクリート壁(コンクリート構造物)を示す。ここでいうコンクリート壁2とは、例えば護岸壁であり、図1および図2において、符号2Uは前後方向に長いコンクリート壁2の上面を、符号2Lはコンクリート壁2の左側面を、符号2Rはコンクリート壁2の右側面を示す。
(Example 1) FIGS. 1 to 11 show Example 1 of the chipping device according to the present invention. The front-back, left-right, and up-down in the present invention follow the crossing arrows shown in FIGS. 1 to 3 and the notations of front-back, left-right, and up-down in the vicinity of the arrows. The
図1および図2に示すように、斫り装置1は、コンクリート壁2の上面2Uに前後方向に移動可能にセットされるガイド部3と、ガイド部3に設けられた操作軸4まわりに揺動可能に構成された操作部5と、操作部5に固定されて、コンクリート壁2の上面2Uに対する斫り処理を担う処理部6とで構成される。処理部6の具体例としては、電動式の斫りハンマー、高圧流体噴射式のウォータージェットハンマーなどを挙げることができるが、本実施例の斫り装置1では、図外のエアコンプレッサーとエアホースを介して連結された圧縮空気式の斫りハンマー、すなわちエアーハンマー7を処理部6としている。図8に示すように、エアーハンマー7は、ボディ8の内部に設けられたシリンダーと、エアコンプレッサーから受けた圧縮空気を動力としてシリンダー内を往復運動するピストンとを備え、ピストンの先端に装着された斫りビット9の先端を上面2Uに押し付けることで、当該上面2Uのコンクリート表面を削り取って「斫る」ことができる。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
図1および図2に示すように、ガイド部3は、コンクリート壁2の幅方向である左右方向に伸びる架台10と、コンクリート壁2に沿って架台10を移動可能に支持するランナー機構11とで構成される。図3および図4に示すように、架台10は、入れ子構造の外フレーム12と内フレーム13と、外フレーム12から引き出された内フレーム13を固定するロック構造14とで構成されており、外フレーム12に対して内フレーム13をロック構造14で任意の調整位置において移動不能に固定可能できる。図3に示すように、外フレーム12は、下向きの開口を有する断面コ字状の鋼鉄製の条材(C型チャンネル材)からなり、その前後壁の下端内面のそれぞれにはレール壁15・15が対向状に突設されている。外フレーム12の後面には補強板16が溶着されている。内フレーム13は、断面四角形状の鋼鉄製の中空角材(断面長方形状の角パイプ)からなり、その下端縁がレール壁15・15に受け止められた状態で、外フレーム12の内部にスライド移動自在に装着されている。外フレーム12から内フレーム13を引き出し、或いは外フレーム12の内部に内フレーム13を進入させることで、架台10の左右方向の長さ寸法を自在に伸縮させることができる。ロック構造14は、補強板16の4か所に開口されたネジ穴17と、ネジ穴17に対応して外フレーム12の後面に開口された貫通孔と、ネジ穴17に締結固定される2本のボルト19とからなり、ボルト19を緩めることで外フレーム12に対して内フレーム13を左右スライド可能とすることができる。また、ボルト19を締め込み、貫通孔を介してボルト19の先端を内フレーム13に押し付けることで、外フレーム12に対して内フレーム13を任意の位置において移動不能に固定することができる。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
図3に示すように、架台10を支持するランナー機構11は、外フレーム12の右端と内フレーム13の左端のそれぞれに下方に向けて突設された左右一対の支持柱21・21と、外フレーム12および内フレーム13の各支持柱21の近傍の下面に設けられて、コンクリート壁2の上面2Uに沿って移動可能に構成された左右一対の上ランナー11Aと、支持柱21の下端に設けられてコンクリート壁2の左右の側面2L・2Rに沿って移動可能に構成された左右一対の横ランナー11Bとからなる。上ランナー11Aは、前後方向に伸びるランナー台22と、ランナー台22の前後に配置されて、水平軸であるローラー軸23に遊転自在に支持される2個のローラー24・24とで構成される。横ランナー11Bは、前後方向に伸びるランナー台25と、ランナー台25の前後に配置されて、縦軸であるローラー軸26に遊転自在に支持される2個のローラー27・27とで構成される。
As shown in FIG. 3, the
図3に示すように、操作軸4は、四角板状の台座30と、台座30の上方に突出する軸体31とを有し、外フレーム12の上面に溶接固定された四角板状のベース32にボルト33により締結固定されている。図5に示すように、軸体31は、下方側の大径部34と、上方側の小径部35とからなる段付き状に形成されており、小径部35の先端には、ナット36と螺合する雄ネジ部35aが刻設されている。
As shown in FIG. 3, the
図1および図3に示すように、台座30の四隅にはボルト33用の通孔37が開設されるとともに、ベース32の四隅にはボルト33用のネジ孔38が開設されており、両孔37・38が一致するようにベース32に対して台座30を位置合わせしたうえで、通孔37を介してネジ孔38にボルト33をねじ込むことで、操作軸4を外フレーム12の上面に固定することができる。図1および図3に示すように、外フレーム12の上面には、複数枚のベース32が固定されており、いずれか一つのベース32に操作軸4を固定することで、架台10における操作軸4の位置を変更することができるようになっている。本実施例では、外フレーム12の上面には、左右一対のベース32・32が固定されており、いずれか一方のベース32に操作軸4を固定することで、架台10における操作軸4の位置を変更することができるようになっている。
As shown in FIGS. 1 and 3, through
操作軸4の固定位置は、コンクリート壁2の左右方向の幅寸法に応じて変更される。例えば、図1、或いは図4において実線で示すように、コンクリート壁2の幅寸法が比較的小さく、外フレーム12に対する内フレーム13の引き出し量が比較的小さい場合には、右側のベース32を利用して操作軸4を固定すればよく、これにより、コンクリート壁2の左右方向の幅寸法内に操作軸4を配置することができる。一方、図4に仮想線で示すように、外フレーム12からの内フレーム13の引き出し量が大きい場合には、左側のベース32を利用して操作軸4を固定すればよく、これによっても、コンクリート壁2の左右方向の略中央に操作軸4を配置することができる。
The fixed position of the
図1および図2に示すように、操作部5は、操作軸4に連結された揺動腕40と、揺動腕40の後端部に水平な軸である連結軸(水平軸)41を介して連結されて、該揺動腕40に対して上下方向に揺動可能に構成された第1操作腕(操作腕)42と、第1操作腕42の後端部に垂直姿勢で固定された第2操作腕43と、第2操作腕43の上端に設けられた操作ハンドル44とで構成される。揺動腕40は断面長方形状の角パイプであり、その前端部に固定されたアームブラケット46を介して、操作軸4に対して水平揺動可能に連結されている。図5に示すように、アームブラケット46は、揺動腕40の上下面に溶接固定されて後方に伸びる上下一対の支持片47・47と、上下の支持片47・47の間に介在された軸受筒48とで構成される。軸受筒48に対応して支持片47・47には、操作軸4の小径部35の挿通を許す軸孔49・49が開設されている。以上より、支持片47の軸孔49・49および軸受筒48を介して、操作軸4の小径部35の上端の雄ネジ部35aをアームブラケット46から突出させたうえで、当該雄ネジ部35aにナット36をねじ込むことで、操作軸4に対して揺動腕40を水平方向に揺動可能に連結することができる。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
図2に示すように、揺動腕40の後端部には、エンドブラケット50が溶着されており、このエンドブラケット50を介して、角パイプである第1操作腕42が上下方向に揺動可能に連結されている。図1および図6に示すように、エンドブラケット50は、揺動腕40の後端部に溶着される端壁51と、端壁51の左右両端から後方に伸びる略三角形状の軸支壁52・52とを有するコ字形に形成されている。第1操作腕42の前端部と、エンドブラケット50の軸支壁52のそれぞれには、水平軸である連結軸41の挿通を許す軸受孔53が開設されており、当該軸受孔53を利用して第1操作腕42と両軸支壁52・52とに連結軸41を挿通させることで、揺動腕40に対して第1操作腕42が上下方向に揺動可能に連結されている。
As shown in FIG. 2, an
揺動腕40と第1操作腕42との間には、第1操作腕42の下方への揺動限界を規制するストッパー55が設けられている。ストッパー55は、端壁51の左右方向の中央部の下端に突設された規制体56と、第1操作腕42の下面に設けられた係合片57とで構成される。揺動腕40の伸び方向に対して第1操作腕42の伸び方向が一致する直線状となったとき、係合片57の前端が規制体56に接当することで、連結軸41まわりの第1操作腕42の下方への揺動限界が規制される。これにて、揺動腕40に対して第1操作腕42は、上方向にのみ揺動可能とされている。
A
図2、図7および図8に示すように、第1操作腕42は前腕42aと後腕42bとからなり、両腕42a・42bの連結部に処理部6であるエアーハンマー7の装着構造が設けられている。装着構造は、角パイプである前腕42aの後端内面と、角パイプである後腕42bの前端内面のそれぞれに形成されてエアーハンマー7のボディ8を挟持状に保持する前後一対の半割筒状の保持部59a・59bと、両保持部59a・59bの対向間隔が小さくなる方向に両腕42a・42bを締結する締結部60と、締結部60による締結方向を規定するガイド構造61とで構成される。締結部60は、前腕42aの外面に張り出し形成された前フランジ62aと、後腕42bの外面に張り出し形成された後フランジ62bと、前フランジ62aの左右両側に固定されたボルト体63と、後フランジ62bに形成されてボルト体63の挿通を許す通孔64と、通孔64を介して後方に突出するボルト体63の後端に螺合されるナット65とで構成される。ガイド構造61は、保持部59a・59bを囲むように、後フランジ62bの前面から前方に向かって突設状に固定された計4本のガイド軸66と、各ガイド軸66に対応して前フランジ62aに形成されてガイド軸66を受け入れる計4個の軸受孔67とで構成される。以上より、例えばナット65を緩操作して、保持部59a・59bどうしの対向間隔を広げたうえで、エアーハンマー7を上方側から落とし込み、次いでナット65を締操作して、保持部59a・59bどうしの対向間隔を狭くすることで、保持部59a・59bの間にエアーハンマー7を挟持状に保持させることができる。このときガイド構造61により、前後のフランジ62a・62bの左右の対向間隔に歪みが生じることを防ぐことができるので、均一に両フランジ62a・62bを近付けて、確実にエアーハンマー7を第1操作腕42の中途部に保持させることができる。また、ガイド構造61を設けたことで、第1操作腕42を前腕42aと後腕42bとからなる分割構造としたにもかかわらず、常に第1操作腕42を直線状に維持できる。
As shown in FIGS. 2, 7 and 8, the
図9に示すように、第2操作腕43は、丸筒からなる下筒43aと、下筒43a内に挿入される丸筒である上筒43bと、両筒43a・43bを固定するためのボルト70とナット71とからなるロック部とで構成される。下筒43aには下方側と上方側の2か所にボルト用の通孔72a・72bが開設されており、仮想線で示す短姿勢と実線で示す長姿勢の短長2段階に第2操作腕43の長さ寸法を変更することができるようになっている。具体的には、下筒43aの下方側の通孔72aに上筒43bの通孔73を位置合わせしたうえで、両通孔72a・73にボルト70を挿通し、ナット71を螺合させることで、第2操作腕の全体寸法を小さくすることができる。一方、下筒43aの上方側の通孔72bに上筒43bの通孔73を位置合わせしたうえで、両通孔72b・73にボルト70を挿通し、ナット71を螺合させることで、第2操作腕43の全体寸法を大きくすることができる。操作ハンドル44は、両端にゴム製のグリップ部74が装着された金属製の筒体であり、第2操作腕43の上筒43bの上端に溶接固定されている。
As shown in FIG. 9, the
図9に示すように、第1操作腕42に対する第2操作腕43の連結構造は、第2操作腕43の下筒43aの下端に内嵌状に装着されたハンドル軸75と、第1操作腕42の上下壁に設けられてハンドル軸75の挿通を許す軸受孔76と、第1操作腕42の下壁よりも下方に突出するハンドル軸75に貫通状に装着される抜け止め用のピン77とで構成される。かかる連結構造を採ることにより、ハンドル軸75まわりに、第1操作腕42に対して第2操作腕43と操作ハンドル44とを回転させることができる。
As shown in FIG. 9, the connection structure of the
次に、以上のような構成からなる斫り装置1のコンクリート壁2へのセット方法について説明する。まず、作業者は、架台10の長さ寸法を調整して、ガイド部3をコンクリート壁2にセットする。具体的には、横ランナー11Bがコンクリート壁2の左右の側面2L・2Rに沿うように、外フレーム12から内フレーム13を引き出し、或いは外フレーム12の内部に内フレーム13を進入させることで、架台10の左右方向の長さ寸法を伸縮させて調整する(図4参照)。この長さ寸法の調整後に、ロック構造14を用いて外フレーム12に対して内フレーム13を移動不能に固定する。以上より、上ランナー11Aがコンクリート壁2の上面2Uで受け止められるとともに、横ランナー11Bがコンクリート壁2の左右の側面2L・2Rに沿う姿勢に、ガイド部3をコンクリート壁2上に載置させることができる。
Next, a method of setting the
次に作業者は、左右いずれか一方のベース32・32を使って架台10に操作軸4を固定する。このとき、コンクリート壁2の左右方向の幅寸法内に、操作軸4を配置させることが望ましい(図4参照)。
Next, the operator fixes the
次に作業者は、操作軸4に操作部5を連結する。具体的には、アームブラケット46、ナット36等を用いて揺動腕40と第1操作腕42とを操作軸4に連結する。次に、ピン77等を使って第1操作腕42の後端部に第2操作腕43を装着する。最後に、作業者は、第1操作腕42の前腕42aと後腕42bの連結部に形成された装着部にエアーハンマー7を装着する。具体的には、ナット65を緩操作して、保持部59a・59bどうしの対向間隔を広げたうえで、エアーハンマー7を上方側から落とし込み、次いでナット65を締操作して、保持部59a・59bどうしの対向間隔を狭くすることで、保持部59a・59bの間にエアーハンマー7を挟持状に保持させる。かかる保持状態におけるエアーハンマー7の高さ位置は、揺動腕40と第1操作腕42とが前後水平姿勢にあるときに、斫りビット9の先端がコンクリート壁2の上面2Uに接する位置とすることが望ましい(図2参照)。以上より、斫り装置1のコンクリート壁2に対するセットが完了する。
Next, the operator connects the
なお、予め操作軸4が架台10に固定されており、しかも他方のベース32への操作軸4の移動が不要である場合には、上記の操作軸4の固定作業は省略することができる。同様に、予め第2操作腕43が第1操作腕42に連結されている場合や、予めエアーハンマー7が装着部に装着されている場合には、これら連結作業や装着作業を省略することができる。
If the
以上の構成からなる斫り装置1では、操作ハンドル44を前後および左右方向に操作させてエアーハンマー7をコンクリート壁2の上面2Uで移動させながら、斫りビット9をコンクリート壁2の上面2Uに押し当てていくことで、斫り処理を実行できる。具体的には、コンクリート壁2の最後端部に斫り装置1を移動させたのち、図外のエアコンプレッサーをオン操作して、エアーハンマー7を駆動させる。次に、作業者は、操作ハンドル44を両手で持ち、コンクリート壁2の上面2Uの後端部に斫りビット9の先端を押し当てて、当該上面2Uに対して斫り処理を行う。このとき、操作ハンドル44を操作軸4を中心に回転させることで、操作軸4を中心にエアーハンマー7を回転移動させて、円弧状に斫り処理を実行できる。尤も、かかる操作軸4を中心にした操作ハンドル44の回転操作に際しては、これにガイド部3を前後方向に僅かに移動させる前後操作を加えることで、斫りビット9の先端を左右方向や前後方向に直線的に動かして、コンクリート壁2の上面2Uに対して左右方向や前後方向に直線的に斫り処理を実行することもできる。また、操作ハンドル44を上下方向に移動させることで、エアーハンマー7を上下方向に移動させることができるので、斫りビット9の先端位置を上下させて、所定の深さ寸法で斫り処理を実行することができる。
In the
上記のような操作軸4を中心にした斫りビット9の移動軌跡で規定される「領域」に対する斫り処理が終了すると、作業者はガイド部3を大きく前進させて、次の「領域」に対する斫り処理を実行する。なお、上記の前進移動の際には、斫りビット9の先端がコンクリート壁2の上面2Uと非接触となる姿勢(離間する姿勢)にエアーハンマー7を上方向に変位させ、前進後に、斫りビット9の先端がコンクリート壁2の上面2Uと接触する姿勢にエアーハンマー7を下方向に変位させる。なお、斫りビット9の先端がコンクリート壁2の上面2Uと接触する姿勢のまま、ガイド部3を前後方向に移動させることもできる。以上のような操作ハンドル44の回転操作と前後操作と上下操作の三つの操作を繰り返すことで、斫りビット9の先端をコンクリート壁2の上面2Uの隅々まで押し当てながら、コンクリート壁2の上面2Uに対する斫り処理を実行できる。なお、操作ハンドル44を上方操作することで、第1操作腕42を連結軸41まわりに回転させて、斫りビット9の先端をコンクリート壁2の上面2Uから離間させることができるので、不用意に斫りビット9の先端が上面2Uに接触して、過剰に上面2Uを削り取るような不具合が生じることを防ぐことができる。
When the chipping process for the "area" defined by the movement locus of the
以上のように、この斫り装置1では、ガイド部3から後方に向かって片持ち状に伸びる操作部5の中途部にエアーハンマー7を保持させたので、ガイド部3を支点とし、操作部5の後端(操作ハンドル44)を力点とし、両者の間に位置する斫りビット9の先端を作用点として、てこの原理を利用して斫り処理を実行できる。つまり、この斫り装置1によれば、てこの原理により、力点である操作部5の後端(操作ハンドル44)と作用点である斫りビット9の先端との長さ距離だけ、より小さな力でエアーハンマー7の衝撃を抑え込むことができるので、作業者がエアーハンマー7を掴み、身体でエアーハンマー7の衝撃を受け止めていた従来作業に比べて、格段に作業者の作業負担が軽減される。また、この斫り装置1によれば、ガイド部3を構成する上ランナー11Aによりエアーハンマー7の荷重の大半が受け止められるので、より軽い力でコンクリート壁2上でエアーハンマー7を移動させることが可能であり、作業者がエアーハンマー7を掴んでコンクリート壁2上で移動させていた従来作業に比べて、この点でも格段に作業者の作業負担が軽減される。また、従来作業に比べて、より迅速にエアーハンマー7を移動させることができるので、この斫り装置1を用いれば、斫り作業の作業効率の格段の向上を図ることができる。
As described above, in this
この斫り装置1では、ガイド部3を構成する架台10を左右方向に向かって伸縮可能に構成したので、長短様々な幅寸法を有するコンクリート壁2に対しても、ガイド部3をセットして斫り処理を実行することができる。同様に、この斫り装置1では、架台10における操作軸4の位置を左右方向に変更可能に構成したので、この点でも長短様々な幅寸法を有するコンクリート壁2に対しても、その幅寸法内に操作軸4を配置させて、斫り処理を実行することができる。また、ガイド部3にコンクリート壁2の上面に沿って移動可能に構成された上ランナー11A・11Aを形成したので、当該上ランナー11A・11Aでエアーハンマー7や操作部5等の荷重を受け止めて、より軽い力で斫り装置1を移動させることができ、作業者の作業負担を軽減できる。また、ガイド部3に架台10の両端に、コンクリート壁2の側面に沿って移動可能に構成された横ランナー11B・11Bを設けたので、これら横ランナー11B・11Bでコンクリート壁2を挟持しながら、左右方向の位置ずれなく、確実に斫り作業を進めることが可能となる。また、斫り作業時に上ランナー11A・11Aがコンクリート壁2の上面2Uからズレ落ちる等の不具合が生じることを抑えることができるので、より安全かつ迅速に斫り作業を進めることができる。
In this
操作部5を、操作軸4に連結された揺動腕40と、揺動腕40の後端部に水平軸である連結軸41を介して連結されて、揺動腕40に対して上方向に揺動可能に構成された第1操作腕42と、第1操作腕42の後端部に第2操作腕43を介して設けられた操作ハンドル44とを含むものとし、第1操作腕42の中途部にエアーハンマー7を固定したので、操作ハンドル44を押し下げ操作することで、エアーハンマー7をコンクリート壁2の上面2Uに強い力で押し当てて、確実に斫り処理を進めることができる。因みに揺動腕40に対して第1操作腕42が上方向のみならず、下方向にも揺動可能である場合には、操作ハンドル44の押し下げ操作に伴う操作力をエアーハンマー7に的確に伝えることができず、効率的に斫り処理を進めることができない。
The
操作ハンドル44を第1操作腕42の後端部に設けられた縦軸のハンドル軸75を介して回動可能に構成したので、第1操作腕42が前後方向に向く状態のみならず、操作軸4を中心に第1操作腕42を大きく回転操作させたときにも、操作ハンドル44を左右方向に維持することができる(図1参照)。これによれば、第1操作腕42の揺動姿勢とは無関係に、作業者は身体を前方向(正面)に向けたままで、操作ハンドル44を操作することができるので、エアーハンマー7の回転操作時における作業者の立ち位置の移動を少なくして、作業者の作業負担を抑えることができる。また、例えば、作業者が、斫り装置1と共にコンクリート壁2の上面2Uに乗って作業を行う場合には、身体を前方向(正面)に向けたままで、操作ハンドル44を大きく回転操作させることができるので、作業者がコンクリート壁2から落下するような不具合が生じることを抑えて、より安全に斫り作業を進めることができる。
Since the operation handle 44 is configured to be rotatable via the
図10および図11に、コンクリート壁2の上面2Uと側面2L・2Rとの境界部に形成された傾斜面であるコーナー部2Cに対して斫り処理を行うためのアタッチメント80を使った斫り方法を示す。アタッチメント80は、ガイド部3を構成する支持柱21の側面に溶着固定された取付金具81を介して該支持柱21にボルト82により締結固定されるベース片83と、ベース片83から斜め上方に向かって伸びる前後一対の傾斜片84・84と、傾斜片84・84の上端に溶着固定された装着片85とで構成される。装着片85の傾斜角度はコンクリート壁2のコーナー部2Cの傾斜角度と略一致する角度(略45度)となるように構成されている。図11において、符号86は、エアーハンマー7を保持するホルダーを示しており、このホルダー86を装着片85にボルト87を使って固定することで、エアーハンマー7をコーナー部2Cの傾斜面と正対する斜め45度の傾斜姿勢とすることができる。以後は、エアーハンマー7を駆動しながら、ガイド部3を前後方向に移動させると、コーナー部2Cに斫りビット9の先端を押し当てながらエアーハンマー7を前後方向に移動させることができるので、当該コーナー部2Cに対して効率的に斫り処理を行うことができる。
In FIGS. 10 and 11, the
(実施例2)
図12〜図14に、本発明の実施例2に係る斫り装置1を示す。この斫り装置1は、そのベース構造をパイプをジョイントクランプで連結してなる組立パイプ構造とした点が先の実施例1と相違する。この斫り装置1は、平面視において、コンクリート壁2を跨ぐように左右方向に走る計3本のパイプ100A・100B・100Cと、コンクリート壁2を挟む左右位置に配されて、前後方向に走る2本のパイプ100D・100Eと、パイプ100Cの左右方向の中央部に連結されて後方に向かって伸びるパイプ100Fと、パイプ100Fの後端に配されて左右方向に走るパイプ100Gと、これらパイプ100A〜100Gを連結するジョイントクランプ101A〜101Hと、走行用のローラー102A・102Bと、エアーハンマー7などで構成される。
(Example 2)
12 to 14 show a
ガイド部3は、前後一対のパイプ100A・100Bと、パイプ100Aの左右両端に配されたジョイントクランプ101A・101Bと、パイプ100Bの左右両端に配されたジョイントクランプ101C・101Dと、左側に位置するジョイントクランプ101A・101Cによりパイプ100A・100Bの上方に組み付けられたパイプ100Dと、右方に位置するジョイントクランプ101B・101Dによりパイプ100A・100Bの上方に組み付けられたパイプ100Eと、パイプ100Dとパイプ100Eのそれぞれの前後方向の中央部に配されたジョイントクランプ101E・101Fと、これらジョイントクランプ101E・101Fにより、パイプ100Dとパイプ100Eの上方に組み付けられたパイプ100Cなどを備える。
The
パイプ100Aの左右方向の中央2箇所には、下方にローラー102Aを備える単クランプ106A・106Aが固定されている。同様にパイプ100Bの左右方向の中央2箇所には、下方にローラー102Aを備える単クランプ106B・106Bが固定されている。これら計4個のローラー102Aが、本発明の上ランナー11Aを構成する。
図13に示すように、パイプ100D・100Eは、前後方向の中央2箇所に下方に指向するパイプ107・107を備える門型に形成されており、各パイプ107の左右方向の内面には、ローラー102Bが固定されている。これら計4個のローラー102Bが、本発明の横ランナー11Bを構成する。
As shown in FIG. 13, the
パイプ100Cの中央には、操作部5となるパイプ100Fの前端を揺動可能に支持する操作軸4が設けられている。操作軸4はボルト108であり、パイプ100Cの下方側から、当該パイプ100Cに設けられた通孔を介して、上方に突設されている。パイプ100Fの前端には通孔が設けられており、この通孔にボルト108を挿通したのち、ボルト108の上端にナット109を締結することで、パイプ100Fは操作軸4を中心にして揺動可能に支持されている。
At the center of the pipe 100C, an
パイプ100Fの後端には、ジョイントクランプ101Gを介してパイプ100Gが連結されている。作業者は、このパイプ100Gを握って、斫り作業を進める。パイプ100Fの前後方向の中央部には、ジョイントクランプ101Hが設けられており、このジョイントクランプ101Hによりエアーハンマー7が保持されている。
A pipe 100G is connected to the rear end of the
以上のような構成からなる実施例2の斫り装置1では、右方に位置するジョイントクランプ101B・101D・101F、及び/又は左方に位置するジョイントクランプ101A・101C・101Eのパイプ100A・100B・100Cとの締結部を緩めることで、左右のパイプ100D・100Eの対向間隔を変更調整することができる。また、緩めたジョイントクランプ101A〜101Fの締結部を再び締めることで、調整位置に左右のパイプ100D・100Eを固定することができる。以上のように、この斫り装置1では、左右のパイプ100D・100Eの対向間隔を変更調整することができるようにしたので、長短様々な幅寸法を有するコンクリート壁2に対しても、ガイド部3をセットして斫り処理を実行することができる。
In the
その他、この斫り装置1を用いれば作業者の作業負担を軽減できること、作業効率良く斫り処理を進めることができることなどは、実施例1の斫り装置1と同様であるので、その説明は省略する。
In addition, the work load of the operator can be reduced by using this
(実施例3)
図15、図16に、本発明の実施例3に係る斫り装置1を示す。この斫り装置1では、操作部5が、操作軸4に連結された揺動腕40と、揺動腕40の後端部に水平軸41を介して連結されて、揺動腕40に対して上方向にのみ揺動可能に構成された第1操作腕42と、第1操作腕42の中途部に設けられた第2操作腕43と操作ハンドル44とを含むものとし、第1操作腕42の後端部に処理部6であるエアーハンマー7が固定されている点が先の実施例1に係る斫り装置1と相違する。すなわち、先の実施例1に係る斫り装置1では、第1操作腕42の中途部に処理部6であるエアーハンマー7が固定され、第1操作部42の後端部に第2操作腕43と操作ハンドル44が設けられていたのに対して、実施例3に係る斫り装置1では、第1操作腕42の中途部に第2操作腕43と操作ハンドル44が設けられ、第1操作腕42の後端部に処理部6であるエアーハンマー7が固定されており、操作ハンドル44とエアーハンマー7の固定位置が前後逆とされている点が、先の実施例1と相違する。それ以外の点は、実質的に実施例1と同様であるので、同一の部材には同一の符号を付して、その説明を省略する。
(Example 3)
15 and 16 show a
このように、第1操作腕42の中途部に第2操作腕43と操作ハンドル44が設けられ、第1操作腕42の後端部に処理部6であるエアーハンマー7が固定されていると、前方から順にガイド部3、操作ハンドル44、エアーハンマー7が配されることとなり、作業者の身体の近い位置にエアーハンマー7を位置させることができるので、エアーハンマー7によるコンクリート壁2の上面2Uに対する処理状況を目視で確認しながら、斫り処理を実行することが容易となる。また、小さな操作ハンドル44の操作量で、エアーハンマー7を大きく動かすことができるので、より迅速にエアーハンマー7を動かすことが可能となり、作業効率の向上を図ることもできる。
In this way, the
上記実施例においては、処理部6としてエアーハンマー7を備える斫り装置1について説明したが、本発明はこれに限られず、電動式の斫りハンマーや高圧流体噴射式のウォータージェットハンマーであってもよい。ガイド部3等の具体的構成は、上記実施例に挙げたものに限られない。
In the above embodiment, the
1 斫り装置
2 コンクリート構造物(コンクリート壁)
2U コンクリート構造物の上面(コンクリート壁の上面)
2L コンクリート構造物の左側面(コンクリート壁の左側面)
2R コンクリート構造物の右側面(コンクリート壁の右側面)
4 操作軸
5 操作部
6 処理部
7 エアーハンマー
10 架台
11 ランナー機構
11A 上ランナー
11B 横ランナー
12 外フレーム
13 内フレーム
14 ロック構造
40 揺動腕
41 水平軸(連結軸)
42 操作腕(第1操作腕)
44 操作ハンドル
75 ハンドル軸
1
Upper surface of 2U concrete structure (upper surface of concrete wall)
Left side of 2L concrete structure (left side of concrete wall)
2R Right side of concrete structure (right side of concrete wall)
4
42 Operating arm (1st operating arm)
44 Operation handle 75 Handle shaft
Claims (8)
コンクリート構造物(2)の上面(2U)に前後方向に移動可能にセットされるガイド部(3)と、
ガイド部(3)に設けられた操作軸(4)まわりに揺動可能に構成されて、ガイド部(3)から片持ち状に伸びる操作部(5)と、
操作部(5)に固定されて、コンクリート構造物(2)の上面(2U)に対する斫り処理を担う処理部(6)と、
を備え、
作業者が操作部(5)を前後方向に移動させることで、コンクリート構造物(2)に沿ってガイド部(3)と共に処理部(6)を前後方向に移動させることができる前後操作と、
作業者が操作部(5)を操作軸(4)まわりに揺動させることで、処理部(6)を左右方向に移動させることができる回転操作と、
作業者が操作部(5)を上下方向に移動させることで、処理部(6)を上下方向に移動させることができる上下操作の計3つの操作を行うことができるように構成されていることを特徴とする斫り装置。 A chipping device for performing a chipping treatment on the upper surface (2U) of a concrete structure (2) long in the front-rear direction.
A guide portion (3) that is movably set in the front-rear direction on the upper surface (2U) of the concrete structure (2), and
An operation unit (5) that is configured to swing around an operation shaft (4) provided in the guide unit (3) and extends cantileverly from the guide unit (3).
A processing unit (6) fixed to the operation unit (5) and responsible for chipping the upper surface (2U) of the concrete structure (2).
With
By moving the operation unit (5) in the front-rear direction, the operator can move the processing unit (6) together with the guide unit (3) along the concrete structure (2) in the front-rear direction.
A rotation operation that allows the operator to move the processing unit (6) in the left-right direction by swinging the operation unit (5) around the operation shaft (4).
By moving the operation unit (5) in the vertical direction, the operator can perform a total of three operations, that is, the vertical operation in which the processing unit (6) can be moved in the vertical direction. A chipping device featuring.
左右一対の上ランナー(11A)は、架台(10)に対して左右方向に間隔を空けて設けられており、
左右一対の上ランナー(11A)どうしの左右方向の対向間隔距離が変更可能に構成されている、請求項1記載の斫り装置。 The guide portion (3) is provided along the pedestal (10) extending in the left-right direction, which is the width direction of the concrete structure (2), and the upper surface (2U) of the concrete structure (2) provided on the pedestal (10). A pair of left and right upper runners (11A) that are movable, and horizontal runners that are provided at both ends of the gantry (10) and are movable along the side surfaces (2R / 2L) of the concrete structure (2). Including (11B)
A pair of left and right upper runners (11A) are provided at intervals in the left-right direction with respect to the gantry (10).
The chipping device according to claim 1, wherein the distance between the pair of left and right upper runners (11A) facing each other in the left-right direction can be changed.
外フレーム(12)の端部に左右の一方側の上ランナー(11A)と横ランナー(11B)が固定され、内フレーム(13)の端部に左右の他方側の上ランナー(11A)と横ランナー(11B)とが固定されており、
外フレーム(12)から内フレーム(13)を引き出すことで、架台(10)の左右の幅寸法を変更して、上ランナー(11A)の左右方向の対向間隔距離を変更することができるように構成されている、請求項2記載の斫り装置。 The gantry (10) includes a nested outer frame (12), an inner frame (13), and a lock structure (14) for fixing the inner frame (13) drawn from the outer frame (12).
The left and right upper runners (11A) and lateral runners (11B) are fixed to the ends of the outer frame (12), and the left and right upper runners (11A) and lateral runners (11A) are fixed to the ends of the inner frame (13). The runner (11B) is fixed,
By pulling out the inner frame (13) from the outer frame (12), the left and right width dimensions of the gantry (10) can be changed so that the left-right facing distance of the upper runner (11A) can be changed. The chipping device according to claim 2, which is configured.
操作腕(42)の中途部に処理部(6)が固定されている、請求項1乃至4のいずれか一つに記載の斫り装置。 The operation unit (5) is connected to the swing arm (40) connected to the operation shaft (4) and to the rear end portion of the swing arm (40) via the horizontal shaft (41), and the swing is performed. It includes an operating arm (42) configured to swing only upward with respect to the arm (40) and an operating handle (44) provided at the rear end of the operating arm (42).
The chipping device according to any one of claims 1 to 4, wherein the processing unit (6) is fixed to the middle portion of the operating arm (42).
操作腕(42)の後端部に処理部(6)が固定されている、請求項1乃至4のいずれか一つに記載の斫り装置。 The operation unit (5) is connected to the swing arm (40) connected to the operation shaft (4) and to the rear end portion of the swing arm (40) via the horizontal shaft (41), and the swing is performed. The operation arm (42) configured to swing only upward with respect to the arm (40) and the operation handle (44) provided in the middle of the operation arm (42) are included.
The chipping device according to any one of claims 1 to 4, wherein the processing unit (6) is fixed to the rear end of the operating arm (42).
処理部(6)が、圧縮空気式の斫りハンマー、電動式の斫りハンマー、および高圧流体噴射式のウォータージェットハンマーのいずれか一つである、請求項1乃至7のいずれか一つに記載の斫り装置。 The processing unit (6) is detachable from the operation unit (5).
The processing unit (6) is any one of a compressed air type chipping hammer, an electric type chipping hammer, and a high pressure fluid injection type water jet hammer, according to any one of claims 1 to 7. The described scraping device.
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