JP6849200B2 - マルチ生体データを用いた非接触式マルチ生体認識方法及びマルチ生体認識装置 - Google Patents

マルチ生体データを用いた非接触式マルチ生体認識方法及びマルチ生体認識装置 Download PDF

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Description

本発明は、マルチ生体データを用いた非接触式マルチ生体認識方法及びマルチ生体認識装置に係り、さらに詳しくは、複数の生体データを取得し、ユーザの識別を行うマルチ生体認識技術を使用して、生体データの認識成功率と速度を高めることができるマルチ生体データを用いた非接触式マルチ生体認識方法及びマルチ生体認識装置に関するものである。
一般的に、生体認識技術は、生きている人間の身体的特徴や行動的特徴を自動化された装置で測定して、個人識別手段として活用する技術である。
このような生体認識は、身体的特徴の認識と行動的特徴の認識とに区分することができる。身体的特徴の認識には、指紋(fingerprint)認識、顔(face)認識、虹彩(iris)認識、静脈(vein)認識、網膜(retina)認識、手の形(hand geometry)認識などがあり、行動的特徴の認識には、音声認識、足つき認識、署名認識などがある。
特に、生体認識のうちの身体的特徴の認識は、比較的古くから開発が行われてきており、金融、出入管理、医療福祉、公共、検疫、エンターテイメントなどのさまざまな分野でのセキュリティ技術として活用されている。
最近では、セキュリティ性を高めるために、複数の身体的特徴認識装置を用いたセキュリティ技術が活用されている。代表的に、指紋認識装置と手のひら静脈認識装置を用いたセキュリティ技術が活用されている。
しかし、上記のように、複数の身体的特徴認識装置を用いる場合、各装置が個別に設けられて多くの体積を占めるのはもちろん、ユーザが各機器別に認識過程を別途行う必要があるため、過程が複雑であり、認証に長い時間がかかるという問題があった。
また、指紋認識において、ユーザが直接機器の表面に指を接触しなければならない構造で構成されているので、多数のユーザが同じ装置を用いる場合、一部のユーザにとって心理的抵抗感を生じさせるという問題があった。
一方、従来は、上記のような問題を解決するために、非接触でユーザの指紋を認識することができる非接触指紋認識技術が開発されている。これは、ユーザが機器に接触する前に、カメラでユーザの指紋画像を取得してユーザを識別するための技術である。
このような非接触指紋認識技術は、ユーザの手が機器に近接する場合、カメラがユーザの指紋を複数撮影して複数の指紋画像を取得し、取得した複数の指紋画像のうちのいずれか1つを、所定の選定基準に応じて選定した後、これを既存に保存されていたユーザ生体情報(指紋情報)と比較してユーザを識別する特徴がある。
しかし、上記の従来の非接触指紋認識技術は、複数の指紋画像を取得した後、取得した複数の指紋画像のうちのいずれか1つを、所定のアルゴリズムに基づいて選定する過程を実行することから、ユーザの識別において長い時間がかかるという問題があった。
また、上記の従来の非接触指紋認識技術は、撮影されたすべての指紋画像を既存の保存ユーザ生体情報と比較するのではなく、所定の選定基準に基づいて任意に選定された画像だけを比較して識別を行うことから、最適な指紋画像が選ばれても、ユーザの識別の過程で適合していない画像として認識され、ユーザの識別に失敗する確率が高いという問題があった。
さらに、上記のようにユーザの識別に失敗した場合には、再度同じ過程を繰り返し行う必要があるため、ユーザの待機時間が長くなり、ユーザに不快感を与えるという問題があった。
本発明が解決しようとする技術的課題は、個別生体認識技術を融合して同時処理が可能で、ユーザの生体情報の登録または識別過程で発生する可能性のある、時間がかかることや不便さ、心理的抵抗感などの問題を防止することができるマルチ生体データを用いた非接触式マルチ生体認識方法及びマルチ生体認識装置を提供することである。
本発明の他の技術的課題は、ユーザから生体データが入力された場合、ユーザの識別が成功するまで、ユーザの身体から取得したすべての生体データを、予め登録されている生体データとリアルタイムで比較してユーザの識別を行うことにより、ユーザ識別の失敗確率を下げ、迅速かつ正確なユーザ識別が可能なマルチ生体データを用いた非接触式マルチ生体認識方法及びマルチ生体認識装置を提供することである。
本発明が解決しようとする技術的課題は、以上で言及した技術的課題に限定されず、言及されていないまた他の技術的課題は、下記の記載から、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者に明確に理解される。
上記技術的課題を達成するために、本発明の実施形態に係るマルチ生体データを用いた非接触式マルチ生体認識方法は、測定可能な所定の範囲内でユーザが感知された場合、非接触状態の前記ユーザから複数の生体データを取得した後、取得した複数の生体データを予め登録された生体データと比較して、各生体データに関するユーザ認証を行うステップと、前記各生体データに関するユーザ認証結果を総合して、前記各生体データに関するユーザ認証結果が所定の条件を満たしている場合、前記ユーザを認可されたユーザとして判断するステップと、を含むことを特徴とする。
前記測定可能な所定の範囲内でユーザが感知された場合、非接触状態の前記ユーザから複数の生体データを取得した後、取得した複数の生体データを予め登録された生体データと比較して、各生体データに関するユーザ認証を行うステップは、前記ユーザから指紋に関する生体データを取得し、予め登録された生体データと比較するステップと、前記ユーザから手のひら静脈に関する生体データを取得し、予め登録された生体データと比較するステップと、を含み、前記ユーザから指紋に関する生体データを取得し、予め登録された生体データと比較するステップと、前記ユーザから手のひら静脈に関する生体データを取得し、予め登録された生体データと比較するステップとは、同時に行われてもよい。
前記ユーザから指紋に関する生体データを取得し、予め登録された生体データと比較するステップは、前記ユーザから1つの指紋データを取得するステップと、前記1つの指紋データから特徴点を抽出するステップと、前記1つの指紋データから抽出した特徴点を、前記予め登録された生体データから抽出した特徴点とリアルタイムで比較するステップと、各特徴点間の比較結果に基づいて指紋に関するユーザの認証可否を判断するステップと、を含んでもよい。
前記1つの指紋データは、少なくとも1つ以上の指の指紋情報を含む複数のグループ指紋情報で形成されてもよい。
前記1つの指紋データから抽出した特徴点を、前記予め登録された生体データから抽出した特徴点とリアルタイムで比較するステップは、前記1つの指紋データから抽出した特徴点と前記予め登録された生体データから抽出した特徴点との一致率が、所定の基準値未満である場合、再度前記ユーザから1つの指紋データを追加取得するように設定されてもよい。
前記ユーザから指紋に関する生体データを取得し、予め登録された生体データと比較するステップは、前記ユーザから1つの指紋データを追加取得した回数を、所定の回数と比較するステップをさらに含んでもよい。
前記各特徴点間の比較結果に基づいて指紋に関するユーザの認証可否を判断するステップは、前記1つの指紋データから抽出した特徴点と前記予め登録された生体データから抽出した特徴点との一致率が、前記所定の基準値以上である場合、指紋に関するユーザ認証に成功したと判断し、前記1つの指紋データから抽出した特徴点と前記予め登録された生体データから抽出した特徴点との一致率が、前記所定の基準値未満である場合の回数が、前記所定の回数以上である場合、指紋に関するユーザ認証に失敗したと判断することができる。
前記ユーザから手のひら静脈に関する生体データを取得し、予め登録された生体データと比較するステップは、前記ユーザから手のひら静脈データを取得するステップと、前記手のひら静脈データから特徴点を抽出するステップと、前記手のひら静脈データから抽出した特徴点を、前記予め登録された生体データから抽出した特徴点とリアルタイムで比較するステップと、各特徴点間の比較結果に基づいて手のひら静脈に関するユーザの認証可否を判断するステップと、を含んでもよい。
前記各生体データに関するユーザ認証結果を総合して、前記各生体データに関するユーザ認証結果が所定の認証条件を満たしている場合、前記ユーザを認可されたユーザとして判断するステップは、成功したユーザ認証結果と所定のユーザ認証条件との一致可否を確認するステップと、前記成功したユーザ認証結果と前記所定のユーザ認証条件との一致可否の結果に基づいて、ユーザの認可可否を判断するステップと、を含んでもよい。
一方、本発明の実施形態に係るマルチ生体認識装置は、ユーザが近づいた場合、ユーザの身体が非接触された状態で、前記ユーザの身体から指紋及び手のひら静脈(palm vein)に関する複数の生体データを取得する生体データ入力部と、前記生体データ入力部から取得した前記複数の生体データと予め登録されている生体データとを比較してユーザ認証を行う生体データ識別部と、を含むことを特徴とする。
前記生体データ識別部は、前記複数の生体データを、前記予め登録されている生体データと同時に比較して各生体データに関する認証を個別に行い、前記各生体データに関する認証結果を総合してユーザの認可可否を判断することができる。
前記生体データ入力部は、指紋に関する生体データの認証において、前記生体データ識別部により前記指紋に関する生体データの認証が成功するまで、前記ユーザの身体から取得した前記指紋に関する生体データを、前記生体データ識別部にリアルタイムで転送することができる。
前記生体データ入力部は、前記ユーザが前記生体データ入力部側に近づいた場合、ユーザの指を撮影して少なくとも2つ以上の指紋データを取得可能な複数の指紋認識カメラを備える指紋認識手段と、前記ユーザが前記生体データ入力部側に近づいた場合、ユーザの手のひらを撮影して手のひら静脈データを取得可能な手のひら静脈認識カメラを備える手のひら静脈認識手段と、を含んでもよい。
前記複数の指紋認識カメラは、親指を除いた残りの指のうち、所定数の指の指紋を撮影する第1指紋認識カメラと、親指を除いた残りの指のうち、前記第1指紋認識カメラが撮影していない指の指紋を撮影する第2指紋認識カメラと、を含んでもよい。
生体データが予め登録されている生体データ登録部と、前記生体データ識別部の識別結果をIDで表示するID表示部と、前記生体データ入力部、前記生体データ識別部、前記生体データ登録部及び前記ID表示部を制御する制御部と、前記生体データ入力部、前記生体データ識別部、前記生体データ登録部、前記ID表示部及び前記制御部を内側に収容する収容部と、をさらに含んでもよい。
本発明の実施形態によれば、独立した生体認識技術を融合して、多数の生体認識及び識別を同時に行うことができ、審美的に優れユーザフレンドリーなユーザインタフェースを提供することができる。
また、生体データの登録および識別過程で時間がかかることや不便さを減らし、生体認識過程での心理的抵抗感を減らすことができる。特に、生体情報の認識率が高く、しかもその内部の装置がユーザに見えないため、ユーザ拒否感や不快感が減少したマルチ生体認識装置を提供することができる。
また、ユーザから生体データが入力された場合、ユーザ識別が成功するまで、ユーザの身体から取得したすべての生体データを、予め登録されている生体データとリアルタイムで比較してユーザ識別を行うことにより、ユーザ識別の失敗確率を下げ、迅速なユーザ識別を行うことができる。
本発明の効果は、上記の効果に限定されるものではなく、本発明の詳細な説明または特許請求の範囲に記載された発明の構成から推論可能なすべての効果を含む。
本発明の実施形態に係るマルチ生体認識装置を示す構成図 本発明の実施形態に係るマルチ生体認識装置の分解斜視図 本発明の実施形態に係るマルチ生体認識装置の結合斜視図 本発明の他の実施形態に係るマルチ生体認識装置の結合斜視図 ユーザがゲートを通過するために、マルチ生体認識装置に近づいて認証が行われる様子を示す説明図 本発明の実施形態に係るマルチ生体認識装置から取得可能な指紋データの種類を示す説明図 本発明の実施形態に係るマルチ生体データを用いた非接触式マルチ生体認識方法を示すフローチャート 本発明の実施形態に係るマルチ生体データを用いた非接触式マルチ生体認識方法を示すフローチャート 本発明の実施形態に係るマルチ生体データを用いた非接触式マルチ生体認識方法を示すフローチャート 本発明の実施形態に係るマルチ生体データを用いた非接触式マルチ生体認識方法を示すフローチャート 本発明の実施形態に係るマルチ生体データを用いた非接触式マルチ生体認識方法を示すフローチャート 本発明の実施形態に係るマルチ生体データを用いた非接触式マルチ生体認識方法を示すフローチャート 本発明の実施形態に係るマルチ生体データを用いた非接触式マルチ生体認識方法を示すフローチャート
以下、添付図面に基づき、本発明について説明する。しかし、本発明は、さまざまに異なる形態にも具現可能であり、したがって、ここで説明する実施形態に限定されるものではない。そして、図面において、本発明について明確に説明するために、説明と関係ない部分は省略し、明細書の全般に亘って、類似した部分については、類似した図面符号を付した。
明細書の全般に亘って、ある部分が他の部分と「連結(接続、接触、結合)」されているとしたとき、これは、「直接的に連結」されている場合だけではなく、これらの間に他の素子を挟んで「間接的に連結」されている場合も含む。また、ある部分がある構成要素を「含む」としたとき、これは、特に断りのない限り、他の構成要素を除外するものではなく、他の構成要素をさらに備えていてもよいということを意味する。
本明細書で使用される用語は、単に特定の実施形態を説明するために使われるものであって、本発明を限定するものではない。単数の表現は、文脈上明らかに異なるものを意味しない限り、複数の表現を含む。本明細書において、「含む(備える)」または「有する」などの用語は、明細書上に記載された特徴、数字、ステップ、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものが存在することを指定しようとするものであって、1つまたはそれ以上の他の特徴や数字、ステップ、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものの存在または付加の可能性を予め排除するものではない。
以下、添付図面に基づき、本発明の実施形態について詳細に説明する。
図1を参照すると、本発明の実施形態に係るマルチ生体認識装置100(以下、「マルチ生体認識装置100」という。)は、ユーザ1の身体が非接触状態で近づいた場合、ユーザ1から複数の生体データを取得し、これに基づいてユーザ1の識別を行うことができる生体認識セキュリティ装置であって、生体データ入力部10を含む。
生体データ入力部10は、本マルチ生体認識装置100に近づいているユーザ1から複数の生体データを取得する。
さらに詳しくは、生体データ入力部10は、ユーザ10が本マルチ生体認識装置100に近づいた場合、ユーザの身体が非接触された状態で、ユーザの身体(例えば、手)から指紋及び手のひら静脈(palm vein)に関する複数の生体データを取得する。ここで、ユーザ1の身体が「非接触された状態」とは、ユーザ1の身体(例えば、指や手のひらなど)が本マルチ生体認識装置100から認識可能な位置に配置されるが、本マルチ生体認識装置100に接触されていない状態を意味する。
図1及び図2を参照すると、生体データ入力部10は、ユーザ1の身体部位に応じて、それぞれの生体データを取得することができる複数の生体手段を含んでもよい。
さらに詳しくは、生体データ入力部10は、指紋認識手段11及び手のひら静脈認識手段12を含んでもよい。
指紋認識手段11は、ユーザ1が生体データ入力部10側に近づいた場合、ユーザ1の指から複数の指紋データを取得することができる。
指紋認識手段11は、複数の認識カメラ111、113を備えてもよい。
複数の指紋認識カメラ111、113は、ユーザ1が生体データ入力部10側に近づいた場合、ユーザ1の指を撮影して少なくとも2つ以上の指紋データを取得することができる。
さらに詳しくは、複数の指紋認識カメラ111、113は、親指を除いた残りの指のうち、所定数の指の指紋を撮影する第1指紋認識カメラ111と、親指を除いた残りの指のうち、第1指紋認識カメラ111が撮影していない指の指紋を撮影する第2指紋認識カメラ113を含んでもよい。例示的に、図6の(c)に示すように、第1指紋認識カメラ111がユーザ1の第1指F1、第2指F2及び第3指F3を撮影する場合、第2指紋認識カメラ113はユーザ1の第4指F4指紋を撮影することができる。これとは異なり、図
6の(a)に示すように、第1指紋認識カメラ111がユーザ1の第1指F1指紋のみを撮影し、第2指紋認識カメラ113がユーザ1の第2指F2、第3指F3及び第4指F4の指紋を撮影することもできる。また、図6の(b)に示すように、第1指紋認識カメラ111と第2指紋認証カメラ113がそれぞれ2本の指の指紋を撮影することもできる。すなわち、複数の指紋認識カメラ111、113は、ユーザ1の指が本マルチ生体認識装置100と接触していない非接触(touchless)状態では、ユーザ1の親指を除いた残りの4本の指の指紋を同時に撮影することができる。
したがって、本マルチ生体認識装置100は、複数の指紋情報によりユーザ1認証を行うことができる。ここで、指紋認識手段11は、上述したように、複数の指紋認識カメラ111、113そのものであってもよく、これとは異なり、複数の指紋認識カメラ111、113と、複数の指紋認識カメラ111、113によって撮影された画像をデータ処理するプロセッサ(図示せず)と、を含むモジュールであってもよい。
手のひら静脈認識手段12は、ユーザ1が生体データ入力部10側に近づいた場合、ユーザ1の手のひらから手のひら静脈データを取得することができる。
手のひら静脈認識手段12は、手のひら静脈認識カメラ121を備えてもよい。
手のひら静脈認識カメラ121は、ユーザ1が本マルチ生体認識装置100に近づいた場合、ユーザ1の手のひらを撮影して手のひら静脈データを取得することができる。ここで、手のひら静脈認識手段12は、上述したように、手のひら静脈認識カメラ121そのものであってもよく、これとは異なり、手のひら静脈認識カメラ121と、手のひら静脈認識カメラ121によって撮影された画像をデータ処理するプロセッサ(図示せず)と、を含むモジュールであってもよい。
一方、複数の指紋認識カメラ111、113と手のひら静脈認識カメラ121は、図2及び図6に示すように、三角構図で配置されてもよい。
さらに詳しくは、複数の指紋認識カメラ111、113は、ユーザ1の手が非接触状態で近づいた場合、手のひらよりも相対的に上側に位置するユーザ1の指を撮影できるように、手のひら静脈認識カメラ121に比べて相対的に上側に配置されてもよい。また、手のひら静脈認識カメラ121は、指よりも相対的に下側に位置するユーザ1の手のひらを撮影できるように、複数の指紋認識カメラ111、113に比べて相対的に下側に配置されてもよい。
したがって、ユーザ1が、自分の生体データを本マルチ生体認識装置100の生体データ入力部10に入力させるために、自分の指を複数の指紋認識カメラ111、113に近づけた場合、ユーザ1の手のひらは、手のひら静脈認識カメラ121と対向する位置に自動的に配置され得る。
また、生体データ入力部10は、ユーザ10が本マルチ生体認識装置100に近づいた場合、ユーザの身体が非接触された状態で、ユーザの身体から顔及び虹彩に関する複数の生体データをさらに取得することができる。
さらに詳しくは、生体データ入力部10は、顔認識手段13及び虹彩認識手段14をさらに含んでもよい。
顔認識手段13は、ユーザ1が生体データ入力部10側に近づいた場合、ユーザ1から顔画像データを取得することができる。
顔認識手段13は、顔認識カメラ131を備えてもよい。
顔認識カメラ131は、ユーザ1が本マルチ生体認識装置100に近づいた場合、ユーザ1の顔を撮影して顔画像データを取得することができる。
さらに詳しくは、顔認識カメラ131は、手のひら静脈認識カメラ121の一方の側に配置されて、ユーザ1の手が複数の指紋認識カメラ111、113及び手のひら静脈認識カメラ121に対応する位置に配置される場合、ユーザ1の親指と人差し指との間に対応する領域に配置されてもよい。
したがって、ユーザ1が指紋認識手段11によりユーザ1の識別を行う場合、ユーザ1の親指と人差し指との間でユーザ1の顔を撮影することができる。
ここで、顔認識手段13は、顔認識カメラ131そのものであってもよく、これとは異なり、顔認識カメラ131と、顔認識カメラ131によって撮影された画像データを処理するプロセッサ(図示せず)と、を含むモジュールであってもよい。
虹彩認識手段14は、ユーザ1が生体データ入力部10側に近づいた場合、ユーザ1から虹彩データを取得することができる。
虹彩認識手段14は、虹彩認識カメラ141を備えてもよい。
虹彩認識カメラ141は、ユーザ1が本マルチ生体認識装置100に近づいた場合、ユーザ1の眼球を撮影して虹彩データを取得することができる。
さらに詳しくは、虹彩認識カメラ141は、前記顔認識カメラ131と共に手のひら静脈認識カメラ121の一方の側に配置されて、ユーザ1の手が複数の指紋認識カメラ及び手のひら静脈認識カメラ121に対応する位置に配置される場合、ユーザ1の親指と人差し指との間に対応する領域に配置されてもよい。
したがって、ユーザ1が指紋認識手段11によりユーザ1の識別を行う場合、ユーザ1の親指と人差し指との間でユーザ1の虹彩を撮影することができる。例えば、図2には虹彩認識カメラが顔認識カメラ131の上部に配置されているが、顔認識カメラ131と虹彩認識カメラ141の位置は、互いに変わっても構わない。
ここで、虹彩認識手段14は、虹彩認識カメラ141そのものであってもよく、これとは異なり、虹彩認識カメラ141と、虹彩認識カメラ141によって撮影された画像データを処理するプロセッサ(図示せず)と、を含むモジュールであってもよい。
一方、顔認識カメラ131と虹彩認識カメラ141は、パン・チルト(pan−tilt)ドライバー15によって駆動されてもよい。
さらに詳しくは、虹彩認識カメラ141と顔認識カメラ131は、図2に示すように、パン・チルトドライバ15によって左右方向または上下方向に移動するか回転しながら、ユーザ1の虹彩または顔をそれぞれ撮影することができる。例えば、虹彩認識カメラ141および顔認識カメラ131は、同一のパン・チルトドライバ15によって駆動されてもよく、それぞれ別個のパン・チルトドライバ15によって個別に駆動されてもよい。
すなわち、虹彩認識カメラ141および顔認識カメラ131は、前記パン・チルトドライバ15の物理的な移動によって機械的な(非光学的な)ズームイン(zoom in)及びズームアウト(zoom out)機能を実行することができる。もちろん、虹彩認識カメラ141または顔認識カメラ131は、機械的なズーム機能と光学的なズーム機能を共に実行することができる。したがって、ユーザ1が虹彩認識カメラ141または顔認識カメラ131に意図的に自分の目または顔を近づけることなく、ユーザ1が、本マルチ生体認識装置100からユーザの生体データを取得可能な設定範囲内に位置した場合、虹彩認識カメラ141および顔認識カメラ131は、前記パン・チルトドライバ15の物理的な移動によってユーザ1の虹彩または顔をフォーカシングした後、ユーザ1の虹彩の大きさまたは顔の大きさを調整して、距離に関係なくユーザ1の虹彩または顔を常に一定の大きさで撮影することができる。
また、本マルチ生体認識装置100は、生体データ識別部20を含む。
図1を参照すると、生体データ識別部20は、生体データ入力部10から取得した複数の生体データと予め登録されている生体データとを比較してユーザ1の認証を行う。
すなわち、生体データ識別部20は、生体データ入力部10から取得したマルチ生体データを、予め登録されている生体データと同時に比較して、生体データ入力部10から入力された各生体データに関する認証を個別に行い、各生体データに関する認証結果を総合してユーザの認可可否を判断することができる。もちろん、予め登録されているユーザ1の各生体データの種類や量に応じて、認証の過程で個別に時間差が発生する可能性がある。また、生体データ識別部20は、各生体データのうち、先に識別が行われる生体データからセキュリティ管理者が確認できるように、ディスプレイなどにより外部に表示することも可能である。
ここで、生体データ識別部20は、1対1マッチングで本人であることを確認する認証(verification)を行うこともでき、1対Nマッチングで多くの人々の中からユーザ1を見つける識別(identification)を行うこともできる。すなわち、厳密に言って、認証と識別は別個のもので、応用領域に応じて選択的に利用されるものである。しかし、本発明において、「認証」または「識別」とは、生体データを利用して本人であることを確認するか見つける過程を総称するもので、広義に解釈されることが望ましい。
一方、本マルチ生体認識装置100は、ユーザ1から指紋に関する生体データが入力される場合、指紋に関するユーザ認証が成功するまで、ユーザ1から取得したすべての指紋に関する生体データを、予め登録されている生体データとリアルタイムで比較することができる。
さらに詳しくは、生体データ入力部10は、指紋に関する生体データの認証において、生体データ識別部20により指紋に関する生体データの認証が成功するまで、ユーザ1の身体から取得した指紋に関する生体データを生体データ識別部20にリアルタイムで転送し、生体データ識別部20は、生体データ入力部10からリアルタイムで転送された指紋に関する生体データを予め登録されている生体データと比較して、指紋に関する生体データの認証を行うことができる。
すなわち、本マルチ生体認識装置100は、ユーザ1から指紋に関する生体データを取得した後、所定の基準に基づいて、取得した複数の生体データのうち最高の生体データを選定し、選定された生体データを予め登録されている生体データと比較してユーザ1認証を行うのとは異なり、現在取得した1つの生体データを予め登録されている生体データとリアルタイムで比較してユーザ1認証を行い、この場合、前記過程をユーザ1認証が成功するまで繰り返し行うことができる。ここで、ユーザ1認証が成功した場合とは、現在取得した生体データの特徴点と、予め登録されている生体データの特徴点との比較結果が、システムが設定した基準値以上に一致する場合を意味する。
したがって、本マルチ生体認識装置100は、ユーザ1から複数の生体データを取得した後、取得した複数の生体データのうちの1つを選定する過程を行うことなく、取得した生体データを予め登録されている生体データとリアルタイム比較する過程を、ユーザ認証が成功するまで繰り返し行うことにより、ユーザ1認証に際して、失敗の確率を下げるのはもとより、より迅速でより正確なユーザ1認証を行うことができる。
図1及び2を参照すると、本マルチ生体認識装置100は、生体データ登録部30、ID表示部40、制御50をさらに含んでもよい。
生体データ登録部30は、後述する制御部50を介して生体データ識別部20と連結されるように構成され、ユーザ1の生体データが予め登録されていてもよい。したがって、生体データ識別部20は、生体データ入力部10から取得した生体データと生体データ登録部30に予め登録されているユーザ1の生体データとを比較して、識別を行うことができる。
ID表示部40は、制御部50を介して生体データ識別部20と連結されるように構成され、生体データ識別部20が識別したユーザ1の生体データに対する識別結果をIDで表示することができる。このようなID表示部40の識別結果は、セキュリティ管理者またはユーザ1が確認できる。
制御部50は、生体データ入力部10、生体データ登録部30、生体データ識別部20及びID表示部40と連結され、これらのそれぞれの動作を制御する役割を果たす。
また、本マルチ生体認識装置100は、生体データ保存データベース60をさらに含んでもよい。
生体データ保存データベース60は、生体データ登録部30に登録されている生体データのバックアップを取ることができる。すなわち、人為的ミスや、ハードウェアの問題、ソフトウェアの問題、盗難、コンピュータウイルス、サイバーテロ、災害などの問題が発生した場合、生体データ登録部30に登録されているユーザ1の生体情報が失われる可能性がある。したがって、生体データ登録部30のデータは、生体データ保存データベース60に定期的にバックアップされるように設定されてもよい。
ここで、生体データ保存データベース60は、タンパープロテクション(tamper protection)機能に利用できる。すなわち、本マルチ生体認識装置100が、本マルチ生体認識装置100が設けられる外部コントローラから分離されると、生体データ登録部30に登録されているデータはすべて削除できる。逆に、本マルチ生体認識装置100がコントローラに再び連結されると、生体データ保存データベース60にバックアップされていたデータは、生体データ登録部30に復元できる。
これにより、本マルチ生体認識装置100が盗難などの理由で失われても、個人情報である生体データの損失を防ぐことができる。すなわち、本マルチ生体認識装置100が外部コントローラから分離されると、生体データ登録部30に登録されているデータがすべて削除されるので、ユーザ1の生体データが流出する問題を事前に防止することができる。また、分離されたマルチ生体認識装置100が外部コントローラに再び連結されると、生体データ保存データベース60にバックアップされていたデータがすべて生体データ登録部30に復元されるので、ミス又は修理、管理等の目的のために、本マルチ生体認識装置100を外部コントローラから分離してから再び連結した場合でも、生体データを再入力する手間が発生しない。
また、本マルチ生体認識装置100は、収容部70をさらに含んでもよい。
図2及び図3を参照すると、収容部70は、生体データ入力部10、生体データ識別部20、生体データ登録部30、ID表示部40及び制御部50を内側に収容可能な構造で形成されてもよい。
さらに詳しくは、収容部70は、球状に形成され、内側には生体データ入力部10、生体データ識別部20、生体データ登録部30、ID表示部40及び制御部50を収容可能な収容空間が形成されてもよい。しかし、収容部70は、球状に限定されるものではなく、必要に応じて様々な形状に変更されて適用できる。例えば、本マルチ生体認識装置100の生体データ入力部10、生体データ識別部20、生体データ登録部30、ID表示部40及び制御部50は、1つのモジュール形状に形成されて収容部70に収納されるように形成されてもよい。
また、収容部70は、複数の外皮を含んでもよい。
さらに詳しくは、複数の外皮は、前面部材71、後面部材72、両側に位置する2つの側面部材73、74、上部部材75及び下部部材76で構成されてもよい。
前面部材71と後面部材72は、互いに対向配置され、側面部材73、74、上部部材75及び下部部材76と結合すると球状を呈するように曲面状に形成されてもよい。
2つの側面部材73、74は、後面部材72から着脱可能に設けられてもよい。したがって、システム管理者は、側面部材73、74を開放することにより、収容部70の内部に生体認識モジュールを装着したり、本マルチ生体認識装置100を維持及び補修したりすることができる。
上部部材75は、ユーザ1の利便性(アクセシビリティ)を考慮して、垂直方向から所定の角度で傾いた領域に取り付けられてもよい。これにより、ユーザ1の指または手のひらが本マルチ生体認識装置100に向かって近づくとき、ユーザ1はより楽な姿勢を取ることができる。例えば、上部部材75は、ハーフミラー(half mirror)構造で形成されてもよい。
また、垂直方向から所定の角度で傾いた領域に位置する上部部材75の一側には、複数の貫通ホール751、753が形成されてもよい。このような複数の貫通ホール751、753には、収容部70に設けられた複数の指紋認識カメラ111、113のレンズ部がそれぞれ配置されてもよい。
さらに詳しくは、複数の貫通ホール751、753は、一方の側に形成されて第1指紋認識カメラ111の一面が露出される第1貫通ホール751と、他方の側に形成されて第2指紋認識カメラ113の一面が露出される第2貫通ホール753と、を含んでもよい。例えば、第1貫通ホール751を介して一面が外部に露出される第1指紋認識カメラ111は、親指を除いた残りの指のうち、所定数の指の指紋を撮影し、第2貫通ホール753を介して一面が外部に露出される第2指紋認識カメラ113は、親指を除いた残りの指のうち、第1指紋認識カメラ111が撮影していない指の指紋を撮影することができる。
下部部材76は、前面部材71及び後面部材72と結合され、下部部材76の中心には、本マルチ生体認識装置100と外部コントローラとを連結するために、収容部70の収容空間と連通する連通ホール761が形成されてもよい。
ここで、前述した実施形態では、収容部70が6つの部材で構成されたと説明したが、収容部70は、これに限定されるものではなく、より多様な形態に変更されて適用できる。例えば、図4に示すように、収容部70の上部部材75と下部部材76は、直接締結されて1つの球状を呈する半球状に形成されてもよい。
また、収容部70は、固定部材77をさらに含んでもよい。
図2を参照すると、固定部材77は、リング状に形成され、下部部材76を除いた前面部材71、後面部材72、両側面部材73、74及び上部部材75と結合されてもよい。ここで、上部部材75と固定部材77との間には、リング状の光源78が設けられてもよい。光源78は、装飾的または審美的効果、且つ、ユーザ1の指または手のひらを誘導する機能の効果を有することができる。
また、収容部70は、案内ガイド79をさらに含んでもよい。
図3を参照すると、収容部70には、ユーザ1の指または手のひらの接近方向を案内する案内ガイド79が形成されてもよい。
さらに詳しくは、上部部材75の表面には案内ガイド79が形成されてもよい。したがって、案内ガイド79は、ユーザ1の指または手のひらの接近方向を案内し、所定の案内方式(例えば、視覚または触覚)によって指または手のひらの接近方向を案内することができる。これにより、ユーザ1の指及び手のひらが、本マルチ生体認識装置100に近づきやすくなる。例えば、案内ガイド79は、光源78あるいは透明インク等により指や手のひらの形を表す形状に形成されてもよい。また、案内ガイド79は、別の色で表示されてもよく、凹凸形状に形成されてもよい。また、指や手のひらの形が表された箇所には空気排出部が設けられて、ユーザ1が風を感知して本マルチ生体認識装置100に近づくように誘導することも可能である。しかし、案内ガイド79は、前記実施形態に限定されず、同じ機能を実現できる条件下で様々な形状に変更されて適用できる。
以下では、本マルチ生体認識装置100を用いた出入りシステムについて説明する。
図5を参照すると、本マルチ生体認識装置100を用いた出入りシステムは、前述したような本マルチ生体認識装置100と、本マルチ生体認識装置100により識別が行われたユーザ1を選別して出入りさせるゲート200と、を含む。例えば、ゲート200は、スイングドアまたはスライドドアのようにユーザ1の出入りを物理的に制御することができる手段であり得、その構造及び形状は特に限定されない。
したがって、ユーザ1は、ゲート200を通過するために、本マルチ生体認識装置100を介してユーザ1本人であることを認証しなければならず、本マルチ生体認識装置100によるユーザ1認証過程を通過すると、ユーザ1は、ゲート200を通過することができるようになる。
さらに詳しくは、ユーザ1は、ゲート200を通過するために自分の生体情報を本マルチ生体認識装置100に提供し、本マルチ生体認識装置100は、ユーザ1から取得した生体データを予め登録されているユーザ1の生体データと比較して識別を行うことができる。例えば、ユーザ1は、本マルチ生体認識装置100に自分の生体情報を提供するために、自分の指または手のひらを本マルチ生体認識装置100に非接触状態で近づけながら本マルチ生体認識装置100を眺めるようになる。これにより、本マルチ生体認識装置100内に備えた生体データ入力部10は、ユーザ1の生体データを取得することになる。
このとき、本マルチ生体認識装置100は、様々な出入り許容条件を設定することができる。
まず、2つ以上のマルチ生体データのうちで先に認証がなされたいずれか1つの生体データに基づいて出入りを許容することができる。この場合、出入りを迅速に許容することができる。
次に、2つ以上の生体データのすべてが認証されるときに限って出入りを許容することも可能である。この場合、セキュリティ条件が強化され、誤認識による出入り許容やセキュリティ事故の確率が低くなる。
また、上記のような2つのケースを適切に組み合わせた出入り許容条件を設定することも可能である。例えば、データの正確性と安定性、セキュリティ性の高い静脈(手のひら静脈)や虹彩による認証が行われた場合には、その1つの生体データだけに基づいて出入りを許容することができ、これとは異なり、データの正確性と安定性が比較的低い顔画像による認証が行われた場合には、他の生体データ、例えば、指紋や虹彩による認証をも要求することでセキュリティ性を高める方法を取ることができる。この他にも、セキュリティ要求レベルや認証速度などを考慮して様々な出入り許容条件を設定することができる。
ここで、本マルチ生体認識装置100を用いた出入りシステムでは、説明しやすくするために、ゲート200(出入りセキュリティゲート200)を通過するための用途として本マルチ生体認識装置100を説明するが、本マルチ生体認識装置100は、これに限定されるものではなく、セキュリティに関わるすべてのシステムに適用できることを理解すべきである。
以下では、マルチ生体データを用いた非接触式マルチ生体認識方法について説明する。
ちなみに、マルチ生体データを用いた非接触式マルチ生体認識方法を説明するための各構成要素については、説明の便宜上、本マルチ生体認識装置100の説明に用いた符号と同じ符号を用い、重複した説明を省略する。
まず、本マルチ生体認識装置100を用いた非接触式マルチ生体認識方法を説明するに先立って、本マルチ生体認識装置100を用いた生体データの登録過程について説明する。
図1を参照すると、ユーザ1または管理者は、本マルチ生体認識装置100にユーザ1の生体データを登録する必要がある。ユーザ1の生体データの登録は、基本的にユーザ1の特徴を抽出して保存する行為である。このように取得したユーザ1のすべての生体データは、生体データ登録部30に保存されてもよい。生体データ登録部30に登録されているユーザ1のすべての生体データは、データの保存のために生体データ保存データベース60にバックアップされてもよい。本マルチ生体認識装置100と生体データ保存データベース60とは、有線または無線で連結されてもよい。
次に、マルチ生体データを用いた非接触式マルチ生体認識方法について説明する。
図7を参照すると、本マルチ生体認識装置100は、測定可能な所定の範囲内にユーザ1が感知された場合、待機状態を解除する(S110)。
待機状態が解除された後、本マルチ生体認識装置100は、非接触状態のユーザ1から複数の生体データを取得した後、取得した複数の生体データを予め登録された生体データとそれぞれ比較して、各生体データに関するユーザ認証を行う(S120)。
さらに詳しくは、図8を参照すると、本マルチ生体認識装置100は、所定の範囲内にユーザ1が感知された場合、ユーザ1から指紋に関する生体データ及び手のひら静脈に関する生体データを同時に取得し、予め登録された生体データと比較(S121、S122)した後、各生体データに関するユーザ認証を行う。
すなわち、指紋に関するユーザ認証及び手のひら静脈に関するユーザ認証は、同時に行われてもよい。
ここで、「同時に行われる」とは、複数の過程が時間的に同じ時期に行われることだけを意味するのではなく、複数の過程が個別的に処理過程による時間差を有するが、全体のプロセスにおいて一回に統合処理されることを意味する。
図9及び図10を参照して、指紋及び手のひら静脈に関する生体データを用いたユーザ認証を行う過程をさらに詳細に説明する。
図9を参照すると、本マルチ生体認識装置100は、ユーザ1の身体情報が感知されると、指紋に関するユーザ認証を行う(S121)。
さらに詳しくは、本マルチ生体認識装置100は、ユーザ1が感知されると、ユーザ1から1つの指紋データを取得し(S1211)、取得した1つの指紋データから特徴点を抽出する(S1212)。そして、本マルチ生体認識装置100は、1つの指紋データから抽出した特徴点を、予め登録された生体データから抽出した特徴点とリアルタイムで比較し(S1213)、各特徴点間の比較結果に基づいて指紋に関するユーザの認証可否を判断する(S1214)。
ここで、1つの指紋データは、少なくとも1つ以上の指の指紋情報を含む複数のグループ指紋情報で形成されてもよい。
複数のグループ指紋情報は、第1指紋認識カメラ111に撮影される第1グループ指紋情報、および第2指紋認識カメラ113に撮影される第2グループ指紋情報で形成されてもよい。
したがって、複数のグループ指紋情報は、第1指F1に関する指紋情報および第2〜第4指F2、F3、F4に関する指紋情報を含む第1指紋データ(図6の(a))と、第1〜第2指F1、F2に関する指紋情報および第3〜第4指F3、F4に関する指紋情報を含む第2指紋データ(図6の(b))と、第1〜第3指F1、F2、F3に関する指紋情報および第4指F4に関する指紋情報を含む第3指紋データ(図6の(c))と、などで形成されてもよい。しかし、複数のグループ指紋情報は、前記実施形態に限定されるものではなく、より様々な方法で変更されてもよい。
一方、本マルチ生体認識装置100は、図9に示すように、1つの指紋データから抽出した特徴点を、予め登録された生体データから抽出した特徴点とリアルタイムで比較し(S1213)、1つの指紋データから抽出した特徴点と予め登録された生体データから抽出した特徴点との一致率が、所定の基準値未満である場合、再度ユーザ1から1つの指紋データを追加取得するように設定される。
すなわち、本マルチ生体認識装置100は、各特徴点間の一致率が所定の基準値未満である場合、再度ユーザ1から1つの指紋データを追加取得する。例えば、所定の基準値は、管理者により任意に設定できる。
また、本マルチ生体認識装置100は、再びユーザ1から1つの指紋データを追加取得する必要がある場合、ユーザから1つの指紋データを追加取得した回数を所定の回数と比較する(S1215)。
したがって、本マルチ生体認識装置100は、1つの指紋データから抽出した特徴点と予め登録された生体データから抽出した特徴点とをリアルタイムで比較した(S1213)とき、1つの指紋データから抽出した特徴点と予め登録された生体データから抽出した特徴点との一致率が、所定の基準値以上である場合、指紋に関するユーザ認証に成功したと判断する(S1214a)。逆に、本マルチ生体認識装置100は、再びユーザ1から1つの指紋データを追加取得する必要がある場合、ユーザ1から1つの指紋データを追加取得した回数を所定の回数と比較し(S1215)、ユーザ1から1つの指紋データを追加取得した回数が所定の回数以上である場合、ユーザ認証に失敗したと判断する(S1214b)。
図10を参照すると、本マルチ生体認識装置100は、ユーザ1の身体情報が感知されると、前記指紋に関するユーザ認証を行う(S121)とともに、手のひら静脈に関するユーザ認証を行う(S122)。
さらに詳しくは、本マルチ生体認識装置100は、ユーザ1の身体情報が感知されると、ユーザ1から手のひら静脈データを取得し(S1221)、取得した手のひら静脈データから特徴点を抽出する(S1222)。そして、本マルチ生体認識装置100は、手のひら静脈データから抽出した特徴点を、予め登録された生体データから抽出した特徴点と比較し(S1223)、各特徴点間の比較結果に基づいて手のひら静脈に関するユーザの認証可否を判断する(S1224)。
したがって、本マルチ生体認識装置100は、手のひら静脈データから抽出した特徴点と予め登録された生体データから抽出した特徴点とを比較した(S1223)とき、手のひら静脈データから抽出した特徴点と予め登録された生体データから抽出した特徴点との一致率が、所定の基準値以上である場合、手のひら静脈に関するユーザ認証に成功したと判断し(S1224a)、逆に、手のひら静脈データから抽出した特徴点と予め登録された生体データから抽出した特徴点との一致率が、所定の基準値未満である場合、手のひら静脈に関するユーザ認証に失敗したと判断する(S1224b)。
また、本マルチ生体認識装置100は、所定の範囲内にユーザ1が感知された場合、ユーザ1から顔に関する生体データ及び虹彩に関する生体データを同時に取得し、予め登録された生体データと比較した(S123、S124)後、各生体データに関するユーザ認証をさらに行うことができる。
すなわち、顔に関するユーザ認証及び虹彩に関するユーザ認証は、指紋に関するユーザ認証及び手のひら静脈に関するユーザ認証と同時に行われてもよい。
図11及び図12を参照して、顔及び虹彩に関する生体データを用いたユーザ認証を行う過程についてさらに詳しく説明する。
図11を参照すると、本マルチ生体認識装置100は、ユーザ1の身体情報が感知されると、顔に関するユーザ認証を行う(S123)。
さらに詳しくは、本マルチ生体認識装置100は、ユーザ1の身体情報が感知されると、ユーザ1から顔画像データを取得し(S1231)、取得した顔画像データから特徴点を抽出する(S1232)。そして、本マルチ生体認識装置100は、顔画像データから抽出した特徴点を、予め登録された生体データから抽出した特徴点と比較し(S1233)、各特徴点間の比較結果に基づいて顔に関するユーザの認証可否を判断する(S1234)。
したがって、本マルチ生体認識装置100は、顔画像データから抽出した特徴点と予め登録された生体データから抽出した特徴点とを比較した(S1233)とき、顔画像データから抽出した特徴点と予め登録された生体データから抽出した特徴点との一致率が、所定の基準値以上である場合、顔に関するユーザ認証に成功したと判断し(S1234a)、逆に、顔画像データから抽出した特徴点と予め登録された生体データから抽出した特徴点との一致率が、所定の基準値未満である場合、顔に関するユーザ認証に失敗したと判断する(S1234b)。
図12を参照すると、本マルチ生体認識装置100は、ユーザ1の身体情報が感知されると、虹彩に関するユーザ認証を行う(S124)。
さらに詳しくは、本マルチ生体認識装置100は、ユーザ1の身体情報が感知されると、ユーザ1から虹彩データを取得し(S1241)、取得した虹彩データから特徴点を抽出する(S1242)。そして、本マルチ生体認識装置100は、虹彩データから抽出した特徴点を予め登録された生体データから抽出した特徴点と比較し(S1243)、各特徴点間の比較結果に基づいて虹彩に関するユーザの認証可否を判断する(S1244)。
したがって、本マルチ生体認識装置100は、虹彩データから抽出した特徴点と予め登録された生体データから抽出した特徴点を比較した(S1243)とき、虹彩データから抽出した特徴点と予め登録された生体データから抽出した特徴点との一致率が、所定の基準値以上である場合、虹彩に関するユーザ認証に成功したと判断し(S1244a)、逆に、虹彩データから抽出した特徴点と予め登録された生体データから抽出した特徴点との一致率が、所定の基準値未満である場合、虹彩に関するユーザ認証に失敗したと判断する(S1244b)。
再び図7を参照すると、本マルチ生体認識装置100は、前記各生体データに関するユーザ認証が完了すると、各生体データに関するユーザ認証結果を総合して、各生体データに関するユーザ認証結果が所定の認証条件を満たしている場合、ユーザ1を認可されたユーザとして判断する(S130)。
さらに詳しくは、図13を参照すると、本マルチ生体認識装置100は、各生体データに関するユーザ認証が完了すると、成功したユーザ認証結果と所定のユーザ認証条件との一致可否を確認する(S131)。
すなわち、本マルチ生体認識装置100は、各生体データに関するユーザ認証が完了すると、成功したユーザ認証結果を総合した後、これを所定のユーザ認証条件と比較して一致可否を確認する。
例えば、所定のユーザ認証条件としては、1つの生体データに基づいたユーザ認証条件、マルチ生体データに基づいたユーザ認証条件、指定された1つの生体データを含むマルチ生体データに基づいたユーザ認証条件、指定されたマルチ生体データを含むマルチ生体データに基づいたユーザ認証条件などの様々な条件を設定することができる。
そして、本マルチ生体認識装置100は、成功したユーザ認証結果と所定のユーザ認証条件との一致可否の結果に基づいて、ユーザの認可可否を判断する(S132)。
すなわち、本マルチ生体認識装置100は、成功したユーザ認証結果が所定のユーザ認証条件と一致した場合、ユーザ1を認可されたユーザとして判断し、逆に、成功したユーザ認証結果が所定のユーザ認証条件と一致しない場合、ユーザ1を認可されていないユーザとして判断する。
このように本発明の実施形態では、独立した生体認識技術を融合して、多数の生体認識及び識別を同時に行うことができ、審美的に優れユーザ1フレンドリーなユーザインタフェースを提供することができる。
また、生体データの登録および識別過程で時間がかかることや不便さを減らし、生体認識過程での心理的抵抗感を減らすことができる。特に、生体情報の認識率が高く、しかもその内部装置がユーザ1に見えないため、ユーザ1拒否感や不快感が減少したマルチ生体認識装置100を提供することができる。
また、ユーザ1から生体データが入力された場合、ユーザ1識別が成功するまで、ユーザ1の身体から取得したすべての生体データを、予め登録されている生体データとリアルタイムで比較してユーザ1の識別を行うことにより、ユーザ1識別の失敗確率を下げ、迅速なユーザ1識別を行うことができる。
前述した本発明の説明は、例示のためのことであり、本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者は、本発明の技術的思想や必須な特徴を変更することなく、他の具体的な形態に容易に変形可能である。したがって、以上で記述した実施形態等は、すべての面において例示的なものであり、限定的なものではないと理解せねばならない。例えば、単一型として説明されている各構成要素は、分散されて実施されてもよく、同様に、分散されたものと説明されている構成要素も、結合された形態で実施されてもよい。
本発明の範囲は、後述する特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲の意味、範囲およびその等価概念から導出されるすべての変更または変形された形態が本発明の範囲に含まれる。
発明を実施するための形態は、上記の発明を実施するための最良の形態で共に記述された。
本発明は、非接触式マルチ生体認識方法に関するものであり、各種の認証システムに適用可能であり、反復可能性があるという産業上の利用可能性がある。

Claims (13)

  1. ユーザの身体から複数の生体データを取得する生体データ入力部と、生体データ識別部を含むマルチ生体認識装置を用いた、非接触式マルチ生体認識方法において
    測定可能な所定の範囲内でユーザが感知された場合、前記マルチ生体認識装置が、非接触状態の前記ユーザから複数の生体データを取得した後、取得した複数の生体データを予め登録された生体データと比較して、各生体データに関するユーザ認証を行うステップと、
    前記マルチ生体認識装置が、前記各生体データに関するユーザ認証結果を総合して、前記各生体データに関するユーザ認証結果が所定の条件を満たしている場合、前記ユーザを認可されたユーザとして判断するステップと、を含み、
    前記複数の生体データは、
    前記ユーザの手の指から取得した指紋データと、
    前記ユーザの手の手のひらから取得した手のひら静脈データを含み、
    前記生体データ入力部は、
    親指を除いた残りの指のうち、所定数の指の指紋を撮影する第1指紋認識カメラと、
    親指を除いた残りの指のうち、前記第1指紋認識カメラが撮影していない指の指紋を撮影する第2指紋認識カメラと、
    前記ユーザが前記生体データ入力部側に近づいた場合、ユーザの手のひらを撮影して手のひら静脈データを取得可能な手のひら静脈認識カメラを備え、
    前記第1指紋認識カメラと、前記第2指紋認識カメラと、前記手のひら静脈認識カメラとは、三角(triangular)構図で配置される
    ことを特徴とする非接触式マルチ生体認識方法。
  2. 記ユーザから複数の生体データを取得した後、取得した複数の生体データを予め登録された生体データと比較して、各生体データに関するユーザ認証を行うステップは、
    前記マルチ生体認識装置が、前記ユーザから指紋に関する生体データを取得し、予め登録された生体データと比較するステップと、
    前記マルチ生体認識装置が、前記ユーザから手のひら静脈に関する生体データを取得し、予め登録された生体データと比較するステップと、を含み、
    前記ユーザから指紋に関する生体データを取得し、予め登録された生体データと比較するステップと、前記ユーザから手のひら静脈に関する生体データを取得し、予め登録された生体データと比較するステップとは、同時に行われる
    請求項1に記載の非接触式マルチ生体認識方法。
  3. 前記ユーザから指紋に関する生体データを取得し、予め登録された生体データと比較するステップは、
    前記マルチ生体認識装置が、前記ユーザから1つの指紋データを取得するステップと、
    前記マルチ生体認識装置が、前記1つの指紋データから特徴点を抽出するステップと、
    前記マルチ生体認識装置が、前記1つの指紋データから抽出した特徴点を、前記予め登録された生体データから抽出した特徴点とリアルタイムで比較するステップと、
    前記マルチ生体認識装置が、各特徴点間の比較結果に基づいて指紋に関するユーザの認証可否を判断するステップと、を含む
    請求項2に記載の非接触式マルチ生体認識方法。
  4. 前記1つの指紋データは、少なくとも1つ以上の指の指紋情報を含む複数のグループ指紋情報で形成される
    請求項3に記載の非接触式マルチ生体認識方法。
  5. 前記1つの指紋データから抽出した特徴点を、前記予め登録された生体データから抽出した特徴点とリアルタイムで比較するステップは、
    前記マルチ生体認識装置が、前記1つの指紋データから抽出した特徴点と前記予め登録された生体データから抽出した特徴点との一致率が、所定の基準値未満である場合、再度前記ユーザから1つの指紋データを追加取得するように設定される
    請求項3に記載の非接触式マルチ生体認識方法。
  6. 前記ユーザから指紋に関する生体データを取得し、予め登録された生体データと比較するステップは、
    前記マルチ生体認識装置が、前記ユーザから1つの指紋データを追加取得した回数を、所定の回数と比較するステップをさらに含む
    請求項5に記載の非接触式マルチ生体認識方法。
  7. 前記各特徴点間の比較結果に基づいて指紋に関するユーザの認証可否を判断するステップは、
    前記1つの指紋データから抽出した特徴点と前記予め登録された生体データから抽出した特徴点との一致率が、前記所定の基準値以上である場合、前記マルチ生体認識装置が指紋に関するユーザ認証に成功したと判断し、
    前記1つの指紋データから抽出した特徴点と前記予め登録された生体データから抽出した特徴点との一致率が、前記所定の基準値未満である場合の回数が、前記所定の回数以上である場合、前記マルチ生体認識装置が指紋に関するユーザ認証に失敗したと判断する
    請求項6に記載の非接触式マルチ生体認識方法。
  8. 前記ユーザから手のひら静脈に関する生体データを取得し、予め登録された生体データと比較するステップは、
    前記マルチ生体認識装置が、前記ユーザから手のひら静脈データを取得するステップと、
    前記マルチ生体認識装置が、前記手のひら静脈データから特徴点を抽出するステップと、
    前記マルチ生体認識装置が、前記手のひら静脈データから抽出した特徴点を、前記予め登録された生体データから抽出した特徴点とリアルタイムで比較するステップと、
    前記マルチ生体認識装置が、各特徴点間の比較結果に基づいて手のひら静脈に関するユーザの認証可否を判断するステップと、を含む
    請求項2に記載の非接触式マルチ生体認識方法。
  9. 前記各生体データに関するユーザ認証結果を総合して、前記各生体データに関するユーザ認証結果が所定の認証条件を満たしている場合、前記ユーザを認可されたユーザとして判断するステップは、
    前記マルチ生体認識装置が、成功したユーザ認証結果と所定のユーザ認証条件との一致可否を確認するステップと、
    前記マルチ生体認識装置が、前記成功したユーザ認証結果と前記所定のユーザ認証条件との一致可否の結果に基づいて、ユーザの認可可否を判断するステップと、を含む
    請求項1に記載の非接触式マルチ生体認識方法。
  10. ユーザが近づいた場合、ユーザの身体が非接触された状態で、前記ユーザの身体から指紋及び手のひら静脈(palm vein)に関する複数の生体データを取得する生体データ入力部と、
    前記生体データ入力部から取得した前記複数の生体データと予め登録されている生体データとを比較してユーザ認証を行う生体データ識別部と、を含み、
    前記複数の生体データは、
    前記ユーザの手の指から取得した指紋データと、
    前記ユーザの手の手のひらから取得した手のひら静脈データを含み、
    前記生体データ入力部は、
    親指を除いた残りの指のうち、所定数の指の指紋を撮影する第1指紋認識カメラと、
    親指を除いた残りの指のうち、前記第1指紋認識カメラが撮影していない指の指紋を撮影する第2指紋認識カメラと、
    前記ユーザが前記生体データ入力部側に近づいた場合、ユーザの手のひらを撮影して手のひら静脈データを取得可能な手のひら静脈認識カメラを備え、
    前記第1指紋認識カメラと、前記第2指紋認識カメラと、前記手のひら静脈認識カメラとは、三角(triangular)構図で配置される
    ことを特徴とするマルチ生体認識装置。
  11. 前記生体データ識別部は、
    前記複数の生体データを、前記予め登録されている生体データと同時に比較して各生体データに関する認証を個別に行い、
    前記各生体データに関する認証結果を総合してユーザの認可可否を判断する
    請求項10に記載のマルチ生体認識装置。
  12. 前記生体データ入力部は、
    指紋に関する生体データの認証において、前記生体データ識別部により前記指紋に関する生体データの認証が成功するまで、前記ユーザの身体から取得した前記指紋に関する生体データを、前記生体データ識別部にリアルタイムで転送する
    請求項10に記載のマルチ生体認識装置。
  13. 前記登録された生体データを保存する生体データ登録部と、
    前記生体データ識別部の識別結果をIDで表示するID表示部と、
    前記生体データ入力部、前記生体データ識別部、前記生体データ登録部及び前記ID表示部を制御する制御部と、
    前記生体データ入力部、前記生体データ識別部、前記生体データ登録部、前記ID表示部及び前記制御部を内側に収容する収容部と、をさらに含む
    請求項10に記載のマルチ生体認識装置。
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