JP6848850B2 - p型シリコンウェーハ中のFe濃度測定方法及びSPV測定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、SPV法(Surface Photo-Voltage:表面光起電力法)によるp型シリコンウェーハ中のFe濃度測定方法及びSPV測定装置に関する。
p型シリコンウェーハがFeで汚染されていると、該ウェーハから作製したデバイスの特性に悪影響を及ぼす。そのため、p型シリコンウェーハ中のFe濃度を簡易的に評価する手法が開発されてきた。その手法の一つとして、SPV法により少数キャリアの拡散長を電気的に測定し、その測定結果からp型シリコンウェーハ中のFe濃度を求める方法が知られている。
SPV法では、特定の波長の光をp型シリコンウェーハに照射し、その時のウェーハの表面起電力(SPV信号)を測定し、ウェーハ中の少数キャリアの拡散長を求める。これを以下、単に「SPV測定」とも称する。SPV法は、他の方法に比べて測定時間が短い上に、非接触かつ非破壊での測定が可能な優れた方法である。
SPV測定には、測定モードとして、Standard ModeとUltimate Modeの二種類があることが知られている。SPV法では、互いに異なる複数種類の波長の光を用いて上記SPV測定を行う必要がある。Standard modeは、ある波長を用いたSPV測定を行い、その後順次、別の波長を用いたSPV測定を行う、一般的な方法である。Ultimate modeは、互いに異なる複数種類の波長の光を同期間に照射し、一度にSPV測定を行う、特殊な方法である。
特許文献1には、SPV測定をUltimate modeで行い、さらに、Time Between Readings、Time Constant及びNumber of Readingsという3つの測定パラメータを所定の数値範囲とすることによって、Fe濃度の検出下限を低くし、かつ、短時間で測定を行うことを可能とする技術が記載されている。
国際公開第2017/061072号
このようなSPV測定を行う際のSPV測定装置の設置環境は、従来、温度:24±2℃、相対湿度:30〜50%、及び清浄度:クラス7(JIS規格)とすることが推奨されており、これは一般的なSPV測定装置のメーカー仕様書に記載されている。従来、SPV測定は、この推奨環境下で行うことが一般的であった。ここで本発明者らは、以下のような問題があることを認識するに至った。
すなわち、上記推奨環境下でSPV測定を行う限り、1×109/cm3オーダーや1×1010/cm3オーダーのFe濃度の定量においては十分な測定精度が得られていた。しかしながら、1×109/cm3以下のFe濃度の定量においては、上記推奨環境下でSPV測定を行ったとしても、同一ウェーハを複数回SPV測定した際の測定値がばらついてしまう、すなわち十分な測定精度が得られないことが判明した。従来の推奨環境は、温度、湿度及びエアーパーティクル(清浄度)のみを考慮したものであり、これら以外の条件について何ら規定するものではない。また、特許文献1においても、SPV測定装置の設置環境については何ら考慮されていない。
そこで本発明は、上記課題に鑑み、1×109/cm3以下のFe濃度の測定精度を向上させることが可能なSPV法によるp型シリコンウェーハ中のFe濃度測定方法及びSPV測定装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決すべく、本発明者は、温度、湿度及びエアーパーティクル(清浄度)以外の観点から、SPV測定を行う際のSPV測定装置の設置環境を最適化することで、1×109/cm3以下といった低濃度領域でのFe濃度の測定精度を向上させることができないか鋭意検討した。その結果、SPV測定装置の設置環境のイオン濃度がFe濃度の測定精度に影響を及ぼすこと、当該イオン濃度を所定値以下とすることによって、1×109/cm3以下のFe濃度の測定精度を向上させることができることを見出した。
上記知見に基づき完成した本発明の要旨構成は以下のとおりである。
(1)p型シリコンウェーハに対して行うSPV法による測定に基づいて、該p型シリコンウェーハ中のFe濃度を求めるにあたり、
前記測定は、Na+、NH4 +及びK+の合計濃度が1.750μg/m3以下であり、F-、Cl-、NO2 -、PO4 3-、Br-、NO3 -及びSO4 2-の合計濃度が0.552μg/m3以下である雰囲気下にて行うことを特徴とする、p型シリコンウェーハ中のFe濃度測定方法。
(2)SPV法による測定に基づいてp型シリコンウェーハ中のFe濃度を求めるSPV測定装置であって、
SPV測定の際にp型シリコンウェーハを載置する測定ステージと、
前記p型シリコンウェーハに光を照射する光モジュールと、
先端に設けられた静電容量センサーと前記p型シリコンウェーハの表面との間に生じる静電容量を測定するプローブと、
前記プローブで測定された静電容量に対応するSPV信号を増幅し、検出するロックインアンプと、
測定誤差を低減するための校正用キャリブレーションチップと、
前記p型シリコンウェーハ中のFe−Bペアを乖離させる処理をする際に前記p型シリコンウェーハを載置する乖離ステージと、
前記p型シリコンウェーハ中のFe−Bペアを乖離させるためのフラッシュランプと、
前記p型シリコンウェーハを前記測定ステージ及び前記乖離ステージに対して搬送及び搬出するロボットアームと、
前記ロボットアームを制御するロボットコントローラと、
を有し、
前記測定ステージ、前記プローブ及び前記校正用キャリブレーションチップを収容する第1の筺体と、
前記光モジュール及び前記ロックインアンプを収容する第2の筺体と、
前記乖離ステージ及び前記フラッシュランプを収容する第3の筺体と、
前記ロボットアーム及び前記ロボットコントローラを収容する第4の筺体と、
をさらに有し、
前記第1の筺体及び前記第3の筺体に対して気流の風上側にそれぞれ第1のケミカルフィルタ及び第2のケミカルフィルタを設置して、前記第1の筺体及び前記第3の筺体の内部を、Na+、NH4 +及びK+の合計濃度が1.750μg/m3以下であり、F-、Cl-、NO2 -、PO4 3-、Br-、NO3 -及びSO4 2-の合計濃度が0.552μg/m3以下である雰囲気としたことを特徴とするSPV測定装置。
(3)前記第4の筺体に対して気流の風上側に第3のケミカルフィルタを設置して、前記第4の筺体の内部を、Na+、NH4 +及びK+の合計濃度が1.750μg/m3以下であり、F-、Cl-、NO2 -、PO4 3-、Br-、NO3 -及びSO4 2-の合計濃度が0.552μg/m3以下である雰囲気とした、上記(2)に記載のSPV測定装置。
(4)前記第1のケミカルフィルタ及び前記第2のケミカルフィルタは、それぞれ前記第1の筺体及び前記第3の筺体の上方に設置される、上記(2)に記載のSPV測定装置。
(5)前記第3のケミカルフィルタは前記第4の筺体の上方に設置される、上記(3)に記載のSPV測定装置。
本発明のSPV法によるp型シリコンウェーハ中のFe濃度測定方法及びSPV測定装置によれば、1×109/cm3以下のFe濃度の測定精度を向上させることができる。
本発明の一実施形態によるSPV測定装置100の構成を示す模式図である。 SPV測定装置100について、p型シリコンウェーハ中のFe濃度を測定するSPV測定に関連する構成のみを抜き出して示した模式図である。 校正用キャリブレーションチップを用いて取得したSignal値の変化率を示すグラフである。
本発明の一実施形態は、p型シリコンウェーハに対して行うSPV法による測定(SPV測定)に基づいて、該シリコンウェーハ中のFe濃度を求める方法に関する。
まず、p型シリコンウェーハの面内の特定箇所での、Fe濃度の求め方を説明する。p型シリコンウェーハ中に存在するFeは、通常の状態ではドーパント(例えばボロン)と静電力で結合して、Fe−Bペアを形成している。一方で、ウェーハに強い光を照射すると、FeがBと乖離した状態となる。SPV測定の結果得られる少数キャリアの拡散長は、SPV測定の際に照射される光によって発生した少数キャリアが消滅するまでに移動できる距離を意味する。この少数キャリアは、例えばウェーハ中のFeの形成するトラップ準位によってトラップされて消滅する。p型シリコンウェーハ中にFeが形成する準位は、通常存在するFe−B(鉄ボロンペア)や、光照射により形成されるFei(格子間鉄)がある。それぞれが作るトラップ準位は、少数キャリアの捕捉しやすさが違う。そのため、上記通常状態よりも上記乖離状態の方が、Feが少数キャリアをトラップしやすく、拡散長は小さくなる。この差を利用して、以下のように、ウェーハ中のFe濃度を求めることができる。
まず、通常状態でSPV測定を行い、少数キャリアの拡散長LFeBを求める。次に、乖離状態でSPV測定を行い、少数キャリアの拡散長LFeiを求める。Fe濃度[Fe]は、以下の式(1)により算出できる。
[Fe]=C×(1/LFei 2 − 1/LFeB 2) ・・・(1)
ただし、Cは定数である。
そのため、ウェーハ面内の複数の箇所において、通常状態および乖離状態でSPV測定を行うことによって、ウェーハ中のFe濃度のマップを得ることができる。Fe−Bペアを乖離させるための処理は、定法であり特に限定されないが、例えば、フラッシュランプを照射することなどを挙げることができる。
次に、図2を参照して、本発明の一実施形態によるSPV測定装置100について、SPV測定に関連する構成を説明する。SPV測定装置100は、光モジュール10と、プローブ18と、ロックインアンプ20と、測定ステージ22と、を有する。光モジュール10は、光源12と、チョッパー14と、フィルターホイール16と、を有する。
光源12は、例えば白色LEDであり、そこから発せられる光が、測定ステージ22上に載置されたp型シリコンウェーハWの表面上に照射されるように光路が設定される。チョッパー14は、複数の孔を円周状に有する円盤部材であり、これが回転することによって、光源12から発せされる光に周波数を与える。すなわち、光が間欠的にp型シリコンウェーハWの表面に照射されることになる。ここで与えられる光の周波数は、「チョッピング周波数(Chopping Frequency:CF)」と定義され、測定パラメータのうちの一つである。CFは、通常500〜3000Hz程度に設定される。
フィルターホイール16は、各々の孔16A〜16Dに、互いに異なる波長の光のみを通過させるフィルターが設置されており、これにより、特定の波長の光をp型シリコンウェーハWの表面に照射できる。
ここで、図2には、光モジュール10がアナログ式である場合を示したが、デジタル式でもよい。デジタル式の場合、互いに異なる発光波長を有する複数の単色LEDをモジュール化し、各LEDを点滅させることによって、特定波長の光を特定周波数で、p型シリコンウェーハWの表面に照射できる。
照射光の波長は、780〜1004nmの間の複数種類の波長であれば特に限定されないが、2種類の波長の光でSPV測定を行う場合には、780nmと1004nmの組み合わせにすることが例示でき、4種類の波長の光でSPV測定を行う場合には、780nm、914nm、975nm、1004nmの組み合わせにすることが例示できる。
照射光の強度(光量)は、Injection Levelとして設定され、測定パラメータのうちの一つである。一般的に、Level2の光量は2×1012(atoms/cc)であり、Level3の光量は3×1012(atoms/cc)であり、このどちらかが用いられる。
プローブ18は、先端に静電容量センサーを有しており、p型シリコンウェーハW表面とプローブ18との間に生じる静電容量を常に測定する。SPV測定に先立ち、p型シリコンウェーハW表面にはHF処理が施され、表面が正に帯電している。光源12からの光がウェーハWに照射されると、ウェーハ内で少数キャリア(p型なので電子)が発生し、正に帯電している表面へ向かって移動する。電子は表面まで到達すると、表面の正電荷と打ち消し合うため、表面の電位が下がり、その結果、静電容量も下がる。このときの静電容量の差がSPV信号として検出される。p型シリコンウェーハ中のFeにトラップされる電子が多いほど、表面電位は下がらない。
ロックインアンプ20は、プローブ18で測定された静電容量に対応するSPV信号を増幅し、検出する。このようにして、SPV信号を得ることができる。測定ステージ22を動かすことによって、p型シリコンウェーハW面内の複数の箇所においてSPV測定を行うことができる。
SPV装置としては、公知のSPV装置、例えば、Semilab-SDi LLC製のFAaST330、StrategicDiagnostics社製のSPV-Station-1020を挙げることができる。
次に、SPV測定の方法と拡散長の求め方を説明する。まず、第1の波長(例えば780nm)の光を用いてSPV測定を行い、当該光に対応するSPV信号を得る。ここで、照射光の波長に依存する「侵入長」をX軸にとり、「光量/SPV信号」をY軸にとり、測定結果をプロットする。続いて、第1の波長とは異なる第2の波長(例えば1004nm)の光を用いてSPV測定を行い、当該光に対応するSPV信号を得る。そして、同様に測定結果をプロットする。こうして得た2つのプロットを直線で結んだ際のX切片を「拡散長」とすることができる。なお、3種類以上の波長でSPV測定を行う場合には、3つ以上のプロットが得られるため、最小二乗法等の近似処理により、X切片を求める。
ここで、測定モードは、Standard ModeとUltimate Modeの二種類がある。Standard modeでは、ある波長を用いたSPV測定を行い、その後順次、別の波長を用いたSPV測定を行うため、上記のプロットが順次得られることになる。これに対し、Ultimate modeでは、互いに異なる複数種類の波長の光を同期間に照射し、一度にSPV測定を行うため、上記のプロットが一度の測定で得られることになる。この場合、波長ごとに光のチョッピング周波数を異ならせることによって、ロックインアンプ20において、周波数が異なるSPV信号が得られるため、各波長に対応したSPV信号を分離して得ることができる。本実施形態において測定モードは特に限定されない。
ここで本実施形態では、SPV測定を、Na+、NH4 +及びK+の合計濃度が1.750μg/m3以下であり、F-、Cl-、NO2 -、PO4 3-、Br-、NO3 -及びSO4 2-の合計濃度が0.552μg/m3以下である雰囲気下にて行うことが肝要である。すなわち、本実施形態では、SPV測定雰囲気のイオン濃度を少なくすることにより、1×109/cm3以下のFe濃度の測定精度を向上させることができる。
このような効果が得られるメカニズムとしては、以下が考えられる。まず、アニオンに関して、既述のとおり、p型シリコンウェーハのSPV測定では、HF洗浄などの前処理にて表面を正にパッシベーションする必要がある。ここで、表面のパッシベーション(微弱なチャージ)に酸系ガス(アニオン)が付着すると、拡散長の測定値にバラツキを生じる。そして、1×109/cm3以下のFe濃度の測定の場合、乖離前後の拡散長の差が小さくなる(LFeB≒LFei)ため、拡散長の測定バラツキの影響が大きくなるのである。よって、アニオンを除去することで、拡散長の測定が安定し、Fe−B準位密度の定量性を改善できるものと考えられる。
次に、カチオンに関して、SPV測定装置には、装置を校正するためのキャリブレーションチップが内蔵、搭載されており、このチップはn型シリコンウェーハである。n型シリコンウェーハでは、p型とは逆で表面を負にパッシベーションする。測定雰囲気にアルカリ系ガス(カチオン)が存在する場合、キャリブレーションチップの測定精度が悪くなり、拡散長測の校正に影響を生じる。よって、カチオンを除去することで、拡散長の絶対値が保証され、Fe−B準位密度の定量性を改善できると考えられる。
なお、シリコンウェーハ製造工程において、アルカリエッチング液として主に水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウム、酸エッチング液として、主にフッ硝酸が用いられている。アルカリエッチング液には臭素酸塩、酸エッチング液には燐酸や硫酸を添加することがある。また、ウェーハの洗浄液としては主にアンモニア水、塩酸、過酸化水素が用いられている。これら薬品の使用時に発生するガスを考えると、カチオンとしてはNa+、NH4 +及びK+の3つ、アニオンとしてF-、Cl-、NO2 -、PO4 3-、Br-、NO3 -及びSO4 2-の7つを考慮すれば十分である。また、外気には潮風起因のNa+やCl-等のイオンが含まれているが、既に挙げたイオンをモニターしておけば問題がない。
SPV測定雰囲気のイオン濃度を上記のとおりとする一態様としては、SPV測定装置の設置環境のイオン濃度を上記のとおりとすることが挙げられる。具体的には、SPV測定装置を設置するクリーンルームに、カチオンを除去するカチオンフィルタやアニオンを除去するアニオンフィルタなどのケミカルフィルタを設置して、クリーンルーム内の雰囲気のイオン濃度を上記のとおりとする。カチオンフィルタとしては、日本ピュアテックス社製「ピュアライト」PF590F4H、ダン・タクマ社製PL−C−25−4 GIなどを例示することができる。アニオンフィルタとしては、日本ピュアテックス社製「ピュアライト」P592E5H、ダン・タクマ社製PL−A−30−4 GOなどを例示することができる。クリーンルームに対するケミカルフィルタの設置場所は、クリーンルーム内の雰囲気のイオン濃度を好適に低減する観点から適宜決定すればよい。一般的にクリーンルーム内のエアーは、循環エアーと、圧力損失分を補うための外気取り込みエアーとからなる。循環エアーは、循環ファンによって形成される気流の途中(好適にはクリーンルームの天井)に設置されるHEPAフィルタを通過することで清浄化されて、クリーンルーム内に導入される。外気取り込み口から導入されたエアーも循環ファンへと導かれるように設計されている。そのため、ケミカルフィルタは、外気取り込み口に設置し、さらに循環ファンとHEPAフィルタとの間に設置されることが好ましい。
SPV測定雰囲気のイオン濃度を上記のとおりとする他の態様としては、測定に用いるSPV測定装置100の特定空間の雰囲気を、上記イオン濃度とすることが挙げられる。以下、図1を参照して当該態様について説明する。
SPV測定装置100は、複数の筺体によって複数の空間に区分されている。第1の筺体38には、図2を参照して既に記載した測定ステージ22及びプローブ18と、測定誤差を低減するための校正用キャリブレーションチップ24とが収容される。第2の筺体40には、図2を参照して既に記載した光モジュール10及びロックインアンプ20が収容される。第3の筺体42には、p型シリコンウェーハ中のFe−Bペアを乖離させる処理をする際にp型シリコンウェーハを載置する乖離ステージ26と、p型シリコンウェーハ中のFe−Bペアを乖離させるためのフラッシュランプ28とが収容される。第4の筺体44には、p型シリコンウェーハを測定ステージ22及び乖離ステージ26に対して搬送及び搬出するロボットアーム30と、このロボットアーム30を制御するロボットコントローラ32と、p型シリコンウェーハのノッチの位置を揃えるためのアライナー34と、が収容される。第5の筺体46には、装置全体を制御するための制御用コンピュータ36が収容される。
p型シリコンウェーハWは、以下のとおりに搬送され、SPV測定に供される。まず、図示していないロードポートに収容された複数のp型シリコンウェーハWは、第4の筺体44内に設置されたロボットアーム30に一枚ずつ搭載され、アライナー34でノッチの位置を揃えられる。次に、ロボットアーム30で第1の筺体38内に搬送され、測定ステージ22上に載置される。次に、測定ステージ22上で、通常状態でSPV測定される。次に、ロボットアーム30で第1の筺体38から搬出され、第3の筺体42内に搬送され、乖離ステージ26上に載置される。次に、乖離ステージ26上でフラッシュランプ28で照射されることにより乖離処理されて、乖離状態にされる。次に、ロボットアーム30で第3の筺体42から搬出され、第1の筺体38内に再度搬送され、測定ステージ22上に載置される。次に、測定ステージ22上で、乖離状態でSPV測定される。最後に、ロボットアーム30で第1の筺体38から搬出され、SPV測定装置100からアンロードされロードポートに戻る。
ここで、第1の筺体38及び第3の筺体42に対して気流の風上側にそれぞれ第1のケミカルフィルタ48及び第2のケミカルフィルタ50を設置して、第1の筺体38及び第3の筺体42の内部を、Na+、NH4 +及びK+の合計濃度が1.750μg/m3以下であり、F-、Cl-、NO2 -、PO4 3-、Br-、NO3 -及びSO4 2-の合計濃度が0.552μg/m3以下である雰囲気とすることが肝要である。SPV測定において、測定を実際に行う第1の筺体38内の雰囲気と乖離処理を行う第3の筺体42内の雰囲気は、最低限コントロールする必要がある。このように、第1及び第3の筺体内の雰囲気を制御することによって、イオンが測定ステージ22や乖離ステージ26に堆積して、ウェーハの裏面に付着するようなことがないために、測定値に悪影響を及ぼさない。第1のケミカルフィルタ48及び第2のケミカルフィルタ50としては、既述のカチオンフィルタやアニオンフィルタを好適に用いることができる。
また、測定精度をさらに向上させる観点から、第4の筺体44に対して気流の風上側に第3のケミカルフィルタ52を設置して、第4の筺体44の内部も上記雰囲気とすることが好ましい。これにより、イオンが第4の筺体44内のロボットアーム30に堆積して、ウェーハの裏面に付着するようなことがないために、測定精度がさらに向上する。
なお、第1の筺体38、第3の筺体42及び第4の筺体44は、1つの測定空間(測定領域、乖離処理領域、及び搬送領域)を区画するように一体化されていてもよい。
また、気流に乱流が発生しにくいことから、第1、第2及び第3のケミカルフィルタ48,50,52は、それぞれ第1、第3及び第4の筺体38,42,44の上方に設置することが好ましい。
(発明例)
SPV測定装置(Semilab-SDi LLC製のFAaST330(デジタル型))をクリーンルーム内に設置した。当該クリーンルームには、アニオンフィルタ(日本ピュアテック社製:ピュアライト P592E5H)及びカチオンフィルタ(日本ピュアテック社製:ピュアライト PF590F4H)を新しく設置して、イオン濃度を低減させた。表1には、以下の方法で測定したイオン濃度を示した。なお、No.1〜6はそれぞれ異なる日に測定したものである。なお、イオン濃度以外の環境条件としては、メーカー推奨の温度:24±2℃、相対湿度:30〜50%、及び清浄度:クラス7(JIS規格)とした。
<イオン濃度測定方法>
イオン濃度の測定は、純水インピンジャーバブリング法にて行った。
・純水;100mL
・吸引速度;1L/分
・吸引時間;360分
・分析装置;イオンクロマトグラフィー
1m3中の雰囲気中のイオン濃度への換算は、以下の換算式を用いた。
分析値[ppb]×回収純水量[mL]÷吸引量[m3]=イオン濃度[μg/m3
Fe濃度が108/cm3オーダーのp型シリコンウェーハを3枚、Fe濃度が109/cm3前半オーダーのp型シリコンウェーハを3枚、Fe濃度が109/cm3後半〜1010/cm3オーダーのp型シリコンウェーハを3枚の計9枚を用意した。表1のNo.1〜6の雰囲気下において、上記SPV測定装置を用いて各ウェーハの面内177点におけるFe濃度を3回測定した。測定条件はメーカー推奨条件とし、照射波長は780nmと1004nmとした。
<測定精度の評価>
各ウェーハについて、面内177点の平均Fe濃度の3回のばらつき(3回の平均Fe濃度の分散値/3回の平均Fe濃度の平均値×100)をCV値として、表2に示した。CV値が10%以下であることが好ましい。
また、各ウェーハの177点の測定値のうち、LFei>LFeBとなった欠測点(Undefine point)の数をカウントし、その3回平均を平均UD値として、表3に示した。
なお、表2及び表3では、Fe濃度が108/cm3オーダーのウェーハを「WF1〜3」、Fe濃度が109/cm3前半オーダーのウェーハを「WF4〜6」、Fe濃度が109/cm3後半〜1010/cm3オーダーのウェーハを「WF7〜9」として表示した。発明例により測定した、各ウェーハの3回の平均Fe濃度の平均値は表4に示す。
また、上記のSPV測定とは別に、校正用キャリブレーションチップを用いたSignal値の測定を、1ヶ月間毎日行い、1日目のSignal値を1として変化率を求めた。結果を図3に示す。
(比較例1)
クリーンルームにケミカルフィルタを設置せず、イオン濃度を低減しなかったこと以外は、発明例と同様の方法で、測定精度の評価を行った。結果を表1に示す。
(比較例2)
比較例1と異なる工場のケミカルフィルタを設置しないクリーンルームに設置された、発明例と同形式のSPV測定装置かつ発明例と同様の方法で、測定精度の評価を行った。結果を表1に示す。
Figure 0006848850
Figure 0006848850
Figure 0006848850
Figure 0006848850
<評価結果>
表2及び表3に示すように、発明例では1×109/cm3以下のFe濃度であっても、CV値が10%以下に抑えられ、平均UD値がほぼゼロに抑えられている。これに対し、比較例1,2では、1×109/cm3以下のFe濃度ではCV値が10%を超えており、平均UD値も大きくなっている。また、図3に示すように、発明例ではSignal値の変化が小さい。これに対し、比較例1,2ではSignal値の変化が大きくなっており、カチオンが多い比較例2では、特にSignal値の低下量が大きくなっている。
本発明のSPV法によるp型シリコンウェーハ中のFe濃度測定方法及びSPV測定装置によれば、1×109/cm3以下のFe濃度の測定精度を向上させることができる。
100 SPV測定装置
10 光モジュール
12 光源
14 チョッパー
16 フィルターホイール
18 プローブ
20 ロックインアンプ
22 測定ステージ
24 校正用キャリブレーションチップ
26 乖離ステージ
28 フラッシュランプ
30 ロボットアーム
32 ロボットコントローラ
34 アライナー
36 制御コンピュータ
38 第1の筺体
40 第2の筺体
42 第3の筺体
44 第4の筺体
46 第5の筺体
48 第1のケミカルフィルタ
50 第2のケミカルフィルタ
52 第3のケミカルフィルタ
W p型シリコンウェーハ

Claims (5)

  1. p型シリコンウェーハに対して行うSPV法による測定に基づいて、該p型シリコンウェーハ中のFe濃度を求めるにあたり、
    前記測定に先立ち、前記p型シリコンウェーハの表面にHF処理を施して、前記表面を正に帯電させ、
    その後行う前記測定は、Na、NH 及びKの合計濃度が1.750μg/m以下であり、F、Cl、NO 、PO 3−、Br、NO 及びSO 2−の合計濃度が0.552μg/m以下である雰囲気下にて行うことを特徴とする、p型シリコンウェーハ中のFe濃度測定方法。
  2. SPV法による測定に基づいてp型シリコンウェーハ中のFe濃度を求めるSPV測定装置であって、
    SPV測定の際にp型シリコンウェーハを載置する測定ステージと、
    前記p型シリコンウェーハに光を照射する光モジュールと、
    先端に設けられた静電容量センサーと前記p型シリコンウェーハの表面との間に生じる静電容量を測定するプローブと、
    前記プローブで測定された静電容量に対応するSPV信号を増幅し、検出するロックインアンプと、
    測定誤差を低減するための校正用キャリブレーションチップと、
    前記p型シリコンウェーハ中のFe−Bペアを乖離させる処理をする際に前記p型シリコンウェーハを載置する乖離ステージと、
    前記p型シリコンウェーハ中のFe−Bペアを乖離させるためのフラッシュランプと、
    前記p型シリコンウェーハを前記測定ステージ及び前記乖離ステージに対して搬送及び搬出するロボットアームと、
    前記ロボットアームを制御するロボットコントローラと、
    を有し、
    前記測定ステージ、前記プローブ及び前記校正用キャリブレーションチップを収容する第1の筺体と、
    前記光モジュール及び前記ロックインアンプを収容する第2の筺体と、
    前記乖離ステージ及び前記フラッシュランプを収容する第3の筺体と、
    前記ロボットアーム及び前記ロボットコントローラを収容する第4の筺体と、
    をさらに有し、
    前記第1の筺体及び前記第3の筺体に対して気流の風上側にそれぞれ第1のケミカルフィルタ及び第2のケミカルフィルタを設置して、前記第1の筺体及び前記第3の筺体の内部を、Na、NH 及びKの合計濃度が1.750μg/m以下であり、F、Cl、NO 、PO 3−、Br、NO 及びSO 2−の合計濃度が0.552μg/m以下である雰囲気としたことを特徴とするSPV測定装置。
  3. 前記第4の筺体に対して気流の風上側に第3のケミカルフィルタを設置して、前記第4の筺体の内部を、Na、NH 及びKの合計濃度が1.750μg/m以下であり、F、Cl、NO 、PO 3−、Br、NO 及びSO 2−の合計濃度が0.552μg/m以下である雰囲気とした、請求項2に記載のSPV測定装置。
  4. 前記第1のケミカルフィルタ及び前記第2のケミカルフィルタは、それぞれ前記第1の筺体及び前記第3の筺体の上方に設置される、請求項2に記載のSPV測定装置。
  5. 前記第3のケミカルフィルタは前記第4の筺体の上方に設置される、請求項3に記載のSPV測定装置。
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