JP6848118B1 - ねじ軸の測定装置および測定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ねじ軸の有効径を測定する。【解決手段】測定装置は、ボールねじのねじ軸の上輪郭と、上輪郭の反対側の下輪郭を撮像する撮像制御部と、撮像画像においてねじ軸の外径位置を検出する外径検出部と、上輪郭を対象とする撮像画像におけるねじ軸の外径位置と、下輪郭を対象とする撮像画像におけるねじ軸の外径位置に基づいて、ねじ軸の軸線位置を特定する軸線特定部と、ねじ軸の回転角が第1の回転角に設定されるときに特定される第1の軸線位置と、ねじ軸の回転角が第1の回転角とは異なる第2の回転角に設定されるときに特定される第2の軸線位置との差分値を算出する差分算出部と、を備える。【選択図】図6

Description

本発明は、ねじ軸の有効径を測定する技術、に関する。
工作機械は、ワークを所望の形状に切削加工する装置や、金属粉末などを積層してワークを作る装置がある。切削加工する工作機械には、回転するワークに切削工具を当てることでワークを加工するターニングセンタと、回転する切削工具をワークに当てることでワークを加工するマシニングセンタ、これらの機能を複合的に備える複合加工機などがある。
さまざまなワークのひとつとして、「ボールねじ」のねじ軸がある。ねじ軸は、円筒形状の部材をロックした状態で軸回転させつつ、ねじ溝を切削加工することにより形成される(特許文献1参照)。
ねじ軸は、その有効径が許容範囲内に収まることを求められる。加工後のねじ軸の有効径が許容範囲内に収まっていないときには、修正加工を行う必要がある。
特開2016−109483号公報
ねじ軸を工作機械からいったん取り外して有効径を測定する場合、取り外しと取り付けにともなう作業時間がかかる。したがって、ねじ軸を工作機械に取り付けたままねじ軸の有効径を測定することが望ましい。
しかし、工作機械のモーターの振動、冷却水の流れ、コンプレッサの振動などの外的要因に起因するねじ軸の変位や工作機械に取り付けられたカメラの撮像位置が変位することが考えられる。したがって、ねじ軸を工作機械に取り付けたままその有効径を測定する場合には、軸心の変位量やカメラの撮影位置の変位量を考慮する必要がある。
本発明のある態様における測定装置は、ボールねじのねじ軸の、ねじ軸の回転軸に垂直な第1の方向に沿って見た場合の円弧形状を含む上輪郭と、上輪郭の反対側の下輪郭を撮像する撮像制御部と、ねじ軸の撮像画像において、ねじ軸の外径位置を検出する外径検出部と、上輪郭を対象とする撮像画像におけるねじ軸の外径位置と、下輪郭を対象とする撮像画像におけるねじ軸の外径位置に基づいて、ねじ軸の軸線位置を特定する軸線特定部と、ねじ軸の回転角が第1の回転角に設定されるときに特定される第1の軸線位置と、ねじ軸の回転角が第1の回転角とは異なる第2の回転角に設定されるときに特定される第2の軸線位置との差分値を算出する差分算出部と、を備える。
本発明のある態様における測定方法は、ボールねじのねじ軸の、ねじ軸の回転軸に垂直な第1の方向に沿って見た場合の円弧形状を含む上輪郭と、上輪郭の反対側の下輪郭を撮像するステップと、ねじ軸の撮像画像において、ねじ軸の外径位置を検出するステップと、上輪郭を対象とする撮像画像におけるねじ軸の外径位置と、下輪郭を対象とする撮像画像におけるねじ軸の外径位置に基づいて、ねじ軸の軸線位置を特定するステップと、ねじ軸の回転角が第1の回転角に設定されるときに特定される第1の軸線位置と、ねじ軸の回転角が第1の回転角とは異なる第2の回転角に設定されるときに特定される第2の軸線位置との差分値を算出するステップと、を実行する。
本発明によれば、ねじ軸の有効径をより正確に測定しやすくなる。
ボールねじのねじ軸を加工可能な複合加工機の外観斜視図である。 ねじ溝の加工時におけるねじ軸周辺の第1の側面図である。 ねじ溝の加工時におけるねじ軸周辺の第2の側面図である。 図3のA方向から見たときのねじ軸周辺の断面図である。 ねじ軸の測定時におけるねじ軸周辺の外観斜視図である。 ねじ軸の測定時におけるねじ溝と光軸の関係を示す模式図である。 測定装置の機能ブロック図である。 ねじ軸の第1の撮像画像を示す図である。 ねじ軸の第2の撮像画像を示す図である。 有効径を計算するときのねじ軸Wの仮想形状を示す図である。 第1カメラおよび第2カメラそれぞれの撮像領域を示す第1の模式図である。 第1カメラおよび第2カメラそれぞれの撮像領域を示す第2の模式図である。
図1は、ボールねじのねじ軸を加工可能な複合加工機100の外観斜視図である。
複合加工機100は、加工機本体102のほか、測定装置104および加工制御装置106を含む。測定装置104は、ねじ軸Wの有効径およびピッチを測定する。本実施形態においては、測定装置104による有効径の測定方法を中心として説明する。加工制御装置106は、加工機本体102による加工を制御する。
以下、図1に示すように垂直方向にX軸、ねじ軸Wの軸方向をZ軸、X軸およびZ軸に対する垂直方向としてY軸を設定する。
加工機本体102は、ベッド(図示せず)と、Z軸方向に移動可能に配設されたコラム(図示せず)と、第1主軸台108、第2主軸台110および刃物台114を含む。第2主軸台110の上方には収容装置112が備えられる。
コラムは、XY方向に移動可能にクイル116を保持する。クイル116には工具主軸118が設けられる。工具主軸118には研削ユニット120が装着される。研削ユニット120は、工具主軸118に着脱可能に構成され、かつ、収容装置112に収納可能に構成される。研削ユニット120以外の工具は工具マガジン(図示せず)に格納される。これらの工具は、工具交換装置(図示せず)により工具マガジンと工具主軸118の間で適宜交換される。工具主軸118は、クイル116においてY軸方向を回転軸として回転可能に保持される。
第1主軸台108は第1主軸122を回転自在に保持する。第2主軸台110は第2主軸128を回転自在に保持する。第1主軸122と第2主軸128の軸線は同軸である。第2主軸台110は第1主軸台108に対して、Z軸方向に進退可能に構成される。
第1主軸122には第1チャック124が装着される。第2主軸128には第2チャック126が装着される。第1チャック124および第2チャック126の双方によりねじ軸Wの両端を把持する。工具主軸118の先端に研削砥石(図示せず)を取り付けることにより、ねじ軸Wを研削加工できる。
刃物台114はタレット130を保持する。タレット130には振止ユニット132が取り付けられる。振止ユニット132は既知のクランプ機構によりねじ軸Wを挟持する。振止ユニット132により、ねじ軸Wの揺動を抑制する。ただし、振止ユニット132によりねじ軸Wを挟持しても、ねじ軸Wの軸心はわずかながら揺動することがある。
図2は、ねじ溝の加工時におけるねじ軸W周辺の第1の側面図である。
ねじ軸Wは、両端面にセンタ穴が穿孔され、その両端を第1チャック124および第2チャック126により把持される。ねじ軸Wは、また、ねじ溝が形成されるべき外周面にあらかじめ研削加工が施されている。ねじ軸Wのセンタ穴には、第1チャック124の心押軸134と、第2チャック126の心押軸136が押し当てられ、更に、把持爪138および把持爪140により把持される。ねじ軸Wはタレット130に装着される振止ユニット132により上下からクランプされる。
ねじ軸Wは、このように支持された状態で、ミーリング工具TM(回転切削工具)によりねじ溝を形成される。工具主軸118の軸線がXZ平面内において、Z軸に対して所定角度傾斜した状態で、ミーリング工具TMはねじ軸Wと当接する。また、当接位置、すなわち、加工位置は、振止ユニット132の中間に設定される。ミーリング工具TMをX軸方向に所定量だけ切り込ませた状態で、第1チャック124はねじ軸を回転させる。同時に、クイル116はミーリング工具TMを所定速度にてZ軸方向に移動させる。このような制御方法により、ねじ軸Wにねじ溝が形成される。
ミーリング工具TMをX軸方向に徐々に切り込ませながら切削動作を繰り返すことにより、ねじ軸Wに所定形状のねじ溝を形成する。ねじ軸Wの回転速度とミーリング工具TMのZ軸方向の送り速度により、ねじ溝のピッチが調整される。また、ミーリング工具TMのZ軸方向への移動と同期させて、刃物台114(振止ユニット132)も同方向に移動させる。
ねじ溝加工は、荒加工と仕上加工を含む。荒加工と仕上加工では異なるミーリング工具TMを使用する。仕上加工用のミーリング工具TMには、ねじ溝の形状に適合した丸型のチップを用いる。荒加工用のミーリング工具TMと仕上加工用のミーリング工具TMは工具マガジンに格納され、工具交換装置により、工具主軸118に適宜着脱される。
ねじ溝の仕上加工後、工具交換装置は、ミーリング工具TMを工具マガジンに収納し、収容装置112から研削ユニット120を取り出して工具主軸118に接続する。研削ユニット120に取り付けられるねじ溝研削砥石142により、ねじ溝を研削加工する。
図3は、ねじ溝の加工時におけるねじ軸W周辺の第2の側面図である。図4は、図3のA方向から見たときのねじ軸W周辺の断面図である。
振止ユニット132は、ねじ軸Wを上下からクランプする。ねじ溝研削砥石142の回転軸がZ軸に対してねじ溝のリード角と同じ角度になるようにねじ溝研削砥石142を傾斜させる。ねじ溝研削砥石142の回転中心とねじ軸Wの軸線のX座標(高さ)を同一にする。
ねじ溝研削砥石142をねじ溝に対してY軸方向に所定量だけ切り込ませた状態で、ねじ軸Wを回転させるとともに、ねじ溝研削砥石142をZ軸方向に移動させる。ねじ溝研削砥石142をねじ軸Wに対してY軸方向に徐々に切り込ませながら研削動作を繰り返すことにより、ねじ溝を仕上げる。ねじ溝の仕上げに際しても、刃物台114をねじ溝研削砥石142に追随させてZ軸方向に移動させる。研削加工の終了後、研削ユニット120を収容装置112に収容する。
次に、ねじ溝の形成後、測定装置104によりねじ軸Wの有効径を測定する。測定装置104は有効径だけでなくねじ溝のピッチも測定可能であるが、以下においては、有効径の測定方法について説明する。
図5は、ねじ軸Wの測定時におけるねじ軸W周辺の外観斜視図である。
ねじ軸撮像装置144は、外枠154と、外枠154に固定される第1カメラ146、第2カメラ148、第1照明装置150および第2照明装置152を含む。第1カメラ146の光軸と第2カメラ148の光軸は平行である。第1照明装置150は第1カメラ146に対向し、第2照明装置152は第2カメラ148に対向する位置に設けられる。
第1照明装置150および第2照明装置152はそれぞれねじ軸Wを下方から照明し、第1カメラ146および第2カメラ148はねじ軸Wを上方から撮像する。下方からねじ軸Wを照明しつつ、上方からねじ軸Wを撮像することにより、ねじ軸Wの輪郭を画像認識しやすい撮像画像を取得できる。
第1カメラ146および第2カメラ148はねじ軸Wを挟む位置に設定される。第1カメラ146はねじ軸Wを上方から撮像するが、撮像対象となるのはねじ軸Wの一部である。具体的には、第1カメラ146はねじ軸Wの図面右(奥)側(以下、便宜上「上側」とよぶ)を撮像する。第2カメラ148の撮像対象となるのはねじ軸Wの図面左(手前)側(以下、便宜上「下側」とよぶ)を撮像する。測定装置104は、第1カメラ146による撮像画像(以下、「上画像」とよぶ)と第2カメラ148による撮像画像(以下、「下画像」とよぶ)により、後述の方法によりねじ軸Wの有効径を計算する。
図6は、ねじ軸Wの測定時におけるねじ溝と光軸の関係を示す模式図である。
上述したように、ねじ軸Wの溝方向156は、Z軸方向(ねじ軸Wの軸方向)に対して垂直ではなく、所定角度だけ傾斜して形成される。いいかえれば、X軸方向(垂直方向)を「第1方向」としたとき、ねじ軸Wの溝方向156は第1方向から所定角度だけ傾斜している。溝方向156の軸線と、第1カメラ146の光軸方向が一致するように、ねじ軸撮像装置144の傾きはあらかじめ調整されている。また、溝方向156と第1照明装置150の照射方向も同一である。一方、下側においては第2カメラ148の光軸方向とねじ溝の溝方向156は一致しない。これについては後に詳述する。
図7は、測定装置104の機能ブロック図である。
測定装置104の各構成要素は、CPU(Central Processing Unit)および各種コンピュータプロセッサなどの演算器、メモリやストレージといった記憶装置、それらを連結する有線または無線の通信線を含むハードウェアと、記憶装置に格納され、演算器に処理命令を供給するソフトウェアによって実現される。コンピュータプログラムは、デバイスドライバ、オペレーティングシステム、それらの上位層に位置する各種アプリケーションプログラム、また、これらのプログラムに共通機能を提供するライブラリによって構成されてもよい。以下に説明する各ブロックは、ハードウェア単位の構成ではなく、機能単位のブロックを示している。
測定装置104は、ユーザインタフェース処理部160、データ処理部162およびデータ格納部164を含む。
ユーザインタフェース処理部160は、ユーザからの操作を受け付けるほか、画像表示や音声出力など、ユーザインタフェースに関する処理を担当する。データ処理部162は、ユーザインタフェース処理部160により取得されたデータおよびデータ格納部164に格納されているデータに基づいて各種処理を実行する。データ処理部162は、ユーザインタフェース処理部160およびデータ格納部164のインタフェースとしても機能する。データ格納部164は、各種プログラムと設定データを格納する。
ユーザインタフェース処理部160は、入力部166および出力部168を含む。
入力部166は、タッチパネルあるいはハンドル等のハードデバイスを介してユーザからの入力を受け付ける。出力部168は、画像表示あるいは音声出力を介して、ユーザに各種情報を提供する。
データ処理部162は、撮像制御部170、外径検出部172、軸線特定部174、差分検出部176、座標調整部178、有効径算出部180および駆動指示部182を含む。
撮像制御部170は、第1カメラ146、第2カメラ148、第1照明装置150および第2照明装置152を制御し、上画像と下画像を取得する。上画像には、ねじ軸Wの回転軸(軸線)に沿って垂直な第1の方向(図5において真上から真下に見下ろす方向)に沿って見た場合のねじ溝の円弧形状(後述)を含む、ねじ軸Wの輪郭が含まれる。以下、上画像に映るこのような輪郭画像のことを「上輪郭」とよぶ。下画像には、第1の方向に沿ってねじ軸Wを見た場合のねじ溝の円弧形状を含むねじ軸Wの輪郭が含まれる。以下、下画像に映るこのような輪郭画像のことを「下輪郭」とよぶ。
外径検出部172は、上画像および下画像からねじ軸Wの外径位置を検出する。「外径位置」とはねじ軸Wのねじ溝がない部分の外径の位置座標である。軸線特定部174は、外径検出部172が検出した外径位置に基づいてねじ軸Wの軸線位置を特定する。「軸線位置」とは、ねじ軸Wの軸心にあたる位置である。差分検出部176は、ねじ軸Wの回転にともなう軸線の変位量(以下、「差分値」とよぶ)を計算する。座標調整部178は、有効径計算のため軸線位置等を差分値に基づいて調整する。有効径算出部180は、ねじ軸Wの有効径を算出する。駆動指示部182は測定過程において加工制御装置106に指示し、ねじ軸Wを回転させる。
図8は、ねじ軸Wの第1の撮像画像を示す図である。
図8−図10においては図面右方向をZ軸正方向、図面上方向をY軸正方向とする。第1カメラ146は上画像184を撮像し、第2カメラ148は下画像186を撮像する。いいかえれば、上画像184は第1カメラ146の撮像領域に対応し、下画像186は第1カメラ146に撮像領域に対応する。
第1カメラ146による上画像184にはあらかじめYZ座標系が設定されている。同様に、第2カメラ148による下画像186にもYZ座標系が設定される。第1カメラ146および第2カメラ148の相対的な位置関係は固定されているため、上画像184におけるYZ座標と下画像186におけるYZ座標は相互に変換可能である。たとえば、上画像184のYZ座標系における座標(Y1,Z1)は、下画像186に対して設定されるYZ座標系においても座標(Y1,Z1)と表現できる。このように、上画像184および下画像186を含む平面にはYZ座標系が設定されている。有効径は、このYZ座標系のY座標を対象として計算する。
上画像184においては、ねじ軸Wの上輪郭188、すなわち、ねじ軸Wを第1の方向に沿って見たときの上側のねじ軸W(一部)が映る。上輪郭188においてはねじ軸Wの2つのねじ溝が写る。下画像186においては、ねじ軸Wの下輪郭190、すなわち、ねじ軸Wを第1の方向に沿ってみたときの下側のねじ軸W(一部)が写る。
上述したように、第1カメラ146の光軸とねじ溝の溝方向156が一致するすようにねじ軸撮像装置144の傾きは調整されている。このため、上輪郭188においてねじ溝は略半円、すなわち、ほぼ歪みのない円弧形状として写る。一方、下画像186においてねじ溝は歪んだ円弧形状として写っている。これは、第1カメラ146の光軸を溝方向156に合わせるときには、第1カメラ146に隣接する第2カメラ148の光軸は溝方向156と一致しないためである。いいかえれば、上側にあるねじ溝の溝方向156は、下側にあるねじ溝の溝方向156と一致しないため、第1カメラ146の光軸を溝方向156に一致させるときには第2カメラ148の光軸は溝方向156と一致しないためである。
外径検出部172は、まず、上輪郭188の外径位置(外周面)のY座標(YL1)と、下画像186の外径位置のY座標(YL2)を検出する。軸線特定部174は、Y座標(YL1)とY座標(YL2)の中間点をねじ軸Wの軸線位置を示すY座標(YC1)として特定する。具体的には、YC1=(YL1+YL2)/2である。このように、回転軸(Z軸)に垂直であり、かつ、第1の方向(X軸方向)にも垂直である第2の方向(図8におけるY軸方向)に沿って、上輪郭188の外径位置のY座標と下輪郭190の外径位置のY座標を求め、2つの外径位置の中間点を軸線位置のY座標(YC1)として特定する。
次に、有効径算出部180は、上輪郭188におけるねじ溝の輪郭形状に基づいて、ねじ溝の中心点P1(以下、「有効点P1」とよぶ)のY座標(YP1)を特定する。上輪郭188におけるねじ溝は「真円の一部としての円弧形状」として写るので、有効径算出部180はねじ溝の円弧形状からねじ溝がその一部を形成する「真円」の中心点を有効点P1として求めることができる。
上画像184においては、2つのねじ溝が写っている。2つのねじ溝それぞれの有効点のY座標は同一である。このため、有効径算出部180はどちらか一方のねじ溝について有効点を求めてもよいし、2つのねじ溝それぞれの有効点を求め、2つの有効点のY座標の平均値を有効点P1のY座標として特定してもよい。通常、有効点P1のY座標(YP1)は外径位置のY座標(YL1)よりも大きくなる。
一方、有効径算出部180は、下輪郭190からは有効点を特定しない。下輪郭190においてはねじ溝が歪んで写っているため、下輪郭190のねじ溝から有効点を求めることは適切ではないためである。
有効径算出部180は、有効点P1から軸心までの垂直距離D1を算出する。具体的には、D1=YP1−YC1である。
ねじ軸Wの有効径とは、ねじ軸Wの上側の有効点と下側の有効点のY方向における差分である。図8に示す下画像186からは有効点を求められないため、以下の計算を行う。
図9は、ねじ軸Wの第2の撮像画像を示す図である。
駆動指示部182は、次に、加工制御装置106にねじ軸Wを半回転させるように指示を出す。加工制御装置106は、第1主軸台108および第2主軸台110の駆動機構に制御信号を送信し、ねじWを半回転(180度回転)させる。半回転後、撮像制御部170は、第1カメラ146に再びねじ軸の上輪郭188を撮像させる。このとき、上画像184には1つのねじ溝が写る。
上輪郭188におけるねじ溝の溝方向156と第1カメラ146の光軸は一致しているため、上輪郭188におけるねじ溝は「真円の一部」として写る。なお、ここでは下画像186については考慮しない。
外径検出部172は、上輪郭188の外径位置のY座標(YL3)を検出する。ねじ軸Wは円筒形であるため、本来、回転後の外径位置のY座標(YL3)と回転前の外径位置のY座標(YL1)は一致しなければならない。しかし、コンプレッサの振動等のさまざまな外部要因により、ねじ軸Wはわずかに振動することがある。このため、図9において上画像184を取得したときの外径位置が、回転前の外径位置と一致しない可能性がある。このようなねじ軸Wの軸心の変位は測定誤差につながるため、軸心の変位量を特定し、補正処理をする必要がある。
差分検出部176は、まず、回転後の外径位置のY座標(YL3)と回転前の外径位置のY座標(YL1)の差分値dを計算する。すなわち、d=YL3−YL1である。差分値dがゼロでないとき、回転前後においてねじ軸WがY方向に変位していることになる。差分値dを計算することにより、この複合加工機100においてねじ軸Wにどの程度の機械振動が伝わっているかを定量的に把握できる。
差分値dがゼロ以上であるとき、ねじ軸Wは全体的にY軸正方向にずれているため、回転後の軸心(Y座標(YC2))も回転前に比べてY軸正方向に差分値dだけずれていることになる。座標調整部178は、上画像184に写る上輪郭188の座標値をY軸負方向に差分値dだけ移動させる。たとえば、外径位置のY座標(YL3)は、Y座標(YL1(=YL3―d))に調整される。
有効径算出部180は、上輪郭188のねじ溝の有効点P2のY座標(YP2)を特定する。ねじ軸Wの変位分を補正するため、座標調整部178は有効点P2のY座標も(YP2−d)に調整する。
図10は、有効径を計算するときのねじ軸Wの仮想形状を示す図である。
座標調整部178は、図8の上画像184と、図9の上画像184の反転画像を合成することにより、図10に示すねじ軸Wの仮想形状を生成する。図10において、座標調整部178は、図9の上画像184における上輪郭188を差分値dに基づいて座標補正(Y軸方向への平行移動)したあと、軸線YC1を中心として補正後の上輪郭188を反転させる(線対称移動)。まとめると、図10において上側のねじ軸Wの形状は図8の上輪郭188と同一であり、下側のねじ軸Wの形状は図9の上画像184を座標補正後に反転したものである。
図9の上画像184において、上述したように、調整後の有効点P2のY座標は(YP2−d)である。軸心のY座標(YC1)を中心として有効点P2を下輪郭側に反転させたときの有効点P3のY座標は「2×YC1−YP2+d」となる。有効径算出部180は、有効点P3から軸心までの垂直距離D2を算出する。この結果、D2=(YP2−d)−YC1となる。有効径R=D1+D2なので、有効径R=(YP1−YC1)+{(YP2−d)−YC1}である。
なお、変位がなければ、すなわち、差分値d=0であれば、有効径R=(YP1−YC1)+(YP2−YC1)となる。図9においては差分値dだけ有効点P2のY座標が大きくなっている。差分値dを有効径から減算することにより、ねじ軸Wの回転前後の変位にともなう誤差をキャンセルできる。
図11は、第1カメラ146および第2カメラ148それぞれの撮像領域を示す第1の模式図である。
第1カメラ146および第2カメラ148のレンズ外径はどちらも46mm(ミリメートル)である。第1カメラ146の視野200は、縦20.7mm×横28.2mmの横長の長方形である。一方、第1カメラ146の視野202は、縦28.2mm×横14.9mmの縦長の長方形である。視野200の下端と視野202の上端の距離E1は21.5mmとなる。レンズの倍率公差を考慮すると、測定可能なねじ軸の最小有効径は28mmとなる。
図12は、第1カメラ146および第2カメラ148それぞれの撮像領域を示す第2の模式図である。
視野200の上端と視野202の下端の距離E2は70.45mmとなる。レンズの倍率公差を考慮すると、測定可能なねじ軸Wの最大有効径は65mmとなる。このように、第1カメラ146の視野200を横長型に設定し、第2カメラ148の視野202を縦長型に設定することで、単一のねじ軸撮像装置144により、有効径28〜65mmまで幅広く対応できる。
[総括]
本実施形態に基づいて、測定装置104および複合加工機100について説明した。
本実施形態によれば、加工環境からねじ軸Wの軸線の変位量を定量的に検出できる。ねじ軸Wの軸線の変位量を検出することにより、ねじ軸Wの回転軸がどのくらい安定しているか、冷却水やコンプレッサの振動など外部要因がどのくらいねじ軸Wに影響を及ぼしているかを認識できる。
図5に示したように、第1カメラ146および第2カメラ148は円筒形状にて長く延びる。本実施形態における第1カメラ146等は、レンズの光軸方向の長さがねじ軸Wの直径の2倍以上ある。第1カメラ146等は全体的に長細い形状となっているため、外部から伝わる振動による影響を受けやすい。この結果として、ねじ軸Wだけでなく、第1カメラ146等も外部からの振動により変位する可能性がある。測定装置104あるいは測定装置104による測定方法によれば、ねじ軸Wを複数の回転角について撮像した上で(図8、図9参照)、画像処理により座標調整をすることで、第1カメラ146等の変位にともなう誤差をキャンセルしやすくなる。
測定装置104は、ねじ軸Wを複合加工機100に取り付けたままその有効径を測定できる。このとき、ねじ軸Wの変位量である差分値dを考慮することにより、より高精度にて有効径を測定できる。特に、有効径は1/1000mmの精度でのチェックが求められるため、ねじ軸Wの変位による誤差をキャンセルできる意味は大きい。また、第1カメラ146および第2カメラ148に対向する位置に第1照明装置150および第2照明装置152を設けることにより、外径検出部172は撮像画像からねじ軸Wの輪郭を画像認識しやすくなる。
更に、図11、図12に関連して説明したように、第1カメラ146および第2カメラ148それぞれの視野200、202を横長形状と縦長形状に設定することにより、単一のねじ軸撮像装置144により幅広い有効径に対応することができる。
なお、本発明は上記実施形態や変形例に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。上記実施形態や変形例に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることにより種々の発明を形成してもよい。また、上記実施形態や変形例に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除してもよい。
[変形例]
本実施形態においては、図8に示す撮像後、ねじ軸Wを180度回転させて、図9に示す撮像を行うとして説明した。回転前後の撮像時におけるねじ軸Wの外径位置のずれを検出するためには、回転角は180度である必要はない。たとえば、ねじ軸Wの上輪郭188の外径位置を検出したあと、ねじ軸Wを360度回転させ、そのときの上輪郭188の外径位置を検出することにより差分値dを検出してもよい。
図9においては、外径検出部172は上輪郭188の外径位置(Y座標「YL3」)を検出し、回転前の上輪郭188の外径位置(Y座標「YL1」)との差分値dを検出するとして説明した。変形例として、図9においても下画像186を取得し、下輪郭190の外径位置のY座標(「YL4」とする)を検出してもよい。軸線特定部174は、YL3とYL4の中間を回転後の軸心のY座標YC2として特定する。差分検出部176は、回転前の軸心のY座標(YC1)と、回転後の軸心のY座標(YC2)を比較することにより、差分値dを計算してもよい。
撮像制御部170は、第1カメラ146および第2カメラ148の一方に撮像指示信号を送信するとしてもよい。たとえば、撮像制御部170は第1カメラ146に撮像指示信号を送信してもよい。第1カメラ146は、撮像指示信号を受信したとき撮像準備を開始するとともに、同期信号を第2カメラ148に送信する。第2カメラ148は、同期信号を受信したとき撮像準備を開始する。第1カメラ146が撮像指示信号を受信してから第2カメラ148が同期信号を受信するまでの時間差は、ねじ軸Wの振動周波数に比べると極めて短い。このため、第1カメラ146および第2カメラ148の双方により、ほぼ同じタイミングにて上画像184および下画像186(図8参照)を取得できる。
100 複合加工機、102 加工機本体、104 測定装置、106 加工制御装置、108 第1主軸台、110 第2主軸台、112 収容装置、114 刃物台、116 クイル、118 工具主軸、120 研削ユニット、122 第1主軸、124 第1チャック、126 第2チャック、128 第2主軸、130 タレット、132 振止ユニット、134 心押軸、136 心押軸、138 把持爪、140 把持爪、142 ねじ溝研削砥石、144 ねじ軸撮像装置、146 第1カメラ、148 第2カメラ、150 第1照明装置、152 第2照明装置、154 外枠、156 溝方向、160 ユーザインタフェース処理部、162 データ処理部、164 データ格納部、166 入力部、168 出力部、170 撮像制御部、172 外径検出部、174 軸線特定部、176 差分検出部、178 座標調整部、180 有効径算出部、182 駆動指示部、184 上画像、186 下画像、188 上輪郭、190 下輪郭、200 視野、202 視野、TM ミーリング工具

Claims (5)

  1. ボールねじのねじ軸の、前記ねじ軸の回転軸に垂直な第1の方向から所定角度傾斜した方向に沿って見た場合の円弧形状を含む上輪郭と、前記上輪郭の反対側の下輪郭を撮像する撮像制御部と、
    前記ねじ軸の撮像画像において、前記ねじ軸の外径位置を検出する外径検出部と、
    上輪郭を対象とする撮像画像における前記ねじ軸の外径位置と、下輪郭を対象とする撮像画像における前記ねじ軸の外径位置に基づいて、前記ねじ軸の軸線位置を特定する軸線特定部と、
    前記ねじ軸の回転角が第1の回転角に設定されるときに特定される第1の軸線位置と、前記ねじ軸の回転角が第1の回転角とは異なる第2の回転角に設定されるときに特定される第2の軸線位置との差分値を算出する差分算出部と、を備える、測定装置。
  2. 前記第2の回転角は、前記第1の回転角から更に半回転させたときの回転角であり、
    前記第2の回転角に設定されているときの前記ねじ軸における上輪郭の撮像画像を反転させ、前記反転した撮像画像の座標系を前記検出された差分値に応じて調整する座標調整部と、
    前記第1の回転角に設定されているときの前記ねじ軸における上輪郭の撮像画像と、座標調整後の前記反転した撮像画像に基づいて、前記ねじ軸の有効径を算出する有効径算出部と、を更に備える、請求項1に記載の測定装置。
  3. 前記撮像制御部は、第1のカメラと、前記第1の方向と前記回転軸とに直交するする方向に並んで設けられた第2のカメラと、により、前記ねじ軸における上輪郭および下輪郭それぞれを撮像する、請求項1または2に記載の測定装置。
  4. 前記撮像制御部は、前記第1のカメラおよび前記第2のカメラの撮像方向の逆方向から前記ねじ軸を照明した状態で、前記ねじ軸を撮像する、請求項3に記載の測定装置。
  5. ボールねじのねじ軸の、前記ねじ軸の回転軸に垂直な第1の方向から所定角度傾斜した方向に沿って見た場合の円弧形状を含む上輪郭と、前記上輪郭の反対側の下輪郭を撮像するステップと、
    前記ねじ軸の撮像画像において、前記ねじ軸の外径位置を検出するステップと、
    上輪郭を対象とする撮像画像における前記ねじ軸の外径位置と、下輪郭を対象とする撮像画像における前記ねじ軸の外径位置に基づいて、前記ねじ軸の軸線位置を特定するステップと、
    前記ねじ軸の回転角が第1の回転角に設定されるときに特定される第1の軸線位置と、前記ねじ軸の回転角が第1の回転角とは異なる第2の回転角に設定されるときに特定される第2の軸線位置との差分値を算出するステップと、を実行するねじ軸の測定方法。
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