JP6847387B2 - 便座装置 - Google Patents
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Description
なお、以下の説明においては、便器装置1の便座4aに座った人から視た場合の前後の向きを前後方向とする。また、便器装置1の便座4aに座った人から視た場合の左右の向きを左右方向とする。また、鉛直方向に沿った上下の向きを上下方向又は高さ方向とする。
操作部6bは、レバー本体部6aの一端部側に形成されている。
解除用爪部6cは、レバー本体部6aから下方に突出して形成されている。解除用爪部6cは、レバー本体部6aの往復移動に伴い第1位置(操作部6bが引き出される前の定位置)と第2位置(操作部6bが引き出された位置)との間を往復移動する。
昇降装置10は、機能部5を便器3に対して昇降させる。昇降装置10は、機能部5を、上昇前の定位置(図1)又は上昇後の上昇位置に移動可能である。昇降装置10は、図2に示すように、便器3の上面3aに取り付けられる。昇降装置10は、図3及び図4に示すように、機能部5を支持する上部構成体20(第1ベース部)と、下プレート70(第2ベース部)と、一対の伸縮軸機構部85,85(軸部材)と、一対の押圧部材60,60と、を備える。
一対のカバー部材貫通長穴51,51は、図3及び図4に示すように、カバー部材50において、左右方向に離間して形成され、前後方向に長穴状に延びる。一対のカバー部材貫通長穴51,51には、後述する伸縮軸機構部85の上部ねじ構成部801が貫通して配置される。上部ねじ構成部801がカバー部材貫通長穴51に貫通して配置された状態で、カバー部材50は、上下において、上面側支持板802と下面側支持筒803とに挟まれている。
一対の伸縮軸機構部85,85は、カバー部材50の一対のカバー部材貫通長穴51,51が左右方向に並ぶ間隔と同じ間隔で、左右方向に離間して並んで配置される。一対の伸縮軸機構部85,85は、上部構成体20との接続において、上面側支持板802と下面側支持筒803とに挟まれた状態で、カバー部材50の一対のカバー部材貫通長穴51,51の周縁に取り付けられる。
ボルト部850により、下プレート70を便器3に固定する場合には、一対の伸縮軸機構部85,85の外筒部851を、便器3の取付穴(図示せず)に挿入して、伸縮軸機構部85の外筒部851の下端部から、伸縮軸機構部85のボルト部850の外筒部851にナット10a(図1及び図2参照)を取り付ける。これにより、ボルト部850のフランジ部852とナット10aとにより上下方向において便器3を挟むことで、昇降装置10を、便器3に固定する。一対の伸縮軸機構部85,85は、昇降装置10の定位置において短縮され、昇降装置10の上昇位置において伸長される。
また、下プレート70の前後方向の位置を調整するために、下プレート70の前後方向の位置を、下プレート側目盛り部12の表示を目印として調整して、押圧部材60の下プレート側位置決め突起61aを、下プレート70の下プレート側係合凹凸縁部711aに係合させる。
このように、上プレート30に上プレート側目盛り部11が表示され、下プレート70に下プレート側目盛り部12が表示されているため、上プレート30(上部構成体20)と、下プレート70とにおいて、前後方向の位置の調整を細かく行うことができる(微調整もできる)。
これにより、下プレート70における下プレート貫通長穴711の外側の部分を押圧しても、下プレート貫通長穴711の内側の部分が追従して押圧されないため、下プレート70の変形を低減できる。
本実施形態の便座装置2は、機能部5を支持すると共にスライド部側係合部41を有する上部構成体20と、上部構成体20の下方に配置され、便器3に取り付け可能であって、スライド部側係合部41に係合可能な下プレート側係合部712を有する下プレート70と、下プレート70を貫通して形成される下プレート貫通長穴711に配置され、下プレート70を便器3に固定するボルト部850を有する一対の軸部材85と、を備える便座装置2であって、ボルト部850は、下プレート70における下プレート貫通長穴711の外側の部分を便器3側に押圧する。
また、下プレート70における押圧部材60が押圧する部分の下面に押圧受け部材701を設けることにより、押圧部材60により下方に押圧された下プレート70が滑ることを低減することができる。
これにより、昇降装置10の上昇前の定位置(図1)にある場合において、上部構成体20と下プレート70との間のガタツキを抑制することができる。例えば、板金部材の反りなどの製造上の部品のバラツキにより発生した上部構成体20と下プレート70との間のガタツキを抑制することができる。
また、クッション部材55は、上部構成体20におけるカバー部材50の下面(上部構成体20における下プレート70側の面)に取り付けられている。そのため、便器3の上面3a側を清掃する際に、昇降装置10が上昇位置に位置して上部構成体20が上昇した場合に、クッション部材55が清掃の邪魔になることはない。
これにより、上プレート30と下プレート70とについて、便器3への取り付け位置の前後方向の位置の調整を行うことができる。特に、前後方向の位置調整を精度よく行う場合には、上プレート側目盛り部11又は下プレート側目盛り部12を備えているため、前後方向の位置を簡単に精度よく調整できる。
更に、上プレート30に上プレート側目盛り部11を設けると共に、下プレート70に下プレート側目盛り部12を設けることで、そのため、便器3に配置される下プレート70と、便器3に対して昇降する機能部5を支持する上部構成体20とについて、互いの前後方向の位置関係の調整を簡単に行うことができる。
例えば、前記実施形態では、ボルト部850のフランジ部852で押圧部材60を押圧することで、下プレート70における下プレート貫通長穴711の外側の部分を押圧するように構成した。しかし、これに限定されない。ボルト部80のフランジ部852で下プレート70における下プレート貫通長穴711の外側の部分を直接押圧するように構成してもよいし、複数の部材を介して下プレート70における下プレート貫通長穴711の外側の部分を押圧するように構成してもよい。
3 便器
5 機能部
10 昇降装置
11 上プレート側目盛り部(第1目盛り部)
12 下プレート側目盛り部(第2目盛り部)
20 上部構成体(第1ベース部)
41 スライド部側係合部(第1係合部)
55 クッション部材
60 押圧部材
70 下プレート(第2ベース部)
85 伸縮軸機構部(軸部材)
701 押圧受け部材(受け部材)
711 下プレート貫通長穴(貫通穴)
712 下プレート側係合部(第2係合部)
850 ボルト部
852 フランジ部
Claims (7)
- 機能部を支持すると共に第1係合部を有する第1ベース部と、
前記第1ベース部の下方に配置され、便器に取り付け可能であって、前記第1係合部に係合可能な第2係合部を有する第2ベース部と、
前記第2ベース部を貫通して形成される貫通穴に配置され、前記第2ベース部を前記便器に固定するボルト部を有する一対の軸部材と、を備える便座装置であって、
前記ボルト部は、前記第2ベース部における前記貫通穴の外側の部分を前記便器側に押圧すると共に、前記第2ベース部における前記貫通穴の内側の部分を押圧しない便座装置。 - 前記ボルト部の上部に形成されるフランジ部と前記第2ベース部における前記貫通穴の外側の部分との間に介在して配置される押圧部材を更に備え、
前記ボルト部は、該ボルト部の前記フランジ部により前記押圧部材を押圧することで、前記第2ベース部における前記貫通穴の外側の部分を前記便器側に押圧する請求項1に記載の便座装置。 - 前記第2ベース部における前記押圧部材が押圧する部分において、前記押圧部材が配置される面と反対側の面に取り付けられる受け部材を更に備える請求項2に記載の便座装置。
- 前記第2ベース部の前記貫通穴よりも外側において、前記第1ベース部と前記第2ベース部との間に配置されるクッション部材を更に備える請求項1から3のいずれかに記載の便座装置。
- 前記クッション部材は、前記第1ベース部における前記第2ベース部側の面に取り付けられて配置される請求項4に記載の便座装置。
- 前記第1ベース部は、前記軸部材を前記第1ベース部に取り付ける場合の前記便器への前後方向の取り付け位置を表示する第1目盛り部を有し、
前記第2ベース部は、前記軸部材を前記第2ベース部に取り付ける場合の前記便器への前後方向の取り付け位置を表示する第2目盛り部を有する請求項1から5のいずれかに記載の便座装置。 - 前記便座装置は、前記機能部を便器に対して昇降させる昇降装置を備え、
前記昇降装置は、前記便器に固定される前記第2ベース部と、前記便器に対して高さ方向に移動可能に構成される前記第1ベース部と、を備える請求項1から6のいずれかに記載の便座装置。
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