JP6846255B2 - バスバと端子の固定構造 - Google Patents

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Description

本発明は、バスバと端子の固定構造に関する。
従来、バスバと端子の固定構造としては、電池パックにおける複数の電池を接続するために電池の極柱側に配置され電池の極柱が挿通されるバスバ貫通孔を有するバスバと、電池の電圧を検出するためにバスバの表面に配置され電池の極柱が挿通される端子貫通孔を有する端子とを備えたものが知られている。
このバスバと端子の固定構造では、電池の極柱にバスバ貫通孔を挿通してバスバを配置させ、電池の極柱に端子貫通孔を挿通してバスバの表面に端子を配置させ、電池の極柱にナットを締結することによってバスバと端子とが電気的に接続されると共に端子がバスバに固定される。
このナットの締結によるバスバと端子の固定において、バスバと端子の外周には、電池パックにおける筐体の壁部が回転方向に係合されており、電池の極柱にナットを締結しても、端子がナットの締結方向に回転することがなかった。
しかしながら、電池の容量を増大させるために電池を大型化する、或いは電池の個数を増やすなど、筐体を大型化するような設計変更があった場合、これまでのバスバや端子のサイズでは筐体の壁部に回転方向に係合することができない。
このため、筐体の大型化に合わせてバスバや端子のサイズを大型化することが考えられるが、バスバや端子に不要な部分が多くなり、バスバや端子の高コスト化を引き起こす恐れがあった。
そこで、平板状に形成されバスバ貫通孔を有するバスバとしてのパネルと、平板状に形成されバスバの表面に配置された状態でバスバ貫通孔と一致する端子貫通孔を有する端子とを備えたバスバと端子の固定構造において、端子にバネ片を設け、バネ片の先端に凸部を設け、パネルに凸部と係合する凹部を設けたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このバスバと端子の固定構造では、バスバ貫通孔に大径部と小径部とを設け、端子にバスバ貫通孔の小径部に係合するフックを設け、端子のフックがバスバ貫通孔の小径部に位置したときに、凸部と凹部とが係合し、端子の回り止めを行っている。
特開2009−99394号公報
しかしながら、上記特許文献1のようなバスバと端子の固定構造では、凸部と凹部との係合力が弱く、端子を強制的に回転させると、凸部と凹部との係合が解除されてしまい、安定して端子の回り止めを行うことができなかった。
そこで、この発明は、端子の回り止めを安定化することができるバスバと端子の固定構造の提供を目的としている。
請求項1記載の発明は、平板状に形成されバスバ貫通孔を有するバスバと、平板状に形成され前記バスバの表面に配置された状態で前記バスバ貫通孔と一致する端子貫通孔を有する端子とを備えたバスバと端子の固定構造であって、前記バスバには、平面から起立された曲部が設けられ、前記曲部には、前記曲部を貫通する差込口が設けられ、前記端子には、前記差込口に挿入され前記バスバ貫通孔と前記端子貫通孔とを一致させ前記端子を回り止めする固定部が設けられ、前記固定部は、弾性変形可能に屈曲された屈曲部を有し、前記屈曲部は、前記差込口に挿入するときに弾性変形により前記差込口を通過可能で前記差込口を通過したときに自由端が前記差込口の縁部に係合可能に配置されることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、平板状に形成されバスバ貫通孔を有するバスバと、平板状に形成され前記バスバの表面に配置された状態で前記バスバ貫通孔と一致する端子貫通孔を有する端子とを備えたバスバと端子の固定構造であって、前記バスバには、平面から起立された曲部が設けられ、前記曲部には、前記曲部を貫通する差込口が設けられ、前記端子には、前記差込口に挿入され前記バスバ貫通孔と前記端子貫通孔とを一致させ前記端子を回り止めする固定部が設けられ、前記固定部は、フック状に形成されていることを特徴とする。
このバスバと端子の固定構造では、端子に、差込口に挿入されバスバ貫通孔と端子貫通孔とを一致させ端子を回り止めする固定部が設けられているので、バスバの平面から起立された曲部に設けられた差込口に端子の固定部を挿入することによって端子の回転方向の係合を強化することができる。
従って、このようなバスバと端子の固定構造では、バスバの曲部に設けられた差込口に端子の固定部を挿入することで差込口と固定部との係合を強化でき、端子の回り止めを安定化することができる。
また、このバスバと端子の固定構造では、屈曲部が、差込口に挿入するときに弾性変形により差込口を通過可能で差込口を通過したときに自由端が差込口の縁部に係合可能に配置されるので、固定部が差込口から抜け出ることを防止でき、固定部が差込口に挿入された状態を保持することができる。
さらに、このバスバと端子の固定構造では、固定部が、フック状に形成されているので、固定部が差込口に挿入された状態で固定部が差込口に引っかかるように配置され、固定部が差込口から抜け出ることを防止でき、簡易な構造で固定部が差込口に挿入された状態を保持することができる。
請求項記載の発明は、請求項1又は2記載のバスバと端子の固定構造であって、前記バスバと前記端子とには、前記バスバ貫通孔及び前記端子貫通孔の周囲に前記端子を回り止めする係合部が設けられていることを特徴とする。
このバスバと端子の固定構造では、バスバと端子とに、バスバ貫通孔及び端子貫通孔の周囲に端子を回り止めする係合部が設けられているので、バスバ貫通孔及び端子貫通孔の周囲の周方向の複数箇所で端子の回り止めを行うことができ、端子の回り止めをさらに安定化することができる。
請求項記載の発明は、請求項記載のバスバと端子の固定構造であって、前記係合部は、前記曲部及び前記固定部と前記バスバ貫通孔及び前記端子貫通孔の周方向に対向する位置に設けられていることを特徴とする。
このバスバと端子の固定構造では、係合部が、曲部及び固定部とバスバ貫通孔及び端子貫通孔の周方向に対向する位置に設けられているので、バスバ貫通孔及び端子貫通孔の周囲の周方向の少なくとも2箇所で効率的に端子の回り止めを行うことができる。
請求項記載の発明は、請求項又は記載のバスバと端子の固定構造であって、前記係合部は、前記バスバに設けられた突出部と、前記端子に設けられ前記突出部が挿入可能な挿入部とを有することを特徴とする。
このバスバと端子の固定構造では、係合部が、バスバに設けられた突出部と、端子に設けられ突出部が挿入可能な挿入部とを有するので、突出部を挿入部に挿入することによって突出部と挿入部との係合を強化することができ、端子の回り止めをさらに安定化することができる。
請求項記載の発明は、請求項乃至のいずれか1項に記載のバスバと端子の固定構造であって、前記端子には、前記端子貫通孔の周囲に電線に接続される接続部が設けられ、前記係合部は、前記バスバに設けられ前記接続部の側面に位置する規制部を有することを特徴とする。
このバスバと端子の固定構造では、係合部が、バスバに設けられ接続部の側面に位置する規制部を有するので、端子の電線との接続部を用いることによって形状が複雑化することがなく、簡易な構造で端子を回り止めすることができる。
請求項記載の発明は、請求項記載のバスバと端子の固定構造であって、前記接続部は、前記固定部と前記端子貫通孔の周方向に対向する位置に設けられていることを特徴とする。
このバスバと端子の固定構造では、接続部が、固定部と端子貫通孔の周方向に対向する位置に設けられているので、端子貫通孔の周囲の周方向の少なくとも2箇所で効率的に端子の回り止めを行うことができる。
請求項記載の発明は、請求項又は記載のバスバと端子の固定構造であって、前記規制部は、前記接続部の両側にそれぞれ設けられていることを特徴とする。
このバスバと端子の固定構造では、規制部が、接続部の両側にそれぞれ設けられているので、端子を正逆いずれの回転方向にも回り止めすることができ、端子の回り止めをさらに安定化することができる。
本発明によれば、端子の回り止めを安定化することができるバスバと端子の固定構造を提供することができるという効果を奏する。
本発明の第1実施形態に係るバスバと端子の固定構造の斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るバスバと端子の固定構造のバスバの斜視図である。 本発明の第1実施形態に係るバスバと端子の固定構造の端子の正面図である。 本発明の第2実施形態に係るバスバと端子の固定構造の斜視図である。 本発明の第2実施形態に係るバスバと端子の固定構造のバスバの斜視図である。 (a)は本発明の第3実施形態に係るバスバと端子の固定構造の斜視図である。(b)は図6(a)の正面図である。(c)は図6(a)の側面図である。 (a)は本発明の第3実施形態に係るバスバと端子の固定構造のバスバの斜視図である。(b)は図7(a)の正面図である。(c)は図7(a)の側面図である。 (a)は本発明の第3実施形態に係るバスバと端子の固定構造の端子の正面図である。(b)は図8(a)の側面図である。 (a)は本発明の第4実施形態に係るバスバと端子の固定構造の斜視図である。(b)は図9(a)の正面図である。(c)は図9(a)の側面図である。 (a)は本発明の第4実施形態に係るバスバと端子の固定構造のバスバの斜視図である。(b)は図10(a)の側面図である。 (a)は図10(a)の正面図である。(b)は図11(a)の要部拡大図であり曲部を折り曲げる前の展開図である。 (a)は本発明の第4実施形態に係るバスバと端子の固定構造の端子の正面図である。(b)は図12(a)の側面図である。
本発明の実施の形態に係るバスバと端子の固定構造は、電池パックにおいて、複数の電池の極柱側に配置され複数の電池間を電気的に接続するバスバ5と、このバスバ5の表面に配置され電池の電圧を検出する端子9との固定に用いられる。
このバスバ5と端子9とは、それぞれに設けられたバスバ貫通孔3と端子貫通孔7とを電池の極柱に挿通させ、電池の極柱にナットを締結することにより、バスバ5と端子9とが電気的に接続されつつ、電池パックに固定される。
以下、図1〜図12を用いてこのような電池パックに適用される本発明の実施の形態に係るバスバと端子の固定構造について説明する。
(第1実施形態)
図1〜図3を用いて第1実施形態について説明する。
本実施の形態に係るバスバと端子の固定構造1は、平板状に形成されバスバ貫通孔3を有するバスバ5と、平板状に形成されバスバ5の表面に配置された状態でバスバ貫通孔3と一致する端子貫通孔7を有する端子9とを備えている。
また、バスバ5には、平面から起立された曲部11が設けられ、曲部11には、曲部11を貫通する差込口13が設けられている。
そして、端子9には、差込口13に挿入されバスバ貫通孔3と端子貫通孔7とを一致させ端子9を回り止めする固定部15が設けられている。
また、バスバ5と端子9とには、バスバ貫通孔3及び端子貫通孔7の周囲に端子9を回り止めする係合部17が設けられている。
さらに、係合部17は、曲部11及び固定部15とバスバ貫通孔3及び端子貫通孔7の周方向に対向する位置に設けられている。
また、係合部17は、バスバ5に設けられた突出部19と、端子9に設けられ突出部19が挿入可能な挿入部21とを有する。
図1〜図3に示すように、バスバ5は、導電性材料からなり、平板状に形成され、バスバ貫通孔3と、曲部11とが設けられている。
バスバ貫通孔3は、バスバ5を板厚方向に貫通して設けられ、電池(不図示)の極柱が挿通可能なように円形状に形成されている。
このバスバ貫通孔3は、電池パックにおいて、バスバ5が電池の極柱側に配置されることにより、電池の極柱が挿通され、バスバ5と電池とを電気的に接続する。
曲部11は、バスバ5のバスバ貫通孔3が位置する端部を長方形状に切り起こすことにより、バスバ5の平面に対して垂直方向に起立して設けられている。
この曲部11のバスバ5の平面側には、曲部11を板厚方向に貫通し、長方形状に形成された差込口13が設けられている。
この差込口13には、端子9がバスバ5の表面に配置された状態で、端子9の固定部15が挿入される。
端子9は、導電性材料からなり、平板状に形成され、電池の電圧を検出する検出器(不図示)に接続された電線23の端末部に圧着などによる接続部25を介して電気的に接続され、端子貫通孔7と、固定部15とが設けられている。
端子貫通孔7は、端子9を板厚方向に貫通して設けられ、電池の極柱が挿通可能なように円形状に形成されている。
この端子貫通孔7は、電池パックにおいて、バスバ貫通孔3に電池の極柱が挿通された状態で、端子9をバスバ5の表面に配置することにより、電池の極柱が挿通され、バスバ5と端子9と電池とを電気的に接続する。
この電池の極柱にバスバ貫通孔3と端子貫通孔7とが挿通された状態で、電池の極柱にナット(不図示)を締結することにより、電池パックに端子9が固定され、安定して電池パックの電圧を検出することができる。
固定部15は、電線23との接続部25と端子貫通孔7を挟んで端子貫通孔7の周方向に180°対向する端子9の端面から外方に向けて連続する一部材で突出されている。
なお、接続部25は、固定部15と端子貫通孔7の周方向に180°対向する位置に設ける必要はなく、例えば、図1において、固定部15から端子貫通孔7の周方向の左側に向けて90°回転した位置に接続部25を設けるなど、端子貫通孔7の周囲であれば接続部25をどの位置に設けてもよい。
このように接続部25が設けられている場合には、固定部15を接続部25と端子貫通孔7の周方向に180°対向する位置に設ける必要はなく、固定部15を曲部11(差込口13)と対応する位置に設ければよい。
この固定部15は、バスバ5の曲部11に設けられた差込口13に挿入可能な幅を有し、端子9をバスバ5の表面に配置したときに、差込口13に挿入され、端子貫通孔7とバスバ貫通孔3とを一致させ、端子9を回り止めする。
このように固定部15を曲部11の差込口13に挿入することにより、端子9の正逆両方向の回転力に対して、端子9を回り止めすることができると共に、固定部15と差込口13とが上下方向にも係合するので、バスバ5の表面からの端子9の浮き上がりを防止することができる。
このため、電池パックにおいて、電池などを収容する筐体の壁部にバスバ5や端子9の外周を係合させなくとも端子9を回り止めすることができ、筐体が大型化してもバスバ5や端子9のサイズを変更せずに、高コスト化することなく、電池の極柱にナットを締結することができる。
ここで、バスバ5と端子9とには、バスバ貫通孔3及び端子貫通孔7の周囲に端子9を回り止めする係合部17が設けられている。
詳細には、バスバ5と端子9とには、曲部11及び固定部15に対してバスバ貫通孔3及び端子貫通孔7を挟んでバスバ貫通孔3及び端子貫通孔7の周方向に180°対向する位置に端子9を回り止めする係合部17が設けられている。
この係合部17は、バスバ5に設けられた突出部19と、端子9に設けられ突出部19が挿入可能な挿入部21とを有する。
突出部19は、曲部11とバスバ貫通孔3を挟んでバスバ貫通孔3の周方向に180°対向して位置するバスバ5の端部を長方形状に切り起こすことにより、バスバ5の平面に対して垂直方向に起立して設けられている。
挿入部21は、固定部15と端子貫通孔7を挟んで端子貫通孔7の周方向に180°対向して位置する端子9の部分を板厚方向に貫通し、突出部19を挿入可能な長方形状に形成された孔部となっている。
このような係合部17は、端子9の固定部15をバスバ5の差込口13に挿入した後、バスバ5の突出部19が端子9の挿入部21に挿入され、端子9を回り止めする。
このようにバスバ貫通孔3及び端子貫通孔7の周囲に端子9を回り止めする係合部17を設けることにより、バスバ貫通孔3及び端子貫通孔7の複数箇所(ここでは2箇所)で端子9の回り止めを行うことができ、端子9の回り止めを強化することができる。
加えて、曲部11(差込口13)及び固定部15と180°対向する位置に係合部17を設けることにより、バスバ貫通孔3及び端子貫通孔7の周囲の周方向、すなわち端子9の回転方向の少なくとも2箇所で効率的に端子の回り止めを行うことができる。
さらには、突出部19は、バスバ5の平面に対して垂直方向に起立して設けられて挿入部21に挿入されているので、電池の極柱にナットを締結する際に、バスバ5から端子9が浮き上がったとしても、突出部19の周囲に挿入部21が位置し、端子9を安定して回り止めすることができる。
このようなバスバと端子の固定構造1では、端子9に、差込口13に挿入されバスバ貫通孔3と端子貫通孔7とを一致させ端子9を回り止めする固定部15が設けられているので、バスバ5の平面から起立された曲部11に設けられた差込口13に端子9の固定部15を挿入することによって端子9の回転方向の係合を強化することができる。
従って、このようなバスバと端子の固定構造1では、バスバ5の曲部11に設けられた差込口13に端子9の固定部15を挿入することで差込口13と固定部15との係合を強化でき、端子9の回り止めを安定化することができる。
また、バスバ5と端子9とには、バスバ貫通孔3及び端子貫通孔7の周囲に端子9を回り止めする係合部17が設けられているので、バスバ貫通孔3及び端子貫通孔7の周囲の周方向の複数箇所で端子9の回り止めを行うことができ、端子9の回り止めをさらに安定化することができる。
さらに、係合部17は、曲部11及び固定部15とバスバ貫通孔3及び端子貫通孔7の周方向に対向する位置に設けられているので、バスバ貫通孔3及び端子貫通孔7の周囲の周方向の少なくとも2箇所で効率的に端子の回り止めを行うことができる。
また、係合部17は、バスバ5に設けられた突出部19と、端子9に設けられ突出部19が挿入可能な挿入部21とを有するので、突出部19を挿入部21に挿入することによって突出部19と挿入部21との係合を強化することができ、端子9の回り止めをさらに安定化することができる。
なお、本実施の形態においては、係合部17が曲部11及び固定部15とバスバ貫通孔3及び端子貫通孔7の周方向に対向する位置に設けられているが、これに限らず、バスバ貫通孔3及び端子貫通孔7の周囲であれば、係合部17をどの位置に設けてもよい。
また、係合部17は、バスバ貫通孔3及び端子貫通孔7の周囲に1箇所だけ設けられているが、これに限らず、係合部17をバスバ貫通孔3及び端子貫通孔7の周囲に複数箇所設けてもよい。
(第2実施形態)
図4,図5を用いて第2実施形態について説明する。
本実施の形態に係るバスバと端子の固定構造101は、端子9に、端子貫通孔7の周囲に電線23に接続される接続部25が設けられ、係合部17は、バスバ5に設けられ接続部25の側面に位置する規制部103を有する。
また、接続部25は、固定部15と端子貫通孔7の周方向に対向する位置に設けられている。
さらに、規制部103は、接続部25の両側にそれぞれ設けられている。
なお、第1実施形態と同様の構成には、同一の符号を付して構成及び機能説明は第1実施形態を参照するものとし省略するが、同様の構成であるので得られる作用・効果は同様である。
図4,図5に示すように、端子9の電線23に接続される接続部25は、端子貫通孔7の周囲に設けられている。
詳細には、接続部25は、固定部15と端子貫通孔7の周方向に対向する位置、すなわち固定部15と端子貫通孔7を挟んで端子貫通孔7の周方向に180°対向する位置に設けられている。
この接続部25の側面には、係合部17が配置されている。
係合部17は、曲部11(差込口13)及び固定部15とバスバ貫通孔3及び端子貫通孔7を挟んでバスバ貫通孔3及び端子貫通孔7の周方向に180°対向する位置に配置され、バスバ5に設けられた規制部103を有する。
この規制部103は、端子9の電線23に接続される接続部25の両側にそれぞれ位置させるように一対設けられている。
一対の規制部103,103は、曲部11とバスバ貫通孔3を挟んでバスバ貫通孔3の周方向に180°対向して位置するバスバ5の端部を離間してそれぞれ長方形状に切り起こすことにより、それぞれバスバ5の平面に対して垂直方向に起立して設けられている。
この一対の規制部103,103は、端子9の固定部15をバスバ5の差込口13に挿入した後、バスバ5の表面に端子9を配置することにより、端子9の接続部25の端子9の回転方向の両側に配置される。
このように一対の規制部103,103を端子9の接続部25の両側に配置することにより、端子9の正逆両方向の回転力に対して、一対の規制部103,103と接続部25とが当接することで端子9を回り止めすることができる。
加えて、一対の規制部103,103は、バスバ5の平面に対して垂直方向に起立して設けられているので、電池の極柱にナットを締結する際に、バスバ5から端子9が浮き上がったとしても、接続部25の両側に一対の規制部103,103が位置し、端子9を安定して回り止めすることができる。
このようなバスバと端子の固定構造101では、係合部17が、バスバ5に設けられ接続部25の側面に位置する規制部103を有するので、端子9の電線23との接続部25を用いることによって形状が複雑化することがなく、簡易な構造で端子9を回り止めすることができる。
また、接続部25は、固定部15と端子貫通孔7の周方向に対向する位置に設けられているので、端子貫通孔7の周囲の周方向の少なくとも2箇所で効率的に端子9の回り止めを行うことができる。
さらに、規制部103,103は、接続部25の両側にそれぞれ設けられているので、端子9を正逆いずれの回転方向にも回り止めすることができ、端子9の回り止めをさらに安定化することができる。
なお、本実施の形態においては、接続部25が固定部15と端子貫通孔7の周方向に対向する位置に設けられているが、これに限らず、端子貫通孔7の周囲であれば、接続部25をどの位置に設けてもよい。
この場合には、接続部25の位置に対応して、接続部25の側面に位置するように規制部103をバスバ5に設ければよい。
また、係合部17は、接続部25の両側にそれぞれ位置する一対の規制部103,103を有しているが、これに限らず、接続部25の一方の側面のみに規制部103が位置するように規制部103をバスバ5に設けてもよい。
この場合には、端子9をバスバ5に固定する際に用いるナットの締結方向に対して、端子9を回り止めすることができる方向に位置する接続部25の側面側に規制部103を設けることが好ましい。
(第3実施形態)
図6〜図8を用いて第3実施形態について説明する。
本実施の形態に係るバスバと端子の固定構造201は、固定部15が、弾性変形可能に屈曲された屈曲部203を有し、屈曲部203が、差込口13に挿入するときに弾性変形により差込口13を通過可能で差込口13を通過したときに自由端が差込口13の縁部に係合可能に配置される。
なお、他の実施形態と同様の構成には、同一の符号を付して構成及び機能説明は他の実施形態を参照するものとし省略するが、同様の構成であるので得られる作用・効果は同様である。
図6〜図8に示すように、固定部15は、先端側が端子貫通孔7側に向けてV字状に折り返され、弾性変形可能な屈曲部203を有する。
この屈曲部203は、自由状態で、バスバ5の曲部11に設けられた差込口13の高さより自由端が高くなるように設定され、固定部15を差込口13に挿入したときに、端子9の平面側に向けて弾性変形し、差込口13を通過可能となるように設定されている。
このような屈曲部203は、固定部15を差込口13に挿入することにより、差込口13の開口縁部と当接することによって弾性変形して差込口13を通過し、固定部15を差込口13に完全に挿入することにより、弾性変形からの復元によって自由端が差込口13の開口縁部の外側に係合可能に配置される。
このように屈曲部203の自由端を差込口13の縁部に係合可能に配置することにより、固定部15に差込口13から抜け出る方向に力が加わっても、屈曲部203の自由端が差込口13の縁部に係合し、固定部15が差込口13から抜け出ることがなく、端子9の回り止めを安定して行うことができる。
このようなバスバと端子の固定構造201では、屈曲部203が、差込口13に挿入するときに弾性変形により差込口13を通過可能で差込口13を通過したときに自由端が差込口13の縁部に係合可能に配置されるので、固定部15が差込口13から抜け出ることを防止でき、固定部15が差込口13に挿入された状態を保持することができる。
(第4実施形態)
図9〜図12を用いて第4実施形態について説明する。
本実施の形態に係るバスバと端子の固定構造301は、固定部303が、フック状に形成されている。
なお、他の実施形態と同様の構成には、同一の符号を付して構成及び機能説明は他の実施形態を参照するものとし省略するが、同様の構成であるので得られる作用・効果は同様である。
図9〜図12に示すように、固定部303は、先端側が端子貫通孔7側に向けて折り返され、基端から先端にわたって端子9から遠ざかる方向に向けて湾曲されたフック状に形成されている。
ここで、曲部11の差込口13は、バスバ5に対して差込口13の2倍となる貫通孔を設けた後、この貫通孔の中心を通る直線を曲げ部として曲部11を切り起こすことによって曲部11に形成され、この差込口13の高さは、端子9の板厚よりも高く設定されている。
このように差込口13を曲部11に設けることにより、フック状の固定部303を差込口13に容易に挿入することができ、組付性を向上することができる。
このような差込口13には、フック状の固定部303が先端から差込口13に引っかかるように挿入され、固定部303が差込口13から抜け出ることがなく、端子9の回り止めを安定して行うことができる。
このようなバスバと端子の固定構造301では、固定部303が、フック状に形成されているので、固定部303が差込口13に挿入された状態で固定部303が差込口13に引っかかるように配置され、固定部303が差込口13から抜け出ることを防止でき、簡易な構造で固定部303が差込口13に挿入された状態を保持することができる。
なお、本発明の実施の形態に係るバスバと端子の固定構造では、係合部が突出部と挿入部とを有する場合と、規制部を有する場合とを独立して例示しているが、これに限らず、係合部が突出部と挿入部と規制部とを合わせて有していてもよい。
また、固定部が屈曲部を有する端子やフック状に形成された固定部を有する端子は、係合部が設けられていないが、これに限らず、これらの端子に係合部を設けてもよい。
1,101,201,301…バスバと端子の固定構造
3…バスバ貫通孔
5…バスバ
7…端子貫通孔
9…端子
11…曲部
13…差込口
15,303…固定部
17…係合部
19…突出部
21…挿入部
23…電線
25…接続部
103…規制部
203…屈曲部

Claims (8)

  1. 平板状に形成されバスバ貫通孔を有するバスバと、平板状に形成され前記バスバの表面に配置された状態で前記バスバ貫通孔と一致する端子貫通孔を有する端子とを備えたバスバと端子の固定構造であって、
    前記バスバには、平面から起立された曲部が設けられ、前記曲部には、前記曲部を貫通する差込口が設けられ、
    前記端子には、前記差込口に挿入され前記バスバ貫通孔と前記端子貫通孔とを一致させ前記端子を回り止めする固定部が設けられ
    前記固定部は、弾性変形可能に屈曲された屈曲部を有し、
    前記屈曲部は、前記差込口に挿入するときに弾性変形により前記差込口を通過可能で前記差込口を通過したときに自由端が前記差込口の縁部に係合可能に配置されることを特徴とするバスバと端子の固定構造。
  2. 平板状に形成されバスバ貫通孔を有するバスバと、平板状に形成され前記バスバの表面に配置された状態で前記バスバ貫通孔と一致する端子貫通孔を有する端子とを備えたバスバと端子の固定構造であって、
    前記バスバには、平面から起立された曲部が設けられ、前記曲部には、前記曲部を貫通する差込口が設けられ、
    前記端子には、前記差込口に挿入され前記バスバ貫通孔と前記端子貫通孔とを一致させ前記端子を回り止めする固定部が設けられ、
    前記固定部は、フック状に形成されていることを特徴とするバスバと端子の固定構造。
  3. 請求項1又は2記載のバスバと端子の固定構造であって、
    前記バスバと前記端子とには、前記バスバ貫通孔及び前記端子貫通孔の周囲に前記端子を回り止めする係合部が設けられていることを特徴とするバスバと端子の固定構造。
  4. 請求項記載のバスバと端子の固定構造であって、
    前記係合部は、前記曲部及び前記固定部と前記バスバ貫通孔及び前記端子貫通孔の周方向に対向する位置に設けられていることを特徴とするバスバと端子の固定構造。
  5. 請求項3又は4記載のバスバと端子の固定構造であって、
    前記係合部は、前記バスバに設けられた突出部と、前記端子に設けられ前記突出部が挿入可能な挿入部とを有することを特徴とするバスバと端子の固定構造。
  6. 請求項3乃至5のいずれか1項に記載のバスバと端子の固定構造であって、
    前記端子には、前記端子貫通孔の周囲に電線に接続される接続部が設けられ、
    前記係合部は、前記バスバに設けられ前記接続部の側面に位置する規制部を有することを特徴とするバスバと端子の固定構造。
  7. 請求項記載のバスバと端子の固定構造であって、
    前記接続部は、前記固定部と前記端子貫通孔の周方向に対向する位置に設けられていることを特徴とするバスバと端子の固定構造。
  8. 請求項6又は7記載のバスバと端子の固定構造であって、
    前記規制部は、前記接続部の両側にそれぞれ設けられていることを特徴とするバスバと端子の固定構造。
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