JP6846174B2 - 照明装飾具 - Google Patents

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Description

この発明は、文字や図形などの模様が現われる照明を行うような照明装飾具に関する。
従来、様々な照明器具が利用されており、特に、オフィスビルや各種施設等の天井に蛍光灯が用いられている。この蛍光灯は大きさや形状が定まっており、同じ大きさおよび形状で多数利用されている。
近年、このような蛍光灯について、LEDを用いたLED蛍光灯が提案されている(特許文献1参照)。このようなLED蛍光灯は、光源としてLEDを使用しつつ、大きさおよび形状は従来の蛍光灯と同じように構成されている。これにより、従来のオフィスビルや各種施設等に蛍光灯の代わりにLED蛍光灯を使用することが可能となる。
しかしながら、このように広く使用される蛍光灯ではあっても、文字や図形等を表示できるようなものは提供されていなかった。
特開2010−092990号公報
この発明は、上述の現状に鑑みて、文字や図形等を表示できる照明装飾具を提供することを目的とする。
この発明は、光源が設けられた本体と、前記光源から離間した位置で、前記光源の発光側を覆う湾曲形状の透光性のカバー部材と、前記カバー部材と前記光源との間に湾曲した状態で挿入されるフィルムと、前記カバー部材の内面に設けられ、軸心方向に延び、前記本体を支持するとともに、前記フィルムの湾曲方向の端部に当接する2つの壁と、前記カバー部材の内面と前記2つの壁の一方が交差する第1交差部と、前記カバー部材の内面と前記2つの壁の他方が交差する第2交差部とを備え、前記フィルムは、湾曲させると元に戻ろうとする弾性回復力を有する素材で形成され、且つ、少なくとも一方の面に模様となるデザインが施されており、前記本体の端部と前記カバー部材との間に隙間が形成されており、前記フィルムの湾曲方向の一方の端部は、前記隙間を介して前記第1交差部に支持され、前記フィルムの湾曲方向の他方の端部は、前記隙間を介して前記第2交差部に支持される照明装飾具であることを特徴とする。
この発明により、用途に応じたデザイン変更が簡易にできる照明装飾具を提供できる。
照明装飾具の説明図。 照明装飾具の説明図。 照明装飾具およびデザインシートの説明図。 照明装飾具の写真による説明図。 実施例2の照明装飾具の説明図。
発明者らは、蛍光灯に文字、図形、イラスト、写真、またはこれらの結合(以下、これらを総称して模様という)を表した蛍光灯型の照明装飾具を作成することを着想した。この照明装飾具を実現するに際して、まず、円筒形のガラス管の表面に模様を印刷することを検討した。
しかしながら、湾曲面に適切に印刷することは困難を極め、思うような完成品を得るには至らなかった。出願人は、通常の蛍光灯ではなく、LEDを光源として蛍光灯型に形成したLED蛍光灯を用いて、その円筒形のカバーの表面に印刷をすることを試みたが、通常の蛍光灯と同様に印刷することは困難であった。
インクジェット印刷やスクリーン印刷など、様々な印刷方法を検討したが、円筒形の表面に印刷することがどうしてもうまくいかなかったため、開発は一旦中断した。
しばらくして、発明者らは、LED蛍光灯は、通常の蛍光灯と異なり内部に適宜の物体を挿入することが可能であることに気づき、円筒形のカバー内部に模様を付すことを考えた。そして、平面状のフィルム等に印刷をし、その印刷したフィルム等を円筒形のカバー内に挿入する方法で、試行錯誤をした結果、本発明を完成させた。
以下、この発明の一実施形態を図面と共に説明する。
図1および図2は、LEDを用いた蛍光灯型の照明装飾具1の説明図であり、図3は、照明装飾具1およびデザインフィルム7の説明図である。図1(A)は照明装飾具1の正面図、図1(B)は照明装飾具1の一部を省略した拡大正面図、図1(C)は照明装飾具1の一部を省略した拡大縦断面図、図2(A)は照明装飾具1の底面図、図2(B)は照明装飾具1の右側面図、図2(C)は照明装飾具1の平面図、図2(D)は照明装飾具1の左側面図、図3(A)は照明装飾具1の拡大縦断端面図、図3(B)は平面状のデザインフィルム7の拡大縦断面図、図3(C)は湾曲状のデザインフィルム7の拡大縦断面図である。
照明装飾具1は、円筒状で透光性の合成樹脂製のカバー部材2で覆われている。このカバー部材2の透光性は、透明または半透明とすることができ、半透明の場合には乳白色とすることができる。カバー部材2の下半分からは、内部に装填されたデザインフィルム7に施された模様が透けて見えている。カバー部材2の両端を、有底の略円筒状で端部3dに向けて3段階に縮径された同じく合成樹脂製の口金3が開閉可能にキャップしている。それぞれの口金3の端部3dには、カバー部材2の軸心方向で外方に突出する平行な一対の金属製の端子ピン3aが設けられている。この端子ピン3aから照明装飾具1に電力が供給される。
照明装飾具1は、蛍光灯と外形がほぼ同じで、口金形状、長さ等構造的に互換性を持たせてある。例えば、照明装飾具1は、軸心方向の全体の長さが1198mmであり、外径が31mmである。
図3(A)に示すように、照明装飾具1のカバー部材2の内面20には、ガイドレール2e(2f)が左右に対向して設けられている。このガイドレール2e(2f)は、軸心方向に対して平行に延伸し並立する上壁2a(2c)と下壁2b(2d)により構成されている。ここでは、下壁2b(2d)の下面21(22)は、カバー部材2の断面の水平方向の直径線上に位置している。また、下面21から下面22に至るまでの内面20aは、下面21と交差部21aで交差し、下面22と交差部22aで交差している。
カバー部材2に囲まれた空間内には、矩形状で板状の基板5が、上壁2a(2c)と下壁2b(2d)との隙間に嵌め入れられ、左右のガイドレール2e(2f)に支持されて配置されている。この基板5は、表面5aに複数のLED4が整列して配置されている。
基板5の裏面5bと対向するカバー部材2の内面20bとで囲まれた空間内には、LED4に電力を供給するための電源(図示省略)や、LED4と電源とを接続する配線(図示省略)、放熱用のヒートシンク等で構成される背面ユニット9が格納されている。
カバー部材2に囲まれた空間内には、LED4が搭載された基板5の表面5aに対向するようにして、デザインフィルム7が配置されている。LED4は、デザインフィルム7に向かって光を照射する。LED4は、カバー部材2の軸心に沿って、基板5の表面5aの中心線上に1または複数個配列されている。尚、LED4は、中心線を挟んで2列、あるいは中心線を含む3列等、複数列に配列してもよい。各LED4は、デザインフィルム7に向かって全体としてムラなく均一に光を照射するように配置するのが好ましい。
図3(A)に示すように、デザインフィルム7は、交差部21aから交差部22aに至るまでの内面20aに沿うようにして配置されている。
より具体的には、図3(B)に示すように、デザインフィルム7は、フィルム7aの片面にインク7bが塗布されて(すなわち印刷が施されて)構成されている。フィルム7aは、湾曲させると元に戻ろうとする弾性回復力を有する、元来は平面状のフィルムである。デザインフィルム7およびフィルム7aの弾性回復力は、例えば、短手方向の長さの半分程度を水平に手で持って残り半分を自由にした際に、自由となる残り半分がそのまま水平にあるが指で押すなどの外力を加えると湾曲する程度、あるいは、何も外力を加えずとも重力によってすこし湾曲して下がるがカバー部材2の内面20の湾曲率ほどは湾曲しない程度とすることが好ましい。これにより、カバー部材2の内側への挿入しやすさと挿入後の形状安定性を両立することができる。インク7bは、デザインフィルム7の材質もしくは表面コートとの関係から適宜選択されるが、印刷後に曲げても加飾部に影響のない、伸縮が可能な柔軟性の有るインクを用いるのが好ましい。これにより、印刷後にデザインフィルム7を湾曲させてもインク7bがひび割れ等ではがれることを防止できる。例えば、ミマキエンジニアリング製 UV硬化インク LH−100は、白色ベース ダイヤミック製 ダイヤIJ−バックリットフィルムES (基材PET 205ミクロン)や、透明ベース 東洋クロス製 AC−PET #125 (基材PET 125ミクロン)等のフィルムへのインクジェット印刷に用いるのに好適である。
デザインフィルム7は、略長方形(例えば長辺または/及び短辺に切り抜き部や突出部が設けられているが全体として略長方形と見える形状を指す)に形成されればよい。デザインフィルム7の長辺の長さは、カバー部材2の長手方向(軸方向)の長さに対して80%以上とすることができ、90%以上とすることが好ましく、95%以上とすることがより好ましい。また、デザインフィルム7の長辺の長さは、110%未満とすることができ、105%未満とすることが好ましく、100%未満とすることがより好ましい。なお、このデザインフィルム7の長辺の長さの条件は、長手方向に複数のデザインフィルムを並べてひとまとまりのデザインフィルム7とする場合であれば、この複数のデザインフィルムの長辺の合計長さが上記条件となるように構成すると良い。また、デザインフィルム7の短辺の長さは、交差部21aから交差部22aに至るまでの内面20aに沿った長さに対して80%以上とすることができ、90%以上とすることが好ましく、95%以上とすることがより好ましい。また、デザインフィルム7の短辺の長さは、交差部21aから交差部22aに至るまでの内面20aに沿った長さに対して110%未満とすることができ、105%未満とすることが好ましく、100%未満とすることがより好ましい。
この実施例では、矩形状で、長辺の長さがカバー部材2の長手方向(軸方向)の長さと同一よりわずかに短く、短辺の長さが交差部21aから交差部22aに至るまでの内面20aに沿った長さより若干短く成形されている(図3(A)参照)。すなわち、短辺の長さは、ここでは、カバー部材2の断面の内周の約1/2とほぼ同じかもしくは僅かに短くなっている。
このような照明装飾具1を作成するに際して、デザインフィルム7は、図3(B)に示すように、平面状のフィルム7aに、インク7bが塗布されて構成されている。そして、図3(C)に示すように、デザインフィル7は、湾曲させた状態で利用される。
カバー部材2の内部にデザインフィルム7を配置するに当たって、まず、一方の口金3を取り外した状態で、デザインフィルム7を、デザインフィルム7自身が持つ弾性回復力に抗して、長辺に平行な軸回りに湾曲、すなわちカバー部材2の内面形状と同様に湾曲させる。ここでは、下方に凸状となるように湾曲させている。次に、こうして湾曲したデザインフィルム7の一方の短辺を内面20aの内側空間に挿入する。このとき、デザインフィルム7のインク7bの面が内面20aに接触するようにして、2つの長辺側縁部72(図1(B)参照)を、カバー部材2の一方の開口に露出する交差部21a(図3(A)参照)および交差部22aに当接させる。その後、2つの長辺側縁部72が交差部21aおよび交差部22a上をスライドするようにして、カバー部材2内にデザインフィルム7を挿入し、所定の位置に配置する。
これにより、図3(A)に示すように、交差部21aから交差部22aに至るまでの内面20aに沿うような形状(湾曲形状)にデザインフィルム7を配置することができる。なお、インク7bの面が内面20aに接触しないように裏向きに挿入する構成としてもよい。この場合、インク7bによる模様等の印刷を表裏逆転して印刷しておくと良い。
デザインフィルム7のこのような湾曲形状は、デザインフィルム7自身の弾性回復力と、湾曲形状を保持するために当該弾性回復力に抗して2つの長辺側縁部72を支持する交差部21a(保持手段)および交差部22a(保持手段)が存在することにより実現できている。
尚、図3(A)に示すように、デザインフィルム7の短辺の長さを、交差部21aから交差部22aまでの直線距離(ここでは、内径)より十分長いが、交差部21aから交差部22aに至るまでの内面20aに沿った長さL(図示省略)より少し短くしてもよい。この場合、デザインフィルム7と内面20aとの間に隙間2を設けることができる。照明装飾具1の使用環境は様々であり、温度変化が大きい場合もある。このため、例えば、デザインフィルム7が熱膨張し、長辺側縁部72以外の部分で内面20aとデザインフィルム7とが当接し湾曲形状に変形を生じさせるようなことも起こり得る。しかし、この隙間を設けたことにより、こうした事態を回避することができる。以上より、短辺の長さは、Lの0.9〜1.0倍が好ましい。より詳しくは、短辺の長さは、管内径寸法×π(3.14)×[フィルム設置範囲角度/360]×[0.9〜1.0]により求められる長さとすることが好ましい。ここで、0.9〜1.0は、フィルム素材の伸び率および設置性を考慮して定めると良い。
また、例えば、長辺の短いデザインフィルム7を複数枚直列に並べて、カバー部材2内に挿入するようにしてもよい。
以上の構成により、照明装飾具1は、内部の基板5上のLED4が対向するデザインフィルム7に光を照射する。照射された光は、透光性のデザインフィルム7を透過し、さらに、同じく透光性のカバー部材2の内面20aを含む部分を透過して、照明装飾具1外に放出される。これにより、デザインフィルム7に施された模様、色彩等によるデザインが、夜間でも明るく映し出される。
<フィルムの詳細>
デザインフィルム7は、透光性であって、弾性回復力を有する平面状のものを使用する。デザインフィルム7は、高分子材料を主な原料とする、例えば、アイオノマーフィルム(IOフィルム)、ポリエチレンフィルム(PEフィルム)、ポリ塩化ビニルフィルム(PVCフィルム)、ポリ塩化ビニリデンフィルム(PVDCフィルム)、ポリビニルアルコールフィルム(PVAフィルム)、ポリプロピレンフィルム(PPフィルム(CPPフィルム、OPPフィルム(製法の違いによる)))、ポリエステルフィルム(PETフィルム)、ポリカーボネートフィルム(PCフィルム)、ポリスチレンフィルム(PSフィルム)、ポリアクリロニトリルフィルム(PANフィルム)、エチレン酢酸ビニル共重合体フィルム(EVAフィルム)、エチレン‐ビニルアルコール共重合体フィルム(EVOHフィルム)、エチレン‐メタクリル酸共重合体フィルム(EMAAフィルム)、ナイロンフィルム(NYフィルム)、ポリアミドフィルム(PAフィルム)、およびセロファンの何れかを使用してもよく、また、これらの幾つかを積層した多層構造のフィルムを使用してもよい。
また、これらの素材によるデザインフィルム7の肉厚は、100μm〜500μmとすることが好ましく、より具体的には、フィルムベースであれば100〜188μmとすることが好ましく、不織布であれば160〜300μmとすることが好ましく、紙ベースであれば110〜210μmとすることが好ましく、印画紙ベースの光沢系メディアであれば180〜190μmとすることが好ましく、紙ベースの光沢系メディアであれば220μmとすることが好ましく、合成紙・塩ビベースのマット系メディアであれば120〜145μmとすることが好ましく、フィルムベースの光沢・透明メディアであれば130〜135μmとすることが好ましく、フィルムベースの電飾系メディアであれば130〜140μmとすることが好ましく、塩ビシリーズであれば80〜130μmとすることが好ましく、塩ビ電飾・透明シリーズであれば105〜170μmとすることが好ましく、特殊紙シリーズであれば100〜230μmとすることが好ましく、特殊フィルムシリーズであれば155〜520μmとすることが好ましく、ポリエステルシリーズであれば85〜150μmとすることが好ましい。
デザインフィルム7は、透光性であればよく、透明なものから半透明のものまでデザインに合わせたものを使用することができる。
また、弾性回復力の強さ(コシの強さ)の点からも、PEフィルムやEVAフィルムの使用は好ましく、CPPフィルムやOPPフィルムの使用はより好ましく、PETフィルムの使用が好適である。ただし、弾性回復力の強さ(コシの強さ)は、使用するデザインフィルム7の材質のみならず、厚さにも依存する。概ね80〜520ミクロンが厚さについての好ましい範囲である。尚、PETフィルムを使用する場合には、その厚さは125〜220ミクロンの範囲が好適である。
イベント等で屋外で使用する場合には、太陽光や温度変化などに対し、変質や劣化を起こしにくい対候性のあるフィルムが好ましい。この点、PPフィルムは好ましく、PEフィルムはより好ましく、PETフィルムは好適である。
尚、コストを重視した用途に対しては、PETフィルム、PVCフィルムや合成紙の使用が好ましい。
デザインフィルム7の表面および裏面の少なくとも一方の面に、模様、色彩等によるデザインが施されている。
デザインされた模様、色彩等は、デザインフィルム7面への印刷によるものであっても、デザインフィルム7面に凹凸の成形を加えたものであっても、その両方であってもかまわない。さらには、デザインフィルム7全体の弾性回復力が一定以上に維持される限りにおいて、デザインフィルム7の表面から裏面に貫通する孔がデザインの一部として存在してもよい。
デザインフィルム7の面への印刷は、インクジェット印刷、スクリーン印刷、グラビア印刷、およびオフセット印刷の何れの印刷も用いることができる。デザインフィルム7は平面状であるため、デザインフィルム7の面への印刷は、特殊な装置を使用することなく簡易に実施することができる。同様に、デザインフィルム7の面に凹凸の成形を加えることも容易である。
以上の構成により、平面状のデザインフィルム7を使用することができるため、複雑で精緻なデザインであっても、特殊な装置を用いることなく簡易に作成することができる。できあがったデザインフィルム7入りの照明装飾具1は、図4(A1)の消灯時写真および図4(B1)の消灯時拡大写真に示すように消灯時でもデザインフィルム7の模様等(写真の例では文字)が視認されるが、発光させると、図4(A2)と図4(A3)の点灯時写真および図4(B2)と図4(B3)の点灯時拡大写真に示すようにより明瞭に模様等が視認される。カバー部材2を透明素材とし、デザインフィルム7を半透明に構成した場合には、図4(A2)および図4(B2)に示すように模様等が非常に明瞭に視認される。カバー部材2を半透明素材とし、デザインフィルム7を透明に構成した場合には、図4(A3)および図4(B3)に示すように模様等がぼんやりと視認される。なお、図4の照明装飾具1は、先端にコンセントを有する電源ケーブルが設けられているが、このような電源ケーブルが設けられていないタイプであっても同様である。
デザインフィルム7の装填に際しては、一方の口金3を取り外し、デザインフィルム7を湾曲させた状態で、長辺側縁部72を交差部21a(22a)上をスライドさせてカバー部材2内に挿入すればよく、装填作業は容易である。
デザインフィルム7は、接着剤等を用いてカバー部材2に固定されているわけではない。デザインフィルム7自身が有する弾性回復力が長辺側縁部72を交差部21a(22a)に押圧することで、デザインフィルム7はカバー部材2に固定されている。そのため、デザインフィルム7の取り外しに際しても、デザインフィルム7をカバー部材2からスライドさせて引き抜けばよく、引き抜き作業も容易である。
また、開閉可能な口金3を用いているため、デザインフィルム7の交換が適宜可能である。
照明装飾具1は、蛍光灯と外形がほぼ同じである。そのため、天井や壁への設置に際して、通常の蛍光灯に用いられている設置器具を流用することができる。
デザインフィルム7が装填された側のカバー部材2が露出するように、天井や壁に照明装飾具1を設置することができる。これにより、デザインフィルム7にデザインされた模様を、天井や壁に対向する何れの方向からでも見ることができる。
照明装飾具1が風雨等に曝される環境下で使用されても、デザインフィルム7はカバー部材2で被覆されているため、デザインフィルム7上のデザインが直接損傷を受けることがない。
このような照明装飾具1は、例えば施設の蛍光灯に変えて取り付け、模様等のデザインによってクリスマス等のイベント用照明とする、黄色と黒色の斜線が交互に配置された模様にして工事現場等の立ち入り禁止領域を明るく明瞭に視認させる等、様々な用途に利用することができる。
また、デザインフィルム7を容易に交換できるため、イベントやデザイン毎にデザインを変更する、使用するシーンに応じてデザインを変更するといったことが容易にできる。
また、デザインフィルム7は、湾曲させると元に戻ろうとする弾性回復力を有しているため、カバー部材2内へのデザインフィルム7の挿入しやすさと挿入後の変形防止性能を高めることができる。すなわち、デザインフィルム7が柔らかすぎると変形して模様が美しくなくなりやすく印刷時に変形してしまうことも発生し得、変形できないほどデザインフィルム7が硬いと長いカバー部材2内へ挿入していくに従って摩擦力も高まり完全に挿入するのが難しくなる上に様々な模様等を印刷することが困難になるが、このような問題を解決することができる。
図5は実施例2の照明装飾具101の説明図であり、図5(A)は拡大縦断端面図、図5(B)は拡大正面図、図5(C)は拡大平面図である。なお、右側面図、左側面図、及び平面図は、実施例1の右側面図、左側面図、及び平面図と同一に現われるため、図示省略する。
照明装飾具101は、略半円筒状の基材102aと、基材102aの平面部を外側から覆うように配置された略蒲鉾形で透光性のカバー部材102とを備えている。
カバー部材102の直線状縁部の内面120aには、ガイドレール102e(102f)が左右に対向して設けられている。このガイドレール102e(102f)は、軸心方向に対して平行に延伸する側壁102b(102d)により構成されている。ここでは、側壁102b(102d)の下面121(122)は、カバー部材102の断面の水平方向の直径線上に位置している。また、下面121から下面122に至るまでの内面120aは、下面121と交差部121aで交差し、下面122と交差部122aで交差している。
基材102aの曲面部であって平面部と交差する部分に、軸心に向かって凹状の溝が形成されている。そして、基材102aの当該溝には、カバー部材102の側壁102b(102d)が嵌め合わされ、基材102aとカバー部材102とが連結されている。
基材102aの平面部の端部とカバー部材102との間には、デザインフィルム7を挿入することのできる隙間が形成されている。デザインフィルム7は、当該隙間を介して2つの長辺側縁部72(図1(B)参照)を交差部121aおよび交差部122aに当接させて、カバー部材102に配置されている。
尚、デザインフィルム7は、デザインフィルム7自身の弾性回復力と、当該弾性回復力に抗して2つの長辺側縁部72を支持する交差部121aおよび交差部122aの存在により、湾曲形状を形成している。
基材102aの平面部には、カバー部材102に対向する表面にLED4を配置している。カバー部材102には、LED4が搭載された基材102aの平面部の表面に対向するようにして、デザインフィルム7が配置されている。
以上の構成により、照明装飾具101は、LED4が、対向するデザインフィルム7に光を照射する。照射された光は、透光性のデザインフィルム7を透過し、さらに、同じく透光性のカバー部材102を透過して、照明装飾具101外に放出される。
尚、基材102aは、必ずしも透光性の素材で形成する必要はない。
尚、本願発明と実施形態の対応において、
光源は、LED4に対応し、
本体は、基板5に対応し、
保持手段は、交差部21a(22a)に対応し、
開閉部は、口金3に対応するが、
この発明は本実施形態に限られず他の様々な実施形態とすることができる。
例えば、電源をカバー部材2の外に配置し、基板5の裏面5bの側にも新たにLED4を搭載し、そして、カバー部材2の内面20bに沿って新たなデザインフィルム7を配置するようにしてもよい。その際、カバー部材2の内面20bを含む部分(上半分)は、内面20aを含む部分(下半分)と同様に透光性の部材を用いる。
以上の構成により、基板5の表面5aおよび裏面5bに搭載されたLED4が発する光は、それぞれ対向するデザインフィルム7に照射され、上下のカバー部材2を透過して、照明装飾具1外に放出される。これにより、例えば、照明装飾具1を地面に立てて設置した場合には、デザインフィルム7上にデザインされた模様等を、夜間であっても、カバー部材2の軸心の周りの何れからでも視認できる。このため、安全灯等の利用に好適である。
また、デザインフィルム7は、フィルム7aの片面にインク7bにより印刷することで模様等を表したが、適宜の模様等に切り抜くことで模様を表すなど、適宜の構成とすることができる。この場合も同様の作用効果を奏することができる。
また、一方の口金3の端部3dに繋がる3段目の円筒側面には、電源ケーブルを通す孔を設け、当該孔から先端にプラグ(図示せず)の付いた電源ケーブルを突出させる構成としてもよい。この場合は、プラグをコンセントに接続することで使用できる照明装飾具1を提供できる。
この発明は、照明装飾具の産業に利用することができる。
1…照明装飾具
2…カバー部材
2e、2f…ガイドレール
21a、22a…交差部
3…口金
4…LED
5…基板
7…デザインフィルム

Claims (1)

  1. 光源が設けられた本体と、
    前記光源から離間した位置で、前記光源の発光側を覆う湾曲形状の透光性のカバー部材と、
    前記カバー部材と前記光源との間に湾曲した状態で挿入されるフィルムと
    前記カバー部材の内面に設けられ、軸心方向に延び、前記本体を支持するとともに、前記フィルムの湾曲方向の端部に当接する2つの壁と、
    前記カバー部材の内面と前記2つの壁の一方が交差する第1交差部と、
    前記カバー部材の内面と前記2つの壁の他方が交差する第2交差部と
    を備え、
    前記フィルムは、湾曲させると元に戻ろうとする弾性回復力を有する素材で形成され、且つ、少なくとも一方の面に模様となるデザインが施されており、
    前記本体の端部と前記カバー部材との間に隙間が形成されており、
    前記フィルムの湾曲方向の一方の端部は、前記隙間を介して前記第1交差部に支持され、
    前記フィルムの湾曲方向の他方の端部は、前記隙間を介して前記第2交差部に支持される
    照明装飾具。
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