JP6846135B2 - 組電池 - Google Patents

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Description

本発明は、組電池に関する。
環境に対する意識が高まる中、電気エネルギーを貯蔵するための蓄電池として、リチウムイオン電池等の二次電池などが注目を集めている。
電池を収容する外装体容器としては、小型化および軽量化のため、金属箔と樹脂層とを積層した積層体シートからなる容器が用いられている(例えば、特許文献1を参照)。
電気自動車用の蓄電池などにおいては、大容量化のため、複数の単電池を接続して構成した組電池が用いられている。例えば、電池を外装体容器に収納した容器入り単電池を複数接続した構造の組電池がある。
特開2000−357494号公報
近年、組電池には高い機械的強度が要求されるようになってきている。
しかしながら、従来の組電池では、小型化と機械的強度の向上の両方を実現するのは容易ではなかった。例えば、小型化のため組電池の構造を簡略化すれば機械的強度は低下する。機械的強度を高めるために保護構造を設ければ組電池の小型化は難しくなる。
本発明の一態様は、上記現状に鑑みてなされたものであって、小型化でき、しかも十分な機械的強度を有する組電池を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明の一態様は、複数の単電池と、前記単電池を外装する電池外装体と、少なくとも一対の導電部とを備え、前記電池外装体は、内部空間が電池収容部とされた複数の筒状部を有し、前記単電池は、前記複数の筒状部の電池収容部にそれぞれ収容され、前記一対の導電部のうち一方の導電部は前記複数の前記単電池の一方の電極に接続され、他方の導電部は前記複数の前記単電池の他方の電極に接続されている、組電池を提供する。
前記電池外装体は、複数のシート体を備え、前記シート体のうち少なくとも一対の向かい合う前記シート体は、複数の線状の接着部において部分的に接着され、前記複数の接着部は、長さ方向に直交する幅方向に互いに離れて形成され、前記筒状部は、前記一対のシート体が前記接着部によって区画されることによって形成されていることが好ましい。
前記一対の前記シート体を複数組有し、両面がそれぞれ他の前記シート体に接着された前記シート体は、一方の面が他の前記シート体に接着された前記接着部と、他方の面が他の前記シート体に接着された前記接着部とが、前記幅方向に交互に配置されていることが好ましい。
厚さ方向に隣り合う前記複数組の前記導電体シートのうち、一方の組の前記導電体シートと、他方の組の前記導電体シートとの間に空間が確保されていることが好ましい。
前記複数組の前記シート体のうち、第1の組の前記シート体の電池収容部に収容された複数の第1の単電池に接続された導電部と、第2の組の前記シート体の電池収容部に収容された複数の第2の単電池に接続された導電部とが接続されることによって、前記第1の単電池と前記第2の単電池とが直列に接続されていることが好ましい。
本発明の一態様は、前記筒状部は、前記一対のシート体の隣り合う前記接着部の間の中間部によって形成され、前記一対のシート体の中間部は、それぞれ基板部と、前記基板部の両側縁から拡幅方向に向けて相手側の前記シート体に近づくように前記基板部に対して傾斜して延出する一対の側板部とを有し、前記一対のシート体の前記基板部および前記側板部によって、前記筒状部が六角筒状に形成されていることが好ましい。
前記シート体は、ポリマーフィルムからなることが好ましい。
前記シート体は、非可撓性であってもよい。
本発明の一態様によれば、電池外装体が複数の筒状部を有する構造を有し、しかも導電板が複数の単電池を接続しているため、単電池を個別に包装する複数の外装体容器を用いた電池に比べて、機械的強度を高めることができる。そのため、例えば、導電体シートの幅方向の引張力、接着部長さ方向のせん断力、または厚さ方向のせん断力が加えられた場合などにおいて破損が起こりにくい。また、電池外装体が複数の筒状部を有するため、接着部長さ方向の圧縮力に対する耐久性を高めることができる。
本発明の一態様によれば、単電池を個別に包装する複数の外装体容器を用いた電池に比べて、例えば接続構造などを簡略化できるため、小型化および軽量化を図ることができる。
第1実施形態の組電池を模式的に示す斜視図である。 図1の組電池の構造を模式的に示す平面図である。 図1の組電池に用いられる電池外装体を模式的に示す断面図である。 図1の組電池に用いられる単電池を示す斜視図である。 図1の組電池の回路図である。 図1の組電池の製造工程を示す説明図である。 第2実施形態の組電池を模式的に示す構成図である。 前図の組電池の回路図である。 電池外装体の第1変形例を構成するシート体を模式的に示す斜視図である。 電池外装体の第2変形例を模式的に示す断面図である。 電池外装体の第3変形例を模式的に示す断面図である。 電池外装体の第4変形例を模式的に示す断面図である。 電池外装体の第5変形例を用いた組電池を模式的に示す断面図である。
[組電池](第1実施形態)
図1は、第1実施形態である組電池10を模式的に示す斜視図である。図2は、組電池10の構造を模式的に示す平面図である。図3は、電池外装体1を模式的に示す断面図である。
組電池10は、電池外装体1(第2の電池外装体)と、複数の単電池2と、二対の板11,12とを備えている。
板11,12は、一部が導電材で構成されていてもよいし、全部が導電材で構成されていてもよい。一部が導電材である場合、板11,12は、導電材を非導電材に組み付けた構成とすることができる。
電池外装体1は、複数のシート体3を備えている。図1〜図3に示す電池外装体1は、例えば重なり方向に配置された4枚のシート体3を備える。これら4枚のシート体3を、図1および図3における上から順に、それぞれ第1〜第4シート体31,32,33,34ともいう。
図3に示すように、シート体3(31,32,33,34)は、例えば、少なくとも一部が高分子材料などの非導電性材料からなる。シート体3は、高分子材料からなるポリマーフィルム(ポリマーシート)であることが好ましい。図3に示すシート体3は可撓性を有する。シート体3は、後述のように、凹凸を有した非可撓性の構造体(図9参照)であってもよい。
シート体3を構成する高分子材料としては、造形が可能ならどのような樹脂でも良いが、例えば、延伸ポリプロピレン(OPP)、未延伸ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリメチルペンテン(TPX(登録商標))、環状ポリオレフィン等のポリオレフィン樹脂;ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)等のポリエステル樹脂;ナイロン(Ny)等のポリアミド樹脂;ポリイミド樹脂;フッ素樹脂;アクリル樹脂;ポリウレタン樹脂、などのうち1以上を挙げることができる。シート体3には、熱硬化性樹脂を用いることができる。
シート体3は、一部が導電性材からなる構成(例えば金属箔や金属板などの導電性材が非導電材にラミネートされた構成)としてもよい。シート体3を構成する金属としては、例えばアルミニウム、銅、ステンレス鋼、ニッケル、鉄、これらのうち1以上を含む合金を挙げることができる。
可撓性のシート体3の場合、その厚さは例えば100μm〜2mmとすることができる。シート体3が非可撓性の構造体であるときは、その厚さは1〜10mmとすることができる。
なお、可撓性とは、外力を受けたときに破損することなく曲げ変形できる性質をいう。非可撓性とは、外力を受けても容易には曲げ変形せず、元の形状を維持できる性質をいう。
シート体3は、単層構造であってもよいし、多層構造であってもよい。多層構造を有するシート体3の例として、PETフィルムと二軸延伸ポリアミド樹脂フィルム(ONy)とが積層された2層フィルムや、延伸ポリプロピレンフィルムと未延伸ポリプロピレンフィルムとを積層して2層化したフィルムを挙げることができる。なお、シート体3は3層以上の多層構造であってもよい。
シート体3は、顔料等の着色料を含有することにより、所望の色やデザインを施してもよい。
図1〜図3において、X方向はシート体3の幅方向である。Y方向はシート体3(例えば基板部31C)に沿う面内においてX方向と直交する方向である。Z方向はX方向およびY方向に直交する方向であり、シート体3の厚さ方向である。
シート体31,32,33,34のうち、第1および第2シート体31,32は向かい合って配置された一対のシート体3である。シート体31,32を第1組30Aのシート体3という。
第3および第4シート体33,34は向かい合って配置された一対のシート体3である。シート体33,34を第2組30Bのシート体3という。第1組30Aと第2組30Bとは厚さ方向(Z方向)に隣り合っている。
第1シート体31と第2シート体32とは、複数の線状の接着剤層4(接着剤層41)によって部分的に接着されている。接着剤層41は、シート体31の下面31a(対向面)に形成された接着剤層41Aと、シート体32の上面32b(対向面)に形成された接着剤層41Bとが積層されて構成されている。
接着剤層41A,41Bは、例えばY方向に沿う一定幅の帯状に形成されている。接着剤層41A,41Bは同幅とされ、重ねて形成されている。複数の接着剤層41は、X方向に互いに離れて形成されている。複数の接着剤層41はX方向に一定の間隔をおいて形成されていることが好ましい。
第1シート体31のうち接着剤層41によって第2シート体32に接着された部分を接着部31Aという。接着部31Aは、例えばY方向に沿う一定幅の帯状部分である。複数の接着部31Aは、X方向に互いに離れて形成されている。複数の接着部31AはX方向に一定の間隔をおいて形成されていることが好ましい。
第2シート体32のうち接着剤層41によって第1シート体31に接着された部分を接着部32Aという。接着部32Aは、例えばY方向に沿う一定幅の帯状部分である。複数の接着部32Aは、X方向に互いに離れて形成されている。複数の接着部32AはX方向に一定の間隔をおいて形成されていることが好ましい。
第2シート体32と第3シート体33とは、複数の線状の接着剤層42によって部分的に接着されている。
接着剤層42は、シート体32の下面32a(対向面)とシート体33の上面33b(対向面)の間に形成されている。
接着剤層42は、例えばY方向に沿う一定幅の帯状に形成されている。複数の接着剤層42は、X方向に互いに離れて形成されている。複数の接着剤層42はX方向に一定の間隔をおいて形成されていることが好ましい。
第2シート体32のうち接着剤層42によって第3シート体33に接着された部分を接着部32Bという。接着部32Bは、例えばY方向に沿う一定幅の帯状部分である。複数の接着部32Bは、X方向に互いに離れて形成されている。複数の接着部32BはX方向に一定の間隔をおいて形成されていることが好ましい。
第3シート体33のうち接着剤層42によって第2シート体32に接着された部分を接着部33Bという。接着部33Bは、例えばY方向に沿う一定幅の帯状部分である。複数の接着部33Bは、X方向に互いに離れて形成されている。複数の接着部33BはX方向に一定の間隔をおいて形成されていることが好ましい。
第2シート体32において、上面32b(第1面)が第1シート体31に接着された接着部32Aと、下面32a(第2面)が第3シート体33に接着された接着部32Bとは、第2シート体32の幅方向(X方向)に交互に配置されている。
接着部32Bは、接着部32Aに比べて幅広に形成されていることが好ましい。
第3シート体33と第4シート体34とは、複数の線状の接着剤層43によって部分的に接着されている。
接着剤層43は、シート体33の下面33a(対向面)に形成された接着剤層43Aと、シート体34の上面34b(対向面)に形成された接着剤層43Bとが積層されて構成されている。
接着剤層43A,43Bは、例えばY方向に沿う一定幅の帯状に形成されている。接着剤層43A,43Bは同幅とされ、重ねて形成されている。複数の接着剤層43は、X方向に互いに離れて形成されている。複数の接着剤層43はX方向に一定の間隔をおいて形成されていることが好ましい。
接着剤層41,42,43を構成する接着剤としては、例えばポリオレフィン系接着剤、ウレタン系接着剤、エポキシ系接着剤、アクリル系接着剤、ウレタン系接着剤、ナイロン系接着剤、ポリエステル系接着剤などの絶縁材料を挙げることができる。
前記接着剤としては、ポリオレフィン樹脂からなるポリオレフィン系の接着剤が好ましい。ポリオレフィン樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ−1−ブテン、ポリイソブチレン、プロピレンとエチレンとの共重合体、プロピレンとオレフィン系モノマーとの共重合体等が挙げられる。なかでも接着性、耐久性等の観点から、無水マレイン酸変性ポリプロピレンが好ましい。また、架橋剤として、複数のエポキシ基を含有する化合物を含むことが好ましい。より具体的には、酸変性ポリオレフィン樹脂(例えば無水マレイン酸変性ポリプロピレン)(A)と、エポキシ樹脂系化合物(B)とを含む接着剤を使用することができる。酸変性ポリオレフィン樹脂(A)と、エポキシ樹脂系化合物(B)を含む接着剤は、接着における強度の観点から好ましく、強度の高い外装体を製造することができる。エポキシ樹脂系化合物(B)は、例えばエポキシ基を1分子中に2つ以上有するものが好ましく、ビスフェノールタイプフェノールAタイプのエポキシ樹脂、フェノールノボラック変性エポキシ樹脂を1〜30%含む接着剤であることがさらに好ましい。
接着剤層41,42,43を構成する接着剤として、ポリオレフィン系の接着剤を使用することによって、シート体3の接着強度を高めることができ、強度に優れた電池外装体1が得られる。
前記接着剤が、酸変性ポリオレフィン樹脂と架橋剤とを含むことによって、シート体3の接着強度が高く、耐久性に優れた電池外装体1を製造することができる。
第3シート体33のうち接着剤層43によって第4シート体34に接着された部分を接着部33Aという。接着部33Aは、例えばY方向に沿う一定幅の帯状部分である。複数の接着部33Aは、X方向に互いに離れて形成されている。複数の接着部33AはX方向に一定の間隔をおいて形成されていることが好ましい。
第4シート体34のうち接着剤層43によって第3シート体33に接着された部分を接着部34Aという。接着部34Aは、例えばY方向に沿う一定幅の帯状部分である。複数の接着部34Aは、X方向に互いに離れて形成されている。複数の接着部34AはX方向に一定の間隔をおいて形成されていることが好ましい。
第3シート体33において、下面33a(第1面)が第4シート体34に接着された接着部33Aと、上面33b(第2面)が第2シート体32に接着された接着部33Bとは、第3シート体33の幅方向(X方向)に交互に配置されている。
接着部33Bは、接着部33Aに比べて幅広に形成されていることが好ましい。
図3に示すように、第1シート体31の、X方向に隣り合う接着部31A,31Aの間の部分を中間部31E(非接着部)という。中間部31Eは、基板部31Cと、基板部31Cに対して傾斜した一対の側板部31D,31Dとを有する。基板部31Cは、電池収容部5(5A)内の単電池2(2A)の一方の面(図1の上面)に対面する。
側板部31D,31Dは、基板部31Cの両側縁からそれぞれ接着部31A,31Aに向けて延出する。側板部31D,31Dは、基板部31Cの両側縁から拡幅方向に徐々に第2シート体32(相手側のシート体3)に近づくように傾斜して延出している。側板部31D,31Dは、第2シート体32に近づくほど互いに離れる。
中間部31Eは、隣り合う接着部31A,31Aを通る平面に対して、第2シート体32から離れる方向(外方)に凸となる曲げ形状となっている。
第2シート体32の接着部32Bは、基板部32Cともいう。基板部32Cは、電池収容部5(5A)内の単電池2(2A)の他方の面(図1の下面)に対面する。シート体31の基板部31Cとシート体32の基板部32Cとは厚さ方向(Z方向)に離れている。
第2シート体32のうち、基板部32Cの両側縁からそれぞれ接着部32A,32Aに向けて延出する部分を側板部32D,32Dという。側板部32D,32Dは、基板部32Cの両側縁から拡幅方向に徐々に第1シート体31(相手側のシート体3)に近づくように傾斜して延出している。側板部32D,32Dは、第1シート体31に近づくほど互いに離れる。
第2シート体32の、基板部32Cと、一対の側板部32D,32Dとを含む部分を中間部32E(非接着部)という。中間部32Eは、X方向に隣り合う接着部32A,32Aの間の部分である。
中間部32Eは、基板部32Cと、基板部32Cに対して傾斜した側板部32D,32Dとを有する。中間部32Eは、隣り合う接着部32A,32Aを通る平面に対して、第1シート体31から離れる方向(外方)に凸となる曲げ形状となっている。
第1シート体31の中間部31Eの側板部31D,31Dは拡幅方向に向かって第2シート体32に近づき、かつ、第2シート体32の中間部32Eの側板部32D,32Dは、拡幅方向に向かって第1シート体31に近づく。そのため、筒状部35(35A)は、基板部31C,32Cと側板部31D,31D,32D,32Dとからなる六角筒状となっている。
一方の中間部が、基板部と、拡幅方向に向かって相手側のシート体に近づくように傾斜した一対の側板部とを有し、他方の中間部が、基板部と、拡幅方向に向かって相手側のシート体に近づくように傾斜した一対の側板部とを有するとき、これら基板部および側板部から構成される形状を六角筒状と呼ぶことができる。
シート体31,32の中間部31E,32Eは、幅寸法の差異が小さいことが望ましい。例えば、中間部31E,32Eの幅寸法の差異は、中間部31E,32Eの幅寸法のうち大きい方の寸法に対し、例えば10%以下であることが好ましい。
シート体31の中間部31Eの幅寸法と、シート体32の中間部32Eの幅寸法とは等しいことが好ましい。
中間部31Eの幅寸法とは、基板部31Cおよび側板部31D,31Dの幅寸法の合計である。中間部32Eの幅寸法とは、基板部32Cおよび側板部32D,32Dの幅寸法の合計である。
基板部31C,32Cの幅寸法とは、基板部31C,32Cに沿い、かつ接着部31A,32Aに直交する方向の寸法である。側板部31D,32Dの幅寸法とは、側板部31D,32Dに沿い、かつ接着部31A,32Aに直交する方向の寸法である。
第3シート体33の接着部33Bは、基板部33Cともいう。基板部33Cは、電池収容部5(5B)内の単電池2(2B)の一方の面(図1の上面)に対面する。
第3シート体33のうち、基板部33Cの両側縁からそれぞれ接着部33A,33Aに向けて延出する部分を側板部33D,33Dという。側板部33D,33Dは、基板部33Cの両側縁から拡幅方向に徐々に第4シート体34(相手側のシート体3)に近づくように傾斜して延出している。側板部33D,33Dは、第4シート体34に近づくほど互いに離れる。
第3シート体33の、基板部33Cと、一対の側板部33D,33Dとを含む部分を中間部33E(非接着部)という。中間部33Eは、X方向に隣り合う接着部33A,33Aの間の部分である。
中間部33Eは、基板部33Cと、基板部33Cに対して傾斜した側板部33D,33Dとを有する。中間部33Eは、隣り合う接着部33A,33Aを通る平面に対して、第4シート体34から離れる方向(外方)に凸となる曲げ形状となっている。
第4シート体34の、X方向に隣り合う接着部34A,34Aの間の部分を中間部34E(非接着部)という。中間部34Eは、基板部34Cと、基板部34Cに対して傾斜した一対の側板部34D,34Dとを有する。基板部34Cは、電池収容部5(5B)内の単電池2(2B)の一方の面(図1の下面)に対面する。シート体33の基板部33Cとシート体34の基板部34Cとは厚さ方向(Z方向)に離れている。
側板部34D,34Dは、基板部34Cの両側縁からそれぞれ接着部34A,34Aに向けて延出する。側板部34D,34Dは、基板部34Cの両側縁から拡幅方向に徐々に第3シート体33(相手側のシート体3)に近づくように傾斜して延出している。側板部33D,33Dは、第3シート体33に近づくほど互いに離れる。
中間部34Eは、隣り合う接着部34A,34Aを通る平面に対して、第3シート体33から離れる方向(外方)に凸となる曲げ形状となっている。
図2では、基板部31C,32C,33C,34CはXY平面に沿って形成されている。
第3シート体33の中間部33Eの側板部33D,33Dは拡幅方向に向かって第4シート体34に近づき、かつ、第4電体シート34の中間部34Eの側板部34D,34Dは、拡幅方向に向かって第3シート体33に近づく。そのため、筒状部35(35B)は、基板部33C,34Cと側板部33D,33D,34D,34Dとからなる六角筒状となっている。
シート体33,34の中間部33E,34Eは、幅寸法の差異が小さいことが望ましい。例えば、中間部33E,34Eの幅寸法の差異は、中間部33E,34Eの幅寸法のうち大きい方の寸法に対し、例えば10%以下であることが好ましい。
シート体33の中間部33Eの幅寸法と、シート体34の中間部34Eの幅寸法とは等しいことが好ましい。
中間部33Eの幅寸法とは、基板部33Cおよび側板部33D,33Dの幅寸法の合計である。中間部34Eの幅寸法とは、基板部34Cおよび側板部34D,34Dの幅寸法の合計である。
基板部33C,34Cの幅寸法とは、基板部33C,34Cに沿い、かつ接着部33A,34Aに直交する方向の寸法である。側板部33D,34Dの幅寸法とは、側板部33D,34Dに沿い、かつ接着部33A,34Aに直交する方向の寸法である。
第1シート体31の中間部31E(基板部31Cおよび側板部31D,31D)と、第2シート体32の中間部32E(基板部32Cおよび側板部32D,32D)とは、中空の角筒状の筒状部35(35A)を形成する。筒状部35(35A)の内部空間は電池収容部5(5A)である。筒状部35(35A)は、接着部31A,32Aによって区画されている。
側板部31D,31Dは、XZ断面が直線状であり、基板部31Cに対して角度θ1(0°<θ1<90°)で傾斜している。側板部32D,32Dは、XZ断面が直線状であり、基板部32Cに対して角度θ2(0°<θ2<90°)で傾斜している。
シート体31,32は、いずれも複数の筒状部35(35A)にわたって幅方向に連続して形成されている。
第3シート体33の中間部33E(基板部33Cおよび側板部33D,33D)と、第4シート体34の中間部34E(基板部34Cおよび側板部34D,34D)とは、中空の角筒状の筒状部35(35B)を形成する。筒状部35(35B)の内部空間は電池収容部5(5B)である。筒状部35(35B)は、接着部33A,34Aによって区画されている。
側板部33D,33Dは、XZ断面が直線状であり、基板部33Cに対して角度θ3(0°<θ3<90°)で傾斜している。側板部34D,34Dは、XZ断面が直線状であり、基板部34Cに対して角度θ4(0°<θ4<90°)で傾斜している。
角度θ3は角度θ1と同じであってよい。角度θ4は角度θ2と同じであってよい。角度θ1〜θ4は、同じ角度であってもよい。
シート体33,34は、いずれも複数の筒状部35(35B)にわたって幅方向に連続して形成されている。
基板部31C,32C,33C,34Cは、例えば平坦な形状(XZ断面が直線状となる形状)である。
筒状部35は、平坦な側板部31D,32D,33D,34Dを有する六角筒状であるため、組電池10の強度の点で特に好ましい構成である。
第2シート体32の側板部32D,32Dおよび接着部32Aと、第3シート体33の側板部33D,33Dおよび接着部33Aとは、複数の中空の角筒状(図1では六角筒状)の筒状部37を形成する。
接着部32Aは接着部32Bに比べて狭くされ、接着部33Aは接着部33Bに比べて狭く形成されているため、筒状部37の内部空間38は筒状部35の内部空間である電池収容部5より幅寸法が小さい。
筒状部37の内部空間38は、第1組30Aと第2組30Bとの間に確保された空間である。内部空間38には、図示しない供給機構によって供給された熱媒体(例えば冷却水や、冷却用の空気など)を流通させることができる。これによって、組電池10を温度調整することができる。
電池外装体1では、複数の筒状部35は、シート体3の幅方向(X方向)に並んで配列されている。また、筒状部37もシート体3の幅方向(X方向)に並んで配列されている。電池外装体1は、複数の筒状部35が規則的に配列されたハニカム状構造体である。
電池外装体1の一対の向かい合うシート体3,3は2以上の筒状部35を有する。例えば、図1に示す電池外装体1において、シート体31,32は幅方向(X方向)に並ぶ2つの筒状部35を有する。一対の向かい合うシート体が形成する筒状部の数は3以上が好ましく、例えば4〜10とすることができる。
電池外装体1は2以上の筒状部35を有するため、並列に接続された2以上の単電池2を有する組電池10が得られる。単電池2の数は好ましくは3以上であり、例えば4〜10である。
電池外装体1は、2以上の単電池2を並列に配置した組電池10を構成することができるため、電力供給の観点から好ましい。
電池外装体1は、向かい合うシート体3,3を2組以上有することが好ましい。例えば、図1に示す電池外装体1は、2組(第1組30Aおよび第2組30B)のシート体3を有する。向かい合うシート体3,3の数(組の数)は、3組以上が好ましく、例えば4〜20組とすることができる。
電池外装体1が2組以上のシート体3,3を有する場合には、2以上の単電池2を直列に配置した組電池10が得られる。単電池2の直列の接続数は好ましくは3以上であり、例えば4〜20である。
2組以上のシート体3,3を有する電池外装体1は、2以上の単電池2を直列に配置した組電池10を構成することができるため、電力供給の観点から好ましい。
図4は、単電池2を示す斜視図である。
単電池2は、例えばリチウムイオン電池である。単電池2は、電池外装用容器51に、電池本体57を内包したものである。
電池外装用容器51は、トレイ状の容器本体52と、容器本体52の開口を閉止する蓋部53とを有する。電池外装用容器51は、容器本体52と蓋部53とを重ね、周縁部54をヒートシールすることにより形成されている。
符号55は、電池本体57の電極(正極)に接続された正極リードである。正極リード55は電池外装用容器51の一端部から延出している。符号56は、電池本体57の電極(負極)に接続された負極リードである。負極リード56は電池外装用容器51の他端部から延出している。
電池本体57は、正極板(図示略)と、正極板に接する正極活物質層(図示略)と、負極板(図示略)と、負極板に接する負極活物質層(図示略)と、正極活物質層と負極活物質層とを隔てるセパレータ(図示略)と、電解質(図示略)とを有する。
正極板および負極板は、例えば金属からなる。正極活物質層は、例えばリチウム系材料などの正極活物質を含む。負極活物質層は、例えばカーボン系材料などの負極活物質を含む。
電池本体57は、扁平な形状であって、厚さが一定であることが好ましい。
電池外装用容器51を構成する容器本体52および蓋部53は、例えば電池外装体61(第1の電池外装体)からなる。電池外装体61は、例えばアルミニウムなどの金属からなる金属層と、ポリプロピレンなどの樹脂からなる樹脂層とを積層した積層体であってよい。
単電池2は、電池外装体61からなる電池外装用容器51に電池本体57が収容される構造を有するため、電池本体51が電池外装体61に覆われた構造を有する。
単電池2は扁平な形状であり、厚さ方向をZ方向に向けて配置されている。単電池2が扁平な形状であるとは、単電池2の厚さ寸法が、幅方向(図1のX方向)の寸法および長さ方向(図1のY方向)の寸法より小さいことをいう。単電池2は扁平な形状であるため、組電池10を薄型化できる。
単電池2は、筒状部35に収容されているため、電池外装体1に外装されている。単電池2は、電池収容部5に、出し入れ自在に収容されていることが好ましい。
なお、単電池の構造は、図4の構造のみに限定されない。
図1に示す組電池10では、シート体31,32の筒状部35Aの電池収容部5Aに設けられた単電池2A(第1単電池2A)は、負極リード56を紙面の手前側に向けて配置されている。シート体33,34の筒状部35Bの電池収容部5Bに設けられた単電池2B(第2単電池2B)は、正極リード55を紙面の手前側に向けて配置されている。
図1に示すように、板11,12は少なくとも一部が導電性であるため、ここでは導電板11,12という。導電板11,12(導電部)は、例えば矩形状(長方形状)の板体であり、少なくとも一部が金属などの導電体からなる。導電板11,12は、例えば表面に絶縁性の樹脂被覆を有する金属板が好ましい。導電板11,12を構成する金属としては、例えばアルミニウム、銅、ステンレス鋼、ニッケル、鉄、これらのうち1以上を含む合金を挙げることができる。
導電板11を一方側導電板11と呼び、導電板12を他方側導電板12と呼ぶことがある。
導電板11は、向かい合うシート体3,3が形成する複数の筒状部35,35の一方の開口に対面するように設けられている。例えば、図1において、2つの一方側導電板11のうち第1の一方側導電板11Aは、シート体31,32の筒状部35A,35Aの手前側の開口に対面して設けられ、第2の一方側導電板11Bは、シート体33,34の筒状部35B,35Bの手前側の開口に対面して設けられている。
導電板11は、複数の単電池2の一方の電極に電気的に接続されている。例えば、図1において、一方側導電板11Aは単電池2A,2Aの負極リード56,56に接続され、一方側導電板11Bは単電池2B,2Bの正極リード55,55に接続されている。
第2導電板12は、向かい合うシート体3,3が形成する複数の筒状部35,35の他方の開口に対面するように設けられている。例えば、図1において、2つの他方側導電板12のうち第1の他方側導電板12Aは、シート体31,32の筒状部35A,35Aの奥側の開口に対面して設けられ、第2の他方側導電板12Bは、シート体33,34の筒状部35B,35Bの奥側の開口に対面して設けられている。
導電板12は、複数の単電池2の他方の電極に電気的に接続されている。例えば、図1において、第1の他方側導電板12Aは単電池2A,2Aの正極リード55,55に接続され、第2の他方側導電板12Bは単電池2B,2Bの負極リード56,56に接続されている。
導電板11,12と、電極リード(正極リード55または負極リード56)との接続形態は、例えば接続配線を介した接続、圧着端子を介した接続などでよく、特に限定されない。図2に示す例では、一方側導電板11は配線58を介して負極リード56に接続され、他方側導電板12は配線59を介して正極リード55に接続されている。
図1に示す組電池10では、一方側導電板11Aと一方側導電板11Bとは、接続部39を介して電気的に接続されている。
図5は、組電池10の回路図である。
図5に示すように、複数の単電池2A,2Aは、一方側導電板11Aおよび他方側導電板12Aによって並列に接続されている。複数の単電池2B,2Bは、一方側導電板11Bおよび他方側導電板12Bによって並列に接続されている。
単電池2A,2Aと単電池2B,2Bとは、一方側導電板11A、接続部39および一方側導電板11Bによって直列に接続されている。
[組電池の製造方法]
次に、組電池10の製造方法の一例について説明する。
(第1工程:接着工程)
図6(A)に示すように、長尺のシート体70を用意する。
図6(B)に示すように、シート体70に接着剤4Aを線状に塗布する。
図6(C)に示すように、複数のシート体70を重ね合わせて接着剤4Aにより接着する。
(第2工程:切断工程)
図6(C)に示すように、複数のシート体70を、カッター71を用いて、予め定められたY方向寸法となるように切断する。これによって、接着剤4Aからなる接着剤層により接着された複数のシート体3からなる電池外装体72を得る。
(第3工程:展開工程)
図6(D)に示すように、電池外装体72の複数のシート体3を広げ、電池収容部5を形成する(図3参照)。
(第4工程:電池収容工程)
図1に示すように、電池収容部5に単電池2を収容する。
図2に示すように、一方側導電板11および他方側導電板12をそれぞれ単電池2の電極リード(正極リード55または負極リード56)に接続する。図2に示す例では、一方側導電板11は配線58を介して負極リード56に接続され、他方側導電板12は配線59を介して正極リード55に接続される。一方側導電板11および他方側導電板12は、単電池2に近接した位置に配置するのが好ましい。
これによって、図1および図2に示す組電池10を得る。
本実施形態の組電池10は、電池外装体1が複数の筒状部35を有する構造を有し、しかも導電板11,12が複数の単電池2を接続しているため、単電池を個別に包装する複数の外装体容器を用いた電池に比べて、機械的強度を高めることができる。そのため、例えば、シート体3の幅方向(X方向)の引張力、接着部長さ方向(Y方向)のせん断力、または厚さ方向(Z方向)のせん断力が加えられた場合などにおいて破損が起こりにくい。また、電池外装体1が複数の筒状部35を有するため、接着部長さ方向(Y方向)の圧縮力に対する耐久性を高めることができる。
組電池10は、単電池を個別に包装する複数の外装体容器を用いた電池に比べて、例えば接続構造などを簡略化できるため、小型化および軽量化を図ることができる。
組電池10は、機械的強度に優れているため、耐久性が要求される用途にも適用できる。例えば車載用、住宅用などの電池として好適に使用できる。
組電池10は簡略な構造を有するため、構造を複雑化することなく複数段(複数組のシート体3を有する構造)に構成することができる。そのため、複数の単電池2を並列だけでなく直列にも接続した組電池10を構成することができる。よって、電池容量、電圧などを使用目的に合わせた多様な組電池10を提供できる。
組電池10は、シート体31,32,33,34の中間部31E,32E,33E,34Eがそれぞれ外方に凸となる曲げ形状を有するため、向かい合うシート体の一方が平坦である組電池(図13参照)に比べて、向かい合うシート体の中間部の幅寸法の差異が小さくなる。そのため、厚さ方向(Z方向)の寸法を容易に調整できる。よって、シート体3に厚さ方向に圧縮する力を加え、互いに近づく方向に変位させることによって、薄型化を図ることができる。
組電池10は、向かい合うシート体の中間部の幅寸法の差異を小さくできるため、図6(A)〜図6(D)に示すように、重ね合わせた複数の平坦なシート体70を用いて容易に作製できる。
組電池10は、筒状部35が六角筒状とされているため、シート体3の幅方向(X方向)の引張力、接着部長さ方向(Y方向)のせん断力、または厚さ方向(Z方向)のせん断力に対する強度を高めることができる。また、筒状部35が六角筒状とされているため、筒状部35内に十分な容積を確保することができる。
組電池10は、第2シート体32と第3シート体33との間に内部空間38が確保されているため、内部空間38に熱媒体(冷却水や、冷却用の空気など)を流通させることによって、組電池10の温度を調整することができる。
内部空間38は電池収容部5に隣接しているため、電池収容部5内の単電池2の温度を効率よく調整することができる。
組電池10は、単電池2が電池収容部5に出し入れ自在に収容されているため、劣化した単電池2を交換する作業が容易となる。
組電池10は、シート体32,33において接着部32A,33Aと接着部32B,33Bとが幅方向(X方向)に交互に配置されているため、複数の筒状部35が幅方向(X方向)に並んで配列されたハニカム状構造体となる。構造が簡略化となるため、組電池10の小型化および軽量化を図ることができる。
組電池10は、シート体32,33の接着部32B,33Bが接着部32A,33Aに対して幅広とされているため、筒状部35の内部空間である電池収容部5に十分な幅を確保できる。よって、単電池2を密に配置することができ、組電池10の小型化を図ることができる。
組電池10は、シート体3が可撓性を有する場合、筒状部35において厚さ方向(Z方向)に互いに近づくような変位が容易となる。よって、薄型化を図ることができる。
[組電池](第2実施形態)
図7は、第2実施形態である組電池20を模式的に示す構成図である。
図7に示すように、組電池20は、電池外装体21(第2の電池外装体)と、複数の単電池2と、四対の導電板11,12とを備えている。
電池外装体21は、8枚のシート体3を備える。これら8枚のシート体3を、上から順に、それぞれ第1〜第8シート体111〜118ともいう。
第1および第2シート体111,112を第1組110Aのシート体3という。第3および第4シート体113,114を第2組110Bのシート体3という。第5および第6シート体115,116を第3組110Cのシート体3という。第7および第8シート体117,118を第4組110Dのシート体3という。
第1シート体111と第2シート体112とは、複数の接着剤層4(接着剤層41)によって部分的に接着されている。第2シート体112と第3シート体113とは、複数の接着剤層4(接着剤層42)によって部分的に接着されている。第3シート体113と第4シート体114とは、複数の接着剤層4(接着剤層43)によって部分的に接着されている。第4シート体114と第5シート体115とは、複数の接着剤層4(接着剤層44)によって部分的に接着されている。第5シート体115と第6シート体116とは、複数の接着剤層4(接着剤層45)によって部分的に接着されている。第6シート体116と第7シート体117とは、複数の接着剤層4(接着剤層46)によって部分的に接着されている。第7シート体117と第8シート体118とは、複数の接着剤層4(接着剤層47)によって部分的に接着されている。
第1組110A〜第4組110Dのシート体3によって形成される筒状部35を、それぞれ筒状部35A〜35Dといい、それらの電池収容部5をそれぞれ電池収容部5A〜5Dという。電池収容部5A〜5Dに収容される単電池2をそれぞれ単電池2A〜2Dという。
4つの一方側導電板11を、上から順に、それぞれ第1〜第4の一方側導電板11A〜11Dという。一方側導電板11A〜11Dは、それぞれ、筒状部35A〜35Dの手前側の開口に対面して設けられている。
一方側導電板11Aは単電池2Aの負極リード56に接続され、一方側導電板11Bは単電池2Bの正極リード55に接続され、一方側導電板11Cは単電池2Cの負極リード56に接続され、一方側導電板11Dは単電池2Dの正極リード55に接続されている。
4つの他方側導電板12を、上から順に、それぞれ第1〜第4の他方側導電板12A〜12Dという。他方側導電板12A〜12Dは、それぞれ、筒状部35A〜35Dの奥側の開口に対面して設けられている。
他方側導電板12Aは単電池2Aの正極リード55に接続され、他方側導電板12Bは単電池2Bの負極リード56に接続され、他方側導電板12Cは単電池2Cの正極リード55に接続され、他方側導電板12Dは単電池2Dの負極リード56に接続されている。
一方側導電板11Aと一方側導電板11Bとは、接続部39Aを介して電気的に接続されている。他方側導電板12Bと他方側導電板12Cとは、接続部39Bを介して電気的に接続されている。一方側導電板11Cと一方側導電板11Dとは、接続部39Cを介して電気的に接続されている。
図8は、組電池20の回路図である。
図8に示すように、複数の単電池2Aは、一方側導電板11Aおよび他方側導電板12Aによって並列に接続されている。複数の単電池2Bは、一方側導電板11Bおよび他方側導電板12Bによって並列に接続されている。複数の単電池2Cは、一方側導電板11Cおよび他方側導電板12Cによって並列に接続されている。複数の単電池2Dは、一方側導電板11Dおよび他方側導電板12Dによって並列に接続されている。
単電池2Aと単電池2Bとは、接続部39Aによって直列に接続されている。単電池2Bと単電池2Cとは、接続部39Bによって直列に接続されている。単電池2Cと単電池2Dとは、接続部39Cによって直列に接続されている。
本実施形態の組電池20は、電池外装体1が複数の筒状部35を有する構造を有し、しかも導電板11,12が複数の単電池2を接続しているため、単電池を個別に包装する複数の外装体容器を用いた電池に比べて、機械的強度を高めることができる。
そのため、例えば、シート体3の幅方向(X方向)の引張力、接着部長さ方向(Y方向)のせん断力、または厚さ方向(Z方向)のせん断力が加えられた場合などにおいて破損が起こりにくい。また、電池外装体1が複数の筒状部35を有するため、接着部長さ方向(Y方向)の圧縮力に対する耐久性を高めることができる。
次に、電池外装体1の変形例について説明する。以下、図1〜図3に示す電池外装体1と同じ構成については同じ符号を付して説明を省略する場合がある。
図9は、電池外装体1の第1変形例である電池外装体81を構成するシート体3を示す斜視図である。
図9に示す電池外装体81のシート体3は非可撓性、すなわち外力を受けても容易には曲げ変形せず、元の形状を維持できる構造体である。シート体3は、例えば高分子材料などの非導電性材料からなり、難燃性があればさらに望ましい。高分子材料としては、前述のとおり、ポリオレフィン樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂などが使用できる。シート体3の厚さは例えば1〜10mmとすることができる。
前述のように、シート体3(31,32,33,34)は、中間部31E,32E,33E,34Eが凸形状を有するため、全体として波状に形成されている。
シート体3は、例えば高分子材料(ポリオレフィン樹脂等)を原料として、射出成形、圧縮成形などの成型法により作製できる。
図3に示すように、第1シート体31の接着部31Aと第2シート体32の接着部32Aとを接着剤層41によって接着する。第2シート体32の接着部32Bと第3シート体33の接着部33Bとを接着剤層42によって接着する。第3シート体33の接着部33Aと第4シート体34の接着部34Aとを接着剤層43によって接着する。このようにして電池外装体81を作製できる。
次いで、図1に示すように、電池収容部5に単電池2を収容し、図2に示すように、一方側導電板11および他方側導電板12をそれぞれ単電池2の電極リード(正極リード55または負極リード56)に接続することによって、組電池10を得る。
図9に示す電池外装体81は、シート体3が非可撓性であるため機械的強度が高く、耐久性の点で優れている。
図10は、電池外装体1の第2変形例の一部を示す断面図である。第1シート体31の中間部91E1は、基板部31Cと、一対の側板部91D1,91D1とを有する。
側板部91D1,91D1は、筒状部95の外方に凸となる湾曲形状(例えば断面円弧状)とされ、基板部31Cの両側縁から拡幅方向に徐々に第2シート体32に近づくように傾斜して延出している。中間部91E1は、第2シート体32から離れる方向(外方)に凸となる曲げ形状となっている。
第2シート体32の中間部92E1は、基板部32Cと、一対の側板部92D1,92D1とを有する。側板部92D1,92D1は、筒状部95の外方に凸となる湾曲形状(例えば断面円弧状)とされ、基板部32Cの両側縁から拡幅方向に徐々に第1シート体31に近づくように傾斜して延出している。
中間部92E1は、第1シート体31から離れる方向(外方)に凸となる曲げ形状となっている。
シート体31,32の中間部91E1,92E1は、筒状部95を形成する。筒状部95は、電池収容部5を大きくし、組電池中の電池の容積割合を大きくしたいときに好ましい構成である。
図11は、電池外装体1の第3変形例の一部を示す断面図である。
第1シート体31の中間部91E2は、基板部31Cと、一対の側板部91D2,91D2とを有する。側板部91D2,91D2は、筒状部105の内方に凸となる湾曲形状(例えば断面円弧状)とされ、基板部31Cの両側縁から拡幅方向に徐々に第2シート体32に近づくように傾斜して延出している。
中間部91E2は、第2シート体32から離れる方向(外方)に凸となる曲げ形状となっている。
第2シート体32の中間部92E2は、基板部32Cと、一対の側板部92D2,92D2とを有する。側板部92D2,92D2は、筒状部105の内方に凸となる湾曲形状(例えば断面円弧状)とされ、基板部32Cの両側縁から拡幅方向に徐々に第1シート体31に近づくように傾斜して延出している。
中間部92E2は、第1シート体31から離れる方向(外方)に凸となる曲げ形状となっている。
シート体31,32の中間部91E2,92E2は、筒状部105を形成する。筒状部105は、内部空間38(図3参照)を大きくし、冷却水等の熱媒体による冷却効率を高めたいときに好ましい構成である。
図12は、電池外装体1の第4変形例の一部を示す断面図である。
第1シート体31の中間部91E3は、基板部31Cと、一対の側板部91D3,91D3とを有する。
側板部91D3は、筒状部115の外方に凸となる湾曲形状(例えば断面円弧状)の第1の湾曲部91D31と、筒状部115の内方に凸となる湾曲形状(例えば断面円弧状)の第2の湾曲部91D32とを組み合わせたS字状とされている。第1の湾曲部91D31は基板部31Cに連設されており、第2の湾曲部91D32は接着部31Aに連設されている。
第2シート体32の中間部92E3は、基板部32Cと、一対の側板部92D3,92D3とを有する。
側板部92D3は、筒状部115の外方に凸となる湾曲形状(例えば断面円弧状)の第1の湾曲部92D31と、筒状部115の内方に凸となる湾曲形状(例えば断面円弧状)の第2の湾曲部92D32とを組み合わせたS字状とされている。
第1の湾曲部92D31は基板部32Cに連設されており、第2の湾曲部92D32は接着部32Aに連設されている。
シート体31,32の中間部91E3,92E3は、筒状部115を形成する。筒状部115は、図6(D)に示す展開工程において導電体シート3に加える引張力が小さくても作製できるため、製造しやすい構成である。
図13は、電池外装体1の第5変形例である電池外装体101を用いた組電池110を模式的に示す断面図である。
電池外装体101は、第1〜第4シート体131,132,133,134を有する。
第1シート体131の中間部131Eは、基板部131Cと、基板部131Cに対して傾斜した一対の側板部131D,131Dとを有する。第3シート体133の中間部133Eは、基板部133Cと、基板部133Cに対して傾斜した一対の側板部133D,133Dとを有する。
第2シート体132および第4シート体134は、平坦に形成されている。そのため、第1シート体131の中間部131Eと第2シート体32とによって形成される筒状部135(135A)、および、第3シート体133の中間部133Eと第4シート体134とによって形成される筒状部135(135B)は、断面台形の四角筒状である。
なお、本発明は上述の実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
図1に示す電池外装体1では、シート体31,32は、いずれも複数の筒状部35にわたって幅方向に連続して形成されているが、向かい合うシート体のうちいずれか一方のみが複数の筒状部にわたって幅方向に連続して形成されている構成も可能である。
図1に示す電池外装体1において、第2シート体32と第3シート体33とを接着する接着剤層42は、一体的な構造でなくてもよく、例えば幅方向に離間した2以上の接着部から構成されていてもよい。同様に、接着剤層41,43も、例えば幅方向に離間した2以上の接着部から構成されていてもよい。
シート体としては、可撓性をもたないものを使用してもよい。
図1に示す電池外装体1において、中間部31E,32E,33E,34Eは、全体が外方に凸となる曲げ形状となっているが、中間部は、少なくとも一部が外方に凸となる曲げ形状であればよい。
電池外装体1では、シート体31,32,33,34の側板部31D,32D,33D,34Dが基板部31C,32C,33C,34Cに対して90°未満の角度で傾斜しているため筒状部35は六角筒状となっているが、前記角度は90°またはそれ以上でもよい。
電池外装体1に収容される電池は、リチウムイオン電池に限らず、電気二重層キャパシタなどであってもよい。
図1および図7に示す電池外装体1,21は、複数のシート体3が接着剤で接着された構造であるが、電池外装体は一体成形品であってもよい。
1…電池外装体、2…単電池、2A…単電池(第1の単電池)、2B…単電池(第2の単電池)、3,31,32,33,34,111,112,113,114,115,116,117,118…シート体、4,41,42,43,41A,41B,43A,43B、44,45,46,47…接着剤層、5,5A,5B,5C,5D…電池収容部、10,20…組電池、30A,110A…第1組、30B,110B…第2組、110C…第3組、110D…第4組、31A,32A,32B,33A,33B,34A…接着部、31C,32C,33C,34C…基板部、31D,32D,33D,34D,91D1,91D2,91D3,92D1,92D2,92D3…側板部、31E,32E,33E,34E,91E1,91E2,91E3,92E1,92E2,92E3…中間部、32a…第2シート体の下面(他方の面)、32b…第2シート体の上面(一方の面)、33a…第3シート体の下面(一方の面)、33b…第3シート体の上面(他方の面)、35,35A,35B,95,105,115…筒状部、38…内部空間(一方の組の向かい合うシート体と、他方の組の向かい合うシート体との間の空間)

Claims (7)

  1. 複数の単電池と、前記単電池を外装する電池外装体と、少なくとも一対の導電部とを備え、
    前記電池外装体は、内部空間が電池収容部とされた複数の筒状部を有し、
    前記単電池は、前記複数の筒状部の電池収容部にそれぞれ収容され、
    前記一対の導電部のうち一方の導電部は前記複数の前記単電池の一方の電極に接続され、他方の導電部は前記複数の前記単電池の他方の電極に接続され
    前記電池外装体は、複数のシート体を備え、
    前記シート体のうち少なくとも一対の向かい合う前記シート体は、複数の線状の接着部において部分的に接着され、
    前記複数の接着部は、長さ方向に直交する幅方向に互いに離れて形成され、
    前記筒状部は、前記一対のシート体が前記接着部によって区画されることによって形成されている、組電池。
  2. 前記一対の前記シート体を複数組有し、
    両面がそれぞれ他の前記シート体に接着された前記シート体は、一方の面が他の前記シート体に接着された前記接着部と、他方の面が他の前記シート体に接着された前記接着部とが、前記幅方向に交互に配置されている、請求項に記載の組電池。
  3. 厚さ方向に隣り合う組の前記シート体のうち、一方の組の前記シート体と、他方の組の前記シート体との間に空間が確保されている、請求項に記載の組電池。
  4. 複数組の前記シート体のうち、第1の組の前記シート体の電池収容部に収容された複数の第1の単電池に接続された導電部と、第2の組の前記シート体の電池収容部に収容された複数の第2の単電池に接続された導電部とが接続されることによって、前記第1の単電池と前記第2の単電池とが直列に接続されている、請求項またはに記載の組電池。
  5. 前記筒状部は、前記一対のシート体の隣り合う前記接着部の間の中間部によって形成され、
    前記一対のシート体の中間部は、それぞれ基板部と、前記基板部の両側縁から拡幅方向に向けて相手側の前記シート体に近づくように前記基板部に対して傾斜して延出する一対の側板部とを有し、
    前記一対のシート体の前記基板部および前記側板部によって、前記筒状部が六角筒状に形成されている、請求項のうちいずれか1項に記載の組電池。
  6. 前記シート体は、ポリマーフィルムからなる、請求項のうちいずれか1項に記載の組電池。
  7. 前記シート体は非可撓性である、請求項のうちいずれか1項に記載の組電池。
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