JP6843287B1 - 地図作成装置、地図作成方法及び地図作成プログラム - Google Patents

地図作成装置、地図作成方法及び地図作成プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】現場における潜在的な危険の位置的分布を簡便に知ることができる地図作成装置を提供する。【解決手段】地図作成装置は、作業者が現場において危険に遭遇したことを、作業者が発する情報によって検知する危険管理部と、所定の期間において作業者が危険に遭遇した複数の位置を、地図上に重ねて表示する地図作成部と、を備える。さらに、危険管理部は、作業者が現場において危険に遭遇した根拠となる、作業者が発する情報の見本をユーザから受け付ける。【選択図】図1

Description

本発明は、地図作成装置、地図作成方法及び地図作成プログラムに関する。
工場、倉庫、土木、建設、運輸等の現場において、作業者は、様々な危険に直面する。近時、作業者が装着するウエアラブルデバイスから取得されたカメラ画像等のデータを、事故の防止又は事故後の救援のために活用する技術が普及している。特許文献1の作業情報システムは、作業者が装着するヘッドギアから、音声、カメラ画像等のデータを受信する。当該作業情報システムは、事故又はその一歩手前の事象が発生したことを検知し、その時点の音声、カメラ画像等のデータを記憶する。さらに、緊急時、当該作業情報システムは、現場にいる複数の作業者のヘッドギアに対し、行うべき動作を音声で送信する。
特開2018−180852号公報
作業者は、広大な現場のすべての領域において十分な緊張感を維持し、事故に繋がる危険を回避できれば理想的である。しかしながら、実際には作業者の集中力には限界がある。作業者は、現場に入る前に、現場のどの辺りに危険が多いかを知ることを望んでいる。特許文献1の作業情報システムは、事故直後の救援及び事故の事後検証には有益であるが、潜在的な危険の位置的分布を作業前に知るという発想に欠ける。そこで、本発明は、現場における潜在的な危険の位置的分布を簡便に知ることを目的とする。
本発明の地図作成装置は、作業者が発する情報に基づき監視情報を作成する監視部と、監視部で作成した監視情報と所定の危険定義情報とに基づいて、作業者が現場において危険に遭遇したことを、作業者が発する情報によって検知する危険管理部と、所定の期間において作業者が前記危険管理部で検知した危険に遭遇した複数の位置を示す警告図形を、地図上に重ねて表示するとともに、時刻が古い警告図形を下に、時刻が新しい警告図形を上に重ねて表示する地図作成部と、を備えることを特徴とする。
その他の手段については、発明を実施するための形態のなかで説明する。
本発明によれば、現場における潜在的な危険の位置的分布を簡便に知ることができる。
地図作成装置の構成等を示す図である。 監視情報の一例を示す図である。 危険音声定義情報の一例を示す図である。 危険生体情報定義情報の一例を示す図である。 危険画像定義情報の一例を示す図である。 地図作成情報の一例を示す図である。 日次地図の一例を示す図である。 月次地図の一例を示す図である。 処理手順のフローチャートである。
以降、本発明を実施するための形態(“本実施形態”という)を、図等を参照しながら詳細に説明する。本実施形態は、現場における危険の位置を視覚化した地図を作成する例である。現場とは、工場、倉庫、土木、建設、運輸等の作業が行われている場所であり、屋内である場合もあり、屋外である場合もある。
(地図作成装置)
図1は、地図作成装置1の構成等を示す図である。地図作成装置1は、一般的なコンピュータであり、中央制御装置11、マウス、キーボード等の入力装置12、ディスプレイ等の出力装置13、主記憶装置14、補助記憶装置15及び通信装置16を備える。これらは、バスで相互に接続されている。補助記憶装置15は、監視情報31、危険音声定義情報32、危険生体情報定義情報33、危険画像定義情報34及び地図作成情報35(いずれも詳細後記)を格納している。
主記憶装置14における監視部21、危険管理部22及び地図作成部23は、プログラムである。中央制御装置11は、これらのプログラムを補助記憶装置15から読み出し主記憶装置14にロードすることによって、それぞれのプログラムの機能(詳細後記)を実現する。補助記憶装置15は、地図作成装置1から独立した構成となっていてもよい。地図作成装置1は、ネットワーク2を介して、現場3の壁面等に取り付けられた1又は複数のカメラ4及び1又は複数の無線基地局5と通信可能である。
1又は複数の作業者6が、現場3において作業をしている。作業者6のそれぞれは、携帯端末装置7a及びスピーカ・マイクロフォン7bを携帯している。スピーカ・マイクロフォン7bは、スピーカの機能及びマイクロフォンの機能を併せ持つ。作業者6は、スピーカ・マイクロフォン7bを頭部に装着する。騒音環境での可聴性を高めるために、スピーカ・マイクロフォン7bは、頭骨に直接音声振動を伝える骨伝導タイプであってもよい。
作業者6は、携帯端末装置7aを、腰部等に装着する。携帯端末装置7aは、スピーカ・マイクロフォン7bと有線又は無線で接続されている。携帯端末装置7aは、無線基地局5との間で無線通信を行う。結局、作業者6は、地図作成装置1と意思疎通することができる。さらに、携帯端末装置7aは、作業者6の生体情報(血圧、脈拍数、体温等)を取得するセンサを有していてもよい。
カメラ4は、常時作業者6を監視し、その位置を知ることができる。以上から明らかなように、地図作成装置1は、作業者6の音声、生体情報、画像(姿勢等)及び位置情報を常時取得することができる。
(監視情報)
図2は、監視情報31の一例を示す図である。監視情報31においては、作業者ID欄101に記憶された作業者IDに関連付けて、音声欄102には音声が、生体情報欄103には生体情報が、画像欄104には画像が、位置欄105には位置が、時刻欄106には時刻が記憶されている。
作業者ID欄101の作業者IDは、作業者6を一意に特定する識別子である。
音声欄102の音声は、作業者6が発した音声(自然言語の文字列)である。
生体情報欄103の生体情報は、携帯端末装置7aのセンサが取得した作業者6の生体情報である。ここでの生体情報は、“(血圧,脈拍数,体温)=(#,#,#)”の3次元ベクトルである。“#”は、異なる値を省略的に示している(以下同様)。
画像欄104の画像は、カメラ4が撮像した作業者6及びその周辺の画像に付されたその名称及び拡張子である。画像は、静止画であっても動画であってもよい。スピーカ・マイクロフォン7bが、例えばヘルメットと一体になっており、ヘルメットにカメラが取り付けられている場合、そのカメラが周辺の画像を撮像してもよい。
位置欄105の位置は、現場3における作業者6の位置座標である。位置は、2次元であっても3次元であってもよい。本実施形態では、カメラ4が位置を取得することを想定している。しかしながら、携帯端末装置7aがGPS機能又はQZSS(準天頂衛生システム)機能を使用して自身の位置を取得してもよい。さらに、携帯端末装置7aが複数の無線基地局5との距離を測定し、その距離に基づいて自身の位置を取得してもよい。
時刻欄106の時刻は、音声、生体情報及び画像が取得された時点の年月日時分秒である。
図2を見ると、以下のことが分かる。
・現場3には、作業者6が少なくとも4人存在する。
・地図作成装置1は、2020年2月1日10時00分00秒の前後において、現場3全域を、2分ごとに監視している。“2分ごと”はあくまでも一例であり、これより短くても長くてもよい。もちろん、地図作成装置1は、連続的に作業者6を監視してもよい。
・地図作成装置1は、作業者6のそれぞれの、音声、生体情報、画像及び位置を取得している。
・10時02分00秒、作業者M01は、“おっと”という音声を発した。
・10時00分00秒、作業者M02は、“あぶない”という音声を発した。
・10時00分00秒、作業者M03の血圧値は、異常値であった。
・10時02分00秒、作業者M04のヘルメットが脱げた。
なお、図2の太線で囲んだ情報が、危険の発生を地図作成装置1に知らせている。
(危険音声定義情報)
図3は、危険音声定義情報32の一例を示す図である。危険音声定義情報32においては、危険音声ID欄111に記憶された危険音声IDに関連付けて、文字列欄112には文字列が、音声波形欄113には音声波形が記憶されている。
危険音声ID欄111の危険音声IDは、危険音声を一意に特定する識別子である。危険音声とは、作業者6が危険に遭遇した際に発する音声(自然言語)の見本である。
文字列欄112の文字列は、危険音声の文字列である。
音声波形欄113の音声波形は、危険音声の時系列の波形である。
(危険生体情報定義情報)
図4は、危険生体情報定義情報33の一例を示す図である。危険生体情報定義情報33においては、危険生体情報ID欄121に記憶された危険生体情報IDに関連付けて、判別式欄122には判別式が、生体情報特徴欄123には生体情報特徴が記憶されている。
危険生体情報ID欄121の危険生体情報IDは、危険生体情報を一意に特定する識別子である。危険生体情報とは、作業者6が危険に遭遇した際にその身体が示す生体情報の見本である。
判別式欄122の判別式は、生体情報の値のうち、危険生体情報に該当する値を定義する数式である。図4において、“#”、“#”及び“#”は、それぞれ血圧、脈拍数及び体温の値であり、“Th”、“Th”及び“Th”は、それぞれ血圧、脈拍数及び体温の閾値である。
生体情報特徴欄123の生体情報特徴は、判別式の具体的な意味である。
(危険画像定義情報)
図5は、危険画像定義情報34の一例を示す図である。危険画像定義情報34においては、危険画像ID欄131に記憶された危険画像IDに関連付けて、画像欄132には画像が、画像特徴欄133には画像特徴が記憶されている。
危険画像ID欄131の危険画像IDは、危険画像を一意に特定する識別子である。危険画像とは、作業者6が危険に遭遇した際に撮像された、その身体又は周辺の画像の見本である。
画像欄132の画像は、前記した危険画像に付されたその名称及び拡張子である。
画像特徴欄133の画像特徴は、危険画像の特徴、すなわち、人間がそれを見てどのように解釈するか、である。
(危険生体情報及び危険画像の意義)
多くの作業者6は、危険に遭遇すると、通常、危険音声を発する。しかしながら、その危険音声が騒音等にかき消されて、スピーカ・マイクロフォン7bに取得されない場合もある。さらに、そもそも性格上、無口な作業者6も存在する。そこで、地図作成装置1は、危険音声だけでなく、危険生体情報及び危険画像によっても、危険の発生を検知する。
(地図作成情報)
図6は、地図作成情報35の一例を示す図である。地図作成情報35においては、警告図形ID欄141に記憶された警告図形IDに関連付けて、位置欄142には位置が、範囲欄143には範囲が、色彩欄144には色彩が、時刻欄145には時刻が記憶されている。
警告図形ID欄141の警告図形IDは、警告図形を一意に特定する識別子である。警告図形とは、地図作成装置1が現場3の地図上に表す危険の発生位置を示す図形である。
位置欄142の位置は、図2の位置と同じである。但し、図2の位置が現場3における位置座標であるのに対し、ここでの位置は、現場3の地図上の位置座標である。当然のことながら、地図の原点の位置及び各軸の向きは、現場3の原点の位置及び各軸の向きに一致する。
範囲欄143の範囲は、警告図形が覆う地図上の範囲である。警告図形の形状が、2次元の円である場合、範囲は、その半径で定義される。例えば、実際に取得された危険画像に、危険物体(クレーン、台車、刃物等)が写り込んでいる場合、地図作成装置1は、危険物体の大きさに基づいて円の半径を算出する。
色彩欄144の色彩は、警告図形の色彩である。色彩は、図5の画像特徴の類型に対応している。ユーザは、個々の色彩が示す類型を任意に設定できる。例えば、ヘルメット、安全帯、手袋等の安全具の脱落があったことが危険画像から確認される場合を、ユーザは“脱落系”と定義してもよい。資材、機器、他の作業者等との接触があったことが危険画像から確認される場合を、ユーザは“接触系”と定義してもよい。よそ見、喫煙、他の作業者との雑談等があったことが危険画像から確認される場合を、ユーザは“不注意系”と定義してもよい。ユーザはさらに、“赤”を“脱落系”に、“黄”を“接触系”に、“橙”を“不注意系”にそれぞれ対応付ける。
いずれにしても、地図作成装置1は、危険音声又は危険生体情報ではなく、その時点で実際に撮像された危険画像に基づき、色彩を決定する。なぜならば、例えば、“あぶない”と言う危険音声だけから、具体的にどのような危険が発生しているかを判断することはできないからである。さらに、“血圧が〇以上である” と言う危険生体情報だけから、具体的にどのような危険が発生しているかを判断することはできないからである。
時刻欄145の時刻は、図2の時刻と同じである。
(地図)
図7は、日次地図41の一例を示す図である。日次地図41は、図1の現場3の平面図である。円形の警告図形42a、42b及び42cは、2020年2月1日に発生した危険を示し、それぞれ、図6のレコード146a、146b及び146cに対応している。図7では、警告図形のハッチングが、色彩を示している。警告図形のそれぞれの中心は、危険が発生した位置である。警告図形のそれぞれの半径は、危険物体の大きさを示している。地図作成装置1は、日次地図41を日ごとに作成する。
図8は、月次地図51の一例を示す図である。月次地図51もまた、図1の現場3の平面図である。地図作成装置1は、1か月分の日次地図41(図7)を合成して、月次地図51とする。図8は、2020年2月の月次地図51である。
月次地図51の概ね中央下の領域に、色彩が“橙”である警告図形42c、43c及び44cが、この順で下から上に重ねて表示されている。このことは、以下のことを示す。
・2020年2月において、当該領域で、不注意系の危険が発生した。
・この領域に、作業者の集中力を散らす危険物体(不用意に持ち込まれたテレビ等)が存在する。
・当該危険物体は、時計周りに移動している。
月次地図51の概ね右上の領域に、色彩が“黄”である警告図形42b、43b及び44bが、この順で下から上に重ねて表示されている。このことは、以下のことを示す。
・2020年2月において、当該領域で、接触系の危険が発生した。
・この領域に、作動する危険物体(クレーン等)が存在する。
・当該危険物体も、時計周りに移動している。
月次地図51の概ね左上の領域に、色彩が“赤”である警告図形42a、43a、44a及び45aが、この順で下から上に重ねて表示されている。このことは、以下のことを示す。
・2020年2月において、当該領域で、脱落系の危険が発生した。
・この領域に、作業者の歩行を大きく揺るがす危険物体(床面の凸凹等)が存在する。
・当該危険物体は、反時計周りに移動している。
図8において、地図作成装置1が相互に近接する複数の警告図形を表示する方法は、2つある。
〈方法1〉地図作成装置1は、時刻が古い警告図形を下に、新しい警告図形を上に重ねて表示する(前記の例)。
〈方法2〉地図作成装置1は、時刻の新旧に関係なく警告図形を重ね、重複箇所の色彩の濃度を重なりの度合い(例えば重複数)に応じて大きくする。
色彩の異なる複数の警告図形の一部が相互に重複する場合がある。この場合、地図作成装置1が、例えば平均的な画素値で色彩を表示すると、ユーザにとっては見知らぬ混合色に見えてしまう。この場合、地図作成装置1は、重複部分について、縞模様又は市松模様で、各色彩を表示する。
(処理手順)
図9は、処理手順のフローチャートである。
ステップS201において、地図作成装置1の危険管理部22は、危険音声定義情報32(図3)を受け付ける。具体的には、危険管理部22は、ユーザが入力装置12を介して、危険音声定義情報32を入力するのを受け付ける。ユーザは、出力装置13に表示されている危険音声定義情報32の空欄にデータを入力してもよい。ユーザは、完成している危険音声定義情報32を、入力装置12を介して入力してもよい。ユーザは、現場3に入り得るすべての作業者の音声波形を予め取得しておいてもよい。この場合、図3の各レコードは、作業者ごとに音声波形を記憶することになる。
ステップS202において、危険管理部22は、危険生体情報定義情報33(図4)を受け付ける。具体的には、危険管理部22は、ユーザが入力装置12を介して、危険生体情報定義情報33を入力するのを受け付ける。ユーザは、出力装置13に表示されている危険生体情報定義情報33の空欄にデータを入力してもよい。ユーザは、完成している危険生体情報定義情報33を、入力装置12を介して入力してもよい。ユーザは、現場3に入り得るすべての作業者の判別式を予め取得しておいてもよい。この場合、図4の各レコードは、作業者ごとに判別式を記憶することになる。
ステップS203において、危険管理部22は、危険画像定義情報34(図5)を受け付ける。具体的には、危険管理部22は、ユーザが入力装置12を介して、危険画像定義情報34を入力するのを受け付ける。ユーザは、出力装置13に表示されている危険画像定義情報34の空欄にデータを入力してもよい。ユーザは、完成している危険画像定義情報34を、入力装置12を介して入力してもよい。ユーザは、標準的な体格の作業者がその画像特徴の動作を行っている画像を予め取得しておいてもよい。
ステップS204において、地図作成装置1の監視部21は、監視を実行する。具体的には、監視部21は、ネットワーク2を介して、カメラ4及び無線基地局5との通信を確保する。すると、カメラ4及び無線基地局5は、監視情報31(図2)を作成するのに必要なデータを地図作成装置1に送信する。
ステップS205において、監視部21は、監視情報31(図2)を作成する。具体的には、監視部21は、カメラ4及び無線基地局5から受信したデータを使用して、監視情報31を作成する。説明の単純化のため、監視部21は、2020年の2月1日〜29日においてステップS205の処理を継続し、その結果、図2の監視情報31が完成したものとする。但し、この段階では、図2の太線は存在しない。
ステップS206において、地図作成装置1の危険管理部22は、危険発生時のレコードを抽出する。具体的には、第1に、危険管理部22は、以下の処理1〜処理3を行う。
〈処理1〉監視情報31のレコードの音声のうち、危険音声定義情報32(図3)の文字列に一致するものを特定する(太線で囲む、以下同様)。
〈処理2〉監視情報31のレコードの生体情報のうち、その3次元の要素の少なくとも1つが危険生体情報定義情報33(図4)の判別式に該当するものを特定する。
〈処理3〉監視情報31のレコードの画像のうち、危険画像定義情報34(図5)の画像に、所定の基準を満たす程度に類似するものを特定する。
第2に、危険管理部22は、太線で囲まれたデータを少なくとも1つ有するレコードを“危険レコード”として抽出(検知)する。
ステップS207において、危険管理部22は、地図作成情報35(図6)を作成する。具体的には、第1に、危険管理部22は、危険レコードの本数だけ、地図作成情報35の新たなレコードを作成する。そして、危険管理部22は、新たなレコードの警告図形ID欄141、位置欄142及び時刻欄145に、採番した警告図形ID、危険レコードの位置、及び、危険レコードの時刻をそれぞれ記憶する。
第2に、危険管理部22は、危険レコードの画像(図2の画像欄104)を任意の方法で解析し、その画像に写り込んでいる危険物体の大きさ及び画像特徴を取得する。ここでは、危険管理部22は、色彩として“赤”、“黄”又は“橙”の何れかを取得する。“赤”、“黄”及び“橙”は、それぞれ、脱落系、接触系及び不注意系の類型に対応している。さらに、危険管理部22は、大きさに所定の係数を乗算して警告図形の半径を算出する。
第3に、危険管理部22は、新たなレコードの範囲欄143及び色彩欄144に、半径及び色彩(画像特徴)をそれぞれ記憶する。
危険管理部22は、危険レコードのすべてについて“第1〜第3”の処理を繰り返す。
ステップS208において、地図作成装置1の地図作成部23は、地図を作成する。具体的には、第1に、地図作成部23は、完成した地図作成情報35(図6)を使用して、日次地図41(図7)をその月の日ごとに作成する。
第2に、地図作成部23は、日次地図41をその月の日数分合成して、月次地図51(図8)を作成する。このとき、地図作成部23は、前記した方法1又は方法2で警告図形を重ねる。
ステップS209において、地図作成部23は、地図を表示する。具体的には、地図作成部23は、月次地図51(図8)を出力装置13に表示する。
その後、処理手順を終了する。
(変形例)
前記では、警告図形の大きさは、危険物体の大きさに基づいて定義された。しかしながら、危険管理部22は、警告図形に関連付けて、発生した事故の被害金額を記憶しておいてもよい。そして、地図作成部23は、被害金額に基づいて、警告図形の大きさを決定してもよい。また、地図作成部23は、地図上において、遭遇した危険が所定の閾値以上に集中する位置に記号を表示してもよい。例えば、半径○メートルの円内において100件以上の危険が発生した場合、地図作成部23は、その円の中心に記号“★”を表示する。このとき、地図作成部23は、警告図形を併せて表示してもよいし、しなくてもよい。
(本実施形態の効果)
本実施形態の地図作成装置の効果は以下の通りである。
(1)地図作成装置は、危険の発生場所を容易に視覚的に理解できる。
(2)地図作成装置は、ユーザが危険の見本を任意に設定することを可能にする。
(3)地図作成装置は、作業者の発する音声によって危険を検知することができる。
(4)地図作成装置は、危険の発生頻度を容易に視覚的に理解できる。
(5)地図作成装置は、危険物体の大きさ及び危険の類型を容易に視覚的に理解できる。
なお、本発明は前記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、前記した実施例は、本発明を分かり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明したすべての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1 地図作成装置
2 ネットワーク
3 現場
4 カメラ
5 無線基地局
6 作業者
7a 携帯端末装置
7b スピーカ・マイクロフォン
11 中央制御装置
12 入力装置
13 出力装置
14 主記憶装置
15 補助記憶装置
16 通信装置
21 監視部
22 危険管理部
23 地図作成部
31 監視情報
32 危険音声定義情報
33 危険生体情報定義情報
34 危険画像定義情報
35 地図作成情報
41 日次地図
51 月次地図

Claims (6)

  1. 作業者が発する情報に基づき監視情報を作成する監視部と、
    前記監視部で作成した監視情報と所定の危険定義情報とに基づいて、前記作業者が現場において危険に遭遇したことを、前記作業者が発する情報によって検知する危険管理部と、
    所定の期間において前記作業者が前記危険管理部で検知した危険に遭遇した複数の位置を示す警告図形を、地図上に重ねて表示するとともに、
    時刻が古い前記警告図形を下に、時刻が新しい前記警告図形を上に重ねて表示する地図作成部と、
    を備えることを特徴とする地図作成装置。
  2. 前記危険管理部は、
    前記作業者が現場において危険に遭遇した根拠となる、前記作業者が発する情報の見本をユーザから受け付けること、
    を特徴とする請求項1の地図作成装置。
  3. 前記作業者が発する情報は、
    前記作業者の所定の音声であること、
    を特徴とする請求項2の地図作成装置。
  4. 前記監視部は、前記作業者が遭遇した危険の画像を取得し、
    前記地図作成部は、
    前記警告図形の大きさによって、前記取得した画像上の危険の大きさを表示し、
    前記警告図形の色彩によって、前記取得した画像における危険の類型を表示すること、
    を特徴とする請求項の地図作成装置。
  5. 地図作成装置の監視部は、
    作業者が発する情報に基づき監視情報を作成し、
    前記地図作成装置の危険管理部は、
    前記監視部で作成した監視情報と所定の危険定義情報とに基づいて、前記作業者が現場において危険に遭遇したことを、前記作業者が発する情報によって検知し、
    前記地図作成装置の地図作成部は、
    所定の期間において前記作業者が前記危険管理部で検知した危険に遭遇した複数の位置を示す警告図形を、地図上に重ねて表示するとともに
    時刻が古い前記警告図形を下に、時刻が新しい前記警告図形を上に重ねて表示すること、
    を特徴とする地図作成装置の地図作成方法。
  6. コンピュータを、
    作業者が発する情報に基づき監視情報を作成する監視部と、
    前記監視部で作成した監視情報と所定の危険定義情報とに基づいて、前記作業者が現場において危険に遭遇したことを、前記作業者が発する情報によって検知する危険管理部と、
    所定の期間において前記作業者が前記危険管理部で検知した危険に遭遇した複数の位置を示す警告図形を、地図上に重ねて表示するとともに、
    時刻が古い前記警告図形を下に、時刻が新しい前記警告図形を上に重ねて表示する地図作成部と、
    して機能させるための地図作成プログラム。
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