ファルネソイドX受容体(FXR;NR1H4とも呼ばれる;nuclear receptor nomenclature committee 1999)は、リガンド調節性転写因子のステロイド及び甲状腺ホルモン核内受容体スーパーファミリーのメンバーである。FXRは肝臓、腎臓、腸及び副腎で高発現しており、血管系では低レベルで発現している(Forman et al.,Cell 1995,81(5):687−93)。コレステロール異化の最終産物である胆汁酸は、FXRのリガンド結合ポケットに直接結合し、アゴニストとして働いて受容体の転写活性化能力を増大する(Makishima et al.,Science 1999,284(5418):1362−5 1999;Mi et al.,Mol Cell 2003,11(4):1093−100;Parks et al.,Science 1999,284(5418):1365−8;Wang et al.,Mol Cell1999,3(5):543−53)。胆汁酸結合に応答して、FXRは、胆汁酸の合成、輸送及び異化を制御するだけでなく、トリグリセリド及びコレステロールも制御する遺伝子のネットワークを調節する(Chawla et al.,Cell 2000,103(1):1−4;Repa and Mangelsdorf,Annu Rev Cell Dev Biol 2000,16:459−81)。したがって、FXRは、コレステロールの代謝及び分解の量的な変化に応答して遺伝子発現を変えることによって、脂質代謝の制御因子として機能する。この結論を支持して、ヒト及び動物における研究によって、胆汁酸レベルを変えることが、血漿のトリグリセリド及びコレステロールレベルにきわめて大きな影響を与え得ることが示された(Angelin et al.,J Lipid Res 1978,19(8):1017−24;Bateson et al.,Br J Clin Pharmacol 1978,5(3):249−54;Iser and Sali,Drugs 1981,21(2):90−119;Kuroki et al.,Lipids 1999,34(8):817−23)。
肥満、糖尿病、高血圧及び心血管疾患を含めた代謝疾患は、多因子遺伝現象(倹約遺伝子型)と生活習慣の両方によって引き起こされる疾患であり、現在、先進国で多発している。増加している、セデンタリーライフスタイルと組み合わされた高カロリーの食事は、これらの疾患の発生率上昇の主な要因であると考えられる。重要なことに、高脂血症は多くのタイプの代謝疾患と関係があり、American Heart Associationの統計は、米国の成人人口のおよそ半分が、個体を心血管疾患の発生の危険にさらす血漿コレステロールレベルを有することを示す(American Heart Association,Heart disease and stroke statistics−2005 update;2005:1−59)。さらに、Third Report of the National Cholesterol Education Program Expert Panel on Detection,Evaluation,and Treatment of High Blood Cholesterol in Adults(Adult Treatment Panel III;ATPIII,National Cholesterol Education Program 2001)は、心血管疾患の発生に対する独立危険因子としてトリグリセリドレベルの上昇を特定した。コレステロールレベルが上昇した米国の成人人口のおよそ3分の1は、トリグリセリドも上昇している。血漿トリグリセリドの上昇は、現在、肥満、メタボリックシンドローム及び糖尿病の患者における初期の主な脂質異常症症状として認識されており、インスリン抵抗性及びII型糖尿病の発生において原因となる役割を果たすことが示唆されている(Hegarty et al.,Acta Physiol Scand 2003;178(4):373−83;Shulman,J Clin Invest 2000;106(2):171−6)。
高脂血症に関する現在の標準的ケアは、スタチンクラスのヒドロキシメチル−グルタリル−CoAレダクターゼインヒビターを使用して低密度リポタンパク質コレステロール(LDL)を低下させることに着目している(National Cholesterol Education Program 2001)。しかし、スタチン療法後でさえも、著しい数の患者が、依然として、血漿のトリグリセリド及び高トリグリセリドリポタンパク質(超低密度リポタンパク質(VLDL)及び中間密度リポタンパク質(IDL)を含める)のレベルの上昇を示す(Friday,Exp Biol Med(Maywood)2003,228(7):769−78;Quilliam et al.,J Manag Care Pharm 2004,10(3):244−50)。同時発生的な高血漿トリグリセリドレベルを有する患者のこの集団を治療するために、ATPIIIは、薬物療法の第2の標的として高トリグリセリドコレステロール画分(VLDL+IDL)の低下を特定した(National Cholesterol Education Program 2001)。残念ながら、認可クラスのトリグリセリド低下薬物であるフィブラートでのそのような患者の治療は、LDLコレステロールの増大の可能性及び致死的な横紋筋融解症の危険性をもたらす可能性を含めて、潜在的な有害な副作用があり、その結果、併用療法は注意して行われなければならない(National Cholesterol Education Program 2001)。同様に、第2の認可されたトリグリセリド低下薬剤であるニコチン酸は、インスリン抵抗性及びII型糖尿病の患者で禁忌である(Capuzzi et al.,Curr Atheroscler Rep 2000,2(1):64−71)。まとめると、これらの知見は、心血管疾患、糖尿病及びメタボリックシンドロームの患者においてトリグリセリド及び非HDLコレステロールを低下させるのに有効な治療剤の必要性を強調する。
脂質恒常性の維持は、コレステロール及びトリグリセリドの合成、輸送、吸収及び排出の整合的な制御を必要とする。興味深いことに、ヒト及び動物モデルにおける研究によって、コレステロール代謝の代謝最終産物である胆汁酸と脂質恒常性の間の関連が明らかになった。コレステロール胆石症に対する胆汁酸の効果を調べる1970年代後半の臨床研究によって、ケノデオキシコール酸(CDCA)による治療が血漿トリグリセリドレベルを低減させることが示された(Bateson et al.,Br J Clin Pharmacol 1978,5(3):249−54;Iser and Sali,Drugs 1981,21(2):90−119)。これに対して、腸の胆汁酸を枯渇させる胆汁酸封鎖剤による治療は、トリグリセリドを増大させる(Angelin et al.,J Lipid Res 1978;19(8):1017−24)。重要なことに、トリグリセリドの胆汁酸依存的低下は、少なくとも部分的にはVLDL生成の低減を介して媒介される(Hirokane et al.,J Biol Chem 2004,279(44):45685−92;Post et al.,Arterioscler Thromb Vasc Biol 2004,24(4):768−74;Sirvent et al.,FEBS Lett 2004,566(1−3):173−7;Kang and Davis,Biochim Biophys Acta 2000,1529(1−3):223−30)。胆汁酸は腸においてコレステロール及び脂肪の吸収を媒介することが知られているが、胆汁酸と脂質レベルの関係に関する機構的根拠は、FXRに関する最近の特性評価までは、不明なままであった。
FXRは、元々、DNA配列の相同性に基づいて、核内ホルモン受容体スーパーファミリーの孤立したメンバーとしてクローニングされ、分類された。初期の研究によって、FXRのリガンドとしてファルネソールが同定された(Forman et al.,Cell 1995,81(5):687−93)が、その後の解析によって、胆汁酸はFXRのリガンド結合ドメインに直接結合し、受容体の転写活性の活性化因子として機能することが示された。FXRに対する胆汁酸の結合親和性は、これらの化合物が動物において到達する濃度(μM)に近く、これは、胆汁酸がインビボで内在性リガンドとして機能するという考えを支持する(Makishima et al.,Science 1999,284(5418):1362−5 1999;Mi et al.,Mol Cell 2003,11(4):1093−100;Parks et al.,Science 1999,284(5418):1365−8;Wang et al.,Mol Cell 1999,3(5):543−53)。胆汁酸結合時のFXRの活性化は、コレステロールから胆汁酸への変換の律速酵素であるコレステロール7α−ヒドロキシラーゼ(CYP7A1)の転写性ダウンレギュレーションを導く。胆汁酸によるCYP7A1の阻害は、転写抑制因子である小型ヘテロ二量体パートナー(small heterodimeric partner)(SHP;NR0B2とも呼ばれる、Nuclear Receptor Nomenclature Committee 1999)のFXR依存的誘導を介して起こる。FXRに対する結合部位がSHPプロモーター中に同定されており、これは、この遺伝子がFXRの直接の標的であること示す(Lu et al.,Mol Cell 2000,6(3):507−15;Goodwin et al.,Mol Cell 2000,6(3):517−26)。したがって、CYP7A1の胆汁酸依存的抑制は間接的であり、FXRによって開始される転写性カスケードから生じる。同様のSHP依存的メカニズムが胆汁酸合成に関与する別の遺伝子、CYP8B1(ステロール12αヒドロキシラーゼ;Yang et al.,Biochim Biophys Acta 2002,1583(1):63−73)の胆汁酸抑制について、及び肝臓による胆汁酸吸収に関与する2つの主要な輸送体のうちの1つであるナトリウム/タウロコール酸共輸送体ペプチド(NTCP)(Denson et al.,Gastroenterology 2001;121(1):140−7)について記載されている。これに対して、胆汁酸塩排出ポンプ(BSEP)及び多剤耐性タンパク質2(MDR2)をコードする遺伝子は、再度、それぞれのプロモーター領域の結合部位を介して、FXRによって直接誘導される(Ananthanarayanan et al.,J Biol Chem 2001,276(31):28857−65;Huang et al.,J Biol Chem 2003,278(51):51085−90;Liu et al.,J Clin Invest 2003,112(11):1678−87)。これらの2つの輸送体は、肝細胞から胆管系への胆汁酸(BSEP)及びリン脂質(MDR2)の移動に必要とされる。FXR依存的遺伝子発現のこのパターンは、高レベルの胆汁酸が新しい胆汁酸合成及び胆汁酸吸収を阻害する一方で、同時にそれ自体のクリアランスを促進する、古典的なフィードバックループを規定する。
FXRによる胆汁酸の合成及び輸送の調節は、コレステロール代謝にとって重要な意味を持つ。CYP7A1及びCYP8B1の抑制は、2つの重要な点で、胆汁酸合成経路に強い影響を与える。第1に、律速酵素であるCYP7A1の阻害は、合成を低下させ且つ胆汁酸プールの大きさを低減させることができる。第2に、CYP8B1の阻害は、CDCA(マウスのムリコール酸/MCA)などのより親水性の胆汁酸の生成を支持することによって、胆汁酸組成を変える(Russell,Annu Rev Biochem 2003,72:137−74)。重要なことに、マウスにおける研究によって、親水性の胆汁酸ほど、腸のコレステロール吸収の促進において効率的でないことが示された(Wang et al.,Am J Physiol Gastrointest Liver Physiol 2003,285(3):G494−502)。
胆汁酸合成を調節することは、脂質代謝に対するFXR依存的効果に寄与することができるが、遺伝子発現解析は、FXRもトリグリセリド合成及びVLDL生成に直接的に影響すること示す。FXRのアゴニストは、維芽細胞増殖因子19(Holt et al.,Genes Dev 2003,17(13):1581−91)、アシル化刺激タンパク質(補体C3のタンパク分解産物;Li et al.,J Biol Chem 2005,280(9):7427−34)、アポリポタンパク質CII(Kast et al.,Mol Endocrinol 2001,15(10):1720−8)及びアポリポタンパク質AV(Prieur et al.,J Biol Chem 2003,278(28):25468−80)をコードする遺伝子を誘導し、これらのすべては、高トリグリセリドリポタンパク質によって運ばれる脂肪のクリアランス及び酸化を促進することが知られている。さらに、FXRは、リポタンパク質リパーゼのインヒビターであるアポリポタンパク質CIII(Claudel et al.,Gastroenterology 2003,125(2):544−55)及びステロール応答エレメント結合タンパク質1c(SREBP1c;Watanabe et al.,J Clin Invest 2004,113(10):1408−18)をコードする遺伝子の発現を阻害する。転写因子のベーシックヘリックス−ループ−ヘリックスファミリーのメンバーであるSREBP1cは、脂肪酸合成に必要とされる酵素の主要転写制御因子として機能する(Osborne,J Biol Chem 2000,275(42):32379−82)。まとめると、FXRによって制御される遺伝子ネットワークは、脂肪及び炭水化物の食事摂取駆動型脂質恒常性の変化に応答する用意ができているシグナル伝達系を定める。肝臓の高レベルのコレステロールは、胆汁酸生成の増大及びその後のFXRの活性化をもたらす。この活性化シグナルに応答して、FXRは腸におけるコレステロールの吸収を低下させ、排出を支持し、トリグリセリドのクリアランス及び酸化を増大させ、脂肪酸の合成を低下させ、VLDL生成の低減をもたらす。
FXRのリガンドが肝臓から外への胆汁酸及びリン脂質の輸送を促進する能力によって支持されるように、FXRが胆汁酸の合成、クリアランス及び恒常性を調節する能力は、胆汁酸及びコレステロールの流れが乱された疾患、例えば原発性胆汁性肝硬変及びNASHにおけるそのような化合物の有用性を示唆する。この関連で、FXRのアゴニストは、胆汁うっ滞、胆石及び肝線維症の動物モデルにおいて有効であることが示されている(Liu et al.,J Clin Invest 2003,112(11):1678−87;Fiorocci et al.,Gastroenterology 2004,127(5):1497−512;Fiorocci et al.,J Pharmacol Exp Ther 2005,313(2):604−12;Fiorocci et al.,J Pharmacol Exp Ther 2005,314(2):584−95)。
いくつかの実施形態では、本明細書に開示される化合物は、FXRのモジュレーションから恩恵を受けると思われる、哺乳動物の疾患、障害または状態の治療で使用される。
いくつかの実施形態では、哺乳動物における、FXRのモジュレーションから恩恵を受けると思われる疾患、障害または状態の治療方法であって、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(III)、(IIIa)、(IIIb)、(IIIc)、(IIId)、(IIIe)、(IIIf)、(IV)、(IVa)、(IVb)もしくは(IVc)の化合物またはその医薬的に許容可能な塩もしくは溶媒和化合物を投与することを含む治療方法が存在する。いくつかの実施形態では、哺乳動物における、FXRのモジュレーションから恩恵を受けると思われる疾患、障害または状態の治療方法であって、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(III)、(IIIa)、(IIIb)、(IIIc)、(IIId)、(IIIe)、(IIIf)、(IV)、(IVa)、(IVb)もしくは(IVc)の化合物またはその医薬的に許容可能な塩もしくは溶媒和化合物を投与することを含む治療方法が存在し、ここでは、哺乳動物の疾患、障害または状態は、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)、高脂血症、高コレステロール血症、高トリグリセリド血症、脂質異常症、リポジストロフィー、アテローム性動脈硬化症、アテローム性動脈硬化性疾患、アテローム性動脈硬化性疾患事象、アテローム性動脈硬化性心血管疾患、シンドロームX、真性糖尿病、II型糖尿病、インスリン非感受性、高血糖、胆汁うっ滞及び肥満から選択される。いくつかの実施形態では、哺乳動物における、FXRのモジュレーションから恩恵を受けると思われる疾患、障害または状態の治療方法であって、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(III)、(IIIa)、(IIIb)、(IIIc)、(IIId)、(IIIe)、(IIIf)、(IV)、(IVa)、(IVb)もしくは(IVc)の化合物またはその医薬的に許容可能な塩もしくは溶媒和化合物を投与することを含む治療方法が存在し、ここでは、哺乳動物の疾患、障害または状態は、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)である。いくつかの実施形態では、哺乳動物における、FXRのモジュレーションから恩恵を受けると思われる疾患、障害または状態の治療方法であって、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(III)、(IIIa)、(IIIb)、(IIIc)、(IIId)、(IIIe)、(IIIf)、(IV)、(IVa)、(IVb)もしくは(IVc)の化合物またはその医薬的に許容可能な塩もしくは溶媒和化合物を投与することを含む治療方法が存在し、ここでは、哺乳動物の疾患、障害または状態は高脂血症である。いくつかの実施形態では、哺乳動物における、FXRのモジュレーションから恩恵を受けると思われる疾患、障害または状態の治療方法であって、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(III)、(IIIa)、(IIIb)、(IIIc)、(IIId)、(IIIe)、(IIIf)、(IV)、(IVa)、(IVb)もしくは(IVc)の化合物またはその医薬的に許容可能な塩もしくは溶媒和化合物を投与することを含む治療方法が存在し、ここでは、哺乳動物の疾患、障害または状態は高コレステロール血症である。いくつかの実施形態では、哺乳動物における、FXRのモジュレーションから恩恵を受けると思われる疾患、障害または状態の治療方法であって、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(III)、(IIIa)、(IIIb)、(IIIc)、(IIId)、(IIIe)、(IIIf)、(IV)、(IVa)、(IVb)もしくは(IVc)の化合物またはその医薬的に許容可能な塩もしくは溶媒和化合物を投与することを含む治療方法が存在し、ここでは、哺乳動物の疾患、障害または状態は高トリグリセリド血症である。いくつかの実施形態では、哺乳動物における、FXRのモジュレーションから恩恵を受けると思われる疾患、障害または状態の治療方法であって、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(III)、(IIIa)、(IIIb)、(IIIc)、(IIId)、(IIIe)、(IIIf)、(IV)、(IVa)、(IVb)もしくは(IVc)の化合物またはその医薬的に許容可能な塩もしくは溶媒和化合物を投与することを含む治療方法が存在し、ここでは、哺乳動物の疾患、障害または状態は脂質異常症である。いくつかの実施形態では、哺乳動物における、FXRのモジュレーションから恩恵を受けると思われる疾患、障害または状態の治療方法であって、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(III)、(IIIa)、(IIIb)、(IIIc)、(IIId)、(IIIe)、(IIIf)、(IV)、(IVa)、(IVb)もしくは(IVc)の化合物またはその医薬的に許容可能な塩もしくは溶媒和化合物を投与することを含む治療方法が存在し、ここでは、哺乳動物の疾患、障害または状態はリポジストロフィーである。いくつかの実施形態では、哺乳動物における、FXRのモジュレーションから恩恵を受けると思われる疾患、障害または状態の治療方法であって、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(III)、(IIIa)、(IIIb)、(IIIc)、(IIId)、(IIIe)、(IIIf)、(IV)、(IVa)、(IVb)もしくは(IVc)の化合物またはその医薬的に許容可能な塩もしくは溶媒和化合物を投与することを含む治療方法が存在し、ここでは、哺乳動物の疾患、障害または状態はアテローム性動脈硬化症である。いくつかの実施形態では、哺乳動物における、FXRのモジュレーションから恩恵を受けると思われる疾患、障害または状態の治療方法であって、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(III)、(IIIa)、(IIIb)、(IIIc)、(IIId)、(IIIe)、(IIIf)、(IV)、(IVa)、(IVb)もしくは(IVc)の化合物またはその医薬的に許容可能な塩もしくは溶媒和化合物を投与することを含む治療方法が存在し、ここでは、哺乳動物の疾患、障害または状態はアテローム性動脈硬化性疾患である。いくつかの実施形態では、哺乳動物における、FXRのモジュレーションから恩恵を受けると思われる疾患、障害または状態の治療方法であって、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(III)、(IIIa)、(IIIb)、(IIIc)、(IIId)、(IIIe)、(IIIf)、(IV)、(IVa)、(IVb)もしくは(IVc)の化合物またはその医薬的に許容可能な塩もしくは溶媒和化合物を投与することを含む治療方法が存在し、ここでは、哺乳動物の疾患、障害または状態はアテローム性動脈硬化性心血管疾患である。いくつかの実施形態では、哺乳動物における、FXRのモジュレーションから恩恵を受けると思われる疾患、障害または状態の治療方法であって、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(III)、(IIIa)、(IIIb)、(IIIc)、(IIId)、(IIIe)、(IIIf)、(IV)、(IVa)、(IVb)もしくは(IVc)の化合物またはその医薬的に許容可能な塩もしくは溶媒和化合物を投与することを含む治療方法が存在し、ここでは、哺乳動物の疾患、障害または状態はシンドロームXである。いくつかの実施形態では、哺乳動物における、FXRのモジュレーションから恩恵を受けると思われる疾患、障害または状態の治療方法であって、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(III)、(IIIa)、(IIIb)、(IIIc)、(IIId)、(IIIe)、(IIIf)、(IV)、(IVa)、(IVb)もしくは(IVc)の化合物またはその医薬的に許容可能な塩もしくは溶媒和化合物を投与することを含む治療方法が存在し、ここでは、哺乳動物の疾患、障害または状態は真性糖尿病である。いくつかの実施形態では、哺乳動物における、FXRのモジュレーションから恩恵を受けると思われる疾患、障害または状態の治療方法であって、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(III)、(IIIa)、(IIIb)、(IIIc)、(IIId)、(IIIe)、(IIIf)、(IV)、(IVa)、(IVb)もしくは(IVc)の化合物またはその医薬的に許容可能な塩もしくは溶媒和化合物を投与することを含む治療方法が存在し、ここでは、哺乳動物の疾患、障害または状態はII型糖尿病である。いくつかの実施形態では、哺乳動物における、FXRのモジュレーションから恩恵を受けると思われる疾患、障害または状態の治療方法であって、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(III)、(IIIa)、(IIIb)、(IIIc)、(IIId)、(IIIe)、(IIIf)、(IV)、(IVa)、(IVb)もしくは(IVc)の化合物またはその医薬的に許容可能な塩もしくは溶媒和化合物を投与することを含む治療方法が存在し、ここでは、哺乳動物の疾患、障害または状態はインスリン非感受性である。いくつかの実施形態では、哺乳動物における、FXRのモジュレーションから恩恵を受けると思われる疾患、障害または状態の治療方法であって、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(III)、(IIIa)、(IIIb)、(IIIc)、(IIId)、(IIIe)、(IIIf)、(IV)、(IVa)、(IVb)もしくは(IVc)の化合物またはその医薬的に許容可能な塩もしくは溶媒和化合物を投与することを含む治療方法が存在し、ここでは、哺乳動物の疾患、障害または状態は高血糖である。いくつかの実施形態では、哺乳動物における、FXRのモジュレーションから恩恵を受けると思われる疾患、障害または状態の治療方法であって、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(III)、(IIIa)、(IIIb)、(IIIc)、(IIId)、(IIIe)、(IIIf)、(IV)、(IVa)、(IVb)もしくは(IVc)の化合物またはその医薬的に許容可能な塩もしくは溶媒和化合物を投与することを含む治療方法が存在し、ここでは、哺乳動物の疾患、障害または状態は胆汁うっ滞である。いくつかの実施形態では、哺乳動物における、FXRのモジュレーションから恩恵を受けると思われる疾患、障害または状態の治療方法であって、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(III)、(IIIa)、(IIIb)、(IIIc)、(IIId)、(IIIe)、(IIIf)、(IV)、(IVa)、(IVb)もしくは(IVc)の化合物またはその医薬的に許容可能な塩もしくは溶媒和化合物を投与することを含む治療方法が存在し、ここでは、哺乳
動物の疾患、障害または状態は肥満である。
いくつかの実施形態では、FXRまたはその一部を式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(III)、(IIIa)、(IIIb)、(IIIc)、(IIId)、(IIIe)、(IIIf)、(IV)、(IVa)、(IVb)もしくは(IVc)の化合物またはその医薬的に許容可能な塩もしくは溶媒和化合物と接触させることを含む、FXR活性のモジュレート方法が存在する。いくつかの実施形態では、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(III)、(IIIa)、(IIIb)、(IIIc)、(IIId)、(IIIe)、(IIIf)、(IV)、(IVa)、(IVb)もしくは(IVc)の化合物またはその医薬的に許容可能な塩もしくは溶媒和化合物はFXRのアゴニストである。いくつかの実施形態では、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(III)、(IIIa)、(IIIb)、(IIIc)、(IIId)、(IIIe)、(IIIf)、(IV)、(IVa)、(IVb)もしくは(IVc)の化合物またはその医薬的に許容可能な塩もしくは溶媒和化合物は、FXRの部分的アゴニストである。
いくつかの実施形態では、FXRのモジュレーションから恩恵を受けると思われる、哺乳動物の疾患、障害または状態は、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)、高脂血症、高コレステロール血症、高トリグリセリド血症、脂質異常症、リポジストロフィー、アテローム性動脈硬化症、アテローム性動脈硬化性疾患、アテローム性動脈硬化性疾患事象、アテローム性動脈硬化性心血管疾患、シンドロームX、真性糖尿病、II型糖尿病、インスリン非感受性、高血糖、胆汁うっ滞及び肥満から選択される。
化合物
一態様では、式(I)の化合物またはその医薬的に許容可能な塩もしくは溶媒和化合物が本明細書で提供される:
(式中:
R1は、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択され;
R2は、−CN、−C(=O)OR25、−C(=O)N(R25)R26、
及び
から成る群から選択され;またはR1及びR2は、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環もしくは場合により置換されているヘテロアリール環を形成し;
R3は、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル、場合により置換されているC3〜C10シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)、−C(=O)R20、−C(=O)OR20、−S(=O)2R20、−C(=O)N(R21)R22、−C(=O)N(R21)S(=O)2R24、−C(=O)N(R23)N(R21)R22、−C(=O)N(R23)N(R21)S(=O)2R24、−N(R23)C(=O)R20、−N(R23)C(=O)N(R21)R22、−N(R23)C(=O)N(R21)S(=O)2R24、−N(R20)C(=O)N(R23)N(R21)R22、−N(R20)C(=O)N(R23)N(R21)S(=O)2R24、−N(R23)C(=O)OR20、−P(=O)OR20及び−P(=O)(OR19)OR20から成る群から選択され;
R4及びR5は、それぞれ、水素、ハロゲン、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC1〜C6アルコキシ、場合により置換されているC2〜C6アルケニル及び場合により置換されているC2〜C6アルキニルから成る群から独立に選択され;またはR4及びR5は、これらが結合している炭素原子とともに、場合により置換されているC3〜C6シクロアルキル環もしくは場合により置換されているC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成し;
R6は、水素、ハロゲン、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル及び−C(=O)N(R27)R28から成る群から選択され;
R7は、水素、ハロゲン、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC1〜C6アルコキシ、場合により置換されているC2〜C6アルケニル及び場合により置換されているC2〜C6アルキニルから成る群から選択され;
R8は、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択され;
R9及びR10は、これらが結合している炭素原子と一緒になって、(R11)n及びR15で置換されているフェニル環を形成し;またはR9及びR10は、これらが結合している炭素原子と一緒になって、(R11)n及びR15で置換されている窒素含有6員ヘテロアリール環を形成し;またはR9及びR10は、これらが結合している炭素原子と一緒になって、(R11)p、(R12)q及びR15で置換されている5員ヘテロアリール環を形成し;
各R11は、ハロゲン、−CN、アミノ、アルキルアミノ、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6ハロアルコキシ、C3〜C8シクロアルキル、C2〜C9ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、−C(=O)OR12、−C(=O)N(R13)R14から成る群から独立に選択され;
各R12は、水素及びC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択され;
各R13及びR14は、それぞれ、水素及びC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択され;またはR13及びR14は、これらが結合している窒素原子とともに、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成し;
R15は、−OC(=J)OR16a、−N(R12)C(=J)OR16a、−OC(=J)N(H)R16a、−N(R12)C(=J)N(H)R16a、−OC(=J)N(H)(C2〜C6アルキル)R30、−N(R12)C(=J)O(C2〜C6アルキル)R30、−N(R12)C(=J)N(H)(C2〜C6アルキル)R30、−OC(=J)O(C2〜C6アルキル)R30、−C(=J)R31、−OC(=J)R31、−N(R12)C(=J)R31、−O(C2〜C6アルキル)R30、−N(R12)(C2〜C6アルキル)R30、−OS(=O)vR31、−N(R12)S(=O)vR31、−OS(=O)v(C2〜C6アルキル)R30または−N(R12)S(=O)v(C2〜C6アルキル)R30であり;
R30はR16a、R16bまたはR16cであり;
R31はR16aまたはR16cであり;
JはO、SまたはN(R12)であり;
R16aは、
であり;
R16bは、
または
であり;
R16cは
であり;
R17aはC1〜C6アルキルであり;
R17bは、フェニル、−C(=O)OHまたは−S(=O)2OHによって場合により置換されているC1〜C6アルキルであり;
R18は、水素、−OH、−(C0〜C6アルキル)−C(=O)OHまたはC1〜C6アルキルであり;
nは0、1または2であり;
pは0または1であり;
qは0または1であり;
vは1または2であり;
R19、R20及びR23は、それぞれ、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択され;
R21及びR22は、それぞれ、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択され;またはR21及びR22は、これらが結合している窒素原子とともに、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成し;
R24は、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール 場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択され;ならびに
R25及びR26は、それぞれ、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択され;
R27及びR28は、それぞれ、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択され;またはR27及びR28は、これらが結合している窒素原子とともに、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成する)。
一実施形態では、R4及びR5が、それぞれ、水素、ハロゲン及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(I)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5が、それぞれ、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(I)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ水素である、式(I)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5が、それぞれ独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(I)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれメチルである、式(I)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5が場合により置換されているC3〜C6シクロアルキル環または場合により置換されているC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(I)の化合物が存在する。いくつかの実施形態では、R4及びR5が場合により置換されているC3〜C6シクロアルキル環を形成する、式(I)の化合物が存在する。いくつかの実施形態では、R4及びR5が場合により置換されているC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(I)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R6及びR7が、それぞれ、水素、ハロゲン及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(I)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が、それぞれ、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(I)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が、それぞれ独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(I)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれメチルである、式(I)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ水素である、式(I)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)R20であり、R20が場合により置換されているアリールである、式(I)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)R20であり、R20が場合により置換されているヘテロアリールである、式(I)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)R20であり、R20が場合により置換されているアリールである、式(I)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)R20であり、R20が場合により置換されているヘテロアリールである、式(I)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−S(O)2R20であり、R20が場合により置換されているアリールである、式(I)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−S(O)2R20であり、R20が場合により置換されているヘテロアリールである、式(I)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−S(O)2R20であり、R20が場合により置換されているアリールである、式(I)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−S(O)2R20であり、R20が場合により置換されているヘテロアリールである、式(I)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)N(R21)R22であり、R21が水素であり、R22が場合により置換されているアリールである、式(I)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)N(R21)R22であり、R21が水素であり、R22が場合により置換されているヘテロアリールである、式(I)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)N(R21)R22であり、R21が水素であり、R22が場合により置換されているアリールである、式(I)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)N(R21)R22であり、R21が水素であり、R22が場合により置換されているヘテロアリールである、式(I)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、−CN、−C(O)OR25、−C(O)N(R25)R26、
及び
から成る群から選択される、式(I)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−CNである、式(I)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25である、式(I)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択される、式(I)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(I)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が水素である、式(I)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(I)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が無置換のC1〜C6アルキルである、式(I)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25がメチルである、式(I)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25がエチルである、式(I)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26である、式(I)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が、それぞれ、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択される、式(I)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が、それぞれ、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(I)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が水素である、式(I)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が、それぞれ独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(I)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、R26が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(I)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が、それぞれ独立に無置換のC1〜C6アルキルである、式(I)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、R26がメチルである、式(I)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26がメチルである、式(I)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26がエチルである、式(I)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
である、式(I)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(I)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25がメチルである、式(I)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(I)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25がエチルである、式(I)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
である、式(I)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(I)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25がメチルである、式(I)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(I)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25がエチルである、式(I)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択される、式(I)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が水素である、式(I)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(I)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1がメチルである、式(I)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が場合により置換されているC2〜C6アルケニルである、式(I)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が場合により置換されているC2〜C6アルキニルである、式(I)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環または場合により置換されているヘテロアリール環を形成する、式(I)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(I)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているヘテロアリール環を形成する、式(I)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択される、式(I)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から選択される、式(I)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(I)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8がメチルである、式(I)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(I)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8がエチルである、式(I)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(I)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が水素である、式(I)の化合物が存在する。
前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−OC(=J)OR16aである、式(I)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−N(R12)C(=J)OR16aである、式(I)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−OC(=J)N(H)R16aである、式(I)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−N(R12)C(=J)N(H)R16aである、式(I)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−OC(=J)N(H)(C2〜C6アルキル)R30である、式(I)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−N(R12)C(=J)O(C2〜C6アルキル)R30である、式(I)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−N(R12)C(=J)N(H)(C2〜C6アルキル)R30である、式(I)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−OC(=J)O(C2〜C6アルキル)R30である、式(I)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−C(=J)R31である、式(I)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−OC(=J)R31である、式(I)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−N(R12)C(=J)R31である、式(I)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−O(C2〜C6アルキル)R30である、式(I)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−N(R12)(C2〜C6アルキル)R30である、式(I)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−OS(=O)vR31である、式(I)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−N(R12)S(=O)vR31である、式(I)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−OS(=O)v(C2〜C6アルキル)R30である、式(I)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−N(R12)S(=O)v(C2〜C6アルキル)R30である、式(I)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R30がR16aである、式(I)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R30がR16bである、式(I)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R30がR16cである、式(I)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R31がR16aである、式(I)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R31がR16bである、式(I)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、JがOである、式(I)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、JがSである、式(I)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、JがN(R12)である、式(I)の化合物が存在する。
前述の実施形態の別の実施形態では、R16aが
である、式(I)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16aが
である、式(I)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16aが
である、式(I)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16bが
である、式(I)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16bが
である、式(I)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16bが
である、式(I)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16bが
である、式(I)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16bが
である、式(I)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16bが
である、式(I)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16bが
である、式(I)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16cが
である、式(I)の化合物が存在する。別の実施形態では、R16cが
である、式(I)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R17aがメチルである、式(I)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R17aがエチルである、式(I)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R17bが、フェニル、−C(=O)OHまたは−S(=O)2OHによって場合により置換されているメチルである、式(I)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R17aがフェニル、−C(=O)OHまたは−S(=O)2OHによって場合により置換されているエチルである、式(I)の化合物が存在する。
前述の実施形態の別の実施形態では、nが0である、式(I)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、nが1である、式(I)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、nが1であり、R11がC1〜C6アルキルである、式(I)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、nが1であり、R11がC1〜C6ハロアルキルである、式(I)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R15が、−OC(=J)OR16a、−N(R12)C(=J)OR16a、−OC(=J)N(H)R16a、−N(R12)C(=J)N(H)R16a、−OC(=J)N(H)(C1〜C6アルキル)R31、−N(R12)C(=J)O(C1〜C6アルキル)R31、−N(R12)C(=J)N(H)(C1〜C6アルキル)R31、−OC(=J)O(C1〜C6アルキル)R31、−C(=J)R31、−OC(=J)R31、−N(R12)C(=J)R31、−O(C1〜C6アルキル)R31、−N(R12)(C1〜C6アルキル)R31、−OS(=O)vR31、−N(R12)S(=O)vR31、−OS(=O)v(C1〜C6アルキル)R31または−N(R12)S(=O)v(C1〜C6アルキル)R31である、式(I)の化合物が存在する。
本明細書で提供されるいくつかの実施形態では、式(I)の化合物は、式(Ia)の構造またはその医薬的に許容可能な塩もしくは溶媒和化合物を有する:
(式中:
R1は、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択され;
R2は、−CN、−C(=O)OR25、−C(=O)N(R25)R26、
及び
から成る群から選択され;またはR1及びR2は、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環もしくは場合により置換されているヘテロアリール環を形成し;
R3は、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル、場合により置換されているC3〜C10シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)、−C(=O)R20、−C(=O)OR20、−S(=O)2R20、−C(=O)N(R21)R22、−C(=O)N(R21)S(=O)2R24、−C(=O)N(R23)N(R21)R22、−C(=O)N(R23)N(R21)S(=O)2R24、−N(R23)C(=O)R20、−N(R23)C(=O)N(R21)R22、−N(R23)C(=O)N(R21)S(=O)2R24、−N(R20)C(=O)N(R23)N(R21)R22、−N(R20)C(=O)N(R23)N(R21)S(=O)2R24、−N(R23)C(=O)OR20、−P(=O)OR20及び−P(=O)(OR19)OR20から成る群から選択され;
R4及びR5は、それぞれ、水素、ハロゲン、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC1〜C6アルコキシ、場合により置換されているC2〜C6アルケニル及び場合により置換されているC2〜C6アルキニルから成る群から独立に選択され;またはR4及びR5は、これらが結合している炭素原子とともに、場合により置換されているC3〜C6シクロアルキル環もしくは場合により置換されているC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成し;
R6は、水素、ハロゲン、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル及び−C(=O)N(R27)R28から成る群から選択され;
R7は、水素、ハロゲン、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC1〜C6アルコキシ、場合により置換されているC2〜C6アルケニル及び場合により置換されているC2〜C6アルキニルから成る群から選択され;
R8は、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択され;
各R11は、ハロゲン、−CN、アミノ、アルキルアミノ、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6ハロアルコキシ、C3〜C8シクロアルキル、C2〜C9ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、−C(=O)OR12、−C(=O)N(R13)R14から成る群から独立に選択され;
各R12は、水素及びC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択され;
各R13及びR14は、それぞれ、水素及びC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択され;またはR13及びR14は、これらが結合している窒素原子とともに、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成し;
R15は、−OC(=J)OR16a、−N(R12)C(=J)OR16a、−OC(=J)N(H)R16a、−N(R12)C(=J)N(H)R16a、−OC(=J)N(H)(C2〜C6アルキル)R30、−N(R12)C(=J)O(C2〜C6アルキル)R30、−N(R12)C(=J)N(H)(C2〜C6アルキル)R30、−OC(=J)O(C2〜C6アルキル)R30、−C(=J)R31、−OC(=J)R31、−N(R12)C(=J)R31、−O(C2〜C6アルキル)R30、−N(R12)(C2〜C6アルキル)R30、−OS(=O)vR31、−N(R12)S(=O)vR31、−OS(=O)v(C2〜C6アルキル)R30または−N(R12)S(=O)v(C2〜C6アルキル)R30であり;
R30はR16a、R16bまたはR16cであり;
R31はR16aまたはR16cであり;
JはO、SまたはN(R12)であり;
R16aは、
であり;
R16bは、
または
であり;
R16cは
であり;
R17aはC1〜C6アルキルであり;
R17bは、フェニル、−C(=O)OHまたは−S(=O)2OHによって場合により置換されているC1〜C6アルキルであり;
R18は、水素、−OH、−(C0〜C6アルキル)−C(=O)OHまたはC1〜C6アルキルであり;
nは0、1または2であり;
vは1または2であり;
R19、R20及びR23は、それぞれ、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択され;
R21及びR22は、それぞれ、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択され;またはR21及びR22は、これらが結合している窒素原子とともに、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成し;
R24は、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール 場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択され;ならびに
R25及びR26は、それぞれ、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択され;
R27及びR28は、それぞれ、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択され;またはR27及びR28は、これらが結合している窒素原子とともに、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成する)。
一実施形態では、R4及びR5が、それぞれ、水素、ハロゲン及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(Ia)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5が、それぞれ、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(Ia)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ水素である、式(Ia)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5が、それぞれ独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(Ia)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれメチルである、式(Ia)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5が場合により置換されているC3〜C6シクロアルキル環または場合により置換されているC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(Ia)の化合物が存在する。いくつかの実施形態では、R4及びR5が場合により置換されているC3〜C6シクロアルキル環を形成する、式(Ia)の化合物が存在する。いくつかの実施形態では、R4及びR5が場合により置換されているC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(Ia)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R6及びR7が、それぞれ、水素、ハロゲン及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(Ia)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が、それぞれ、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(Ia)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が、それぞれ独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(Ia)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれメチルである、式(Ia)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ水素である、式(Ia)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)R20であり、R20が場合により置換されているアリールである、式(Ia)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)R20であり、R20が場合により置換されているヘテロアリールである、式(Ia)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)R20であり、R20が場合により置換されているアリールである、式(Ia)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)R20であり、R20が場合により置換されているヘテロアリールである、式(Ia)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−S(O)2R20であり、R20が場合により置換されているアリールである、式(Ia)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−S(O)2R20であり、R20が場合により置換されているヘテロアリールである、式(Ia)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−S(O)2R20であり、R20が場合により置換されているアリールである、式(Ia)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−S(O)2R20であり、R20が場合により置換されているヘテロアリールである、式(Ia)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)N(R21)R22であり、R21が水素であり、R22が場合により置換されているアリールである、式(Ia)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)N(R21)R22であり、R21が水素であり、R22が場合により置換されているヘテロアリールである、式(Ia)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)N(R21)R22であり、R21が水素であり、R22が場合により置換されているアリールである、式(Ia)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)N(R21)R22であり、R21が水素であり、R22が場合により置換されているヘテロアリールである、式(Ia)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、−CN、−C(O)OR25、−C(O)N(R25)R26、
及び
から成る群から選択される、式(Ia)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−CNである、式(Ia)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25である、式(Ia)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択される、式(Ia)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(Ia)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が水素である、式(Ia)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(Ia)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が無置換のC1〜C6アルキルである、式(Ia)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25がメチルである、式(Ia)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25がエチルである、式(Ia)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26である、式(Ia)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が、それぞれ、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択される、式(Ia)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が、それぞれ、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(Ia)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が水素である、式(Ia)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が、それぞれ独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(Ia)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、R26が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(Ia)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が、それぞれ独立に無置換のC1〜C6アルキルである、式(Ia)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、R26がメチルである、式(Ia)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26がメチルである、式(Ia)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26がエチルである、式(Ia)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
である、式(Ia)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(Ia)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25がメチルである、式(Ia)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(Ia)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25がエチルである、式(Ia)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
である、式(Ia)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(Ia)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25がメチルである、式(Ia)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(Ia)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25がエチルである、式(Ia)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択される、式(Ia)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が水素である、式(Ia)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(Ia)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1がメチルである、式(Ia)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が場合により置換されているC2〜C6アルケニルである、式(Ia)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が場合により置換されているC2〜C6アルキニルである、式(Ia)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環または場合により置換されているヘテロアリール環を形成する、式(Ia)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(Ia)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているヘテロアリール環を形成する、式(Ia)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択される、式(Ia)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から選択される、式(Ia)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(Ia)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8がメチルである、式(Ia)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(Ia)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8がエチルである、式(Ia)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(Ia)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が水素である、式(Ia)の化合物が存在する。
前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−OC(=J)OR16aである、式(Ia)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−N(R12)C(=J)OR16aである、式(Ia)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−OC(=J)N(H)R16aである、式(Ia)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−N(R12)C(=J)N(H)R16aである、式(Ia)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−OC(=J)N(H)(C2〜C6アルキル)R30である、式(Ia)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−N(R12)C(=J)O(C2〜C6アルキル)R30である、式(Ia)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−N(R12)C(=J)N(H)(C2〜C6アルキル)R30である、式(Ia)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−OC(=J)O(C2〜C6アルキル)R30である、式(Ia)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−C(=J)R31である、式(Ia)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−OC(=J)R31である、式(Ia)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−N(R12)C(=J)R31である、式(Ia)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−O(C2〜C6アルキル)R30である、式(Ia)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−N(R12)(C2〜C6アルキル)R30である、式(Ia)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−OS(=O)vR31である、式(Ia)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−N(R12)S(=O)vR31である、式(Ia)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−OS(=O)v(C2〜C6アルキル)R30である、式(Ia)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−N(R12)S(=O)v(C2〜C6アルキル)R30である、式(Ia)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R30がR16aである、式(Ia)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R30がR16bである、式(Ia)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R30がR16cである、式(Ia)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R31がR16aである、式(Ia)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R31がR16bである、式(Ia)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、JがOである、式(Ia)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、JがSである、式(Ia)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、JがN(R12)である、式(Ia)の化合物が存在する。
前述の実施形態の別の実施形態では、R16aが
である、式(Ia)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16aが
である、式(Ia)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16aが
である、式(Ia)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16bが
である、式(Ia)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16bが
である、式(Ia)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16bが
である、式(Ia)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16bが
である、式(Ia)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16bが
である、式(Ia)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16bが
である、式(Ia)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16bが
である、式(Ia)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16cが
である、式(Ia)の化合物が存在する。別の実施形態では、R16cが
である、式(Ia)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R17aがメチルである、式(Ia)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R17aがエチルである、式(Ia)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R17bが、フェニル、−C(=O)OHまたは−S(=O)2OHによって場合により置換されているメチルである、式(Ia)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R17aが、フェニル、−C(=O)OHまたは−S(=O)2OHによって場合により置換されているエチルである、式(Ia)の化合物が存在する。
前述の実施形態の別の実施形態では、nが0である、式(Ia)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、nが1である、式(Ia)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、nが1であり、R11がC1〜C6アルキルである式(Ia)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、nが1であり、R11がC1〜C6ハロアルキルである、式(Ia)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R15が、−OC(=J)OR16a、−N(R12)C(=J)OR16a、−OC(=J)N(H)R16a、−N(R12)C(=J)N(H)R16a、−OC(=J)N(H)(C1〜C6アルキル)R31、−N(R12)C(=J)O(C1〜C6アルキル)R31、−N(R12)C(=J)N(H)(C1〜C6アルキル)R31、−OC(=J)O(C1〜C6アルキル)R31、−C(=J)R31、−OC(=J)R31、−N(R12)C(=J)R31、−O(C1〜C6アルキル)R31、−N(R12)(C1〜C6アルキル)R31、−OS(=O)vR31、−N(R12)S(=O)vR31、−OS(=O)v(C1〜C6アルキル)R31または−N(R12)S(=O)v(C1〜C6アルキル)R31である、式(Ia)の化合物が存在する。
本明細書で提供されるいくつかの実施形態では、式(I)の化合物は、式(Ib)の構造またはその医薬的に許容可能な塩もしくは溶媒和化合物を有する:
(式中:
R1は、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択され;
R2は、−CN、−C(=O)OR25、−C(=O)N(R25)R26、
及び
から成る群から選択され;またはR1及びR2は、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環もしくは場合により置換されているヘテロアリール環を形成し;
R3は、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル、場合により置換されているC3〜C10シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)、−C(=O)R20、−C(=O)OR20、−S(=O)2R20、−C(=O)N(R21)R22、−C(=O)N(R21)S(=O)2R24、−C(=O)N(R23)N(R21)R22、−C(=O)N(R23)N(R21)S(=O)2R24、−N(R23)C(=O)R20、−N(R23)C(=O)N(R21)R22、−N(R23)C(=O)N(R21)S(=O)2R24、−N(R20)C(=O)N(R23)N(R21)R22、−N(R20)C(=O)N(R23)N(R21)S(=O)2R24、−N(R23)C(=O)OR20、−P(=O)OR20及び−P(=O)(OR19)OR20から成る群から選択され;
R4及びR5は、それぞれ、水素、ハロゲン、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC1〜C6アルコキシ、場合により置換されているC2〜C6アルケニル及び場合により置換されているC2〜C6アルキニルから成る群から独立に選択され;またはR4及びR5は、これらが結合している炭素原子とともに、場合により置換されているC3〜C6シクロアルキル環もしくは場合により置換されているC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成し;
R6は、水素、ハロゲン、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル及び−C(=O)N(R27)R28から成る群から選択され;
R7は、水素、ハロゲン、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC1〜C6アルコキシ、場合により置換されているC2〜C6アルケニル及び場合により置換されているC2〜C6アルキニルから成る群から選択され;
R8は、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択され;
各R11は、ハロゲン、−CN、アミノ、アルキルアミノ、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6ハロアルコキシ、C3〜C8シクロアルキル、C2〜C9ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、−C(=O)OR12、−C(=O)N(R13)R14から成る群から独立に選択され;
各R12は、水素及びC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択され;
各R13及びR14は、それぞれ、水素及びC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択され;またはR13及びR14は、これらが結合している窒素原子とともに、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成し;
R15は、−OC(=J)OR16a、−N(R12)C(=J)OR16a、−OC(=J)N(H)R16a、−N(R12)C(=J)N(H)R16a、−OC(=J)N(H)(C2〜C6アルキル)R30、−N(R12)C(=J)O(C2〜C6アルキル)R30、−N(R12)C(=J)N(H)(C2〜C6アルキル)R30、−OC(=J)O(C2〜C6アルキル)R30、−C(=J)R31、−OC(=J)R31、−N(R12)C(=J)R31、−O(C2〜C6アルキル)R30、−N(R12)(C2〜C6アルキル)R30、−OS(=O)vR31、−N(R12)S(=O)vR31、−OS(=O)v(C2〜C6アルキル)R30または−N(R12)S(=O)v(C2〜C6アルキル)R30であり;
R30はR16a、R16bまたはR16cであり;
R31はR16aまたはR16cであり;
JはO、SまたはN(R12)であり;
R16aは、
であり;
R16bは、
または
であり;
R16cは
であり;
R17aはC1〜C6アルキルであり;
R17bは、フェニル、−C(=O)OHまたは−S(=O)2OHによって場合により置換されているC1〜C6アルキルであり;
R18は、水素、−OH、−(C0〜C6アルキル)−C(=O)OHまたはC1〜C6アルキルであり;
nは0、1または2であり;
vは1または2であり;
R19、R20及びR23は、それぞれ、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択され;
R21及びR22は、それぞれ、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択され;またはR21及びR22は、これらが結合している窒素原子とともに、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成し;
R24は、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール 場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択され;ならびに
R25及びR26は、それぞれ、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択され;
R27及びR28は、それぞれ、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択され;またはR27及びR28は、これらが結合している窒素原子とともに、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成する)。
一実施形態では、R4及びR5が、それぞれ、水素、ハロゲン及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(Ib)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5が、それぞれ、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(Ib)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ水素である、式(Ib)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5が、それぞれ独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(Ib)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれメチルである、式(Ib)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5が、場合により置換されているC3〜C6シクロアルキル環または場合により置換されているC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(Ib)の化合物が存在する。いくつかの実施形態では、R4及びR5が、場合により置換されているC3〜C6シクロアルキル環を形成する、式(Ib)の化合物が存在する。いくつかの実施形態では、R4及びR5が、場合により置換されているC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(Ib)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R6及びR7が、それぞれ、水素、ハロゲン及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(Ib)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が、それぞれ、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(Ib)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が、それぞれ独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(Ib)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれメチルである、式(Ib)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ水素である、式(Ib)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)R20であり、R20が場合により置換されているアリールである、式(Ib)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)R20であり、R20が場合により置換されているヘテロアリールである、式(Ib)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)R20であり、R20が場合により置換されているアリールである、式(Ib)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)R20であり、R20が場合により置換されているヘテロアリールである、式(Ib)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−S(O)2R20であり、R20が場合により置換されているアリールである、式(Ib)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−S(O)2R20であり、R20が場合により置換されているヘテロアリールである、式(Ib)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−S(O)2R20であり、R20が場合により置換されているアリールである、式(Ib)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−S(O)2R20であり、R20が場合により置換されているヘテロアリールである、式(Ib)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)N(R21)R22であり、R21が水素であり、R22が場合により置換されているアリールである、式(Ib)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)N(R21)R22であり、R21が水素であり、R22が場合により置換されているヘテロアリールである、式(Ib)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)N(R21)R22であり、R21が水素であり、R22が場合により置換されているアリールである、式(Ib)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)N(R21)R22であり、R21が水素であり、R22が場合により置換されているヘテロアリールである、式(Ib)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、−CN、−C(O)OR25、−C(O)N(R25)R26、
及び
から成る群から選択される、式(Ib)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−CNである、式(Ib)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25である、式(Ib)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択される、式(Ib)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(Ib)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が水素である、式(Ib)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(Ib)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が無置換のC1〜C6アルキルである、式(Ib)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25がメチルである、式(Ib)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25がエチルである、式(Ib)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26である、式(Ib)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が、それぞれ、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択される、式(Ib)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が、それぞれ、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(Ib)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が水素である、式(Ib)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が、それぞれ独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(Ib)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、R26が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(Ib)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が、それぞれ独立に無置換のC1〜C6アルキルである、式(Ib)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、R26がメチルである、式(Ib)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26がメチルである、式(Ib)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26がエチルである、式(Ib)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
である、式(Ib)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(Ib)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25がメチルである、式(Ib)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(Ib)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25がエチルである、式(Ib)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
である、式(Ib)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(Ib)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25がメチルである、式(Ib)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(Ib)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25がエチルである、式(Ib)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択される、式(Ib)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が水素である、式(Ib)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(Ib)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1がメチルである、式(Ib)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が場合により置換されているC2〜C6アルケニルである、式(Ib)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が場合により置換されているC2〜C6アルキニルである、式(Ib)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環または場合により置換されているヘテロアリール環を形成する、式(Ib)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(Ib)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているヘテロアリール環を形成する、式(Ib)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択される、式(Ib)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から選択される、式(Ib)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(Ib)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8がメチルである、式(Ib)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(Ib)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8がエチルである、式(Ib)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(Ib)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が水素である、式(Ib)の化合物が存在する。
前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−OC(=J)OR16aである、式(Ib)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−N(R12)C(=J)OR16aである、式(Ib)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−OC(=J)N(H)R16aである、式(Ib)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−N(R12)C(=J)N(H)R16aである、式(Ib)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−OC(=J)N(H)(C2〜C6アルキル)R30である、式(Ib)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−N(R12)C(=J)O(C2〜C6アルキル)R30である、式(Ib)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−N(R12)C(=J)N(H)(C2〜C6アルキル)R30である、式(Ib)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−OC(=J)O(C2〜C6アルキル)R30である、式(Ib)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−C(=J)R31である、式(Ib)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−OC(=J)R31である、式(Ib)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−N(R12)C(=J)R31である、式(Ib)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−O(C2〜C6アルキル)R30である、式(Ib)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−N(R12)(C2〜C6アルキル)R30である、式(Ib)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−OS(=O)vR31である、式(Ib)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−N(R12)S(=O)vR31である、式(Ib)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−OS(=O)v(C2〜C6アルキル)R30である、式(Ib)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−N(R12)S(=O)v(C2〜C6アルキル)R30である、式(Ib)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R30がR16aである、式(Ib)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R30がR16bである、式(Ib)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R30がR16cである、式(Ib)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R31がR16aである、式(Ib)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R31がR16bである、式(Ib)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、JがOである、式(Ib)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、JがSである、式(Ib)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、JがN(R12)である、式(Ib)の化合物が存在する。
前述の実施形態の別の実施形態では、R16aが
である、式(Ib)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16aが
である、式(Ib)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16aが
である、式(Ib)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16bが
である、式(Ib)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16bが
である、式(Ib)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16bが
である、式(Ib)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16bが
である、式(Ib)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16bが
である、式(Ib)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16bが
である、式(Ib)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16bが
である、式(Ib)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16cが
である、式(Ib)の化合物が存在する。別の実施形態では、R16cが
である、式(Ib)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R17aがメチルである、式(Ib)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R17aがエチルである、式(Ib)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R17bが、フェニル、−C(=O)OHまたは−S(=O)2OHによって場合により置換されているメチルである、式(Ib)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R17aが、フェニル、−C(=O)OHまたは−S(=O)2OHによって場合により置換されているエチルである、式(Ib)の化合物が存在する。
前述の実施形態の別の実施形態では、nが0である、式(Ib)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、nが1である、式(Ib)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、nが1であり、R11がC1〜C6アルキルである、式(Ib)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、nが1であり、R11がC1〜C6ハロアルキルである、式(Ib)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R15が−OC(=J)OR16a、−N(R12)C(=J)OR16a、−OC(=J)N(H)R16a、−N(R12)C(=J)N(H)R16a、−OC(=J)N(H)(C1〜C6アルキル)R31、−N(R12)C(=J)O(C1〜C6アルキル)R31、−N(R12)C(=J)N(H)(C1〜C6アルキル)R31、−OC(=J)O(C1〜C6アルキル)R31、−C(=J)R31、−OC(=J)R31、−N(R12)C(=J)R31、−O(C1〜C6アルキル)R31、−N(R12)(C1〜C6アルキル)R31、−OS(=O)vR31、−N(R12)S(=O)vR31、−OS(=O)v(C1〜C6アルキル)R31または−N(R12)S(=O)v(C1〜C6アルキル)R31である、式(Ib)の化合物が存在する。
本明細書で提供されるいくつかの実施形態では、式(I)の化合物は、式(Ic)の構造またはその医薬的に許容可能な塩もしくは溶媒和化合物を有する:
(式中:
R1は、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択され;
R2は、−CN、−C(=O)OR25、−C(=O)N(R25)R26、
及び
から成る群から選択され;またはR1及びR2は、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環もしくは場合により置換されているヘテロアリール環を形成し;
R3は、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル、場合により置換されているC3〜C10シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)、−C(=O)R20、−C(=O)OR20、−S(=O)2R20、−C(=O)N(R21)R22、−C(=O)N(R21)S(=O)2R24、−C(=O)N(R23)N(R21)R22、−C(=O)N(R23)N(R21)S(=O)2R24、−N(R23)C(=O)R20、−N(R23)C(=O)N(R21)R22、−N(R23)C(=O)N(R21)S(=O)2R24、−N(R20)C(=O)N(R23)N(R21)R22、−N(R20)C(=O)N(R23)N(R21)S(=O)2R24、−N(R23)C(=O)OR20、−P(=O)OR20及び−P(=O)(OR19)OR20から成る群から選択され;
R4及びR5は、それぞれ、水素、ハロゲン、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC1〜C6アルコキシ、場合により置換されているC2〜C6アルケニル及び場合により置換されているC2〜C6アルキニルから成る群から独立に選択され;またはR4及びR5は、これらが結合している炭素原子とともに、場合により置換されているC3〜C6シクロアルキル環もしくは場合により置換されているC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成し;
R6は、水素、ハロゲン、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル及び−C(=O)N(R27)R28から成る群から選択され;
R7は、水素、ハロゲン、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC1〜C6アルコキシ、場合により置換されているC2〜C6アルケニル及び場合により置換されているC2〜C6アルキニルから成る群から選択され;
R8は、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択され;
各R11は、ハロゲン、−CN、アミノ、アルキルアミノ、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6ハロアルコキシ、C3〜C8シクロアルキル、C2〜C9ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、−C(=O)OR12、−C(=O)N(R13)R14から成る群から独立に選択され;
各R12は、水素及びC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択され;
各R13及びR14は、それぞれ、水素及びC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択され;またはR13及びR14は、これらが結合している窒素原子とともに、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成し;
R15は、−OC(=J)OR16a、−N(R12)C(=J)OR16a、−OC(=J)N(H)R16a、−N(R12)C(=J)N(H)R16a、−OC(=J)N(H)(C2〜C6アルキル)R30、−N(R12)C(=J)O(C2〜C6アルキル)R30、−N(R12)C(=J)N(H)(C2〜C6アルキル)R30、−OC(=J)O(C2〜C6アルキル)R30、−C(=J)R31、−OC(=J)R31、−N(R12)C(=J)R31、−O(C2〜C6アルキル)R30、−N(R12)(C2〜C6アルキル)R30、−OS(=O)vR31、−N(R12)S(=O)vR31、−OS(=O)v(C2〜C6アルキル)R30または−N(R12)S(=O)v(C2〜C6アルキル)R30であり;
R30はR16a、R16bまたはR16cであり;
R31はR16aまたはR16cであり;
JはO、SまたはN(R12)であり;
R16aは、
であり;
R16bは、
または
であり;
R16cは
であり;
R17aはC1〜C6アルキルであり;
R17bは、フェニル、−C(=O)OHまたは−S(=O)2OHによって場合により置換されているC1〜C6アルキルであり;
R18は、水素、−OH、−(C0〜C6アルキル)−C(=O)OHまたはC1〜C6アルキルであり;
nは0、1または2であり;
vは1または2であり;
R19、R20及びR23は、それぞれ、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択され;
R21及びR22は、それぞれ、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択され;またはR21及びR22は、これらが結合している窒素原子とともに、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成し;
R24は、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール 場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択され;ならびに
R25及びR26は、それぞれ、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択され;
R27及びR28は、それぞれ、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択され;またはR27及びR28は、これらが結合している窒素原子とともに、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成する)。
一実施形態では、R4及びR5が、それぞれ、水素、ハロゲン及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(Ic)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5が、それぞれ、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(Ic)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ水素である、式(Ic)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5が、それぞれ独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(Ic)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれメチルである、式(Ic)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5が、場合により置換されているC3〜C6シクロアルキル環または場合により置換されているC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(Ic)の化合物が存在する。いくつかの実施形態では、R4及びR5が場合により置換されているC3〜C6シクロアルキル環を形成する、式(Ic)の化合物が存在する。いくつかの実施形態では、R4及びR5が場合により置換されているC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(Ic)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R6及びR7が、それぞれ、水素、ハロゲン及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(Ic)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が、それぞれ、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(Ic)の化合物が存在する。別の実施形態ではR6及びR7が、それぞれ独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(Ic)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれメチルである、式(Ic)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ水素である、式(Ic)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)R20であり、R20が場合により置換されているアリールである、式(Ic)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)R20であり、R20が場合により置換されているヘテロアリールである、式(Ic)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)R20であり、R20が場合により置換されているアリールである、式(Ic)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)R20であり、R20が場合により置換されているヘテロアリールである、式(Ic)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−S(O)2R20であり、R20が場合により置換されているアリールである、式(Ic)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−S(O)2R20であり、R20が場合により置換されているヘテロアリールである、式(Ic)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−S(O)2R20であり、R20が場合により置換されているアリールである、式(Ic)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−S(O)2R20であり、R20が場合により置換されているヘテロアリールである、式(Ic)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)N(R21)R22であり、R21が水素であり、R22が場合により置換されているアリールである、式(Ic)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)N(R21)R22であり、R21が水素であり、R22が場合により置換されているヘテロアリールである、式(Ic)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)N(R21)R22であり、R21が水素であり、R22が場合により置換されているアリールである、式(Ic)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)N(R21)R22であり、R21が水素であり、R22が場合により置換されているヘテロアリールである、式(Ic)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、−CN、−C(O)OR25、−C(O)N(R25)R26、
及び
から成る群から選択される、式(Ic)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−CNである、式(Ic)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25である、式(Ic)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択される、式(Ic)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(Ic)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が水素である、式(Ic)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(Ic)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が無置換のC1〜C6アルキルである、式(Ic)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25がメチルである、式(Ic)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25がエチルである、式(Ic)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26である、式(Ic)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が、それぞれ、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択される、式(Ic)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が、それぞれ、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(Ic)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が水素である、式(Ic)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が、それぞれ独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(Ic)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、R26が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(Ic)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が、それぞれ独立に無置換のC1〜C6アルキルである、式(Ic)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、R26がメチルである、式(Ic)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26がメチルである、式(Ic)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26がエチルである、式(Ic)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
である、式(Ic)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(Ic)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25がメチルである、式(Ic)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(Ic)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25がエチルである、式(Ic)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
である、式(Ic)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(Ic)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25がメチルである、式(Ic)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(Ic)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25がエチルである、式(Ic)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択される、式(Ic)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が水素である、式(Ic)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(Ic)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1がメチルである、式(Ic)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が場合により置換されているC2〜C6アルケニルである、式(Ic)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が場合により置換されているC2〜C6アルキニルである、式(Ic)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環または場合により置換されているヘテロアリール環を形成する、式(Ic)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(Ic)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているヘテロアリール環を形成する、式(Ic)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択される、式(Ic)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から選択される、式(Ic)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(Ic)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8がメチルである、式(Ic)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(Ic)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8がエチルである、式(Ic)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(Ic)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が水素である、式(Ic)の化合物が存在する。
前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−OC(=J)OR16aである、式(Ic)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−N(R12)C(=J)OR16aである、式(Ic)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−OC(=J)N(H)R16aである、式(Ic)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−N(R12)C(=J)N(H)R16aである、式(Ic)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−OC(=J)N(H)(C2〜C6アルキル)R30である、式(Ic)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−N(R12)C(=J)O(C2〜C6アルキル)R30である、式(Ic)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−N(R12)C(=J)N(H)(C2〜C6アルキル)R30である、式(Ic)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−OC(=J)O(C2〜C6アルキル)R30である、式(Ic)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−C(=J)R31である、式(Ic)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−OC(=J)R31である、式(Ic)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−N(R12)C(=J)R31である、式(Ic)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−O(C2〜C6アルキル)R30である、式(Ic)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−N(R12)(C2〜C6アルキル)R30である、式(Ic)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−OS(=O)vR31である、式(Ic)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−N(R12)S(=O)vR31である、式(Ic)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−OS(=O)v(C2〜C6アルキル)R30である、式(Ic)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−N(R12)S(=O)v(C2〜C6アルキル)R30である、式(Ic)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R30がR16aである、式(Ic)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R30がR16bである、式(Ic)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R30がR16cである、式(Ic)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R31がR16aである、式(Ic)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R31がR16bである、式(Ic)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、JがOである、式(Ic)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、JがSである、式(Ic)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、JがN(R12)である、式(Ic)の化合物が存在する。
前述の実施形態の別の実施形態では、R16aが
である、式(Ic)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16aが
である、式(Ic)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16aが
である、式(Ic)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16bが
である、式(Ic)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16bが
である、式(Ic)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16bが
である、式(Ic)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16bが
である、式(Ic)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16bが
である、式(Ic)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16bが
である、式(Ic)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16bが
である、式(Ic)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16cが
である、式(Ic)の化合物が存在する。別の実施形態では、R16cが
である、式(Ic)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R17aがメチルである、式(Ic)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R17aがエチルである、式(Ic)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R17bが、フェニル、−C(=O)OHまたは−S(=O)2OHによって場合により置換されているメチルである、式(Ic)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R17aが、フェニル、−C(=O)OHまたは−S(=O)2OHによって場合により置換されているエチルである、式(Ic)の化合物が存在する。
前述の実施形態の別の実施形態では、nが0である、式(Ic)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、nが1である、式(Ic)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、nが1であり、R11がC1〜C6アルキルである、式(Ic)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、nが1であり、R11がC1〜C6ハロアルキルである、式(Ic)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R15が、−OC(=J)OR16a、−N(R12)C(=J)OR16a、−OC(=J)N(H)R16a、−N(R12)C(=J)N(H)R16a、−OC(=J)N(H)(C1〜C6アルキル)R31、−N(R12)C(=J)O(C1〜C6アルキル)R31、−N(R12)C(=J)N(H)(C1〜C6アルキル)R31、−OC(=J)O(C1〜C6アルキル)R31、−C(=J)R31、−OC(=J)R31、−N(R12)C(=J)R31、−O(C1〜C6アルキル)R31、−N(R12)(C1〜C6アルキル)R31、−OS(=O)vR31、−N(R12)S(=O)vR31、−OS(=O)v(C1〜C6アルキル)R31または−N(R12)S(=O)v(C1〜C6アルキル)R31である、式(Ic)の化合物が存在する。
本明細書で提供されるいくつかの実施形態では、式(I)の化合物は、式(Id)の構造またはその医薬的に許容可能な塩もしくは溶媒和化合物を有する:
(式中:
R1は、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択され;
R2は、−CN、−C(=O)OR25、−C(=O)N(R25)R26、
及び
から成る群から選択され;またはR1及びR2は、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環もしくは場合により置換されているヘテロアリール環を形成し;
R3は、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル、場合により置換されているC3〜C10シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)、−C(=O)R20、−C(=O)OR20、−S(=O)2R20、−C(=O)N(R21)R22、−C(=O)N(R21)S(=O)2R24、−C(=O)N(R23)N(R21)R22、−C(=O)N(R23)N(R21)S(=O)2R24、−N(R23)C(=O)R20、−N(R23)C(=O)N(R21)R22、−N(R23)C(=O)N(R21)S(=O)2R24、−N(R20)C(=O)N(R23)N(R21)R22、−N(R20)C(=O)N(R23)N(R21)S(=O)2R24、−N(R23)C(=O)OR20、−P(=O)OR20及び−P(=O)(OR19)OR20から成る群から選択され;
R4及びR5は、それぞれ、水素、ハロゲン、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC1〜C6アルコキシ、場合により置換されているC2〜C6アルケニル及び場合により置換されているC2〜C6アルキニルから成る群から独立に選択され;またはR4及びR5は、これらが結合している炭素原子とともに、場合により置換されているC3〜C6シクロアルキル環もしくは場合により置換されているC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成し;
R6は、水素、ハロゲン、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル及び−C(=O)N(R27)R28から成る群から選択され;
R7は、水素、ハロゲン、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC1〜C6アルコキシ、場合により置換されているC2〜C6アルケニル及び場合により置換されているC2〜C6アルキニルから成る群から選択され;
R8は、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択され;
各R11は、ハロゲン、−CN、アミノ、アルキルアミノ、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6ハロアルコキシ、C3〜C8シクロアルキル、C2〜C9ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、−C(=O)OR12、−C(=O)N(R13)R14から成る群から独立に選択され;
各R12は、水素及びC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択され;
各R13及びR14は、それぞれ、水素及びC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択され;またはR13及びR14は、これらが結合している窒素原子とともに、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成し;
R15は、−OC(=J)OR16a、−N(R12)C(=J)OR16a、−OC(=J)N(H)R16a、−N(R12)C(=J)N(H)R16a、−OC(=J)N(H)(C2〜C6アルキル)R30、−N(R12)C(=J)O(C2〜C6アルキル)R30、−N(R12)C(=J)N(H)(C2〜C6アルキル)R30、−OC(=J)O(C2〜C6アルキル)R30、−C(=J)R31、−OC(=J)R31、−N(R12)C(=J)R31、−O(C2〜C6アルキル)R30、−N(R12)(C2〜C6アルキル)R30、−OS(=O)vR31、−N(R12)S(=O)vR31、−OS(=O)v(C2〜C6アルキル)R30または−N(R12)S(=O)v(C2〜C6アルキル)R30であり;
R30はR16a、R16bまたはR16cであり;
R31はR16aまたはR16cであり;
JはO、SまたはN(R12)であり;
R16aは、
であり;
R16bは、
または
であり;
R16cは
であり;
R17aはC1〜C6アルキルであり;
R17bは、フェニル、−C(=O)OHまたは−S(=O)2OHによって場合により置換されているC1〜C6アルキルであり;
R18は、水素、−OH、−(C0〜C6アルキル)−C(=O)OHまたはC1〜C6アルキルであり;
nは0、1または2であり;
vは1または2であり;
R19、R20及びR23は、それぞれ、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択され;
R21及びR22は、それぞれ、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択され;またはR21及びR22は、これらが結合している窒素原子とともに、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成し;
R24は、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール 場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択され;ならびに
R25及びR26は、それぞれ、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択され;
R27及びR28は、それぞれ、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択され;またはR27及びR28は、これらが結合している窒素原子とともに、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成する)。
別の実施形態では、R4及びR5が、それぞれ、水素、ハロゲン及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(Id)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5が、それぞれ、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(Id)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ水素である、式(Id)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5が、それぞれ独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(Id)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれメチルである、式(Id)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5が、場合により置換されているC3〜C6シクロアルキル環または場合により置換されているC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(Id)の化合物が存在する。いくつかの実施形態では、R4及びR5が、場合により置換されているC3〜C6シクロアルキル環を形成する、式(Id)の化合物が存在する。いくつかの実施形態では、R4及びR5が、場合により置換されているC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する式(Id)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R6及びR7が、それぞれ、水素、ハロゲン及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(Id)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が、それぞれ、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(Id)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が、それぞれ独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(Id)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれメチルである、式(Id)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ水素である、式(Id)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)R20であり、R20が場合により置換されているアリールである、式(Id)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)R20であり、R20が場合により置換されているヘテロアリールである、式(Id)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)R20であり、R20が場合により置換されているアリールである、式(Id)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)R20であり、R20が場合により置換されているヘテロアリールである、式(Id)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−S(O)2R20であり、R20が場合により置換されているアリールである、式(Id)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−S(O)2R20であり、R20が場合により置換されているヘテロアリールである、式(Id)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−S(O)2R20であり、R20が場合により置換されているアリールである、式(Id)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−S(O)2R20であり、R20が場合により置換されているヘテロアリールである、式(Id)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)N(R21)R22であり、R21が水素であり、R22が場合により置換されているアリールである、式(Id)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)N(R21)R22であり、R21が水素であり、R22が場合により置換されているヘテロアリールである、式(Id)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)N(R21)R22であり、R21が水素であり、R22が場合により置換されているアリールである、式(Id)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)N(R21)R22であり、R21が水素であり、R22が場合により置換されているヘテロアリールである、式(Id)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、−CN、−C(O)OR25、−C(O)N(R25)R26、
及び
から成る群から選択される、式(Id)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−CNである、式(Id)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25である、式(Id)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択される、式(Id)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(Id)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が水素である、式(Id)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(Id)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が無置換のC1〜C6アルキルである、式(Id)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25がメチルである、式(Id)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25がエチルである、式(Id)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26である、式(Id)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が、それぞれ、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択される、式(Id)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が、それぞれ、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(Id)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が水素である、式(Id)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が、それぞれ独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(Id)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、R26が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(Id)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が、それぞれ独立に無置換のC1〜C6アルキルである、式(Id)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、R26がメチルである、式(Id)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26がメチルである、式(Id)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26がエチルである、式(Id)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
である、式(Id)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(Id)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25がメチルである、式(Id)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(Id)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25がエチルである、式(Id)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
である、式(Id)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(Id)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25がメチルである、式(Id)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(Id)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25がエチルである、式(Id)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択される、式(Id)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が水素である、式(Id)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(Id)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1がメチルである、式(Id)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が場合により置換されているC2〜C6アルケニルである、式(Id)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が場合により置換されているC2〜C6アルキニルである、式(Id)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環または場合により置換されているヘテロアリール環を形成する、式(Id)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(Id)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているヘテロアリール環を形成する、式(Id)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択される、式(Id)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から選択される、式(Id)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(Id)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8がメチルである、式(Id)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(Id)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8がエチルである、式(Id)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(Id)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が水素である、式(Id)の化合物が存在する。
前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−OC(=J)OR16aである、式(Id)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−N(R12)C(=J)OR16aである、式(Id)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−OC(=J)N(H)R16aである、式(Id)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−N(R12)C(=J)N(H)R16aである、式(Id)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−OC(=J)N(H)(C2〜C6アルキル)R30である、式(Id)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−N(R12)C(=J)O(C2〜C6アルキル)R30である、式(Id)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−N(R12)C(=J)N(H)(C2〜C6アルキル)R30である、式(Id)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−OC(=J)O(C2〜C6アルキル)R30である、式(Id)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−C(=J)R31である、式(Id)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−OC(=J)R31である、式(Id)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−N(R12)C(=J)R31である、式(Id)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−O(C2〜C6アルキル)R30である、式(Id)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−N(R12)(C2〜C6アルキル)R30である、式(Id)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−OS(=O)vR31である、式(Id)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−N(R12)S(=O)vR31である、式(Id)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−OS(=O)v(C2〜C6アルキル)R30である、式(Id)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−N(R12)S(=O)v(C2〜C6アルキル)R30である、式(Id)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R30がR16aである、式(Id)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R30がR16bである、式(Id)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R30がR16cである、式(Id)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R31がR16aである、式(Id)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R31がR16bである、式(Id)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、JがOである、式(Id)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、JがSである、式(Id)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、JがN(R12)である、式(Id)の化合物が存在する。
前述の実施形態の別の実施形態では、R16aが
である、式(Id)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16aが
である、式(Id)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16aが
である、式(Id)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16bが
である、式(Id)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16bが
である、式(Id)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16bが
である、式(Id)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16bが
である、式(Id)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16bが
である、式(Id)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16bが
である、式(Id)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16bが
である、式(Id)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16cが
である、式(Id)の化合物が存在する。別の実施形態では、R16cが
である、式(Id)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R17aがメチルである、式(Id)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R17aがエチルである、式(Id)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R17bが、フェニル、−C(=O)OHまたは−S(=O)2OHによって場合により置換されているメチルである、式(Id)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R17aが、フェニル、−C(=O)OHまたは−S(=O)2OHによって場合により置換されているエチルである、式(Id)の化合物が存在する。
前述の実施形態の別の実施形態では、nが0である、式(Id)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、nが1である、式(Id)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、nが1であり、R11がC1〜C6アルキルである、式(Id)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、nが1であり、R11がC1〜C6ハロアルキルである、式(Id)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R15が、−OC(=J)OR16a、−N(R12)C(=J)OR16a、−OC(=J)N(H)R16a、−N(R12)C(=J)N(H)R16a、−OC(=J)N(H)(C1〜C6アルキル)R31、−N(R12)C(=J)O(C1〜C6アルキル)R31、−N(R12)C(=J)N(H)(C1〜C6アルキル)R31、−OC(=J)O(C1〜C6アルキル)R31、−C(=J)R31、−OC(=J)R31、−N(R12)C(=J)R31、−O(C1〜C6アルキル)R31、−N(R12)(C1〜C6アルキル)R31、−OS(=O)vR31、−N(R12)S(=O)vR31、−OS(=O)v(C1〜C6アルキル)R31または−N(R12)S(=O)v(C1〜C6アルキル)R31である、式(Id)の化合物が存在する。
本明細書で提供されるいくつかの実施形態では、式(I)の化合物は、式(Ie)の構造またはその医薬的に許容可能な塩もしくは溶媒和化合物を有する:
(式中:
R1は、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択され;
R2は、−CN、−C(=O)OR25、−C(=O)N(R25)R26、
及び
から成る群から選択され;またはR1及びR2は、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環もしくは場合により置換されているヘテロアリール環を形成し;
R3は、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル、場合により置換されているC3〜C10シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)、−C(=O)R20、−C(=O)OR20、−S(=O)2R20、−C(=O)N(R21)R22、−C(=O)N(R21)S(=O)2R24、−C(=O)N(R23)N(R21)R22、−C(=O)N(R23)N(R21)S(=O)2R24、−N(R23)C(=O)R20、−N(R23)C(=O)N(R21)R22、−N(R23)C(=O)N(R21)S(=O)2R24、−N(R20)C(=O)N(R23)N(R21)R22、−N(R20)C(=O)N(R23)N(R21)S(=O)2R24、−N(R23)C(=O)OR20、−P(=O)OR20及び−P(=O)(OR19)OR20から成る群から選択され;
R4及びR5は、それぞれ、水素、ハロゲン、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC1〜C6アルコキシ、場合により置換されているC2〜C6アルケニル及び場合により置換されているC2〜C6アルキニルから成る群から独立に選択され;またはR4及びR5は、これらが結合している炭素原子とともに、場合により置換されているC3〜C6シクロアルキル環もしくは場合により置換されているC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成し;
R6は、水素、ハロゲン、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル及び−C(=O)N(R27)R28から成る群から選択され;
R7は、水素、ハロゲン、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC1〜C6アルコキシ、場合により置換されているC2〜C6アルケニル及び場合により置換されているC2〜C6アルキニルから成る群から選択され;
R8は、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択され;
各R11は、ハロゲン、−CN、アミノ、アルキルアミノ、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6ハロアルコキシ、C3〜C8シクロアルキル、C2〜C9ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、−C(=O)OR12、−C(=O)N(R13)R14から成る群から独立に選択され;
各R12は、水素及びC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択され;
各R13及びR14は、それぞれ、水素及びC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択され;またはR13及びR14は、これらが結合している窒素原子とともに、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成し;
R15は、−OC(=J)OR16a、−N(R12)C(=J)OR16a、−OC(=J)N(H)R16a、−N(R12)C(=J)N(H)R16a、−OC(=J)N(H)(C2〜C6アルキル)R30、−N(R12)C(=J)O(C2〜C6アルキル)R30、−N(R12)C(=J)N(H)(C2〜C6アルキル)R30、−OC(=J)O(C2〜C6アルキル)R30、−C(=J)R31、−OC(=J)R31、−N(R12)C(=J)R31、−O(C2〜C6アルキル)R30、−N(R12)(C2〜C6アルキル)R30、−OS(=O)vR31、−N(R12)S(=O)vR31、−OS(=O)v(C2〜C6アルキル)R30または−N(R12)S(=O)v(C2〜C6アルキル)R30であり;
R30はR16a、R16bまたはR16cであり;
R31はR16aまたはR16cであり;
JはO、SまたはN(R12)であり;
R16aは、
であり;
R16bは、
または
であり;
R16cは
であり;
R17aはC1〜C6アルキルであり;
R17bは、フェニル、−C(=O)OHまたは−S(=O)2OHによって場合により置換されているC1〜C6アルキルであり;
R18は、水素、−OH、−(C0〜C6アルキル)−C(=O)OHまたはC1〜C6アルキルであり;
nは0、1または2であり;
vは1または2であり;
R19、R20及びR23は、それぞれ、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択され;
R21及びR22は、それぞれ、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択され;またはR21及びR22は、これらが結合している窒素原子とともに、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成し;
R24は、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール 場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択され;ならびに
R25及びR26は、それぞれ、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択され;
R27及びR28は、それぞれ、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択され;またはR27及びR28は、これらが結合している窒素原子とともに、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成する)。
一実施形態では、R4及びR5が、それぞれ、水素、ハロゲン及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(Ie)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5が、それぞれ、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(Ie)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ水素である、式(Ie)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5が、それぞれ独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(Ie)の化合物が存在する。別の実施形態では、式R4及びR5がそれぞれメチルである、(Ie)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5が、場合により置換されているC3〜C6シクロアルキル環または場合により置換されているC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(Ie)の化合物が存在する。いくつかの実施形態では、R4及びR5が、場合により置換されているC3〜C6シクロアルキル環を形成する、式(Ie)の化合物が存在する。いくつかの実施形態では、R4及びR5が、場合により置換されているC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(Ie)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R6及びR7が、それぞれ、水素、ハロゲン及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(Ie)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が、それぞれ、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(Ie)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が、それぞれ独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(Ie)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれメチルである、式(Ie)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ水素である、式(Ie)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)R20であり、R20が場合により置換されているアリールである、式(Ie)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)R20であり、R20が場合により置換されているヘテロアリールである、式(Ie)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)R20であり、R20が場合により置換されているアリールである、式(Ie)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)R20であり、R20が場合により置換されているヘテロアリールである、式(Ie)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−S(O)2R20であり、R20が場合により置換されているアリールである、式(Ie)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−S(O)2R20であり、R20が場合により置換されているヘテロアリールである、式(Ie)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−S(O)2R20であり、R20が場合により置換されているアリールである、式(Ie)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−S(O)2R20であり、R20が場合により置換されているヘテロアリールである、式(Ie)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)N(R21)R22であり、R21が水素であり、R22が場合により置換されているアリールである、式(Ie)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)N(R21)R22であり、R21が水素であり、R22が場合により置換されているヘテロアリールである、式(Ie)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)N(R21)R22であり、R21が水素であり、R22が場合により置換されているアリールである、式(Ie)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)N(R21)R22であり、R21が水素であり、R22が場合により置換されているヘテロアリールである、式(Ie)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、−CN、−C(O)OR25、−C(O)N(R25)R26、
及び
から成る群から選択される、式(Ie)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−CNである、式(Ie)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25である、式(Ie)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択される、式(Ie)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(Ie)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、式R2が−C(O)OR25であり、R25が水素である、(Ie)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(Ie)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が無置換のC1〜C6アルキルである、式(Ie)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25がメチルである、式(Ie)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25がエチルである、式(Ie)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26である、式(Ie)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が、それぞれ、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択される、式(Ie)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が、それぞれ、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(Ie)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が水素である、式(Ie)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が、それぞれ独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(Ie)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、R26が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(Ie)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が、それぞれ独立に無置換のC1〜C6アルキルである、式(Ie)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、R26がメチルである、式(Ie)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26がメチルである、式(Ie)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26がエチルである、式(Ie)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
である、式(Ie)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(Ie)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25がメチルである、式(Ie)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(Ie)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25がエチルである、式(Ie)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
である、式(Ie)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(Ie)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25がメチルである、式(Ie)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(Ie)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25がエチルである、式(Ie)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択される、式(Ie)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が水素である、式(Ie)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(Ie)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1がメチルである、式(Ie)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が場合により置換されているC2〜C6アルケニルである、式(Ie)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が場合により置換されているC2〜C6アルキニルである、式(Ie)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環または場合により置換されているヘテロアリール環を形成する、式(Ie)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(Ie)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているヘテロアリール環を形成する、式(Ie)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択される、式(Ie)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から選択される、式(Ie)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(Ie)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8がメチルである、式(Ie)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(Ie)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8がエチルである、式(Ie)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(Ie)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が水素である、式(Ie)の化合物が存在する。
前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−OC(=J)OR16aである、式(Ie)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態ではR15が−N(R12)C(=J)OR16aである、式(Ie)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−OC(=J)N(H)R16aである、式(Ie)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−N(R12)C(=J)N(H)R16aである、式(Ie)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−OC(=J)N(H)(C2〜C6アルキル)R30である、式(Ie)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−N(R12)C(=J)O(C2〜C6アルキル)R30である、式(Ie)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−N(R12)C(=J)N(H)(C2〜C6アルキル)R30である、式(Ie)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−OC(=J)O(C2〜C6アルキル)R30である、式(Ie)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−C(=J)R31である、式(Ie)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−OC(=J)R31である、式(Ie)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−N(R12)C(=J)R31である、式(Ie)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−O(C2〜C6アルキル)R30である、式(Ie)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−N(R12)(C2〜C6アルキル)R30である、式(Ie)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−OS(=O)vR31である、式(Ie)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−N(R12)S(=O)vR31である、式(Ie)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−OS(=O)v(C2〜C6アルキル)R30である、式(Ie)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−N(R12)S(=O)v(C2〜C6アルキル)R30である、式(Ie)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R30がR16aである、式(Ie)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R30がR16bである、式(Ie)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R30がR16cである、式(Ie)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R31がR16aである、式(Ie)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R31がR16bである、式(Ie)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、JがOである式(Ie)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、JがSである、式(Ie)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、JがN(R12)である、式(Ie)の化合物が存在する。
前述の実施形態の別の実施形態では、R16aが
である、式(Ie)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16aが
である、式(Ie)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16aが
である、式(Ie)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16bが
である、式(Ie)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16bが
である、式(Ie)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16bが
である、式(Ie)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態ではR16bが
である、式(Ie)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16bが
である、式(Ie)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16bが
である、式(Ie)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16bが
である、式(Ie)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16cが
である、式(Ie)の化合物が存在する。別の実施形態では、R16cが
である、式(Ie)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R17aがメチルである、式(Ie)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R17aがエチルである、式(Ie)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R17bが、フェニル、−C(=O)OHまたは−S(=O)2OHによって場合により置換されているメチルである、式(Ie)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R17aが、フェニル、−C(=O)OHまたは−S(=O)2OHによって場合により置換されているエチルである、式(Ie)の化合物が存在する。
前述の実施形態の別の実施形態では、nが0である、式(Ie)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、nが1である、式(Ie)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、nが1であり、R11がC1〜C6アルキルである、式(Ie)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、nが1であり、R11がC1〜C6ハロアルキルである、式(Ie)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R15が−OC(=J)OR16a、−N(R12)C(=J)OR16a、−OC(=J)N(H)R16a、−N(R12)C(=J)N(H)R16a、−OC(=J)N(H)(C1〜C6アルキル)R31、−N(R12)C(=J)O(C1〜C6アルキル)R31、−N(R12)C(=J)N(H)(C1〜C6アルキル)R31、−OC(=J)O(C1〜C6アルキル)R31、−C(=J)R31、−OC(=J)R31、−N(R12)C(=J)R31、−O(C1〜C6アルキル)R31、−N(R12)(C1〜C6アルキル)R31、−OS(=O)vR31、−N(R12)S(=O)vR31、−OS(=O)v(C1〜C6アルキル)R31または−N(R12)S(=O)v(C1〜C6アルキル)R31である、式(Ie)の化合物が存在する。
本明細書で提供されるいくつかの実施形態では、式(I)の化合物は、式(If)の構造またはその医薬的に許容可能な塩もしくは溶媒和化合物を有する:
(式中:
−X−Y−Z−は、
から選択され;
R1は、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択され;
R2は、−CN、−C(=O)OR25、−C(=O)N(R25)R26、
及び
から成る群から選択され;またはR1及びR2は、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環もしくは場合により置換されているヘテロアリール環を形成し;
R3は、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル、場合により置換されているC3〜C10シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)、−C(=O)R20、−C(=O)OR20、−S(=O)2R20、−C(=O)N(R21)R22、−C(=O)N(R21)S(=O)2R24、−C(=O)N(R23)N(R21)R22、−C(=O)N(R23)N(R21)S(=O)2R24、−N(R23)C(=O)R20、−N(R23)C(=O)N(R21)R22、−N(R23)C(=O)N(R21)S(=O)2R24、−N(R20)C(=O)N(R23)N(R21)R22、−N(R20)C(=O)N(R23)N(R21)S(=O)2R24、−N(R23)C(=O)OR20、−P(=O)OR20及び−P(=O)(OR19)OR20から成る群から選択され;
R4及びR5は、それぞれ、水素、ハロゲン、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC1〜C6アルコキシ、場合により置換されているC2〜C6アルケニル及び場合により置換されているC2〜C6アルキニルから成る群から独立に選択され;またはR4及びR5は、これらが結合している炭素原子とともに、場合により置換されているC3〜C6シクロアルキル環もしくは場合により置換されているC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成し;
R6は、水素、ハロゲン、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル及び−C(=O)N(R27)R28から成る群から選択され;
R7は、水素、ハロゲン、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC1〜C6アルコキシ、場合により置換されているC2〜C6アルケニル及び場合により置換されているC2〜C6アルキニルから成る群から選択され;
R8は、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択され;
各R12は、水素及びC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択され;
R15は、−OC(=J)OR16a、−N(R12)C(=J)OR16a、−OC(=J)N(H)R16a、−N(R12)C(=J)N(H)R16a、−OC(=J)N(H)(C2〜C6アルキル)R30、−N(R12)C(=J)O(C2〜C6アルキル)R30、−N(R12)C(=J)N(H)(C2〜C6アルキル)R30、−OC(=J)O(C2〜C6アルキル)R30、−C(=J)R31、−OC(=J)R31、−N(R12)C(=J)R31、−O(C2〜C6アルキル)R30、−N(R12)(C2〜C6アルキル)R30、−OS(=O)vR31、−N(R12)S(=O)vR31、−OS(=O)v(C2〜C6アルキル)R30または−N(R12)S(=O)v(C2〜C6アルキル)R30であり;
R30はR16a、R16bまたはR16cであり;
R31はR16aまたはR16cであり;
JはO、SまたはN(R12)であり;
R16aは、
であり;
R16bは、
または
であり;
R16cは
であり;
R17aはC1〜C6アルキルであり;
R17bは、フェニル、−C(=O)OHまたは−S(=O)2OHによって場合により置換されているC1〜C6アルキルであり;
R18は、水素、−OH、−(C0〜C6アルキル)−C(=O)OHまたはC1〜C6アルキルであり;
vは1または2であり;
R19、R20及びR23は、それぞれ、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択され;
R21及びR22は、それぞれ、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択され;またはR21及びR22は、これらが結合している窒素原子とともに、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成し;
R24は、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール 場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択され;ならびに
R25及びR26は、それぞれ、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択され;
R27及びR28は、それぞれ、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択され;またはR27及びR28は、これらが結合している窒素原子とともに、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成する)。
一実施形態では、R4及びR5が、それぞれ、水素、ハロゲン及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(If)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5が、それぞれ、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(If)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ水素である、式(If)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5が、それぞれ独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(If)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれメチルである、式(If)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5が、場合により置換されているC3〜C6シクロアルキル環または場合により置換されているC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(If)の化合物が存在する。いくつかの実施形態では、R4及びR5が、場合により置換されているC3〜C6シクロアルキル環を形成する、式(If)の化合物が存在する。いくつかの実施形態では、R4及びR5が、場合により置換されているC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(If)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R6及びR7が、それぞれ、水素、ハロゲン及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(If)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が、それぞれ、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(If)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が、それぞれ独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(If)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれメチルである、式(If)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ水素である、式(If)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)R20であり、R20が場合により置換されているアリールである、式(If)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)R20であり、R20が場合により置換されているヘテロアリールである、式(If)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)R20であり、R20が場合により置換されているアリールである、式(If)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)R20であり、R20が場合により置換されているヘテロアリールである、式(If)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−S(O)2R20であり、R20が場合により置換されているアリールである、式(If)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−S(O)2R20であり、R20が場合により置換されているヘテロアリールである、式(If)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−S(O)2R20であり、R20が場合により置換されているアリールである、式(If)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−S(O)2R20であり、R20が場合により置換されているヘテロアリールである、式(If)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)N(R21)R22であり、R21が水素であり、R22が場合により置換されているアリールである、式(If)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)N(R21)R22であり、R21が水素であり、R22が場合により置換されているヘテロアリールである、式(If)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)N(R21)R22であり、R21が水素であり、R22が場合により置換されているアリールである、式(If)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)N(R21)R22であり、R21が水素であり、R22が場合により置換されているヘテロアリールである、式(If)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、−CN、−C(O)OR25、−C(O)N(R25)R26、
及び
から成る群から選択される、式(If)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−CNである、式(If)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25である、式(If)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択される、式(If)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(If)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が水素である、式(If)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(If)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が無置換のC1〜C6アルキルである、式(If)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25がメチルである、式(If)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25がエチルである、式(If)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26である、式(If)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が、それぞれ、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択される、式(If)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が、それぞれ、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(If)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が水素である、式(If)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が、それぞれ独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(If)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、R26が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(If)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が、それぞれ独立に無置換のC1〜C6アルキルである、式(If)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、R26がメチルである、式(If)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26がメチルである、式(If)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26がエチルである、式(If)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
である、式(If)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(If)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25がメチルである、式(If)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(If)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25がエチルである、式(If)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
である、式(If)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(If)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25がメチルである、式(If)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(If)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25がエチルである、式(If)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択される、式(If)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が水素である、式(If)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(If)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1がメチルである、式(If)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が場合により置換されているC2〜C6アルケニルである、式(If)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が場合により置換されているC2〜C6アルキニルである、式(If)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環または場合により置換されているヘテロアリール環を形成する、式(If)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(If)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているヘテロアリール環を形成する、式(If)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択される、式(If)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から選択される、式(If)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(If)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8がメチルである、式(If)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(If)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8がエチルである、式(If)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(If)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が水素である、式(If)の化合物が存在する。
前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−OC(=J)OR16aである、式(If)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−N(R12)C(=J)OR16aである、式(If)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−OC(=J)N(H)R16aである、式(If)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−N(R12)C(=J)N(H)R16aである、式(If)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−OC(=J)N(H)(C2〜C6アルキル)R30である、式(If)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−N(R12)C(=J)O(C2〜C6アルキル)R30である、式(If)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−N(R12)C(=J)N(H)(C2〜C6アルキル)R30である、式(If)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−OC(=J)O(C2〜C6アルキル)R30である、式(If)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−C(=J)R31である、式(If)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−OC(=J)R31である、式(If)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−N(R12)C(=J)R31である、式(If)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−O(C2〜C6アルキル)R30である、式(If)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−N(R12)(C2〜C6アルキル)R30である、式(If)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−OS(=O)vR31である、式(If)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−N(R12)S(=O)vR31である、式(If)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−OS(=O)v(C2〜C6アルキル)R30である、式(If)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−N(R12)S(=O)v(C2〜C6アルキル)R30である、式(If)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R30がR16aである、式(If)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R30がR16bである、式(If)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R30がR16cである、式(If)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R31がR16aである、式(If)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R31がR16bである、式(If)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、JがOである、式(If)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、JがSである、式(If)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、JがN(R12)である、式(If)の化合物が存在する。
前述の実施形態の別の実施形態では、R16aが
である、式(If)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16aが
である、式(If)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16aが
である、式(If)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16bが
である、式(If)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16bが
である、式(If)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16bが
である、式(If)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16bが
である、式(If)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16bが
である、式(If)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16bが
である、式(If)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16bが
である、式(If)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16cが
である、式(If)の化合物が存在する。別の実施形態では、R16cが
である、式(If)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R17aがメチルである、式(If)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R17aがエチルである、式(If)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R17bが、フェニル、−C(=O)OHまたは−S(=O)2OHによって場合により置換されているメチルである、式(If)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R17aが、フェニル、−C(=O)OHまたは−S(=O)2OHによって場合により置換されているエチルである、式(If)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R15が−OC(=J)OR16a、−N(R12)C(=J)OR16a、−OC(=J)N(H)R16a、−N(R12)C(=J)N(H)R16a、−OC(=J)N(H)(C1〜C6アルキル)R31、−N(R12)C(=J)O(C1〜C6アルキル)R31、−N(R12)C(=J)N(H)(C1〜C6アルキル)R31、−OC(=J)O(C1〜C6アルキル)R31、−C(=J)R31、−OC(=J)R31、−N(R12)C(=J)R31、−O(C1〜C6アルキル)R31、−N(R12)(C1〜C6アルキル)R31、−OS(=O)vR31、−N(R12)S(=O)vR31、−OS(=O)v(C1〜C6アルキル)R31または−N(R12)S(=O)v(C1〜C6アルキル)R31である、式(If)の化合物が存在する。
さらに別の態様では、式(II)の構造を有する化合物またはその医薬的に許容可能な塩もしくは溶媒和化合物が本明細書で提供される:
(式中:
−X−Y−Z−は、
から選択され;
R1は、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択され;
R2は、−CN、−C(=O)OR25、−C(=O)N(R25)R26、
及び
から成る群から選択され;またはR1及びR2は、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環もしくは場合により置換されているヘテロアリール環を形成し;
R3は、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル、場合により置換されているC3〜C10シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)、−C(=O)R20、−C(=O)OR20、−S(=O)2R20、−C(=O)N(R21)R22、−C(=O)N(R21)S(=O)2R24、−C(=O)N(R23)N(R21)R22、−C(=O)N(R23)N(R21)S(=O)2R24、−N(R23)C(=O)R20、−N(R23)C(=O)N(R21)R22、−N(R23)C(=O)N(R21)S(=O)2R24、−N(R20)C(=O)N(R23)N(R21)R22、−N(R20)C(=O)N(R23)N(R21)S(=O)2R24、−N(R23)C(=O)OR20、−P(=O)OR20及び−P(=O)(OR19)OR20から成る群から選択され;
R4及びR5は、それぞれ、水素、ハロゲン、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC1〜C6アルコキシ、場合により置換されているC2〜C6アルケニル及び場合により置換されているC2〜C6アルキニルから成る群から独立に選択され;またはR4及びR5は、これらが結合している炭素原子とともに、場合により置換されているC3〜C6シクロアルキル環もしくは場合により置換されているC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成し;
R6は、水素、ハロゲン、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル及び−C(=O)N(R27)R28から成る群から選択され;
R7は、水素、ハロゲン、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC1〜C6アルコキシ、場合により置換されているC2〜C6アルケニル及び場合により置換されているC2〜C6アルキニルから成る群から選択され;
R11は、水素、ハロゲン、−CN、アミノ、アルキルアミノ、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6ハロアルコキシ、C3〜C8シクロアルキル、C2〜C9ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、−C(=O)OR12、−C(=O)N(R13)R14から成る群から選択され;
各R12は、水素及びC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択され;
R13及びR14は、水素及びC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択され;またはR13及びR14は、これらが結合している窒素原子とともに、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成し;
R15は、−OC(=J)OR16a、−N(R12)C(=J)OR16a、−OC(=J)N(H)R16a、−N(R12)C(=J)N(H)R16a、−OC(=J)N(H)(C2〜C6アルキル)R30、−N(R12)C(=J)O(C2〜C6アルキル)R30、−N(R12)C(=J)N(H)(C2〜C6アルキル)R30、−OC(=J)O(C2〜C6アルキル)R30、−C(=J)R31、−OC(=J)R31、−N(R12)C(=J)R31、−O(C2〜C6アルキル)R30、−N(R12)(C2〜C6アルキル)R30、−OS(=O)vR31、−N(R12)S(=O)vR31、−OS(=O)v(C2〜C6アルキル)R30または−N(R12)S(=O)v(C2〜C6アルキル)R30であり;
R30はR16a、R16bまたはR16cであり;
R31はR16aまたはR16cであり;
JはO、SまたはN(R12)であり;
R16aは、
であり;
R16bは、
または
であり;
R16cは
であり;
R17aはC1〜C6アルキルであり;
R17bは、フェニル、−C(=O)OHまたは−S(=O)2OHによって場合により置換されているC1〜C6アルキルであり;
R18は、水素、−OH、−(C0〜C6アルキル)−C(=O)OHまたはC1〜C6アルキルであり;
vは1または2であり;
R19、R20及びR23は、それぞれ、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択され;
R21及びR22は、それぞれ、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択され;またはR21及びR22は、これらが結合している窒素原子とともに、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成し;
R24は、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール 場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択され;ならびに
R25及びR26は、それぞれ、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択され;
R27及びR28は、それぞれ、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択され;またはR27及びR28は、これらが結合している窒素原子とともに、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成する)。
一実施形態では、−X−Y−Z−が
である、式(II)の化合物が存在する。別の実施形態では、−X−Y−Z−が
である、式(II)の化合物が存在する。別の実施形態では、−X−Y−Z−が
である、式(II)の化合物が存在する。別の実施形態では、−X−Y−Z−が
である、式(II)の化合物が存在する。別の実施形態では、−X−Y−Z−が
である、式(II)の化合物が存在する。別の実施形態では、−X−Y−Z−が
である、式(II)の化合物が存在する。別の実施形態では、−X−Y−Z−が
である、式(II)の化合物が存在する。別の実施形態では、−X−Y−Z−が
である、式(II)の化合物が存在する。別の実施形態では、−X−Y−Z−が
である、式(II)の化合物が存在する。別の実施形態では、−X−Y−Z−が
である、式(II)の化合物が存在する。別の実施形態では、−X−Y−Z−が
である、式(II)の化合物が存在する。別の実施形態では、−X−Y−Z−が
である、式(II)の化合物が存在する。別の実施形態では、−X−Y−Z−が
である、式(II)の化合物が存在する。別の実施形態では、−X−Y−Z−が
である、式(II)の化合物が存在する。別の実施形態では、−X−Y−Z−が
である、式(II)の化合物が存在する。別の実施形態では、−X−Y−Z−が
である、式(II)の化合物が存在する。別の実施形態では、−X−Y−Z−が
である、式(II)の化合物が存在する。別の実施形態では、−X−Y−Z−が
である、式(II)の化合物が存在する。別の実施形態では、−X−Y−Z−が
である、式(II)の化合物が存在する。別の実施形態では、−X−Y−Z−が
である、式(II)の化合物が存在する。別の実施形態では、−X−Y−Z−が
である、式(II)の化合物が存在する。別の実施形態では、−X−Y−Z−が
である、式(II)の化合物が存在する。別の実施形態では、−X−Y−Z−が
である、式(II)の化合物が存在する。別の実施形態では、−X−Y−Z−が
である、式(II)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R4及びR5が、それぞれ、水素、ハロゲン及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(II)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5が、それぞれ、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(II)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ水素である、式(II)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5が、それぞれ独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(II)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれメチルである、式(II)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5が、場合により置換されているC3〜C6シクロアルキル環または場合により置換されているC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(II)の化合物が存在する。いくつかの実施形態では、R4及びR5が、場合により置換されているC3〜C6シクロアルキル環を形成する、式(II)の化合物が存在する。いくつかの実施形態では、R4及びR5が、場合により置換されているC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(II)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R6及びR7が、それぞれ、水素、ハロゲン及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(II)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が、それぞれ、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(II)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が、それぞれ独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(II)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれメチルである、式(II)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ水素である、式(II)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)R20であり、R20が場合により置換されているアリールである、式(II)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)R20であり、R20が場合により置換されているヘテロアリールである、式(II)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)R20であり、R20が場合により置換されているアリールである、式(II)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)R20であり、R20が場合により置換されているヘテロアリールである、式(II)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−S(O)2R20であり、R20が場合により置換されているアリールである、式(II)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−S(O)2R20であり、R20が場合により置換されているヘテロアリールである、式(II)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−S(O)2R20であり、R20が場合により置換されているアリールである、式(II)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−S(O)2R20であり、R20が場合により置換されているヘテロアリールである、式(II)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)N(R21)R22であり、R21が水素であり、R22が場合により置換されているアリールである、式(II)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)N(R21)R22であり、R21が水素であり、R22が場合により置換されているヘテロアリールである、式(II)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)N(R21)R22であり、R21が水素であり、R22が場合により置換されているアリールである、式(II)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)N(R21)R22であり、R21が水素であり、R22が場合により置換されているヘテロアリールである、式(II)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、−CN、−C(O)OR25、−C(O)N(R25)R26、
及び
から成る群から選択される、式(II)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−CNである、式(II)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25である、式(II)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択される、式(II)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(II)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が水素である、式(II)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(II)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が無置換のC1〜C6アルキルである、式(II)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25がメチルである、式(II)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25がエチルである、式(II)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26である、式(II)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が、それぞれ、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択される、式(II)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が、それぞれ、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(II)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が水素である、式(II)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が、それぞれ独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(II)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、R26が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(II)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が、それぞれ独立に無置換のC1〜C6アルキルである、式(II)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、R26がメチルである、式(II)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26がメチルである、式(II)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26がエチルである、式(II)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
である、式(II)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(II)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25がメチルである、式(II)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(II)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25がエチルである、式(II)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
である、式(II)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(II)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25がメチルである、式(II)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(II)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25がエチルである、式(II)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択される、式(II)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が水素である、式(II)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(II)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1がメチルである、式(II)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が場合により置換されているC2〜C6アルケニルである、式(II)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が場合により置換されているC2〜C6アルキニルである、式(II)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環または場合により置換されているヘテロアリール環を形成する、式(II)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(II)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているヘテロアリール環を形成する、式(II)の化合物が存在する。
前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−OC(=J)OR16aである、式(II)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−N(R12)C(=J)OR16aである、式(II)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−OC(=J)N(H)R16aである、式(II)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−N(R12)C(=J)N(H)R16aである、式(II)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−OC(=J)N(H)(C2〜C6アルキル)R30である、式(II)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−N(R12)C(=J)O(C2〜C6アルキル)R30である、式(II)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−N(R12)C(=J)N(H)(C2〜C6アルキル)R30である、式(II)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−OC(=J)O(C2〜C6アルキル)R30である、式(II)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−C(=J)R31である、式(II)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−OC(=J)R31である、式(II)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−N(R12)C(=J)R31である、式(II)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−O(C2〜C6アルキル)R30である、式(II)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−N(R12)(C2〜C6アルキル)R30である、式(II)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−OS(=O)vR31である、式(II)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−N(R12)S(=O)vR31である、式(II)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−OS(=O)v(C2〜C6アルキル)R30である、式(II)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−N(R12)S(=O)v(C2〜C6アルキル)R30である、式(II)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R30がR16aである、式(II)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R30がR16bである、式(II)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R30がR16cである、式(II)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R31がR16aである、式(II)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R31がR16bである、式(II)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、JがOである、式(II)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、JがSである、式(II)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、JがN(R12)である、式(II)の化合物が存在する。
前述の実施形態の別の実施形態では、R16aが
である、式(II)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16aが
である、式(II)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16aが
である、式(II)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16bが
である、式(II)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16bが
である、式(II)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16bが
である、式(II)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16bが
である、式(II)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16bが
である、式(II)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16bが
である、式(II)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16bが
である、式(II)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16cが
である、式(II)の化合物が存在する。別の実施形態では、R16cが
である、式(II)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R17aがメチルである、式(II)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R17aがエチルである、式(II)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R17bが、フェニル、−C(=O)OHまたは−S(=O)2OHによって場合により置換されているメチルである、式(II)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R17aが、フェニル、−C(=O)OHまたは−S(=O)2OHによって場合により置換されているエチルである、式(II)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R15が−OC(=J)OR16a、−N(R12)C(=J)OR16a、−OC(=J)N(H)R16a、−N(R12)C(=J)N(H)R16a、−OC(=J)N(H)(C1〜C6アルキル)R31、−N(R12)C(=J)O(C1〜C6アルキル)R31、−N(R12)C(=J)N(H)(C1〜C6アルキル)R31、−OC(=J)O(C1〜C6アルキル)R31、−C(=J)R31、−OC(=J)R31、−N(R12)C(=J)R31、−O(C1〜C6アルキル)R31、−N(R12)(C1〜C6アルキル)R31、−OS(=O)vR31、−N(R12)S(=O)vR31、−OS(=O)v(C1〜C6アルキル)R31または−N(R12)S(=O)v(C1〜C6アルキル)R31である、式(II)の化合物が存在する。
本明細書で提供されるいくつかの実施形態では、式(II)の化合物は式(IIa)の構造またはその医薬的に許容可能な塩もしくは溶媒和化合物を有する:
(式中:
R1は、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択され;
R2は、−CN、−C(=O)OR25、−C(=O)N(R25)R26、
及び
から成る群から選択され;またはR1及びR2は、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環もしくは場合により置換されているヘテロアリール環を形成し;
R3は、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル、場合により置換されているC3〜C10シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)、−C(=O)R20、−C(=O)OR20、−S(=O)2R20、−C(=O)N(R21)R22、−C(=O)N(R21)S(=O)2R24、−C(=O)N(R23)N(R21)R22、−C(=O)N(R23)N(R21)S(=O)2R24、−N(R23)C(=O)R20、−N(R23)C(=O)N(R21)R22、−N(R23)C(=O)N(R21)S(=O)2R24、−N(R20)C(=O)N(R23)N(R21)R22、−N(R20)C(=O)N(R23)N(R21)S(=O)2R24、−N(R23)C(=O)OR20、−P(=O)OR20及び−P(=O)(OR19)OR20から成る群から選択され;
R4及びR5は、それぞれ、水素、ハロゲン、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC1〜C6アルコキシ、場合により置換されているC2〜C6アルケニル及び場合により置換されているC2〜C6アルキニルから成る群から独立に選択され;またはR4及びR5は、これらが結合している炭素原子とともに、場合により置換されているC3〜C6シクロアルキル環もしくは場合により置換されているC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成し;
R6は、水素、ハロゲン、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル及び−C(=O)N(R27)R28から成る群から選択され;
R7は、水素、ハロゲン、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC1〜C6アルコキシ、場合により置換されているC2〜C6アルケニル及び場合により置換されているC2〜C6アルキニルから成る群から選択され;
R11は、水素、ハロゲン、−CN、アミノ、アルキルアミノ、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6ハロアルコキシ、C3〜C8シクロアルキル、C2〜C9ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、−C(=O)OR12、−C(=O)N(R13)R14から成る群から選択され;
各R12は、水素及びC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択され;
R13及びR14は、水素及びC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択され;またはR13及びR14は、これらが結合している窒素原子とともに、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成し;
R15は、−OC(=J)OR16a、−N(R12)C(=J)OR16a、−OC(=J)N(H)R16a、−N(R12)C(=J)N(H)R16a、−OC(=J)N(H)(C2〜C6アルキル)R30、−N(R12)C(=J)O(C2〜C6アルキル)R30、−N(R12)C(=J)N(H)(C2〜C6アルキル)R30、−OC(=J)O(C2〜C6アルキル)R30、−C(=J)R31、−OC(=J)R31、−N(R12)C(=J)R31、−O(C2〜C6アルキル)R30、−N(R12)(C2〜C6アルキル)R30、−OS(=O)vR31、−N(R12)S(=O)vR31、−OS(=O)v(C2〜C6アルキル)R30または−N(R12)S(=O)v(C2〜C6アルキル)R30であり;
R30はR16a、R16bまたはR16cであり;
R31はR16aまたはR16cであり;
JはO、SまたはN(R12)であり;
R16aは、
であり;
R16bは、
または
であり;
R16cは
であり;
R17aはC1〜C6アルキルであり;
R17bは、フェニル、−C(=O)OHまたは−S(=O)2OHによって場合により置換されているC1〜C6アルキルであり;
R18は、水素、−OH、−(C0〜C6アルキル)−C(=O)OHまたはC1〜C6アルキルであり;
vは1または2であり;
R19、R20及びR23は、それぞれ、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択され;
R21及びR22は、それぞれ、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択され;またはR21及びR22は、これらが結合している窒素原子とともに、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成し;
R24は、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール 場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択され;ならびに
R25及びR26は、それぞれ、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択され;
R27及びR28は、それぞれ、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択され;またはR27及びR28は、これらが結合している窒素原子とともに、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成する)。
一実施形態では、R4及びR5が、それぞれ、水素、ハロゲン及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(IIa)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5が、それぞれ、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(IIa)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ水素である、式(IIa)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5が、それぞれ独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIa)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれメチルである、式(IIa)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5が、場合により置換されているC3〜C6シクロアルキル環または場合により置換されているC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(IIa)の化合物が存在する。いくつかの実施形態では、R4及びR5が、場合により置換されているC3〜C6シクロアルキル環を形成する、式(IIa)の化合物が存在する。いくつかの実施形態では、R4及びR5が、場合により置換されているC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(IIa)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R6及びR7が、それぞれ、水素、ハロゲン及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(IIa)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が、それぞれ、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(IIa)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が、それぞれ独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIa)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれメチルである、式(IIa)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ水素である、式(IIa)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)R20であり、R20が場合により置換されているアリールである、式(IIa)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)R20であり、R20が場合により置換されているヘテロアリールである、式(IIa)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)R20であり、R20が場合により置換されているアリールである、式(IIa)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)R20であり、R20が場合により置換されているヘテロアリールである、式(IIa)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−S(O)2R20であり、R20が場合により置換されているアリールである、式(IIa)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−S(O)2R20であり、R20が場合により置換されているヘテロアリールである、式(IIa)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−S(O)2R20であり、R20が場合により置換されているアリールである、式(IIa)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−S(O)2R20であり、R20が場合により置換されているヘテロアリールである、式(IIa)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)N(R21)R22であり、R21が水素であり、R22が場合により置換されているアリールである、式(IIa)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)N(R21)R22であり、R21が水素であり、R22が場合により置換されているヘテロアリールである、式(IIa)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)N(R21)R22であり、R21が水素であり、R22が場合により置換されているアリールである、式(IIa)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)N(R21)R22であり、R21が水素であり、R22が場合により置換されているヘテロアリールである、式(IIa)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、−CN、−C(O)OR25、−C(O)N(R25)R26、
及び
から成る群から選択される、式(IIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−CNである、式(IIa)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25である、式(IIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択される、式(IIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(IIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が水素である、式(IIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が無置換のC1〜C6アルキルである、式(IIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25がメチルである、式(IIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25がエチルである、式(IIa)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26である、式(IIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が、それぞれ、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択される、式(IIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が、それぞれ、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(IIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が水素である、式(IIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が、それぞれ独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、R26が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が、それぞれ独立に無置換のC1〜C6アルキルである、式(IIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、R26がメチルである、式(IIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26がメチルである、式(IIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26がエチルである、式(IIa)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
である、式(IIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25がメチルである、式(IIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25がエチルである、式(IIa)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
である、式(IIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25がメチルである、式(IIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25がエチルである、式(IIa)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択される、式(IIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が水素である、式(IIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1がメチルである、式(IIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が場合により置換されているC2〜C6アルケニルである、式(IIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が場合により置換されているC2〜C6アルキニルである、式(IIa)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環または場合により置換されているヘテロアリール環を形成する、式(IIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(IIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているヘテロアリール環を形成する、式(IIa)の化合物が存在する。
前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−OC(=J)OR16aである、式(IIa)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−N(R12)C(=J)OR16aである、式(IIa)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−OC(=J)N(H)R16aである、式(IIa)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−N(R12)C(=J)N(H)R16aである、式(IIa)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−OC(=J)N(H)(C2〜C6アルキル)R30である、式(IIa)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−N(R12)C(=J)O(C2〜C6アルキル)R30である、式(IIa)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−N(R12)C(=J)N(H)(C2〜C6アルキル)R30である、式(IIa)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−OC(=J)O(C2〜C6アルキル)R30である、式(IIa)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−C(=J)R31である、式(IIa)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−OC(=J)R31である、式(IIa)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−N(R12)C(=J)R31である、式(IIa)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−O(C2〜C6アルキル)R30である、式(IIa)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−N(R12)(C2〜C6アルキル)R30である、式(IIa)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−OS(=O)vR31である、式(IIa)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−N(R12)S(=O)vR31である、式(IIa)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−OS(=O)v(C2〜C6アルキル)R30である、式(IIa)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−N(R12)S(=O)v(C2〜C6アルキル)R30である、式(IIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R30がR16aである、式(IIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R30がR16bである、式(IIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R30がR16cである、式(IIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R31がR16aである、式(IIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R31がR16bである、式(IIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、JがOである、式(IIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、JがSである、式(IIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、JがN(R12)である、式(IIa)の化合物が存在する。
前述の実施形態の別の実施形態では、R16aが
である、式(IIa)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16aが
である、式(IIa)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16aが
である、式(IIa)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16bが
である、式(IIa)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16bが
である、式(IIa)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16bが
である、式(IIa)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16bが
である、式(IIa)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16bが
である、式(IIa)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16bが
である、式(IIa)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16bが
である、式(IIa)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16cが
である、式(IIa)の化合物が存在する。別の実施形態では、R16cが
である、式(IIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R17aがメチルである、式(IIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R17aがエチルである、式(IIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R17bが、フェニル、−C(=O)OHまたは−S(=O)2OHによって場合により置換されているメチルである、式(IIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R17aが、フェニル、−C(=O)OHまたは−S(=O)2OHによって場合により置換されているエチルである、式(IIa)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R15が−OC(=J)OR16a、−N(R12)C(=J)OR16a、−OC(=J)N(H)R16a、−N(R12)C(=J)N(H)R16a、−OC(=J)N(H)(C1〜C6アルキル)R31、−N(R12)C(=J)O(C1〜C6アルキル)R31、−N(R12)C(=J)N(H)(C1〜C6アルキル)R31、−OC(=J)O(C1〜C6アルキル)R31、−C(=J)R31、−OC(=J)R31、−N(R12)C(=J)R31、−O(C1〜C6アルキル)R31、−N(R12)(C1〜C6アルキル)R31、−OS(=O)vR31、−N(R12)S(=O)vR31、−OS(=O)v(C1〜C6アルキル)R31または−N(R12)S(=O)v(C1〜C6アルキル)R31である、式(IIa)の化合物が存在する。
本明細書で提供されるいくつかの実施形態では、式(II)の化合物は式(IIb)の構造またはその医薬的に許容可能な塩もしくは溶媒和化合物を有する:
(式中:
R1は、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択され;
R2は、−CN、−C(=O)OR25、−C(=O)N(R25)R26、
及び
から成る群から選択され;またはR1及びR2は、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環もしくは場合により置換されているヘテロアリール環を形成し;
R3は、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル、場合により置換されているC3〜C10シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)、−C(=O)R20、−C(=O)OR20、−S(=O)2R20、−C(=O)N(R21)R22、−C(=O)N(R21)S(=O)2R24、−C(=O)N(R23)N(R21)R22、−C(=O)N(R23)N(R21)S(=O)2R24、−N(R23)C(=O)R20、−N(R23)C(=O)N(R21)R22、−N(R23)C(=O)N(R21)S(=O)2R24、−N(R20)C(=O)N(R23)N(R21)R22、−N(R20)C(=O)N(R23)N(R21)S(=O)2R24、−N(R23)C(=O)OR20、−P(=O)OR20及び−P(=O)(OR19)OR20から成る群から選択され;
R4及びR5は、それぞれ、水素、ハロゲン、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC1〜C6アルコキシ、場合により置換されているC2〜C6アルケニル及び場合により置換されているC2〜C6アルキニルから成る群から独立に選択され;またはR4及びR5は、これらが結合している炭素原子とともに、場合により置換されているC3〜C6シクロアルキル環もしくは場合により置換されているC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成し;
R6は、水素、ハロゲン、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル及び−C(=O)N(R27)R28から成る群から選択され;
R7は、水素、ハロゲン、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC1〜C6アルコキシ、場合により置換されているC2〜C6アルケニル及び場合により置換されているC2〜C6アルキニルから成る群から選択され;
各R12は、水素及びC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択され;
R15は、−OC(=J)OR16a、−N(R12)C(=J)OR16a、−OC(=J)N(H)R16a、−N(R12)C(=J)N(H)R16a、−OC(=J)N(H)(C2〜C6アルキル)R30、−N(R12)C(=J)O(C2〜C6アルキル)R30、−N(R12)C(=J)N(H)(C2〜C6アルキル)R30、−OC(=J)O(C2〜C6アルキル)R30、−C(=J)R31、−OC(=J)R31、−N(R12)C(=J)R31、−O(C2〜C6アルキル)R30、−N(R12)(C2〜C6アルキル)R30、−OS(=O)vR31、−N(R12)S(=O)vR31、−OS(=O)v(C2〜C6アルキル)R30または−N(R12)S(=O)v(C2〜C6アルキル)R30であり;
R30はR16a、R16bまたはR16cであり;
R31はR16aまたはR16cであり;
JはO、SまたはN(R12)であり;
R16aは、
であり;
R16bは、
または
であり;
R16cは
であり;
R17aはC1〜C6アルキルであり;
R17bは、フェニル、−C(=O)OHまたは−S(=O)2OHによって場合により置換されているC1〜C6アルキルであり;
R18は、水素、−OH、−(C0〜C6アルキル)−C(=O)OHまたはC1〜C6アルキルであり;
vは1または2であり;
R19、R20及びR23は、それぞれ、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択され;
R21及びR22は、それぞれ、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択され;またはR21及びR22は、これらが結合している窒素原子とともに、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成し;
R24は、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール 場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択され;ならびに
R25及びR26は、それぞれ、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択され;
R27及びR28は、それぞれ、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択され;またはR27及びR28は、これらが結合している窒素原子とともに、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成する)。
一実施形態では、R4及びR5が、それぞれ、水素、ハロゲン及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(IIb)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5が、それぞれ、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(IIb)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ水素である、式(IIb)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5が、それぞれ独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIb)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれメチルである、式(IIb)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5が、場合により置換されているC3〜C6シクロアルキル環または場合により置換されているC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(IIb)の化合物が存在する。いくつかの実施形態では、R4及びR5が、場合により置換されているC3〜C6シクロアルキル環を形成する、式(IIb)の化合物が存在する。いくつかの実施形態では、R4及びR5が、場合により置換されているC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(IIb)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R6及びR7が、それぞれ、水素、ハロゲン及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(IIb)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が、それぞれ、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(IIb)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が、それぞれ独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIb)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれメチルである、式(IIb)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ水素である、式(IIb)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)R20であり、R20が場合により置換されているアリールである、式(IIb)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)R20であり、R20が場合により置換されているヘテロアリールである、式(IIb)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)R20であり、R20が場合により置換されているアリールである、式(IIb)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)R20であり、R20が場合により置換されているヘテロアリールである、式(IIb)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−S(O)2R20であり、R20が場合により置換されているアリールである、式(IIb)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−S(O)2R20であり、R20が場合により置換されているヘテロアリールである、式(IIb)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−S(O)2R20であり、R20が場合により置換されているアリールである、式(IIb)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−S(O)2R20であり、R20が場合により置換されているヘテロアリールである、式(IIb)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)N(R21)R22であり、R21が水素であり、R22が場合により置換されているアリールである、式(IIb)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)N(R21)R22であり、R21が水素であり、R22が場合により置換されているヘテロアリールである、式(IIb)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)N(R21)R22であり、R21が水素であり、R22が場合により置換されているアリールである、式(IIb)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)N(R21)R22であり、R21が水素であり、R22が場合により置換されているヘテロアリールである、式(IIb)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、−CN、−C(O)OR25、−C(O)N(R25)R26、
及び
から成る群から選択される、式(IIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−CNである、式(IIb)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25である、式(IIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択される、式(IIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(IIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が水素である、式(IIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が無置換のC1〜C6アルキルである、式(IIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25がメチルである、式(IIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25がエチルである、式(IIb)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26である、式(IIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が、それぞれ、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択される、式(IIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が、それぞれ、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(IIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が水素である、式(IIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が、それぞれ独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、R26が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が、それぞれ独立に無置換のC1〜C6アルキルである、式(IIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、R26がメチルである、式(IIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26がメチルである、式(IIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26がエチルである、式(IIb)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
である、式(IIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25がメチルである、式(IIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25がエチルである、式(IIb)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
である、式(IIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25がメチルである、式(IIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25がエチルである、式(IIb)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択される、式(IIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が水素である、式(IIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1がメチルである、式(IIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が場合により置換されているC2〜C6アルケニルである、式(IIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が場合により置換されているC2〜C6アルキニルである、式(IIb)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環または場合により置換されているヘテロアリール環を形成する、式(IIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(IIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているヘテロアリール環を形成する、式(IIb)の化合物が存在する。
前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−OC(=J)OR16aである、式(IIb)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−N(R12)C(=J)OR16aである、式(IIb)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−OC(=J)N(H)R16aである、式(IIb)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−N(R12)C(=J)N(H)R16aである、式(IIb)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−OC(=J)N(H)(C2〜C6アルキル)R30である、式(IIb)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−N(R12)C(=J)O(C2〜C6アルキル)R30である、式(IIb)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−N(R12)C(=J)N(H)(C2〜C6アルキル)R30である、式(IIb)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−OC(=J)O(C2〜C6アルキル)R30である、式(IIb)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−C(=J)R31である、式(IIb)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−OC(=J)R31である、式(IIb)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−N(R12)C(=J)R31である、式(IIb)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−O(C2〜C6アルキル)R30である、式(IIb)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−N(R12)(C2〜C6アルキル)R30である、式(IIb)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−OS(=O)vR31である、式(IIb)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−N(R12)S(=O)vR31である、式(IIb)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−OS(=O)v(C2〜C6アルキル)R30である、式(IIb)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−N(R12)S(=O)v(C2〜C6アルキル)R30である、式(IIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R30がR16aである、式(IIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R30がR16bである、式(IIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R30がR16cである、式(IIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R31がR16aである、式(IIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R31がR16bである、式(IIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、JがOである、式(IIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、JがSである、式(IIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、JがN(R12)である、式(IIb)の化合物が存在する。
前述の実施形態の別の実施形態では、R16aが
である、式(IIb)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16aが
である、式(IIb)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16aが
である、式(IIb)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16bが
である、式(IIb)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16bが
である、式(IIb)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16bが
である、式(IIb)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16bが
である、式(IIb)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16bが
である、式(IIb)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16bが
である、式(IIb)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16bが
である、式(IIb)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16cが
である、式(IIb)の化合物が存在する。別の実施形態では、R16cが
である、式(IIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R17aがメチルである、式(IIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R17aがエチルである、式(IIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R17bが、フェニル、−C(=O)OHまたは−S(=O)2OHによって場合により置換されているメチルである、式(IIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R17aが、フェニル、−C(=O)OHまたは−S(=O)2OHによって場合により置換されているエチルである、式(IIb)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R15が−OC(=J)OR16a、−N(R12)C(=J)OR16a、−OC(=J)N(H)R16a、−N(R12)C(=J)N(H)R16a、−OC(=J)N(H)(C1〜C6アルキル)R31、−N(R12)C(=J)O(C1〜C6アルキル)R31、−N(R12)C(=J)N(H)(C1〜C6アルキル)R31、−OC(=J)O(C1〜C6アルキル)R31、−C(=J)R31、−OC(=J)R31、−N(R12)C(=J)R31、−O(C1〜C6アルキル)R31、−N(R12)(C1〜C6アルキル)R31、−OS(=O)vR31、−N(R12)S(=O)vR31、−OS(=O)v(C1〜C6アルキル)R31または−N(R12)S(=O)v(C1〜C6アルキル)R31である、式(IIb)の化合物が存在する。
本明細書で提供されるいくつかの実施形態では、式(II)の化合物は式(IIc)の構造またはその医薬的に許容可能な塩もしくは溶媒和化合物を有する:
(式中:
R1は、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択され;
R2は、−CN、−C(=O)OR25、−C(=O)N(R25)R26、
及び
から成る群から選択され;またはR1及びR2は、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環もしくは場合により置換されているヘテロアリール環を形成し;
R3は、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル、場合により置換されているC3〜C10シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)、−C(=O)R20、−C(=O)OR20、−S(=O)2R20、−C(=O)N(R21)R22、−C(=O)N(R21)S(=O)2R24、−C(=O)N(R23)N(R21)R22、−C(=O)N(R23)N(R21)S(=O)2R24、−N(R23)C(=O)R20、−N(R23)C(=O)N(R21)R22、−N(R23)C(=O)N(R21)S(=O)2R24、−N(R20)C(=O)N(R23)N(R21)R22、−N(R20)C(=O)N(R23)N(R21)S(=O)2R24、−N(R23)C(=O)OR20、−P(=O)OR20及び−P(=O)(OR19)OR20から成る群から選択され;
R4及びR5は、それぞれ、水素、ハロゲン、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC1〜C6アルコキシ、場合により置換されているC2〜C6アルケニル及び場合により置換されているC2〜C6アルキニルから成る群から独立に選択され;またはR4及びR5は、これらが結合している炭素原子とともに、場合により置換されているC3〜C6シクロアルキル環もしくは場合により置換されているC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成し;
R6は、水素、ハロゲン、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル及び−C(=O)N(R27)R28から成る群から選択され;
R7は、水素、ハロゲン、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC1〜C6アルコキシ、場合により置換されているC2〜C6アルケニル及び場合により置換されているC2〜C6アルキニルから成る群から選択され;
各R12は、水素及びC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択され;
R15は、−OC(=J)OR16a、−N(R12)C(=J)OR16a、−OC(=J)N(H)R16a、−N(R12)C(=J)N(H)R16a、−OC(=J)N(H)(C2〜C6アルキル)R30、−N(R12)C(=J)O(C2〜C6アルキル)R30、−N(R12)C(=J)N(H)(C2〜C6アルキル)R30、−OC(=J)O(C2〜C6アルキル)R30、−C(=J)R31、−OC(=J)R31、−N(R12)C(=J)R31、−O(C2〜C6アルキル)R30、−N(R12)(C2〜C6アルキル)R30、−OS(=O)vR31、−N(R12)S(=O)vR31、−OS(=O)v(C2〜C6アルキル)R30または−N(R12)S(=O)v(C2〜C6アルキル)R30であり;
R30はR16a、R16bまたはR16cであり;
R31はR16aまたはR16cであり;
JはO、SまたはN(R12)であり;
R16aは、
であり;
R16bは、
または
であり;
R16cは
であり;
R17aはC1〜C6アルキルであり;
R17bは、フェニル、−C(=O)OHまたは−S(=O)2OHによって場合により置換されているC1〜C6アルキルであり;
R18は、水素、−OH、−(C0〜C6アルキル)−C(=O)OHまたはC1〜C6アルキルであり;
vは1または2であり;
R19、R20及びR23は、それぞれ、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択され;
R21及びR22は、それぞれ、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択され;またはR21及びR22は、これらが結合している窒素原子とともに、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成し;
R24は、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール 場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択され;ならびに
R25及びR26は、それぞれ、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択され;
R27及びR28は、それぞれ、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択され;またはR27及びR28は、これらが結合している窒素原子とともに、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成する)。
一実施形態では、R4及びR5が、それぞれ、水素、ハロゲン及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(IIc)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5が、それぞれ、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(IIc)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ水素である、式(IIc)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5が、それぞれ独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIc)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれメチルである、式(IIc)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5が、場合により置換されているC3〜C6シクロアルキル環または場合により置換されているC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(IIc)の化合物が存在する。いくつかの実施形態では、R4及びR5が、場合により置換されているC3〜C6シクロアルキル環を形成する、式(IIc)の化合物が存在する。いくつかの実施形態では、R4及びR5が、場合により置換されているC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(IIc)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R6及びR7が、それぞれ、水素、ハロゲン及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(IIc)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が、それぞれ、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(IIc)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が、それぞれ独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIc)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれメチルである、式(IIc)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ水素である、式(IIc)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)R20であり、R20が場合により置換されているアリールである、式(IIc)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)R20であり、R20が場合により置換されているヘテロアリールである、式(IIc)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)R20であり、R20が場合により置換されているアリールである、式(IIc)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)R20であり、R20が場合により置換されているヘテロアリールである、式(IIc)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−S(O)2R20であり、R20が場合により置換されているアリールである、式(IIc)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−S(O)2R20であり、R20が場合により置換されているヘテロアリールである、式(IIc)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−S(O)2R20であり、R20が場合により置換されているアリールである、式(IIc)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−S(O)2R20であり、R20が場合により置換されているヘテロアリールである、式(IIc)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)N(R21)R22であり、R21が水素であり、R22が場合により置換されているアリールである、式(IIc)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)N(R21)R22であり、R21が水素であり、R22が場合により置換されているヘテロアリールである、式(IIc)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)N(R21)R22であり、R21が水素であり、R22が場合により置換されているアリールである、式(IIc)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)N(R21)R22であり、R21が水素であり、R22が場合により置換されているヘテロアリールである、式(IIc)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、−CN、−C(O)OR25、−C(O)N(R25)R26、
及び
から成る群から選択される、式(IIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−CNである、式(IIc)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25である、式(IIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択される、式(IIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(IIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が水素である、式(IIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が無置換のC1〜C6アルキルである、式(IIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25がメチルである、式(IIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25がエチルである、式(IIc)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26である、式(IIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が、それぞれ、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択される、式(IIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が、それぞれ、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(IIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が水素である、式(IIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が、それぞれ独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、R26が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が、それぞれ独立に無置換のC1〜C6アルキルである、式(IIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、R26がメチルである、式(IIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26がメチルである、式(IIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26がエチルである、式(IIc)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
である、式(IIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25がメチルである、式(IIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25がエチルである、式(IIc)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
である、式(IIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25がメチルである、式(IIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25がエチルである、式(IIc)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択される、式(IIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が水素である、式(IIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1がメチルである、式(IIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が場合により置換されているC2〜C6アルケニルである、式(IIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が場合により置換されているC2〜C6アルキニルである、式(IIc)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環または場合により置換されているヘテロアリール環を形成する、式(IIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(IIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているヘテロアリール環を形成する、式(IIc)の化合物が存在する。
前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−OC(=J)OR16aである、式(IIc)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−N(R12)C(=J)OR16aである、式(IIc)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−OC(=J)N(H)R16aである、式(IIc)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−N(R12)C(=J)N(H)R16aである、式(IIc)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−OC(=J)N(H)(C2〜C6アルキル)R30である、式(IIc)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−N(R12)C(=J)O(C2〜C6アルキル)R30である、式(IIc)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−N(R12)C(=J)N(H)(C2〜C6アルキル)R30である、式(IIc)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−OC(=J)O(C2〜C6アルキル)R30である、式(IIc)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−C(=J)R31である、式(IIc)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−OC(=J)R31である、式(IIc)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−N(R12)C(=J)R31である、式(IIc)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−O(C2〜C6アルキル)R30である、式(IIc)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−N(R12)(C2〜C6アルキル)R30である、式(IIc)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−OS(=O)vR31である、式(IIc)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−N(R12)S(=O)vR31である、式(IIc)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−OS(=O)v(C2〜C6アルキル)R30である、式(IIc)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R15が−N(R12)S(=O)v(C2〜C6アルキル)R30である、式(IIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R30がR16aである、式(IIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R30がR16bである、式(IIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R30がR16cである、式(IIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R31がR16aである、式(IIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R31がR16bである、式(IIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、JがOである、式(IIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、JがSである、式(IIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、JがN(R12)である、式(IIc)の化合物が存在する。
前述の実施形態の別の実施形態では、R16aが
である、式(IIc)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16aが
である、式(IIc)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16aが
である、式(IIc)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16bが
である、式(IIc)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16bが
である、式(IIc)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16bが
である、式(IIc)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16bが
である、式(IIc)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16bが
である、式(IIc)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16bが
である、式(IIc)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16bが
である、式(IIc)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R16cが
である、式(IIc)の化合物が存在する。別の実施形態では、R16cが
である、式(IIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R17aがメチルである、式(IIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R17aがエチルである、式(IIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R17bが、フェニル、−C(=O)OHまたは−S(=O)2OHによって場合により置換されているメチルである、式(IIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R17aが、フェニル、−C(=O)OHまたは−S(=O)2OHによって場合により置換されているエチルである、式(IIc)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R15が−OC(=J)OR16a、−N(R12)C(=J)OR16a、−OC(=J)N(H)R16a、−N(R12)C(=J)N(H)R16a、−OC(=J)N(H)(C1〜C6アルキル)R31、−N(R12)C(=J)O(C1〜C6アルキル)R31、−N(R12)C(=J)N(H)(C1〜C6アルキル)R31、−OC(=J)O(C1〜C6アルキル)R31、−C(=J)R31、−OC(=J)R31、−N(R12)C(=J)R31、−O(C1〜C6アルキル)R31、−N(R12)(C1〜C6アルキル)R31、−OS(=O)vR31、−N(R12)S(=O)vR31、−OS(=O)v(C1〜C6アルキル)R31または−N(R12)S(=O)v(C1〜C6アルキル)R31である、式(IIc)の化合物が存在する。
別の態様では、式(III)の構造を有する化合物またはその医薬的に許容可能な塩もしくは溶媒和化合物が本明細書で提供される:
(式中:
R1は、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択され;
R2は、−CN、−C(=O)OR25、−C(=O)N(R25)R26、
及び
から成る群から選択され;またはR1及びR2は、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環もしくは場合により置換されているヘテロアリール環を形成し;
R3は−C(=O)R20または−S(=O)2R20であり;
R4及びR5は、それぞれ、水素、ハロゲン、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC1〜C6アルコキシ、場合により置換されているC2〜C6アルケニル及び場合により置換されているC2〜C6アルキニルから成る群から独立に選択され;またはR4及びR5は、これらが結合している炭素原子とともに、場合により置換されているC3〜C6シクロアルキル環もしくは場合により置換されているC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成し;
R6は、水素、ハロゲン、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル及び−C(=O)N(R27)R28から成る群から選択され;
R7は、水素、ハロゲン、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC1〜C6アルコキシ、場合により置換されているC2〜C6アルケニル及び場合により置換されているC2〜C6アルキニルから成る群から選択され;
R8は、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択され;
R9及びR10は、これらが結合している炭素原子と一緒になって、(R11)nで置換されているフェニル環を形成し;またはR9及びR10は、これらが結合している炭素原子と一緒になって、(R11)nで置換されている窒素含有6員ヘテロアリール環を形成し;またはR9及びR10は、これらが結合している炭素原子と一緒になって、(R39)p及び(R12)qで置換されている5員ヘテロアリール環を形成し;
各R11は、ハロゲン、−CN、アミノ、アルキルアミノ、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6ハロアルコキシ、C3〜C8シクロアルキル、C2〜C9ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、−C(=O)OR12、−C(=O)N(R13)R14から成る群から独立に選択され;
各R12は、水素及びC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択され;
各R13及びR14は、それぞれ、水素及びC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択され;またはR13及びR14は、これらが結合している窒素原子とともに、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成し;
各R39は、水素、ハロゲン、−CN、アミノ、アルキルアミノ、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6ハロアルコキシ、C3〜C8シクロアルキル、C2〜C9ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、−C(=O)OR12、−C(=O)N(R13)R14から成る群から独立に選択され;
nは0、1、2または3であり;
pは0、1または2であり;
qは0または1であり;
R20は、−R34R35または−R31から成る群から選択され;
R34は、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C10シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択され;
R35は、−(C1〜C6アルキル)−R30、−O(C2〜C6アルキル)−R30または−N(R12)(C2〜C6アルキル)−R30であり;
R30はR36a、R36bまたはR36cであり;
R31はR36aまたはR36cであり;
R36aは、
であり;
R36bは、
または
であり;
R36cは
であり;
R17aはC1〜C6アルキルであり;
R17bは、フェニル、−C(=O)OHまたは−S(=O)2OHによって場合により置換されているC1〜C6アルキルであり;
R18は、水素、−OH、−(C0〜C6アルキル)−C(=O)OHまたはC1〜C6アルキルであり;
R25及びR26は、それぞれ、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択され;ならびに
R27及びR28は、それぞれ、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択され;またはR27及びR28は、これらが結合している窒素原子とともに、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成する)。
一実施形態では、R4及びR5が、それぞれ、水素、ハロゲン及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(III)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5が、それぞれ、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(III)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ水素である、式(III)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5が、それぞれ独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(III)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれメチルである、式(III)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5が、場合により置換されているC3〜C6シクロアルキル環または場合により置換されているC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(III)の化合物が存在する。いくつかの実施形態では、R4及びR5が、場合により置換されているC3〜C6シクロアルキル環を形成する、式(III)の化合物が存在する。いくつかの実施形態では、R4及びR5が、場合により置換されているC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(III)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R6及びR7が、それぞれ、水素、ハロゲン及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(III)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が、それぞれ、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(III)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が、それぞれ独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(III)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれメチルである、式(III)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ水素である、式(III)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)R20であり、R20が場合により置換されているアリールである、式(III)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)R20であり、R20が場合により置換されているヘテロアリールである、式(III)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)R20であり、R20が場合により置換されているアリールである、式(III)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)R20であり、R20が場合により置換されているヘテロアリールである、式(III)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−S(O)2R20であり、R20が場合により置換されているアリールである、式(III)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−S(O)2R20であり、R20が場合により置換されているヘテロアリールである、式(III)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−S(O)2R20であり、R20が場合により置換されているアリールである、式(III)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−S(O)2R20であり、R20が場合により置換されているヘテロアリールである、式(III)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、−CN、−C(O)OR25、−C(O)N(R25)R26、
及び
から成る群から選択される、式(III)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−CNである、式(III)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25である、式(III)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択される、式(III)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(III)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が水素である、式(III)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(III)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が無置換のC1〜C6アルキルである、式(III)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25がメチルである、式(III)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25がエチルである、式(III)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26である、式(III)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が、それぞれ、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択される、式(III)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が、それぞれ、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(III)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が水素である、式(III)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が、それぞれ独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(III)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、R26が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(III)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が、それぞれ独立に無置換のC1〜C6アルキルである、式(III)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、R26がメチルである、式(III)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26がメチルである、式(III)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26がエチルである、式(III)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
である、式(III)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(III)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25がメチルである、式(III)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(III)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25がエチルである、式(III)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
である、式(III)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(III)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25がメチルである、式(III)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(III)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25がエチルである、式(III)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択される、式(III)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が水素である、式(III)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(III)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1がメチルである、式(III)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が場合により置換されているC2〜C6アルケニルである、式(III)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が場合により置換されているC2〜C6アルキニルである、式(III)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環または場合により置換されているヘテロアリール環を形成する、式(III)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(III)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているヘテロアリール環を形成する、式(III)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択される、式(III)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から選択される、式(III)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(III)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8がメチルである、式(III)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(III)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8がエチルである、式(III)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(III)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が水素である、式(III)の化合物が存在する。
前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35である、式(III)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R34が、場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(III)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R34が、場合により置換されているC3〜C10シクロアルキルである、式(III)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R34が場合により置換されているアリールである、式(III)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R34が場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)である、式(III)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R34が場合により置換されているヘテロアリールである、式(III)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R34が場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキルである、式(III)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R34が場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)である、式(III)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R35が−(C1〜C6アルキル)−R30である、式(III)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R35が−O(C2〜C6アルキル)−R30である、式(III)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R35が−N(R12)(C2〜C6アルキル)−R30である、式(III)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R30がR36aである、式(III)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R30がR36bである、式(III)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R30がR36cである式(III)の化合物が存在する。
前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R31である、式(III)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R31がR36aである、式(III)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R31がR36cである、式(III)の化合物が存在する。
前述の実施形態の別の実施形態では、R36aが
である、式(III)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36aが
である、式(III)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36aが
である、式(III)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36bが
である、式(III)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36bが
である、式(III)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36bが
である、式(III)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36bが
である、式(III)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36bが
である、式(III)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36bが
である、式(III)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36bが
である、式(III)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36cが
である、式(III)の化合物が存在する。別の実施形態では、R36cが
である、式(III)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R17aがメチルである、式(III)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R17aがエチルである、式(III)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R17bが、フェニル、−C(=O)OHまたは−S(=O)2OHによって場合により置換されているメチルである、式(III)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R17aが、フェニル、−C(=O)OHまたは−S(=O)2OHによって場合により置換されているエチルである、式(III)の化合物が存在する。
前述の実施形態の別の実施形態では、nが0である、式(III)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、nが1である、式(III)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、nが1であり、R11がC1〜C6アルキルである、式(III)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、nが1であり、R11がC1〜C6ハロアルキルである、式(III)の化合物が存在する。
本明細書で提供されるいくつかの実施形態では、式(III)の化合物は式(IIIa)の構造またはその医薬的に許容可能な塩もしくは溶媒和化合物を有する:
(式中:
R1は、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択され;
R2は、−CN、−C(=O)OR25、−C(=O)N(R25)R26、
及び
から成る群から選択され;またはR1及びR2は、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環もしくは場合により置換されているヘテロアリール環を形成し;
R3は−C(=O)R20または−S(=O)2R20であり;
R4及びR5は、それぞれ、水素、ハロゲン、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC1〜C6アルコキシ、場合により置換されているC2〜C6アルケニル及び場合により置換されているC2〜C6アルキニルから成る群から独立に選択され;またはR4及びR5は、これらが結合している炭素原子とともに、場合により置換されているC3〜C6シクロアルキル環もしくは場合により置換されているC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成し;
R6は、水素、ハロゲン、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル及び−C(=O)N(R27)R28から成る群から選択され;
R7は、水素、ハロゲン、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC1〜C6アルコキシ、場合により置換されているC2〜C6アルケニル及び場合により置換されているC2〜C6アルキニルから成る群から選択され;
R8は、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択され;
各R11は、ハロゲン、−CN、アミノ、アルキルアミノ、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6ハロアルコキシ、C3〜C8シクロアルキル、C2〜C9ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、−C(=O)OR12、−C(=O)N(R13)R14から成る群から独立に選択され;
各R12は、水素及びC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択され;
各R13及びR14は、それぞれ、水素及びC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択され;またはR13及びR14は、これらが結合している窒素原子とともに、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成し;
nは0、1、2または3であり;
R20は、−R34R35または−R31から成る群から選択され;
R34は、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C10シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択され;
R35は、−(C1〜C6アルキル)−R30、−O(C2〜C6アルキル)−R30または−N(R12)(C2〜C6アルキル)−R30であり;
R30はR36a、R36bまたはR36cであり;
R31はR36aまたはR36cであり;
R36aは、
であり;
R36bは、
または
であり;
R36cは
であり;
R17aはC1〜C6アルキルであり;
R17bは、フェニル、−C(=O)OHまたは−S(=O)2OHによって場合により置換されているC1〜C6アルキルであり;
R18は、水素、−OH、−(C0〜C6アルキル)−C(=O)OHまたはC1〜C6アルキルであり;
R25及びR26は、それぞれ、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択され;ならびに
R27及びR28は、それぞれ、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択され;またはR27及びR28は、これらが結合している窒素原子とともに、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成する)。
一実施形態では、R4及びR5が、それぞれ、水素、ハロゲン及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(IIIa)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5が、それぞれ、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(IIIa)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ水素である、式(IIIa)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5が、それぞれ独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIIa)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれメチルである、式(IIIa)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5が、場合により置換されているC3〜C6シクロアルキル環または場合により置換されているC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(IIIa)の化合物が存在する。いくつかの実施形態では、R4及びR5が、場合により置換されているC3〜C6シクロアルキル環を形成する、式(IIIa)の化合物が存在する。いくつかの実施形態では、R4及びR5が、場合により置換されているC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(IIIa)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R6及びR7が、それぞれ、水素、ハロゲン及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(IIIa)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が、それぞれ、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(IIIa)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が、それぞれ独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIIa)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれメチルである、式(IIIa)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ水素である、式(IIIa)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)R20であり、R20が場合により置換されているアリールである、式(IIIa)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)R20であり、R20が場合により置換されているヘテロアリールである、式(IIIa)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)R20であり、R20が場合により置換されているアリールである、式(IIIa)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)R20であり、R20が場合により置換されているヘテロアリールである、式(IIIa)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−S(O)2R20であり、R20が場合により置換されているアリールである、式(IIIa)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−S(O)2R20であり、R20が場合により置換されているヘテロアリールである、式(IIIa)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−S(O)2R20であり、R20が場合により置換されているアリールである、式(IIIa)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−S(O)2R20であり、R20が場合により置換されているヘテロアリールである、式(IIIa)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、−CN、−C(O)OR25、−C(O)N(R25)R26、
及び
から成る群から選択される、式(IIIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−CNである、式(IIIa)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25である、式(IIIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択される、式(IIIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(IIIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が水素である、式(IIIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が無置換のC1〜C6アルキルである、式(IIIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25がメチルである、式(IIIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25がエチルである、式(IIIa)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26である、式(IIIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が、それぞれ、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択される、式(IIIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が、それぞれ、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(IIIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が水素である、式(IIIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が、それぞれ独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、R26が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が、それぞれ独立に無置換のC1〜C6アルキルである、式(IIIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、R26がメチルである、式(IIIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26がメチルである、式(IIIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26がエチルである、式(IIIa)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
である、式(IIIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25がメチルである、式(IIIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25がエチルである、式(IIIa)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
である、式(IIIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25がメチルである、式(IIIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25がエチルである、式(IIIa)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択される、式(IIIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が水素である、式(IIIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1がメチルである、式(IIIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が場合により置換されているC2〜C6アルケニルである、式(IIIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が場合により置換されているC2〜C6アルキニルである、式(IIIa)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環または場合により置換されているヘテロアリール環を形成する、式(IIIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(IIIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているヘテロアリール環を形成する、式(IIIa)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択される、式(IIIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から選択される、式(IIIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8がメチルである、式(IIIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8がエチルである、式(IIIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が水素である、式(IIIa)の化合物が存在する。
前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35である、式(IIIa)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R34が、場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIIa)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R34が場合により置換されているC3〜C10シクロアルキルである、式(IIIa)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R34が場合により置換されているアリールである、式(IIIa)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R34が場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)である、式(IIIa)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R34が場合により置換されているヘテロアリールである、式(IIIa)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R34が場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキルである、式(IIIa)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R34が場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)である、式(IIIa)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R35が−(C1〜C6アルキル)−R30である、式(IIIa)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R35が−O(C2〜C6アルキル)−R30である、式(IIIa)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R35が−N(R12)(C2〜C6アルキル)−R30である、式(IIIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R30がR36aである、式(IIIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R30がR36bである、式(IIIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R30がR36cである、式(IIIa)の化合物が存在する。
前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R31である、式(IIIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R31がR36aである、式(IIIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R31がR36cである、式(IIIa)の化合物が存在する。
前述の実施形態の別の実施形態では、R36aが
である、式(IIIa)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36aが
である、式(IIIa)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36aが
である、式(IIIa)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36bが
である、式(IIIa)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36bが
である、式(IIIa)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36bが
である、式(IIIa)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36bが
である、式(IIIa)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36bが
である、式(IIIa)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36bが
である、式(IIIa)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36bが
である、式(IIIa)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36cが
である、式(IIIa)の化合物が存在する。別の実施形態では、R36cが
である、式(IIIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R17aがメチルである、式(IIIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R17aがエチルである、式(IIIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R17bが、フェニル、−C(=O)OHまたは−S(=O)2OHによって場合により置換されているメチルである、式(IIIa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R17aが、フェニル、−C(=O)OHまたは−S(=O)2OHによって場合により置換されているエチルである、式(IIIa)の化合物が存在する。
前述の実施形態の別の実施形態では、nが0である、式(IIIa)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、nが1である、式(IIIa)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、nが1であり、R11がC1〜C6アルキルである、式(IIIa)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、nが1であり、R11がC1〜C6ハロアルキルである、式(IIIa)の化合物が存在する。
本明細書で提供されるいくつかの実施形態では、式(III)の化合物は式(IIIb)の構造またはその医薬的に許容可能な塩もしくは溶媒和化合物を有する:
(式中:
R1は、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択され;
R2は、−CN、−C(=O)OR25、−C(=O)N(R25)R26、
及び
から成る群から選択され;またはR1及びR2は、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環もしくは場合により置換されているヘテロアリール環を形成し;
R3は−C(=O)R20または−S(=O)2R20であり;
R4及びR5は、それぞれ、水素、ハロゲン、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC1〜C6アルコキシ、場合により置換されているC2〜C6アルケニル及び場合により置換されているC2〜C6アルキニルから成る群から独立に選択され;またはR4及びR5は、これらが結合している炭素原子とともに、場合により置換されているC3〜C6シクロアルキル環もしくは場合により置換されているC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成し;
R6は、水素、ハロゲン、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル及び−C(=O)N(R27)R28から成る群から選択され;
R7は、水素、ハロゲン、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC1〜C6アルコキシ、場合により置換されているC2〜C6アルケニル及び場合により置換されているC2〜C6アルキニルから成る群から選択され;
R8は、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択され;
各R11は、ハロゲン、−CN、アミノ、アルキルアミノ、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6ハロアルコキシ、C3〜C8シクロアルキル、C2〜C9ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、−C(=O)OR12、−C(=O)N(R13)R14から成る群から独立に選択され;
各R12は、水素及びC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択され;
各R13及びR14は、それぞれ、水素及びC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択され;またはR13及びR14は、これらが結合している窒素原子とともに、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成し;
nは0、1、2または3であり;
R20は、−R34R35または−R31から成る群から選択され;
R34は、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C10シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択され;
R35は、−(C1〜C6アルキル)−R30、−O(C2〜C6アルキル)−R30または−N(R12)(C2〜C6アルキル)−R30であり;
R30はR36a、R36bまたはR36cであり;
R31はR36aまたはR36cであり;
R36aは
であり;
R36bは
または
であり;
R36cは
であり;
R17aはC1〜C6アルキルであり;
R17bは、フェニル、−C(=O)OHまたは−S(=O)2OHによって場合により置換されているC1〜C6アルキルであり;
R18は、水素、−OH、−(C0〜C6アルキル)−C(=O)OHまたはC1〜C6アルキルであり;
R25及びR26は、それぞれ、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択され;ならびに
R27及びR28は、それぞれ、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択され;またはR27及びR28は、これらが結合している窒素原子とともに、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成する)。
一実施形態では、R4及びR5が、それぞれ、水素、ハロゲン及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(IIIb)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5が、それぞれ、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(IIIb)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ水素である、式(IIIb)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5が、それぞれ独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIIb)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれメチルである、式(IIIb)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5が、場合により置換されているC3〜C6シクロアルキル環または場合により置換されているC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(IIIb)の化合物が存在する。いくつかの実施形態では、R4及びR5が、場合により置換されているC3〜C6シクロアルキル環を形成する、式(IIIb)の化合物が存在する。いくつかの実施形態では、R4及びR5が、場合により置換されているC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(IIIb)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R6及びR7が、それぞれ、水素、ハロゲン及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(IIIb)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が、それぞれ、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(IIIb)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が、それぞれ独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIIb)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれメチルである、式(IIIb)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ水素である、式(IIIb)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)R20であり、R20が場合により置換されているアリールである、式(IIIb)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)R20であり、R20が場合により置換されているヘテロアリールである、式(IIIb)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)R20であり、R20が場合により置換されているアリールである、式(IIIb)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)R20であり、R20が場合により置換されているヘテロアリールである、式(IIIb)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−S(O)2R20であり、R20が場合により置換されているアリールである、式(IIIb)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−S(O)2R20であり、R20が場合により置換されているヘテロアリールである、式(IIIb)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−S(O)2R20であり、R20が場合により置換されているアリールである、式(IIIb)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−S(O)2R20であり、R20が場合により置換されているヘテロアリールである、式(IIIb)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、−CN、−C(O)OR25、−C(O)N(R25)R26、
及び
から成る群から選択される、式(IIIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−CNである、式(IIIb)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25である、式(IIIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択される、式(IIIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(IIIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が水素である、式(IIIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が無置換のC1〜C6アルキルである、式(IIIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25がメチルである、式(IIIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25がエチルである、式(IIIb)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26である、式(IIIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が、それぞれ、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択される、式(IIIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が、それぞれ、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(IIIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が水素である、式(IIIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が、それぞれ独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、R26が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が、それぞれ独立に無置換のC1〜C6アルキルである、式(IIIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、R26がメチルである、式(IIIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26がメチルである、式(IIIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26がエチルである、式(IIIb)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
である、式(IIIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25がメチルである、式(IIIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25がエチルである、式(IIIb)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
である、式(IIIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25がメチルである、式(IIIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25がエチルである、式(IIIb)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択される、式(IIIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が水素である、式(IIIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1がメチルである、式(IIIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が場合により置換されているC2〜C6アルケニルである、式(IIIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が場合により置換されているC2〜C6アルキニルである、式(IIIb)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環または場合により置換されているヘテロアリール環を形成する、式(IIIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(IIIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているヘテロアリール環を形成する、式(IIIb)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択される、式(IIIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から選択される、式(IIIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8がメチルである、式(IIIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8がエチルである、式(IIIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が水素である、式(IIIb)の化合物が存在する。
前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35である、式(IIIb)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R34が、場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIIb)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R34が、場合により置換されているC3〜C10シクロアルキルである、式(IIIb)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R34が場合により置換されているアリールである、式(IIIb)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R34が場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)である、式(IIIb)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R34が場合により置換されているヘテロアリールである、式(IIIb)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R34が場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキルである、式(IIIb)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R34が場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)である、式(IIIb)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R35が−(C1〜C6アルキル)−R30である、式(IIIb)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R35が−O(C2〜C6アルキル)−R30である、式(IIIb)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R35が−N(R12)(C2〜C6アルキル)−R30である、式(IIIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R30がR36aである、式(IIIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R30がR36bである、式(IIIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R30がR36cである、式(IIIb)の化合物が存在する。
前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R31である、式(IIIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R31がR36aである、式(IIIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R31がR36cである、式(IIIb)の化合物が存在する。
前述の実施形態の別の実施形態では、R36aが
である、式(IIIb)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36aが
である、式(IIIb)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36aが
である、式(IIIb)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36bが
である、式(IIIb)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36bが
である、式(IIIb)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36bが
である、式(IIIb)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36bが
である、式(IIIb)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36bが
である、式(IIIb)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36bが
である、式(IIIb)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36bが
である、式(IIIb)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36cが
である、式(IIIb)の化合物が存在する。別の実施形態では、R36cが
である、式(IIIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R17aがメチルである、式(IIIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R17aがエチルである、式(IIIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R17bが、フェニル、−C(=O)OHまたは−S(=O)2OHによって場合により置換されているメチルである、式(IIIb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R17aが、フェニル、−C(=O)OHまたは−S(=O)2OHによって場合により置換されているエチルである、式(IIIb)の化合物が存在する。
前述の実施形態の別の実施形態では、nが0である、式(IIIb)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、nが1である、式(IIIb)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、nが1であり、R11がC1〜C6アルキルである、式(IIIb)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、nが1であり、R11がC1〜C6ハロアルキルである、式(IIIb)の化合物が存在する。
本明細書で提供されるいくつかの実施形態では、式(III)の化合物は式(IIIc)の構造またはその医薬的に許容可能な塩もしくは溶媒和化合物を有する:
(式中:
R1は、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択され;
R2は、−CN、−C(=O)OR25、−C(=O)N(R25)R26、
及び
から成る群から選択され;またはR1及びR2は、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環もしくは場合により置換されているヘテロアリール環を形成し;
R3は−C(=O)R20または−S(=O)2R20であり;
R4及びR5は、それぞれ、水素、ハロゲン、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC1〜C6アルコキシ、場合により置換されているC2〜C6アルケニル及び場合により置換されているC2〜C6アルキニルから成る群から独立に選択され;またはR4及びR5は、これらが結合している炭素原子とともに、場合により置換されているC3〜C6シクロアルキル環もしくは場合により置換されているC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成し;
R6は、水素、ハロゲン、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル及び−C(=O)N(R27)R28から成る群から選択され;
R7は、水素、ハロゲン、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC1〜C6アルコキシ、場合により置換されているC2〜C6アルケニル及び場合により置換されているC2〜C6アルキニルから成る群から選択され;
R8は、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択され;
各R11は、ハロゲン、−CN、アミノ、アルキルアミノ、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6ハロアルコキシ、C3〜C8シクロアルキル、C2〜C9ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、−C(=O)OR12、−C(=O)N(R13)R14から成る群から独立に選択され;
各R12は、水素及びC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択され;
各R13及びR14は、それぞれ、水素及びC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択され;またはR13及びR14は、これらが結合している窒素原子とともに、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成し;
nは0、1、2または3であり;
R20は、−R34R35または−R31から成る群から選択され;
R34は、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C10シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択され;
R35は、−(C1〜C6アルキル)−R30、−O(C2〜C6アルキル)−R30または−N(R12)(C2〜C6アルキル)−R30であり;
R30はR36a、R36bまたはR36cであり;
R31はR36aまたはR36cであり;
R36aは、
であり;
R36bは、
または
であり;
R36cは
であり;
R17aはC1〜C6アルキルであり;
R17bは、フェニル、−C(=O)OHまたは−S(=O)2OHによって場合により置換されているC1〜C6アルキルであり;
R18は、水素、−OH、−(C0〜C6アルキル)−C(=O)OHまたはC1〜C6アルキルであり;
R25及びR26は、それぞれ、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択され;ならびに
R27及びR28は、それぞれ、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択され;またはR27及びR28は、これらが結合している窒素原子とともに、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成する)。
一実施形態では、R4及びR5が、それぞれ、水素、ハロゲン及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(IIIc)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5が、それぞれ、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(IIIc)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ水素である、式(IIIc)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5が、それぞれ独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIIc)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれメチルである、式(IIIc)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5が、場合により置換されているC3〜C6シクロアルキル環または場合により置換されているC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(IIIc)の化合物が存在する。いくつかの実施形態では、R4及びR5が、場合により置換されているC3〜C6シクロアルキル環を形成する、式(IIIc)の化合物が存在する。いくつかの実施形態では、R4及びR5が、場合により置換されているC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(IIIc)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R6及びR7が、それぞれ、水素、ハロゲン及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(IIIc)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が、それぞれ、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(IIIc)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が、それぞれ独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIIc)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれメチルである、式(IIIc)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ水素である、式(IIIc)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)R20であり、R20が場合により置換されているアリールである、式(IIIc)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)R20であり、R20が場合により置換されているヘテロアリールである、式(IIIc)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)R20であり、R20が場合により置換されているアリールである、式(IIIc)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)R20であり、R20が場合により置換されているヘテロアリールである、式(IIIc)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−S(O)2R20であり、R20が場合により置換されているアリールである、式(IIIc)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−S(O)2R20であり、R20が場合により置換されているヘテロアリールである、式(IIIc)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−S(O)2R20であり、R20が場合により置換されているアリールである、式(IIIc)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−S(O)2R20であり、R20が場合により置換されているヘテロアリールである、式(IIIc)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、−CN、−C(O)OR25、−C(O)N(R25)R26、
及び
から成る群から選択される、式(IIIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−CNである、式(IIIc)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25である、式(IIIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択される、式(IIIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(IIIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が水素である、式(IIIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が無置換のC1〜C6アルキルである、式(IIIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25がメチルである、式(IIIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25がエチルである、式(IIIc)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26である、式(IIIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が、それぞれ、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択される、式(IIIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が、それぞれ、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(IIIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が水素である、式(IIIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が、それぞれ独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、R26が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が、それぞれ独立に無置換のC1〜C6アルキルである、式(IIIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、R26がメチルである、式(IIIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26がメチルである、式(IIIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26がエチルである。式(IIIc)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
である、式(IIIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25がメチルである、式(IIIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25がエチルである、式(IIIc)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
である、式(IIIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25がメチルである、式(IIIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25がエチルである、式(IIIc)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択される、式(IIIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が水素である、式(IIIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1がメチルである、式(IIIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が場合により置換されているC2〜C6アルケニルである、式(IIIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が場合により置換されているC2〜C6アルキニルである、式(IIIc)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環または場合により置換されているヘテロアリール環を形成する、式(IIIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(IIIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているヘテロアリール環を形成する、式(IIIc)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択される、式(IIIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から選択される、式(IIIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8がメチルである、式(IIIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8がエチルである、式(IIIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が水素である、式(IIIc)の化合物が存在する。
前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35である、式(IIIc)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R34が、場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIIc)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R34が、場合により置換されているC3〜C10シクロアルキルである、式(IIIc)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R34が場合により置換されているアリールである、式(IIIc)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R34が場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)である、式(IIIc)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R34が場合により置換されているヘテロアリールである、式(IIIc)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R34が場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキルである、式(IIIc)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R34が場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)である、式(IIIc)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R35が−(C1〜C6アルキル)−R30である、式(IIIc)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R35が−O(C2〜C6アルキル)−R30である、式(IIIc)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R35が−N(R12)(C2〜C6アルキル)−R30である、式(IIIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R30がR36aである、式(IIIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R30がR36bである、式(IIIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R30がR36cである、式(IIIc)の化合物が存在する。
前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R31である、式(IIIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R31がR36aである、式(IIIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R31がR36cである、式(IIIc)の化合物が存在する。
前述の実施形態の別の実施形態では、R36aが
である、式(IIIc)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36aが
である、式(IIIc)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36aが
である、式(IIIc)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36bが
である、式(IIIc)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36bが
である、式(IIIc)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36bが
である、式(IIIc)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36bが
である、式(IIIc)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36bが
である、式(IIIc)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36bが
である、式(IIIc)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36bが
である、式(IIIc)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36cが
である、式(IIIc)の化合物が存在する。別の実施形態では、R36cが
である、式(IIIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R17aがメチルである、式(IIIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R17aがエチルである、式(IIIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R17bが、フェニル、−C(=O)OHまたは−S(=O)2OHによって場合により置換されているメチルである、式(IIIc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R17aが、フェニル、−C(=O)OHまたは−S(=O)2OHによって場合により置換されているエチルである、式(IIIc)の化合物が存在する。
前述の実施形態の別の実施形態では、nが0である、式(IIIc)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、nが1である、式(IIIc)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、nが1であり、R11がC1〜C6アルキルである、式(IIIc)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、nが1であり、R11がC1〜C6ハロアルキルである、式(IIIc)の化合物が存在する。
本明細書で提供されるいくつかの実施形態では、式(III)の化合物は式(IIId)の構造またはその医薬的に許容可能な塩もしくは溶媒和化合物を有する:
(式中:
R1は、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択され;
R2は、−CN、−C(=O)OR25、−C(=O)N(R25)R26、
及び
から成る群から選択され;またはR1及びR2は、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環もしくは場合により置換されているヘテロアリール環を形成し;
R3は−C(=O)R20または−S(=O)2R20であり;
R4及びR5は、それぞれ、水素、ハロゲン、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC1〜C6アルコキシ、場合により置換されているC2〜C6アルケニル及び場合により置換されているC2〜C6アルキニルから成る群から独立に選択され;またはR4及びR5は、これらが結合している炭素原子とともに、場合により置換されているC3〜C6シクロアルキル環もしくは場合により置換されているC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成し;
R6は、水素、ハロゲン、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル及び−C(=O)N(R27)R28から成る群から選択され;
R7は、水素、ハロゲン、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC1〜C6アルコキシ、場合により置換されているC2〜C6アルケニル及び場合により置換されているC2〜C6アルキニルから成る群から選択され;
R8は、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択され;
各R11は、ハロゲン、−CN、アミノ、アルキルアミノ、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6ハロアルコキシ、C3〜C8シクロアルキル、C2〜C9ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、−C(=O)OR12、−C(=O)N(R13)R14から成る群から独立に選択され;
各R12は、水素及びC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択され;
各R13及びR14は、それぞれ、水素及びC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択され;またはR13及びR14は、これらが結合している窒素原子とともに、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成し;
nは0、1、2または3であり;
R20は、−R34R35または−R31から成る群から選択され;
R34は、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C10シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択され;
R35は、−(C1〜C6アルキル)−R30、−O(C2〜C6アルキル)−R30または−N(R12)(C2〜C6アルキル)−R30であり;
R30はR36a、R36bまたはR36cであり;
R31はR36aまたはR36cであり;
R36aは、
であり;
R36bは、
または
であり;
R36cは
であり;
R17aはC1〜C6アルキルであり;
R17bは、フェニル、−C(=O)OHまたは−S(=O)2OHによって場合により置換されているC1〜C6アルキルであり;
R18は、水素、−OH、−(C0〜C6アルキル)−C(=O)OHまたはC1〜C6アルキルであり;
R25及びR26は、それぞれ、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択され;ならびに
R27及びR28は、それぞれ、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択され;またはR27及びR28は、これらが結合している窒素原子とともに、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成する)。
一実施形態では、R4及びR5が、それぞれ、水素、ハロゲン及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(IIId)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5が、それぞれ、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(IIId)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ水素である、式(IIId)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5が、それぞれ独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIId)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれメチルである、式(IIId)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5が、場合により置換されているC3〜C6シクロアルキル環または場合により置換されているC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(IIId)の化合物が存在する。いくつかの実施形態では、R4及びR5が、場合により置換されているC3〜C6シクロアルキル環を形成する、式(IIId)の化合物が存在する。いくつかの実施形態では、R4及びR5が、場合により置換されているC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(IIId)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R6及びR7が、それぞれ、水素、ハロゲン及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(IIId)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が、それぞれ、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(IIId)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が、それぞれ独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIId)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれメチルである、式(IIId)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ水素である、式(IIId)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)R20であり、R20が場合により置換されているアリールである、式(IIId)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)R20であり、R20が場合により置換されているヘテロアリールである、式(IIId)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)R20であり、R20が場合により置換されているアリールである、式(IIId)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)R20であり、R20が場合により置換されているヘテロアリールである、式(IIId)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−S(O)2R20であり、R20が場合により置換されているアリールである、式(IIId)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−S(O)2R20であり、R20が場合により置換されているヘテロアリールである、式(IIId)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−S(O)2R20であり、R20が場合により置換されているアリールである、式(IIId)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−S(O)2R20であり、R20が場合により置換されているヘテロアリールである、式(IIId)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、−CN、−C(O)OR25、−C(O)N(R25)R26、
及び
から成る群から選択される、式(IIId)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−CNである、式(IIId)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25である、式(IIId)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択される、式(IIId)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(IIId)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が水素である、式(IIId)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIId)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が無置換のC1〜C6アルキルである、式(IIId)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25がメチルである、式(IIId)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25がエチルである、式(IIId)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26である、式(IIId)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が、それぞれ、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択される、式(IIId)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が、それぞれ、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(IIId)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が水素である、式(IIId)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が、それぞれ独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIId)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、R26が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIId)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が、それぞれ独立に無置換のC1〜C6アルキルである、式(IIId)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、R26がメチルである、式(IIId)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26がメチルである、式(IIId)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26がエチルである、式(IIId)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
である、式(IIId)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIId)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25がメチルである、式(IIId)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIId)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25がエチルである、式(IIId)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
である、式(IIId)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIId)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25がメチルである、式(IIId)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIId)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25がエチルである、式(IIId)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択される、式(IIId)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が水素である、式(IIId)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIId)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1がメチルである、式(IIId)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が場合により置換されているC2〜C6アルケニルである、式(IIId)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が場合により置換されているC2〜C6アルキニルである、式(IIId)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環または場合により置換されているヘテロアリール環を形成する、式(IIId)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(IIId)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているヘテロアリール環を形成する、式(IIId)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択される、式(IIId)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から選択される、式(IIId)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIId)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8がメチルである、式(IIId)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIId)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8がエチルである、式(IIId)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIId)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が水素である、式(IIId)の化合物が存在する。
前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35である、式(IIId)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R34が、場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIId)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R34が場合により置換されているC3〜C10シクロアルキルである、式(IIId)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R34が場合により置換されているアリールである、式(IIId)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R34が場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)である、式(IIId)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R34が場合により置換されているヘテロアリールである、式(IIId)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R34が場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキルである、式(IIId)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R34が場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)である、式(IIId)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R35が−(C1〜C6アルキル)−R30である、式(IIId)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R35が−O(C2〜C6アルキル)−R30である、式(IIId)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R35が−N(R12)(C2〜C6アルキル)−R30である、式(IIId)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R30がR36aである、式(IIId)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R30がR36bである、式(IIId)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R30がR36cである、式(IIId)の化合物が存在する。
前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R31である、式(IIId)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R31がR36aである、式(IIId)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R31がR36cである、式(IIId)の化合物が存在する。
前述の実施形態の別の実施形態では、R36aが
である、式(IIId)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36aが
である、式(IIId)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36aが
である、式(IIId)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36bが
である、式(IIId)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36bが
である、式(IIId)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36bが
である、式(IIId)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36bが
である、式(IIId)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36bが
である、式(IIId)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36bが
である、式(IIId)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36bが
である、式(IIId)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36cが
である、式(IIId)の化合物が存在する。別の実施形態では、R36cが
である、式(IIId)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R17aがメチルである、式(IIId)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R17aがエチルである、式(IIId)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R17bが、フェニル、−C(=O)OHまたは−S(=O)2OHによって場合により置換されているメチルである、式(IIId)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R17aが、フェニル、−C(=O)OHまたは−S(=O)2OHによって場合により置換されているエチルである、式(IIId)の化合物が存在する。
前述の実施形態の別の実施形態では、nが0である、式(IIId)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、nが1である、式(IIId)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、nが1であり、R11がC1〜C6アルキルである、式(IIId)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、nが1であり、R11がC1〜C6ハロアルキルである、式(IIId)の化合物が存在する。
本明細書で提供されるいくつかの実施形態では、式(III)の化合物は式(IIIe)の構造またはその医薬的に許容可能な塩もしくは溶媒和化合物を有する:
(式中:
R1は、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択され;
R2は、−CN、−C(=O)OR25、−C(=O)N(R25)R26、
及び
から成る群から選択され;またはR1及びR2は、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環もしくは場合により置換されているヘテロアリール環を形成し;
R3は−C(=O)R20または−S(=O)2R20であり;
R4及びR5は、それぞれ、水素、ハロゲン、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC1〜C6アルコキシ、場合により置換されているC2〜C6アルケニル及び場合により置換されているC2〜C6アルキニルから成る群から独立に選択され;またはR4及びR5は、これらが結合している炭素原子とともに、場合により置換されているC3〜C6シクロアルキル環もしくは場合により置換されているC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成し;
R6は、水素、ハロゲン、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル及び−C(=O)N(R27)R28から成る群から選択され;
R7は、水素、ハロゲン、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC1〜C6アルコキシ、場合により置換されているC2〜C6アルケニル及び場合により置換されているC2〜C6アルキニルから成る群から選択され;
R8は、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択され;
各R11は、ハロゲン、−CN、アミノ、アルキルアミノ、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6ハロアルコキシ、C3〜C8シクロアルキル、C2〜C9ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、−C(=O)OR12、−C(=O)N(R13)R14から成る群から独立に選択され;
各R12は、水素及びC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択され;
各R13及びR14は、それぞれ、水素及びC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択され;またはR13及びR14は、これらが結合している窒素原子とともに、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成し;
nは0、1、2または3であり;
R20は、−R34R35または−R31から成る群から選択され;
R34は、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C10シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択され;
R35は、−(C1〜C6アルキル)−R30、−O(C2〜C6アルキル)−R30または−N(R12)(C2〜C6アルキル)−R30であり;
R30はR36a、R36bまたはR36cであり;
R31はR36aまたはR36cであり;
R36aは、
であり;
R36bは、
または
であり;
R36cは
であり;
R17aはC1〜C6アルキルであり;
R17bは、フェニル、−C(=O)OHまたは−S(=O)2OHによって場合により置換されているC1〜C6アルキルであり;
R18は、水素、−OH、−(C0〜C6アルキル)−C(=O)OHまたはC1〜C6アルキルであり;
R25及びR26は、それぞれ、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択され;ならびに
R27及びR28は、それぞれ、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択され;またはR27及びR28は、これらが結合している窒素原子とともに、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成する)。
一実施形態では、R4及びR5が、それぞれ、水素、ハロゲン及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(IIIe)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5が、それぞれ、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(IIIe)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ水素である、式(IIIe)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5が、それぞれ独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIIe)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれメチルである、式(IIIe)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5が、場合により置換されているC3〜C6シクロアルキル環または場合により置換されているC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(IIIe)の化合物が存在する。いくつかの実施形態では、R4及びR5が、場合により置換されているC3〜C6シクロアルキル環を形成する、式(IIIe)の化合物が存在する。いくつかの実施形態では、R4及びR5が、場合により置換されているC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(IIIe)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R6及びR7が、それぞれ、水素、ハロゲン及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(IIIe)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が、それぞれ、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(IIIe)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が、それぞれ独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIIe)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれメチルである、式(IIIe)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ水素である、式(IIIe)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)R20であり、R20が場合により置換されているアリールである、式(IIIe)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)R20であり、R20が場合により置換されているヘテロアリールである、式(IIIe)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)R20であり、R20が場合により置換されているアリールである、式(IIIe)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)R20であり、R20が場合により置換されているヘテロアリールである、式(IIIe)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−S(O)2R20であり、R20が場合により置換されているアリールである、式(IIIe)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−S(O)2R20であり、R20が場合により置換されているヘテロアリールである、式(IIIe)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−S(O)2R20であり、R20が場合により置換されているアリールである、式(IIIe)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−S(O)2R20であり、R20が場合により置換されているヘテロアリールである、式(IIIe)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、−CN、−C(O)OR25、−C(O)N(R25)R26、
及び
から成る群から選択される、式(IIIe)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−CNである、式(IIIe)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25である、式(IIIe)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択される、式(IIIe)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(IIIe)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が水素である、式(IIIe)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIIe)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が無置換のC1〜C6アルキルである、式(IIIe)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25がメチルである、式(IIIe)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25がエチルである、式(IIIe)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26である、式(IIIe)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が、それぞれ、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択される、式(IIIe)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が、それぞれ、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(IIIe)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が水素である、式(IIIe)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が、それぞれ独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIIe)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、R26が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIIe)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が、それぞれ独立に無置換のC1〜C6アルキルである、式(IIIe)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、R26がメチルである、式(IIIe)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26がメチルである、式(IIIe)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26がエチルである、式(IIIe)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
である、式(IIIe)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIIe)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25がメチルである、式(IIIe)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIIe)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25がエチルである、式(IIIe)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
である、式(IIIe)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIIe)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25がメチルである、式(IIIe)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIIe)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25がエチルである、式(IIIe)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択される、式(IIIe)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が水素である、式(IIIe)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIIe)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1がメチルである、式(IIIe)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が場合により置換されているC2〜C6アルケニルである、式(IIIe)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が場合により置換されているC2〜C6アルキニルである、式(IIIe)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環または場合により置換されているヘテロアリール環を形成する、式(IIIe)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(IIIe)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているヘテロアリール環を形成する、式(IIIe)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択される、式(IIIe)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から選択される、式(IIIe)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIIe)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8がメチルである、式(IIIe)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIIe)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8がエチルである、式(IIIe)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIIe)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が水素である、式(IIIe)の化合物が存在する。
前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35である、式(IIIe)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R34が、場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIIe)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R34が場合により置換されているC3〜C10シクロアルキルである、式(IIIe)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R34が場合により置換されているアリールである、式(IIIe)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R34が場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)である、式(IIIe)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R34が場合により置換されているヘテロアリールである、式(IIIe)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R34が場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキルである、式(IIIe)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R34が場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)である、式(IIIe)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R35が−(C1〜C6アルキル)−R30である、式(IIIe)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R35が−O(C2〜C6アルキル)−R30である、式(IIIe)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R35が−N(R12)(C2〜C6アルキル)−R30である、式(IIIe)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R30がR36aである、式(IIIe)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R30がR36bである、式(IIIe)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R30がR36cである、式(IIIe)の化合物が存在する。
前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R31である、式(IIIe)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R31がR36aである、式(IIIe)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R31がR36cである、式(IIIe)の化合物が存在する。
前述の実施形態の別の実施形態では、R36aが
である、式(IIIe)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36aが
である、式(IIIe)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態ではR36aが
である、式(IIIe)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36bが
である、式(IIIe)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36bが
である、式(IIIe)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36bが
である、式(IIIe)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36bが
である、式(IIIe)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36bが
である、式(IIIe)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36bが
である、式(IIIe)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36bが
である、式(IIIe)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36cが
である、式(IIIe)の化合物が存在する。別の実施形態では、R36cが
である、式(IIIe)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R17aがメチルである、式(IIIe)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R17aがエチルである、式(IIIe)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R17bが、フェニル、−C(=O)OHまたは−S(=O)2OHによって場合により置換されているメチルである、式(IIIe)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R17aが、フェニル、−C(=O)OHまたは−S(=O)2OHによって場合により置換されているエチルである、式(IIIe)の化合物が存在する。
前述の実施形態の別の実施形態では、nが0である、式(IIIe)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、nが1である、式(IIIe)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、nが1であり、R11がC1〜C6アルキルである、式(IIIe)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、nが1であり、R11がC1〜C6ハロアルキルである、式(IIIe)の化合物が存在する。
本明細書で提供されるいくつかの実施形態では、式(III)の化合物は式(IIIf)の構造またはその医薬的に許容可能な塩もしくは溶媒和化合物を有する:
(式中:
−X−Y−Z−は、
から選択され;
R1は、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択され;
R2は、−CN、−C(=O)OR25、−C(=O)N(R25)R26、
及び
から成る群から選択され;またはR1及びR2は、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環もしくは場合により置換されているヘテロアリール環を形成し;
R3は−C(=O)R20または−S(=O)2R20であり;
R4及びR5は、それぞれ、水素、ハロゲン、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC1〜C6アルコキシ、場合により置換されているC2〜C6アルケニル及び場合により置換されているC2〜C6アルキニルから成る群から独立に選択され;またはR4及びR5は、これらが結合している炭素原子とともに、場合により置換されているC3〜C6シクロアルキル環もしくは場合により置換されているC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成し;
R6は、水素、ハロゲン、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル及び−C(=O)N(R27)R28から成る群から選択され;
R7は、水素、ハロゲン、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC1〜C6アルコキシ、場合により置換されているC2〜C6アルケニル及び場合により置換されているC2〜C6アルキニルから成る群から選択され;
R8は、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択され;
R9及びR10は、これらが結合している炭素原子と一緒になって、(R11)nで置換されているフェニル環を形成し;またはR9及びR10は、これらが結合している炭素原子と一緒になって、(R11)nで置換されている窒素含有6員ヘテロアリール環を形成し;またはR9及びR10は、これらが結合している炭素原子と一緒になって、(R39)p及び(R12)qで置換されている5員ヘテロアリール環を形成し;
各R11は、ハロゲン、−CN、アミノ、アルキルアミノ、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6ハロアルコキシ、C3〜C8シクロアルキル、C2〜C9ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、−C(=O)OR12、−C(=O)N(R13)R14から成る群から独立に選択され;
R12は、水素及びC1〜C6アルキルから成る群から選択され;
各R13及びR14は、それぞれ、水素及びC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択され;またはR13及びR14は、これらが結合している窒素原子とともに、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成し;
R39は、水素、ハロゲン、−CN、アミノ、アルキルアミノ、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6ハロアルコキシ、C3〜C8シクロアルキル、C2〜C9ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、−C(=O)OR12、−C(=O)N(R13)R14から成る群から選択され;
nは0、1、2または3であり;
pは0または1であり;
qは0または1であり;
R20は、−R34R35または−R31から成る群から選択され;
R34は、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C10シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択され;
R35は、−(C1〜C6アルキル)−R30、−O(C2〜C6アルキル)−R30または−N(R12)(C2〜C6アルキル)−R30であり;
R30はR36a、R36bまたはR36cであり;
R31はR36aまたはR36cであり;
R36aは、
であり;
R36bは、
または
であり;
R36cは
であり;
R17aはC1〜C6アルキルであり;
R17bは、フェニル、−C(=O)OHまたは−S(=O)2OHによって場合により置換されているC1〜C6アルキルであり;
R18は、水素、−OH、−(C0〜C6アルキル)−C(=O)OHまたはC1〜C6アルキルであり;
R25及びR26は、それぞれ、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択され;ならびに
R27及びR28は、それぞれ、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択され;またはR27及びR28は、これらが結合している窒素原子とともに、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成する)。
一実施形態では、−X−Y−Z−が
である、式(IIIf)の化合物が存在する。別の実施形態では、−X−Y−Z−が
である、式(IIIf)の化合物が存在する。別の実施形態では、−X−Y−Z−が
である、式(IIIf)の化合物が存在する。別の実施形態では、−X−Y−Z−が
である、式(IIIf)の化合物が存在する。別の実施形態では、−X−Y−Z−が
である、式(IIIf)の化合物が存在する。別の実施形態では、−X−Y−Z−が
である、式(IIIf)の化合物が存在する。別の実施形態では、−X−Y−Z−が
である、式(IIIf)の化合物が存在する。別の実施形態では、−X−Y−Z−が
である、式(IIIf)の化合物が存在する。別の実施形態では、−X−Y−Z−が
である、式(IIIf)の化合物が存在する。別の実施形態では、−X−Y−Z−が
である、式(IIIf)の化合物が存在する。別の実施形態では、−X−Y−Z−が
である、式(IIIf)の化合物が存在する。別の実施形態では、−X−Y−Z−が
である、式(IIIf)の化合物が存在する。別の実施形態では、−X−Y−Z−が
である、式(IIIf)の化合物が存在する。別の実施形態では、−X−Y−Z−が
である、式(IIIf)の化合物が存在する。別の実施形態では、−X−Y−Z−が
である、式(IIIf)の化合物が存在する。別の実施形態では、−X−Y−Z−が
である、式(IIIf)の化合物が存在する。別の実施形態では、−X−Y−Z−が
である、式(IIIf)の化合物が存在する。別の実施形態では、−X−Y−Z−が
である、式(IIIf)の化合物が存在する。
一実施形態では、R4及びR5が、それぞれ、水素、ハロゲン及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(IIIf)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5が、それぞれ、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(IIIf)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ水素である、式(IIIf)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5が、それぞれ独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIIf)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれメチルである、式(IIIf)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5が、場合により置換されているC3〜C6シクロアルキル環または場合により置換されているC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(IIIf)の化合物が存在する。いくつかの実施形態では、R4及びR5が、場合により置換されているC3〜C6シクロアルキル環を形成する、式(IIIf)の化合物が存在する。いくつかの実施形態では、R4及びR5が、場合により置換されているC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(IIIf)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R6及びR7が、それぞれ、水素、ハロゲン及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(IIIf)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が、それぞれ、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(IIIf)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が、それぞれ独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIIf)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれメチルである、式(IIIf)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ水素である、式(IIIf)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)R20であり、R20が場合により置換されているアリールである、式(IIIf)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)R20であり、R20が場合により置換されているヘテロアリールである、式(IIIf)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)R20であり、R20が場合により置換されているアリールである、式(IIIf)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)R20であり、R20が場合により置換されているヘテロアリールである、式(IIIf)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−S(O)2R20であり、R20が場合により置換されているアリールである、式(IIIf)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−S(O)2R20であり、R20が場合により置換されているヘテロアリールである、式(IIIf)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−S(O)2R20であり、R20が場合により置換されているアリールである、式(IIIf)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−S(O)2R20であり、R20が場合により置換されているヘテロアリールである、式(IIIf)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、−CN、−C(O)OR25、−C(O)N(R25)R26、
及び
から成る群から選択される、式(IIIf)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−CNである、式(IIIf)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25である、式(IIIf)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択される、式(IIIf)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(IIIf)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が水素である、式(IIIf)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIIf)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が無置換のC1〜C6アルキルである、式(IIIf)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25がメチルである、式(IIIf)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25がエチルである、式(IIIf)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26である、式(IIIf)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が、それぞれ、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択される、式(IIIf)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が、それぞれ、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(IIIf)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が水素である、式(IIIf)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が、それぞれ独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIIf)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、R26が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIIf)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が、それぞれ独立に無置換のC1〜C6アルキルである、式(IIIf)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、R26がメチルである、式(IIIf)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26がメチルである、式(IIIf)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26がエチルである、式(IIIf)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
である、式(IIIf)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIIf)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25がメチルである、式(IIIf)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIIf)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25がエチルである、式(IIIf)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
である、式(IIIf)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIIf)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25がメチルである、式(IIIf)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIIf)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25がエチルである、式(IIIf)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択される、式(IIIf)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が水素である、式(IIIf)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIIf)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1がメチルである、式(IIIf)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が場合により置換されているC2〜C6アルケニルである、式(IIIf)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が場合により置換されているC2〜C6アルキニルである、式(IIIf)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環または場合により置換されているヘテロアリール環を形成する、式(IIIf)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(IIIf)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているヘテロアリール環を形成する、式(IIIf)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択される、式(IIIf)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から選択される、式(IIIf)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIIf)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8がメチルである、式(IIIf)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIIf)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8がエチルである、式(IIIf)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIIf)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R8が水素である、式(IIIf)の化合物が存在する。
前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35である、式(IIIf)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R34が、場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IIIf)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R34が場合により置換されているC3〜C10シクロアルキルである、式(IIIf)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R34が場合により置換されているアリールである、式(IIIf)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R34が場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)である、式(IIIf)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R34が場合により置換されているヘテロアリールである、式(IIIf)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R34が場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキルである、式(IIIf)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R34が場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)である、式(IIIf)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R35が−(C1〜C6アルキル)−R30である、式(IIIf)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R35が−O(C2〜C6アルキル)−R30である、式(IIIf)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R35が−N(R12)(C2〜C6アルキル)−R30である、式(IIIf)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R30がR36aである、式(IIIf)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R30がR36bである、式(IIIf)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R30がR36cである、式(IIIf)の化合物が存在する。
前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R31である、式(IIIf)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R31がR36aである、式(IIIf)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R31がR36cである、式(IIIf)の化合物が存在する。
前述の実施形態の別の実施形態では、R36aが
である、式(IIIf)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36aが
である、式(IIIf)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36aが
である、式(IIIf)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36bが
である、式(IIIf)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36bが
である、式(IIIf)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36bが
である、式(IIIf)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36bが
である、式(IIIf)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36bが
である、式(IIIf)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36bが
である、式(IIIf)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36bが
である、式(IIIf)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36cが
である、式(IIIf)の化合物が存在する。別の実施形態では、R36cが
である、式(IIIf)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R17aがメチルである、式(IIIf)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R17aがエチルである、式(IIIf)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R17bが、フェニル、−C(=O)OHまたは−S(=O)2OHによって場合により置換されているメチルである、式(IIIf)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R17aが、フェニル、−C(=O)OHまたは−S(=O)2OHによって場合により置換されているエチルである、式(IIIf)の化合物が存在する。
さらに別の態様では、式(IV)の構造を有する化合物またはその医薬的に許容可能な塩もしくは溶媒和化合物が本明細書で提供される:
(式中:
−X−Y−Z−は、
から選択される)。
R1は、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択され;
R2は、−CN、−C(=O)OR25、−C(=O)N(R25)R26、
及び
から成る群から選択され;またはR1及びR2は、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環もしくは場合により置換されているヘテロアリール環を形成し;
R3は−C(=O)R20または−S(=O)2R20であり;
R4及びR5は、それぞれ、水素、ハロゲン、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC1〜C6アルコキシ、場合により置換されているC2〜C6アルケニル及び場合により置換されているC2〜C6アルキニルから成る群から独立に選択され;またはR4及びR5は、これらが結合している炭素原子とともに、場合により置換されているC3〜C6シクロアルキル環もしくは場合により置換されているC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成し;
R6は、水素、ハロゲン、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル及び−C(=O)N(R27)R28から成る群から選択され;
R7は、水素、ハロゲン、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC1〜C6アルコキシ、場合により置換されているC2〜C6アルケニル及び場合により置換されているC2〜C6アルキニルから成る群から選択され;
各R12は、水素及びC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択され;
各R13及びR14は、それぞれ、水素及びC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択され;またはR13及びR14は、これらが結合している窒素原子とともに、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成し;
各R39は、水素、ハロゲン、−CN、アミノ、アルキルアミノ、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6ハロアルコキシ、C3〜C8シクロアルキル、C2〜C9ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、−C(=O)OR12及び−C(=O)N(R13)R14から成る群から独立に選択され;
R20は、−R34R35または−R31から成る群から選択され;
R34は、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C10シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択され;
R35は、−(C1〜C6アルキル)−R30、−O(C2〜C6アルキル)−R30または−N(R12)(C2〜C6アルキル)−R30であり;
R30はR36a、R36bまたはR36cであり;
R31はR36aまたはR36cであり;
R36aは、
であり;
R36bは、
または
であり;
R36cは
であり;
R17aはC1〜C6アルキルであり;
R17bは、フェニル、−C(=O)OHまたは−S(=O)2OHによって場合により置換されているC1〜C6アルキルであり;
R18は、水素、−OH、−(C0〜C6アルキル)−C(=O)OHまたはC1〜C6アルキルであり;
R25及びR26は、それぞれ、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択され;ならびに
R27及びR28は、それぞれ、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択され;またはR27及びR28は、これらが結合している窒素原子とともに、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成する。
一実施形態では、−X−Y−Z−が
である、式(IV)の化合物が存在する。別の実施形態では、−X−Y−Z−が
である、式(IV)の化合物が存在する。別の実施形態では、−X−Y−Z−が
である、式(IV)の化合物が存在する。別の実施形態では、−X−Y−Z−が
である、式(IV)の化合物が存在する。別の実施形態では、−X−Y−Z−が
である、式(IV)の化合物が存在する。別の実施形態では、−X−Y−Z−が
である、式(IV)の化合物が存在する。別の実施形態では、−X−Y−Z−が
である、式(IV)の化合物が存在する。別の実施形態では、−X−Y−Z−が
である、式(IV)の化合物が存在する。別の実施形態では、−X−Y−Z−が
である、式(IV)の化合物が存在する。別の実施形態では、−X−Y−Z−が
である、式(IV)の化合物が存在する。別の実施形態では、−X−Y−Z−が
である、式(IV)の化合物が存在する。別の実施形態では、−X−Y−Z−が
である、式(IV)の化合物が存在する。別の実施形態では、−X−Y−Z−が
である、式(IV)の化合物が存在する。別の実施形態では、−X−Y−Z−が
である、式(IV)の化合物が存在する。別の実施形態では、−X−Y−Z−が
である、式(IV)の化合物が存在する。別の実施形態では、−X−Y−Z−が
である、式(IV)の化合物が存在する。別の実施形態では、−X−Y−Z−が
である、式(IV)の化合物が存在する。別の実施形態では、−X−Y−Z−が
である、式(IV)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R4及びR5が、それぞれ、水素、ハロゲン及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(IV)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5が、それぞれ、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(IV)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ水素である、式(IV)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5が、それぞれ独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IV)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれメチルである、式(IV)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5が、場合により置換されているC3〜C6シクロアルキル環または場合により置換されているC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(IV)の化合物が存在する。いくつかの実施形態では、R4及びR5が、場合により置換されているC3〜C6シクロアルキル環を形成する、式(IV)の化合物が存在する。いくつかの実施形態では、R4及びR5が、場合により置換されているC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(IV)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R6及びR7が、それぞれ、水素、ハロゲン及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(IV)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が、それぞれ、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(IV)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が、それぞれ独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IV)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれメチルである、式(IV)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ水素である、式(IV)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)R20であり、R20が場合により置換されているアリールである、式(IV)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)R20であり、R20が場合により置換されているヘテロアリールである、式(IV)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)R20であり、R20が場合により置換されているアリールである、式(IV)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)R20であり、R20が場合により置換されているヘテロアリールである、式(IV)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−S(O)2R20であり、R20が場合により置換されているアリールである、式(IV)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−S(O)2R20であり、R20が場合により置換されているヘテロアリールである、式(IV)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−S(O)2R20であり、R20が場合により置換されているアリールである、式(IV)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−S(O)2R20であり、R20が場合により置換されているヘテロアリールである、式(IV)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、−CN、−C(O)OR25、−C(O)N(R25)R26、
及び
から成る群から選択される、式(IV)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−CNである、式(IV)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25である、式(IV)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択される、式(IV)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(IV)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が水素である、式(IV)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IV)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が無置換のC1〜C6アルキルである、式(IV)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25がメチルである、式(IV)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25がエチルである、式(IV)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26である、式(IV)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が、それぞれ、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択される、式(IV)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が、それぞれ、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(IV)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が水素である、式(IV)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が、それぞれ独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IV)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、R26が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IV)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が、それぞれ独立に無置換のC1〜C6アルキルである、式(IV)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、R26がメチルである、式(IV)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26がメチルである、式(IV)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26がエチルである、式(IV)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
である、式(IV)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IV)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25がメチルである、式(IV)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IV)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25がエチルである、式(IV)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
である、式(IV)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IV)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25がメチルである、式(IV)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IV)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25がエチルである、式(IV)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択される、式(IV)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が水素である、式(IV)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IV)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1がメチルである、式(IV)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が場合により置換されているC2〜C6アルケニルである、式(IV)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が場合により置換されているC2〜C6アルキニルである、式(IV)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環または場合により置換されているヘテロアリール環を形成する、式(IV)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(IV)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているヘテロアリール環を形成する、式(IV)の化合物が存在する。
前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35である、式(IV)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R34が、場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IV)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R34が場合により置換されているC3〜C10シクロアルキルである、式(IV)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R34が場合により置換されているアリールである、式(IV)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R34が場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)である、式(IV)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R34が場合により置換されているヘテロアリールである、式(IV)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R34が場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキルである、式(IV)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R34が場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)である、式(IV)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R35が−(C1〜C6アルキル)−R30である、式(IV)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R35が−O(C2〜C6アルキル)−R30である、式(IV)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R35が−N(R12)(C2〜C6アルキル)−R30である、式(IV)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R30がR36aである、式(IV)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R30がR36bである、式(IV)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R30がR36cである、式(IV)の化合物が存在する。
前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R31である、式(IV)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R31がR36aである、式(IV)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R31がR36cである、式(IV)の化合物が存在する。
前述の実施形態の別の実施形態では、R36aが
である、式(IV)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36aが
である、式(IV)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36aが
である、式(IV)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36bが
である、式(IV)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36bが
である、式(IV)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36bが
である、式(IV)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36bが
である、式(IV)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36bが
である、式(IV)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36bが
である、式(IV)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36bが
である、式(IV)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36cが
である、式(IV)の化合物が存在する。別の実施形態では、R36cが
である、式(IV)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R17aがメチルである、式(IV)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R17aがエチルである、式(IV)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R17bが、フェニル、−C(=O)OHまたは−S(=O)2OHによって場合により置換されているメチルである、式(IV)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R17aが、フェニル、−C(=O)OHまたは−S(=O)2OHによって場合により置換されているエチルである、式(IV)の化合物が存在する。
本明細書で提供されるいくつかの実施形態では、式(IV)の化合物は式(IVa)の構造またはその医薬的に許容可能な塩もしくは溶媒和化合物を有する:
(式中:
R1は、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択され;
R2は、−CN、−C(=O)OR25、−C(=O)N(R25)R26、
及び
から成る群から選択され;またはR1及びR2は、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環もしくは場合により置換されているヘテロアリール環を形成し;
R3は−C(=O)R20または−S(=O)2R20であり;
R4及びR5は、それぞれ、水素、ハロゲン、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC1〜C6アルコキシ、場合により置換されているC2〜C6アルケニル及び場合により置換されているC2〜C6アルキニルから成る群から独立に選択され;またはR4及びR5は、これらが結合している炭素原子とともに、場合により置換されているC3〜C6シクロアルキル環もしくは場合により置換されているC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成し;
R6は、水素、ハロゲン、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル及び−C(=O)N(R27)R28から成る群から選択され;
R7は、水素、ハロゲン、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC1〜C6アルコキシ、場合により置換されているC2〜C6アルケニル及び場合により置換されているC2〜C6アルキニルから成る群から選択され;
各R12は、水素及びC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択され;
各R13及びR14は、それぞれ、水素及びC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択され;またはR13及びR14は、これらが結合している窒素原子とともに、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成し;
各R39は、水素、ハロゲン、−CN、アミノ、アルキルアミノ、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6ハロアルコキシ、C3〜C8シクロアルキル、C2〜C9ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、−C(=O)OR12及び−C(=O)N(R13)R14から成る群から独立に選択され;
R20は、−R34R35または−R31から成る群から選択され;
R34は、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C10シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択され;
R35は、−(C1〜C6アルキル)−R30、−O(C2〜C6アルキル)−R30または−N(R12)(C2〜C6アルキル)−R30であり;
R30はR36a、R36bまたはR36cであり;
R31はR36aまたはR36cであり;
R36aは
であり;
R36bは、
または
であり;
R36cは
であり;
R17aはC1〜C6アルキルであり;
R17bは、フェニル、−C(=O)OHまたは−S(=O)2OHによって場合により置換されているC1〜C6アルキルであり;
R18は、水素、−OH、−(C0〜C6アルキル)−C(=O)OHまたはC1〜C6アルキルであり;
R25及びR26は、それぞれ、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択され;ならびに
R27及びR28は、それぞれ、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択され;またはR27及びR28は、これらが結合している窒素原子とともに、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成する)。
一実施形態では、R4及びR5が、それぞれ、水素、ハロゲン及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(IVa)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5が、それぞれ、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(IVa)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ水素である、式(IVa)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5が、それぞれ独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IVa)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれメチルである、式(IVa)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5が、場合により置換されているC3〜C6シクロアルキル環または場合により置換されているC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(IVa)の化合物が存在する。いくつかの実施形態では、R4及びR5が、場合により置換されているC3〜C6シクロアルキル環を形成する、式(IVa)の化合物が存在する。いくつかの実施形態では、R4及びR5が、場合により置換されているC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(IVa)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R6及びR7が、それぞれ、水素、ハロゲン及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(IVa)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が、それぞれ、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(IVa)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が、それぞれ独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IVa)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれメチルである、式(IVa)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ水素である、式(IVa)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)R20であり、R20が場合により置換されているアリールである、式(IVa)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)R20であり、R20が場合により置換されているヘテロアリールである、式(IVa)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)R20であり、R20が場合により置換されているアリールである、式(IVa)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)R20であり、R20が場合により置換されているヘテロアリールである、式(IVa)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−S(O)2R20であり、R20が場合により置換されているアリールである、式(IVa)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−S(O)2R20であり、R20が場合により置換されているヘテロアリールである、式(IVa)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−S(O)2R20であり、R20が場合により置換されているアリールである、式(IVa)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−S(O)2R20であり、R20が場合により置換されているヘテロアリールである、式(IVa)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、−CN、−C(O)OR25、−C(O)N(R25)R26、
及び
から成る群から選択される、式(IVa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−CNである、式(IVa)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25である、式(IVa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択される、式(IVa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(IVa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が水素である、式(IVa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IVa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が無置換のC1〜C6アルキルである、式(IVa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25がメチルである、式(IVa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25がエチルである、式(IVa)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26である、式(IVa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が、それぞれ、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択される、式(IVa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が、それぞれ、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(IVa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が水素である、式(IVa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が、それぞれ独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IVa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、R26が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IVa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が、それぞれ独立に無置換のC1〜C6アルキルである、式(IVa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、R26がメチルである、式(IVa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26がメチルである、式(IVa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26がエチルである、式(IVa)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
である、式(IVa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IVa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25がメチルである、式(IVa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IVa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25がエチルである、式(IVa)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
である、式(IVa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IVa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25がメチルである、式(IVa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IVa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25がエチルである、式(IVa)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択される、式(IVa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が水素である、式(IVa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IVa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1がメチルである、式(IVa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が場合により置換されているC2〜C6アルケニルである、式(IVa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が場合により置換されているC2〜C6アルキニルである、式(IVa)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環または場合により置換されているヘテロアリール環を形成する、式(IVa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(IVa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているヘテロアリール環を形成する、式(IVa)の化合物が存在する。
前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35である、式(IVa)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R34が、場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IVa)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R34が場合により置換されているC3〜C10シクロアルキルである、式(IVa)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R34が場合により置換されているアリールである、式(IVa)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R34が場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)である、式(IVa)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R34が場合により置換されているヘテロアリールである、式(IVa)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R34が場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキルである、式(IVa)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R34が場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)である、式(IVa)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R35が−(C1〜C6アルキル)−R30である、式(IVa)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R35が−O(C2〜C6アルキル)−R30である、式(IVa)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R35が−N(R12)(C2〜C6アルキル)−R30である、式(IVa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R30がR36aである、式(IVa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R30がR36bである、式(IVa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R30がR36cである、式(IVa)の化合物が存在する。
前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R31である、式(IVa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R31がR36aである、式(IVa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R31がR36cである、式(IVa)の化合物が存在する。
前述の実施形態の別の実施形態では、R36aが
である、式(IVa)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36aが
である、式(IVa)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36aが
である、式(IVa)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36bが
である、式(IVa)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36bが
である、式(IVa)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36bが
である、式(IVa)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36bが
である、式(IVa)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36bが
である、式(IVa)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36bが
である、式(IVa)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36bが
である、式(IVa)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36cが
である、式(IVa)の化合物が存在する。別の実施形態では、R36cが
である、式(IVa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R17aがメチルである、式(IVa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R17aがエチルである、式(IVa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R17bが、フェニル、−C(=O)OHまたは−S(=O)2OHによって場合により置換されているメチルである、式(IVa)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R17aが、フェニル、−C(=O)OHまたは−S(=O)2OHによって場合により置換されているエチルである、式(IVa)の化合物が存在する。
本明細書で提供されるいくつかの実施形態では、式(IV)の化合物は式(IVb)の構造またはその医薬的に許容可能な塩もしくは溶媒和化合物を有する:
(式中:
R1は、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択され;
R2は、−CN、−C(=O)OR25、−C(=O)N(R25)R26、
及び
から成る群から選択され;またはR1及びR2は、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環もしくは場合により置換されているヘテロアリール環を形成し;
R3は−C(=O)R20または−S(=O)2R20であり;
R4及びR5は、それぞれ、水素、ハロゲン、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC1〜C6アルコキシ、場合により置換されているC2〜C6アルケニル及び場合により置換されているC2〜C6アルキニルから成る群から独立に選択され;またはR4及びR5は、これらが結合している炭素原子とともに、場合により置換されているC3〜C6シクロアルキル環もしくは場合により置換されているC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成し;
R6は、水素、ハロゲン、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル及び−C(=O)N(R27)R28から成る群から選択され;
R7は、水素、ハロゲン、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC1〜C6アルコキシ、場合により置換されているC2〜C6アルケニル及び場合により置換されているC2〜C6アルキニルから成る群から選択され;
各R12は、水素及びC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択され;
R13及びR14は、水素及びC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択され;またはR13及びR14は、これらが結合している窒素原子とともに、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成し;
R39は、水素、ハロゲン、−CN、アミノ、アルキルアミノ、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6ハロアルコキシ、C3〜C8シクロアルキル、C2〜C9ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、−C(=O)OR12及び−C(=O)N(R13)R14から成る群から選択され;
R20は、−R34R35または−R31から成る群から選択され;
R34は、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C10シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択され;
R35は、−(C1〜C6アルキル)−R30、−O(C2〜C6アルキル)−R30または−N(R12)(C2〜C6アルキル)−R30であり;
R30はR36a、R36bまたはR36cであり;
R31はR36aまたはR36cであり;
R36aは、
であり;
R36bは、
または
であり;
R36cは
であり;
R17aはC1〜C6アルキルであり;
R17bは、フェニル、−C(=O)OHまたは−S(=O)2OHによって場合により置換されているC1〜C6アルキルであり;
R18は、水素、−OH、−(C0〜C6アルキル)−C(=O)OHまたはC1〜C6アルキルであり;
R25及びR26は、それぞれ、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択され;ならびに
R27及びR28は、それぞれ、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択され;またはR27及びR28は、これらが結合している窒素原子とともに、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成する)。
一実施形態では、R4及びR5が、それぞれ、水素、ハロゲン及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(IVb)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5が、それぞれ、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(IVb)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ水素である、式(IVb)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5が、それぞれ独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IVb)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれメチルである、式(IVb)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5が、場合により置換されているC3〜C6シクロアルキル環または場合により置換されているC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(IVb)の化合物が存在する。いくつかの実施形態では、R4及びR5が、場合により置換されているC3〜C6シクロアルキル環を形成する、式(IVb)の化合物が存在する。いくつかの実施形態では、R4及びR5が、場合により置換されているC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(IVb)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R6及びR7が、それぞれ、水素、ハロゲン及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(IVb)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が、それぞれ、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(IVb)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が、それぞれ独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IVb)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれメチルである、式(IVb)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ水素である、式(IVb)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)R20であり、R20が場合により置換されているアリールである、式(IVb)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)R20であり、R20が場合により置換されているヘテロアリールである、式(IVb)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)R20であり、R20が場合により置換されているアリールである、式(IVb)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)R20であり、R20が場合により置換されているヘテロアリールである、式(IVb)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−S(O)2R20であり、R20が場合により置換されているアリールである、式(IVb)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−S(O)2R20であり、R20が場合により置換されているヘテロアリールである、式(IVb)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−S(O)2R20であり、R20が場合により置換されているアリールである、式(IVb)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−S(O)2R20であり、R20が場合により置換されているヘテロアリールである、式(IVb)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が、−CN、−C(O)OR25、−C(O)N(R25)R26、
及び
から成る群から選択される、式(IVb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−CNである、式(IVb)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25である、式(IVb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択される、式(IVb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(IVb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が水素である、式(IVb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IVb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が無置換のC1〜C6アルキルである、式(IVb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25がメチルである、式(IVb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25がエチルである、式(IVb)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26である、式(IVb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が、それぞれ、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択される、式(IVb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が、それぞれ、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(IVb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が水素である、式(IVb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が、それぞれ独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IVb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、R26が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IVb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が、それぞれ独立に無置換のC1〜C6アルキルである、式(IVb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、R26がメチルである、式(IVb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26がメチルである、式(IVb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26がエチルである、式(IVb)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
である、式(IVb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IVb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25がメチルである、式(IVb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IVb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25がエチルである、式(IVb)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
である、式(IVb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IVb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25がメチルである、式(IVb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IVb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25がエチルである、式(IVb)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択される、式(IVb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が水素である、式(IVb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IVb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1がメチルである、式(IVb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が場合により置換されているC2〜C6アルケニルである、式(IVb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が場合により置換されているC2〜C6アルキニルである、式(IVb)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環または場合により置換されているヘテロアリール環を形成する、式(IVb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(IVb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているヘテロアリール環を形成する、式(IVb)の化合物が存在する。
前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35である、式(IVb)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R34が、場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IVb)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R34が場合により置換されているC3〜C10シクロアルキルである、式(IVb)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R34が場合により置換されているアリールである、式(IVb)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R34が場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)である、式(IVb)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R34が場合により置換されているヘテロアリールである、式(IVb)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R34が場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキルである、式(IVb)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R34が場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)である、式(IVb)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R35が−(C1〜C6アルキル)−R30である、式(IVb)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R35が−O(C2〜C6アルキル)−R30である、式(IVb)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R35が−N(R12)(C2〜C6アルキル)−R30である、式(IVb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R30がR36aである、式(IVb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R30がR36bである、式(IVb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R30がR36cである、式(IVb)の化合物が存在する。
前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R31である、式(IVb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R31がR36aである、式(IVb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R31がR36cである、式(IVb)の化合物が存在する。
前述の実施形態の別の実施形態では、R36aが
である、式(IVb)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36aが
である、式(IVb)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36aが
である、式(IVb)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36bが
である、式(IVb)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36bが
である、式(IVb)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36bが
である、式(IVb)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36bが
である、式(IVb)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36bが
である、式(IVb)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36bが
である、式(IVb)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36bが
である、式(IVb)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36cが
である、式(IVb)の化合物が存在する。別の実施形態では、R36cが
である、式(IVb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R17aがメチルである、式(IVb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R17aがエチルである、式(IVb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R17bが、フェニル、−C(=O)OHまたは−S(=O)2OHによって場合により置換されているメチルである、式(IVb)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R17aが、フェニル、−C(=O)OHまたは−S(=O)2OHによって場合により置換されているエチルである、式(IVb)の化合物が存在する。
本明細書で提供されるいくつかの実施形態では、式(IV)の化合物は式(IVc)の構造またはその医薬的に許容可能な塩もしくは溶媒和化合物を有する:
(式中:
R1は、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択され;
R2は、−CN、−C(=O)OR25、−C(=O)N(R25)R26、
及び
から成る群から選択され;またはR1及びR2は、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環もしくは場合により置換されているヘテロアリール環を形成し;
R3は−C(=O)R20または−S(=O)2R20であり;
R4及びR5は、それぞれ、水素、ハロゲン、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC1〜C6アルコキシ、場合により置換されているC2〜C6アルケニル及び場合により置換されているC2〜C6アルキニルから成る群から独立に選択され;またはR4及びR5は、これらが結合している炭素原子とともに、場合により置換されているC3〜C6シクロアルキル環もしくは場合により置換されているC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成し;
R6は、水素、ハロゲン、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル及び−C(=O)N(R27)R28から成る群から選択され;
R7は、水素、ハロゲン、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC1〜C6アルコキシ、場合により置換されているC2〜C6アルケニル及び場合により置換されているC2〜C6アルキニルから成る群から選択され;
各R12は、水素及びC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択され;
R13及びR14は、水素及びC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択され;またはR13及びR14は、これらが結合している窒素原子とともに、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成し;
R39は、水素、ハロゲン、−CN、アミノ、アルキルアミノ、C1〜C6アルキル、C1〜C6ハロアルキル、C1〜C6アルコキシ、C1〜C6ハロアルコキシ、C3〜C8シクロアルキル、C2〜C9ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、−C(=O)OR12及び−C(=O)N(R13)R14から成る群から選択され;
R20は、−R34R35または−R31から成る群から選択され;
R34は、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C10シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているヘテロアリール、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択され;
R35は、−(C1〜C6アルキル)−R30、−O(C2〜C6アルキル)−R30または−N(R12)(C2〜C6アルキル)−R30であり;
R30はR36a、R36bまたはR36cであり;
R31はR36aまたはR36cであり;
R36aは、
であり;
R36bは、
または
であり;
R36cは
であり;
R17aはC1〜C6アルキルであり;
R17bは、フェニル、−C(=O)OHまたは−S(=O)2OHによって場合により置換されているC1〜C6アルキルであり;
R18は、水素、−OH、−(C0〜C6アルキル)−C(=O)OHまたはC1〜C6アルキルであり;
R25及びR26は、それぞれ、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択され;ならびに
R27及びR28は、それぞれ、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択され;またはR27及びR28は、これらが結合している窒素原子とともに、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成する)。
一実施形態では、R4及びR5が、それぞれ、水素、ハロゲン及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(IVc)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5が、それぞれ、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(IVc)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれ水素である、式(IVc)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5が、それぞれ独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IVc)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5がそれぞれメチルである、式(IVc)の化合物が存在する。別の実施形態では、R4及びR5が、場合により置換されているC3〜C6シクロアルキル環または場合により置換されているC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(IVc)の化合物が存在する。いくつかの実施形態では、R4及びR5が、場合により置換されているC3〜C6シクロアルキル環を形成する、式(IVc)の化合物が存在する。いくつかの実施形態では、R4及びR5が、場合により置換されているC2〜C7ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(IVc)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R6及びR7が、それぞれ、水素、ハロゲン及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(IVc)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が、それぞれ、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(IVc)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が、それぞれ独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IVc)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれメチルである、式(IVc)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7がそれぞれ水素である、式(IVc)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)R20であり、R20が場合により置換されているアリールである、式(IVc)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−C(O)R20であり、R20が場合により置換されているヘテロアリールである、式(IVc)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)R20であり、R20が場合により置換されているアリールである、式(IVc)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−C(O)R20であり、R20が場合により置換されているヘテロアリールである、式(IVc)の化合物が存在する。
別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−S(O)2R20であり、R20が場合により置換されているアリールである、式(IVc)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5が、独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルであり、R3が−S(O)2R20であり、R20が場合により置換されているヘテロアリールである、式(IVc)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−S(O)2R20であり、R20が場合により置換されているアリールである、式(IVc)の化合物が存在する。別の実施形態では、R6及びR7が水素であり、R4及びR5がメチルであり、R3が−S(O)2R20であり、R20が場合により置換されているヘテロアリールである、式(IVc)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2は、−CN、−C(O)OR25、−C(O)N(R25)R26、
及び
から成る群から選択される、式(IVc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−CNである、式(IVc)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25である、式(IVc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択される、式(IVc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(IVc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が水素である、式(IVc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IVc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25が無置換のC1〜C6アルキルである、式(IVc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25がメチルである、式(IVc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)OR25であり、R25がエチルである、式(IVc)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26である、式(IVc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が、それぞれ、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から独立に選択される、式(IVc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が、それぞれ、水素及び場合により置換されているC1〜C6アルキルから成る群から独立に選択される、式(IVc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が水素である、式(IVc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が、それぞれ独立に、場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IVc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、R26が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IVc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26が、それぞれ独立に無置換のC1〜C6アルキルである、式(IVc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25が水素であり、R26がメチルである、式(IVc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26がメチルである、式(IVc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が−C(O)N(R25)R26であり、R25及びR26がエチルである、式(IVc)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
である、式(IVc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IVc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25がメチルである、式(IVc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IVc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25がエチルである、式(IVc)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
である、式(IVc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IVc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25がメチルである、式(IVc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IVc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R2が
であり、R25がエチルである、式(IVc)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が、水素、場合により置換されているC1〜C6アルキル、場合により置換されているC2〜C6アルケニル、場合により置換されているC2〜C6アルキニル、場合により置換されているC3〜C8シクロアルキル、場合により置換されているアリール、場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル、場合により置換されているヘテロアリール及び場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)から成る群から選択される、式(IVc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が水素である、式(IVc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IVc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1がメチルである、式(IVc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が場合により置換されているC2〜C6アルケニルである、式(IVc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1が場合により置換されているC2〜C6アルキニルである、式(IVc)の化合物が存在する。
前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環または場合により置換されているヘテロアリール環を形成する、式(IVc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキル環を形成する、式(IVc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R1及びR2が、これらが結合している炭素原子と一緒になって、場合により置換されているヘテロアリール環を形成する、式(IVc)の化合物が存在する。
前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35である、式(IVc)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R34が、場合により置換されているC1〜C6アルキルである、式(IVc)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R34が場合により置換されているC3〜C10シクロアルキルである、式(IVc)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R34が場合により置換されているアリールである、式(IVc)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R34が場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(アリール)である、式(IVc)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R34が場合により置換されているヘテロアリールである、式(IVc)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R34が場合により置換されているC2〜C9ヘテロシクロアルキルである、式(IVc)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R34が場合により置換されている−(C1〜C2アルキレン)−(ヘテロアリール)である、式(IVc)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R35が−(C1〜C6アルキル)−R30である、式(IVc)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R35が−O(C2〜C6アルキル)−R30である、式(IVc)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R34R35であり、R35が−N(R12)(C2〜C6アルキル)−R30である、式(IVc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R30がR36aである、式(IVc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R30がR36bである、式(IVc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R30がR36cである、式(IVc)の化合物が存在する。
前述の実施形態の別の実施形態では、R20が−R31である、式(IVc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R31がR36aである、式(IVc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R31がR36cである、式(IVc)の化合物が存在する。
前述の実施形態の別の実施形態では、R36aが
である、式(IVc)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36aが
である、式(IVc)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36aが
である、式(IVc)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36bが
である、式(IVc)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36bが
である、式(IVc)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36bが
である、式(IVc)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36bが
である、式(IVc)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36bが
である、式(IVc)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36bが
である、式(IVc)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36bが
である、式(IVc)の化合物が存在する。前述の実施形態の別の実施形態では、R36cが
である、式(IVc)の化合物が存在する。別の実施形態では、R36cが
である、式(IVc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R17aがメチルである、式(IVc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R17aがエチルである、式(IVc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R17bが、フェニル、−C(=O)OHまたは−S(=O)2OHによって場合により置換されているメチルである、式(IVc)の化合物が存在する。前述の実施形態のさらなる実施形態では、R17aが、フェニル、−C(=O)OHまたは−S(=O)2OHによって場合により置換されているエチルである、式(IVc)の化合物が存在する。
様々な可変物に対する上記の基の任意の組み合わせが本明細書で意図される。明細書全体を通して、基及びその置換基は、安定な部分及び化合物をもたらすように、当業者によって選択され得る。
いくつかの実施形態では、
から選択される化合物、またはこれらの医薬的に許容可能な塩もしくは医薬的に許容可能な溶媒和化合物が存在する。
いくつかの実施形態では、治療剤(複数化)(例えば、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(III)、(IIIa)、(IIIb)、(IIIc)、(IIId)、(IIIe)、(IIIf)、(IV)、(IVa)、(IVb)または(IVc)の化合物)は、医薬的に許容可能な塩として医薬組成物中に存在する。いくつかの実施形態では、上記の任意の化合物が、本明細書に記載の任意の方法または組成物に適する。
ある種の実施形態では、本明細書で提供される化合物は1つまたは複数の立体中心を有し、各中心は、R配置またはS配置のいずれかで独立に存在する。本明細書で提供される化合物は、すべてのジアステレオマー型、鏡像異性型及びエピマー型ならびにこれらの適切な混合物を含む。必要に応じて、立体異性体は、立体選択的合成及び/またはキラルクロマトグラフィーカラムによる立体異性体の分離などの方法によって得られる。いくつかの実施形態では、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(III)、(IIIa)、(IIIb)、(IIIc)、(IIId)、(IIIe)、(IIIf)、(IV)、(IVa)、(IVb)または(IVc)の化合物は、単一の鏡像異性体として使用される。いくつかの実施形態では、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(III)、(IIIa)、(IIIb)、(IIIc)、(IIId)、(IIIe)、(IIIf)、(IV)、(IVa)、(IVb)または(IVc)の化合物は、ラセミ混合物として使用される。
本明細書に記載の方法及び製剤は、本明細書で提示される構造を有する化合物のN‐オキシド(適切な場合)、結晶形態(多形体としても知られる)または医薬的に許容可能な塩、及びこれらの化合物の、同じタイプの活性を有する活性代謝物の使用を含む。
時として、化合物は互変異性体として存在し得る。すべての互変異性体が本明細書で提供される化合物の範囲内に含まれる。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載の化合物は、プロドラッグとして調製される。「プロドラッグ」は、インビボで親薬物に変換される薬剤を指す。プロドラッグは、時として、親薬物よりも投与するのが簡単であり得るので、有用であることが多い。例えば、プロドラッグは、経口投与によって生物が利用可能であり得るが、親薬物はそうではない。プロドラッグは、医薬組成物中の溶解度が親薬物よりも向上している可能性がある。いくつかの実施形態では、プロドラッグの設計は、有効な水溶性を増大させる。ある種の実施形態では、インビボ投与の際に、プロドラッグは、化合物の生物学的、医薬的または治療的に活性な形態に化学的に変換される。ある種の実施形態では、プロドラッグは、1つまたは複数のステップまたはプロセスによって、化合物の生物学的、医薬的または治療的に活性な形態に酵素的に代謝される。
本明細書に記載の化合物のプロドラッグとしては、限定されないが、エステル、エーテル、カーボネート、チオカーボネート、N−アシル誘導体、N−アシルオキシアルキル誘導体、第3級アミンの第4級誘導体、N−マンニッヒ塩基、シッフ塩基、アミノ酸コンジュゲート、リン酸エステル及びスルホン酸エステルが挙げられる。例えば、それぞれが参照によって本明細書に組み込まれる、Design of Prodrugs,Bundgaard,A.Ed.,Elseview,1985 and Method in Enzymology,Widder,K. et al.,Ed.;Academic,1985,vol.42,p.309−396;Bundgaard,H.“Design and Application of Prodrugs”in A Textbook of Drug Design and Development,Krosgaard−Larsen and H.Bundgaard,Ed.,1991,Chapter 5,p.113−191;及びBundgaard,H.,Advanced Drug Delivery Review,1992,8,1−38を参照されたい。いくつかの実施形態では、本明細書に開示される化合物のヒドロキシル基がプロドラッグを形成するのに使用され、ヒドロキシル基は、アシルオキシアルキルエステル、アルコキシカルボニルオキシアルキルエステル、アルキルエステル、アリールエステル、リン酸エステル、糖エステル、エーテルなどに組み込まれる。
プロドラッグがインビボで代謝されて、本明細書に記載される式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(III)、(IIIa)、(IIIb)、(IIIc)、(IIId)、(IIIe)、(IIIf)、(IV)、(IVa)、(IVb)または(IVc)の化合物を生成する、本明細書に記載の化合物のプロドラッグ形態は、特許請求の範囲内含まれる。ある場合には、本明細書に記載の化合物のいくつかは、別の誘導体または活性化合物のプロドラッグでもよい。
特定の実施形態では、本明細書に記載の化合物は、水、エタノールなどのような医薬的に許容可能な溶媒とともに溶媒和形態で存在する。他の実施形態では、本明細書に記載の化合物は、非溶媒和形態で存在する。
いくつかの実施形態では、本明細書に記載の式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(III)、(IIIa)、(IIIb)、(IIIc)、(IIId)、(IIIe)、(IIIf)、(IV)、(IVa)、(IVb)または(IVc)の化合物は、これらの溶媒添加形態または結晶形態、特に、溶媒和化合物または多形体を含む。溶媒和化合物は、化学量論的量または非化学量論的量のいずれかの溶媒を含み、水、エタノールなどのような医薬的に許容可能な溶媒を用いる結晶化の過程で形成され得る。溶媒が水の場合に水和物は形成され、または溶媒がアルコールの場合にアルコラートが形成される。
いくつかの実施形態では、本明細書に開示される式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(III)、(IIIa)、(IIIb)、(IIIc)、(IIId)、(IIIe)、(IIIf)、(IV)、(IVa)、(IVb)または(IVc)の化合物の部位は、様々な代謝反応を受けやすい。したがって、代謝反応の場での適切な置換基の組み込みは、代謝経路を低減させる、最小限にする、または排除する。特定の実施形態では、代謝反応に対する芳香族環の感受性を低下させるまたは排除するための適切な置換基は、例示目的に過ぎないが、ハロゲン、重水素またはアルキル基である。
いくつかの実施形態では、本明細書に開示される式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(III)、(IIIa)、(IIIb)、(IIIc)、(IIId)、(IIIe)、(IIIf)、(IV)、(IVa)、(IVb)または(IVc)の化合物は同位体標識され、これらは、1つまたは複数の原子が通常天然に見られる原子質量または質量数と異なる原子質量または質量数を有する原子に置き換えられているという事実を別にすれば、本明細書で提示される様々な式及び構造で記載されるものと同一である。いくつかの実施形態では、1つまたは複数の水素原子が重水素と置き換えられる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載の化合物の代謝性部位が重水素化される。いくつかの実施形態では、重水素での置換は、より大きな代謝的安定性、例えば、インビボ半減期の増大または必要投薬量の低減などに起因する、ある種の治療的利点を与える。
いくつかの実施形態では、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(III)、(IIIa)、(IIIb)、(IIIc)、(IIId)、(IIIe)、(IIIf)、(IV)、(IVa)、(IVb)または(IVc)の化合物などの本明細書に記載の化合物は、限定されないが、非晶形、粉砕形態及びナノ粒子形態を含めた様々な形態である。さらに、本明細書に記載の化合物は、多形体としても知られる結晶形態を含む。多形体は、同じ元素組成の化合物の異なる結晶充填配置を含む。多形体は、通常、異なるX線回折パターン、融点、密度、硬度、結晶形状、光学特性、安定性及び溶解度を有する。再結晶化溶媒、結晶化速度及び保存温度などの様々な要因によって、単一の結晶形態が優位になる。
医薬的に許容可能な塩、多形体及び/または溶媒和化合物のスクリーニング及び特性評価は、限定されないが、熱分析、X線回折、分光法、蒸気収着及び顕微鏡法を含めた様々な技法を使用して、達成することができる。熱分析法は、熱化学分解または熱物理プロセス(限定されないが、多形転移が含まれる)に対処し、そのような方法は、多形形態間の関係を分析するのに、重量減少を測定するのに、ガラス遷移温度を見つけ出すのに、または賦形剤適合性研究に使用される。そのような方法としては、限定されないが、示差走査熱量測定法(DSC)、変調示差走査熱量測定法(MDCS)、熱重量分析法(TGA)ならびに熱重量計測及び赤外分析法(TG/IR)が挙げられる。X線回折法としては、限定されないが、単結晶及び粉末回折計ならびにシンクロトロン源が挙げられる。使用される様々な分光学的な技法としては、限定されないが、ラマン、FTIR、UV−VIS及びNMR(液体及び固体状態)が挙げられる。様々な顕微鏡技法としては、限定されないが、偏光顕微鏡法、エネルギ分散型X線分析(EDX)を用いる走査型電子顕微鏡法(SEM)、EDXを用いる環境制御型走査型電子顕微鏡法(気体または水蒸気雰囲気中)、IR顕微鏡及びラマン顕微鏡法が挙げられる。
明細書全体を通して、基及びその置換基は、安定な部分及び化合物を提供するように選択される。
さらなるFXRモジュレーター
第4級アミン官能基を組み込むように構造的に改変されたさらなるFXRモジュレーターが本明細書に開示される。本明細書に記載の第4級アミンFXRモジュレーターはFXR活性を保持するが、体循環に吸収されない。したがって、本明細書に記載の第4級アミンは、経口投与されるFXRモジュレーターにとって最適な送達を提供する。第4級アミンは、腸においてFXRの発現及び/またはタンパク質レベルを誘導する強力なFXRモジュレーターである。しかし、第4級アミンは全身的な曝露がほとんどまたは全くないので、全身的な曝露の潜在的な有害副作用を最小限にする。
スキームAは、第4級アミンFXRモジュレーターの同定のための一般的手順を示す。全身的に投与される塩基性窒素原子含有FXRモジュレーター化合物(FXRモジュレーターA)の同定に続いて、次いで、対応する第4級アミン(FXRモジュレーターB)を合成し、様々なFXRアッセイで試験して、FXRモジュレーターBが全身的には利用可能ではないが、FXR活性を保持することを確証する。
スキームBは、第4級アミンFXRモジュレーターの同定のための別の一般的手順を示す。全身的に活性なFXRモジュレーター化合物(FXRモジュレーターC)の同定に続いて、FXRモジュレーター分子内の、第4級アミンを含有する側鎖が分子に結合する領域を同定する。次いで、対応する第4級アミン(FXRモジュレーターD)を合成し、様々なFXRアッセイで試験して、FXRモジュレーターDが全身的には利用可能でないが、FXR活性を保持することを確証する。
スキームA及びスキームBで概要を述べた手順を、限定されないが、以下の例で例示する。
WO2003/099821に記載されているFXRモジュレーターを、第4級アミンを化合物に組み込むように構造的に改変する。いくつかの実施形態では、WO2006/109633に記載されているFXRモジュレーターを、第4級アミン側鎖を化合物に結合させるように構造的に改変する。第4級アミンはFXR活性であるが、全身的には利用可能でない(スキームC)。WO2003/099821に開示されている化合物及びその合成方法は、参照により本明細書に組み込まれる。
WO2005/009387に記載されているFXRモジュレーターを、第4級アミンを化合物に組み込むように構造的に改変する。いくつかの実施形態では、WO2005/009387に記載されているFXRモジュレーターを、第4級アミン側鎖を化合物に結合させるように構造的に改変する。第4級アミンはFXR活性であるが、全身的には利用可能でない(スキームD)。WO2005/009387に開示されている化合物及びその合成方法は、参照により本明細書に組み込まれる。
WO2005/056554に記載されているFXRモジュレーターを、第4級アミンを化合物に組み込むように構造的に改変する。いくつかの実施形態では、WO2005/056554に記載されているFXRモジュレーターを、化合物中の塩基性窒素から第4級アミンを形成するように構造的に改変する。第4級アミンはFXR活性であるが、全身的には利用可能でない(スキームE)。WO2005/056554に開示されている化合物及びその合成方法は、参照により本明細書に組み込まれる。
WO2006/020680に記載されているFXRモジュレーターを、第4級アミンを化合物に組み込むように構造的に改変する。いくつかの実施形態では、WO2006/020680に記載されているFXRモジュレーターを、第4級アミン側鎖を化合物に結合させるように構造的に改変する。第4級アミンはFXR活性であるが、全身的には利用可能でない(スキームF)。WO2006/020680に開示されている化合物及びその合成方法は、参照により本明細書に組み込まれる。
WO2007/070796に記載されているFXRモジュレーターを、第4級アミンを化合物に組み込むように構造的に改変する。いくつかの実施形態では、WO2007/070796に記載されているFXRモジュレーターを、化合物中の塩基性窒素から第4級アミンを形成するように構造的に改変する。第4級アミンはFXR活性であるが、全身的には利用可能でない(スキームG)。WO2007/070796に開示されている化合物及びその合成方法は、参照により本明細書に組み込まれる。
WO2008/073825に記載されているFXRモジュレーターを、第4級アミンを化合物に組み込むように構造的に改変する。いくつかの実施形態では、WO2008/073825に記載されているFXRモジュレーターを、第4級アミン側鎖を化合物に結合させるように構造的に改変する。第4級アミンはFXR活性であるが、全身的には利用可能でない(スキームH)。WO2008/073825に開示されている化合物及びその合成方法は、参照により本明細書に組み込まれる。
US2009/0131409に記載されているFXRモジュレーターを、第4級アミンを化合物に組み込むように構造的に改変する。いくつかの実施形態では、US2009/0131409に記載されているFXRモジュレーターを、第4級アミン側鎖を化合物に結合させるように構造的に改変する。第4級アミンはFXR活性であるが、全身的には利用可能でない(スキームI)。US2009/0131409に開示されている化合物及びその合成方法は、参照により本明細書に組み込まれる。
US2009/0137554に記載されているFXRモジュレーターを、第4級アミンを化合物に組み込むように構造的に改変する。いくつかの実施形態では、US2009/0137554に記載されているFXRモジュレーターを、第4級アミン側鎖を化合物に結合させるように構造的に改変する。第4級アミンはFXR活性であるが、全身的には利用可能でない(スキームJ)。US2009/0137554に開示されている化合物及びその合成方法は、参照により本明細書に組み込まれる。
WO2010/036362に記載されているFXRモジュレーターを、第4級アミンを化合物に組み込むように構造的に改変する。いくつかの実施形態では、WO2010/036362に記載されているFXRモジュレーターを、化合物中の塩基性窒素から第4級アミンを形成するように構造的に改変する。第4級アミンはFXR活性であるが、全身的には利用可能でない(スキームK)。WO2010/036362に開示されている化合物及びその合成方法は、参照により本明細書に組み込まれる。
化合物の合成
いくつかの実施形態では、本明細書に記載の化合物の合成は、化学文献に記載されている手段を使用して、本明細書に記載の方法を使用して、またはこれらの組み合わせによって、達成される。さらに、本明細書で提示される溶媒、温度及び他の反応条件は変化し得る。
他の実施形態では、本明細書に記載の化合物の合成に使用される出発材料及び試薬は、合成されるか、商業的供給元、例えば、限定されないが、Sigma−Aldrich、FischerScientific(Fischer Chemicals)及びAcrosOrganicsから得られる。さらなる実施形態では、本明細書に記載の化合物及び異なる置換基を有する他の関連した化合物は、本明細書に記載の技法及び材料ならびに例えば、Fieser and Fieser’s Reagents for Organic Synthesis,Volumes 1−17(John Wiley and Sons,1991);Rodd’s Chemistry of Carbon Compounds,Volumes 1−5 and Supplementals(Elsevier Science Publishers,1989);Organic Reactions,Volumes 1−40(John Wiley and Sons,1991),Larock’s Comprehensive Organic Transformations(VCH Publishers Inc.,1989),March,Advanced Organic Chemistry 4th Ed.,(Wiley 1992);Carey and Sundberg,Advanced Organic Chemistry 4th Ed.,Vols.A and B(Plenum 2000,2001),及びGreen and Wuts,Protective Groups in Organic Synthesis 3rd Ed.,(Wiley 1999)(これらのすべては、そのような開示について参照により組み込まれる)に記載されるような当分野で認められる技法及び材料を使用して合成される。本明細書で開示される化合物を調製するための一般的な方法は反応に由来してもよく、本明細書で提供される式に見られる様々な部分の導入のために、反応は、適切な試薬及び条件の使用によって改変されてもよい。
保護基の使用
記載される反応では、最終生成物で所望される反応性官能基、例えば、ヒドロキシ基、アミノ基、イミノ基、チオ基またはカルボキシ基を、反応においてこれらの望まれない関与を避けるために、保護することが必要な場合がある。反応性部分のいくつかまたはすべてをブロックするために、及び保護基が除去されるまでそのような基が化学反応に関与するのを防ぐために、保護基が使用される。異なる方法によって各保護基が除去可能であることが好ましい。全く異なる反応条件下で切断される保護基は、差次的な除去の要件を満たす。
酸、塩基、還元条件(例えば、水素化分解など)及び/または酸化条件によって、保護基を除去することができる。トリチル、ジメトキシトリチル、アセタール及びt−ブチルジメチルシリルなどの基は酸不安定性であり、水素化分解によって除去可能なCbz基及び塩基不安定性であるFmoc基で保護されたアミノ基の存在下でカルボキシ及びヒドロキシ反応性部分を保護するのに使用することができる。カルボン酸及びヒドロキシ反応性部分を、t−ブチルカルバメートなどの酸不安定性基で、または酸と塩基の両方に安定であるが、加水分解的に除去可能なカルバメートでブロックされたアミンの存在下で、限定されないが、メチル、エチル及びアセチルなどの塩基不安定性基でブロックすることができる。
カルボン酸及びヒドロキシ反応性部分をベンジル基などの加水分解的に除去可能な保護基でブロックすることもでき、一方で、酸と水素結合することができるアミン基をFmocなどの塩基不安定性基でブロックすることができる。カルボン酸反応性部分を、本明細書で例示されるような単純なエステル化合物に変換すること(これはアルキルエステルへの変換を含む)によって保護することができ、または2,4−ジメトキシベンジルなどの酸化的に除去可能な保護基でブロックすることができ、一方で、共存するアミノ基をフッ化物不安定性シリルカルバメートでブロックすることができる。
アリルブロック基は、酸保護基及び塩基保護基の存在下で有用であり、これは、前者が安定であり、後に、金属またはπ酸触媒によって除去することができるからである。例えば、アリルブロック化カルボン酸を、酸不安定性のt−ブチルカルバメートまたは塩基不安定性の酢酸アミン保護基の存在下で、Pd0触媒反応で脱保護することができる。さらに別の形態の保護基は、化合物または中間体を結合することができる樹脂である。残基が樹脂に結合している限り、その官能基はブロックされ、反応することができない。樹脂から一旦遊離すると、官能基は反応に利用可能である。
一般的には、ブロック/保護基は、
から選択することができる。
他の保護基に加えて保護基の生成及びその除去に適用可能な技法の詳細な説明が、Greene and Wuts,Protective Groups in Organic Synthesis,3rd Ed.,John Wiley & Sons,New York,NY,1999,及びKocienski,Protective Groups,Thieme Verlag,New York,NY,1994(そのような開示について参照により本明細書に組み込まれる)に記載されている。
特定の用語
別段規定されない限り、本明細書で使用するすべての技術用語及び科学用語は、請求される主題が属する分野で一般に理解されるのと同じ意味を有する。本明細書において用語に対して複数の定義が存在する場合には、本セクションのものが優先される。本明細書で言及するすべての特許、特許出願、刊行物ならびに公開されたヌクレオチド及びアミノ酸配列(例えば、GenBankまたは他のデータベースで入手可能な配列)は、参照により組み込まれる。URLまたは他のそのような識別子またはアドレスを参照する場合は、そのような識別子は変わる可能性があり、インターネット上の特定の情報は移り変わる可能性があるが、インターネットを検索することによって同等の情報を見出すことができることが理解されよう。これらへの参照は、そのような情報の有効性及び公的な普及を証明する。
前述の概説及び以下の詳細な説明は例示的且つ説明的なものに過ぎず、請求される任意の主題を制限するものではないことを理解されたい。本出願では、特に記載のない限り、単数形の使用は複数形を含む。本明細書及び添付の特許請求の範囲で使用される場合、単数形「a」、「an」及び「the」は、文脈において別段明記しない限り、複数の指示物を含むことに注意されたい。本出願では、別段の記載がない限り、「or(または)」の使用は「and/or(及び/または)」を意味する。さらに、用語「including(含むこと)」ならびに他の形態、例えば「include(含む)」、「includes(含む)」及び「included(含まれる)」の使用は、限定的なものではない。
本明細書で使用されるセクションの見出しは、構成上の目的のためだけであり、記載される主題を制限するものとして解釈されるべきでない。
標準的な化学用語の定義は、限定されないが、Carey and Sundberg“Advanced Organic Chemistry 4th Ed.”Vols.A(2000) and B(2001),Plenum Press,New Yorkを含めた参考資料で見出すことができる。別段指示がない限り、質量分析、NMR、HPLC、タンパク質化学、生化学、組換えDNA法及び薬理学の従来の方法。
具体的な定義が与えられない限り、本明細書に記載の分析化学、有機合成化学ならびに医化学及び薬化学に関連して用いられる専門語ならびにこれらの実験の手順及び技法は、当分野で認められるものである。標準的な技法を、化学合成、化学分析、医薬の調製、製剤化及び送達ならびに患者の治療に使用することができる。標準的な技法を、組換えDNA、オリゴヌクレオチド合成ならびに組織培養及び形質転換(例えば、エレクトロポレーション、リポフェクション)に使用することができる。反応及び精製技法は、例えば、製造者の仕様のキットを使用して、または当技術分野で一般に達成されているように、または本明細書に記載のように行うことができる。前述の技法及び手順は、一般に、従来の方法について、ならびに本明細書全体を通して引用され説明される様々な一般的及びより具体的な参考文献に記載されているように、行うことができる。
本明細書に記載の方法及び組成物は、本明細書に記載の特定の方法体系、プロトコール、細胞系、構築物及び試薬に限定されず、したがって、変化し得ることを理解されたい。本明細書で使用される用語は特定の実施形態のみを説明することを目的とし、本明細書に記載の方法、化合物、組成物の範囲を制限することを意図するものではないことも理解されたい。
本明細書で使用する場合、C1〜Cxは、C1〜C2、C1〜C3...C1〜Cxを含む。C1〜Cxは、(任意の置換基を除いて)それが指定する部分を構成する炭素原子数を指す。
「アルキル」基は脂肪族炭化水素基を指す。アルキル基は、不飽和単位を含んでもよいし、含まなくてもよい。アルキル部分は「飽和アルキル」基でもよく、これは、アルキル部分がいかなる不飽和単位(すなわち、炭素−炭素二重結合または炭素−炭素三重結合)も含まないことを意味する。アルキル基はまた、「不飽和アルキル」部分でもよく、これは、アルキル基が少なくとも1つの不飽和単位を含むことを意味する。アルキル部分は、飽和または不飽和を問わず、分枝でも、直鎖でも、環式でもよい。
「アルキル」基は、1〜6個の炭素原子を有していてもよい(これが本明細書に現れるときはいつでも、「1〜6」などの数値範囲は、所与の範囲の各整数を指し、例えば、「1〜6個の炭素原子」は、アルキル基が1個の炭素原子、2個の炭素原子、3個の炭素原子など、6個まで(6個を含む)の炭素原子で構成され得ることを意味するが、本定義は、数値範囲が指定されていない用語「アルキル」の存在も包含する)。本明細書に記載の化合物のアルキル基は、「C1〜C6アルキル」または同様の名称として指定することができる。例示目的に過ぎないが、「C1〜C6アルキル」は、アルキル鎖に1〜6個の炭素原子が存在することを示し、すなわち、アルキル鎖は、メチル、エチル、n−プロピル、iso−プロピル、n−ブチル、iso−ブチル、sec−ブチル、t−ブチル、n−ペンチル、iso−ペンチル、neo−ペンチル、ヘキシル、プロペン−3−イル(アリル)、シクロプロピルメチル、シクロブチルメチル、シクロペンチルメチル、シクロヘキシルメチルから成る群から選択される。アルキル基は、置換されていてもよいし、置換されていなくてもよい。構造に応じて、アルキル基はモノラジカルでもよいし、ジラジカル(すなわち、アルキレン基)でもよい。
「アルコキシ」は「−O−アルキル」基を指し、アルキルは本明細書で定義される通りである。
用語「アルケニル」は、アルキル基の2つの原子が芳香族基の一部ではない二重結合を形成する、アルキル基の種類を指す。アルケニル基の非限定例としては、−CH=CH2、−C(CH3)=CH2、−CH=CHCH3、−CH=C(CH3)2及び−C(CH3)=CHCH3が挙げられる。アルケニル部分は、分枝でも、直鎖でも、環式(この場合、「シクロアルケニル」基としても知られていると思われる)でもよい。アルケニル基は、2〜6個の炭素を有し得る。アルケニル基は、置換されていてもよいし、置換されていなくてもよい。構造に応じて、アルケニル基は、モノラジカルでもよいし、ジラジカル(すなわち、アルケニレン基)でもよい。
用語「アルキニル」は、アルキル基の2つの原子が三重結合を形成する、アルキル基の種類を指す。アルキニル基の非限定例としては、−C≡CH、−C≡CCH3、−C≡CCH2CH3及び−C≡CCH2CH2CH3が挙げられる。アルキニル部分の「R」部分は、分枝でも、直鎖でも、環式でもよい。アルキニル基は、2〜6個の炭素を有し得る。アルキニル基は、置換されていてもよいし、置換されていなくてもよい。構造に応じて、アルキニル基は、モノラジカルでもよいし、ジラジカル(すなわち、アルキニレン基)でもよい。
「アミノ」は−NH2基を指す。
用語「アルキルアミン」または「アルキルアミノ」は、−N(アルキル)xHy基を指し、アルキルは本明細書で定義される通りであり、x及びyは、x=1、y=1及びx=2、y=0の群から選択される。x=2の場合は、アルキル基は、これらが結合している窒素と一緒になって、場合により環系を形成することができる。「ジアルキルアミノ」は−N(アルキル)2基を指し、アルキルは本明細書で定義される通りである。
用語「芳香族」は、4n+2π電子を含む非局在化π電子系を有する平面環を指す(nは整数である)。芳香族環は、5個、6個、7個、8個、9個または9個を超える原子から形成され得る。芳香族は、場合により置換されていてもよい。用語「芳香族」は、アリール基(例えば、フェニル、ナフタレニル)とヘテロアリール基(例えば、ピリジニル、キノリニル)の両方を含む。
本明細書で使用する場合、用語「アリール」は、環を形成する各原子が炭素原子である芳香族環を指す。アリール環は、5個、6個、7個、8個、9個、または9個を超える炭素原子によって形成され得る。アリール基は場合により置換されていてもよい。アリール基の例としては、限定されないが、フェニル及びナフタレニルが挙げられる。構造に応じて、アリール基は、モノラジカルでもよいし、ジラジカル(すなわち、アリーレン基)でもよい。
「カルボキシ」は−CO2Hを指す。いくつかの実施形態では、カルボキシ部分を「カルボン酸の生物学的等価体」(これは、カルボン酸部分と同様の物理的及び/または化学的性質を示す官能基または部分を指す)で置き換えることができる。カルボン酸の生物学的等価体は、カルボン酸基のものと同様の生物学的特性を有する。カルボン酸部分を有する化合物は、カルボン酸部分をカルボン酸の生物学的等価体と交換され得、カルボン酸含有化合物と比較した際に、同様の物理的及び/または生物学的特性を有し得る。例えば、一実施形態では、カルボン酸の生物学的等価体は、カルボン酸基とおおよそ同じ程度に生理的pHでイオン化すると思われる。カルボン酸の生物学的等価体の例としては、限定されないが、
などが挙げられる。
用語「シクロアルキル」は、環を形成する各原子(すなわち、骨格原子)が炭素原子である、単環式または多環式の非芳香族基を指す。シクロアルキルは、飽和していてもよいし、部分的に不飽和であってもよい。シクロアルキルは芳香族環と縮合することができる(この場合、シクロアルキルは非芳香族の環炭素原子を介して結合している)。シクロアルキル基は、3〜10個の環原子を有する基を含む。シクロアルキル基の実例としては、限定されないが、以下の部分が挙げられる:
など。
用語「ヘテロアリール」あるいは「ヘテロ芳香族」は、窒素、酸素及び硫黄から選択される1つまたは複数の環ヘテロ原子を含む、アリール基を指す。N含有「ヘテロ芳香族」または「ヘテロアリール」部分は、環の骨格原子の少なくとも1つが窒素原子である、芳香族基を指す。多環式ヘテロアリール基は、縮合していてもよいし、縮合していなくてもよい。ヘテロアリール基の実例としては以下の部分が挙げられる:
など。
「ヘテロシクロアルキル」基または「ヘテロ脂環式」基は、少なくとも1つの骨格環原子が窒素、酸素及び硫黄から選択されるヘテロ原子である、シクロアルキル基を指す。これらの基は、アリールまたはヘテロアリールと縮合していてもよい。非芳香族ヘテロ環とも呼ばれるヘテロシクロアルキル基の実例としては、
などが挙げられる。ヘテロ脂環式という用語はまた、限定されないが、単糖類、二糖類及びオリゴ糖を含めた炭水化物のすべての環形を含む。特記しない限り、ヘテロシクロアルキルは環に2〜10個の炭素を有する。ヘテロシクロアルキルの炭素原子数に言及する場合、ヘテロシクロアルキルの炭素原子数は、(ヘテロ原子を含めた)ヘテロシクロアルキルを構成する原子(すなわち、ヘテロシクロアルキル環の骨格原子)の総数と同じではないことが理解されよう。
用語「ハロ」あるいは「ハロゲン」は、フルオロ、クロロ、ブロモ及びヨードを意味する。
用語「ハロアルキル」は、1つまたは複数のハロゲンで置換されているアルキル基を指す。ハロゲンは同じでもよいし異なっていてもよい。ハロアルキルの非限定例としては、−CH2Cl、−CF3、−CHF2、−CH2CF3、−CF2CF3、−CF(CH3)3などが挙げられる。
用語「フルオロアルキル」及び「フルオロアルコキシ」は、それぞれ、1つまたは複数のフッ素原子で置換されているアルキル基及びアルコキシ基を含む。フルオロアルキルの非限定例としては、−CF3、−CHF2、−CH2F、−CH2CF3、−CF2CF3、−CF2CF2CF3、−CF(CH3)3などが挙げられる。フルオロアルコキシ基の非限定例としては、−OCF3、−OCHF2、−OCH2F、−OCH2CF3、−OCF2CF3、−OCF2CF2CF3、−OCF(CH3)2などが挙げられる。
用語「ヘテロアルキル」は、1つまたは複数の骨格鎖原子が炭素以外の原子、例えば、酸素、窒素、硫黄、リン、ケイ素またはこれらの組み合わせから選択されるアルキル基を指す。ヘテロ原子(複数可)は、ヘテロアルキル基の任意の内部位置に存在していてもよい。例としては、限定されないが、−CH2−O−CH3、−CH2−CH2−O−CH3、−CH2−NH−CH3、−CH2−CH2−NH−CH3、−CH2−N(CH3)−CH3、−CH2−CH2−NH−CH3、−CH2−CH2−N(CH3)−CH3、−CH2−S−CH2−CH3、−CH2−CH2、−S(O)−CH3、−CH2−CH2−S(O)2−CH3、−CH2−NH−OCH3、−CH2−O−Si(CH3)3、−CH2−CH=N−OCH3及び−CH=CH−N(CH3)−CH3が挙げられる。さらに、2つのヘテロ原子までは連続していてもよく、例えば、例としては、−CH2−NH−OCH3及び−CH2−O−Si(CH3)3である。ヘテロ原子の数を除いて、「ヘテロアルキル」は、1〜6個の炭素原子を有し得る。
用語「bond(結合)」または「single bond(単結合)」は、結合によって連結した原子がより大きなサブ構造の一部であると考えられる場合、2つの原子または2つの部分の間の化学結合を指す。
用語「moiety(部分)」は、分子の特定のセグメントまたは官能基を指す。化学部分は、分子に埋め込まれるまたは付加される化学成分(chemical entities)と認識されることが多い。
本明細書で使用する場合、数字の指定がなく単独で現れる置換基「R」は、アルキル、ハロアルキル、ヘテロアルキル、アルケニル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール(環炭素を介して結合)及びヘテロシクロアルキルの中から選択される置換基を指す。
用語「場合により置換されている」または「置換されている」は、言及される基が、アルキル、シクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル、−OH、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、アルキルスルホキシド、アリールスルホキシド、アルキルスルホン、アリールスルホン、−CN、アルキン、C1〜C6アルキルアルキン、ハロ、アシル、アシルオキシ、−CO2H、−CO2−アルキル、ニトロ、ハロアルキル、フルオロアルキル及びアミノ(これらの一置換及び二置換のアミノ基(例えば、−NH2、−NHR、−N(R)2)ならびに保護された誘導体を含める)から個々に及び独立に選択される1つまたは複数のさらなる基(複数可)で置換されていてもよいことを意味する。いくつかの実施形態では、任意の置換基は、ハロゲン、−CN、−NH2、−NH(CH3)、−N(CH3)2、−OH、−CO2H、−CO2アルキル、−C(=O)NH2、−C(=O)NH(アルキル)、−C(=O)N(アルキル)2、−S(=O)2NH2、−S(=O)2NH(アルキル)、−S(=O)2N(アルキル)2、アルキル、シクロアルキル、フルオロアルキル、ヘテロアルキル、アルコキシ、フルオロアルコキシ、ヘテロシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、アリールオキシ、アルキルチオ、アリールチオ、アルキルスルホキシド、アリールスルホキシド、アルキルスルホン及びアリールスルホンから独立に選択される。いくつかの実施形態では、任意の置換基は、ハロゲン、−CN、−NH2、−OH、−NH(CH3)、−N(CH3)2、−CH3、−CH2CH3、−CF3、−OCH3及び−OCF3から独立に選択される。いくつかの実施形態では、置換されている基は、上記の基の1つまたは2つで置換されている。いくつかの実施形態では、脂肪族炭素原子(芳香族炭素原子を除いた、非環式または環式、飽和または不飽和の炭素原子)の任意の置換基はオキソ(=O)を含む。
本明細書に記載の方法及び製剤は、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(III)、(IIIa)、(IIIb)、(IIIc)、(IIId)、(IIIe)、(IIIf)、(IV)、(IVa)、(IVb)または(IVc)の構造を有する化合物の結晶形態(多形体としても知られる)または医薬的に許容可能な塩、ならびに同じタイプの活性を有する、これらの化合物の活性代謝物の使用を含む。
本明細書で使用する場合、用語「約」または「およそ」は、所与の値または範囲の20%以内、好ましくは10%以内及びより好ましくは5%以内を意味する。
本明細書で使用する場合、用語「治療有効量」は、必要とする哺乳動物に投与された場合に、本明細書に記載の疾患、障害または状態を少なくとも部分的に回復させるのに、または少なくとも部分的に予防するのに有効な、FXRモジュレーターの量を指す。
本明細書で使用する場合、用語「発現」は、ポリヌクレオチドがmRNAに転写され、ペプチド、ポリペプチドまたはタンパク質に翻訳されるプロセスを含む。
本明細書では、用語「活性化因子」は、示された受容体の活性化をもたらす任意の分子種を示すのに使用され、これは、その種が局所的に投与される場合に、その種それ自体が受容体に結合するか、その種の代謝物が受容体に結合するかを問わない。したがって、活性化因子は受容体のリガンドでもよいし、受容体のリガンドに代謝される活性化因子、すなわち、組織内で形成され、実際のリガンドである代謝物でもよい。
本明細書で使用する場合、用語「アンタゴニスト」は、核内ホルモン受容体に結合し、続いて、核内ホルモン受容体のアゴニスト誘導性転写活性を低下させる、小分子薬剤を指す。
本明細書で使用する場合、用語「アゴニスト」は、核内ホルモン受容体に結合し、続いて、既知のアゴニストの非存在下で、核内ホルモン受容体の転写活性を増大させる、小分子薬剤を指す。
本明細書で使用する場合、用語「インバースアゴニスト」は、核内ホルモン受容体に結合し、続いて、既知のアゴニストの非存在下で存在する核内ホルモン受容体の転写活性の基底レベルを低下させる、小分子薬剤を指す。
本明細書で使用する場合、用語「モジュレートする」は、例示目的に過ぎないが、標的の活性を増強する、標的の活性を阻害する、標的の活性を制限するまたは標的の活性を延長することを含めて、標的の活性を変化させるように標的と直接的または間接的に相互作用することを意味する。
用語「FXRモジュレーター」は、FXRのアゴニスト、アンタゴニスト及び組織選択的FXRモジュレーターならびに細胞においてFXRの発現及び/またはタンパク質レベルを誘導する他の薬剤を含む。
用語「対象」または「患者」は哺乳動物を包含する。哺乳動物の例としては、限定されないが、哺乳綱の任意のメンバー:ヒト、非ヒト霊長類、例えばチンパンジー及び他の類人猿及びサル種;家畜、例えば、ウシ、ウマ、ヒツジ、ヤギ、ブタ;飼育動物、例えば、ウサギ、イヌ及びネコ;げっ歯類を含めた実験動物、例えば、ラット、マウス及びモルモットなどが挙げられる。一態様では、哺乳動物はヒトである。哺乳動物の1つの種において病状の重症度を低減させる療法は、哺乳動物の別の種に対する療法の効果の予測となることを当業者なら認識する。
本明細書で使用する場合、用語「treat(治療する)」、「treating(治療すること)」または「treatment(治療)」は、疾患もしくは状態の少なくとも1つの症状を緩和する、軽減するもしくは回復させること、さらなる症状を予防すること、疾患もしくは状態を阻害すること、例えば、疾患もしくは状態の発生を抑止すること、疾患もしくは状態を和らげること、疾患もしくは状態の退行を引き起こすこと、疾患もしくは状態に起因する状態を和らげること、または疾患もしくは状態の症状を予防的に及び/もしくは治療的に止めることを含む。
投与経路
適切な投与経路としては、限定されないが、経口、静脈内、直腸、エアロゾル、非経口、眼内、肺内、経粘膜、経皮、腟内、耳、経鼻及び局所投与が挙げられる。さらに、例示目的に過ぎないが、非経口送達としては、筋肉内、皮下、静脈内、髄内注射ならびに髄腔内、直接的脳室内、腹腔内、リンパ内及び鼻腔内注射が挙げられる。
いくつかの実施形態では、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(III)、(IIIa)、(IIIb)、(IIIc)、(IIId)、(IIIe)、(IIIf)、(IV)、(IVa)、(IVb)または(IVc)の第4級アミンFXRモジュレーター化合物が、それらを必要とする対象に経口投与される。いくつかの実施形態では、それらを必要とする対象に経口投与される式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(III)、(IIIa)、(IIIb)、(IIIc)、(IIId)、(IIIe)、(IIIf)、(IV)、(IVa)、(IVb)または(IVc)の第4級アミンFXRモジュレーター化合物は、体循環に吸収されない。したがって、本明細書に記載の式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(III)、(IIIa)、(IIIb)、(IIIc)、(IIId)、(IIIe)、(IIIf)、(IV)、(IVa)、(IVb)または(IVc)の第4級アミンFXRモジュレーター化合物は、経口投与されるFXRモジュレーターに最適な送達を提供する。第4級アミンは、腸においてFXRの発現及び/またはタンパク質レベルを誘導する強力なFXRモジュレーターである。しかし、第4級アミンは全身的な曝露がほとんどまたは全くないので、全身的な曝露の潜在的な有害副作用を最小限にする。
ある種の実施形態では、本明細書に記載の化合物は、例えば、多くの場合デポー調製物または徐放性製剤の状態で、器官中に直接的に化合物を注射することによって、全身的様式ではなく局部的様式で投与される。特定の実施形態では、(例えば皮下または筋肉内に)埋植することによって、または筋肉内注射によって、長時間作用型製剤が投与される。さらに、他の実施形態では、薬物は、標的化薬物送達システム中で、例えば、器官特異的抗体でコーティングされたリポソーム中で送達される。そのような実施形態では、リポソームが器官に標的化され、その器官に選択的に取り込まれる。さらに他の実施形態では、本明細書に記載の化合物は、急速放出製剤の形態で、持続放出製剤の形態で、または中間型放出製剤の形態で提供される。さらに他の実施形態では、本明細書に記載の化合物は局所的に投与される。
FXRモジュレーターの医薬組成物及び投与方法
本明細書に記載のFXRモジュレーターの投与は、治療有効量のFXRモジュレーターを単独で、または医薬的に許容可能な担体と組み合わせて含む、任意の薬理学的形態でもよい。
医薬的に使用することができる、調製物中への活性化合物の処理を容易にする賦形剤及び補助剤を含めた、1種または複数の生理学的に許容可能な担体を使用して、従来の方式で医薬組成物を製剤化することができる。適切な製剤は選択される投与経路に依存する。本明細書に記載の医薬組成物に適する賦形剤についてのさらなる詳細は、例えば、そのような開示について参照により本明細書に組み込まれる、Remington:The Science and Practice of Pharmacy,Nineteenth Ed(Easton,Pa.:Mack Publishing Company,1995);Hoover,John E.,Remington’s Pharmaceutical Sciences,Mack Publishing Co.,Easton,Pennsylvania 1975;Liberman,H.A.and Lachman,L.,Eds.,Pharmaceutical Dosage Forms,Marcel Decker,New York,N.Y.,1980;and Pharmaceutical Dosage Forms and Drug Delivery Systems,Seventh Ed.(Lippincott Williams & Wilkins1999)に見出すことができる。
本明細書で使用する場合、医薬組成物は、本明細書に記載の式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(III)、(IIIa)、(IIIb)、(IIIc)、(IIId)、(IIIe)、(IIIf)、(IV)、(IVa)、(IVb)または(IVc)の化合物と他の化学成分、例えば、担体、安定化剤、希釈剤、分散剤、懸濁化剤、増粘剤及び/または賦形剤との混合物を指す。医薬組成物は、生物体への化合物の投与を容易にする。本明細書で提供される治療または使用の方法の実施では、治療有効量の本明細書に記載の化合物は、医薬組成物中で、治療されるべき疾患、障害または状態を有する哺乳動物に投与される。いくつかの実施形態では、哺乳動物はヒトである。治療有効量は、疾患の重症度、対象の年齢及び相対的な健康状況、使用される化合物の効力及び他の要因に応じて、大きく変化し得る。式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(III)、(IIIa)、(IIIb)、(IIIc)、(IIId)、(IIIe)、(IIIf)、(IV)、(IVa)、(IVb)または(IVc)の化合物は、単独で、または(併用療法の場合のように)混合物の成分としての1種または複数の治療剤と組み合わせて、使用することができる。
本明細書に記載の医薬製剤は、限定されないが、経口、非経口(例えば、静脈内、皮下、筋肉内)、鼻腔内、頬側、局所、直腸または経皮の投与経路を含めた複数の投与経路によって、対象に投与することができる。いくつかの実施形態では、本明細書に記載の式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(III)、(IIIa)、(IIIb)、(IIIc)、(IIId)、(IIIe)、(IIIf)、(IV)、(IVa)、(IVb)または(IVc)の化合物を含む本明細書に記載の医薬組成物は、経口投与される。さらに、本明細書に記載の式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(III)、(IIIa)、(IIIb)、(IIIc)、(IIId)、(IIIe)、(IIIf)、(IV)、(IVa)、(IVb)または(IVc)の化合物を含む本明細書に記載の医薬組成物は、限定されないが、水性経口分散剤、液剤、ゲル剤、シロップ剤、エリキシル剤、スラリー、懸濁剤、エアロゾル剤、制御放出製剤、速溶性製剤、発泡製剤、凍結乾燥製剤、錠剤、散剤、丸剤、糖衣錠、カプセル剤、遅延放出製剤、持続放出製剤、パルス放出製剤、多粒子製剤及び即時放出製剤と制御放出製剤の混合物を含めた、任意の適切な剤形に製剤化することができる。
本明細書に記載の化合物を含む医薬組成物は、従来の方式で、例えば、例示目的に過ぎないが、従来の混合、溶解、造粒、糖衣錠作製、研和、乳化、カプセル化、封入(entrapping)または圧縮の方法によって、製造することができる。
用量の投与は、使用される投薬製剤及び投薬経路の薬物動態パラメーターに応じて、繰り返すことができる。
投与の容易さ及び投薬量の均一性の理由で、投薬単位形態に組成物を製剤化することが特に有利である。本明細書で使用する場合、投薬単位形態は治療される哺乳類対象にとって単位投薬量として適する、物理的に分離した単位を指し、各単位は、必要な医薬担体とともに所望の治療効果をもたらすように計算された所定量の活性化合物を含む。投薬単位形態の仕様は、(a)FXRモジュレーターの特有の特性及び達成されるべき特定の治療効果、ならびに(b)個体の感受性を扱うための、そのような活性化合物を配合する技術に固有の制限によって決まり、これらに直接的に依存する。当業者は、例えば、患者のおおよその体重もしくは体表面積または占有される体腔(body space)の体積に従って、特定の用量を容易に計算することができる。用量は、選択される特定の投与経路に応じて計算することもできる。治療のための適切な投薬量を決定するために必要な計算のさらなる改良は、当業者によって日常的に行われる。そのような計算は、標的細胞のアッセイ調製物における、本明細書に開示されるFXRモジュレーターの活性に照らして、必要以上の実験をしないで、当業者が行うことができる。正確な投薬量は、標準的な用量応答研究とともに決定される。実際に投与される組成物量は、治療される状態(複数可)、投与組成物の選択、個々の患者の年齢、体重及び応答、患者の症状の重症度、ならびに選択される投与経路を含めた関連する状況に照らして、医師によって決定されることを理解されたい。
そのようなFXRモジュレーターの毒性及び治療効果は、例えば、LD50(集団の50%を死に至らせる用量)及びED50(集団の50%で治療的に有効な用量)を決定するための、細胞培養または実験動物の標準の薬学的手順によって決定することができる。毒性効果と治療効果の間の用量比は治療指数であり、これは、比LD50/ED50として表すことができる。大きな治療指数を示すFXRモジュレーターが好ましい。毒性副作用を示すFXRモジュレーターを使用してもよいが、侵されていない細胞への潜在的な損傷を最小限にし、それによって、副作用を低減させるために、そのようなモジュレーターを罹患組織部位へ標的化する送達システムの設計に注意を払わなければならない。
細胞培養アッセイ及び動物研究から得られたデータは、ヒトで使用するための投薬量の範囲を考案するのに使用することができる。そのようなFXRモジュレーターの投薬量は、好ましくは、毒性がほとんどまたは全くないED50を含む循環濃度の範囲内にある。投薬量は、用いる剤形及び利用する投与経路に応じて、この範囲内で変化し得る。本明細書に記載の方法で使用される任意のFXRモジュレーターについて、最初に、細胞培養アッセイから治療有効量を推定することができる。細胞培養で決定したIC50を含む循環血漿濃度範囲(すなわち、症状の最大半量阻害を達成するFXRモジュレーター濃度)を達成するように、用量を動物モデルで考案することができる。そのような情報を使用して、ヒトで有用な用量をより正確に決定することができる。例えば高速液体クロマトグラフィーによって、血漿中のレベルを測定することができる。
投薬方法及び治療計画
本明細書に記載の化合物は、FXRのモジュレーションのための、または少なくとも部分的にはFXRのモジュレーションから利益を得る疾患または状態の治療のための、医薬の調製で使用することができる。さらに、そうした治療を必要としている対象における本明細書に記載の疾患または状態のうちのいずれかを治療する方法は、少なくとも1つの本明細書に記載の化合物またはこれらの医薬的に許容可能な塩もしくは医薬的に許容可能な溶媒和化合物もしくは水和物を含む医薬組成物を治療有効量で前記対象へ投与することを含む。
本明細書に記載の化合物(複数可)を含む組成物は、予防的及び/または療法的治療のために投与することができる。治療用途では、組成物は、疾患または状態の症状を治癒させるまたは少なくとも部分的に抑止するのに十分である量で、疾患または状態を既に罹患している患者に投与される。この使用に有効な量は、疾患または状態の重症度及び経過、以前の療法、患者の健康状況、体重及び薬物への応答ならびに治療担当医師の判断に依存する。
予防用途では、本明細書に記載の化合物を含む組成物は、特定の疾患、障害または状態に罹りやすいか、そうでなければ特定の疾患、障害または状態の危険性がある患者に投与される。そのような量は、「予防有効量または用量」であると定義される。この使用では、正確な量はまた、健康、体重などの患者の状況に依存する。患者に使用される場合、この使用に対する有効量は、疾患、障害または状態の重症度及び経過、以前の療法、患者の健康状況及び薬物への応答ならびに治療担当医師の判断に依存する。
患者の状態が改善しない場合は、患者の疾患または状態の症状を回復させるか、そうでなければ制御するまたは制限するために、医師の裁量で、化合物の投与が、慢性的に、すなわち、長期間にわたって、例えば、患者の生命の存続期間にわたって施されてもよい。
患者の状況が改善する場合は、医師の裁量で、化合物の投与が継続的に与えられてもよく、あるいは、投与される薬物の用量が、ある一定期間にわたって一次的に低減されてもよいし、一次的に停止されてもよい(すなわち、「休薬期間」)。休薬期間の長さは、例示目的に過ぎないが、2日、3日、4日、5日、6日、7日、10日、12日、15日、20日、28日、35日、50日、70日、100日、120日、150日、180日、200日、250日、280日、300日、320日、350日または365日を含めた2日から1年の間で変化してもよい。休薬期間中の用量の低減は、例示目的に過ぎないが、約10%、約15%、約20%、約25%、約30%、約35%、約40%、約45%、約50%、約55%、約60%、約65%、約70%、約75%、約80%、約85%、約90%、約95%または約100%を含めた約10%〜約100%であってもよい。
一旦患者の状態が改善されると、必要ならば維持量が投与される。続いて、症状に応じて、改善した疾患、障害または状態が保たれるレベルに投薬の量もしくは頻度または両方を低減することできる。しかし、患者は、任意の症状の再発の際に、長期的に間欠的治療を必要とし得る。
そのような量に対応する所与の薬剤の量は、特定の化合物、疾患または状態及びその重症度、治療を必要としている対象または受容者の個性(identity)(例えば、体重)などの要因によって変化するが、それにもかかわらず、例えば、投与される特定の薬剤、投与経路、治療を受ける状態及び治療を受ける対象または受容者を含めた、その症例を取り囲む特定の環境に従って、本分野で認識される方法で決定することができる。しかし、一般に、成人の治療に用いられる用量は、典型的には、1日あたり約0.01mg〜1日あたり約5000mgの範囲であり、いくつかの実施形態では、1日あたり約1mg〜1日あたり約1500mgである。所望の用量は、好都合には、単回用量で、または同時に(もしくは短期間にわたって)もしくは例えば1日あたり2つ、3つ、4つまたはそれ以上の副用量として適切な間隔で投与される分割用量として、提供され得る。
本明細書に記載の医薬組成物は、正確な投薬量の単回投与に適した単位剤形であってもよい。単位剤形では、製剤は、適切な分量の1種または複数の化合物を含む単位用量に分けられる。単位投薬量は、別々の分量の製剤を含むパッケージの形態でもよい。非限定例は、パッケージ化された錠剤またはカプセル剤及びバイアルまたはアンプルに入った散剤である。水性懸濁組成物を単回用量の再密閉できない容器中にパッケージ化することができる。あるいは、複数回用量の再密閉できる容器を使用することができ、この場合、組成物中に防腐剤を含むのが一般的である。例示目的に過ぎないが、非経口注射用の製剤を単位剤形(限定されないが、アンプルが挙げられる)で、または防腐剤が加えられた複数回用量容器で提供することができる。
本明細書に記載の本明細書に記載の化合物に適切である1日投薬量は、約0.001mg/kg〜約30mg/kgである。一実施形態では、1日投薬量は、約0.01mg/kg〜約10mg/kgである。限定されないがヒトを含めた大型哺乳動物で指示される1日投薬量は、約0.1mg〜約1000mgの範囲であり、好都合には、単回用量で、または限定されないが1日当たり4回までを含めた分割用量で、または持続放出形態で投与される。経口投与に適切した単位剤形は、約1〜約500mgの活性成分を含む。一実施形態では、単位投薬量は、約1mg、約5mg、約10mg、約20mg、約50mg、約100mg、約200mg、約250mg、約400mgまたは約500mgである。前述の範囲は単に示唆的なものであり、これは、個々の治療計画に関する変数の数が多く、これらの推奨される値からのかなりの逸脱が珍しくないからである。そのような投薬量はいくつかの変数に応じて変更することができ、使用される化合物の活性、疾患または治療すべき状態、投与様式、個々の対象の要求、治療を受ける疾患または状態の重症度及び医師の判断に限定されない。
そのような治療計画の毒性及び治療効果は、限定されないが、LD50(集団の50%を死に至らせる用量)及びED50(集団の50%で治療的に有効な用量)の決定を含めた、細胞培養または実験動物における標準的薬学的手順によって決定することができる。毒性効果と治療効果の間の用量比は治療指数であり、これは、LD50とED50の間の比として表すことができる。高い治療指数を示す化合物が好ましい。細胞培養アッセイ及び動物研究から得られるデータは、ヒトで使用するための投薬量の範囲を考案するのに使用することができる。そのような化合物の投薬量は、好ましくは、毒性が最低限であるED50を含む循環濃度の範囲内にある。投薬量は、用いる剤形及び利用する投与経路に応じて、この範囲内で変化し得る。
以下の実施例は、例示目的で提供され、本明細書で提供される特許請求の範囲を限定することを意図するものではない。これらの実施例中の及び本明細書全体にわたるすべての文献引用は、それによってもたらされるすべての法的目的のために、参照により本明細書に組み込まれる。本明細書に記載の化合物の合成に使用される出発材料及び試薬は、合成することができ、または商業的供給元、例えば、限定されないが、Sigma−Aldrich、Acros Organics、Fluka及びFischer Scientificから得ることができる。
実施例1:化合物13の合成
エチル−(4,4,4,−トリフルオロ)−3−オキソブチレート(20g、0.11mol)の無水酢酸(33.3g、0.33mol)溶液にオルトギ酸トリエチル(24.1g、0.165mol)を加えた。この反応混合物を120℃で2.5時間加熱した。低沸点成分を除去し、残留物を減圧下で蒸留して、油として、エチル2−エトキシメチレン(ethoxymethyllene)−4,4,4−トリフルオロ−3−オキソブチテート(oxobutytate)(1)(23.5g、91%)を得、さらに精製することなしに、これを使用した。
1(23.5g、98mmol)のEtOH(150mL)攪拌溶液に、ヒドラジン(3.8g、117mmol)を0℃で滴加した。この反応混合物を室温に温め、15時間攪拌した。この混合物を濃縮し、残留物をEtOAc(200mL)に溶解した。この溶液を水、0.5N HCl、飽和NaHCO3及びブラインで洗浄した。有機相をNa2SO4で乾燥し、濃縮乾固して、黄色固体として粗化合物2(18g、88%)を得、さらに精製することなしに、これを使用した。1H NMR (400 MHz, CD3OD): δ 8.31 (1H, d, J = 0.8 Hz), 4.29 (2H, q, J = 7.2 Hz), 1.34 (3H, J = 7.2 Hz)。
化合物2(5g)を酢酸(40mL)に溶解し、酢酸ナトリウム(5.9g)を加えた。この懸濁溶液にBr2(3.7mL)の酢酸(5mL)溶液を滴加した。得られた混合物を室温で15分間攪拌し、次いで、密閉管内で3時間100℃で加熱した。溶媒及び過剰なBr2を真空中で除去し、残留物を氷水(100mL)に懸濁し、次いで、飽和NaHCO3を滴加して、約pH6に調整した。白色沈殿物を濾過によって収集し、水(2×20mL)で洗浄した。固体を真空下で乾燥して3(6.35g、92%)を得、さらに精製することなしに、これを使用した。
化合物3(5g)を乾燥THF(30mL)に溶解し、氷水浴で冷却した。MeMgCl(26mL、THF中3M)をN2下で滴加した。得られた混合物を0℃で30分間、次いで室温で5時間攪拌した。この反応混合物を0℃に冷却し、飽和NH4Cl溶液でクエンチした。有機相を水及びブラインで洗浄し、Na2SO4で乾燥し、濾過し、濃縮して、黄色油を得た。残留物をCH2Cl2及びヘキサンで粉砕して、固体4(4.7g、98%)として生成物を得、さらに精製することなく、これを次の反応に使用した。
インジウム(III)ブロミド(6.5g、18.3mmol)のジクロロメタン(500mL)懸濁液にトリメチルシリルシアン化物(69mL、549.4mmol)を加えた。この混合物に化合物4(50.0g、183.1mmol)のジクロロメタン(1500mL)溶液を室温で滴加した。得られた混合物を室温で一晩攪拌した。飽和NaHCO3を加え、セライトパッドを通して混合物を濾過した。残留物を飽和NaHCO3水溶液とジクロロメタンの間に分配し、酢酸エチルで水性層をもう一度抽出した。混合した有機層をMgSO4で乾燥し、濾過し、濃縮した。カラムクロマトグラフィー(SiO2、DCM〜DCM/MeOH=30/1)によってこの粗生成物を精製して、褐色油として化合物5を得た(50g*2バッチ;107.1g)。
化合物5(3g、10.6mmol)のCH3CN溶液にK2CO3(4.08g、31.9mmol)及びPMBCl(1.7mL、12.7mmol)を加えた。この混合物を2時間加熱還流した。反応物を室温に冷却し、無機固体を濾過によって除去した。母液を真空濃縮して、黄色油として、6aと6bの混合物(3.6g、6b:6aが3:1(1H NMRによって決定した場合))を得た。この混合物をCH2Cl2(1mL)に溶解し、次いでTFA(2.3mL)を加えた。この反応混合物を室温で1時間攪拌した。溶媒を真空中で除去し、残留物をCH3CN(6mL)に溶解した。この溶液にK2CO3(0.34g)及びPMBCl(0.43mL)を加えた。得られた混合物を90℃で1.5時間加熱した。この反応物を室温に冷却し、無機固体を濾過によって除去した。母液を真空濃縮して、黄色油として、6aと6bの混合物(3.6g、6b:6aが10:1(1H NMRによって測定した場合))を得た。この混合物をCH2Cl2(1mL)に溶解し、次いで、TFA(2.3mL)を加えた。混合物を室温で1時間攪拌した。溶媒を真空中で除去し、残留物をCH3CN(6mL)に溶解した。この溶液にK2CO3(0.11g)及びPMBCl(0.14mL)を加えた。得られた混合物を90℃で1.5時間加熱した。この反応物を室温に冷却し、無機固体を濾過によって除去した。母液を真空濃縮し、カラムクロマトグラフィーによって粗生成物を精製して、非常に濃縮された6b位置異性体の黄色油(3.2g、75%、6b:6aが50:1(1H NMRによって測定した場合))を得た。
亜鉛末(4.1g、31.0mmol)の乾燥エーテル(40mL)懸濁液にHCl(エーテル中の2M溶液;2mL)を滴加した。この懸濁液を還流まで加熱し、イソプロピルブロモ酢酸(4mL、31.0mmol)を滴加した。この溶液を4時間加熱還流し、次いで、室温に冷却した。Ar下で、6b(1.3g、3.2mmol)の無水THF(40mL)溶液に(Pd(I)BrP(tBu)3)2(0.37g、0.48mmol)を加えた。(2−イソプロポキシ−2−オキソエチル)亜鉛ブロミド(6.6mLの調製溶液、5.12mmol)の溶液を滴加した。得られた混合物を油浴中(室温から始まり10分以内に80℃の温度)で攪拌し、次いで、反応物を80℃で0.5時間加熱した。この反応混合物を室温に冷却し、飽和NH4Cl水溶液(100mL)でクエンチした。酢酸エチルで生成物を抽出した後、カラムクロマトグラフィー(SiO2、Hex/EA=9/1→Hex/EA=6/1)によって粗生成物を精製して、象牙色の油として7(1.1g、81%)を得た。
化合物7(7.8g、18.42mmol)のTHF(80mL)及びiPrOH(160mL)の溶液に、Boc無水物(8.04g、36.84mmol)及びRa−Niスラリーの水溶液(40mL)を加えた。得られた混合物を40psiのH2で4時間水素化した。濾過によって触媒を慎重に除去した。濾液を真空濃縮した。カラムクロマトグラフィー(SiO2、HX/EA=5/1)によって粗生成物を精製して、粘着性油8(6.9g、71%)を得た。
ブレデレック試薬(5mL)中の化合物8(6.9g、13.08mmol)を窒素でフラッシュし、次いで、密閉管中で3時間115℃で加熱した。この混合物をCH2Cl2(500mL)で希釈した。有機相を水及びブラインで洗浄し、MgSO4で乾燥し、濾過し、濃縮した。この粗混合物をカラムクロマトグラフィー(SiO2、Hx/EA=2/1)によって精製して、粘着性油9(6.8g、89%)を得た。
化合物9(6.8g、11.67mmol)の乾燥CH2Cl2(50mL)溶液にTFA(30mL)を加えた。この溶液を室温で15分間攪拌した。溶媒を真空中で除去した。残留物をCH2Cl2(500mL)で希釈し、飽和NaHCO3水溶液及びブラインで洗浄し、MgSO4で乾燥し、濾過し、濃縮して、遊離アミン中間体を得た。中間体のiPrOH(100mL)溶液に濃HCl水溶液(3.4mL)を加えた。得られた混合物を密閉管中で18時間100℃で加熱した。溶媒を真空中で除去した。残留物をCH2Cl2(500mL)に溶解し、飽和NaHCO3水溶液及びブラインで洗浄し、MgSO4で乾燥し、濾過し、濃縮した。カラムクロマトグラフィー(SiO2、Hx/EA=2/1)によって粗生成物を精製して、固体10(3.7g、72%)を得た。
メチル4−ヒドロキシ安息香酸(68.1g)のアセトニトリル(1.3L)溶液に、N−(2−クロロエチル)モルホリンHCl塩(99.9g)及びCs2CO3(291.7g)を加えた。得られた混合物を攪拌し、一晩加熱還流した。この反応混合物を室温に冷却し、無機固体を濾過によって除去した。溶媒を蒸発させた。油性残留物をEtOAc/ヘキサン混合物(3:1、500mL)に溶解し、水(500mL)で洗浄した。水性層をEtOAc/ヘキサン(3:1、2×100mL)で再抽出した。混合した有機抽出物を真空中で蒸発させて、淡黄色油として粗生成物14(126.1g)を得、精製することなしに、これを使用した。
粗エステル14(126.1g)を6N HCl(880mL)に懸濁し、この反応混合物を一晩加熱還流した。この反応混合物を真空濃縮して、水の大部分を除去し、次いで、混合物を0℃で冷却した。得られた沈殿物を濾過し、冷却した2N HCl(2×100mL)で洗浄して、白色固体を得て、これを高真空中で乾燥して、化合物15のHCl塩(112.9g、82%)を得た。
化合物15のHCl塩(112.8g)をSOCl2(450mL)に懸濁し、90℃で12時間加熱した。過剰なSOCl2を約2容量(225mL)まで真空中で除去し、生成物をヘプタン(560mL)で沈殿させて、白色固体を得た。この固体を濾過し、ヘプタンで洗浄し、高真空で乾燥して、酸塩化物16のHCl塩(116g、98%)を得た。
10(800mg、1.83mmol)の乾燥THF(100mL)溶液に酸塩化物16(1.12g)を加えた。次いで、LiHMDS(Hex中に1M、9.15mL)を0℃で滴加した。得られた混合物を30分間攪拌した。反応物を飽和NH4Clでクエンチし、酢酸エチルで抽出した。有機層をMgSO4で乾燥し、減圧下で濃縮した。カラムクロマトグラフィー(SiO2、EAのみ)によって粗生成物を精製して、象牙色の泡状物質として化合物11(1.0g、81%)を得た。
11(2g、3.46mmol)のTFA(20mL)溶液を密閉管中で10分間90℃で加熱した。TFAを真空中で除去し、この粗生成物をEtOAcに希釈し、NaHCO3で洗浄した。有機層を濃縮し、カラムクロマトグラフィー(SiO2、DCM/Hx/EA=10/20/0.5)によって精製して、白色固体として12(1.3g、82%)を得た。
12(18mg)のCH2Cl2(4mL)溶液にCH3I(9.3mg)を0℃で加えた。得られた混合物を密閉管中で5時間45℃で攪拌した。白色沈殿物を濾過によって収集し、CH2Cl2(2×2mL)で洗浄した。次いで、固体を高真空で乾燥して、白色固体として化合物13(18.5mg、82%)を得た。MS (LCMS) m/z 565.4 [M+H]+。
実施例2:4−(5−(エトキシカルボニル)−1,1−ジメチル−1,2,3,6−テトラヒドロアゼピノ[4,5−b]インドール−3−カルボニル)−1,1−ジメチルピペラジン−1−イウムヨージド(20)の合成
HClのジオキサン(4.0N、3.0mL、12mmol)を2−(1H−インドール−3−イル)プロピルアミン(17)(1.9g、11mmol)のエタノール(50mL)溶液に滴加し、続いて、脱色炭(200mg)を加えた。この混合物を10分間攪拌した。次いで、ブロモピルビン酸エチル(1.8mL、14mmol)を加え、攪拌混合物を6時間加熱還流した。この反応混合物を冷却し、最小量に濃縮し、ピリジン(20mL)で希釈し、100℃で8時間加熱した。この混合物を冷却し、Et2Oで希釈し、セライト(登録商標)を通して濾過した。濾液を水(2×40mL)、0.1N HCl(2×40mL)及びブラインで洗浄した。有機層を乾燥し(Na2SO4)、真空濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(0〜15%EtOAc/Hex)によって精製して、淡黄色固体として、エチル1,1−ジメチル−1,2,3,6−テトラヒドロアゼピノ[4,5−b]インドール−5−カルボキシレート(18)(1.2g、40%)を得た。1H NMR (400 MHz, CDCl3) δ 10.93(s, 1H), 7.87(d, J=7.9 Hz, 1H), 7.78(d, J=7.9 Hz, 1H), 7.3 2(d, J=8.2 Hz, 1H), 7.10−6.96 (m, 2H), 5.29(s, 1H), 4.26 (q, J=7.1 Hz, 2H), 3.24(s, 2H), 1.54(s, 6H), 1.34(t, J =7.1 Hz, 3H);MS (ESI) m/z=285 [M+H]+。
ジイソプロピルエチルアミン(0.12mL、66.9mmol)を化合物18(0.1g、3.52mmol)のジクロロメタン(10mL)攪拌溶液に0℃で滴加した。トリホスゲン(0.18g、6.19mmol)を加え、反応混合物を同じ温度で90分間攪拌した。1−メチルピペラジン(0.2mL、1.76mmol)を加え、反応混合物を室温で16時間攪拌した。この反応混合物を減圧下で濃縮し、フラッシュカラムクロマトグラフィー(70%EtOAc/Hex)によって精製して、黄色固体として化合物19(0.07g、49%)を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO−d6) δ 10.79(s, 1H), 7.77 − 7.67(m, 2H), 7.51(d, J=8.1 Hz, 1H), 7.08 − 6.99(m, 1H), 6.99 − 6.90(m, 1H), 4.30(q, J=7.1 Hz, 2H), 3.33 − 3.25(m, 2H), 2.52 − 2.47(m, 4H), 2.35 − 2.30(m, 4H), 2.19(s, 3H), 1.43(s, 6H), 1.33(t, J=7.0 Hz, 3H)。LC−MS m/z=411.2 [M+H]+。
19(18mg、4.38×10−5mol)のアセトニトリル(3.5mL)溶液を氷水浴中で冷却した。この溶液に、ヨードメタン(4μL、6.5×10−5mol)のアセトニトリル(0.5mL)溶液を滴加した。この反応混合物を周囲温度で一晩攪拌した。反応混合物を濃縮し、ジエチルエーテル中で粉砕して、黄色固体として化合物20(9mg、37%)を得た。1H NMR (400 MHz, DMSO−d6) δ 10.79 (s, 1H), 7.73 − 7.71 (m, 2H), 7.53 − 7.51 (m, 2H), 7.05 − 6.96 (m, 2H), 4.35 − 4.30 (t, J = 14.0 & 7.4 Hz, 2H), 3.74 (s, 2H), 3.65 (m, 4H), 3.41 (m, 4H), 3.16 (s, 6H), 4.15 − 4.14 (m, 6H), 1.36 − 1.33 (t, J = 14.0 & 7.2 Hz, 3H)。MS (LCMS) m/z 425.2 [M+H]+。
実施例3:化合物25の合成
スキーム及び実施例1及び2で概要を述べたように、6−フルオロ−1H−インドールから化合物25を調製した。
実施例4:化合物31の合成
スキーム及び実施例1及び2で概要を述べたように、6−(ベンジルオキシ)−1H−インドールから化合物31を調製した。
実施例5:(E)−4−(8−(イソプロポキシカルボニル)−4,4−ジメチル−1,4,5,6−テトラヒドロピラゾロ[3,4−d]アゼピン−6−カルボニル)−1,1−ジメチルピペラジン−1−イウムヨージド(37)の合成
スキーム及び実施例1及び2で概要を述べたように、エチル3−ブロモ−1H−ピラゾール−4−カルボキシレートから化合物37を調製した。
実施例6:化合物42の合成
スキーム及び実施例1及び2で概要を述べたように、1H−ピロロ[2,3−b]ピリジンから化合物42を調製した。
実施例7:FXRアゴニストのトランス活性化アッセイ
pCMV6−NR1H4(FXR)、pCMV6−RXRA及びレポータープラスミドpEcREX7−TK−LucをCV−1細胞に一過的にコトランスフェクトした。トランスフェクションしてから5時間に、細胞をトリプシン処理し、ウェルあたり10,000細胞の濃度で96ウェルプレートに分注した。
化合物の希釈及び添加:DMSO溶液中の3.33mMの化合物から出発して、5μlの化合物を10μlのDMSOに希釈することによって、10ポイントの3倍段階希釈を行った。次いで、連続希釈した化合物をDMEMに1:33希釈した。次いで、この培地を、細胞(10μl/ウェル)を含む培養培地に10倍希釈した。すべての濃度ポイントを二重にアッセイした。プレートを、37℃で20時間インキュベートした。
ルシフェラーゼ活性の読み出し:インキュベーション後に、各ウェルから20μlの培養培地を取り出し、50μlのアッセイ溶液(Pierce(商標)ガウシアルシフェラーゼフラッシュアッセイキット)と混合した。Luc基質を添加した直後に、Envisionマイクロプレートリーダーで発光を測定した。
データの整理及び解析:生データをCDDにアップロードし、CDDに組み込まれたレーベンバーグ・マーカートアルゴリズムを使用して用量応答曲線を作成した。陽性対照として10uM XL−335を、陰性対照としてDMSOを各プレートに含め、これらを使用して、CDD組み込み正規化関数を用いてデータを正規化する。10μMでは、化合物20は陽性対照と比較して86%の活性化を示し、化合物13は不活性であった。
実施例8:遺伝子発現アッセイ
10mg/kgの化合物20をC57BL/6マウス(群当たり3匹)に経口投与した。投薬してから4時間後に肝臓を収集し、直ちにRNALater溶液に移した。RNAを単離するまで組織を4℃で保存した。RNAを単離し、定量し、増幅した。SuperScript(登録商標)III Platinum(登録商標)SYBR(登録商標)One−Step qRT−PCRキット(カタログ番号11736−051)を使用して、qPCRを行った。使用プライマーは列挙する通りである:マウスCyp7A1:フォワード:GCTTGTAGAGAGCCACACCAAリバース:AGTGGTGGCAAAATTCCCA;マウスSHP:フォワード:GTACCTGAAGGGCACGATCCリバース:AGCCTCCTGTTGCAGGTGT;マウスGAPDH:フォワード:TGGATTTGGACGCATTGGTCリバース:TTTGCACTGGTACGTGTTGAT。データを表1に示す。
実施例9:非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)及び進行した線維症を有する対象において式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(III)、(IIIa)、(IIIb)、(IIIc)、(IIId)、(IIIe)、(IIIf)、(IV)、(IVa)、(IVb)または(IVc)の化合物の安全性を評価するための第1相試験
本試験の主目標は、進行した肝線維症をともなう生検診断されたNASHを有する対象に経口投与される場合に、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(III)、(IIIa)、(IIIb)、(IIIc)、(IIId)、(IIIe)、(IIIf)、(IV)、(IVa)、(IVb)または(IVc)の化合物について、安全性、忍容性及び用量制限毒性(DLT)を特徴づけることである。
・複数回用量の式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(III)、(IIIa)、(IIIb)、(IIIc)、(IIId)、(IIIe)、(IIIf)、(IV)、(IVa)、(IVb)または(IVc)の化合物の安全性及び忍容性;
・2用量レベル(25mg及び50mg)の式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(III)、(IIIa)、(IIIb)、(IIIc)、(IIId)、(IIIe)、(IIIf)、(IV)、(IVa)、(IVb)または(IVc)の化合物のインスリン抵抗性及びグルコース恒常性に対する効果;ならびに
・肝臓酵素ならびに肝臓機能及び代謝機能ならびに炎症の生化学的マーカーの評価によって測定した場合の、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(III)、(IIIa)、(IIIb)、(IIIc)、(IIId)、(IIIe)、(IIIf)、(IV)、(IVa)、(IVb)または(IVc)の化合物の肝細胞機能に対する効果。
患者:適格な対象は18歳〜75歳の男性及び女性である。
判断基準:
組み入れ基準:
・機関審査委員会(IRBは、国家規制(例えば、米国の施設に対する、医療保険の相互運用性と説明責任に関する法律(Health Insurance Portability and Accountability Act)[HIPAA]の認可により書面のインフォームドコンセント及びプライバシー言語(privacy language)を許可した)が、スクリーニング評価及び試験を含めた任意の試験に関連した手順より前に、対象または法的に許可された代表者から作られなければならない。
・対象が同意時に≧18歳及び<76歳である。
・対象が、スクリーニングから12か月以内に、進行した(Bruntのステージ3)肝線維症をともなうNASHの確定診断を示す経皮的肝生検を受けたことがある。
除外基準:
・対象が妊娠中または授乳中の女性である。
・現在著しいアルコール摂取があるか、スクリーニングより前の1年以内の任意の時期に連続した3か月を超える期間にわたる著しいアルコール摂取の経歴がある、対象。著しいアルコール摂取は、平均して、女性において1日あたり20グラムを超える、及び男性において1日あたり30グラムを超えると定義される(米国の標準的な酒は、14グラムのアルコールであると考えられる)。
・対象が、ローカル試験の医師判断に基づいてアルコール摂取を正確に定量化することができない。
・対象が、非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)と歴史的に関係がある薬物(アミオダロン、メトトレキサート、全身性グルココルチコイド、テトラサイクリン、タモキシフェン、ホルモン補充に使用するものを越える用量のエストロゲン、アナボリックステロイド、バルプロ酸及び他の既知の肝臓毒)を、スクリーニング前年に2週間を超えて使用する。
・対象が、CYP3A4によって代謝される、治療域(therapeutic window)が狭い薬物、例えば、即効性オピオイド(アルフェンタニル及びフェンタニル)、免疫抑制薬(シクロスポリン、シロリムス及びタクロリムス)、いくつかの心血管系薬剤(エルゴタミン、キニジン及びジヒドロエルゴタミン)ならびに選ばれた向精神薬剤(ピモジド)の使用を必要とする。
・対象が、肥満外科手術(例えば、胃形成術、ルーワイ胃バイパス術)を以前に行っていたか、(試験期間中に)計画していた。
・対象が、原因不明の発熱の診断及び中心ライン敗血症(central line sepsis)の可能性のエビデンスを含めた同時感染を有する(対象は、療法開始時に無熱性でなければならない)。
・スクリーニング時に血小板数が100,000/mm3より低い対象。
・スクリーニング時に以下の異常のうちのいずれかの存在によって定義される、肝代償不全の臨床的エビデンスを有する対象:
・3.5グラム/デシリットル(g/dL)未満の血清アルブミン。
・1.1を越えるINR。
・1.3ミリグラム/デシリットル(mg/dL)を越える直接ビリルビン。
・出血性食道静脈瘤、腹水症または肝性脳症の経歴がある対象。
・対象がC型肝炎歴を有する。C型肝炎抗体を有することがスクリーニングで見つかった患者は、たとえHCV RNAについてPCRで陰性だとしても、本試験から除外される。
・対象が、他の形態の慢性肝疾患のエビデンスを有する:
・B型肝炎表面抗原の存在によって定義される、B型肝炎。
・適合性肝臓組織像によって定義される、進行中の自己免疫性肝疾患のエビデンス。
・判断基準(i)アルカリホスファターゼの上昇に主に基づく胆汁うっ滞の生化学的なエビデンス、(ii)抗ミトコンドリア抗体の存在、(iii)非化膿性破壊性胆管炎及び小葉間胆管の破壊の組織学的エビデンスのうちの少なくとも2つの存在によって定義される、原発性胆汁性肝硬変。
・原発性硬化性胆管炎。
・正常及び適合性の肝臓組織像の限界より低いセルロプラスミンによって定義される、ウィルソン病。
・肝臓組織像の診断上の特徴によって定義される、アルファ1抗トリプシン欠損症(正常未満のアルファ−1アンチトリプシンレベルによって確認される;試験医師の裁量で除外)。
・肝生検での3+または4+可染鉄の存在により定義される、ヘモクロマトーシスまたは鉄過剰症の経歴。
・典型的な曝露及び病歴に基づいて定義される、薬物誘発性肝疾患。
・既知の胆管閉塞症。
・疑いがあるまたは診断された肝臓癌。
・NASH以外の任意の他のタイプの肝疾患。
・スクリーニング時に300ユニット/リットル(U/L)を越える血清ALTを有する対象。
・スクリーニング時に1.5mg/dLまたはそれ以上の血清クレアチニンを有する対象。
・無作為化の30日前に始まる期間中に、NASHまたは肝疾患または肥満を改善するまたは治療すると考えられている任意の処方薬または医師の処方箋なしで買える薬またはハーブ療法を使用している対象。ビタミンEまたはω3脂肪酸を使用している対象は、それらの使用を続けてもよい。
・対象が、0日目より前の8週間以内の大手術を受けたことがあった、著しい外傷性損傷があった、または試験中に大きな外科的手技の必要が予測された。
・胆汁分流歴を有する対象。
・ヒト免疫不全ウイルス感染に対して陽性が既知である対象。
・予想される平均余命が5年未満である活動性の重篤な医学的疾患を有する対象。
・スクリーニングの前年に吸入薬または注射薬を含めた活性物質の乱用がある対象。
・0日目より前の12か月以内に、臨床的に重大且つ制御されていない心血管疾患(例えば、制御されていない高血圧、心筋梗塞、不安定狭心症)、ニューヨーク心臓協会グレードII以上のうっ血性心不全、薬物療法を必要とする重篤な不整脈またはグレードII以上の末梢血管疾を有する対象。
・対象が、無作為化の前の30日内に新薬(IND)試験に参加した。
・対象が、治験研究への参加に対する高い危険性と考えられる臨床的に重大な医学的または精神医学的状態を有する。
・対象が、研究者の見解において、コンプライアンスを妨害するまたは試験の完了を妨げると思われる、任意の他の状態を有する。
・対象が、以前にGR MD 02に曝露されたことがある。
・治験薬またはその賦形剤のうちのいずれかに対する既知のアレルギーを有する対象。
・悪性疾患(皮膚の基底細胞癌及び扁平上皮癌ならびに頸の上皮内癌以外)を有し、少なくとも5年間の経過観察が再発なしを示す、対象。
・対象が、スクリーニング検査時に、急性または慢性の肺疾患を示す異常な胸部X線を有する。
試験設計:
・割付:無作為化
・エンドポイントの分類:安全性/有効性試験
・介入モデル:並行割付
・マスキング:二重盲検(対象、治験責任医師)
・主な目的:治療
主要評価項目:
本試験の主目標は、進行した肝線維症をともなう生検診断されたNASHを有する対象に静脈内投与される場合に、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(III)、(IIIa)、(IIIb)、(IIIc)、(IIId)、(IIIe)、(IIIf)、(IV)、(IVa)、(IVb)または(IVc)の化合物について、忍容性及び用量制限毒性(DLT)を含めた安全性を特徴づけることである。特に、この基準は、DLTを示す治療下で発現した有害事象を経験する対象の数によって評価される。
副次的評価項目:
・副次的目標は、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(III)、(IIIa)、(IIIb)、(IIIc)、(IIId)、(IIIe)、(IIIf)、(IV)、(IVa)、(IVb)または(IVc)の化合物の第1用量のPKプロファイルを特徴づけることである。PKプロファイルは、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(III)、(IIIa)、(IIIb)、(IIIc)、(IIId)、(IIIe)、(IIIf)、(IV)、(IVa)、(IVb)または(IVc)の化合物のAUC(血漿濃度対時間曲線下面積)及びCmax(ピーク血漿濃度)によって評価する。
・本試験の副次的目標は、初回投与の3日後に始める毎日の経口用量の投与の後に、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(III)、(IIIa)、(IIIb)、(IIIc)、(IIId)、(IIIe)、(IIIf)、(IV)、(IVa)、(IVb)または(IVc)の化合物のPKプロファイル及び血清レベルの蓄積を特徴づけることである。
・副次的目標は、血清アラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT)、アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(AST)、AST:ALTの比、アルカリホスファターゼ及びガンマグルタミルトランスペプチダーゼ(GGTP)の変化;AST/血小板比指数の変化を評価することである。[時間枠:ベースライン;7週目(試験の終了)][安全性問題としての指定:なし]。
・本試験の副次的目標は、血清アラニンアミノトランスフェラーゼ(ALT)、アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(AST)、AST:ALTの比、アルカリホスファターゼ及びガンマグルタミルトランスペプチダーゼ(GGTP)レベルの変化;ならびにAST/血小板比指数の変化を評価することである。
・本試験の副次的目標は、血清中の探索的薬力学的バイオマーカーの変化を評価することである[時間枠:ベースライン;7週目(試験の終了)][安全性問題としての指定:なし]。
・本試験の副次的目標は、ガレクチン−3マーカー、炎症性マーカー、細胞死マーカー及び線維症マーカーを含めて、血清中の探索的薬力学的バイオマーカーのレベルを評価することである。
・肝臓酵素ならびに肝臓機能及び代謝機能の生化学的マーカーの評価によって測定される場合の肝細胞機能。
本試験は、進行した線維症をともなう生検診断されたNASHを有する対象において、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(III)、(IIIa)、(IIIb)、(IIIc)、(IIId)、(IIIe)、(IIIf)、(IV)、(IVa)、(IVb)または(IVc)の化合物の安全性、忍容性及び用量制限毒性(DLT)を連続的な様式で評価するための用量範囲探索試験(dose ranging study)である。これは、7週にわたって1日1回経口投与される場合に、式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(III)、(IIIa)、(IIIb)、(IIIc)、(IIId)、(IIIe)、(IIIf)、(IV)、(IVa)、(IVb)または(IVc)の化合物の安全性を評価するための、3つの連続コホートから成る用量漸増設計である。各コホートは、8人の対象から構成され、6人は無作為化されて式(I)、(Ia)、(Ib)、(Ic)、(Id)、(Ie)、(If)、(II)、(IIa)、(IIb)、(IIc)、(III)、(IIIa)、(IIIb)、(IIIc)、(IIId)、(IIIe)、(IIIf)、(IV)、(IVa)、(IVb)または(IVc)の化合物が与えられ、2人は無作為化されてプラセボが与えられる。データ安全性モニタリング委員会(DSMB)及びFDAのレビューに基づいて、8人の対象から成る2つのさらなるコホートを実行してもよい。
本明細書に記載の実施例及び実施形態は例示目的のためのみであり、いくつかの実施形態では、様々な修正または変更が、開示の範囲及び添付の特許請求の範囲の範囲内に含まれる。