JP6842925B2 - 強化された外装区域を備えた保護手袋 - Google Patents

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Description

[関連出願の相互参照]
本出願は、2015年3月13日に出願された米国特許出願14/657,081、および、2014年6月5日に出願された米国特許出願14/296,612の優先権を主張する。前述のいずれの出願も参照することによりここに含まれる。
本発明は、例えばその外面(外装表面)に形成された強化特性を有する区域(セクション)を備える手袋のようなファブリック(繊維、織物)物品に関する。強化区域とは、手袋の他の部位と比較して、例えば切断抵抗または耐摩耗性といった優れた物理的特性を有する手袋の外面上の領域であってもよい。
多くの場合、1つの要素で構成される手袋(Single glove)は、異なる特性を有する様々な区域で構成されていることが望ましい。例えば、安全手袋は、着用者にとって快適な比較的柔らかい糸を備える内面層、および、切断抵抗(耐切創性)を備えた比較的固い糸を備える外装面を有していることが多い。プレーティング(plaiting、「plating」としても知られる、添え糸編)は、このような手袋を製造するのに使用されている工程である。プレーティングは異なる特性または特徴を有する2つの糸から生地を作る工程である。地糸(primary yarn)が生地の外側(または表側)に配置され、添え糸(plaiting yarn)が生地の内側(または裏側)に配置される。
編地(plaited fabrics)で構成される先行技術の手袋には、生地の内側(裏側)に編み込まれる強化された特性の糸が必要とされている。外見的または機能的必須条件により、添え糸が手袋の外側に面することが望ましい場合、手袋を反転(裏表を逆に)しなければならない。裏表の反転は、手動または特殊な機械によって行われる、分離した、時間がかかる作業である。
したがって、本発明の1つの目的は、編地から構成された手袋を提供することであり、ここでは添え糸が生地の外装面に編み込まれている。本発明の別の目的は、例えば、その外装面に形成された強化特性を有する区域を備えた手袋のような生地物品を提供することである。強化区域とは、手袋の他の部分と比較して、例えば切断抵抗または耐摩耗性といった優れた物理的特性を有する手袋の外装面上の領域であってもよい。本発明のこれらの目的、および他の目的は、以下に説明される発明の様々な実施形態によって達成される。
本発明の1つの実施形態は、手のひら区域、ならびに、親指区域、人差し指区域、中指区域、薬指区域および小指区域を構築することに使用される地糸を備える保護手袋を含む。地糸の内側表面は手袋の内面を画定するものであり、地糸の外面は手袋の外装面(外面)を画定するものである。強化区域は手袋の外装面上に形成されるとともに、強化区域は、地糸と比較して、少なくとも1つの、実質的に強化された物理的特性を有している。
本発明の別の実施形態によれば、強化区域は地糸の外面の一部に編み込まれた第2糸(secondary yarn)によって形成される。
本発明の別の実施形態によれば、強化区域は、強化された切断抵抗を提供し、第2糸は、超高分子量ポリエチレンおよび硬質粒子を充填したポリエチレン繊維(hard particle−filled polyethylene fiber)から成る群から選択される少なくとも1つの材料を含み、硬質粒子は3より大きいモース硬度を有する。
本発明の別の実施形態によれば、強化区域は人差し指区域、中指区域、薬指区域および小指区域の一部に形成される。
本発明の別の実施形態によれば、強化区域は手のひら区域、親指区域、人差し指区域、および中指区域に形成される。
本発明の別の実施形態によれば、地糸は、繊維ガラスの第1撚り糸および高分子量ポリエチレンの第2撚り糸を備える成る芯(core)と、芯の周囲に巻き付けられた少なくとも1つの被覆撚り糸(covering strand)と、を備える。
本発明の別の実施形態によれば、テクスチャード加工ポリエステル(textured polyester)の第1被覆撚り糸が芯の周囲に巻きつけられ、テクスチャード加工ポリエステルの第2被覆撚り糸が、芯およびテクスチャード加工ポリエステルの第1撚り糸の周囲に巻きつけられる。
本発明の別の実施形態によれば、強化区域は、強化された耐摩耗性を提供し、第2糸はフラットナイロン(flat nylon)の撚り糸を備える。
本発明の別の実施形態によれば、地糸は、繊維ガラスの第1撚り糸および高分子量ポリエチレンの第2撚り糸を備える芯、および、芯の周囲に巻き付けられたテクスチャード加工ポリエステルを備える少なくとも1つの被覆撚り糸を備える。
本発明の別の実施形態によれば、強化区域は強化されたグリップ(握り)特性を備え、第2糸はラテックスゴム、スパンデックス、および/または極細繊維ポリエステルを備えてなる。
本発明の別の実施形態によれば、地糸は、繊維ガラスおよび/またはフラットポリエステルを含む第1芯撚り糸、および、超高分子量ポリエチレンおよび/またはステンレス鋼線材を含む第2芯撚り糸を備える芯で構成される。
本発明の別の実施形態によれば、テクスチャード加工ポリエステルおよび/またはステンレス鋼線材を備える第1被覆撚り糸が芯の周囲に巻きつけられ、テクスチャード加工ポリエステルから構成された第2被覆撚り糸が第1被覆撚り糸および芯の周囲に巻きつけられる。
本発明の別の実施形態によれば、強化区域は実質的に長方形であり、手袋の手のひら区域、親指区域、および指区域に対して横方向に延在している。
本発明の別の実施形態によれば、第2糸は再帰反射材料を含み、その結果、強化区域は手袋の強化された可視性を備える。
本発明の別の実施形態によれば、地糸は、繊維ガラスの第1撚り糸および超高分子量ポリエチレンの第2撚り糸を備える芯と、芯の周囲に巻き付けられたテクスチャード加工ポリエステルを含む少なくとも1つの被覆撚り糸とを備える。
本発明の別の実施形態によれば、第2糸は導電性材料を含み、手袋の着用者は、強化区域で電子機器のタッチスクリーンに接触することにより、タッチスクリーンを操作することができる。
本発明の別の実施形態によれば、地糸は、繊維ガラスを含む第1芯撚り糸、および、超高分子量ポリエチレンを含む第2芯撚り糸を備える芯で構成される。テクスチャード加工ナイロンを含む第1被覆撚り糸が芯周囲に巻きつけられ、テクスチャード加工ナイロンを含む第2被覆撚り糸は、第1被覆撚り糸および芯の周囲に巻きつけられる。
本発明の別の実施形態によれば、強化区域は親指区域、人差し指区域、および中指区域の先端に位置する。
本発明の別の実施形態に従った保護手袋は、手のひら区域、親指区域、人差し指区域、中指区域、薬指区域および小指区域を画定する地糸を備える。地糸の内側表面は手袋の内側の表面を画定し、外側表面は手袋の外側の表面を画定する。手袋の外側表面に形成される複数の強化区域を形成するために、第1添え糸が地糸の外側表面の一部に編み込まれ、第2添え糸が第1添え糸に編み込まれる。強化区域は、地糸との関連において少なくとも1つの実質的に強化された物理的特性を有する。
本発明の別の実施形態によれば、第1添え糸は、スパンデックスの芯撚り糸と、該芯撚り糸の周囲に巻き付けられたポリエステルの第1被覆撚り糸と、第1被覆撚り糸および芯撚り糸の周囲に巻き付けられたナイロンの第2撚り糸とを備える。
本発明の別の実施形態によれば、保護手袋は手のひら区域、および複数の指区域を備える。地糸は、手のひら区域および指区域を画定するとともに、手袋の内側の表面を画定する内側表面、および、手袋の外側の表面を画定する外側表面を有する。強化区域は間隔を空けて手袋の外側表面に形成され、少なくとも1つの指区域に、実質的に横方向に延在する。各強化区域は、地糸との関係において少なくとも1つの実質的に強化された物理的特性を有する。
本発明の別の実施形態によれば、離隔した複数の強化区域は、少なくとも1つの指区域の外周周囲に延在する第1および第2リング区域を備える。リング区域はそれらの間に空いた間隔を画定する。
本発明の別の実施形態によれば、第1リング区域および第2リング区域はそれぞれ幅約6mmであり、互いに約3mmの間隔で離れている。
本発明の別の実施形態によれば、指区域は親指区域、人差し指区域、中指区域、薬指区域および小指区域を備える。離隔したリング区域は、親指区域の外周の周囲に延在する、間隔が空いた少なくとも2つのリング区域、および、人差し指区域の外周の周囲に延在する離隔した少なくとも2つのリング区域を備える。
本発明の別の実施形態によれば、強化区域は、地糸の外面の選択部分に編み込まれた第2糸によって形成される。
本発明の別の実施形態によれば、強化区域は、強化切断耐性を提供し、第2糸は超高分子量ポリエチレンおよび/または硬質粒子を充填したポリエチレン繊維を含み、硬質粒子は3より大きいモース硬度を有する。
本発明の別の実施形態によれば、地糸は、繊維ガラスの第1撚り糸、および超高分子量ポリエチレンの第2撚り糸を含む芯と、該芯の周囲に巻き付けられた少なくとも1つの被覆撚り糸とを備える。
本発明の別の実施形態によれば、被覆撚り糸は、芯の周囲に巻きつけられたテクスチャード加工ポリエステルの第1撚り糸と、芯およびテクスチャード加工ポリエステルの第1撚り糸の周囲に巻き付けられたテクスチャード加工ポリエステルの第2撚り糸とを備える。
本発明の好適な実施形態に従った、糸の概略図である。
本発明の好適な実施形態に従った、地糸に編み込まれた添え糸の拡大された概略図である。
本発明の好適な実施形態に従った、3層の繊維構造の拡大された概略図である。
本発明の好適な実施形態に従った、中間添え糸の拡大された概略図である。
本発明の好適な実施形態に従った、保護手袋の概略図である。
図5の保護手袋の別の概略図である。
本発明の別の好適な実施形態に従った、保護手袋の概略図である。
図7の保護手袋の別の概略図である。
本発明の別の好適な実施形態に従った、保護手袋の概略図である。
本発明の別の好適な実施形態に従った、保護手袋の概略図である。
本発明の別の好適な実施形態に従った、保護手袋の概略図である。
本発明の別の好適な実施形態に従った、保護手袋の概略図である。
図12の保護手袋の別の概略図である。
本発明の別の好適な実施形態に従った、保護手袋の概略図である。
図15の保護手袋の別の概略図である。
本発明の好適な実施形態に従った保護手袋が、図1から図6に図示され、全般に符号10で示されている。手袋10は、内側地糸(inner primary yarn)11、および、地糸11に編み込まれる切断抵抗特性を有する添え糸21を備える。図1に示されるように、内側地糸11は、450(100デニール)繊維ガラスの第1芯撚り糸12、400デニールの超高分子量ポリエチレン(UHMWPE)から構成された第2芯撚り糸14、芯撚り糸12、14の周囲に巻き付けられた150デニールのテクスチャード加工ポリエステルの第1被覆撚り糸16、および、第1被覆撚り糸16に巻き付けられた150デニールのテクスチャード加工ポリエステルの第2被覆撚り糸18から構成され得る。図1に示されるように、第1被覆撚り糸16がS撚りで巻きつけられ、他方、第2被覆撚り糸がZ撚りで巻きつけられている。あるいは、第1被覆撚り糸16がZ撚りで巻きつけられ、第2被覆撚り糸がS撚りで巻きつけられてもよい。
図5および図6に示されるように、手袋10は、一般的に、第1手のひら区域50、第1手のひら区域50の反対側の第2手のひら区域51、親指区域61、人差し指区域62、中指区域63、薬指区域64および小指区域65から構成され、それらは内側地糸層11から形成される。
図2に示されるように、400デニールの基準のUHMWPEの撚り糸を含む添え糸21が地糸11に編み込まれている。強化された切断防護区域20を、一般に切創(切断)の危険性が極めて高い手袋10の外装(外面)領域に形成するために、添え糸21が内側地糸層11の外側表面の特定の領域に編み込まれてもよい。図5および図6に示されるように、強化された切断防護区域20が、指先を除いた人差し指区域62、中指区域63、薬指区域64および小指区域65に形成されてもよい。手袋が両方の手で使用でき、右手と左手の両方で着用可能となるように、強化区域20は手袋10の両側に形成される。その代わりに、図7および図8に示されるように、強化区域20は手のひら区域50、51、親指区域61、人差し指区域62および中指区域63に形成されてもよい。この構成は、高危険区域で使用される耐切創性手袋に特に適している。添え糸21で手袋全体を編み込むよりも、最も必要とされる手袋10の特定領域のみに強化区域20を配置することによって、手袋10はより軽量となるとともに、より高い柔軟性を有することが可能になる。
添え糸21は、特定の手袋領域における生地の外面に編み込むように改良された従来の手袋編機を使用して、地糸11の外面の選択された領域に編み込まれてもよい。添え糸21を手袋10の外面に直接編むことによって、添え糸21を手袋の外装に配するために裏返しにする必要がなく、製造工程からこのような時間がかかる工程を除外することができる。
あるいは、保護手袋10は、2つの添え糸21、31を使用して3層で編まれてもよい。図3に示されるように、スパンデックスから構成された中間添え糸31は、内側地糸11に編み込まれてもよい。図3に示されるように、400デニールのUHMWPEから構成された外側添え糸21は中間添え糸31に編み込まれる。図4に示されるように、中間添え糸31は、40デニールのスパンデックスの芯撚り糸32、20/1ポリエステルから構成された第1被覆撚り糸34、および、40デニールのナイロンから構成された第2被覆撚り糸36で構成されてもよい。中間添え糸31は、手袋10の、より高い柔軟性、より高い弾性、および、ぴったりフィットする感触をもたらす。あるいは、中間添え糸31はHYDROTECHなどのモイスチャーウィッキング糸、またはSTA−COOLまたはSORBTEK(登録商標)などの加工繊維(treated fiber)で構成されうる。
別の実施形態では、内側地糸11の第1芯撚り糸12は100デニールの玄武岩繊維でもよく、第2芯撚り糸14は200デニールのUHMWPEでもよく、第1被覆撚り糸16は70デニールのテクスチャード加工ポリエステルでもよく、第2被覆撚り糸18は70デニールのテクスチャード加工ポリエステルでもよい。添え糸21は400デニールの硬質粒子を充填したポリエチレン繊維でもよく、この硬質粒子は3より大きいモース硬度を有するポリマー粒子または鉱物粒子でもよい。
別の実施形態では、内側地糸11の第1芯撚り糸12はD450繊維ガラスでもよく、第2芯撚り糸14は200デニールのUHMWPEでもよく、第1被覆撚り糸16は70デニールのテクスチャード加工ポリエステルでもよく、第2被覆撚り糸18は70デニールのポリエステルでもよい。添え糸21は200デニールの硬質粒子を充填したポリエチレン繊維で構成されてもよく、硬質粒子は3より大きいモース硬度を有するポリマー粒子または鉱物粒子でもよい。
別の実施形態では、地糸11の2つの端部が同一のヤーンフィーダー(給糸装置)を介して一緒に編まれ、添え糸21がそのなかに編み込まれてもよい。添え糸21は、例えばデュポン社のKEVLAR(登録商標)やテイジン社のTWARON(登録商標)といった20/1アラミド繊維、0.0016ステンレス鋼の撚り糸、ならびに、アラミド繊維およびステンレス鋼の周囲に巻きつけられる20/1ポリエステルの被覆撚り糸で構成されてもよい。
本発明の別の実施形態では、保護手袋10は強化された耐摩耗性の強化区域20を有する。本実施形態では、手袋10は、D450繊維ガラスの第1芯撚り糸12、200デニールのUHMWPEの第2芯撚り糸14、70デニールのテクスチャード加工ポリエステルの第1被覆撚り糸16、および、70デニールのテクスチャード加工ポリエステルの第2被覆撚り糸18から成る内側地糸11を有する。図3に示されるように、添え糸21は220デニールのフラットナイロンの撚り糸を備える。
図5、図6に示されるように、手袋10の外側に強化された耐摩耗区域20を形成するために、添え糸21が内側地糸層11上の特定の領域に編み込まれてもよい。図5、図6に示されるように、強化された耐摩耗区域20が、指先を除いた人差し指区域62、中指区域63、薬指区域64および小指区域65に形成されてもよい。手袋が両方の手で使用でき、右手と左手の両方で着用可能となるように、強化された耐摩耗区域20は手袋10の両側に形成される。
あるいは、強化された耐摩耗区域20を有する保護手袋10は、2つの添え糸21、31を使用して3層に編まれてもよい。図5に示されるように、スパンデックスから成る中間添え糸31が、内側地糸11に編み込まれてもよい。220デニールのフラットナイロンから成る外側添え糸21が、中間添え糸31に編み込まれる。図6に示されるように、中間添え糸31は、40デニールのスパンデックスの芯撚り糸32、20/1ポリエステルから構成された第1被覆撚り糸34、および、40デニールのナイロンから構成された第2被覆撚り糸36で構成されてもよい。あるいは、中間添え糸31はHYDROTECHなどのモイスチャーウィッキング糸、またはSTA−COOLもしくはSORBTEK(登録商標)などの加工繊維で構成されてもよい。
代替的な実施形態では、地糸11は150デニールの玄武岩繊維の第1芯撚り糸12、UHMWPEの第2芯撚り糸14、70デニールのテクスチャード加工ポリエステルの第1被覆糸、および70デニールのテクスチャード加工ポリエステルの第2被覆糸で構成されてもよい。添え糸はPTFEで加工された20/1ポリエステルから成る。
別の代替的な実施形態では、地糸11は、220デニールのフラットポリエステルの第1芯撚り糸12、0.002のステンレス鋼線材の第2芯撚り糸14、0.002のステンレス鋼線材の第1被覆撚り糸16、および、3/150デニールのテクスチャード加工ポリエステルの第2被覆撚り糸18から構成され得る。添え糸21は220デニールのフラットナイロンを含む。
本発明の別の好適な実施形態によれば、保護手袋10は、改良されたグリップ特性を有する強化区域20を有する。本実施形態の内側地糸11は、D450繊維ガラスの第1芯撚り糸12、200デニールのUHMWPEから構成された第2芯撚り糸14、70デニールのテクスチャード加工ポリエステルから構成された第1被覆糸16、および、70デニールのテクスチャード加工ポリエステルから構成された第2被覆糸18で構成されてもよい。添え糸21は50G(0.025mm)のラテックスゴムの撚り糸を含む。
手袋10の外側に強化グリップ区域20を形成するために、添え糸21が、内側地糸層11の特定の領域に編み込まれる。図9に示されるように、強化区域20は手のひら区域50、51、親指区域61、指区域62から65にわたって横方向に延在する、実質的に長方形の区域であってもよい。手袋が両方の手で使用でき、右手と左手の両方で着用可能となるように、強グリップ区域20は手袋10の両側に形成される。
あるいは、強化グリップ区域20を有する手袋10は、2つの添え糸21、31を使用して3層に編まれてもよい。図5に示されるように、スパンデックスから成る中間添え糸31が、内側地糸11に編み込まれてもよい。50G(0.025mm)のラテックスゴムから成る外側添え糸21が、中間添え糸31に編み込まれる。図6に示されるように、中間添え糸31は、40デニールのスパンデックスの芯撚り糸32、20/1ポリエステルから成る第1被覆撚り糸34、および、40デニールのナイロンから成る第2被覆撚り糸36で構成されてもよい。その代わりに、中間添え糸31はHYDROTECHなどのモイスチャーウィッキング糸、またはSTA−COOLまたはSORBTEK(登録商標)などの加工繊維で構成されてもよい。
代替的な実施形態では、地糸11は、220デニールのフラットポリエステルの第1芯撚り糸12、0.002ステンレス鋼線材の第2芯撚り糸14、0.002ステンレス鋼線材の第1被覆撚り糸16、および、220デニールのテクスチャード加工ポリエステルの第2被覆撚り糸18から構成されている。添え糸21は420デニールのスパンデックスの撚り糸から構成される。
別の代替的な実施形態では、地糸11は、D225繊維ガラスの第1芯撚り糸12、400デニールのUHMWPEの第2芯撚り糸14、150デニールのテクスチャード加工ポリエステルの第1被覆撚り糸16、および、50デニールのテクスチャード加工ポリエステルの第2被覆撚り糸18を備える。添え糸21は150デニールの超極細ポリエステルの撚糸から構成されている。
本発明の別の好適な実施形態によれば、手袋10は、手袋10の強化された可視性を提供する、強化外装区域20を有してもよい。強化された可視性を有する保護手袋10は、D450繊維ガラスの第1芯撚り糸、220デニールのUHMWPEの第2芯撚り糸14、70デニールのテクスチャード加工ポリエステルから成る第1被覆撚り糸16、および、70デニールのテクスチャード加工ポリエステルから成る第2被覆撚り糸18から構成された内側地糸11を有する。添え糸21は、Metlon Corp社が販売する2P2 Retrogloスリットフィルムのような再帰反射材料を含む。
手袋の外装上に形成される強化された可視区域を形成するために、添え糸21が、内側地糸11に編み込まれる。図10に示されるように、強化された可視区域20は、手のひら区域50、51、親指区域61、指区域62から65にわたって延在する、実質的に長方形の区域であってもよい。手袋が両方の手で使用でき、右手と左手の両方で着用可能となるように、強化された可視区域20は手袋10の両側に形成される。
あるいは、強化された可視区域20を有する手袋10は、2つの添え糸21、31を使用して3層に編まれてもよい。図5に示されるように、スパンデックスから構成された中間添え糸31が、内側地糸11に編み込まれてもよい。再帰反射材料から構成された外側添え糸21が、中間添え糸21に編み込まれる。図6に示されるように、中間添え糸31は、40デニールのスパンデックスの芯撚り糸32、20/1ポリエステルから成る第1被覆撚り糸34、および、40デニールのナイロンから成る第2被覆撚り糸36で構成されてもよい。あるいは、中間添え糸31は、HYDROTECHなどのモイスチャーウィッキング糸、または、STA−COOLもしくはSORBTEK(登録商標)などのテクスチャード加工繊維で構成されてもよい。
本発明の別の好適な実施形態によれば、手袋10は、電子タッチスクリーン装置の使用に適した、強化された外装区域20を有してもよい。この実施形態では、強化された外装区域20は、手袋の着用者が強化区域20で電子機器のタッチスクリーンに接触することにより、手袋を着用したまま電子機器のタッチスクリーンを操作することを可能にする導電性材料を含む。このように、着用者は、手袋10を手にはめたまま、手袋10を脱がずにタッチスクリーン装置を使用することができる。この実施形態は、棚卸や注文処理にかかる通信などのために電子タッチスクリーン装置を操作する必要がある、職場で耐切創性手袋を着用する人にとって特に有益である。本実施形態の内側地糸11は、D450繊維ガラスの第1芯撚り糸12、220デニールのUHMWPEの第2芯撚り糸14、70デニールのテクスチャード加工ナイロンの第1被覆撚り糸16、および、70デニールのテクスチャード加工ナイロンの第2被覆撚り糸18で構成されてもよい。添え糸21は、Noble Technologies社が販売するX−STATIC(登録商標)繊維などの100デニールの銀被覆導電性糸で構成されてもよい。
手袋10の外側に強化されたタッチスクリーン互換区域20を形成するために、添え糸21が内側地糸層11上の特定領域に編み込まれてもよい。図11に示されるように、親指61、人差し指62および中指63の指先(未節骨)に形成されてもよい。手袋が両方の手で使用でき、右手と左手の両方で着用可能となるように、タッチスクリーン互換区域20が親指61、人差し指62および中指63の両側に形成される。
あるいは、タッチスクリーン互換区域20を有する手袋10は、2つの添え糸21、31を使用して3層に編まれてもよい。図5に示されるように、スパンデックスから構成された中間添え糸31が、内側地糸11に編み込まれてもよい。導電性材料から構成された外側添え糸21が、中間添え糸31に編み込まれる。図6に示されるように、中間添え糸31は、40デニールのスパンデックスの芯撚り糸32、20/1ポリエステルから構成された第1被覆撚り糸34、および、40デニールのナイロンから構成された第2被覆撚り糸36で構成されてもよい。
代替的な実施形態では、地糸11はD225繊維ガラスの第1芯撚り糸12、400デニールのUHMWPEの第2芯撚り糸14、150デニールのテクスチャード加工ポリエステルの第1被覆撚り糸16、および150デニールのテクスチャード加工ポリエステルの第2被覆撚り糸18で構成されてもよい。添え糸21は、日本蚕毛染色株式会社が販売するTHUNDERON(商標登録)繊維などの導電性銅付着ナイロン(copper−suffused nylon)で構成されていてもよい。
本発明の別の好適な実施形態に従った保護手袋が、図12および図13に図示され、符号100として示されている。手袋100は、内側地糸111、および地糸111の外側表面に形成された、離隔した複数の強化区域120から構成される。強化区域は間隔102で近位に離隔して配置される。各強化区域120の間に存在するのは、地糸のみを有する間隔102である。このように、強化区域120は交互の「ヒンジ」状の構造を有している。
図12および図13に示されるように、手袋100は、一般的に、第1手のひら区域150、第1手のひら区域150の反対側の第2手のひら区域151、親指区域161、親指区域161、人差し指区域162、中指区域163、薬指区域164および小指区域165から構成され、これらは内側地糸111から形成される。
内側地糸111は、前述の実施形態の地糸11の構成のうちのいずれか1つを有してもよい。強化区域120は、コンピュータ作動のジャカード織機を使用して、内側地糸層111の外側表面の、近位に離隔した領域で、添え糸を編み込むことによって形成されてもよい。強化区域120の間の間隔102には、添え糸は編み込まれない。強化区域120の添え糸は、前述の実施形態の添え糸21のいずれか1つの構造を有してもよい。あるいは、前述の実施形態を参照して説明されているように、2つの添え糸を使用して3層に編んでもよい。
図12および図13に示されるように、強化区域120は長方形でもよく、親指区域161および人差し指区域162の長さに対して実質的に垂直方向に延びてもよい。図12および図13に示されるように、強化区域120は親指区域161および人差し指区域162の外周周囲に横方向に延在してもよい。各強化区域120の間に存在するのは、地糸111のみを有する間隔102である。あるいは、他の指区域163、164、165のいずれか1つまたは複数に強化区域120が配置されてもよい。さらに別の代替的な実施形態では、1つまたは複数の強化区域120が、手のひら区域150、151の周囲に延在してもよい。
強化区域120は、強化区域120を形成するために使用される添え糸に応じて、強化された切断抵抗特性、強化された耐摩耗性および/または強化されたグリップ特性を備えることが可能である。図12および図13に示されるように、強化区域120が、強化された切断抵抗特性および/または強化された耐摩耗性を備えた添え糸から成る実施形態において、人差し指区域162の外周周囲に延在する5つの強化区域120、および、親指区域161の周囲に延在する4つの強化区域120が存在してもよい。上記は、一般に切創の危険性にさらされる領域において着用者を保護する。その代わりに、手袋100が異なる数の強化区域120を有してもよい。また、強化区域120が、追加的に指区域163、164、165に配置されてもよい。
強化区域120は、各強化区域120の間の、(強化区域が)編み込まれていない間隔102との近位に間隔を空けられて整列されることにより、ヒンジ状構造を備える。上記により、手袋100は、強化された切断抵抗特性および/または耐摩耗性を備えつつ、優れた柔軟性を備えることが可能となる。このことは、親指区域161および人差し指区域162において特に重要である。
好適な実施形態において、各強化区域120は幅約6mmでもよい。また、各強化区域120の間の間隔102は約3mmでもよい。内側地糸層111の生地厚さは約1.0414mmでもよく、各強化区域120の生地厚さは約1.270mmでもよい。
本発明の別の好適な実施形態に従った保護手袋が図14および図15に図示されており、全般に符号200で示されている。手袋200は、内側地糸211、および、地糸211の外側表面に形成された、複数の比較的小さな、間隔があけられた強化区域220から構成されている。強化区域220は近位に形成された間隔201によって配置されている。強化区域220の間の空間201は、地糸211のみから構成されている。このように、強化区域120は交互の「減速バンプ(防止帯)」状構造を有する。
図14および図15に示されるように、手袋200は、一般的に、第1手のひら区域250、第1手のひら区域250の反対側の第2手のひら区域251、親指区域261、人差し指区域262、中指区域263、薬指区域264および小指区域265から構成され、それらは内側地糸211から形成される。
内側地糸211は、前述の実施形態の地糸11のいずれか1つの構造を有してもよい。内側地糸層211の外側表面に、近位に間隔を空けられた領域で、添え糸を編み込むことによって、強化区域220が形成されてもよい。強化区域220の間の間隔201には添え糸が編み込まれていない。強化区域220の地糸は前述の実施形態10の添え糸21の構造のうち、いずれか1つを有してもよい。あるいは、強化区域220は、前述の実施形態を参照して説明されるように、2つの添え糸を使用して3層に編んでもよい。
強化区域220は長方形でもよく、また、親指区域261および人差し指区域262に長手方向に延在してもよい。図14および図15に示されるように、強化区域220は、親指区域261および人差し指区域262の外周周囲に横方向に延在する、複数の強化リング222を形成するように並べられてもよい。各リング222の間には、地糸211のみが編み込まれ、添え糸が編み込まれていない、空間があけられた間隔202が存在する。あるいは、他の指区域263、264、265のいずれか1つまたは複数に強化リング222が存在してもよい。さらに別の代替的な実施形態では、1つまたは複数の強化リング222が手のひら区域250、251の周囲に延在してもよい。
強化区域220は、強化区域220を形成するために使用される添え糸に応じて、強化された切断抵抗特性、強化された耐摩耗性および/または強化されたグリップ特性を備えることが可能である。図14および図15に示されるように、強化区域220が強化された切断抵抗特性および/または強化された耐摩耗性を備えた添え糸から成る実施形態において、人差し指区域262の外周周囲に延在する5つの強化リング222、および、親指区域261の周囲に延在する4つの強化リング222が存在してもよい。上記は、一般に切創の危険にさらされる領域において、着用者を保護する。あるいは、手袋200が異なる数の強化リング222を有してもよい。また、強化リング222が、追加的に指区域263、264、265に配置されてもよい。
強化用の撚り糸を用いず、地糸211のみから成る間隔201、202で近位に離隔した状態で、比較的小さな強化区域220を配置することにより、親指区域261および人差し指区域262は、高度な柔軟性を有する一方で、高度な切断抵抗特性および/または耐摩耗性を有することが可能となる。上記は親指区域261および人差し指区域262で特に重要である。
好適な実施形態では、各強化区域220は、長さ約6mm、幅約2mmでもよい。各強化区域220の側部間に規則正しく並ぶ、空間があけられた間隔101は約1mmでもよく、各リング222の間の空間202(隣接するリング222の強化区域220の長手方向端部間の距離)は約3mmでもよい。内側地糸層211の生地厚さは約1.0414mmでもよく、各強化区域220の生地厚さは約1.270mmでもよい。
保護手袋および保護手袋の製造方法が先に記載されている。本発明の範囲を逸脱することなく、様々な変更が本発明になされてもよい。実施形態の上記説明および本発明の最良の態様は、例示の目的のみに提供され、限定を目的としていない。本発明は請求項およびその同等物によって定められる。

Claims (19)

  1. (a)手のひら区域および複数の指区域と、
    (b)前記手のひら区域および前記複数の指区域を画定する地糸であって、前記地糸は手袋の内面を画定する内面、および前記手袋の外装面を画定する外面を有する地糸と、
    (c)前記地糸の外面の選択部分に編み込まれた第1添え糸、および、前記手袋の前記外装面に形成される複数の強化区域を形成するように前記第1添え糸に編み込まれた第2添え糸であって、前記複数の強化区域は、前記地糸に関連する実質的に強化された切断耐性を有し、前記第2添え糸は、3より大きいモース硬度を有する硬質粒子を充填したポリエチレン繊維を含む、第1添え糸および第2添え糸と、を備えることを特徴とする手袋。
  2. 前記強化区域は、前記手袋の外装面上の前記複数の指区域のうち少なくとも1つに、実質的に横方向に延在する、離隔した複数のリング区域を備えることを特徴とする請求項1に記載の手袋。
  3. 離隔した前記複数のリング区域は、前記複数の指区域の少なくとも1つの外周周囲に延在する第1リング区域および第2リング区域であり、それらの間の間隔を画定することを特徴とする請求項2に記載の手袋。
  4. 前記第1リング区域および前記第2リング区域は、それぞれ約6mmの幅を有し、互いに約3mmの間隔があけられていることを特徴とする請求項3に記載の手袋。
  5. 前記複数の手袋区域は、手のひら区域、親指区域、人差し指区域、中指区域、薬指区域および小指区域を備えることを特徴とする請求項3に記載の手袋。
  6. 離隔した前記複数のリング区域は、前記親指区域の外周周囲に延在する少なくとも2つの離隔したリング区域、および、前記人差し指区域の外周周囲に延在する少なくとも2つの離隔したリング区域を備えることを特徴とする請求項5に記載の手袋。
  7. (a)手のひら区域および複数の指区域を画定する地糸であって、前記地糸は手袋の内面を画定する内面、および手袋の外装面を画定する外面を有する地糸と、
    (b)前記地糸の外面の一部に編み込まれた第1添え糸、および、前記手袋の外装面に形成され、少なくとも1つの指区域の外周周囲に延在する離隔した複数の強化リング区域を形成するように、前記第1添え糸に編み込まれた第2添え糸を備え、
    前記強化リング区域は前記地糸に関連する少なくとも1つの実質的に強化された物理的特性を有することを特徴とする保護手袋。
  8. 前記強化リング区域は強化された切断抵抗特性を提供し、超高分子量ポリエチレンおよび硬質粒子を充填したポリエチレン繊維から成る群から選択される少なくとも1つの材料を含み、硬質粒子は3より大きいモース硬度を有することを特徴とする請求項7に記載の手袋。
  9. 前記地糸は
    (a)繊維ガラスの第1撚り糸および超高分子量ポリエチレンの第2撚り糸を備える芯と、
    (b)前記芯の周囲に巻きつけられる少なくとも1つの被覆撚り糸と、
    を備えることを特徴とする請求項1に記載の手袋。
  10. 前記少なくとも1つの被覆撚り糸は、前記芯の周囲に巻きつけられたテクスチャード加工ポリエステルの第1撚り糸と、前記芯および前記テクスチャード加工ポリエステルの第1撚り糸の周囲に巻き付けられたテクスチャード加工ポリエステルの第2撚り糸と、を備えることを特徴とする請求項9に記載の手袋。
  11. 前記地糸は
    (a)繊維ガラスの第1撚り糸、および、超高分子量ポリエチレンの第2撚り糸を備える芯と、
    (b)前記芯の周囲に巻きつけられたテクスチャード加工ポリエステルを備える少なくとも1つの被覆撚り糸と、を備えることを特徴とする請求項7に記載の手袋。
  12. 前記強化リング区域は強化されたグリップ特性を提供し、前記第2添え糸は、ラテックスゴム、スパンデックスおよび極細繊維ポリエステルから成る群から選択された少なくとも1つの材料を含むことを特徴とする請求項7に記載の手袋。
  13. 前記地糸は
    (a)繊維ガラスおよびフラットポリエステルの群から選択された第1芯撚り糸、および、超高分子量ポリエチレンおよびステンレス鋼線材の群から選択された第2芯撚り糸を備える芯と、
    (b)前記芯の周囲に巻き付けられた第1被覆撚り糸であって、前記第1被覆撚り糸はテクスチャード加工ポリエステルおよびステンレス鋼線材の群から選択され、前記芯の周囲に巻き付けられたテクスチャード加工ポリエステルを備える、第1被覆撚り糸と、
    (c)前記第1被覆撚り糸および前記芯の周囲に巻きつけられるテクスチャード加工ポリエステルを備える第2被覆撚り糸と、
    を備えることを特徴とする請求項12に記載の手袋
  14. 離隔した前記複数の強化リング区域は、前記複数の指区域の少なくとも1つの外周に沿って延在する第1リング区域および第2リング区域を備え、それらの間に間隔を画定することを特徴とする請求項7に記載の手袋。
  15. 前記第1リング区域および前記第2リング区域は、それぞれ約6mmの幅を有し、互いに約3mmの間隔があけられていることを特徴とする請求項14に記載の手袋。
  16. 前記複数の指区域は、手のひら区域と、親指区域、人差し指区域、中指区域、薬指区域および小指区域とを備え、離隔した前記複数のリング区域は、前記親指区域の外周に沿って延在する少なくとも2つの離隔したリング区域と、前記人差し指区域の外周に沿って延在する少なくとも2つの離隔したリング区域とを備えることを特徴とする請求項7に記載の手袋。
  17. 前記第1添え糸は、モイスチャーウィッキング糸を備えることを特徴とする請求項16に記載の保護手袋。
  18. 前記第1添え糸は、
    (a)スパンデックスの芯撚り糸、
    (b)前記芯撚り糸の周囲に巻きつけられたポリエステルの第1被覆撚り糸、及び
    (c)前記第1被覆撚り糸の周囲に巻きつけられたナイロンの第2撚り糸を備えることを特徴とする請求項7に記載の保護手袋。
  19. 前記第2添え糸は、フラットナイロンの撚り糸を備えることを特徴とする請求項18に記載の保護手袋。
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