JP6842744B2 - 冷却ユニット - Google Patents

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本明細書に開示する技術は、冷却ユニットに関する。詳細には、機械(例えば、工作機械、プレス機械等)を冷却するために用いられる作業流体を冷却する冷却ユニットに関する。
機械を作動させると部分的に発熱し、その発熱部位を冷却する必要が生じる場合がある。例えば、特許文献1の冷却ユニットは、工作機械の主軸を冷却するために冷却油(作動流体の一種)を工作機械に供給する。冷却ユニットは、冷媒を圧縮する圧縮機と、圧縮された冷媒を凝縮する凝縮器と、凝縮された冷媒が供給される熱交換器とを備えている。熱交換器は冷却油に浸漬されており、熱交換器で冷媒と冷却油との間の熱交換が行われ、冷却油は冷却される。熱交換器で冷却された冷却油は工作機械に供給され、工作機械の主軸が冷却される。また、圧縮機と熱交換器との間には、凝縮器を介して冷媒が送られる冷媒供給流路と、凝縮器をバイパスして冷媒が送られるバイパス流路が設けられている。冷媒供給流路を流れる冷媒とバイパス流路を流れる冷媒が熱交換器に供給される。バイパス流路には、バイパス流路を流れる冷媒の量を調整する電動弁(流量調整機構の一種)が配置されている。電動弁の開度を調整することによって、熱交換器の冷却能力は調整される。すなわち、バイパス流路を流れる冷媒の流量を多くすると熱交換器の冷却能力が低下し、バイパス流路を流れる冷媒の流量が少なくすると熱交換器の冷却能力が上昇する。
特開2016−36900号公報
特許文献1の冷却ユニットは、作動流体を冷却するための熱交換器を1つしか備えていない。このため、作動流体の温度は1つの温度に調整され、作動流体によって冷却される冷却部位の温度も1つの温度に調整される。しかしながら、機械によっては複数の発熱部位を有しており、これら複数の発熱部位を異なる温度に調整したいことがある。あるいは、複数の機械のそれぞれの発熱部位を異なる温度に調整したいこともある。このような場合、従来の技術では、発熱部位毎に冷却機能(圧縮機、凝縮器、熱交換器等)を設ける必要がある。
ここで、圧縮機と凝縮器を共通化し、この圧縮機と凝縮器から複数の熱交換器に作動流体を供給することで、熱交換器毎に作動流体の温度を異なる温度に調整することが考えられる。このような構成では、圧縮機と凝縮器を共通化することで構造を簡易にすることはできるが、複数の熱交換器のそれぞれを異なる温度に独立して調整することが難しい場合がある。すなわち、複数の熱交換器の1つに供給される冷媒の流量及びその流量比(冷媒供給流路を流れる冷媒の流量/バイパス流路を流れる冷媒の流量)を変えると、他の熱交換器に供給される冷媒の流量及びその流量比(冷媒供給流路を流れる冷媒の流量/バイパス流路を流れる冷媒の流量)も変化するため、複数の熱交換器のそれぞれを異なる温度に独立して調整することが難しい。本明細書は、共通化した圧縮機と凝縮器から複数の熱交換器に冷媒を供給しながら、複数の熱交換器の各々の冷却能力を独立して調整する技術を開示する。
本明細書に開示する冷却ユニットは、冷媒を圧縮する圧縮機と、圧縮機で圧縮された冷媒を凝縮する凝縮器と、第1の冷却対象を冷却する第1熱交換器と、第2の冷却対象を冷却する第2熱交換器と、凝縮器と第1熱交換器とを接続し、凝縮器によって凝縮された冷媒を前記第1熱交換器に供給する第1冷媒供給流路と、凝縮器と第2熱交換器とを接続し、凝縮器によって凝縮された冷媒を第2熱交換器に供給する第2冷媒供給流路と、圧縮機と第1熱交換器とを接続し、圧縮機によって圧縮された冷媒を凝縮器をバイパスして第1熱交換器に供給する第1バイパス流路と、圧縮機と第2熱交換器とを接続し、圧縮機によって圧縮された冷媒を凝縮器をバイパスして第2熱交換器に供給する第2バイパス流路と、第1バイパス流路に配置され、第1バイパス流路を流れる冷媒の量を調整する第1流量調整機構と、第2バイパス流路に配置され、第2バイパス流路を流れる冷媒の量を調整する第2流量調整機構と、第1熱交換器と圧縮機を接続し、第1熱交換器から流出する冷媒を圧縮機に供給する第1リターン流路と、第2熱交換器と圧縮機を接続し、第2熱交換器から流出する冷媒を圧縮機に供給する第2リターン流路と、を備えている。第1熱交換器は、第1冷媒供給流路から供給される冷媒と第1バイパス流路から供給される冷媒によって第1の冷却対象を冷却し、第2熱交換器は、第2冷媒供給流路から供給される冷媒と第2バイパス流路から供給される冷媒によって第2の冷却対象を冷却する。また、第1リターン流路と第2リターン流路の一方には、当該リターン流路を流れる冷媒の量を調整する第3流量調整機構がさらに配置されている。
上記の冷却ユニットは、1つの圧縮機と1つの凝縮器に接続された第1熱交換器と第2熱交換器とを備えている。このため、圧縮機と凝縮器を共通化しながら、第1の冷却対象と第2の冷却対象を冷却することができる。また、第1流量調整機構と第2流量調整機構を備えると共に、さらに第3流量調整機構が配置されている。このため、第1バイパス流路及び第2バイパス流路を流れる冷媒の量を調整できると共に、第1リターン流路と第2リターン流路の一方を流れる冷媒の量を調整することができる。これによって、第1熱交換器において、第1冷媒供給流路から供給される冷媒の量と第1バイパス流路から供給される冷媒の量を調整することができると共に、第2熱交換器において、第2冷媒供給流路から供給される冷媒の量と第2バイパス流路から供給される冷媒の量を調整することができる。例えば、第1熱交換器の冷却能力を調整する場合、第1流量調整機構を調整して、第1バイパス流路から第1熱交換器に供給される冷媒の量を調整する。この場合、第1熱交換器に供給される冷媒の量が増加し、第2熱交換器に供給される冷媒の量が減少し、第2熱交換器の冷却能力が変化する。そこで、第2熱交換器に供給される冷媒の量が減少しないように、第3流量調整機構を調整する。これによって、第1熱交換器の冷却能力を調整しながら、第2熱交換器の冷却能力を一定に保つことができる。上記のことから明らかなように、3つの流量調整機構を調整することによって、第1熱交換器及び第2熱交換器の冷却能力を独立して調整することができる。
工作機械と冷却ユニットとの概略構成を示す図。 冷却ユニットの概略構成を示す図。 冷却ユニットの制御部が実行する処理を示すフローチャート。
以下に説明する実施例の主要な特徴を列記しておく。なお、以下に記載する技術要素は、それぞれ独立した技術要素であって、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。
(特徴1)本明細書が開示する冷却ユニットでは、第1リターン流路と第2リターン流路の他方には、当該リターン流路を流れる冷媒の量を調整する第4流量調整機構がさらに配置されていてもよい。このような構成によると、第1リターン流路と第2リターン流路のそれぞれに流量調整機構が配置され、第1リターン流路を流れる冷媒の量と第2リターン流路を流れる冷媒の量をそれぞれ調整することができる。このため、第1熱交換器及び第2熱交換器の冷却能力をより容易に調整することができる。
(特徴2)本明細書が開示する冷却ユニットでは、第1流量調整機構と第2流量調整機構と第3流量調整機構と第4流量調整機構とを制御する制御部をさらに備えていてもよい。また、制御部は、第1熱交換器による冷却能力を調整する場合は、第1流量調整機構により第1バイパス流路を流れる冷媒の流量を調整すると共に、第3流量調整機構により第1熱交換器に供給される冷媒の総流量を調整してもよく、第2熱交換器による冷却能力を調整する場合は、第2流量調整機構により第2バイパス流路を流れる冷媒の流量を調整すると共に、第4流量調整機構により第2熱交換器に供給される冷媒の総流量を調整してもよい。このような構成によると、第1熱交換器において、第1流量調整機構を調整することによって、第1熱交換器に供給される冷媒のうち、第1バイパス流路を流れる冷媒の量を調整できる。また、第3流量調整機構を調整することによって、第1熱交換器から流出される冷媒の量が調整され、すなわち、第1熱交換器に供給される冷媒の総流量を調整できる。このため、第1冷媒供給流路を流れる冷媒の量も調整される。したがって、第1流量調整機構及び第3流量調整機構を調整することによって、第1熱交換器の冷却能力を調整することができる。同様にして、第2熱交換器において、第2流量調整機構を調整することによって、第2バイパス流路を流れる冷媒の量を調整でき、第4流量調整機構を調整することによって、第2熱交換器に供給される冷媒の総流量を調整できる。これにより、第2冷媒供給流路を流れる冷媒の量も調整される。したがって、第2流量調整機構及び第4流量調整機構を調整することによって、第2熱交換器の冷却能力を調整することができる。したがって、4つの流量調整機構によって、第1熱交換器の冷却能力と第2熱交換器の冷却能力をそれぞれ調整することができる。
(特徴3)本明細書が開示する冷却ユニットでは、制御部は、第1熱交換器に供給される冷媒の流量が一定となるように、第1流量調整機構と第3流量調整機構を制御してもよく、第2熱交換器に供給される冷媒の流量が一定となるように、第2流量調整機構と第4流量調整機構を制御してもよい。このような構成によると、第1熱交換器と第2熱交換器のそれぞれに供給される冷媒の量が一定となるため、一方の熱交換器の冷却能力を調整しても、他方の熱交換器の冷却能力に影響が生じることを抑制することができる。したがって、第1熱交換器の冷却能力と第2熱交換器の冷却能力のそれぞれを容易に調整することができる。
以下、図面を参照して実施例に係る冷却ユニット10について説明する。図1に示すように、冷却ユニット10は、工作機械1に隣接して配置されている。冷却ユニット10と工作機械1の間は、供給管2,4及びリターン管6,8で接続されている。
工作機械1は、ワークを加工して部品形状とするための機械であり、例えば、ワークに切削加工を行う切削機械等が挙げられる。冷却ユニット10で冷却された作動流体(例えば、切削液、作動油等)は、供給管2,4を通って工作機械1に供給される。工作機械1に供給された作動流体は、工作機械1の加熱部位を冷却する。加熱部位を冷却することで温度が上昇した作動流体は、リターン管6,8を通って冷却ユニット10に戻される。リターン管6,8から戻された作動流体は、冷却ユニット10によって冷却され、再び工作機械1に供給される。供給管2及びリターン管6は、工作機械1の加熱部位である主軸を冷却するために工作機械1と接続されており、供給管4及びリターン管8は、工作機械1の別の加熱部位であるボールネジを冷却するために工作機械1と接続されている。工作機械1においては、主軸(第1の加熱部位)とボールネジ(第2の加熱部位)とは異なる温度に制御される。このため、供給管2から工作機械1に供給される作動流体の温度は、供給管4から工作機械1に供給される作動流体の温度とは異なる。なお、本実施例では、工作機械1の加熱部位は主軸とボールネジであるが、工作機械1において冷却することが必要とされる加熱部位であれば、これらに限定されない。
図2に示すように、冷却ユニット10は、圧縮機12と、凝縮器14と、膨張弁(又はキャピラリー等)24,26と、第1熱交換器40及び第2熱交換器42とを備えている。これらの間において冷媒を移動させるために、冷却ユニット10は、冷媒供給流路18と、第1冷媒供給流路20と、第2冷媒供給流路22と、第1バイパス流路30と、第2バイパス流路32と、第1リターン流路50と、第2リターン流路52とを備えている。冷媒供給流路18は、圧縮機12と凝縮器14とを接続する。第1冷媒供給流路20は、凝縮器14と第1熱交換器40を接続しており、第2冷媒供給流路22は、凝縮器14と第2熱交換器42を接続している。第1バイパス流路30は、冷媒供給流路18から分岐しており、圧縮機12と第1熱交換器40を接続している。第2バイパス流路32は、冷媒供給流路18から分岐しており、圧縮機12と第2熱交換器42を接続している。第1リターン流路50は、第1熱交換器40と圧縮機12を接続しており、第2リターン流路52は、第2熱交換器42と圧縮機12を接続している。
圧縮機12は、冷媒を圧縮する。圧縮機12をオンすると、圧縮機12は一定の速度で作動し、圧縮機12によって圧縮された冷媒が圧縮機12から送り出される。圧縮機12が定速運転するため、圧縮機12から送り出される冷媒の流量も一定となる。圧縮機12をオフすると、圧縮機12から送り出される冷媒の流れが停止する。圧縮機12で圧縮された冷媒は、高温高圧の気体となり、凝縮器14に送られる。
凝縮器14は、圧縮機12によって圧縮された冷媒を凝縮する。凝縮器14に送られた冷媒は、ファン62によって冷却される。ファン62は一定の速度で作動しており、図示しないモータによって駆動されている。
凝縮器14によって凝縮された冷媒は、ストレーナ63によって異物が除去され、第1冷媒供給流路20又は第2冷媒供給流路22に送られる。第1冷媒供給流路20には膨張弁24が配置されており、第2冷媒供給流路22には膨張弁26が配置されている。膨張弁24,26は、凝縮器14によって凝縮された冷媒を減圧する。すなわち、凝縮器14から第1冷媒供給流路20に送られた冷媒は、膨張弁24によって減圧され、第1熱交換器40に送られる。凝縮器14から第2冷媒供給流路22に送られた冷媒は、膨張弁26によって減圧され、第2熱交換器42に送られる。
第1バイパス流路30は、圧縮機12によって圧縮された冷媒を第1熱交換器40に送り、第2バイパス流路32は、圧縮機12によって圧縮された冷媒を第2熱交換器42に送る。すなわち、第1バイパス流路30は、圧縮機12から送り出された冷媒を、凝縮器14をバイパスして第1熱交換器40に送り、第2バイパス流路32は、圧縮機12から送り出された冷媒を、凝縮器14をバイパスして第2熱交換器42に送る。第1バイパス流路30には、第1流量調整機構34が配置されており、第2バイパス流路32には、第2流量調整機構36が配置されている。第1バイパス流路30を流れる冷媒の量は、第1流量調整機構34で調整することができ、第2バイパス流路32を流れる冷媒の量は、第2流量調整機構36で調整することができる。本実施例において、第1流量調整機構34及び第2流量調整機構36は、流量制御バルブであるが、第1バイパス流路30又は第2バイパス流路32を流れる冷媒の量を調整できるものであれば特に限定されない。第1流量調整機構34及び第2流量調整機構36は、制御部60によって制御されている。
上述したように、圧縮機12によって圧縮された冷媒は、第1バイパス流路30及び第2バイパス流路32だけでなく、凝縮器14にも送られる。すなわち、圧縮機12によって圧縮された冷媒は、凝縮器14、第1バイパス流路30又は第2バイパス流路32にそれぞれ分割して送られる。したがって、第1熱交換器40には、凝縮されて第1冷媒供給流路20を流れる冷媒と、凝縮されずに第1バイパス流路30を流れる冷媒とが供給される。すなわち、第1熱交換器40には、冷却能力の高い冷媒が第1冷媒供給流路20から供給され、冷却能力の低い冷媒が第1バイパス流路30から供給される。このため、第1冷媒供給流路20を流れる冷媒の量が多いと、第1熱交換器40による冷却能力が高くなる。一方、第1冷媒供給流路20を流れる冷媒の量が少ないと、第1熱交換器40による冷却能力が低くなる。同様に、第2熱交換器42には、凝縮されて第2冷媒供給流路22を流れる冷媒と、凝縮されずに第2バイパス流路32を流れる冷媒とが供給される。すなわち、第2熱交換器42には、冷却能力の高い冷媒が第2冷媒供給流路22から供給され、冷却能力の低い冷媒が第2バイパス流路32から供給される。このため、第2冷媒供給流路22を流れる冷媒の量が多いと、第2熱交換器42による冷却能力が高くなる。一方、第2冷媒供給流路22を流れる冷媒の量が少ないと、第2熱交換器42による冷却能力が低くなる。
第1熱交換器40の冷却能力を高くする場合には、第1流量調整機構34の開度を小さくして第1バイパス流路30から供給される冷媒の量を減少させる。これにより、第1熱交換器40に供給される冷媒のうち、第1冷媒供給流路20から供給される冷媒の量を相対的に増加させる。このため、第1熱交換器40の冷却能力を高くすることができる。一方、第1熱交換器40の冷却能力を低くする場合には、第1流量調整機構34の開度を大きくして第1バイパス流路30から供給される冷媒の量を増加させる。これにより、第1熱交換器40に供給される冷媒のうち、第1冷媒供給流路20から供給される冷媒の量を相対的に減少させる。このため、第1熱交換器40の冷却能力を低くすることができる。同様にして、第2熱交換器42の冷却能力は、第2流量調整機構36の開度を調整することによって調整することができる。
第1熱交換器40及び第2熱交換器42は、冷媒が流れる配管を螺旋状に成形したものである。第1熱交換器40は、タンク64内の作動流体に浸漬されており、第2熱交換器42は、タンク66内の作動流体に浸漬されている。第1熱交換器40に送られた冷媒は、タンク64内の作動流体と熱交換し、タンク64内の作動流体を冷却する。第2熱交換器42に送られた冷媒は、タンク66内の作動流体と熱交換し、タンク66内の作動流体を冷却する。タンク64内には、温度センサ68が配置されており、タンク66内には、温度センサ70が配置されている。温度センサ68,70は、制御部60に接続されている。なお、熱交換器40,42の構成は、上記した構成に限られず、種々の形態を採ることができる。例えば、プレート式の熱交換器を用いることができる。プレート式の熱交換を用いた場合、熱交換器内に作動流体と冷媒を供給し、プレートを介して熱交換させることで、作動流体を冷却することができる。
タンク64には、供給管2及びリターン管6が接続されており、タンク66には、供給管4及びリターン管8が接続されている。第1熱交換器40によって冷却された作動流体は、ポンプ72によって供給管2に吐出され、工作機械1に供給される。供給管2から供給された作動流体は、工作機械1の主軸を冷却し、リターン管6を通ってタンク64に戻される。第2熱交換器42によって冷却された作動流体は、ポンプ74によって供給管4に吐出され、工作機械1に供給される。供給管4から供給された作動流体は、工作機械1のボールネジを冷却し、リターン管8を通ってタンク66に戻される。
第1熱交換器40から流出される冷媒は、第1リターン流路50に送られ、第2熱交換器42から流出される冷媒は、第2リターン流路52に送られる。第1リターン流路50に送られた冷媒は、圧縮機12に戻され、第2リターン流路52に送られた冷媒は、圧縮機12に戻される。第1リターン流路50及び第2リターン流路52から圧縮機12に戻された冷媒は、圧縮機12によって再び圧縮される。第1リターン流路50には、第3流量調整機構54が配置されており、第2リターン流路52には、第4流量調整機構56が配置されている。第1リターン流路50を流れる冷媒の量は、第3流量調整機構54で調整することができ、第2リターン流路52を流れる冷媒の量は、第4流量調整機構56で調整することができる。第3流量調整機構54及び第4流量調整機構56は、流量制御バルブであるが、第1リターン流路50及び第2リターン流路52を流れる冷媒の量を調整できるものであれば特に限定されない。第3流量調整機構54及び第4流量調整機構56は、制御部60によって制御されている。
制御部60は、CPU、ROM、RAM等を備えたコンピュータによって構成されている。制御部60には、第1流量調整機構34と、第2流量調整機構36と、第3流量調整機構54と、第4流量調整機構56と、温度センサ68,70と、表示部76とが接続されている。表示部76は、冷却ユニット10の外部に露出して配置されている(図1参照)。表示部76は、操作者が作動流体の設定温度に関する情報を入力することができるように構成されており、例えば、タッチパネル等を用いることができる。制御部60は、表示部76に入力された設定温度と、温度センサ68で検出されたタンク64内の作動流体の温度及び温度センサ70で検出されたタンク66内の作動流体の温度に基づいて、第1流量調整機構34と、第2流量調整機構36と、第3流量調整機構と、第4流量調整機構の開度を制御する。
図3を参照して、制御部60が第1熱交換器40及び第2熱交換器42の冷却能力を調整する処理の一例について説明する。図3に示すように、制御部60は、作動流体の温度に関する情報を取得する(S10)。作動流体の温度に関する情報には、タンク64内の作動流体の温度と、タンク66内の作動流体の温度と、タンク64内の作動流体の設定温度と、タンク66内の作動流体の設定温度についての情報がある。制御部60は、タンク64内の作動流体の温度を温度センサ68から取得し、タンク66内の作動流体の温度を温度センサ70から取得する。タンク64内の作動流体の設定温度と、タンク66内の作動流体の設定温度は、表示部76から入力され、制御部60に予め記憶されている。なお、本実施例において設定温度は操作者が入力する特定の値であるが、これに限定されない。例えば、設定温度は、冷却ユニット10の外部の温度(例えば、工場内の気温等)に基づいて変動するように設定してもよい。タンク64内の作動流体の温度とタンク64内の作動流体の設定温度から第1熱交換器40の冷却能力が決定され、タンク66内の作動流体の温度とタンク66内の作動流体の設定温度から第2熱交換器42の冷却能力が決定される。
次に、制御部60は、決定された熱交換器40,42の冷却能力に基づいて、第1流量調整機構34の開度と第2流量調整機構36の開度を調整する(S12)。第1流量調整機構34の開度によって、第1バイパス流路30を流れる冷媒の量が決定される。詳細には、第1熱交換器40において、第1熱交換器40の冷却能力を高くする場合には、第1流量調整機構34の開度は小さくされ、第1バイパス流路30を流れる冷媒の量が少なくされる。一方、第1熱交換器40の冷却能力を低くする場合には、第1流量調整機構34の開度は大きくされ、第1バイパス流路30を流れる冷媒の量が多くされる。同様に、第2流量調整機構36の開度によって、第2バイパス流路32を流れる冷媒の量が決定される。詳細には、第2熱交換器42において、第2熱交換器42の冷却能力を高くする場合には、第2流量調整機構36の開度は小さくされ、第2バイパス流路32を流れる冷媒の量が少なくされる。一方、第1熱交換器40の冷却能力を低くする場合には、第1流量調整機構34の開度は大きくされ、第2バイパス流路32を流れる冷媒の量が多くされる。
次に、制御部60は、第3流量調整機構54の開度と第4流量調整機構56の開度を調整する(S14)。第3流量調整機構54の開度によって、第1リターン流路50を流れる冷媒の量が決定される。すなわち、第1熱交換器40に供給される冷媒の総流量が決定される。また、第4流量調整機構56の開度によって、第2リターン流路52を流れる冷媒の量が決定される。すなわち、第2熱交換器42に供給される冷媒の総流量が決定される。本実施例では、第1熱交換器40に供給される冷媒の総流量が一定となり、第2熱交換器42に供給される冷媒の総流量が一定となるように、第3流量調整機構54の開度と第4流量調整機構56の開度が調整される。
上述したように、第1熱交換器40には、第1冷媒供給流路20を流れる冷媒と、第1バイパス流路30を流れる冷媒が供給される。したがって、第1バイパス流路を流れる冷媒の量が決定され(S12)、第1熱交換器40に供給される冷媒の総流量が決定される(S14)と、第1冷媒供給流路20を流れる冷媒の量も決定される。このため、第1流量調整機構34と第3流量調整機構54を調整することによって、第1熱交換器40の冷却能力を調整することができる。ここで、流量調整機構34,54を調整しても、第1熱交換器40に供給される冷媒の総流量は変化しない。また、上述したように、圧縮機12から送り出される冷媒の流量は一定である。このため、流量調整機構34,54を調整しても、第2熱交換器42に供給される冷媒の総流量は変化しない。したがって、流量調整機構34,54を調整しても、第2熱交換器42の冷却能力が変化することはない。また、第2熱交換器42には、第2冷媒供給流路22を流れる冷媒と、第2バイパス流路32を流れる冷媒が供給される。したがって、第2バイパス流路を流れる冷媒の量が決定され(S12)、第2熱交換器42に供給される冷媒の総流量が決定される(S14)と、第2冷媒供給流路22を流れる冷媒の量も決定される。このため、第2流量調整機構36と第4流量調整機構56を調整することによって、第2熱交換器42の冷却能力を調整することができる。ここで、流量調整機構36,56を調整しても、第2熱交換器42に供給される冷媒の総流量は変化しない。圧縮機12から送り出される冷媒の流量は一定であるため、流量調整機構36,56を調整しても、第1熱交換器40に供給される冷媒の総流量は変化しない。したがって、流量調整機構36,56を調整しても、第1熱交換器40の冷却能力が変化することはない。
上述したことから明らかなように、第1熱交換器40の冷却能力と第2熱交換器42の冷却能力は、それぞれ独立して調整することができる。例えば、第1熱交換器40の冷却能力を高くすると共に、第2熱交換器42の冷却能力を高くする場合には、第1流量調整機構34の開度と第2流量調整機構36の開度をいずれも小さくする。また、各熱交換器40,42に供給される冷媒の総流量が変化しないように、第3流量調整機構54の開度と第4流量調整機構56の開度を調整する。これにより、各熱交換器40,42に供給される冷媒の流量を一定に保ったまま、第1バイパス流路30を流れる冷媒の量が少なくなり、第1冷媒供給流路20を流れる冷媒の量が多くなる。また、第2バイパス流路32を流れる冷媒の量が少なくなり、第2冷媒供給流路22を流れる冷媒の量が多くなる。このため、第1熱交換器40の冷却能力を独立して高くすることができる共に、第2熱交換器の冷却能力を独立して高くすることができる。
また、第1熱交換器40の冷却能力を低くすると共に、第2熱交換器42の冷却能力を低くする場合には、第1流量調整機構34の開度と第2流量調整機構36の開度をいずれも大きくする。これにより、第1バイパス流路30を流れる冷媒の量が多くなり、第1冷媒供給流路20を流れる冷媒の量が少なくなる。また、第2バイパス流路32を流れる冷媒の量が多くなり、第2冷媒供給流路22を流れる冷媒の量が少なくなる。このため、第1熱交換器40の冷却能力を低くすることができる共に、第2熱交換器の冷却能力を低くすることができる。この場合も、各熱交換器40,42に供給される冷媒の総流量が変化しないように、第3流量調整機構54の開度と第4流量調整機構56の開度を調整する。これによって、第1熱交換器40と第2熱交換器42の冷却能力を独立して調整することができる。
一方、第1熱交換器40の冷却能力を高くすると共に、第2熱交換器42の冷却能力を低くする場合には、第1流量調整機構34の開度を小さくし、第2流量調整機構36の開度を大きくする。これにより、第1バイパス流路30を流れる冷媒の量が少なくなり、第1冷媒供給流路20を流れる冷媒の量が多くなる。また、第2バイパス流路32を流れる冷媒の量が多くなり、第2冷媒供給流路22を流れる冷媒の量が少なくなる。このため、第1熱交換器40の冷却能力を高くすることができる共に、第2熱交換器42の冷却能力を低くすることができる。同様に、第1流量調整機構34の開度を大きくし、第2流量調整機構36の開度を小さくすることによって、第1熱交換器40の冷却能力を低くすると共に、第2熱交換器42の冷却能力を高くすることができる。これらの場合も、各熱交換器40,42に供給される冷媒の総流量が変化しないように、第3流量調整機構54の開度と第4流量調整機構56の開度を調整する。
上述したように、本実施例の冷却ユニット10では、第1流量調整機構34及び第2流量調整機構36に加えて、第3流量調整機構54及び第4流量調整機構56を備える。これによって、第1熱交換器40に供給される冷媒の量と第2熱交換器42に供給される冷媒の量を、それぞれ一定になるように調整することができる。例えば、第1リターン流路及び第2リターン流路のいずれにも流量調整機構が配置されていない冷却ユニットでは、第1熱交換器に供給される冷媒の量と第2熱交換器に供給される冷媒の量がそれぞれ一定になるように調整することは困難である。このため、第1冷媒供給流路、第1バイパス流路、第2冷媒供給流路及び第2バイパス流路を流れる冷媒の量をそれぞれ所望の量に調整することは容易ではない。例えば、第1熱交換器の冷却能力を低くするために、第1流量調整機構の開度を大きくする。すると、第1バイパス流路を流れる冷媒の量が多くなり、それと共に、第1バイパス流路と並列に配置される他の3つの流路、すなわち、第1冷媒供給流路、第2冷媒供給流路及び第2バイパス流路を流れる冷媒の流量が変化する。これにより、第1熱交換器に供給される冷媒の総流量と第2熱交換器に供給される総流量が変化する。このため、第1熱交換器の冷却能力を調整した結果、第2熱交換器の冷却能力まで変化することとなる。冷却ユニット10は、第1熱交換器40に供給される冷媒の量と第2熱交換器42に供給される冷媒の量をそれぞれ一定になるように調整するため、第1熱交換器40と第2熱交換器42の冷却能力を独立して、より容易に、かつ、精度よく調整することができる。
なお、本実施例では、第1リターン流路50に第3流量調整機構54が配置されていると共に、第2リターン流路52に第4流量調整機構56が配置されているが、このような構成に限定されない。例えば、第1リターン流路50又は第2リターン流路52のいずれか一方に流量調整機構が配置されており、他方には流量調整機構が配置されていなくてもよい。圧縮機12には、第1リターン流路50を流れる冷媒と、第2リターン流路52を流れる冷媒が戻される。すなわち、第1リターン流路50を流れる冷媒の量と第2リターン流路52を流れる冷媒の量の合計は、圧縮機12から送り出される冷媒の量と同量となる。したがって、第1リターン流路50又は第2リターン流路52のいずれか一方に配置された流量調整機構の開度によって、他方に流れる冷媒の量も決定される。したがって、第1リターン流路50又は第2リターン流路52のいずれか一方に流量調整機構が配置されていれば、第1熱交換器40及び第2熱交換器42の冷却能力を独立して調整することができる。
なお、本実施例では、温度センサ68はタンク64内に配置されており、温度センサ70はタンク66内に配置されているが、このような構成に限定されない。例えば、温度センサは、供給管2,4に配置され、タンク64,66から工作機械1に供給される作動流体の温度を検出してもよいし、リターン管6,8に配置され、工作機械1からタンク64,66に戻される作動流体の温度を検出してもよい。このような構成であっても、温度センサから取得した温度と設定温度に関する情報に基づいて、第1熱交換器40及び第2熱交換器42の冷却能力を決定することができる。
また、本実施例では、冷却ユニット10は2つの熱交換器40,42を備えているが、このような構成に限定されない。例えば、冷却ユニットは、3以上の熱交換器を備えていてもよい。例えば、冷却ユニットは、第3の冷却対象を冷却する第3熱交換器と、凝縮器と第3熱交換器とを接続する第3冷媒供給流路と、圧縮機と第3熱交換器とを接続する第3バイパス流路と、第3熱交換器と圧縮機とを接続する第3リターン流路を備えるように構成され、第3バイパス流路及び第3リターン流路にはそれぞれ流量調整機構が配置されていてもよい。このような構成であっても、3つのバイパス流路にそれぞれ配置される流量調整機構と、3つのリターン流路にそれぞれ配置される流量調整機構について、それぞれの開度を調整することによって、3つの熱交換器の冷却能力をそれぞれ独立して調整することができる。したがって、1つの圧縮機から複数の熱交換器に冷媒を供給することができると共に、複数の熱交換器の冷却能力をそれぞれ精度よく調整することができる。なお、このような構成においても、複数のリターン流路のうちの1つに流量調整機構が配置されていなくてもよい。この場合にも、他のリターン流路に配置される流量調整機構をそれぞれ調整することによって、流量調整機構が配置されていないリターン流路に流れる冷媒の量を決定することができる。
以上、本明細書に開示の技術の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。また、本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。
1:工作機械
2,4:供給管
6,8:リターン管
10:冷却ユニット
12:圧縮機
14:凝縮器
20:第1冷媒供給流路
22:第2冷媒供給流路
24,26:膨張弁
30:第1バイパス流路
32:第2バイパス流路
34:第1流量調整機構
36:第2流量調整機構
40:第1熱交換器
42:第2熱交換器
50:第1リターン流路
52:第2リターン流路
54:第3流量調整機構
56:第4流量調整機構
60:制御部
62:ファン
63:ストレーナ
64,66:タンク
68,70:温度センサ
72,74:ポンプ
76:表示部

Claims (4)

  1. 工作機械の第1の加熱部位と第2の加熱部位とを冷却するための冷却ユニットであって、
    冷媒を圧縮する圧縮機と、
    前記圧縮機で圧縮された前記冷媒を凝縮する凝縮器と、
    第1の冷却対象を冷却する第1熱交換器と、
    第2の冷却対象を冷却する第2熱交換器と、
    前記凝縮器と前記第1熱交換器とを接続し、前記凝縮器によって凝縮された前記冷媒を前記第1熱交換器に供給する第1冷媒供給流路と、
    前記凝縮器と前記第2熱交換器とを接続し、前記凝縮器によって凝縮された前記冷媒を前記第2熱交換器に供給する第2冷媒供給流路と、
    前記圧縮機と前記第1熱交換器とを接続し、前記圧縮機によって圧縮された前記冷媒を前記凝縮器をバイパスして前記第1熱交換器に供給する第1バイパス流路と、
    前記圧縮機と前記第2熱交換器とを接続し、前記圧縮機によって圧縮された前記冷媒を前記凝縮器をバイパスして前記第2熱交換器に供給する第2バイパス流路と、
    前記第1バイパス流路に配置され、前記第1バイパス流路を流れる前記冷媒の量を調整する第1流量調整機構と、
    前記第2バイパス流路に配置され、前記第2バイパス流路を流れる前記冷媒の量を調整する第2流量調整機構と、
    前記第1熱交換器と前記圧縮機を接続し、前記第1熱交換器から流出する前記冷媒を前記圧縮機に供給する第1リターン流路と、
    前記第2熱交換器と前記圧縮機を接続し、前記第2熱交換器から流出する前記冷媒を前記圧縮機に供給する第2リターン流路と、を備えており、
    前記第1熱交換器は、前記第1冷媒供給流路から供給される前記冷媒と前記第1バイパス流路から供給される前記冷媒によって前記第1の冷却対象を冷却し、
    前記第2熱交換器は、前記第2冷媒供給流路から供給される前記冷媒と前記第2バイパス流路から供給される前記冷媒によって前記第2の冷却対象を冷却し、
    前記第1リターン流路と前記第2リターン流路の一方には、当該リターン流路を流れる前記冷媒の量を調整する第3流量調整機構がさらに配置されており、
    前記第1の冷却対象は、第1ポンプによって前記工作機械に供給されて前記第1の加熱部位を冷却し、前記冷却ユニットに戻される作動流体であり、
    前記第2の冷却対象は、第2ポンプによって前記工作機械に供給されて前記第2の加熱部位を冷却し、前記冷却ユニットに戻される作動流体であり、
    前記第1の冷却対象を第1の目標温度に調整すると共に、前記第2の冷却対象を第2の目標温度に調整するように、前記第1流量調整機構と前記第2流量調整機構と前記第3流量調整機構とを制御する制御部をさらに備え、
    前記第1熱交換器を流れる前記冷媒の流量と前記第2熱交換器を流れる冷媒の流量の比と、前記第1の加熱部位を冷却する前記作動流体の流量と前記第2の加熱部位を冷却する前記作動流体の流量の比が独立して制御可能となっている、冷却ユニット。
  2. 前記第1リターン流路と前記第2リターン流路の他方には、当該リターン流路を流れる前記冷媒の量を調整する第4流量調整機構がさらに配置されている、請求項1に記載の冷却ユニット。
  3. 前記制御部は、前記第4流量調整機構をさらに制御し、
    前記制御部は、
    前記第1熱交換器による冷却能力を調整する場合は、前記第1流量調整機構により前記第1バイパス流路を流れる前記冷媒の流量を調整すると共に、前記第3流量調整機構により前記第1熱交換器に供給される前記冷媒の総流量を調整し、
    前記第2熱交換器による冷却能力を調整する場合は、前記第2流量調整機構により前記第2バイパス流路を流れる前記冷媒の流量を調整すると共に、前記第4流量調整機構により前記第2熱交換器に供給される前記冷媒の総流量を調整する、請求項2に記載の冷却ユニット。
  4. 前記制御部は、
    前記第1熱交換器に供給される前記冷媒の流量が一定となるように、前記第1流量調整機構と前記第3流量調整機構を制御し、
    前記第2熱交換器に供給される前記冷媒の流量が一定となるように、前記第2流量調整機構と前記第4流量調整機構を制御する、請求項3に記載の冷却ユニット。
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