JP6842506B2 - 洗浄機及び洗浄方法 - Google Patents

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Description

本発明は、洗浄機及び洗浄方法に関する。
クイルと、クイルに固定されたセンターポストと、センターポストに旋回自在に配置されたタレットヘッドと、タレットヘッドに配置された工具支持部材と、工具支持部材に回転自在に配置された洗浄工具と、スピンドルと、ジョイント装置を備えた洗浄装置が提案されている(特許第5432943号)。
また、対象物が洗浄テーブル上に設置され、クランプされる洗浄機が提案されている(株式会社スギノマシン、カタログ「汎用型高効率洗浄システムJCC seriesジェットクリーンセンタシリーズ」、カタログNo.Q2426N、p.8,12)。
本発明は、クランクシャフト等の軸方向に延びる対象物を中心軸上でクランプし、端部及び軸部を洗浄できる洗浄機及び洗浄方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の側面は、対象物を洗浄する洗浄機であって、
第1側壁と、前記第1側壁とは反対の第2側壁を有する洗浄室と、
前記洗浄室に配置される天板と、
前記洗浄室に配置され、上方の洗浄位置と下方の退避位置の間で前記天板を昇降させるリフタと、
前記第1側壁に配置され、洗浄軸に沿って往復可能な第1スライドシャフトと、
前記第1スライドシャフト内に前記洗浄軸を中心に回転可能に支持され、前記対象物に当接する第1クランプシャフトと、
前記第1スライドシャフトを往復させる第1クランプ駆動装置と、
前記第1クランプシャフトを回転するモータと、
前記第2側壁に配置され、前記洗浄軸に沿って往復可能な第2スライドシャフトと、
前記第2スライドシャフト内に前記洗浄軸を中心に回転可能に支持され、前記対象物に当接する第2クランプシャフトと、
前記第2スライドシャフトを往復させる第2クランプ駆動装置と、
前記洗浄室に配置された洗浄ノズルと、
を有する。
本発明の第2の側面は、第1ジャーナルと第2ジャーナルを有し、軸方向に延びる対象物の洗浄方法であって、
前記対象物の中心軸が洗浄軸に一致するように、天板を洗浄位置に移動し、
前記天板に配置される第1ジャーナルブロックと第2ジャーナルブロックに、前記第1ジャーナルと前記第2ジャーナルがそれぞれ合うように、前記対象物を前記天板に設置し、
前記対象物の端部を洗浄し、
前記洗浄軸の第1側から延びる第1クランプシャフトを前記対象物の第1端に当接させ、前記洗浄軸の第2側から延びる第2クランプシャフトを前記対象物の第2端に当接させることにより、前記対象物をクランプし、
前記天板を退避位置に移動し、
前記対象物、前記第1クランプシャフト及び前記第2クランプシャフトを一体として回転させ、前記対象物の外周面を洗浄し、
前記天板を前記洗浄位置に移動し、前記第1クランプシャフトを前記対象物の前記第1端から離間し、前記第2クランプシャフトを前記対象物の前記第2端から離間することにより、前記対象物をアンクランプする、
洗浄方法である。
軸方向に延びる対象物は、例えば、自動車用クランクシャフト、自動車用カムシャフトである。
望ましくは、洗浄位置において、対象物の中心軸は洗浄軸に一致している。
スライドシャフトは、中空角柱状又は中空円筒状である。
洗浄は、液体噴流によるバリ取りを含む。洗浄機は、例えば、対象物の研磨面の両端部や油穴の交叉部のバリを除去し、対象物の穴や表面に付着した切りくず、研磨くずなどの異物を除去する。
ガイドブッシュは、中空角柱状又は中空円筒状である。スライドシャフトは、ガイドブッシュ内を摺動する。
スライドシャフトとガイドブッシュの組合せに代えて、スライドシャフトと直動ガイドの組合せ、又は、スライドシャフト、ガイドブッシュ及び直動ガイドの組合せでも良い。
直動ガイドは、例えば、直線ガイド、ボールスプラインである。
クランプシリンダは、例えば、エアシリンダ、電動シリンダである。
クランプシャフトは、センターピンを有してよい。センターピンは、クランプシャフトの対象物側の端(先端)に配置される。センターピンは、洗浄軸上に配置される。更に、第1クランプシャフトは、位相決めピンを有してよい。位相決めピンは、洗浄軸からオフセットして、クランプシャフトの先端に配置される。
リフトシリンダは、例えば、エアシリンダ、電動シリンダである。
ジャーナルブロックガイドは、直動ガイドであり、例えば、ガイドシャフト及びスライドブロック、直線ガイド及びガイドブロックである。
第1ジャーナルブロックと第2ジャーナルブロックのうち、いずれか1方又は両方が天板に固定されて良い。移動可能なジャーナルブロックは、直動ガイド上に配置される。直動ガイドは、例えば、スライドシャフトとスライドガイドの組合せ、ボールスプライン、直線ガイドである。
位相合わせブロックは、例えば、天板、第2ジャーナルブロックに配置されて良い。対象物が洗浄テーブルに設置されたときに、位相合わせブロックの位相合わせ面は、対象物の位相合わせ面と当接する。望ましくは、位相合わせブロックは、位相決めピンと組み合わせて利用される。
対象物の両端部を端部と呼び、端部以外の部分を軸部と呼ぶ。外周面とは、主として軸部の表面を呼び、軸部に配置された油穴、雌ねじを含む。
本発明の洗浄機及び洗浄方法によれば、軸方向に延びる対象物を中心軸上でクランプし、端部及び軸部を洗浄できる。
第1実施形態の洗浄機の概略構成図 第1実施形態の対象物の斜視図 第1実施形態の洗浄機の断面図 第1実施形態のテーブルの斜視図 第1実施形態の洗浄方法を示すフローチャート 第1実施形態の対象物設置状態を示す断面図 第1実施形態の端部の洗浄状態を示す斜視図 第1実施形態のクランプ状態を示す断面図 第1実施形態のテーブルが退避した状態を示す断面図 第1実施形態の軸部の洗浄状態を示す斜視図 第2実施形態の洗浄機の断面図
(第1実施形態)
図1に示すように、洗浄機10は、洗浄室19、テーブル(洗浄テーブル)31、クランプ装置(第1クランプ装置)51、クランプ装置(第2クランプ装置)151、リフタ71、移動装置14、ノズル15及び制御装置25を有する。洗浄機10は、タレット13、ポンプ18、空気源83、エアブロ装置85を有しても良い。
クランプ装置151は、クランプシャフト159を有する。クランプシャフト159は、洗浄軸21を中心に回転する。移動装置14は、ノズル15を対象物3に対して相対的に移動する。
ポンプ18は、ピストンポンプ、ギヤポンプ、渦巻きポンプ等の液体ポンプである。ポンプ18は、洗浄液タンク(不図示)から洗浄液を供給され、タレット13を介してノズル15へ洗浄液を送る。
移動装置14は、タレット13及びノズル15を、テーブル31に対して、左右方向(X軸方向)、前後方向(Y軸方向)、上下方向(Z軸方向)へ自在に移動できる。
クランプ装置51,151は、洗浄軸21の方向に対象物3をクランプし、洗浄軸21を中心にA軸方向に回転する。
タレット13は、移動装置14に設けられる。タレット13は、Z軸方向に延びるノズル回転軸16を有する。タレット13は、複数のノズル15を有しても良い。タレット13は、旋回して、一つのノズル15を割り出す。タレット13は、選択されたノズル15へ洗浄液を供給する。移動装置14又はタレット13は、ノズル回転軸16を中心にノズル15をC軸方向に回転する。タレット13として、例えば、特許第6147623号及び特許5432943号が提案されている。
ノズル15は、タレット13に設けられる。例えば、図6Bに示すように、ノズル15は、軸体15a及び噴口15bを有する。望ましくは、ノズル15は、回転軸16を中心として回転でき、又は、回転方向に位置決めできる。ノズル15は、例えば、横形ノズル153、扇形ノズル155である。噴口15bは、軸線22に沿って高圧の噴流20を噴射する。
空気源83は、例えば、コンプレッサー、ブロアーである。エアブロ装置85は、エアブロパイプ85a及び複数のエアブロノズル85bを有する。エアブロパイプ85aは、例えば、洗浄室29の前方の下方に配置される。エアブロパイプ95aは、洗浄軸21と平行に延びる。エアブロノズル85bは、エアブロパイプ85aから洗浄軸21に向かって延びて、エアブロパイプ85aに左右方向に並べて配置される。エアブロノズル85bは、エアブロパイプ85aを介して空気源83に接続する。
制御装置25は、移動装置14、クランプ装置51、151、リフタ71、ポンプ18及び空気源91を制御する。
図2に示すように、クランクシャフトである対象物3は、フランジ3f、位相合わせ面3c、ジャーナル(第1ジャーナル)3d、ジャーナル(第2ジャーナル)3e、センター穴3a、位相合わせ穴3b、端部3g、軸部3h及び中心軸3kを有する。対象物3が洗浄機10に配置されるときに、例えば、フランジ3fは正面から向かって右端部に、位相合わせ面3cは左端部に位置する。ジャーナル3dは左端部に位置し、ジャーナル3eは右端部に位置する。センター穴3aは、例えば、円錐状である。センター穴3aは、対象物3の両端に配置される。位相合わせ穴3bは、例えば、フランジ3fに洗浄軸21から離れて配置された円筒穴であり、洗浄軸21に沿って延びる。位相合わせ面3cは、例えば、洗浄軸21の両側に平行に配置された平面である。中心軸3kは、対象物3の回転中心である。
図3は、洗浄軸21を通るZX平面で切断した断面図である。テーブル31は簡略化して描かれている。図3に示すように、クランプ装置51は、ガイドブッシュ(第1ガイドブッシュ)52、スライドシャフト(第1スライドシャフト)57、ベアリング58、クランプシャフト(第1クランプシャフト)59、モータ(クランプ軸モータ)67、原動歯車66、従動歯車65、連結プレート62、及びクランプシリンダ(第1クランプ駆動装置)63を有する。望ましくは、クランプ装置51は、カバー69、センターピン61及び位相ピン60を有する。
ガイドブッシュ52は、ハウジング53及びブッシュ55を有しても良い。ハウジング53は、例えば、中空円筒状であり、洗浄軸21と同軸に配置される。ハウジング53は、例えば、洗浄室19を貫通して、正面から向かって右側(一方)に配置される。
スライドシャフト57は、例えば、中空円筒状であり、洗浄軸21と同軸に配置される。スライドシャフト57は、ブッシュ55に摺動し、左右方向に往復する。スライドシャフト57は、その内部にベアリング58を有する。クランプシャフト59は、円筒状であり、ベアリング58に支持される。クランプシャフト59は、洗浄軸21と同軸に配置される。センターピン61及び位相ピン60は、クランプシャフト59の先端面に配置される。ここで、先端とは対象物3側の端であり、基端とは対象物3と反対側の端である。センターピン61は、円錐状であり、洗浄軸21と同軸に配置される。位相ピン60は、洗浄軸21から離れた位置に、洗浄軸21と平行に配置される。センターピン61及び位相ピン60は、対象物3のセンター穴3a及び位相合わせ穴3bにそれぞれ挿入される。対象物3に挿入されると、センターピン61及び位相ピン60は、センター穴3a及び位相合わせ穴3bに当接する。
連結プレート62は、スライドシャフト57の基端部に配置される。
クランプシリンダ63は、ロッド63a及びシリンダ63bを有する。例えば、シリンダ63bは洗浄室19に接続され、ロッド63aは連結プレート62に接続される。クランプシリンダ63は、電動シリンダであり、制御装置25によって数値制御される。クランプシリンダ63が縮むとスライドシャフト57は前進し(左に進み)、クランプシリンダ63が伸びるとスライドシャフト57が後退する(右に進む)。
モータ67は、連結プレート62に配置される。モータ67は、出力軸67aを有する。モータ67は、例えば、サーボモータである。
原動歯車66は、出力軸67aに固定される。従動歯車65は、クランプシャフト59に固定される。従動歯車65は、原動歯車66に噛み合う。原動歯車66および従動歯車65は、例えば、平歯車、はすば歯車である。
望ましくは、クランプシリンダ63、連結プレート62、従動歯車65、原動歯車66、モータ67は、洗浄室19の外部に配置される。
カバー69は、安全カバーであり、ガイドブッシュ52、スライドシャフト(第1スライドシャフト)57、原動歯車66、従動歯車65、連結プレート62、クランプシリンダ63及びモータ(クランプ軸モータ)67を覆う。
クランプ装置151は、ガイドブッシュ(第2ガイドブッシュ)152、スライドシャフト(第2スライドシャフト)157、ベアリング58、連結プレート62、クランプシリンダ(第2クランプ駆動装置)163を有する。望ましくは、クランプ装置51は、カバー69及びセンターピン61を有する。クランプ装置151は、正面から向かって対象物3の左側に配置される。ガイドブッシュ152は、ガイドブッシュ52と同じ構造である。スライドシャフト157は、スライドシャフト57と同じ構造である。センターピン61は、クランプシャフト159の先端(右端)に配置される。クランプシリンダ163は、クランプシリンダ63と同じ構造である。
リフタ71は、リフトガイド72、ステム77及びリフトシリンダ81を有する。リフタ71は、カバー74及び連結プレート79を有しても良い。
リフトガイド72は、ハウジング73及びブッシュ75を有し、洗浄室19の下方に配置される。ハウジング73は、中空円筒状であり、上下方向に配置される。ブッシュ75は、ハウジング73の内部に配置される。
ステム77は、例えば、円柱状である。ステム77は、ブッシュ75に摺動して、上下方向に往復する。ステム77の上方は、テーブル31と接続する。望ましくは、ステム77は、洗浄室19の底面を貫通して配置される。望ましくは、複数のステム77が配置される。
連結プレート79は、ステム77の下方端部を連結する。
リフトシリンダ81は、洗浄室19に配置される。リフトシリンダ81は、シリンダ81b及びステム81aを有する。例えば、シリンダ81bは洗浄室19の底面に配置される。ステム81aの先端は、テーブル31に接続される。例えば、リフトシリンダ81は、電動シリンダであり、制御装置25によって数値制御される。リフトシリンダ81が伸びるとテーブル31は上昇し、リフトシリンダ81が縮むとテーブル31は下降する。なお、ステム81aは、連結プレート79に接続しても良い。
カバー74は、安全カバーであり、ステム77、リフトガイド72及びリフトシリンダ81を覆う。
図4に示すように、テーブル31は、天板33、ジャーナルブロック(第1ジャーナルブロック)43及びジャーナルブロック(第2ジャーナルブロック)143を有する。テーブル31は、エンドプレート35、一組のガイドシャフト37、位相合わせブロック45、スライドブロック39、駆動シリンダ(第1ブロック駆動シリンダ)47、駆動シリンダ(第2ブロック駆動シリンダ)147、及びブラケット(シリンダブラケット)49を有しても良い。
天板33は、矩形状である。天板33は、ステム77の上端に固定される。天板33は、ステム81aと接続する。
エンドプレート35は、天板33の長手(X)方向の両端部に配置され、短手(Y)方向に延びる。
ガイドシャフト37は、丸棒である。一組のガイドシャフト37がエンドプレート両端部に配置され、2つのエンドプレート35にかけ渡して、X方向に延びる。
スライドブロック39は、中空円筒状であり、ガイドシャフト37を通す。スライドブロック39は、ガイドシャフト37上を摺動してX方向にスライドする。
ジャーナルブロック43は、Vブロックであり、X方向から見てL字状である。ジャーナルブロック43は、その中央部の上方にV面43aを有する。ジャーナルブロック43の一端(Y+方向端)は、天板33の下面よりも下方に向けて延びる。V面43aは、洗浄軸21を通るXZ平面に対称に配置される。V面43aは、対象物3のジャーナル3dに当接する。ジャーナルブロック43は、スライドブロック39に固定され、スライドブロック39と一体となってX方向に移動する。ガイドシャフト37は、ジャーナルブロック43の両端部を貫通する。ジャーナルブロック43は、ガイドシャフト37上をX方向に移動する。
例えば、位相合わせブロック45は、ジャーナルブロック43の中央寄りに配置される。位相合わせブロック45は、位相合わせ面45aを有する。位相合わせ面45aは、例えばXZ平面に平行に、洗浄軸21の両側に洗浄軸21に向けて配置される。位相合わせ面45aは、対象物3の位相合わせ面3cと当接する。
ジャーナルブロック143は、ジャーナルブロック43と実質的に同一である。ただし、ジャーナルブロック143のY−方向端が下方に延びる。
駆動シリンダ47は、天板33の下方のY+側の端部に配置され、X方向に伸縮する。駆動シリンダ47は、シリンダ47bとステム47aを有する。シリンダ47bは、X+側に、例えばブラケット49によって、天板33の下面に固定される。ステム47aは、X−側に延びて、ステム47aの先端がジャーナルブロック43に接続される。駆動シリンダ47は、電動シリンダであり、制御装置25によって数値制御される。
駆動シリンダ147は、駆動シリンダ47と実質的に同じである。ただし、Y−側の端部に配置される。シリンダ147bがX−側に配置され、ステム147aがジャーナルブロック143に接続される。
図5及び図6A〜図6Eに従って、洗浄方法を説明する。
まず、対象物3に合わせて、テーブル31を調整する。ジャーナルブロック43、143の位置がジャーナル3d、3eの位置に一致するように、駆動シリンダ47、147がジャーナルブロック43、143を移動する。リフタ71は、テーブル31の高さを洗浄位置12に移動する(S1)。ここで、洗浄位置12とは、対象物3の中心軸3kが洗浄軸21に一致する位置をいう。制御装置25は、対象物3のジャーナルの位置に基づき、ジャーナルブロック43、143の位置を制御する。制御装置25は、対象物3のジャーナルの径に基づき、テーブル31の高さを制御する。
搬送装置(不図示)又は作業者によって、対象物3がテーブル31に搬入される。図6Aに示すように、ジャーナル3dがジャーナルブロック43に、ジャーナル3eがジャーナルブロック143に合わせられる。位相合わせ面3cは、位相合わせ面45aと当接し、対象物3の位相がテーブル31に合わせられる(S2)。
ポンプ18は、洗浄液をノズル15へ送る。ノズル15は、洗浄液を噴出する。図6Bに示すように、移動装置14は、ノズル15をクランプシャフト59、159と対象物3の間に挿入して、噴流を対象物3に衝突させて対象物3の端部3gを洗浄する(S3)。その後、移動装置14は、ノズル15を上方に退避する。
図6Cに示すように、クランプシリンダ63は、スライドシャフト57を前進させる。クランプシャフト59は、対象物3の第1端3mに当接する。センターピン61は、センター穴3aに挿入される。位相ピン60は、位相合わせ穴3bに挿入される。クランプシリンダ63は、クランプシャフト59を第1端3mに押し付ける。制御装置25は、第1端3mの位置に基づき、クランプシャフト59の押し出し量を制御する。クランプシリンダ163は、スライドシャフト157を前進させる。クランプシャフト159は、対象物3の第2端3nに当接する。クランプシリンダ163は、クランプシャフト159を第2端3nに押し付ける。制御装置25は、第2端3nの位置に基づき、クランプシャフト159の押し出し量を制御する。対象物3は、クランプシャフト59、159にクランプされる(S4)。
図6Dに示すように、リフタ71は、テーブル31を退避位置24に下降する(S5)。ここで、退避位置24とは、対象物3が回転するときに、対象物3やノズル15とテーブル31が干渉しない位置をいう。退避位置24は、対象物3の種類によらず、同じ位置として良い。例えば、最下端を退避位置24とすることが好ましい。
図6Eに示すように、移動装置14はノズル15を移動させ、噴流20を対象物3に衝突させて軸部3hを洗浄する。このとき、制御装置25は、クランプシャフト59、159と一体として、対象物3を適宜回転させ、又は回転方向に位置決めする(S6)。
洗浄終了後、対象物をエアブロする(S7)。エアブロノズル85bは、圧縮空気又は乾燥空気を噴出する。クランプシャフト59、159は、対象物3を適宜回転させる。
リフタ71は、テーブル31を上昇させる(S8)。テーブル31は、洗浄位置12に上昇する。
クランプシリンダ63、163は、スライドシャフト57、157をそれぞれ後退させる。クランプシャフト59、159は、対象物3と離間する。対象物3はアンクランプされ、テーブル31に載る(S9)。
対象物3は、搬送装置又は作業者によって搬出される(S10)。
ステップS1、S7は省いてよい。
本実施形態によれば、クランプシャフト59、159で洗浄軸21を中心として、対象物3がクランプされる。クランプシャフト59、159及び対象物3は、一体となって回転する。洗浄やエアブロを行う際に、テーブル31は下方に退避しているため、軸部3hの洗浄やエアブロを阻害しない。テーブル31が上昇しているときは、端部3gが露出しているため、ノズル15が端部3gを洗浄できる。駆動シリンダ47,147が数値制御される電動シリンダであるため、ジャーナル3dとジャーナル3eとの距離が複数の対象物3に適合できる。リフトシリンダ81が数値制御される電動シリンダであるため、ジャーナル3d、3eの直径が異なる対象物3の中心軸3kを洗浄軸21に一致できる。クランプシリンダ63,163が数値制御される電動シリンダであるため、長さが異なる対象物3に対してクランプシャフト59、159を当接させて、定められた位置で対象物3をクランプできる。
対象物3をテーブル31に設置した状態で端部3gを洗浄し、端部3gの洗浄後に対象物3をクランプするため、クランプシャフト59,159が汚れるのを抑制できる。対象物3は、洗浄軸21を通ってクランプシャフト59、159で挟んで支持された状態で洗浄される。軸部3hを洗浄する際に、テーブル31は対象物3から離間しているため、ノズル15は容易に対象物3に接近でき、効率的に対象物3を洗浄できる。クランプされた状態で対象物3とテーブル31は離間し、対象物3の中心軸3kと洗浄軸21が一致した状態で対象物3を回転させるため、イナーシャを小さくできる。
(第2実施形態)
図7に示すように、本実施形態の洗浄機800は、クランプ装置(第1クランプ装置)851及びクランプ装置(第2クランプ装置)951を有する。
クランプ装置851は、サポート(クランプガイドサポート)864、直線ガイド(第1直線ガイド)868、ガイドブロック858、原動プーリ866、従動プーリ865及び無端ベルト870を有する。サポート864は、洗浄室19の側壁に固定された片持ち梁である。直線ガイド868は、サポート864に固定され、洗浄軸21に平行に延びる。ガイドブロック858は、直線ガイド868上を往復する。ガイドブロック858は、スライドシャフト57に固定される。スライドシャフト57の先端部は、ガイドブッシュ52にガイドされる。スライドシャフト57の基端部は、ガイドブロック858にガイドされる。
原動プーリ866は、歯付プーリであり、出力軸67aに固定される。従動プーリ865は、歯付プーリであり、クランプシャフト59に固定される。無端ベルト870は、歯付ベルトであり、原動プーリ866と従動プーリ865の間に架けられる。スライドシャフト57は、ガイドブッシュ52及び直線ガイド868にガイドされ、左右方向に往復する。
クランプ装置951は、サポート964、直線ガイド(第2直線ガイド)968及びガイドブロック958を有する。サポート964、直線ガイド968及びガイドブロック958は、サポート864、直線ガイド868及びガイドブロック858と実質的に同じである。ガイドブロック958は、直線ガイド968に配置され、スライドシャフト157と接続する。
本実施形態の洗浄機800によれば、スライドシャフト57の基端部が直線ガイド868及びガイドブロック858にガイドされるため、スライドシャフト57とX軸との平行度を向上できる。スライドシャフト157とX軸の平行度についても同じである。歯付ベルトによりモータ67とクランプシャフト59を接続したため、バックラッシがない。洗浄機800は静的精度を向上できるため、清浄度を向上できる。
本発明は前述した実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能であり、特許請求の範囲に記載された技術思想に含まれる技術的事項の全てが本発明の対象となる。前記実施形態は、好適な例を示したものであるが、当業者ならば、本明細書に開示の内容から、各種の代替例、修正例、変形例あるいは改良例を実現することができ、これらは添付の特許請求の範囲に記載された技術的範囲に含まれる。
3 対象物
10、800 洗浄機
15 ノズル(洗浄ノズル)
21 洗浄軸
31 テーブル(洗浄テーブル)
33 天板
51、851 クランプ装置(第1クランプ装置)
57 スライドシャフト(第1スライドシャフト)
59 クランプシャフト(第1クランプシャフト)
63 クランプシリンダ(第1クランプ駆動装置)
67 モータ
151、951 クランプ装置(第2クランプ装置)
157 スライドシャフト(第2スライドシャフト)
159 クランプシャフト(第2クランプシャフト)
163 クランプシリンダ(第2クランプ駆動装置)
71 リフタ

Claims (13)

  1. 対象物を洗浄する洗浄機であって、
    第1側壁と、前記第1側壁とは反対の第2側壁を有する洗浄室と、
    前記洗浄室に配置される天板と、
    前記洗浄室に配置され、上方の洗浄位置と下方の退避位置の間で前記天板を昇降させるリフタと、
    前記第1側壁に配置され、洗浄軸に沿って往復可能な第1スライドシャフトと、
    前記第1スライドシャフト内に前記洗浄軸を中心に回転可能に支持され、前記対象物に当接する第1クランプシャフトと、
    前記第1スライドシャフトを往復させる第1クランプ駆動装置と、
    前記第1クランプシャフトを回転するモータと、
    前記第2側壁に配置され、前記洗浄軸に沿って往復可能な第2スライドシャフトと、
    前記第2スライドシャフト内に前記洗浄軸を中心に回転可能に支持され、前記対象物に当接する第2クランプシャフトと、
    前記第2スライドシャフトを往復させる第2クランプ駆動装置と、
    前記洗浄室に配置された洗浄ノズルと、
    前記天板に配置され、左右方向に延びるガイドシャフトと、
    前記ガイドシャフト上を移動する第1ジャーナルブロックと、
    前記天板に配置され、前記第1ジャーナルブロックを駆動する第1ブロック駆動シリンダと、
    を有する洗浄機。
  2. 前記洗浄軸に沿って前記洗浄室に配置される中空の第1ガイドブッシュであって、前記第1スライドシャフトを内部で摺動可能な第1ガイドブッシュと、
    前記洗浄軸に沿って前記洗浄室に配置される中空の第2ガイドブッシュであって、前記第2スライドシャフトを内部で摺動可能な第2ガイドブッシュと、
    を更に有する、請求項1に記載の洗浄機。
  3. 前記洗浄軸に平行に配置される第1直線ガイドであって、前記第1スライドシャフトをガイドする第1直線ガイドと、
    前記洗浄軸に平行に配置される第2直線ガイドであって、前記第2スライドシャフトをガイドする第2直線ガイドと、
    を更に有する、請求項1又は2に記載の洗浄機。
  4. 前記洗浄ノズルを前記対象物に対して移動させる移動装置を更に有する、
    請求項1〜3のいずれかに記載の洗浄機。
  5. 前記第1クランプ駆動装置及び前記第2クランプ駆動装置は、数値制御される電動シリンダである、
    請求項1〜4のいずれかに記載の洗浄機。
  6. 前記第1クランプシャフトは前記第1側壁を貫通して配置され、
    前記モータは前記洗浄室の外側に配置され、
    前記第2クランプシャフトは前記第2側壁を貫通して配置される、
    請求項1〜5のいずれかに記載の洗浄機。
  7. 記ガイドシャフト上を移動する第2ジャーナルブロックと、
    前記天板に配置され、前記第2ジャーナルブロックを駆動する第2ブロック駆動シリンダと、を更に有する、
    請求項1〜6のいずれかに記載の洗浄機。
  8. 前記第1ブロック駆動シリンダ及び前記第2ブロック駆動シリンダは、数値制御される電動シリンダである、
    請求項7に記載の洗浄機。
  9. 前記第1ジャーナルブロック又は前記第2ジャーナルブロックは、位相合わせ面を有する位相合わせブロックを有する、
    請求項7又は8に記載の洗浄機。
  10. 前記第1ジャーナルブロック及び前記第2ジャーナルブロックは、V面を有する、
    請求項7〜9のいずれかに記載の洗浄機。
  11. 前記リフタは、
    前記洗浄室に配置されたリフトガイドと、
    前記天板と接続し、前記洗浄室の底面を貫通して配置され、前記リフトガイドに沿って前記天板と一体として往復するステムと、
    前記ステムを駆動するリフトシリンダと、
    を有する、請求項1〜10のいずれかに記載の洗浄機。
  12. 前記リフトシリンダは、数値制御される電動シリンダである、
    請求項11に記載の洗浄機。
  13. 第1ジャーナルと第2ジャーナルを有し、軸方向に延びる対象物の洗浄方法であって、
    前記対象物の中心軸が洗浄軸に一致するように、天板を洗浄位置に移動し、
    前記天板に配置される第1ジャーナルブロックと第2ジャーナルブロックに、前記第1ジャーナルと前記第2ジャーナルがそれぞれ合うように、前記対象物を前記天板に設置し、
    前記対象物の端部を洗浄し、
    前記洗浄軸の第1側から延びる第1クランプシャフトを前記対象物の第1端に当接させ、前記洗浄軸の第2側から延びる第2クランプシャフトを前記対象物の第2端に当接させることにより、前記対象物をクランプし、
    前記天板を退避位置に移動し、
    前記対象物、前記第1クランプシャフト及び前記第2クランプシャフトを一体として回転させ、前記対象物の外周面を洗浄し、
    前記天板を前記洗浄位置に移動し、前記第1クランプシャフトを前記対象物の前記第1端から離間し、前記第2クランプシャフトを前記対象物の前記第2端から離間することにより、前記対象物をアンクランプする、
    洗浄方法。
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