JP6841797B2 - エアバッグ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両に搭載するエアバッグ装置に関するものである。
近年の車両にはエアバッグ装置がほぼ標準装備されている。エアバッグ装置は、車両衝突などの緊急時に作動する安全装置であって、袋状のエアバッグクッションをガス圧で膨張展開させて乗員を受け止めて保護する。
エアバッグ装置には、設置箇所や用途に応じて様々な種類がある。例えば、前後方向からの衝突から運転者を守るために、ステアリングの中央にはフロントエアバッグ装置が設けられている。その他にも、側面衝突等による車幅方向からの衝撃から乗員を守るために、サイドウィンドウの上方の天井付近にはカーテンエアバッグ装置が設けられ、座席の側部にはサイドエアバッグ装置が設けられている。
一般的なエアバッグ装置のエアバッグクッションは、巻回または折り畳まれた収納形態となって、車両の各部位に収納されている。エアバッグクッションを迅速かつ円滑に膨張展開させるためには、エアバッグクッションを、その収納時の形状を崩すことなく保持したまま収納しておくことが重要である。例えば、特許文献1の後席用サイドエアバッグ装置では、袋状のサイドエアバッグ50が蛇腹状やロール状などに折り畳まれ、ケース40に収容されたうえで後席12のサイドガーニッシュ20に組み付けられている。
特開2017−52494号公報
上記の特許文献1のケース40は、明記はなされていないものの、機能の面から樹脂製であると考えられる。このような樹脂製ケースは、収納形態のエアバッグクッションの形状の保持に役立つが、設置スペースやコストなどの都合によって採用できないことがある。エアバッグクッションの巻回や折畳みは、例えば破断可能な布製カバーで包んだり、破断可能なテープで巻いたりして保持することもある。しかしながら、布製カバーやテープ等では、ある程度の剛性を有する樹脂製ケースと異なり、エアバッグクッションの形状が崩れるおそれは消えない。
特に、特許文献1の図2に示されているように、サイドエアバッグ50の中にはインフレータ52が入っているものの、折り畳まれたサイドエアバッグ50はインフレータ52よりも上下に長い。このような場合、エアバッグクッションのうちインフレータの入っていない上端側や下端側ほど、形状の崩れやすさが懸念され、何かの拍子に折れ曲がってしまう可能性もある。
本発明は、このような課題に鑑み、収納形態のエアバッグクッションの形状を効率よく保持可能なエアバッグ装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明にかかるエアバッグ装置の代表的な構成は、袋状であって巻回または折り畳まれた収納形態となって車両に搭載されるエアバッグクッションと、エアバッグクッションに一部または全部が内包される筒型のインフレータと、インフレータから突出していて車両の所定箇所に締結されるスタッドボルトと、インフレータに沿って取り付けられるインフレータよりも長尺なプレート部材と、を備え、プレート部材は、スタッドボルトを通す貫通孔が形成された基部と、基部からインフレータの長手方向にインフレータよりも長く延びていてインフレータよりも幅の細い延長部と、を有し、プレート部材によって収納形態のエアバッグクッションの形状を保つことを特徴とする。
上記構成によれば、プレート部材によって収納形態のエアバッグクッションの折れ曲がりを防ぐことができる。したがって、車両搭載後において収納形態のエアバッグクッションの形状を保つことが可能になり、エアバッグクッションの迅速かつ円滑な膨張展開を担保できる。そのうえ、車両搭載前においてもエアバッグクッションの形状を保つことで運搬や車両への組付作業を行いやすくすることができる。また、上記のプレート部材であれば、延長部はインフレータよりも幅が細いため、重量やコストへの影響を抑えることができる。
上記の基部および延長部の一方または両方のインフレータの長手方向に直交する幅方向の断面は、インフレータから見て径方向の外側に凸に湾曲して突出する部分を含んでいてもよい。
上記構成によって、プレート部材をインフレータに組み付けた状態において、インフレータの径方向の外側の部位、すなわち他の構造物と触れあう可能性のある部位にて、プレート部材に丸みをもたらすことができる。この構成によって、客室の安全性を高めることが可能になる。
上記幅方向の断面はさらに、凸に湾曲して突出する部分から連続して形成され、突出する部分の内側に折り曲げられた部分を含んでいてもよい。
上記構成によれば、基部または延長部の断面二次モーメントを大きくし、基部または延長部の剛性を高めることが可能になる。
上記の延長部は、少なくともインフレータの長手方向に直交する幅方向の寸法が基部よりも小さいか、または基部から幅方向にずれた位置で長手方向に延びていて、プレート部材はさらに、基部と延長部とを滑らかにつなぐ傾斜領域を有してもよい。
上記構成によれば、基部から延長部にかけて断面積が徐々に小さくなる構成とすることで、荷重の局所的な集中を防ぎ、延長部と基部との間におけるねじり剛性を向上させることができる。
上記のインフレータは、一端に所定のハーネスが接続される端子を有し、延長部は、基部から端子側の先方へ延びていて、ハーネスを取付け可能な所定の貫通孔を有していてもよい。
上記構成によれば、延長部をハーネスの取付部として利用することで、ハーネスを配索しやすくすることができる。
上記のインフレータは、外周面の所定箇所にガスが噴出するガス噴出孔を有し、プレート部材はさらに、基部からガス噴出孔を覆うように外周面に沿って延びてガスを受けるディフレクタ部を有してもよい。
上記構成によれば、プレート部材にディフレクタとしての機能を付加することで、ガスを整流し、エアバッグクッションを効率よく膨張展開させることが可能になる。
上記のプレート部材のうち基部およびディフレクタ部の一部は、インフレータの外周面の半分以上を覆ってこれを把持してもよい。
上記構成によれば、プレート部材をインフレータにより安定した姿勢で取り付けることが可能になる。
上記のプレート部材は、インフレータと共にエアバッグクッションに内包されていてもよい。この構成によっても、上述したプレート部材を好適に実施することが可能になる。
上記のプレート部材の少なくとも延長部の一部は、収納形態のエアバッグクッションから外側に露出していてもよい。この構成によっても、上述したプレート部材を好適に実施することが可能になる。
上記のプレート部材は、収納形態のエアバッグクッションの外側からインフレータに取り付けられてもよい。この構成によっても、上述したプレート部材を好適に実施することが可能になる。
本発明によれば、収納形態のエアバッグクッションの形状を効率よく保持可能なエアバッグ装置を提供することが可能になる。
本発明の第1実施形態に係るサイドエアバッグ装置を例示した図である。 図1(b)のインフレータを拡大して各状態を例示した斜視図である。 図1(a)の収納形態のクッションを各方向から例示した図である。 図2(a)のユニットを別方向から例示した図である。 図2(a)のユニットを別方向から例示した図である。 図2(a)のエアバッグクッションおよびユニットの各断面図である。 図4(a)のプレート部材116の変形例を例示した図である。 図3のクッションとユニットとの組付状態の変形例である。 本発明の第2実施形態に係るサイドエアバッグ装置を例示した図である。 図9(b)のプレート部材の概要を例示した図である。 図9(a)のプレート部材の変形例を指令した図である。 図9(a)のユニットを各クッションに組み付けた状態の図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係るサイドエアバッグ装置100を例示した図である。図1(a)ではサイドエアバッグ装置100、およびこのサイドエアバッグ装置100が適用されている座席102を、前方左側から例示している。図1では、座席102に対する前後方向をそれぞれ矢印F(Forward)、B(Back)、左右方向をそれぞれ矢印L(Left)、R(Right)、上下方向をそれぞれ矢印U(up)、D(down)で適宜例示している。
なお、座席102は、車両の前列、後列、さらには左右いずれか側の位置にも設置され得ることを想定している。また、座席102は、通常は車両の前方を向いているが、回転して後方を向くことも想定している。そのため、上記矢印で例示する方向は、座席102に対する前後左右の方向を例示するものであって、車両に対する前後左右の方向に限定する意図ではない。
図1(a)は、稼働前のサイドエアバッグ装置100を例示している。サイドエアバッグ装置100が備えるエアバッグクッション(以下、クッション104)は、座席のシートバック106の表皮の内側に搭載されている。クッション104は、袋状であって、巻回または折り畳まれた収納形態となって、内包するインフレータ108のスタッドボルト110a、110b(図2(b)参照)などを利用し、シートバック106の内部のシートフレーム(図示省略)に組み付けられている。
本実施形態では、クッション104はシートバック106の左側に設けているが、クッション104はシートバック106の右側に設けることも可能である。すなわち、クッション104は、シートバック106のうち衝突箇所に近いドア側の側部(ニアサイド)にも、衝突箇所から遠い車内側の側部(ファーサイド)にも、どちらにも設置可能である。
図1(b)は、稼働時のサイドエアバッグ装置100を例示している。クッション104は、車両の衝撃が検知されると、インフレータ108からのガスを利用して、シートバック106の表皮を押しのけつつ前方に向かって膨張展開する。
クッション104は、全体的に扁平な形状を有している。クッション104は、基布に縫製や接着などを加えて形成されるほか、OPW(One-Piece Woven)を用いての紡織などによっても形成可能である。
図2は、図1(b)のインフレータ108を拡大して各状態を例示した斜視図である。図2(a)は、図1(b)のインフレータ108をそのまま拡大した状態の図である。インフレータ108は、ガス発生装置であって、本実施形態ではシリンダ型(円筒型)のものを採用している。インフレータ108は、一端側の外周面にガス噴出孔112を有し、他端側に所定のハーネスが接続される端子114を有している。インフレータ108は、その全体、またはガス噴出孔112を含む一部がクッション104の内部に挿入されている。そして、インフレータ108は、端子114で車両側と電気的に接続し、車両側から衝撃の検知に起因する信号を受けて稼働し、クッション104(図2(b)参照)にガスを供給する。
現在普及しているインフレータ108には、ガス発生剤が充填されていてこれを燃焼させてガスを発生させるタイプや、圧縮ガスが充填されていて熱を発生させることなくガスを供給するタイプ、または燃焼ガスと圧縮ガスとを両方利用するハイブリッドタイプのものなどがある。インフレータ108としては、いずれのタイプのものも利用可能である。
本実施形態では、インフレータ108にプレート部材116を取り付け、インフレータ108とプレート部材116とがユニット118を形成している。プレート部材116は、インフレータ108の長手方向に沿って延びた、インフレータ108よりも長尺な部材である。プレート部材116は、ディフレクタ部120でインフレータ108からのガスを整流する他、延長部122を支柱にして収納形態のクッション104(図3(a)参照)の形状の保持を行う。
図2(b)は、図2(a)のインフレータ108とプレート部材116とを分離させた状態の図である。インフレータ108には、スタッドボルト110a、110bが備えられている。スタッドボルト110a、110bは、インフレータ108の長手方向の2箇所に設けられていて、インフレータ108の径方向に突出している。スタッドボルト110a、110bは、プレート部材116およびクッション104(図3(b)参照)を貫通して、シートフレーム(図示省略)に締結される。これによって、クッション104もシートフレームに取り付けられている。
プレート部材116は、大きく分けて、スタッドボルト110a、110bが通される基部124と、基部124からインフレータ108の長手方向に延びる延長部122と、基部124からインフレータ108の外周面に沿って延びるディフレクタ部120とを含んで構成されている。
基部124は、当該サイドエアバッグ装置100(図1(a)参照)の座席102への組付後において、インフレータ108とシートフレーム(図示省略)とに挟まれる部位である。基部124には、インフレータ108の長手方向の2箇所に、スタッドボルト110a、110bを通す貫通孔126a、126bが形成されている。
延長部122は、基部124から、インフレータ108の端子114側の先方に向かって、インフレータ108よりも長く延びている。延長部122材は、収納形態のクッション104(図3(a)参照)の形状を支える支柱として機能する。
ディフレクタ部120(ディフレクタ部120a、120bを含む)は、基部124の両脇から、ガス噴出孔112を覆うようにインフレータ108の外周面に沿って湾曲して延びている。ディフレクタ部120は、ガス噴出孔112から供給されるガスを最初に受け、ガスを所定の方向へと導く。ディフレクタ部120によってガスを整流することで、クッション104(図3(a)参照)を迅速かつ円滑に膨張展開させることが可能になる。
図3は、図1(a)の収納形態のクッション104を各方向から例示した図である。図3(a)は、図1(a)のクッション104を側方から見て縦長にした姿勢で例示している。本実施形態では、インフレータ108は全体がクッション104に内包される構成になっていて、プレート部材116もまた全体がクッション104に内包されている。
当該サイドエアバッグ装置100では、プレート部材116の延長部122が、クッション104の上端に向かってインフレータ108よりも長く延びている。したがって、インフレータ108のみを備える場合に比べて、クッション104の支柱となる部分が長く、収納形態のクッション104の特に上部の折れ曲がりを防ぐことができる。
図3(b)は、図3(a)のクッション104を後方から見て例示している。インフレータ108のスタッドボルト110a、110bは、プレート部材116を貫通して、座席102(図1(a)参照)のシートフレームに締結される。仮に、プレート部材116が無い場合、クッション104のうちインフレータ108よりも上部は、支えとなるものが存在しないためシートフレームから離れる方向(図3(b)中、左側)へと折れ曲がるおそれがある。しかしながら、本実施形態であれば、プレート部材116の延長部122が適度な剛性を有する支柱として機能するため、収納形態のクッション104の形状を効率よく保つことができる。
図4は、図2(a)のユニット118を別方向から例示した図である。図4(a)は、ユニット118を前方かつ座席側の上方から見た斜視図である。延長部122は、貫通孔126a、126bを結ぶ直線を基部の中心線L1とすると、基部124の中心線L1よりも図4(a)中左側、すなわち基部124の後方側の箇所からインフレータ108の長手方向に延びている。
図4(b)は、図4(a)のユニット118を座席側の下方から見上げた斜視図である。延長部122の幅W1は、インフレータ108の幅W2に比べて幅が細く、簡潔な構造になっている。この構成であれば、重量や材料コストに与える影響を抑えることができる。
延長部122の幅W1は、基部124の幅W3と比べても細く設定されている。具体的には、延長部122は、インフレータ108の長手方向に直交する方向において、基部124よりも幅寸法が小さく設定されている(W1<W3)。また、同じくインフレータ108の長手方向に直交する方向において、延長部122は基部124からずれた位置、特に基部124のうち中心線L1から片側(後方側)にずれた位置にて、基部124からインフレータ108の長手方向に沿って延びている。
基部124と延長部122との間の角は、傾斜領域128によって埋められている。傾斜領域128は、基部124と延長部122とを滑らかにつないでいる部分である。この傾斜領域128が形成されていることで、延長部122の根本付近において、基部124から延長部122にかけて次第に幅が細くなる構成となっている。言い換えると、基部124から延長部122にかけて、断面積が徐々に小さくなる構成になっている。この構成であれば、荷重の局所的な集中を防ぎ、延長部122と基部124との間におけるねじり剛性を向上させることができる。したがって、延長部122は、クッション(図3(b)参照)の形状を十全に支えることが可能になっている。なお、傾斜領域128を基部124から延長部122にかけてのより広い範囲に形成することで、延長部122の剛性をさらに高めることが可能になる。
図5もまた、図2(a)のユニット118を別方向から例示した図である。図5(a)は、図2(a)のユニット118を後方側の上方から見た斜視図である。上述したように、延長部122は、基部124の後方側(図5(a)中、手前側)から延びていて、インフレータ108に対してもやや後方側に位置している。
図5(b)は、図5(a)の延長部122をその上端側から見た斜視図である。延長部122は、その上端130、すなわち短手方向の縁が湾曲している。言い換えると、延長部122は、長手方向のほぼ全体にわたって、短手方向の断面が湾曲している。
図6は、図2(a)のクッション104およびユニット118の各断面図である。図6(a)は、図2(a)の延長部122の位置におけるクッション104のA−A断面図である。上述したように、延長部122は、短手方向の断面が湾曲している。この延長部122の断面は、インフレータ108の幅方向、すなわちインフレータ108の長手方向に直行する方向における断面である。
延長部122の断面は、インフレータ108の断面から見て、インフレータ108の径方向の外側に凸に湾曲して突出している。この構成によって、ユニット118のうちインフレータ108の径方向の外側の部位、すなわちユニット118と他の構造物と触れあう可能性のある部位にて、プレート部材116に丸みがもたらされている。本実施形態では、この延長部122を湾曲させたことによる丸みが、座席102(図1(b)参照)の後方側に形成される構成となっている。この構成によって、万が一、後方の乗客がユニット118に触れるような場合があっても、乗客に対する安全性を高めることができる。
現在、自動車の安全、環境に関する国際基準である国連欧州経済委員会規則(UN/ECE規則)の協定規則第21号にて、客室の内部突起に関する規定が設けられている。この協定規則第21号では、乗員に対する傷害のリスクの増大等を防ぐために、内部突起として、剛性材料でできた鋭利な先端部があってはならないと定められている。上述したように、延長部122の断面をインフレータ108の径方向の外側に向かって凸に湾曲させることで、より安全な車両を実現することが可能になる。
上記の延長部122の断面としては、例えば曲率半径が3.2mm以上になるよう設定すると好適である。また、丸みをもたらす部位としては、延長部122の他にも、基部124(図4(b)参照)のうち延長部122およびディフレクタ部120が存在していない部分の縁なども挙げられる。基部124の縁をインフレータ108の径方向の外側に向かって凸に湾曲させることによっても、客室の安全性を高めることが可能になる。
上記で図4(b)を参照して説明したように、延長部122は、基部124の中心線L1から片側(後方側)にずれた位置にて、基部124からインフレータ108の長手方向に沿って延びている。この構成には、ガスの延長部側への漏洩を防ぐ効果もある。仮に、ディフレクタ部120と、短手方向の断面が湾曲した延長部122とが直線上に設けられていると、延長部122の湾曲した内側にガスの通り道が形成されてしまう。上記のように、延長部122が基部124から片寄った位置に形成されていることで、延長部122の湾曲の内側空間と、ディフレクタ部120の湾曲の内側空間とは分断されていて、延長部122に沿ったガスの流れが生じない構成となっている。
図6(b)は、図2(a)のディフレクタ部120におけるユニット118のB−B断面図である。ディフレクタ部120は、インフレータ108の外周面に沿って湾曲しながらインフレータ108を把持している。このとき、基部124およびディフレクタ部120は、インフレータ108の外周面の半分以上を覆っている。そして、ディフレクタ部120は、インフレータ108の外周面のうち両端を越えた箇所、すなわち外周面のうち直径D1の両端を越えた接触点P1、P2に接触するようにして、インフレータ108を把持している。ディフレクタ部120がインフレータ108を把持することで、テープや樹脂ベルトなどの部材を使用せずとも、プレート部材116をインフレータ108により安定した姿勢で取り付けることが可能になる。
以上のように、当該サイドエアバッグ装置100では、プレート部材116によって、収納形態のクッション104(図2(a))の形状を好適に保つことが可能になっている。プレート部材116によって収納形態のクッション104の折れ曲がりを防ぐことで、サイドエアバッグ装置100の車両搭載後かつ稼働前におけるクッション104の形状を適正に保ち、クッション104の迅速かつ円滑な膨張展開を担保することが可能になる。また、サイドエアバッグ装置100の車両搭載前においても、ユニット118と組まれた状態におけるクッション104の形状を保ち、運搬や車両への組付作業を行いやすくすることができる。
(変形例)
図7は、図4(a)のプレート部材116の変形例(プレート部材150)を例示した図である。以降、既に説明した構成要素と同じものについては、同じ符号を付することによって説明を省略する。また、既に説明した構成要素と同じ名称のものについては、異なる符号を付していても、特に明記しない場合は同じ機能を有するものとする。
図7(a)のプレート部材150は、延長部122に貫通孔152が形成されている点で、図4(a)のプレート部材116と構成が異なっている。上述したように、延長部122は、基部124からインフレータ108の端子114側の先方へ向かって延びている。貫通孔152は、端子114に接続されるハーネス154(図7(b)参照)の配索に利用することができる。
図7(b)は、図7(a)のインフレータ108にハーネス154を接続させた状態を例示した図である。貫通孔152は、ハーネス154を束ねるクリップ156をはめ込むことが可能になっている。このように、貫通孔152を介して延長部122をハーネス154の取付部として利用することで、座席102(図1(a)参照)の内部にてハーネス154をより整然と配索し、ハーネス154の乱れを防ぐことが可能になる。
なお、上記図4(b)を参照して説明した、延長部122が基部124の中心線L1から片側(後方側)にずれた位置に設けていることは、延長部122とコネクタ158との接触を回避し、コネクタ158を端子114に接続させやすくなるという利点がある。
図8は、図3のクッション104とユニット118との組付状態の変形例である。図8(a)は、図4(a)に対応してユニット118およびクッション160を例示している。図8(a)のクッション160は、ユニット118の一部が外部に露出した状態でユニット118と組まれる点において、図3(a)等のクッション104およびユニット118と構成が異なっている。
クッション160は、ユニット118を挿入する挿入孔162を有している。ユニット118は、ディフレクタ部120で覆われるガス噴出孔112側(図2(a)参照)のみがクッション160に挿入され、延長部122側の一部が挿入孔162から外部に露出した状態で、座席102(図1(a)参照)のシートフレームに取り付けられる。
図8(b)は、図3(b)に対応して、図8(a)のクッション160の収納形態を例示した図である。延長部122は、テープ164などを併用することで、クッション160を外側から支えることができる。この構成であっても、収納形態のクッション160の折れ曲がりを防ぎ、膨張展開前におけるクッション160の形状を適正に保つことが可能である。
(第2実施形態)
図9は、本発明の第2実施形態に係るサイドエアバッグ装置200を例示した図である。図9(a)等に例示するサイドエアバッグ装置200では、プレート部材202とディフレクタ204とが別部品として設けられている点で、第1実施形態のサイドエアバッグ装置100と構成が異なっている。
図9(a)は、図4(b)のユニット118に対応した方向からユニット206を例示している。ユニット206には、インフレータ108と、プレート部材202、およびディフレクタ204が含まれている。ユニット206は、図3(a)のユニット118と同様に、全体をクッション104に内包させて組み付けることができる。
ディフレクタ204は、図4(b)のディフレクタ部120を独立させた部品である。ディフレクタ204は、ガス噴出孔112(図2(a)参照)を覆うようにインフレータ108の外周面に沿って湾曲して、インフレータ108からのガスを所定の方向へと導く。
プレート部材202は、スタッドボルト110a、110bが通される基部208と、基部208からインフレータ108の長手方向に延びる延長部122とを含んで構成されている。
基部208は、図4(b)の基部124に比べて幅が細くなっている。基部208もまた、インフレータ108の長手方向の2箇所にスタッドボルト110aを通す貫通孔126a、126bが形成されていて、座席102(図1(a)参照)に組み付けたときにはインフレータ108とシートフレームとに挟まれる。
延長部122は、図4(b)等を参照して説明したものと同じ構造であるため、同じ符号を付している。延長部122は、基部208から延びて収納形態のクッション104(図3(a)参照)を支える支柱であって、インフレータ108の端子114側の先方に向かって、インフレータ108よりも長く延びている。延長部122もまた、インフレータ108の長手方向に直交する方向において、基部208のうち片側(後方側)にずれた箇所から、インフレータ108の長手方向に沿って延びている。基部208と延長部122との間の角には傾斜領域128が形成され、延長部122の補強が行われている。
図9(b)は、図9(a)のプレート部材202を図2(b)のプレート部材116に対応した方向から例示した斜視図である。図5(b)を参照して説明したように、延長部122は、長手方向のほぼ全体にわたって、短手方向の断面が湾曲した形状になっている。
図9(c)は、図5(b)に対応してユニット206を例示した図である。延長部122は、基部の後方側(図9(a)中、手前側)から延びていて、インフレータ108に対してもやや後方側に並行して延びるよう設けられている。
図10は、図9(b)のプレート部材202の概要を例示した図である。図10(a)は、図9(a)のプレート部材202を延長部122の上端130側から見た斜視図である。延長部122は、その上端130、すなわち短手方向の縁が湾曲している。言い換えると、延長部122は、長手方向のほぼ全体にわたって、短手方向の断面が湾曲している。
図10(b)は、図9(b)の延長部122のC−C断面図である。延長部122のC−C断面は、図6(a)に例示した延長部122のA−A断面図に対応している。上述したように、延長部122の断面は、インフレータ108(図6(a)参照)の径方向の外側に凸に湾曲して突出している。この構成によって、ユニット206(図9(c)参照)のうちインフレータ108の径方向の外側の部位、すなわちユニット206と他の構造物と触れあう可能性のある部位にて、プレート部材202に丸みがもたらされている。本実施形態では、この延長部122を湾曲させたことによる丸みが、座席102(図1(b)参照)の後方側に形成される構成となっている。この構成によって、万が一、後方の乗客がユニット206に触れるような場合があっても、乗客に対する安全性を高めることができる。
以上のように、当該サイドエアバッグ装置200では、プレート部材202によって、収納形態のクッション104(図2(a))の形状を好適に保つことが可能になっている。プレート部材202によって収納形態のクッション104の折れ曲がりを防ぐことで、サイドエアバッグ装置200(図9(a)参照)の車両搭載後かつ稼働前におけるクッション104の形状を適正に保ち、クッション104の迅速かつ円滑な膨張展開を担保することが可能になる。また、サイドエアバッグ装置200の車両搭載前においても、ユニット206と組まれた状態におけるクッション104の形状を保ち、運搬や車両への組付作業を行いやすくすることができる。
図10(c)は、図10(a)の延長部122の変形例を例示している。延長部210では、インフレータ108の長手方向に直交する幅方向の断面において、凸に湾曲して突出する湾曲部212と、湾曲部212の端から湾曲部212の内側へと折り曲げられた折曲部214とを含んでいる。折曲部214を形成することで、延長部210の断面二次モーメントを大きくし、延長部210の剛性を高めることが可能になる。
図10(d)もまた、図10(a)の延長部122の変形例を例示している。延長部220では、湾曲部214に加えて、折曲部222が湾曲部214の縁から反対側の面に到達するまで折り曲げられている。この構成によって、延長部220では、湾曲部212と折曲部214とによる閉断面が形成されている。この構成によって、延長部220の断面二次モーメントはさらに大きくなり、剛性もより高めることができる。
なお、上述した各湾曲部および各折曲部は、基部208(図10(a)参照)の縁に設けることも可能である。延長部122と同様に、基部208の縁をインフレータ108の径方向の外側に向かって凸に湾曲させることによって、客室の安全性を高めつつ、プレート部材の剛性を高めることが可能になる。
(変形例)
図11は、図9(a)のプレート部材202の変形例を指令した図である。図11(a)のプレート部材230は、延長部122に貫通孔152が形成されている点で、図9(a)のプレート部材202と構成が異なっている。上述したように、延長部122は、基部208からインフレータ108の端子114側の先方へ向かって延びている。貫通孔152は、端子114に接続されるハーネス154(図11(b)参照)の配索に利用することができる。
図11(b)は、図11(a)のインフレータ108にハーネス154を接続させた状態を例示した図である。貫通孔152は、ハーネス154を束ねるクリップ156をはめ込むことが可能になっている。このように、貫通孔152を介して延長部122をハーネス154の取付部として利用することで、座席102(図1(a)参照)の内部にてハーネス154をより整然と配索し、ハーネス154の乱れを防ぐことが可能になる。
なお、上記図9(a)を参照して説明した、延長部122が基部208から片側(後方側)にずれた位置に設けていることは、延長部122とコネクタ158との接触を回避し、コネクタ158を端子114に接続させやすくなるという利点がある。
図12は、図9(a)のユニット206を各クッションに組み付けた状態の図である。図12(a)は、図8(b)に対応してユニット206およびクッション160を例示している。上記では、ユニット206は、その全体をクッション104(図3(a)参照)に内包させることができると説明した。一方、図12(a)では、クッション160からユニット206の一部が外部に露出した状態で互いに組み付けられている。
ユニット206は、ディフレクタ204が組み付いているガス噴出孔112側(図2(a)参照)のみがクッション160に挿入され、延長部122側の一部が挿入孔162から外部に露出している。この構成においても、延長部122は、テープ164などを併用することで、クッション160を外側から支えて折れ曲がりを防ぎ、膨張展開前におけるクッション160の形状を適正に保つことが可能である。
図12(b)もまた、図8(b)に対応してユニット206およびクッション104を例示している。図12(b)の状態において、インフレータ108およびディフレクタ204は、全体がクッション104に内包されている。そして、プレート部材202は、クッション104の外側からインフレータ108に取り付けられている。この構成であっても、延長部122は、テープ164、166などを併用することで、クッション104を外側から支えることができる。この構成であっても、収納形態のクッション104の折れ曲がりを防ぎ、膨張展開前におけるクッション104の形状を適正に保つことが可能である。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施例について説明したが、以上に述べた実施形態は、本発明の好ましい例であって、これ以外の実施態様も、各種の方法で実施または遂行できる。特に本願明細書中に限定される主旨の記載がない限り、この発明は、添付図面に示した詳細な部品の形状、大きさ、および構成配置等に制約されるものではない。また、本願明細書の中に用いられた表現および用語は、説明を目的としたもので、特に限定される主旨の記載がない限り、それに限定されるものではない。
したがって、当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、車両に搭載するエアバッグ装置に利用することができる。
100…第1実施形態のサイドエアバッグ装置、102…座席、104…クッション、106…シートバック、108…インフレータ、110a、110b…スタッドボルト、112…ガス噴出孔、114…端子、116…プレート部材、118…ユニット、120、120a、120b…ディフレクタ部、122…延長部、124…基部、126a、126b…スタッドボルト用の貫通孔、128…傾斜領域、130…延長部の上端、150…変形例のプレート部材、152…クリップ用の貫通孔、154…ハーネス、156…クリップ、158…コネクタ、160…変形例のクッション、162…挿入孔、164、166…テープ、W1…延長部の幅、L1…基部の中心線、D1…インフレータの直径、W2…インフレータの幅、W3…基部の幅、200…第2実施形態のサイドエアバッグ装置、202…プレート部材、204…ディフレクタ、206…ユニット、208…基部、210…変形例の延長部、212…湾曲部、214…折曲部、220…変形例の延長部、222…折曲部、230…変形例のプレート部材

Claims (11)

  1. 袋状であって巻回または折り畳まれた収納形態となって車両に搭載されるエアバッグクッションと、
    前記エアバッグクッションに一部または全部が内包される筒型のインフレータと、
    前記インフレータから突出していて車両の所定箇所に締結されるスタッドボルトと、
    前記インフレータに沿って取り付けられる該インフレータよりも長尺なプレート部材と、を備え、
    前記プレート部材は、
    前記スタッドボルトを通す貫通孔が形成された基部と、
    前記基部から前記インフレータの長手方向に該インフレータよりも長く延びていて該インフレータよりも幅の細い延長部と、を有し、
    前記基部および前記延長部の一方または両方のインフレータの前記長手方向に直交する幅方向の断面は、該インフレータから見て径方向の外側に凸に湾曲して突出する部分を含んでいて、
    前記幅方向の断面はさらに、前記凸に湾曲して突出する部分から連続して形成され、該突出する部分の内側に折り曲げられた部分を含んでいて、
    前記プレート部材によって前記収納形態のエアバッグクッションの形状を保つことを特徴とするエアバッグ装置。
  2. 袋状であって巻回または折り畳まれた収納形態となって車両に搭載されるエアバッグクッションと、
    前記エアバッグクッションに一部または全部が内包される筒型のインフレータと、
    前記インフレータから突出していて車両の所定箇所に締結されるスタッドボルトと、
    前記インフレータに沿って取り付けられる該インフレータよりも長尺なプレート部材と、を備え、
    前記プレート部材は、
    前記スタッドボルトを通す貫通孔が形成された基部と、
    前記基部から前記インフレータの長手方向に該インフレータよりも長く延びていて該インフレータよりも幅の細い延長部と、を有し、
    前記インフレータは、一端に所定のハーネスが接続される端子を有し、
    前記延長部は、前記基部から前記端子側の先方へ延びていて、前記ハーネスを取付け可能な所定の貫通孔を有し、
    前記プレート部材によって前記収納形態のエアバッグクッションの形状を保つことを特徴とするエアバッグ装置。
  3. 前記基部および前記延長部の一方または両方のインフレータの前記長手方向に直交する幅方向の断面は、該インフレータから見て径方向の外側に凸に湾曲して突出する部分を含んでいることを特徴とする請求項に記載のエアバッグ装置。
  4. 前記幅方向の断面はさらに、前記凸に湾曲して突出する部分から連続して形成され、該突出する部分の内側に折り曲げられた部分を含んでいることを特徴とする請求項に記載のエアバッグ装置。
  5. 前記プレート部材の少なくとも前記延長部の一部は、前記収納形態のエアバッグクッションから外側に露出していることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のエアバッグ装置。
  6. 前記プレート部材は、前記収納形態のエアバッグクッションの外側から前記インフレータに取り付けられることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載のエアバッグ装置。
  7. 袋状であって巻回または折り畳まれた収納形態となって車両に搭載されるエアバッグクッションと、
    前記エアバッグクッションに一部または全部が内包される筒型のインフレータと、
    前記インフレータから突出していて車両の所定箇所に締結されるスタッドボルトと、
    前記インフレータに沿って取り付けられる該インフレータよりも長尺なプレート部材と、を備え、
    前記プレート部材は、
    前記スタッドボルトを通す貫通孔が形成された基部と、
    前記基部から前記インフレータの長手方向に該インフレータよりも長く延びていて該インフレータよりも幅の細い延長部と、を有し、
    前記インフレータは、外周面の所定箇所にガスが噴出するガス噴出孔を有し、
    前記プレート部材はさらに、前記基部から前記ガス噴出孔を覆うように前記外周面に沿って延びて前記ガスを受けるディフレクタ部を有し、
    前記プレート部材は、前記インフレータと共に前記エアバッグクッションに内包され、
    前記プレート部材によって前記収納形態のエアバッグクッションの形状を保つことを特徴とするエアバッグ装置。
  8. 前記プレート部材のうち前記基部および前記ディフレクタ部の一部は、前記インフレータの外周面の半分以上を覆ってこれを把持していることを特徴とする請求項に記載のエアバッグ装置。
  9. 前記基部および前記延長部の一方または両方のインフレータの前記長手方向に直交する幅方向の断面は、該インフレータから見て径方向の外側に凸に湾曲して突出する部分を含んでいることを特徴とする請求項7または8に記載のエアバッグ装置。
  10. 前記幅方向の断面はさらに、前記凸に湾曲して突出する部分から連続して形成され、該突出する部分の内側に折り曲げられた部分を含んでいることを特徴とする請求項9に記載のエアバッグ装置。
  11. 前記延長部は、少なくとも前記インフレータの長手方向に直交する幅方向の寸法が前記基部よりも小さいか、または該基部から該幅方向にずれた位置で前記長手方向に延びていて、
    前記プレート部材はさらに、前記基部と前記延長部とを滑らかにつなぐ傾斜領域を有することを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載のエアバッグ装置。
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