JP6841746B2 - コーティング装置 - Google Patents

コーティング装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6841746B2
JP6841746B2 JP2017200366A JP2017200366A JP6841746B2 JP 6841746 B2 JP6841746 B2 JP 6841746B2 JP 2017200366 A JP2017200366 A JP 2017200366A JP 2017200366 A JP2017200366 A JP 2017200366A JP 6841746 B2 JP6841746 B2 JP 6841746B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conveyor belt
moving
coating device
glass product
rail
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017200366A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019073413A (ja
Inventor
貴大 前田
貴大 前田
準也 林
準也 林
英樹 大島
英樹 大島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ishizuka Glass Co Ltd
Original Assignee
Ishizuka Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ishizuka Glass Co Ltd filed Critical Ishizuka Glass Co Ltd
Priority to JP2017200366A priority Critical patent/JP6841746B2/ja
Publication of JP2019073413A publication Critical patent/JP2019073413A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6841746B2 publication Critical patent/JP6841746B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、ガラス製品の製造工場において、徐冷炉の出側においてコンベアベルト上を整列状態で移動するガラスびんやガラス食器などのガラス製品に対して、均一にコーティング液を噴霧することができるコーティング装置に関するものである。
上記のようなコーティング装置としては、特許文献1に示されるように、徐冷炉のコンベアベルトの上方に、コンベアベルトの幅方向に対して角度を付けてレールを配置し、このレール上を一定速度で走行する台車にスプレーノズルを搭載した構造のものが使用されている。
このレールの角度は、コンベアベルトの走行速度と台車の走行速度とによって決定され、スプレーノズルがコンベアベルト上を整列移動するガラス製品の列の間を移動するように設定されている。
コンベアベルトの走行速度は生産されるガラス製品の種類、形状、質量などによって変わる。またコンベアベルト上のガラス製品の間隔もガラス製品によって変わる。さらに台車の走行速度は、吹き付けたいコーティング液量によって変わる。しかし同一のガラス製品を連続生産中はこれらの値は一定であるから、生産するガラス製品の種類が変わるごとに、作業員がレールの角度を最適角度に設定して生産を開始している。
ところが、レールの最適角度はコンベアベルトの走行速度と台車の走行速度とから理論的に算出可能であるが、実際の設定角度に僅かでも誤差があると、次第にスプレーノズルとガラス製品の中心との距離が変化し、均一なスプレーが行えなくなる。また生産品種の切り替え時にはコンベアベルトの走行速度も変更されるが、同時にレールの角度も調節しなければならず、そのために生産品種の切り替えに余分の時間が必要となる。
しかも、レールの角度設定に誤差がないとしても、台車をスタートさせるタイミングによってスプレーノズルの位置は上流側か下流側にシフトする。これらの理由により、生産品種に拘らず、スプレーノズルとガラス製品の中心との距離を常に一定に保ちながら均一なスプレーを行うことは容易ではないという問題があった。
特開2008−94410号公報
従って本発明の目的は上記した従来の問題点を解決し、コンベアベルトの走行速度が変更された場合にも、スプレーノズルとガラス製品の中心との距離を常に一定に保ちながら均一なスプレーを行うことができるコーティング装置を提供することである。
上記の課題を解決するためになされた本発明は、徐冷炉の出側においてコンベアベルト上を整列移動するガラス製品にコーティング液を噴霧するコーティング装置であって、前記コンベアベルトの移動方向に対して直交する方向に架設されたレールと、このレール上を所定速度で走行する台車と、この台車上に搭載され、スプレーノズルをコンベアベルトの移動方向に移動させる移動手段と、コンベアベルトの移動速度の検出手段と、コンベアベルト上を整列移動するガラス製品の検出手段と、検出されたコンベアベルトの移動速度と検出されたガラス製品の位置とに応じて、前記移動手段を制御する制御手段とからなることを特徴とするものである。
なお、前記移動手段が電動シリンダとすることができる。また、コンベアベルトの移動速度の検出手段をエンコーダとすることができる。また、ガラス製品の位置検出手段を光電センサとすることができる。また、台車の走行をインバータ駆動モータにより行うことができる。さらに台車の走行位置の検出手段を備え、前記制御手段が台車の走行位置に応じて前記移動手段を制御し、スプレーノズルの位置を変更するようにすることができる。
本発明のコーティング装置によれば、レールの角度はコンベアベルトの移動方向に対して直交する方向に固定したまま、台車を所定速度で走行させ、検出されたコンベアベルトの移動速度に応じてコンベアベルトの移動方向へのスプレーノズルの移動速度を制御する。このためコンベアベルトの移動速度が変動したり切り替えられた場合にも、スプレーノズルとガラス製品の中心との距離を常に一定に保ちながら均一なスプレーを行うことができる。
しかも徐冷炉のコンベアベルト上を整列移動するガラス製品の位置検出手段を更に備え、実際のガラス製品の位置に応じて作動のタイミングを制御するため、より確実にしかも人手に頼ることなく、スプレーノズルとガラス製品の中心との距離を一定に保ちながら、均一なスプレーを行うことができる。
本発明の実施形態を示す正面図である。 本発明の実施形態を示す平面図である。 作動状態を説明する平面図である。 作動状態を説明する平面図である。 他の実施形態を示す平面図である。
以下に図面を参照しつつ、本発明の実施形態を説明する。
図1は本発明の実施形態を示す正面図、図2はその平面図である。これらの図において、1は成形されたガラス製品Gの歪を除去するための徐冷炉であり、2は徐冷炉1のコンベヤベルトである。成形直後のガラス製品はプッシャ―によってコンベヤベルト2の上に載せられるため、図2に示されるように、ガラス製品Gはコンベヤベルト2の上に一定間隔で整列した状態で、ゆっくりと図2の矢印方向に移動している。この方向がコンベアベルト2の移動方向である。前記したように、ガラス製品Gはガラスびんに限定されるものではなく、ガラス食器やガラス製の花瓶などであってもよい。
本発明のコーティング装置は従来とは異なり、コンベアベルト2の移動方向に対して直交する方向に固定的に架設されたレール3を備えている。このレール3は図1に示すように、徐冷炉1の出側のガラス製品Gと接触するおそれのない高い位置に水平に架設されている。
このレール3には台車4が設けられており、レール3の端部の駆動モータ5により駆動される走行ベルト(図示略)に連結されて、レール3上を所定速度で走行する。この駆動モータ5はインバータ駆動モータとして、走行速度を正確に制御できるようにしておく。本実施形態では、台車4はレール3上を同一速度で往復する。
この台車4には、スプレーノズル6をコンベアベルト2の移動方向に移動させる移動手段7が搭載されている。この移動手段7は移動位置を正確に制御できる電動シリンダ(単軸ロボット)としておくことが望ましい。移動手段7の先端に支持されたスプレーノズル6は従来からコーティングに用いられていたものでよい。この実施形態では一対のスプレーノズル6が取り付けられているが、単一のノズルであっても差し支えない。これらのスプレーノズル6には従来と同様、図示を略したフレキシブルホースを介してコーティング液とスプレー用空気が供給されている。なお、スプレーノズル6の高さはガラス製品Gの種類や高さに応じて適宜調整できるようにしておくものとする。
図2に示すように、コンベアベルト2の両側にガラス製品Gの位置検出手段8が取り付けられている。この位置検出手段8としては非接触式の光電センサを用いることができるが、接触式のセンサであっても差し支えない。この位置検出手段8はレール3よりもやや上流側に配置されている。
また図2に示すように、徐冷炉1にはコンベアベルト2の移動速度の検出手段9が取り付けられている。この移動速度の検出手段9としては、エンコーダを用いることができる。エンコーダの取付位置は任意であるが、例えばコンベアベルト2を駆動するために設置されているロールに取り付けることができる。これらのガラス製品Gの位置検出手段8とコンベアベルト2の移動速度の検出手段9は制御手段10に接続されている。制御手段10は検出手段9により検出されたコンベアベルト2の移動速度と、台車4の走行速度とから演算された速度でスプレーノズル6を移動させるように、移動手段7を制御する。
また、制御手段10は位置検出手段8により検出されたコンベアベルト2上のガラス製品Gの位置と、検出手段9により検出されたコンベアベルト2の移動速度とに基づいて台車4およびスプレーノズル6を移動させるタイミングを制御する。これによってスプレーノズル6を整列したガラス製品Gの中心を走行させることが可能となる。
なお、前記したレール3の端部には複数のセンサを取付けておき、台車4がレール3の端部に接近するとその移動速度を減速し、次にスプレーを停止し、所定位置(台車の原点位置)で停止するようになっている。また前記した移動手段7にも原点位置が設定されており、台車4がレール3の両端位置で停止したときに移動手段7も原点位置に復帰するようになっている。
このように構成された本発明のコーティング装置は、コンベアベルト2の上にガラス製品Gがない状態では、図3のように台車4がレール3の端部の原点位置にあり、スプレーノズル6も原点位置にある。しかしガラス製品Gの位置検出手段8がガラス製品Gを検出すると、コンベアベルト2の移動速度の検出手段9により検出されたコンベアベルト2の移動速度を用いて、制御手段10が最前列のガラス製品Gがコーティング位置に到達する時間を計算し、そのタイミングでコーティング液のスプレーを開始する。
スプレーは台車4をレール3上で走行させながら、移動手段7をコンベアベルト2の移動方向に移動させることによって行われる。スプレーノズル6の移動速度はコンベアベルト2の移動速度と、台車4の走行速度とから演算されているので、図4に示すように、常にスプレーノズル6とガラス製品Gの中心との距離を常に一定に保ちながら、均一なスプレーを行うことができる。
台車4がレール3の他端に達したら、台車4を逆方向に戻しながら同様にスプレーを行う。すなわちスプレーノズル6はコンベアベルト2の幅方向に往復しながらスプレーを行うこととなる。
上記したように、本発明のコーティング装置は、コンベアベルト2の移動速度と台車4の走行速度とから演算された速度でスプレーノズル6を移動させるので、コンベアベルト2の移動速度が変更されたり何らかの原因で変動した場合にも、常に均一なスプレーが可能である。このため、生産されるガラス製品Gの種類を変更した場合にも、従来のような調整作業は不要となる。
しかもスプレー開始のタイミングは検出されたガラス製品Gの位置に基づいて決定されるため、スプレーノズル6とガラス製品Gの中心との距離を常に一定に保ちながら、均一なスプレーを行うことができ、コーティング液の付着むらをなくすることができる。さらに、何らかの原因によりコンベヤベルト上のガラス製品Gが途切れた場合にも、自動的にスプレーを停止させることが可能となる。
以上に説明した実施形態では、コンベアベルト2上に同一形状のガラス製品Gが配置されていたが、場合によっては図5に示すようにコンベアベルト2の片側に配置されたガラス製品Gと、反対側に配置されたガラス製品Gの種類・形状が異なることがある。
このような場合にも、図5に示すように台車4を走行させる駆動モータ5にエンコーダなどの台車4の走行位置の検出手段11を取付け、検出された台車4の走行位置に応じて制御手段10が移動手段7を制御し、スプレーノズル6の位置を変更するようにしておけば、形状の異なる複数種類のガラス製品Gに対して、それぞれ適切な位置からスプレーを行うことが可能となる。
1 徐冷炉
2 コンベアベルト
3 レール
4 台車
5 駆動モータ
6 スプレーノズル
7 移動手段
8 ガラス製品の位置検出手段
9 コンベアベルトの移動速度の検出手段
10 制御手段
11 台車の走行位置の検出手段
G ガラス製品

Claims (6)

  1. 徐冷炉の出側においてコンベアベルト上を整列移動するガラス製品にコーティング液を噴霧するコーティング装置であって、
    前記コンベアベルトの移動方向に対して直交する方向に架設されたレールと、
    このレール上を所定速度で走行する台車と、
    この台車上に搭載され、スプレーノズルをコンベアベルトの移動方向に移動させる移動手段と、
    コンベアベルトの移動速度の検出手段と、
    コンベアベルト上を整列移動するガラス製品の位置検出手段と、
    検出されたコンベアベルトの移動速度と検出されたガラス製品の位置とに応じて、前記移動手段を制御する制御手段とからなることを特徴とするコーティング装置。
  2. 前記移動手段が電動シリンダであることを特徴とする請求項1に記載のコーティング装置。
  3. コンベアベルトの移動速度の検出手段がエンコーダであることを特徴とする請求項1に記載のコーティング装置。
  4. ガラス製品の位置検出手段が、光電センサであることを特徴とする請求項1に記載のコーティング装置。
  5. 台車の走行をインバータ駆動モータにより行うことを特徴とする請求項1に記載のコーティング装置。
  6. 台車の走行位置の検出手段を備え、前記制御手段が台車の走行位置に応じて前記移動手段を制御し、スプレーノズルの位置を変更することを特徴とする請求項1に記載のコーティング装置。
JP2017200366A 2017-10-16 2017-10-16 コーティング装置 Active JP6841746B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017200366A JP6841746B2 (ja) 2017-10-16 2017-10-16 コーティング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017200366A JP6841746B2 (ja) 2017-10-16 2017-10-16 コーティング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019073413A JP2019073413A (ja) 2019-05-16
JP6841746B2 true JP6841746B2 (ja) 2021-03-10

Family

ID=66544948

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017200366A Active JP6841746B2 (ja) 2017-10-16 2017-10-16 コーティング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6841746B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112499982B (zh) * 2020-09-28 2022-09-16 广东健诚高科玻璃制品股份有限公司 一种自动控制玻璃匀速传动的喷涂设备
CN112281121B (zh) * 2020-10-26 2022-01-11 深圳市创智捷科技有限公司 一种等离子纳米镀膜设备及应用

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019073413A (ja) 2019-05-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6841746B2 (ja) コーティング装置
CN104309129B (zh) 喷头调整装置和方法以及立体成型设备和方法
US9010520B2 (en) Module for transferring a component between two positions
CN105683066A (zh) 用于沿输送方向沿着输送路径输送工件,特别是电路板的输送设备
US20100072025A1 (en) Conveyor switch for baked goods
US9656284B2 (en) Coating system
KR20150112776A (ko) 산업용 로봇
KR20160034601A (ko) 도장장치용 오버 헤드 스핀들 컨베이어
CN107172818B (zh) 一种全自动的蚀刻装置及其控制方法
EP1300351B1 (en) Method and device for the orderly supply of randomly received products
KR20130013629A (ko) 스트립 상향 방지 장치
KR20190057053A (ko) 공기 전달 장치의 위치를 동력을 이용하여 조정 가능한 에어 블로우 오프 시스템
KR101485986B1 (ko) 플로우 코팅 장치
CN112714697B (zh) 印刷装置
JP2005131620A (ja) 建築板の塗装装置および塗装ガンの洗浄装置
CN109283193B (zh) 轮胎帘布瑕疵在线检测与标识装置
CN202924353U (zh) 一种可以自动纠偏的台车输送系统
JP2020075772A (ja) 印字装置及び印字設備
CN108328917A (zh) 耳料掰断设备
JP4685597B2 (ja) 洗浄装置
KR101455516B1 (ko) 소재 이송 장치 및 이를 갖는 소재 성형 설비
JP2014038915A (ja) 基板の乾燥装置、及びその方法
JP2014038914A (ja) 基板の乾燥装置、及びその方法
JP6681222B2 (ja) 搬送装置及び搬送方法
US20200223735A1 (en) Glass manufacturing apparatus and methods for separating a glass ribbon

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200421

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200421

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210129

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210209

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210218

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6841746

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150