JP6835044B2 - 屋外空気調和装置 - Google Patents

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Description

屋外で使用される空気調和装置。
利用側熱交換器、および、熱源側熱交換器を、一つの筐体に備えた、空気調和装置が知られている。従来の空気調和装置は、一般に、室内の局部的空間の冷房、除湿などに用いられていた。たとえば、特許文献1(特開2002−228186号公報)に開示されている一体型空気調和装置は、屋外への排気が難しいような窓の無い部屋で利用する空気調和装置である。
近年、屋外イベントは増加しており、屋外イベント会場や飲食店のテラス席等、屋外空気調和装置の要望が高まってきている。屋外空気調和装置には、従来の室内空気調和装置にはなかった広いエリアの冷房、または、暖房が求められている。
屋外空気調和装置の表面の化粧パネルについては、通風抵抗を小さくすることが重要である。
第1観点の屋外空気調和装置は、屋外で使用される空気調和装置である。空気調和装置は、圧縮機と、熱源側熱交換器と、第1ファンと、利用側熱交換器と、第2ファンと、ケーシングと、化粧部材と、を備えている。第1ファンは、熱源側熱交換器に空気を通すためのものである。第2ファンは、利用側熱交換器に空気を通すためのものである。ケーシングは、圧縮機と、熱源側熱交換器と、第1ファンと、利用側熱交換器と、第2ファンとを、収容している。化粧部材は、ケーシングの側方を覆っている。化粧部材は、主板と、第1突出部とを有している。主板には、複数の開口が形成されている。第1突出部は、隣接する開口の間の主板から突出している。
なお、ケーシングは、支柱と、底板と、天板と、を有していることが好ましい。
第1観点の屋外空気調和装置は、化粧部材の通風抵抗が低く、化粧部材の使用による、冷暖房能力の低下を抑制できる。
第2観点の屋外空気調和装置は、第1観点の屋外空気調和装置であって、化粧部材は、熱源側熱交換器および/または利用側熱交換器を通過する空気の吸込み口に配置されている。
第2観点の屋外空気調和装置は、化粧部材が空気の吸込み口に配置されているときに、より通風抵抗を下げる効果を発揮するため、より、化粧部材の使用による冷暖房能力の低下を抑制できる。
第3観点の屋外空気調和装置は、第1観点または第2観点の屋外空気調和装置であって、化粧部材は、通風部と、連結部とを有している。連結部は、通風部の両端に配置されている。通風部は、主板と、複数の開口と、第1突出部とを有している。連結部は、主板と、第1突出部とを有している。主板は、通風部から連続している。第1突出部は、通風部から連続している。
第3観点の屋外空気調和装置は、化粧部材の通風部、連結部に、連続した主板、第1突出部があるので、統一した意匠が形成できる。
第4観点の屋外空気調和装置は、第1観点〜第3観点のいずれかの屋外空気調和装置であって、第1突出部の先端は、開口を狭くする方向に膨らんでいる。
第4観点の屋外空気調和装置は、第1突出部の先端が開口を狭くする方向に膨らんでいるため、ケーシングの外から、内部が見えにくくなり、美観が向上する。
第5観点の屋外空気調和装置は、第4観点の屋外空気調和装置であって、化粧部材は、さらに、第2突出部を有している。第2突出部は、第1突出部と交差する方向に、第1突出部から突出している。
第6観点の屋外空気調和装置は、第5観点の屋外空気調和装置であって、第2突出部は、第1突出部の先端に配置されている。
第7観点の屋外空気調和装置は、第6観点の屋外空気調和装置であって、第1突出部の先端は平坦となっている。
第7観点の屋外空気調和装置は、第1突出部の先端が平坦となっているため、先端に力が加わっても圧力が分散される構造となり、化粧板の強度を上げることができる。
第8観点の屋外空気調和装置は、第1観点〜第7観点のいずれかの屋外空気調和装置であって、開口のもっとも狭い部分の幅は、1mm以上、12mm以下である。
第8観点の屋外空気調和装置は、開口の幅が12mm以下であるので、通風抵抗を下げられる。
第9観点の屋外空気調和装置は、第1観点〜第8観点のいずれかの屋外空気調和装置であって、第1突出部の突出長さは、開口の幅よりも大きい。
第9観点の屋外空気調和装置は、第1突出部の突出長さは、開口の幅よりも大きいので、ケーシングの外側から、装置の内部が見えにくく、意匠的に優れている。
第1実施形態の屋外空気調和装置100の冷媒回路を示す図。 第1実施形態の屋外空気調和装置100の外観正面図。 第1実施形態の屋外空気調和装置100の内部の構成を示す斜視図。 第1実施形態の屋外空気調和装置100の内部の構成を示すたて断面図。 第1実施形態の下中化粧部材202bの構成を示す図 第1実施形態の下中化粧部材202bのBB断面図 第1実施形態の下中化粧部材202bのAA断面図 第1実施形態の下中化粧部材202bのBB、CC断面図 変形例1Aの化粧部材の通風部の断面図 変形例1Bの化粧部材の通風部の断面図 変形例1Cの化粧部材の通風部の断面図
<第1実施形態>
(1)屋外空気調和装置100の冷媒回路の構成
第1実施形態の屋外空気調和装置100の冷媒回路を図1に、外観の正面図を図2に示す。本実施形態の屋外空気調和装置は、屋外に配置され、ヒートポンプを用いて、屋外の暖房、冷房、除湿などを行う空気調和装置である。ここで、屋外とは、外気にさらされる空間を意味する。たとえば、公園、野外競技場など、屋根の無いところの場合もあれば、屋根がある戸外空間、東屋や、ベランダのような場所であってもよい。
屋外空気調和装置100は、冷房、または、除湿のみを行う冷房専用機であってもよい。屋外空気調和装置100は、暖房のみを行う、暖房専用機であってもよい。屋外空気調和装置100は、冷房、除湿に加えて、暖房を行う、空気調和装置であってもよい。
本実施形態の屋外空気調和装置100は、図1に示すような冷媒回路全体を一つのケーシングの中に含む、空気調和装置である。屋外空気調和装置100は、図1に示すように、圧縮機1、アキュムレーター8、四方切換弁2、利用側熱交換器3、膨張弁5、熱源側熱交換器6を備えている。これらの機器は、配管で接続され、冷媒は各機器を循環して、蒸気圧縮式の冷凍サイクルが行われる。屋外空気調和装置100は、さらに、利用側熱交換器3、熱源側熱交換器6にそれぞれ空気を送る第2ファン4、第1ファン7を備えている。つまり、本実施形態の利用側熱交換器3、熱源側熱交換器6は、ともに、冷媒と空気で熱交換を行う熱交換器である。
冷房、除湿の場合は、利用側熱交換器3、熱源側熱交換器6は、それぞれ冷凍サイクルの蒸発器、凝縮器として機能する。暖房の場合は、利用側熱交換器、熱源側熱交換器は、それぞれ凝縮器、蒸発器として機能する。冷房と暖房の切換は、四方切換弁2の切換により冷媒の流れを変更することにより、行われる。屋外空気調和装置100が冷房専用機である場合には、四方切換弁2は不要である。屋外空気調和装置100が暖房専用機である場合には、デフロスト運転のために、四方切換弁2を備えていてもよい。
屋外空気調和装置100において用いる冷媒としては、たとえば、R32単体、R32を含む混合冷媒である。R32を含む混合冷媒の例としては、R452B、R410A、R454Bである。R452Bは、R32が67.0wt%、R125が7.0wt%、R1234yfが26.0%である。R410Aは、R32が50wt%、R125が50wt%である。R454Bは、R32が72.5wt%、R1234yfが27.5wt%である。
(2)屋外空気調和装置100の各機器の配置
屋外空気調和装置100の外観の正面図を図2に、化粧部材、一部の支柱等を取り除いて、主な内部の構成を表示した斜視図、縦断面図を図3A、図3Bに示す。
本実施形態の空気調和装置100では、ケーシング10の中に、圧縮機1、熱源側熱交換器6、利用側熱交換器3、第1ファン7、第2ファン4、電装品(図示せず)が収容されている。ケーシング10は、水平断面が、略正方形の直方体形状を有している。水平断面は、多角形、長方形であってもよい。円形であってもよい。ケーシング10は、4本の支柱11a〜11dと、天板13と底板12とを有している。またケーシング10の内部の空間は中間板14〜17によって仕切られている。中間板は、ケーシング10の構造の補強にも寄与している。中間板14〜17は設計により適宜の枚数、適宜の位置に配置される。4本の支柱11a〜11dは、上面視水平な正方形の四隅に、鉛直に配置されている。天板13、底板12、および複数の中間板14、15、16、17は、4本の支柱11a〜11dに固定されている。
ケーシング10の4側面20a〜20dの外側には、化粧部材201、202が取り付けられている。各側面20a〜20dの化粧部材は、上化粧部材201、下化粧部材202に分割されている。
ケーシング10の内部には、上から順に、第1ファン7、熱源側熱交換器6、第2ファン4、利用側熱交換器3、圧縮機1が配置されている。第1ファン7は、熱源側熱交換器6に空気を流通させる。第2ファン4は、利用側熱交換器3に空気を流通させる。底板12と中間板17の間には、圧縮機1だけでなく、アキュムレーター8、電装品(図示せず)が配置されている。
底板12のさらに下には、4つのキャスターが取り付けられている。したがって、屋外空気調和装置100は、移動可能である。
第1ファン7は、プロペラファンである。ターボファン、シロッコファンであってもよい。第1ファン7は、天板13の中央部に吹出し口29を開けて、天板の中央部から上方に空気を排出できるように取り付けられている。図示されていないが天板13の中央部の吹出し口29にはさらにメッシュ状の板が配置されている。
熱源側熱交換器6は、冷媒を流通させる伝熱管と、冷媒と空気との熱交換を推進する金属製フィンを含んでいる。熱源側熱交換器6は、ケーシング10の4側面20a〜20dの全ての面に配置されている。冷媒は、すべての側面20a〜20dを通過させる必要は無い。たとえば、2側面ごとに2つに分離して、冷媒を分配して流通させてもよい。また。必ずしも4側面20a〜20d全てに熱源側熱交換器6を配置しなくてもよい。3つの面、2つの面、1つの面だけに配置してもよい。
第2ファン4は、ターボファンである。プロペラファン、シロッコファンであってもよい。第2ファン4は、中間板15、16の間に、中間板15の中央部に吊り下げるように取り付けられている。第2ファン4は、第1ファン7のモータと別のモータで駆動され、独立に制御可能である。
利用側熱交換器3は、冷媒を空気と熱交換させながら流通させる伝熱管と、冷媒と空気との熱交換を促進する金属製フィンとを含んでいる。利用側熱交換器3は、ケーシング10の4側面20a〜20dの全ての面に配置されている。冷媒は、すべての面を通過させる必要は無い。たとえば、2側面ごとに2つに分離して、冷媒を分配して流通させてもよい。また。必ずしも4つの側面20a〜20d全てに利用側熱交換器3を配置しなくてもよい。3つの面、2つの面、1つの面だけに配置してもよい。
電装品(図示せず)は、圧縮機1と同様に、支柱11a〜11dと、底板12と、中間板17とで囲われる空間に配置されている。電装品は、他の場所に配置されていても良い。電装品は、制御部の一部である。制御部は、圧縮機モータ、ファンモータ、膨張弁などを制御する。電装品は、回路基板等の電子機器を含んでいる。
(3)屋外空気調和装置100における空気を流す構成と、空気の流れの説明
(3−1)利用側熱交換器3側の空気の流れ
図面を参照して、利用側熱交換器3側の空気の流れを詳細に説明する。図3A、図3Bには、本実施形態の屋外空気調和装置100における、主な空気の流れを矢印に示してある。
第2ファン4が運転されると、空気は、屋外空気調和装置100の外部、4側面20a〜20dの利用側熱交換器3の前面から、下化粧部材202を通過して、中間板16、17の間の空間に取り込まれる。空気は、利用側熱交換器3を通過し、利用側熱交換器3において、冷媒と熱交換を行う。冷媒によって加熱または冷却された空気は、第2ファン4を通過し、中間板15、16の間の空間へ移動し、4側面20a〜20dに設けられた吹出し口31a〜31dから外の空間に、横方向に吹出される。吹出し口31a〜31dは、ケーシング10に形成された穴である。ここで横方向とは、水平方向±30°で定義する。本実施形態の屋外空気調和装置100は、フラップ402を有しており、水平方向と、水平方向±30°より広い角度に空気を吹出すことができる。吹出し口の向きを変更することにより、ある方向だけ全閉にして、特定の方向だけ空気の吹出しを封止することもできる。また、吹出し口31a〜31dに用いる部材、フラップ402などは、耐候性材料を用いるか、表面に耐候性処理を施すのが好ましい。ここで耐候性材料の例としては、アクリロニトリルスチレン重合体などであるが、これに限定されない。
(3−2)熱源側熱交換器6側の空気の流れ
第1ファン7が運転されると、空気は、屋外空気調和装置100の外部の、熱源側熱交換器6が配置されている前面から、上化粧部材201を通過して、中間板14、15の間の空間に、取り込まれる。外気は、4側面20a〜20dにおいて、取り込まれる。外部から取り込まれた空気は、熱源側熱交換器6を通過して、冷媒と熱交換を行う。冷媒によって、加熱または冷却された空気は、屋外空気調和装置100の内部で第1ファン7、天板13の中央の吹出し口29を通過して、屋外空気調和装置100の外の上部に、上向きに吹出される。
(4)化粧部材201、202の構成
図面を用いて、本実施形態の化粧部材について、詳述する。図2は、屋外空気調和装置100の一側面20aの正面図、図4Aは、下中化粧部材202bの正面図、図4B、図5A、図5Bは、下化粧部材202の断面図である。
図2に示すように、本実施形態の屋外空気調和装置100の外側の一側面20aは、吹出し口に配置されるフラップ401、その下のパネル53を除いて、上化粧部材201と、下化粧部材202で覆われている。
化粧部材201、202を構成する素材は、金属である。化粧部材は、熱交換器の前に、10mm以下の間隔で配置される。繰り返し熱負荷を受けるため、耐熱性の高い材料が好ましい。
下化粧部材202は、3枚の化粧部材、すなわち、下左化粧部材202a、下中化粧部材202b、下右化粧部材202cの3枚から構成されている。各化粧部材202a〜202cは、図4BのBB断面図に示すように、両側に、第1嵌合部205pと、第2嵌合部205qとを有している。たとえば、下中化粧部材202bの第2嵌合部205qは、下右化粧部材202cの第1嵌合部205pと嵌合されて、下中化粧部材202bと下右化粧部材202cが接続される。このように3枚の化粧部材202a〜202cを組み合わせて1枚の化粧部材202として利用する。3枚の化粧部材202a〜202cは、同じ形状のものを用いる。化粧部材202a〜202cは、3枚に分けるため1枚ものより小さくなる。小さく、かつ同一のものを製造するため、製造が容易になる。
また、本実施形態の嵌合部205p、205qは、第1突出部211と平行に形成されているので、嵌合部が目立たず、意匠性に優れる。
上化粧部材201も同様にして、3枚の化粧部材201a〜201cを接続して構成されている。
6枚の化粧部材の構成は、ほとんど同様であるので、下化粧部材202のうちの一枚である下中化粧部材202bを例にとって、図4A、図5A、図5Bを用いて、さらに詳しく説明する。
下化粧部材202は、通風部206と、その両端の第1連結部207、および、第2連結部208とを有している。通風部206には、開口213が形成されている。連結部207、208には、開口は、形成されていない。下化粧部材202の通風部206は、ちょうど、利用側熱交換器3の前面にある吸込み口32a〜32dに相当している。
通風部206のAA断面を図5Aに示す。
通風部206は、主板210と、第1突出部211とを有している。主板210には、複数の開口213が形成されている。第1突出部211は、隣接する開口213の間の主板210から突出している。前述したように、通風部206は、吸込み口32に配置されており、空気は、図5Aの矢印の方向へ流れる。このように、空気が入ってくる側に第1突出部211が設けられていることにより空気が整流され、第1突出部211が無い場合よりも通風抵抗は低下する。第1突出部の突出長さLは、第1突出部の開口213の幅W1よりも大きい。さらに、本実施形態では、第1突出部の突出長さLは、第1突出部の周期(すなわち開口213の周期と同じ)Pよりも大きい。
本実施形態の化粧部材202の通風部206は、さらに、第2突出部212を有している。第2突出部212は、第1突出部211と交差する方向に第1突出部211から突出している。より詳細には、第2突出部212は、第1突出部211の先端より突出している。そして、第1突出部211の先端は、平坦になっている。先端が平坦になっていると、先端に力が加わっても圧力が分散される構造となり、化粧板の強度を上げることができる。
また、開口のもっとも狭い部分の幅は、1mm以上、12mm以下とするのが好ましい。ここで、開口のもっとも狭い部分の幅には、主板210の開口213の幅のみならず、隣接する第1突出部211、第2突出部212の間の通風路の幅も含む。本実施形態では、図5Aのw1、w2の部分が狭くなっており、w1=7mm、w2=8mmである。つまり、開口のもっとも狭い部分の幅は、7mmである。1mm以上が好ましい理由は、それ以下だと、通風抵抗が大きいからである。12mm以下だと、通風抵抗を下げられる。開口のもっとも狭い部分の幅は、8mm以下とするのがより好ましい。開口の幅を狭くすることにより、ケーシングの内部が外部から見えにくくなり、意匠性を向上できる。
第1連結部207および第2連結部208は、通風部206の両端に配置されている。連結部207、208のBB断面またはCC断面の断面図を図5Bに示す。連結部207、208は、主板210と、第1突出部211と、第2突出部212とを有している。連結部207、208には、開口213は形成されていない。連結部207、208における、主板210と、第1突出部211と、第2突出部212とは、通風部206から連続して形成されている。連結部207、208においては、主板210は、第1突出部211を一定の距離で配列させる役割を持つ。つまり、連結部207、208によって、所定の開口幅を空けて主板210を固定することができる。
連結部207、208の主板210のその他の役割としては、ケーシングの内部と外部を遮断する役割がある。特に、第2連結部208は、中間板17と、底板12の間の圧縮機1や電装品(図示せず)の配置される空間をケーシング外のほこりや水等から守る役割がある。
一方で、第1突出部211および第2突出部212を連結部207、208に配置する主な理由は、統一的な外観を作るという、意匠的な観点からである。
以上、下化粧部材202の構成について詳述した。上化粧部材201の場合も全く同様である。異なるのは、利用側熱交換器3が熱源側熱交換器6に代わり、吸込み口32が、吸込み口33に代わる点である。したがって、化粧部材201の中で、通風部206の位置が、図4Aよりも下方にシフトする。
(5)特徴
(5−1)
本実施形態の屋外空気調和装置は、一つのケーシング10の中に、圧縮機1、熱源側熱交換器6、利用側熱交換器3、第1ファン7、第2ファン4を備えている。また、ケーシング10の側面は、化粧部材201、202で覆われている。化粧部材201、202は、主板210と第1突出部211とを有している。主板210は、複数の開口213を有している。第1突出部211は、隣接する開口213の間の主板210から突出している。
本実施形態の化粧部材201、202は、第1突出部211を有するため、突出部が無い場合に比べて、化粧部材を出入りする空気の通風抵抗が低くなっている。したがって、本実施形態の屋外空気調和装置の化粧部材は、意匠性が良いにもかかわらず、冷暖房の性能が大きく損なわれることがない。
また、開口213の近くに第1突出部211を形成することにより、ケーシング10の内部が、外部から直接見えにくくなり、美観が向上する。
(5−2)
本実施形態の屋外空気調和装置100の化粧部材201、202は、熱交換器3、6の空気の吸込み口32a〜32d、33a〜33dに配置されている。
本実施形態の化粧部材は、図5Aにおいて、矢印の向きに空気が流れるとき、矢印の逆向きに空気が流れる場合よりも通風抵抗が低い。化粧部材の形状がこのような特徴を有している。そこで、本実施形態の化粧部材は、吸込み口の通風抵抗を下げる効果が高い。
(5−3)
本実施形態の化粧部材201、202は、通風部206と、通風部の両端の連結部207、208を有している。通風部206は、空気の吸込み口32a〜32d、33a〜33dに形成されている。通風部206には、開口213が形成されている。
主板210、第1突出部211、第2突出部212は、通風部206、連結部207、208に連続して形成されている。本実施形態においては、主板210は、開口213の形成された、一枚の連続した板である。通風部206では、主板210は、開口213によって、連続性を有しておらず、連結部207、208はこれらを連結する役割を担っている。
また、連結部207、208は、開口213が形成されておらず、ケーシング10の中の空間と外の空間を遮断する役割も果たしている。これにより外部の水やほこりなどが電装品や圧縮機が配置されている空間に侵入することを防ぐことができる。
本実施形態の化粧部材201、202は、突出部211、212を連結部207、208にも配置することにより、統一された美観を演出している。
(5−4)
本実施形態の化粧部材201、202は、第1突出部211の先端が開口を狭くする方向に膨らんでいる。
この構成によって、ケーシング10の外から内部がさらに見えにくくなり、美観が向上する。
本実施形態では、開口を狭くする膨らみは、第2突出部212である。第2突出部212は、第1突出部211と交差する方向に第1突出部211から突出している。
さらに、第2突出部212は、第1突出部211の先端に配置されている。
また、第1突出部211の先端は、第2突出部212が配置されており、平坦である。
第1突出部211の先端が平坦となっているため、先端に力が加わっても圧力が分散される構造となり、化粧板の強度を上げることができる。
(5−5)
本実施形態の化粧部材201、202において、開口のもっとも狭い部分の幅は、1mm以上、12mm以下である。
1mm未満だと、通風抵抗が大きく、空調能力が低下する。12mmより大きいと、人が開口123の間から手を入れて、内部の熱交換器のフィンに手を触れ、怪我をする恐れがある。
(5−6)
本実施形態の化粧部材201、202において、第1突出部211の突出長さ(L)は、開口213の幅(W1)よりも大きい。
このような構成とすることにより、ケーシング10の外側から、内部が見えにくく、意匠性に優れている。
また、通風抵抗を抑制する効果もより大きくなる。
(6)変形例
(6−1)変形例1A
変形例1Aの化粧部材について、図5AのAA断面に相当する断面図を図6に示す。変形例1Aの化粧部材は、第1実施形態と同様に、複数の開口213が形成された主板210と、隣接する開口213の間の主板210から突出する第1突出部211と、を有する。変形例1Aの化粧部材は、第1実施形態と異なり、第1突出部211から明確に区別できる第2突出部212はない。その他の屋外空気調和装置の構成は、第1実施形態と同様である。
変形例1Aの化粧部材は、第1突出部211の先端が開口を狭くする方向に膨らんでいるため、ケーシング10の外から内部がさらに見えにくくなり、美観が向上する。
(6−2)変形例1B
第1実施形態の化粧部材201、202は、第2突出部212が、第1突出部211の両側の通風路の方へ突出している。簡単に言うと、第1突出部211および第2突出部の形の断面がT字形状であった。変形例1Bの化粧部材においては、図7に示すように、第2突出部212が、第1突出部211の片側の通風路のみに突出している。簡単に言うと、第1突出部211および第2突出部の断面がL字形状である。その他の屋外空気調和装置の構成は、第1実施形態と同様である。
このような場合も、上述した、(5−1)〜(5−6)と全く同様の作用効果を得ることができる。
(6−3)変形例1C
変形例1Cの化粧部材について、第1実施形態の図5AのAA断面に相当する断面図を図8に示す。変形例1Cの化粧部材は、変形例1Bの化粧部材の更なる変形である。変形例1Bでは、第1突出部211は、主板210からまっすぐに伸びていたが、変形例1Cでは、第1突出部211は、一方の通風路側に折れ曲がっている。その他の屋外空気調和装置の構成は、変形例1Aと同じである。
変形例1Cの化粧部材も、第1実施形態と同様に、(5−1)〜(5−6)と同様の作用効果を得ることができる。さらに、このような構成とすることにより、第1実施形態よりも、ケーシング10の外側から、内部が見えにくくなり、意匠性が向上する。
(6−4)変形例1D
変形例1Dの化粧部材は、第1実施形態の第1突出部211のみを有し、第2突出部212に相当するものは、有さない。その他の構成は、第1実施形態と同様である。
変形例1Dの化粧部材は、第1実施形態の(5−1)〜(5−3)、(5−5)、(5−6)の特徴を有する。
(6−5)変形例1E
変形例1Eの化粧部材は、上下に分離されていない、一体ものの化粧部材である。ケーシング10の一側面あたり、左、中央、右の3枚の化粧部材で構成されている。その他の構成は、第1実施形態と同様である。
変形例1Eの化粧部材は、吹出し口31a〜31dの前面を覆っているが、通風抵抗が小さいので、特に問題はない。上から下まで化粧部材で覆うことにより、統一された美観が得られる。
(6−6)変形例1F
実施形態1の上化粧部材201は、3枚の化粧部材201a〜201cで構成されている。変形例1Fの上化粧部材201は、1枚で構成されている。変形例1Fの下化粧部材202も1枚で構成されている。
変形例1Fの化粧部材201、202は、嵌合部205p、205qがなく、継ぎ目のない連続した意匠を形成できる。
(6−7)変形例1G
変形例1Gの化粧部材は、第1実施形態のものと同様であるが、第1突出部211の突出長さLが開口の幅W1よりも小さいところのみが異なる。
変形例1Gの化粧部材は、第1実施形態と同様に、(5−1)〜(5−5)の特徴を有する。
以上、本開示の実施形態を説明したが、特許請求の範囲に記載された本開示の趣旨及び範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能なことが理解されるであろう。
100 屋外空気調和装置
1 圧縮機
2 四方切換弁
3 利用側熱交換器
4 第2ファン
5 膨張弁
6 熱源側熱交換器
7 第1ファン
8 アキュムレーター
10 ケーシング
11a〜11d 支柱
20a〜20d 側面
201、202 化粧部材
206 通風部
207、208 連結部
210 主板
211 第1突出部
212 第2突出部
213 開口
25 枠体
30 吹出し口部材
300 パネル
31a〜31d 吹出し口
32a〜32d 吸込み口
33a〜33d 吸込み口
402 フラップ
53 パネル
特開2002−228186号公報

Claims (9)

  1. 屋外で使用される空気調和装置(100)であって、
    圧縮機(1)と、
    熱源側熱交換器(6)と、
    前記熱源側熱交換器に空気を通すための第1ファン(7)と、
    利用側熱交換器(3)と、
    前記利用側熱交換器に空気を通すための第2ファン(4)と、
    前記圧縮機、前記熱源側熱交換器、前記第1ファン、前記利用側熱交換器、および、前記第2ファンを収容するケーシング(10)と、
    前記ケーシングの側方を覆う化粧部材(201、202)と、
    を備え、
    前記化粧部材は、
    複数の開口(213)が形成された主板(210)と、
    隣接する前記開口の間の前記主板から突出する第1突出部(211)と、
    を有し、
    前記第1突出部の突出長さ(L)は、前記開口の幅(W1)よりも大きい、
    屋外空気調和装置。
  2. 前記第1突出部は、上面視において前記主板に対して垂直方向に伸びている、
    請求項1に記載の屋外空気調和装置。
  3. 前記化粧部材は、
    前記熱源側熱交換器および/または前記利用側熱交換器を通過する空気の吸込み口(32a〜32d、33a〜33d)に配置されている、
    請求項1または2に記載の屋外空気調和装置。
  4. 前記化粧部材は、
    通風部(206)と、
    前記通風部の両端に配置された複数の連結部(207、208)と、
    を有し、
    前記通風部は、
    前記主板と、
    前記複数の開口と、
    前記第1突出部と、
    を有し、
    前記連結部は、
    前記通風部から連続している前記主板と、
    前記通風部から連続している前記第1突出部と、
    を有している、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の屋外空気調和装置。
  5. 前記第1突出部の先端は、前記開口を狭くする方向に膨らんでいる、
    請求項1〜のいずれか1項に記載の屋外空気調和装置。
  6. 前記化粧部材は、さらに、
    前記第1突出部と交差する方向に前記第1突出部から突出する第2突出部(212)を有する、
    請求項に記載の屋外空気調和装置。
  7. 前記第2突出部は、前記第1突出部の先端に配置されている、
    請求項に記載の屋外空気調和装置。
  8. 前記第1突出部の先端は、平坦となっている、
    請求項に記載の屋外空気調和装置。
  9. 前記開口のもっとも狭い部分の幅は、1mm以上、12mm以下である、
    請求項1〜8のいずれか1項に記載の屋外空気調和装置。
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