JP6834605B2 - 電子機器 - Google Patents
電子機器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6834605B2 JP6834605B2 JP2017041718A JP2017041718A JP6834605B2 JP 6834605 B2 JP6834605 B2 JP 6834605B2 JP 2017041718 A JP2017041718 A JP 2017041718A JP 2017041718 A JP2017041718 A JP 2017041718A JP 6834605 B2 JP6834605 B2 JP 6834605B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature
- oscillator
- oscillation frequency
- electronic device
- unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Electric Clocks (AREA)
Description
水晶発振回路は、水晶の温度特性に応じて発振周波数が変化するため、時計の時間精度に影響する。また、水晶発振回路は、水晶振動子の経年変化などによっても発振周波数が変化し、この経年変化も時計の時間精度に影響する。
このため、水晶発振回路に比べて高精度なクロック信号を生成する原子発振器を使用することも考えられる。ただし、原子発振器は、消費電力が水晶発振器に比べて高いため、腕時計のような電池駆動の電子時計では、電池の持続時間が短くなり、利便性が低下する。
このため、水晶発振回路と、原子発振器とを併用し、原子発振器は間欠的に駆動し、原子発振器の高精度クロック信号を基準に、水晶発振回路が出力する出力用クロック信号のずれ量を補正し、この補正データに基づいて出力用クロック信号を補正する電子時計が知られている(例えば、特許文献1)。
このため、特許文献1は、温度測定部が測定した温度毎に原子発振器を作動させるため、電力消費を抑制することが難しいという課題があった。
さらに、高精度発振器から出力される高精度クロック信号を用いて、基準発振器の発振周波数を測定する周波数測定部を設けているので、基準発振器の経時変化による発振周波数の変化を、定期的な発振周波数測定タイミングで測定することができる。そして、データ補正部は、周波数測定部で測定された発振周波数に基づいて温度補正データのオフセット値を取得し、温度補正データ全体を一括して補正しているので、クロック補正部は、基準発振器の経時変化を加味して基準クロック信号を補正できる。したがって、基準発振器が経時変化した場合でも、初期の時刻精度を維持することができる。
さらに、データ補正部は、取得したオフセット値で、温度補正データを一括して補正しているので、温度が変化する毎に高精度発振器を駆動して発振周波数を測定する必要が無い。このため、消費電力が高い高精度発振器を駆動する期間や回数を最小限にでき、電力消費を抑制できる。
これらの高精度発振器は、水晶発振器などに比べて消費電力は高くなるが、周波数精度及び周波数安定度が高いため、基準クロック信号の周期を高精度にかつ長期間安定して測定できる。
本発明によれば、データ補正部において、温度補正データ全体をオフセット値で一括して補正する際に、簡単に補正することができる。
以下、本発明の第1実施形態に係る電子機器である電子時計1を図面に基づいて説明する。
電子時計1は、図1に示すように、ユーザーの手首に装着される腕時計であり、外装ケース2と、円板状の文字板3と、外装ケース2内に収納されるムーブメント10(図2)と、ムーブメントに設けられたモーターで駆動される指針である秒針5、分針6、時針7と、操作部材であるりゅうず8およびボタン9とを備える。
ムーブメント10は、図2に示すように、発振部20と、モーター駆動部30と、駆動モーター40と、制御回路50と、温度測定部60と、カウンター70とを備えて構成されている。このムーブメント10は、図示しない一次電池や二次電池などの電源で駆動される。
なお、電子時計1に、指針5〜7に代えて、あるいは指針5〜7に加えて、液晶表示装置を設け、液晶表示装置に時刻を表示させるように構成してもよい。この場合、クロック信号CL0を用いて現時刻をカウントする時計用カウンターと、この時計用カウンターのカウント値に基づき液晶表示装置を駆動する液晶駆動部とを設けるように構成すればよい。
発振部20は、水晶発振器21と、分周回路22と、補正データ取得部23と、補正部24とを備える。
水晶発振器21は、音叉型水晶振動子を発振させて例えば32768Hzの基準クロック信号CL1を出力する基準発振器である。
分周回路22は、基準クロック信号CL1を1Hzまで分周し、1Hzのクロック信号CL0を出力する。分周回路22は、複数の分周器を多段に接続して構成され、後述するように、補正部24からの論理緩急信号T1によって、所定の補正周期(緩急周期)毎に予め設定された分周器をセット状態またはリセット状態にすることで論理緩急処理を実行可能に構成されている。
また、分周回路22は、1Hzのクロック信号CL0を、水晶発振器21の発振周波数を測定するために用いる測定対象信号CL4として補正データ取得部23に出力する。
高精度発振器25は、水晶発振器21に比べて、周波数精度及び周波数安定度が高いセシウム原子発振器であり、基準クロック信号CL1よりも高精度な高精度クロック信号CL2を出力する。高精度クロック信号CL2は、例えば9.2GHzのクロック信号である。なお、セシウム原子発振器以外の原子発振器、例えばルビジウム原子発振器を用いてもよい。
分周回路26は、高精度発振器25の高精度クロック信号CL2を分周した分周信号CL3を比較回路27に出力する。この分周信号CL3は、前記測定対象信号CL4の周期つまりは周波数を測定するために用いられる測定用信号であり、例えば、100MHzの分周信号が用いられる。
なお、高精度発振器25は、水晶発振器21に比べて短期精度(水晶振動子等の温度変化に起因する発振周波数の精度)および長期安定性(水晶振動子等の経年劣化等に起因する発振周波数の精度)に優れる一方で、消費電力が水晶発振器21に比べて格段に高い。このため、電子時計1では、高精度発振器25を常時駆動すると電池の持続時間が短くなる。このため、後述するように、高精度発振器25の動作は制御回路50によって管理され、高精度発振器25の動作は最小限に抑制されている。
測定対象信号CL4は、水晶発振器21の基準クロック信号CL1の分周信号であるため、測定対象信号CL4の周期つまりは周波数を測定することは、基準クロック信号CL1の周波数、すなわち水晶発振器21の発振周波数を測定することになる。したがって、比較回路27によって、基準発振器の発振周波数を測定する周波数測定部が構成される。
記憶部243は、水晶発振器21の温度補正データを記憶している。温度補正データは、水晶発振器21の周波数−温度特性(歩度の温度特性)を示すデータである。また、記憶部243は、後述する温度測定部60で測定される最新の測定温度と、比較回路27から出力される補正データD1も記憶する。
水晶発振器21の周波数−温度特性(歩度の温度特性)は、電子時計1の工場出荷前に製造工程等で測定されるものであり、所定の近似式(例えば二次関数)の形や、テーブル(温度と補正値との対応表)として記憶部243に予め記憶される。
たとえば、電子時計1の歩度yは、次の式1で表すことができる。
歩度y=−β(x−x0)2+y0…(1)
ここで、yは歩度、xは温度測定部60が出力する測定温度である。また、係数β、基準温度x0、基準歩度y0は、水晶発振器21の固有値である。
したがって、温度が異なる少なくとも3点の温度環境下で、歩度yおよび測定温度xを測定し、前記式1に代入して3つの連立方程式を求め、これらの方程式から前記β、x0、y0を算出し、これらの固有値β、x0、y0を温度補正データとして記憶部243に記憶すればよい。
すなわち、論理緩急回路241から出力された論理緩急信号T1によって分周回路22の設定された分周器がセット状態またはリセット状態とされることで、クロック信号CL0を、補正周期毎に必要な位相量(緩急量)だけ伸縮させて補正することができる。したがって、論理緩急回路241によって、基準クロック信号CL1に基づくクロック信号CL0を補正するクロック補正部が構成される。
そして、データ補正部242は、取得したオフセット値を用いて、温度補正データ全体を一括して補正する。具体的には、データ補正部242は、前記基準歩度y0に前記オフセット値を加えることで、温度補正データを一括して補正する。
この補正後は、論理緩急回路241は、一括して補正された温度補正データを用いて歩度を算出するため、水晶発振器21の経年変化の影響を排除でき、電子時計1の初期の時刻精度を維持することができる。
温度測定タイミングカウンター71は、温度測定部60を作動して温度測定を行う定期的な温度測定タイミング(例えば160秒毎)を計測する。
論理緩急タイミングカウンター72は、論理緩急回路241を作動して論理緩急を行う定期的な補正タイミング(例えば10秒毎)を計測する。
発振周波数測定タイミングカウンター73は、補正データ取得部23を作動して水晶発振器21の発振周波数を測定する発振周波数測定タイミング(例えば6ヶ月毎)を計測する。
更新用温度判定期間カウンター74は、発振周波数測定タイミングになってから、高精度発振器25を駆動する温度条件に該当したかを判定する更新用温度判定期間(例えば24時間)を計測する。
すなわち、制御回路50は、温度測定タイミングになる毎に、温度測定部60を作動して温度を測定させる。したがって、温度測定部60は、定期的(例えば160秒毎)に温度を計測する。
制御回路50は、発振周波数測定タイミングになり、かつ、温度測定部60で測定している測定温度が設定温度条件に該当した場合に、補正データ取得部23(高精度発振器25、分周回路26、比較回路27)を駆動して、水晶発振器21の発振周波数の測定処理を実行させる。したがって、制御回路50は、補正タイミング(例えば10秒毎)や温度測定タイミング(例えば160秒)の間隔よりも長い間隔の発振周波数測定タイミングで定期的に高精度発振器25を駆動する駆動制御部である。
[電子時計の温度補正データの初期設定]
前述したように、電子時計1は、工場出荷前に、予め水晶発振器21の周波数−温度特性(歩度の温度特性)を測定し、温度補正データとして記憶部243に記憶しておく。
次に、電子時計1の通常の論理緩急処理について説明する。
[温度測定]
電子時計1が通常に動作している際、温度測定タイミングカウンター71は、分周回路22からのクロック信号CL0をカウントして、定期的な温度測定タイミングを計測し、温度測定タイミングになると、割込み信号等で制御回路50に通知する。
制御回路50は、温度測定タイミングになると、温度測定部60を作動し、温度測定部60で測定された温度を記憶部243に記憶する。
論理緩急タイミングカウンター72は、分周回路22からのクロック信号CL0をカウントして、定期的な補正タイミングを計測し、補正タイミングになると、割込み信号等で制御回路50に通知する。
制御回路50は、補正タイミング(論理緩急タイミング)になると、論理緩急回路241を作動する。論理緩急回路241は、記憶部243に記憶されている測定温度を用いて、温度補正データに基づく歩度を求め、この歩度に応じた論理緩急信号T1を分周回路22に出力し、分周回路22のクロックのタイミングを変更することで歩度を調整する。
このように、論理緩急回路241は、温度測定タイミング(160秒)毎に測定された温度に基づいて歩度(論理緩急量)を設定し、この論理緩急量に応じた論理緩急信号T1によって、補正タイミング(例えば10秒)毎に水晶発振器21の歩度を調整するため、いわゆる年差時計と呼ばれる時間精度の高い電子時計1を提供できる。
次に、水晶発振器21の経時変化(エージング)を補正するための温度補正データの更新処理(一括補正処理)について説明する。
水晶発振器21は、使用に伴い年数が経過すると、周波数−温度特性も変化する。記憶部243に記憶された温度補正データは、電子時計1の出荷前に測定された歩度の温度特性に基づくものであるため、電子時計1の使用年数が経過すると、温度補正データに基づいて算出される歩度と、実際の歩度とがずれるため、電子時計1の時刻精度も低下する。
制御回路50は、発振周波数測定タイミングカウンター73を用いて、発振周波数測定タイミング(6ヶ月毎)になったか否を判定する(ステップS1)。すなわち、制御回路50は、発振周波数測定タイミングカウンター73から割込み信号が入力された場合に、発振周波数測定タイミングになったと判定する。
制御回路50は、発振周波数測定タイミングに到達した場合(ステップS1でYES)は、更新用温度判定期間カウンター74によるカウントを開始する(ステップS2)。
そして、制御回路50は、発振周波数測定タイミングからの経過時間が、更新用温度判定期間カウンター74によって設定された判定期間(24時間)を過ぎているか否かを判定する(ステップS3)。
制御回路50は、測定温度が設定温度範囲に該当していない場合(ステップS4でNO)は、ステップS3、S4の処理を継続する。なお、温度測定は、通常の年差補正用に定期的に行っているため、温度補正データの更新用に新たに測定する必要は無い。
なお、電子時計1が机の引き出しなどに長期間保管されていることなどで、判定期間(24時間)以内に前記設定温度範囲内にならなかった場合は、制御回路50は、ステップS3でYESと判定し、ステップS1の判定処理に戻る。このため、制御回路50は、次の定期的な発振周波数測定タイミングまで、補正データ取得部23を駆動せず、電子時計1は温度補正データの更新前の精度のまま動作を継続する。
すなわち、駆動制御部である制御回路50は、高精度発振器25を駆動する。高精度発振器25が安定して駆動する時間が経過したら、制御回路50は比較回路27を作動する。比較回路27は、測定対象信号CL4の周期を、分周信号CL3を用いて測定し、測定した周期を補正データD1として補正部24に出力する。補正部24のデータ補正部242は、前述したように、補正データD1に基づいて温度補正データのオフセット値を取得する。
なお、記憶部243に記憶された温度補正データが、テーブル(温度と論理緩急量との対応表)の形で記憶されている場合は、このテーブルの各値にオフセット値を加えて補正すればよい。
また、式1の固有値のうち係数βについては、水晶発振器21の特性上、経年変化による影響は少ないため、本実施形態では、補正システムを簡潔にするために補正データの更新対象としていない。
第1実施形態によれば、発振周波数測定タイミング(6ヶ月)毎に温度補正データを更新するので、水晶発振器21の周波数−温度特性が経時変化しても、電子時計1の初期の時刻精度を保持することができる。
すなわち、記憶部243に記憶された温度補正データを定期的に更新しない場合、例えば年差10秒(=0.32ppm/年=10秒/1年(365×24×60×60秒))の時計精度に対して、水晶発振器21の経時変化分(例えば、約0.12ppm/年)だけ指示時刻がずれてしまうが、本実施形態では、温度補正データを定期的に更新するため、時刻精度を保持できる。
また、制御回路50は、発振周波数測定タイミングになってから、判定期間(24時間)経過しても、設定された温度条件に該当しない場合は、次の発振周波数測定タイミングまで温度補正データの更新処理を保留するため、電子時計1が長期間、机の引き出しに収納されている場合等、設定温度条件に該当しない環境で高精度発振器25を駆動することを防止できる。このため、高精度発振器25を無駄に駆動することもなく、電力消費を更に抑制できる。
次に、本発明の第2実施形態について、図6に基づいて説明する。
第2実施形態は、温度補正データを更新できなかった場合に、次の発振周波数測定タイミングまでの間隔を短縮する点と、温度補正データを更新できた場合に、次の発振周波数測定タイミングまでの間隔を初期化する点が第1実施形態と相違し、その他の構成は第1実施形態と同じである。したがって、図6において、第1実施形態の図4のフローチャートと同じ処理ステップには、同じ符号を付して説明を省略する。
また、制御回路50は、発振周波数測定タイミングが3ヶ月であった場合に、ステップS3でYESと判定されると、ステップS21において、次の発振周波数測定タイミングまでの間隔を、更に半分つまり1.5ヶ月に変更する。
なお、第2実施形態では、発振周波数測定タイミングには下限値が設定され、この下限値は1.5ヶ月に設定されている。このため、制御回路50は、発振周波数測定タイミングが1.5ヶ月であった場合に、ステップS3でYESと判定されると、発振周波数測定タイミングは既に下限値であるため、ステップS21において、次の発振周波数測定タイミングまでの間隔は、下限値である1.5ヶ月に維持する。
第2実施形態によれば、第1実施形態と同じ効果を奏することができる。
その上、判定期間(24時間)が経過しても、温度測定部60で検出した温度が、設定温度範囲内にならない場合(ステップS3でYESの場合)に、ステップS21により、次の発振周波数測定タイミングまでの期間を短くしている。
これにより、次の温度補正データの更新を、第1実施形態に比べて早く行うことができ、長期間にわたって温度補正データを更新できない状況が継続することを防止できる。
また、温度補正データを更新した場合には、ステップS22において、発振周波数測定タイミングを初期値(6ヶ月)に変更しているので、高精度発振器25が必要以上に短い間隔で駆動されることを防止でき、この点でも電力消費の増加を防止できる。
次に、本発明の第3実施形態について、図7に基づいて説明する。
第3実施形態は、発振周波数測定タイミングになった時に、判定期間(24時間)の制限を設けていない点が第1実施形態と相違し、その他の構成は第1実施形態と同じである。したがって、図7において、第1実施形態の図4のフローチャートと同じ処理ステップには、同じ符号を付して説明を省略する。
制御回路50は、ステップS4の設定温度条件に該当するまで、ステップS4の判定処理を繰り返す。したがって、制御回路50は、発振周波数測定タイミングになった場合は、設定温度条件に該当していない場合は、経過時間に関係なく、ステップS4の判定処理を継続する。
第3実施形態によれば、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
また、第3実施形態は、第1,2実施形態のように、判定期間の制限が無いため、設定温度条件に該当するまで処理を継続し、設定温度条件に該当したら、オフセット値の取得(ステップS5)、温度補正データの更新(ステップS6)を実行する。このため、発振周波数測定タイミング毎に、必ず温度補正データの更新処理を実行することができる。
なお、本発明は前述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、第2実施形態では、設定温度条件に該当せずに、経過時間が判定期間を経過した場合は、次の発振周波数測定タイミングまでの間隔を短くしていたが、温度測定部60の定期的な温度測定タイミングを短くしてもよい。例えば、前記実施形態では、温度測定タイミングカウンター71は、温度測定部60で温度を測定するタイミングを160秒間隔に固定していたが、ステップS3でYESの場合に、160秒を1段階短く(例えば、半分の80秒)に短くしてもよい。これにより、温度測定部60は、より短い間隔で温度を測定するため、測定温度が設定温度条件に該当する確率が高まり、ステップS4でYESと判定して、温度補正データを更新できる確率を向上できる。
なお、温度測定タイミングを短縮する場合も、第2実施形態と同様に、下限値を設定することが好ましい。例えば、温度測定タイミングの間隔を、160秒、80秒、40秒に順次短縮するように構成し、40秒を下限値に設定すればよい。
また、設定温度条件は、25℃±5℃に限定されず、水晶発振器21の温度特性に基づいて設定すればよい。
さらに、前記各実施形態では、測定温度が設定温度条件に該当した場合のみ高精度発振器25を駆動していたが、温度条件を判定せずに、発振周波数測定タイミングになった場合に高精度発振器25を駆動してもよい。
Claims (7)
- 基準クロック信号を出力する基準発振器と、
前記基準クロック信号よりも高精度な高精度クロック信号を出力する高精度発振器と、
前記基準発振器の温度補正データを記憶する記憶部と、
温度測定を行う温度測定部と、
前記温度測定部で測定された測定温度と、前記記憶部に記憶された前記温度補正データとに基づいて、定期的な補正タイミングで、前記基準クロック信号を補正するクロック補正部と、
前記補正タイミングの間隔よりも、間隔が長い発振周波数測定タイミングで定期的に前記高精度発振器を駆動する駆動制御部と、
前記高精度クロック信号を用いて前記基準発振器の発振周波数を測定する周波数測定部と、
前記周波数測定部で測定された発振周波数に基づいて前記温度補正データのオフセット値を取得して、前記温度補正データを前記オフセット値で一括して補正するデータ補正部とを備え、
前記駆動制御部は、前記発振周波数測定タイミングになると、前記温度測定部で測定される前記測定温度が設定温度条件に該当するか否かを判定し、前記発振周波数測定タイミングになってから更新用温度判定期間が経過するまでに、前記測定温度が前記設定温度条件に該当する場合に、前記高精度発振器を駆動する
ことを特徴とする電子機器。 - 請求項1に記載の電子機器において、
前記更新用温度判定期間は、少なくとも24時間以上である
ことを特徴とする電子機器。 - 請求項1または請求項2に記載の電子機器において、
前記駆動制御部は、前記更新用温度判定期間に、前記測定温度が前記設定温度条件に該当しなかった場合は、次の発振周波数測定タイミングまでの期間を短くする
ことを特徴とする電子機器。 - 請求項3に記載の電子機器において、
前記駆動制御部は、前記更新用温度判定期間に、前記測定温度が前記設定温度条件に該当した場合は、次の発振周波数測定タイミングまでの期間を初期設定に戻す
ことを特徴とする電子機器。 - 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の電子機器において、
前記設定温度条件は、25℃±5℃の範囲内の温度である
ことを特徴とする電子機器。 - 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の電子機器において、
前記高精度発振器は、原子発振器、温度補償発振器、恒温槽制御水晶発振器のいずれかである
ことを特徴とする電子機器。 - 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の電子機器において、
前記温度補正データは、近似式またはテーブルである
ことを特徴とする電子機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017041718A JP6834605B2 (ja) | 2017-03-06 | 2017-03-06 | 電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017041718A JP6834605B2 (ja) | 2017-03-06 | 2017-03-06 | 電子機器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018146393A JP2018146393A (ja) | 2018-09-20 |
JP6834605B2 true JP6834605B2 (ja) | 2021-02-24 |
Family
ID=63591112
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017041718A Active JP6834605B2 (ja) | 2017-03-06 | 2017-03-06 | 電子機器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6834605B2 (ja) |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57116287A (en) * | 1981-01-09 | 1982-07-20 | Citizen Watch Co Ltd | Electronic watch |
JP3642219B2 (ja) * | 1999-03-30 | 2005-04-27 | セイコーエプソン株式会社 | 電子機器および電子機器の調整方法 |
US7391273B2 (en) * | 2005-02-24 | 2008-06-24 | Seiko Epson Corporation | Clock signal output apparatus and control method of same, and electric apparatus and control method of same |
JP2007052002A (ja) * | 2005-07-21 | 2007-03-01 | Seiko Epson Corp | 電子機器 |
US7791418B2 (en) * | 2007-12-20 | 2010-09-07 | Pentad Design, Llc | Systems and methods for compensating for variations of the output of a real-time clock |
JP5497610B2 (ja) * | 2010-10-14 | 2014-05-21 | エヌイーシーコンピュータテクノ株式会社 | 電子機器及び内部時計のクロック周波数補正方法 |
JP2015031608A (ja) * | 2013-08-02 | 2015-02-16 | セイコーインスツル株式会社 | 電子機器、およびプログラム |
US8901983B1 (en) * | 2013-09-30 | 2014-12-02 | Micro Crystal Ag | Temperature compensated timing signal generator |
-
2017
- 2017-03-06 JP JP2017041718A patent/JP6834605B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2018146393A (ja) | 2018-09-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4561829B2 (ja) | クロック信号出力装置及びその制御方法、電子機器及びその制御方法 | |
US20090129208A1 (en) | Apparatus, system and method for keeping time | |
JP5266308B2 (ja) | 時間基準温度補償方法 | |
JP6282723B2 (ja) | クオーツ電子時計の高精度計時方法 | |
JPH07311289A (ja) | 電子時計及び時刻補正方法 | |
US8901983B1 (en) | Temperature compensated timing signal generator | |
EP2854294B1 (en) | Temperature compensated timing signal generator | |
EP2854293B1 (en) | Temperature compensated timing signal generator | |
EP2525265B1 (en) | Method of operation of a timepiece device | |
US7679466B1 (en) | Counter-based resonator frequency compensation | |
JP6834605B2 (ja) | 電子機器 | |
US8896359B1 (en) | Temperature compensated timing signal generator | |
JPS6015905B2 (ja) | 電子式時計 | |
JP2012058115A (ja) | 管理装置、管理方法、及び管理プログラム | |
US20240094682A1 (en) | Radio-Controlled Timepiece And Method Of Controlling Radio-Controlled Timepiece | |
US10466655B1 (en) | Electronic timepiece and control method of electronic timepiece | |
JP2017020852A (ja) | 組込装置 | |
JP2015111059A (ja) | 電子時計 | |
JP2013061258A (ja) | アナログ電子時計 | |
US20080191808A9 (en) | Layout for a time base | |
JP2018169175A (ja) | 携帯端末、プログラム、及び歩度補正システム | |
JP2015031608A (ja) | 電子機器、およびプログラム | |
JP6192529B2 (ja) | 電波時計の機能実行方法 | |
GB2501136A (en) | Calibration of timepieces | |
JP2019117080A (ja) | 電子時計、および電子時計の制御方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20191203 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20201020 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20201027 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20201211 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210105 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210118 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6834605 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |