JP6833987B2 - トリガー式ポンプディスペンサー - Google Patents

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Description

この発明は、流体および液体の供給技術に関し、より詳しくは、トリガー式ポンプディスペンサーおよびポンプ用トリガー式アクチュエータの改良技術に関する。
広範囲の流体および液体を供給するために、いろいろなタイプのトリガー式ポンプディスペンサーが考え出されている。今までのそれらのトリガー式ポンプディスペンサーは、装置が大変便利であることから広く受け入れられている。最も望ましいことは、トリガー式ポンプが、最小のトリガー指力をもって有効なスプレー噴霧を生じることである。最小のトリガー指力による有効なスプレー噴霧を得るために、今まで継続的な努力がなされ、トリガー式ポンプディスペンサーの設計について改良が図られている。トリガー式ポンプディスペンサーの改良設計は、ポンプによる供給メカニズムに集中し、流体タンクから末端の開口部への流体の連絡を改良することであった。以下の特許文献は、トリガー式ポンプ技術の進歩を図るための代表的な試みを示す。
多田の米国特許3,897,006号は、液体を入れる容器と、その液体をノズルから吸入、吐出するためのピストンを伴う噴出器ヘッドと、そのヘッドを容器に連結するためのネック部分とを備え、そのネック部分には、容器の内部を大気に連通する口がある、噴霧器を示す。ネック部分の口は、フレキシブルな閉じ部材によって通常閉じており、ピストンが作動すると、作動ロッドによって開き、容器内部の負圧を放出する。
多田の米国特許3,913,841号は、背圧で液体を吸い上げ、液体に圧力を加えることにより、液体を霧化した形態でノズルから噴出させる噴出器を示す。その噴出器は、吸入パイプおよびその吸入パイプに連通するシリンダーを伴う噴出器本体と、閉じた端部から開口した端部に向かって伸び、吸入パイプに連通する、円筒形の突起とを備える。その円筒形の突起を取り囲むように、噴出器本体に対し、ピストンがスライド可能に支持されている。そのピストンは液体チャンバを定めるが、その液体チャンバは、ピストンがシリンダーの閉じた端部に最も近接するように動くとき、液体チャンバの体積が最小になるようになっている。その結果、ピストンがそう動くとき、そのチャンバ内の液体は、高圧で有効に噴出される。
ロマグリオの米国特許4,199,083号は、手動で作動するトリガー式ポンプを示す。そのポンプは、そこから液体を供給する容器の首部に合うように形作られている。ポンプは、そこに連結したトリガーを伴う主ハウジングと、そのハウジング内に入り、トリガーにかみ合うフレキシブルな袋と、ハウジングに取り付けたノズルとを備える。トリガーが袋にかみ合うことにより、流体を袋からノズルを通して外に押し出す。
ウイッケンバーグの米国特許4,273,268号は、末端のオリフィスを通して流体容器から流体を噴出するための流体スプレーポンプであり、第1および第2の端のある内部シリンダーを含むハウジングを備えるものを示す。内部カラー口のあるカラーが、ハウジング内部シリンダーの第1端の近くに支持されている。ポンプの胴体は、内部カラー口内にスライド可能に入っている。その胴体には内部孔があり、その内部孔は末端のオリフィスに連通している。ステムをもつピストンは、ピストン胴体の内部孔に入り、また、ピストンヘッドはハウジングの内部シリンダー内にある。ピストンステムに沿って流路があり、それらの流路がハウジング内部シリンダーと末端のオリフィスとを連通する。ピストンおよびポンプ胴体に対してリング状のシールがスライド可能に取り付けられている。そのリング状シールが、ピストンヘッドとピストンステムとの間に形作られた肩部に臨むとき、流路手段を密閉する。ポンプ胴体がハウジング内部シリンダーの第2端に向かって動くことにより、リング状シールがピストンの肩部から変位すると、流路手段を通して末端のオリフィスへの流体の流れが可能となる。
ガーニュウの米国特許4,527,741号は、上部の水平に伸びる部分と、下部の垂直に伸びる部分とをもつ本体を備えるトリガー式噴出器を示す。本体には通路があり、その通路は、上部部分の一端から下部部分の下の部分まで伸びている。円筒形の凹みおよび円筒形の窪みが、その下の部分から下部部分の中に伸びている。インサート部材が、凹みおよび窪みの中に入っている。そのインサート部材は、本体の通路に連通する通路を含み、流体の容器に対するインサート部材の下端には、キャップが結合されている。流体の容器に対するインサート部材には、チェック弁アセンブリが関係する。チェック弁アセンブリは、インサート部材の通路が関係し、下部のチェック弁を含む。弁の少なくとも一つには、細長い弁部材と、その弁部材から前方に伸びる円錐台形状のスカートとを含む。ポンプ作用アセンブリは、本体に取り付けられており、上部チェック弁と下部チェック弁との間のインサート部材の通路と連通する。
多田の米国特許4,558,821号は、この発明のようなトリガータイプの噴霧器であり、口部をもつ容器内の液体を吸い込み、加圧し、噴霧する技術を示す。その噴霧器は、容器の口部分に取り付けたハウジングと、そのハウジングの一端の部分に揺動可能に取り付けたトリガーと、トリガー上に形作られ、オリフィスをもつノズルと、ハウジングの中央部分に支持され、オリフィスに向き合うことができるシリンダーと、シリンダーの他端部分に取り付けられ、シリンダーの内部と容器の内部とを連結する吸込みチューブと、その一端がノズルに、他端がシリンダー内に位置し、シリンダーの内側表面にスライド可能に接触するピストンと、吸込みチューブとシリンダーとを選択的に接続するための主弁と、シリンダーとピストンとを選択的に接続する従弁とを備える。ハウジング、トリガー、ノズル、シリンダーおよび吸込みチューブは、統一体として形作る。
ソームほかの米国特許4,646,969号は、液体容器のネック部に支持され、密封されるものであり、その中に液体を入れる区画をもつハウジングを備える、複動式の機械的な液体噴霧装置を示す。ハウジングは、液体を入れる区画と一直線になっているが、そのハウジングの中に作動シリンダーがある。その作動シリンダーは、その長さ方向の中間位置を横切る環状の弁シートを伴う。液体を入れる区画の内部には、カフス形の液体ポンプ作用プランジャがある。そのプランジャは、前方の端部に位置するとき、弁シートと相協力して弁シートの開口を閉じる。そしてまた、プランジャは、前後の液体供給ストロークにおいて、液体を入れる区画の内部を往復運動する。そのようなストロークのそれぞれにおいて、プランジャは、液体を入れる区画内の液体を、案内通路を通して噴霧ノズルまで送る。プランジャと噴霧ノズルとの間の案内通路には、リリーフ弁およびリリーフ通路がある。それらは、液体を液体容器にまで戻し、プランジャの逆方向のストロークの終わり時点で、噴霧ノズルから大気を中に引き込み、それによって、前方向およびそれと逆方向のストロークのある各ポンプ作用の終わりの時点に噴霧ノズルをきれいにする。したがって、この装置を用いて、速乾性の液体を噴霧することができる。
ミカレフの米国特許4,826,052号は、製品を供給するためのポンプであり、容器のクロージュアとして役立つ供給ポンプを示す。そのポンプはシリンダーを含む。そのシリンダーは、後端が開き、前端が閉じた内部シェルと、内部シェルを取り囲み、その間に空洞を定める外部シェルとをもつ。内部シェルの中には、相互に支持するピストンがあり、ポンプ室を定めている。入口ポート手段は、外部シェルの通路を含み、吸込みストロークの間に、容器内部とポンプ室とを連通し、製品を入口ポートから空洞、それからポンプ室の中へと通す。ベントによって、容器からポンプ室に移った製品が空気に取り替わる。出口弁は、圧縮ストロークの間に出口ポートを開くため、そしてまた、吸込みストロークの間に出口ポートを閉じるために装備されている。そして、入口弁は、吸込みストロークの間に入口ポートを開くため、そしてまた、圧縮ストロークの間に入口ポートを閉じるために装備されている。
ブレークの米国特許4,955,511号は、安価で使い捨て式のトリガー作動ポンプを示し、シュラウドとノーズ部分とが単一のユニットとして成形されたポンプである。一つの形態において、ポンプハウジングが、シュラウドおよびノーズ部分と一緒に単一ユニットとして成形され、トリガーアクチュエータもまた、単一ユニットとして成形されてシュラウドを伴う次のアセンブリとなり、ハウジングおよびノーズ部分ユニット、リターンスプリング、ノーズ弁、浸しチューブおよび容器により完成したポンプを形作る。このように、このトリガー作動ポンプは、今までに作られたポンプよりもパーツ数が少ない。それにより、在庫目録および組立て工程を低減し、製造コストを下げることにより、容器の中味が空になった後、ポンプを捨てることができる。
ミカレフの米国特許5,054,659号は、容器上の複動トリガー式ポンプを示し、シリンダーとその中の相互的なピストンを含み、両者が協力し合ってポンプ主室を提供する。入口弁は、そのポンプ主室に製品を引き込むように規制する。複動ピストンシールがピストンの内部の端にあり、ピストンの長さ方向の孔と同軸の出口弁を含む。ポンプ副室、これもまた孔に連通しているが、その室は、複動ピストンシールおよび後方の保持リングと同様、ピストンの外部表面とシリンダーの内部表面との間に定まる。ピストンの圧縮ストロークの間、製品は、ポンプのポンプ主室から供給され、ポンプ副室を満たす。また、ピストンの吸込みストロークの間、製品は、容器からポンプ主室に引き込まれ、ポンプのポンプ副室から放出される。
マースほかの米国特許5,318,206号は、本体およびポンプ機構をもつ流体供給装置のためのトリガー作動ポンプ機構を示す。その機構は、供給装置の本体内のシリンダーと、シリンダー内にあって、外部端まで外に伸びるピストンロッドを伴うピストンと、本体に可動に支持され、前面および後面をもつトリガーとを備える。第1の結合構造は、トリガーを結合するためのものであり、ピストンロッドの外部端に提供される。第2の結合構造は、第1の結合構造をピストンロッドに取外し可能に結合するためのものであり、トリガーの後面に提供される。その第2の結合構造は、スナップ結合によるものであり、シリンダーの外側のばねによって、トリガーを本体から遠ざけるような力を与える。
シルベニスの米国特許5,341,967号は、液体を多方向に供給あるいは分与することに用いることができる、トリガー式の噴霧ディスペンサーを示す。そのディスペンサーは、在来のトリガー式噴霧器の機構を組み入れており、逆さにしてもディスペンサーの内容物がベントオリフィスから漏れることがない。その機構は、浸しチューブのチャンバに連通するバイパス室を備える。そのバイパス室は、ディスペンサーを逆さにするとき、浸しチューブの流れ通路に対して、補助的な流れ通路を作り出す。ディスペンサーを逆さにするとき、浸しチューブ内に残る流体が、流体ロックとして作用し、それによって、ディスペンサー内部の空気が浸しチューブからトリガー式噴霧器の中に逃げ出すことを防ぐ。したがって、バイパス機構によって、ディスペンサーの内容物をより有効に空にすることができる。
フォスターほかの米国特許5,344,053号は、トリガー式噴霧器装置であり、噴霧器ハウジングと通気ハウジングとが互いに独立に作られ、その後に一緒にまとめられるものを含む技術を示す。分離した噴霧器ハウジングと通気ハウジングとを提供することにより、噴霧器装置は、装置の構成部分に不具合な形状が生じることを大きく減らすことができる。噴霧器ハウジングと通気ハウジングとを別々に成形することにより、ポンプ室の円筒形の内部表面、および通気室の円筒形の内部表面をより正確に成形することができる。また、噴霧器と通気ハウジングとを別々に成形することにより、それらの各構成部分の成形に必要な材料の量を少なくすることができる。したがって、構成部分の冷却に伴う材料の収縮を大きく低減する。そのことは、それらの構成部分の大事な領域における変形やひけの発生をなくす。
ノッティンガムほかの米国特許5,402,916号は、手始動で複数の容器をもつトリガー式噴霧器であり、複数の流体容器に取外し可能に結合した噴霧器ヘッドアセンブリを含むものを示す。噴霧器ヘッドアセンブリは、外部ハウジングと、そのハウジングに取り付けたノズルと、ハウジングの内部に入ったポンプ機構と、複数の流体容器のそれぞれをハウジング内のポンプ機構に結合する配管とをもつ。トリガーつまりはレバーによって、ポンプ機構を始動すると、複数の流体容器のそれぞれから配管を通して流体を引込み、そして、その流体をノズルから放出する。計量装置が流体容器とポンプ機構との間に位置し、ハウジングの外部からアクセスし、容器から引き込む流体の量を選択的に制御する。その計量装置は、各流体容器に対するポンプ機構への流路を含む。それらの流路の少なくとも一つの直径および長さについて、流体容器から引き込む流体量を選択的に制御するようにコントロールすることができる。
クランプトンの米国特許5,492,275号は、粘性の液体を供給するための、手操作ポンプ噴霧器およびシステムを示す。ノズルは、手操作ポンプ噴霧器の放出通路の周りに回転可能に支持されている。ノズルは、手操作ポンプ噴霧器のトリガーに互いにつながっている。そのため、トリガーを引くことに応じて、ノズルは回転し、同時に液体を大気に放出する。ノズルは、その放出中心軸を通る回転軸周りを回転する。そのノズルの回転角度は、約90°から約360°、好ましくは180°から360°、さらに好ましくは270°以上である。好ましくは、ノズルが二つの放出口をもつのが良く、それらの放出口は、交差する放出軸に沿って、手操作ポンプ噴霧器からの流体に向かう。同時に、交差する軸に沿って流体が放出されるので、ノズルは回転軸の周りを回転する。結果として生じる供給液体は、細かく微粒化した円形の噴霧パターンとなる。
グリンの米国特許5,711,459号は、液体物質を噴霧する、連続茶道のトリガー式噴霧器を示す。それは、容器に対するコネクタをもつ主ハウジングを含み、そして、作動シリンダーおよび液体室をもつ。それはまた、作動シリンダーの内部にあり、弁シート、一方向弁およびポンプロッドをもつポンプ要素を含む。ポンプ要素は、噴霧器ノズルに向かう方向に液体物質を通すことを許すが、液体室に向かう方向へは許さない。開口を伴うシートを含むリリーフ弁、および液体を容器に流れ戻すリリーフ通路がある。それらのリリーフ弁およびリリーフ通路は、ポンプ要素と協力し合う。また、ポンプ要素を動かすトリガーがある。
フォスターの米国特許5,810,209号は、供給すべき流体を保持する容器と、容器に固定され、手動操作で往復動する流体ポンプとを備えるディスペンサーを示す。流体ポンプは、ポンプ機構と、容器内に入っている液体に連通する吸込みポートと、吸込みポートとポンプ機構との間を連通する吸込み流れ通路と、放出ポートと、ポンプ機構と放出ポートの間を連通する放出流れ通路と、容器に結合するようになったクロージュアキャップ部分とを備える。クロージュアキャップ部分は、環状の形のスカートと、スカートの内側面から径方向内側に伸びるラグと、スカートの中にあり、ラグから周辺に間隔をおいた開口とを備える。容器は、その中に口のあるネックを含む。その口を通って容器内の液体が流れる。容器には、さらに、ネックの外側面にある、クロージュアキャップ部分のラグを受けるバヨネット構成、およびスカートの開口の中にまで径方向に伸びるタブがある。クロージュアキャップ部分のスカートを容器のネック上に位置させて、容器のネックに対しクロージュアキャップ部分を取外し可能に固定するとき、ラグはバヨネット構成に合うように形作られ、また、タブはスカートの開口に合うように形作られている。
スモレン ジュニアほかの米国特許5,996,847号は、一対の実質的に同一の単一のプラスチック成形ユニットであって、各ユニットが、一端にピストン、他端にノズルヘッドを形作った管状ステムをもつ技術を示す。各ユニットは、一方に向いたメスのスナップ型コネクタ、そこから離れた位置にあり、同方向に向いたオスのスナップ型コネクタを備える。一対の成形ユニットは、並んだ配置であり、各ステムのメスのスナップ型コネクタの中に、オスのスナップ型コネクタがパチンとはまるようになっている。
フォン シュックマンの米国特許6,234,412号は、手動レバーで始動することができ、ディスペンサーあるいは同様の装置に取り付ける噴霧ポンプを示す。そのポンプは、ハウジング側面のポンプ室の中を直線的にスライドすることができる。出口の後方側において、ピストンは手動レバーにつながり、ばねの力により基点位置に戻っている。ここでは、二つの統合した構成要素をレバーに結合することにより、シンプルで信頼性の高いポンプを製造するようにしている。構成要素の一つは、ハウジング側面の直線スライダの中をスライドするように置き、そして、他方は、出口と反対側において、ハウジングに固定し、二つの統合した構成要素を互いに折りたたむことができる、連続的な構成要素によって結合する。
ローマンほかの米国特許6,364,174号は、ピストン/ノズルユニットのリテーナおよび止め金具であって、トリガートラニオン(これがユニットを動かす)を受けるシリンダー孔の中の内部フィンガーを備える技術を示す。
フォン シュックマンの米国特許6,439,481号は、手動でのレバー操作の噴霧ポンプであり、特には、ボトルあるいは同様なものに取り付けるためのものを示す。そのポンプには、ハウジング側面のポンプ室の中を直線的に動くポンププランジャがあり、そのプランジャは、マウスピース開口の後方で手動レバーに連結されている。そのプランジャは、ばねの力を受けて、そのスタート位置に戻る。構造的にシンプルであり、機能的に信頼性を高めるため、手動レバーに対し二つのヒンジ点を配置する。ヒンジ点の一つは、ハウジング側面の直線ガイドの中を移動可能であり、もう一方は、マウスピースの反対側のハウジング上に配列する。そのように、両方のヒンジ点を二つの曲がったブリッジ部分によって連結する。
ブローゼルほかの米国特許6,595,246号は、容器に取り付けるポンプ本体を示し、そこには、前方にある手動操作のポンプと、後方に直立した容器を満たすための導管とがある。容器を満たす工程において、導管を通して容器を満たし、その後に導管の最上部にクロージュアを付ける。クロージュアは、ポンプ本体ハウジングの構成要素になるだろう。それらのポンプ本体を伴う多数の容器を、同時に満たすことができる。
シュックマンほかの米国特許6,910,605号は、手動レバーにより始動し、液体を噴霧するポンプを示す。特には、ポンプピストンと一緒にボトル上に設置するポンプである。ポンプピストンは、ハウジング側面のポンプ室の中を圧縮ばねの力に抗して直線的に動き、マウスピースノズルから外へ液体を噴霧する。ポンプピストンは、結合引き部材によって、ピン付きの手動レバーに結合されている。結合引き部材は、ポンプピストンの後方側から、マウスピースノズルの方向におけるポンプピストンの移動経路に平行に伸びている。ポンプピストンの後方側の横材はポンプピストンのキャリヤの役割があるが、それによって単一の要素を構成している。手動レバーのピン部分は、スリット端に向かう圧縮ばねの圧縮力を受けて、開いたスリットの中に引っ掛かる。ポンプの長さ方向にあるフレーム形の結合引き部材が部分的に囲む開口は、手動レバー側面上を旋回可能であり、圧縮ばねがキャリヤチューブの端を圧縮し、そのチューブをマウスピースに適合させる。
グラハムの米国特許9,004,322号は、水平な表面に液体を下方に塗布するのに用いる、手動操作の噴霧ボトルを示す。その噴霧ボトルは、一般に、液体噴霧装置と液体貯蔵ボトルとを備える。液体貯蔵ボトルの上部には、ねじを切った開口があり、その部分に噴霧装置を取り付ける。また、液体噴霧装置は、内部のポンプアセンブリ、トリガーおよびノズルを含む。
米国特許公開2004/0222243-A1は、低コストのインライントリガー作動ポンプ噴霧器を示す。その噴霧器はポンプ本体を含み、そのポンプ本体は、一体の容器クロージュアおよび/または一体のシュラウドカバーをもつ。ヒンジを含むことにより、ポンプ本体に取り付けたトリガーレバートラニオン、あるいはポンプ本体に取り付けたトリガーレバーアセンブリを伴う。中空のポンプピストンは、クロージュアの中心軸に対して直角をなす放出通路を定める。弾性のある高分子物質からなる要素があることにより、ピストンリターンスプリング、入口チェック弁および放出チェック弁としての機能を得る。
以上の特許文献は、今までの技術の進歩に貢献するが、ポンプに対する有効なトリガー作動を組み入れたシンプルなトリガー式ポンプディスペンサーがまだ求められている。
したがって、この発明の目的は、トリガー式ポンプ技術に対して実質的な進歩をもたらす、改良したトリガー式ポンプディスペンサーを提供することにある。
この発明の他の目的は、今までの技術を越えた、すぐれた噴霧特性をもつ改良したトリガー式ポンプディスペンサーを提供することにある。
この発明の他の目的は、ポンプピストンから末端のオリフィスまでの流れ径路が直線である、改良したトリガー式ポンプディスペンサーを提供することにある。
この発明の他の目的は、トリガー作動力を低減した、改良したトリガー式ポンプディスペンサーを提供することにある。
この発明の他の目的は、トリガーとポンプピストンとの互いの連結が新しい、改良したトリガー式ポンプディスペンサーを提供することにある。
この発明の他の目的は、覆いのフードが交換可能であり、ポンプディスペンサーの外観を変えることができる、改良したトリガー式アクチュエータを提供することにある。
この発明の他の目的は、デザインがシンプルで経済的に有利に製造することができる、改良したトリガー式アクチュエータを提供することにある。
この発明の他の目的は、部品点数を低減した、改良したトリガー式アクチュエータを提供することにある。
この発明の他の目的は、異種かつ交換可能なポンプタイプに適応することができる、改良したトリガー式アクチュエータ構成を提供することにある。
以上には、この発明に関連する目的のいくつかのあらましを述べた。それらの目的については、この発明に関連する特徴や応用を示す実例を通して理解することができる。この発明の考え方の範囲でこの発明を変形することにより、その他の多くの利点を得ることができる。したがって、この発明のさらなる目的については、以下に述べる発明の概要および好ましい実施例を含む詳しい説明を参照することにより、より深く理解することができるであろう。
この発明は、付属の図面に示す具体的な実施例とともに、添付のクレームによって定まる。この発明のあらましを述べるとすれば、この発明は、ピストンをもつポンプ本体を備える流体タンクから流体を放出するための、改良されたポンプディスペンサーである。ベースは、流体タンクに関係するポンプ本体を支える。トリガーは、第1の部分と第2の部分とに間に伸びる。ベースは、ベースに関係するトリガーを回転可能に支持する。カムとカムフォロアーとが、トリガーの第1部分とピストンとを連結し、トリガーの第2の部分を押し下げることにより、ピストンを動かしてポンプ本体オリフィスから流体を噴霧する。
この発明の一つの実施例では、ベースに対するポンプ本体の取付けについて、変形を伴う結合で行うことにより、異なるポンプ本体を交換することができる。選択したフードでポンプ本体を覆うことにより、ポンプディスペンサーの外観を変えることができる。
この発明の他の実施例において、アームは、それに支持されたベースピボットを伴って、ベースから伸びている。カムは、トリガーの第1の部分に置き、カムフォロアーは、ピストンに結合する。カムフォロアーは、ピストンに関連する結合部材(リンケージ)に配置する。その結合に配置したカムフォロアーは、カムの回転運動をカムフォロアーの直線の動きに変える。好ましくは、その結合をポンプ本体に対しスライド可能に支持する。
この発明のさらに他の実施例において、ポンプ本体は、第1および第2の円筒端の間に伸びる。ポンプ本体には、直線のスロット(孔)がある。その直線のスロット内に結合部材(リンケージ)をスライド可能に支持する。
ポンプ本体は、ポンプ本体の第1の端部に定めたポンプ本体オリフィスと一緒に、第1および第2の円筒端の間に伸び、ピストンからポンプ本体オリフィスまでの直線的な流体通路を提供する。リターンスプリングは、ピストンに対し仕事をしない位置に向かう力を与える。トリガーの回転あるいは旋回により、ピストンはリターンスプリングの力に抗して動き、ポンプ本体オリフィスから流体を噴霧する。
この発明の他の実施例では、カムは第1のカムと第2のカムとを備え、それらのカムは、トリガーの第1の部分に定まる。結合部材(リンケージ)は、全体的にU形であり、ポンプ本体の対向する側をまたがり、ピストンと交える。カムフォロアーは第1のカムフォロアーと第2のカムフォロアーとを備え、それら第1および第2のカムフォロアーは、全体的にU形の結合部材(リンケージ)の第1および第2の末端に位置し、トリガーの第1の部分に定まる第1および第2のカムにつながっている。それにより、トリガーの第2の部分の回転をし、ピストンを直線的に動かし、ポンプ本体オリフィスから流体を噴霧することができる。一つの例において、第1および第2のカムフォロアーは、複数のカムフォロアー突起を含む。
この例において、第1および第2の直線スロット(孔)が、ポンプ本体の対向する側に定まる。それらの第1および第2の直線スロット(孔)には、全体的にU形の結合部材(リンケージ)がスライド可能に支持されている。第1および第2のカムは、ポンプ本体オリフィスの対向する隣接する側にあって、トリガーの第1の部分に定まっている。
この発明は、また、ポンプに対する改良したアクチュエータを包含している。そのポンプは、ポンプ本体をもち、そのポンプ本体の中にピストンをスライド可能に支持し、それにより、流体タンクからポンプ本体オリフィスを通して流体を放出する。改良したアクチュエータは、流体タンクに結合するためのアタッチメントをもつベースを備える。ベース接合具がベースに対してポンプ本体を固定し、異なるポンプ本体の交換を可能にする。
以上では、この発明を広く概観した。この発明に関連する大切な特徴については、引き続く詳しい説明によって、より深く理解することができるであろう。それにより、この発明の技術分野への貢献を充分に評価することができるであろう。この発明の追加の特徴について、以下に述べるが、それらもこの発明のものである。また、いわゆる当業者であれば、この発明の考え方や具体的な実施例を変更することにより、この発明の同様な目的を達成することができることは自明である。そのような等価の構成は、この発明の考え方の範囲から外れることはない。
この発明をより完全に理解するために、以下の説明および添付の図面を参照されたい。各図面の内容は、次のとおりである。
この発明の改良したポンプディスペンサーの第1の実施例を示す側面図である。 図1の改良したポンプディスペンサーについて装飾カバーを取り除いて示す側面図である。 図2のものの上面図である。 図2のものの前面図である。 図2のものの後面図である。 図5のものからトリガーを取り除いて示す6−6線に沿う断面図である。 図6のものの分解図であり、ベースからポンプ本体を分離して示す。 図1〜図7の中のポンプ本体の側面図である。 図8のものの上面図である。 図8のものの後面図である。 この発明の改良したポンプディスペンサーのピストンについて、前面から見た拡大した斜視図である。 図11のものについて、後面から見た拡大した斜視図である。 図11のピストンの側断面図である。 そのピストンを前面から見た図である。 そのピストンを後面から見た図である。 図2〜図5の中の結合部材(リンケージ)を側面図である。 図16のものの上面図である。 図16のものの後面図である。 図2〜図5の中の結合部材(リンケージ)およびポンプ本体の側面図である。 図19のものの上面図である。 図19のものの後面図である。 図2の改良したポンプディスペンサーについて、トリガーを作動しない状態を示す斜視図である。 図22の23−23線に沿う断面図である。 改良したポンプディスペンサーについて、トリガーをある程度押し下げた状態を示す、図22と同様の斜視図である。 図24の25−25線に沿う断面図である。 改良したポンプディスペンサーについて、トリガーを一杯に押し下げた状態を示す、図24と同様の斜視図である。 図26の27−27線に沿う断面図である。 図23の中の一部を拡大した図である。 図25の中の一部を拡大した図である。 図27の中の一部を拡大した図である。 この発明の改良したポンプディスペンサーの第2実施例を示す側面図である。 図31の改良したポンプディスペンサーについて装飾カバーを取り除いて示す側面図である。 図32のものの上面図である。 図32のものの前面図である。 図32のものの後面図である。 図35のものからトリガーを取り除いて示す36−36線に沿う断面図である。 図36のものの分解図であり、ベースからポンプ本体を分離して示す。 図31〜図37の中のポンプ本体の側面図である。 図38のものの上面図である。 図38のものの後面図である。 この発明の改良したポンプディスペンサーのピストンについて、前面から見た拡大した斜視図である。 図41のものについて、後面から見た拡大した斜視図である。 そのピストンを前面から見た図である。 図41のピストンの側断面図である。 そのピストンを後面から見た図である。 図32〜図35の中の結合部材(リンケージ)の上面図である。 図46のものの側面図である。 図46のものの前面図である。 図46のものの後面図である。 図32の改良したポンプディスペンサーについて、トリガーを作動しない状態を示す斜視図である。 図50の51−51線に沿う断面図である。 改良したポンプディスペンサーについて、トリガーをある程度押し下げた状態を示す、図50と同様の斜視図である。 図52の53−53線に沿う断面図である。 改良したポンプディスペンサーについて、トリガーを一杯に押し下げた状態を示す、図52と同様の斜視図である。 図54の55−55線に沿う断面図である。 図51の中の一部を拡大した図である。 図53の中の一部を拡大した図である。 図55の中の一部を拡大した図である。 図31と同様な図であり、改良したポンプディスペンサーを手で握った状態を示す。 図59の中のトリガーを拡大した断面図であり、トリガーに対する手のかかり合いを示す。 第1の他のポンプディスペンサーについて、時間対ロード(荷重)の関係を示すグラフである。 第2の他のポンプディスペンサーについて、時間対ロード(荷重)の関係を示すグラフである。 この発明の改良したポンプディスペンサーについて、時間対ロード(荷重)の関係を示すグラフである。 図面を通して、同様な部分に対して同様な符号を付ける。
図1〜図60は、改良したポンプディスペンサー5、およびポンプのための改良したアクチュエータ7を示す。この発明による、改良したポンプディスペンサー5、およびポンプのための改良したアクチュエータ7は、容器14として示す流体タンク12から流体10を放出する。改良したポンプディスペンサー5あるいはアクチュエータ7は、流体タンク12に関してポンプ本体30を支持するベース20を備える。ポンプ本体30は、トリガー50によって作動されるピストン40をもつ。その作動は、カム55およびカムフォロアー60、ならびに結合部材(リンケージ)70を通して行われ、それにより、トリガー50を押し下げ、ポンプ本体30から流体10を噴霧することができる。
改良したポンプディスペンサー5は、ポンプ本体30、カム55、カムフォロアー60および結合部材(リンケージ)70を覆うための装飾フード80を含む。好ましくは、装飾フード80を組み立て工程の間に交換可能にするのが良く、それにより、異なるいろいろな用途、異なる使用者、異なる取引先などに対してポンプディスペンサーの外観を変えることができる。
図2〜図5および図32〜図35は、この発明の改良したポンプディスペンサー5について装飾フード80を取り除いて示す、互いに異なった図である。ベース20には、ベース20を流体タンク12に取り付けるための流体タンクアタッチメント21がある。ベーススリーブロックは、ベース20にかみ合い、その間に流体タンクアタッチメント21を位置させてベース20を流体アタッチメント21に取り付ける。流体タンクアタッチメント21は、当業者によく知られたいろいろなアタッチメント仕掛けを備える。
この例では、ベース20は、ポンプ本体30から分離している。図6〜図7および図36〜図37を参照しながら詳しく述べるように、ベースコネクタ22が、変形を伴う結合によってポンプ本体30をベース20に結合する。ベース20がポンプ本体30から分離していることにより、異なるポンプ本体に交換することができる。異なるポンプ本体の交換により、カム55およびカムフォロアー60を備えるこの発明のアクチュエータを、異なるポンプデザイン、異なるポンプ特性および異なるポンプ流体に用いることができる。それとは別に、ベース20とポンプ本本体とを単一の重合体材料で形作ることができる。
ベース20には、ベース20から伸びるベースアーム23がある。ベースピボット24は、ベースアーム23上にあり、トリガー50を回転するようになっている。この例では、ベース20は、ベース20から伸びる第1および第2のベースアーム23Aおよび23Bを含み、それらの第1および第2のベースアーム23Aおよび23Bは第1および第2のベースピボット24Aおよび24Bを支持している。第1および第2のベースピボット24Aおよび24Bは、インテグラルピンであり、互いに第1および第2のベースアーム23Aおよび23B間に向かって伸びている。
図6は、図5のものからトリガー50を取り除いて示す6−6線に沿う断面図である。図36は、図35のものからトリガー50を取り除いて示す36−36線に沿う断面図である。ベース20には、ポンプ本体30を流体タンク12に連通する一方向弁25があり、流体を流体タンクからポンプ本体30に流すことができる。一方向弁25付近に浸しチューブ16を連結し、流体10を流体タンク12の底部から取り出し、容器14をより完全に空にすることができる。ベース20には、ポンプ本体30と流体タンク12とを連通するベント(孔)26があり、当業者が良く知るように、流体タンク12に通気する。ピストン40は、ポンプ本体30の内部にスライド可能に支持されている。
図7は、図6のものの分解図であり、ベース20からポンプ本体30を分離して示す。また、図37は、図36のものの分解図であり、ベース20からポンプ本体30を分離して示す。この例において、ベースコネクタ22は、一方向弁25およびベント(孔)26にかみ合う、複数の変形可能なロック38を含む。それらのロック38は、ポンプ本体30をベース20に固定するためのものである。当業者であれば、ベース20に対してポンプ本体30を固定するために、その他の異なる仕掛けを用いることができることであろう。
図8〜図10は、図1〜図7に示す、この発明の改良したポンプディスペンサー5の中のポンプ本体30のみの図である。また、図38〜図40は、図31〜図37に示す、この発明の改良したポンプディスペンサー5の中のポンプ本体30のみの図である。ポンプ本体30は、第1の端31と第2の端32との間に伸び、側壁33をもつ概ね円筒形である。
ポンプ本体30第1の端31は、閉じた端であるのに対し、ポンプ本体30の第2の端32は開いている。ポンプ本体30の閉じた第1の端には、ポンプ本体オリフィス34がある。図3および図33に示すように、ノズルチェック弁100が、ポンプ本体オリフィス34に結合され、ポンプ本体30の中への空気戻りを防ぐ。側壁33にはスロット35があり、第2の端32から伸びている。この例において、ポンプ本体30の対向する側にあるものは、第1および第2の直線的なスロット35Aおよび35Bである。
流体入口ポート36およびベントポート37が、ポンプ本体30の底部にある。それらの流体入口ポート36およびベントポート37は、一方向弁25およびベント26と連通している。複数の変形可能なロック38は、一方向弁25およびベント26にかかわり合い、ポンプ本体30をベース20に固定し、ベースコネクタ22を構成している。
図11〜図15は、図1〜図7に示すこの発明の改良したポンプディスペンサー5のピストン40についての互いに異なる図である。また、図41〜図45は、図31〜図37に示すこの発明の改良したポンプディスペンサー5のピストン40についての互いに異なる図である。ピストン40は、弾力性があり円錐形の前部シェル41と、弾力性があり円錐形の後部シェル42とを備える。それらの前部シェル41および後部シェル42は、内部の円筒形プラグ43によって支持されている。内部の円筒形プラグ43の前端部44は、ばねシート45を定め、それに対し、内部の円筒形プラグ43の後端部は、ピストンアクチュエータ面47を定める。図6および図36に戻ると、ピストン室48は、側壁33、ピストンの前部シェル41およびポンプ本体30の第1の端31によって定まっている。ピストン40は、前部シェル41の末端近くに位置する、前部の環状シール41Aと、後部シェル42の末端近くに位置する、後部の環状シール42Aとを含む。それらの前部の環状シール41Aおよび後部の環状シール42Aは、側壁33の内側にかかわり合って、二重のシールを提供し、流体10がポンプ本体30から漏れることを防ぐ。
図1〜図30、特には図11〜図15は、後部のピストンアクチュエータ面47A(ピストンアクチュエータ面47は、円錐形の後部シェル42を越えた外側に位置する)を含むピストン40を示す。また、図31〜図63、特には図41〜図45は、前部のピストンアクチュエータ面47B(ピストンアクチュエータ面47は、円錐形の前部シェル41に隣接する)を含むピストン40を示す。前部のピストンアクチュエータ面47Bは、ポンプ本体30の内部における流体10の圧縮を増すことにより、ポンプディスペンサー2およびポンプ7のアクチュエータをより効率化する。さらに、前部のピストンアクチュエータ面47Bは、ポンプ本体30の準備に必要なトリガー50排気の数を減らす。
リターンスプリング49は、ピストン40の円筒形の内部プラグ43のばねシート45と、ポンプ本体30の第1の端31との間にある。リターンスプリング49は、図6および図36に示すように、ピストン40に対し仕事をしない位置への力を与える。ピストン40の円錐形の前部シェル41が、図6の左方向に動くと、ピストン室48内部の流体をポンプ本体オリフィス34から放出する。ピストン40の直線的な動きと、ポンプ本体オリフィス34の位置とから、ピストン40からポンプ本体オリフィス34までの流路は、直線的な流体通路となる。
ピストン40が図6および図36の左方向に動くことにより、ベントポート37が開き、ポンプ本体30の開いた第2の端32と連通し、それによって、流体タンク12に通気する。ピストン40の円錐形の前部シェル41が、図6の右方向に戻り、図6および図36に示す仕事をしない位置まで動くと、一方向弁25および流体入口ポート36を通して流体タンク12の流体10を引き込み、ピストン室48を流体10で再び満たす。
図2〜図5および図32〜図35に戻ると、トリガー50は、途中にトリガーピボット53を伴って、第1の部分51と第2の部分52との間に伸びる。この例において、トリガーピボット53は、トリガー53の向かい合った端に位置する第1および第2のピボット孔53Aおよび53Bを備える。第1および第2のピボット孔53Aおよび53Bには、第1および第2のベースアーム23Aおよび23Bに支持した第1および第2のベースピボット24Aおよび24Bが入り、トリガー50をベース20に関して回転あるいは旋回する。
カム55はトリガー50の第1の部分51にあり、それに対してフィンガーパッド57はトリガー50の第2の部分52にある。この例において、カム55は、トリガー50の向かい合う端にある第1および第2のカム55Aおよび55Bを備える。第1および第2のカム55Aおよび55Bは、ポンプ本体30の閉じた第1の端31にあるポンプ本体オリフィス34を跨ぐ。
カムフォロアー60は、結合部材(リンケージ)70によってピストン40に結合される。カム55とカムフォロアー60とは、トリガー50の第1の部分51とピストン40とをつなぎ、トリガー50の第2の部分52を押し下げ、ピストン40を動かしてポンプ本体オリフィス34から流体10を噴霧することができる。
図16〜図18は、カムフォロアー60をピストン40に連結する、図2〜図5の結合部材(リンケージ)70についての、互いに異なる図である。また、図46〜図49は、カムフォロアー60をピストン40に連結する、図32〜図35の結合部材(リンケージ)70についての、互いに異なる図である。結合部材(リンケージ)70は、ポンプ本体30の側壁33の外表面をスライドする内径をもつ、円筒形の中心リング72を備える。結合部材(リンケージ)70は、さらに、ポンプ本体30の側壁33の外表面をスライドする内径をもつ、部分的に円筒形の中心リング72Bを備える。前部の付属物73は、円筒形の中心リング72の前端から伸び、カムフォロアー60を支持する。この例において、前部の付属物73は、第1および第2のカムフォロアー61および62を支持する、第1および第2の前部の付属物73Aおよび73Bを備える。円筒形の中心リング72、ならびに第1および第2の前部の付属物73Aおよび73Bは、概ねU型の結合部材(リンケージ)76を形作り、ポンプ本体30の対向側を跨ぐ。
好ましくは、第1および第2のカムフォロアー61および62のそれぞれは、第1の下部および上部カムフォロアー61Aおよび61Bと、第2の下部および上部カムフォロアー62Aおよび62Bを含む、複数のカムフォロアーを備える。
後部の付属物74は、円筒形の中心リング72の後端から伸び、ピストンアクチュエータ75を支持する。この例において、後部の付属物74は、ピストンアクチュエータ75を支持する、第1および第2の後部の付属物74Aおよび74Bを備える。ピストンアクチュエータ75は、第1および第2の後部の付属物74Aおよび74Bの間に位置する、概ね円形のプレートとして示す。
図2〜7および図19〜30は、ポンプ本体30にスライド可能に支持した結合部材(リンケージ)70についての、互いに異なる図である。また、図32〜37および図50〜58は、ポンプ本体30にスライド可能に支持した結合部材(リンケージ)70についての、互いに異なる図である。ピストンアクチュエータ75の直径は、ポンプ本体30の内部側壁33の内径よりも小さく、それにより、ピストンアクチュエータ75がポンプ本体30に入り込み、ピストンアクチュエータ面47かかわり合って、ピストン40を中に動かすことができる。ピストンアクチュエータ75は、第1および第2のガイド77Aおよび77Bによって、第1および第2の後部の付属物74Aおよび74Bに固定される。第1および第2のガイド77Aおよび77Bは、ポンプ本体30に定まる第1および第2の直線スロット35Aおよび35Bの内部をスライドし直線運動をする。
第1および第2の後部の付属物74Aおよび74Bは、また、下部のリテーナ78を支持する。下部リテーナ78は、内に円筒形の広がりをもつ部分的な円筒形であり、ポンプ本体30の壁33の外側の下部面をスライドする。より具体的には、下部リテーナ78は、第1の下部リテーナ78Aおよび第2の下部リテーナ78Bを含む。第1および第2の直線スロット35Aおよび35B内部の第1および第2のガイド77Aおよび77Bと組み合う、円筒形の中心リング72と、下部リテーナ78とは、結合部材(リンケージ)およびカムフォロアー60が直線的な動きをすることを確実にする。
図5、18、21、35、48、および49に良く示すように、結合部材(リンケージ)70は、円筒形の中心リング72内に伸びる上部ガイドリブ72Aを含む。第1の下部リテーナ78Aおよび第2の下部リテーナ78Bは、それぞれ、第1の下部ガイドリブ79Aおよび第2の下部ガイドリブ79Bを含む。上部ガイドリブ72A、第1の下部ガイドリブ79Aおよび第2の下部ガイドリブ79Bは、円筒形の中心リング72にスライド可能にかかわり合い、ポンプ本体30から円筒形の中心リング72を遠のけている。上部ガイドリブ72A、第1の下部ガイドリブ79Aおよび第2の下部ガイドリブ79Bは、ポンプ本体30に関する結合部材(リンケージ)70の直線動を提供および方向付けることを助け、そして、結合部材(リンケージ)70がポンプ本体30に対して動かなくなることを防ぐ。
図31〜63および特に図46〜49は、第1の前部の付属物73Aと第2の前部の付属物73Bとの間に伸びる、付属物結合部材73Cを含む結合部材(リンケージ)70を示す。付属物結合部材73Cは、ポンプディスペンサー5およびアクチュエータ7の作動に応じて、第1の前部の付属物73Aおよび第2の前部の付属物73Bが常態から離れることを防ぐ。より具体的には、付属物結合部材73Cは、第1の前部の付属物73Aおよび第2の前部の付属物73Bの長さ方向に沿う、それらの付属物間の距離を一定にすることを助ける。第1の前部の付属物73Aと第2の前部の付属物73Bとの分離を防ぐことにより、ポンプ本体30の能力が増進する。
図31〜63および特に図46〜49は、また、付属物結合部材73C、第1のカムフォロアー61および第2のカムフォロアー62が、結合部材溝73Dを定めることを示す。結合部材溝73Dは、ポンプ本体オリフィス34を部分的に取り囲むことによって、ポンプ本体30に関する結合部材(リンケージ)70の直線動を提供および方向付けることをさらに助け、そして、結合部材(リンケージ)70がポンプ本体30に対して動かなくなることを防ぐ。
図22〜23および図50〜51は、トリガーを作動しない状態における、改良したポンプディスペンサー5を示す。カム55およびカムフォロアー60は、結合部材(リンケージ)70を通して、トリガー50の第1の部分51とピストン40とを結合することによって、トリガー50の第2の部分52を押し下げ、ピストン40を動かしてポンプ本体オリフィス34から流体10を噴霧することができる。トリガー50の第1の部分51は、ポンプ本体30の第1の端31の外側面にかかわり合うことによって、リターンスプリング49の力で図23および54の右側に動くピストン40のストッパとなる。
図24〜25および図52〜53は、トリガーをある程度押し下げた状態における、改良したポンプディスペンサー5を示す。カム55およびカムフォロアー60によって、トリガー50の旋回の動きが結合部材(リンケージ)70の直線的な動きに変わる。結合部材(リンケージ)70の直線的な動きは、ピストン40の直線的な動きに結びつき、ポンプ本体オリフィス34から流体10を噴霧する。
図26〜27および図54〜55は、トリガーを一杯に押し下げた状態における、改良したポンプディスペンサー5を示す。トリガー50の旋回によって、リターンスプリング449のばね力に抗してピストンを動かし、ポンプ本体オリフィス34から流体10を噴霧する。トリガー50の旋回は、ピストン40とポンプ本体30の第1の端31との間のリターンスプリング49の力によって制限される。
図28は、トリガーを作動しない状態における図23のものの一部を拡大して示す図である。また、図56は、トリガーを作動しない状態における図51のものの一部を拡大して示す図である。第2の下部および上部のカムフォロアー62Aおよび62Bは、第2のカム55Bにかかわり合う。そのかかわり合いは、第1の下部および上部のカムフォロアー61Aおよび61Bと第1のカム55Aとの間のそれと同様である。
図29は、トリガーをある程度押し下げた状態における図25のものの一部を拡大して示す図である。また、図57は、トリガーをある程度押し下げた状態における図53のものの一部を拡大して示す図である。第2の下部および上部のカムフォロアー62Aおよび62Bは、第2のカム55Bに異なる方向でかかわり合う。同様のかかわり合いが、第1の下部および上部のカムフォロアー61Aおよび61Bと第1のカム55Aとの間に生じる。
図30は、トリガーを一杯に押し下げた状態における図27のものの一部を拡大して示す図である。また、図58は、トリガーを一杯に押し下げた状態における図55のものの一部を拡大して示す図である。第2の下部および上部のカムフォロアー62Aおよび62Bは、第2のカム55Bにまだ異なる方向でかかわり合う。同様のかかわり合いが、第1の下部および上部のカムフォロアー61Aおよび61Bと第1のカム55Aとの間に生じる。カムフォロアー60に組み合うカム55の曲がりは、トリガー50の回転運動を結合部材(リンケージ)70の直線運動に変える。
図31〜35および図50〜55、ならびに特に図59〜60は、第1の凹み傾斜した凹所56Aおよび第2の凹み傾斜した凹所56Bを含むトリガー50を示す。第1の凹み傾斜した凹所56Aおよび第2の凹み傾斜した凹所56Bは、トリガー50上に手90の1あるいは2以上の指91,92,93を快適に置くことを助けることによって、トリガー50の使い勝手を向上する。第1の凹み傾斜した凹所56Aおよび第2の凹み傾斜した凹所56Bは、トリガー50の最適な位置に1あるいは2以上の指を配列することを助け、ポンプディスペンサー5およびアクチュエータ7を作動する。たとえば、図59および60は、トリガー50の第1の凹み傾斜した凹所56Aおよび第2の凹み傾斜した凹所56Bを人差し指91が押すことを示す。
さらには、トリガー50に対し、トリガー50の外面近くに楕円形の孔57Aを含むことができる。傾斜する円筒形の面57Bが、外側の楕円形の孔57Aの下方に位置する。奥の楕円形の孔57Cは、傾斜した円筒形の面57の下方に位置する。外側の楕円形の孔57A、傾斜する円筒形の面57Bおよび奥の楕円形の孔57Cの組合せによって、トリガー50上に手90の1あるいは2以上の指91,92,93を快適に置くことを助け、トリガー50の使い勝手を向上する。また、外側の楕円形の孔57A、傾斜する円筒形の面57Bおよび奥の楕円形の孔57Cは、トリガー50の最適な位置に1あるいは2以上の指を配列することを助け、ポンプディスペンサー5およびアクチュエータ7を作動する。図59および60は、トリガー50の第1の凹み傾斜した凹所56Aおよび第2の凹み傾斜した凹所56Bを中指92が押すことを示す。第1の凹み傾斜した凹所56A、第2の凹み傾斜した凹所56B、外側の楕円形の孔57A、傾斜した円筒形の面57Bおよび奥の楕円形の孔57Cの組合せによって、手90の1あるいは2以上の指91,92,93を快適に置くことを助け、ポンプディスペンサー5およびアクチュエータ7を作動することができる。
図61および62は、他のポンプディスペンサーについて、時間対ロード(荷重)の関係を示すグラフである。図61の中におけるポンプディスペンサーは、最大4.04ポンド-力(すなわち、最大4.04x0.454kg-力)の荷重を11秒の時間にわたって必要とした。また、図62の中におけるポンプディスペンサーでは、最大5ポンド-力(すなわち、最大5x0.454kg-力)の荷重を10秒の時間にわたって必要とした。図63は、改良したポンプディスペンサー5および改良したポンプ用のアクチュエータ7について、時間対ロード(荷重)の関係を示すグラフである。図63の中における改良したもの5,7では、最大2.36ポンド-力(すなわち、最大2.36x0.454kg-力)の荷重を10秒の時間にわたって必要とすることが分かる。
この発明の内容には、以上の説明のほか、添付したクレームの記載事項も含む。 また、この発明の好ましい形態についてある程度詳しく説明したが、好ましい形態の説明は、あくまで例証である。具体的な構成、組合せおよび配置について、この発明の考え方および範囲から離れることなく、多くの変形をすることができる。

Claims (17)

  1. 流体タンクから流体を放出するための、改良したポンプディスペンサーであって、次の構成および条件を備えることを特徴とする、ポンプディスペンサー。
    ・第1および第2の円筒形の端の間に伸びるポンプ本体。
    ・前記ポンプ本体の前記第1の端にあるポンプ本体オリフィス。
    ・前記ポンプ本体にスライド可能に設けたピストン。
    ・前記流体タンクに関して前記ポンプ本体を支持するベース。
    ・第1の部分と第2の部分との間に伸びるトリガー。
    ・前記ベースに関して前記トリガーを旋回可能に取り付けるベースピボット。
    ・前記トリガーの前記第1の部分に定まる第1および第2のカム。
    ・前記ポンプ本体の向かい合う側を跨ぐ、U形状のリンケージであり、前記ピストンにかかわり合うリンケージ。
    ・前記U形状のリンケージの第1および第2の末端にある第1および第2のカムフォロアーであり、前記トリガーの前記第1の部分に定まる第1および第2のカムと結合する。
    ・前記第1のカムフォロアーは、第1の下部カムフォロアーと、第1の上部カムフォロアーとを備える。
    ・前記第2のカムフォロアーは、第2の下部カムフォロアーと、第2の上部カムフォロアーとを備える。
    ・前記第1の下部カムフォロアーおよび前記第1の上部カムフォロアーは、前記第1のカムに対して、作動しないトリガー状態と一杯に押し下げたトリガー状態との間で異なる配置であり、それにより、前記トリガーの前記第2の部分の旋回運動を可能にし、前記ピストンを直線的に動かし、前記ポンプ本体オリフィスから流体を噴霧する。
    ・前記第2の下部カムフォロアーおよび前記第2の上部カムフォロアーは、前記第2のカムに対して、作動しないトリガー状態と一杯に押し下げたトリガー状態との間で異なる配置であり、それにより、前記トリガーの前記第2の部分の旋回運動を可能にし、前記ピストンを直線的に動かし、前記ポンプ本体オリフィスから流体を噴霧する。
  2. 前記第1および第2のカムフォロアーのそれぞれは、複数のカムフォロアー突起を含む、請求項のポンプディスペンサー。
  3. 前記ポンプ本体の向かい合う両側に、第1および第2の直線スロットがあり、前記第1および第2の直線スロットに、前記U形状のリンケージがスライド可能に設けられる、請求項のポンプディスペンサー。
  4. 前記U形状のリンケージの間に伸びる付属物結合部材をさらに含み、それにより、前記トリガーの作動のとき、前記U形状のリンケージの直線動を助ける、請求項1のポンプディスペンサー。
  5. 前記第1のカムフォロアー、前記第2のカムフォロアー、および前記付属物結合部材によって定まる結合部材溝をさらに含み、しかも、その結合部材溝は、前記ポンプ本体を取り囲む配置であり、それにより、前記ポンプ本体に対する前記U形状のリンケージの直線動をさらに助ける、請求項4のポンプディスペンサー。
  6. 次の構成および条件をさらに備えることを特徴とする、請求項1のポンプディスペンサー。
    ・前記U形状のリンケージに結合し、前記ポンプ本体に向かって伸びる、上部ガイドリブ。
    ・前記U形状のリンケージに結合し、前記ポンプ本体に向かって伸びる、下部ガイドリブ。
    ・前記上部ガイドリブおよび下部ガイドリブは、前記ポンプ本体に対する前記U形状のリンケージの直線動を助けることにより、前記U形状のリンケージが前記ポンプ本体に対して動かなくなることを防ぐ。
  7. 流体タンクから流体を放出するための、改良したポンプディスペンサーであって、次の構成および条件を備えることを特徴とする、ポンプディスペンサー。
    ・第1および第2の円筒形の端の間に伸びるポンプ本体。
    ・前記ポンプ本体の前記第1の端にあるポンプ本体オリフィス。
    ・前記ポンプ本体にスライド可能に設けたピストン。
    ・前記流体タンクに関して前記ポンプ本体を支持するベース。
    ・第1の部分と第2の部分との間に伸びるトリガー。
    ・前記ベースに関して前記トリガーを旋回可能に取り付けるベースピボット。
    ・前記トリガーの前記第1の部分に定まる第1および第2のカム。
    前記ピストンにかかわり合うリンケージ。
    ・前記U形状のリンケージある第1および第2のカムフォロアーであり、前記トリガーの前記第1の部分に定まる第1および第2のカムと結合する。
    ・前記第1のカムフォロアーは、第1の下部カムフォロアーと、第1の上部カムフォロアーとを備える。
    ・前記第2のカムフォロアーは、第2の下部カムフォロアーと、第2の上部カムフォロアーとを備える。
    ・前記第1の下部カムフォロアーおよび前記第1の上部カムフォロアーは、前記第1のカムに対して、作動しないトリガー状態と一杯に押し下げたトリガー状態との間で異なる配置であり、それにより、前記トリガーの前記第2の部分の旋回運動を可能にし、前記ピストンを直線的に動かし、前記ポンプ本体オリフィスから流体を噴霧する。
    ・前記第2の下部カムフォロアーおよび前記第2の上部カムフォロアーは、前記第2のカムに対して、作動しないトリガー状態と一杯に押し下げたトリガー状態との間で異なる配置であり、それにより、前記トリガーの前記第2の部分の旋回運動を可能にし、前記ピストンを直線的に動かし、前記ポンプ本体オリフィスから流体を噴霧する。
  8. 前記U形状のリンケージの間に伸びる付属物結合部材をさらに含み、それにより、前記トリガーの作動のとき、前記U形状のリンケージの直線動を助ける、請求項7のポンプディスペンサー。
  9. 前記第1のカムフォロアー、前記第2のカムフォロアー、および前記付属物結合部材によって定まる結合部材溝をさらに含み、しかも、その結合部材溝は、前記ポンプ本体を取り囲む配置であり、それにより、前記ポンプ本体に対する前記U形状のリンケージの直線動をさらに助ける、請求項8のポンプディスペンサー。
  10. 次の構成および条件をさらに備えることを特徴とする、請求項7のポンプディスペンサー。
    ・前記リンケージに結合し、前記ポンプ本体に向かって伸びる、上部ガイドリブ。
    ・前記リンケージに結合し、前記ポンプ本体に向かって伸びる、下部ガイドリブ。
    ・前記上部ガイドリブおよび下部ガイドリブは、前記ポンプ本体に対する前記リンケージの直線動を助けることにより、前記リンケージが前記ポンプ本体に対して動かなくなることを防ぐ。
  11. 前記ポンプ本体を前記ベースに結合するベースコネクタは、変形を伴う結合によって前記ポンプ本体を前記ベースに結合し、それによって、組立てを簡単にすること、および/またはポンプディスペンサーの外観を変えること、を可能にする、請求項7のポンプディスペンサー。
  12. 前記ポンプ本体を前記ベースに結合するベースコネクタは、変形を伴う結合によって前記ポンプ本体を前記ベースに結合し、それによって、ノズルデザインを複合化し、ポンプディスペンサーの噴霧特性を変えることができる、請求項7のポンプディスペンサー。
  13. 前記ポンプ本体を前記ベースに結合するベースコネクタは、変形を伴う結合によって前記ポンプ本体を前記ベースに結合し、それによって、トリガー要素を複合化し、ポンプディスペンサーの外観、作動力および使い勝手を変えることができる、請求項7のポンプディスペンサー。
  14. 前記ピストンに対し仕事をしない位置に向かう力を与えるリターンスプリングを含み、前記トリガーは旋回し、前記リターンスプリングの力に抗して前記ピストンを動かし、前記ポンプ本体オリフィスから流体を噴霧する、請求項7のポンプディスペンサー。
  15. 前記ポンプ本体を前記ベースに結合するベースコネクタは、前記ポンプ本体を前記ベースに固定し、異なるポンプ本体の取替えを可能とした、請求項7のポンプディスペンサー。
  16. 前記ポンプ本体を覆うフードを含み、ポンプディスペンサーの外観を変えることができる、請求項7のポンプディスペンサー。
  17. 前記ベースから伸びるアームを含み、前記ベースピボットは、そのアームに支持され、前記トリガーを旋回する、請求項7のポンプディスペンサー。
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