JP6833652B2 - 回転電機のステータ - Google Patents

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Description

本発明は、回転電機のステータに関する。
回転電機のステータは、ステータコアにコイルが巻回されて構成されている。ステータは、回転電機が作動する際の銅損や鉄損などによる発熱で温度が上昇する。このため、ステータコアを貫通する孔部に冷却パイプを配置し、ステータコアを冷却する冷却方法が知られている(特許文献1参照)。このような冷却方法では、ステータコアの周囲に冷却パイプを配置する十分なスペースがない場合であっても、冷却流路を形成することができる。
特開2004−112967号公報
しかしながら、特許文献1に記載の冷却方法では、ステータコアに冷却パイプを通すための穴を多数つけないと十分な冷却効果が得られない。ところが、穴を多数つけると、ステータコアの断面積が小さくなってしまうから、磁束密度が大きくなり、損失が増えてしまう虞があった。
本発明は、回転電機のステータにおいて、ステータコアの断面積を確保しながら、適切にステータコアを冷却可能な技術を提供することである。
本発明の一態様は、
円環状のステータコア本体と、該ステータコア本体の外周部に設けられ、ボルト貫通孔が形成されたステータコア固定部と、を有するステータコアと、
前記ボルト貫通孔に挿通され、前記ステータコアを筺体に固定するボルトと、を備える回転電機のステータであって、
前記ステータコアには、前記ボルト貫通孔から冷媒を前記ステータコアの内部又は前記ステータコアの外周面に導くステータコア冷媒流路が設けられ、
前記ボルトには、冷媒が導入される冷媒導入部と前記ステータコア冷媒流路に冷媒を供給する第1冷媒導出部とを有するボルト冷媒流路が設けられ、
前記ステータコアは、複数の鋼板が接着層を介して積層され、
前記接着層には、前記ボルト冷媒流路から前記ステータコアの外周面に延びる非接着部が設けられ、
前記ステータコア冷媒流路は、前記接着層に設けられた前記非接着部によって構成されている。
上記態様によれば、ステータコアのボルト貫通孔に挿通されるボルトの内部に設けられたボルト冷媒流路と、積層された鋼板を接着する接着層に設けられたステータコア冷媒流路とを介して冷媒がステータコアに供給されるので、ステータコアの断面積を小さくせずに、適切にステータコアを冷却することができる。これにより適切に鉄損を抑えることができる。
本発明の第1実施形態に係る回転電機のステータの斜視図である。 図1に示す回転電機のステータの要部分解斜視図である。 図1に示す回転電機のステータの断面図である。 鋼板が積層、接着されたステータコアの断面拡大図である。 接着層によりステータコア冷媒流路が形成されたステータコアの断面図である。 図5に示すステータコア冷媒流路に供給される冷媒の流れを示す断面図である。 図6の円VIIで囲まれた範囲の拡大図である。 本発明の第2実施形態に係る回転電機のステータのステータコア冷媒流路、及び冷媒の流れを示す断面図である。
以下、本発明の各実施形態について、図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
先ず、本発明の第1実施形態の回転電機のステータについて図1〜7を参照しながら説明する。
図1〜図3に示すように、回転電機のステータ10は、ステータコア11と、ステータコア11のティース11aに巻回されたコイル12と、を備える。コイル12は、ステータコア11の端面21から突出するように渡り部13が形成されている。ステータコア11は、電磁鋼板などの複数の鋼板14が積層・接着されて形成され、円環状のステータコア本体15と、ステータコア本体15の外周部に設けられ複数(図に示す実施例では6個)のステータコア固定部16と、を有する。
ステータコア固定部16には、ボルト18が挿通されるボルト貫通孔19が形成されている。ステータコア11は、ボルト貫通孔19に挿通されて筺体17に螺合する複数のボルト18により固定されている。ボルト18はボルトヘッド20を備え、該ボルトヘッド20とステータコア固定部16の端面21との間に配置されたカラー27を介して、ステータコア11をボルトヘッド20と筺体17との間で挟持する。
ボルト18の内部には、略軸中心を通って軸方向に延びるボルト冷媒流路22が設けられている。ボルト冷媒流路22は、ボルトヘッド20と反対側の端面に開口する冷媒導入部23と、径方向に形成されてボルト冷媒流路22に連通する第1冷媒導出部25、及び第2冷媒導出部24とを備える。即ち、冷媒導入部23、第1冷媒導出部25、及び第2冷媒導出部24は、ボルト冷媒流路22の一部を形成する。
冷媒導入部23には、不図示の冷媒供給部から冷却油などの冷媒Rを供給するパイプ26が接続されている。第1冷媒導出部25はボルト貫通孔19に開口し、第2冷媒導出部24は後述するカラー27のボルト挿通孔28に開口する。
図4に示すように、ステータコア11は、電磁鋼板などの複数の鋼板14が積層され、各鋼板14間に設けられた接着剤からなる接着層40で接着されて形成されている。図5に示すように、接着層40は、接着剤を有する接着部41と、接着剤が無い非接着部42とからなる所定のパターンを有する。非接着部42は、ボルト貫通孔19からステータコア11の外周面に延びて形成されている。非接着部42と、隣り合う一対の鋼板14の側面とで画成される空間は、ステータコア冷媒流路38を構成する。このように、接着層40に非接着部42を設けるだけでステータコア冷媒流路38を形成することができるので、ステータコア11を構成する鋼板14は汎用性の高いものを使用することができ、製造コストを抑えることができる。
本実施形態では、図5に示すように、ボルト貫通孔19を挟んで両側に設けられた一対のステータコア冷媒流路38が、ボルト貫通孔19とステータ10の軸心Oを結ぶ仮想線Lに対し鏡対称に形成され、それぞれのステータコア冷媒流路38の基部38aが、1つのボルト貫通孔19に連通している。また、それぞれのステータコア冷媒流路38は、ボルト貫通孔19に連通する基部38aから3つの支流路38bが分かれ、ステータコア11の外周面に開口している。
図7に示すように、後述する冷媒Rが、ステータコア冷媒流路38からステータコア11のスロット11bに流れ込まないように、接着部41の一部として、スロット11bの外周部には全てのスロット11bを囲うように環状接着部39が設けられている。
接着層40は、ステータコア冷媒流路38となる領域を残して接着剤を塗布・固化させて形成してもよい。これにより、ステータコア冷媒流路38となる部分を除いて接着剤を塗布することでステータコア冷媒流路38を容易に製造できる。また、接着層40は、ステータコア冷媒流路38となる領域が切り欠かれた接着シートを貼付して形成してもよく、又はステータコアと同形状の接着シートを貼付した後、ステータコア冷媒流路38となる領域を切り欠いてもよい。このように、ステータコア冷媒流路38となる部分が予め切り欠かれた接着シートを用いたり、接着シートを接着後にステータコア冷媒流路38となる部分を切り欠いたりすることで、ステータコア冷媒流路38を容易に製造できる。
図2及び図3に戻り、ボルトヘッド20とステータコア固定部16の端面21との間に配置されたカラー27は、ボルト挿通孔28の軸方向中間部が拡径されて形成された冷媒溜り部29と、カラー27の外周面に開口する冷媒吐出部30と、冷媒溜り部29と冷媒吐出部30とを連通させる径方向孔31と、を備える。即ち、冷媒溜り部29、径方向孔31、及び冷媒吐出部30は、カラー冷媒流路32を形成し、第2冷媒導出部24に連通している。
また、ステータコア固定部16の端面21に当接するカラー27の側面には、係合部33が軸方向に突出して形成されている。係合部33は、ステータコア固定部16の端面21に形成された係合溝34(図2参照)に係合することで、冷媒吐出部30がコイル12の渡り部13に向くようにカラー27の向きが位置決めされる。
これにより、ボルト18でステータコア11及びカラー27を筺体17に組み付ける際、カラー27の係合部33とステータコア固定部16の係合溝34とを係合させることで冷媒吐出部30の方向を確実にコイル12の渡り部13に向けて組み付けることができ、誤組み付けが防止されると共に組み付け工程が簡素化される。また、第2冷媒導出部24は、カラー27の冷媒溜り部29に連通すればよいので、ボルト18の位相を限定する必要はなく、さらに軸方向位置の許容範囲も大きいので、第2冷媒導出部24の位置を気にせずに締め込み量を適宜設定できる。
このように構成された回転電機のステータ10において、不図示の冷媒供給部から供給される冷媒Rは、図3及び図6に矢印で示すように、パイプ26、冷媒導入部23、ボルト冷媒流路22、第1冷媒導出部25、ボルト貫通孔19を介してステータコア冷媒流路38に供給されてステータコア11の内部(鋼板14の間)を流れ、ステータコア11を内部から冷却した後、支流路38bからステータコア11の外周面に供給され、外周面に沿って流れる。これにより、ステータコア11は、内部及び外周面から同時に効果的に冷却される。このように、ステータコア冷媒流路38は接着層40に設けられているので、ステータコア11のボルト貫通孔19に挿通されるボルト18の内部に設けられたボルト冷媒流路22と、積層された鋼板14を接着する接着層40に設けられたステータコア冷媒流路38と、を介して冷媒Rがステータコア11に供給されるので、ステータコア11の断面積を小さくすることなく、ステータコア11を適切に冷却して鉄損を抑えることができる。また、磁束密度の増加がなく、トルク特性が維持される。
更に、ボルト冷媒流路22に供給された冷媒Rの一部は、図3に矢印で示すように、第2冷媒導出部24、カラー冷媒流路32を介して、冷媒吐出部30からコイル12の渡り部13に向けて吐出されてコイル12を効果的に冷却する。このように、第2冷媒導出部24を介してコイル12の渡り部13に冷媒Rを供給することで、コイル12を適切に冷却でき、銅損を抑えることができる。
(第2実施形態)
続いて、本発明の第2実施形態の回転電機のステータ10について図8を参照しながら説明する。なお、第2実施形態の回転電機のステータ10は、ステータコア冷媒流路の形状において第1実施形態の回転電機のステータ10と異なる。これ以外は第1実施形態と同様であり、第1実施形態の回転電機のステータと共通する構成要素には同じ参照符号が付されている。このため、第1実施形態の回転電機のステータ10と同一又は同等部分には、同一符号又は相当符号を付して説明を簡略化又は省略する。
一般的に、冷媒を上方から供給する冷却方式を採用する回転電機のステータでは、ステータコアの下部における発熱量が局所的に高くなる傾向がある。そのため、第2実施形態では、図8に示すように、ステータコア11の下部に位置するステータコア冷媒流路38の面積の総和が、ステータコア11の上部に位置するステータコア冷媒流路38の面積の総和よりも大きく形成される。なお、ステータコア11の下部とは、ステータコアを軸方向から見て、ステータコアの軸心Oを通る水平線よりも下方の領域であり、ステータコア11の上部とはステータコアを軸方向から見て、ステータコアの軸心Oを通る水平線よりも上方の領域である。
具体的には、周方向に複数(図8に示す実施形態では6個)設けられたボルト貫通孔19の内、上部に位置する2つのボルト貫通孔19Aには、第1実施形態のステータコア冷媒流路38と同じ形状のステータコア冷媒流路38Aが1つ連通する。
また、中間に位置するボルト貫通孔19Bと該ボルト貫通孔19Bに隣り合う下部に位置するボルト貫通孔19Cとの間には、共通の1つのステータコア冷媒流路38Bが連通して形成される。即ち、ステータコア冷媒流路38Bには、2つのボルト貫通孔19B、19Cから同時に冷媒Rが供給される。
さらに、下部に位置する隣り合う2つのボルト貫通孔19C間には、共通の1つのステータコア冷媒流路38Cが連通して形成される。ステータコア冷媒流路38Cは、7つの支流路38bがステータコア11の外周面に開口して設けられている。ステータコア冷媒流路38Cにも、2つのボルト貫通孔19C、19Cから同時に冷媒Rが供給される。
ステータコア冷媒流路を流れる冷媒による吸収熱量は、ステータコア冷媒流路の表面積、冷媒の流量、及び冷媒とステータコアとの温度差に依存するので、2つのボルト貫通孔から冷媒を同時に供給して冷媒の流量を増加させ、またステータコア冷媒流路の面積を増やして、発熱の多い部分の熱量をより多く吸収することで、ステータコアの温度を均一化することができる。
なお、本発明は、前述した各実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。
例えば、ステータコア冷媒流路38,38A,38B,38Cの数や形状は適宜設定することができる。また、ステータコア冷媒流路38,38A,38B,38Cは全ての接着層に設けられる必要はなく、冷却性能に応じて適宜設定することができる。
また、前述した実施形態では、ステータコア11の端面21から突出する渡り部13を冷却する場合について説明したが、ステータコア11の端面21とは反対側の端面51から突出する渡り部13を冷却するために、ボルト冷媒流路22に連通する他の冷媒導出部を設け、さらに筺体17にこの冷媒導出部と連通する貫通孔を設けてもよい。これにより、不図示の冷媒供給部から供給される冷媒Rは、パイプ26、冷媒導入部23、該冷媒導出部、筺体17の貫通孔を介して、ステータコア11の端面21とは反対側の端面51から突出するコイル12の渡り部13に向けて吐出される。したがって、ステータコア11の端面21とは反対側の端面51から突出する渡り部13も冷却される。
[総括]
上記実施形態からは、以下の態様が抽出される。なお、括弧内には、上記した実施形態において対応する要素を示しているが、これに限定されるものではない。
(1) 円環状のステータコア本体(ステータコア本体15)と、該ステータコア本体の外周部に設けられ、ボルト貫通孔(ボルト貫通孔19)が形成されたステータコア固定部(ステータコア固定部16)と、を有するステータコア(ステータコア11)と、
前記ボルト貫通孔に挿通され、前記ステータコアを筺体(筺体17)に固定するボルト(ボルト18)と、を備える回転電機のステータ(回転電機のステータ10)であって、
前記ステータコアには、前記ボルト貫通孔から冷媒(冷媒R)を前記ステータコアの内部又は前記ステータコアの外周面に導くステータコア冷媒流路(ステータコア冷媒流路38)が設けられ、
前記ボルトには、冷媒が導入される冷媒導入部(冷媒導入部23)と前記ステータコア冷媒流路に冷媒を供給する第1冷媒導出部(第1冷媒導出部25)とを有するボルト冷媒流路(ボルト冷媒流路22)が設けられ、
前記ステータコアは、複数の鋼板(鋼板14)が接着層(接着層40)を介して積層され、
前記ステータコア冷媒流路は、前記接着層に設けられている、回転電機のステータ。
(1)によれば、ステータコアのボルト貫通孔に挿通されるボルトの内部に設けられたボルト冷媒流路と、積層された鋼板を接着する接着層に設けられたステータコア冷媒流路とを介して冷媒がステータコアに供給されるので、ステータコアの断面積を小さくせずに、適切にステータコアを冷却することができる。これにより適切に鉄損を抑えることができる。
(2) (1)に記載の回転電機のステータにおいて、
前記接着層には、前記ボルト冷媒流路から前記ステータコアの外周面に延びる非接着部(非接着部42)が設けられ、
前記ステータコア冷媒流路は、前記非接着部によって構成される。
(2)によれば、積層された鋼板を接着する接着層にボルト冷媒流路からステータコアの外周面に延びる非接着部を設けるだけで、ステータコア冷媒流路を形成することができる。これにより、ステータコアを構成する鋼板は汎用性の高いものを使用することができ、製造コストを抑えることができる。
(3) (1)又は(2)に記載の回転電機のステータにおいて、
前記接着層は、液状の接着剤(接着剤)が固化して形成されている。
(3)によれば、ステータコア冷媒流路となる部分を除いて接着剤を塗布することでステータコア冷媒流路を容易に製造できる。
(4) (1)又は(2)に記載の回転電機のステータにおいて、
前記接着層は、接着シート(接着シート)から構成されている。
(4)によれば、ステータコア冷媒流路となる部分が予め切り欠かれた接着シートを用いたり、接着シートを接着後にステータコア冷媒流路となる部分を切り欠いたりすることで、ステータコア冷媒流路を容易に製造できる。
(5) (1)〜(4)のいずれかに記載の回転電機のステータにおいて、
前記ステータコアを軸方向から見て、下部に位置する前記ステータコア冷媒流路の面積の総和は、上部に位置する前記ステータコア冷媒流路の面積の総和よりも大きい。
(5)によれば、冷媒が供給されづらく温度が局所的に高くなる下部においてステータコア冷媒流路の面積を大きくすることで、ステータコアの温度を均一化することができる。
(6) (1)〜(5)のいずれかに記載の回転電機のステータにおいて、
前記ボルト貫通孔は周方向に複数設けられ、
前記ステータコア冷媒流路は、隣り合う前記ボルト貫通孔に亘って設けられている。
(6)によれば、ステータコア冷媒流路は隣り合うボルト貫通孔に亘って設けることで、ステータコア冷媒流路を流れる冷媒の流量が増えるので、ステータコアの温度をより均一化することができる。
(7) (1)〜(6)のいずれかに記載の回転電機のステータにおいて、
前記ステータコアに取り付けられ、渡り部(渡り部13)が前記ステータコアの端面(端面21)から突出するように配置されたコイル(コイル12)を備え、
前記ボルト冷媒流路は、前記渡り部に冷媒を供給する第2冷媒導出部(第2冷媒導出部24)をさらに有する。
(7)によれば、第2冷媒導出部を介してコイルの渡り部に冷媒を供給することで、コイルを適切に冷却でき、銅損を抑えることができる。
(8) (7)に記載の回転電機のステータにおいて、
前記ボルトのボルトヘッド(ボルトヘッド20)と前記ステータコアの前記端面との間に配置され、ボルト挿通孔(ボルト挿通孔28)が形成されたカラー(カラー27)を更に備え、
前記カラーには、前記渡り部に対向するように配置される冷媒吐出部(冷媒吐出部30)と、前記ボルトの前記第2冷媒導出部と前記冷媒吐出部とを連通させるカラー冷媒流路(カラー冷媒流路32)と、を備える。
(8)によれば、カラーの冷媒吐出部をコイルの渡り部に対向させることで、冷媒を確実に渡り部に供給できる。また、ボルトの第2冷媒導出部の位置を気にせずに締め込み量を適宜設定できる。
(9) (8)に記載の回転電機のステータにおいて、
前記カラーには、前記ステータコアの前記端面に係合する係合部(係合部33)が設けられている。
(9)によれば、カラーを適切に位置決めすることで、容易にカラーの冷媒吐出部をコイルの渡り部に対向させることができる。
10 回転電機のステータ
11 ステータコア
12 コイル
13 渡り部
14 鋼板
15 ステータコア本体
16 ステータコア固定部
17 筺体
18 ボルト
19,19A,19B,19C ボルト貫通孔
20 ボルトヘッド
21 端面
22 ボルト冷媒流路
23 冷媒導入部
24 第2冷媒導出部
25 第1冷媒導出部
27 カラー
28 ボルト挿通孔
30 冷媒吐出部
32 カラー冷媒流路
33 係合部
38,38A,38B,38C ステータコア冷媒流路
40 接着層
42 非接着部
R 冷媒

Claims (8)

  1. 円環状のステータコア本体と、該ステータコア本体の外周部に設けられ、ボルト貫通孔が形成されたステータコア固定部と、を有するステータコアと、
    前記ボルト貫通孔に挿通され、前記ステータコアを筺体に固定するボルトと、を備える回転電機のステータであって、
    前記ステータコアには、前記ボルト貫通孔から冷媒を前記ステータコアの内部又は前記ステータコアの外周面に導くステータコア冷媒流路が設けられ、
    前記ボルトには、冷媒が導入される冷媒導入部と前記ステータコア冷媒流路に冷媒を供給する第1冷媒導出部とを有するボルト冷媒流路が設けられ、
    前記ステータコアは、複数の鋼板が接着層を介して積層され、
    前記接着層には、前記ボルト冷媒流路から前記ステータコアの外周面に延びる非接着部が設けられ、
    前記ステータコア冷媒流路は、前記接着層に設けられた前記非接着部によって構成されている、回転電機のステータ。
  2. 請求項1に記載の回転電機のステータであって、
    前記接着層は、液状の接着剤が固化して形成されている、回転電機のステータ。
  3. 請求項1に記載の回転電機のステータであって、
    前記接着層は、接着シートから構成されている、回転電機のステータ。
  4. 請求項1〜のいずれか1項に記載の回転電機のステータであって、
    前記ステータコアを軸方向から見て、下部に位置する前記ステータコア冷媒流路の面積の総和は、上部に位置する前記ステータコア冷媒流路の面積の総和よりも大きい、回転電機のステータ。
  5. 請求項1〜のいずれか1項に記載の回転電機のステータであって、
    前記ボルト貫通孔は周方向に複数設けられ、
    前記ステータコア冷媒流路は、隣り合う前記ボルト貫通孔に亘って設けられている、回転電機のステータ。
  6. 請求項1〜のいずれか1項に記載の回転電機のステータであって、
    前記ステータコアに取り付けられ、渡り部が前記ステータコアの端面から突出するように配置されたコイルを備え、
    前記ボルト冷媒流路は、前記渡り部に冷媒を供給する第2冷媒導出部をさらに有する、回転電機のステータ。
  7. 請求項に記載の回転電機のステータであって、
    前記ボルトのボルトヘッドと前記ステータコアの前記端面との間に配置され、ボルト挿通孔が形成されたカラーを更に備え、
    前記カラーには、前記渡り部に対向するように配置される冷媒吐出部と、前記ボルトの前記第2冷媒導出部と前記冷媒吐出部とを連通させるカラー冷媒流路と、を備える、回転電機のステータ。
  8. 請求項に記載の回転電機のステータであって、
    前記カラーには、前記ステータコアの前記端面に係合する係合部が設けられている、回転電機のステータ。
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