JP6833181B2 - 給水ホース用継手 - Google Patents

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本発明は、給水ホース用継手に係り、例えば水道栓と水回り機器とを接続するために用いられる給水ホース用の継手に関する。
従来より、トイレ等の水回り機器において、水道栓と水回り機器とは給水ホースによって接続されている。給水ホースと水回り機器との間、及び、給水ホースと水道栓との間には、それぞれ、給水ホース用継手を構成する筒状のニップルが設けられることが一般的である。特許文献1には、水回り機器を想定した給水ホース用継手の従来例が記載されている。
ニップルは、給水水圧に耐えうる強度が必要であり、黄銅等の金属部材によって構成されることが一般的である。一方、樹脂製のニップルを用いれば、安価で加工が容易である等の利点を得ることができる。特許文献2には、樹脂製のニップルが開示されている。
特許第4087480号公報 特開2011−52772号公報
しかしながら、従来の黄銅製のニップルを単に樹脂製のニップルに変更しただけでは、ニップル自体の強度が低くなってしまって、破損が生じやすいという問題が生じる。
そこで、樹脂製のニップルの強度向上のため、樹脂製のニップルを肉厚化することが検討されてきた。本件発明者によれば、肉厚化された樹脂製のニップルであれば、十分な強度を得ることができる。
ところが、ニップルの肉厚化は、ニップルの外径が嵌合対象(雌体と呼ばれている)によって決まっているため、ニップルの内径が狭まることを意味する。そして、ニップルの内径が狭まると、ニップルにおける圧力損失が増加してしまい、水の流出ないし流入が阻害され得る。このことは、特に定流量弁が用いられる場合において、定流量弁から逆流される水のニップルからの排出に関して問題となり得え、水抜き作業を実施する場合に水抜き効率が悪く長時間を要するという問題がある。
本発明は、以上のような問題点に鑑みてなされたものである。本発明の目的は、樹脂製のニップルを採用しながらも、強度上の支障がなく、定流量弁から逆流される水のニップルからの排出性能及び水抜き性能が良好であるという給水ホース用継手を提供することである。
本発明は、一側に開口部を有する筒状の雌体と、前記雌体の内部に設けられた定流量弁と、前記定流量弁よりも前記開口部に近い領域において、前記雌体の内部にシール部材を介して挿入された筒状のニップルと、を備えた給水ホース用継手であって、前記ニップルは、樹脂製であり、前記ニップルの前記定流量弁側の端面の一部と前記定流量弁との間に、水抜き用空間が形成されており、前記水抜き用空間は、前記ニップルの内部と連通しており、前記ニップルの前記定流量弁側の端面の他の一部は、前記定流量弁に当接していることを特徴とする給水ホース用継手である。
本発明によれば、ニップルの定流量弁側の端面の一部と定流量弁との間に水抜き用空間が形成され、当該水抜き用空間がニップルの内部と連通していることにより、当該水抜き用空間からニップルの内部に水が流入することが可能となる。このため、定流量弁の内部の通水路だけでなく、定流量弁の外周からの排水が効果的に促され、当該排水が円滑に行われる。従って、真冬等においてニップル内の水が凍結(膨張)してニップル等を破損させることを防ぐために「水抜き作業」を実施する場合に、当該水の排水が円滑に行われ、当該「水抜き作業」をより短時間で完了することが可能となる。
本発明によるこれらの効果は、ある程度ニップルを肉厚化してニップルの内径を狭めた場合でも得ることができる。従って、樹脂製のニップルにおいて強度上の支障がないよう、ある程度ニップルを肉厚化することが許容される。これにより、樹脂製のニップルを採用しながらも、強度上の支障がなく、定流量弁から逆流される水のニップルからの排出性能(水抜き性能)が良好であるという給水ホース用継手を提供することができる。
本発明では、前記ニップルの前記定流量弁側の端面の他の一部は、前記定流量弁に当接している。この場合、定流量弁に対するニップルの位置決めが容易である。
また、本発明は、一側に開口部を有する筒状の雌体と、前記雌体の内部に設けられた定流量弁と、前記定流量弁よりも前記開口部に近い領域において、前記雌体の内部にシール部材を介して挿入された筒状のニップルと、を備えた給水ホース用継手であって、前記ニップルは、樹脂製であり、前記ニップルの前記定流量弁側の端面の一部と前記定流量弁との間に、水抜き用空間が形成されており、前記水抜き用空間は、前記ニップルの内部と連通しており、前記定流量弁は、前記開口部側において、略平坦な端面を有しており、前記ニップルの前記定流量弁側の端面の他の一部は、前記定流量弁に当接する突出部となっていることを特徴とする給水ホース用継手である。
本発明によっても、ニップルの定流量弁側の端面の一部と定流量弁との間に水抜き用空間が形成され、当該水抜き用空間がニップルの内部と連通していることにより、当該水抜き用空間からニップルの内部に水が流入することが可能となる。このため、定流量弁の内部の通水路だけでなく、定流量弁の外周からの排水が効果的に促され、当該排水が円滑に行われる。従って、真冬等においてニップル内の水が凍結(膨張)してニップル等を破損させることを防ぐために「水抜き作業」を実施する場合に、当該水の排水が円滑に行われ、当該「水抜き作業」をより短時間で完了することが可能となる。
本発明によるこれらの効果は、ある程度ニップルを肉厚化してニップルの内径を狭めた場合でも得ることができる。従って、樹脂製のニップルにおいて強度上の支障がないよう、ある程度ニップルを肉厚化することが許容される。これにより、樹脂製のニップルを採用しながらも、強度上の支障がなく、定流量弁から逆流される水のニップルからの排出性能(水抜き性能)が良好であるという給水ホース用継手を提供することができる。
また、本発明によれば、当該突出部を設ける加工が容易であり、水抜き用空間を所望の態様に設けることができる。
なお、突出部を設ける加工とは、突出部を付加するタイプの加工に限定されず、周囲を切り欠くことで突出部を残存させる加工をも含む。
また、この場合において、前記突出部は、前記ニップルの内周縁から外周縁に亘って延在する複数の突出要素を有しており、前記水抜き用空間も、前記ニップルの内周縁から外周縁に亘って延在する空間要素を有していることが好ましい。これによれば、水抜き空間を構成する複数の空間要素が、ニップルの外周縁からニップルの内周縁まで延在することにより、水が効果的にニップルの内部に対してガイドされる。
更に、この場合において、前記突出要素は、周方向に等間隔に設けられており、前記空間要素も、周方向に等間隔に設けられていることが好ましい。これによれば、ニップルの定流量弁側の端面における水抜きがバランス良く促されるため、定流量弁から逆流された水のニップルからの排出がより円滑に行われる。
また、前記ニップルの内周は、前記定流量弁側の端部領域において、前記定流量弁側の端面に向かって、拡径されていることが好ましい。これによれば、定流量弁から逆流された水が、ニップルの内部へと流入しやすい。また、当該端部領域と比較して、それ以外の部分でニップルを相対的に肉厚にできるから、ニップルの破損のおそれをより低減できる。(当該端部領域については、雌体によって覆われることで、強度上の補強がなされていると言える。)
また、前記ニップルの内周は、前記定流量弁側とは反対の側の端部領域において、当該反対の側の端面に向かって、拡径されていることが好ましい。これによれば、ニップルに接続される給水機器(例えば水道栓に接続された給水ホース)から供給される水が、ニップルの内部へと流入しやすい(水の流動圧の損失を抑制することができる)。
この場合、前記ニップルの内周は、前記定流量弁側とは反対の側の端部領域において、当該反対の側の端面に向かって、ラッパ状に滑らかに拡径されていることが更に好ましい。これによれば、円錐面状に拡径される場合と比較して肉薄となる領域を低減することができる一方、円錐面状に拡径される場合と略同様に水の流入を促すことができる(水の流動圧の損失を抑制することができる)。
本発明によれば、ニップルの定流量弁側の端面の一部と定流量弁との間に水抜き用空間が形成され、当該水抜き用空間がニップルの内部と連通していることにより、当該水抜き用空間からニップルの内部に水が流入することが可能となる。このため、定流量弁の内部の通水路だけでなく、定流量弁の外周からの排水が効果的に促され、当該排水が円滑に行われる。従って、真冬等においてニップル内の水が凍結(膨張)してニップル等を破損させることを防ぐために「水抜き作業」を実施する場合に、当該水の排水が円滑に行われ、当該「水抜き作業」をより短時間で完了することが可能となる。
これらの効果は、ある程度ニップルを肉厚化してニップルの内径を狭めた場合でも得ることができる。従って、樹脂製のニップルにおいて強度上の支障がないよう、ある程度ニップルを肉厚化することが許容される。これにより、樹脂製のニップルを採用しながらも、強度上の支障がなく、定流量弁から逆流される水のニップルからの排出性能(水抜き性能)が良好であるという給水ホース用継手を提供することができる。
本発明の一実施形態による給水ホース用継手の概略断面図である。 図1のニップルとソケットと給水ホースとを示す概略断面図である。 図1のニップルの定流量弁側の端面を示す図である。 ニップルの定流量弁側の端面の変形例を示す図である。 ニップルの給水ホース側の内周の拡径の変形例を示す図である。
次に、添付図面を参照して、本発明の一実施形態による給水ホース用継手を説明する。
図1は、本発明の一実施形態による給水ホース用継手の概略断面図である。図1に示すように、本実施形態の給水ホース用継手1は、一側(図1の下側)に開口部21を有する筒状の雌体20と、雌体20の内部に設けられた定流量弁30と、定流量弁30よりも開口部21に近い領域に挿入された筒状のニップル10と、を備えている。
本実施形態のニップル10は、樹脂製(例えばPPS樹脂製)であり、雌体20の内部に2つのOリング41、42(シール部材)を介して挿入されている。より具体的には、ニップル10の円筒状の外周面にOリング用の2本の溝が形成されていて、当該溝にそれぞれOリング41、42が嵌合された状態で、円筒状の雌体20の内部に挿入されている。
そして、ニップル10は、固定部材43によって雌体20の内部に固定されている。より具体的には、ニップル10の外周面であって、Oリング用の2本の溝よりも定流量弁30から遠い側において、固定部材43用の溝がニップル10の外縁を一周するように形成されていて、当該固定部材43用の溝に固定部材43が嵌合されている。そして、図1の例では、固定部材43の外側に凸状部が設けられていて、当該凸状部が円筒状の雌体20と一体的な筒部23の溝内に固定されている。
ここで、図示は省略するが、固定部材43は、2つのC型形状の止め輪等によって構成されることが好ましい。雌体20の対向する2側方から、ニップル10に形成された固定部材43用の溝に、2つのC型形状の固定部材をそれぞれ嵌合させておくことで、雌体20の内部からニップル10が脱落することを抑制し、雌体20の内部にニップル10を固定することができる。
また、固定部材43の径方向の厚みは、固定部材43用の溝の深さと同程度である必要はなく、その半分程度であってもよい。
そして、本実施形態の特徴として、ニップル10の定流量弁側の端面の一部と定流量弁30との間に、水抜き用空間35が形成されている。
本実施形態では、定流量弁30の開口部21の側は、略平坦な端面を有している。そして、ニップル10の定流量弁側の端面の他の一部は、定流量弁30に当接する突出部11となっている。
図2は、図1のニップルとソケットと給水ホースとを示す概略断面図であり、図3は、図1のニップルの定流量弁側の端面を示す図である。図1乃至図3(特に図3)に示すように、本実施形態における突出部は、ニップル10の内周縁から外周縁に亘って延在する4個の突出要素11を有しており、水抜き用空間も、ニップル10の内周縁から外周縁に亘って延在する4個の空間要素35を有している。これにより、水抜き用空間(4個の空間要素35)は、ニップル10の定流量弁側の端部領域の内部12と連通している。
また、本実施形態では、4個の突出要素11は、周方向に等間隔に設けられており、各突出要素11の幅は同一であって、2mm程度で同一である。結果的に、4個の空間要素35も、互いに形状が同一となっていて、周方向に等間隔に配置されている。また、突出要素11及び空間要素35の高さは、例えば1mm程度である。
また、図1及び図2に示すように、ニップル10の内周は、定流量弁側の端部領域において、定流量弁側の端面に向かって、拡径されている。拡径の角度は、軸線方向に対して5〜20°であることが好ましく、例えば16°である。この場合、ニップル10の定流量弁側の端面における外径は18mm程度であり、内径は11mm程度である。
一方、図1及び図2に示すように、本実施形態のニップル10は、定流量弁側とは反対の側において、ソケット14を介して、給水ホース15に接続されている。
そして、図2に示すように、ニップル10の給水ホース側の端部領域の内部13の内周は、当該給水ホース側の端面に向かって、拡径されている。拡径の角度は、軸線方向に対して5〜20°であることが好ましく、例えば16°である。
前述のように拡径されている両方の端部領域を除けば、ニップル10の内部の内径は、5mmで一定となっている。
次に、以上のような構成からなる本実施形態の作用について説明する。
本実施形態の給水ホース用継手1は、例えば水洗式便器の給水装置と水道栓とを接続するために用いられる。具体的には、例えば、ニップル10とは反対側の給水ホース15の端部が水道栓に接続され、雌体20が水洗式便器の給水装置の給水口に固定されて使用される。
前述のように、ニップル10の内周は、給水ホース側の端部領域において拡径されているため、給水ホース15から供給される水はニップル10の内部13へと円滑に流入される。そして、定流量弁30が、例えば水洗式便器の給水装置に供給される水を一定流量に制御することにより、当該水洗式便器の給水装置に円滑に上水を供給することができる。
定流量弁30は、水圧変化に対して流路面積を変化させることで、流量を一定にするものである。本実施形態の定流量弁30には、当該定流量弁30の下流側(給水ホースとは反対方向側)に、図示しないバネ弾性体が設けられている。これにより、定流量弁30が水圧に応じて水の流動方向に対して前後に移動して、当該定流量30弁の中心及び外周を通過する水の流量が変化する。具体的には、低水圧時にはバネ弾性体が縮まないで、定流量弁30の中心及び外周が通水路として機能する一方で、高水圧時にはバネ弾性体が縮んで、定流量弁30が外周の通水路を遮断し、定流量弁30の中心のみから一定の低流量が供給されるように構成されている。
水抜き作業は、低水圧時に行われるものである。そして、本実施形態の給水ホース用継手1は、水抜き用空間(空間要素)35が形成されていることにより、定流量弁30から逆流された水を給水ホース15の側に戻す(排水する)際に、定流量弁30の中心の通水路だけでなく、定流量弁30の外周の通水路が効果的に排水に利用され、結果的に当該水のニップル10からの排出を円滑に行うことができ、当該「水抜き作業」をより短時間で完了することが可能となる。
以上のように、本実施形態によれば、ニップル10の定流量弁側の端面の一部と定流量弁30との間に水抜き用空間35が形成され、水抜き用空間35がニップル10の内部12と連通していることにより、水抜き用空間35からニップル10の内部に水が流入することが可能となる。このため、定流量弁30の内部の通水路だけでなく、定流量弁30の外周からの排水が効果的に促され、当該排水が円滑に行われる。従って、真冬等においてニップル10内の水が凍結(膨張)してニップル10等を破損させることを防ぐために「水抜き作業」を実施する場合に、当該水の排水が円滑に行われ、当該「水抜き作業」をより短時間で完了することが可能となる。
本実施形態による以上の効果は、ニップル10の肉厚がある程度大きくても、すなわち、ニップル10の内径がある程度狭められていても、得ることができる。従って、樹脂製のニップル10であっても、強度上の支障がない。すなわち、樹脂製のニップル10を採用しながらも、強度上の支障がなく、定流量弁30から逆流される水のニップル10からの排出性能(水抜き性能)が良好であるという給水ホース用継手1を提供することができる。
また、本実施形態では、定流量弁30の開口部側の面が略平坦であって、ニップル10の定流量弁側の端面に、定流量弁30に当接する突出要素11が設けられている。このような構成によれば、突出要素11を設ける加工が容易であるため、水抜き用空間(空間要素)35を所望の態様に設けることができる。
特に、本実施形態では、4個の突出要素11が、ニップル10の内周縁から外周縁に亘って延在しており、4個の空間要素35も、ニップル10の内周縁から外周縁に亘って延在している。これによって、水及び空気が効果的にニップル10の内部へとガイドされる。
更に、本実施形態では、4個の突出要素11が周方向に等間隔に設けられており、4個の空間要素35も、周方向に等間隔に設けられている。これによって、ニップル10の定流量弁側の端面における水抜きがバランス良く促され、定流量弁30から逆流された水のニップル10からの排出がより円滑に行われる。
また、本実施形態では、ニップル10の内周は、定流量弁側の端部領域において、定流量弁側の端面に向かって拡径されている。これによって、定流量弁30から逆流された水が、ニップル10の内部12へと流入しやすい。また、当該端部領域と比較して、それ以外の部分のニップル10が相対的に肉厚であるから、ニップル10の破損のおそれが低い。更に、当該端部領域については、雌体20によって覆われているため、強度上の補強がなされていると言える。
なお、少なくとも本件出願の時点では、突出要素11(ないし空間要素35)の数は、4個に限定されないし、周方向に等間隔に配置される態様に限定されない。また、複数の突出要素11の形状についても、少なくとも本件出願の時点では、互いに同一である態様に限定されないし、ニップル10の内周縁から外周縁に亘って延在する態様に限定されない。
例えば、図4に示すように、ニップル10’の定流量弁側の端面の径方向幅よりも短い4個の突出要素11’によって、完全には分離されない1つの水抜き用空間35’が形成されていてもよい。
また、図5に示すように、ニップル10”の給水ホース側の端部領域の内部13”の内周は、当該給水ホース側の端面に向かって、ラッパ状に滑らかに拡径されていてもよい。例えば、軸線を通る断面(図5)において中心線側に凸状のR1.5の曲線によって規定される曲面を辿るように拡径されていてもよい。これによれば、円錐面状に拡径される場合(図2の場合)と比較して、肉薄となる領域を低減することができる一方、円錐面状に拡径される場合(図2の場合)と略同様に水の流入を促すことができる(圧力損失を抑制することができる)。
1 給水ホース用継手
10、10’、10” ニップル
11、11’ 突出要素(突出部)
12 定流量弁側の端部領域の内部
13、 13” 給水ホース側の端部領域の内部
14 ソケット
15 給水ホース
20 雌体
21 開口部
23 筒部
30 定流量弁
35、35’ 空間要素(水抜用空間)
41 Oリング(シール部材)
42 Oリング(シール部材)
43 固定部材

Claims (7)

  1. 一側に開口部を有する筒状の雌体と、
    前記雌体の内部に設けられた定流量弁と、
    前記定流量弁よりも前記開口部に近い領域において、前記雌体の内部にシール部材を介して挿入された筒状のニップルと、
    を備えた給水ホース用継手であって、
    前記ニップルは、樹脂製であり、
    前記ニップルの前記定流量弁側の端面の一部と前記定流量弁との間に、水抜き用空間が形成されており、
    前記水抜き用空間は、前記ニップルの内部と連通しており、
    前記ニップルの前記定流量弁側の端面の他の一部は、前記定流量弁に当接している
    ことを特徴とする給水ホース用継手。
  2. 一側に開口部を有する筒状の雌体と、
    前記雌体の内部に設けられた定流量弁と、
    前記定流量弁よりも前記開口部に近い領域において、前記雌体の内部にシール部材を介して挿入された筒状のニップルと、
    を備えた給水ホース用継手であって、
    前記ニップルは、樹脂製であり、
    前記ニップルの前記定流量弁側の端面の一部と前記定流量弁との間に、水抜き用空間が形成されており、
    前記水抜き用空間は、前記ニップルの内部と連通しており、
    前記定流量弁は、前記開口部側において、略平坦な端面を有しており、
    前記ニップルの前記定流量弁側の端面の他の一部は、前記定流量弁に当接する突出部となっている
    ことを特徴とする給水ホース用継手。
  3. 前記突出部は、前記ニップルの内周縁から外周縁に亘って延在する複数の突出要素を有しており、
    前記水抜き用空間も、前記ニップルの内周縁から外周縁に亘って延在する空間要素を有している
    ことを特徴とする請求項に記載の給水ホース用継手。
  4. 前記突出要素は、周方向に等間隔に設けられており、
    前記空間要素も、周方向に等間隔に設けられている
    ことを特徴とする請求項に記載の給水ホース用継手。
  5. 前記ニップルの内周は、前記定流量弁側の端部領域において、前記定流量弁側の端面に向かって、拡径されている
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の給水ホース用継手。
  6. 前記ニップルの内周は、前記定流量弁側とは反対の側の端部領域において、当該反対の側の端面に向かって、拡径されている
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれかに記載の給水ホース用継手。
  7. 前記ニップルの内周は、前記定流量弁側とは反対の側の端部領域において、当該反対の側の端面に向かって、ラッパ状に滑らかに拡径されている
    ことを特徴とする請求項に記載の給水ホース用継手。
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