JP6832428B1 - 保険金・給付金支払処理システム - Google Patents

保険金・給付金支払処理システム Download PDF

Info

Publication number
JP6832428B1
JP6832428B1 JP2019527575A JP2019527575A JP6832428B1 JP 6832428 B1 JP6832428 B1 JP 6832428B1 JP 2019527575 A JP2019527575 A JP 2019527575A JP 2019527575 A JP2019527575 A JP 2019527575A JP 6832428 B1 JP6832428 B1 JP 6832428B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
payment
insurance
customer
information
benefits
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019527575A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2020188638A1 (ja
Inventor
理佳 楠田
理佳 楠田
博士 本橋
博士 本橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ORIX LIFE INSURANCE CORPORATION
Original Assignee
ORIX LIFE INSURANCE CORPORATION
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ORIX LIFE INSURANCE CORPORATION filed Critical ORIX LIFE INSURANCE CORPORATION
Application granted granted Critical
Publication of JP6832428B1 publication Critical patent/JP6832428B1/ja
Publication of JPWO2020188638A1 publication Critical patent/JPWO2020188638A1/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q40/00Finance; Insurance; Tax strategies; Processing of corporate or income taxes
    • G06Q40/08Insurance

Landscapes

  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Accounting & Taxation (AREA)
  • Finance (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Development Economics (AREA)
  • Economics (AREA)
  • Marketing (AREA)
  • Strategic Management (AREA)
  • Technology Law (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Business, Economics & Management (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)

Abstract

【課題】顧客からの申出がない場合であっても、能動的に保険金や給付金の計算処理を行うとともに、顧客に対して自動的に支払方法や支払額を提示することを可能とした保険金・給付金支払処理システムを提供する。【解決手段】保険金・給付金支払処理システムが、支払処理サーバと外部端末とからなり、支払処理サーバは、少なくとも、記憶部と演算部と入力部と出力部と通知部とからなり、記憶部は、保険契約データベースを備えるとともに、該保険契約データベースは、少なくとも、顧客情報テーブルと保険契約テーブルと顧客支払情報テーブルと医療情報テーブルとを備え、演算部は、少なくとも、保険金・給付金の支払いの対象となるかどうかを判断する査定手段と、査定手段による判断結果を基に支払う保険金・給付金および支払日数を計算して取得する計算手段と、最適な支払方法を自動的に選択する支払方法選択手段と、を備える構成である。【選択図】 図1

Description

本発明は、保険金や給付金の支払い処理を行うためのシステムに関し、特に、顧客からの申し出がない場合であっても、能動的に保険金や給付金の計算処理を行うとともに、顧客に対して自動的に支払方法および支払額を提示することを可能とした、保険金や給付金の日払いが可能な保険金・給付金支払処理システムに関する。
従来より、医療保険などの生命保険や傷害保険等、保険に関する保険金や給付金の管理や何かあった際の支払いをスムーズかつ便利に行うための仕組みが数多く検討され、それらを効率よく実現し運用するための様々なシステムが開発され使用されている。
今までの生命保険の保険金や給付金の支払いは、まず顧客が保険会社に対して給付金の請求を行い、請求書類が保険会社に受理され査定が行われた後、所定の日数内にまとめて顧客が指定した銀行口座に振り込まれるのが通常である。しかし、この方式によれば、顧客が日々必要となる費用に充当することが出来ず、取り急ぎの費用の調達に苦労する場合があるという問題点があった。
また、保険金や給付金の支払いは、銀行口座への振り込みとなるため、契約時に保険金や給付金の受け取りのための銀行口座が必ず必要になるという問題点や、支払方法を複数選択することができないため、受取を希望する場所での保険金や給付金の引き出しが困難という致命的な問題点もあった。
生命保険等の保険金や給付金の支払いの効率化を図るための技術として、特開2013−122787号公報が存在する。ここでは、診断書に記載された医学用語から支払事由を抽出し、支払事由に該当する保険証券情報を抽出するためのシステムであって、診断書のデータと保険証券情報とから、支払事由に関連するキーワードで該当する案件を抽出して支払の可能性を検証することを容易としたシステムが開示されている。
具体的には、診断書テキストデータべースから、医学用語データベースの医学的用語を用いて支払事由に関連する診断書を抽出し、診断書と医学用語のキーワードおよび保険証券情報とを対応付けて支払事由記憶部に記憶し、選択された支払事由について該当する保険証券の一覧を表示する。当該一覧から特定の証券番号が選択されると、当該証券番号の被保険者名で関連する証券一覧を表示し、更に特定の証券番号が選択されると、当該証券番号に対応する診断書一覧を表示し、その中から特定の診断書が選択されると、当該証券番号の診断書に関する検証内容と事由キーワードの情報等を出力する。これにより、支払可能性の検証を容易に行うことができるとともに、広範囲で多面的な検証を網羅的に漏れなく行うことを可能としたシステムに関する技術が開示されている。
確かにこの技術によれば、支払対象となる保険証券情報を漏れなく抽出して支払対象の検証を行うことが容易となり、保険金や給付金の支払いがスムーズになるとも考えられるが、能動的な支払の提案については対応しておらず、支払方法の提案についての利便性の向上については考慮されていないという問題点があった。
また、特開2011−123646号公報では、お客様の申出に対して申出契約以外の加入契約を抽出して申出受付情報を生成し、当該申出受付情報を基に、関連する請求書、手続案内書、申出内容確認書、請求案内ガイダンス兼内勤点検票等の書類を生成し、それら書類を束ねて印刷する技術が開示されている。この技術によれば、お客様の申出内容に対して、複数の契約内容に応じた申出受付を行い、請求書及びお客様の申出内容や契約内容に応じた申出内容確認書を提供し、請求案内することで、お客様に漏れなく案内することが可能となる旨が開示されている。
確かにこの技術によれば、漏れのない保険金や給付金の支払いの案内を行うことが可能となるが、保険金や給付金を必要な時に素早く支払うことを可能とするという点ではまだ不十分であった。
保険金や給付金の支払いが必要となるのは、特に急を要する場面であることが多々あり、素早い保険金や給付金の支払いが望ましいと考えられる。また、顧客が請求をしなくとも、能動的に保険金や給付金の支払いの可否等を通知できたり、支払方法を提案できたりすると顧客の利便性が増して顧客満足度も向上する。更に、保険金や給付金の日払いが可能となれば更に顧客満足度の向上が期待できる。そこで、顧客からの申出がなくても能動的に保険金や給付金の計算処理を行い、併せて顧客に対して自動的に支払方法および支払額を提示する保険金や給付金の支払い処理を行うための、保険金や給付金の日払いが可能な保険金や給付金の支払システムの開発が望まれていた。
特開2013−122787号公報 特開2011−123646号公報
本発明は、保険金や給付金の支払い処理を行うためのシステムであって、特に、顧客からの申し出がない場合であっても、能動的に保険金や給付金の計算処理を行うとともに、顧客に対して自動的に支払方法および支払額を提示することを可能とし、更に保険金や給付金の日払いを可能とした、顧客の利便性を増すとともに顧客満足度を向上させる、保険金や給付金の支払いをスムーズかつ便利に行うための保険金・給付金支払処理システムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために本発明に係る保険金および/または給付金の支払を行うための保険金・給付金支払処理システムは、保険金および/または給付金の支払処理を行う支払処理サーバと、前記支払処理サーバに対して顧客が外部から入力および処理指示を行うとともに前記支払処理サーバから送信される情報を表示する外部端末と、からなり、前記支払処理サーバは、少なくとも、各種データを記録保持するための記憶部と、該記憶部に記録されたデータに対する演算処理を行うための演算部と、前記記憶部に対する入力処理および前記演算部に対する処理命令を行うための入力部と、前記演算部による演算処理結果を視認可能に出力するための出力部と、前記演算部による演算処理結果を顧客の外部端末に通知する通知部と、からなり、前記記憶部は、保険契約情報を登録するための保険契約データベースを備えるとともに、該保険契約データベースは、少なくとも、顧客の基本情報を登録する顧客情報テーブルと、保険契約毎の情報を登録する保険契約テーブルと、顧客毎の支払方法および該支払方法毎の支払履歴を登録する顧客支払情報テーブルと、顧客毎の医療情報を登録する医療情報テーブルと、を備え、前記演算部は、少なくとも、前記顧客情報テーブルと前記保険契約テーブルと前記医療情報テーブルとから保険金・給付金の支払いの対象となるかどうかを判断する査定手段と、前記査定手段による判断結果を基に前記顧客情報テーブルと前記保険契約テーブルと前記医療情報テーブルとから支払う保険金または給付金および支払日数を計算して取得する計算手段と、前記顧客情報テーブルと前記顧客支払情報テーブルとから最適な支払方法を自動的に選択する支払方法選択手段と、を備え、前記演算部は、前記査定手段により、対象の顧客に対応する医療情報テーブルを検索して医療情報を抽出処理するとともに保険契約テーブルを検索して保険金・給付金の支払対象であるかどうかの査定処理を行い、前記計算手段により、対象の顧客の契約内容に応じた保険金・給付金および支払日数を計算取得するとともに保険金・給付金および支払日数または支払可否を前記通知部によって対象の顧客の外部端末に通知し、前記支払方法選択手段により、前記顧客支払情報テーブルに登録された支払方法毎に支払履歴から得られる利用頻度に応じて付与された一または複数からなる値を和算した数値と予め設定された支払方法毎の優先順位に応じて付与された重み付け値との積算値を得たうえで最大値となった支払方法を最適な支払方法として選択処理するとともに前記通知部によって該支払方法を対象の顧客の外部端末に通知する構成である。
また、前記演算部は、顧客位置情報取得手段を備えるとともに、前記顧客支払情報テーブルは、更に、顧客の現在位置において各種支払方法がそれぞれ利用可能かどうかを示す位置情報利用可否情報を登録する構成であり、前記演算部は、前記顧客位置情報取得手段により、対象の顧客の現在位置情報を取得するとともに、前記支払方法選択手段により、顧客支払情報テーブルに登録された支払方法毎に支払履歴から得られる利用頻度に応じて付与された一または複数からなる値と位置情報利用可否情報の有無に応じて付与された値とを和算した数値と、予め設定された支払方法毎の優先順位に応じて付与された重み付け値と、の積算値を得たうえで最大値となった支払方法を最適な支払方法として選択処理するとともに前記通知部によって該支払方法を対象の顧客の外部端末に通知する構成である。
また、前記演算部は、前記外部端末からの指示に応じて、前記査定手段により、対象の顧客に対応する医療情報を検索して医療情報を抽出処理するとともに抽出された医療情報を基に保険金・給付金の支払いの査定処理を行い、前記計算手段により、対象の顧客の契約内容に応じた保険金・給付金および支払日数を計算取得し、前記支払方法選択手段により、最適な支払方法を選択処理し、前記査定処理の結果が支払可能である場合に、保険金・給付金、支払日数および支払方法を前記通知部によって対象の顧客の外部端末に通知する構成である。
また、前記演算部は、日次で自動的に、前記査定手段により、対象の顧客に対応する医療情報を検索して医療情報を抽出処理するとともに抽出された医療情報を基に保険金・給付金の支払いの査定処理を行い、前記計算手段により、対象の顧客の契約内容に応じた保険金・給付金および支払日数を計算取得し、前記査定処理の結果が支払可能である場合に、保険金・給付金および支払日数を前記通知部によって対象の顧客の外部端末に通知する構成である。
更に、前記顧客情報テーブルは顧客の年齢情報を含むとともに、前記医療情報テーブルは顧客の既往歴情報および/またはその他保険金または給付金および支払日数を計算するために必要な医療情報を含み、前記計算手段は、前記外部端末からの指示に応じて、前記顧客の年齢情報および既往歴情報および/またはその他保険金または給付金および支払日数を計算するために必要な医療情報を取得するとともに、前記保険契約テーブルと統計データを参照したうえで計算処理することにより、対象の顧客に支払う保険金または給付金および支払日数を取得したうえで、支払手段により保険金または給付金を前払いで対象の顧客に支払う構成でもある。
本発明は、上記詳述した通りの構成であるので、以下のような効果がある。
1.支払処理サーバの記憶部に保険契約データベースを設ける構成としたため、顧客情報や保険金・給付金の管理、支払い処理等を容易に行うことが可能となる。また、演算部に支払方法選択手段を設けたため、顧客に対する保険金や給付金の最適な支払方法を自動的に選択して、顧客に対して提案することが出来る。
2.演算部に顧客位置情報取得手段を設けたため、顧客の現在位置情報を、支払方法選択手段による支払方法の選択処理に利用することが可能となり、顧客にとって現在最適な支払方法を提案することが可能となる。
3.外部端末からの指示に応じた演算部による査定処理乃至支払処理を行う構成としたため、能動的な処理のみならず、顧客の要求に応じた保険金や給付金の支払い処理を行うことが可能となる。
4.日次で自動的に、査定処理乃至計算処理を行う構成としたため、顧客の申し出の有無に関わらず、システム側が能動的に、保険金や給付金の支払の可否、支払額や支払方法を顧客に提案することが可能となる。
5.保険契約テーブルと統計データを参照したうえで保険金や給付金の計算処理を行う構成としたため、保険金や給付金の支払額や支払日数を能動的に計算取得して顧客に支払うことが可能となる。
以下、本発明に係る保険金・給付金支払処理システムを、図面に示す実施例に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明に係る保険金・給付金支払処理システムの概念図であり、図2は、保険契約データベースの概念図である。図3は、支払方法選択手段による支払方法の選択処理の例を示す図であり、図4は、保険金や給付金の支払処理のフローを示す図である。
本発明に係る保険金・給付金支払処理システム1は、図1に示すように、支払処理サーバ100と、外部端末200とからなり、保険金および/または給付金の支払を、能動的または顧客からの申出に応じて行うためのシステムであり、保険金や給付金の支払いをスムーズかつ便利に行うことにより顧客の利便性を増すとともに顧客満足度を向上させた保険金・給付金の支払処理のためのシステムである。
支払処理サーバ100は、本発明に係る険金・給付金支払処理システム1の中心となる装置であり、保険金および/または給付金の支払のための各種処理を迅速かつ正確に行うための一または複数のコンピュータから構成されるサーバである。支払処理サーバ100は、単体で構成することも可能であるが、顧客や契約数、処理件数が膨大であることから、支払処理サーバ100には、高いレベルの処理能力や高パフォーマンスが要求されることが考えられる。このような場合には、複数のサーバコンピュータによって分散処理等を行う構成とすることが可能である。
また、支払処理サーバ100またはサーバマシン群は、本社の管理室(図示せず)に配置することが想定されるが、データ管理の安全性、システムの運用・保守の簡便化、負荷分散の観点から、サーバをクラウド化するクラウドコンピューティング技術を用いたデータ管理方法を用いる構成としてもよい。
外部端末200は、支払処理サーバ100に対して顧客が外部から入力や各種処理の指示を行うとともに、支払処理サーバ100から送信される支払の提案など各種情報を表示するための手段である。外部端末200は、本実施例では、図1に示すように、支払処理サーバ100にLANまたはインターネットを介して接続された一または複数のタブレットPCやスマートフォン等からなる携帯型端末や、パーソナルコンピュータからなる構成としているが、これに限定されることはない。また、支払処理サーバ100を直接操作するコンピュータを設置し、該コンピュータに対して、一または複数の携帯型端末やパーソナルコンピュータからなる外部端末200によりアクセスすることで支払処理サーバ100を間接的に操作する構成としてもよい。その他、支払処理サーバ100をミラーリングして負荷分散する構成とするなど、各種構成を選択して使用することが可能である。
支払処理サーバ100は、図1に示すように、本実施例では、少なくとも、記憶部110と、演算部120と、入力部130と、出力部140と、通知部150とを装備した構成である。
記憶部110は、保険金や給付金の支払処理に使用する各種データを記録保持するための記憶領域であり、支払処理サーバ100に装備される一または複数のハードディスク等の記憶装置または記憶装置群からなる構成である。本実施例では、特にデータ量が膨大となるため、例えば、ストレージシステムを構築し、一または複数のサーバから分離して各サーバからストレージにアクセスする構成(NAS等)を採用することが望ましい。また、記憶部110として、一または複数のサーバ機からなるデータベースサーバを構築して支払処理サーバ100からアクセスする構成とすることももちろん可能である。
演算部120は、記憶部110に記録されたデータを読み出して、これらに対する演算処理を行うための装置である。本実施例では、演算部120はソフトウェアからなり、自動的にまたは外部からの指示に従い、支払処理サーバまたはサーバ群に装備されたCPU等の演算装置が、記憶部110等に記憶された演算ソフトウェアの実行ファイルを読み取って実行処理を行うとともに、各種データを読み出して、データの処理を行う構成であるが、この構成に限定されることはなく、例えばアプリケーションサーバを設けてそこに演算部120を置き、該サーバから演算処理を行う構成としてもよい。
入力部130は、記憶部110に対する入力処理や、演算部120に対する処理命令を入力するための装置である。サーバに直接データを入力するための入力装置によって構成することが可能であるが、本実施例では、処理するデータ量や件数が膨大となることが考えられることから、一または複数の装置からなる支払処理サーバ100の外部に設けられる複数からなるパーソナルコンピュータや携帯端末等をネットワークを介して支払処理サーバ100に接続する構成とすることが考えられる。該複数からなるパーソナルコンピュータを介してオペレータ等が記憶部110に対する各種データの入力処理を行ったり、顧客の支払い等の要求に応じるために演算部120に対する処理命令を出したりする構成であるが、この構成に限定されることはない。
出力部140は、演算部120による演算処理結果を視認可能に出力するための装置であり、本実施例では、サーバやパーソナルコンピュータ・携帯端末のモニタからなる構成であり、その他、ネットワークを介して接続されたプリンタ等も含まれる構成である。
通知部150は、演算部120による保険金や給付金の支払に関する各種演算処理の結果を顧客の外部端末200に通知するための装備である。本実施例では、通知部150はソフトウェアからなり、支払処理サーバ100に組み込まれた演算部120が、記憶部110に記憶されたソフトウェアの実行ファイルを読み出して実行するとともに、その結果の内容と通知依頼を通知部150に受け渡し、または、通知部150をサブルーチンとして呼び出し、通知部150が顧客に情報を通知する構成であるが、これに限定されることはなく、例えばアプリケーションサーバを設けてそこに通知部150を置き、演算部120からの指示等に基づいて該サーバが外部端末200に対する通知処理を行う構成としてもよい。
記憶部110は、保険契約データベース300を備える構成である。保険契約データベース300は、保険契約情報を登録するためのデータベースであり、本実施例ではリレーショナルデータベースを用いて構成しているが、これに限定されることはなく、他の各種データベースによって構築することももちろん可能である。保険契約データベース300は、図2に示すように、本実施例では、少なくとも、顧客情報テーブル310と、保険契約テーブル320と、顧客支払情報テーブル330と、医療情報テーブル340と、を備える構成である。
顧客情報テーブル310は、顧客の基本情報を登録するテーブルであり、本実施例では、顧客ID、氏名、住所、性別、生年月日、マイナンバー、健康保険被保険者証番号等を含む構成であるが、これに限定されることはない。
保険契約テーブル320は、顧客と契約した保険契約毎の各種情報を登録するためのテーブルであり、本実施例では、保険証券番号、顧客ID、契約年月日、保険ID、保険種類、保険期間、契約年齢、特約種別、受取人氏名等の情報を含む構成であるが、これに限定されることはない。また、上記のうち、保険ID、保険種類、保険期間、その他の保険商品に関する詳細情報は別途テーブルを構築して本発明の保険契約テーブル320と連結させる構成とすることももちろん可能である。
顧客支払情報テーブル330は、顧客毎の支払方法および該支払方法毎の支払履歴を登録するためのテーブルであり、顧客ID、支払方法種別(電子マネー、ポイント、銀行振込など)、支払対象情報(電子マネーアカウント情報、ポイントカード番号、口座番号等)、利用日時、優先順位、位置情報利用可否情報等の情報を含む構成であるが、これに限定されることはない。
医療情報テーブル340は、顧客毎の医療情報を登録するためのテーブルであり、本実施例では、顧客ID、傷病名、入院/通院種別、入院期間、既往歴等の情報を含む構成であるが、これに限定されることはない。なお、医療情報テーブル340に登録する各種情報は、オペレータが入力部130から逐次入力する構成とすることが可能であり、また、各種医療機関から電子カルテ等の医療情報に係る電子データを入手して、定期的・自動的に登録・更新する構成とすることも可能である。
演算部120は、図2に示すように、少なくとも、査定手段122と、計算手段124と、支払方法選択手段126とを備える構成である。査定手段122は、保険金や給付金の支払いの可否を査定するための手段であり、本実施例では、顧客情報テーブル310と保険契約テーブル320と医療情報テーブル340との情報を抽出して、その内容から、保険金や給付金の支払いの対象となるかどうかを判断するための手段である。なお、査定手段122による査定の詳細は後述する。
計算手段124は、査定手段122による判断結果を基に、保険金や給付金の支払額等を計算処理する手段であり、本実施例では、顧客情報テーブル310と保険契約テーブル320と医療情報テーブル340とから支払う保険金または給付金および支払日数を計算して取得する。なお、計算手段124による計算処理の詳細は後述する。
支払方法選択手段126は、保険金や給付金の支払を望む顧客にとって最適な支払方法を提案するための手段であり、本実施例では、顧客情報テーブル310と顧客支払情報テーブル330とから演算処理を行って最適な支払方法を自動的に選択する。なお、支払方法選択手段126による演算処理の詳細は後述する。
次に、演算部120の各種演算処理について詳述する。まず、査定手段122が、顧客情報テーブル310を検索して保険金や給付金の支払対象の顧客に対応する顧客ID、氏名、住所、性別、生年月日等のデータを抽出するとともに、関連付けられた医療情報テーブル340を検索して保険金や給付金の支払対象の顧客に対応する傷病名、入院/通院種別、入院期間、既往歴などの情報を抽出する。これにより、顧客の個人情報と登録された電子カルテ等の医療情報をリンクさせて当該顧客の現在の状況を総合的に把握することが可能となる。次に、顧客情報テーブル310と関連付けられた保険契約テーブル320を検索して、保険金や給付金の支払対象の顧客の保険契約に係る保険証券番号、契約年月日、保険種類、保険期間、契約年齢、特約種別等を抽出する。これらの得られた情報を基に、現在の顧客の傷病等の状況と保険契約の内容を対比検討することが可能となり、保険金・給付金の支払対象であるかどうかを判断する査定処理を行う。
計算手段124は、査定手段122による査定処理によって保険金や給付金の支払の査定が行われた後、顧客情報テーブル310の顧客の各種情報、医療情報テーブル340の傷病名、入院/通院種別、入院期間等の情報、および保険契約テーブル320の保険種類、保険期間、契約年齢、特約種別等の情報を利用して、対象の顧客の契約内容および現状から支払可能な保険金・給付金および支払日数を計算して取得する。更に、取得された保険金・給付金および支払日数を、通知部150を介して顧客の外部端末200に通知する構成である。なお、査定手段124によって保険金や給付金の支払の査定が下りなかった場合も、その旨を通知部150によって対象の顧客の外部端末200に通知する。
この構成とすることにより、顧客からの申し出がなくても、電子カルテ等の電子データを取得して、該当する顧客全ての医療情報からのデータに基づいた査定を日次で行い、給付の対象であると判断した顧客には、顧客からの申し出が無くても能動的に給付金の支払いが可能であることを通知し、申し出の欠落や申し出の手間を省くことが可能となる。また、顧客との契約に基づき、あと何日、いくら支払い可能なのかを支払う際に通知することも可能となる。さらに、電子カルテ等の電子データと連動して、一旦給付金の支払いを開始した後に日々データを確認できるため、例えば、顧客から退院日の申告が無くても支払いの終了日を検出することが可能となる。
支払方法選択手段126は、顧客支払情報テーブル330を検索して、保険金・給付金の支払対象の顧客に対する最適な支払方法を選択する。顧客支払情報テーブル330に登録された電子マネー、ポイント、銀行振込などの支払方法種別をすべて抽出するとともに、各種支払方法毎の利用回数を集計して支払履歴として一時保存する。また併せて、各種支払方法毎に利用日時を整理して保存する。
次に、上記支払履歴より利用頻度を算出する。なお、利用頻度には、本実施例では、利用回数の他、最新の利用日時、連続利用回数等が含まれる。利用頻度の算出後は、利用頻度に応じて一または複数からなる値を付与し、該値を支払方法毎に和算する。例えば、図3に示すように、利用頻度が「3日連続で利用した場合」には値5が付与され、「前日に利用した場合」には値1が付与される。この数値を電子マネー、ポイント、銀行振込などの支払方法毎に和算することで、支払方法毎に優先順位となる和算値が与えられることとなる。本実施例では、数値が高い方が優先度が高い設定となっているが、この計算方法に限定されることはない。
次に、顧客支払情報テーブル330に予め登録された電子マネー、ポイント、銀行振込などの支払方法毎の設定された優先順位情報を抽出し、順位に応じて付与された重み付け値と、上記支払方法毎の和算値を積算して積算値を得る。例えば、図3に示すように、優先順位が、1:電子マネー、2:ポイントカード、3:銀行振込の場合、重み付け値として1位:5、2位:3、3位:1が付与され、電子マネー:5、ポイントカード:3、銀行振込:1の値が重み付け値として付与される。これらの数値と支払方法毎の和算値を積算して積算値を得る構成である。
支払方法選択手段126は、これによって得られた支払方法毎の値のうち、最大値となった支払方法を最適な支払方法として選択処理する。選択された支払方法は、通知部150によって対象の顧客の外部端末200に通知する。これにより、最適な保険金や給付金の支払方法の提案をすることが可能となる。
上記の構造とすることにより、顧客からの申し出に応じて、電子マネー、プリペイドカード、ポイント、従来の銀行振り込みなどあらゆる手段で日単位での支払いが可能となるとともに、最適な支払方法を顧客に予め提案できることとなり、顧客の利便性を増すとともに顧客満足度を向上させた保険金・給付金支払処理システムを提供することが可能となった。
本発明の保険金・給付金支払処理システム1の一実施例として、演算部120の支払方法選択手段126による支払方法の選択処理時には、GPSを利用した顧客位置を利用することにより、顧客がより受け取りやすい支払方法を選択して提案する構成とすることが可能である。この場合、演算部120は、図2に示すように、顧客位置情報取得手段128を装備する構成である。顧客位置情報取得手段128は、GPSによる位置情報を取得するための手段であり、本実施例では、顧客が保有する携帯端末の位置情報を演算部120が取得可能な構成であり、これによって顧客の現在位置を把握する構成である。また、顧客支払情報テーブル330には、前述のように、位置情報利用可否情報が登録される構成である。位置情報利用可否情報は、GPSによって取得される顧客の現在位置において各種支払方法がそれぞれ利用可能かどうかを示すものであり、顧客支払情報テーブル330の位置情報利用可否情報列に記録される。位置情報利用可否情報は、例えば、GPSによって取得される顧客の現在位置で各種支払が利用可能かどうかを各種支払情報毎に定期的に検索調査して更新する構成とすることが可能であるが、これに限定されることはない。
演算部120の支払方法選択手段126による支払方法の選択処理時には、顧客位置情報取得手段128により、対象の顧客の現在位置情報が取得される。支払方法選択手段126は、前述の支払方法毎の和算値に、更に位置情報利用可否情報の有無に応じて付与された値とを和算した数値を得る。この数値と、予め設定された支払方法毎の優先順位に応じて付与された重み付け値とを積算することにより、最大値となった支払方法を最適な支払方法として選択処理する。例えば、図3に示すように、ある支払方法について位置情報利用可否情報が利用可能である場合(顧客の所在地付近で利用可能である場合)、値:5が付与され、支払方法毎の和算値にさらに和算される。そして、前述の優先順位に応じて付与された重み付け値と、上記支払方法毎の和算値を積算して積算値を得る。
例えば、図3に示すように、優先順位が、1:電子マネー、2:ポイントカード、3:銀行振込の場合、重み付け値として1位:5、2位:3、3位:1が付与され、電子マネー:5、ポイントカード:3、銀行振込:1の値が重み付け値として付与されており、これらの各値と支払方法毎の和算値を積算することにより、図3においては、電子マネー:55、ポイントカード:10、銀行振込:33の値がそれぞれ付与されることとなる。
支払方法選択手段126は、これによって得られた支払方法毎の値のうち、最大値となった支払方法を最適な支払方法として選択処理する。選択された支払方法は、通知部150によって対象の顧客の外部端末200に通知する。これにより、例えば、入院している病院と近距離に電子マネーのみ利用可能な店がある場合は、当該電子マネーの支払い順位を上げて支払方法を最適と判断したうえで、顧客に提案可能となる。すなわち、更に最適な保険金や給付金の支払方法の提案をすることが可能となった。
本発明の保険金・給付金支払処理システム1の一実施例として、演算部120は、外部端末200からの指示に応じて、査定手段122による医療情報の抽出処理および保険金・給付金の支払いの査定処理、計算手段124による保険金・給付金および支払日数の計算取得、および支払方法選択手段126による最適な支払方法の選択処理を行う構成とすることが可能である。査定処理の結果が支払可能である場合には、保険金・給付金、支払日数および支払方法が通知部150によって対象の顧客の外部端末200に通知される構成である。
この構成とすることにより、顧客からの申し出に応じて、電子マネー、プリペイドカード、ポイント、銀行振込などあらゆる手段で、保険金や給付金の日単位での支払が可能となった。また、顧客からの申し出に応じて、しかるべき支払いを前払いで払うことが可能となった。本実施例では、保険金や給付金を日払いで行う場合、例えば1日目は請求したが2日目は請求しなかった場合、3日目は2日目の分を含んだ金額(累積)として支払することが可能な構成としているが、これに限定されることはない。
また、本発明の保険金・給付金支払処理システム1の他の実施例として、演算部120は、日次で自動的に、査定手段122による医療情報の抽出処理および保険金・給付金の支払いの査定処理、計算手段124による保険金・給付金および支払日数の計算取得を行う構成とすることが可能である。査定処理の結果が支払可能である場合には、保険金・給付金、支払日数および支払方法が通知部150によって対象の顧客の外部端末200に通知される構成である。
この構成とすることにより、顧客からの申し出がなくても、能動的かつ自動的に電子カルテ等の医療情報の電子データを取得するとともに、該当する顧客全ての医療情報に基づいた査定を日次で行い、給付の対象であると判断した顧客に対しては、申し出が無くても能動的に給付金の支払いが可能であることを通知可能となり、顧客からの申し出の手間を省くことが可能となり、顧客の利便性を増すとともに顧客満足度を向上させた保険金・給付金支払処理システムを提供することが可能となった。
本発明の保険金・給付金支払処理システム1の別の実施例として、顧客情報テーブル310を顧客の年齢情報(または生年月日情報)を含む構成とするとともに、医療情報テーブル340を顧客の既往歴情報および/またはその他保険金または給付金および支払日数を計算するために必要な医療情報を含む構成とすることが可能である。その他保険金または給付金および支払日数を計算するために必要な医療情報には、例えば、喫煙歴、家族の病歴(特に癌など)等が考えられるが、これらに限定されることはなく、保険金または給付金および支払日数を計算するために必要な医療情報としてあらゆる情報を含めることが可能である。
計算手段124は、外部端末200からの指示に応じて、顧客の年齢情報および既往歴情報および/またはその他保険金または給付金および支払日数を計算するために必要な医療情報を取得する。また、計算手段124は、保険契約テーブル320と統計データを参照したうえで、上記各種計算処理を行って対象の顧客に支払う保険金または給付金および支払日数を取得する構成とすることが可能である。統計データは、本実施例では、例えばオープンデータから取得可能な情報としているが、これに限定されることはない。
取得された保険金または給付金は、支払手段400によって、前払いで対象の顧客に支払う構成である。以上の構成とすることにより、顧客からの申し出に応じて、保険金や給付金の支払いを前払いで払うことが可能となる。例えば、給付金においては、開腹手術の場合は少なくとも数日間の入院が必要となるため、その手術で必要となる最低入院日数分を前払いで支払うことが可能となる。このとき、何日前払いできるかは、顧客の年齢、既往歴、オープンデータで取得できる様々なデータから決定する構成とすることが可能である。
以下、本発明の具体的な実施例を説明する。なお、以下は例示するものであって、この実施態様に限定されるものではない。
本発明に係る保険金・給付金支払処理システムは、図4に示すように、保険金や給付金を支払うべき期間中、以下のように日単位で電子マネー、プリペイドカード、ポイントカード、銀行口座等に保険給付金を支払う構成である。
まず、あらかじめ、顧客が指定した複数の電子マネー等に関して次の条件を設定しておく。
(1)保険金・給付金をチャージする複数の電子的手段(例:電子マネー、ポイントカード、銀行振込)の指定と、優先順位(例:電子マネー:1、ポイントカード:3、銀行振込:2)
(2)決済手段のチャージの上限が決まっている場合、給付金を入金すると上限を超える場合の支払い方法(持ち越しにする、一括で銀行口座に入金するなど)
次に、顧客から給付の請求があった場合、電子カルテ等の医療情報の連携等により被保険者が入院や通院をしている理由を確認する。なお、偽装の防止策として、当事者が病院にしかるべき間滞在しているというような情報の確認のためにもGPS情報が利用可能となる。
次に、電子カルテ等の医療情報から顧客が入院または通院していることを検知した場合、加入している保険の保障内容と照らし合わせ、給付金の支払い対象であると判定した場合には、顧客にメールやアプリ(図示せず)の通知などの方法によって能動的に支払可能であることの通知を行う。電子カルテと顧客とのマッチングは、マイナンバー等一意にマッチングできる方法を用いる。
次に、査定の結果、保険金・給付金を支払い可能と判断した場合、例えば、次のような方法で支払いを行う。
(1)顧客が、支払希望日にアプリの「請求」ボタンを押す(毎日押さなくてもよい。給付金が欲しい日に押す)
(2)「請求」ボタンを押さなくても支払可能日には自動的に支払うような設定も可能としておく。
(3)顧客が直近の数日間で支払った決済手段、GPSによる被保険者の所在地などの情報を取得し、総合的に判断して支払順位を顧客に提示する。例えば、入院している病院と近距離に電子マネーのみ利用可能な店がある場合は、電子マネーの支払い順位を上げたりして最適性を総合的に判断する。提示の方法は、例えば、保険金・給付金の支払状況を確認できるスマホアプリ(図示せず)を提供したとして、支払期間中、毎朝支払い順位を提示し(例:電子マネー:1、ポイントカード:3、銀行振込:2)、顧客が了承したら支払を実行する。その場で顧客が支払順位や支払先を変更したり、毎度確認することなくあらかじめ指定された方法実施することも可能とする。
保険の契約に基づき、あと何日給付金が支払われるかを毎日の支払いが完了後スマホアプリへの表示やショートメッセージ、SNSへの送信等の手段で通知する。
電子カルテの医療データ等の連携により退院したことを検知した場合は、顧客に支払完了を通知し、支払を終了する。
上記実施例に示すように、本発明に係る保険金・給付金支払処理システム1は、従来からの、顧客の申請に基づき支払可能かどうかの査定を行い、支払可能であれば指定された銀行口座にまとめて振り込むという保険金や給付金の支払方法に替えて新たな方法としたものである。この構成とすることにより、顧客の利便性を増すとともに顧客満足度を向上させ、保険金や給付金の支払いをスムーズかつ便利に行うことが可能となった。
本発明に係る保険金・給付金支払処理システムの概念図 保険契約データベースの概念図 支払方法選択手段による支払方法の選択処理の例を示す図 保険金や給付金の支払処理のフローを示す図
1 保険金・給付金支払処理システム
100 支払処理サーバ
110 記憶部
120 演算部
122 査定手段
124 計算手段
126 支払方法選択手段
128 顧客位置情報取得手段
130 入力部
140 出力部
150 通知部
200 外部端末
300 保険契約データベース
310 顧客情報テーブル
320 保険契約テーブル
330 顧客支払情報テーブル
340 医療情報テーブル
400 支払手段

Claims (5)

  1. 保険金および/または給付金の支払を行うための保険金・給付金支払処理システム(1)が、
    保険金および/または給付金の支払処理を行う支払処理サーバ(100)と、前記支払処理サーバに対して顧客が外部から入力および処理指示を行うとともに前記支払処理サーバから送信される情報を表示する外部端末(200)と、からなり、
    前記支払処理サーバ(100)は、少なくとも、各種データを記録保持するための記憶部(110)と、該記憶部に記録されたデータに対する演算処理を行うための演算部(120)と、前記記憶部に対する入力処理および前記演算部に対する処理命令を行うための入力部(130)と、前記演算部による演算処理結果を視認可能に出力するための出力部(140)と、前記演算部による演算処理結果を顧客の外部端末(200)に通知する通知部(150)と、からなり、
    前記記憶部(110)は、保険契約情報を登録するための保険契約データベース(300)を備えるとともに、該保険契約データベースは、少なくとも、顧客の基本情報を登録する顧客情報テーブル(310)と、保険契約毎の情報を登録する保険契約テーブル(320)と、顧客毎の支払方法および該支払方法毎の支払履歴を登録する顧客支払情報テーブル(330)と、顧客毎の医療情報を登録する医療情報テーブル(340)と、を備え、
    前記演算部(120)は、少なくとも、前記顧客情報テーブル(310)と前記保険契約テーブル(320)と前記医療情報テーブル(340)とから保険金・給付金の支払いの対象となるかどうかを判断する査定手段(122)と、前記査定手段による判断結果を基に前記顧客情報テーブル(310)と前記保険契約テーブル(320)と前記医療情報テーブル(340)とから支払う保険金または給付金および支払日数を計算して取得する計算手段(124)と、前記顧客情報テーブル(310)と前記顧客支払情報テーブル(330)とから最適な支払方法を自動的に選択する支払方法選択手段(126)と、を備え、
    前記演算部(120)は、前記査定手段(122)により、対象の顧客に対応する医療情報テーブル(340)を検索して医療情報を抽出処理するとともに保険契約テーブル(320)を検索して保険金・給付金の支払対象であるかどうかの査定処理を行い、前記計算手段(124)により、対象の顧客の契約内容に応じた保険金・給付金および支払日数を計算取得するとともに保険金・給付金および支払日数または支払可否を前記通知部(150)によって対象の顧客の外部端末(200)に通知し、前記支払方法選択手段(126)により、前記顧客支払情報テーブル(330)に登録された支払方法毎に支払履歴から得られる利用頻度に応じて付与された一または複数からなる値を和算した数値と予め設定された支払方法毎の優先順位に応じて付与された重み付け値との積算値を得たうえで最大値となった支払方法を最適な支払方法として選択処理するとともに前記通知部(150)によって該支払方法を対象の顧客の外部端末(200)に通知する
    ことを特徴とする保険金・給付金支払処理システム。
  2. 前記演算部(120)は、顧客位置情報取得手段(128)を備えるとともに、前記顧客支払情報テーブル(330)は、更に、顧客の現在位置において各種支払方法がそれぞれ利用可能かどうかを示す位置情報利用可否情報を登録する構成であり、
    前記演算部(120)は、前記顧客位置情報取得手段(128)により、対象の顧客の現在位置情報を取得するとともに、前記支払方法選択手段(126)により、顧客支払情報テーブル(330)に登録された支払方法毎に支払履歴から得られる利用頻度に応じて付与された一または複数からなる値と位置情報利用可否情報の有無に応じて付与された値とを和算した数値と、予め設定された支払方法毎の優先順位に応じて付与された重み付け値と、の積算値を得たうえで最大値となった支払方法を最適な支払方法として選択処理するとともに前記通知部(150)によって該支払方法を対象の顧客の外部端末(200)に通知することを特徴とする請求項1記載の保険金・給付金支払処理システム。
  3. 前記演算部(120)は、前記外部端末(200)からの指示に応じて、前記査定手段(122)により、対象の顧客に対応する医療情報を検索して医療情報を抽出処理するとともに抽出された医療情報を基に保険金・給付金の支払いの査定処理を行い、前記計算手段(124)により、対象の顧客の契約内容に応じた保険金・給付金および支払日数を計算取得し、前記支払方法選択手段(126)により、最適な支払方法を選択処理し、前記査定処理の結果が支払可能である場合に、保険金・給付金、支払日数および支払方法を前記通知部(150)によって対象の顧客の外部端末(200)に通知することを特徴とする請求項1または請求項2記載の保険金・給付金支払処理システム。
  4. 前記演算部(120)は、日次で自動的に、前記査定手段(122)により、対象の顧客に対応する医療情報を検索して医療情報を抽出処理するとともに抽出された医療情報を基に保険金・給付金の支払いの査定処理を行い、前記計算手段(124)により、対象の顧客の契約内容に応じた保険金・給付金および支払日数を計算取得し、前記査定処理の結果が支払可能である場合に、保険金・給付金および支払日数を前記通知部(150)によって対象の顧客の外部端末(200)に通知することを特徴とする請求項1または請求項2記載の保険金・給付金支払処理システム。
  5. 前記顧客情報テーブル(310)は顧客の年齢情報を含むとともに、前記医療情報テーブル(340)は顧客の既往歴情報および/またはその他保険金または給付金および支払日数を計算するために必要な医療情報を含み、
    前記計算手段(124)は、前記外部端末(200)からの指示に応じて、前記顧客の年齢情報および既往歴情報および/またはその他保険金または給付金および支払日数を計算するために必要な医療情報を取得するとともに、前記保険契約テーブル(320)と統計データを参照したうえで計算処理することにより、対象の顧客に支払う保険金または給付金および支払日数を取得したうえで、支払手段(400)により保険金または給付金を前払いで対象の顧客に支払うことを特徴とする請求項1乃至請求項4に記載の保険金・給付金支払処理システム。
JP2019527575A 2019-03-15 2019-03-15 保険金・給付金支払処理システム Active JP6832428B1 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2019/010885 WO2020188638A1 (ja) 2019-03-15 2019-03-15 保険金・給付金支払処理システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6832428B1 true JP6832428B1 (ja) 2021-02-24
JPWO2020188638A1 JPWO2020188638A1 (ja) 2021-04-01

Family

ID=72519237

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019527575A Active JP6832428B1 (ja) 2019-03-15 2019-03-15 保険金・給付金支払処理システム

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6832428B1 (ja)
WO (1) WO2020188638A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7232794B2 (ja) * 2020-05-29 2023-03-03 株式会社アドバンスクリエイト 保険管理装置、端末プログラム及び保険管理プログラム
WO2024142157A1 (ja) * 2022-12-26 2024-07-04 株式会社Zine 情報処理システム、方法及びコンピュータプログラム

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006221448A (ja) * 2005-02-10 2006-08-24 American Family Life Assurance Co Of Columbus 契約管理装置
JP2013003750A (ja) * 2011-06-15 2013-01-07 Nippon Life Insurance Co 保険金・給付金の請求勧奨案件生成システム
WO2013047816A1 (ja) * 2011-09-30 2013-04-04 楽天株式会社 決済システム、支払端末

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006221448A (ja) * 2005-02-10 2006-08-24 American Family Life Assurance Co Of Columbus 契約管理装置
JP2013003750A (ja) * 2011-06-15 2013-01-07 Nippon Life Insurance Co 保険金・給付金の請求勧奨案件生成システム
WO2013047816A1 (ja) * 2011-09-30 2013-04-04 楽天株式会社 決済システム、支払端末

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2020188638A1 (ja) 2021-04-01
WO2020188638A1 (ja) 2020-09-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN108257024B (zh) 一种理赔案件处理方法和装置
JP5832958B2 (ja) 医療情報管理システム、医療情報管理方法、個人医療情報管理サーバ、保険者ifサーバ、自治体・国税局ifサーバ、およびプログラム
JP2018028762A (ja) クーポン管理システムおよび方法
JP6663063B1 (ja) 複数の支払・決済手段を用いた請求・決済システム、方法およびプログラム
JP6832428B1 (ja) 保険金・給付金支払処理システム
JP2018101284A (ja) 口座管理システム、口座管理方法および口座管理プログラム
JP6805327B2 (ja) 保険金請求支援システムおよび保険金請求支援方法
Chu et al. Incremental analysis of the reengineering of an outpatient billing process: an empirical study in a public hospital
JP2020091515A (ja) P2p保険を実施するための方法、コンピュータ、システム及びプログラム
JP2020177332A (ja) 管理装置及び、管理プログラム
JP6571597B2 (ja) 相続業務支援システムおよび相続業務支援方法
US20190114719A1 (en) Dynamic balance adjustment estimator engine
KR102398155B1 (ko) 급식 안전 결제 서비스 제공 시스템, 서버 및 방법
JP7209935B2 (ja) データ処理システム及びプログラム
US20150161687A1 (en) Method and system for determining cost of medical procedures
JP2024003940A (ja) 情報処理装置及び情報処理方法
CN107862569A (zh) 知识产权经纪人服务方法、装置和服务器
KR102296476B1 (ko) 유저 레벨링 기반의 전문가 매칭 장치 및 방법
US10346587B2 (en) Patient/member reconciled billing and explanation of benefit statements with provider prompt pay
JP6198189B2 (ja) 商品情報検索装置、及び成約課金キャッシュバックシステム
JP4969035B2 (ja) 保険事業運営システム
WO2020119112A1 (zh) 保费定价模型的建立方法、装置、设备及存储介质
JP4791519B2 (ja) ローン情報提供システム、ローン情報提供方法及びローン情報提供プログラム
JP2021149576A (ja) 管理装置、管理システム、管理方法、およびプログラム
KR20200021705A (ko) 자금 관리 서비스 시스템 및 방법과, 이를 위한 모바일 장치 및 컴퓨터 프로그램

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190522

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200623

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200717

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210112

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210201

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6832428

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250