JP6832255B2 - 連携nwサービス構築支援装置、連携nwサービス構築支援方法、および、連携nwサービス構築支援プログラム - Google Patents
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Description
したがって、サービス事業者の実際の運用状況に適した連携NWサービスを提供することができる。
また、制約を更新する際の更新対象を具体的に特定することができる。
情報保存部10は、連携NWサービス構築支援装置1の記憶部として機能する。記憶部は、例えば、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、ハードディスク等である。情報保存部10は、サービス概要情報保存部11と、ユーザ投入要件情報保存部12と、製品情報保存部13と、計算要件情報保存部14と、構成候補保存部15と、代替案保存部16と、サービス要件保存部101と、自動更新・自動提案フラグ保存部102と、制約更新条件保存部103とを備える。
「サービス名」の欄には、サービスの名称が格納される。
「カテゴリ名」の欄には、対応するサービスが属するサービスカテゴリの名称が格納される。1つの「カテゴリ名」の欄に、複数のサービスカテゴリの名称を複数格納することができる。図2に示すように、監視カメラサービスは、動画サービスというサービスカテゴリに属するとする。
「利用製品情報名」の欄には、対応するサービスを構築する際に利用される製品の種類が登録される。図2に示すように、監視カメラサービスを構築する際に利用される製品は、提供拠点毎に用意されるネットワークと、1つのクラウドフレーバと、1つのクラウドブロックストレージである。
「製品要求条件k」の欄には、対応する要件名で示される要件を満たす製品に求める条件となる、所定の単位を持つ数値が登録される。例えば、画質要件(符号12a−1)については、「最高画質」、「高画質」、「通常画質」のそれぞれに、必要録画容量(GB/1日)と、必要帯域ビットレート(kbps)を用意することができる。
ユーザは、ユーザ投入要件情報12aに規定されている要件の種類ごとにサービス要件を投入することになる。
「単位料金」の欄には、サービス提供の際、製品を使用するときに課金するときの単位料金の値が登録される。例えば、「n.minimum」については、0.2円単位で課金を行う。
「課金単位」の欄には、サービス提供の際、課金を実行する製品使用の使用量の最小単位を示す値が登録される。例えば、「n.minimum」については、1MB使用されるたびに(0.2円の)課金を行う。
「製品制約」の欄には、サービス提供の際、製品の使用に関する制限を示す値が登録される。例えば、ネットワーク(符号13a−1)については、ビットレートの上限値となる上限ビットレート(kbps)の値を登録することができる。「製品制約」の欄には、ビットレートの下限値となる下限ビットレート(kbps)の値を登録してもよい。また、「製品制約」を設けない製品名が存在してもよい(製品制約:なし)。
また、図4の製品情報13aに、対応する製品のスペックを示す値を格納する欄を備えてもよい。
製品検索式は、製品情報13a(図4)を参照して、製品要求値計算式が算出した製品要求値を満たす製品を検索するための条件式である。
合計金額算出式は、製品検索式が検索した製品を利用したサービスを使用したときの合計金額を算出する式である。
代替案保存部16は、後記する代替案生成部25が生成した代替案(予算に鑑みたNW構成候補の代替案)を保存する。
自動更新・自動提案フラグ保存部102は、サービス要件から技術要件への変換に対する制約の更新に対して、所定条件下で、現在使用中のNW構成を新たなNW構成に自動更新するか否かを示すフラグ、および、所定条件下で、新たなNW構成を自動提案するか否かを示すフラグを保存する。なお、自動更新または自動提案は、片方が実現されていれば十分であり、両方を行う必要はないので、両フラグがともに立っている必要はない。
制約更新条件保存部103は、制約更新条件を保存する。制約更新条件は、サービス要件から技術要件への変換に対する制約の更新の内容を示す情報である。
演算部20は、連携NWサービス構築支援装置1の制御部として機能する。制御部は、例えば、CPU(Central Processing Unit)である。演算部20は、入力画面生成部21と、製品要求値算出部22と、製品検索部23と、条件変更部24と、代替案生成部25と、提案画面生成部26と、オーダ生成部27と、制約算出部201と、制約更新部202と、構成再計算部203とを備える。
製品要求値算出部22は、計算要件情報保存部14が保存する計算要件としての製品要求値計算式を用いて、サービス要件から製品要求値を算出する。
条件変更部24は、ユーザが投入したサービス要件の内容を変更する。条件変更部24による変更は、例えば、ユーザが投入したサービス要件に含まれる予算、つまり、ユーザが所望する連携NWサービスを構築したときの予算に基づいて行われる。
オーダ生成部27は、提案画面を介してユーザに表示したNW構成候補のうちユーザが選択したものを、ユーザが所望する連携NWサービスの構築のオーダとして生成する。
制約更新部202は、制約算出部201が算出した制約変更値を用いて制約を更新する。具体的には、制約更新部202は、ユーザ投入要件情報12a(図3)に含まれる特定の値や、製品情報13a(図4)に含まれる特定の値を制約更新値に書き換える。制約更新部202による更新の説明は後記する。
入出力部30は、連携NWサービス構築支援装置1の入力部および出力部として機能する。入力部は、例えば、キーボード、ポインティングデバイス、タッチパネルである。出力部は、例えば、ディスプレイ、タッチパネルである。入出力部30は、データモデル入力部31と、計算要件入力部32と、入力画面出力部33と、サービス要件入力部34と、提案画面出力部35と、提案選択入力部36と、オーダ出力部37と、自動更新・自動提案設定投入部301と、制約更新条件入力部302と、運用データ取得部303と、変更提案通知部304(提案部)と、変更オーダ投入部305(更新支援部)とを備える。
図5に示すように、入力画面出力部33が表示する入力画面には、サービス要件の入力項目として、「利用サービスカテゴリ」入力欄33aと、「利用サービス」入力欄33bと、「拠点名」入力欄33cと、拠点ごとの「カメラ台数」入力欄33dと、拠点ごとの「画質」入力欄33e−1〜33e−3と、拠点ごとの「動画提供パターン」入力欄33f−1〜33f−3と、各拠点共通の「データ保存期間」入力欄33gと、各拠点共通の「保守」入力欄33hと、「ご予算(月額)」入力欄33iとが表示される。
「利用サービス」入力欄33bには、サービス概要情報11aが規定するサービスのうち、入力されたサービスカテゴリに属するサービスの名称が入力される。例えば、「利用サービスカテゴリ」入力欄33aにサービスカテゴリの名称が入力されることで、入力されたサービスカテゴリに属するサービスの候補が「利用サービス」入力欄33bに選択可能に表示することができる。
「カメラ台数」入力欄33dには、対応する拠点に設置される監視カメラの台数が数値入力される。
「動画提供パターン」入力欄33f1〜33f3には、ユーザ投入要件情報12a(図3)が規定する録画タイプ要件(符号12a−2)の要件種別名のうち、ユーザが選択した要件種別名が入力される。
「データ保存期間」入力欄33gには、ユーザ投入要件情報12a(図3)が規定する保存期間要件(符号12a−3)の要件種別名のうち、ユーザが選択した要件種別名が入力される。
「保守」入力欄33hには、ユーザ投入要件情報12a(図3)が規定する保守要件(符号12a−4)の要件種別名のうち、ユーザが選択した要件種別名が入力される。
例えば、「利用サービス」入力欄33bにサービスの名称が入力されることで、対応する入力欄33c〜33iが表示される表示形式にすることができる。
図6に示すように、提案画面生成部26が表示する提案画面には、製品検索部23が検索したNW構成候補(プラン1)として、「月額」表示欄35aと、「カメラ」表示欄35bと、「画質」表示欄35cと、「動画提供パターン」表示欄35dと、「データ保存期間」表示欄35eと、「保守」表示欄35fとが表示される。
「カメラ」表示欄35bには、入力された拠点ごとに設置される監視カメラの台数が表示される。
「動画提供パターン」表示欄35dには、ユーザ投入要件情報12a(図3)が規定する録画タイプ要件(符号12a−2)の要件種別名のうち、ユーザが選択した要件種別名が示す動画提供パターンが、拠点ごとに表示される。
「保守」表示欄35fには、ユーザ投入要件情報12a(図3)が規定する保守要件(符号12a−4)の要件種別名のうち、ユーザが選択した要件種別名が示す内容が表示される。
オーダ出力部37は、オーダ生成部27が生成したオーダを画面表示する。画面表示されるオーダの表示形式は、提案画面出力部35による表示内容と略同等とすることができる。
運用データ取得部303は、ユーザが選択したNW構成候補(現在使用中のNW構成)で構築された連携NWサービスを、ユーザが運用することで生成される運用データを取得する。運用データは、例えば、監視カメラサービスの提供時間に対する動体検知録画時間の割合であってもよいし、クラウドフレーバの上限スループットの所定期間内での平均であってもよいが、これらに限定されない。
変更オーダ投入部305は、現在使用中のNW構成から新たなNW構成への自動更新があった場合に、構成再計算部203による計算結果としての新たなNW構成と、現在使用中のNW構成との差分を、ユーザが所望する新たな連携NWサービスを構築するために投入される変更オーダとして出力する。つまり、変更オーダ投入部305は、現在のNW構成から新たなNW構成への更新を支援する。
監視カメラサービスの場合、計算要件情報保存部14が保存する製品要求値計算式は、各ネットワーク(拠点)のビットレートへの製品要求値を求める計算式、クラウドフレーバのビットレートへの製品要求値を求める計算式、クラウドブロックストレージの録画容量への製品要求値を求める計算式、および、保守サービスの有無への製品要求値を求める計算式、の4つとなる。
図5の入力画面に示す入力がなされた場合、拠点ごとのビットレートへの製品要求値は、
拠点A:通常画質の必要帯域ビットレート ×カメラ台数
=21.2kbps × 3台 = 62.6kbps
拠点B:高画質の必要帯域ビットレート ×カメラ台数
=155.4kbps × 2台 = 310.8kbps
拠点C:最高画質の必要帯域ビットレート ×カメラ台数
=460.8kbps × 2台 = 921.6kbps
となる。
図5の入力画面に示す入力がなされた場合、クラウドフレーバのビットレートへの製品要求値は、
62.6kbps + 310.8kbps + 921.6kbps = 1295kbps
となる。
図5の入力画面に示す入力がなされた場合、クラウドブロックストレージの録画容量への製品要求値は、ユーザ投入要件情報12a(図3)を参照すると、
(4.75GB×3台×1 + 1.6GB×2台×1 + 0.22GB×2台×0.5)×1 = 8.17GB
となる。
図5の入力画面に示す入力がなされた場合、保守サービスの有無への製品要求値は、ユーザ投入要件情報12a(図3)を参照すると“1”となる。
また、演算部20は、製品要求値計算式を用いて各製品要求値を算出した後、製品情報13a(図4)を参照して、算出した製品要求値を満たす製品を割り出す。この割り出しの条件式を製品検索式とする。監視カメラサービスの場合、計算要件情報保存部14が保存する製品検索式は、「各製品のビットレートまたは録画容量が製品要求値と同じ、または、上回る最低限のサービスの製品種別を1つ選択する」として表現することができる。
拠点Bについては、必要帯域ビットレートは、310.8kbpsであった。このため、製品検索式の検索により、同様にして「製品制約」の欄(上限ビットレート(kbps))を参照すると、この必要帯域ビットレートを上回る最低限のサービスの製品種別名として「n.standard」が選択される。
拠点Cについては、必要帯域ビットレートは、921.6kbpsであった。このため、製品検索式の検索により、同様にして「製品制約」の欄(上限ビットレート(kbps))を参照すると、この必要帯域ビットレートを上回る最低限のサービスの製品種別名として「n.fast」が選択される。
また、演算部20は、計算要件情報保存部14が保存する合計金額算出式を用いて、製品検索式が割り出した製品種別および製品要求値に対して、サービス使用時の合計金額を算出する。監視カメラサービスの場合、月額を計算する。
「0.22円×62.6kbps×2592000秒÷1024 = 3486円」
となる。
拠点Bについては、必要帯域ビットレート310.8kbpsをn.standardで1ヶ月使用することになる。このため、合計金額算出式の算出により、同様にして「単位料金」の欄を参照すると、月額は、
「0.24円×310.8kbps×2592000秒÷1024 = 188811円」
となる。
拠点Cについては、必要帯域ビットレート921.6kbpsをn.fastで1ヶ月使用することになる。このため、合計金額算出式の算出により、同様にして「単位料金」の欄を参照すると、月額は、
「0.3円×921.6kbps×2592000秒÷1024 = 699840円」
となる。
「8円×720時間 = 5760円」
となる。
「10円×1ヶ月 = 10円」
となる。
合計金額算出式の算出額が、サービス要件として投入した予算、つまり、図5に示す入力画面の「ご予算(月額)」入力欄33iに入力された月額を超え、予算不足になった場合、条件変更部24は、予算不足にならないように、ユーザが投入したサービス要件の内容を変更することができる。具体的には、ユーザ投入要件情報12a(図3)の各種項目のうち、順序が定められている(複数種類のランクが用意されている)項目について、1つずつ条件を下げることができる。
拠点Aの「動画提供パターン」入力欄33f−1に入力されている「常時録画」は、ユーザ投入要件情報12a(図3)の録画タイプ要件(符号12a−2)を参照すると、「動体検知時録画」に下げることができる。よって、条件変更部24は、拠点Aの動画提供パターンを「動体検知時録画」に変更する。
拠点Bの「動画提供パターン」入力欄33f−2に入力されている「常時録画」は、ユーザ投入要件情報12a(図3)の録画タイプ要件(符号12a−2)を参照すると、「動体検知時録画」に下げることができる。よって、条件変更部24は、拠点Bの動画提供パターンを「動体検知時録画」に変更する。
拠点Cの「動画提供パターン」入力欄33f−3に入力されている「動体検知時録画」は、ユーザ投入要件情報12a(図3)の録画タイプ要件(符号12a−2)を参照すると、これ以上要件を下げることができない。
「保守」入力欄33hに入力されている「有」は、ユーザ投入要件情報12a(図3)の保守要件(符号12a−4)を参照すると、「保守無」に下げることができる。よって、条件変更部24は、保守を「無」に変更する。
合計金額算出式の算出額が、サービス要件として投入した予算、つまり、図5に示す入力画面の「ご予算(月額)」入力欄33iに入力された月額を超えず、予算過剰になった場合、条件変更部24は、予算不足にならないように、ユーザが投入したサービス要件の内容を変更することができる。具体的には、ユーザ投入要件情報12a(図3)の各種項目のうち、順序が定められている(複数種類のランクが用意されている)項目について、1つずつ条件を上げることができる。
拠点Aの「動画提供パターン」入力欄33f−1に入力されている「常時録画」は、ユーザ投入要件情報12a(図3)の録画タイプ要件(符号12a−2)を参照すると、これ以上要件を上げることができない。
拠点Bの「動画提供パターン」入力欄33f−2に入力されている「常時録画」は、ユーザ投入要件情報12a(図3)の録画タイプ要件(符号12a−2)を参照すると、これ以上要件を上げることができない。
拠点Cの「動画提供パターン」入力欄33f−3に入力されている「動体検知時録画」は、ユーザ投入要件情報12a(図3)の録画タイプ要件(符号12a−2)を参照すると、「常時録画」に上げることができる。よって、条件変更部24は、拠点Cの動画提供パターンを「常時録画」に変更する。
「保守」入力欄33hに入力されている「有」は、ユーザ投入要件情報12a(図3)の保守要件(符号12a−4)を参照すると、これ以上要件を上げることができない。
本実施形態における連携NWサービス構築支援装置1が行う処理である連携NWサービス構築支援処理について説明する。
本実施形態によれば、サービス要件から技術要件への変換に対する制約は、ユーザ投入要件情報12a(図3)、製品情報13a(図4)、計算要件情報保存部14が保存する計算要件で表されている。従来では、制約は予め登録され、その制約に基づいてNW候補(オーダ)を生成し、生成されたNW候補に対応する連携NWサービスを構築し、構築された連携NWサービスをサービス事業者が使用していた。このため、予め登録された制約は、サービス事業者の実際の使用状況や各卸サービスの運用状況が反映されていない。
監視カメラサービスにおいて、録画タイプ要件(符号12a−2)(図3)の動体検知録画の係数は、本来は動体録画が所定期間のうちどのくらいの期間動作するかによって決められるべき値である。よって、この係数を運用前に予測することは困難である。本実施形態では、運用データから動体検知録画の起動時間を取得することで、実際の動体検知率を算出し、係数とする。
「要件名/製品名」は、「該当情報」に用意されている要件名または製品名である。図8の例では、録画タイプ要件(符号12a−2)(図3)である。
「種別名」は、「要件名/製品名」ごとに用意されている要件種別名または製品種別名である。図8の例では、動体検知録画である。
「更新対象条件」は、「種別名」に対応する製品要求条件または製品制約である。図8の例では、製品要求条件は係数である。
「参照運用データ」は、更新対象条件を得るために必要となる運用データの種類である。図8の例では、サービス提供時間および動体検知録画時間である。
「算出式」は、制約算出部201が、参照運用データから制約変更値を得るための計算式である。図8の例では、サービス提供時間/動体検知録画時間である。
クラウドサービスのネットワークに関する制約等、卸サービスの業者が公開していない制約が存在する(例:AWS(Amazon Web Service。Amazonは登録商標。)のEC2(Elastic Compute Cloud))。従来では、実際の制約が、卸サービス業者の運用によって変動していたとしても、公開されないため、その変動を制約に直ちに反映させることができない。そこで、制約更新部202は、卸サービスの実際の運用状況から、実際の制約を推測し、製品情報13a(図4)の製品制約を書き換える。
「要件名/製品名」は、図9の例では、クラウドフレーバ(符号13a−3)(図4)である。
「種別名」は、図9の例では、c.microである。
「更新対象条件」は、図9の例では、製品制約としての上限ビットレートである。
「参照運用データ」は、図9の例では、c.microの上限スループットの平均である。
「算出式」は、図9の例では、c.microの上限スループットの平均である。
従来では、ユーザからサービス要件を受け取るタイミングでNW構成を提案していた。本実施形態の連携NWサービス構築支援装置1は、更新された新しい制約に基づいて、構成再計算部203が再計算した新たなNW構成と、現在のNW構成とを比較する。比較の結果、所定量以上に乖離していれば、ユーザに対し、変更提案通知部304が新たなNW構成を自動提案したり、変更オーダ投入部305が自動更新したりすることができる。また、新たなNW構成の自動提案および自動更新の周期に見合った制約更新を確実に実現することができるように、制約更新の頻度、および、運用データの取得期間を、更新対象条件ごとに設定することができる。
「制約更新頻度」は、制約更新が行われる頻度である。図9では、1ヶ月に1回である。
「運用データ取得期間」は、自動更新・自動提案周期の間に、運用データ取得部303が現在使用中のNW構成から運用データを取得する期間である。図9では、1ヶ月間のデータである。
なお、NW構成同士の乖離の判定は、周知の技術で実現することができるため、詳細な説明は省略する。乖離の判定に用いる所定量は、例えば、監視カメラサービスの動体検知時録画の係数に関する微小量とすることができるが、これに限定されない。図8では、動体検知時録画の係数が0.5から0.3に書き換えられたことが示されているが、所定量を例えば、0.05とした場合、0.5と0.3との差分(絶対値)となる0.2が所定量を超えるため、新たなNW構成が、現在のNW構成から乖離していると判定することができる。
本実施形態における連携NWサービス構築支援装置1が行う処理である制約更新処理について説明する。この制約更新処理は、定期的に実行される。
図11に示すように、まず、連携NWサービス構築支援装置1の演算部20は、制約更新条件を読み込む(ステップB1)。具体的には、演算部20の制約算出部201(図1)が、制約更新条件保存部103に保存されている制約更新条件を読み込む。
本実施形態によれば、連携NWサービスを運用して得られる運用データが、サービス事業者の実際の使用状況、および、各卸サービスの実際の運用状況を示したものになっており、これらの状況を制約に反映することができるように制約を更新することができる。
したがって、サービス事業者の実際の運用状況に適した連携NWサービスを提供することができる。
また、再計算した新たなNW構成への自動更新をすることができる。
また、制約を更新する際の更新対象を具体的に特定することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
本実施形態で説明したソフトウェアをハードウェアとして実現することもでき、ハードウェアをソフトウェアとして実現することもできる。
その他、ハードウェア、ソフトウェア、フローチャートなどについて、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
10 情報保存部
20 演算部
30 入出力部
11 サービス概要情報保存部
11a サービス概要情報
12 ユーザ投入要件情報保存部
12a ユーザ投入要件情報
13 製品情報保存部
13a 製品情報
14 計算要件情報保存部
15 構成候補保存部
16 代替案保存部
101 サービス要件保存部
102 自動更新・自動提案フラグ保存部
103 制約更新条件保存部
21 入力画面生成部
22 製品要求値算出部
23 製品検索部
24 条件変更部
25 代替案生成部
26 提案画面生成部
27 オーダ生成部
201 制約算出部
202 制約更新部
203 構成再計算部
31 データモデル入力部
32 計算要件入力部
33 入力画面出力部
34 サービス要件入力部
35 提案画面出力部
36 提案選択入力部
37 オーダ出力部
301 自動更新・自動提案設定投入部
302 制約更新条件入力部
303 運用データ取得部
304 変更提案通知部(提案部)
305 変更オーダ投入部(更新支援部)
Claims (5)
- 連携NWサービスの構築を支援する連携NWサービス構築支援装置であって、
前記連携NWサービスを実現するためのサービス要件から技術要件への変換に対する制約、前記制約に対する制約更新条件、および、前記サービス要件を満たすことができる製品の組み合わせであるNW構成を決定するための計算要件を保存する情報保存部と、
前記サービス要件、前記制約、および、前記計算要件に基づいて計算された前記NW構成で構築された前記連携NWサービスを運用して得られる運用データを取得する運用データ取得部と、
前記保存されている制約更新条件、および、前記取得された運用データに基づいて前記制約を更新する制約更新部と、
前記サービス要件、前記更新された制約、および、前記計算要件に基づいて、前記連携NWサービスの新たなNW構成を再計算する構成再計算部と、を備え、
前記制約は、
前記サービス要件の項目ごとに、前記連携NWサービスに利用される製品に求める製品要求条件を規定したユーザ投入要件情報と、
前記製品ごとに、当該製品の使用時の費用、および、当該製品の製品制約を規定した製品情報と、を含んでおり、
前記計算要件は、
前記サービス要件を満たすことができる製品に求める製品要求値を計算するための製品要求値計算式と、
前記製品情報を参照して、前記製品要求値を満たす製品を検索するための製品検索式と、
前記検索した製品を利用したサービスを使用したときの合計金額を算出する合計金額算出式と、を含んでおり、
前記NW構成は、前記サービス要件に含まれる予算を前記合計金額が超えないように前記サービス要件を引き上げる条件引き上げ処理によって決定される、
ことを特徴とする連携NWサービス構築支援装置。 - 前記再計算した新たなNW構成が、前記連携NWサービスの現在のNW構成との間で、前記制約の特定の項目の値の差分が所定量以上である場合、前記新たなNW構成を提案する提案部、をさらに備える、
ことを特徴とする請求項1に記載の連携NWサービス構築支援装置。 - 前記再計算した新たなNW構成が、前記連携NWサービスの現在のNW構成との間で、前記制約の特定の項目の値の差分が所定量以上である場合、前記現在のNW構成から前記新たなNW構成への更新を支援する更新支援部、をさらに備える、
ことを特徴とする請求項1に記載の連携NWサービス構築支援装置。 - 連携NWサービスの構築を支援する連携NWサービス構築支援装置における連携NWサービス構築支援方法であって、
前記連携NWサービス構築支援装置は、
前記連携NWサービスを実現するためのサービス要件から技術要件への変換に対する制約、前記制約に対する制約更新条件、および、前記サービス要件を満たすことができる製品の組み合わせであるNW構成を決定するための計算要件を保存しており、
前記サービス要件、前記制約、および、前記計算要件に基づいて計算された前記NW構成で構築された前記連携NWサービスを運用して得られる運用データを取得するステップと、
前記保存されている制約更新条件、および、前記取得された運用データに基づいて前記制約を更新するステップと、
前記サービス要件、前記更新された制約、および、前記計算要件に基づいて、前記連携NWサービスの新たなNW構成を再計算するステップと、を実行し、
前記制約は、
前記サービス要件の項目ごとに、前記連携NWサービスに利用される製品に求める製品要求条件を規定したユーザ投入要件情報と、
前記製品ごとに、当該製品の使用時の費用、および、当該製品の製品制約を規定した製品情報と、を含んでおり、
前記計算要件は、
前記サービス要件を満たすことができる製品に求める製品要求値を計算するための製品要求値計算式と、
前記製品情報を参照して、前記製品要求値を満たす製品を検索するための製品検索式と、
前記検索した製品を利用したサービスを使用したときの合計金額を算出する合計金額算出式と、を含んでおり、
前記NW構成は、前記サービス要件に含まれる予算を前記合計金額が超えないように前記サービス要件を引き上げる条件引き上げ処理によって決定される、
ことを特徴とする連携NWサービス構築支援方法。 - 連携NWサービスの構築を支援し、前記連携NWサービスを実現するためのサービス要件から技術要件への変換に対する制約、前記制約に対する制約更新条件、および、前記サービス要件を満たすことができる製品の組み合わせであるNW構成を決定するための計算要件を保存する連携NWサービス構築支援装置としてのコンピュータを、
前記サービス要件、前記制約、および、前記計算要件に基づいて計算された前記NW構成で構築された前記連携NWサービスを運用して得られる運用データを取得する運用データ取得手段、
前記保存されている制約更新条件、および、前記取得された運用データに基づいて前記制約を更新する制約更新手段、
前記サービス要件、前記更新された制約、および、前記計算要件に基づいて、前記連携NWサービスの新たなNW構成を再計算する構成再計算手段、
として機能させるための連携NWサービス構築支援プログラムであって、
前記制約は、
前記サービス要件の項目ごとに、前記連携NWサービスに利用される製品に求める製品要求条件を規定したユーザ投入要件情報と、
前記製品ごとに、当該製品の使用時の費用、および、当該製品の製品制約を規定した製品情報と、を含んでおり、
前記計算要件は、
前記サービス要件を満たすことができる製品に求める製品要求値を計算するための製品要求値計算式と、
前記製品情報を参照して、前記製品要求値を満たす製品を検索するための製品検索式と、
前記検索した製品を利用したサービスを使用したときの合計金額を算出する合計金額算出式と、を含んでおり、
前記NW構成は、前記サービス要件に含まれる予算を前記合計金額が超えないように前記サービス要件を引き上げる条件引き上げ処理によって決定される、
連携NWサービス構築支援プログラム。
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JP2017149651A JP6832255B2 (ja) | 2017-08-02 | 2017-08-02 | 連携nwサービス構築支援装置、連携nwサービス構築支援方法、および、連携nwサービス構築支援プログラム |
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