JP6832145B2 - 入力装置、制御装置および入力システム - Google Patents

入力装置、制御装置および入力システム Download PDF

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Description

本発明は、入力装置、制御装置および入力システムに関する。
従来、ユーザに触覚を与えることで入力操作を受け付けたことを認識させる入力装置が知られている。かかる入力装置では、たとえばユーザの操作面に対する押圧力に応じて振動を発生させることで、ユーザに対して入力操作を受け付けたことを認識させている(たとえば特許文献1参照)。
特開2013−235614号公報
しかしながら、上記した入力装置にあっては、操作面を振動させる振動部に接続された配線によって異音が生じることがあった。すなわち、振動部にリード線などの配線が直接接続されているため、かかる配線にも振動部の振動が伝達される。そのため、振動が伝達された配線が、たとえば入力装置を構成する他の部品に接触すると、異音が生じることがあった。このように、従来技術には、異音の発生を抑制するという点で改善の余地があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、異音の発生を抑制することができる入力装置、制御装置および入力システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、入力装置において、操作部と、振動部と、導体パターンと、配線とを備える。操作部は、操作面を有する。振動部は、前記操作部に取り付けられ、前記操作部を振動させる。導体パターンは、前記振動部に接続されるとともに、前記操作部に形成され、前記振動部から少なくとも前記操作部の非振動領域まで延在する。配線は、前記導体パターンの前記非振動領域に対応する所定位置で接続されるとともに、前記導体パターンから離間する方向に引き出される。
本発明によれば、異音の発生を抑制することができる。
図1Aは、第1の実施形態に係る入力装置の平面図である。 図1Bは、入力装置の側面図である。 図2は、第1の実施形態に係る入力システムの構成例を示すブロック図である。 図3は、入力装置を備えるタッチパネルの説明図である。 図4は、変形例に係る入力装置を備えるタッチパネルの平面図である。 図5は、第2の実施形態に係る入力装置を備えたタッチパネルの平面図である。 図6は、図5のVI−VI線拡大断面図である。
以下、添付図面を参照して、本願の開示する入力装置、制御装置および入力システムの実施形態を詳細に説明する。なお、以下に示す実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
(第1の実施形態)
<1.入力装置の概要>
以下では先ず、第1の実施形態に係る入力装置の概要について図1Aおよび図1Bを用いて説明する。図1Aは、第1の実施形態に係る入力装置1の平面図であり、図1Bは、入力装置1の側面図である。
なお、図1A,1Bおよび図3以降に示す図は、いずれも模式図であって、図示される各構成要素の大きさや形状等は必ずしも正確ではない。また、図1Aおよび図1Bには、X軸、Y軸およびZ軸を含む3次元の直交座標系が示されている。かかる3次元の直交座標系は、他の図面でも示される場合がある。
図1A,1Bに示すように、入力装置1は、操作部10と、複数の振動部20とを備える。なお、入力装置1は、図示しない制御部によって制御されることで、たとえば操作部10が有する操作面11が振動する振動機能付きのタッチパッドとして用いることができる。また、入力装置1および制御部は、後述するように、液晶ディスプレイなどの表示部と組み合わせて、振動機能付きのタッチパネルとして用いることもできる。
操作部10は、たとえば静電容量方式の情報入力機能を有する平板状の部材である。操作部10は、操作部10の略中央に設けられる略矩形の操作面11を備える。なお、図1Aにおいては、かかる操作面11を二点鎖線で囲って示している。
操作部10は、ユーザUの操作面11に対する接触位置を検出する。ユーザUの操作面11に対する接触は、たとえば、ユーザUが指等を操作面11へ接触させたり、タッチペン等を操作面11に接触させたりすることによって行われる。
複数の振動部20は、たとえば圧電素子などの振動素子である。複数の振動部20は、たとえば操作面11の周囲に配置される。また、図1Bに示すように、複数の振動部20は、操作部10の操作面11側に接着剤等によって固定されて取り付けられ、操作部10を振動させることができる。
したがって、複数の振動部20は、制御部によって制御され、たとえば、ユーザUの指が操作面11に接触した状態において超音波周波数帯で操作部10の操作面11を振動させる。これにより、ユーザUの指と操作面11との間に空気層の膜が発生し、ユーザUの指と操作面11との間の摩擦力を変化させることができる。かかる状態でユーザUが指を動かすと、変化した摩擦力に応じた触覚を指に与えることができる。
ところで、上記した振動部20と、制御部を含む制御基板70(図3参照)とは、配線を介して電気的に接続される。従来技術において、配線131は、図1Bに想像線で示すように、たとえばリード線が用いられるとともに、振動部20に直接接続されていた。そのため、配線131にも振動部20の振動が伝達される。したがって、振動が伝達された配線131が、たとえば操作部10や、操作部10等を収容する筐体(図示せず)など、入力装置1を構成する他の部品に接触すると、異音が発生することがあった。
そこで、本実施形態に係る入力装置1にあっては、配線の振動に起因する異音の発生を抑制することができる構成とした。詳しくは、本実施形態に係る入力装置1は、導体パターン30と、配線31とを備える。
ここで、上記した振動部20による振動について説明すると、振動部20は、たとえば定在波を利用した振動を出力する。そのため、操作部10においては、振動部20の定在波の腹部を含み振幅が比較的大きくなる「振動領域A」と、定在波の節部を含み振幅がゼロ(あるいは略ゼロ)で振動しない「非振動領域B」とに区画される。
なお、図1Aでは、振動領域Aを一点鎖線で、非振動領域Bを破線で示したが、これら振動領域Aおよび非振動領域Bの位置は、あくまでも例示であって限定されるものではない。また、操作部10において振動しない非振動領域Bは、上記した振動部20の振動の節部を含む領域に限定されるものでない。これについては、図5,6を用いて後述する。
導体パターン30は、操作部10に形成される。詳しくは、導体パターン30は、操作部10の振動部20が取り付けられる取付面(すなわち、操作面11と同じ面)に形成される。
導体パターン30は、たとえば導電性材料で形成されたパターンであって、銀パターンを用いることができる。なお、導体パターン30は、上記した銀パターンに限られず、たとえば銅を含む金属パターンなどその他の種類の導体パターンであってもよい。
導体パターン30は、振動部20に電気的に接続されるとともに、振動部20から非振動領域Bまで延在するように形成される。なお、図1Aに示す例では、導体パターン30は、振動部20から最も近い非振動領域Bまで形成されるようにしたが、形成される位置はこれに限られない。
すなわち、たとえば、導体パターン30は、振動部20から最も近い非振動領域Bを超えて隣接する振動領域Aまで形成されてもよく、さらには、当該振動領域Aを超えて2番目や3番目に近い非振動領域Bまで形成されてもよい。すなわち、導体パターン30は、振動部20から少なくとも操作部10の非振動領域Bまで延在するように形成されればよい。
そして、配線31は、導体パターン30の非振動領域Bに対応する所定位置12で、導体パターン30に接続される。具体的に、配線31と導体パターン30とは、所定位置12においてコネクタなどの接続部32を介して電気的に接続される。
また、配線31は、導体パターン30から離間する方向、ここではZ軸正方向に引き出される。なお、図1A,1Bでは、図示を省略するが、導体パターン30から引き出された配線31は、制御基板70(図3参照)に接続される。また、配線31の構成については、後に詳しく説明する。
このように、配線31は、導体パターン30の非振動領域Bに対応する所定位置12に接続されることから、たとえば振動部20が振動している場合であっても、配線31には振動部20からの振動が伝達されない。したがって、本実施形態にあっては、配線31が振動しないため、配線31の振動に起因する異音の発生を抑制することができる。
<2.入力システムの詳細>
次に、入力装置1を含む本実施形態に係る入力システム200について図2を用いて説明する。図2は、第1の実施形態に係る入力システム200の構成例を示すブロック図である。なお、図2では、本実施形態の特徴を説明するために必要な構成要素のみを機能ブロックで表しており、一般的な構成要素についての記載を省略している。
換言すれば、図2に図示される各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。たとえば、各機能ブロックの分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することが可能である。
入力システム200は、たとえば、車両に搭載されるカーナビゲーションシステム用、オーディオ用、エアコン用のモニター、スマートフォンまたはタブレット端末などに用いることができるタッチパネルである。
図2に示すように、入力システム200は、制御装置100と、表示装置60とを備える。また、制御装置100は、上記した入力装置1と、制御部50とを備える。
入力装置1は、ユーザUからの入力操作を受け付ける。入力装置1は、上記したように、操作部10と、振動部20とを備える。操作部10は、ユーザUの接触の検出を静電容量方式を用いて行うが、これに限定されるものではない。すなわち、操作部10は、ユーザUの接触を検出可能な構成であればよく、たとえば、赤外線方式や抵抗膜方式などによってユーザUの接触を検出するようにしてもよい。
操作部10は、ユーザUによる入力を操作面11を介して受け付けると、ユーザUと操作面11との接触位置を検出し、検出された接触位置に応じた情報(たとえば座標情報)を含む信号を制御部50へ出力する。
制御部50は、入力装置1の操作部10が検出した接触位置に応じて、振動部20を制御する。制御部50は、CPU(Central Processing Unit)および記憶部などを備えたマイクロコンピュータである。
制御部50は、操作検出部51と、振動制御部52とを備える。操作検出部51は、操作部10から出力された接触位置の情報に基づき、操作面11に対して行われたユーザUの入力操作を検出する。
たとえば、操作検出部51は、入力システム200がカーナビゲーションシステムとして用いられるときに、操作部10から出力された接触位置の情報が、操作面11の目的地設定ボタンに対応する位置であった場合、ユーザUの入力操作が目的地を設定する入力操作であることを検出する。
操作検出部51は、操作面11に対するユーザUの入力操作を検出すると、検出した入力操作を示す信号を振動制御部52および表示装置60へ出力する。
振動制御部52は、操作検出部51から出力された信号、すなわち、ユーザの入力操作を示す信号に基づいて、振動部20に対して電圧信号を出力して振動部20を制御する。すなわち、振動制御部52は、操作面11に対する入力操作に基づいて振動部20を制御する。
振動部20は、たとえば圧電素子(ピエゾ素子)などの圧電アクチュエータであり、振動制御部52から供給される交流電圧によって伸縮することで操作部10を振動させる。なお、振動部20の振動周波数は、たとえば超音波帯域の周波数であるが、超音波帯域の周波数以外の周波数であってもよい。
振動部20は複数あり、第1〜第4振動部20a〜20dを含むが、これらについては、図3を用いて後述する。
表示装置60は、表示制御部61と、表示部62とを備える。表示制御部61は、操作検出部51から出力された、ユーザUの操作面11に対する入力操作を示す信号に応じて、表示部62に所定の画像を表示させる。表示部62は、たとえば液晶ディスプレイを用いることができるが、これに限られず、たとえば有機ELディスプレイなどその他の種類のディスプレイであってもよい。
<3.入力装置を備えるタッチパネルの具体的構成>
次に、入力装置1を含む入力システム200についてさらに詳しく説明する。以下では、入力システム200がタッチパネルとして用いられる場合を例に挙げて説明する。
図3は、入力装置1を備えるタッチパネル210の説明図である。なお、図3において、上段がタッチパネル210の平面図であり、下段がIII−III線断面図である。
タッチパネル210は、上記した入力装置1と、表示部62と、制御部50や表示制御部61が搭載された制御基板70と、筐体80とを備える。
表示部62には、たとえば、操作部10の操作面11とは反対側の面(Z軸負方向側の面)に、接着テープや接着剤によって取り付けられる。制御基板70には、上記した制御部50等に加え、配線31用の接続端子71が搭載される。
筐体80は、たとえば略直方体に形成され、入力装置1、表示部62および制御基板70などを収容する。なお、図3の上段の図や後述する図4,5では、筐体80に収容された入力装置1等をよく示すため、筐体80を想像線で示した。
筐体80は、平面視略矩形状の開口81が形成される。操作部10は、筐体80の開口81に近接して配置され、操作部10のうち開口81によって露出する部位が操作面11となる。
入力装置1の振動部20は、上記したように、第1〜第4振動部20a〜20dを含む。第1〜第4振動部20a〜20dは、それぞれ操作部10の操作面11の周囲に配置される。
図3に示す例では、第1、第2振動部20a,20bが操作部10の左側の短辺の近傍に配置され、かかる短辺に対向する位置の短辺、すなわち右側の短辺の近傍に第3、第4振動部20c,20dが配置される。このように、第1〜第4振動部20a〜20dは、たとえば平面視長方形の操作部10が有する2つの短辺近傍にそれぞれ2つずつ配置される。これにより、第1〜第4振動部20a〜20dは、効率よく操作部10の操作面11を振動させることができる。
上記のように配置された第1〜第4振動部20a〜20dの振動の定在波を符号Wで示した。図3から分かるように、操作部10において、振動の定在波Wの節部W1を含む領域が非振動領域Bとされる。他方、操作部10において、振動の定在波Wの節部W1と節部W1との間にある腹部を含む領域が振動領域Aとされる。したがって、非振動領域Bは、振動領域Aと比べて振動の振幅が小さく、振動が小さいあるいは振動がない領域である。
そして、導体パターン30の非振動領域Bに対応する所定位置12には、上記した配線31が接続されることから、配線31は振動せず、異音の発生を抑制することができる。なお、振動の節部となる位置や腹部となる位置は、予め実験などを通じて検出することができる。
また、導体パターン30は、第1〜第4振動部20a〜20dからそれぞれ延在するように形成される。そして、第1、第2振動部20a,20bから延在する導体パターン30に対して1つの配線31が、第3、第4振動部20c,20dから延在する導体パターン30に対して1つの配線31が接続される。言い換えると、2つの振動部20から延在する導体パターン30に対して1つの配線31が接続される。
このように、本実施形態にあっては、複数(ここでは2つ)の振動部20から延在する導体パターン30が、1つの配線31にまとめて接続されることから、配線31の数を減少させることができ、入力装置1における部品点数や製作工数の低減を図ることができる。
また、配線31は、図3の上段に示すように、操作部10の振動部20が取り付けられる取付面(すなわち、操作面11と同じ面)から見た場合に、隣接する複数の振動部20の間に位置される。
図3に示す例では、第1振動部20aと第2振動部20bとが隣接し、第3振動部20cと第4振動部20dとが隣接して位置され、第1、第2振動部20a,20bの間、および、第3、第4振動部20c,20dの間に、配線31が位置される。
これにより、導体パターン30の距離を短くすることができる。すなわち、たとえば仮に、隣接する第1、第2振動部20a,20bに接続される配線31が、第1振動部20a側に寄せて位置されると、第2振動部20bから延在する導体パターン30は、第1振動部20a側に寄せた分だけ距離が長くなってしまう。
これに対し、本実施形態では、配線31が第1、第2振動部20a,20bの間に位置されるため、配線31を第1、第2振動部20a,20bのいずれかに寄せた場合に比べて、導体パターン30の距離を短くすることができ、よって入力装置1の構成の簡素化を図ることができる。
なお、上記では、第1、第2振動部20a,20bの間に位置される配線31について説明したが、第3、第4振動部20c,20dの間に位置される配線31についても同様である。
また、配線31は、フレキシブルプリント基板(FPC(Flexible Printed Circuits)を用いることができる。これにより、導体パターン30に対する電気的な接続を、接続部32を介して容易に、かつ確実に行うことができる。また、フレキシブルプリント基板は、柔軟性に優れることから、配線31の取り回しの自由度を向上させることができる。
なお、上記では、配線31としてフレキシブルプリント基板を用いるようにしたが、これに限定されるものではなく、たとえばフレキシブルフラットケーブル(FFC(Flexible Flat Cable))やリード線などその他の種類の配線を用いてもよい。
図3の下段に示すように、導体パターン30から引き出された配線31は、制御基板70の接続端子71に接続される。このとき、配線31は、操作部10および振動部20と干渉しないように配設される。
具体的には、たとえば、配線31は、筐体80の内壁などの適宜位置で固定あるいは保持されながら、操作部10および振動部20と干渉しないようにして、制御基板70まで配設される。なお、図3において、配線31が筐体80に対して固定あるいは保持される位置を符号33で示すが、かかる位置は図示の例に限定されるものではない。
これによって、導体パターン30から引き出された配線31に対し、操作部10や振動部20から振動が伝達されることを防止でき、よって異音の発生をより一層抑制することができる。
上述してきたように、第1の実施形態に係る入力装置1は、操作部10と、振動部20と、導体パターン30と、配線31とを備える。操作部10は、操作面11を有する。振動部20は、操作部10に取り付けられ、操作部10を振動させる。導体パターン30は、振動部20に接続されるとともに、操作部10に形成され、振動部20から少なくとも操作部10の非振動領域Bまで延在する。配線31は、導体パターン30の非振動領域Bに対応する所定位置12で接続されるとともに、導体パターン30から離間する方向に引き出される。これにより、配線31の振動に起因する異音の発生を抑制することができる。
<4.変形例>
次に、変形例に係る入力装置1を備えるタッチパネル210について図4を参照して説明する。なお、以下においては、第1の実施形態と共通の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。
図4は、変形例に係る入力装置1を備えるタッチパネル210の平面図である。第1の実施形態にあっては、振動部20が4つある例を示したが、これに限定されるものではない。すなわち、図4に示す変形例のように、振動部20が2つあり、振動部20が操作部10の短辺に1つずつ配置されてもよい。
かかる場合であっても、導体パターン30が各振動部20から非振動領域Bまで延在し、配線31が導体パターン30の非振動領域Bに対応する所定位置12で接続されることとで、異音の発生を抑制することができる。なお、振動部20の数は、上記した4つや2つに限定されない。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係る入力装置1を備えたタッチパネル210について説明する。第1の実施形態において、非振動領域Bは、操作部10において振動部20の振動の節部を含む領域としたが、これに限定されるものでない。
図5は、第2の実施形態に係る入力装置1を備えたタッチパネル210の平面図であり、図6は、図5のVI−VI線拡大断面図である。
図5に示すように、第2の実施形態にあっては、非振動領域Baが操作部10の端部近傍に形成される。かかる非振動領域Baについて詳しく説明すると、操作部10は、図6に示すように、筐体80に設けられた支持部90に支持される。そして、操作部10は、たとえばネジ91によって支持部90に固定された状態で、筐体80に収容される。すなわち、操作部10は、支持部90を介して筐体80に固定される。
なお、操作部10をネジ91によって固定するようにしたが、これに限定されるものではなく、たとえば接着テープや接着剤などを用いて固定してもよい。さらには、操作部10を挟み込んで固定するクランプを用いて筐体80に固定するなど、その他の部材を用いて固定してもよい。
このように、操作部10は筐体80に固定されていることから、操作部10の筐体80に固定された位置は、ネジ91等によって振動が抑えられている位置、言い換えると、振動部20の振動が伝達されない位置である。
そこで、第2の実施形態にあっては、操作部10の非振動領域Baが、操作部10の筐体80に固定された位置を含むようにした。そして、導体パターン30は、振動部20から非振動領域Baまで延在するように形成され、導体パターン30の非振動領域Baに対応する所定位置12aには、配線31が接続される。
これにより、配線31には、振動部20からの振動が伝達されない。したがって、第2の実施形態にあっては、配線31が振動しないため、配線31の振動に起因する異音の発生を抑制することができる。
また、第2の実施形態にあっては、操作部10は、振動部20の近傍で筐体80に固定されるようにし、非振動領域Baが振動部20の近傍に位置するようにした(図5参照)。これにより、振動部20から非振動領域Baまで延在される導体パターン30の距離を短くすることができる。なお、図5に示す非振動領域Baの位置は、あくまでも例示であって限定されるものではない。
なお、上記において、第1の実施形態の非振動領域Bは、振動部20による振動の定在波の節部を含むようにし、第2の実施形態の非振動領域Baは、操作部10の筐体80に固定された位置を含むようにしたが、これに限定されるものではない。すなわち、第1の実施形態と第2の実施形態とを組み合わせてもよい。すなわち、非振動領域B,Baは、振動部20による振動の定在波の節部を含み、かつ、操作部10の筐体80に固定された位置を含むようにしてもよい。これにより、異音の発生をより一層抑制することができる。
なお、上記では、振動部20は、操作部10の操作面11側に取り付けられるようにしたが、これに限られず、操作部10の操作面11とは反対側の面(Z軸負方向側の面)に取り付けられるようにしてもよい。
また、上記では、入力装置1と制御部50と表示部62と一体である場合について例示したが、これら入力装置1と制御部50と表示部62の一部または全部が別体に構成されるようにしてもよい。
さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。このため、本発明のより広範な態様は、以上のように表しかつ記述した特定の詳細および代表的な実施形態に限定されるものではない。したがって、添付の特許請求の範囲およびその均等物によって定義される総括的な発明の概念の精神または範囲から逸脱することなく、様々な変更が可能である。
1 入力装置
10 操作部
20 振動部
11 操作面
30 導体パターン
31 配線
52 振動制御部
62 表示部
80 筐体
200 入力システム
100 制御装置
A 振動領域
B,Ba 非振動領域

Claims (8)

  1. 操作面を有する操作部と、
    前記操作部の端部に取り付けられ、前記操作部を振動させる振動部と、
    前記振動部に接続されるとともに、前記操作部に形成され、前記振動部から前記操作部の前記端部とは反対側である前記操作部の中央部へ向け少なくとも前記操作部の非振動領域まで延在する導体パターンと、
    前記導体パターンの前記非振動領域に対応する所定位置であって、前記振動部に対して前記操作部の前記中央部側にある前記所定位置で接続されるとともに、前記導体パターンから離間する方向に引き出される配線と
    を備え
    前記操作部の前記非振動領域は、
    前記振動部による振動の定在波の節部を含むこと
    を特徴とする入力装置。
  2. 前記操作部は、
    筐体に固定され、
    前記操作部の前記非振動領域は、
    前記操作部の前記筐体に固定された位置を含むこと
    を特徴とする請求項1に記載の入力装置。
  3. 前記配線は、
    フレキシブルプリント配線基板であること
    を特徴とする請求項1または2に記載の入力装置。
  4. 前記振動部は、複数あり、
    前記導体パターンは、
    前記複数の振動部からそれぞれ延在し、
    前記配線は、
    前記複数の導体パターンに接続されること
    を特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載の入力装置。
  5. 前記配線は、
    前記操作部の前記振動部が取り付けられる取付面から見た場合に、隣接する前記複数の振動部の間に位置されること
    を特徴とする請求項に記載の入力装置。
  6. 前記配線は、
    前記操作部および前記振動部と干渉しないように配設されること
    を特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載の入力装置。
  7. 操作面を有する操作部と、
    前記操作部の端部に取り付けられ、前記操作部を振動させる振動部と、
    前記振動部に接続されるとともに、前記操作部に形成され、前記振動部から前記操作部の前記端部とは反対側である前記操作部の中央部へ向け少なくとも前記操作部の非振動領域まで延在する導体パターンと、
    前記導体パターンの前記非振動領域に対応する所定位置であって、前記振動部に対して前記操作部の前記中央部側にある前記所定位置で接続されるとともに、前記導体パターンから離間する方向に引き出される配線と、を備え、前記操作部の前記非振動領域は、前記振動部による振動の定在波の節部を含む入力装置と、
    前記操作面に対する操作に基づいて前記振動部を制御する振動制御部と
    を備えることを特徴とする制御装置。
  8. 操作面を有する操作部と、
    前記操作部の端部に取り付けられ、前記操作部を振動させる振動部と、
    前記振動部に接続されるとともに、前記操作部に形成され、前記振動部から前記操作部の前記端部とは反対側である前記操作部の中央部へ向け少なくとも前記操作部の非振動領域まで延在する導体パターンと、
    前記導体パターンの前記非振動領域に対応する所定位置であって、前記振動部に対して前記操作部の前記中央部側にある前記所定位置で接続されるとともに、前記導体パターンから離間する方向に引き出される配線と、を備え、前記操作部の前記非振動領域は、前記振動部による振動の定在波の節部を含む入力装置と、
    前記操作面に対する操作に基づいて前記振動部を制御する振動制御部と、
    前記操作面に対する操作に応じた画像を表示する表示部と、
    を備えることを特徴とする入力システム。
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