JP6831511B2 - 下半身用衣料 - Google Patents

下半身用衣料 Download PDF

Info

Publication number
JP6831511B2
JP6831511B2 JP2016167455A JP2016167455A JP6831511B2 JP 6831511 B2 JP6831511 B2 JP 6831511B2 JP 2016167455 A JP2016167455 A JP 2016167455A JP 2016167455 A JP2016167455 A JP 2016167455A JP 6831511 B2 JP6831511 B2 JP 6831511B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
line
lower body
muscle
leg tube
taping line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016167455A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018035453A (ja
Inventor
道哉 谷本
道哉 谷本
進 長渕
進 長渕
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bodymaker
Original Assignee
Bodymaker
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bodymaker filed Critical Bodymaker
Priority to JP2016167455A priority Critical patent/JP6831511B2/ja
Publication of JP2018035453A publication Critical patent/JP2018035453A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6831511B2 publication Critical patent/JP6831511B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Description

本発明は、着用者の下半身を密着した状態で囲繞する伸縮性を備えた下半身用衣料に関する。
従来より、この種の下半身用衣料としては、着用者のウェスト部、下腹部及び臀部を密着した状態で囲繞する伸縮性を備えた本体筒部と、この本体筒部に連続して前記着用者の左右の脚部を個別に囲繞する伸縮性を備えた一対の脚筒部とを有する下半身用衣料本体を具備したものが知られている(特許文献1参照)。
そして、この下半身用衣料本体にあっては、各脚筒部が本体筒部の下縁部位から左右の脚部の膝上部、膝下部又は足首部に開口する裾口までそれぞれ延びて形成されている。
特表2014−506635号公報
ところで、弾性素材を用いて着圧を増大させる下半身用衣料は数多くあり、コンプレッションウェアの名称で1つの製品分野としてカテゴライズされている。しかしながら、それらの製品の生理学的意義、効果を明瞭に示したものは非常に少なく、数値として大きな効果を示せているものもほとんどないのが現状である。
例えば、マラソンなどの長距離走において、筋肉への負担が大きいために筋痙攣を生じ易い大腿後面のハムストリングス(大腿二頭筋、半腱様筋、半膜様筋)や、下腿後面の腓腹筋などに効果の標的を当てた製品があまり存在せず、筋肉疲労による筋痙攣を生じ易いのも事実である。しかも、着用部全体に着圧をかける下半身用衣料にあっては、血管を圧迫して血流を制限し循環を悪化させる要素、関節運動の抵抗となり動作の妨げとなる要素を微細ながら持つと考えられ、これがスポーツパフォーマンスの低下、筋コンディショニングの低下につながる可能性があるのも事実である。
前記目的を達成するため、本発明では、着用者のウェスト部、下腹部及び臀部を密着した状態で囲繞する伸縮性を備えた本体筒部と、この本体筒部に連続して前記着用者の左右の脚部を個別に囲繞する伸縮性を備えた一対の脚筒部とを有する下半身用衣料本体を具備した下半身用衣料を前提とし、前記各脚筒部を、前記本体筒部の下縁部位から前記左右の脚部の足首部に開口する裾口までそれぞれ延ばして形成する。そして、前記各脚筒部は、前記下半身用衣料本体よりも伸び難く縮み易い材料によって構成され、かつ前記着用者の左右の脚部のハムストリングスの上端にそれぞれ対応する前記各脚筒部の後面上端対応位置を頂点にして前記ハムストリングスの配筋方向に沿うように前記各脚筒部の膝裏の内外両側に向かって広がる逆V字形テーピングラインと、前記下半身用衣料本体よりも伸び難く縮み易い材料によって構成され、かつ前記着用者の左右の脚部の下腿三頭筋の下端にそれぞれ対応する前記各脚筒部の裾口後端対応位置を頂点にして前記下腿三頭筋の配筋方向に沿うように前記各脚筒部の膝裏の内外両側に向かって広がるV字形テーピングラインと、前記下半身用衣料本体よりも伸び難く縮み易い材料によって構成され、前記本体筒部の臀部側に設けられたテーピングラインと、を備える。そして、前記逆V字形テーピングラインの上端を、前記テーピングラインに対して離間させ、互いに非接触状態となっていることを特徴としている。
前記目的を達成するため、本発明では、着用者のウェスト部、下腹部及び臀部を密着した状態で囲繞する伸縮性を備えた本体筒部と、この本体筒部に連続して前記着用者の左右の脚部を個別に囲繞する伸縮性を備えた一対の脚筒部とを有する下半身用衣料本体を具備した下半身用衣料を前提とし、前記各脚筒部を、前記本体筒部の下縁部位から前記左右の脚部の足首部に開口する裾口までそれぞれ延ばして形成する。そして、前記各脚筒部は、前記下半身用衣料本体よりも伸び難く縮み易い材料によって構成され、かつ前記着用者の左右の脚部のハムストリングスの上端にそれぞれ対応する前記各脚筒部の後面上端対応位置を頂点にして前記ハムストリングスの配筋方向に沿うように前記各脚筒部の膝裏の内外両側に向かって広がる逆V字形テーピングラインと、前記下半身用衣料本体よりも伸び難く縮み易い材料によって構成され、かつ前記着用者の左右の脚部の下腿三頭筋の下端にそれぞれ対応する前記各脚筒部の裾口後端対応位置を頂点にして前記下腿三頭筋の配筋方向に沿うように前記各脚筒部の膝裏の内外両側に向かって広がるV字形テーピングラインと、を備えることを特徴としている。
また、前記各脚筒部の逆V字形テーピングラインの膝裏外側に向かって広がる外側ライン部を、前記着用者の左右の脚部における向こう臑部の外側上部から内側下部に向かって斜め方向へ回り込むように前記各脚筒部の裾口に向かって延ばしてもよい。
また、前記各脚筒部のV字形テーピングラインの膝裏外側に向かって広がる外側ライン部を、前記着用者の左右の脚部における大腿四頭筋の外側下部から内側上部へ斜めに横切るように前記各脚筒部の内側上部へ向かって延ばしてもよい。
これに対し、前記各脚筒部の逆V字形テーピングラインと前記各脚筒部のV字形テーピングラインとは、互いの交差部においていずれか一方を他方よりも優先して連続的に延ばし、前記他方を前記一方に分断させて断続的に延ばしていてもよい。
更に、前記各脚筒部の逆V字形テーピングラインと前記各脚筒部のV字形テーピングラインとは、互いの交差部においていずれか一方を他方よりも優先して連続的に延ばし、前記他方を前記一方に分断させて断続的に延ばしていてもよい。
以上、要するに、下半身用衣料本体にこれよりも伸び難く縮み易い材料によって構成された逆V字形テーピングライン及びV字形テーピングラインを設け、逆V字形テーピングラインを、着用者の各脚部のハムストリングスの上端を頂点にしてハムストリングスの配筋方向に沿うように各脚筒部の膝裏の内外両側に向かって広げる一方、V字形テーピングラインを、着用者の各脚部の下腿三頭筋の下端を頂点にして下腿三頭筋の配筋方向に沿うように各脚筒部の膝裏の内外両側に向かって広げることで、マラソンなどの長距離走において負担が大きいために筋痙攣を生じ易い大腿後面のハムストリングス(大腿二頭筋、半腱様筋、半膜様筋)や、下腿後面の腓腹筋などに標的を当てて当該ハムストリングスや腓腹筋などをその配筋方向に合わせて着圧している。これにより、スポーツパフォーマンスや筋コンディショニングの低下を抑えて、標的となるハムストリングスや腓腹筋などの筋痙攣抑制効果をバランスよく確実に発揮することができる。
また、各脚筒部の逆V字形テーピングラインの膝裏外側に向かって広がる外側ライン部を、着用者の左右の脚部における向こう臑部の外側から内側に回り込むように各脚筒部の裾口に向かって延ばすことで、逆V字形テーピングラインの外側ライン部の伸張性能が十分に発揮され、各脚部の向こう脛部の前脛骨筋はもちろんのこと、ハムストリングスの大腿二頭筋も効果的に着圧され、ハムストリングスの大腿二頭筋の筋痙攣抑制効果をより確実に発揮することが可能となる。
また、各脚筒部のV字形テーピングラインの膝裏外側に向かって広がる外側ライン部を、着用者の左右の脚部における大腿四頭筋を外側下部から内側上部へ斜めに横切るように各脚筒部の内側上部へ向かって延ばすことで、V字形テーピングラインの外側ライン部の伸張性能が十分に発揮され、大腿四頭筋はもちろんのこと、外側の腓腹筋も効果的に着圧され、外側の腓腹筋の筋痙攣抑制効果をより確実に発揮することが可能となる。
また、各脚筒部の逆V字形テーピングライン及びV字形テーピングラインを、下半身用衣料本体に対し互いに重ね合わせた重合状態で設けることで、既存の下半身用衣料本体の各脚筒部に対し逆V字形テーピングライン及びV字形テーピングラインを接着又は縫製などによって簡単に取り付けることができる。
これに対し、各脚筒部の逆V字形テーピングライン及びV字形テーピングラインを、下半身用衣料本体に対し互いに重ね合わせない非重合状態で設けることで、逆V字形テーピングライン及びV字形テーピングラインと下半身用衣料本体との互いに異なる伸縮性能を単独で発揮することができる。
更に、各脚筒部の逆V字形テーピングラインとV字形テーピングラインとのいずれか一方を互いの交差部において他方よりも優先して連続的に延ばし、他方を一方に分断させて断続的に延ばすことで、各脚筒部の逆V字形テーピングラインとV字形テーピングラインとのいずれか一方の伸び難く縮み易い材料による伸長性能が優先されるものの、他方の伸び難く縮み易い材料による伸長性能は分断により軽減され、下半身用衣料を使用者が着用する際の着用難易性が軽減され、各脚筒部の逆V字形テーピングラインとV字形テーピングラインとを共に連続的に延ばした場合に比して、比較的スムーズに着用することが可能となる。
本発明の実施の形態に係る下半身用衣料を下半身に着用した状態で背面から見た背面図である。 図1の下半身用衣料を下半身に着用した状態で正面から視た正面図である。 図1の下半身用衣料を下半身に着用した状態で左側方から視た左側面図である。 図1の下半身用衣料を透視した状態で下半身の筋肉を背面から見た背面図である。 図2の下半身用衣料を透視した状態で下半身の筋肉を正面から視た正面図である。 図3の下半身用衣料を透視した状態で下半身の筋肉を左側方から視た左側面図である。 A〜Cタイプ毎に筋クランプ誘発運動後の経過時間に対する最大筋力発揮時の筋放電量の相対値の特性を示す説明図である。 A〜Cタイプ毎の筋クランプの主観評価を示す特性図である。
以下、本願発明の実施の形態に係る下半身用衣料を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の実施の形態に係る下半身用衣料を下半身に着用した状態で背面から見た背面図、図2は下半身用衣料を下半身に着用した状態で正面から視た正面図、図3は下半身用衣料を下半身に着用した状態で左側方から視た左側面図をそれぞれ示している。
図1〜図3において、1はスパッツなどの下半身用衣料であって、この下半身用衣料1は、着用者Mのウェスト部M1、下腹部M2及び臀部M3を密着した状態で囲繞する伸縮性を備えた本体筒部11と、この本体筒部11に連続して着用者の左右の脚部M4,M4を個別に囲繞する伸縮性を備えた一対の脚筒部12,12とを有する下半身用衣料本体10を具備している。
各脚筒部12は、本体筒部11の下縁部位から左右の脚部M4,M4の足首部M5,M5に開口する裾口13までそれぞれ延びて形成されている。下半身用衣料本体10は、40D(デニール)のナイロン80%とポリウレタン20%の混紡素材を使用している。このような混紡素材は、下半身用衣料を製造する一般的なスポーツメーカーにおいて用いられる、ポリエステルとポリウレタンとの混紡素材ではなく、ナイロン糸を使用している点に大きな差異がある。この場合、ナイロン糸は、化学繊維の中でも最も強度に優れて耐久性がある上、スポーツ時に発汗した汗の匂いが吸着する際の吸着率が最も低いため、スポーツ用のアンダーウェアに非常に適した素材である。
また、各脚筒部12には、その上部に位置する逆V字形テーピングライン2と、下部に位置するV字形テーピングライン3とが設けられている。逆V字形テーピングライン2及びV字形テーピングライン3は、下半身用衣料本体10よりも伸び難く縮み易い高強度の伸縮素材、たとえばTPU(熱可塑性ポリウレタン)によって構成されている。このTPUは、ゴムのようなしなやかな弾力性と硬質プラスチックのような強靱さとを併せ持った高分子化合物である。
そして、逆V字形テーピングライン2及びV字形テーピングライン3は、下半身用衣料本体10の各脚筒部12に対し互いに重ね合わせた重合状態で、貼着により取り付けられている。これにより、逆V字形テーピングライン2及びV字形テーピングライン3は、下半身用衣料本体10の各脚筒部12にテーピング機能を持たせ、運動時に標的とする筋肉つまり後述するハムストリングスM6の半腱様筋M61、半膜様筋M62及び大腿二頭筋M63並びに下腿三頭筋M7の腓腹筋M70のサポートを実現させている。この場合、逆V字形テーピングライン2及びV字形テーピングライン3は、幅40mmを基本サイズとしているが、筋肉の配筋方向に沿うようにセッティングされている関係上、部位によってサイズが異なっている。
図4は下半身用衣料1を透視した状態で下半身の筋肉を背面から見た背面図、図5は下半身用衣料1を透視した状態で下半身の筋肉を正面から視た正面図、図6は下半身用衣料1を透視した状態で下半身の筋肉を左側方から視た左側面図をそれぞれ示している。
図4〜図6において、逆V字形テーピングライン2は、着用者Mの左右の大殿筋M8の下端、つまり脚部M4,M4のハムストリングスM6の半腱様筋M61、半膜様筋M62及び大腿二頭筋M63の上端にそれぞれ対応する各脚筒部12の後面上端対応位置Xを頂点にしてハムストリングスM6の半腱様筋M61、半膜様筋M62及び大腿二頭筋M63の配筋方向に沿うように各脚筒部12の膝裏Yの内外両側に向かって広がる逆V字形を呈している。このとき、ハムストリングスM6の半腱様筋M61、半膜様筋M62及び大腿二頭筋M63は、逆V字形テーピングライン2によって、それぞれの配筋方向の下部から上部に引き上げられる上、運動時に適度に締め付けられてサポートされている。なお、図4中の符号M81は中殿筋、符号M64は大腿筋膜張筋である。
一方、V字形テーピングライン3は、着用者Mの左右の脚部M4,M4の下腿三頭筋M7の腓腹筋M70(内側頭M71及び外側頭M72)及びヒラメ筋M73の下端にそれぞれ対応する各脚筒部12の裾口13の後端対応位置Zを頂点にして下腿三頭筋M7の腓腹筋M70の内側頭M71及び外側頭M72並びにヒラメ筋M73の配筋方向に沿うように各脚筒部12の膝裏Yの内外両側に向かって広がるV字形を呈している。このとき、下腿三頭筋M7の腓腹筋M70の内側頭M71及び外側頭M72並びにヒラメ筋M73は、V字形テーピングライン3によって、それぞれの配筋方向の下部から上部に引き上げられる上、運動時に適度に締め付けられてサポートされている。
更に、各脚筒部12の逆V字形テーピングライン2の膝裏Yの外側に向かって広がる外側ライン部21は、着用者の左右の脚部M4,M4における向こう臑部M9をその外側上部から内側下部に向かって斜め方向へ横切るように各脚筒部12の裾口13に向かって延びている。一方、逆V字形テーピングライン2の膝裏Yの内側に向かって広がる内側ライン部22は、膝裏Yの内側寄りの上部位置まで延びて止められている。
また、各脚筒部12のV字形テーピングライン3の膝裏Yの外側に向かって広がる外側ライン部31は、着用者の左右の脚部M4,M4における大腿四頭筋M10の大腿直筋M101、外側広筋M102、内側広筋M103及び中間広筋M104をその外側下部から内側上部に向かって斜め方向へ横切るように各脚筒部12の内側上部へ向かって延びている。一方、V字形テーピングライン3の膝裏Yの内側に向かって広がる内側ライン部32は、膝裏Yの内側寄りの下部位置まで延びて止められている。
更に、各脚筒部12の逆V字形テーピングライン2の外側ライン部21及びV字形テーピングライン3の外側ライン部31は、膝裏Yの外側で互いに交差する交差部において逆V字形テーピングライン2の外側ライン部21をV字形テーピングライン3の外側ライン部31よりも優先して連続的に延びている。一方、V字形テーピングライン3の外側ライン部31は、逆V字形テーピングライン2の外側ライン部21に分断されて断続的に延びている。このとき、V字形テーピングライン3の外側ライン部31は、膝裏Yの外側の交差部において逆V字形テーピングライン2の外側ライン部21とは所定間隔(たとえば、10〜20mm程度)隔てて離間し、互いに非接触状態となっている。
また、本体筒部11にも、テーピングライン4が設けられている。このテーピングライン4は、着用者Mのウェスト部M1の左右両位置に対応する本体筒部11の左右両側の上端対応位置から斜め下方へ延びたのち、大殿筋M8の下縁に沿って各脚筒部12の上端の内側位置まで延びて止められている。このとき、逆V字形テーピングライン2の上端は、テーピングライン4に対し所定間隔(たとえば、10〜20mm程度)隔てて離間し、互いに非接触状態となっている。なお、図5及び図6中の符号M91は各脚部M4の向こう脛部の前脛骨筋である。
ここで、筋痙攣誘発モデル実験により、下半身用衣料を着用しないAタイプと、下半身用衣料本体10のみで構成した下半身用衣料を着用したBタイプと、下半身用衣料本体10に逆V字形テーピングライン2及びV字形テーピングライン3並びにテーピングライン4を貼着する本願の下半身用衣料を着用したCタイプとで、筋痙攣抑制の有意性について検証する。検証の概要は以下のとおりである。なお、筋痙攣誘発モデルは、ハムストリングM6を対象とした方法で確立されているため、検証の対象筋はハムストリングM6の各筋(半腱様筋M61、半膜様筋M62、及び大腿二頭筋M63)とする。
先ず、Bタイプとして、伸縮性があり、かつ着圧がかかる40D(デニール)のナイロン80%とポリウレタン20%との混紡素材をベースにした下半身用衣料1(下半身用衣料本体10)を使用する。一方、Cタイプとして、Bタイプの混紡素材(下半身用衣料本体10)に、TPU(熱可塑性ポリウレタン)100%の逆V字形テーピングライン2及びV字形テーピングライン3並びにテーピングライン4を貼着した下半身用衣料1を使用する。
被験者は健常男性8名とし、左右のハムストリングスM6,M6でそれぞれデータを採っているため、サンプルデータ数は計16とする。その内訳は、事前疲労運動を実施した20名のうち、筋クランプが誘導され易い10名で本実験を行い、そのうちの実際に筋クランプを生じた8名で左右のハムストリングスM6,M6のデータ採取を行った。
図7はA〜Cタイプ毎に筋クランプ誘発運動後の経過時間に対する最大筋力発揮時の筋放電量の相対値の特性を示す説明図、図8はA〜Cタイプ毎の筋クランプの主観評価を示す特性図をそれぞれ示している。
そして、図7及び図8において、ハムストリングスM6の筋痙攣抑制の有意性について、筋クランプ誘発運動を行った際のハムストリングスM6の各筋の筋放電量の計測と筋クランプ度合いの主観評価により検証する。
この検証に先立ち、24時間前に事前疲労運動を行う。事前疲労運動としては、うつ伏せに寝て行う最も一般的なライイングレッグカールを10RM、これを5セットする。このとき、10RMの負荷量は、被験者の最大筋力の測定値に基づいて決定され、10回のライイングレッグカールで限界となる。
その後、ハムストリングスM6の筋クランプ誘発運動を行う。この筋クランプ誘発運動としては、うつ伏せ状態で膝関節深屈曲位(70°)にて最大筋力を5秒間発揮する方法を用いる。
この筋クランプ誘発運動からの脱力後、ハムストリングスM6の各筋の筋放電量の計測と筋クランプ度合いの主観評価とを行う。
先ず、図7に示すハムストリングスM6の各筋の筋放電量の計測において、筋クランプ誘発運動後の経過時間0〜3秒時点では、Aタイプ及びBタイプ共にハムストリングスM6の各筋の筋放電量が高値を示しているが、CタイプのハムストリングスM6の各筋の筋放電量は、Aタイプ及びBタイプに比して低値傾向を示している。
また、筋クランプ誘発運動後の経過時間3〜6秒時点及び6〜9秒時点では、CタイプのハムストリングスM6の各筋の筋放電量は、Aタイプ及びBタイプに比して有意に低値を示していることが判る。なお、ハムストリングスM6の各筋の筋放電量は、最大筋力発揮時(MVC:Maximum Voluntary Contraction)に対する相対値であり、その大小は筋痙攣の程度を反映する一指標である。
一方、図8に示す筋クランプ度合いの主観評価においても、BタイプがAタイプとほとんど差が無く、CタイプはAタイプ及びBタイプに比して有意に低値を示していることが判る。この主観評価では、激しく攣った段階5と、攣った段階4と、やや攣った段階3と、攣りそうな段階2と、全く攣らない段階1とに分け、互いに相隣なる段階間においてどちらの段階にどの程度近いかを主観的に評価している。なお、A〜Cタイプでの有意差検定は、一元配置分散分析の多重比較により行っている。
このように、下半身用衣料本体10にこれよりも伸び難く縮み易い材料によって構成された逆V字形テーピングライン2及びV字形テーピングライン3を設け、逆V字形テーピングライン2が、着用者Mの左右の脚部M4,M4のハムストリングスM6の半腱様筋M61、半膜様筋M62及び大腿二頭筋M63の上端にそれぞれ対応する各脚筒部12の後面上端対応位置Xを頂点にしてハムストリングスM6の半腱様筋M61、半膜様筋M62及び大腿二頭筋M63の配筋方向に沿うように各脚筒部12の膝裏Yの内外両側に向かって広がっている。一方、V字形テーピングライン3が、着用者Mの左右の脚部M4,M4の下腿三頭筋M7の腓腹筋M70(内側頭M71及び外側頭M72)及びヒラメ筋M73の下端にそれぞれ対応する各脚筒部12の裾口13の後端対応位置Zを頂点にして下腿三頭筋M7の腓腹筋M70の内側頭M71及び外側頭M72並びにヒラメ筋M73の配筋方向に沿うように各脚筒部12の膝裏Yの内外両側に向かって広がっている。このとき、逆V字形テーピングライン2及びV字形テーピングライン3によって、ハムストリングスM6の半腱様筋M61、半膜様筋M62及び大腿二頭筋M63、並びに下腿三頭筋M7の腓腹筋M70の内側頭M71、外側頭M72及びヒラメ筋M73が、それぞれの配筋方向の下部から上部に引き上げられる上、運動時に適度に締め付けられてサポートされている。
これにより、マラソンなどの長距離走において負担が大きいために筋痙攣を生じ易い大腿後面のハムストリングスM6(半腱様筋M61、半膜様筋M62及び大腿二頭筋M63)や、下腿三頭筋M7の腓腹筋M70(内側頭M71、外側頭M72及びヒラメ筋M73)などに標的を当てて当該ハムストリングスM6や腓腹筋M70などをその配筋方向に合わせて着圧している。その結果、スポーツパフォーマンスや筋コンディショニングの低下を抑えて、標的となるハムストリングスM6や腓腹筋M70などの筋痙攣抑制効果をバランスよく確実に発揮することができる。
また、各脚筒部12の逆V字形テーピングライン2の膝裏Yの外側に向かって広がる外側ライン部21が、着用者Mの各脚部M4における向こう臑部M9の外側から内側に回り込むように各脚筒部12の裾口13に向かって延びているので、逆V字形テーピングライン2の外側ライン部21の伸張性能が十分に発揮され、各脚部M4の向こう脛部M9の前脛骨筋M91はもちろんのこと、ハムストリングスM6の大腿二頭筋M63も効果的に着圧され、ハムストリングスM6の大腿二頭筋M63の筋痙攣抑制効果をより確実に発揮することができる。
また、各脚筒部12のV字形テーピングライン3の膝裏Yの外側に向かって広がる外側ライン部31が、着用者Mの左右の脚部M4における大腿四頭筋M10の大腿直筋M101、外側広筋M102、内側広筋M103及び中間広筋M104をその外側下部から内側上部に向かって斜め方向へ横切るように各脚筒部12の内側上部へ向かって延びているので、V字形テーピングライン3の外側ライン部31の伸張性能が十分に発揮され、大腿四頭筋M10はもちろんのこと、下腿三頭筋M7の外側の腓腹筋M70も効果的に着圧され、外側の腓腹筋M70の筋痙攣抑制効果をより確実に発揮することができる。
また、本体筒部11のテーピングライン4、並びに各脚筒部12の逆V字形テーピングライン2及びV字形テーピングライン3が、下半身用衣料本体10に対し互いに重ね合わせた重合状態で設けられているので、既存の下半身用衣料本体10の本体筒部11に対しテーピングライン4を、各脚筒部12に対し逆V字形テーピングライン2及びV字形テーピングライン3をそれぞれ貼着によって簡単に取り付けることができる。
更に、各脚筒部12の逆V字形テーピングライン2の外側ライン部21及びV字形テーピングライン3の外側ライン部31うちの逆V字形テーピングライン2の外側ライン部21が互いの交差部においてV字形テーピングライン3の外側ライン部31よりも優先して連続的に延びる一方、V字形テーピングライン3の外側ライン部31が逆V字形テーピングライン2の外側ライン部21に分断されて断続的に延びているので、各脚筒部12の逆V字形テーピングライン2の外側ライン部21による伸長性能が優先されるものの、V字形テーピングライン3の外側ライン部31の外側ライン部31による伸長性能は分断により軽減されて、下半身用衣料1を使用者Mが着用する際の着用難易性が軽減され、各脚筒部12の逆V字形テーピングライン2の外側ライン部21とV字形テーピングライン3の外側ライン部31とを共に連続的に延ばした場合に比して、比較的スムーズに着用することができる。
なお、本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、その他種々の変形例を包含している。例えば、本実施の形態では、本体筒部11のテーピングライン4、並びに各脚筒部12の逆V字形テーピングライン2及びV字形テーピングライン3を、下半身用衣料本体10に対し互いに重ね合わせた重合状態で設けたが、本体筒部のテーピングライン、並びに各脚筒部の逆V字形テーピングライン及びV字形テーピングラインが、下半身用衣料本体に対し互いに重ね合わせない非重合状態で設けられていてもよい。また、本体筒部のテーピングライン、並びに各脚筒部の逆V字形テーピングライン及びV字形テーピングラインが、下半身用衣料本体に対し周縁のみを互いに重ね合わせた一部重合状態で設けられていてもよい。この場合、テーピングライン並びに逆V字形テーピングライン及びV字形テーピングラインと下半身用衣料本体との互いに異なる伸縮性能を単独で発揮することが可能となる。
また、本実施の形態では、各脚筒部12の逆V字形テーピングライン2の外側ライン部21をV字形テーピングライン3の外側ライン部31との交差部においてV字形テーピングライン3の外側ライン部31よりも優先して連続的に延ばし、V字形テーピングライン3の外側ライン部31を逆V字形テーピングライン2の外側ライン部21に分断させて断続的に延ばしたが、各脚筒部のV字形テーピングラインの外側ライン部が逆V字形テーピングラインの外側ライン部との交差部において逆V字形テーピングラインの外側ライン部よりも優先して連続的に延ばされ、逆V字形テーピングラインの外側ライン部がV字形テーピングラインの外側ライン部に分断されて断続的に延ばされていてもよい。
1 下半身用衣料
10 下半身用衣料本体
11 本体筒部
12 脚筒部
13 裾口
2 逆V字形テーピングライン
21 逆V字形テーピングラインの外側ライン部
3 V字形テーピングライン
31 V字形テーピングラインの外側ライン部
M 着用者
M1 ウェスト部
M2 下腹部
M3 臀部
M4 脚部
M5 足首部
M6 ハムストリングス
M7 下腿三頭筋
M9 向こう臑部
M10 大腿四頭筋
Y 膝裏

Claims (5)

  1. 着用者のウェスト部、下腹部及び臀部を密着した状態で囲繞する伸縮性を備えた本体筒部と、この本体筒部に連続して前記着用者の左右の脚部を個別に囲繞する伸縮性を備えた一対の脚筒部とを有する下半身用衣料本体を具備した下半身用衣料であって、
    前記各脚筒部は、
    前記本体筒部の下縁部位から前記左右の脚部の足首部に開口する裾口までそれぞれ延びて形成されており、
    前記下半身用衣料本体よりも伸び難く縮み易い材料によって構成され、かつ前記着用者の左右の脚部のハムストリングスの上端にそれぞれ対応する前記各脚筒部の後端上部対応位置を頂点にして前記ハムストリングスの配筋方向に沿うように前記各脚筒部の膝裏の内外両側に向かって広がる逆V字形テーピングラインと、
    前記下半身用衣料本体よりも伸び難く縮み易い材料によって構成され、かつ前記着用者の左右の脚部の下腿三頭筋の下端にそれぞれ対応する前記各脚筒部の裾口後端対応位置を頂点にして前記下腿三頭筋の配筋方向に沿うように前記各脚筒部の膝裏の内外両側に向かって広がるV字形テーピングラインと、
    前記下半身用衣料本体よりも伸び難く縮み易い材料によって構成され、前記本体筒部の臀部側に設けられたテーピングラインと、
    を備えており、
    前記逆V字形テーピングラインの上端は、前記テーピングラインに対して離間し、互いに非接触状態となっていることを特徴とする下半身用衣料。
  2. 前記各脚筒部の逆V字形テーピングラインの膝裏外側に向かって広がる外側ライン部は、前記着用者の左右の脚部における向こう臑部の外側から内側に回り込むように前記各脚筒部の裾口に向かって延びている請求項1に記載の下半身用衣料。
  3. 前記各脚筒部のV字形テーピングラインの膝裏外側に向かって広がる外側ライン部は、前記着用者の左右の脚部における大腿四頭筋を外側下部から内側上部へ斜めに横切るように前記各脚筒部の内側上部へ向かって延びている請求項1又は請求項2に記載の下半身用衣料。
  4. 前記各脚筒部の逆V字形テーピングライン及びV字形テーピングラインは、前記下半身用衣料本体に対し互いに重ね合わせた重合状態で設けられている請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載の下半身用衣料。
  5. 前記各脚筒部の逆V字形テーピングラインと前記各脚筒部のV字形テーピングラインとは、互いの交差部においていずれか一方が他方よりも優先されて連続的に延び、前記他方が前記一方に分断されて断続的に延びている請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載の下半身用衣料。
JP2016167455A 2016-08-30 2016-08-30 下半身用衣料 Active JP6831511B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016167455A JP6831511B2 (ja) 2016-08-30 2016-08-30 下半身用衣料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016167455A JP6831511B2 (ja) 2016-08-30 2016-08-30 下半身用衣料

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018035453A JP2018035453A (ja) 2018-03-08
JP6831511B2 true JP6831511B2 (ja) 2021-02-17

Family

ID=61567146

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016167455A Active JP6831511B2 (ja) 2016-08-30 2016-08-30 下半身用衣料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6831511B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20200404944A1 (en) 2018-02-28 2020-12-31 Otsuka Pharmaceutical Co., Ltd. Frozen dessert composition
JP6852027B2 (ja) * 2018-09-03 2021-03-31 美津濃株式会社 バドミントン用タイツ
JP7233681B2 (ja) * 2018-10-29 2023-03-07 株式会社メディカサトウ 膝装着具
KR102482052B1 (ko) * 2022-07-04 2022-12-28 주식회사 미다스코리아 압박용 풋웨어

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2603769B2 (ja) * 1991-05-22 1997-04-23 株式会社 ワコール 人体の体表面に圧接して着用されるテーピング機能を有する下腿部用サポーター
JP2002212814A (ja) * 2000-11-09 2002-07-31 Combi Corp 脚力増強衣類
DE602004031102D1 (de) * 2003-04-15 2011-03-03 Wacoal Corp Bekleidungsartikel mit zwickel
JP5005469B2 (ja) * 2007-08-16 2012-08-22 サン エース株式会社 膨ら脛サポータとその製造方法
ES2383476T3 (es) * 2009-01-23 2012-06-21 Colibri1, S.L. Prenda deportiva de protección
JPWO2012105359A1 (ja) * 2011-02-03 2014-07-03 株式会社マテリカ ウエア
RU2013142695A (ru) * 2011-02-25 2015-03-27 Амаркод Индустрия Аббильяменто С.Р.Л. Предмет одежды для поддержки нейро-мышечно-скелетной системы
JP5278979B2 (ja) * 2012-01-17 2013-09-04 学校法人大阪産業大学 スパッツ
CN104203019B (zh) * 2012-04-10 2016-08-17 株式会社华歌尔 运动用带裆的衣服
JP2016003399A (ja) * 2014-06-13 2016-01-12 ダイヤ工業株式会社 衣類
EP3313218A4 (en) * 2015-06-25 2019-02-27 6 O'Clock Enterprises PTY Ltd RESISTANCE CLOTHES WITH INTEGRATED SEAMLESS RESISTANCE AREAS
JP6100426B1 (ja) * 2016-06-15 2017-03-22 株式会社シャルレ 下肢用衣類

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018035453A (ja) 2018-03-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7123904B2 (ja) 圧縮衣服
JP6831511B2 (ja) 下半身用衣料
KR100904775B1 (ko) 보텀 의류
AU2016282202B2 (en) Resistance garments having integral seamless resistive zones
JP3924586B2 (ja) ボトム衣類
US7945970B2 (en) Tights presenting a localized compression effect for practicing a sport
EP2193728B1 (en) Method of manufacture of compression garments
EP2250913B1 (en) Protective sports garment
KR101359442B1 (ko) 운동용 가랑이가 있는 의류
US10092048B2 (en) Garment
US20120029407A1 (en) Compression garment
JP4368364B2 (ja) 運動用スパッツ
JP2004232157A (ja) タイツ
WO2010050539A1 (ja) 衣類
JP2005248389A (ja) 脚部を有する衣類
JP2020037753A (ja) バドミントン用タイツ
JP2019148053A (ja) 下半身用衣類に好適な生地
JP2005146450A (ja) 運動用スパッツ
JP6547022B1 (ja) 下半身用衣類に好適な生地
WO2017118902A1 (en) A garment
WO2019167334A1 (ja) 下半身用衣類に好適な生地および下半身用衣類
TWM492064U (zh) 具有增加肌耐力之功能褲
NZ747239B2 (en) Compression garment
JP2019148035A (ja) 下半身用衣類

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190522

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200319

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200331

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20200529

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200721

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20200701

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201222

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210113

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6831511

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D02