JP6830913B2 - 超音波内視鏡及び内視鏡装置 - Google Patents

超音波内視鏡及び内視鏡装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6830913B2
JP6830913B2 JP2018006737A JP2018006737A JP6830913B2 JP 6830913 B2 JP6830913 B2 JP 6830913B2 JP 2018006737 A JP2018006737 A JP 2018006737A JP 2018006737 A JP2018006737 A JP 2018006737A JP 6830913 B2 JP6830913 B2 JP 6830913B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ultrasonic
prism
endoscope
conductive member
optical axis
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018006737A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019122671A (ja
Inventor
孝晴 小林
孝晴 小林
亮 北野
亮 北野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Corp
Original Assignee
Fujifilm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Corp filed Critical Fujifilm Corp
Priority to JP2018006737A priority Critical patent/JP6830913B2/ja
Publication of JP2019122671A publication Critical patent/JP2019122671A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6830913B2 publication Critical patent/JP6830913B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Endoscopes (AREA)
  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)

Description

本発明は、超音波内視鏡及び内視鏡装置に関する。
特許文献1−3には、挿入部の先端部が非金属の材料によって構成された内視鏡が開示されている。
特開2011−206416号公報 特開2015−016240号公報 特開2013−198566号公報
撮像モジュールと超音波装置が挿入部の先端部の内部において近接して配置された超音波内視鏡においては、超音波装置が導電体と接触するのを防ぐために、特許文献1に例示されるように、先端部をゴム又は樹脂等の絶縁材料にて構成することが行われる。また、撮像モジュールを構成する部材のうち、先端部の内部において超音波装置と接触し得る部材についても、これを絶縁材料によって構成することが行われる。
このように、先端部が絶縁材料によって構成されていると、撮像モジュールの先端部の先端面から露出した部分に、被検体内から静電気が印加された場合に、この静電気が撮像モジュールの構成部材(例えばレンズ鏡胴)を経由して撮像モジュールの撮像素子まで到達する可能性がある。
特許文献1に記載の超音波内視鏡では、対物光学系に印加された静電気が撮像素子まで到達する可能性があるが、これに対する対策は考慮されていない。
特許文献2には、先端部が非金属によって構成され、対物レンズ及び撮像素子を支持する部材が金属によって構成された内視鏡が記載されている。この内視鏡は、対物レンズを支持する部材に導電性ゴムが接触されていることで、撮像素子への静電気等の混入を防止している。しかし、導電性ゴムが接触する部材が絶縁材料であった場合には、撮像素子への静電気等の混入を十分に行うことができない。
特許文献3には、先端部が非金属によって構成された内視鏡が記載されている。この内視鏡は、撮像素子を内部に収容する筒状部材の外周と嵌合された導電性のシールド枠を有し、このシールド枠によって撮像素子へのノイズの混入を防いでいる。しかし、このシールド枠は、撮像素子を収容する筒状部材の大部分と、撮像素子と電気的に接続された電装部及び信号線とを内部に収容するほど大きなものであり、超音波内視鏡に適用する場合には、超音波装置とシールド枠との接触を避けることが難しい。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、静電気等から撮像素子を十分に保護することのできる超音波内視鏡とこれを備える内視鏡装置を提供することを目的とする。
本発明の超音波内視鏡は、絶縁材料によって構成された先端部を有し、被検体内に挿入される挿入部と、上記先端部の内部に設けられた撮像部と、上記先端部の内部に設けられた超音波観測部と、を備え、上記撮像部は、上記先端部に設けられた観察窓からの入射光が入射される対物光学系と、上記対物光学系からの出射光を上記対物光学系の光軸方向と交差する方向に曲げて出射させるプリズムと、撮像面が上記プリズムの光出射面に対向する状態にて配置された撮像素子と、上記観察窓と上記プリズムとの間に配置され、且つ上記対物光学系及び上記プリズムを支持する絶縁材料によって構成された筒状の支持部材と、上記支持部材の外周面に当接し周方向に沿って延びて形成され、且つ接地された導電性部材と、を有し、上記導電性部材は、上記光軸方向に見た状態において、上記支持部材の外周面のうち、少なくとも、上記対物光学系の光軸よりも上記撮像素子側の部分に沿って延びて形成されているものである。
本発明の内視鏡装置は、上記超音波内視鏡と、上記超音波内視鏡が接続され且つ上記超音波内視鏡を制御する制御装置と、を備えるものである。
本発明によれば、静電気等から撮像素子を十分に保護することのできる超音波内視鏡とこれを備える内視鏡装置を提供することができる。
本発明の超音波内視鏡の一実施形態である超音波内視鏡1を含む超音波検査システム100の全体構成図である。 図1に示す超音波内視鏡1の挿入部10の先端部10Aの内部構成を示す模式図である。 図2に示す撮像部40の光軸Kに沿った断面を示す模式図である。 図3に示す撮像部40におけるレンズ鏡胴41以外の部分を観察窓40w側から光軸方向に見た正面図である。 導電性部材70の光軸方向から見た形状の第一の変形例を示す図であり、図4に対応する図である。 導電性部材70の光軸方向から見た形状の第二の変形例を示す図であり、図4に対応する図である。
図1は、本発明の超音波内視鏡の一実施形態である超音波内視鏡1を含む超音波検査システム100の全体構成図である。
超音波検査システム100は、被検体内の内視鏡画像及び超音波画像を撮影する超音波内視鏡1と、超音波内視鏡1を制御して超音波画像を生成する超音波用プロセッサユニット2と、超音波内視鏡1を制御して内視鏡画像を生成する内視鏡用プロセッサユニット3と、被検体内を照明する照明光を超音波内視鏡1に供給する光源装置4と、内視鏡画像又は超音波画像を表示するモニタ5と、を備える。
超音波用プロセッサユニット2と内視鏡用プロセッサユニット3は制御装置を構成する。また、この制御装置と超音波内視鏡1とが内視鏡装置を構成する。
超音波内視鏡1は、被検体内に挿入される管状の挿入部10と、挿入部10の基端に連設された操作部11と、操作部11に基端が接続されたユニバーサルコード12と、を備える。
ユニバーサルコード12の先端には、超音波用プロセッサユニット2に接続されるコネクタ12aと、内視鏡用プロセッサユニット3に接続されるコネクタ12bと、光源装置4に接続されるコネクタ12cと、が設けられている。超音波内視鏡1は、これらのコネクタ12a,12b,12cを介して超音波用プロセッサユニット2、内視鏡用プロセッサユニット3、及び光源装置4に着脱自在に接続される。
超音波内視鏡1の挿入部10は、先端側から順に、硬質部材で構成された先端部10Aと、先端部10Aの基端側に連設された湾曲部10Bと、湾曲部10Bの基端側と操作部11の先端側との間を連結し、細径且つ長尺の可撓性を有する軟性部10Cと、から構成される。
操作部11及び挿入部10の内部には、鉗子等の処置具を挿入する鉗子チャンネル、送気及び送水用のチャンネル、吸引用のチャンネル等の各種のチャンネルが設けられる。
湾曲部10Bは、操作部11に設けられたアングルノブの回動操作により湾曲自在に構成されている。この湾曲部10Bは、超音波内視鏡1が使用される被検体の部位等に応じて、任意の方向及び任意の角度に湾曲でき、先端部10Aを所望の被観察部位に向けることができる。
図2は、図1に示す超音波内視鏡1の挿入部10の先端部10Aの内部構成を示す模式図である。図3は、図2に示す撮像部40の光軸Kに沿った断面を示す模式図である。図4は、図3に示す撮像部40におけるレンズ鏡胴41以外の部分を観察窓40w側から光軸方向に見た正面図である。
先端部10Aは、ABS樹脂(アクリロニトリル (Acrylonitrile)、ブタジエン (Butadiene)、スチレン (Styrene)共重合合成樹脂)、繊維強化樹脂、又はCNF(セルロースナノファイバー)強化樹脂等の樹脂によって構成されている。先端部10Aは、内視鏡に要求される耐熱性及び先端部に要求される硬度を持ち且つ導電性を持たない材料であればよく、樹脂以外の絶縁材料を用いることもできる。
図2に示すように、先端部10Aの先端面Saには、被観察部位からの光を取り込むための観察窓40wと、被観察部位に照明光を出射するための図示省略の照明窓とが形成されている。先端部10Aの外周面Sbには、超音波観測部80が固定された観測窓80wと、鉗子等の処置具を出し入れするための図示省略の鉗子口とが形成されている。
図2に示すように、先端部10Aの内部には、撮像部40と、撮像部40と電気的に接続された配線を収容する信号ケーブル40aと、超音波観測部80と、超音波観測部80と電気的に接続された配線を収容する信号ケーブル80aと、が収容されている。
超音波観測部80は、超音波トランスデューサアレイと、これを駆動するための回路とを備えている。超音波トランスデューサアレイは、多数の超音波振動子を先端部10Aの外周面Sbに沿った曲面形状に配列したものから構成される。この超音波トランスデューサアレイは、例えばコンベックス走査又はリニア走査等の方式にて走査される。
超音波観測部80には、超音波用プロセッサユニット2と電気的に接続するための複数の配線を含む信号ケーブル80aが接続されている。
超音波トランスデューサアレイに接続された信号ケーブル80aは、挿入部10から操作部11まで延設され、ユニバーサルコード12を介して超音波用プロセッサユニット2に接続される。
この信号ケーブル80aを介して、超音波用プロセッサユニット2からの駆動制御信号が超音波トランスデューサアレイに入力される。この駆動制御信号が超音波トランスデューサアレイに入力されると、超音波トランスデューサアレイの電極に所定の電圧が印加される。そして、超音波トランスデューサアレイの圧電体が励振され、観測窓80wを通して所定の観測範囲内に超音波が発せられる。
超音波の照射後、観測範囲内からのエコー信号が超音波トランスデューサアレイで受信される。この超音波の照射及びエコー信号の受信は、駆動する超音波トランスデューサをずらしながら繰り返し行われる。これにより、超音波観測範囲内に超音波が走査される。超音波用プロセッサユニット2では、エコー信号を受信して超音波トランスデューサアレイから出力された検出信号を元に、超音波観測範囲内の超音波画像が生成される。生成された超音波画像は、モニタ5に表示される。
図2及び図3に示すように、撮像部40は、観察窓40wに先端が固定された筒状のレンズ鏡胴41と、プリズム47と、観察窓40wとプリズム47との間に配置された筒状のプリズム保持具42と、プリズム保持具42の外周面に当接し且つ周方向に沿って延びて形成された環状の導電性部材70と、プリズム47に固着された撮像素子50と、撮像素子50が固着された回路基板60と、を備える。
図3に示すように、レンズ鏡胴41は、観察窓40w側から順に配置された第一のレンズ43及び第二のレンズ46を含む対物光学系を内部にて支持している。対物光学系の構成はこれに限らず、他の様々な構成を採用することができる。
この対物光学系には、観察窓40wからの入射光が入射される。この対物光学系の光軸Kは挿入部10の長手方向と平行になっている。
レンズ鏡胴41は、樹脂(ABS樹脂、繊維強化樹脂、又はCNF強化樹脂等)等の絶縁材料によって構成されている。
プリズム47は、レンズ鏡胴41内の対物光学系からの出射光を光軸Kの延びる光軸方向と交差する方向に曲げて出射させる。具体的には、プリズム47は、レンズ鏡胴41内の対物光学系からの出射光が入射され、且つこの対物光学系の出射面(図3に示す第二のレンズ46の出射面46a)に対向する平面である光入射面47aと、光入射面47aに入射した光を光軸Kに垂直な方向に反射させる平面である傾斜面47cと、傾斜面47cにて反射された光を出射する、光入射面47aに垂直な平面である光出射面47bと、を備える。
プリズム保持具42は、その中空部に、レンズ鏡胴41が嵌合されている。つまり、対物光学系を含むレンズ鏡胴41はプリズム保持具42によって支持されている。プリズム47の光入射面47aは、プリズム保持具42の観察窓40w側と反対側の端面42tの開口42kを塞ぐようにして、この端面42tに、熱硬化性樹脂又は光硬化性樹脂等の接着剤によって接着されている。この接着部分により、プリズム47はプリズム保持具42によって支持されている。
プリズム保持具42は、ABS樹脂、繊維強化樹脂、又はCNF強化樹脂等の樹脂によって構成されている。プリズム保持具42は、内視鏡に要求される耐熱性及び硬度を持ち且つ導電性を持たない材料であればよく、樹脂以外の絶縁材料を用いることもできる。プリズム保持具42は、支持部材を構成する。
なお、プリズム保持具42によるプリズム47の支持の方法は接着に限らず、例えばプリズム保持具42にプリズム47を嵌合する方法等を採用してもよい。
また、レンズ鏡胴41とプリズム保持具42は別体ではなく、これらを一体的に形成した構成としてもよい。この場合には、観察窓40wとプリズム47の光入射面47aの間に、対物光学系を支持し且つプリズム47を支持する絶縁材料により構成された筒状の支持部材が配置された構成となる。
プリズム保持具42の外周面に形成された導電性部材70は、導電性ゴム又は金属等の導電性を有する材料によって構成されており、図示省略のグランド配線によって接地されている。導電性部材70は、プリズム保持具42の外周面に、嵌合又は接着等の方法によって当接されている。
図4に示すように、導電性部材70は、光軸方向から見た形状が環状となっている。導電性部材70は、光軸方向から見て光軸Kよりも撮像素子50側と反対側の部分(図中の破線よりも上側の部分)の一部に面取り加工がなされている。この面取り加工によって形成された平坦面70aには、図示省略のグランド配線の一端が接続されている。
このグランド配線の他端は、例えば、回路基板60に形成されている接地端子に接続される。または、このグランド配線の他端は、信号ケーブル40aに含まれるグランド配線と接続される。
導電性部材70の光軸方向の位置は特に限定されるものではないが、図2の例では、導電性部材70はプリズム47の近傍に配置されている。
図3に示すように、撮像素子50は、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ又はCMOS(Complementaly Metal Oxide Semicondutor)イメージセンサ等のセンサが形成されたセンサ部51を含む矩形板状の半導体基板54と、半導体基板54におけるセンサ部51の撮像面51aが形成された側の面において撮像面51aの周囲に形成された枠状部材からなるスペーサ52と、スペーサ52の上に形成された撮像面51aに平行な平板状の透光性部材53と、を備える。
撮像面51aと撮像素子50の透光性部材53の表面は平行であり、透光性部材53の表面とプリズム47の光出射面47bは平行になっている。透光性部材53の表面とプリズム47の光出射面47bは、例えば熱硬化性樹脂又は光硬化性樹脂等の接着剤によって固着されている。このように、撮像素子50は、撮像面51aがプリズム47の光出射面47bに対向する状態にて、プリズム47に固着されている。
回路基板60は、撮像素子50に形成されている端子と電気的に接続された回路が形成された基板である。回路基板60と撮像素子50は、例えば熱硬化性樹脂又は光硬化性樹脂等の接着剤或いはハンダ等によって固着されている。
回路基板60に形成された回路には、センサ部51を駆動する回路、センサ部51から出力される撮像信号を増幅するアンプ、撮像信号を伝送するための通信インタフェース用の部品等が設けられている。
図2に示すように、回路基板60には、回路基板60に形成された回路の端子と電気的に接続された各種の配線を収容する信号ケーブル40aが固着されている。信号ケーブル40aは、挿入部10内を先端部10Aから操作部11まで延設され、ユニバーサルコード12を介して内視鏡用プロセッサユニット3に接続されている。
以上のように構成された超音波内視鏡1は、先端部10Aが樹脂等の絶縁材料によって構成されているため、被検体内からの静電気が先端面Saに印加されると、この静電気によって撮像部40のレンズ鏡胴41及びプリズム保持具42が帯電される。
しかし、プリズム保持具42の外周面には導電性部材70が固定されているため、レンズ鏡胴41及びプリズム保持具42に帯電された電荷は、この導電性部材70を介してグランドへと排出される。したがって、観察窓40wを介して撮像部40に静電気が印加された場合でも、この静電気が撮像素子50に到達するのを防ぐことができ、撮像素子50の保護が可能になる。
超音波内視鏡1では、超音波観測部80が観察窓40wよりも挿入部10の基端側に位置しているため、超音波観測部80と撮像部40とが近接する構成である。このため、レンズ鏡胴41とプリズム保持具42を樹脂等の絶縁材料によって構成している。撮像部40に静電気が印加された場合、静電気による電荷が、樹脂製のレンズ鏡胴41及びプリズム保持具42の外周面を伝って、プリズム保持具42の外周面における撮像素子50の近傍部分にまで到達し、この近傍部分から空気中を飛んで撮像素子50に伝わる可能性がある。
この電荷の移動経路となり得るプリズム保持具42の外周面に環状の導電性部材70が当接していることで、この電荷を導電性部材70に誘導して、この電荷が撮像素子50に伝わるのを防ぐことができる。
特に、導電性部材70が撮像素子50に近い位置にあると、レンズ鏡胴41及びプリズム保持具42の外周面から放出されて撮像素子50に向かう電荷を、撮像素子50の手前で、導電性部材70によって効果的に捕集することができる。
したがって、導電性部材70は、プリズム保持具42の光軸方向の中心位置よりもプリズム47の光入射面47a側の部分に固定されていることが好ましく、プリズム保持具42におけるプリズム47の光入射面47a側の端部又はその近傍に固定されていることがより好ましい。
導電性部材70は、プリズム保持具42の外周面に当接するものである。このため、特許文献3に記載されているシールド枠と比較すると、導電性部材70の大きさを十分に小さくすることができる。先端部10A内には超音波観測部80が設けられているため、導電性部材70を小さくできる構成は、超音波観測部80の保護の観点から有効となる。
図5は、導電性部材70の光軸方向から見た形状の第一の変形例を示す図であり、図4に対応する図である。図6は、導電性部材70の光軸方向から見た形状の第二の変形例を示す図であり、図4に対応する図である。
図5に示す導電性部材70は、図4に示す環状の導電性部材70が半分に切断された略C字形状となっている。具体的には、図5に示す導電性部材70は、プリズム保持具42の外周面のうち、対物光学系の光軸Kよりも撮像素子50側の部分(光軸Kを通り且つ撮像面51aに平行な方向な図5中の破線よりも下側の部分)に沿って延びて形成されている。
図6に示す導電性部材70は、図4に示す環状の導電性部材70の一部が切断された略C字形状となっている。具体的には、図6に示す導電性部材70は、光軸方向に見た状態において、プリズム保持具42の外周面のうち、対物光学系の光軸Kよりも撮像素子50側の部分(図中の破線よりも下側の部分)と、対物光学系の光軸Kよりも撮像素子50側と反対側の部分の一部(図中の破線よりも上側の部分の一部)と、に沿って延びて形成されている。
図5及び図6に示す導電性部材70の構成であっても、プリズム保持具42の外周面のうちの撮像素子50に近い側の部分に導電性部材70が当接しているため、この部分から空気中を伝わって撮像素子50に到達し得る電荷を効果的に捕集することができる。このように、導電性部材70が環状以外の構成であっても、撮像素子50を静電気から保護することが可能である。なお、図4に示すように、導電性部材70が環状である場合には、撮像素子50を静電気から保護する効果を最大化することができる。
また、図5及び図6に示す導電性部材70の構成によれば、超音波観測部80の近くに導電性部材70の開放端が配置される。このため、超音波観測部80と導電性部材70との接触の可能性を減らすことができる。
なお、図5及び図6に示す導電性部材70を、光軸Kの周りに右又は左に例えば90度回転させた構成、又は、図5及び図6に示す導電性部材70を光軸Kの周りに右又は左に例えば135度回転させた構成とすることもできる。導電性部材70は、光軸方向から見た状態において、プリズム保持具42の外周面の半分以上に当接していることで、静電気を捕集する効果を十分に得ることができる。
以上の説明では、レンズ鏡胴41が絶縁材料によって構成されるものとした。しかし、レンズ鏡胴41は、超音波観測部80から遠い位置に配置することができるため、例えば金属によって構成されていてもよい。
レンズ鏡胴41が金属によって構成されている場合には、導電性部材70を、図3に例示されているように、光軸方向においてレンズ鏡胴41よりもプリズム47側に配置することで、撮像素子50に静電気が印加されるのを効果的に防ぐことができる。
本発明は、観察窓40wが外周面Sbに設けられ、対物光学系の光軸Kが挿入部10の長手方向と交差する構成の側視型の内視鏡においても適用可能である。
以上のように、本明細書には以下の事項が開示されている。
(1)
絶縁材料によって構成された先端部を有し、被検体内に挿入される挿入部と、
上記先端部の内部に設けられた撮像部と
上記先端部の内部に設けられた超音波観測部と、を備え、
上記撮像部は、上記先端部に設けられた観察窓からの入射光が入射される対物光学系と、上記対物光学系からの出射光を上記対物光学系の光軸方向と交差する方向に曲げて出射させるプリズムと、撮像面が上記プリズムの光出射面に対向する状態にて配置された撮像素子と、上記観察窓と上記プリズムとの間に配置され、且つ上記対物光学系及び上記プリズムを支持する絶縁材料によって構成された筒状の支持部材と、上記支持部材の外周面に当接し周方向に沿って延びて形成され、且つ接地された導電性部材と、を有し、
上記導電性部材は、上記光軸方向に見た状態において、上記支持部材の外周面のうち、少なくとも、上記対物光学系の光軸よりも上記撮像素子側の部分に沿って延びて形成されている超音波内視鏡。
(2)
(1)記載の超音波内視鏡であって、
上記導電性部材は、上記支持部材の外周面に沿った環状となっている超音波内視鏡。
(3)
(1)又は(2)記載の超音波内視鏡であって、
上記導電性部材は、上記支持部材における上記光軸方向の中心位置よりも上記プリズム側に配置されている超音波内視鏡。
(4)
(1)〜(3)のいずれか1つに記載の超音波内視鏡と、
上記超音波内視鏡が接続され且つ上記超音波内視鏡を制御する制御装置と、を備える内視鏡装置。
100 超音波検査システム
1 超音波内視鏡
10 挿入部
10A 先端部
10B 湾曲部
10C 軟性部
11 操作部
12 ユニバーサルコード
12a、12b、12c コネクタ
2 超音波用プロセッサユニット
3 内視鏡用プロセッサユニット
4 光源装置
5 モニタ
40w 観察窓
80w 観測窓
40 撮像部
41 レンズ鏡胴
42 プリズム保持具
43 第一のレンズ
46 第二のレンズ
46a 出射面
47 プリズム
47a 光入射面
47b 光出射面
47c 傾斜面
K 光軸
50 撮像素子
51 センサ部
51a 撮像面
52 スペーサ
53 透光性部材
54 半導体基板
60 回路基板
40a、80a 信号ケーブル
70 導電性部材
80 超音波観測部
Sa 先端面
Sb 外周面
70a 平坦面

Claims (4)

  1. 絶縁材料によって構成された先端部を有し、被検体内に挿入される挿入部と、
    前記先端部の内部に設けられた撮像部と
    前記先端部の内部に設けられた超音波観測部と、を備え、
    前記撮像部は、前記先端部に設けられた観察窓からの入射光が入射される対物光学系と、前記対物光学系からの出射光を前記対物光学系の光軸方向と交差する方向に曲げて出射させるプリズムと、撮像面が前記プリズムの光出射面に対向する状態にて配置された撮像素子と、前記観察窓と前記プリズムとの間に配置され、且つ前記対物光学系及び前記プリズムを支持する絶縁材料によって構成された筒状の支持部材と、前記支持部材の外周面に当接し周方向に沿って延びて形成され、且つ接地された導電性部材と、を有し、
    前記導電性部材は、前記光軸方向に見た状態において、前記支持部材の外周面のうち、少なくとも、前記対物光学系の光軸よりも前記撮像素子側の部分に沿って延びて形成されている超音波内視鏡。
  2. 請求項1記載の超音波内視鏡であって、
    前記導電性部材は、前記支持部材の外周面に沿った環状となっている超音波内視鏡。
  3. 請求項1又は2記載の超音波内視鏡であって、
    前記導電性部材は、前記支持部材の前記光軸方向の長さの中心位置よりも前記プリズム側に配置されている超音波内視鏡。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項記載の超音波内視鏡と、
    前記超音波内視鏡が接続され且つ前記超音波内視鏡を制御する制御装置と、を備える内視鏡装置。
JP2018006737A 2018-01-18 2018-01-18 超音波内視鏡及び内視鏡装置 Active JP6830913B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018006737A JP6830913B2 (ja) 2018-01-18 2018-01-18 超音波内視鏡及び内視鏡装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018006737A JP6830913B2 (ja) 2018-01-18 2018-01-18 超音波内視鏡及び内視鏡装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019122671A JP2019122671A (ja) 2019-07-25
JP6830913B2 true JP6830913B2 (ja) 2021-02-17

Family

ID=67398341

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018006737A Active JP6830913B2 (ja) 2018-01-18 2018-01-18 超音波内視鏡及び内視鏡装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6830913B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021193404A1 (ja) * 2020-03-26 2021-09-30 富士フイルム株式会社 超音波内視鏡

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019122671A (ja) 2019-07-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2013035374A1 (ja) 超音波内視鏡
JP6588630B2 (ja) 超音波振動子ユニット
CN106886088B (zh) 内窥镜
JP6571870B2 (ja) 超音波内視鏡
CN107708576B (zh) 超声波振子和超声波探头
CN108882919B (zh) 超声波振子单元及使用该单元的超声波内窥镜
WO2018003232A1 (ja) 超音波内視鏡、及びその製造方法
US10661310B2 (en) Ultrasonic oscillator unit
JP6830913B2 (ja) 超音波内視鏡及び内視鏡装置
US20080188756A1 (en) Ultrasonic diagnostic apparatus
JP6596159B2 (ja) 超音波内視鏡
JP6677799B2 (ja) 超音波振動子ユニット
WO2017010292A1 (ja) 超音波振動子モジュールおよび超音波内視鏡
US11160530B2 (en) Ultrasonic transducer module, ultrasonic endoscope and processing method of ultrasonic transducer module
JP3684156B2 (ja) 超音波内視鏡
JP6266091B2 (ja) 内視鏡用撮像装置
JP2011200338A (ja) 電子内視鏡
JP3067300B2 (ja) 内視鏡装置
JP3938772B2 (ja) 超音波内視鏡
WO2022215208A1 (ja) 超音波プローブ、超音波振動子ユニット、及び超音波内視鏡
JP7324180B2 (ja) 超音波内視鏡
JP2017225621A (ja) 超音波振動子および超音波内視鏡
US20210369239A1 (en) Ultrasound endoscope and insertion tube
JP2018099210A (ja) 超音波内視鏡
JP6833636B2 (ja) 超音波内視鏡

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200203

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201201

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201130

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201221

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210119

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210127

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6830913

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250