JP6830705B1 - 廃プラスチック、木質材料及び動植物残渣のうち少なくとも1種を含んだ産業廃棄物から軽比重ガスを取り出すシステム - Google Patents

廃プラスチック、木質材料及び動植物残渣のうち少なくとも1種を含んだ産業廃棄物から軽比重ガスを取り出すシステム Download PDF

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Abstract

【課題】爆発の危険を取り除くとともに、連続操業を可能とする、廃プラスチック、木質材料及び動植物残渣のうち少なくとも1種を含んだ産業廃棄物から軽比重ガスを取り出すシステムを提供する。【解決手段】本システムは、少なくとも1基の網下気室型湿式比重選別機と、湿潤状態の軽比重物を乾燥させる乾燥装置と、乾燥状態の軽比重物を熱分解する熱分解装置とを直列状態に接続することによって構成され、熱分解装置が、円筒形の外筒と、外筒内に回転可能に配置され、入口側が小径で出口側が大径の切頭円錐形又は切頭多角錐形の内筒と、外筒と内筒との間に配置された加熱手段と、熱分解時に発生する軽比重ガスを回収する軽比重ガス回収装置と、熱分解時に発生する固形炭素を回収する固形炭素回収装置とを備えている。【選択図】 図1

Description

本発明は、廃プラスチック、木質材料及び動植物残渣のうち少なくとも1種を含んだ産業廃棄物から軽比重ガス(特に水素ガス)を取り出すシステムに関する。
プラスチックは自動車や家電、種々の機器類、容器等の多種多様な分野で使用されているため、これらの製品の廃棄物に含まれる使用済みプラスチック(以下「廃プラスチック」という)は膨大な量になり、廃プラスチックの有効な活用が望まれている。
廃プラスチック、木質材料及び動植物残渣のうち少なくとも1種を含んだ産業廃棄物を処理する方法として、廃棄物ガス化溶融技術があり、廃棄物ガス化溶融技術を実施する装置として、キルン式ガス化溶融炉が知られている(例えば、非特許文献1参照)。キルン化ガス化溶融炉では、予め破砕した廃棄物をロータリーキルンで乾燥・熱分解させることにより処理される。ここで、ロータリーキルンとは、横置きにされた円筒状のドラム(キルン)を回転させることにより、キルン内に投入された固体を輸送する装置である。ロータリーキルンをガス化溶融に利用する場合には、キルン内を酸素不足の状態として加熱し、廃棄物を熱分解させる(換言すると、蒸し焼きにする)。廃プラスチック等を含んだ産業廃棄物を熱分解させることにより、水素ガスが発生する。
「多段式空気ノズルを有する旋回溶融炉を用いたガス化溶融炉システムの性能予測に関する研究」(岡崎輝幸著、北海道大学学位論文:博士(工学) 甲第11125号、2013年9月25日発行)
キルン化ガス溶融炉は、優れた特徴を有しているが、従来のロータリーキルンを用いる場合には、以下の欠点がある。すなわち、従来のロータリーキルンは、円筒形の外形を有し、入口部分が高く出口部分が低くなるように傾斜状態に設置されるため、熱分解の過程では、ロータリーキルン内の出口付近で可燃性ガスが発生することとなる。このような可燃性ガスは比重が軽いため、ロータリーキルン内の出口付近の上部から滞留し始めるが、ロータリーキルンが傾斜状態に設置されているため、ロータリーキルン内の入口付近に滞留するまで、可燃性ガスを回収することができない。そのため、相当量の可燃性ガスがロータリーキルン内に滞留することとなり、爆発の危険性がある。
また、現在のキルン化ガス溶融炉は、内部を無酸素状態にするのが難しいため、バッチ方式で稼働されており、製作工程が終わる毎に、炉の蓋を開けて内容物を取り出す作業を余儀なくされ、時間と手間がかかるという不都合があった。
本発明は、上述の課題を解決すべく、爆発の危険を取り除くとともに、連続操業を可能とする新規なシステムを提供することを目的とする。
本願請求項1に記載の廃プラスチック、木質材料及び動植物残渣のうち少なくとも1種を含んだ産業廃棄物から軽比重ガスを取り出すシステムは、前記産業廃棄物から軽比重物を選別する少なくとも1基の網下気室型湿式比重選別機と、湿潤状態の軽比重物を乾燥させる乾燥装置と、乾燥状態の軽比重物を熱分解する熱分解装置とを直列状態に接続することによって構成されており、前記熱分解装置が、円筒形の外筒と、前記外筒内に回転可能に配置され、入口側が小径で出口側が大径の切頭円錐形又は切頭多角錐形の内筒と、前記外筒と前記内筒との間に配置された加熱手段と、熱分解時に発生する軽比重ガスを回収する軽比重ガス回収装置と、熱分解時に発生する固形炭素を回収する固形炭素回収装置とを備えており、前記軽比重ガス回収装置が、水が充填された軽比重ガス貯留タンクと、前記内筒の出口側の端壁の上部と前記軽比重ガス貯留タンクとを連通させる管路とを有しており、前記固形炭素回収装置が、水が充填された固形炭素貯留タンクと、前記内筒の前記端壁の下部と前記固形炭素貯留タンクとを連通させる管路とを有しており、前記軽比重ガス貯留タンクと連通する前記管路の端部が水中に位置し、前記固形炭素貯留タンクと連通させる前記管路の端部が水中に位置していることを特徴とするものである。
本システム10では、熱分解装置22の内筒22bが入口側が小径の切頭円錐形(又は切頭多角錐形)であるため、軽比重プラスチック等の熱分解時に発生する軽比重ガス(特に水素ガス)が大径の出口側の上部に滞留し、軽比重ガス回収装置に回収されるので、爆発の危険性を軽減することができる。また、本システム10は、工程の最初から最後まで(すなわち、網下気室型湿式比重選別機12から熱分解装置22まで)ウォーターシールされた空間内で熱分解工程が実施されるので、始業時にシステム10内にアルゴン等を充填して無酸素状態にすれば、無酸素状態を維持することができ、連続操業が可能になる。さらに、軽比重ガス回収装置24、中比重ガス回収装置26及び固形炭素回収装置28がウォーターシールされているので、万が一、熱分解装置22内で爆発しても、膨張ガスが軽比重ガス貯留タンク24a、中比重ガス貯留タンク26a、及び固形炭素貯留タンク28a内に容易に排出され、設備の損傷を最小限に抑えることができる。
本発明の好ましい実施の形態に係る廃プラスチック、木質材料及び動植物残渣のうち少なくとも1種を含んだ産業廃棄物から軽比重ガスを取り出すシステムの全体を示した模式図である。 図1のシステムの網下気室型湿式比重選別機および被回収物搬送装置の拡大断面図である。 図1の乾燥装置の拡大断面図である。 図4(a)は、図3の部分4aの拡大図、図4(b)は、図3の線4b‐4bに沿って見た断面図である。 図1の熱分解装置の拡大断面図である。 図6(a)は、図5の部分6aの拡大図、図6(b)は、図5の線6b‐6bに沿って見た断面図である。 図7(a)は、熱分解装置の内筒が切頭八角錐形の場合の変形例を示した図6(b)と同様な図、図7(b)は、図7(a)の側断面図である。 図8(a)は、図5の線8a‐8aに沿って見た図、図8(b)は、図5の線8b‐8bに沿って見た図である。
次に図面を参照して、本発明の好ましい実施の形態に係る、廃プラスチック、木質材料及び動植物残渣のうち少なくとも1種を含んだ産業廃棄物から軽比重ガスを取り出すシステム(以下「本システム」という)について詳細に説明する。図1は、本発明の好ましい実施の形態に係る本システムの全体を示した模式図である。
図1において全体として参照符号10で示される本システムは、廃プラスチック、木質材料及び動植物残渣のうち少なくとも1種を含んだ産業廃棄物から、被回収物質(軽比重物)を選別する網下気室型湿式比重選別機12を備えている。
図2は、網下気室型湿式比重選別機12及び後述する被回収物質搬出装置14を示した拡大断面図である。網下気室型湿式比重選別機12は、被選別物質が投入される選別室12aと、選別室12aの下方に配置され、選別媒体(例えば水)が充填される脈動室12bと、選別室12aと脈動室12bとの間に位置する網目12cと、空気室12dと、被回収物質(軽比重物)を排出させるためのエジェクタ12eと、被回収物質(軽比重物)が選別機の外部に排出される際の経路となる排出路12fと、重比重物が溜まるボックス12gと有している。網下気室型湿式比重選別機12は、それ自体は公知のものであり、主として原炭から良質の石炭を選択的に回収する機械として知られている。
選別機12の排出路12fには、被回収物質搬出装置14が接続されている。被回収物質搬出装置14は、図2に示されるように、エンドローラ14a、14bと、テンションローラ14c、14d、14e、14fと、エンドローラ14a、14b及びテンションローラ14c、14d、14e、14fに掛け渡されるエンドレスベルト14gとを有している。なお、エンドローラ14aは、駆動ローラの役目も果たしている(エンドローラ14aにモータ(図示せず)の駆動軸が連結されている)。
エンドローラ14a、14b、テンションローラ14c〜14f及びエンドレスベルト14gは、ケース14h内に収容されており、ケース14hの一端が、排出路12fの下端に連通するように接続され、ケース14hの他端は、後述する乾燥装置16に連通するように接続されている。このような被回収物質搬出装置14は、本願発明者の開発したものであって、特許第5099813号公報に詳細に記載されている。
本システム10はまた、被回収物質搬出装置14に接続され、湿潤状態の被回収物質(軽比重物)を乾燥させるための乾燥装置16を備えている。図3は、乾燥装置16を示した拡大断面図である。図3に示される乾燥装置16は、円筒形の本体16aと、本体16aの一端に配置された円形の第1端壁16bと、本体の他端に配置された円形の第2端壁16cと、本体16aの底部に配置され、本体16aを回転可能に支持する第1支持ローラ16d、第2支持ローラ16eと、回転モータ16f1によって本体16aを周方向に回転させる回転手段16fと、本体16aの外面に配置された加熱手段16gとを有している。なお、回転手段16fは、本体16aの外周に配置したチェーン(図示せず)を回転モータ16f1によって回転させる等、公知の任意の型式を採用してよい。また、加熱手段16gは、公知のヒータ等を使用してよい。
第1端壁16bには、開口16b1が設けられており、開口16b1には、被回収物質搬出装置14のケース14hの前記他端が接続されている。第2端壁16cにも、開口16c1が設けられており、開口16c1には、後述する熱分解装置22に連通する管路20が接続されている。
本体16aの内部には、被回収物質を移送させる移送手段(例えば、スクリューフィーダ)16a1が設けられている。なお、移送手段16a1を設ける代わりに、本体16aを傾斜状態に(図3において、相対的に左端を高く右端を低く)配置してもよい。
好ましくは、乾燥装置16には、被回収物質(軽比重物)の乾燥時に発生する水蒸気を乾燥装置16内から漏出させるための水蒸気漏出装置18が設置されている。水蒸気漏出装置18は、水が充填された水蒸気貯留タンク18aと、本体16aの内部と水蒸気貯留タンク18aとを連通させる管路18bとを有している。なお、管路18bの水蒸気貯留タンク18aの側の端部18b1は、水中に位置している。
図4(a)は、図3の部分4aの拡大図であって、本体16aと第1端壁16bとの連結個所を示したものである。すなわち、本体16aの端部内壁の周囲に突起16a1が設けられ、突起16a1が第1端壁16bの外周に設けられた溝16b1内に嵌り込んでおり、本体16aが回転する際、突起16a1が溝16b1内を移動するようになっている。このような構成により、本体16aが回転しても、第1端壁16bは、本体16aの回転に追従せず、回転しないようになっている。なお、本体16aと第1端壁16bとの間の隙間に弾性シール材16a2を配置することにより、乾燥装置16内の気密性が確保される。
本体16aと第2端壁16cとの連結個所も、本体16aと第1端壁16bとの連結個所と同じ構成を有している。
第1端壁16bの開口16b1、第2端壁16cの開口16c1、及び管路18bの第1端壁16bとの貫通個所には、乾燥装置16内の気密性が確保されるように、適当なシール材(図示せず)が配置されている。
なお、以上のような乾燥装置16は、公知のものであり、気密性を確保した状態で被回収物質(軽比重物)を適切に乾燥させることができるものであれば、他の公知の型式の乾燥装置を使用してもよい。
本システム10はさらに、管路20を介して乾燥装置16に接続され、乾燥した被回収物質(軽比重物)を熱分解する熱分解装置22を備えている。図5は、熱分解装置22を示した拡大断面図である。図5に示される熱分解装置22は、円筒形の外筒22aと、外筒22a内に回転可能に配置され、入口側が小径で出口側が大径の切頭円錐形の内筒22bと、外筒22aと内筒22bとの間に配置された加熱手段22cと、内筒22bの入口端に配置された円形の第1端壁22dと、内筒22bの出口端に配置された円形の第2端壁22eと、内筒22bの底部に配置され、内筒22bを回転可能に支持する第1支持ローラ22f、第2支持ローラ22gと、回転モータ22h1によって内筒22bを周方向に回転させる回転手段22hとを有している。なお、回転手段22hは、回転手段16fと同様に、内筒22bの外周に配置したチェーン(図示せず)を回転モータ22h1によって回転させる等、公知の任意の型式を採用してよい。
第1端壁22dには、開口22d1が設けられており、開口22d1には、管路20が接続されている。なお、図示されている管路20は、乾燥装置16から熱分解装置22に向けて傾斜して配置され、被回収物質(軽比重物)が乾燥装置16から熱分解装置22に円滑に移送されるようになっているが、管路20内にスクリューフィーダ(図示せず)のような移送手段を設けてもよい。
図5には、図示されていないが、内筒22bの内部に、被回収物質(軽比重物)を移送させるスクリューフィーダのような移送手段を設けてもよい。
熱分解装置22には、被回収物質(軽比重物)の熱分解時に発生する軽比重ガス(例えば、水素ガス)を回収する軽比重ガス回収装置24が設置されている。軽比重ガス回収装置24は、水が充填された軽比重ガス貯留タンク24aと、内筒22bの第2端壁22eの上部から延びた軽比重ガス排出管22iの先端に配置された切換え弁24dにそれぞれ接続された第1管路24b及び第2管路24cとを有している(図8(a)参照)。すなわち、切換え弁24dを操作することにより、第1管路24bを内筒22bと第2管路24cとの連通を遮断した状態で軽比重ガス排出管22iを介して内筒22bと連通させ、或いは第2管路24cを内筒22bと第1管路24bとの連通を遮断した状態で軽比重ガス排出管22iを介して内筒22bと連通させるようになっている。第1管路24b及び第2管路24cの軽比重ガス貯留タンク24aの側の端部24b1、24c1はそれぞれ、水中に位置している。なお、軽比重ガス排出管22iの詰まりを極力回避するために、軽比重ガス排出管22iが大径に形成され、切換え弁24dが内筒22bの第2端壁22eの近傍に配置(これにより、軽比重ガス排出管22iの長さが短くなる)されているため、閉塞に対して柔軟に対応することができる。
また、熱分解装置22には、被回収物質(軽比重物)の熱分解時に発生する中比重ガス(例えば、ヘリウムガス)を回収する中比重ガス回収装置26が設置されている。中比重ガス回収装置26は、水が充填された中比重ガス貯留タンク26aと、内筒22bの第2端壁22eの軽比重ガス排出管22iの下方から延びた中比重ガス排出管22jの先端に配置された切換え弁26dにそれぞれ接続された第1管路26b及び第2管路26cとを有している(図8(b)参照)。すなわち、切換え弁26dを操作することにより、第1管路26bを内筒22bと第2管路26cとの連通を遮断した状態で中比重ガス排出管22jを介して内筒22bと連通させ、或いは第2管路26cを内筒22bと第1管路26bとの連通を遮断した状態で中比重ガス排出管22jを介して内筒22bと連通させるようになっている。第1管路26b及び第2管路26cの中比重ガス貯留タンク26aの側の端部26b1、26c1はそれぞれ、水中に位置している。なお、中比重ガス排出管22jの詰まりを極力回避するために、中比重ガス排出管22jが大径に形成され、切換え弁26dが内筒22bの第2端壁22eの近傍に配置(これにより、中比重ガス排出管22jの長さが短くなる)されているため、閉塞に対して柔軟に対応することができる。なお、中比重ガス回収装置26の設置は、任意的なものである。
軽比重ガス回収装置24及び中比重ガス回収装置26において、2本の管路24b、24c及び管路26b、26cがそれぞれ準備されているが、管路24b、24c及び管路26b、26cの閉塞時の対応を考慮したものである。すなわち、例えば第1管路24bが閉塞したときは、切換え弁24dを切り換えて第2管路24cを使用し、第2管路24cの使用時に第1管路24bの閉塞を取り除けばよい。
また、熱分解装置22には、被回収物質(軽比重物)の熱分解時に発生する固形炭素を回収する固形炭素回収装置28が設置されている。固形炭素回収装置28は、水が充填された固形炭素貯留タンク28aと、内筒28bの第2端壁28eの下部と固形炭素貯留タンク28aとを連通させる管路28bとを有している。なお、管路28bの固形炭素貯留タンク28aの側の端部28b1は、水中に位置している。また、好ましくは、管路28bの水平部分26b2は、固形炭素を回収し易いように、傾斜している。或いは、チェーンコンベアや掻き取りコンベア(図示せず)のような手段を管路28bに設けて、固形炭素を回収してもよい。
図6(a)は、図5の部分6aの拡大図であって、内筒22bと第1端壁22dとの連結個所を示したものである。すなわち、内筒22bの端部内壁の周囲に突起22b1が設けられ、突起22b1が第1端壁22dの外周に設けられた溝22d1内に嵌り込んでおり、内筒22bが回転する際、突起22b1が溝22d1内を移動するようになっている。このような構成により、内筒22bが回転しても、第1端壁22dは、内筒22bの回転に追従せず、回転しないようになっている。なお、内筒22bと第1端壁22dとの間の隙間に弾性シール材22b2を配置することにより、熱分解装置22の気密性が確保される。
内筒22bと第2端壁22eとの連結個所も、内筒22bと第1端壁22dとの連結個所と同じ構成を有している。
第1端壁22dの開口22d1、管路24bの第2端壁22eとの貫通個所、及び管路26bの第2端壁22eとの貫通個所には、熱分解装置22内の気密性が確保されるように、適当なシール材(図示せず)が配置されている。
本システム10は、上述のように、網下気室型湿式比重選別機12から熱分解装置22に至るまでウォーターシールされた空間となる。すなわち、選別作業時に網下気室型湿式比重選別機12の選別室12bに選別媒体(水)が充填されるため、被回収物質搬出装置14のケース14h中では、少なくとも選別室12b内の水位と同じ高さまで(脈動時には、それ以上の高さまで)水が存在する。乾燥装置16においては、水蒸気漏出装置18の管路18bの端部は、水蒸気貯留タンク18aに充填された水中に位置する。熱分解装置22においては、軽比重ガス回収装置24の管路24b、24cの端部は、軽比重ガス貯留タンク24aに充填された水中に位置し、中比重ガス回収装置26の管路26b、26cの端部は、中比重ガス貯留タンク26aに充填された水中に位置し、固形炭素回収装置28の管路28bの端部は、固形炭素貯留タンク28aに充填された水中に位置する。一方、乾燥装置16内及び熱分解装置22内は、気密性が確保されている。これにより、網下気室型湿式比重選別機12から熱分解装置22に至るまでの空間は、ウォーターシールされていることとなる。したがって、例えば始業時に、上記空間にアルゴンガス等を充填すると、実質的に無酸素状態の空間が維持されることとなる。なお、本明細書において、「ウォーターシールされる」とは、外部空間との連通部を水で満たすことにより外部空間と遮断されることを意味している。
次に、以上のように構成された本システム10の作動について、廃プラスチックを含んだ産業廃棄物から、軽比重ガスとして水素ガスを取り出す場合を例にして説明する。作業に先立って、網下気室型湿式比重選別機12から熱分解装置22に至るまでの空間にアルゴンガス等を充填して、実質的に無酸素状態にする。そして、処理しようとする廃棄物(以下「被処理物」という)を、網下気室型湿式比重選別機12の選別室12a内に投入する。次いで、空気室12d内の水位を空気の入/出によって昇降させて選別室12a内の被処理物に水の脈動を与える。すると、選別室12a内に、非鉄金属を含む重比重物の層、ポリ塩化ビニル(PVC)の層、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)の軽比重プラスチックの層が徐々に形成される。そして、非鉄金属を含む重比重物は、網目18cを通して落下しボックス18gに溜まる。
本システム10では、軽比重ガス(特に、水素ガス)を取り出す原料として軽比重プラスチックを用いる。したがって、網下気室型湿式比重選別機12において被処理物から軽比重プラスチックを選別する。なお、被処理物中に金属が含まれる場合等では、一度の選別で軽比重プラスチックを得るのが難しいことがある。このような場合には、2基又はそれ以上の基数の網下気室型湿式比重選別機12を設置して、所望の軽比重プラスチックを得るようにする。すなわち、図1では、1基の網下気室型湿式比重選別機12が図示されているが、網下気室型湿式比重選別機12の設置基数は、図示された事例に限定されるものではない。
選別された軽比重プラスチックは、選別室12aから排出路12fを経て、被回収物質搬出装置14によって乾燥装置16に搬送される。
乾燥装置16に搬送された軽比重プラスチック等は、選別作業で用いられた選別媒体(例えば水)のため、湿潤状態にある。乾燥装置16を作動させると、本体16aが回転し、それに伴ってスクリューフィーダ16a1も回転し、軽比重プラスチックは、乾燥装置16の入口から出口(図3において左側から右側)に向かって移送される。その際、軽比重プラスチックは、加熱手段16gによる加熱によって乾燥される。なお、本体16aが回転しても、第1端壁16b及び第2端壁16cは回転しないので、被回収物質搬送装置14、水蒸気漏出装置18の管路18b、及び管路20に回転運動の影響が及ぶことはない。
なお、乾燥作業時に発生した水蒸気は、本体16aの上部に滞留するが、管路18bを介して水蒸気貯留タンク18aに漏出するため、乾燥装置16における乾燥作業が妨げられることはなく、乾燥作業は効率的に行われる。
水分が除去された軽比重プラスチックは、管路20を介して、熱分解装置22に送られる。
熱分解装置22に送られた軽比重プラスチックは、加熱手段22cによって実質的に無酸素状態で加熱される。その際、内筒22bが、入口側が小径で出口側が大径の切頭円錐形であるため、内筒22bの回転に伴い、内部の軽比重プラスチックは、相対的に高い位置から低い位置に移動する。なお、内筒22bが回転しても、第1端壁22d及び第2端壁22eは回転しないので、管路20、水素ガス回収装置24の管路24b、及び固形炭素回収装置の管路26b2に回転運動の影響が及ぶことはない。
軽比重プラスチックの熱分解の過程で発生した水素ガスは、比重が軽いため、大径の内筒22bの出口側の上部に滞留するが、管路24bを介して水素ガス貯留タンク24aに回収される。回収された水素ガスは、種々の所望の用途に供される。
熱分解によって、軽比重プラスチックは炭化物(固形炭素)になる。炭化物は、管路26bを介して固形炭素貯留タンク26a内に回収される。回収された炭化物は、活性炭(脱臭用、水質改善用等)として利用される他、土壌改良材(保水性改善用等)としても利用できる。また、炭素の処理に悩んでいる現状では、回収された炭化物が固形であるので、極めて簡単に炭素の固定ができ、炭化物の処理方法として期待できる。
なお、例えばポリエチレン等の熱分解で発生する気相部分の多くは、気化した熱分解油であり、水素ガスの含まれている量は多くはないが、本システム10では、二酸化炭素を排出しない形態で水素ガスを取り出すことが可能であり、取り出した水素ガスを例えば燃料電池に供給して電力と純水を得ることにより、地球環境を守りつつ、将来的な不足が懸念される電力と純水の確保ができるという意義がある。
前記実施形態では、廃プラスチックを含んだ産業廃棄物を原材料とする例が示されているが、廃プラスチック以外の木質材料、動植物残渣を含んだ産業廃棄物を原材料とする場合も同様である。廃プラスチックを含んだ産業廃棄物では、上述のように、水素ガスの含有量は必ずしも多くはないが、木質、動植物残渣を含んだ産業廃棄物を用いることにより、より多くの水素ガスの抽出が期待できる。
本発明は、以上の発明の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
例えば、前記実施の形態において、熱分解装置22の内筒22bは切頭円錐形を有しているが、内筒22bを切頭多角錐形にしてもよい、図7は、切頭八角錐形の内筒22´bを有する形態を示している。なお、内筒22´bが切頭八角錐形のままでは、内筒22´bの回転時に支障が生じる。したがって、内筒22´bの第1支持ローラ22fが接触する個所には、外面が円形になるように第1端片22´´bが設置され、第1端壁22dが接触する個所には、内筒22´bの端部内面が円形になるように第2端片22´´´bが設置されている。また、図示していないが、内筒22´bの第2支持ローラ22gが接触する個所及び第2端壁22eが接触する個所にも、円形になるように端片が設置されている。
10 廃プラスチック、木質材料及び動植物残渣のうち少なくとも1種を含んだ産業廃棄物から軽比重ガスを取り出すシステム
12 網下気室型湿式比重選別機
12a 選別室
12b 脈動室
12c 網目
12d 空気室
12e エジェクタ
12f 排出路
12g ボックス
14 被回収物質搬出装置
14a、14b エンドローラ
14c〜14f テンションローラ
14g エンドレスベルト
14h ケース
16 乾燥装置
16a 本体
16b 第1端壁
16c 第2端壁
16d 第1支持ローラ
16e 第2支持ローラ
16f 回転手段
16g 加熱手段
18 水蒸気漏出装置
18a 水蒸気貯留タンク
18b 管路
20 管路
22 熱分解装置
22a 外筒
22b 内筒
22c 加熱手段
22d 第1端壁
22e 第2端壁
22f 第1支持ローラ
22g 第2支持ローラ
22h 回転手段
22i 軽比重ガス排出管
22j 中比重ガス排出管
24 軽比重ガス回収装置
24a 軽比重ガス貯留タンク
24b 第1管路
24c 第2管路
24d 切換え弁
26 中比重ガス回収装置
26a 中比重ガス貯留タンク
26b 第1管路
26c 第2管路
26d 切換え弁
28 固形炭素回収装置
28a 固形炭素貯留タンク
28b 管路

Claims (1)

  1. 廃プラスチック、木質材料及び動植物残渣のうち少なくとも1種を含んだ産業廃棄物から軽比重ガスを取り出すシステムであって、
    前記産業廃棄物から軽比重物を選別する少なくとも1基の網下気室型湿式比重選別機と、湿潤状態の軽比重物を乾燥させる乾燥装置と、乾燥状態の軽比重物を熱分解する熱分解装置とを直列状態に接続した前記システムにおいて、
    前記熱分解装置が、円筒形の外筒と、前記外筒内に回転可能に配置され、入口側が小径で出口側が大径の切頭円錐形又は切頭多角錐形の内筒と、前記外筒と前記内筒との間に配置された加熱手段と、熱分解時に発生する軽比重ガスを回収する軽比重ガス回収装置と、熱分解時に発生する固形炭素を回収する固形炭素回収装置とを備えており、
    前記軽比重ガス回収装置が、水が充填された軽比重ガス貯留タンクと、前記内筒の出口側の端壁の上部と前記軽比重ガス貯留タンクとを連通させる管路とを有しており、
    前記固形炭素回収装置が、水が充填された固形炭素貯留タンクと、前記内筒の前記端壁の下部と前記固形炭素貯留タンクとを連通させる管路とを有しており、
    前記軽比重ガス貯留タンクと連通する前記管路の端部が水中に位置し、前記固形炭素貯留タンクと連通させる前記管路の端部が水中に位置していることを特徴とするシステム。
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