JP6828249B2 - 空調システム - Google Patents

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Description

本発明は、空調システムに関するものである。
従来より、例えば特許文献1に開示されているようなシステムが知られている。特許文献1では、複数の室内ユニットが、同一室内の天井に埋め込まれている。各室内ユニットからは、調和された空気からなる気流が同一室内に吹き出される。特に、特許文献1では、室内の温度分布が適正化されるように、各室内ユニットからの気流の風向及び風量が制御される。
特開平7−27395号公報
ところで、天井設置型の室内ユニットには、例えば4方向のように、複数の方向に気流を吹き出すことのできるものがある。このような室内ユニットを、水平方向に所定距離離れて位置するようにして同一室内の天井に設置すると仮定する。所定距離を隔てて互いに隣接する室内ユニットにおいて、所定距離を介して互いに対向している吹出し開口の双方から気流が吹き出されていると、双方の気流が衝突して下方に押され、下方に押された気流は室内ユニットの下方に居るユーザに直接あたるおそれがある。当該気流は、当該ユーザにドラフト感を与えてしまう。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、天井に設置された室内ユニットを複数備える空調システムにおいて、室内ユニットの下方に居るユーザのドラフト感を抑制することである。
第1の発明は、複数の吹出し開口(24a〜24d)が形成された室内ケーシング(20)と、各上記吹出し開口(24a〜24d)に設けられ気流を阻害するための気流阻害機構(50)と、をそれぞれ有し、室内空間(500)の天井(501)に設置された複数の室内ユニット(10)と、各上記室内ユニット(10)において、一部の上記吹出し開口(24a〜24d)から吹き出される気流を上記気流阻害機構(50)で阻害することによって残りの複数の上記吹出し開口(24a〜24d)から吹出される気流の風速を高める一部吹出し動作、が行われるように、上記気流阻害機構(50)を制御する制御部(70)と、を備え、各上記室内ユニット(10)の上記室内ケーシング(20)は、矩形状の下面(22)を有し、上記吹出し開口(24a〜24d)は、各上記下面(22)の四辺それぞれに沿って1つずつ配置され、上記一部吹出し動作は、1つの上記室内ユニット(10)において、空気を吹き出す吹出し開口(24a〜24d)の組合せが互いに異なる第1一部吹出し動作と第2一部吹出し動作とを含み、上記制御部(70)は、上記一部吹出し動作の際、複数の上記室内ユニット(10)のうち所定距離を隔てて互いに隣接する上記室内ユニット(10)において、上記所定距離を介して互いに対向している上記吹出し開口(24a〜24d)のうちいずれか一方からは気流が吹き出されないようにするために、一方の上記室内ユニット(10)が上記第1一部吹出し動作を行うと同時に、他方の室内ユニット(10)が上記第2一部吹出し動作を行うように、
上記気流阻害機構(50)を制御することを特徴とする。
第1の発明では、互いに隣接する室内ユニット(10)において、所定距離αを介して互いに対向している吹出し開口(24a〜24d)の一方からは室内空間(500)に気流が吹き出されず、他方からは気流が吹き出される。これにより、所定距離αを介して互いに対向している吹出し開口(24a〜24d)の双方から気流が吹き出され、その気流が衝突して下方に押され、押された気流が室内ユニット(10)の下方に居るユーザに直接あたることを抑制することができる。従って、ユーザのドラフト感を抑制することができる。
第2の発明は、第1の発明において、各上記室内ユニット(10)は、各上記吹出し開口(24a〜24d)に設けられ該吹出し開口(24a〜24d)から吹き出される空気の風向を変更するための風向調節羽根(51)、を更に有し、上記制御部(70)は、全ての上記吹出し開口(24a〜24d)から上記室内空間(500)へ空気を供給する全部吹出し動作と上記一部吹出し動作と、を切換えながら行う気流ローテーションが実行されるように、上記気流阻害機構(50)及び上記風向調節羽根(51)を制御することを特徴する。
第2の発明では、気流ローテーションにおける一部吹出し動作では、所定距離αを介して互いに対向している吹出し開口(24a〜24d)の一方からの気流の吹き出しは行われず、他方からの気流の吹き出しが行われる。これにより、所定距離αを介して互いに対向している吹出し開口(24a〜24d)の双方から気流が合流して、当該気流が室内ユニット(10)の下方に居るユーザに直接あたることを抑制することができる。更に、一部吹出し動作と全部吹出し動作とを含む気流ローテーションにより、室内空間(500)のうち室内ユニット(10)に比較的近い領域と室内ユニット(10)から比較的遠い領域とに調和された空気を供給することができ、室内空間(500)の各部分における気温の差を縮小することが可能となる。
第3の発明は、第1又は第2の発明において、上記風向調節羽根(51)は、上記吹出し開口(24a〜24d)から吹き出される気流を阻害する姿勢に変位可能に構成され、上記気流阻害機構(50)を兼ねていることを特徴とする。
ここでは、吹出し気流の方向を上下方向に変更するための風向調節羽根(51)が、空気の流れを阻害するための気流阻害機構(50)を兼ねている。つまり、所定の姿勢となった風向調節羽根(51)が、吹出し開口(24a〜24d)から吹き出される空気の流れを妨げる。
第4の発明は、第3の発明において、上記風向調節羽根(51)は、上記一部吹出し動作の際、上記吹出し開口(24a〜24d)を閉塞することを特徴とする。
ここでは、一部吹出し動作の際、閉塞された吹出し開口(24a〜24d)からは、確実に気流が吹き出されなくなる。
本発明によれば、所定距離αを介して互いに対向している吹出し開口(24a〜24d)の双方から気流が吹き出され、その気流が衝突して下方に押され、押された気流が室内ユニット(10)の下方に居るユーザに直接あたることを防止することができる。従って、ユーザのドラフト感を抑制することができる。
特に、上記第2の発明によれば、一部吹出し動作時、所定距離αを介して互いに対向している吹出し開口(24a〜24d)の双方から気流が合流して、当該気流が室内ユニット(10)の下方に居るユーザに直接あたることを抑制することができる。更に、一部吹出し動作と全部吹出し動作とを含む気流ローテーションにより、室内空間(500)のうち室内ユニット(10)に比較的近い領域と室内ユニット(10)から比較的遠い領域とに調和された空気を供給することができ、室内空間(500)の各部分における気温の差を縮小することが可能となる。
特に、上記第3の発明によれば、一部吹出し動作では、所定の姿勢となった風向調節羽根(51)が、吹出し開口(24a〜24d)から吹き出される空気の流れを妨げることができる。
特に、上記第4発明によれば、一部吹出し動作の際、閉塞された吹出し開口(24a〜24d)からは、確実に気流が吹き出されなくなる。
図1は、複数の室内ユニットが1つの室内空間に設置された空調システムの外観図である。 図2は、室内ユニットを斜め下方から見た斜視図である。 図3は、ケーシング本体の天板を省略した室内ユニットの概略の平面図である。 図4は、図3のIV−O−IV断面を示す室内ユニットの概略の断面図である。 図5は、室内ユニットの概略の下面図である。 図6は、制御部と当該制御部に接続された各種機器とを模式的に示すブロック図である。 図7は、水平吹き位置にある風向調節羽根を示す化粧パネルの要部の断面図である。 図8は、下吹き位置にある風向調節羽根を示す化粧パネルの要部の断面図である。 図9は、気流ブロック位置にある風向調節羽根を示す化粧パネルの要部の断面図である。 図10は、第1吹出しモードの1サイクルを示す説明図であって、各動作における室内ユニットの下面を模式的に表したものである。 図11は、第2吹出しモードの1サイクルを示す説明図であって、各動作における室内ユニットの下面を模式的に表したものである。 図12は、第3吹出しモードの1サイクルを示す説明図であって、各動作における室内ユニットの下面を模式的に表したものである。 図13は、隣接する室内ユニットの両方が第1一部吹出し動作を行う際の、各室内ユニットの下面を模式的に表したものである。 図14は、隣接する室内ユニットの一方が第1一部吹出し動作を行い、他方が第2一部吹出し動作を行う際の、各室内ユニットの下面を模式的に表したものである。 図15は、室内ユニットが図14よりも多い場合において、所定距離を介して対向する主吹出し開口のいずれか一方からは気流が吹き出されない動作がなされた場合の、各室内ユニットの下面を模試的に表したものである。 図16は、変形例1に係る第4吹出しモードの1サイクルを示す説明図であって、各動作における室内ユニットの下面を模式的に表したものである。 図17は、変形例3に係る第5吹出しモードの1サイクルを示す説明図であって、各動作における室内ユニットの下面を模式的に表したものである。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
≪実施形態≫
−空調システムの概要−
本実施形態に係る空調システム(1)は、複数台の室内ユニット(10)が1台の室外ユニット(80)に接続された状態において、各室内ユニット(10)の風向調節羽根(51)を制御するシステムである。図1及び図6に示すように、空調システム(1)は、複数台の室内ユニット(10)と、1台の室外ユニット(80)と、制御部(70)とを備える。各室内ユニット(10)は、室外ユニット(80)と連絡配管(L1)を介して接続されており、これによって冷媒が循環して冷凍サイクルを行う冷媒回路が形成されている。
複数台の室内ユニット(10)それぞれは、室内空間(500)内の天井に埋め込まれるようにして設置されるとともに、水平方向において互いに所定距離α隔てて設置されており、室内空間(500)に向けて空気を吹き出す。本実施形態では、各室内ユニット(10)は同じ構成を有しているが、その構成については後述する。
室外ユニット(80)は、室内空間(500)外に設置されている。図示していないが、室外ユニット(80)は、圧縮機及び室外ファン等を含む。
制御部(70)は、演算処理を行うCPU、データを記憶するメモリ等によって構成されたマイクロコンピュータであって、複数の室内ユニット(10)及び1台の室外ユニット(80)それぞれの動作を制御するように構成されている。本実施形態では、制御部(70)がどのような形態で配置されているかについては特に限定されない。制御部(70)は、室内ユニット(10)及び室外ユニット(80)それぞれの内部に分かれて配置されることで構成されていてもよいし、室内ユニット(10)及び室外ユニット(80)とは別の装置として設けられていてもよい。
また、制御部(70)は、設置作業者や保守作業者が制御部(70)の動作を設定するためのディップスイッチ等を更に有する構成であっても良い。
−室内ユニットの構成−
図1〜図5に示すように、室内ユニット(10)は、ケーシング(20)(室内ケーシングに相当)と、室内ファン(31)と、室内熱交換器(32)と、ドレンパン(33)と、ベルマウス(36)と、風向調節羽根(51)とを備える。
〈ケーシング〉
図2に示すように、ケーシング(20)は、室内空間(500)の天井(501)に設置されている。ケーシング(20)は、ケーシング本体(21)と化粧パネル(22)とによって構成されている。このケーシング(20)には、室内ファン(31)と、室内熱交換器(32)と、ドレンパン(33)と、ベルマウス(36)とが収容されている。
ケーシング本体(21)は、室内空間(500)の天井に形成された開口に挿入されて配置されている。ケーシング本体(21)は、下面が開口する概ね直方体状の箱形に形成されている。図4に示すように、このケーシング本体(21)は、概ね平板状の天板(21a)と、天板(21a)の周縁部から下方に延びる側板(21b)とを有している。
〈室内ファン〉
室内ファン(31)は、下方から吸い込んだ空気を径方向の外側に向けて吹き出す遠心送風機である。室内ファン(31)は、ケーシング本体(21)の内部中央に配置されている。室内ファン(31)は、室内ファンモータ(31a)によって駆動される。室内ファンモータ(31a)は、天板(21a)の中央部に固定されている。
〈ベルマウス〉
ベルマウス(36)は、室内ファン(31)の下方に配置されている。このベルマウス(36)は、ケーシング(20)へ流入した空気を室内ファン(31)へ案内するための部材である。ベルマウス(36)は、ドレンパン(33)と共に、ケーシング(20)の内部空間を、室内ファン(31)の吸い込み側に位置する一次空間(21c)と、室内ファン(31)の吹出し側に位置する二次空間(21d)とに仕切っている。
〈室内熱交換器〉
室内熱交換器(32)は、いわゆるクロスフィン型のフィン・アンド・チューブ熱交換器である。図3に示すように、室内熱交換器(32)は、平面視でロ字状に形成され、室内ファン(31)の周囲を囲むように配置されている。つまり、室内熱交換器(32)は、二次空間(21d)に配置されている。室内熱交換器(32)は、その内側から外側へ向かって通過する空気を、冷媒回路の冷媒と熱交換させる。
〈ドレンパン〉
ドレンパン(33)は、いわゆる発泡スチロール製の部材である。図4に示すように、ドレンパン(33)は、ケーシング本体(21)の下端を塞ぐように配置されている。ドレンパン(33)の上面には、室内熱交換器(32)の下端に沿った水受溝(33b)が形成されている。水受溝(33b)には、室内熱交換器(32)の下端部が入り込んでいる。水受溝(33b)は、室内熱交換器(32)において生成したドレン水を受け止める。
図3に示すように、ドレンパン(33)には、主吹出し通路(34a〜34d)と副吹出し通路(35a〜35d)とが四つずつ形成されている。主吹出し通路(34a〜34d)及び副吹出し通路(35a〜35d)は、室内熱交換器(32)を通過した空気が流れる通路であって、ドレンパン(33)を上下方向に貫通している。主吹出し通路(34a〜34d)は、断面が細長い長方形状の貫通孔である。主吹出し通路(34a〜34d)は、ケーシング本体(21)の四つの辺のそれぞれに沿って一つずつ配置されている。副吹出し通路(35a〜35d)は、断面がやや湾曲した矩形状の貫通孔である。副吹出し通路(35a〜35d)は、ケーシング本体(21)の四つの角部のそれぞれに一つずつ配置されている。つまり、ドレンパン(33)では、その周縁に沿って、主吹出し通路(34a〜34d)と副吹出し通路(35a〜35d)とが交互に配置されている。
〈化粧パネル〉
化粧パネル(22)は、四角い厚板状に形成された樹脂製の部材である。図2に示すように、化粧パネル(22)の下部は、ケーシング本体(21)の天板(21a)よりも一回り大きな正方形状に形成されている。この化粧パネル(22)は、ケーシング本体(21)の下面を覆うように配置されている。また、化粧パネル(22)の下面は、ケーシング(20)の下面を構成し、室内空間(500)に露出している。
図2、図4及び図5に示すように、化粧パネル(22)の中央部には、正方形状の一つの吸込口(23)が形成されている。吸込口(23)は、化粧パネル(22)を上下に貫通し、ケーシング(20)内部の一次空間(21c)に連通する。ケーシング(20)へ吸い込まれる空気は、吸込口(23)を通って一次空間(21c)へ流入する。吸込口(23)には、格子状の吸込グリル(41)が設けられている。また、吸込グリル(41)の上方には、吸込フィルタ(42)が配置されている。
化粧パネル(22)には、概ね四角い輪状の吹出口(26)が、吸込口(23)を囲むように形成されている。図5に示すように、吹出口(26)は、四つの主吹出し開口(24a〜24d)(吹出し用開口に相当)と、四つの副吹出し開口(25a〜25d)とに区分されている。
主吹出し開口(24a〜24d)は、主吹出し通路(34a〜34d)の断面形状に対応した細長い開口である。主吹出し開口(24a〜24d)は、化粧パネル(22)の四つの辺のそれぞれに沿って一つずつ配置されている。本実施形態の室内ユニット(10)では、化粧パネル(22)の互いに対向する二つの辺に沿った第2主吹出し開口(24b)及び第4主吹出し開口(24d)が第1開口(24X)を構成し、残りの第1主吹出し開口(24a)及び第3主吹出し開口(24c)が第2開口(24Y)を構成する。
化粧パネル(22)の主吹出し開口(24a〜24d)は、ドレンパン(33)の主吹出し通路(34a〜34d)と一対一に対応している。各主吹出し開口(24a〜24d)は、対応する主吹出し通路(34a〜34d)と連通する。つまり、第1主吹出し開口(24a)は第1主吹出し通路(34a)と、第2主吹出し開口(24b)は第2主吹出し通路(34b)と、第3主吹出し開口(24c)は第3主吹出し通路(34c)と、第4主吹出し開口(24d)は第4主吹出し通路(34d)と、それぞれ連通する。
副吹出し開口(25a〜25d)は、1/4円弧状の開口である。副吹出し開口(25a〜25d)は、化粧パネル(22)の四つの角部のそれぞれに一つずつ配置されている。化粧パネル(22)の副吹出し開口(25a〜25d)は、ドレンパン(33)の副吹出し通路(35a〜35d)と一対一に対応している。各副吹出し開口(25a〜25d)は、対応する副吹出し通路(35a〜35d)と連通する。つまり、第1副吹出し開口(25a)は第1副吹出し通路(35a)と、第2副吹出し開口(25b)は第2副吹出し通路(35b)と、第3副吹出し開口(25c)は第3副吹出し通路(35c)と、第4副吹出し開口(25d)は第4副吹出し通路(35d)と、それぞれ連通する。
〈風向調節羽根〉
図5に示すように各主吹出し開口(24a〜24d)には、風向調節羽根(51)が設けられている。風向調節羽根(51)は、吹出し気流の方向(即ち、主吹出し開口(24a〜24d)から吹き出される空気の風向)を調節するための部材である。
風向調節羽根(51)は、吹出し気流の方向を上下方向に変更する。つまり、風向調節羽根(51)は、吹出し気流の方向と水平方向のなす角度が変化するように、吹出し気流の方向を変化させる。
風向調節羽根(51)は、化粧パネル(22)の主吹出し開口(24a〜24d)の長手方向の一端から他端に亘って延びる細長い板状に形成されている。図4に示すように、風向調節羽根(51)は、その長手方向に延びる中心軸(53)まわりに回動自在となるように、支持部材(52)に支持されている。風向調節羽根(51)は、その横断面(長手方向と直交する断面)の形状が揺動運動の中心軸(53)から遠ざかる方向に凸となるように湾曲している。
図5に示すように、各風向調節羽根(51)には、駆動モータ(54)が連結されている。風向調節羽根(51)は、駆動モータ(54)によって駆動され、中心軸(53)まわりに所定の角度範囲で回転移動する。また、詳しくは後述するが、風向調節羽根(51)は、主吹出し開口(24a〜24d)を通過する空気の流れを妨げる気流ブロック位置に変位可能となっており、主吹出し開口(24a〜24d)の吹出し気流を阻害する気流阻害機構(50)を兼ねている。
〈各種センサ〉
図4に示すように、室内ユニット(10)には、吸込温度センサ(61)及び熱交換温度センサ(62)が更に備えられている。
吸込温度センサ(61)は、一次空間(21c)におけるベルマウス(36)の入口付近に設けられている。吸込温度センサ(61)は、一次空間(21c)を流れる空気の温度、即ち室内空間(500)から吸込口(23)を通ってケーシング本体(21)内に吸い込まれた空気の温度をセンシングする。
熱交換温度センサ(62)は、室内熱交換器(32)の表面付近に設けられている。熱交換温度センサ(62)は、室内熱交換器(32)の表面の温度をセンシングする。
−制御部の構成及び制御の概要−
図6に示すように、制御部(70)は、各室内ユニット(10)に含まれるセンサ(61,62)、各風向調節羽根(51)の駆動モータ(54)、室内ファン(31)の室内ファンモータ(31a)等と、通信可能に接続されている。図示していないが、制御部(70)は、室外ユニット(80)に含まれる圧縮機の圧縮機モータとも通信可能に接続されている。制御部(70)は、メモリに格納されているプログラムをCPUが読み出して実行することで、室内ファン(31)の回転速度の制御動作、圧縮機モータの回転速度の制御動作を行う。また、制御部(70)は、センサ(61,62)の計測値を利用した室内空間(500)の負荷を表す指標の算出動作なども行うことが可能となっている。
そして、制御部(70)は、各駆動モータ(54)を作動して、各室内ユニット(10)が有する風向調節羽根(51)それぞれの位置を個別に制御し、これによって各主吹出し開口(24a〜24d)から吹き出される空気の風向を制御する。また、各室内ユニット(10)が、全部吹出し動作または一部吹出し動作を実行できるように、制御部(70)は、各室内ユニット(10)の風向調節羽根(51)それぞれの位置を制御する。更に、制御部(70)は、各室内ユニット(10)が標準吹出しモードと気流ローテーションとを選択的に行うように、各主吹出し開口(24a〜24d)に設けられた風向調節羽根(51)の位置を変更する制御を行う。
標準吹出しモードが選択されている室内ユニット(10)は、全部吹出し動作のみを行う。即ち、標準吹出しモードが選択された室内ユニット(10)は、全部吹出し動作を常時行う。気流ローテーションが選択されている室内ユニット(10)は、一部吹出し動作と全部吹出し動作とを例えば交互に行いつつ、且つ空気が吹き出される主吹出し開口(24a〜24d)を変更してゆく動作を行う。制御部(70)の制御の詳細については、“−風向調節羽根の制御動作−”“−隣接する室内ユニット同士が一部吹出し動作を行う場合の制御−”にて述べる。
なお、本実施形態に係る暖房運転及び冷房運転には、圧縮機及び室内ファン(31)がともに運転することにより、調和された空気が室内空間(500)に供給される場合の他、室内ファン(31)は運転しているものの圧縮機が一時的に停止する場合(即ちサーキュレーション運転)も含むものとする。
−室内ユニット内における空気の流れ−
室内ユニット(10)の運転中には、室内ファン(31)が回転する。室内ファン(31)が回転すると、室内空間(500)の室内空気が、吸込口(23)を通ってケーシング(20)内の一次空間(21c)へ流入する。一次空間(21c)へ流入した空気は、室内ファン(31)に吸い込まれ、二次空間(21d)へ吹き出される。
二次空間(21d)へ流入した空気は、室内熱交換器(32)を通過する間に冷却され又は加熱され、その後に四つの主吹出し通路(34a〜34d)と四つの副吹出し通路(35a〜35d)へ分かれて流入する。主吹出し通路(34a〜34d)へ流入した空気は、主吹出し開口(24a〜24d)を通って室内空間(500)へ吹き出される。副吹出し通路(35a〜35d)へ流入した空気は、副吹出し開口(25a〜25d)を通って室内空間(500)へ吹き出される。
即ち、室内空間(500)の空気が吸込口(23)からケーシング本体(21)内に流入し、その後吹出口(26)を介して再び室内空間(500)へと吹き出される空気の流れは、室内ファン(31)によって生成される。
冷房運転中の室内ユニット(10)では、室内熱交換器(32)が蒸発器として機能し、室内空間(500)に吹き出される前の空気は、室内熱交換器(32)を通過する間に冷媒によって冷却される。暖房運転中の室内ユニット(10)では、室内熱交換器(32)が凝縮器として機能し、室内空間(500)に吹き出される前の空気は、室内熱交換器(32)を通過する間に冷媒によって加熱される。
−風向調節羽根が採り得る位置について−
ここで、各風向調節羽根(51)が採り得る位置について説明する。
上述したように、風向調節羽根(51)は、中心軸(53)まわりに回転移動することによって、吹出し気流の方向を変更する。風向調節羽根(51)は、図7に示す水平吹き位置と、図8に示す下吹き位置との間を移動可能となっている。また、風向調節羽根(51)は、図8に示す下吹き位置から更に回転移動することによって、図9に示す気流ブロック位置にも移動可能となっている。
風向調節羽根(51)の位置が図7に示す水平吹き位置になっている場合は、主吹出し通路(34a〜34d)を下向きに流れてきた空気の流れの方向が横方向に変更され、主吹出し開口(24a〜24d)の吹出し気流が水平吹き状態となる。この場合、主吹出し開口(24a〜24d)の吹出し気流の方向(即ち、主吹出し開口(24a〜24d)から吹き出される空気の風向)は、水平方向に対して例えば25°程度に設定される。この場合、厳密に言えば吹出し気流の方向は水平方向よりも僅かに下向きとなるが、気流の方向は実質的に水平方向であると言って差し支えない。このように、吹出し気流が水平吹き状態となることで、主吹出し開口(24a〜24d)から吹き出される空気は、室内空間(500)の壁に到達可能となる。
なお、上記水平吹き状態は、水平方向に対し下方に約25°に限定されることはなく、水平方向に対し上方に約25°、即ち水平方向よりも僅かに上向きとなる状態が含まれても良い。また、上記水平吹き状態は、リモートコントローラ等を用いて操作することにより、適宜設定することができる。例えば、水平吹き状態時の角度は、例えば天井汚れを防止するモード等の室内ユニット(10)の運転目的に応じて、適した角度に設定されてもよい。上記水平吹き状態は、主吹出し開口(24a〜24d)から室内空間(500)に向けて概ね水平に空気が吹き出す状態を云うため、水平方向に対し下方に約10°や約15°、約30°であっても良い。
風向調節羽根(51)の位置が図8に示す下吹き位置になっている場合は、主吹出し通路(34a〜34d)を下向きに流れてきた空気の流れの方向が概ねそのまま維持され、主吹出し開口(24a〜24d)の吹出し気流が下吹き状態となる。この場合、吹出し気流の方向は、厳密に言えば、真下よりも吸込口(23)から離れる方向に若干傾いた斜め下方向となる。
風向調節羽根(51)の位置が図9に示す気流ブロック位置になっている場合は、主吹出し開口(24a〜24d)の大半が風向調節羽根(51)によって塞がれた状態になると共に、主吹出し通路(34a〜34d)を下向きに流れてきた空気の流れの方向が吸込口(23)側に変更される。この場合、主吹出し開口(24a〜24d)を通過する際の空気の圧力損失が大きくなるため、全ての主吹出し開口(24a〜24d)を通過する空気の流量(風量)の合計値は少なくなる。しかし、任意の1つの室内ユニット(10)において、全ての風向調節羽根(51)が図7または図8の位置である状態から、一部の風向調節羽根(51)の位置のみが気流ブロック位置に変更された場合、図7または図8の位置である残りの風向調節羽根(51)に対応した主吹出し開口(24a〜24d)それぞれを通過する空気の流量(風量)は、変更前に比して増加する。即ち、全ての風向調節羽根(51)のうちの一部が、図7または図8の位置である状態から気流ブロック位置(図9)へと変更された場合、室内ユニット(10)1台あたりの総吹出し風量は減少するが、変更前後において図7または図8の状態である主吹出し開口(24a〜24d)単位で見ると、風量は、変更前よりも変更後の方が増加することとなる。
また、気流ブロック位置では、空気は、主吹出し開口(24a〜24d)から吸込口(23)側へ向かって吹き出される。このため、主吹出し開口(24a〜24d)から吹き出された空気は、すぐに吸込口(23)へ吸い込まれることとなる。つまり、風向調節羽根(51)が気流ブロック位置となっている主吹出し開口(24a〜24d)からは、空気が室内空間(500)へ実質的に供給されない。
−風向調節羽根の制御動作−
〈気流ローテーションについて〉
気流ローテーションでは、制御部(70)は、室内ファン(31)の回転速度を実質的に最大値に保つ。以下では、気流ローテーションについて詳述するが、説明を簡単にするため、1台の室内ユニット(10)のみを例に採り説明する。
本実施形態に係る気流ローテーションには、第1吹出しモード、第2吹出しモード、第3吹出しモードからなる、3つのモードがある。どのモードにて気流ローテーションを行うかは、図示しないリモートコントローラ及びディップスイッチ等を介して、室内ユニット(10)の設置作業者または保守作業者によって設定されることが好ましい。
〈第1吹出しモード〉
図10に示すように、第1吹出しモードの1サイクルでは、全部吹出し動作と一部吹出し動作とが交互に行われる。図10の一部吹出し動作は、1つの室内ユニット(10)において、空気を吹き出す主吹出し開口(24a〜24d)の組合せが異なっている2つのパターン(具体的には、第1一部吹出し動作及び第2一部吹出し動作)を含む。図10に係る第1吹出しモードでは、1回の全部吹出し動作、第1一部吹出し動作、2回目の全部吹出し動作、第2一部吹出し動作がこの順にて行われる。
〈暖房運転時の第1吹出しモード〉
暖房運転時の全部吹出し動作では、制御部(70)は、全ての主吹出し開口(24a〜24d)の風向調節羽根(51)を下吹き位置に設定する。すると、4つの主吹出し開口(24a〜24d)からは、暖かい空気が下方向に吹き出されて室内空間(500)に供給される。
暖房運転時の第1一部吹出し動作では、制御部(70)は、2つの主吹出し開口(24b,24d)つまりは第1開口(24X)の風向調節羽根(51)を水平吹き位置に設定し、残りの主吹出し開口(24a,24c)つまりは第2開口(24Y)の風向調節羽根(51)を気流ブロック位置に設定する。すると、第1開口(24X)からは、全部吹出し動作時よりも早い風速の空気が概ね水平方向に吹き出され、第2開口(24Y)からは、空気は実質的には吹き出されない。
暖房運転時の第2一部吹出し動作では、制御部(70)は、第2開口(24Y)の風向調節羽根(51)を水平吹き位置に設定し、第1開口(24X)の風向調節羽根(51)を気流ブロック位置に設定する。すると、第2開口(24Y)からは、全部吹出し動作時よりも早い風速の空気が概ね水平方向に吹き出され、第1開口(24X)からは、空気は実質的には吹き出されない。
なお、暖房運転時の第1吹出しモード中、副吹出し開口(25a〜25d)からは、常に空気が吹き出される。
また、全部吹出し動作、第1一部吹出し動作、第2一部吹出し動作それぞれの継続時間は、同じであっても良いし(例えば120秒)、異なっていても良い。
〈冷房運転時の第1吹出しモード〉
冷房運転時の全部吹出し動作では、制御部(70)は、全ての主吹出し開口(24a〜24d)の風向調節羽根(51)を、水平吹き位置と下吹き位置との間で往復移動させる。すると、4つの主吹出し開口(24a〜24d)からは、冷たい空気が室内空間(500)に向かって吹き出され、且つその吹出し気流の方向は変動する。なお、冷房運転時の全部吹出し動作では、風向調節羽根(51)の移動範囲の下限を、下吹き位置よりも高い位置(水平吹き位置寄りの位置)に設定しても良い。
吹き出される空気の温度が異なることを除き、冷房運転時の第1一部吹出し動作は、上述した暖房運転時の第1一部吹出し動作と同様であり、冷房運転時の第2一部吹出し動作は、上述した暖房運転時の第2一部吹出し動作と同様である。
なお、冷房運転時の第1吹出しモード中、副吹出し開口(25a〜25d)からは、常に空気が吹き出される。
また、全部吹出し動作、第1一部吹出し動作、第2一部吹出し動作それぞれの継続時間は、同じであっても良い。また、1回目及び2回目の全部吹出し動作の継続時間は、第1一部吹出し動作及び第2一部吹出し動作それぞれの継続時間よりも長く設定されることが好ましい。例えば、1回目及び2回目の全部吹出し動作の継続時間は600秒に設定され、第1一部吹出し動作及び第2一部吹出し動作それぞれの継続時間は120秒に設定される。
〈第2吹出しモード〉
図11に示すように、第2吹出しモードの1サイクルでは、全部吹出し動作と、一部吹出し動作としての第1一部吹出し動作とが、それぞれ1回ずつ交互に行われる。
〈暖房運転時の第2吹出しモード〉
暖房運転時の全部吹出し動作では、制御部(70)は、全ての主吹出し開口(24a〜24d)の風向調節羽根(51)を下吹き位置に設定する。即ち、暖房運転時の第2吹出しモードに係る全部吹出し動作は、暖房運転時の第1吹出しモードに係る全部吹出し動作と同様である。
暖房運転時の第1一部吹出し動作では、制御部(70)は、第1開口(24X)の風向調節羽根(51)を水平吹き位置に設定し、第2開口(24Y)の風向調節羽根(51)を気流ブロック位置に設定する。即ち、暖房運転時の第2吹出しモードに係る第1吹出し動作は、暖房運転時の第1吹出しモードに係る第1吹出し動作と同様である。
なお、暖房運転時の第1吹出しモードと同様、全部吹出し動作、第1一部吹出し動作それぞれの継続時間は、同じであっても良いし、異なっていても良い。
〈冷房運転時の第2吹出しモード〉
冷房運転時の全部吹出し動作では、制御部(70)は、全ての主吹出し開口(24a〜24d)の風向調節羽根(51)を、水平吹き位置と下吹き位置との間で往復移動させる。即ち、冷房運転時の第2吹出しモードに係る全部吹出し動作は、冷房運転時の第1吹出しモードに係る全部吹出し動作と同様である。
冷房運転時の第1一部吹出し動作では、制御部(70)は、第1開口(24X)の風向調節羽根(51)を水平吹き位置に設定し、第2開口(24Y)の風向調節羽根(51)を気流ブロック位置に設定する。即ち、冷房運転時の第2吹出しモードに係る第1一部吹出し動作は、第1吹出しモードに係る第1一部吹出し動作と同様である。
なお、冷房運転時の第1吹出しモードと同様、全部吹出し動作、第1一部吹出し動作それぞれの継続時間は、同じであっても良いし、全部吹出し動作の継続時間は、第1一部吹出し動作の継続時間よりも長く設定されていてもよい。
〈第3吹出しモード〉
図12に示すように、第3吹出しモードの1サイクルでは、全部吹出し動作と、一部吹出し動作としての第2一部吹出し動作とが、それぞれ1回ずつ交互に行われる。
〈暖房運転時の第3吹出しモード〉
暖房運転時の全部吹出し動作では、制御部(70)は、全ての主吹出し開口(24a〜24d)の風向調節羽根(51)を下吹き位置に設定する。即ち、暖房運転時の第3吹出しモードに係る全部吹出し動作は、暖房運転時の第1吹出しモードに係る全部吹出し動作と同様である。
暖房運転時の第2一部吹出し動作では、制御部(70)は、第2開口(24Y)の風向調節羽根(51)を水平吹き位置に設定し、第1開口(24X)の風向調節羽根(51)を気流ブロック位置に設定する。即ち、暖房運転時の第3吹出しモードに係る第2一部吹出し動作は、暖房運転時の第1吹出しモードに係る第2一部吹出し動作と同様である。
なお、暖房運転時の第1吹出しモードと同様、全部吹出し動作、第2一部吹出し動作それぞれの継続時間は、同じであっても良いし、異なっていても良い。
〈冷房運転時の第3吹出しモード〉
冷房運転時の全部吹出し動作では、制御部(70)は、全ての主吹出し開口(24a〜24d)の風向調節羽根(51)を、水平吹き位置と下吹き位置との間で往復移動させる。即ち、冷房運転時の第3吹出しモードに係る全部吹出し動作は、暖房運転時の第1吹出しモードに係る全部吹出し動作と同様である。
冷房運転時の第2一部吹出し動作では、制御部(70)は、第2開口(24Y)の風向調節羽根(51)を水平吹き位置に設定し、第1開口(24X)の風向調節羽根(51)を気流ブロック位置に設定する。即ち、冷房運転時の第3吹出しモードに係る第1一部吹出し動作は、第1吹出しモードに係る第1一部吹出し動作と同様である。
なお、冷房運転時の第1吹出しモードと同様、全部吹出し動作、第2一部吹出し動作それぞれの継続時間は、同じであっても良いし、全部吹出し動作の継続時間は、第2一部吹出し動作の継続時間よりも長く設定されていてもよい。
以上のように、一部吹出し動作には、第1一部吹出し動作と第2一部吹出し動作との2パターンがある。これらはいずれも、一部の主吹出し開口(24a〜24d)から吹き出される気流を気流阻害機構(50)としての風向調節羽根(51)で阻害することによって、残りの主吹出し開口(24a〜24d)から吹き出される気流の風速を高める動作、と言える。
−隣接する室内ユニット同士が一部吹出し動作を行う場合の制御−
次に、本実施形態の特徴とも言える、隣接する室内ユニット(10)同士が一部吹出し動作を行う場合について、図13〜図15を用いて説明する。
図13〜図15では、説明を簡単にするため、所定距離α隔てて互いに隣接している室内ユニット(10)を、2台のみ表している。そして、図13〜図15では、2台の室内ユニット(10)それぞれを区別するために、各ユニット(10)には異なる符合“10a”“10b”を別途付与している。
仮に、室内ユニット(10a,10b)が、気流ローテーションにおいて、同じタイミングで同じ動作を行っているとする。図13では、室内ユニット(10a,10b)が共に第1一部吹出し動作を同時に行っている状態を表す。この場合、運転種類が暖房運転及び冷房運転のいずれであっても、室内ユニット(10a)の主吹出し開口(24b)からは水平方向且つ室内ユニット(10b)側へと気流が吹き出され、当該主吹出し開口(24b)と所定距離αを介して対向している室内ユニット(10b)の主吹出し開口(24d)からは、水平方向且つ室内ユニット(10a)側へと気流が吹き出される状態となる。すると、室内ユニット(10a)の主吹出し開口(24b)から吹き出された気流と室内ユニット(10b)の主吹出し開口(24d)から吹き出された気流とが、両ユニット(10a,10b)の間にて互いに衝突する。衝突した気流は、下方に押され、室内ユニット(10a,10b)の下方に居るユーザに直接あたるおそれがある。当該ユーザは、気流が直接あたることから、不快感を覚える可能性がある。
そこで、本実施形態に係る制御部(70)は、互いに隣接する室内ユニット(10a,10b)の双方が一部吹出し動作を行う際、所定距離αを介して互いに対向している室内ユニット(10a)の主吹出し開口(24b)及び室内ユニット(10b)の主吹出し開口(24d)のうちいずれか一方からは気流が吹き出されないように、風向調節羽根(51)を気流阻害機構(50)として機能させる制御を行う。
上記動作の一例を図14に示す。図14では、室内ユニット(10a)は第1一部吹出し動作を、室内ユニット(10b)は第2一部吹出し動作を、同時に行っている。この場合、室内ユニット(10a)では、主吹出し開口(24b,24d)の風向調節羽根(51)は気流ブロック位置以外の位置を採るため、主吹出し開口(24b,24d)からは気流が吹き出されるが、主吹出し開口(24a,24c)の風向調節羽根(51)は気流ブロック位置を採るため、主吹出し開口(24a,24c)からは気流が吹き出されない。一方、室内ユニット(10b)では、主吹出し開口(24a,24c)の風向調節羽根(51)は気流ブロック位置以外の位置を採るため、主吹出し開口(24a,24c)からは気流が吹き出されるが、主吹出し開口(24b,24d)の風向調節羽根(51)は気流ブロック位置を採るため、主吹出し開口(24b,24d)からは気流が吹き出されない。互いに所定距離αを介して対向している室内ユニット(10a)の主吹出し開口(24b)と室内ユニット(10b)の主吹出し開口(24d)とに着目すると、一方となる室内ユニット(10b)の主吹出し開口(24d)からは気流が吹き出されず、他方となる室内ユニット(10a)の主吹出し開口(24b)からは気流が、室内ユニット(10b)に向けて水平方向に気流が吹き出される。
これにより、所定距離αを介して対向する室内ユニット(10b)の主吹出し開口(24d)と室内ユニット(10a)の主吹出し開口(24b)とに着目すると、双方の主吹出し開口(24a,24b)から気流が吹き出されてその気流同士が衝突することはない。従って、室内ユニット(10a,10b)の下方に居るユーザに、気流が直接あたることは生じにくく、ユーザがドラフト感をおぼえる可能性は低い。
図14を用いて説明した本実施形態に係る上記制御を、更に室内ユニット(10)の台数が多い場合に適用した例を、図15に示す。図15では、4台の室内ユニット(10)を表しており、4台の各室内ユニット(10)それぞれを区別するために、各ユニット(10)には異なる符合“10a”“10b”“10c”“10d”を別途付与している。
図15のX方向に沿って室内ユニット(10a)と室内ユニット(10b)、室内ユニット(10c)と室内ユニット(10d)が並んでおり、室内ユニット(10a)と室内ユニット(10b)、室内ユニット(10c)と室内ユニット(10d)は、それぞれ所定距離α離れて設置されている。図15のY方向に沿って室内ユニット(10a)と室内ユニット(10c)、室内ユニット(10b)と室内ユニット(10d)が並んでおり、室内ユニット(10a)と室内ユニット(10c)、室内ユニット(10b)と室内ユニット(10d)は、それぞれ所定距離α離れて設置されている。そして、図15において対角線上に並ぶ室内ユニット(10a,10d)は第1一部吹出し動作を、別の対角線上に並ぶ室内ユニット(10b、10c)は第2一部吹出し動作を、それぞれ同時に行っている。
すると、所定距離αを介して対向している室内ユニット(10a)の主吹出し開口(24a)と室内ユニット(10c)の主吹出し開口(24c)、室内ユニット(10c)の主吹出し開口(24b)と室内ユニット(10d)の主吹出し開口(24d)、室内ユニット(10d)の主吹出し開口(24c)と室内ユニット(10b)の主吹出し開口(24a)、室内ユニット(10b)の主吹出し開口(24d)と室内ユニット(10a)の主吹出し開口(24b)は、それぞれいずれか一方の主吹出し開口の風向調節羽根(51)が気流ブロック位置を採っている。従って、4台の室内ユニット(10a,10b,10c,10d)では、気流同士の衝突が生じていない。
−本実施形態の効果−
本実施形態では、図14及び図15に示すように、一部吹出し動作の際、互いに隣接する室内ユニット(10)において所定距離αを介して互いに対向している主吹出し開口(24a〜24d)の一方からは室内空間(500)に気流が吹き出されず、他方からは気流が吹き出される。これにより、所定距離αを介して互いに対向している主吹出し開口(24a〜24d)の双方から気流が吹き出され、その気流が衝突して下方に押され、押された気流が室内ユニット(10)の下方に居るユーザに直接あたることを抑制できる。従って、ユーザのドラフト感を抑制することができる。
また、本実施形態では、図10〜図12に示すように、全部吹出し動作と一部吹出し動作とを切換えながら行う気流ローテーションが実行される。この気流ローテーションにおける一部吹出し動作の際、所定距離αを介して互いに対向している主吹出し開口(24a〜24d)の一方からの気流の吹き出しは行われず、他方からの気流の吹き出しが行われる。これにより、所定距離αを介して互いに対向している主吹出し開口(24a〜24d)の双方から気流が合流して、当該気流が室内ユニット(10)の下方に居るユーザに直接あたることを抑制できる。更に、気流ローテーションにより、室内空間(500)のうち室内ユニット(10)に比較的近い領域と室内ユニット(10)から比較的遠い領域とに調和された空気を供給することができ、室内空間(500)の各部分における気温の差を縮小することが可能となる。
また、本実施形態では、吹出し気流の方向を上下方向に変更するための風向調節羽根(51)が、空気の流れを阻害するための気流阻害機構(50)を兼ねている。つまり、所定の姿勢となった風向調節羽根(51)が、主吹出し開口(24a〜24d)から吹き出される空気の流れを妨げる。
また、本実施形態では、各室内ユニット(10)のケーシング(20)は、矩形状の下面(22)を有し、主吹出し開口(24a〜24d)は、各下面(22)の四辺それぞれに沿って1つずつ配置されている。
−上記実施形態の変形例1−
気流ローテーションとして、各室内ユニット(10)は、図16に示す第4吹出しモードを、第1吹出しモードに代えて、または第1〜第3吹出しモードに加えて実行可能に構成されていてもよい。第4吹出しモードは、全部吹出し動作、第1一部吹出し動作、第2一部吹出し動作がこの順にて繰り返し行われるモードである。第4吹出しモードにおいても、第1一部吹出し動作及び第2一部吹出し動作の場合に、所定距離αを介して対向する主吹出し開口(24a〜24d)のいずれか一方の気流の吹出しを停止する制御が行われる。
−上記実施形態の変形例2−
各室内ユニット(10)は、第1一部吹出し動作及び第2一部吹出し動作の際、隣り合う主吹出し開口(24a〜24d)から空気を室内空間(500)に供給する動作を行ってもよい。即ち、主吹出し開口(24a,24b)が第1開口(24X)を構成し、残りの主吹出し開口(24c,24d)が第2開口(24Y)を構成することができる。このような第1一部吹出し動作及び第2一部吹出し動作においても、所定距離αを介して対向する主吹出し開口(24a〜24d)のいずれか一方の気流の吹出しを停止する制御が行われる。
−上記実施形態の変形例3−
また、気流ローテーションとして、各室内ユニット(10)は、図17に示すように、第1一部吹出し動作と第2一部吹出し動作とを交互に繰り返し行う第5吹出しモードを、第1〜第3吹出しモードに加えて実行可能に構成されていてもよい。第5吹出しモードにおいても、第1一部吹出し動作及び第2一部吹出し動作の場合に、所定距離αを介して対向する主吹出し開口(24a〜24d)のいずれか一方の気流の吹出しを停止する制御が行われる。
−上記実施形態の変形例4−
制御部(70)は、気流ローテーションとして行う各種吹出しモードを、自動的に選択するように構成されていてもよい。例えば、制御部(70)は、室内空間(500)の床の実際の温度を用いて、気流ローテーションとして行う吹出しモードを決定してもよい。
−上記実施形態の変形例5−
水平吹き位置である風向調節羽根(51)の水平方向に対する角度は、主吹出し開口(24a〜24d)から吹き出される空気が室内空間(500)の壁付近に到達できる程度に、室内ユニット(10)の位置から室内空間(500)の壁面までの距離に応じて適宜微調整されていてもよい。室内ユニット(10)の位置から室内空間(500)の壁面までの距離は、室内ユニット(10)を室内空間(500)に据え付ける際に据付作業者によって測定され制御部(70)に入力されてもよいし、当該距離を測定するためのセンサが予め室内ユニット(10)に取り付けられていても良い。
−上記実施形態の変形例6−
室内ユニット(10)は、天井埋め込みタイプに限定されない。室内ユニット(10)は、天井吊り下げタイプまたは壁掛けタイプであってもよい。
なお、天井設置タイプ及び壁掛けタイプでは、気流モード時、コアンダ効果を利用して天井埋め込みタイプ時の水平よりも若干上向きに空気が吹き出されても良い。
室内ユニットは、副吹出し開口(25a〜25d)を有さないタイプであってもよい。
−上記実施形態の変形例7−
主吹出し開口(24a〜24d)の数は、複数であれば良く、4つに限定されることはない。
−上記実施形態の変形例8−
室内ユニット(10)は、風向調節羽根(51)とは別途、主吹出し開口(24a〜24d)を塞ぐためのシャッタを、気流阻害機構として備えていてもよい。この場合、気流阻害機構は、主吹出し開口(24a〜24d)に対応して設けられることが好ましく、例えば開閉式のシャッタで構成されることができる。
−上記実施形態の変形例9−
空調システム(1)が備える室内ユニット(10)の台数は、2台以上であれば良く、2台や4台に限定されることはない。
−上記実施形態の変形例10−
風向調節羽根(51)は、一部吹出し動作の際、気流ブロック位置を採るのではなく、主吹出し開口(24a〜24d)を閉塞してもよい。これにより、一部吹出し動作の際、閉塞された主吹出し開口(24a〜24d)からの気流の吹き出しは、風向調節羽根(51)が気流ブロック位置を採る場合よりも、より確実に停止される。
ここでは、一部吹出し動作の際、風向調節羽根(51)は、所定の姿勢となって主吹出し開口(24a〜24d)から吹き出される空気の流れを妨げる。
−上記実施形態の変形例11−
一部吹出し動作の際に、気流が阻害される主吹出し開口(24a〜24d)の室内ユニット1台あたりの数は、2つに限定されず、1つや3つであってもよい。
−上記実施形態の変形例12−
所定距離αを介して対向する主吹出し開口(24a〜24d)のいずれか一方の気流の吹出しを停止する制御は、気流ローテーション中ではなく、一部吹出し動作のみが行われる場合に実行されてもよい。
以上説明したように、本発明は、天井に設置される室内ユニットを複数備えた空調システムについて有用である。
1 空調システム
10 室内ユニット
20 ケーシング(室内ケーシング)
24a〜24d 主吹出し開口(吹出し開口)
50 気流阻害機構
51 風向調節羽根
70 制御部
500 室内空間

Claims (4)

  1. 複数の吹出し開口(24a〜24d)が形成された室内ケーシング(20)と、各上記吹出し開口(24a〜24d)に設けられ気流を阻害するための気流阻害機構(50)と、をそれぞれ有し、室内空間(500)の天井(501)に設置された複数の室内ユニット(10)と、
    各上記室内ユニット(10)において、一部の上記吹出し開口(24a〜24d)から吹き出される気流を上記気流阻害機構(50)で阻害することによって残りの複数の上記吹出し開口(24a〜24d)から吹出される気流の風速を高める一部吹出し動作、が行われるように、上記気流阻害機構(50)を制御する制御部(70)と、を備え、
    各上記室内ユニット(10)の上記室内ケーシング(20)は、矩形状の下面(22)を有し、
    上記吹出し開口(24a〜24d)は、各上記下面(22)の四辺それぞれに沿って1つずつ配置され、
    上記一部吹出し動作は、1つの上記室内ユニット(10)において、空気を吹き出す吹出し開口(24a〜24d)の組合せが互いに異なる第1一部吹出し動作と第2一部吹出し動作とを含み、
    上記制御部(70)は、上記一部吹出し動作の際、
    複数の上記室内ユニット(10)のうち所定距離を隔てて互いに隣接する上記室内ユニット(10)において、
    上記所定距離を介して互いに対向している上記吹出し開口(24a〜24d)のうちいずれか一方からは気流が吹き出されないようにするために、
    一方の上記室内ユニット(10)が上記第1一部吹出し動作を行うと同時に、他方の室内ユニット(10)が上記第2一部吹出し動作を行うように、
    上記気流阻害機構(50)を制御する
    ことを特徴とする空調システム。
  2. 請求項1において、
    各上記室内ユニット(10)は、各上記吹出し開口(24a〜24d)に設けられ該吹出し開口(24a〜24d)から吹き出される空気の風向を変更するための風向調節羽根(51)、を更に有し、
    上記制御部(70)は、全ての上記吹出し開口(24a〜24d)から上記室内空間(500)へ空気を供給する全部吹出し動作と上記一部吹出し動作と、を切換えながら行う気流ローテーションが実行されるように、上記気流阻害機構(50)及び上記風向調節羽根(51)を制御する
    ことを特徴する空調システム。
  3. 請求項1又は2において、
    上記風向調節羽根(51)は、上記吹出し開口(24a〜24d)から吹き出される気流を阻害する姿勢に変位可能に構成され、上記気流阻害機構(50)を兼ねている
    ことを特徴とする空調システム。
  4. 請求項3において、
    上記風向調節羽根(51)は、上記一部吹出し動作の際、上記吹出し開口(24a〜24d)を閉塞する
    ことを特徴とする空調システム。
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