JP6827751B2 - 空包 - Google Patents

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本発明は、射撃訓練に用いられる空包に関するものである。
従来、例えば、小銃や機関銃などの火器による射撃訓練で用いられる空包として、下記特許文献1に記載された空包がある。この空包は、図2に示されているとおり、後端に雷管102が備えられた薬莢106の内部に空包薬115が封入され、薬莢106の前端に紙栓(図示省略)が詰められて前筒部117で封止されている。前筒部117はラッカー剤などで封入され、カシメ加工によって薬莢106に固着されている。一般的に、空包薬115の量は約500mgである。
このような空包100が火器に装填された状態で、雷管102が撃針(図示省略)によって打撃されると、雷管102に封入された爆紛105が加圧されることで燃焼し、燃焼ガスによって空包薬115に着火する。空包薬115が燃焼する際、燃焼ガスの圧力によって前筒部117が破裂することで音が発生する。
特開2009−229022号公報
しかし、従来の空包は、上記したとおり、空包薬が燃焼する際、燃焼ガスの圧力により前筒部が破裂することで大きな射撃音が発生するため、屋内で用いられると、反響によって射撃手の聴覚に支障をきたす可能性がある。また、燃焼ガスが室内に充満すると、射撃手が燃焼ガスの刺激を受ける可能性がある。したがって、屋内での空包の使用は好ましくない。さらに、従来の空包は、紙栓や燃焼した空包薬の残渣などが飛散するものの、弾丸が発射されないため、照準動作や、照門から照星を通して的を見るいわゆる見出しなど、実包における動作を模した訓練ができない。
本発明は、上記の実情に鑑みて提案されたものである。すなわち、屋内での射撃訓練を可能とし、かつ、実包と同等の見出しなどの射撃訓練を可能とする空包の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る空包は、雷管と、この雷管が備えられた薬莢と、この薬莢を密封する栓部材とから構成され、前記雷管からの燃焼ガスによって前記栓部材が発射される、ことを特徴とする。
本発明に係る空包は、前記薬莢の内部に約10mgの空包薬が備えられた、ことを特徴とする。
本発明に係る空包は、前記薬莢の内部にガイド筒が備えられ、このガイド筒に前記空包薬が封入されると共に前記栓部材が詰められた、ことを特徴とする。
本発明に係る空包は、前記栓部材の素材が弾性体である、ことを特徴とする。
本発明に係る空包は、前記栓部材が球体、錐体または柱体である、ことを特徴とする。
本発明に係る空包は上記した構成である。すなわち、空包薬が備えられていないことから、空包薬の燃焼と燃焼ガスの圧力による一部の破裂や、破裂に伴う音の発生がないため、空包薬が用いられた空包と比較して、射撃音が抑えられると共に、屋内での反響が抑えられる。したがって、屋内での射撃訓練を実現することができる。また、栓部材が、雷管の燃焼ガスによって発射されるため、射撃において照準動作や見出しなどが促され、栓部材が的中すると的に弾痕が残る。したがって、実包と同等の見出しなどの射撃訓練を実現することができる。
本発明に係る空包は、薬莢の内部に約10mgの空包薬が備えられている。すなわち、従来の空包と比較して、空包薬の量が少ないため、空包薬の燃焼と燃焼ガスの圧力による一部の破裂や、破裂に伴う音の発生による射撃音が抑えられる。したがって、屋内での射撃訓練を実現することができる。
本発明に係る空包は、薬莢の内部にガイド筒が備えられ、このガイド筒に空包薬が封入されると共に栓部材が詰められている。このガイド筒によって燃焼ガスの流路が形成され、ガイド筒を通じて燃焼ガスを適切に誘導することができる。また、ガイド筒を通すことで、発射する際の栓部材の弾道を補正することができる。
本発明に係る空包は、栓部材の素材が弾性体である。すなわち、圧縮された栓部材が復元力によって薬莢に詰まっている構成であるため、栓部材が雷管などの燃焼ガスによって容易に発射される。したがって、実包と同等の射撃訓練を実現することができる。
本発明に係る空包は、栓部材が球体、錐体または柱体である。この構成により、発射される栓部材の空気抵抗を抑えることができ、また、仮に人体などに当たった場合であっても、身体の損傷を最小限に抑えることができる。
本発明の実施形態に係る空包の断面が示された断面図である。 従来の空包の一部の断面が示された部分断面図である。
以下に、本発明の実施形態に係る空包を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態に係る空包1の断面が示されている。なお、以下の説明では、空包1の長手方向において、栓部材16が発射する方向を前方とし、反対方向を後方とする。
図1に示されているとおり、空包1は、刺突や打撃によって発火する雷管2と、この雷管2が内部に収められた薬莢6と、この薬莢6の内部に備えられたガイド筒12と、薬莢6の内部においてガイド筒12に封入された空包薬15と、ガイド筒12を密封する栓部材16とから構成されている。
薬莢6は、例えば真鍮などの金属製やプラスチック製などである。薬莢6は筒状であり、薬莢体部7の後端である薬莢底部11に雷管室9が形成され、薬莢体部7の先端である莢口8が開放されている。薬莢体部7の内部と雷管室9とは、噴火孔10で繋がっている。雷管室9は、雷管2がカシメ加工などによって取り付けられ、薬莢体部7の内部は、ガイド筒12が挿入されて取り付けられている。
雷管2は、器型の雷管体3の内部に、発火金4および爆紛5が収容されている。爆紛5は、例えば、その組成に鉛を含まない無鉛爆粉であって、ジアゾジニトロフェノール、硝酸バリウム、ケイ化カルシウム及び三硫化アンチモンが含まれている。特に、ジアゾジニトロフェノールが20〜40重量%、硝酸バリウムが20〜40重量%、ケイ化カルシウムが5〜30重量%、三硫化アンチモンが重量1〜20%からなるものとし、テトラセンを0〜20重量%、ガラス粉を0〜20重量%含み、これらの合計100重量%に対し、0.5〜10重量%の粘調剤をさらに添加すると好ましい。さらに、ジアゾジニトロフェノールが20〜40重量%、硝酸バリウムが20〜40重量%、ケイ化カルシウムが5〜30重量%、三硫化アンチモンが重量1〜20%からなるものとし、テトラセンを0〜20重量%、ガラス粉を0〜20重量%含んだ無鉛爆粉の組成において、これらの合計100重量%に対し、0〜10重量%のタルク若しくは二酸化ケイ素、またはタルク及び二酸化ケイ素の混合物を添加することが好ましい。また、トリシネートを組成とするものなどが含まれていてもよい。爆紛5の量は、約10〜100mgである。なお、雷管2は、センターファイア方式のボクサー型として説明されているが、発火金4が一体化したベルダン型であってもよく、その他、バッテリ型などであってもよい。
ガイド筒12は、例えば金属製であり、薬莢体部7とほぼ同じ長さに形成されている。ガイド筒12は、両端が開放された筒状に形成されている。ガイド筒12の後端であるガイド後端部14は、薬莢6の噴火孔10に連通され、先端であるガイド先端部13は、莢口8と揃えられて莢口8がカシメ加工によってガイド先端部13に嵌合されている。ガイド筒12は、内部に空包薬15が封入され、ガイド先端部13に栓部材16が詰められて封止されている。なお、ガイド筒12は、空包薬15から生成された燃焼ガスによる圧力に耐えられる素材であれば、任意である。
空包薬15は、例えば、シングルベース、ダブルベース、トリプルベース、マルチベースなどの無煙火薬などである。威力低減のためには、シングルベースが望ましい。空包薬15の量は、約10mgである。
栓部材16は、僅かな圧縮と復元が可能な軽量の弾性体であり、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレンなどの樹脂製、またはコルク製などである。栓部材16は、圧縮された状態でガイド先端部13に詰められている。ガイド筒12において栓部材16が詰められる位置は、ガイド先端部13に限られず、ガイド先端部13よりも後方の奥側であってもよい。なお、栓部材16の素材は、空包薬15の酸化の防止や防湿することができる程度に高密度であり、かつ、圧縮されてガイド先端部13に詰められて封止することができ、さらに、仮に人体に当たった場合において身体に外傷を負わせない構成であれば、任意である。
また、栓部材16は、例えば球体、錐体または柱体などである。ここで、球体とは、断面が真円のものの他、断面が楕円形や長孔形状のものも含まれる。また、錐体とは、円錐、三角錐、四角錐の他、多角錐が含まれる。また、柱体とは、三角柱、四角柱の他、多角柱が含まれる。なお、栓部材16は、仮に人体に当たった場合において身体に外傷を負わせない構成であれば、任意である。
このように構成された空包1は、火器(図示省略)に装填された状態で用いられる。詳説すれば、火器の引き金が引かれ、撃針によって雷管2が打撃されると、雷管2に収容された爆紛5が加圧されることで燃焼し、高温の燃焼ガスが生成される。燃焼ガスは、噴火孔10を通ってガイド筒12の内部に流れ、空包薬15に着火する。空包薬15が燃焼し、高温の燃焼ガスが生成されると、ガイド筒12の内圧が上昇し、燃焼ガスの圧力によって栓部材16が推力を受けて発射する。栓部材16の射程は、約5m以下である。
以上のとおり、空包1が構成されている。次に、空包1の効果を説明する。
上記したとおり、空包1は、空包薬15の量が約10mgである。すなわち、従来の空包と比較して、空包薬15の量が少ないため、射撃音が抑えられると共に、屋内での反響が抑えられる。したがって、屋内での射撃訓練を実現することができる。また、栓部材16が、空包薬15から生成された燃焼ガスの圧力によって発射されるため、射撃において、正しい見出し、狙いなどの照準動作が促され、栓部材16が的中すると的に弾痕が残る。したがって、実包と同等の見出しなどの射撃訓練を実現することができる。
空包1は、薬莢体部7の内部にガイド筒12が挿入されて取り付けられており、ガイド筒12の内部に空包薬15が封入され、かつ、ガイド先端部13に栓部材16が詰められて封止されている。この構成により、このガイド筒12によって燃焼ガスの流路が形成され、ガイド筒12を通じて燃焼ガスを適切に誘導することができる。また、ガイド筒12を通すことで、発射する際の栓部材16の弾道を補正することができる。特に、栓部材16が、ガイド先端部13よりも後方の奥側に詰められた場合、栓部材16の弾道の補正や、射程の調節をすることができる。
また、栓部材16は、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレンなどの樹脂製である。すなわち、圧縮された栓部材16が復元力によってガイド筒12に詰まっている構成であるため、空包薬15から生成された燃焼ガスの圧力によって容易に発射される。したがって、実包と同等の射撃訓練を実現することができる。
また、栓部材16は球体、錐体または柱体である。特に、球体であれば、発射される栓部材16の空気抵抗を抑えることができ、また、仮に人体などに当たった場合であっても、身体の損傷を最小限に抑えることができる。
なお、上記した実施形態の他の実施形態として、空包は、薬莢体部にガイド筒が取り付けられていない構成であってもよい。すなわち、他の実施形態に係る空包は、薬莢体部の内部に空包薬が封入され、栓部材が莢口に詰められていてもよい。
また、他の実施形態として、空包は、空包薬が備えられていない構成であってもよい。すなわち、他の実施形態に係る空包は、雷管の爆紛から生成された燃焼ガスによって栓部材が発射される構成であってもよい。この場合、空包薬の燃焼と燃焼ガスの圧力による一部の破裂や、破裂に伴う音の発生がないため、空包薬が用いられた空包と比較して、更に射撃音が抑えられる。
以上、本発明の実施形態を詳述したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。そして本発明は、特許請求の範囲に記載された事項を逸脱することがなければ、種々の設計変更を行うことが可能である。
1 空包
2 雷管
3 雷管体
4 発火金
5 爆紛
6 薬莢
7 薬莢体部
8 莢口
9 雷管室
10 噴火孔
11 薬莢底部
12 ガイド筒
13 ガイド先端部
14 ガイド後端部
15 空包薬
16 栓部材
100 空包
102 雷管
105 爆紛
106 薬莢
115 空包薬
117 前筒部

Claims (3)

  1. 雷管と、この雷管が備えられた薬莢と、この薬莢の内部に備えられたガイド筒と、このガイド筒を密封し、素材が弾性体である栓部材とから構成され、
    前記栓部材が、圧縮されて、前記ガイド筒の内側に接して詰められると共に、前記雷管からの燃焼ガスによって発射される、
    ことを特徴とする空包。
  2. 前記ガイド筒の内部に約10mgの空包薬が備えられた、
    ことを特徴とする請求項1に記載された空包。
  3. 前記栓部材が球体、錐体または柱体である、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載された空包。
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