JP6827212B2 - センサ装置及び照明器具 - Google Patents

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Description

本発明は、一般にセンサ装置及び照明器具に関し、より詳細には、物体の存在を検知するためのセンサ装置、及び当該センサ装置を備えた照明器具に関する。
従来、プリント基板と、プリント基板を収納し保持するケースとを備えた照明器具が提供されている(例えば特許文献1参照)。ケースは、アルミニウム材からなる薄板を折り曲げることで箱状に形成されており、プリント基板を保持するための第1切り起こし片及び第2切り起こし片を有している。特許文献1に記載の照明器具では、ケースにプリント基板を収納させた後、第1切り起こし片と第2切り起こし片とでプリント基板を挟み込むことにより、プリント基板がケースに保持される。
特開2004−6134号公報
ところで、特許文献1に記載の照明器具では、ケースに収納されたプリント基板(基板)に対してその厚み方向から外力が加えられると、その外力によって基板が厚み方向に撓むが、上述のケースでは基板の撓みを抑えることができなかった。
本発明は上記課題に鑑みてなされており、ケースに収納された基板に対して外力が加えられた場合の基板の撓みを抑えることができるセンサ装置及び照明器具を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係るセンサ装置は、ケースと、前記ケースに収納される基板とを備える。前記基板は、少なくともセンサ素子が実装される第1面と、前記第1面と反対側の面であって少なくとも外部からの給電を受けるためのコネクタが実装される第2面とを有する。前記ケースは、前記基板を支持する支持体と、前記支持体に支持された前記基板を覆うように前記支持体に取り付けられるカバーとを含む。前記支持体は、前記基板の周縁部において前記基板を支持する支持部を有する。前記カバーは、合成樹脂からなり、前記基板の前記第1面と対向する底面部と、前記底面部の端縁から前記基板側に突出する側面部とで箱状に形成される。前記底面部は、前記基板側に突出し前記支持体に前記カバーを取り付けた状態において前記基板の前記第1面に接触又は近接する1以上の突起部を有する。前記センサ装置では、電線を介して外部電源に電気的に接続された給電側コネクタが前記基板の厚さ方向において前記基板の前記第2面側から前記コネクタに接続される。
本発明の一態様に係る照明器具は、上述のセンサ装置と、前記センサ装置を保持する器具本体とを備えている。
本発明によれば、ケースに収納された基板に対して外力が加えられた場合の基板の撓みを抑えることができる。
図1は、本発明の一実施形態に係るセンサ装置及び照明器具の斜視図である。 図2は、同上のセンサ装置の正面図である。 図3は、同上のセンサ装置の分解斜視図である。 図4Aは、同上のセンサ装置の支持体の正面図、図4Bは平面図、図4Cは底面図、図4Dは右側面図である。 図5Aは、同上のセンサ装置のカバーの正面図、図5Bは平面図、図5Cは底面図、図5Dは右側面図である。 図6は、同上のセンサ装置の断面図である。
以下、本発明の一実施形態について説明する。下記の実施形態は、本発明の様々な実施形態の一つに過ぎない。また、下記の実施形態は、本発明の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
本実施形態の照明器具10は、例えば建物に設けられた階段の踊り場の壁面に設置される。なお、以下の説明では特に断りのない限り、図1〜図6に示す矢印により、センサ装置1及び照明器具10の上下、左右及び前後の各方向を規定する。すなわち、照明器具10が踊り場の壁面に設置された状態を正面から見て、鉛直方向(上下方向)を上下方向とし、左右方向を左右方向とし、壁面の法線方向を前後方向とする。ただし、これらの方向はセンサ装置1及び照明器具10の使用方向を規定する趣旨ではない。また、図1〜図6に示す矢印は、単に説明を補助する目的で記載しているに過ぎず、実体を伴わない。
本実施形態の照明器具10は、図1に示すように、光源ユニット11と、器具本体12と、センサ取付台13と、センサ装置1とを備えている。
光源ユニット11は、カバー111と、光源112とを備えている。
カバー111は、透光性を有する合成樹脂(例えば、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂等)により、後面が開口した箱状に形成されている。カバー111は、左右方向に長い長尺状である。
光源112は、左右方向に長い平板状の実装基板を有している。実装基板の一面(前面)には、複数のLED(発光ダイオード)が左右方向(実装基板の長手方向)に沿って等間隔に実装されている。
これらのカバー111及び光源112は、取付部材に取り付けられ、取付部材を介して器具本体12に取り付けられる。取付部材は、左右方向に長い平板状の底板と、底板の幅方向(上下方向)における両端から後方に突出する一対の側板とで、左右方向から見た形状がU字状に形成されている。光源112は、取付部材の底板の一面(前面)に取り付けられる。カバー111は、光源112を覆うようにして取付部材に取り付けられる。取付部材には、制御ユニットと電源ユニットとが更に取り付けられる。
制御ユニットは、電源から電力が供給されることで動作し、センサ装置1から入力される検知信号(後述する)に応じて、光源112の点灯・消灯を制御するように構成されている。制御ユニットは、例えば、センサ装置1からの検知信号が入力されている状態では、光源112を点灯させるように指示する制御信号を電源ユニットに出力することにより、光源112を点灯させる。また、制御ユニットは、センサ装置1からの検知信号が入力されなくなってから所定の待機時間(例えば、数十秒)が経過すると、光源112を消灯又は調光させるように指示する制御信号を電源ユニットに出力することにより、光源112を消灯又は調光させる。ここに、「点灯」とは、100%の調光レベルで光源112を点灯させることをいい(つまり全点灯)、「調光」とは、0%よりも大きく、かつ100%よりも小さい調光レベルで光源112を点灯させることをいう。つまり、本実施形態では、制御ユニットに検知信号が入力されなくなると、光源112が暗くなるように構成されている。
電源ユニットは、電源から供給される交流電力を直流電力に変換し、変換した直流電力を光源112に供給するように構成されている。また、電源ユニットは、制御ユニットからの制御信号に応じて、光源112に供給する直流電力を増減するように構成されている。電源ユニットは、例えば、制御ユニットから点灯を指示する制御信号が入力されると、光源112の点灯に必要な直流電力を光源112に供給する。また、電源ユニットは、制御ユニットから消灯を指示する制御信号が入力されると、光源112への直流電力の供給を停止する。
器具本体12は、例えば金属板が曲げ加工されることで、前面が開口した長尺の箱状に形成されている。器具本体12は、左右方向に長い平板状の背板と、背板の幅方向(短手方向)における両端からそれぞれ前方に突出する上板及び下板と、背板の長手方向における両端からそれぞれ前方に突出する左側板及び右側板とを有している。器具本体12の背板には、複数の孔が左右方向に沿って設けられている。そして、器具本体12は、踊り場の壁面から突出する複数のアンカーボルトをそれぞれ対応する孔に通した後、各アンカーボルトにナットを締め付けることで、壁面に固定される。
センサ装置1は、例えばミリ波帯の電波を媒体として物体の移動を検知するように構成された電波センサである。本実施形態では、センサ装置1は、周波数が24〔GHz〕の電波を媒体として物体の移動を検知する。また、本実施形態では、センサ装置1が検知対象とする物体は、例えば階段への出入口に設けられた扉、及び扉を開けて踊り場に出入りする人である。
ここに、本実施形態では、センサ装置1は、ドップラー効果を応用したドップラー式の電波センサであり、センサ素子6(図6参照)から送信される電波(送信波)と、センサ素子6で受信する電波(反射波)との周波数差を利用して物体の移動を検知する。センサ装置1は、図1に示すように、センサ取付台13を介して器具本体12の下板の左右方向における中央に取り付けられる。言い換えると、器具本体12は、センサ取付台13を介してセンサ装置1を保持するように構成されている。
センサ装置1は、図2及び図3に示すように、ケース4と、ケース4に収納される基板5とを備えている。
ケース4は、基板5を支持する支持体2と、支持体2に支持された基板5を覆うように支持体2に取り付けられるカバー3とを含む。
支持体2は、例えばポリスチレン(polystyrene)、ポリプロピレン(polypropylene)、ABS(Acrylonitrile Butadiene Styrene)等の合成樹脂により、後面が開口する箱状に形成されている。支持体2は、図4A〜図4Dに示すように、対向部21と、一対の第1側壁部22と、一対の第2側壁部23,24とを有している。対向部21は、左右方向に長い平板状である。一対の第1側壁部22は、対向部21の左右方向(長手方向)の両端から後方に突出している。一対の第2側壁部23,24は、対向部21の上下方向(短手方向)の両端から後方に突出している。ここに、本実施形態では、一対の第1側壁部22と、一対の第2側壁部23,24とで側壁部が構成されている。
対向部21の前面における外周縁には、前方に突出する複数(図示例では7つ)の支持部211が周方向に沿って間隔を空けて設けられている。複数の支持部211の各々の先端(前端)には段差が設けられており、これらの段差に基板5の周縁部を載せることにより基板5が支持体2に支持される。また、対向部21の下側かつ左側の位置には、前後方向(対向部21の厚み方向)に貫通する矩形の露出孔212が設けられている。この露出孔212は、支持体2に基板5を支持させた状態において、基板5の第2面52に実装されたコネクタ7(後述する)と対向する位置に設けられている(図3参照)。したがって、支持体2に基板5を支持させた状態では、コネクタ7は露出孔212内に配置される。
一方(下側)の第2側壁部23には、小開口部231aと大開口部231bとで構成される第1開口部231が設けられている。小開口部231aは、上下方向から見た形状が矩形状であり、対向部21に設けられた露出孔212と連続するように形成されている。大開口部231bは、上下方向から見た形状が矩形状であり、上下方向において小開口部231aと連続するように形成されている。大開口部231bは、小開口部231aよりも開口面積が大きい。小開口部231aの右側には、引掛溝232と解除溝233とが左右方向に並ぶように設けられている。引掛溝232は、上下方向から見た形状が矩形状であり、後端部において大開口部231bと連続するように形成されている。引掛溝232は、支持体2にカバー3が取り付けられた状態において、カバー3の第2側面部33に設けられた突起332(後述する)が引っ掛けられる。解除溝233は、上下方向から見た形状が矩形状であり、支持体2からカバー3を取り外す際に解除用治具(第2解除用治具)が差し込まれる。
他方(上側)の第2側壁部24の左側には、前後方向に長い矩形の引掛溝241が設けられている。引掛溝241は、支持体2にカバー3が取り付けられた状態において、カバー3の第2側面部34に設けられた突起341(後述する)が引っ掛けられる。
カバー3は、支持体2と同様に、ポリスチレン、ポリプロピレン、ABS等の合成樹脂により、後面が開口する箱状に形成されている。カバー3は、図5A〜図5Dに示すように、底面部31と、一対の第1側面部32と、一対の第2側面部33,34とを有している。底面部31は、左右方向に長い平板状である。一対の第1側面部32は、底面部31の左右方向(長手方向)の両端から後方に突出している。一対の第2側面部33,34は、底面部31の上下方向(短手方向)の両端から後方に突出している。ここに、本実施形態では、一対の第1側面部32と、一対の第2側面部33,34とで側面部が構成されている。
底面部31の後面における外周縁には、後方に突出する複数(図示例では6つ)の支持突起311が周方向に沿って間隔を空けて設けられている。これら複数の支持突起311は、支持体2にカバー3が取り付けられた状態において基板5の第1面51に接触し、支持体2の複数の支持部211とともに基板5を支持するように構成されている(図6参照)。また、底面部31の後面における中央寄りの位置には、左右方向に並べて配置された一対の突台部312が設けられている。これら一対の突台部312は、支持体2にカバー3が取り付けられた状態において基板5の第1面51に実装されたセンサ素子6と対向する(図6参照)。また、底面部31の後面における一対の突台部312の右側には、前後方向(底面部31の厚み方向)に凹む凹部314が設けられている。凹部314は、上下方向に長い矩形状であり、支持体2にカバー3が取り付けられた状態において、基板5に実装された赤外線受光素子8(後述する)と対向する。さらに、底面部31の後面には、前後方向から見た形状が十字状であり、後方に突出する突起部313が設けられている。突起部313は、支持体2にカバー3が取り付けられた状態において、基板5の第2面52に実装されたコネクタ7と前後方向に重なる。このように、突起部313の形状を十字状にすることにより、突起部の形状が角柱状である場合に比べて、強度を保ちながらも成形に必要な樹脂の量を少なくすることができる。
一対の第1側面部32の各々の後端部には、外向き(左向き又は右向き)に突出する矩形の取付片321が設けられている。これらの取付片321は、センサ装置1をセンサ取付台13に取り付ける際に用いられる。
一方(下側)の第2側面部33には、第2開口部331が設けられている。第2開口部331は、上下方向から見た形状が矩形状であり、支持体2に設けられた大開口部231bと開口面積がほぼ等しい。したがって、支持体2にカバー3が取り付けられた状態では、第1開口部231の大開口部231bと第2開口部331とが上下方向において重なる。また、第2側面部33の内周面(上面)における右側の後端部には、内向きに突出する突起332が設けられている。突起332は、支持体2にカバー3が取り付けられた状態では、支持体2の第2側壁部23に設けられた引掛溝232の前端縁に引っ掛かる。
他方(上側)の第2側面部34には、内向きに突出する突起341が設けられている。突起341は、第2側面部34の内周面(下面)における左側で、かつ前後方向の中央に設けられている。突起341は、支持体2にカバー3が取り付けられた状態では、支持体2の第2側壁部24に設けられた引掛溝241の前端縁に引っ掛かる。ここに、突起332と突起341とは、前後方向において同じ位置で、かつ底面部31の中心に対して点対称な位置に設けられている。
基板5は、図3に示すように、左右方向に長い平板状のプリント基板であり、第1面51と第2面52とを有している。基板5の前面となる第1面51には、センサ素子6と赤外線受光素子8とが左右方向に並べて実装されている。センサ素子6は、第1面51の左右方向における中央寄りに位置し、赤外線受光素子8は、第1面51の左右方向における右寄りに位置している(図6参照)。基板5の後面となる第2面52には、外部からの給電を受けるためのコネクタ7が実装されている。コネクタ7は、第2面52の左右方向における左側で、かつ下側に位置している(図3参照)。
センサ素子6は、電波を送信する送信アンテナと、電波を受信する受信アンテナとを有している。このように、送信アンテナと受信アンテナとが一体に構成されている場合、送信アンテナと受信アンテナとの電界結合が強く、送信アンテナから送信される電波が受信アンテナに直接入射する可能性がある。本実施形態では、送信アンテナと受信アンテナとの電界結合を弱めるために、カバー3の底面部31においてセンサ素子6と対向する位置に一対の突台部312を設けている。この場合、一対の突台部312の各々と、送信アンテナ又は受信アンテナとの電界結合が強くなることで、送信アンテナと受信アンテナとの電界結合を弱めることができる。ただし、この場合には、比誘電率が相対的に低い合成樹脂(例えばABS)によりカバー3が形成されていることが好ましい。
コネクタ7は、外部からの給電を受けるための受電側コネクタであり、電線を介して外部電源に電気的に接続された給電側コネクタが電気的に接続されることで給電される。コネクタ7は、センサ装置1が組み立てられた状態において、支持体2の対向部21に設けられた露出孔212内に配置されている。したがって、作業者は、露出孔212を通して露出するコネクタ7に対して給電側コネクタを接続することになる。
赤外線受光素子8は、作業者等によって操作されるリモコンからの赤外線信号を受信するように構成されている。赤外線信号には、センサ装置1の機能に関する設定内容(例えば、電波センサの受信感度等)が含まれている。本実施形態では、カバー3の底面部31において赤外線受光素子8と対向する部位に凹部314を設けることで、当該部位の厚みを薄くしており、これによりリモコンからの赤外線信号を受信しやすくなっている。
次に、センサ装置1の組立手順について説明する。支持体2の対向部21と基板5の第2面52とが対向するように基板5の向きを調整して基板5を支持体2に支持させる。このとき、基板5は、対向部21から突出する複数の支持部211が第2面52の周縁部に接触することによって、対向部21との間に間隔を空けた状態で支持される。続けて、支持体2にカバー3を取り付けることで、センサ装置1が組み立てられる。このとき、支持体2に設けられた第1開口部231とカバー3に設けられた第2開口部331とが同じ向き(下向き)となるようにした状態で、支持体2にカバー3が取り付けられる。支持体2にカバー3が取り付けられた状態では、第1開口部231の一部である大開口部231bと第2開口部331とが上下方向において重なっている。また、支持体2にカバー3が取り付けられた状態では、突起332が引掛溝232の前端縁に引っ掛かり、突起341が引掛溝241の前端縁に引っ掛かる。さらに、支持体2にカバー3が取り付けられた状態では、基板5は、支持体2側の複数の支持部211とカバー3側の複数の支持突起311とで前後方向に挟まれており、これにより基板5がケース4に保持される。
ところで、上述した従来の照明器具において、プリント基板の撓みを抑えるために、プリント基板を下側から支える支持ピンをケースに設けることも考えられるが、ケースが金属製であるため、支持ピンがプリント基板に接触することで、短絡等の不具合が生じる可能性がある。そのため、上述した従来の照明器具において、プリント基板を支持するための支持ピンをケースに設けることはできない。
図6は、基板5を支持する支持体2にカバー3が取り付けられた状態の断面図である。この状態では、基板5は、支持体2に設けられた複数の支持部211とカバー3に設けられた複数の支持突起311とで保持されている。また、この状態では、基板5の第2面52に実装されたコネクタ7は、支持体2の対向部21に設けられた露出孔212内に配置されている。さらに、この状態では、カバー3の底面部31から突出する突起部313は、基板5の第1面51に接触している。
ところで、基板5に実装されたコネクタ7には、上述したように、外部電源に電気的に接続された給電側コネクタが接続される。このとき、本実施形態の支持体2及びカバー3のように、前後方向の寸法(深さ寸法)が大きい場合、コネクタ7までの距離が長く、作業性がよくないため、給電側コネクタとコネクタ7との間で接触不良が起こる可能性がある。そこで、本実施形態では、上述したように、支持体2に第1開口部231を設け、かつカバー3に第2開口部331を設けている。これらの第1開口部231及び第2開口部331を設けることで、コネクタ7までの距離を短くすることができ、その結果、給電側コネクタの接続作業性が低下するのを抑えることができ、さらに給電側コネクタとコネクタ7との間の接触不良も抑えることができる。
ここで、本実施形態のセンサ装置1では、センサ装置1を組み立てた後で、例えば基板5の不良等によって基板5を交換する場合が想定される。この場合、支持体2からカバー3を取り外して、基板5を交換しなければならない。以下、支持体2からカバー3を取り外す方法について説明する。
まず、作業者は、支持体2に設けられた引掛溝241に第1解除用治具(例えばマイナスドライバ)を差し込んでカバー3の第2側面部34を外向きに撓ませて、突起341が引掛溝241の前端縁に引っ掛かった状態を解除する。この状態のまま、作業者は、支持体2に設けられた解除溝233に第2解除用治具(例えばマイナスドライバ)を差し込み、第2解除用治具の先端を回転中心として第2解除用治具を外向きに回転させる。その結果、突起332が引掛溝232に引っ掛かった状態が解除され、支持体2からカバー3を取り外すことができる。すなわち、本実施形態のセンサ装置1によれば、第1解除用治具及び第2解除用治具を用いることによって、支持体2からカバー3を簡単に取り外すことができる。
以下、本実施形態のセンサ装置1の変形例について説明する。
上述の実施形態では、カバー3の底面部31に設けられた突起部313が1つの場合を例として説明したが、突起部は1つ以上設けられていればよい。ただし、突起部が2つ以上設けられている場合、少なくとも1つは、基板5の厚み方向において基板5の第2面52に実装されたコネクタ7に重なる位置、又はコネクタ7の近傍となる位置に設けられていることが好ましい。
また、上述の実施形態では、センサ装置1が電波センサである場合を例として説明したが、センサ装置1は電波センサに限らず、例えば赤外線を利用した赤外線センサであってもよいし、超音波を利用した超音波センサであってもよい。
また、上述の実施形態では、ケース4に含まれている支持体2及びカバー3の両方が合成樹脂により形成されているが、少なくともカバー3が合成樹脂により形成されていればよい。したがって、支持体2については、合成樹脂に限らず、金属材料により形成されていてもよい。
また、上述の実施形態では、複数の支持部211により基板5を支持するように構成されているが、支持部の構成は本実施形態に限らず、基板5の周縁部において基板5を支持するように構成されていればよい。例えば、対向部21の全周を取り囲むように形成された周壁部によって基板5を支持するように構成されていてもよい。
また、上述の実施形態では、突起部313が基板5の第1面51に接触している場合を例として説明したが、突起部313は第1面51に近接していてもよい。この場合、突起部313は、給電側コネクタをコネクタ7に接続する際に加えられる力によって基板5が撓んだ際に、基板5の第1面51が突起部313に接触する程度に近接していることが好ましい。
さらに、上述の実施形態では、突起部313が、基板5の厚み方向においてコネクタ7に重なる位置に設けられている場合を例として説明したが、突起部313は、基板5の厚み方向においてコネクタ7の近傍となる位置に設けられていてもよい。ここに、コネクタ7の近傍とは、給電側コネクタをコネクタ7に接続する際に加えられる力を突起部313が受けることのできる位置である。
また、上述の実施形態では、基板5の第1面51にセンサ素子6と赤外線受光素子8とが実装されているが、少なくともセンサ素子6が第1面51に実装されていればよい。したがって、センサ素子6のみが第1面51に実装されていてもよいし、センサ素子6と他の電子部品とが第1面51に実装されていてもよい。さらに、本実施形態では、基板5の第2面52にコネクタ7が実装されているが、少なくともコネクタ7が第2面52に実装されていればよい。したがって、コネクタ7と他の電子部品とが第2面52に実装されていてもよい。
また、上述の実施形態では、カバー3の全体を比誘電率の低い合成樹脂で形成しているが、送信アンテナと受信アンテナとの電界結合を弱めることができればよく、少なくとも一対の突台部312が比誘電率の低い合成樹脂で形成されていればよい。
以上述べた実施形態から明らかなように、第1の態様のセンサ装置1は、ケース4と、ケース4に収納される基板5とを備える。基板5は、少なくともセンサ素子6が実装される第1面51と、第1面51と反対側の面であって少なくとも外部からの給電を受けるためのコネクタ7が実装される第2面52とを有する。ケース4は、基板5を支持する支持体2と、支持体2に支持された基板5を覆うように支持体2に取り付けられるカバー3とを含む。支持体2は、基板5の周縁部において基板5を支持する支持部211を有する。カバー3は、合成樹脂からなり、基板5の第1面51と対向する底面部31と、底面部31の端縁から基板5側に突出する側面部(第1側面部32及び第2側面部33,34)とで箱状に形成される。底面部31は、基板5側に突出し支持体2にカバー3を取り付けた状態において基板5の第1面51に接触又は近接する1以上の突起部313を有する。
第1の態様によれば、基板5の第1面51に接触又は近接する1以上の突起部313を基板5の第1面51と対向するカバー3の底面部31に設けている。そのため、基板5をケース4に収納させた状態において、基板5に対してその厚み方向から外力が加えられた場合でも、突起部313によって基板5がその厚み方向に撓むのを抑えることができる。
第2の態様のセンサ装置1では、第1の態様において、1以上の突起部313のうち少なくとも1つは、基板5の厚み方向においてコネクタ7に重なる位置又はコネクタ7の近傍となる位置に設けられている。
第2の態様によれば、少なくとも1つの突起部313がコネクタ7に重なる位置又はコネクタ7の近傍となる位置に設けられているので、外部からの給電側コネクタをコネクタ7に接続する際に基板5に生じる撓みを突起部313により抑えることができる。ただし、この構成はセンサ装置の必須の構成ではなく、全ての突起部313が、基板5の厚み方向においてコネクタ7に重なる位置及びコネクタ7の近傍となる位置を除いた位置に設けられていてもよい。
第3の態様のセンサ装置1では、第1又は2の態様において、支持体2は、基板5の第2面52と対向する対向部21と、対向部21の端縁から基板5と反対側に突出する側壁部(第1側壁部22及び第2側壁部23,24)とで箱状に形成される。対向部21は、基板5のコネクタ7と対向する部位に形成された露出孔212を有する。側壁部(第2側壁部23)は、露出孔212と連続するように形成された第1開口部231を有する。カバー3の側面部(第2側面部33)は、支持体2にカバー3を取り付けた状態において第1開口部231の一部と重なる第2開口部331を有する。
第3の態様によれば、支持体2の側壁部(第2側壁部23)に第1開口部231を設け、かつカバー3の側面部(第2側面部33)に第2開口部331を設けている。そのため、支持体2及びカバー3の深さが深い場合でも第1開口部231及び第2開口部331を通して、外部からの給電側コネクタをコネクタ7に接続することができ、作業性の低下を抑えることができる。ただし、この構成はセンサ装置の必須の構成ではなく、作業性の低下を考慮しなければ、第1開口部231及び第2開口部331が設けられていなくてもよい。
第4の態様の照明器具10は、センサ装置1と、センサ装置1を保持する器具本体12とを備えている。
第4の態様によれば、上述のセンサ装置1を用いることによって、ケース4に収納された基板5に対して外力が加えられた場合の基板5の撓みを抑えることができる。
1 センサ装置
2 支持体
21 対向部
211 支持部
212 露出孔
22 第1側壁部(側壁部)
23,24 第2側壁部(側壁部)
231 第1開口部
3 カバー
31 底面部
313 突起部
32 第1側面部(側面部)
33,34 第2側面部(側面部)
331 第2開口部
4 ケース
5 基板
51 第1面
52 第2面
6 センサ素子
7 コネクタ
10 照明器具
12 器具本体

Claims (4)

  1. ケースと、
    前記ケースに収納される基板とを備え、
    前記基板は、少なくともセンサ素子が実装される第1面と、前記第1面と反対側の面であって少なくとも外部からの給電を受けるためのコネクタが実装される第2面とを有し、
    前記ケースは、前記基板を支持する支持体と、前記支持体に支持された前記基板を覆うように前記支持体に取り付けられるカバーとを含み、
    前記支持体は、前記基板の周縁部において前記基板を支持する支持部を有し、
    前記カバーは、合成樹脂からなり、前記基板の前記第1面と対向する底面部と、前記底面部の端縁から前記基板側に突出する側面部とで箱状に形成され、
    前記底面部は、前記基板側に突出し前記支持体に前記カバーを取り付けた状態において前記基板の前記第1面に接触又は近接する1以上の突起部を有しており、
    電線を介して外部電源に電気的に接続された給電側コネクタが前記基板の厚さ方向において前記基板の前記第2面側から前記コネクタに接続される
    ことを特徴とするセンサ装置。
  2. 前記1以上の突起部のうち少なくとも1つは、前記基板の厚み方向において前記コネクタに重なる位置又は前記コネクタの近傍となる位置に設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載のセンサ装置。
  3. 前記支持体は、前記基板の前記第2面と対向する対向部と、前記対向部の端縁から前記基板と反対側に突出する側壁部とで箱状に形成され、
    前記対向部は、前記基板の前記コネクタと対向する部位に形成された露出孔を有し、
    前記側壁部は、前記露出孔と連続するように形成された第1開口部を有し、
    前記カバーの前記側面部は、前記支持体に前記カバーを取り付けた状態において前記第1開口部の一部と重なる第2開口部を有している
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のセンサ装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のセンサ装置と、
    前記センサ装置を保持する器具本体とを備えている
    ことを特徴とする照明器具。
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