JP6825384B2 - 照明システム - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、照明システムに関する。
特許文献1では、蓄電池を備えた住宅内のHEMSシステムが開示されている。これは、停電発生時に、蓄電池から負荷に給電するものである。
特開2016−185004号公報
特許文献1では、停電発生時に、蓄電池から給電される負荷として、冷蔵庫や電灯等、緊急時にも電力を必要とする機器を挙げている。これらの機器は、AC電圧が給電されて動作するため、蓄電システムではDC電圧をAC電圧に変換して、各機器に給電している。
一方近年、電灯つまり照明装置には例えば、発光ダイオード(Light-emitting diode:LED)等のDC発光素子(DC負荷)が照明光源として用いられるようになってきている。このDC発光素子への給電には、AC電圧をDC電圧に変換するためのことが必要であるため、照明装置はAC/DCコンバータを有する。また、一般的な家電機器もDC電圧で駆動されるDC負荷であるため、コンセントから取ったAC電圧をDC電圧に変換するAC/DCコンバータを備えている。AC/DCコンバータでのAC/DC電圧変換には変換損失が発生し、この変換損失は熱となるため、各機器には大きな放熱構造が必要となっていた。
そこで、系統電源から住宅に供給される商用電力を蓄電池に蓄電し、この蓄電池からDC電圧を各DC負荷に給電することで、DC負荷側でのAC/DC変換を不要とすることが考えられる。しかしながら、DC電圧を給電する構成では、各DC負荷を制御するのに、別系統の制御信号ラインが必要となる。
本実施形態の照明システムは、DC電圧を給電する点灯部及び、前記点灯部から前記DC電圧が給電されて点灯する照明光源を有する少なくとも1つの第1照明装置と;前記照明光源の点灯制御を行うための制御信号を出力する制御部と;DC電圧供給源から前記第1照明装置への前記DC電圧の供給ライン上に配置され、前記制御部からの前記制御信号を前記DC電圧に重畳して、前記第1照明装置に供給する重畳部と;を備え、さらに、前記第1照明装置内に設けられ、前記DC電圧に重畳された前記制御信号を解析して、前記点灯部に対する点灯制御を行う解析部を有する。
本実施形態によれば、制御信号をDC電圧の供給ラインに重畳するので、別系統の制御信号ラインを設ける必要を無くすことができる。
図1Aは、第1の実施形態に係る照明システムの構成の一例を示すブロック図である。 図1Bは、図1A中の整流回路の構成の一例を示す回路図である。 図2Aは、図1A中の蓄電池から出力されるDC電圧の一例を示す波形図である。 図2Bは、図1A中の制御信号重畳回路から照明装置に供給される制御信号重畳電圧の一例を示す波形図である。 図2Cは、図1A中の制御ユニットから出力される制御信号の一例と、それに応じて制御信号重畳回路から照明装置に供給される制御信号重畳電圧の一例と、を示す図である。 図3は、制御ユニットの動作を説明するためのフロー図である。 図4は、第2の実施形態に係る照明システムの構成の一例を示すブロック図である。 図5は、第2の実施形態における制御ユニットの動作を説明するためのフロー図である。 図6は、第3の実施形態に係る照明システムの構成の一例を示すブロック図である。 図7は、図6中の制御信号解析回路の動作を説明するためのフロー図である。
実施形態の照明システムは、DC電圧を給電されて点灯する照明光源を有する照明装置と;前記照明光源の点灯制御を行うための制御信号を出力する制御部と;DC電圧供給源から前記照明装置への前記DC電圧の供給ライン上に配置され、前記制御部からの前記制御信号を前記DC電圧に重畳して前記照明装置に供給する重畳部と;を有する。
以下、実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図1A、図1B、図4、図6において、実線や点線は電力配線を示し、実線矢印や点線矢印は信号配線における信号送出の向きを示している。また、照明装置の点灯制御とは、照明装置が含む照明光源を点灯させること、消灯させること、調光させること、などを含む。
(第1の実施形態)
図1Aおよび図1Bは、本実施形態の例として、照明システム1の構成を示す。
照明システム1は、少なくとも一つの照明光源111を含む照明装置11を含む。ここで、照明装置11が複数の照明光源111を含む場合には、それら複数の照明光源111に対して、同じ点灯制御が行われる。また、照明光源111としては、例えば、LED等のDC発光素子(DC負荷)が用いられる。
照明装置11は、更に、商用電力を供給する系統電源2に接続され、AC電圧をDC電圧に変換するAC/DCコンバータ12と、AC/DCコンバータ12の給電を受けて蓄電し、照明装置11に給電するための低DC電圧を出力する蓄電池13と、ユーザが操作する図示しない操作盤や無線端末などからのユーザ指示入力に応じて、照明装置11の点灯制御を行うための制御信号を生成する制御ユニット14と、制御ユニット14からの制御信号を蓄電池13から照明装置11に給電する低DC電圧に重畳することで制御信号重畳電圧を生成する制御信号重畳回路15と、を有する。
AC/DCコンバータ12は、前述のように蓄電池13へ給電することに加えて、地域停電や火災等によって系統電源2から当該AC/DCコンバータ12への給電が遮断される、停電の発生を検知して制御ユニット14に報知する機能、および、停電状態からの復帰を検知して制御ユニット14に報知する機能を備えても良い。
蓄電池13は、AC/DCコンバータ12を介して系統電源2からの電力を蓄える、リチウムイオン電池等、充放電可能な二次電池である。この蓄電池13は、照明装置11に給電するための低DC電圧として、本実施形態で感電防止の観点から安全基準としている45V以下、例えば図2Aに示すような45V程度のDC電圧を出力する。この低DC電圧は、停電が発生して、AC/DCコンバータ12による給電が停止しても、電力蓄積量に応じた放電可能期間の間は、継続して出力可能である。
制御ユニット14は、図示しない操作盤に接続され、および/または図示しない無線端末と通信を行うための図示しない無線装置と接続され、それら操作盤や無線装置を介した無線端末などからのユーザ指示入力に応答して、入力内容に応じた制御信号を生成する制御部を備える。また、制御部は、AC/DCコンバータ12からの停電発生報知/復帰入力に応答して、その入力内容に応じた制御信号も生成する。制御部は、例えば、Application Specific Integrated Circuit(ASIC)、Field Programmable Gate Array(FPGA)、又はCentral Processing Unit(CPU)等の集積回路を含む。この制御部集積回路の動作は、制御ユニット14内に設けられた記録装置に又は制御部集積回路内の記録領域に記録されたプログラムに従って行われる。記録装置又は制御部集積回路内の記録領域には、前記プログラムの一部として又はテーブルとして、入力内容に対応する信号パターンも記憶されており、制御部は、入力内容に応じた信号パターンを読み出して制御信号を生成し、それを制御信号重畳回路15に出力する。また、制御信号は、予め決められた同期パターンを入力内容に応じた信号パターンの前に付加したものとしても良い。なお、この制御ユニット14は、蓄電池13から給電されて動作する。
制御信号重畳回路15は、制御ユニット14からの制御信号に基づいて制御信号重畳電圧を生成する。例えば、制御信号重畳回路15は、制御ユニット14からの制御信号に応じて、蓄電池13からの低DC電圧を遮断する時間を切り替えることで、図2Bに示すような制御信号重畳電圧を生成する。すなわち、制御信号重畳回路15は、制御信号に基づいて、蓄電池13からの低DC電圧をパルス幅変調する。なおこの場合、DC電圧が0Vになる区間があるので、照明装置11側には、或る程度大きなキャパシタンスが必要なるが、大きな振幅差があることで、照明装置11側での制御信号の解析は容易となる。
また、例えば、図2Cに示すように、制御ユニット14からの制御信号を、「1」のときは+2V、「0」のときは−2Vとなる信号として、制御信号重畳回路15は、この制御信号を蓄電池13からの低DC電圧に加算することで、制御信号重畳電圧を生成する構成を採ることができる。すなわち、制御信号重畳回路15は、制御信号に基づいて、蓄電池13からの低DC電圧を振幅変調する。なおこの場合、ノイズ等の影響で、本実施形態での安全基準としている45Vを超えないように、制御信号の電圧を±2Vよりも小さくするか、蓄電池13からの低DC電圧を45Vよりも小さくしておくことが望ましい。
なお、蓄電池13から制御信号重畳回路15との間、制御信号重畳回路15と照明装置11との間は、低DC電圧の給電であるため、それらの間の配線としては、AC100V給電用のFケーブルを使用する必要は無い。
照明装置11は、照明光源111に加えて、制御信号重畳回路15からの制御信号重畳電圧が給電され、制御信号の重畳されていない低DC電圧を生成する整流回路112と、制御信号重畳電圧に含まれる制御信号を解析し、制御信号に応じた点灯制御指示信号を出力する制御信号解析回路113と、制御信号解析回路113からの点灯制御指示信号に従って、整流回路112からのDC電圧を用いて照明光源111を点灯させる点灯回路114と、を有する。
整流回路112は、例えば、ブリッジ回路112Bと抵抗素子112Rと、を有する。ブリッジ回路112Bは、制御信号重畳電圧を整流し、制御信号の重畳されていないDC電圧を生成して、点灯回路114に供給する。また、制御信号重畳電圧に重畳されていた制御信号に相当する、ブリッジ回路112Bの入力電圧と出力電圧との差分を、抵抗素子112Rを介して取り出し、制御信号解析回路113に供給する。
制御信号解析回路113は、制御信号を解析して入力内容に応じた点灯制御指示信号を生成する制御部を備える。制御部は、例えば、ASIC、FPGA、又はCPU等の集積回路を含む。集積回路の動作は、制御信号解析回路113内に設けられた記録装置に又は制御部集積回路内の記録領域に記録されたプログラムに従って行われる。記録装置又は制御部集積回路内の記録領域には、制御信号の信号パターンに対応する点灯制御内容も記憶されており、制御部は、信号パターンに応じた点灯制御内容を読み出して、点灯制御指示信号を生成し、点灯回路114に出力する。また、制御信号が予め決められた同期パターンを含む場合には、その同期パターンに基づいて制御信号の信号パターンを解析することができるので、制御信号の解析の確実性が増す。
点灯回路114は、制御信号解析回路113からの点灯制御指示信号に従って、整流回路112からのDC電圧を用いて照明光源111を点灯させたり、点灯している照明光源111を消灯させる。
なお、点灯回路114が照明光源111の光量を調整する調光を可能に構成されている場合には、点灯回路114は、点灯制御指示信号に従って照明光源111の調光を行う。この場合、制御ユニット14の制御部は、照明光源111の光量を示す制御信号を生成し、制御信号解析回路113からの点灯制御指示信号は、その光量を指定する信号となる。点灯回路114による調光は、照明光源111の点灯時間を調整するパルス幅制御、および/または、照明光源111の駆動電流を調整する電流制御によって行い得る。なお、照明光源111を点灯させる際の照明光源111の光量は、規定の光量でも良いが、消灯前に設定されていた調光で点灯させることが望ましい。これは、制御信号解析回路113または点灯回路114に、消灯前の光量を記憶しておくことで実現し得る。
また、蓄電池13としては、AC/DCコンバータ12からの給電の遮断を検出することで停電の発生を検知する機能を備えるインテリジェンス蓄電池とすることもできる。この場合には、照明システム1は、制御ユニット14への停電発生報知/復帰入力を、AC/DCコンバータ12からではなく、図1A中に点線矢印で示すように、蓄電池13から与えるように構成されても良い。
また、照明システム1は、図1A中に点線で示すように、再生可能エネルギー源16を更に有し、この再生可能エネルギー源16から給電されるDC電圧により蓄電池13が充電可能となっていても良い。再生可能エネルギー源16としては、例えば、太陽光発電システムや風力発電システム等を含む。
図3を用いて、本実施形態に係る照明システムの動作フローの例を説明する。図3のフローは、蓄電池13から制御ユニット14への給電が開始されて、制御ユニット14が有する制御部が、制御ユニット14内に設けられた記録装置に又は制御部集積回路内の記録領域に記録されたプログラムを起動することによってスタートする。
まず、制御ユニット14の制御部は、AC/DCコンバータ12(又は蓄電池13)から停電発生報知の入力の有無を判断する(Act11)。ここで、停電発生報知入力が無いと判断した場合には、制御部は、AC/DCコンバータ12(又は蓄電池13)から停電復帰報知の入力の有無を判断する(Act12)。そして、この停電復帰報知入力も無いと判断した場合には、制御部は、操作盤や無線端末などからのユーザ指示入力の有無を判断する(Act13)。このユーザ指示入力も無いと判断した場合には、制御部は、前記Act11の動作に戻る。こうして、制御部は、停電発生報知、停電復帰報知、又はユーザ指示が入力されるのを待つ。
そして、前記Act13において、ユーザ指示入力が有ったと判断したならば、制御部は、その入力されたユーザ指示が照明装置11の照明光源111の点灯指示であるか否かを判断する(Act14)。ここで、入力されたユーザ指示が点灯指示であると判断した場合、制御部は、記録装置又は制御部集積回路内の記録領域から点灯指示に対応する信号パターンを読み出して点灯指示信号を生成し、これを制御信号として制御信号重畳回路15に出力する(Act15)。その後、制御部は、前記Act11の動作に戻る。Act15の動作により、制御信号重畳回路15は、蓄電池13からの低DC電圧に制御信号としての点灯指示信号を重畳した制御信号重畳電圧を照明装置11に供給する。従って、照明装置11では、制御信号解析回路113が、この制御信号重畳電圧に重畳されていた制御信号を解析することで、点灯指示がなされたことを判断し、点灯回路114により照明光源111を点灯させることになる。
また、前記Act14において、入力されたユーザ指示が照明装置11の照明光源111の点灯指示ではないと判断した場合、制御部は、入力されたユーザ指示が照明装置11の照明光源111の消灯指示であるか否かを判断する(Act16)。ここで、入力されたユーザ指示が消灯指示であると判断した場合、制御部は、記録装置又は制御部集積回路内の記録領域から消灯指示に対応する信号パターンを読み出して消灯指示信号を生成し、これを制御信号として制御信号重畳回路15に出力する(Act17)。その後、制御部は、前記Act11の動作に戻る。Act17の動作により、制御信号重畳回路15は、蓄電池13からの低DC電圧に制御信号としての消灯指示信号を重畳した制御信号重畳電圧を照明装置11に供給する。従って、照明装置11では、制御信号解析回路113が、この制御信号重畳電圧に重畳されていた制御信号を解析することで、消灯指示がなされたことを判断し、点灯回路114により照明光源111を消灯させることになる。
また、前記Act16において、入力されたユーザ指示が照明装置11の照明光源111の消灯指示ではないと判断した場合、制御部は、入力されたユーザ指示が照明装置11の照明光源111の調光指示であるか否かを判断する(Act18)。ここで、入力されたユーザ指示が調光指示であると判断した場合、制御部は、記録装置又は制御部集積回路内の記録領域から調光指示に対応する信号パターンを読み出して調光指示信号を生成し、これを制御信号として制御信号重畳回路15に出力する(Act19)。その後、制御部は、前記Act11の動作に戻る。Act19の動作により、制御信号重畳回路15は、蓄電池13からの低DC電圧に制御信号としての調光指示信号を重畳した制御信号重畳電圧を照明装置11に供給する。従って、照明装置11では、制御信号解析回路113が、この制御信号重畳電圧に重畳されていた制御信号を解析することで、調光指示がなされたことを判断し、点灯回路114により照明光源111を調光させることになる。
また、前記Act18において、入力されたユーザ指示が照明装置11の照明光源111の調光指示でもないと判断した場合、制御部は、その入力されたユーザ指示に応じた他の動作を実施し(Act20)、その後、前記Act11の動作に戻る。このユーザ指示に応じた他の動作としては、例えば、蓄電池13の蓄電量の検出動作、照明装置11の点検動作、等を含むが、本実施形態とは直接関係する動作ではないので、その説明は省略する。
また、前記Act11において、AC/DCコンバータ12(又は蓄電池13)から停電発生報知の入力が有ったと判断した場合、制御部は、照明装置11の照明光源111の現在の状態、つまり、点灯しているのか消灯しているのか、点灯しているならば調光はどうなっているのかを、記録装置又は制御部集積回路内の記録領域に保存する(Act21)。そして、記録装置又は制御部集積回路内の記録領域から、各国の法律等により非常灯として規定されている光量で照明光源111を点灯させるための信号パターンを読み出して減光指示信号を生成し、これを制御信号として制御信号重畳回路15に出力する(Act22)。その後、制御部は、前記Act11の動作に戻る。Act22の動作により、制御信号重畳回路15は、蓄電池13からの低DC電圧に制御信号としての減光指示信号を重畳した制御信号重畳電圧を照明装置11に供給する。従って、照明装置11では、制御信号解析回路113が、この制御信号重畳電圧に重畳されていた制御信号を解析することで、停電の発生に応じた減光指示がなされたことを判断し、点灯回路114により照明光源111を非常灯として規定されている光量で照明光源111を点灯させることになる。すなわち、照明光源111が既に点灯していれば光量を非常灯として規定されている光量に調節し、照明光源111が消灯している場合には非常灯として規定されている光量で照明光源111を点灯させる。
なお、蓄電池13が照明装置11以外の家電製品や空調設備等の電源として兼用されている場合には、制御ユニット14又は他の制御装置が、非常時の使用が想定される機器以外への給電を停止させる構成を備えることが望ましい。また、制御ユニット14又は他の制御装置は、各国の法律等により規定される停電時の非常灯の点灯時間の間は、少なくとも、照明装置11、制御ユニット14及び制御信号重畳回路15を動作させ得る蓄電量が蓄電池13に常に残されるように、蓄電池13の蓄電量制御を行えるようにしておくことも必要である。
また、前記Act12において、AC/DCコンバータ12(又は蓄電池13)から停電復帰報知の入力が有ったと判断した場合、制御部は、記録装置又は制御部集積回路内の記録領域に保存してある停電前の照明装置11の照明光源111の状態を読み出し、照明光源111をその状態とするための復帰指示信号を生成し、これを制御信号として制御信号重畳回路15に出力する(Act23)。その後、制御部は、前記Act11の動作に戻る。Act23の動作により、制御信号重畳回路15は、蓄電池13からの低DC電圧に制御信号としての復帰指示信号を重畳した制御信号重畳電圧を照明装置11に供給する。従って、照明装置11では、制御信号解析回路113が、この制御信号重畳電圧に重畳されていた制御信号を解析することで、停電の前の照明光源111の状態を判断し、点灯回路114により照明光源111をその状態に復帰させることになる。すなわち、停電前に、照明光源111が点灯していたのであれば、その点灯していたときの光量に調節し、照明光源111が消灯していた場合には、非常灯として点灯させている照明光源111を消灯させる。
なお、停電発生時には、図3中に点線で示すような動作を行うようにしても良い。
すなわち、前記Act21で照明装置11の照明光源111の現在の状態を保存した後、制御部は、現在の状態が点灯しているのか否かを判断する(Act24)。そして、照明光源111が消灯しているのであれば、前記Act22に進み、減光指示信号を制御信号として制御信号重畳回路15に出力することで、照明光源111を非常灯として点灯させる。
これに対して、照明光源111が点灯していると判断した場合には、制御部は、更に、蓄電池13の蓄電量を、制御ユニット14の記録装置又は制御部集積回路内の記録領域に記憶してある、各国の法律等により規定される停電時の非常灯の光量および点灯時間に基づく閾値蓄電量と比較することで、閾値蓄電量以上の電池残量が有るか否かを判断する(Act25)。ここで、未だ閾値蓄電量以上の電池残量が有ると判断した場合、制御部は、前記Act11の動作に戻る。つまり、電池残量が有る場合には、照明光源111をそのままの光量で点灯させ続ける。ただしこの場合、何らかの手法により、停電が発生したことを報知することが必要である。そして、電池残量が閾値蓄電量未満となったところで、制御部は、前記Act22の動作に進み、減光指示信号を制御信号として制御信号重畳回路15に出力することで、照明光源111を非常灯の光量に減光点灯させる。
(第1の実施形態の効果)
本実施形態に係る照明システム1によれば、DC電圧を給電されて点灯する照明光源111を有する照明装置11と;照明光源111の点灯制御を行うための制御信号を出力する制御部としての制御ユニット14と;DC電圧供給源から照明装置11へのDC電圧の供給ライン上に配置され、制御ユニット14からの制御信号をDC電圧に重畳して照明装置11に供給する重畳部としての制御信号重畳回路15と;を有するので、別系統の制御ラインを設けなくても、照明光源111の点灯制御を行うことができる。
よって、照明装置11でのAC/DC電圧変換による損失が無いため、照明装置11の発熱量が抑えられ、放熱構造の縮小により小型化が可能となる。
また、別系統の制御信号ラインが不要となることで、DC電圧の供給ラインのみを施行すれば良くなり、施行作業の簡略化が図れる。更に、低電圧帯(45V以下)で動作するため、安全であると共に、このDC電圧の供給ラインとして配線Fケーブルを用いる必要が無くなり、コストダウンが可能となる。
また、DC電圧供給源は、商用電力によって充電される蓄電池を用いることで、商用電源が不安定(電圧変動、高周波ノイズ)な場所でも、安定動作が可能となる。さらに、商用電力による蓄電池へ充電が停止される停電時には、照明光源111を非常灯として点灯させるので、別途非常灯を設置する必要が無くなる。
(第2の実施形態)
本実施形態では、照明システム1が複数の照明装置11を備える場合を説明する。第2の実施形態のシステム全体図は図4を用いて説明し、第1の実施形態と同一の構成については同符号を付してその詳細な説明は省略する。
図4に示すように、本実施形態に係る照明システム1は、複数の照明装置11それぞれが、一つの制御信号重畳回路15を介して、一つの蓄電池13から給電されるように構成されている。ここで、各照明装置11は同様の構成を有している。ただし、それぞれが含む照明光源111の数は異なっていても良い。また、各照明装置11には互いに異なるアドレスが割り振られ、そのアドレス情報が、各照明装置11が含む制御信号解析回路113内に設けられた記録装置に又は制御信号解析回路113の制御部集積回路内の記録領域に記録されている。
また、制御ユニット14は、それが含む制御部集積回路内の記録領域に又はその制御ユニット14内に設けられた記録装置に、各照明装置11のアドレス情報とそれに対応する信号パターンとを記録すると共に、この照明システム1が有する複数の照明装置11の内、停電発生時に非常灯として機能させるべき複数の照明装置11(特定機)を示す特定機情報を記録している。
図5を用いて、本実施形態に係る照明システムの動作フローの例を説明する。ここで、第1の実施形態と同一の構成については同符号を付してその詳細な説明は省略する。
本実施形態においても、Act11〜Act13のループにより、制御ユニット14が有する制御部は、停電発生報知、停電復帰報知、又はユーザ指示が入力されるのを待つ。なお、本実施形態では、点灯指示、消灯指示、調光指示等のユーザ指示は、複数の照明装置11の内の何れに対する指示であるのかを示す指定機情報と共に入力される。すなわち、ユーザ指示が操作盤から行われるのであれば、通常、操作盤には照明装置11毎に点灯/消灯スイッチや調光スイッチが設けられているため、何れのスイッチがユーザ操作されたかがこの指定機情報となる。また、ユーザ指示が無線端末から行われるのであれば、例えば各照明装置11が同一室内等に設置される場合には、無線端末には操作盤と同様、照明装置11毎に点灯/消灯/調光を指示する操作機構が設けられ、操作された操作機構毎に区別可能な操作信号が無線送信されるため、この区別可能な操作信号が指定機情報となる。各照明装置11が例えば別の室内に配置される場合には、部屋毎に通信装置が配置されるため、制御部に何れの通信装置からユーザ指示が入力されたかが指定機情報となる。
そして、前記Act13において、ユーザ指示入力が有ったと判断したならば、制御部は、その入力されたユーザ指示が、指定機の照明光源111の点灯指示であるか否かを判断する(Act31)。ここで、入力されたユーザ指示が指定機の点灯指示であると判断した場合、制御部は、記録装置又は制御部集積回路内の記録領域から、指定機のアドレスに対応する信号パターンと点灯指示に対応する信号パターンとを読み出して指定機点灯制御信号を生成し、これを制御信号として制御信号重畳回路15に出力する(Act32)。その後、制御部は、前記Act11の動作に戻る。Act32の動作により、制御信号重畳回路15は、複数の照明装置11の全てに対して、蓄電池13からの低DC電圧に制御信号としての指定機点灯制御信号を重畳した制御信号重畳電圧を供給する。複数の照明装置11では、それぞれ、制御信号解析回路113が、この制御信号重畳電圧に重畳されていた制御信号を解析することで、自機に対する点灯指示がなされたか否かを判断し、自機に対する点灯指示がなされたのであれば、点灯回路114により照明光源111を点灯させることになる。
また、前記Act31において、入力されたユーザ指示が指定機の照明光源111の点灯指示ではないと判断した場合、制御部は、入力されたユーザ指示が指定機の照明光源111の消灯指示であるか否かを判断する(Act33)。ここで、入力されたユーザ指示が指定機の消灯指示であると判断した場合、制御部は、記録装置又は制御部集積回路内の記録領域から、指定機のアドレスに対応する信号パターンと消灯指示に対応する信号パターンとを読み出して指定機消灯制御信号を生成し、これを制御信号として制御信号重畳回路15に出力する(Act34)。その後、制御部は、前記Act11の動作に戻る。Act34の動作により、制御信号重畳回路15は、複数の照明装置11の全てに対して、蓄電池13からの低DC電圧に制御信号としての指定機消灯制御信号を重畳した制御信号重畳電圧を供給する。複数の照明装置11では、それぞれ、制御信号解析回路113が、この制御信号重畳電圧に重畳されていた制御信号を解析することで、自機に対する消灯指示がなされたか否かを判断し、自機に対する消灯指示がなされたのであれば、点灯回路114により照明光源111を消灯させることになる。
また、前記Act33において、入力されたユーザ指示が指定機の照明光源111の消灯指示ではないと判断した場合、制御部は、入力されたユーザ指示が指定機の照明光源111の調光指示であるか否かを判断する(Act35)。ここで、入力されたユーザ指示が指定機の調光指示であると判断した場合、制御部は、記録装置又は制御部集積回路内の記録領域から、指定機のアドレスに対応する信号パターンと調光指示に対応する信号パターンとを読み出して指定機調光制御信号を生成し、これを制御信号として制御信号重畳回路15に出力する(Act36)。その後、制御部は、前記Act11の動作に戻る。Act36の動作により、制御信号重畳回路15は、複数の照明装置11の全てに対して、蓄電池13からの低DC電圧に制御信号としての指定機調光制御信号を重畳した制御信号重畳電圧を供給する。複数の照明装置11では、それぞれ、制御信号解析回路113が、この制御信号重畳電圧に重畳されていた制御信号を解析することで、自機に対する調光指示がなされたか否かを判断し、自機に対する調光指示がなされたのであれば、点灯回路114により照明光源111を調光させることになる。
一方、前記Act11において、AC/DCコンバータ12(又は蓄電池13)から停電発生報知の入力が有ったと判断した場合、制御部は、複数の照明装置11の全機の照明光源111の現在の状態を記録装置又は制御部集積回路内の記録領域に保存する(Act37)。そして、記録装置又は制御部集積回路内の記録領域から、停電発生時に非常灯として機能させる複数の照明装置11(特定機)を示す特定機情報を読み出し、それら特定機のアドレスに対応する信号パターンと、各国の法律等により非常灯として規定されている光量で点灯させるための信号パターンとを読み出して特定機に対する減光制御信号を生成し、これを制御信号として制御信号重畳回路15に出力する(Act38)。このAct38の動作により、制御信号重畳回路15は、複数の照明装置11の全てに対して、蓄電池13からの低DC電圧に制御信号としての特定機に対する減光制御信号を重畳した制御信号重畳電圧を照明装置11に供給する。複数の照明装置11では、それぞれ、制御信号解析回路113が、この制御信号重畳電圧に重畳されていた制御信号を解析することで、自機に対して、停電の発生に応じた減光指示がなされたか否かを判断し、減光指示がなされたのであれば、点灯回路114により照明光源111を非常灯として規定されている光量で照明光源111を点灯させることになる。すなわち、自機が非常灯として特定されている場合には、照明光源111が既に点灯していれば光量を非常灯として規定されている光量に調節し、照明光源111が消灯している場合には非常灯として規定されている光量で照明光源111を点灯させる。
また、制御部は、記録装置又は制御部集積回路内の記録領域から、前記特定機以外の各照明装置11のアドレスに対応する信号パターンと、消灯指示に対応する信号パターンとを読み出して特定機以外に対する消灯制御信号を生成し、これを制御信号として制御信号重畳回路15に出力する(Act39)。その後、制御部は、前記Act11の動作に戻る。Act39の動作により、制御信号重畳回路15は、複数の照明装置11の全てに対して、蓄電池13からの低DC電圧に制御信号としての特定機以外に対する消灯制御信号を重畳した制御信号重畳電圧を照明装置11に供給する。複数の照明装置11では、それぞれ、制御信号解析回路113が、この制御信号重畳電圧に重畳されていた制御信号を解析することで、自機に対する消灯指示がなされたか否かを判断し、自機に対する消灯指示がなされたのであれば、点灯回路114により照明光源111を消灯させることになる。従って、停電発生時に非常灯として機能させる特定機以外の照明装置11では、照明光源111が消灯される。
また、前記Act12で停電復帰報知の入力が有ったと判断した場合に、前記Act23においては、複数の照明装置11の全機に対して、それぞれ元の状態に復帰させるための復帰制御信号を生成することになる。
なお、停電発生時には速やかに非常灯を点灯させることが望ましいので、特定機の判別などは行わず、一つの減光制御信号のみを生成し、これを制御信号重畳回路15を介して複数の照明装置11の全てに同時に送るようにしても良い。この場合、複数の照明装置11それぞれにおいて、自機が非常灯として機能するべき特定機であるか否かの情報を制御信号解析回路113の記録装置に又は制御部集積回路内の記録領域に記録しておき、減光制御信号であると解析した際、自機が特定機であるか否かの判断を行って、非常灯としての減光または消灯を行うようにする。
また、停電発生時には、図5中に点線で示すような動作を行うようにしても良い。
すなわち、前記Act37で照明装置11の照明光源111の現在の状態を保存した後、制御部は、記録装置又は制御部集積回路内の記録領域から、停電発生時に非常灯として機能させる複数の照明装置11(特定機)を示す特定機情報を読み出し、特定機の現在の状態が、全て消灯であるか否かを判断する(Act40)。そして、全ての特定機が消灯しているのであれば、前記Act38に進み、消灯状態である全ての特定機を非常灯として点灯させる。
これに対して、特定機の内の何れかが点灯していると判断した場合には、制御部は、更に、蓄電池13の蓄電量を、制御ユニット14の記録装置又は制御部集積回路内の記録領域に記憶してある、各国の法律等により規定される停電時の非常灯の光量および点灯時間に基づく閾値蓄電量と比較することで、閾値蓄電量以上の電池残量が有るか否かを判断する(Act25)。ここで、未だ閾値蓄電量以上の電池残量が有ると判断した場合、制御部は、消灯している特定機に対する減光制御信号を生成し、これを制御信号として制御信号重畳回路15に出力する(Act41)。つまり、電池残量が有る場合には、点灯中の特定機器はそのままの光量で点灯させ続け、消灯している特定機器については非常灯として点灯させる。ただしこの場合、点灯させ続ける特定機に対応する場所では、何らかの手法により停電が発生したことを報知することが必要である。その後、制御部は、前記Act39の動作に進む。
そして、前記Act25において、電池残量が閾値蓄電量未満となったことを判断したところで、制御部は、前記Act38の動作に進み、点灯していた特定機についても、非常灯として点灯させる。
(第2の実施形態の効果)
本実施形態によれば、前記第1の実施形態の効果に加えて、複数の照明装置11をそれぞれ独立して点灯制御することができる。
また、停電時には、非常灯として点灯させる照明光源111のみを点灯させ、それ以外は消灯させることで、非常灯として必要とされる点灯継続時間を確実に確保することができる。
(第3の実施形態)
本実施形態では、前記第2の実施形態と同様、照明システム1が複数の照明装置を備える場合を説明する。第3の実施形態のシステム全体図は図6を用いて説明し、第2の実施形態と同一の構成については同符号を付してその詳細な説明は省略する。
図6に示すように、本実施形態に係る照明システム1も複数の照明装置を備えるが、本実施形態では、制御信号解析回路113を有する照明装置11と、それを有しない照明装置11Aとの2種類の照明装置が混在している。すなわち、本実施形態に係る照明システム1は、少なくとも一つの照明装置11と、少なくとも一つの照明装置11Aと、を含んでいる。
この場合、各照明装置11および各照明装置11Aには互いに異なるアドレスが割り振られ、そのアドレス情報が、各照明装置11が含む制御信号解析回路113内に設けられた記録装置に又は制御信号解析回路113の制御部集積回路内の記録領域に記録されている。照明装置11の制御信号解析回路113は、自機に加えて、当該制御信号解析回路113に接続された照明装置11Aのアドレス情報を記録している。つまり、照明装置11の制御信号解析回路113の制御部は、制御信号重畳電圧に重畳された制御信号を解析することで、自機に対する点灯、消灯、調光、または減光指示がなされた場合には、自機の点灯回路114により自機の照明光源111を点灯、消灯、調光、または減光させるだけでなく、自身が管理しているアドレスを持つ照明装置11Aに対する点灯、消灯、調光、または減光指示がなされた場合には、その照明装置11Aの点灯回路114によりその照明装置11Aの照明光源111を点灯、消灯、調光、または減光させる。
図7を用いて、本実施形態に係る照明システムの動作フローの例を説明する。ここで、制御ユニット14の動作は、第2実施形態と同様であるので、その説明は省略する。図7のフローは、照明装置11の制御信号解析回路113の制御部が当該制御信号解析回路113内に設けられた記録装置に又は制御部集積回路内の記録領域に記録されたプログラムを起動することによってスタートする。
まず、照明装置11の制御信号解析回路113の制御部は、制御信号重畳電圧に重畳されていた制御信号を解析する(Act51)。そして、制御部は、自身が管理する照明装置11または11Aを特定機とする、特定複数機に対する減光制御信号が制御信号として重畳されていたか否かを判断する(Act52)。すなわち、制御部は、制御信号中の特定複数機を示すアドレスが、記録装置又は制御部集積回路内の記録領域に記録されている、自身が管理する照明装置11または11Aのアドレスに対応するか否かを判断する。
ここで、自身が管理する照明装置11または11Aを特定機とする特定複数機に対する減光制御信号が重畳されていないと判断したならば、制御部は、自身が管理する照明装置11または11Aを指定機とする、指定機点灯制御信号が制御信号として重畳されていたか否かを判断する(Act53)。すなわち、制御部は、指定機点灯制御信号中の指定機を示すアドレスが、記録装置又は制御部集積回路内の記録領域に記録されている、自身が管理する照明装置11または11Aのアドレスに対応するか否かを判断する。ここで、自身が管理する照明装置11または11Aを指定機とする指定機点灯制御信号が重畳されていたと判断したならば、制御部は、その指定された照明装置11または11Aの照明光源111を点灯させるための指定機点灯制御指示信号を、その指定された照明装置11または11Aの点灯回路114に出力する(Act54)。その後、制御部は、前記Act51の動作に戻る。
また、前記Act53において、自身が管理する照明装置11または11Aを指定機とする指定機点灯制御信号が重畳されていないと判断した場合、制御部は、自身が管理する照明装置11または11Aを指定機とする、指定機消灯制御信号が制御信号として重畳されていたか否かを判断する(Act55)。すなわち、制御部は、指定機消灯制御信号中の指定機を示すアドレスが、記録装置又は制御部集積回路内の記録領域に記録されている、自身が管理する照明装置11または11Aのアドレスに対応するか否かを判断する。ここで、自身が管理する照明装置11または11Aを指定機とする指定機消灯制御信号が重畳されていたと判断したならば、制御部は、その指定された照明装置11または11Aの照明光源111を消灯させるための指定機消灯制御指示信号を、その指定された照明装置11または11Aの点灯回路114に出力する(Act56)。その後、制御部は、前記Act51の動作に戻る。
また、前記Act55において、自身が管理する照明装置11または11Aを指定機とする指定機消灯制御信号が重畳されていないと判断した場合、制御部は、自身が管理する照明装置11または11Aを指定機とする、指定機調光制御信号が制御信号として重畳されていたか否かを判断する(Act57)。すなわち、制御部は、指定機調光制御信号中の指定機を示すアドレスが、記録装置又は制御部集積回路内の記録領域に記録されている、自身が管理する照明装置11または11Aのアドレスに対応するか否かを判断する。ここで、自身が管理する照明装置11または11Aを指定機とする指定機調光制御信号が重畳されていたと判断したならば、制御部は、その指定された照明装置11または11Aの照明光源111を調光させるための指定機調光制御指示信号を、その指定された照明装置11または11Aの点灯回路114に出力する(Act58)。その後、制御部は、前記Act51の動作に戻る。
一方、前記Act51において、自身が管理する照明装置11または11Aを特定機とする特定複数機減光制御信号が重畳されていたと判断した場合には、制御部は、その特定された照明装置11および/または11Aの照明光源111を、非常灯として点灯させるための特定複数機減光制御指示信号を、その特定された照明装置11および/または11Aの点灯回路114に出力する(Act59)。その後、制御部は、前記Act51の動作に戻る。
(第3の実施形態の効果)
本実施形態によれば、前記第2の実施形態と同様、複数の照明装置11をそれぞれ独立して点灯制御することができる。更に、一つの制御信号解析回路113で、それが設けられた照明装置11に加えて、制御信号解析回路113を有さない照明装置11Aの点灯制御が可能となるので、コスト低減が図れる。
以上、いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…照明システム、 2…系統電源、 11…照明装置、 11A…照明装置、 12…AC/DCコンバータ、 13…蓄電池、 14…制御ユニット、 15…制御信号重畳回路、 16…再生可能エネルギー源、 111…照明光源、 112…整流回路、 112B…ブリッジ回路、 112R…抵抗素子、 113…制御信号解析回路、 114…点灯回路。

Claims (7)

  1. DC電圧を給電する点灯部及び、前記点灯部から前記DC電圧が給電されて点灯する照明光源を有する少なくとも1つの第1照明装置と;
    前記照明光源の点灯制御を行うための制御信号を出力する制御部と;
    DC電圧供給源から前記第1照明装置への前記DC電圧の供給ライン上に配置され、前記制御部からの前記制御信号を前記DC電圧に重畳して、前記第1照明装置に供給する重畳部と;を備え、
    さらに、前記第1照明装置内に設けられ、前記DC電圧に重畳された前記制御信号を解析して、前記点灯部に対する点灯制御を行う解析部を有する
    照明システム。
  2. 前記重畳部は、前記制御信号に応じて前記DC電圧を通過または遮断することで、前記DC電圧に前記制御信号を重畳する
    請求項1に記載の照明システム。
  3. 前記重畳部は、前記制御信号を前記DC電圧に加算することで、前記DC電圧に前記制御信号を重畳する
    請求項1に記載の照明システム。
  4. 前記DC電圧供給源は、商用電力によって充電される蓄電池を有し;
    前記制御部は、前記商用電力による前記蓄電池へ充電が停止されたとき、前記第1照明装置の前記照明光源を非常灯として点灯させるための制御信号を出力する
    請求項1から請求項のいずれか一に記載の照明システム。
  5. 前記照明システムは、前記第1照明装置を複数有し;
    前記制御部は、前記制御信号に制御対象の第1照明装置のアドレス情報を含め;
    前記第1照明装置の前記解析部は、前記制御信号に含まれる前記アドレス情報を解析して、当該解析部を有する前記第1照明装置の前記点灯部に対する点灯制御を行う
    請求項に記載の照明システム。
  6. 前記照明システムは、前記解析部を有する前記第1照明装置と、前記解析部を有しない第2照明装置と、を含む複数の照明装置を有し;
    前記制御部は、前記制御信号に制御対象の照明装置のアドレス情報を含め;
    前記第1照明装置の前記解析部は、前記制御信号に含まれる前記アドレス情報を解析して、前記アドレス情報に従って、前記複数の照明装置の中から選択的に、前記第1照明装置および前記第2照明装置が有する前記点灯部に対する点灯制御をそれぞれに行う
    請求項に記載の照明システム。
  7. 前記DC電圧供給源は、商用電力によって充電される蓄電池を有し;
    前記制御部は、前記商用電力による前記蓄電池へ充電が停止されたとき、前記複数の第1照明装置の内、予め決められた照明装置の前記照明光源を非常灯として点灯させ、且つ、前記予め決められた照明装置以外の照明装置の前記照明光源を消灯させるための制御信号を出力する
    請求項または請求項記載の照明システム。
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