JP6825231B2 - 撮像光学系及び撮像装置 - Google Patents

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本発明は、撮像光学系及び撮像装置に関する。
結像光学系の像側位置にレンズアレイを配置して、光線の位置情報と方向情報とを取得して撮影後に画像のピント位置を変えることができるプレノプティックカメラと呼ばれる撮像装置が知られている(例えば特許文献1、2等参照)。
このような撮像装置の応用技術として、分光フィルタを光路上に挿入して波長別に光を分割して複数の分光が像を同時に取得する分光カメラと呼ばれる技術がある(例えば特許文献3〜6等参照)。
分光カメラでは、光線の位置情報をレンズアレイのレンズの位置、光線の方向情報を色情報として撮像素子のセンサ面に受光することでそれぞれ記録する。開口絞りとセンサ面とは互いに共役関係にあり、開口絞りにおける中間像が共役像としてセンサ面に投影される。
ところで、色情報の分解能を向上させるためには、センサ面上になるべく多くの画像を投影する必要があるが、位置情報の分解能は共役像の大きさに反比例して減少する。
そのため、撮像素子の持つ画素数を最大限有効利用する技術が求められていた。
本発明は、以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、撮像素子の持つ画素数を有効利用する撮像光学系の提供を目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明の撮像光学系は、被写体からの光束を集光して結像位置に結像する結像光学系と、前記結像位置に配置された開口絞りと、前記開口絞りよりも像側に配置され、複数のレンズを備えるレンズアレイと、前記レンズアレイを挟んで前記開口絞りと共役な位置に配置されて、前記レンズアレイを透過した光束を受光する受光面を備える撮像素子と、前記レンズアレイの像側もしくは物体側に配置され、互いに異なる波長透過特性を持つ2つ以上の分光フィルタを備える分光部と、を有し、前記レンズは、当該レンズの光軸に垂直な平面上に配列され、当該光軸に垂直で互いに直交する2方向において、互いに異なるレンズ間隔を有し、前記レンズのうち前記レンズアレイの中心となる光軸の近傍に配置されたレンズと、前記レンズアレイの周縁部に配置されたレンズとが互いに異なる焦点距離と光束有効径と、を有する。
本発明の撮像光学系によれば、撮像素子の持つ画素数を有効利用することができる。
本発明の実施形態に係る撮像装置の全体構成の一例を示す図である。 図1に示した開口絞りの構成の一例を示す平面図である。 本発明の実施形態に係るレンズアレイの構成の一例を示す平面図である。 本発明の実施形態に係るフィルタアレイの構成の一例を示す平面図である。 本発明の実施形態に係る撮像素子の構成の一例を示す平面図である。 本発明の実施形態に係る光路の一例を示す模式図である。 本発明の実施形態における各レンズ位置での光路長の差を示す図である。 本発明の実施形態におけるレンズの入射波長による焦点距離の変化を示す相関図である。 本発明の実施形態におけるレンズの波長の長さを考慮した実効焦点距離の一例を示す相関図である。 レンズ径の違いを誇張して一例として示す平面図である。
本発明の実施形態の一例として図1に撮像装置たる分光カメラ100の概略構成を示す。
分光カメラ100は、図1に示すように、第1群1と、第2群2と、第3群3とを有する撮像光学系101を有している。
分光カメラ100は、被写体Qからの光束たる光Lを集光して結像位置15に結像する結像光学系10を備える第1群1と、結像位置15に配置された開口絞り20と開口絞り20の像側に配置されたフィールドレンズ22とを備えた第2群2と、を有している。
分光カメラ100は、開口絞り20よりも像側に配置された第3群3と、第3群3を挟んで開口絞り20と共役な位置に配置されて、第3群3を透過した光束を受光する受光面41を備える撮像素子40を有している。
なお、以降の説明では、結像光学系10の光軸O’が延びる方向をZ方向とし、Z方向に垂直な方向のうち、鉛直上方をY方向、Z方向とY方向とに垂直な方向である水平方向をX方向とする。また、撮像素子40の中心と結像光学系10の光軸O’とは一致するように配置されることが望ましい。
結像光学系10は、少なくとも1つの正のパワーのレンズを有する集光光学系であり、結像位置15に中間像を結像する。
第2群2は、結像位置15に配置された開口絞り20と開口絞り20の像側に配置されたフィールドレンズ22とを有している。
開口絞り20は、図2に示すように、縦横比X:Y=4:3の矩形の視野画定領域たる開口21を有する視野絞りである。開口絞り20は、結像光学系10によって集光された光Lの入射光量を制限するための光量制限部としての機能を有している。
フィールドレンズ22は、開口21を通過した光Lの集光効率を向上させるために、結像位置15の+Z方向側の近傍に配置された凸レンズである。
フィールドレンズ22は、開口21を通過した光Lを、Z方向に平行な方向へと近づけるように偏向することで、光Lが不必要に散乱することを防いで、光Lの利用効率を向上させるための集光手段である。なお、フィールドレンズ22は本実施形態では単凸レンズであるとしたが、複数のレンズで構成するとしても良い。また、本実施形態ではフィールドレンズとしたが、フィールドレンズではなくコリメートレンズなどを用いて平行光へと変えるとしても良い。
なお、かかるフィールドレンズ22は、開口絞り20とレンズアレイ31との間に配置されれば良いが、開口21を通過した光Lを、Z方向に平行な方向へと近づけるように偏向するためには、開口絞り20の近傍であることが望ましい。
なお、以降の説明において、近傍とは光学的設計を変更しない程度の範囲で近しいことを指し、例えば結像位置15の近傍と言ったときには、結像位置15を含んで±Z方向に、光学設計上の誤差や公差を含んだ位置の範囲内であることを示す。
図1に示すように、第3群3は、XY平面に複数のレンズ32が並べて配置されたレンズアレイ31と、レンズアレイ31の+Z側に配置されて互いに異なる波長透過特性を備えた複数の分光フィルタ34を有する分光部たるフィルタアレイ33と、を有している。
レンズ32は、図3に示すように、XY平面上に2次元的に配列された態様でレンズアレイ31に支持された非球面レンズである。レンズ32のレンズ光軸Oは、何れもZ軸に平行である。
レンズ32は、X方向には互いにレンズ光軸O間の距離Lだけ離れて配置され、Y方向には互いにレンズ光軸O間の距離Lだけ離れて配置されている。言い換えると、レンズ32のX方向におけるレンズ間隔がLであり、レンズ32のY方向におけるレンズ間隔がLである。
また、本実施形態でのレンズ間隔の縦横比は、開口21の縦横比と等しく、さらに後述する撮像素子40の受光面41の縦横比とも等しく、縦横比L:L=4:3である。
レンズ32は本実施形態では4行4列の16個配置されており、それぞれ図3に示すようにA、B、C、Dのそれぞれのグループに分けられている。
レンズ32は、後述する表1に示すように、それぞれのレンズ32が対応する分光フィルタ34の波長透過特性によって、個々のレンズ32の−Z方向側のレンズ面R1と、+Z方向側のレンズ面R2との曲率によって、焦点距離fが異なるように設定されている。
フィルタアレイ33は、図4に示すように、互いに波長透過特性の異なる分光フィルタ34がXY平面にアレイ状に並べて配置される。なお、各分光フィルタ34は、レンズ32のA、B、C、Dそれぞれのグループに対応して配置され、同一の符号が付された各レンズ32からの光Lが入射するように位置が決定される。
すなわち分光フィルタ34は、対応するレンズ32を通過したそれぞれの光Lを分光して、分光フィルタ34の波長透過特性に従って特定の波長域のみを透過する分光手段である。
分光フィルタ34は、例えばバンドパスフィルタなどの光学フィルタが望ましい。なお、本実施形態では、分光フィルタ34を設けた場合についてのみ示すが、かかる分光フィルタ34を設けなくとも良い。その場合には、後述する撮像素子40の受光面41には、波長λに差のない複数画像が結像されることとなるので、色情報の代わりに被写体Qまでの距離情報を取得できる。
撮像素子40は、図5に示すように、縦横の長さの比すなわち縦横比が4:3の矩形形状の受光素子である。
撮像素子40は、撮像素子40の−Z方向側の表面に並べて配置され、レンズ32を透過した光Lを受光する矩形形状の複数の受光面41を有している。
受光面41は、分光フィルタ34あるいはレンズ32と同様に、A、B、C、Dの各グループに分けられて配置されている。また、各受光面41は、撮像素子40の表面を16分割した態様で並べて配置されている。すなわち受光面41の縦横比は何れも、撮像素子40の縦横比4:3と等しい。
このように受光面41の縦横比と、レンズ32のレンズ間隔L、Lの比とが一致することで、レンズ32と受光面41とが互いに対向して配置されることとなる。
従って受光面41には、それぞれ、対応するレンズ32のA、B、C、Dでグループ分けされた光Lが入射する。受光面41は、結像位置15において形成された中間像が、レンズ32を含む第3群3によって再度集光されて結像する焦点Fの近傍に配置されている。
かかる構成の分光カメラ100を用いて、被写体Qの色情報を含む画像情報を取得する方法について説明する。
被写体Qから広がった光Lは、分光カメラ100の第1群1に入射し、結像光学系10の結像位置15において中間像を形成する。
結像位置15の近傍には、開口絞り20が配置されており、開口絞り20によって結像されない不要光は排除される。
開口21を透過した光Lは、フィールドレンズ22によって第1群1の光軸O’に沿った方向へと偏向される。
光Lがレンズアレイ31に入射すると、光Lは、レンズアレイ31上に配列されたレンズ32のそれぞれの位置に従って分割される。
それぞれのレンズ32を透過した光Lは、分光フィルタ34によって特定の波長λ(nm)の成分だけが透過されて、それぞれのレンズ32に対応する位置に配置された受光面41上で結像する。
言い換えると、レンズアレイ31と撮像素子40との間には互いに異なる波長透過特性を備える分光フィルタ34が配置されて受光面41のそれぞれへ向けて互いに異なる波長λ(nm)の帯域を持つ光束L’を照射する。
光束L’は受光面41において結像されるから、撮像素子40の受光面41上には、図6に示すように、同一の被写体Qについて、波長λ(nm)が異なる像が形成される。
例えば本実施形態においては、撮像素子40には、受光面41が16個形成されているから、16個の異なる波長λ(nm)の被写体Qの像が形成されることとなる。
分光カメラ100は、かかる構成により、被写体Qの異なる色情報を持った複数の画像を撮影することができる。
なお、本実施形態では説明を省略するが、分光カメラ100はかかる複数の画像を合成することで、被写体の色情報が正確に再現された画像を得ることが出来る。また、本実施形態では、受光面41は4行4列の16個としたが、複数であれば3×3の9個でも良いし、その他の個数であっても良い。
上述したように、分光カメラ100が正確に被写体Qの画像を得るためには、受光面41にそれぞれのレンズ32を通過した光束L’が像を結ぶ必要がある。
この点についてさらに詳しく説明する。
まず、図1に示すように、レンズアレイ31と撮像素子40とは互いに対向して配置されており、レンズアレイ31と撮像素子40との間の距離Zは一定である。
しかしながら、図6に誇張して示すように、レンズアレイ31を透過した光束L’は、撮像素子40の中心付近である光軸O’近傍と、撮像素子40の周縁部とでは、光束L’が光軸O’から傾斜する分だけ光路長Zが異なる。
具体的には、撮像素子40の光軸O’近傍である中心部分、グループAの受光面41に入射する光束L’と、グループB、C、Dの受光面41に入射する光束L’とでは、光路長Zが図7に示すように異なっている。
さらに、レンズ32の屈折率Nは、ナトリウムのd線(波長λ=589.3nm)に対してN=1.53であるが、かかる屈折率Nには波長依存性がある。すなわち、レンズ32の焦点距離fは、透過する光束L’の波長λによって図8に示すように異なってしまう。
以上のような問題に鑑みて、レンズ32の焦点Fまでの距離すなわち焦点距離fは、表1に示すように、それぞれのグループA、B、C、Dと、当該レンズ32に対応する分光フィルタ34の波長透過特性とを考慮して決定されることが望ましい。
本実施形態ではさらに、それぞれのグループA、B、C、Dに配置された分光フィルタ34の透過する光束L’の波長λを考慮しており、実効焦点距離は、図9に示すように設定される。
Figure 0006825231
また、このようにレンズ32の個々の焦点距離fを変える場合には、単に焦点距離fを変えるのみでは、レンズ32のF値、すなわち焦点距離fと光束有効径たるレンズ径φとの比が異なってしまう。
かかるF値は、レンズ32に入射する光Lの集光の度合いを示す値であり、像の面積あたりの光量(照度)の指標となる値である。
つまり、レンズ32のそれぞれにおいて、かかるF値が大きく異なってしまうと、受光面41に結像される像は、面積あたりの光量差が著しく異なってしまうので、正確な色情報が得られないことになる。
かかる問題を解決するために、レンズ32の焦点距離fを個々に変える場合には、図10に誇張して示すように、レンズ径φを互いに異ならせることが望ましい。
本実施形態においては特に、表1に有効径として表示したとおりにレンズ径φを設定することで、かかる光量差を補正する。
ところで、このような分光カメラ100において、被写体Qの色情報の分解能を向上させるためには、撮像素子40の表面の分割数を多くして、なるべく多くの画像を投影する必要がある。すなわち、受光面41の数は多ければ多いほど望ましい。
しかしながら、被写体Qの位置情報の分解能は共役像の大きさに反比例して減少するから、単に受光面41の数を増やすだけでは、被写体Qの画像そのものの再現性が悪化してしまう問題がある。
撮像素子40の表面にある画素数は有限であるから、かかる画素を最大限有効利用するように、レンズ32が配置されることが望ましい。
そこで分光カメラ100は、被写体Qからの光Lを集光して結像位置15に結像する結像光学系10と、結像位置15に配置された開口絞り20と、開口絞り20よりも+Z方向側に配置され、複数のレンズ32を備えるレンズアレイ31と、レンズアレイ31を挟んで開口絞り20と共役な位置に配置されて、レンズアレイ31を透過した光束L’を受光する受光面41を備える撮像素子40と、を有している。
また、レンズ32は、レンズ32のレンズ光軸Oに垂直なXY平面上に配列され、レンズ光軸Oに垂直で互いに直交する2方向であるX方向とY方向とにおいて、互いに異なるレンズ間隔L、Lを有している。
かかる構成により、撮像素子40の表面にある画素を最大限有効利用できて、光Lの利用効率が良い。
さらに、本実施形態では、受光面41は、縦横比が異なる矩形形状で撮像素子40の表面に複数形成されている。また、レンズ間隔L、Lは、受光面41のそれぞれと対向してレンズ32が配置されるように、設定される。具体的にはレンズ間隔の比L:Lは、撮像素子40の受光面41の縦横比と同様に、縦横比L:L=4:3である。
かかる構成により、撮像素子40の表面にある画素を最大限有効利用できて、光Lの利用効率が良い。
また、分光カメラ100においては、開口絞り20と受光面41とは共役であるから、受光面41において結像される画像は、開口絞り20の開口21の形状と同一形状の画像である。
そこで本実施形態では、開口絞り20は、撮像素子40の縦横比4:3と等しい矩形形状の開口21を有している。
かかる構成により、受光面41において結像される画像は、開口絞り20の開口21の形状と同一形状の画像となって、縦横比4:3の画像が得られるので、解像度の向上が図れる。
本実施形態では、分光カメラ100は、開口絞り20とレンズアレイ31との間に配置されたフィールドレンズ22を有している。
かかる構成により、レンズアレイ31に入射する光Lの利用効率が高まる。
また本実施形態では、レンズアレイ31の像側、言い換えると+Z方向側の近傍に、互いに異なる波長透過特性を持つ2つ以上の分光フィルタ34を備えるフィルタアレイ33が配置されている。
かかる構成により、レンズアレイ31を透過した光Lは分光フィルタ34によって特定の波長λの波長帯域を取り出されるから、撮像素子40の受光面41には、被写体Qの異なる色情報を持った複数の画像が投影される。
また、本実施形態では、レンズ32のうち少なくとも一部のレンズ32が互いに異なる焦点距離を有している。
かかる構成により、撮像素子40の光軸O’の近傍と撮像素子40の周縁部との間の光路長を補正して、光Lが受光面41に正しく結像されるから、被写体Qの正確な撮影が可能となる。
さらに、互いに焦点距離が異なるレンズ32は、分光フィルタ34が透過する波長λの光Lが受光面41において結像されるように焦点距離fを決定される。
かかる構成により、レンズ32を透過する光Lは、波長λによる焦点距離への影響が、それぞれのレンズ32の焦点距離fの違いによって補正されるので、波長λの違いによらず受光面41上に結像される。
さらに、焦点距離fが異なるレンズ32は、互いに異なるレンズ径を有している。
かかる構成により、焦点距離fの差によって生じるF値の違いを補正して、受光面41上に結像される被写体Qのそれぞれの画像における光量差が抑制される。
本実施形態では、開口絞り20の開口21が矩形形状の場合についてのみ述べたが、開口21の長径と短径の比が撮像素子40の縦横比4:3と等しい楕円形状としても良い。
かかる構成により、受光面41において結像される画像は、開口絞り20の開口21の形状と同一形状の画像となって、縦横比4:3の画像が得られるので、解像度の向上が図れる。
以上本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、上述の説明で特に限定していない限り、特許請求の範囲に記載された本発明の趣旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
例えば、第3群の分光フィルタは、レンズの−Z方向側に配置されてもよい。
また、分光フィルタが屈折率を有していたとしても良い。
また、フィールドレンズはなくても良い。その場合には、光の広がり角が大きくなるので、撮像素子やレンズ等が大型化する一方、部品数を減らしてコスト削減に寄与する。
本実施形態では特に、撮像素子のアスペクト比を4:3としたが、16:9などのその他の比率であっても良い。
また、上記実施形態においては、分光フィルタを備えた分光カメラについてのみ述べたが、その他の撮像光学系を用いた撮像装置に本実施形態を適用したとしても良い。
本発明の実施の形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
1 第1群
2 第2群
3 第3群
10 結像光学系
15 結像位置
20 開口絞り
21 開口
22 凸レンズ(フィールドレンズ)
31 レンズアレイ
32 レンズ
33 分光部(フィルタアレイ)
34 分光フィルタ
40 撮像素子
41 受光面
100 撮像装置(分光カメラ)
101 撮像光学系
f 焦点距離
φ 有効径(レンズ径)
Q 被写体
特開2014−206494号公報 特開2015−502523号公報 特許第5649702号公報 特開2015−109667号公報 WO2013−179620号公報 特開2006−344880号公報

Claims (6)

  1. 被写体からの光束を集光して結像位置に結像する結像光学系と、
    前記結像位置に配置された開口絞りと、
    前記開口絞りよりも像側に配置され、複数のレンズを備えるレンズアレイと、
    前記レンズアレイを挟んで前記開口絞りと共役な位置に配置されて、前記レンズアレイを透過した光束を受光する受光面を備える撮像素子と、
    前記レンズアレイの像側もしくは物体側に配置され、互いに異なる波長透過特性を持つ2つ以上の分光フィルタを備える分光部と、
    を有し、
    前記レンズは、当該レンズの光軸に垂直な平面上に配列され、当該光軸に垂直で互いに直交する2方向において、互いに異なるレンズ間隔を有し、
    前記レンズのうち前記レンズアレイの中心となる光軸の近傍に配置されたレンズと、前記レンズアレイの周縁部に配置されたレンズとが互いに異なる焦点距離と光束有効径と、を有することを特徴とする撮像光学系。
  2. 請求項1記載の撮像光学系において、
    前記受光面は、縦横比が異なる矩形形状で前記撮像素子の表面に複数形成され、
    前記レンズ間隔は、前記受光面のそれぞれと対向して前記レンズが配置されるように設定されることを特徴とする撮像光学系。
  3. 請求項2に記載の撮像光学系において、
    前記開口絞りは、前記撮像素子の前記縦横比と等しい矩形形状もしくは前記縦横比と長径と短径の比が等しい楕円形状の開口を有することを特徴とする撮像光学系。
  4. 請求項1乃至3の何れか1つに記載の撮像光学系において、
    前記開口絞りと前記レンズアレイとの間に配置された凸レンズを有することを特徴とする撮像光学系。
  5. 請求項1乃至4の何れか1つに記載の撮像光学系において、
    前記レンズの焦点距離は、当該レンズに入射する光束が前記受光面において結像されるように、前記分光部において透過する前記分光フィルタの波長透過特性によって定められることを特徴とする撮像光学系。
  6. 請求項1乃至5の何れか1つに記載の撮像光学系を備える撮像装置。
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