JP6823749B1 - 調理管理の方法、システム、プログラム、記録媒体、および調理機器 - Google Patents

調理管理の方法、システム、プログラム、記録媒体、および調理機器 Download PDF

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Abstract

【課題】焼き鳥などの被調理物の温度推移により非接触で調理管理を実現する。【解決手段】本開示には加熱中または加熱後の被調理物(F)を熱源(26−1、26−2)から離し、前記被調理物に気流を吹き付ける工程と、前記気流の吹付け位置の吹付け前温度(Ta)と、吹付け後温度(Tb)を計測する工程と、前記吹付け前温度および前記吹付け後温度を用いて温度変化(ΔT)を算出し、該温度変化を基準情報(Tref)と比較して前記被調理物の内部温度(Ti)を推定する工程と、前記内部温度を含む被調理物の調理状態を表す提示情報を生成する工程とを含む。【選択図】図1

Description

本発明はたとえば、焼き鳥など、被調理物の管理技術および調理機器に関する。
保健衛生上、被調理物の温度管理は不可欠であり、その内部温度を検出する手段に芯温計などが用いられている。芯温計は、温度検出部を被調理物に差し込むことで、芯温の接触測定を行う。
この被調理物の温度計測に関し、加熱中の被調理物の重量変化から芯温を推定することが知られている(たとえば、特許文献1)。
特開2017−133780号公報
ところで、学校や病院などの公的施設、給食を提供する施設などでは食中毒の発症や調理工程での異物混入などを防止するための衛生管理手法としてHACCP(Hazard Analysis and Critical Control Point: 危害分析・重要管理点)が普及している。このHACCPは、食品製造の各工程において厳格な工程管理を行い、被調理物の温度計測を行い、その計測情報を記録することを義務づけている。このような衛生管理の取り組みがレストランなどに拡大することは好ましいことである。
レストランなどで提供する被調理物にはハンバーグ、つくね、餃子などの破砕肉を使うもの、細切れ肉を使う焼き鳥など、多様なものが含まれる。調理前の加工で内部に雑菌が付着するおそれがある被調理物では、加熱による調理で容易に加熱される表面部だけでなく、内部まで充分に殺菌される程度に加熱する必要がある。
しかしながら、直火加熱による調理法による焼き鳥などの被調理物では、その表面温度が上昇していても、内部が充分に加熱されていないという場合があり得る。
このような被調理物について、調理済みの肉などに温度計を差し込むなどの操作は調理品の品質を損ねる上、表面温度が上昇していても内部温度が殺菌される温度まで上昇していない場合には、被調理物の加熱殺菌が不十分となるという課題がある。
発明者は、加熱中または加熱後、熱源から離した被調理物の表面温度は被調理物の内部温度の勾配による熱量の移動に依存するので、この温度推移を観測すれば、被調理物の調理状態を監視できるとの知見を得た。
そこで、本発明の目的は上記課題および上記知見に鑑み、焼き鳥などの被調理物の温度推移により非接触で調理管理を実現することにある。
上記目的を達成するため、本発明の調理管理方法の一側面によれば、被調理物を熱源から離した直後の一定時間に気流の噴射時間を設定する工程と、加熱中または加熱後の前記被調理物を前記熱源から離し、前記被調理物に前記気流を吹き付ける工程と、前記噴射時間の開始前に前記気流の吹付け位置の吹付け前温度を計測し、前記噴射時間中または前記噴射時間の終了直後に吹付け後温度を計測する工程と、前記吹付け前温度および前記吹付け後温度を用いて温度変化を算出し、該温度変化を基準情報と比較して前記被調理物の内部温度を推定する工程と、前記内部温度を含む被調理物の調理状態を表す提示情報を生成する工程とを含む
の調理管理方法において、さらに、前記内部温度の推定に、前記被調理物と同一属性または類似属性の比較被調理物の温度変化に対する内部温度を表す前記基準情報を用いてよい。
この調理管理方法において、内部温度の計測対象である被調理物と同一属性または類似属性の比較被調理物を選定する工程と、前記比較被調理物を熱源から離した直後の一定時間に気流の噴射時間を設定する工程と、加熱中または加熱後の前記比較被調理物を前記熱源から離し、前記比較被調理物に前記気流を吹き付ける工程と、前記噴射時間の開始前に前記気流の吹付け位置の吹付け前温度を計測し、前記噴射時間中または前記噴射時間の終了直後に吹付け後温度を計測する工程と、前記吹付け前温度および前記吹付け後温度を用いて温度変化を算出するとともに、前記比較被調理物の内部温度を計測する工程と、前記温度変化に前記内部温度に関係付けた基準情報を生成する工程とを含む。
この調理管理方法において、さらに、前記温度変化から前記被調理物または前記比較被調理物の熱容量を算出する工程と、前記熱容量と前記比較被調理物の基準熱容量と比較し、前記被調理物の調理状態を判定する工程と、この判定結果を提示する工程とを含んでよい。
上記目的を達成するため、本発明の調理管理システムの一側面によれば、被調理物または比較被調理物を熱源から離した直後の一定時間に設定された噴射時間に前記被調理物に気流を吹き付ける気流吹付け部と、前記噴射時間の開始前に前記気流の吹付け位置の吹付け前温度を計測し、前記噴射時間中または前記噴射時間の終了直後に吹付け後温度を計測する温度計測部と、前記吹付け前温度および前記吹付け後温度を用いて温度変化を算出し、該温度変化を基準情報と比較して前記被調理物の内部温度を推定し、該内部温度を含む前記被調理物の調理状態を表す提示情報を生成する処理部とを備える
の調理管理システムにおいて、さらに、前記処理部は、前記内部温度の推定に、前記被調理物と同一属性または類似属性の前記比較被調理物の温度変化に対する内部温度を表す前記基準情報を用いてよい。
この調理管理システムにおいて、さらに、前記比較被調理物の内部温度を計測する温度計測部を備え、前記処理部は、前記吹付け前温度および前記吹付け後温度を用いて温度変化を算出し、該温度変化に前記内部温度に関係付けた基準情報を生成してよい。
この調理管理システムにおいて、さらに、前記処理部は、前記温度変化から前記被調理物または前記比較被調理物の熱容量を算出し、前記熱容量と基準熱容量との比較により前記被調理物の調理状態を判定し、この判定結果を表す提示情報を生成してよい。
上記目的を達成するため、本発明のプログラムの一側面によれば、コンピュータにより実現するプログラムであって、被調理物を熱源から離した直後の一定時間に気流の噴射時間を設定する機能と、加熱中または加熱後の前記被調理物に前記気流を吹き付ける制御機能と、前記噴射時間の開始前に前記気流の吹付け位置の吹付け前温度を計測し、前記噴射時間中または前記噴射時間の終了直後に前記気流の吹付け後温度の計測値を取得する機能と、前記吹付け前温度および前記吹付け後温度を用いて温度変化を算出し、該温度変化を基準情報と比較して前記被調理物の内部温度を推定する機能と、前記内部温度を含む前記被調理物の調理状態を表す提示情報を生成する機能とを前記コンピュータにより実現する
のプログラムにおいて、さらに、前記内部温度の推定に、前記被調理物と同一属性または類似属性の比較被調理物の温度変化に対する内部温度を表す前記基準情報を用いる機能を前記コンピュータにより実現してよい。
上記目的を達成するため、本発明のプログラムの一側面によれば、コンピュータにより実現するプログラムであって、内部温度の計測対象である被調理物と同一属性または類似属性の比較被調理物を表す比較被調理物情報を取得する機能と、前記比較被調理物を熱源から離した直後の一定時間に気流の噴射時間を設定する機能と、前記比較被調理物に前記気流を吹き付ける制御機能と、前記噴射時間の開始前に前記気流の吹付け位置の吹付け前温度を取得し、前記噴射時間中または前記噴射時間の終了直後に吹付け後温度の計測値を取得する機能と、前記吹付け前温度および前記吹付け後温度を用いて温度変化を算出するとともに、前記比較被調理物の内部温度を計測する制御機能と、前記温度変化に前記内部温度に関係付けた基準情報を生成する機能とを前記コンピュータにより実現してよい。
このプログラムにおいて、さらに、前記温度変化から前記被調理物または前記比較被調理物の熱容量を算出する機能と、前記熱容量と前記比較被調理物の基準熱容量との比較により前記被調理物の調理状態を判定する機能と、この判定結果を表す提示情報を生成する機能とを前記コンピュータにより実現してよい。
上記目的を達成するため、本発明の記録媒体の一側面によれば、前記プログラムを格納した記録媒体である。
上記目的を達成するため、本発明の調理機器の一側面によれば、被調理物または比較被調理物を熱源から離した直後の一定時間に設定された噴射時間に前記被調理物に気流を吹き付ける気流吹付け部と、前記噴射時間の開始前に前記気流の吹付け位置の吹付け前温度を計測し、前記噴射時間中または前記噴射時間の終了直後に前記気流の吹付け後温度を計測する温度計測部と、前記吹付け前温度および前記吹付け後温度を用いて温度変化を算出し、該温度変化を基準情報と比較して前記被調理物の内部温度を推定し、該内部温度を含む前記被調理物の調理状態を表す提示情報を生成する処理部とを備える
の調理機器において、さらに、前記処理部は、前記内部温度の推定に、前記被調理物と同一属性または類似属性の前記比較被調理物の温度変化に対する内部温度を表す前記基準情報を用いてよい。
この調理機器において、さらに、前記比較被調理物の内部温度を計測する温度計測部を備え、前記処理部は、前記吹付け前温度および前記吹付け後温度を用いて温度変化を算出し、該温度変化に前記内部温度に関係付けた基準情報を生成してよい。
この調理機器において、さらに、前記処理部は、前記温度変化から前記被調理物の熱容量を算出し、前記熱容量と前記比較被調理物の基準熱容量との比較により前記被調理物の調理状態を判定し、この判定結果を表す提示情報を生成してよい。
本発明によれば、次の何れかの効果が得られる。
(1) 加熱中または加熱後の焼き鳥など、被調理物の内部温度を非接触で推定でき、被調理物の調理状態を管理できる。
(2) 調理状態を被調理物と非接触で行うことができ、被調理物を接触によって損なうことなく、かつ加熱条件を変化させることを防止できる。
(3) 加熱中または加熱後の被調理物の調理状態を迅速に判定できるので、生焼けなどを未然に防止でき、被調理物の安全性を高めることができる。
第1の実施の形態に係る調理管理工程を示すフローチャートである。 Aは気流の吹付け時間を示し、Bは吹付け前温度、吹付け後温度および温度変化を示している。 被調理物の内部温度の推定を示す図である。 基準情報の生成工程を示すフローチャートである。 比較被調理物の内部温度の計測を示す図である。 調理管理システムを示す図である。 調理管理システムの機能部を示す図である。 調理管理システムのハードウェアを示す図である。 調理管理データベースを示す図である。 基準情報データベースを示す図である。 内部温度の換算処理を示す図である。 被調理物の調理情報の提示を示す図である。 第2の実施の形態に係る調理管理工程を示すフローチャートである。 基準情報の生成工程を示すフローチャートである。 調理管理データベースを示す図である。 基準情報データベースを示す図である。 実施例に係る調理機器を示す図である。
〔第1の実施の形態〕
図1は、第1の実施の形態に係る調理管理工程を示している。図1に示す工程は一例であり、本発明が斯かる工程に限定されるものではない。この調理管理工程において、Sは処理の単位、番号は順番の一例を示している。
この調理管理工程には、調理情報の取得(S101)、被調理物Fの加熱(S102)、被調理物Fの移動(S103)、気流38の吹付け位置の設定(S104)、気流38の吹付け前温度Taの計測(S105)、気流38の吹付け(S106)、気流38の吹付け後温度Tbの計測(S107)、温度変化ΔTの算出(S108)、温度変化ΔTと基準情報Trefの比較(S109)、内部温度Tiの推定(S110)、調理状態の判定(S111)、情報の提示(S112)などが含まれる。
調理情報の取得(S101): 調理管理を実行する処理部の一例ある管理サーバ12は、内部温度の推定対象である被調理物Fの調理情報を取得する。この調理情報には焼鳥など、被調理物Fの識別情報や属性情報が含まれる。属性情報には被調理物Fが肉、魚、野菜などを特定する種別、成分などが含まれる。
被調理物Fの加熱(S102): 被調理物Fは熱源26−1、26−2によって加熱される。
被調理物Fの移動(S103): 被調理物Fの温度計測のため、加熱中または加熱後の被調理物Fを移動して熱源26−1、26−2から離し、加熱を停止する。
気流38の吹付け位置の設定(S104): 熱源26−1、26−2から移動させた被調理物Fについて、気流38の吹付け位置を設定する。
気流38の吹付け前温度Taの計測(S105): 気流38の吹付け位置の設定の後、被調理物Fの該位置における吹付け前温度Taを計測し、管理サーバ12がこの気流38の吹付け前温度Taを取得する。この温度計測にはたとえば、放射温度計を用いればよい。
気流38の吹付け(S106): 温度計測後、その計測位置、つまり気流38の吹付け位置に気流38を吹き付ける。気流38の温度、吹付け量および吹付け時間は管理サーバ12によって一定値に制御される。
気流38の吹付け後温度Tbの計測(S107): 気流38の吹付け後、吹付け位置の温度を計測し、管理サーバ12が吹付け後温度Tbを取得する。
温度変化ΔTの算出(S108): 管理サーバ12は、吹付け前温度Taおよび吹付け後温度Tbを用いて吹付け位置の温度変化ΔTを算出する。この温度変化ΔTはたとえば、次式で求められる。
ΔT=Ta〜Tb ・・・(1)
温度変化ΔTと基準情報Trefの比較(S109): 管理サーバ12は、温度変化ΔTと基準情報Trefを比較し、基準情報データベース70から該当する温度変化ΔTに対応する内部温度情報を検索する。
内部温度Tiの推定(S110): 管理サーバ12は、基準情報データベース70の検索およびその演算により、被調理物Fの内部温度Tiを推定する。
温度変化ΔTおよび内部温度Tiについて、基準情報データベース70に合致する値が存在しなければ、既存の値から比例計算により算出する。
調理状態の判定(S111): 推定した内部温度Tiについて、管理サーバ12は、この内部温度Tiが被調理物Fの調理上適性であるかを判定し、内部温度Tiを含む判定結果を表す提示情報を生成する。
情報の提示(S112): 管理サーバ12は、現時点までの取得情報から提示情報を生成し、情報提示部14に提示させる。
この提示情報には、調理情報、気流38の温度、吹付け量および吹付け時間などの気流情報、吹付け前温度Ta、吹付け後温度Tb、温度変化ΔT、基準情報Tref、内部温度Tiなどが含まれる。
<気流38の吹付け、吹付け前温度Taおよび吹付け後温度Tb>
図2のAは、被調理物Fに気流38を吹付ける時間(=吹付け時間)Δtを示している。
加熱中または加熱後、熱源26から被調理物Fを離し、被調理物Fの気流吹付け部位に、時点t0(熱源26から被調理物Fを離した時点)で気流38を吹き付ける。この時点t0から1秒ないし数秒程度の時間Δtの後、時点t1で気流38の吹付けを終了する。
図2のBは、横軸に気流38の吹付け時間、縦軸に気流吹付け位置の温度を取り、気流吹付け位置温度の時間推移を示している。
時点t0で気流吹付け部位の温度を計測し、吹付け前温度Taを取得する。
時点t0から時間Δtの後、時点t1で気流38の吹付け部位の温度を計測し吹付け後温度Tbを取得する。
気流38の吹付けにより、気流吹付け部位の吹付け前温度Taは吹付け後温度Tbに低下し、温度変化ΔTが得られる。
この温度変化ΔTは被調理物Fが持つ熱量Qに依存する。つまり、被調理物Fの内部温度Tiが高い場合には吹付け後温度Tbの低下が抑制されるとともに、被調理物Fの内部から気流吹付け部位への熱の移動が小さく、温度変化ΔTが小さくなる。
図2のBに示すように、吹付け前温度Ta1では吹付け後温度Tb1が得られ、吹付け前温度Ta2では吹付け後温度Tb2が得られる。したがって、吹付け前温度Taが高くなれば、気流38の吹付けによる温度変化ΔTは小さくなる。
<基準情報Trefによる被調理物Fの内部温度Tiの推定>
図3は、横軸に温度変化ΔT、縦軸に比較被調理物Frの内部温度Tiを取り、基準情報Trefを示している。この基準情報Trefは被調理物Fの温度計測と同一条件で事前に取得したものである。
被調理物Fから取得した温度変化ΔTを横軸上の温度変化ΔTから選択し、この温度変化ΔTに対応する内部温度Tiを特定すれば、この内部温度Tiが被調理物Fの内部温度に相当する。これにより、被調理物Fの内部温度Tiが基準情報Trefより推定することが可能である。
<基準情報生成工程>
図4は、第1の実施の形態に係る基準情報生成工程を示している。図4に示す工程は一例であり、本発明が斯かる工程に限定されるものではない。この生成工程において、Sは処理の単位、番号は順番の一例を示している。
基準情報Trefは、被調理物Fの内部温度Tiの推定基準であり、被調理物Fと同一属性または類似属性の比較被調理物Frから取得すればよく、その取得工程は既述の調理管理工程(図1)に準ずる。
この基準生成工程には、比較被調理物Frの選定(S201)、比較被調理物Frの加熱(S202)、比較被調理物Frの移動(S203)、気流38の吹付け位置の設定(S204)、気流38の吹付け前温度Taの計測(S205)、気流38の吹付け(S206)、気流38の吹付け後温度Tbの計測(S207)、温度変化ΔTの算出(S208)、内部温度Tiの計測(S209)、基準情報Trefの取得(S210)、基準情報DB70の生成(S211)、情報の提示(S212)が含まれる。
比較被調理物Frの選定(S201): 比較被調理物Frには計測対象である被調理物Fと同一属性または類似属性の調理物が選定される。
比較被調理物Frの加熱(S202): 比較被調理物Frは、被調理物Fと同様の熱源26−1、26−2で加熱する。
比較被調理物Frの移動(S203): 加熱した比較被調理物Frは、移動により熱源26−1、26−2から離し、加熱を停止する。
気流38の吹付け位置の設定(S204): 加熱を停止した比較被調理物Frに対し、既述の被調理物Fと同様に気流38の吹付け位置を設定する。
気流38の吹付け前温度Taの計測(S205): 気流38の吹付け前、比較被調理物Frの気流吹付け位置の吹付け前温度Taを計測する。この温度計測には、被調理物Fと同様の測定機器を使用し、たとえば、放射温度計を用いればよい。
気流38の吹付け(S206): 温度計測後、その計測位置、つまり気流38の吹付け位置に気流38を吹き付ける。気流38の温度、吹付け量および吹付け時間は管理サーバ12によって一定値に制御されることは既述の通りである。
気流38の吹付け後温度Tbの計測(S207): 気流38の吹付け後、吹付け位置の温度を計測し、管理サーバ12は吹付け後温度Tbを取得する。
温度変化ΔTの算出(S208): 管理サーバ12は、吹付け前温度Taおよび吹付け後温度Tbを用いて吹付け位置の温度変化ΔTを算出する。
内部温度Tiの計測(S209): 比較被調理物Frの場合、比較被調理物Frから直接内部温度Tiを計測する。
基準情報Trefの取得(S210): 管理サーバ12は、温度変化ΔTに関係付けられた内部温度Tiを基準情報Trefとして取得する。
基準情報DB70の生成(S211): 管理サーバ12は、基準情報Trefを含む基準情報DB70を生成する。
情報の提示(S212): 管理サーバ12は、現時点までの取得情報から提示情報を生成し、情報提示部14に提示させる。この提示情報には、比較被調理物Frの調理情報の他、被調理物Fと同様に気流38の温度、吹付け量および吹付け時間などの気流情報、吹付け前温度Ta、吹付け後温度Tb、温度変化ΔT、基準情報Tref、内部温度Tiなどが含まれる。
<比較被調理物Frの内部温度Tiの計測>
図5は、比較被調理物Frの内部温度Tiの計測を示している。この内部温度Tiの計測は、温度計測手段にたとえば、電子温度計9を使用し、比較被調理物Frの内部に電子温度計9の接触子11を差し込んで計測する。この計測値が基準情報Trefとして管理サーバ12に提供され、基準情報DB70の生成に用いられる。
<調理管理システム2>
図6は、第1の実施の形態に係る調理管理システム2を示している。図6に示す構成は一例であり、斯かる構成に本発明が限定されない。
この調理管理システム2は、被調理物Fの加熱を行うとともに、その調理管理を行う。この調理管理には既述の調理管理工程や基準情報生成工程などが含まれる。
この調理管理システム2は搬送機構3、加熱部4、被調理物待機部6、温度計測部8、気流吹付け部10、管理サーバ12、情報提示部14、情報入力部16を備えている。
搬送機構3は管理サーバ12の制御により被調理物Fを搬送する手段である。加熱部4に搬入された被調理物Fは加熱中または加熱後、被調理物待機部6に搬送する。
加熱部4は、調理の一例として被調理物Fを加熱する手段であり、たとえば、ガス調理機を備える。被調理物Fはたとえば、焼鳥やステーキなど、加熱調理物でよい。
被調理物待機部6は、調理中または調理後の被調理物Fを温度計測などのために待機させる領域である。
温度計測部8は管理サーバ12の制御により、被調理物Fの表面温度を被調理物Fと非接触で計測する。比較被調理物Frでは、内部温度Tiを比較被調理物Frから直に温度計測を行うので、この温度計測部8には接触測定による温度計が含まれる。
気流吹付け部10は管理サーバ12の制御により、被調理物Fまたは比較被調理物Frに気流38を吹き付ける。
管理サーバ12は通信機能を備えるコンピュータであり、加熱部4の熱源制御、温度計測制御、気流38の吹付け制御、データベースの生成、提示情報の生成などを司る。
情報提示部14は管理サーバ12の制御により、計測温度情報、被調理物Fの調理状態、その判定情報などの情報提示を行う。
情報入力部16は管理サーバ12の制御により、計測温度情報、被調理物Fの調理状態、その判定情報などの処理に必要な情報入力に用いられる。この情報入力部16にはタッチセンサなどの入力機器を用いてもよい。
<調理管理システム2の機能部>
図7は、調理管理システム2の機能部を示している。図7に示す構成は一例であり、斯かる構成に本発明が限定されない。図7において、図6と同一部分には同一符号を付してある。
搬送機構3はコンベア20−1、20−2を備える。コンベア20−1は加熱部4に設置され、コンベア駆動部22−1で駆動する。コンベア20−2は被調理物待機部6に設置され、コンベア駆動部22−2で駆動する。各コンベア駆動部22−1、22−2は管理サーバ12によって駆動し、被調理物Fの搬送タイミング、搬送開始時点、搬送停止時点および搬送位置などを制御する。
加熱部4にはコンベア20−1の他、防護筐体24、熱源26−1、26−2、加熱台28、被調理物センサ30などが設置されている。
防護筐体24は加熱部4の加熱空間を形成する。熱源26−1は管理サーバ12で制御される熱源駆動部32−1、熱源26−2は管理サーバ12で制御される熱源駆動部32−2で個別に駆動する。各熱源26−1、26−2は被調理物Fを加熱する手段であり、たとえば、ガス調理機、電熱調理機の何れでもよい。各熱源26−1、26−2を同時に駆動すれば、被調理物Fの下面側および上面側の双方からいわゆる両面焼きが可能である。
加熱台28は熱源26の加熱領域に被調理物Fを維持する手段の一例である。被調理物センサ30は、被調理物Fの加熱部4の搬出入などを検出する。この被調理物センサ30にはたとえば、カメラを用いればよい。
被調理物待機部6は、加熱中または加熱後の被調理物Fを待機させる領域であり、この被調理物待機部6に待機させれば、熱源26−1、26−2から被調理物Fを離し、被調理物Fの加熱状態を解除可能である。
温度計測部8は管理サーバ12の制御により、被調理物待機部6上にある被調理物Fにおける気流38の吹付け位置の温度を非接触で計測する。この気流38の吹付け位置の温度計測には少なくとも気流吹付け前の温度である吹付け前温度Ta、気流吹付け後の温度である吹付け後温度Tbが含まれる。この温度計測部8は一例としてセンサ部34および本体部36を備える。センサ部34は、気流38の吹付け位置の温度を検出し、本体部36が検出温度を表す検出信号(電気信号)を生成し、この検出信号を管理サーバ12に入力する。
図示しないが、この温度計測部8には、比較被調理物Frの内部温度Tiを比較被調理物Frの内部に接触して検出する温度計を備え、この温度計からの検出信号を管理サーバ12に入力する。
気流吹付け部10は、被調理物待機部6に待機させた被調理物Fに管理サーバ12の制御により気流38を吹き付ける。気流38の吹付け位置は被調理物Fの温度計測の最適位置に設定すればよい。
この気流吹付け部10は噴射ノズル40、空気源42および空気源駆動部44を備える。噴射ノズル40は被調理物Fに設定された吹付け位置に対して吹き出し口が向けられ、この吹き出し口より被調理物Fの表面積より細い気流38を噴射して吹き付ける。空気源42はたとえば、コンプレッサを用いればよく、圧縮空気を貯留する圧縮空気源を用いてもよい。
空気源駆動部44は管理サーバ12で制御され、空気源42を駆動し、所定時間だけ気流38を空気源42から噴射ノズル40に供給する。空気源42に圧縮空気源を用いた場合には、空気源駆動部44はたとえば、バルブおよびその開閉駆動部で構成し、管理サーバ12で開閉を制御すればよい。
管理サーバ12、情報提示部14および情報入力部16は既述したので、その説明を割愛する。
<調理管理システム2のハードウェア>
図8は、調理管理システム2のハードウェアを示している。図8に示す構成は一例であり、斯かる構成に本発明が限定されるものではない。図8において、図7と同一部分には同一符号を付してある。
管理サーバ12にはプロセッサ46、記憶部48、入出力部(I/O)50、通信部52、タイマー54が含まれる。
プロセッサ46は調理管理の情報処理を実行するための処理部の一例であって、記憶部48にあるOS(Operating System)を実行し、調理管理プログラムなど、各種のプログラムを実行するとともに、機能部の制御情報や情報提示のための提示情報を生成する。
記憶部48はOSや調理管理プログラムなどを格納する記録媒体であって、ROM(Read-Only Memory)、RAM(Random-Access Memory)などの記憶素子を備え、被調理物Fの内部温度Tiの推定、調理状態の判定、各種情提示などに用いられる調理管理データベース(DB)56(図9)や基準情報データベース(DB)70(図10)などを格納している。
I/O50は、プロセッサ46の制御により温度計測部8、被調理物センサ30などからの計測信号の取込み、情報提示部14への提示情報の出力などを行う。
通信部52は無線通信が可能な機能部との通信や、ビッグデータなどを提供する情報源や、従事者が所有する情報端末との通信を行う。
タイマー54はプロセッサ46の制御により被調理物Fの加熱時間、気流38の吹付け時間、吹付けタイミングなどの時間情報を提供する。
そして、情報提示部14はたとえば、LCD(Liquid Crystal Display)を備え、管理サーバ12が生成する提示情報を画像により提示する。また、情報入力部16は管理サーバ12の制御により、被調理物Fや比較被調理物Frの属性情報の他、各種制御情報の入力に用いられる。情報入力部16には情報入力に用いられるキーボード、バーコード読取り部、マウス、I/O50に接続された情報端末の他、既述のタッチパネルが含まれる。タッチパネルは情報提示部14の表示画面に設置すればよい。
<管理サーバ12の情報処理>
管理サーバ12が実行する処理には
a) 被調理物Fおよび比較被調理物Frの調理情報の取得
b) 被調理物Fなどの加熱制御
c) 気流38の吹付け制御
d) 気流38の吹付け位置の温度の計測制御および計測温度の取込み
e) 被調理物Fの加熱状態の判定
f) 各種提示情報の生成
などの機能や情報処理が含まれる。記憶部48に格納されているプログラムは、これらの機能を実現する。
<情報提示部14の情報提示>
情報提示部14の情報提示には
a) 被調理物Fおよび比較被調理物Frの調理情報
b) 被調理物Fなどの加熱制御情報
c) 気流38の吹付け情報
d) 気流38の吹付け位置の温度の計測制御および計測温度
e) 被調理物Fの加熱状態およびその判定情報
などが含まれる。
<調理管理DB56>
図9は、調理管理DB56を示している。この調理管理DB56には調理管理ファイル58が含まれ、調理情報や内部温度Tiの推定のための情報が格納される。
この調理管理ファイル58には調理情報部60、気流吹付け情報部62、計測温度部64、内部温度部66、閾値温度部67、判定情報部68が設置されている。
調理情報部60には被調理物部60−1、加熱時間部60−2が設定されている。被調理物部60−1には被調理物Fを特定するための識別情報や属性情報を含む調理物情報が格納される。属性情報には被調理物Fの重量などの情報が含まれる。
加熱時間部60−2には被調理物Fの加熱時間を表す時間情報が格納される。
気流吹付け情報部62には気流38の温度情報、吹付け時間などの吹付け情報が格納される。
計測温度部64には吹付け前温度部64−1、吹付け後温度部64−2、温度変化部64−3が設定されている。吹付け前温度部64−1には被調理物Fの気流吹付け部位における気流38の吹付け前温度Taを含む温度情報が格納される。吹付け後温度部64−2には同一部位における気流38の吹付け後温度Tbを含む温度情報が格納される。温度変化部64−3には温度変化ΔTを含む温度情報が格納される。
内部温度部66には、温度変化ΔTから推定された内部温度Tiを含む温度情報が格納される。閾値温度部67には、被調理物Fごとに加熱状態の判断基準として閾値温度Tithを表す温度情報が格納される。そして、判定情報部68には内部温度Tiから判定された被調理物Fの加熱状態を表す判定情報が格納される。
<基準情報DB70>
図10は、基準情報DB70を示している。この基準情報DB70には基準情報ファイル72が含まれ、比較被調理物Frの調理情報や比較基準である温度変化ΔTや内部温度Tiが格納される。
この基準情報ファイル72には調理情報部74、気流吹付け情報部76、計測温度部78、内部温度部80が設置されている。
調理情報部74には比較被調理物部74−1、加熱時間部74−2が設定されている。比較被調理物部74−1には比較被調理物Frを特定するための識別情報や属性情報を含む調理物情報が格納される。属性情報には比較被調理物Frの重量などの情報が含まれる。
加熱時間部74−2には比較被調理物Frの加熱時間を表す時間情報が格納される。
気流吹付け情報部76には気流38の温度情報、吹付け時間などの吹付け情報が格納される。
計測温度部78には吹付け前温度部78−1、吹付け後温度部78−2、温度変化部78−3が設定されている。吹付け前温度部78−1には比較被調理物Frの気流吹付け部位における気流38の吹付け前温度Taを含む温度情報が格納される。吹付け後温度部78−2には同一部位における気流38の吹付け後温度Tbを含む温度情報が格納される。温度変化部78−3には比較被調理物Frにおける温度変化ΔTを含む温度情報が格納される。
内部温度部80には、比較被調理物Frから計測した実測値である内部温度Tiを含む温度情報が格納される。
<内部温度Tiの換算処理>
計測値である温度変化ΔTxに該当する内部温度Tiが基準情報DB70に存在しなければ、既存の値から換算処理によって求める。
図11は、横軸に温度変化ΔT、縦軸に内部温度Tiを取り、基準情報Trefを示している。この基準情報Trefには温度変化ΔTxの計測値が存在しない。既存の温度変化ΔTと温度変化ΔTxを比較すると、温度変化ΔTxは温度変化ΔT1と温度変化ΔT2(>ΔT1)の中間値であり、内部温度Tixは内部温度Ti1と内部温度Ti2(<Ti1)の中間値である。
そこで、基準情報Trefの比例係数をkとすれば、温度変化ΔTxに対応する内部温度Tixは次式(2) または(3) の何れかから算出できる。
Tix=Ti1−k(ΔTx−ΔT1) ・・・(2)
Tix=Ti2+k(ΔT2−ΔTx) ・・・(3)
ただし、式(2) 、(3) において、比例係数kは次式(4) から求められる。
k=(Ti2−Ti1)/(ΔT2−ΔT1) ・・・(4)
<加熱状態の判定>
被調理物Fの加熱状態の判定には被調理物Fから推定された内部温度Tiと閾値温度Tirefの比較により行う。Ti≧Tirefであれば、被調理物Fの加熱状態は良好と判断する。
Ti<Tirefであれば、被調理物Fの加熱不良と判断し、再加熱のアラートを生成する。再加熱は、コンベア20−1、20−2を駆動して被調理物Fを加熱部4側に搬送して再加熱時間を設定すればよい。
被調理物Fについて、たとえば、Tiref=90℃とすれば、内部温度Tiが被調理物Fの内部が沸騰する程度の温度に上昇するので、加熱良好となる。
<被調理物Fの調理情報の提示>
図12は、情報提示部14による被調理物Fの調理情報の提示を示している。この情報提示部14には管理サーバ12の制御により調理情報提示画面82が生成される。
この調理情報提示画面82には被調理物情報提示部84、温度変化提示部86、内部温度提示部88、吹付け時間提示部90、内部温度表示部92、閾値温度提示部94、加熱判定表示部96が含まれる。
被調理物情報提示部84には被調理物Fの名称や属性情報などを含む被調理物情報が提示される。
温度変化提示部86には吹付け前温度Taおよび吹付け後温度Tbとともに温度変化ΔTのグラフ表示が提示される。
内部温度提示部88には、基準情報Trefを用いて温度変化ΔTに対応する内部温度Tiのグラフ表示が提示される。
吹付け時間提示部90には、被調理物Fの気流38の吹付け時間を表す時間情報が提示される。
内部温度表示部92には、被調理物Fの推定された内部温度Tiを表す温度情報が提示される。
閾値温度提示部94には、被調理物Fの加熱の良否を判定するための閾値温度Tithを表す温度情報が提示される。
加熱判定表示部96には、被調理物Fの内部温度Tiを用いた加熱の良否を表す判定情報が提示される。
<第1の実施の形態の効果>
この第1の実施の形態によれば、次の何れかの効果が得られる。
(1) 加熱中または加熱後の被調理物Fを加熱部4の熱源26−1、26−2から離し、被調理物待機部6で気流38を吹き付け、吹付け前温度Taと吹付け後温度Tbから求めた温度変化ΔTを求め、基準情報Trefとの対比で被調理物Fの内部温度Tiを推定することができる。
(2) 基準情報Trefには同一属性または類似属性の比較被調理物Frについて、吹付け前温度Taと吹付け後温度Tbから求めた温度変化ΔTを求めるとともに、内部温度Tiの実測値を用いるので、被調理物Fの内部温度Tiの推定精度を高めることができる。
(3) 内部温度Tiの推定は被調理物Fに非接触で行うことができ、温度計測のために被調理物Fを劣化させることがなく、安全性を高めることができる。
(4) 加熱中または加熱後の被調理物Fについて、調理途上で被調理物Fの内部温度Tiを迅速に推定し、加熱状態を判定でき、従事者に対する負担を強いることがないので、調理の効率化を図ることができる。
〔第2の実施の形態〕
図13は、第2の実施の形態に係る調理管理工程を示している。図13に示す工程は一例であり、本発明が斯かる工程に限定されるものではない。この調理管理工程において、Sは処理の単位、番号は順番の一例を示している。
第2の実施の形態では、第1の実施の形態で推定した内部温度Tiを用いて被調理物Fの熱量Qを算出し、この熱量Qを用いて被調理物Fの加熱状態を判定する。したがって、この第2の実施の形態では、第1の実施の形態と同様の調理管理システム2(図6、図7、図8)を使用し、比較被調理物Frの温度計測は第1の実施の形態(図5)と同様であるので、その説明を割愛する。
この調理管理工程には、被調理物Fの熱量Qの算出(S301)、熱量Qと基準情報Qrefの比較(S302)、加熱状態の判定(S303)、情報の提示(S304)などが含まれる。
被調理物Fの熱量Qの算出(S301): 管理サーバ12は、内部温度Tiまたは内部温度Tiの推定に用いた温度変化ΔTにより熱量Qを算出し、調理管理DB98(図15)に格納される。この熱量Qは、被調理物Fの重量をm(g)、比熱をcとすれば、次式(5) から算出できる。
Q=m×c×ΔT ・・・(5)
熱量Qと基準情報Qrefの比較(S302): 管理サーバ12は、被調理物Fの熱量Qと基準情報Qrefを比較し、閾値Qth以上であるかを判定する。
加熱状態の判定(S303): 管理サーバ12は、熱量Qの判定により、被調理物Fの加熱状態の良否を判定する。つまり、被調理物Fの熱量Qが閾値Qth以上であれば、加熱良好、閾値Qth未満であれば加熱不良を判定する。
情報の提示(S304): 管理サーバ12は、被調理物Fの熱量Qやその判定結果を表す判定情報を生成する。この判定情報は情報提示部14の提示画面に被調理物Fの加熱状態として提示される。
<基準情報Qrefの生成工程>
図14は、基準情報Qrefの生成工程を示している。この基準情報Qrefの生成工程には、比較被調理物Frの熱量Qの算出(S401)、基準情報Qrefの取得(S402)、基準情報DB116(図16)の作成などが含まれる。
比較被調理物Frの熱量Qの算出(S401): 管理サーバ12は、被調理物Fと同一条件において、比較被調理物Frから取得した内部温度Tiまたは温度変化ΔTを用いて熱量Qを算出する。熱量Qは式(5) から算出すればよい。
基準情報Qrefの取得(S402): 管理サーバ12は、測定した内部温度Tiおよび熱量Qを含む基準情報Qrefを取得する。
基準情報DB116の作成: 管理サーバ12は、基準情報Qrefを含む基準情報DB116を作成する。
<調理管理DB98>
図15は、調理管理DB98を示している。この調理管理DB98には調理管理ファイル100が含まれ、調理情報、内部温度Tiの推定のための情報、熱量Qなどが格納される。
この調理管理ファイル100には調理情報部102、気流吹付け情報部104、計測温度部106、内部温度部108、熱量部110、閾値部112、判定情報部114が設置されている。
調理情報部102には被調理物部102−1、加熱時間部102−2が設定されている。計測温度部106には吹付け前温度部106−1、吹付け後温度部106−2、温度変化部106−3が設定されている。これら調理情報部102、気流吹付け情報部104、計測温度部106および内部温度部108は第1の実施の形態の調理管理ファイル58(図9)と同様であるので、その説明を割愛する。
そして、熱量部110には温度変化ΔTまたは内部温度Tiから算出された被調理物Fの熱量Qを表す熱量情報が格納される。
閾値部112には、被調理物Fごとに加熱状態の判断基準として閾値熱量を表す基準熱量情報が格納される。そして、判定情報部114には熱量Qから判定された被調理物Fの加熱状態を表す判定情報が格納される。
<基準情報DB116>
図16は、基準情報DB116を示している。この基準情報DB116には基準情報ファイル118が含まれ、比較被調理物Frの調理情報や比較基準である温度変化ΔTや熱量Qが格納される。
この基準情報ファイル118には調理情報部120、気流吹付け情報部122、計測温度部124、内部温度部126、熱量部128が設置されている。
調理情報部120には比較被調理物部120−1、加熱時間部120−2が設定されている。計測温度部124には吹付け前温度部124−1、吹付け後温度部124−2、温度変化部124−3が設定されている。これら調理情報部120、気流吹付け情報部122、計測温度部124および内部温度部126は第1の実施の形態の基準情報ファイル72(図10)と同様であるので、その説明を割愛する。
そして熱量部128には温度変化ΔTまたは実測値である内部温度Tiから算出された比較被調理物Frの熱量Qを表す熱量情報が格納される。
<被調理物Fの調理情報の提示>
第2の実施の形態では、情報提示部14による被調理物Fの調理情報として、既述の調理情報提示画面82(図12)が生成される。
この調理情報提示画面82には第1の実施の形態と同様に、被調理物情報提示部84、温度変化提示部86、内部温度提示部88、吹付け時間提示部90、内部温度表示部92、閾値温度提示部94、加熱判定表示部96とともに、熱量情報提示部が含まれる。この熱量情報提示部には被調理物Fの熱量情報が提示される。そして、加熱判定表示部96には被調理物Fの熱量Qから加熱状態を判定した判定情報が提示される。
<第2の実施の形態の効果>
この第2の実施の形態によれば、次の何れかの効果が得られる。
(1) 被調理物Fの内部温度Tiの推定とともに熱量Qを算出できる。
(2) 被調理物Fの温度変化ΔTまたは内部温度Tiから算出された熱量Qを提示でき、この熱量Qから被調理物Fと非接触で加熱状態の良否などを迅速に判定できる。
(3) この調理管理システム2は、HACCPをレストランなどにも拡大し、焼き鳥、ハンバーグなどの被調理物Fに対する食の安全性を高めるため対策ツール、温度管理ツールとして実現できる。
図17は、実施例に係る調理機器130を示している。図17において、図6、図7と同一部分には同一符号を付してある。
この調理機器130には機器筐体132を備え、この機器筐体132に搬送機構3、加熱部4、被調理物待機部6、温度計測部8、気流吹付け部10および管理サーバ12が設置され、既述の調理管理システム2を搭載している。
この調理機器130において、これらの機能部は第1の実施の形態または第2の実施の形態で機能を説明しているので、その説明を割愛する。
機器筐体132には前面側に窓部134−1、134−2が設置されるとともに、情報提示部14の画面部、情報入力部16が設置されている。被調理物Fまたは比較被調理物Frは、機器筐体132の側面部にある被調理物搬入口から被調理物トレー136により搬入され、加熱部4で加熱される。この加熱状態は窓部134−1から加熱中の被調理物Fを確認することができる。
また、加熱中または加熱後の被調理物Fは、被調理物待機部6に移送させて既述の温度計測を行うことができる。この温度計測は窓部134−2から確認できる。
そして、加熱状態の判定を終了し、良好判定を得た被調理物Fは、被調理物取出し口138からたとえば、搬送台140に搬出することができる。
<実施例の効果>
この実施例によれば、次の何れかの効果が得られる。
(1) この調理機器130によれば、第1および第2の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
(2) この調理機器130では、調理中の被調理物Fを情報提示部14の情報提示により容易に確認することができる。
(3) 調理済みの肉など、被調理物Fに温度計を差し込むなどの処理が商品の価値を著しく損ねるとことになるが、被調理物Fの内部温度Tiを推定でき、被調理物Fの品質低下を防止できる。
(4) この調理機器130によれば、加熱中または加熱後の被調理物Fの内部温度Tiを迅速に推定できるので、調理中または調理後の被調理物Fの放熱を抑制できる。
〔他の実施の形態〕
(1) 調理管理システム2では管理サーバ12で制御される搬送機構3を例示したが、この搬送機構3を省略し、被調理物Fを手動で搬送する構成としてもよい。
(2) 上記実施の形態では、被調理物Fの調理管理システム2を構成しているが、被調理物Fの内部温度Tiの調理シミュレーションシステムないし装置に利用してよい。
(3) 被調理物Fの吹付け前温度Taおよび吹付け後温度Tbの計測には2次元イメージャを使って計測してもよい。
以上説明したように、本発明の最も好ましい実施の形態等について説明した。本発明は、上記記載に限定されるものではない。特許請求の範囲に記載され、または発明を実施するための形態に開示された発明の要旨に基づき、当業者において様々な変形や変更が可能である。斯かる変形や変更が、本発明の範囲に含まれることは言うまでもない。
本発明によれば、加熱後の焼き鳥などの被調理物Fに気流を吹付け、その吹付け部位の計測温度から内部温度Tiを推定し、または、内部温度Tiなどから熱量Qを算出し、被調理物Fの加熱状態の良否を非接触で判定でき、食の安全性を高めることができる。
F 被調理物
Fr 比較被調理物
2 調理管理システム
3 搬送機構
4 加熱部
6 被調理物待機部
8 温度計測部
9 電子温度計
11 接触子
10 気流吹付け部
12 管理サーバ
14 情報提示部
16 情報入力部
20−1、20−2 コンベア
22−1、22−2 コンベア駆動部
24 防護筐体
26、26−1、26−2 熱源
28 加熱台
30 被調理物センサ
32−1、32−2 熱源駆動部
34 センサ部
36 本体部
38 気流
40 噴射ノズル
42 空気源
44 空気源駆動部
46 プロセッサ
48 記憶部
50 入出力部(I/O)
52 通信部
54 タイマー
56、98 調理管理DB
58、100 調理管理ファイル
60、102、120 調理情報部
60−1、102−1 被調理物部
60−2、74−2、102−2、120−2 加熱時間部
62、104、122 気流吹付け情報部
64、106、124 計測温度部
64−1、106−1、124−1 吹付け前温度部
64−2、106−2、124−2 吹付け後温度部
64−3、106−3、124−3 温度変化部
66、108、126 内部温度部
67 閾値温度部
68、114 判定情報部
70、116 基準情報DB
72、118 基準情報ファイル
74 調理情報部
74−1、120−1 比較被調理物部
76 気流吹付け情報部
78 計測温度部
78−1 吹付け前温度部
78−2 吹付け後温度部
78−3 温度変化部
80 内部温度部
82 調理情報提示画面
84 被調理物情報提示部
86 温度変化提示部
88 内部温度提示部
90 吹付け時間提示部
92 内部温度表示部
94 閾値温度提示部
96 加熱判定表示部
110、128 熱量部
112 閾値部
130 調理機器
132 機器筐体
134−1、134−2 窓部
136 被調理物トレー
138 被調理物取出し口
140 搬送台

Claims (17)

  1. 被調理物を熱源から離した直後の一定時間に気流の噴射時間を設定する工程と、
    加熱中または加熱後の前記被調理物を前記熱源から離し、前記被調理物に前記気流を吹き付ける工程と、
    前記噴射時間の開始前に前記気流の吹付け位置の吹付け前温度を計測し、前記噴射時間中または前記噴射時間の終了直後に吹付け後温度を計測する工程と、
    前記吹付け前温度および前記吹付け後温度を用いて温度変化を算出し、該温度変化を基準情報と比較して前記被調理物の内部温度を推定する工程と、
    前記内部温度を含む被調理物の調理状態を表す提示情報を生成する工程と、
    を含むことを特徴とする調理管理方法。
  2. さらに、前記内部温度の推定に、前記被調理物と同一属性または類似属性の比較被調理物の温度変化に対する内部温度を表す前記基準情報を用いることを特徴とする請求項1に記載の調理管理方法。
  3. 内部温度の計測対象である被調理物と同一属性または類似属性の比較被調理物を選定する工程と、
    前記比較被調理物を熱源から離した直後の一定時間に気流の噴射時間を設定する工程と、
    加熱中または加熱後の前記比較被調理物を前記熱源から離し、前記比較被調理物に前記気流を吹き付ける工程と、
    前記噴射時間の開始前に前記気流の吹付け位置の吹付け前温度を計測し、前記噴射時間中または前記噴射時間の終了直後に吹付け後温度を計測する工程と、
    前記吹付け前温度および前記吹付け後温度を用いて温度変化を算出するとともに、前記比較被調理物の内部温度を計測する工程と、
    前記温度変化に前記内部温度に関係付けた基準情報を生成する工程と、
    を含むことを特徴とする調理管理方法。
  4. さらに、前記温度変化から前記被調理物または前記比較被調理物の熱容量を算出する工程と、
    前記熱容量と前記比較被調理物の基準熱容量と比較し、前記被調理物の調理状態を判定する工程と、
    この判定結果を提示する工程と、
    を含むことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の調理管理方法。
  5. 被調理物または比較被調理物を熱源から離した直後の一定時間に設定された噴射時間に前記被調理物に気流を吹き付ける気流吹付け部と、
    前記噴射時間の開始前に前記気流の吹付け位置の吹付け前温度を計測し、前記噴射時間中または前記噴射時間の終了直後に吹付け後温度を計測する温度計測部と、
    前記吹付け前温度および前記吹付け後温度を用いて温度変化を算出し、該温度変化を基準情報と比較して前記被調理物の内部温度を推定し、該内部温度を含む前記被調理物の調理状態を表す提示情報を生成する処理部と、
    を備えることを特徴とする調理管理システム。
  6. さらに、前記処理部は、前記内部温度の推定に、前記被調理物と同一属性または類似属性の前記比較被調理物の温度変化に対する内部温度を表す前記基準情報を用いることを特徴とする請求項5に記載の調理管理システム。
  7. さらに、前記比較被調理物の内部温度を計測する温度計測部を備え、
    前記処理部は、前記吹付け前温度および前記吹付け後温度を用いて温度変化を算出し、該温度変化に前記内部温度に関係付けた基準情報を生成することを特徴とする請求項に記載の調理管理システム。
  8. さらに、前記処理部は、前記温度変化から前記被調理物または前記比較被調理物の熱容量を算出し、前記熱容量と基準熱容量との比較により前記被調理物の調理状態を判定し、この判定結果を表す提示情報を生成することを特徴とする請求項ないし請求項の何れかの請求項に記載の調理管理システム。
  9. コンピュータにより実現するプログラムであって、
    被調理物を熱源から離した直後の一定時間に気流の噴射時間を設定する機能と、
    加熱中または加熱後の前記被調理物に前記気流を吹き付ける制御機能と、
    前記噴射時間の開始前に前記気流の吹付け位置の吹付け前温度を計測し、前記噴射時間中または前記噴射時間の終了直後に前記気流の吹付け後温度の計測値を取得する機能と、
    前記吹付け前温度および前記吹付け後温度を用いて温度変化を算出し、該温度変化を基準情報と比較して前記被調理物の内部温度を推定する機能と、
    前記内部温度を含む前記被調理物の調理状態を表す提示情報を生成する機能と、
    を前記コンピュータにより実現するためのプログラム。
  10. さらに、前記内部温度の推定に、前記被調理物と同一属性または類似属性の比較被調理物の温度変化に対する内部温度を表す前記基準情報を用いる機能を前記コンピュータにより実現するための請求項に記載のプログラム。
  11. コンピュータにより実現するプログラムであって、
    内部温度の計測対象である被調理物と同一属性または類似属性の比較被調理物を表す比較被調理物情報を取得する機能と、
    前記比較被調理物を熱源から離した直後の一定時間に気流の噴射時間を設定する機能と、
    前記比較被調理物に前記気流を吹き付ける制御機能と、
    前記噴射時間の開始前に前記気流の吹付け位置の吹付け前温度を取得し、前記噴射時間中または前記噴射時間の終了直後に吹付け後温度の計測値を取得する機能と、
    前記吹付け前温度および前記吹付け後温度を用いて温度変化を算出するとともに、前記比較被調理物の内部温度を計測する制御機能と、
    前記温度変化に前記内部温度に関係付けた基準情報を生成する機能と、
    を前記コンピュータにより実現するためのプログラム。
  12. さらに、前記温度変化から前記被調理物または前記比較被調理物の熱容量を算出する機能と、
    前記熱容量と前記比較被調理物の基準熱容量との比較により前記被調理物の調理状態を判定する機能と、
    この判定結果を表す提示情報を生成する機能と、
    を前記コンピュータにより実現するための請求項10または請求項11に記載のプログラム。
  13. 請求項ないし請求項12の何れかの請求項に記載のプログラムを格納したことを特徴とする記録媒体。
  14. 被調理物または比較被調理物を熱源から離した直後の一定時間に設定された噴射時間に前記被調理物に気流を吹き付ける気流吹付け部と、
    前記噴射時間の開始前に前記気流の吹付け位置の吹付け前温度を計測し、前記噴射時間中または前記噴射時間の終了直後に前記気流の吹付け後温度を計測する温度計測部と、
    前記吹付け前温度および前記吹付け後温度を用いて温度変化を算出し、該温度変化を基準情報と比較して前記被調理物の内部温度を推定し、該内部温度を含む前記被調理物の調理状態を表す提示情報を生成する処理部と、
    を含むことを特徴とする調理機器。
  15. さらに、前記処理部は、前記内部温度の推定に、前記被調理物と同一属性または類似属性の前記比較被調理物の温度変化に対する内部温度を表す前記基準情報を用いることを特徴とする請求項14に記載の調理機器。
  16. さらに、前記比較被調理物の内部温度を計測する温度計測部を備え、
    前記処理部は、前記吹付け前温度および前記吹付け後温度を用いて温度変化を算出し、該温度変化に前記内部温度に関係付けた基準情報を生成することを特徴とする請求項14または請求項15に記載の調理機器。
  17. さらに、前記処理部は、前記温度変化から前記被調理物の熱容量を算出し、前記熱容量と前記比較被調理物の基準熱容量との比較により前記被調理物の調理状態を判定し、この判定結果を表す提示情報を生成することを特徴とする請求項14ないし請求項16の何れかの請求項に記載の調理機器。
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