JP6823022B2 - 駆動部インターフェース - Google Patents

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Description

この発明は、駆動部インターフェースに関し、特に、ロボット手術システムのロボットアームに設けられた駆動部インターフェースに関する。
従来、手術を支援するためのロボット手術システムが知られている。このようなロボット手術システムは、一般的に、ロボットアームを含む患者側装置と、患者側装置を遠隔操作するための遠隔操作装置とを備える。患者側装置のロボットアームには、内視鏡や、たとえば鉗子を含む手術器具が取り付けられている。医師は、内視鏡による手術患者の画像を確認しつつ、遠隔操作装置を操作して、患者側装置のロボットアームにより患者に対して内視鏡手術を行う。ロボット手術システムでは、手術時に患者の皮膚を切開した傷口を小さくすることができるので、患者への負担を抑えた低侵襲手術を行うことができる。
また、従来、このようなロボット手術システムのロボットアームに設けられた駆動部インターフェースが知られている(たとえば、特許文献1参照)。特許文献1には、ロボット手術システムのロボットアームに設けられたインターフェース(駆動部インターフェース)が開示されている。このインターフェースは、アダプタを介してツール(手術器具)に接続されており、アダプタを介してツールに駆動を伝達するように構成されている。
また、特許文献1には、ロボットアームを覆うための滅菌ドレープと共に、アダプタをロボットアームのインターフェースに取り付けることが開示されている。特許文献1では、滅菌ドレープがロボットアームのインターフェースに取り付けられて、アダプタがインターフェースに装着される。
米国特許第8142447号明細書
ここで、特許文献1に記載されるように、滅菌ドレープがロボットアームに取り付けられて、アダプタがロボットアームに装着される場合、滅菌ドレープを取り付けるのを忘れてアダプタを装着する場合があると考えられる。このため、ロボットアームに滅菌ドレープが取り付けられたか否かを確実に確認するために、ロボットアームへの滅菌ドレープの取り付けを検出する必要があるという問題点が生じる。
この発明は、ロボットアームへのドレープの取り付けを検出することが可能で、かつ、ドレープを取り付けるのを忘れてアダプタを装着した場合も認識することが可能な駆動部インターフェースを提供するものである。
この発明の第1の局面による駆動部インターフェースは、アダプタによってドレープが取り付けられる、ロボット手術システムのロボットアームに設けられた駆動部インターフェースであって、アダプタに設けられた駆動伝達部材に対応して設けられた駆動部材と、駆動部材を回転駆動させるアクチュエータと、アクチュエータを内蔵し、駆動部材に対応する位置に駆動部材用開口部を有し、ドレープ検出用開口部を有するハウジングと、ドレープ検出用開口部から突出した突出位置と、ドレープ検出用開口部から退避した退避位置との間を移動可能に配置された検出部材と、ドレープが当接することにより退避位置に移動した検出部材を検出するセンサと、を備え、検出部材は、ドレープ検出用開口部から突出するとともにドレープに当接する当接部を有し、ドレープを取り付けずにアダプタを装着した場合に、検出部材は、アダプタの検出部材の当接部に対応する位置に設けられた凹部に当接部が配置されることにより、突出位置から移動しないように構成されている
この発明の第2の局面による駆動部インターフェースは、アダプタによってドレープが取り付けられる、ロボット手術システムのロボットアームに設けられた駆動部インターフェースであって、アダプタに設けられた駆動伝達部材に対応して設けられた駆動部材と、駆動部材を回転駆動させるアクチュエータと、アクチュエータを内蔵し、駆動部材に対応する位置に駆動部材用開口部を有し、ドレープ検出用開口部を有するハウジングと、ドレープ検出用開口部から突出した突出位置と、ドレープ検出用開口部から退避した退避位置との間を移動可能に配置された検出部材と、ドレープが当接することにより退避位置に移動した検出部材を検出するセンサと、を備え、検出部材は、ドレープ検出用開口部から突出するとともにドレープに当接する当接部を有し、突出位置と退避位置との間で当接部を移動させるアーム部材を含み、アーム部材は、一端の近傍に当接部を有し、アーム部材は、他端の近傍に回動軸部を有する。
この発明の第1および第2の局面による駆動部インターフェースでは、上記のように構成することによって、ドレープが当接することにより退避位置に移動した検出部材がセンサにより検出されることにより、ロボットアームへのドレープの取り付けを検出することができる。また、ロボットアームにドレープを取り付けずにアダプタを装着した場合には、検出部材が退避位置に移動しないため、ドレープを取り付けるのを忘れてアダプタを装着した場合も認識することができる。これらの結果、ロボットアームへのドレープの取り付けを検出することが可能で、かつ、ドレープを取り付けるのを忘れてアダプタを装着した場合も認識可能な駆動部インターフェースを提供することができる。
本発明によれば、ロボットアームへのドレープの取り付けを検出することが可能で、かつ、ドレープを取り付けるのを忘れてアダプタを装着した場合も認識可能な駆動部インターフェースを提供することができる。
一実施形態によるロボット手術システムの概略を示した図である。 一実施形態によるロボット手術システムの制御的な構成を示したブロック図である。 一実施形態によるロボットアームにアダプタを介して手術器具が取り付けられた状態を示した斜視図である。 一実施形態によるロボットアームからアダプタおよび手術器具を取り外した状態を示した斜視図である。 一実施形態によるアダプタおよび手術器具をZ2方向側から見た斜視図である。 一実施形態によるロボットアームの駆動部インターフェースのハウジングを取り外した状態を示した斜視図である。 一実施形態によるセンサを示した斜視図である。 一実施形態による検出部材を示した分解斜視図である。 一実施形態による検出部材をX2方向側から見た図である。 (A)は、一実施形態による検出部材のドレープおよびアダプタが装着されていない状態を示した図であり、(B)は、一実施形態による検出部材のドレープが装着されずにアダプタが装着されている状態を示した図であり、(C)は、一実施形態による検出部材のドレープおよびアダプタが装着されている状態を示した図である。
以下、実施形態を図面に基づいて説明する。
(ロボット手術システムの構成)
図1および図2を参照して、一実施形態によるロボット手術システム100の構成について説明する。
図1に示すように、ロボット手術システム100は、遠隔操作装置10と、患者側装置20と、を備えている。遠隔操作装置10は、患者側装置20に設けられた医療器具(medical equipment)を遠隔操作するために設けられている。患者側装置20によって実行されるべき動作態様指令が術者(surgeon)である操作者Oにより遠隔操作装置10に入力されると、遠隔操作装置10は、動作態様指令をコントローラ26を介して患者側装置20に送信する。そして、患者側装置20は、遠隔操作装置10から送信された動作態様指令に応答して、ロボットアーム21に取り付けられた手術器具(surgical instrument)40、内視鏡50等の医療器具を操作する。これにより、低侵襲手術が行われる。
患者側装置20は、患者Pに対して手術を行うインターフェースを構成する。患者側装置20は、患者Pが横たわる手術台30の傍らに配置される。患者側装置20は、複数のロボットアーム21を有し、このうち1つのロボットアーム21(21b)に内視鏡50が取り付けられ、その他のロボットアーム21(21a)に手術器具40が取り付けられる。各ロボットアーム21は、プラットホーム23に共通に支持されている。複数のロボットアーム21は複数の関節を有し、それぞれの関節には、サーボモータを含む駆動部と、エンコーダ等の位置検出器とが設けられている。ロボットアーム21は、コントローラ26を介して与えられた駆動信号によりロボットアーム21に取り付けられた医療器具が所望の動作を行うように制御されるように構成されている。
プラットホーム23は、手術室の床の上に載置されたポジショナ22に支持されている。ポジショナ22は、鉛直方向に調整可能な昇降軸を有する柱部24が、車輪を備え床面を移動可能なベース25に連結されている。
ロボットアーム21aには、先端部に医療器具としての手術器具40が着脱可能に取り付けられる。手術器具40は、ロボットアーム21aに取り付けられるハウジング43(図4参照)と、細長形状のシャフト42(図4参照)と、シャフト42の先端部に設けられたエンドエフェクタ41(図4参照)とを備えている。エンドエフェクタ41として、例えば、把持鉗子、シザーズ、フック、高周波ナイフ、スネアワイヤ、クランプ、ステイプラーが挙げられるがこれに限られるものではなく、各種の処置具を適用することができる。患者側装置20を用いた手術において、ロボットアーム21aは、患者Pの体表に留置したカニューラ(トロッカ)を介して患者Pの体内に手術器具40を導入する。そして、手術器具40のエンドエフェクタ41は、手術部位の近傍に配置される。
ロボットアーム21bには、先端部に医療器具としての内視鏡50が着脱可能に取り付けられる。内視鏡50は、患者Pの体腔内を撮影するものであり、撮影した画像は、遠隔操作装置10に対して出力される。内視鏡50として、3次元画像を撮影することができる3D内視鏡若しくは2D内視鏡が用いられる。患者側装置20を用いた手術において、ロボットアーム21bは、患者Pに体表に留置したトロッカを介して患者Pの体内に内視鏡50を導入する。そして、内視鏡50が手術部位の近傍に配置される。
遠隔操作装置10は、操作者Oとのインターフェースを構成する。遠隔操作装置10は、ロボットアーム21に取り付けられた医療器具を操作者Oが操作するための装置である。すなわち、遠隔操作装置10は、操作者Oによって入力された手術器具40および内視鏡50によって実行されるべき動作態様指令をコントローラ26を介して患者側装置20へ送信可能に構成されている。遠隔操作装置10は、たとえば、マスタの操作をしながらも患者Pの様子がよく見えるように手術台30の傍らに設置される。なお、遠隔操作装置10は、例えば動作態様指令を無線で送信するようにし、手術台30が設置された手術室とは別室に設置することも可能である。
手術器具40によって実行されるべき動作態様とは、手術器具40の動作(一連の位置及び姿勢)及び手術器具40個別の機能によって実現される動作の態様である。たとえば、手術器具40が把持鉗子である場合には、手術器具40によって実行されるべき動作態様とは、エンドエフェクタ41の手首のロール回転位置及びピッチ回転位置と、ジョーの開閉を行う動作である。また、手術器具40が高周波ナイフである場合には、手術器具40によって実行されるべき動作態様とは、高周波ナイフの振動動作、具体的には高周波ナイフに対する電流の供給であり得る。また、手術器具40がスネアワイヤである場合には、手術器具40によって実行されるべき動作態様とは、束縛動作および束縛状態の解放動作であり得る。また、バイポーラやモノポーラに電流を供給することによって手術対象部位を焼き切る動作であり得る。
内視鏡50によって実行されるべき動作態様とは、たとえば、内視鏡50先端の位置及び姿勢、又はズーム倍率の設定である。
遠隔操作装置10は、図1および図2に示すように、操作ハンドル11と、操作ペダル部12と、表示部13と、制御装置14と、を備えている。
操作ハンドル11は、ロボットアーム21に取り付けられた医療器具を遠隔で操作するために設けられている。具体的には、操作ハンドル11は、医療器具(手術器具40、内視鏡50)を操作するための操作者Oによる操作を受け付ける。操作ハンドル11は、水平方向に沿って2つ設けられている。つまり、2つの操作ハンドル11のうち一方の操作ハンドル11は、操作者Oの右手により操作され、2つの操作ハンドル11のうち他方の操作ハンドル11は、操作者Oの左手により操作される。
また、操作ハンドル11は、遠隔操作装置10の後方側から、前方側に向かって延びるように配置されている。操作ハンドル11は、所定の3次元の操作領域内で動かすことができるように構成されている。すなわち、操作ハンドル11は、上下方向、左右方向、および前後方向に動かすことができるように構成されている。
遠隔操作装置10と患者側装置20とは、ロボットアーム21aおよびロボットアーム21bの動作の制御においては、マスタスレーブ型のシステムを構成する。すなわち、操作ハンドル11は、マスタスレーブ型のシステムにおけるマスタ側の操作部を構成し、医療器具が取り付けられたロボットアーム21aおよびロボットアーム21bはスレーブ側の動作部を構成する。そして、操作ハンドル11を操作者Oが操作すると、操作ハンドル11の動きをロボットアーム21aの先端部(手術器具40のエンドエフェクタ41)またはロボットアーム21bの先端部(内視鏡50)がトレースして移動するようにロボットアーム21aまたはロボットアーム21bの動作が制御される。
また、患者側装置20は、設定された動作倍率に応じてロボットアーム21aの動作を制御するよう構成されている。たとえば、動作倍率が1/2倍に設定されている場合、手術器具40のエンドエフェクタ41は、操作ハンドル11の移動距離の1/2の移動距離を移動するよう制御される。これによって、精細な手術を精確に行うことができる。
操作ペダル部12は、医療器具に関する機能を実行するための複数のペダルを含んでいる。複数のペダルは、凝固ペダルと、切断ペダルと、カメラペダルと、クラッチペダルと、を含んでいる。また、複数のペダルは、操作者Oの足により操作される。
凝固ペダルは、手術器具40を用いて手術部位を凝固させる操作を行うことができる。具体的には、凝固ペダルは、操作されることにより、手術器具40に凝固用の電圧が印加されて、手術部位の凝固が行われる。切断ペダルは、手術器具40を用いて手術部位を切断させる操作を行うことができる。具体的には、切断ペダルは、操作されることにより、手術器具40に切断用の電圧が印加されて、手術部位の切断が行われる。
カメラペダルは、体腔内を撮像する内視鏡50の位置及び姿勢を操作するために用いられる。具体的には、カメラペダルは、内視鏡50の操作ハンドル11による操作を有効にする。つまり、カメラペダルが押されている間は、操作ハンドル11により内視鏡50の位置および姿勢を操作することが可能である。たとえば、内視鏡50は、左右の操作ハンドル11の両方を用いることにより操作される。具体的には、左右の操作ハンドル11の中間点を中心に左右の操作ハンドル11を回動させることにより、内視鏡50が回動される。また、左右の操作ハンドル11を共に押し込むことにより、内視鏡50が奥に進む。また、左右の操作ハンドル11を共に引っ張ることにより、内視鏡50が手前に戻る。また、左右の操作ハンドル11を共に上下左右に移動させることにより、内視鏡50が上下左右に移動する。
クラッチペダルは、ロボットアーム21と、操作ハンドル11との操作接続を一時切断し手術器具40の動作を停止させる場合に用いられる。具体的には、クラッチペダルが操作されている間は、操作ハンドル11を操作しても、患者側装置20のロボットアーム21が動作しない。たとえば、操作により操作ハンドル11が移動可能な範囲の端部近傍に来た場合に、クラッチペダルが操作されることにより、操作接続を一時切断して、操作ハンドル11を中央位置付近に戻すことができる。そして、クラッチペダルの操作を中止するとロボットアーム21と操作ハンドル11とが再び接続され、中央付近で操作ハンドル11の操作を再開することができる。
表示部13は、内視鏡50が撮像した画像を表示することができるものである。表示部13は、スコープ型表示部または非スコープ型表示部からなる。スコープ型表示部とは、たとえば、覗き込むタイプの表示部である。また、非スコープ型表示部とは、通常のパーソナルコンピュータのディスプレイのような覗き込むタイプではない平坦な画面を有する開放型の表示部を含む概念である。
スコープ型表示部が取り付けられた場合、患者側装置20のロボットアーム21bに取り付けられた内視鏡50により撮像された3D画像が表示される。非スコープ型表示部が取り付けられた場合にも、患者側装置20に設けられた内視鏡50により撮像された3D画像が表示される。なお、非スコープ型表示部が取り付けられた場合、患者側装置20に設けられた内視鏡50により撮像された2D画像が表示されてもよい。
図2に示すように、制御装置14は、例えば、CPU等の演算器を有する制御部141と、ROMおよびRAM等のメモリを有する記憶部142と、画像制御部143とを含んでいる。制御装置14は、集中制御する単独の制御装置により構成されていてもよく、互いに協働して分散制御する複数の制御装置により構成されてもよい。制御部141は、操作ハンドル11により入力された動作態様指令を、操作ペダル部12の切替状態に応じて、ロボットアーム21aによって実行されるべき動作態様指令であるか、または、内視鏡50によって実行されるべき動作態様指令であるかを判定する。そして、制御部141は、操作ハンドル11に入力された動作態様指令が手術器具40によって実行されるべき動作態様指令であると判断すると、動作態様指令をロボットアーム21aに対して送信する。これによって、ロボットアーム21aが駆動され、この駆動によってロボットアーム21aに取り付けられた手術器具40の動作が制御される。
また、制御部141は、操作ハンドル11に入力された動作態様指令が内視鏡50によって実行されるべき動作態様指令であると判定すると、当該動作態様指令をロボットアーム21bに対して送信する。これによって、ロボットアーム21bが駆動され、この駆動によってロボットアーム21bに取り付けられた内視鏡50の動作が制御される。
記憶部142には例えば手術器具40の種類に応じた制御プログラムが記憶されていて、取り付けられた手術器具40の種類に応じて制御部141がこれらの制御プログラムを読み出すことにより、遠隔操作装置10の操作ハンドル11及び/又は操作ペダル部12の動作指令が個別の手術器具40に適合した動作をさせることができる。
画像制御部143は、内視鏡50が取得した画像を表示部13に伝送する。画像制御部143は、必要に応じて画像の加工修正処理を行う。
(手術器具、アダプタ、ドレープおよびロボットアームの構成)
図3〜図10を参照して、一実施形態による手術器具40、アダプタ60、ドレープ70およびロボットアーム21の構成について説明する。
〈取り付け状態〉
図3〜図5に示すように、手術器具40は、ロボットアーム21にアダプタ60を介して取り外し可能に接続される。アダプタ60は、ロボットアーム21を覆うための滅菌処理されたドレープ70をロボットアーム21との間に挟み込むためのドレープアダプタである。手術器具40は、Z2方向側に配置されたハウジング43の取付面40aがアダプタ60に取り付けられる。また、アダプタ60は、Z1方向側に配置された取付面60aに手術器具40が取り付けられる。また、アダプタ60は、Z2方向側に配置された取付面60bがロボットアーム21に取り付けられる。また、ロボットアーム21は、Z1方向側に配置された取付面21cにアダプタ60が取り付けられる。
ロボットアーム21は、清潔区域において使用されるため、ドレープ70により覆われる。ここで、手術室では、手術により切開した部分および医療機器が病原菌や異物などにより汚染されることを防ぐため、清潔操作が行われる。この清潔操作においては、清潔区域および清潔区域以外の区域である汚染区域が設定される。手術部位は、清潔区域に配置される。操作者Oを含む手術チームのメンバーは、手術中、清潔区域に殺菌されている物体のみが位置するよう配慮し、かつ、汚染区域に位置している物体を清潔区域に移動させるときは、この物体に滅菌処理を施す。同様に、操作者Oを含む手術チームのメンバーがその手を汚染区域に位置させたときは、清潔区域に位置している物体に直接接触する前に、手の滅菌処理を行う。清潔区域において用いられる器具は、滅菌処理が行われる、または、滅菌処理されたドレープ70により覆われる。
ドレープ70は、ロボットアーム21を覆う本体部71と、ロボットアーム21とアダプタ60との間に挟み込まれる取付部72とを備えている。本体部71は、フィルム状に形成された可撓性フィルム部材により構成されている。可撓性フィルム部材は、熱可塑性ポリウレタンやポリエチレンなどの樹脂材料からなる。本体部71には、ロボットアーム21とアダプタ60とが互いに係合可能なように、開口部が設けられている。本体部71の開口部には、開口部を塞ぐように取付部72が設けられている。取付部72は、フィルム状に形成された樹脂成形部材により構成されている。樹脂成形部材は、ポリエチレンテレフタレートなどの樹脂材料からなる。取付部72は、本体部71に比べて厚みが厚く、硬く(撓みにくく)なるように形成されている。取付部72は、ロボットアーム21とアダプタ60とが互いに係合可能なように、開口部73が設けられている。開口部73は、ロボットアーム21とアダプタ60との係合する部分ごとに対応するように設けられていてもよい。また、開口部73は、ロボットアーム21とアダプタ60との複数の係合する部分に対応するように設けられていてもよい。
手術器具40は、ハウジング43内に設けられ、Z方向に延びる回転軸を中心に回転可能に設けられた複数(4つ)の被駆動部材44(図5参照)を備えている。複数の被駆動部材44は、エンドエフェクタ41を操作(駆動)するために設けられている。たとえば、被駆動部材44は、シャフト42内に挿通されたワイヤ(図示せず)により、エンドエフェクタ41と接続されている。これにより、被駆動部材44の回転に応じてワイヤが駆動されるとともに、ワイヤの駆動に応じてエンドエフェクタ41が操作(駆動)される。また、たとえば、被駆動部材44は、ギア(図示せず)を介してシャフト42に接続されている。これにより、被駆動部材44の回転に応じてシャフト42が回転されるとともに、シャフト42の回転に応じてエンドエフェクタ41が操作される。
被駆動部材44は、ロボットアーム21からの駆動力を伝達されるために、アダプタ60の後述する駆動伝達部材61と係合する係合凸部441を含んでいる。係合凸部441は、被駆動部材44のZ2方向側の表面からアダプタ60側(Z2方向側)に向かって突出するように設けられている。また、係合凸部441は、Y1方向側の被駆動部材44に設けられた係合凸部441aと、Y2方向側の被駆動部材44に設けられた係合凸部441bとを含んでいる。係合凸部441aと係合凸部441bとは、互いに異なる形状を有している。また、係合凸部441aと係合凸部441bとは、それぞれ、アダプタ60の後述する係合凹部611aと係合凹部611bと対応する形状を有している。
アダプタ60は、手術器具40の複数(4つ)の被駆動部材44に対応するように設けられ、Z方向に延びる回転軸を中心に回転可能な複数(4つ)の駆動伝達部材61を備えている。駆動伝達部材61は、ロボットアーム21からの駆動力を手術器具40の被駆動部材44に伝達するために設けられている。駆動伝達部材61は、手術器具40の被駆動部材44の係合凸部441と係合する係合凹部611(図4参照)を含んでいる。係合凹部611は、駆動伝達部材61の手術器具40側(Z1方向側)に、駆動伝達部材61のZ1方向側の表面から手術器具40側とは反対側(Z2方向側)に向かって窪むように形成されている。また、係合凹部611は、Y1方向側の駆動伝達部材61に設けられた係合凹部611aと、Y2方向側の駆動伝達部材61に設けられた係合凹部611bとを含んでいる。係合凹部611aと係合凹部611bとは、互いに異なる形状を有している。
また、駆動伝達部材61は、ロボットアーム21の後述する係合凸部211と係合する係合凹部612(図5参照)を含んでいる。係合凹部612は、駆動伝達部材61のロボットアーム21側(Z2方向側)に、駆動伝達部材61のZ2方向側の表面からロボットアーム21側とは反対側(Z1方向側)に向かって窪むように形成されている。
図4に示すように、ロボットアーム21には、手術器具40にアダプタ60の駆動伝達部材61を介して駆動を伝達するための駆動部インターフェース200が設けられている。駆動部インターフェース200は、手術器具40のエンドエフェクタ41を駆動するための駆動力を発生させる。また、駆動部インターフェース200には、アダプタ60によってドレープ70が取り付けられる。駆動部インターフェース200は、アダプタ60の複数(4つ)の駆動伝達部材61に対応するように設けられた複数(4つ)の駆動部材210と、複数の駆動部材210に対応するように設けられた複数(4つ)のアクチュエータ220とを備えている。
駆動部材210は、Z方向に延びる回転軸を中心に回転する。駆動部材210は、アダプタ60の駆動伝達部材61の係合凹部612と係合する係合凸部211を含んでいる。係合凸部211は、駆動部材210のアダプタ60側(Z1方向側)の表面からアダプタ60側に向かって突出するように設けられている。アクチュエータ220は、モータを有し、駆動部材210をZ方向に延びる回転軸を中心に回転させる。
また、駆動部インターフェース200は、アクチュエータ220を内蔵するハウジング230を備えている。ハウジング230は、複数の駆動部材210に対応する位置に複数(4つ)の駆動部材用開口部231を有している。駆動部材用開口部231は、ハウジング230のZ1方向側の面をZ方向に貫通する貫通孔である。駆動部材用開口部231は、ハウジング230内に配置された駆動部材210の一部をハウジング230外に露出させている。駆動部材用開口部231は、Z方向から見て、略円形状を有している。また、ハウジング230は、後述する検出部材240に対応する位置に単一のドレープ検出用開口部232を有している。ドレープ検出用開口部232は、ハウジング230のZ1方向側の面をZ方向に貫通する貫通孔である。ドレープ検出用開口部232は、ハウジング230内に配置された検出部材240の一部(後述する当接部241a)をハウジング230外に露出させている。ドレープ検出用開口部232は、Z方向から見て、略円形状を有している。ドレープ検出用開口部232の径は、駆動部材用開口部231の径よりも小さい。
図6に示すように、駆動部インターフェース200は、ハウジング230内に、ロボットアーム21へのドレープ70の取り付けを検出するための検出部材240およびセンサ250を備えている。ここで、本実施形態では、検出部材240は、ドレープ検出用開口部232から突出した突出位置P1(図10(A)(B)参照)と、ドレープ検出用開口部232から退避した退避位置P2(図10(C)参照)との間を移動可能に配置されている。そして、センサ250は、ドレープ70が当接することにより退避位置P2に移動した検出部材240を検出するように構成されている。これにより、ドレープ70が当接することにより退避位置P2に移動した検出部材240がセンサ250により検出されることにより、ロボットアーム21へのドレープ70の取り付けを検出することができる。また、ロボットアーム21にドレープ70を取り付けずにアダプタ60を装着した場合には、検出部材240が退避位置P2に移動しないため、ドレープ70を取り付けるのを忘れてアダプタ60を装着した場合も認識することができる。これらの結果、ロボットアーム21へのドレープ70の取り付けを検出することができ、かつ、ドレープ70を取り付けるのを忘れてアダプタ60を装着した場合も認識することができる。
図7に示すように、センサ250は、光センサである。これにより、検出部材240の移動に応じた受光量の変化を利用して、検出部材240を容易に検出することができる。具体的には、センサ250は、光を出射する投光部251と、投光部251からの光を受光する受光部252とを有する光透過形のフォトマイクロセンサである。センサ250は、検出部材240の後述する検出部分242aにより遮光されることにより(図10(A)参照)、突出位置P1に位置した検出部材240を検出するように構成されている。また、センサ250は、検出部材240の検出部分242aにより遮光されないことにより(図10(C)参照)、退避位置P2に移動した検出部材240を検出するように構成されている。これにより、故障に起因してセンサ250から光が出射されない場合には、検出部材240による遮光時と同様に、ドレープ70が取り付けられていないと認識することができる。その結果、センサ250の故障時に、ドレープ70が取り付けられていると誤認識されることを抑制することができる。
図8および図9に示すように、検出部材240は、アーム部材241と、アーム部材242と、ばね243とを含んでいる。また、検出部材240は、支持部材260により回転可能に支持されるように設けられている。支持部材260は、X方向に対向する一対の支持部材261および262を含んでいる。一対の支持部材261および262は、X方向に挟み込むように検出部材240を支持するように設けられている。また、一対の支持部材261および262は、たとえばねじにより、ロボットアーム21に固定されている。
アーム部材241は、X方向に延びる回転軸を中心に回転可能に構成されている。具体的には、アーム部材241は、回動軸部244を介して、X方向に延びる回転軸を中心に回転可能に支持部材260に支持されている。また、アーム部材241は、ドレープ検出用開口部232から一部が突出するとともに、ドレープ70の取付部72のロボットアーム21側(Z2方向側)の取付面72aに当接する当接部241aを含んでいる。アーム部材241は、X方向に延びる回転軸を中心に回転することにより、突出位置P1と退避位置P2との間で当接部241aを移動させるように構成されている。これにより、小さい力でも検出部材240の当接部241aを移動させることができる。その結果、比較的軟らかい素材からなるドレープ70を当接させることにより検出部材240を移動させる場合にも、ドレープ70に負荷がかかることを抑制することができる。
また、アーム部材241は、X方向と略直交するY方向に延びるアーム部分241bと、アーム部分241bからZ2方向側に突出するように設けられたばね取付部分241cとを含んでいる。アーム部材241のアーム部分241bは、Y方向の一端の近傍に当接部241aを有している。また、アーム部材241のアーム部分241bは、Y方向の他端の近傍に回動軸部244を有している。これにより、アーム部材241のアーム部分241bのアーム長(当接部241aから回動軸部244までの長さ)を大きくすることができるので、より小さい力で検出部材240の当接部241aを移動させることができる。
また、当接部241aは、アーム部材241のアーム部分241bの一端の近傍からZ1方向側に突出するように設けられている。当接部241aは、Z1方向側に配置された平坦面部241dを有している。平坦面部241dは、ドレープ70の取付部72の取付面72aに当接するように設けられている。これにより、ドレープ70と当接部241aの平坦面部241dとを面接触させることができるので、当接部241aがドレープ70に当接した際に、当接部241aによりドレープ70に負荷がかかることを抑制することができる。また、当接部241aの平坦面部241dの縁部241eは、丸形形状に形成されている。これにより、当接部241aの平坦面部241dの縁部241eが角状に形成されている場合に比べて、当接部241aによりドレープ70に負荷がかかることを抑制することができる。当接部241aは、Z方向から見て、略円形状を有している。
ばね取付部分241cには、ばね243の一端が取り付けられている。ばね243の他端は、支持部材260のばね取付部分260aに取り付けられている。なお、ばね取付部分260aは、一対の支持部材261および262に分割されて形成されている。ばね取付部分241cは、支持部材260との間でばね243を保持するように設けられている。また、ばね243は、突出位置P1に位置するように検出部材240を付勢するように設けられている。これにより、ドレープ70が取り付けられていない場合、検出部材240を確実に突出位置P1に位置させることができる。具体的には、ばね243は、検出部材240をY2方向側に付勢するように設けられている。ばね243は、圧縮ばね(圧縮コイルばね)である。検出部材240は、ばね243の付勢力に抗して、突出位置P1から退避位置P2に移動するように構成されている。また、検出部材240は、ばね243の付勢力により退避位置P2から突出位置P1に移動するように構成されている。検出部材240は、ばね243を介して突出位置P1と退避位置P2との間を移動可能に設けられている。
アーム部材242は、X方向に延びる回転軸を中心に回転可能に構成されている。具体的には、アーム部材242は、回動軸部245を介して、X方向に延びる回転軸を中心に回転可能に支持部材260に支持されている。アーム部材242の回転軸とアーム部材241の回転軸とは、Y方向に互いにずれるように配置されている。また、アーム部材242は、Y方向に延びるように設けられている。アーム部材242は、Y方向の一端の近傍に検出部分242aを有している。検出部分242aは、センサ250を遮光するように設けられている。検出部分242aは、検出部材240が突出位置P1に位置する場合、センサ250を遮光するように構成されている。また、検出部分242aは、検出部材240が退避位置P2に位置する場合、センサ250を遮光しないように構成されている。検出部分242aは、平板形状に形成されている。アーム部材242は、Y方向の他端の近傍に回動軸部245を有している。
また、アーム部材242とアーム部材241とは、互いに連動するように接続部材246を介して互いに接続されている。アーム部材242とアーム部材241とは、互いに反対方向に回転するように接続部材246を介して互いに接続されている。具体的には、アーム部材241の当接部241aが突出位置P1から退避位置P2に移動するように回転された場合、アーム部材242は、接続部材246により、検出部分242aがセンサ250を遮光する位置からセンサ250を遮光しない位置に移動するように回転される。また、アーム部材241の当接部241aが退避位置P2から突出位置P1に移動するように回転された場合、アーム部材242は、接続部材246により、検出部分242aがセンサ250を遮光しない位置からセンサ250を遮光する位置に移動するように回転される。接続部材246は、ベアリングである。
図10(A)に示すように、ロボットアーム21にドレープ70を取り付けておらず、アダプタ60を装着していない場合、検出部材240は、突出位置P1に位置するように構成されている。この状態では、検出部材240のアーム部材241の当接部241aが突出位置P1に配置され、アーム部材242の検出部分242aがセンサ250を遮光する位置に配置されている。
ここで、アダプタ60には、ドレープ検出用開口部232および当接部241aに対応する位置に凹部62(図5参照)が設けられている。凹部62は、アダプタ60の取付面60bをZ方向に貫通する貫通孔である。なお、凹部62は、貫通孔ではなく、取付面60bからZ1方向側に凹む窪みであってもよい。凹部62は、当接部241aを収容可能な大きさを有している。また、ドレープ70の取付部72は、ロボットアーム21に取り付けられた状態で、アダプタ60の凹部62を覆う(塞ぐ)ように設けられている。
このため、本実施形態では、図10(B)に示すように、ロボットアーム21にドレープ70を取り付けずにアダプタ60を装着した場合に、検出部材240は、凹部62に当接部241aが配置されることにより、突出位置P1から移動しないように構成されている。これにより、ロボットアーム21にドレープ70を取り付けずにアダプタ60を装着した場合には、検出部材240が退避位置P2に移動しないため、ドレープ70を取り付けるのを忘れてアダプタ60を装着した場合も認識することができる。なお、この状態では、検出部材240が突出位置P1から移動しないため、図10(A)に示す場合と同様に、検出部材240のアーム部材241の当接部241aが突出位置P1に配置され、アーム部材242の検出部分242aがセンサ250を遮光する位置に配置されている。
また、図10(C)に示すように、ロボットアーム21にドレープ70を取り付けてアダプタ60を装着した場合に、検出部材240は、アダプタ60の凹部62を覆ったドレープ70の取付部72が当接することにより、退避位置P2に移動するように構成されている。これにより、ドレープ70とアダプタ60とを正しく取り付けた場合には、ロボットアーム21へのドレープ70の取り付けを検出することができる。なお、この状態では、検出部材240が退避位置P2に移動されるため、アーム部材241の回転によりアーム部材241の当接部241aが退避位置P2に配置され、アーム部材242の回転によりアーム部材242の検出部分242aがセンサ250を遮光しない位置に配置されている。
[変形例]
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、センサが、光センサである例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、センサが、光センサ以外のセンサであってもよい。たとえば、センサが、マイクロスイッチなどのスイッチであってもよい。
また、上記実施形態では、センサが、検出部材により遮光されることにより、突出位置に位置した検出部材を検出し、検出部材により遮光されないことにより、退避位置に移動した検出部材を検出するように構成されている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、センサが、検出部材により遮光されることにより、退避位置に移動した検出部材を検出し、検出部材により遮光されないことにより、突出位置に位置した検出部材を検出するように構成されていてもよい。このように構成すれば、検出部材の構成を簡素化することができる。
また、上記第実施形態では、検出部材が、2つのアーム部材を含んでいる例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、検出部材が、1つのアーム部材のみを含んでいてもよい。また、検出部材が、必ずしもアーム部材を含んでいなくてもよい。
また、上記実施形態では、アーム部材が、一端の近傍に当接部を有し、他端の近傍に回動軸部を有している例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、アーム部材が、必ずしも一端の近傍に当接部を有していなくてもよいし、必ずしも他端の近傍に回動軸部を有していなくてもよい。
また、上記実施形態では、アーム部材の当接部が、ドレープに当接する平坦面部を有している例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、アーム部材の当接部が、必ずしもドレープに当接する平坦面部を有していなくてもよい。たとえば、アーム部材の当接部が、ドレープに当接する曲面部を有していてもよい。
また、上記実施形態では、アーム部材の当接部の平坦面部の縁部が、丸形形状に形成されている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、アーム部材の当接部の平坦面部の縁部が、丸形形状に形成されていなくてもよい。たとえば、アーム部材の当接部の平坦面部の縁部が、傾斜面状に形成されていてもよい。
また、上記実施形態では、駆動伝達部材、駆動部材およびアクチュエータが、4つずつ設けられている例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、駆動伝達部材、駆動部材およびアクチュエータが、4つ以外の複数ずつ設けられていてもよい。
21:ロボットアーム、60:アダプタ、61:駆動伝達部材、62:凹部、70:ドレープ、100:ロボット手術システム、200:駆動部インターフェース、210:駆動部材、220:アクチュエータ、230:ハウジング、231:駆動部材用開口部、232:ドレープ検出用開口部、240:検出部材、241:アーム部材、241a:当接部、241d:平坦面部、241e:縁部、243:ばね、244:回動軸部、250:センサ、P1:突出位置、P2:退避位置

Claims (8)

  1. アダプタによってドレープが取り付けられる、ロボット手術システムのロボットアームに設けられた駆動部インターフェースであって、
    前記アダプタに設けられた駆動伝達部材に対応して設けられた駆動部材と、
    前記駆動部材を回転駆動させるアクチュエータと、
    前記アクチュエータを内蔵し、前記駆動部材に対応する位置に駆動部材用開口部を有し、ドレープ検出用開口部を有するハウジングと、
    前記ドレープ検出用開口部から突出した突出位置と、前記ドレープ検出用開口部から退避した退避位置との間を移動可能に配置された検出部材と、
    前記ドレープが当接することにより前記退避位置に移動した前記検出部材を検出するセンサと、を備え
    前記検出部材は、前記ドレープ検出用開口部から突出するとともに前記ドレープに当接する当接部を有し、
    前記ドレープを取り付けずに前記アダプタを装着した場合に、前記検出部材は、前記アダプタの前記検出部材の前記当接部に対応する位置に設けられた凹部に前記当接部が配置されることにより、前記突出位置から移動しないように構成されている、駆動部インターフェース。
  2. 前記センサは、光センサである、請求項1に記載の駆動部インターフェース。
  3. 前記センサは、光透過形のセンサであり、前記検出部材により遮光されることにより、前記突出位置に位置した前記検出部材を検出し、前記検出部材により遮光されないことにより、前記退避位置に移動した前記検出部材を検出するように構成されている、請求項2に記載の駆動部インターフェース。
  4. 前記ドレープは、前記アダプタの前記凹部を覆うように設けられており、
    前記ドレープを取り付けて前記アダプタを装着した場合に、前記検出部材は、前記アダプタの前記凹部を覆った前記ドレープが当接することにより、前記退避位置に移動するように構成されている、請求項に記載の駆動部インターフェース。
  5. アダプタによってドレープが取り付けられる、ロボット手術システムのロボットアームに設けられた駆動部インターフェースであって、
    前記アダプタに設けられた駆動伝達部材に対応して設けられた駆動部材と、
    前記駆動部材を回転駆動させるアクチュエータと、
    前記アクチュエータを内蔵し、前記駆動部材に対応する位置に駆動部材用開口部を有し、ドレープ検出用開口部を有するハウジングと、
    前記ドレープ検出用開口部から突出した突出位置と、前記ドレープ検出用開口部から退避した退避位置との間を移動可能に配置された検出部材と、
    前記ドレープが当接することにより前記退避位置に移動した前記検出部材を検出するセンサと、を備え、
    前記検出部材は、前記ドレープ検出用開口部から突出するとともに前記ドレープに当接する当接部を有し、前記突出位置と前記退避位置との間で前記当接部を移動させるアーム部材を含み、
    前記アーム部材は、一端の近傍に前記当接部を有し、
    前記アーム部材は、他端の近傍に回動軸部を有する、駆動部インターフェース。
  6. 前記アーム部材の前記当接部は、前記ドレープに当接する平坦面部を有する、請求項に記載の駆動部インターフェース。
  7. 前記当接部の前記平坦面部の縁部は、丸形形状に形成されている、請求項に記載の駆動部インターフェース。
  8. 前記突出位置に位置するように前記検出部材を付勢するばねをさらに備える、請求項1〜のいずれか1項に記載の駆動部インターフェース。
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