JP6822827B2 - コネクタおよびカテーテル - Google Patents

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Description

本発明は、吸引用カテーテルと、吸引用カテーテルに用いられるコネクタとに関する。
従来、外科手術には、種々のカテーテルが用いられている。臓器移植や、臓器を生体外に取り出して腫瘍等を切除した後、生体に戻す部分切除術などにおいて、臓器を生体から摘出し、搬送して移植する場合や体外で部分切除を行う場合がある。これらの場合、摘出した臓器の動脈および静脈を、少なくとも1つの動脈カテーテルおよび少なくとも1つの静脈カテーテルと接続し、各カテーテルと接続されたポンプ等の補助循環手段を用いて、他の部分から分離した小規模な人工血液循環を確立し、維持する事が行われている。
また、臓器または体領域への高効能かつ高副作用の薬剤の投与における所謂分離灌流において、対象とする臓器や体領域の動脈および静脈に動脈カテーテルおよび静脈カテーテルを接続し、同様に人工血液循環を確立し、維持することが行われている。
このような臓器または体領域への灌流を行う際に、動脈カテーテルや静脈カテーテルとして、例えば、特許文献1に示すようなカテーテルを用いることができる。
特公平1−23142
吸引用カテーテル(静脈カテーテル)から血液を吸引すると、脱血側の血管(静脈)内の圧力が下がり、血管が潰れて血管の内壁同士が接触するように閉塞する、所謂「アウトフローブロック」が生じる場合がある。灌流を行う際に、静脈を介して臓器あるいは体領域の外へ血液を送り出す脱血側の静脈カテーテルにおいて、円滑に血液が排出できないと、血液の吸引に起因して様々な問題が生じやすい。例えば、臓器または体領域へ過剰に血液または灌流液が供給され、細胞や組織へ悪影響を及ぼす虞がある。また、静脈カテーテル内において過度な減圧が生じると、血球の破壊が生じる虞がある。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであり、血管の閉塞を抑制できる、吸引用カテーテルおよび吸引用カテーテル用のコネクタを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本願の第1発明は、管状のカテーテル本体の端部に接続され、血管に挿入されて血液を吸入するカテーテルを構成するコネクタであって、軸方向先端側の端部に配置される先端開口部と、軸方向基端側端部に配置される基端開口部と、前記先端開口部および前記基端開口部を連通し、軸方向に延びる内部空間と、先端側から基端側に向かって外径が漸増する拡径部を有する血管挿入部と、前記拡径部の基端側に配置され、その外径が略一定である直管部と、前記拡径部の基端側および前記直管部の先端側に配置され、軸方向に隣接する部位よりも外周面が径方向内側へ凹む凹部と、を有し、前記血管への挿入時において、前記拡径部および前記凹部と、前記直管部の少なくとも一部が前記血管の内部に配置され、前記凹部の位置する軸方向位置において前記血管が結紮され、前記凹部と前記血管挿入部との段差によって、前記凹部の軸方向先端側において、前記血管に径方向外側へと広げる力が作用する。
本願の第2発明は、第1発明のコネクタであって、前記凹部は、周方向に繋がる環状の溝である。
本願の第3発明は、第1発明または第2発明のコネクタであって、前記血管挿入部は、前記内部空間と径方向外側の空間とを連通する複数の貫通孔を有する。
本願の第4発明は、第3発明のコネクタであって、前記先端開口部の開口面積は、前記貫通孔のそれぞれの開口面積よりも大きい。
本願の第5発明は、第3発明または第4発明のコネクタであって、複数の前記貫通孔は、周方向の3箇所以上の位置に配置される。
本願の第6発明は、第3発明から第5発明のいずれか1つのコネクタであって、複数の前記貫通孔は、軸方向の2箇所以上の位置に配置される。
本願の第7発明は、第1発明から第6発明のいずれか1つのコネクタであって、前記拡径部は、先端側かつ径方向外側へ突出する曲面状の外周面を含む。
本願の第8発明は、第1発明から第7発明のいずれか1つのコネクタであって、前記血管挿入部は、前記拡径部の先端側に配置され、基端側かつ径方向内側へ凹む曲面状の外周面を有する首部をさらに有する。
本願の第9発明は、第1発明から第8発明のいずれか1つのコネクタであって、前記血管への挿入時において、先端側が前記血管の上流側に配置され、基端側が前記血管の下流側に配置される。
本願の第10発明は、第1発明から発明のいずれか1つのコネクタであって、最も基端側に配置され、先端側から前記基端開口部に向かって外径が漸減する接続部をさらに有する。
本願の第11発明は、第1発明から10発明のいずれか1つのコネクタであって、軟質性樹脂材料により形成される。
本願の第12発明は、第1発明から11発明のいずれか1つのコネクタと、一端に前記コネクタが接続される、管状の前記カテーテル本体と、を有する、カテーテルである。
本願の第1発明から第12発明によれば、凹部と、凹部の先端側の部位との段差によって、凹部の先端側において血管に径方向外側へと広げる力が作用する。これにより、血管の内壁同士が張り付いて血管の閉塞が生じるのが抑制される。
本願の第2発明によれば、凹部の先端側において、周方向の全周に亘って、血管を径方向外側へと広げる力が作用する。したがって、吸引による血管の閉塞が生じるのがより抑制される。
本願の第3発明によれば、先端開口部が配置されるコネクタの先端部のみに吸引力が集中せず、血管挿入部の側面にも吸引力が発生する。吸引箇所が複数になることにより、血管がコネクタの1箇所に吸い付かない。したがって、吸引による血管の閉塞が生じるのが抑制される。
本願の第4発明によれば、血管の内壁との距離を大きく取りやすい先端開口部を、各貫通孔よりも大きくすることにより、血管の内部とコネクタ内の内部空間とをより確実に連通できる。
本願の第5発明および第6発明によれば、血管の内壁をコネクタへと吸引する力を分散し、吸引による血管の閉塞が生じるのがさらに抑制される。
本願の第7発明によれば、血管の内壁が拡径部の外表面に張り付いた場合であっても、コネクタの先端側において血管の内壁同士が張り付きにくい。その結果、吸引による血管の閉塞が生じるのがさらに抑制される。
本願の第8発明によれば、コネクタを血管に挿入する際に、血管壁を首部の外周面に沿って円滑に変形できる。
本願の第11発明によれば、コネクタを血管に挿入する際に、血管に傷が付きにくい。また、血管内に挿入している間に、コネクタが血管の動きに合わせて多少変形することができる。このため、血管とカテーテルとの接続箇所において、血管や灌流液が漏洩しにくい。
一実施形態に係るカテーテルの部分側面図である。 一実施形態に係るコネクタの側面図である。 一実施形態に係るコネクタの正面図である。 一実施形態に係るカテーテルの部分断面図である。 一実施形態に係るカテーテルを含む灌流装置を用いた肝臓の灌流の様子を示した概略図である。 一実施形態に係るカテーテルの使用時における部分断面図である。 一変形例に係るコネクタの側面図である。 他の変形例に係るコネクタの側面図である。 他の変形例に係るコネクタの断面図である。 他の変形例に係るコネクタの側面図である。 他の変形例に係るコネクタの側面図である。 他の変形例に係るコネクタの側面図である。 他の変形例に係るコネクタの側面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
<1.カテーテルの構成>
図1は、本発明に係るコネクタ12を備えるカテーテル1の部分側面図である。図2は、コネクタ12の側面図である。図3は、コネクタ12の先端側から見た正面図である。図4は、カテーテル1の部分断面図である。なお、各図において、その寸法比率は、説明の都合上一部誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
カテーテル1は、血管に挿入されて、血液を吸引するための吸引用(脱血用)のカテーテルである。図1に示すように、カテーテル1は、管状のカテーテル本体11と、コネクタ12とを有する。
カテーテル本体11は、長尺のチューブ体である。カテーテル本体11は、液体が流通可能なルーメンを備える中空管状の部材であり、その一方側の端部と他方側の端部との間を液密かつ気密に接続することが可能である。
カテーテル本体11は、可撓性を有する材料により形成される。本実施形態では、カテーテル本体11は、可撓性を有する合成樹脂により形成される。カテーテル本体11を形成する材料として、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体等、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のポリオレフィン、軟質ポリ塩化ビニル等の熱可塑性樹脂、シリコーンゴム、ラテックスゴム等の各種ゴム類、ポリウレタンエラストマー、ポリアミドエラストマー、ポリエステルエラストマー等の各種エラストマー、ポリアミド、結晶性ポリエチレン、または、結晶性ポリプロピレン等の結晶性プラスチックが用いられる。なお、これらの材料中に、例えば、ヘパリン、プロスタグランジン、ウロキナーゼ、アルギニン誘導体等の抗血栓性物質を配合し、あるいは表面に塗布することで、抗血栓性を付与してもよい。
コネクタ12は、カテーテル1の端部に配置される、中空管状の部材である。コネクタ12は、液体が流通可能な内部空間である流路20(図4参照)を有する。コネクタ12は、カテーテル本体11の一方側の端部に接続される。具体的には、コネクタ12の一部が、カテーテル本体11の一端に挿入固定される。これにより、コネクタ12内の流路20は、カテーテル本体11のルーメンと連通する。
本実施形態のコネクタ12および流路20は、直線状の中心軸9に沿って延びる。また、本実施形態のコネクタ12の各部は、中心軸9に対して略回転対称に形成されている。以下では、流路20の延びる方向を「軸方向」と称する。コネクタ12のうち、カテーテル本体11に挿入される側を「軸方向基端側」または単に「基端側」、基端側の反対側であって、血管に挿入される側を「軸方向先端側」または単に「先端側」と称する。また、中心軸9に直交する方向を「径方向」と称する。なお、本実施形態の中心軸9は直線状であったが、本発明はこれに限られない。中心軸9が曲線状に湾曲しており、コネクタ12および流路20が湾曲した中心軸9に沿って構成されていてもよい。
コネクタ12の軸方向先端側の端部には、流路20と連通する先端開口部201が設けられている。また、コネクタ12の軸方向基端側の端部には、流路20と連通する基端開口部202が設けられている。
コネクタ12の材料は、金属であってもよいし、合成樹脂であってもよい。本実施形態では、コネクタ12は、軟質性樹脂材料により一体に形成される。これにより、血管内にコネクタ12を挿入する際に、血管に傷が付きにくい。また、血管内に挿入している間に、血管が動いた場合であっても、コネクタ12が血管の動きに合わせて多少変形することができる。このため、血管とカテーテル1との接続箇所において、血液や灌流液が漏洩しにくい。コネクタ12を形成する材料として、例えば、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリサルホン、ポリアリレート、メタクリレートスチレン共重合体等の熱可塑性樹脂が用いられる。
図4に示すように、本実施形態のコネクタ12は、流路20が直線状に延びる。図2および図4に示すように、コネクタ12は、その先端側から基端側へ向かって順に、血管挿入部21、結紮部22、直管部23および把持部24の順に、それぞれ互いに軸方向に隣接して配置される。
血管挿入部21は、先端側から基端側へ向かって順に、首部211と、拡径部212と、円筒部213とを有する。首部211と、拡径部212と、円筒部213とは、互いに、軸方向に隣接して配置される。
首部211は、拡径部212の先端側に配置される。首部211は、先端側から基端側へ向かって外径が漸増する。コネクタ12を血管に挿入する際に、血管壁をその外周面に沿って円滑に変形させる必要がある。このため、首部211の外周面は、外向きに凹な曲面となっている。具体的には、首部211は、基端側かつ径方向内側へ凹む曲面状の外周面を有する。首部211の外周面は、中心軸9を通る断面において、円弧状であることが好ましい。また、その円弧の半径は、血管挿入部21の最大外径の20%以下であることが好ましく、10%以下であることがさらに好ましい。本実施形態では、首部211は、コネクタ12の最も軸方向先端側に配置される。これにより、コネクタ12を血管に挿入する際に、血管壁がより変形しやすい。
拡径部212は、先端側から基端側へ向かって外径が漸増する。拡径部212の外周面は、外向きに凸な曲面である。具体的には、拡径部212は、先端側かつ径方向外側へ突出する曲面状の外周面を含む。拡径部212は、首部211の基端側に隣接して配置される。円筒部213は、外周面が円筒状の部位であり、その外径が略一定である。円筒部213は、拡径部212の基端側に隣接して配置される。
血管挿入部21には、複数の貫通孔210が設けられる。貫通孔210は、流路20と、血管挿入部21の径方向外側の空間とを連通する。各貫通孔210は、略円形である。各貫通孔210の開口面積は、先端開口部201の開口面積よりも小さい。貫通孔210は、軸方向の複数箇所のそれぞれにおいて、周方向の複数箇所に配置される。本実施形態では、図2に示すように、貫通孔210は、軸方向の5箇所に配置される。最も軸方向先端側の軸方向位置においては、貫通孔210は、周方向の4箇所に略等間隔に配置される。また、他の軸方向位置においては、貫通孔210は、周方向の8箇所に略等間隔に配置される。
結紮部22は、血管挿入部21の基端側かつ直管部23の先端側に配置される。結紮部22には、軸方向に隣接する部位よりも径方向内側へ凹む凹部221が設けられる。したがって、凹部221は、血管挿入部21の拡径部212の基端側および直管部23の先端側に配置される。本実施形態の凹部221は、周方向に繋がる環状の溝である。このため、凹部221は、結紮部22の周方向の全体に配置される。
カテーテル1の使用時には、血管挿入部21と、結紮部22と、直管部23の少なくとも一部とが、血管8(図6参照)内に配置される。そして、結紮部22では、血管8がコネクタ12に対して縫合糸等で結紮固定される。すなわち、凹部221の位置する軸方向位置において、血管8が結紮される。
直管部23は、血管挿入部21および結紮部22の基端側に配置される。直管部23の外径は、略一定である。
把持部24は、直管部23の基端側に配置される。把持部24は、カテーテル本体11の内部に挿入される。把持部24は、コネクタ12の最も基端側に配置される接続部241を有する。接続部241は、先端側から基端開口部202に向かって外径が漸減する。これにより、把持部24をカテーテル本体11に挿入する際に、挿入しやすい。
コネクタ12内部において流路20を構成する内周面200は、滑らかな曲面となっている。結紮部22と、直管部23と、把持部24のうち接続部241の先端側の部位とにおいて、内周面200は、その径が略一定の円筒状となっている。このように、流路20の径をなるべく一定とすることにより、流路20内における圧力のムラや乱流の発生が抑制される。
血管挿入部21の首部211および拡径部212において、内周面200は、血管挿入部21の外周面に沿って、先端側から基端側へ向かってその径が漸増する。円筒部213において、内周面200は、結紮部22および直管部23における円筒状の内周面と滑らかに繋がるように、先端側から基端側へ向かってその径が漸減する。
また、把持部24の接続部241では、内周面200は、接続部241の外周面に沿って、先端側から基端側へ向かってその径が漸減する。
<2.カテーテルの使用態様について>
次に、カテーテル1の使用態様について、図5および図6を参照しつつ説明する。図5は、灌流装置30を用いた肝臓40の灌流の様子を示した概略図である。図6は、使用時におけるカテーテル1の部分断面図である。
この灌流装置30は、臓器の移植手術を行う際に、ドナーから摘出後、レシピエントへの移植および血流接続までの間に、阻血状態を回避し、臓器の機能を維持あるいは回復させるために臓器に対して灌流液の灌流を行うための装置である。なお、灌流装置30は、生体から一旦臓器を摘出し、生体外で腫瘍等の病変部を切除した上で、元の生体に臓器を戻す部分切除術にも適用可能である。以下では、肝臓移植手術における肝臓40に対する灌流処理について説明を行う。
灌流装置30は、リアクター31と、リザーバ32と、第1流入部33と、第2流入部34と、流出部35とを有する。リアクター31には、灌流対象の臓器である肝臓40が収容される。リザーバ32には、灌流液が貯留される。第1流入部33および第2流入部34は、灌流液をリザーバ32から肝臓40へ供給する。流出部35は、肝臓40から灌流液を回収する。
第1流入部33は、流入用カテーテル331と、流入用カテーテル331に介挿されたポンプ332、脱泡部333および温調部334とを有する。流入用カテーテル331は、リザーバ32と、肝臓40の総肝動脈または総肝動脈から分岐する右胃動脈とを接続する。ポンプ332は、灌流液をリザーバ32から肝臓40へと圧送する。脱泡部333は、流入用カテーテル331内を流れる灌流液を脱泡する。温調部334は、流入用カテーテル331内を流れる灌流液の温度を調整する。
第2流入部34は、流入用カテーテル341と、流入用カテーテル341に介挿されたポンプ342、脱泡部343および温調部344とを有する。流入用カテーテル341は、リザーバ32と、門脈と繋がる上腸間膜静脈、下腸間膜静脈または脾静脈とを接続する。ポンプ342は、灌流液をリザーバ32から肝臓40へと圧送する。脱泡部343は、流入用カテーテル341内を流れる灌流液を脱泡する。温調部344は、流入用カテーテル341内を流れる灌流液の温度を調整する。
流出部35は、本発明に係る吸引用カテーテルであるカテーテル1と、カテーテル1に介挿されたポンプ351およびガス供給モジュール352と、酸素供給部353および二酸化炭素供給部354とを有する。
カテーテル1は、コネクタ12を有する一端が、肝下部下大静脈、あるいは、肝下部下大静脈から分岐する右腎静脈または左腎静脈と接続される。また、カテーテル1の他端は、リザーバ32と接続される。これにより、カテーテル1は、リザーバ32と、肝臓40の肝下部下大静脈とを接続する。
ポンプ351は、肝臓40から灌流液を吸引し、リザーバ32へと送液する。ガス供給モジュール352には、酸素供給部353と二酸化炭素供給部354とが接続される。これにより、酸素供給部353および二酸化炭素供給部354からそれぞれ、酸素ガスおよび二酸化炭素ガスがガス供給モジュール352へと供給される。ガス供給モジュール352は、カテーテル1内を流れる灌流液に、酸素および二酸化炭素を溶解させる。
このような灌流装置30において、各ポンプ332,342,351と、ガス供給モジュール352とを駆動することにより、肝臓40に対して灌流処理を行うことができる。なお、第1流入部33および第2流入部34では、ポンプ332,342を用いて灌流液を圧送する構成に代えて、点滴バッグのように重力により灌流液を供給する構成を採用してもよい。
上記の灌流処理において、吸引用カテーテルであるカテーテル1は、肝臓40から延びる血管のうち、肝臓40から血液が流出する血管8に挿入接続される。このため、図6に示すように、カテーテル1は、血管8への挿入時において、先端側が血管8の上流側に配置され、基端側が血管8の下流側に配置される。
灌流処理中、カテーテル1では、血管8内の灌流液をコネクタ12を介して吸引している。図6に示すように、血管8内に挿入され、結紮固定された状態でカテーテル1内の液体の吸引を行うと、先端開口部201および各貫通孔210に、コネクタ12の外部から内部へ向かう吸引力が生じる。
このコネクタ12では、凹部221により、コネクタ12の外表面にくびれができている。結紮部22において、血管8とコネクタ12とが結紮糸80により結紮されると、凹部221と、血管挿入部21の基端側端部付近との段差によって、図6中に矢印で示すように、凹部221の先端側において、血管8に径方向外側へと広げる力が作用する。その結果、血管8の内壁同士が接触して、内壁同士が張り付くのが抑制される。すなわち、コネクタ12が外表面にくびれを有することにより、吸引による血管8の閉塞が生じるのが抑制される。
本実施形態の凹部221は、上記の通り、周方向に繋がる環状の溝である。このため、凹部221の先端側において、周方向の全周に亘って、血管8を径方向外側へと広げる力が作用する。したがって、吸引による血管8の閉塞が生じるのがより抑制される。
また、凹部221の先端側には、基端側から先端側へ向かって外形が漸減する拡径部212が配置されている。このため、図6中の矢印で示す力が作用する箇所から先端側へ向かうにつれて、血管8の内壁とコネクタ12の外周面との距離が拡がる。このため、コネクタ12の側面に配置された貫通孔210において吸引力が働いても、血管8がコネクタ12の外表面に張り付きにくい。したがって、吸引による血管8の閉塞が生じるのがより抑制される。
本実施形態では、上記の通り、拡径部212の外表面が先端側かつ径方向外側へ突出する曲面状となっている。このため、先端側に向かうにつれて、周方向に向かい合う位置における当該外表面同士の角度が大きくなる。したがって、拡径部212に配置された貫通孔210からの吸引によって血管8の内壁が拡径部212の外表面に張り付いた場合であっても、コネクタ12の先端側において血管8の内壁同士が張り付きにくい。その結果、吸引による血管8の閉塞が生じるのがさらに抑制される。
本実施形態のコネクタ12では、血管挿入部21が複数の貫通孔210を有する。これにより、先端開口部201が配置される先端部のみに吸引力が集中せず、血管挿入部21の側面にも吸引力が発生する。吸引箇所が複数になることにより、血管8が1箇所に吸い付かない。したがって、血管8の閉塞が生じるのが抑制される。
図2および図3に示すように、複数の貫通孔210は、周方向の3箇所以上の位置に配置される。本実施形態においては、軸方向位置によって、周方向の4箇所に貫通孔210が配置される箇所と、周方向の8箇所に貫通孔210が配置される箇所とがある。また、軸方向位置によって貫通孔210の配置位置をずらしているため、全体として、周方向の16箇所に貫通孔210が配置される。
周方向の1箇所または2箇所のみで吸引すると、血管8が吸引される箇所が周方向に偏る。このため、吸引により血管8の閉塞が生じやすい。特に、周方向の向かい合う2箇所のみで吸引を行うと、血管8の内壁同士が近づきやすくなるため、特に、吸引による血管8の閉塞が生じやすい。本実施形態のように、周方向の3箇所以上に貫通孔210を配置することにより、吸引による血管8の閉塞が生じるのをより抑制できる。
また、複数の貫通孔210は、軸方向の2箇所以上の位置に配置される。血管挿入部21のうち、吸引力が生じる範囲が軸方向に偏らず、軸方向の広い範囲で吸引力を作用させることができる。これにより、血管8の内壁をコネクタ12へと吸引する力を分散し、吸引による血管8の閉塞が生じるのをさらに抑制できる。
本実施形態のコネクタ12では、先端開口部201の開口面積が、各貫通孔210の開口面積よりも大きい。コネクタ12の先端部に配置される先端開口部201は、血管8が湾曲していたり、血管8およびコネクタ12に外力がかかっていたりする場合であっても、血管8の内壁が接触して連通が遮断されにくい。このため、最も血管8の内壁との距離を大きく取りやすい先端開口部201を、各貫通孔210よりも大きくすることにより、血管8の内部とコネクタ12内の流路20とをより確実に連通できる。
<3.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではない。
図7は、一変形例に係るコネクタ12Aの側面図である。このコネクタ12Aでは、血管挿入部21Aが、外向きに凹な曲面状の外周面を有する首部211Aの先端側に、円錐面状の外周面を有する錘状部214Aを有する。錘状部214Aは、先端側から基端側へ向かってその径が漸増する円錐面状の外周面を有する。図7の例のように、首部211Aは必ずしもコネクタ12Aの最も先端側に配置されなくてもよい。
図8は、他の変形例に係るコネクタ12Bの側面図である。図9は、図8中のA−A断面におけるコネクタ12Bの断面図である。図8および図9の例では、結紮部22Bに設けられる凹部221Bが、周方向の一部のみに配置される。結紮部22Bには、3つの凹部221Bが、周方向に略等間隔に配置される。このように、凹部221Bは、必ずしも周方向の全体に亘って配置されなくてもよい。この場合であっても、結紮部22Bにおいて血管とコネクタ12Bとを結紮することにより、凹部221Bの配置された周方向位置において、凹部221Bの先端側の血管を広げる作用を有する。
図10は、他の変形例に係るコネクタ12Cの側面図である。図10の例のコネクタ12Cは、球面状の外周面を有する血管挿入部21Cを有する。この血管挿入部21Cは、先端側から基端側へ向かって外径が漸増する拡径部212Cと、先端側から基端側へ向かって外径が漸減する縮径部215Cとを有する。拡径部212Cの外周面は、先端側かつ径方向外側へ突出する曲面である。縮径部215Cは、拡径部212Cの基端側に配置され、基端側かつ径方向外側へ突出する曲面である。拡径部212Cと縮径部215Cとは、全体として球面状の外周面を形成する。
図10の例では、結紮箇所となる結紮部22Cの先端側に、基端側から先端側へ向かって拡径する縮径部215Cが配置されることにより、結紮部22Cの先端側において、血管が径方向外側へとより広げられる。このため、血管の内壁同士が接触して、内壁同士が張り付くのがより抑制される。したがって、吸引による血管の閉塞が生じるのがより抑制される。
図11は、他の変形例に係るコネクタ12Dの側面図である。図11の例のコネクタ12Dは、血管挿入部21Dがメッシュ状となっている。すなわち、血管挿入部21Dの全域に、方形の貫通孔210Dが配置されている。そして、貫通孔210D同士の間隔が、略一定となっている。このように、血管挿入部21Dをメッシュ状とすることにより、貫通孔210Dの総開口面積を大きくできる。したがって、血管挿入部21Dの側面における吸引領域をより分散できる。したがって、血管が、血管挿入部21Dの特定の箇所に吸い付いて、血管の閉塞が生じやすくなるのが抑制される。
図12は、他の変形例に係るコネクタ12Eの側面図である。図12の例のコネクタ12Eは、軸方向に延びる複数の貫通孔210Eを有する。上記の実施形態では、血管挿入部21の軸方向の複数箇所に貫通孔210が配置された。これに対し、図12の例では、貫通孔210Eがそれぞれ、血管挿入部21Eのうち軸方向の大部分を占める。このような場合であっても、血管挿入部21Eのうち、吸引力が生じる範囲が軸方向に偏らず、軸方向の広い範囲で吸引力を作用させることができる。これにより、血管の内壁をコネクタ12Eへと吸引する力を分散し、吸引による血管の閉塞が生じるのを抑制できる。
図13は、他の変形例に係るコネクタ12Fの側面図である。図13の例のコネクタ12Fでは、血管挿入部21Fの側部に設けられた貫通孔210Fと、先端開口部201Fとが繋がっている。このような場合であっても、血管挿入部21Fのうち、吸引力が生じる範囲が軸方向に偏らず、軸方向の広い範囲で吸引力を作用させることができる。これにより、血管の内壁をコネクタ12Fへと吸引する力を分散し、吸引による血管の閉塞が生じるのを抑制できる。
本発明のコネクタおよびカテーテルの用途は、肝臓の灌流処理に限られない。血管内から液体を吸引する目的であれば、その他の用途に用いられてもよい。
また、上記の実施形態や変形例に登場した各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
本明細書において用いられる用語は、特定の実施態様を説明するために用いられているに過ぎない。このため、特に定義されたものを除き、本明細書において用いられる用語により、発明を限定する意図はない。
1 カテーテル
8 血管
9 中心軸
11 カテーテル本体
12,12A,12B,12C12D12E,12F コネクタ
20 流路
21,21A,21C,21D,21E,21F 血管挿入部
22,22B,22C 結紮部
23 直管部
24 把持部
201,201F 先端開口部
202 基端開口部
210,210D,210E,210F 貫通孔
211,211A 首部
212,212C 拡径部
213 円筒部
214A 錘状部
215C 縮径部
221,221B 凹部
241 接続部

Claims (12)

  1. 管状のカテーテル本体の端部に接続され、血管に挿入されて血液を吸入するカテーテルを構成するコネクタであって、
    軸方向先端側の端部に配置される先端開口部と、
    軸方向基端側端部に配置される基端開口部と、
    前記先端開口部および前記基端開口部を連通し、軸方向に延びる内部空間と、
    先端側から基端側に向かって外径が漸増する拡径部を有する血管挿入部と、
    前記拡径部の基端側に配置され、その外径が略一定である直管部と、
    前記拡径部の基端側および前記直管部の先端側に配置され、軸方向に隣接する部位よりも外周面が径方向内側へ凹む凹部と、
    を有し、
    前記血管への挿入時において、前記拡径部および前記凹部と、前記直管部の少なくとも一部が前記血管の内部に配置され、前記凹部の位置する軸方向位置において前記血管が結紮され、
    前記凹部と前記血管挿入部との段差によって、前記凹部の軸方向先端側において、前記血管に径方向外側へと広げる力が作用する、コネクタ。
  2. 請求項1に記載のコネクタであって、
    前記凹部は、周方向に繋がる環状の溝である、コネクタ。
  3. 請求項1または請求項2に記載のコネクタであって、
    前記血管挿入部は、
    前記内部空間と径方向外側の空間とを連通する複数の貫通孔
    を有する、コネクタ。
  4. 請求項3に記載のコネクタであって、
    前記先端開口部の開口面積は、前記貫通孔のそれぞれの開口面積よりも大きい、コネクタ。
  5. 請求項3または請求項4に記載のコネクタであって、
    複数の前記貫通孔は、周方向の3箇所以上の位置に配置される、コネクタ。
  6. 請求項3から請求項5のいずれか1項に記載のコネクタであって、
    複数の前記貫通孔は、軸方向の2箇所以上の位置に配置される、コネクタ。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか1項に記載のコネクタであって、
    前記拡径部は、
    先端側かつ径方向外側へ突出する曲面状の外周面
    を含む、コネクタ。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のコネクタであって、
    前記血管挿入部は、
    前記拡径部の先端側に配置され、基端側かつ径方向内側へ凹む曲面状の外周面を有する首部
    をさらに有する、コネクタ。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか1項に記載のコネクタであって、
    前記血管への挿入時において、先端側が前記血管の上流側に配置され、基端側が前記血管の下流側に配置される、コネクタ。
  10. 請求項1から請求項9のいずれか1項に記載のコネクタであって、
    最も基端側に配置され、先端側から前記基端開口部に向かって外径が漸減する接続部
    をさらに有する、コネクタ。
  11. 請求項1から請求項10のいずれか1項に記載のコネクタであって、
    軟質性樹脂材料により形成される、コネクタ。
  12. 請求項1から請求項11のいずれか1項のコネクタと、
    一端に前記コネクタが接続される、管状の前記カテーテル本体と、
    を有する、カテーテル。
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