JP6822141B2 - 作業工程管理ラック、作業工程管理システム、作業工程管理方法 - Google Patents

作業工程管理ラック、作業工程管理システム、作業工程管理方法 Download PDF

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Description

本願の開示する技術は、作業工程管理ラック、作業工程管理システム、作業工程管理方法に関する。
製品の製造現場では、ワークを複数の工程に順に搬送し、各工程でワークに対して作業を行い、製品を完成させる。このような製品の製造現場では、複数の工程の各々での作業状況を管理することが求められる。
特開2016−51223号公報
複数の工程の各々での作業状況を管理する一手法としては、ワークと共に次工程に搬送される作業指示書が各工程に設置のラックに入出されることを検出し、この入出情報をサーバに送信し、入出情報をサーバにて管理することが挙げられる。
ここで、ラックを複数の工程の各々に設置して使用する場合に、複数の工程毎にラックがどの工程にあるのかという工程識別設定を人手で行うのは煩雑である。したがって、複数の工程の各々での作業状況を容易に管理できることが望まれる。
本願の開示する技術は、一つの側面として、複数の工程の各々での作業状況を容易に管理できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本願の開示する技術の一観点によれば、収容部と、入出検出部と、工程識別情報読取部とを備え、複数の工程の各々に設置される作業工程管理ラックが提供される。収容部は、複数の工程の各々で使用される作業指示書を収容する。入出検出部は、収容部に対する作業指示書の入出を検出する。工程識別情報読取部は、複数の工程の各々に対して設定された工程識別情報を読み取る。
本願の開示する技術によれば、複数の工程の各々での作業状況を容易に管理することができる。
本願の開示する技術の一実施形態に係る作業工程管理システムを示す概念図である。 図1に示される作業工程管理ラック及び送信器等を拡大して示す斜視図である。 図1に示されるサーバにおいて管理される、複数の工程毎の作業実施時間、複数の工程間の作業滞留時間、及び、作業進捗状況を説明する図である。 本願の開示する技術の一実施形態に係る作業工程管理ラックの変形例を示す斜視図である。
はじめに、本願の開示する技術の一実施形態に係る作業工程管理システムの構成について説明する。
図1には、本実施形態の作業工程管理システム10が概念的に示されている。作業工程管理システム10は、例えば、製品の製造現場60において、複数の工程1〜Nの各々での作業状況を管理するのに適用される。図1に示される製品の製造現場60では、一例として、不図示のワークが複数の工程1〜Nに順に搬送され、各工程でワークに対して作業が行われ、製品が完成される。複数の工程1〜Nでの作業は、加工、組立、塗装、検査など、製品を完成させるための種々の作業に相当する。
この製品の製造現場60では、作業指示書65が使用される。作業指示書65には、各工程における作業内容が記載されている。本実施形態では、一例として、作業指示書65は、収納ファイル66に収納された状態で、ワークと共に複数の工程に順に搬送される。そして、この作業指示書65は、複数の工程の各々で使用される。
収納ファイル66は、例えばクリアファイルである。この収納ファイル66には、例えばRFID(Radio Frequency Identifier)タグなどの指示書識別情報記憶部62が設けられている。指示書識別情報記憶部62には、作業指示書65に対して設定された指示書識別情報が記憶されている。また、作業指示書65には、バーコード85が付されており、収納ファイル66には、バーコード85に対応するバーコード86が付されている。
本実施形態の作業工程管理システム10は、以下に順に説明するように、作業工程管理ラック20と、複数の作業者識別情報読取部30と、複数の送信器40と、サーバ50とを備える。
作業工程管理ラック20は、複数の工程の各々に設置される。この作業工程管理ラック20は、可搬性を有する。作業工程管理ラック20は、複数の工程の数だけ用意されて、複数の工程の各々に設置されても良く、また、複数の工程の数より少ない数だけ用意されて、足りない分の作業工程管理ラック20は、作業が完了したか又は作業を行う前の工程から借りてきても良い。
図2には、作業工程管理ラック20が拡大して示されている。作業工程管理ラック20は、ラック本体21と、複数の指示書識別情報読取部22と、工程識別情報読取部23と、制御部24とを有する。
ラック本体21は、階段状に形成された複数の収容部25を有する。各収容部25は、ラック本体21の上側に開口している。収容部25には、作業指示書65が収納ファイル66に収納された状態で収容される。本実施形態では、収容部25の数が4つとされているが、収容部25の数は、任意に設定可能である。また、複数の工程に共通で使用する作業指示書65の数も任意に設定可能である。
複数の指示書識別情報読取部22は、複数の収容部25の各々に設けられている。各指示書識別情報読取部22は、一例として、各収容部25の背面25Aの下部に設けられている。指示書識別情報読取部22は、収納ファイル66が収容部25に収容された場合に、指示書識別情報記憶部62と対向する位置に配置される。指示書識別情報読取部22は、例えばRFIDタグリーダであり、指示書識別情報記憶部62に記憶された指示書識別情報を読み取り、読み取った指示書識別情報を制御部24に送信する。
この指示書識別情報読取部22は、後述するように収容部25に対する作業指示書65の入出を検出する「入出検出部」として機能する。つまり、指示書識別情報読取部22は、一定時間間隔で作動する。そして、収納ファイル66が収容部25に収容されている場合、指示書識別情報読取部22は、指示書識別情報を読み取り、この読み取った指示書識別情報を制御部24に送信する。
一方、収納ファイル66が収容部25に収容されていない場合、指示書識別情報読取部22は、指示書識別情報を読み取れないので、指示書識別情報を読み取れていない空の読取情報を制御部24に送信する。このように、指示書識別情報読取部22は、一定時間間隔で作動すると共に、収容部25に対する作業指示書65の入出に応じて異なる情報を送信することで「入出検出部」として機能する。
各工程には、作業工程管理ラック20(ラック本体21)を置くためのラック置場61が設けられている。ラック置場61には、例えばRFIDタグなどの工程識別情報記憶部63が設けられている。工程識別情報記憶部63には、複数の工程の各々に対して設定された工程識別情報が記憶されている。
工程識別情報読取部23は、一例として、ラック本体21の下面21Aに設けられている。工程識別情報読取部23は、作業工程管理ラック20(ラック本体21)がラック置場61の正規の位置に置かれた場合に、工程識別情報記憶部63と対向する位置に配置される。工程識別情報読取部23は、例えばRFIDタグリーダである。工程識別情報読取部23に工程識別情報記憶部63がかざされると、工程識別情報読取部23は、工程識別情報記憶部63に記憶された工程識別情報を読み取り、読み取った工程識別情報を制御部24に送信する。
制御部24は、複数の指示書識別情報読取部22及び工程識別情報読取部23と電気的に接続されている。この制御部24は、複数の指示書識別情報読取部22及び工程識別情報読取部23に電源を供給する機能と、複数の指示書識別情報読取部22及び工程識別情報読取部23から送信された情報を後述する送信器40に送信する機能を有する。
また、制御部24は、後述するように、各指示書識別情報読取部22を、収容部25に対する作業指示書65の入出を検出する「入出検出部」として作動させ、作業指示書65の入出に応じた入出情報を送信器40に送信する機能も有する。
つまり、指示書識別情報読取部22から送信された情報が空の読取情報から正規の指示書識別情報に変化した場合、制御部24は、入情報として正規の指示書識別情報を送信器40に送信する。一方、指示書識別情報読取部22から送信された情報が正規の指示書識別情報から空の読取情報に変化した場合、制御部24は、出情報を送信器40に送信する。
各工程には、作業者が配置されており、各作業者は、例えば身分証などの作業者識別情報記憶部70を有している。作業者識別情報記憶部70は、例えばRFIDカードやRFIDタグである。作業者識別情報記憶部70には、各作業者に対して設定された作業者識別情報が記憶されている。
作業者識別情報読取部30は、複数の工程毎に設置されている。作業者識別情報読取部30は、例えばRFIDカードやRFIDタグの記憶情報を読み取るリーダである。作業者識別情報読取部30に作業者識別情報記憶部70がかざされると、作業者識別情報読取部30は、作業者識別情報記憶部70に記憶された作業者識別情報を読み取り、読み取った作業者識別情報を送信器40に送信する。
送信器40は、複数の工程毎に設置されている。各送信器40は、複数の工程毎に設置された作業者識別情報読取部30と有線又は無線で通信可能に接続されている。また、各送信器40は、複数の工程の各々に設置される作業工程管理ラック20の制御部24と有線又は無線で通信可能に接続される。
図1に示されるように、複数の工程毎に設置された複数の送信器40は、サーバ50と有線又は無線で通信可能に接続されている。各送信器40は、制御部24から送信された入出情報及び工程識別情報と、作業者識別情報読取部30から送信された作業者識別情報をサーバ50に送信する。
サーバ50は、「コンピュータ」として機能するものであり、演算部51と、マスタデータベース52と、実績データベース53とを有する。演算部51は、後述する如く送信器40から送信された情報を実績データベース53に記憶させる処理や、マスタデータベース52に記憶された情報と実績データベース53に記憶された情報との差分を抽出する処理等を実行可能である。
マスタデータベース52には、入力端末90に入力されたマスタデータが記憶され、実績データベース53には、送信器40やその他の図示しない入力手段から送信された情報が実績データとして記憶される。マスタデータベース52と実績データベース53とは、例えばAPI(Application Programming Interface)等のインターフェース54を介して接続されている。
次に、本実施形態の作業工程管理方法について説明する。
図1に示されるように、先ず、入力端末90に接続されたバーコードリーダ91によって、作業指示書65に付されたバーコード85の記憶情報、及び、収納ファイル66に付されたバーコード86の記憶情報が読み取られる。バーコードリーダ91で読み取られた双方のバーコード85、86の記憶情報は、リンクされてマスタデータベース52に記憶される。
また、入力端末90には、その他の情報が入力され、この入力端末90に入力された情報は、マスタデータベース52に記憶される。この入力端末90に入力される情報は、例えば、各工程の作業者名、各作業者の識別情報、ロット識別情報、図番、製造数量、及び、指示書識別情報記憶部62に記憶された指示書識別情報等である。
作業工程管理ラック20は、複数の工程の各々に設置される。この作業工程管理ラック20は、複数の工程の数だけ用意されて、複数の工程の各々に設置されても良い。また、作業工程管理ラック20は、複数の工程の数より少ない数だけ用意されて、足りない分の作業工程管理ラック20は、作業が完了したか又は作業を行う前の工程から借りてきても良い。
作業工程管理ラック20は、各工程のラック置場61に置かれる。図2に示されるように、作業工程管理ラック20が、ラック置場61の正規の位置に置かれると、作業工程管理ラック20の工程識別情報読取部23が、ラック置場61の工程識別情報記憶部63と対向する。工程識別情報読取部23は、工程識別情報記憶部63に記憶された工程識別情報を読み取り、読み取った工程識別情報を制御部24に送信する。
制御部24は、工程識別情報読取部23から送信された工程識別情報を受信すると、受信した工程識別情報を送信器40に送信する。送信器40は、制御部24から送信された工程識別情報を受信すると、受信した工程識別情報をサーバ50に送信する。サーバ50は、送信器40から送信された工程識別情報を受信すると、工程識別情報から工程名及び設備名を抽出し、工程名及び設備名を実績データベース53に記憶する。
また、製品の製造現場60において作業が開始されると、作業者が作業者識別情報読取部30に作業者識別情報記憶部70をかざす。作業者識別情報読取部30に作業者識別情報記憶部70がかざされると、作業者識別情報読取部30は、作業者識別情報記憶部70に記憶された作業者識別情報を読み取り、読み取った作業者識別情報を送信器40に送信する。
送信器40は、作業者識別情報読取部30から送信された作業者識別情報を受信すると、作業者識別情報をサーバ50に送信する。サーバ50は、送信器40から送信された作業者識別情報を受信すると、この受信した作業者識別情報を工程1における作業者名として実績データベース53に記憶する。
また、製品の製造現場60において、作業工程管理ラック20がラック置場61に置かれると、制御部24は、指示書識別情報読取部22を、収容部25に対する作業指示書65の入出を検出する「入出検出部」として機能させる。つまり、制御部24は、指示書識別情報読取部22を一定時間間隔で作動させる。
指示書識別情報読取部22が作動したときに収納ファイル66が収容部25に収容されていた場合、指示書識別情報読取部22は、指示書識別情報を読み取り、この読み取った指示書識別情報を制御部24に送信する。一方、指示書識別情報読取部22が作動したときに収納ファイル66が収容部25に収容されていなかった場合、指示書識別情報読取部22は、指示書識別情報を読み取れないので、指示書識別情報を読み取れていない空の読取情報を制御部24に送信する。
製品の製造現場60では、作業指示書65を収容した収納ファイル66がワークと共に工程1に搬送される。収納ファイル66が収容部25に入れられると、その後に指示書識別情報読取部22が作動したタイミングで指示書識別情報が指示書識別情報読取部22によって読み取られ、指示書識別情報読取部22から制御部24に正規の指示書識別情報が送信される。
制御部24は、空の読取情報を受信していた状態から正規の指示書識別情報を受信すると、収容部25に作業指示書65が入れられたことが指示書識別情報読取部22によって検出されたとして、入情報を送信器40に送信する。送信器40は、制御部24から送信された入情報を受信すると、入情報をサーバ50に送信する。サーバ50は、送信器40から送信された入情報を受信すると、入情報を受信した時刻、つまり、作業着手時刻を実績データベース53に記憶する。
そして、工程1において、作業指示書65に記載された内容に基づいて作業が実施され、工程1での作業が完了すると、収納ファイル66が収容部25から出される。
制御部24は、正規の指示書識別情報を受信していた状態から空の読取情報を受信すると、収容部25から作業指示書65が出されたことが指示書識別情報読取部22によって検出されたとして、出情報を送信器40に送信する。送信器40は、制御部24から送信された出情報を受信すると、出情報をサーバ50に送信する。サーバ50は、送信器40から送信された出情報を受信すると、出情報を受信した時刻、つまり、作業完了時刻を実績データベース53に記憶する。
なお、制御部24は、工程識別情報、入情報(指示書識別情報)、及び、出情報を受信する度に送信器40に順次送信しても良いし、工程識別情報、入情報、及び、出情報をまとめて送信器40に送信しても良い。また、送信器40も、工程識別情報、入情報、及び、出情報を受信する度にサーバ50に順次送信しても良いし、工程識別情報、入情報、及び、出情報をまとめてサーバ50に送信しても良い。また、送信器40は、制御部24から送信された工程識別情報、入情報、及び、出情報と、作業者識別情報読取部30から送信された作業者識別情報を、別々にサーバ50に送信しても良いし、まとめてサーバ50に送信しても良い。
以上で工程1での作業が完了する。工程1での作業が完了すると、工程2に移行する。この工程2においても、工程1と同様に、工程識別情報、作業者識別情報、及び、作業指示書65の入出情報が取得され、これらの情報が実績データベース53に記憶される。
そして、最終工程である工程Nにて作業が完了するまで、上述の各工程での情報取得作業が工程Nまで繰り返し実行される。
このように、本実施形態の作業工程管理方法では、収容部25と、指示書識別情報読取部22と、工程識別情報読取部23とを備える作業工程管理ラック20が複数の工程の各々に設置される。また、複数の工程毎に、工程識別情報読取部23によって読み取られた工程識別情報、及び、指示書識別情報読取部22を用いて検出された入出情報が送信器40から送信される。そして、送信器40から送信された工程識別情報及び入出情報に基づいて、複数の工程毎の入出情報がサーバ50で管理される。
より具体的には、複数の工程毎に、指示書識別情報読取部22によって収容部25に作業指示書65が入れられたことが検出された場合には送信器40から入情報が送信される。一方、複数の工程毎に、指示書識別情報読取部22によって収容部25から作業指示書65が出されたことが検出された場合には送信器40から出情報が送信される。そして、送信器40から送信された工程識別情報、入情報、及び、出情報に基づいて、複数の工程毎の作業実施時間、複数の工程間の作業滞留時間、及び、作業進捗状況がサーバ50で管理される。
図3は、図1に示されるサーバ50において管理される、複数の工程毎の作業実施時間、複数の工程間の作業滞留時間、及び、作業進捗状況を説明する図である。複数の工程毎の作業実施時間は、各工程において、入情報を受信した作業着手時刻から、出情報を受信した作業完了時刻までの間の時間で算出される。また、複数の工程間の作業滞留時間は、作業完了時刻から、その次の工程の作業着手時刻までの間の時間で算出される。さらに、作業進捗状況は、各工程での作業着手時刻及び作業完了時刻で把握される。
なお、実績データベース53には、複数の工程毎の作業実施時間、複数の工程間の作業滞留時間、及び、作業進捗状況以外に、各工程に設置された入力手段から別途入力されたロット識別情報、図番、製造数量などの実績データが記憶されても良い。そして、サーバ50では、演算部51によって、マスタデータベース52に記憶された情報と実績データベース53に記憶された情報との差分が抽出されても良い。
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
以上詳述したように、本実施形態によれば、複数の工程の各々に対して工程識別情報が設定されている。また、複数の工程の各々に設置される作業工程管理ラック20には、工程識別情報読取部23が設けられている。そして、複数の工程毎に、工程識別情報読取部23によって工程識別情報が読み取られ、この工程識別情報と共に、作業指示書65の入出に応じた入出情報がサーバ50に送信される。したがって、複数の工程毎の入出情報を管理する際に、複数の工程毎に作業工程管理ラック20がどの工程にあるのかという工程識別設定を人手によって行わなくて済む。これにより、複数の工程の各々での作業状況を容易に管理することができる。
また、本実施形態によれば、サーバ50では、送信器40から送信された工程識別情報、入情報、及び、出情報に基づいて、複数の工程毎の作業実施時間、複数の工程間の作業滞留時間、及び、作業進捗状況が管理される。これにより、複数の工程の各々での作業状況をより的確に管理することができる。
また、本実施形態によれば、指示書識別情報読取部22が、収容部25に対する作業指示書65の入出を検出する「入出検出部」として機能する。したがって、入出検出部及び指示書識別情報読取部22を作業工程管理ラック20にそれぞれ設ける場合に比して、部品点数を削減できるので、コストダウンを図ることができる。
次に、本実施形態の変形例について説明する。
上記実施形態において、サーバ50は、好ましくは、複数の工程毎の作業実施時間、複数の工程間の作業滞留時間、及び、作業進捗状況を管理する。しかしながら、サーバ50は、複数の工程毎の作業実施時間、複数の工程間の作業滞留時間、及び、作業進捗状況のうちのいずれか一つ又は二つを管理しても良い。
また、上記実施形態では、一例として、工程識別情報記憶部63及び工程識別情報読取部23は、それぞれRFIDタグ及びリーダとされている。しかしながら、工程識別情報記憶部63及び工程識別情報読取部23は、それぞれRFIDタグ及びリーダ以外の記憶装置及び読取装置とされても良い。例えば、図4に示されるように、工程識別情報記憶部63は、USBメモリなどの記憶装置とされ、工程識別情報読取部23は、USBメモリの記憶情報を読み取る読取装置とされても良い。
同様に、指示書識別情報記憶部62及び指示書識別情報読取部22も、それぞれRFIDタグ及びリーダ以外の記憶装置及び読取装置とされても良い。
また、上記実施形態において、指示書識別情報読取部22は、収容部25に対する作業指示書65の入出を検出する「入出検出部」を兼ねている。しかしながら、収容部25に対する作業指示書65の入出を検出する入出検出部と、指示書識別情報読取部22とが別々に設けられても良い。そして、入出検出部によって収容部25に作業指示書65が入れられたことが検出された場合に、指示書識別情報記憶部62に記憶された指示書識別情報が指示書識別情報読取部22に読み取られて制御部24に送信されても良い。
また、上記実施形態では、好ましくは、指示書識別情報読取部22が用いられるが、指示書識別情報読取部22の代わりに、収容部25に対する作業指示書65の入出を検出する入出検出部が用いられても良い。そして、この入出検出部から送信された入出情報がサーバ50で管理されても良い。
また、上記実施形態において、指示書識別情報読取部22は、収容部25の背面25Aの下部に設けられているが、収容部25のどの場所に設けられても良い。
また、上記実施形態において、複数の収容部25は、好ましくは、階段状に形成されるが、階段状以外の形態でも良い。また、ラック本体21は、ラック置場61に対して鉛直軸線周りに回転する構造でも良い。
また、上記実施形態において、作業指示書65は、収納ファイル66に収納された状態で収容部25に収容される。しかしながら、作業指示書65は、収納ファイル66に収納されずに、収容部25に直接収容されても良い。
また、上記実施形態において、指示書識別情報記憶部62は、収納ファイル66に設けられているが、作業指示書65に設けられても良い。
また、上記実施形態において、送信器40は、作業工程管理ラック20と独立しているが、送信器40は、作業工程管理ラック20に組み込まれても良い。
同様に、作業者識別情報読取部30は、作業工程管理ラック20と独立しているが、作業者識別情報読取部30は、作業工程管理ラック20に組み込まれても良い。
以上、本願の開示する技術の一実施形態について説明したが、本願の開示する技術は、上記に限定されるものでなく、上記以外にも、その主旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施可能であることは勿論である。
なお、上述の本願の開示する技術の一実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
複数の工程の各々で使用される作業指示書を収容する収容部と、
前記収容部に対する前記作業指示書の入出を検出する入出検出部と、
前記複数の工程の各々に対して設定された工程識別情報を読み取る工程識別情報読取部と、
を備える作業工程管理ラック。
(付記2)
前記入出検出部は、前記作業指示書に対して設定された指示書識別情報を読み取る指示書識別情報読取部である、
付記1に記載の作業工程管理ラック。
(付記3)
前記収容部を階段状に複数備える、
付記1又は付記2に記載の作業工程管理ラック。
(付記4)
前記指示書識別情報読取部は、前記収容部の背面の下部に設けられている、
付記1〜付記3のいずれか一項に記載の作業工程管理ラック。
(付記5)
複数の工程の各々で使用される作業指示書を収容する収容部と、前記収容部に対する前記作業指示書の入出を検出する入出検出部と、前記複数の工程の各々に対して設定された工程識別情報を読み取る工程識別情報読取部とを備え、前記複数の工程の各々に設置される作業工程管理ラックと、
前記複数の工程毎に、前記工程識別情報読取部によって読み取られた工程識別情報、及び、前記入出検出部を用いて検出された入出情報を送信する送信器と、
前記送信器から送信された前記工程識別情報及び前記入出情報に基づいて、前記複数の工程毎の前記入出情報を管理するサーバと、
を備える作業工程管理システム。
(付記6)
前記送信器は、前記複数の工程毎に、前記入出検出部によって前記収容部に前記作業指示書が入れられたことが検出された場合には入情報を送信し、前記入出検出部によって前記収容部から前記作業指示書が出されたことが検出された場合には出情報を送信し、
前記サーバは、前記送信器から送信された前記工程識別情報、前記入情報、及び、前記出情報に基づいて、前記複数の工程毎の作業実施時間、前記複数の工程間の作業滞留時間、及び、作業進捗状況のうちの少なくともいずれかを管理する、
付記4に記載の作業工程管理システム。
(付記7)
複数の工程の各々で使用される作業指示書を収容する収容部と、前記収容部に対する前記作業指示書の入出を検出する入出検出部と、前記複数の工程の各々に対して設定された工程識別情報を読み取る工程識別情報読取部とを備える作業工程管理ラックを前記複数の工程の各々に設置し、
前記複数の工程毎に、前記工程識別情報読取部によって読み取られた工程識別情報、及び、前記入出検出部を用いて検出された入出情報を送信器から送信し、
前記送信器から送信された前記工程識別情報及び前記入出情報に基づいて、前記複数の工程毎の前記入出情報をサーバで管理する、
ことを含む作業工程管理方法。
(付記8)
前記複数の工程毎に、前記収容部に前記作業指示書が入れられたことが前記入出検出部によって検出された場合には前記送信器から入情報を送信し、前記収容部から前記作業指示書が出されたことが前記入出検出部によって検出された場合には前記送信器から出情報を送信し、
前記送信器から送信された前記工程識別情報、前記入情報、及び、前記出情報に基づいて、前記複数の工程毎の作業実施時間、前記複数の工程間の作業滞留時間、及び、作業進捗状況のうちの少なくともいずれかをサーバで管理する、
付記6に記載の作業工程管理方法。
10 作業工程管理システム
20 作業工程管理ラック
21 ラック本体
22 指示書識別情報読取部
23 工程識別情報読取部
24 制御部
25 収容部
25A 背面
30 作業者識別情報読取部
40 送信器
50 サーバ
51 演算部
52 マスタデータベース
53 実績データベース
60 製造現場
61 ラック置場
62 指示書識別情報記憶部
63 工程識別情報記憶部
65 作業指示書
66 収納ファイル
70 作業者識別情報記憶部

Claims (5)

  1. 複数の工程の各々で使用される作業指示書を収容する収容部と、
    前記収容部に対する前記作業指示書の入出を検出する入出検出部と、
    前記複数の工程の各々に対して設定された工程識別情報を読み取る工程識別情報読取部と、
    を備え、前記複数の工程の各々に設置される作業工程管理ラック。
  2. 前記入出検出部は、前記作業指示書に対して設定された指示書識別情報を読み取る指示書識別情報読取部である、
    請求項1に記載の作業工程管理ラック。
  3. 複数の工程の各々で使用される作業指示書を収容する収容部と、前記収容部に対する前記作業指示書の入出を検出する入出検出部と、前記複数の工程の各々に対して設定された工程識別情報を読み取る工程識別情報読取部とを備え、前記複数の工程の各々に設置される作業工程管理ラックと、
    前記複数の工程毎に、前記工程識別情報読取部によって読み取られた工程識別情報、及び、前記入出検出部を用いて検出された入出情報を送信する送信器と、
    前記送信器から送信された前記工程識別情報及び前記入出情報に基づいて、前記複数の工程毎の前記入出情報を管理するサーバと、
    を備える作業工程管理システム。
  4. 前記送信器は、前記複数の工程毎に、前記収容部に前記作業指示書が入れられたことが前記入出検出部によって検出された場合には入情報を送信し、前記収容部から前記作業指示書が出されたことが前記入出検出部によって検出された場合には出情報を送信し、
    前記サーバは、前記送信器から送信された前記工程識別情報、前記入情報、及び、前記出情報に基づいて、前記複数の工程毎の作業実施時間、前記複数の工程間の作業滞留時間、及び、作業進捗状況のうちの少なくともいずれかを管理する、
    請求項3に記載の作業工程管理システム。
  5. 複数の工程の各々で使用される作業指示書を収容する収容部と、前記収容部に対する前記作業指示書の入出を検出する入出検出部と、前記複数の工程の各々に対して設定された工程識別情報を読み取る工程識別情報読取部とを備える作業工程管理ラックを前記複数の工程の各々に設置し、
    前記複数の工程毎に、前記工程識別情報読取部によって読み取られた工程識別情報、及び、前記入出検出部を用いて検出された入出情報を送信器から送信し、
    前記送信器から送信された前記工程識別情報及び前記入出情報に基づいて、前記複数の工程毎の前記入出情報をサーバで管理する、
    ことを含む作業工程管理方法。
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