JP6821957B2 - 測距装置 - Google Patents

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Description

本発明は、測距装置に関する。
レーザ等の測距光を照射して、測距光の発光時刻と測距光の受光時刻との時間差から測距位置までの距離を測定する測距装置が知られている。更に、複数の測距方向に測距光を照射することにより、複数の測距方向上の位置までの距離を測定する測距装置が知られている。
特開2013−210315号公報
しかしながら、このような測距装置では、複数の測距方向間の未測距方向上の距離を測定することができず、分解能を向上させることができないといった課題がある。
上述した課題を解決するために、本発明の測距装置は、複数の測距方向に測距光を発光する発光部と、測距対象が反射した前記測距光を受光すると受光情報を送信する受光部と、前記発光部に発光指示を送信するとともに、前記受光部から前記受光情報を受信して、前記発光と前記受光との時間差に基づいて前記測距対象までの距離である測定距離を算出する算出部と、前記複数の測距方向間の未測距方向の未測定距離を、前記未測距方向の両側で隣接する測距方向の前記測定距離を用いて補完する補完部と、を備え、前記補完部は、前記未測距方向の両側で隣接する前記測距方向の前記測定距離の差である距離差に応じて決定した補完処理に基づいて、前記未測定距離を補完することにより、走査方向の分解能を向上させた
これにより、測距装置は、両側の測定距離に基づいて測距方向間の未測距方向の未測定距離を補完でき、分解能を向上させることができる。測距装置は、両側の測定距離の距離差に基づいて、補完処理を決定するので、より適切な未測定距離を補完できる。
上述の測距装置において、前記補完部は、両側で隣接する前記測距方向の前記測定距離のうち短い前記測定距離、及び、前記距離差に応じて、前記補完処理を決定してもよい。これにより、測距装置は、距離差のみならず、短い方の測定距離に対してもより適切に対応した未測定距離を補完できる。
上述の測距装置において、前記発光部は、放射状に沿った前記複数の測距方向に前記測距光を発光してもよい。これにより、測距装置は、発光部をほとんど移動させることなく、走査できるので、小型化を実現できる。
上述の測距装置において、前記補完部は、前記距離差が予め定められた第1範囲の場合、第1補完処理によって前記未測定距離を算出して、前記距離差が前記第1範囲よりも大きい第2範囲の場合、両側で隣接する前記測距方向の前記測定距離のうち長い前記測定距離に乗算する重みに対する短い前記測定距離に乗算する重みの比率が前記第1補完処理における当該比率よりも大きい第2補完処理によって前記未測定距離として算出してもよい。これにより、測距装置は、距離差が大きくなり、測定距離の分解能が大きく異なる第2範囲となった場合に、分解能の高い短い方の測定距離に乗算する重みの比率を大きくすることができるので、より精度の高い未測定距離を算出できる。
図1は、第1実施形態の測距装置を示す図である。 図2は、算出部による測距方向の測定距離の算出方法を説明する図である。 図3は、算出部による測距方向上の測距対象までの測定距離の算出を説明する斜視図である。 図4は、算出部による測定距離の記憶部への格納を説明する図である。 図5は、分解能の測定距離の依存性を説明する図である。 図6は、補完部による未測距方向の未測定距離の補完を説明する図である。 図7は、補完部による未測距方向の未測定距離の記憶部への格納を説明する図である。 図8は、制御部が実行する測距処理のフローチャートの図である。 図9は、制御部の補完部が実行する補完演算処理のフローチャートの図である。 図10は、第2実施形態の測距装置の走査範囲を説明する図である。 図11は、第2実施形態の測距装置の別の走査範囲を説明する図である。
以下の例示的な実施形態や変形例には、同様の構成要素が含まれている。よって、以下では、同様の構成要素には共通の符号が付されるとともに、重複する説明が部分的に省略される。実施形態や変形例に含まれる部分は、他の実施形態や変形例の対応する部分と置き換えて構成されることができる。また、実施形態や変形例に含まれる部分の構成や位置等は、特に言及しない限りは、他の実施形態や変形例と同様である。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態の測距装置10を示す図である。測距装置10は、1または複数の測距対象MTまでの距離である1または複数の測定距離を測距する。測距装置10は、例えば、自動車等の移動体に搭載され、1または複数の測定距離に基づいて、三次元の測距画像を生成する。図1に示すように、測距装置10は、発光部12と、受光部14と、測距部16とを備える。
発光部12は、放射状に沿った複数の測距方向に測距光Lを発光する。発光部12は、発光部材20と、走査部材22とを有する。
発光部材20は、例えば、半導体レーザ等のレーザ装置である。発光部材20は、測距光Lを出力する。発光部材20は、予め定められた時間間隔で測距光Lを出力する。
走査部材22は、測距光Lを走査させる。走査部材22は、例えば、モータ等の回転駆動力を出力する回転駆動装置である。走査部材22は、例えば、鉛直方向に沿った回転中心の周りで発光部材20を回転させて、測距光Lを水平方向に沿って走査させる。これにより、走査部材22は、放射状に延びる離散的な複数の測距方向で測距光Lを走査させる。例えば、走査部材22は、予め定められた走査範囲の角度内で測距光Lを往復させて走査させる。尚、走査部材22は、360°の走査範囲で測距光Lを回転させて走査させてもよい。また、走査部材22は、モータ及びミラー等の反射部材を有してもよい。この場合、走査部材22は、測距光Lを反射する反射部材を回転駆動部材によって揺動させることによって測距光Lを走査させる。
受光部14は、測距対象MTが反射した測距光Lを受光する。受光部14は、測距光Lを受光すると、電気的な信号である受光情報を測距部16へ送信する。受光部14は、例えば、フォトダイオード及びフォトトランジスタ等の光信号を電気信号に変換する装置である。
測距部16は、発光部12の発光部材20及び走査部材22と、受光部14とに電気信号を送受信可能に接続されている。例えば、測距部16は、1または複数の測距対象MTまでの1または複数の測定距離を算出して、当該測定距離に基づいて測距対象MTの三次元の測距画像を生成する。測距部16の一例は、コンピュータである。測距部16は、制御部24と、記憶部26とを有する。
制御部24は、CPU(Central Processing Unit)を含むプロセッサ等の演算処理装置である。制御部24は、算出部30と、補完部32とを有する。制御部24は、例えば、記憶部26に記憶されたプログラムを読み込むことによって、算出部30、及び、補完部32として機能する。
算出部30は、発光部12の発光部材20及び走査部材22を制御する。具体的には、算出部30は、発光部12の発光部材20に発光指示を送信して、測距光Lを発光させる。例えば、算出部30は、一定の時間間隔で発光指示を送信することにより、測距光Lを一定の時間間隔で発光させる。算出部30は、走査部材22の回転速度を制御して、発光部12を中心として測距光Lの回転速度を制御する。これにより、算出部30は、走査部材22に走査指示を送信して、複数の測距方向で測距光Lを走査させる。算出部30は、測距光Lを受光した受光部14から受光情報を受信する。算出部30は、受光部14から受光情報を取得すると、発光部材20の発光と、受光部14の受光との時間差に基づいて、複数の測距方向上の測距対象MT(厳密には、測距対象MT上の測距光Lが達した位置)までの測定距離を算出する。算出部30は、測定距離を記憶部26に格納する。例えば、算出部30は、一次元の記憶配列で測定距離を記憶部26に格納する。
算出部30は、受光情報の大きさから、測距対象MTの表面による測距光Lの反射の強度を示す反射強度を算出してもよい。算出部30は、測定距離とともに、反射強度を一次元の記憶配列で記憶部26に格納してもよい。
補完部32は、複数の測距方向間の未測距方向の未測定距離を、記憶部26に格納された測定距離のうち、未測距方向の両側で隣接する測距方向の測定距離を用いて補完する。未測距方向とは、測距方向と、当該測距方向と隣接する測距方向との間の方向のことである。即ち、未測距方向とは、発光部12が測距光Lを出力していない方向である。補完部32は、未測距方向の両側で隣接する測距方向の測定距離の差である距離差に応じて決定した補完処理に基づいて、未測定距離を補完する。本実施形態では、補完部32は、予め設定された第1補完処理及び第2補完処理から距離差に応じて決定した補完処理に基づいて、未測定距離を補完する。具体的には、補完部32は、距離差が予め定められた第1範囲の場合、第1補完処理によって未測定距離を算出する。補完部32は、距離差が第2範囲の場合、両側で隣接する測距方向の測定距離のうち長い方の測定距離に対する短い方の測定距離の比率が第1補完処理の比率よりも大きい第2補完処理によって未測定距離として算出する。尚、第2範囲は、第1範囲よりも大きい。例えば、第1範囲は、予め定められた距離用閾値Th未満であって、第2範囲は距離用閾値Th以上である。距離用閾値Thは、予め定められた値(例えば、測距可能な距離の10%)、または、測定距離に応じて変化する値(例えば、短い方の測定距離と同じ値)であってよい。補完部32は、未測定距離を記憶部26に格納する。例えば、補完部32は、記憶部26の記憶領域のうち、未測定距離の算出に用いた両側の測距方向の測定距離の記憶領域の間の記憶領域に当該未測定距離を格納する。これにより、算出部30及び補完部32は、測定距離及び未測定距離が交互に配列された一次元の記憶配列で、測定距離及び未測定距離を記憶部26に格納する。
補完部32は、未測距方向の両側で隣接する測距方向の反射強度に基づいて、未測距方向の反射強度を算出してもよい。補完部32は、未測定距離とともに、未測距方向の反射強度を一次元の記憶配列で記憶部26に格納してもよい。
記憶部26は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、及び、SSD(Solid State Drive)等を含む記憶装置である。記憶部26は、制御部24が実行する測距処理用等のプログラム及びプログラムの実行に必要なパラメータ等を記憶する。例えば、記憶部26は、測距処理に用いられる第1補完処理及び第2補完処理等を記憶する。
図2は、算出部30による測距方向の測定距離MLの算出方法を説明する図である。算出部30は、TOF(Time Of Flight)法によって、測定距離MLを算出する。例えば、図2に示すように、算出部30は、測距光Lの出力を指示する発光指示を発光部材20に送信するとともに、送信した時刻に基づいて発光時刻t1を算出する。算出部30は、受光部14からの受光情報を取得した時刻に基づいて、受光時刻t2を算出する。算出部30は、次の式(1)に基づいて、発光時刻t1と受光時刻t2との時間差から測距対象MTまでの測定距離MLを算出する。式(1)におけるCは光速である。
ML=C×(t2−t1)/2 ・・・(1)
図3は、算出部30による測距方向D1上の測距対象MTまでの測定距離ML1の算出を説明する斜視図である。図3に示すように、発光部材20は、走査範囲θ内で放射状に延びる複数の測距方向D1(n=1、2・・)に測距光Lを発光する。ここで、発光部材20が予め定められた時間間隔で測距光Lを出力して、測距光Lが発光部12を中心として同じ回転速度で走査する場合、隣接する測距方向D1間の角度間隔Δθは一定となる。図3に示すように、測距方向D1上に測距対象MT1が存在する場合、算出部30は、測距方向D1に出力した測距光Lの発光時刻t1及び受光時刻t2を式(1)に代入して、測距対象MT1上の測距対象MT1までの測定距離ML1を算出する。また、算出部30は、受光部14から取得した受光情報の大きさから反射強度R1を算出する。同様に、算出部30は、測距方向D1、D1、D1上に存在する測距対象MT1、MT1、MT1上の測距対象MT1、MT1、MT1までの測定距離ML1、ML1、ML1を算出するとともに、反射強度R1、R1、R1を算出する。一方、算出部30は、測距方向D1、D1のように、測距対象MTが存在しない測距方向D1に対しては、受光情報を取得しないので、測定距離ML1及び反射強度R1を算出しない。
図4は、算出部30による測定距離ML1の記憶部26への格納を説明する図である。図4に示すように、算出部30は、各測距方向D1の測距フラグF、測定距離ML1及び反射強度R1を含む測距情報MD1を、走査方向に沿った測距方向D1の順序に対応付けた一次元の記憶配列で記憶部26に格納する。具体的には、算出部30は、測距方向D1、D1、D1・・の順で測距情報MD1、MD1、MD1・・を一次元の記憶配列で並べて格納する。ここで、算出部30は、各測距方向D1の測距情報MD1間に未測距方向D2(m=1、2、・・)の未測距情報MD2を格納する記憶領域を空けて、各測距方向D1の測距情報MD1を格納する。
算出部30は、測距対象MTが存在しない測距方向D1(例えば、測距方向D1、D1)の場合、測距対象MTが存在しない、即ち、測定距離ML1が存在しないことを示す“0”に設定した測距フラグFを含む測距情報MD1を格納する。尚、算出部30は、測距対象MTが存在しない測距方向D1の測定距離ML1及び反射強度R1には予め設定された値を設定してもよく、前回算出した測定距離ML1及び反射強度R1の値をそのまま残してもよい。算出部30は、測距対象MTが存在する測距方向D1(例えば、測距方向D1、D1、D1、D1)の場合、測距対象MTが存在する、即ち、測定距離ML1が存在することを示す“1”に設定した測距フラグFと、算出した測定距離ML1及び反射強度R1とを含む測距情報MD1を格納する。
図5は、分解能NR、FRの測定距離ML1の依存性を説明する図である。図5に示すように、測距方向D1上において、測距対象MT12aまでの測定距離ML1が“ML12a”の場合の分解能NRと、測距対象MT12bまでの測定距離ML1が“ML12b”の場合の分解能FRとを比較する。ここで、ML12a<ML12bとする。複数の測距方向D1は放射状に延びるので、測定距離ML1が長くなるほど、測距方向D1と隣接する測距方向D1、D1との間の走査方向の距離は大きくなる。従って、発光部12及び受光部14に近い分解能NRは、発光部12及び受光部14に遠い分解能FRよりも高い。
図6は、補完部32による未測距方向D2の未測定距離ML2の補完を説明する図である。図6に示すように、未測距方向D2は、例えば、発光部12を中心として、測距方向D1からΔθ/2回転した方向であり、測距方向D1m+1から逆方向にΔθ/2回転した方向である。
補完部32は、補完対象の未測距方向D2の両側で隣接する測距方向D1、D1m+1の少なくともいずれか一方の測定距離ML1、ML1m+1が測距されていない場合、当該未測距方向D2の未測定距離ML2を算出しない。測定距離ML1、ML1m+1が測距されていない場合とは、例えば、測距方向D1、D1m+1上に測距対象MTが存在しない場合である。
補完部32は、補完対象の未測距方向D2の両側で隣接する測距方向D1、D1m+1の測定距離ML1、ML1m+1が測距されている場合、測定距離ML1、ML1m+1の差の絶対値である距離差ΔL(=|ML1−ML1m+1|)に基づいて、第1補完処理または第2補完処理のいずれかを選択して、黒丸で示す位置までの距離を未測定距離ML2として補完する。
補完部32は、距離差ΔLが予め定められた第1範囲か否かを判定する。第1範囲の一例は、予め定められた距離用閾値Th未満である。補完部32は、距離差ΔLが第1範囲の場合、第1補完処理によって、未測距方向D2の未測定距離ML2を算出する。具体的には、補完部32は、次の式(2)に基づいて、補完対象の未測距方向D2の両側で隣接する測距方向D1、D1m+1の測定距離ML1、ML1m+1の相加平均値を算出する。補完部32は、算出した相加平均値を未測定距離ML2として設定する。
ML2=(ML1+ML1m+1)/2 ・・・(2)
例えば、測距方向D1の測定距離ML1と測距方向D1の測定距離ML1との距離差ΔLが第1範囲の場合、補完部32は、(ML1+ML1)/2を未測距方向D2の未測定距離ML2として設定する。補完部32は、(ML1+ML1)/2を未測距方向D2の未測定距離ML2として設定する。
また、補完部32は、第1補完処理において、距離差ΔLが第1範囲の場合、補完対象の未測距方向D2の両側で隣接する測距方向D1、D1m+1の反射強度R1、R1m+1の相加平均値を、未測距方向D2の反射強度R2として算出する。
補完部32は、距離差ΔLが予め定められた第1範囲よりも大きい第2範囲か否かを判定する。第2範囲の一例は、第1範囲以上の範囲であって、上述した距離用閾値Th以上である。補完部32は、距離差ΔLが第2範囲の場合、第2補完処理によって、未測距方向D2の未測定距離ML2を算出する。具体的には、補完部32は、補完対象の未測距方向D2の両側で隣接する測距方向D1、D1m+1の測定距離ML1、ML1m+1のうち、長い方の測定距離ML1に対する短い方の測定距離ML1の比率を第1補完処理よりも大きくする第2補完処理によって、未測定距離ML2を算出する。例えば、補完部32は、短い方の測定距離ML1の重みを“W1”とし、長い方の測定距離ML1の重みを“W2”とした式(3)に示す加重平均値を未測定距離ML2とする。W1>W2である。
ML2=(W1×ML1+W2×ML1)/(W1+W2)
・・・(3)
ここで、長い方の測定距離ML1に対する短い方の測定距離ML1の比率Rt2は、W1/W2となり、1よりも大きい。相加平均値を採用する第1補完処理での長い方の測定距離ML1に対する短い方の測定距離ML1の比率Rt1は“1”である。従って、第2補完処理の比率Rt2は、第1補完処理の比率Rt1よりも大きい。尚、補完部32は、W1=1、W2=0とした加重平均値を未測定距離ML2としてもよい。この場合、補完部32は、短い方の測定距離ML1を補完対象の未測定距離ML2として設定する。
例えば、測距方向D1の測定距離ML1と測距方向D1の測定距離ML1との距離差ΔLが第2範囲の場合、補完部32は、(W1×ML1+W2×ML1)/(W1+W2)を、未測距方向D2の未測定距離ML2として設定する。それぞれの重みがW1=1、W2=0の場合、補完部32は、短い方の測定距離ML1を未測距方向D2の未測定距離ML2として設定する。
また、補完部32は、距離差ΔLが第2範囲の場合、補完対象の未測距方向D2の両側で隣接する測距方向D1、D1m+1の反射強度R1、R1m+1の加重平均値を、未測距方向D2の反射強度R2として算出する。反射強度の加重平均値は、式(3)において、測定距離ML1、ML1をそれぞれ測定距離ML1の反射強度R1と測定距離ML1の反射強度R1とに置換した値となる。補完部32は、W1=1、W2=0とした加重平均値を反射強度R2としてもよい。この場合、補完部32は、短い方の測定距離ML1の反射強度R1を補完対象の反射強度R2として設定する。
図7は、補完部32による未測距方向D2の未測定距離ML2の記憶部26への格納を説明する図である。図7に示すように、補完部32は、各未測距方向D2の測距フラグF、未測定距離ML2及び反射強度R2を含む未測距情報MD2を、走査方向に沿った未測距方向D2の順序に対応付けた一次元の記憶配列で記憶部26に格納する。
具体的には、補完部32は、未測距方向D2、D2、D2・・の順で各未測距方向D2、D2、D2・・の未測距情報MD2、MD2、MD2・・を一次元の記憶配列で格納する。ここで、補完部32は、測距方向D1の測距情報MD1の記憶領域と測距方向D1m+1の測距情報MD1m+1の記憶領域との間の記憶領域に各未測距方向D2の未測距情報MD2を格納する。従って、算出部30及び補完部32は、測距方向D1の測距情報MD1と未測距方向D2の未測距情報MD2とを交互に配列して記憶部26に格納する。即ち、算出部30及び補完部32は、測距情報MD1と未測距情報MD2とを走査方向に沿った順で一次元に配列して記憶部26に格納する。
補完部32は、未測定距離ML2が存在しない未測距方向D2(例えば、未測距方向D2、D2)の場合、未測定距離ML2が存在しないことを示す“0”に設定した測距フラグFを含む未測距情報MD2を格納する。尚、補完部32は、未測定距離ML2を算出しなかった未測距方向D2の未測定距離ML2及び反射強度R2には予め設定された値を設定してもよく、前回算出した未測定距離ML2及び反射強度R2の値をそのまま残してもよい。補完部32は、未測定距離ML2を算出した未測距方向D2(例えば、未測距方向D2、D2、D2)の場合、未測定距離ML2が存在することを示す“1”に設定した測距フラグFと、算出した未測定距離ML2及び反射強度R2とを含む未測距情報MD2を格納する。
図8は、制御部24が実行する測距処理のフローチャートの図である。制御部24は、測距処理用のプログラムを読み込むことによって、測距処理を実行する。
図8に示すように、測距処理では、算出部30が、走査部材22へ走査指示を送信するとともに、発光部材20へ発光指示を送信する(S102)。算出部30は、受光部14から受光情報を取得したか否かを判定する(S104)。算出部30は、受光部14から受光情報を取得しなかった場合(S104:No)、今回の測距方向D1の測定距離ML1がないことを示す“0”を測距フラグFに設定した測距情報MD1を生成して(S106)、一次元の記憶配列で記憶部26に格納する(S112)。
算出部30は、受光部14から受光情報を取得すると(S104:Yes)、今回の測距方向D1の測定距離ML1があることを示す“1” を測距フラグFに設定する(S108)。算出部30は、受光情報の大きさから反射強度R1を算出するとともに、発光時刻t1と受光時刻t2との時間差から測定距離ML1を算出する(S110)。算出部30は、測距フラグF、測定距離ML1及び反射強度R1を含む測距情報MD1を、一次元の記憶配列で記憶部26に格納する(S112)。
算出部30は、測距した測距方向D1の数であるカウント数Caが、測距方向D1の総数TNaに達したか否かを判定する(S114)。換言すれば、算出部30は、全ての測距方向D1において測距したか否かを判定する。算出部30は、全ての測距方向D1に対して測距していない場合、カウント数Caが総数TNaでないと判定して(S114:No)、カウント数Caを1インクリメントした後(S116)、ステップS102以降を繰り返す。一方、算出部30は、全ての測距方向D1に対して測距した場合、カウント数Caが総数TNaになったと判定する(S114:Yes)。この後、補完部32は、後述する補完演算処理を実行して(S118)、測距処理を終了する。
図9は、制御部24の補完部32が実行する補完演算処理のフローチャートの図である。
図9に示すように、補完演算処理では、補完部32は、補完対象の未測距方向D2の両側の測距方向D1、D1m+1の測定距離ML1、ML1m+1があるか否かを判定する(S202)。例えば、補完部32は、両側の測距方向D1、D1m+1の測距フラグFによって、測定距離ML1、ML1m+1があるか否かを判定する。
補完部32は、両側の測距方向D1、D1m+1の測定距離ML1、ML1m+1の少なくともいずれか一方がないと判定すると(S202:No)、今回の未測距方向D2に未測定距離ML2がないことを示す“0”を測距フラグFに設定した未測距情報MD2を生成する(S204)。補完部32は、一次元の記憶配列で、測距情報MD1、MD1m+1が格納された記憶部26の記憶領域間に当該未測距情報MD2を格納する(S214)。
補完部32は、両側の測距方向D1、D1m+1の測定距離ML1、ML1m+1の両方が存在すると判定すると(S202:Yes)、今回の未測距方向D2に未測定距離ML2があることを示す“1”を測距フラグFに設定する(S206)。補完部32は、両側の測距方向D1、D1m+1の測定距離ML1、ML1m+1の距離差ΔLが第1範囲か否かを判定する(S208)。
補完部32は、距離差ΔLが第1範囲であると判定すると(S208:Yes)、第1補完処理によって、未測定距離ML2を算出する(S210)。また、補完部32は、第1補完処理によって、反射強度R2を算出する。
補完部32は、距離差ΔLが第1範囲でないと判定すると、即ち、距離差ΔLが第2範囲であると判定すると(S208:No)、第2補完処理によって、未測定距離ML2を算出する(S212)。また、補完部32は、第2補完処理によって、反射強度R2を算出する。
補完部32は、未測定距離ML2及び反射強度R2を算出すると、測距フラグF、未測定距離ML2及び反射強度R2を含む未測距情報MD2を、一次元の記憶配列で、測距情報MD1、MD1m+1が格納された記憶部26の記憶領域間に格納する(S214)。
補完部32は、補完した未測距方向D2の数であるカウント数Cbが、補完すべき未測距方向D2の総数TNbに達したか否かを判定する(S216)。換言すれば、補完部32は、全ての未測距方向D2において補完したか否かを判定する。尚、TNb=TNa−1である。補完部32は、全ての未測距方向D2に対して補完していない場合、カウント数Cbが総数TNbでないと判定して(S216:No)、カウント数Cbを1インクリメントした後(S218)、ステップS202以降を繰り返す。一方、補完部32は、全ての未測距方向D2に対して補完した場合、カウント数Cbが総数TNbになったと判定して(S216:Yes)、補完演算処理を終了する。
上述したように、測距装置10では、未測距方向D2の両側の測距方向D1、D1m+1の測定距離ML1、ML1m+1に基づいて、当該未測距方向D2の未測定距離ML2を算出して補完している。これにより、測距装置10は、計算コストの増大を抑制して容易に実装できる構成によって、走査方向における分解能を向上させることができる。例えば、測距装置10は、全ての測距方向D1の測定距離ML1が存在する場合、分解能をほぼ2倍に向上させることができる。
測距装置10では、未測距方向D2の両側の測距方向D1、D1m+1の測定距離ML1、ML1m+1の距離差ΔLに基づいて決定した第1補完処理または第2補完処理のいずれかによって、未測定距離ML2を補完している。これにより、測距装置10は、距離差ΔLに基づいて、適切に未測定距離ML2を補完することができる。具体的には、測距装置10は、距離差ΔLが小さい場合、即ち、両側の測距方向D1、D1m+1の測定距離ML1、ML1m+1の分解能がほぼ同じであり、両側の測定距離ML1、ML1m+1の精度がほぼ同じである場合、第1補完処理を選択する。これにより、測距装置10は、両側の測定距離ML1、ML1m+1の相加平均値を未測定距離ML2とすることにより、精度の高い未測定距離ML2を補完することができる。測距装置10は、距離差ΔLが大きい場合、即ち、両側の測距方向D1、D1m+1の測定距離ML1、ML1m+1の分解能が大きく異なり、測定距離ML1、ML1の精度の差異が大きい場合、第2補完処理を選択する。これにより、測距装置10は、小さい方の測定距離ML1の比率Rt2を第1補完処理の比率Rt1よりも大きくすることにより、精度の高い未測定距離ML2を補完することができる。
測距装置10では、発光部12が放射状に沿った複数の測距方向D1に測距光Lを出力するので、測距装置10は、発光部12をほとんど移動させることなく、回転駆動によって測距光Lを走査させることができる。これにより、測距装置10は、発光部12の移動範囲を小さくすることができ、測距装置10の小型化を実現できる。
<第2実施形態>
図10は、第2実施形態の測距装置10の走査範囲を説明する図である。図11は、第2実施形態の測距装置10の別の走査範囲を説明する図である。図10及び図11は、発光部12が出力した測距光Lの進行方向と交差(例えば、直交)する面を示す。図10及び図11に矢印で示す方向を水平方向及び鉛直方向とする。また、紙面垂直方向を測距光Lの進行方向とほぼ平行な方向とする。図10及び図11において、ドットハッチング領域が測距方向D1上の領域を示し、ハッチングされていない領域が未測距方向D2上の領域を示す。図10及び図11に示す例では、測距光Lは、鉛直方向及び水平方向で走査する。
図10に示す例では、測距装置10は、測距方向D1の上下方向で隣接する領域及び左右方向で隣接する領域が未測距方向D2となるように、発光部12は測距光Lを走査させる。この場合、補完部32は、未測距方向D2と上下方向及び左右方向で隣接する4個の測距方向D1に基づいて、未測距方向D2の未測定距離ML2を補完する。例えば、補完部32は、4個の測距方向D1のうち、少なくとも2個の測定距離ML1が存在していれば、未測定距離ML2を補完する。
この場合、補完部32は、存在する2個以上の測定距離ML1のうち、最大の測定距離ML1と最少の測定距離ML1との差である距離差ΔLを算出する。補完部32は、距離差ΔLが第1範囲であれば、第1補完処理によって未測定距離ML2を算出する。第2実施形態の第1補完処理において、補完部32は、最大の測定距離ML1と最少の測定距離ML1の相加平均値を未測定距離ML2としてもよく、隣接する測距方向D1の存在する測定距離ML1の全ての相加平均値を未測定距離ML2としてもよい。
補完部32は、距離差ΔLが第2範囲であれば、第2補完処理によって未測定距離ML2を算出する。第2実施形態の第2補完処理において、補完部32は、最大の測定距離ML1と最少の測定距離ML1の加重平均値を未測定距離ML2としてもよく、隣接する測距方向D1の全ての測定距離ML1の加重平均値を未測定距離ML2としてもよい。
図11に示す例では、測距装置10は、測距方向D1の隣接する8方向の全ての領域が未測距方向D2となるように、発光部12は測距光Lを走査させる。この場合、補完部32は、未測距方向D2と斜め方向で隣接する4個の測距方向D1に基づいて、未測距方向D2の未測定距離ML2を補完する。図11に示す例において、補完部32による具体的な補完処理については、図10における補完処理と同じである。
上述の実施形態における各構成の機能、接続関係、個数、配置等は適宜変更してよい。また、測距処理及び補完演算処理における処理の順序は適宜変更してよい。
上述の実施形態では、補完部32は、予め定められた距離用閾値Thと距離差ΔLとの比較によって、複数の補完処理から補完処理を選択したが、これに限定されない。例えば、補完部32は、補完対象の未測距方向D2の両側で隣接する測距方向D1、D1m+1の測定距離ML1、ML1m+1のうち短い方の測定距離ML1、及び、距離差ΔLに応じて補完処理を決定してもよい。具体的には、補完部32は、短い方の測定距離ML1に基づいて算出した距離用閾値Thと、距離差ΔLとを比較して、補完処理を選択してもよい。例えば、補完部32は、次の式(4)に基づいて、距離用閾値Thを算出する。
Th=K1/DK2+K3 ・・・(4)
定数K1、定数K2、定数K3は、予め定められた固定値である。距離Dは、短い方の測定距離ML1である。距離用閾値Thは、距離Dが大きくなるほど、小さくなる。従って、走査方向の分解能が低下するほど、距離用閾値Thは小さくなる。定数K2が“0”の場合、距離用閾値Thは定数となり、第1実施形態と同様の構成となる。補完部32は、距離差ΔLが距離用閾値Th未満の範囲で定義される第1範囲であれば第1補完処理を選択して、距離差ΔLが距離用閾値Th以上の範囲で定義される第2範囲であれば第2補完処理を選択して、未測定距離ML2を補完する。これにより、補完部32は、短い測定距離ML1から算出した距離用閾値Thと距離差ΔLとの比較に応じて、より適切な補完処理を選択して、精度の高い未測定距離ML2を補完することができる。
上述の実施形態では、補完部32が、重みの比率が予め設定された第1補完処理及び第2補完処理の例を説明したが、これに限定されない。例えば、補完部32は、未測距方向D2の両側で隣接する測距方向D1、D1m+1の測定距離ML1、ML1m+1のうち短い方の測定距離ML1及び距離差ΔLに対応付けられた複数の測距方向D1の測定距離ML1の比率を用いた補完処理に基づいて、未測定距離ML2を補完してもよい。ここでいう比率は、未測距方向D2の両側で隣接する測距方向D1、D1m+1の測定距離ML1、ML1m+1のうち長い方の測定距離ML1に対する短い方の測定距離ML1の比率のことであり、例えば、加重平均値における重みの比率のことである。当該比率は、短い方の測定距離ML1及び距離差ΔLに対応付けたテーブルとして記憶部26に記憶されていてもよい。また、当該比率は、短い方の測定距離ML1及び距離差ΔLを含む式として、記憶部26に記憶されていてもよい。これにより、補完部32は、短い方の測定距離ML1及び距離差ΔLに対して柔軟に対応して、より適切な未測定距離ML2を補完できる。
上述の実施形態では、補完部32が、第1補完処理及び第2補完処理のいずれかから補完処理を選択する例を説明したが、これに限定されない。補完部32は、距離差ΔLに応じて3以上の複数の補完処理から選択した補完処理に基づいて、未測定距離ML2を補完してもよい。
上述の実施形態では、補完部32が、両側で隣接する測定距離ML1を用いて、未測定距離ML2を補完する例を示したが、両側で隣接する測定距離ML1に加えて、走査方向において更に遠方の測定距離ML1を用いて、未測定距離ML2を補完してもよい。この場合、走査方向における補完対象の未測距方向D2との距離が大きくなるにつれて、測定距離ML1の重みを小さくすることが好ましい。
上述の実施形態では、算出部30が全ての測距方向D1の測距をしてから、補完部32が補完演算処理を実行する例を挙げたが、算出部30の測定距離ML1の算出と、補完部32の補完演算処理による未測定距離ML2の補完とを交互に実行してもよい。
上述の各実施形態は組み合わせてもよい。例えば、各実施形態における処理をユーザの指示によって切り替えるように構成してもよい。
本発明の実施形態及び変形例を説明したが、これらの実施形態及び変形例は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10…測距装置
12…発光部
14…受光部
16…測距部
20…発光部材
22…走査部材
24…制御部
26…記憶部
30…算出部
32…補完部
D1、D1…測距方向
D2…未測距方向
L…測距光
ML1、ML1…測定距離
ML2…未測定距離
MT…測距対象
Rt1、Rt2…比率
Th…距離用閾値

Claims (4)

  1. 複数の測距方向に測距光を発光する発光部と、
    測距対象が反射した前記測距光を受光すると受光情報を送信する受光部と、
    前記発光部に発光指示を送信するとともに、前記受光部から前記受光情報を受信して、前記発光と前記受光との時間差に基づいて前記測距対象までの距離である測定距離を算出する算出部と、
    前記複数の測距方向間の未測距方向の未測定距離を、前記未測距方向の両側で隣接する測距方向の前記測定距離を用いて補完する補完部と、
    を備え、
    前記補完部は、
    前記未測距方向の両側で隣接する前記測距方向の前記測定距離の差である距離差に応じて決定した補完処理に基づいて、前記未測定距離を補完することにより、走査方向の分解能を向上させた、測距装置。
  2. 前記補完部は、両側で隣接する前記測距方向の前記測定距離のうち短い前記測定距離、及び、前記距離差に応じて、前記補完処理を決定する
    請求項1に記載の測距装置。
  3. 前記発光部は、放射状に沿った前記複数の測距方向に前記測距光を発光する
    請求項1または2に記載の測距装置。
  4. 前記補完部は、
    前記距離差が予め定められた第1範囲の場合、第1補完処理によって前記未測定距離を算出して、
    前記距離差が前記第1範囲よりも大きい第2範囲の場合、両側で隣接する前記測距方向の前記測定距離のうち長い前記測定距離に乗算する重みに対する短い前記測定距離に乗算する重みの比率が前記第1補完処理における当該比率よりも大きい第2補完処理によって前記未測定距離として算出する
    請求項1からのいずれか1項に記載の測距装置。
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