JP6819132B2 - 画像処理装置及び画像処理プログラム - Google Patents
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Description
ところで、その画像処理装置は複数人で使用される場合がある。第1のユーザーが画像形成装置に接近している場合は、第1のユーザーによる第1印刷ジョブが、第2のユーザーによる第2印刷ジョブよりも優先して実行されるという技術がある。しかし、ユーザーによっては、その画像処理装置を使用する予定日時が決まっている場合があり、この技術では、このような場合に対応できるものではない。
本発明は、第2のユーザーが指示する印刷処理の上限値を、第1のユーザーからの印刷機能の利用予約前に完了する範囲内に設定することができるようにした画像処理装置及び画像処理プログラムを提供することを目的としている。
請求項1の発明は、スキャナ、プリンタ、複写機機能のうち少なくとも印刷機能を含む1以上の機能を有する画像処理装置であって、第1のユーザーからの印刷機能に係る処理を実行するための当該装置の利用予約を受け付ける予約受付手段と、第2のユーザーから当該装置の機能を利用する指示を受け付ける指示受付手段と、前記予約受付手段において第1のユーザーからの印刷機能の利用予約を受け付けており、前記指示受付手段が印刷機能の利用指示を受け付けた場合、前記第2のユーザーが指示する印刷処理の上限値を前記利用予約前に完了する範囲内に設定する設定手段を有する画像処理装置である。
図1は、本実施の形態の構成例についての概念的なモジュール構成図を示している。
なお、モジュールとは、一般的に論理的に分離可能なソフトウェア(コンピュータ・プログラム)、ハードウェア等の部品を指す。したがって、本実施の形態におけるモジュールはコンピュータ・プログラムにおけるモジュールのことだけでなく、ハードウェア構成におけるモジュールも指す。それゆえ、本実施の形態は、それらのモジュールとして機能させるためのコンピュータ・プログラム(コンピュータにそれぞれの手順を実行させるためのプログラム、コンピュータをそれぞれの手段として機能させるためのプログラム、コンピュータにそれぞれの機能を実現させるためのプログラム)、システム及び方法の説明をも兼ねている。ただし、説明の都合上、「記憶する」、「記憶させる」、これらと同等の文言を用いるが、これらの文言は、実施の形態がコンピュータ・プログラムの場合は、記憶装置に記憶させる、又は記憶装置に記憶させるように制御するという意味である。また、モジュールは機能に一対一に対応していてもよいが、実装においては、1モジュールを1プログラムで構成してもよいし、複数モジュールを1プログラムで構成してもよく、逆に1モジュールを複数プログラムで構成してもよい。また、複数モジュールは1コンピュータによって実行されてもよいし、分散又は並列環境におけるコンピュータによって1モジュールが複数コンピュータで実行されてもよい。なお、1つのモジュールに他のモジュールが含まれていてもよい。また、以下、「接続」とは物理的な接続の他、論理的な接続(データの授受、指示、データ間の参照関係等)の場合にも用いる。「予め定められた」とは、対象としている処理の前に定まっていることをいい、本実施の形態による処理が始まる前はもちろんのこと、本実施の形態による処理が始まった後であっても、対象としている処理の前であれば、そのときの状況・状態にしたがって、又はそれまでの状況・状態にしたがって定まることの意を含めて用いる。「予め定められた値」が複数ある場合は、それぞれ異なった値であってもよいし、2以上の値(もちろんのことながら、すべての値も含む)が同じであってもよい。また、「Aである場合、Bをする」という記載は、「Aであるか否かを判断し、Aであると判断した場合はBをする」の意味で用いる。ただし、Aであるか否かの判断が不要である場合を除く。
また、システム又は装置とは、複数のコンピュータ、ハードウェア、装置等がネットワーク(一対一対応の通信接続を含む)等の通信手段で接続されて構成されるほか、1つのコンピュータ、ハードウェア、装置等によって実現される場合も含まれる。「装置」と「システム」とは、互いに同義の用語として用いる。もちろんのことながら、「システム」には、人為的な取り決めである社会的な「仕組み」(社会システム)にすぎないものは含まない。
また、各モジュールによる処理毎に又はモジュール内で複数の処理を行う場合はその処理毎に、対象となる情報を記憶装置から読み込み、その処理を行った後に、処理結果を記憶装置に書き出すものである。したがって、処理前の記憶装置からの読み込み、処理後の記憶装置への書き出しについては、説明を省略する場合がある。なお、ここでの記憶装置としては、ハードディスク、RAM(Random Access Memory)、外部記憶媒体、通信回線を介した記憶装置、CPU(Central Processing Unit)内のレジスタ等を含んでいてもよい。
画像処理装置100は、画像を処理するものであって、複数人によって使用される。具体的には、複写機、ファックス、スキャナ、プリンタ、複合機(スキャナ、プリンタ、複写機、ファックス等のいずれか2つ以上の機能を有している画像処理装置)等である。主に、画像処理装置100による処理として、印刷処理を例示して説明する。また、画像処理装置100は、例えば、コンビニエンスストア等の店舗等に設置されており、主に、その店舗等の顧客等によって利用され得る。
文書(ファイルとも言われる)とは、テキストデータ、数値データ、図形データ、画像データ等、又はこれらの組み合わせであり、印刷、記憶、編集及び検索等の対象となり、システム又は利用者間で個別の単位として交換できるものをいい、これらに類似するものを含む。具体的には、文書作成プログラムによって作成された文書、画像読取装置(スキャナ、カメラ等)で読み込まれた画像、Webページ等を含む。
端末150は、ユーザーによって利用される。具体的には、パーソナルコンピュータ、携帯情報通信機器(ノートPC、携帯電話、スマートフォン、モバイル機器、ウェアラブルコンピュータ等を含む)等である。端末150は、画像処理装置100での印刷を予約したり、端末150の位置を検知したり、その位置を示す情報(位置情報)を画像処理装置100(又は、情報処理装置170)に送信したりする。なお、端末150が携帯情報通信機器である場合、端末150の位置情報は、その端末150を所持しているユーザーの位置を示すことになる。
情報処理装置170は、端末150から印刷の予約、ユーザーのスケジュール等を受け取り、画像処理装置100に対して、それらの情報を送信する。画像処理装置100、端末150に対して、ネットプリントサービスを行うサーバーとしての機能を有する。ネットプリントサービスは、以下の処理を行う。ユーザーの操作にしたがって、印刷対象である文書を情報処理装置170に登録する。この場合、情報処理装置170は予約番号を発行し、ユーザーが取得する。画像処理装置100で、ユーザーが予約番号を入力すると、情報処理装置170に登録された文書を印刷する。
前述したように、従来技術では、ユーザーと画像処理装置間の距離によって印刷ジョブの割り込みによって印刷順序を変えている。
本実施の形態は、印刷ジョブの割り込みで印刷順序を変えるのではなく、印刷ジョブを複数(例えば、2つ)に分割する。分割した印刷ジョブのうちのひとつは、その場で印刷物(紙文書)を受け取る印刷ジョブであり、もうひとつは、情報処理装置170に印刷対象の文書を登録し、後日、他の店舗(当初の店舗であってもよい)に設置された画像処理装置100で印刷できるようにする印刷ジョブである。
また、本実施の形態では、予約ユーザーとデバイスの距離が離れたときは現店舗の画像処理装置100で印刷しようとしているユーザーの印刷ジョブの上限数を変更し、その場で受け取る印刷枚数を増やすことができるようになる。
本実施の形態では、予約ユーザーが画像処理装置100を利用する際、順番を待つことなく直ぐに印刷できるようになる。つまり、画像処理装置100を利用しているユーザーBの印刷ジョブの印刷時間を算出し、予約ユーザーAの来店予定時刻までにジョブを終了させることで、予約ユーザーAは順番を待つことなく直ぐに印刷できるようなる。
コンビニエンスストア等に設置された画像処理装置100のように、その画像処理装置100を利用した場合、その場で課金を行う。
画像処理装置100を利用しているユーザーの印刷抑制をした場合でも、ユーザーがその場で受け取れなかった印刷物を後日、受け取れるようにしている。つまり、印刷抑制を受け、その場で受け取れなかった文書を、情報処理装置170にアップロードすることによって、後日ユーザーBがどこの店舗に行っても印刷できるようになる。
画像処理装置100を利用しているユーザーが印刷抑制を受けるかどうかを事前に確認し、本当に必要な場合(例えば、予約ユーザーによる予約通りの印刷処理が行われる場合)、印刷の上限値を設定する。つまり、予約ユーザーAの位置情報を取得して、予約ユーザーAがスケジュール通りに店舗に来店しなかった場合は、画像処理装置100を利用しているユーザーBの上限数を解除できるようにしている。
アプリケーション105は、UI制御モジュール110、ファイル管理モジュール115、画像処理装置制御モジュール120、課金処理モジュール125、印刷時間算出モジュール130、ファイル登録モジュール135を有している。アプリケーション105は、画像処理装置100での予約使用と現在の使用との関係に関する処理を行う。
例えば、UI制御モジュール110は、ユーザー操作によるネットプリントの予約番号を受け付ける。この入力により、画像処理装置制御モジュール120は、画像処理装置100のプリント機能を制御する。
そして、UI制御モジュール110は、次に利用するユーザー(予約ユーザー)が到着する時間までに印刷できる文書数や部数、ページ数の上限値を表示する。これによって、印刷の上限値が制御できるため、順番を待つことなく、次の人(予約ユーザー)が直ぐに印刷できるようになる。
画像処理装置制御モジュール120は、画像処理装置100が有する機能を制御する。つまり、画像処理装置100全体又はアプリケーション105内のモジュールを制御する。
課金処理モジュール125は、画像処理装置100における課金処理機能を制御する。例えば、印刷枚数に応じて、現金、プリペイドカード、クレジットカード等による精算処理を行う。また、課金処理モジュール125は、ユーザー操作により使用される場合、即時精算又は後精算(法人向け)できるようにしてもよい。
印刷時間算出モジュール130は、ファイル管理モジュール115で管理された文書の印刷時間を計算する。例えば、ファイル管理モジュール115でメディアから読み込んだ文書の印刷時間を算出する。図6の例を用いて後述する。
ファイル登録モジュール135は、情報処理装置170へ、印刷対象の文書(今後の印刷を予約した文書)を通信回線199を介して登録する。例えば、UI制御モジュール110で選択され、今回は印刷できなかった文書を、情報処理装置170へ登録する。その返信として、予約番号を取得して、UI制御モジュール110で提示して、ユーザーに知らせる。これによって、画像処理装置100を利用していた(文書印刷を行っていた)ユーザーは、後日好きなときに印刷できる。
UI制御モジュール110は、第2のユーザーによる使用指示を本画像処理装置100の操作装置で受け付ける。
そして、UI制御モジュール110は、使用指示内で、予定日時までに処理可能な処理(印刷時間算出モジュール130による処理結果)を提示する。なお、提示には、画像処理装置100に備え付けられている液晶ディスプレイ等の表示装置に表示すること、スピーカー等の音声出力装置から音声を出力すること等がある。
また、UI制御モジュール110は、使用指示内で、予定日時までに処理可能ではない処理の予約に関する情報を提示するようにしてもよい。「予約に関する情報」として、例えば、予約番号がある。
さらに、ファイル登録モジュール135は、処理可能ではない処理における印刷情報を、情報処理装置170に送信するようにしてもよい。ここで、印刷情報として、例えば、文書がある。文書の他に、印刷の指定情報(用紙サイズ、カラーモード、画質等)を含めるようにしてもよい。
また、課金処理モジュール125は、処理可能ではない処理を含めた課金を行うようにしてもよい。つまり、課金として、第2のユーザーによって使用(処理可能となった処理)された量に応じた課金、そして、第1のユーザーによる予定日時のために、今回は使用できなかった処理(処理可能ではない処理)であるが、予約した量に応じた課金が含まれる。
そして、UI制御モジュール110は、その位置情報によって予定日時が変更された場合は、新たな予定日時までに処理可能な処理を提示するようにしてもよい。「予定日時が変更」には、もちろんのことながら、遅くなる場合、早くなる(予定日時が繰り上がる)場合がある。遅くなる場合は、第2のユーザーが使用できる量が増えることになる。
さらに、画像処理装置制御モジュール120は、その位置情報によって予定日時が繰り上がった場合、第1のユーザーに対して、他のユーザー(第2のユーザー)が使用している旨を示す情報を送信するようにしてもよい。
この場合、UI制御モジュール110は、当初の予定日時までに処理可能な処理を提示したままとする。また、その提示を消去していた場合は、何の提示を行う必要はない。また、予定日時が早まる可能性があることを提示してもよい。さらに、予定日時が繰り上がったため、第2のユーザーによる使用料を減少させるようにしてもよい。
ネットプリントアプリケーション155は、位置情報取得モジュール160、位置情報送信モジュール165を有している。ネットプリントアプリケーション155は、画像処理装置100に対する予約使用に関する処理を行う。
位置情報取得モジュール160は、端末150の現在位置を取得する。つまり、第1のユーザーの現在位置(位置情報)を取得する。例えば、端末150に内蔵されているGPS(Global Positioning System)からの位置情報であってもよいし、携帯電話網に用いられている基地局の位置情報であってもよいし、iBeacon(登録商標)のようにビーコン端末から携帯端末に送信されてきたビーコン端末ID等であってもよい。なお、ビーコン端末IDの場合は、ビーコン端末IDとそのビーコン端末が設置されている場所情報とが対応しているテーブルを予め用意しておき、そのテーブルを用いて、ビーコン端末IDから場所情報を抽出するようにしてもよい。
位置情報送信モジュール165は、位置情報取得モジュール160が取得した現在の位置情報を情報処理装置170に送信する。なお、画像処理装置100に直接送信するようにしてもよい。
ネットプリントサービス処理モジュール175は、ファイル管理モジュール180、ユーザー情報管理モジュール185、スケジュール管理モジュール190、ユーザー位置情報管理モジュール195を有している。ネットプリントサービス処理モジュール175は、端末150からの予約使用を受信し、該当する画像処理装置100に送信する。
ファイル管理モジュール180は、文書の一時保存、予約番号の発行を行い、画像処理装置100に文書を配信する。予約番号は、文書登録が行われた場合に発行し、端末150、画像処理装置100に通知する。
ユーザー情報管理モジュール185は、利用するユーザーの情報を管理する。また、監視対象である端末150の端末情報を管理する。
スケジュール管理モジュール190は、文書を利用するユーザーのスケジュールを管理する。例えば、端末150から、ユーザーのスケジュール情報(訪問先を含む)を受信する。そして、訪問先のスケジュールから付近の店舗(又は、画像処理装置100)を検索し、画像処理装置100に到着時刻を通知する。
ユーザー位置情報管理モジュール195は、ユーザーの位置情報を端末150から取得して、画像処理装置100に通知する。例えば、画像処理装置100を利用する予約日時における、ユーザーの位置情報を取得し、画像処理装置100に到着していない場合は、画像処理装置100に到着日時(新たな予約日時)を通知してもよい。また、その場合、予約日時のリセットを通知するようにしてもよい。これによって、スケジュール通りに予約ユーザーが利用しなかった場合に、現在利用しているユーザーによる利用量を増加させることができる(例えば、すべての印刷ができる)ようになる。
店舗200A内には、画像処理装置100Aが設置されており、端末150Bを所持したユーザー210Bがいる。店舗200B内には、画像処理装置100Bが設置されている。ユーザー210Aは、端末150Aを所持している。ここでは、ユーザー210Aは予約ユーザーであり、ユーザー210Bは店舗200Aの来店客であり、画像処理装置100Aを利用する。
店舗200A内の画像処理装置100A、店舗200A内の端末150B、端末150A、店舗200B内の画像処理装置100B、情報処理装置170は、通信回線199を介してそれぞれ接続されている。通信回線199は、無線、有線、これらの組み合わせであってもよく、例えば、通信インフラとしてのインターネット、イントラネット等であってもよい。また、情報処理装置170による機能は、クラウドサービスとして実現してもよい。
例えば、ユーザー210Aは、店舗200A内の画像処理装置100Aでの印刷を予約する(予約番号Aを得る)。ユーザー210Aの到着前に、ユーザー210Bが画像処理装置100Aを利用する。ただし、利用開始時に、ユーザー210Aの到着予定日時までの利用であるという制限(例えば、印刷枚数等)があることを提示し、利用させる。ただし、ユーザー210Bが利用できなかった残り(例えば、未印刷の文書)を、情報処理装置170に登録し、予約番号Bを得る。ユーザー210Aは、店舗200Aに到着し、ユーザー210Bの利用終了を待つことなく、予約番号Aを用いて画像処理装置100Aで文書の印刷ができるようになる。その後、ユーザー210Bは、例えば、店舗200Bで、予約番号Bを用いて残りの文書を画像処理装置100Bで印刷させることができる。
ステップS302では、ユーザー210Aの操作にしたがって、文書、スケジュール、端末情報が情報処理装置170に登録される。例えば、ユーザー210Aの操作にしたがって、端末150は、情報処理装置170にネットプリントサービスにおける印刷の予約を行う。情報処理装置170によって予約番号が発行され、それが端末150に送信され、ユーザー210Aが予約番号を知る。
この処理によって、情報処理装置170は、例えば、予約管理テーブル500を生成する。図5は、予約管理テーブル500のデータ構造例を示す説明図である。予約管理テーブル500は、予約ID欄505、ユーザーID欄510、文書欄515、スケジュール欄520、端末ID欄540を有しており、スケジュール欄520は、日時欄525、訪問先場所欄530、目的等欄535を有している。予約ID欄505は、本実施の形態において、予約を一意に識別するための情報(予約ID:IDentification)を記憶している。ユーザーID欄510は、本実施の形態において、ユーザーを一意に識別するための情報(ユーザーID)を記憶している。文書欄515は、そのユーザーが印刷を予約した文書を記憶している。文書そのもののデータであってもよいし、文書の格納先であるURL(Uniform Resource Locator)等であってもよい。スケジュール欄520は、そのユーザーのスケジュールを記憶している。日時欄525は、日時(年、月、日、時、分、秒、秒以下、又はこれらの組み合わせであってもよい)を記憶している。訪問先場所欄530は、その日時に訪問する場所を記憶している。目的等欄535は、その訪問の目的等を記憶している。端末ID欄540は、本実施の形態において、そのユーザーが所持している端末150を一意に識別するための情報(端末ID)を記憶している。
ステップS306では、情報処理装置170が、ユーザー210Aの登録スケジュールから訪問先付近の店舗の到着時間を算出し、画像処理装置100に通知する。例えば、前述の予約管理テーブル500内の訪問先場所欄530がその画像処理装置100が設置されている店舗である場合は、日時欄525内の日時を到着時間としてもよい。また、スケジュールとして、訪問先場所欄530内が店舗以外の場所(印刷予約された印刷物を用いる場所)である場合は、その場所と店舗間の距離から、その店舗を経由してその場所に日時欄525の日時に到着するための時間を逆算して、店舗への到着時間を算出すればよい。
ステップS308では、ユーザー210Bの選択したサービスは、文書プリント又は写真プリントを利用するサービスかどうかを確認し、文書プリント又は写真プリントを利用するサービスの場合はステップS310へ進み、それ以外の場合はステップS328へ進む。
ステップS312では、画像処理装置100は、メディア内の文書を読み込み、文書毎に印刷時間を算出する。例えば、印刷速度管理テーブル600を用いて算出する。図6は、印刷速度管理テーブル600のデータ構造例を示す説明図である。印刷速度管理テーブル600は、プリント種類番号欄605、プリントの種類欄610、カラーモード欄615、用紙サイズ欄620、画質欄625、FPOT(sec)欄630、PPM(CPM)欄635を有している。プリント種類番号欄605は、プリント種類番号を記憶している。プリントの種類欄610は、プリントの種類を記憶している。プリントの種類は、例えば、コピー、プリント、写真等がある。カラーモード欄615は、カラーモードを記憶している。カラーモードには、白黒、カラー等がある。用紙サイズ欄620は、用紙サイズを記憶している。用紙サイズには、例えば、A4、A3、L版等がある。画質欄625は、画質を記憶している。画質には、例えば、標準、高画質等がある。FPOT(sec)欄630は、最初の一枚目の印刷による用紙が排出されるまでの所要時間を記憶している。一般的には、FPOT(FirstPrintOutputTime)(sec)ともいわれる。PPM(CPM)欄635は、印刷速度を記憶している。一般的には、PPM(PrintPerMinutes)(CPM(CopyPerMinutes))ともいわれる。
印刷する文書の枚数、属性(カラーモード、用紙サイズ、画質等)によって、文書の印刷に必要な時間を算出する。例えば、写真(カラー、L版、画質:標準)を24枚印刷すると指定された場合は、18.7秒+24枚/6PPM=約4分20秒が印刷時間の見積もりとなる。
ステップS316では、画像処理装置100は、ユーザー210Bの操作にしたがって、印刷する文書の選択と、その場で受け取る文書の選択を受け付け、印刷を開始する。
ステップS318では、画像処理装置100は、印刷開始後、課金する。
ステップS322では、画像処理装置100は、その場で受け取らない文書は、情報処理装置170に登録(アップロード)した後、予約番号を発行する。その場で受け取らない文書とは、「処理可能ではない処理における印刷情報」の一例であり、印刷できなかった文書である。予約番号の発行は、情報処理装置170が行い、これを画像処理装置100が受信する。
ステップS324では、画像処理装置100は、印刷終了後、印刷物の受け取りと予約番号をユーザー210Bに知らせる。
ステップS328では、ステップS306で算出した時間に収まるコピー又はスキャン可能枚数を、表示装置に表示する。つまり、ステップS304で選択したサービスがコピー又はスキャン等である場合(ステップS308:N)は、情報処理装置170への登録等の処理(ステップS322等での処理)はしない。
ステップS702では、自宅750において、端末150Cは、ユーザー210Aの操作にしたがって、印刷対象である文書772(印刷属性等を含めてもよい)とスケジュールを、情報処理装置170に登録する。スケジュールとして、例えば、「10:00、A社790に訪問」が登録されたとする。なお、この登録は9時に行われたとする。
ステップS704では、情報処理装置170は、スケジュールを確認して、ユーザー210Aが到着する日時を店舗200Aに送信する。例えば、A社790に近い店舗を検索し、店舗200Aを抽出し、店舗200AからA社790までの距離(直線距離であってもよいし、移動距離であってもよい)を算出し、店舗200AからA社790に移動するための時間を算出する。A社790にスケジュール通りの日時に到着するために、店舗200Aに到着しなければならない日時を算出する。具体的には、店舗200AからA社790に移動するための時間、画像処理装置100Aでの印刷に要する時間、場合によっては余裕時間(例えば、5分等)を、A社790への到着予定日時から減算すればよい。例えば、この計算によって、店舗200Aへの到着予定日時は9時45分であるとする。なお、画像処理装置100Aでの印刷に要する時間は、情報処理装置170内に印刷対象の文書等が登録されているので、その文書の量、印刷属性から、前述の印刷速度管理テーブル600を用いて算出すればよい。
ステップS710では、印刷できなかった文書(文書776)は、情報処理装置170にアップロードされる。
ステップS712では、ユーザー210Bは、印刷終了後、印刷文書784(文書774の印刷物)と、文書776の印刷の予約番号(予約番号票788)を受け取る。
ステップS716では、ユーザー210Aは、印刷文書782を持参して、A社790に到着する。
ステップS718では、ユーザー210Bは後日、店舗200Bの画像処理装置100Bで、予約番号を入力して、文書776を印刷する。なお、情報処理装置170から画像処理装置100Bへ文書776が送信されて印刷が行われる。また、この場合の課金は、既に、店舗200Aの画像処理装置100Aで行われているので、無料となる。
図7の例では、店舗200Aへの到着予定日時通りに到着した例を示したが、ユーザー210Aが遅れた場合は、印刷処理の途中で、印刷枚数等の修正が行われるようにする。なお、ユーザー210Aの現在位置から、店舗200Aに到着するまでの時間を算出し、その時間内での印刷枚数の上限値を変更すればよい。
文書選択画面800内には、「設定をすべて取り消す」、「画像を探す」、「選択解除」、「日付印字」、「設定を取り消して戻る」、「これで決定」、「終了」等のボタンを表示し、メディア内の文書を表示する領域、留意事項を表示する領域、「プレビュー/枚数設定」を表示する領域等を設けている。そして、当初は印刷可能枚数が24であったのを、ユーザー210Aが遅れていることを検出した場合は、印刷可能枚数が例えば38枚と増加し、留意事項領域に、「プリント合計枚数の最大値は38枚です。プリント合計枚数を38枚以下にしてください。」と表示し、さらに38枚の対象が選択された場合は、「プリント合計枚数38枚」、「合計金額1,140円」と表示する。
文書登録画面900内には、「ファイル登録」、「戻る」、「終了」等のボタンを表示し、選択された文書を表示する領域、留意事項を表示する領域等を設けている。そして、印刷対象としたが、今回は印刷できなかった文書(図7の例では文書776)がある場合は、留意事項領域に、「[ファイル登録]でファイルをネットプリントサーバー(情報処理装置170)に登録できます。※登録した後に、予約番号が発行されます。」と表示する。
「プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、プログラムのインストール、実行、プログラムの流通等のために用いられる、プログラムが記録されたコンピュータで読み取り可能な記録媒体をいう。
なお、記録媒体としては、例えば、デジタル・バーサタイル・ディスク(DVD)であって、DVDフォーラムで策定された規格である「DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等」、DVD+RWで策定された規格である「DVD+R、DVD+RW等」、コンパクトディスク(CD)であって、読出し専用メモリ(CD−ROM)、CDレコーダブル(CD−R)、CDリライタブル(CD−RW)等、ブルーレイ・ディスク(Blu−ray(登録商標) Disc)、光磁気ディスク(MO)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープ、ハードディスク、読出し専用メモリ(ROM)、電気的消去及び書換可能な読出し専用メモリ(EEPROM(登録商標))、フラッシュ・メモリ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、SD(Secure Digital)メモリーカード等が含まれる。
そして、前記のプログラムの全体又はその一部は、前記記録媒体に記録して保存や流通等させてもよい。また、通信によって、例えば、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)、メトロポリタン・エリア・ネットワーク(MAN)、ワイド・エリア・ネットワーク(WAN)、インターネット、イントラネット、エクストラネット等に用いられる有線ネットワーク、又は無線通信ネットワーク、さらにこれらの組み合わせ等の伝送媒体を用いて伝送させてもよく、また、搬送波に乗せて搬送させてもよい。
さらに、前記のプログラムは、他のプログラムの一部分又は全部であってもよく、又は別個のプログラムと共に記録媒体に記録されていてもよい。また、複数の記録媒体に分割して記録されていてもよい。また、圧縮や暗号化等、復元可能であればどのような態様で記録されていてもよい。
105…アプリケーション
110…UI制御モジュール
115…ファイル管理モジュール
120…画像処理装置制御モジュール
125…課金処理モジュール
130…印刷時間算出モジュール
135…ファイル登録モジュール
150…端末
155…ネットプリントアプリケーション
160…位置情報取得モジュール
165…位置情報送信モジュール
170…情報処理装置
175…ネットプリントサービス処理モジュール
180…ファイル管理モジュール
185…ユーザー情報管理モジュール
190…スケジュール管理モジュール
195…ユーザー位置情報管理モジュール
199…通信回線
200…店舗
210…ユーザー
Claims (4)
- スキャナ、プリンタ、複写機機能のうち少なくとも印刷機能を含む1以上の機能を有する画像処理装置であって、
第1のユーザーからの印刷機能に係る処理を実行するための当該装置の利用予約を受け付ける予約受付手段と、
第2のユーザーから当該装置の機能を利用する指示を受け付ける指示受付手段と、
前記予約受付手段において第1のユーザーからの印刷機能の利用予約を受け付けており、前記指示受付手段が印刷機能の利用指示を受け付けた場合、前記第2のユーザーが指示する印刷処理の上限値を前記利用予約前に完了する範囲内に設定する設定手段
を有する画像処理装置。 - 前記第2のユーザーが印刷しようとする文書情報を受け付ける文書情報受付手段
をさらに有し、
前記設定手段は、前記文書情報のうち前記利用予約前に印刷処理が完了する第1の文書情報と、前記文書情報のうち前記第1の文書情報ではない部分である第2の文書情報に前記文書情報を分割し、前記第2の文書情報を当該画像処理装置と接続した情報処理装置に送付し、前記第2の文書情報を特定する特定情報を第2のユーザーに伝える、
請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記第1のユーザーが所持している端末の位置を示す位置情報を取得し、
前記位置情報によって前記予定日時が変更された場合は、新たな予定日時までに処理可能な処理を提示する提示手段
をさらに有する請求項1に記載の画像処理装置。 - スキャナ、プリンタ、複写機機能のうち少なくとも印刷機能を含む1以上の機能を有する画像処理装置であるコンピュータを、
第1のユーザーからの印刷機能に係る処理を実行するための当該装置の利用予約を受け付ける予約受付手段と、
第2のユーザーから当該装置の機能を利用する指示を受け付ける指示受付手段と、
前記予約受付手段において第1のユーザーからの印刷機能の利用予約を受け付けており、前記指示受付手段が印刷機能の利用指示を受け付けた場合、前記第2のユーザーが指示する印刷処理の上限値を前記利用予約前に完了する範囲内に設定する設定手段
として機能させるための画像処理プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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