JP6818816B2 - アンテナ端子キャップ及びアンテナ端子ユニット - Google Patents

アンテナ端子キャップ及びアンテナ端子ユニット Download PDF

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Description

本発明は、居室の壁面配置されたアンテナ端子を保護するアンテナ端子キャップ及びアンテナ端子を備えたアンテナ端子ユニットに関する。
居室の壁面等には、アンテナで受信した放送信号をテレビジョン受像機に供給するためのアンテナ端子ユニットが備えられていることが多い(例えば、特許文献1)。この手のアンテナ端子ユニットに備えられる接続端子は、雄ねじが形成された金属製で接地された本体部と、本体部の内部に配置されて放送信号が伝送される芯線接続部とを備える。接続端子にアンテナ線を接続するときには、アンテナ線の端部に設けられたコネクタを接続端子に装着し、アンテナ線の信号線(芯線)と芯線接続部とを接続する。
また、接続端子の周囲に配置される機器には、電磁波等を外部に放出するものがある。この電磁波が、アンテナ端子ユニットの芯線接続部に影響し信号伝送の障害になることがある。このような電磁波の芯線接続部への影響を抑制するため、金属製の雌ねじを備えたキャップを本体部に形成された雄ねじに螺合させて、アンテナ端子をシールドすることでイミュニティ対策を行う場合がある。
特開2002−25648号公報
しかしながら、このようなキャップは、本体部の雄ねじに雌ねじを螺合させる必要があるため、取り付けに手間がかかる。また、壁面に配置されるアンテナ端子ユニットでは、アンテナ端子が凹部に設けられる場合があり、ねじ止め式のキャップでは、その取り付けが難しい。
そこで、本発明は、イミュニティ対策を行うことができるとともに、着脱が容易なアンテナ端子キャップを提供することを目的とする。
本発明のアンテナ端子キャップは、凹部に配置された金属製のアンテナ端子に取り付けられる。アンテナ端子キャップは、ベース部と、外筒部と、嵌合筒部と、シールド部材とを備える。ベース部は、軸方向と交差する方向に拡がる。外筒部は、ベース部より軸方向に沿って延びる筒状である。嵌合筒部は、ベース部の外筒部よりも径方向内側から外筒部と同じ側に軸方向に沿って延びる筒状である。嵌合筒部は、アンテナ端子に外嵌する。シールド部材は、嵌合筒部の内部に配置されて、アンテナ端子の先端部分を覆うとともに、アンテナ端子と電気的に接続する導電部を備える。
この構成によると、アンテナ端子に着脱が容易であるとともに、アンテナ端子の先端に導電部が接触することで、確実なイミュニティ対策が可能である。また、アンテナ端子キャップ自体は、導電性を備えなくてもよいため樹脂で形成することも可能である。そのため、アンテナ端子キャップの意匠性を高めることができる。
上記構成において、シールド部材は、導電部とベース部との間に配置されて導電部をアンテナ端子に向けて付勢する付勢部を備えてもよい。この構成によると、導電部をアンテナ端子により確実に接触させることができる。これにより、イミュニティ対策の効果を高めることができる。
上記構成において、付勢部は、弾性変形可能であり、圧縮された状態で嵌合筒部内に配置されるとともに、反発力で前記導電部を前記アンテナ端子に向けて付勢するようにしてもよい。これにより、簡単な構成で、アンテナ端子に導電部を確実に接触させることができる。
上記構成において、反発力は、嵌合筒部の前記アンテナ端子と嵌合するときの保持力よりも小さい。このようにすることで、アンテナ端子キャップを脱落しないように保持させることができる。
上記構成において、付勢部は、スポンジ材料又はばねで形成されてもよい。
上記構成において、シールド部材は、ベース部に固定されてもよい。このように構成することで、シールド部材の脱落を抑制できる。
上記構成において、導電部は、柔軟性を有してもよい。このように構成することで、導電部をアンテナ端子に確実に接触させることができ、イミュニティ対策を確実に行うことができる。
上記構成において、導電部は、ベース部及び嵌合筒部の内面に形成された導電性膜であってもよい。
本発明によると、イミュニティ対策を行うことができるとともに、着脱が容易なアンテナ端子キャップを提供することができる。
本発明にかかるアンテナ端子ユニットの壁面取り付け状態を示す斜視図である。 図1に示すアンテナ端子ユニットのアンテナ端子キャップを取り外した状態の斜視図である。 図1に示すアンテナ端子ユニットの平面図である。 図3に示すIV−IV線で切断した断面図である。 アンテナ端子に入力ケーブルが取り付けられた状態の断面図である。 アンテナ端子キャップ及びシールド部材を分解した斜視図である。 図6に示すアンテナ端子キャップ及びシールド部材の断面図である。 本発明にかかるアンテナ端子キャップの他の例の断面図である。 本発明にかかるアンテナ端子キャップのさらに他の例の断面図である。
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の説明において、アンテナ端子20の後述するアンテナ本体部21が延びる方向を、軸方向とする。また、軸方向と交差する方向を径方向とする。
図1は、本発明にかかるアンテナ端子ユニットの壁面取り付け状態を示す斜視図である。図2は、図1に示すアンテナ端子ユニットのアンテナ端子キャップを取り外した状態の斜視図である。図3は、図1に示すアンテナ端子ユニットの平面図である。図4は、図3に示すIV−IV線で切断した断面図である。図5は、アンテナ端子に入力ケーブルを取り付けた状態の断面図である。なお、図3において、壁面WLは断面で表示している。また、図5は、図4と同じ線で切断した断面図である。
アンテナ端子ユニットAnは、居室の壁面WLに取り付けられて、不図示のテレビジョン受像機等の放送受信機器に放送信号を供給する。図1、図2に示すように、アンテナ端子ユニットAnは、カバー部10と、アンテナ端子20と、アンテナ端子キャップ30と、を備える。
カバー部10は、壁面WLから外部に露出する外壁部100を有する。すなわち、カバー部10は、外装体として用いられる。カバー部10は、樹脂の成形体であり、直方体状である。カバー部10は、内部に、アンテナ線、金属フレーム等の部材が配置される。カバー部10は、居室内の人や物がアンテナ線、金属フレーム等と接触することを抑制する。なお、外壁部100は、ここでは、壁面WLと平行な面である。
壁面WLに取り付けられたカバー部10の外壁部100には、凹部11が形成される。凹部11は、円柱状であり、中央部分にアンテナ端子20が配置される。つまり、アンテナ端子ユニットAnにおいて、アンテナ端子20の先端は、外壁部100よりも突出しない構成である。なお、凹部11は、円柱状に限定されるものではなく、楕円柱、多角形柱状であってもよい。また、側壁が傾斜した、いわゆる、テーパー状であってもよい。
アンテナ端子20には、屋外に設置された不図示のアンテナに接続された不図示の同軸ケーブル(アンテナ接続ケーブルとする)が接続されている。そして、アンテナ端子20は、テレビジョン受像機に接続されたケーブル(入力ケーブル60とする)の先端に取り付けられたプラグ65が接続される。
ここで、入力ケーブル60を参照して、同軸ケーブルについて説明する。図5に示すように、入力ケーブル60は、芯線61と、絶縁層62と、導電層63と、シース64と、プラグ65と、プラグ本体66とを備える。芯線61は放送信号を伝送する配線であり、芯線61の径方向外部には、絶縁層62が配置される。すなわち、芯線61は、絶縁層62の中心に配置される。また、導電層63は、絶縁層62の径方向外面に備えられる。導電層63は、導電性を有し、接地されている。これにより、外部からの電磁波、静電気等による磁気的、電気的な影響を抑制している。すなわち、導電層63は、外部の電磁波から芯線61をシールドしている。導電層63は、例えば、銅、アルミニウム等の金属製の線材を筒状に織ったものを挙げることができる。
また、シース64は、入力ケーブル60の外皮であり、ゴム、合成樹脂等の絶縁性の材料で形成される。プラグ65は、入力ケーブル60の端部に配置されており、アンテナ端子20に接続するための接続部である。プラグ本体66は、金属製であり、先端に筒部661を備える。そして、プラグ本体66は、絶縁層62、導電層63及びシース64を保持し、導電層63と接続される。すなわち、プラグ本体66は、接地される。図5に示すように、筒部661の先端は、芯線61の先端より軸方向に突出している。これにより、芯線61が外部の部材と触れることを抑制できる。また、筒部661はアンテナ端子20に接続するときのガイドとしての役割も果たす。
以上、入力ケーブル60について説明したが、アンテナ接続ケーブルも同様の構成を有する。すなわち、アンテナ接続ケーブルは、入力ケーブル60の先端のプラグ65に替えてアンテナ端子20が接続される構成である。
図4に戻り、アンテナ端子20の詳細について説明する。図4に示すように、アンテナ端子20は、アンテナ本体部21と、芯線接続部22と、絶縁部23とを備える。アンテナ本体部21は、金属製の筒体である。アンテナ本体部21は、接地されている。また、アンテナ本体部21の径方向外面には、雄ねじ211が形成されている。なお、テレビジョン受像機に接続された同軸ケーブル(入力ケーブル60とする)の先端のプラグ65を確実に取り付けることができる場合、雄ねじはなくてもよい。
芯線接続部22は、アンテナに接続された同軸ケーブルの芯線が接続される。芯線接続部22は、入力ケーブル60のプラグ65を取り付けたときに、芯線61を挟むクリップ部221を備える。クリップ部221はプラグが挿入されたときに芯線61の先端で押されて、弾性変形して、開く。これにより、プラグ65をアンテナ端子20に取り付けたときに、芯線接続部22と入力ケーブル60の芯線61、すなわち、接続ケーブルの芯線61とアンテナ接続ケーブルとの芯線同士が接続される。
絶縁部23は、軸と直交する方向に延びる蓋部231と、蓋部231の辺縁部から軸方向に延びる筒部232とを備える。絶縁部23は、アンテナ本体部21の内部に配置され、筒部232の内部には、芯線接続部22が配置される。そして、蓋部231は、芯線接続部22の先端側を覆うように配置される。そして、蓋部231の中央部分には、軸方向に貫通した貫通孔233を備える。絶縁部23は、放送信号が伝送される芯線接続部22と外部(例えば、アンテナ本体部21)とを絶縁している。
図5を参照して、プラグ65をアンテナ端子20に接続する場合について説明する。まず、プラグ本体66の筒部661をアンテナ本体部21の径方向外面に接触させる。これにより、芯線61と貫通孔233とは、軸方向に重なる。そして、プラグ65を奥に移動させることで、筒部661は、アンテナ本体部21の外面と接触しつつ移動し、芯線61は、芯線接続部22のクリップ部221を押し開けつつ移動する。これにより、クリップ部221は、芯線61と確実に接続される。そして、プラグ本体66の底部がアンテナ本体部21の先端と接触するまで押し込まれて、接続が完了する。
アンテナ端子20は、入力ケーブル60、すなわち、プラグ65が接続されないときには、露出する。アンテナ端子20が露出していると、塵、埃等が付着してアンテナ端子20と入力ケーブル60との接触不良の原因になる場合がある。また、アンテナ端子20が露出していると、意匠性がよくないと判断する使用者もいる。さらに、アンテナ端子20において、軸方向の先端部分は絶縁部23の蓋部231でふさがれているだけであり、電磁波に対するシールド性が低い。そのため、芯線接続部22は、外部の電磁波の影響を受けやすい。そこで、アンテナ端子ユニットAnでは、入力ケーブル60を接続していないときに、アンテナ端子キャップ30で、アンテナ端子20を覆う(図1、図3参照)。
ここで、アンテナ端子キャップ30の詳細について図面を参照して説明する。図6は、アンテナ端子キャップ及びシールド部材を分解した斜視図である。図7は、図6に示すアンテナ端子キャップ及びシールド部材の断面図である。アンテナ端子キャップ30は、アンテナ端子20をカバーする蓋部材である。図3、図6及び図7に示すように、アンテナ端子キャップ30は、ベース部31と、外筒部32と、嵌合筒部33と、シールド部材40と、を備える。ベース部31は、板状の部材であり、ここでは、円板状である。なお、図3、図7等に示すように、ベース部31は、径方向中央が軸方向に膨らんだ形状をしているが、平板状であってもよい。
外筒部32は、ベース部31の外縁部の近傍から軸方向に延びる円筒状である。なお、外筒部32は、ベース部31の外縁よりも内側に配置されているが、外筒部32の外縁と面一であってもよい。ベース部31の外縁が外筒部32の径方向外面よりも外側にあることで、例えば、アンテナ端子20に取り付けられたアンテナ端子キャップ30を取り外すときに、端部が指にかかりやすく、取り外しが容易になる。嵌合筒部33は、ベース部31の外筒部32が接続している面と同じ面から外筒部32と同じ側に軸方向に沿って延びる円筒状である。嵌合筒部33の軸方向長さは、外筒部32の軸方向長さよりも長い。そして、嵌合筒部33は、軸方向においてベース部31と反対側の端部から軸方向に沿って延びるスリット331を備える。
図3に示すように、嵌合筒部33は、アンテナ本体部21に外嵌する。そして、嵌合筒部33は、アンテナ本体部21に嵌合することで、アンテナ端子キャップ30はアンテナ端子20に取り付けられる。
嵌合筒部33の内部には、内側に突出するとともに軸方向に延びるリブ332を複数個備えている(図7参照)。リブ332とアンテナ本体部21の外面とが接触して、嵌合筒部33は、アンテナ本体部21に外嵌する。なお、嵌合筒部33の内面全体をアンテナ本体部21の外面に接触させて、嵌合筒部33をアンテナ本体部21に外嵌させてもよい。
なお、嵌合筒部33がリブ332を備える構成の場合、リブ332の径方向内面だけをアンテナ本体部21の外径に精度よく合わせた大きさに形成すればよいため、アンテナ端子キャップ30の製造が容易になる。
リブ332又は嵌合筒部33自体の最内径はアンテナ本体部21の最外径よりも小さく形成されている。これにより、嵌合筒部33自体の内面又はリブ332の径方向内側の面がアンテナ本体部21に径方向に押し当てられ、接触部分には接触圧力が発生している。この接触圧力が、アンテナ端子キャップ30をアンテナ端子20に保持するための保持力となる。そして、嵌合筒部33をアンテナ本体部21に外嵌するときには、嵌合筒部33が変形する。嵌合筒部33にスリット331が設けられていることで、嵌合筒部33が変形しやすくなり、嵌合筒部33とアンテナ本体部21の接触圧力を低減できる。すなわち、スリット331の形状(大きさ、長さ等)、数を変更することで嵌合筒部33のアンテナ本体部21に対する保持力を調整できる。
アンテナ端子キャップ30は樹脂の成型品である。また、アンテナ端子20の絶縁部23も樹脂の成型品である。そのため、アンテナ端子キャップ30を取り付けた場合であっても、アンテナ端子20の先端は、電磁波が透過可能であり、芯線接続部22に対する、すなわち、アンテナ接続ケーブルの芯線に対する、電磁波をシールドする効果が低い。そこで、アンテナ端子キャップ30では、嵌合筒部33の内部にシールド部材40を配置し、芯線接続部22の電磁波に対するシールドを行う。以下に、シールド部材40の詳細について説明する。
図6、図7に示すように、シールド部材40は、円筒形状の部材であり、付勢部41と、導電部42と、接着部43とを備える。付勢部41は、軸方向に延びる円筒形状である。付勢部41は、弾性変形可能であり、圧縮されたときに、元に戻る方向の反発力を対象物(ここでは、アンテナ本体部21及びベース部31)に対して作用させる。付勢部41としては、ウレタンスポンジ等の多孔質体を円柱状に成形したものを挙げることができるが、これに限定されない。変形後に元に戻るときの反発力を対象物に対して作用させることができる材質及び形状のものを広く採用できる。
導電部42は、付勢部41の軸方向一方側の端面に配置された、膜状の部材である。すなわち、軸方向に見たとき、導電部42は付勢部41の軸方向端面と同じ形状であり、柔軟性を有する。導電部42は、例えば、導電性を有する繊維を織って作った布を用いることができる。導電部42は、アンテナ本体部21の端部と接触することで、アンテナ本体部21の内部に配置された芯線接続部22をシールドする。そのため、導電部42は、アンテナ本体部21の端部と全周に亘って接触することができる形状である。導電部42は、付勢部41の変形に追従して変形可能な部材であることが好ましい。しかしながら、アンテナ本体部21の先端部と全周に亘って接触可能であれば、金属板のように、変形しにくい形状であってもよい。
接着部43は、付勢部41の導電部42が配置された面と軸方向反対側の面に配置される。接着部43は、シールド部材40、すなわち、付勢部41を、ベース部31に接着する。接着部43としては、例えば、両面テープ、接着剤膜等を挙げることができるが、これに限定されない。
シールド部材40は、接着部43を介して、ベース部31の嵌合筒部33に囲まれている部分に接着される。このとき、シールド部材40の導電部42は、嵌合筒部33の先端部よりもベース部31側に位置する。すなわち、シールド部材40は、嵌合筒部33の内部に収納される。なお、シールド部材40が、嵌合筒部33の内部に収納されたときに、嵌合筒部33との接触による摩擦力で嵌合筒部33に保持可能な場合、接着部43は、省略してもよい。
次に、シールド部材40を備えたアンテナ端子キャップ30のアンテナ端子20への塵付けについて説明する。嵌合筒部33の内部にシールド部材40を収納した状態で、嵌合筒部33をアンテナ本体部21の外部に外嵌させる。そして、アンテナ端子キャップ30を押し込むことで、シールド部材40の導電部42が、アンテナ本体部21の軸方向先端部分と接触し、導電部42は、接地される。これにより、芯線接続部22は、アンテナ本体部21及び導電部42によって、シールドされる。
そして、アンテナ端子キャップ30は、外筒部32の軸方向先端部がカバー部10の外壁部100に接触するまで、押し込まれる。ここで、外筒部32の軸方向先端部を外壁部100に確実に接触させるため、外筒部32は、凹部11よりも大径である。また、外筒部32の軸方向先端部が、外壁部100に接触したとき、シールド部材40の付勢部41は、アンテナ本体部21とベース部31とに挟まれて軸方向に圧縮される。これにより、付勢部41は、アンテナ本体部21とベース部31とを軸方向に離れる方向に付勢する。
ここで、付勢部41による、付勢力について説明する。上述したとおり、付勢部41は、弾性変形可能な部材である。そのため、付勢部41を圧縮すると、圧縮された長さに比例した反発力がアンテナ本体部21及びベース部31に作用する。この反発力は、アンテナ端子キャップ30をアンテナ端子ユニットAnから離脱する方向に作用する。付勢部41の反発力をFn、嵌合筒部33のアンテナ本体部21に対する保持力をFwとすると、Fn<Fwとすることで、付勢部41の反発力によってアンテナ端子キャップ30がアンテナ端子20に保持される。また、アンテナ端子キャップ30が保持され続けることで、付勢部41の反発力で、導電部42がアンテナ本体部21に押し付けられる。これにより、芯線接続部22は、アンテナ本体部21と導電部42とで、確実にシールドされる。
すなわち、アンテナ端子キャップ30の外筒部32がカバー部10の外壁部100と接触したときに、付勢部41は圧縮される。そして、圧縮によって発生する反発力が嵌合筒部33のアンテナ本体部21への保持力よりも小さくなるように、付勢部41が構成される。付勢部41は、弾性変形する部材であり、例えば、弾性係数が高い材料の場合には、軸方向長さを短めに設定し、弾性係数が低い材料の場合には、軸方向長さを長めに設定する。
本発明にかかるアンテナ端子キャップ30は、嵌合筒部33をアンテナ本体部21に嵌合させるといった、簡単な操作で、アンテナ端子20を塞ぐことができる。そして、シールド部材40を備えていることで、アンテナ本体部21の内部に配置された芯線接続部22及び芯線接続部22が接続されるアンテナ接続ケーブルの芯線に対する外部の電磁波からの影響を低減することが可能である、すなわち、イミュニティ対策が可能である。また、アンテナ端子キャップ30を、カバー部10と同じ材質で形成することも可能である。これにより、金属製のキャップを用いる場合に比べて、意匠性を高めることも可能である。また、アンテナ端子キャップ30を樹脂で形成することで、使用者がアンテナ端子キャップ30に接触したとしても、静電気等が発生しないので、不快感を低減できる。
<変形例>
上述の実施形態では、付勢部41として、弾性変形(圧縮)可能な部材としていた。しかしながらこれに限定されない。例えば、変形可能な容器に入れたゲル状の部材のように、変形した形状を維持するような部材であってもよい。このような部材を用いることで、アンテナ端子キャップ30をアンテナ端子20に取り付けたときに、アンテナ本体部の形状に合わせて付勢部が変形し、導電部をしっかりアンテナ本体部に接触させる柔軟性を有していてもよい。このような、柔軟性を有する材料を用いる場合には、アンテナ端子キャップ30をアンテナ端子20に取り付けたときに、付勢部が嵌合筒部33の内部に収まる量とすることが好ましい。また、嵌合筒部33に孔をあけておき、外筒部32と嵌合筒部33との間に流出するようにしてもよい。いずれの場合であっても、付勢部を構成する材料は、外筒部32及び嵌合筒部33を下方に向けても、アンテナ端子キャップ30から流出しない材料が採用される。また、アンテナ端子20に付着しないように配置される。
<第2実施形態>
本発明にかかるアンテナ端子キャップの他の例について図面を参照して説明する。図8は、本発明にかかるアンテナ端子キャップの他の例の断面図である。図8に示すように、アンテナ端子キャップ30aは、シールド部材40に替えてシールド部材50を備えている。それ以外の点は、アンテナ端子キャップ30と同じ構成である。そのため、アンテナ端子キャップ30aのアンテナ端子キャップ30と実質上同じ部分には、同じ符号を付すとともに、同じ部分の詳細な説明は省略する。
図8に示すように、アンテナ端子キャップ30aは、シールド部材50を備える。シールド部材50は、付勢部51と、導電部52とを備える。付勢部51は、コイルばねであり、一端が、ベース部31に固定されている。そして、他端に導電部52が固定されている。そして、導電部52は、金属製の板部材であり、変形しにくい。そのため、コイルばねで軸方向に押すことが可能である。導電部52は、付勢部51に押されて、アンテナ本体部21の内部に配置された芯線接続部22を外部の電磁波から保護する、すなわち、イミュニティ対策ができる。
このように、付勢部51として、コイルばねを用いた構成とすることも可能である。このような構成とすることで、スポンジに比べて、経年劣化が少ない場合が多い。また、コイルばねは、熱による変性、劣化もスポンジに比べて発生しにくい。これにより、シールド部材50は、長期間にわたって、安定してアンテナ端子20のイミュニティ対策が可能である。
<第3実施形態>
本発明にかかるアンテナ端子キャップのさらに他の例について図面を参照して説明する。図9は、本発明にかかるアンテナ端子キャップのさらに他の例の断面図である。図9に示すように、アンテナ端子キャップ30bは、シールド部材40に替えてシールド部材70を備えている。それ以外の点は、アンテナ端子キャップ30と同じ構成である。そのため、アンテナ端子キャップ30bのアンテナ端子キャップ30と実質上同じ部分には、同じ符号を付すとともに、同じ部分の詳細な説明は省略する。
図9に示すように、アンテナ端子キャップ30bは、シールド部材70を備える。シールド部材70は、導電部71とを備える。導電部71は、導電性を有する膜であり、ベース部31の嵌合筒部33と接続する面の嵌合筒部33で囲まれた部分に接触する蓋状部分711と、嵌合筒部33の内面に接触する筒状部分712とに接触して配置される。蓋状部分711及び筒状部分712は、連結されている。
そして、アンテナ端子キャップ30bをアンテナ端子20に取り付けたとき、嵌合筒部33の内面に配置された筒状部分712が、アンテナ本体部21と接触する。これにより、筒状部分712は接地され、蓋状部分711は、接地される。これにより、アンテナ本体部21の内部に配置される芯線接続部22への外部の電磁波からの影響を抑制できる、すなわち、イミュニティ対策が行われる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明の趣旨の範囲内であれば、実施形態は種々の変形が可能である。
本発明は、テレビジョン受像機等の放送受信装置に接続された同軸ケーブルを接続可能なアンテナ端子ユニット、アンテナ端子ユニットをカバーするキャップとして用いることができる。
10 カバー部
11 凹部
100 外壁部
20 アンテナ端子
21 アンテナ本体部
22 芯線接続部
221 クリップ部
23 絶縁部
231 蓋部
232 筒部
233 貫通孔
30 アンテナ端子キャップ
30a アンテナ端子キャップ
30b アンテナ端子キャップ
31 ベース部
32 外筒部
33 嵌合筒部
331 スリット
332 リブ
40 シールド部材
41 付勢部
42 導電部
43 接着部
50 シールド部材
51 付勢部
52 導電部
60 入力ケーブル
61 芯線
62 絶縁層
63 導電層
64 シース
65 プラグ
66 プラグ本体
661 筒部
70 シールド部材
71 導電部
711 蓋状部分
712 筒状部分
An アンテナ端子ユニット
WL 壁面

Claims (8)

  1. 凹部に配置された金属製のアンテナ端子に取り付けられるアンテナ端子キャップであって、
    軸方向と交差する方向に拡がるベース部と、
    前記ベース部より軸方向に沿って延びる筒状の外筒部と、
    前記ベース部の前記外筒部よりも径方向内側から前記外筒部と同じ側に軸方向に沿って延びる筒状の嵌合筒部と、
    シールド部材と、を備え、
    前記嵌合筒部は、前記アンテナ端子に外嵌し、
    前記シールド部材は、前記嵌合筒部の内部に配置されて、前記アンテナ端子の先端部分を覆うとともに、前記アンテナ端子と電気的に接続する導電部と、
    前記導電部と前記ベース部との間に配置されて導電部をアンテナ端子に向けて付勢する付勢部と、を備えるアンテナ端子キャップ。
  2. 前記外筒部の内径は、前記凹部の内径よりも大きく、
    前記嵌合筒部の軸方向長さは、前記外筒部の軸方向長さよりも長い請求項1に記載のアンテナ端子キャップ。
  3. 前記付勢部は、弾性変形可能であり、圧縮された状態で前記嵌合筒部内に配置されるとともに、反発力で前記導電部を前記アンテナ端子に向けて付勢する請求項1または請求項2に記載のアンテナ端子キャップ。
  4. 前記反発力は、前記嵌合筒部の前記アンテナ端子と嵌合するときの保持力よりも小さい請求項に記載のアンテナ端子キャップ。
  5. 前記付勢部は、スポンジ材料又はばねで形成される請求項1から請求項4のいずれかに記載のアンテナ端子キャップ。
  6. 前記付勢部は、前記ベース部に固定される請求項から請求項のいずれかに記載のアンテナ端子キャップ。
  7. 前記導電部は、柔軟性を有する請求項から請求項のいずれかに記載のアンテナ端子キャップ。
  8. 壁面に固定された本体部と、
    前記本体部のカバーに形成された凹部に配置されたアンテナ端子と、
    請求項1から請求項のいずれかに記載のアンテナ端子キャップと、を備え、
    前記アンテナ端子キャップは、前記嵌合筒部がアンテナ端子に外嵌するとともに、前記外筒部が前記カバーの外面に接触してアンテナ端子を塞ぐアンテナ端子ユニット。
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